伊東秀子

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伊東秀子の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第123回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○伊東(秀)委員 社会党・護憲共同の伊東秀子でございます。  午前中の答弁で若干気になることがございましたので、まずそのことからお伺いいたします。  今回の阿部証人喚問に関しまして、法務省の官房長、事務次官、それから刑事局長、刑事課長が手分けいたしまして、この予算委員会の理事...全文を見る
○伊東(秀)委員 この事実に対して、国政調査権の重要性、特に宮澤首相は、今回の国会は政治改革国会だというほどの力を入れて施政方針演説をなさいました。そういう意味ではこの問題に対する国政調査権の発動というのは大変重要なわけでございますが、今の事実関係から考えて、宮澤首相は法務省のお...全文を見る
○伊東(秀)委員 役人として、公務員としての越権行為である、国会に対する介入であるとお考えになりますかどうか。
○伊東(秀)委員 望ましいことであるかどうかについてはいかがでしょうか。
○伊東(秀)委員 公務員としてどうしても必要だと考えてやったことだからいいんだということなのでしょうか。別に問題はないというふうに今の御発言は受けとめてよろしいんですか、大変これは重大な問題だと思うんですが。
○伊東(秀)委員 真心からしたから問題ないという御発言だとしたらまた大変な問題じゃなかろうかと思いますが、それはまた次に譲りまして、政治改革の問題についてさらに進めたいと思いますが、今回、午前中の答弁を伺っておりましても、宮澤首相はとにかく政治改革の実現に全力を挙げるという意気込...全文を見る
○伊東(秀)委員 これは八九年の五月作成の、そうです。
○伊東(秀)委員 大切になさるということは、これを断固やはり守る決意があるというふうに受けとめてよろしゅうございましょうか。
○伊東(秀)委員 それでは伺いますが、この大綱の中には、派閥の解消の第一歩として早急に次の措置を講じたいというところの第一番但に、「最高顧問は派閥を離脱する」、これが「(イ)」でございます。「(ロ)総裁、副総裁、幹事長、総務会長、政務調査会長、参議院議員会長、閣僚は、在任中派閥を...全文を見る
○伊東(秀)委員 党改革のためには真っ先に取り組まなければならない問題として、最高顧問や党四役は派閥を離脱するということをうたっておりますが、現自民党の党四役それから閣僚の中には派閥を離脱しておられない方々がかなりたくさんいらっしゃいますね。私の調べたところでも、綿貫幹事長初め党...全文を見る
○伊東(秀)委員 といいますのは、派閥離脱するしないということは形式的なことだ、だから第一番目の「派閥の弊害」と掲げたことも形式的なこと、派閥を離脱するということもどうでもいいんじゃないかというふうに受けとめるんですが、そういうふうに受けとめていいんでしょうか。
○伊東(秀)委員 といいますと、自民党総裁として、先ほどはこれを、大綱をきちんと実践していくと御答弁なさいましたけれども、派閥離脱に関しては離脱するよう勧告、勧める気持ちもないというふうに受けとめてよろしゅうございますでしょうか。
○伊東(秀)委員 素朴に、率直にお答えいただけたらありがたいのですけれども、この決めたことを実践していきたいという首相のお気持ち、私大変わかるのですけれども、そうしたらやはりまず党四役や閣僚、そういった方々の派閥離脱ということを実践したいというお気持ちがあるかないか、この点につい...全文を見る
○伊東(秀)委員 渡辺副総理にお伺いしたいのですが、渡辺副総理はまだ渡辺派の会長のままであるというふうに承っているわけでございますが、そのとおりでございましょうか。
○伊東(秀)委員 といいますと、渡辺派の会長さんは空席のままということなんでしょうか。
○伊東(秀)委員 それから、この大綱のやはり派閥の弊害のところには、三番目に、派閥の実務者間によって実質的に党機関の意思決定にかわると思われるようなことは行わないというふうに言っているんですね。つまり、事務総長会議、あれはやめますということをうたっていると思うのですが、ついせんだ...全文を見る
○伊東(秀)委員 リクルート事件というのは、大変総理、日本の歴代の総理それから実力者と言われている方々が総なめにリクルート事件に関与していたという大変な政治不信を生んだ事件だったわけですね。日本は総理大臣を犯罪すれすれの人しか持てない、こんなことになるのかという大変な国民は危機感...全文を見る
○伊東(秀)委員 今大変おもしろい御答弁がありました。傾向を同じくする人間が派閥に集まるというようなことでございましたが、今回の共和事件は宮澤派ぐるみの事件ではないかという疑惑を国民が持っているわけでございます。  といいますのは、私は、共和事件との関係が、客観的に、づまり花輪...全文を見る
○伊東(秀)委員 今のお答えでは、阿部さんしか知らない事実ということになろうかと思います。ほかにも阿部発言、阿部代議士の供述として、一九九〇年三月、宮澤派への献金を要求して、同じく五千万円受領した。また、同じく一九九〇年の六月ごろには一億四千万円も受領したと言われているわけでござ...全文を見る
○伊東(秀)委員 つまり、宮澤派へお金をもらいたいということで阿部さんは要求し、五千万円、二回受領した。さらには一億四千万円も受領したというふうに供述していると伝えられているわけですね。先ほどの御答弁では何ら一千万円以外は宮澤派には入ってきてないというふうに答弁されている。非常に...全文を見る
○伊東(秀)委員 何ゆえに阿部さんを証人としてお呼びになることに反対なのか。つまり、今申し上げたのは刑事責任を訴追されていること以外なのですよね。そこが非常に問題だということを指摘するにとどめておきます。  あと、それからもう一つ阿部さんに関してなんですが、ちまたに聞くところに...全文を見る
○伊東(秀)委員 宮澤派の会長として海部内閣を組閣するときに推薦したかどうかという、宮澤さんに関する事実をお尋ねしているのでございますが。
○伊東(秀)委員 といいますと、派閥の会長として、大臣を選任するに当たって推薦したことはないというふうにお受けとめしてよろしゅうございますでしょうか。
○伊東(秀)委員 決定についてもいろいろ、竹下派何人あるいは宮澤派何人、三塚派何人というようなことが報道されて、非常に、猟官運動とともに国民の疑惑の焦点になっているわけでございますが、今のお答えでは、まるでちょっと他人事のような、推薦はしたことがあるのかないのかわからないような答...全文を見る
○伊東(秀)委員 重ねて伺いますが、阿部代議士は宮澤派の事務総長でございました。どういうことで事務総長に就任させたのでございますでしょうか。
○伊東(秀)委員 大変、大した職業、大した地位ではないような御答弁でございましたが、現実には宮澤政権誕生の大変な裏役者になったというふうに我々は見ているわけでございますよね。そして、その宮澤派の事務総長であった方が——ちょっと静かにしてください。このような前代未聞の贈収賄事件にか...全文を見る
○伊東(秀)委員 それは何かお考えがあって特に調査しなかったのでしょうか。する必要がないというふうに御判断なさったのでしょうか。
○伊東(秀)委員 冒頭に私が質問したことともかかわると思うのですけれども、司直の問題は、法は道徳の最低限と言われることわざもありますように、最低限の道徳でございます。それで政治家は国民の信託にこたえる。そういう意味では、最低の道徳を持ってたらいけない。だからこそ政治倫理綱領が定め...全文を見る
○伊東(秀)委員 それは未来に向かってということでございますが、やはり未来に向かって何かをする場合には、その起きた事件をきっちりと事実を直視する、そしてその原因を究明するということが一番重要じゃないかと思うのですね。宮澤さんの、私は今回の施政方針演説も大変熟読させていただきました...全文を見る
○伊東(秀)委員 それで納得できないから野党が、全野党が証人として請求しているわけでございますので、これはこの国会でもぜひ前向きに、その政治改革への意気込みをあらわす証明として応じていただきたいと重ねて要望しておきます。  さらには、政治家と官僚と業界の癒着の構造をあらわすもの...全文を見る
○伊東(秀)委員 じゃ、次回までに必ず調査して、こちらの方にお伝えください。  さらに、この問題で私は阿部代議士の政治資金の収支報告書を拝見させていただきました。六十三年と平成一年では、たくさんの政治献金の中で建設業界は七社ございました。総額五百十三万円でございます。ところが、...全文を見る
○伊東(秀)委員 私は企業が全部悪なんて申し上げているのではございませんで、今回の問題はやはり構造的な問題である。そして業界と密接に結びついていけるがゆえに九千万円、大臣になるには必要だと言って、阿部さんが猟官運動のための費用を共和に対して無心したとか、あるいは大臣になりたい、政...全文を見る
○伊東(秀)委員 裁判において請求する権利、つまり請求権は消滅していないという結論だと思うのですが、それで、韓国において首相は、補償の問題については裁判の行方を見守りたいということを両首脳会談の中でも発言しておられます。しかし、今問われているのは、日韓基本条約の締結の段階では、軍...全文を見る
○伊東(秀)委員 今の御答弁を聞きますと、何らかの形で関与したことは否定できないというこの事実認定、これは変わってないように聞こえるわけでございますね。  それでは、私は資料に基づいて、時間もございませんのでこちらで事実を明らかにしたいと思うのですが、きょう委員長の許可を得まし...全文を見る
○伊東(秀)委員 当時から、このように軍が組織的に慰安所を設置していたということは認識していたということでございますでしょうか。
○伊東(秀)委員 渡辺外務大臣にお尋ねするのですけれども、渡辺外務大臣は一月十四日の夜のテレビでこのような発言をなさっております。能動的な関与かどうかはわからない、慰安婦の数を数えたり慰安所設置を許可したりという関与かもしれない、それは調べてみないとわからないというような趣旨のこ...全文を見る
○伊東(秀)委員 渡辺外相の大変誠実な御答弁で、当時はわからなかったけれども、新たに軍が関与していた、積極的に関与していたということがわかったということでございますが、さらに私が入手しました資料によりますと、大変、もう全面的というのがより一層明らかになるわけでございますね。  ...全文を見る
○伊東(秀)委員 こういう形で、植民地支配をしてきた朝鮮半島の女性を強制的に、あるいは軍隊の方々の炊事とか洗濯とか身の回りの世話をするのだとか、あるいは兵器工場で働かせるのだというふうにだまして運行してきた女性たちを、慰安所で一日に十人も二十大もという日本兵の相手をさせていた。し...全文を見る
○伊東(秀)委員 その必要な状況の中身はどのように把握しておられますでしょうか。
○伊東(秀)委員 今の御答弁では、大変消極的な、まあ言いづらいことかもしれませんけれども、かつての戦争は聖戦であったというふうに日本国政府は言っていたわけでございますから、言いづらいことなのかもしれませんが、私が入手した文書にはっきり出ているわけでございますね。  それは昭和十...全文を見る
○伊東(秀)委員 裁判の経緯を見守るということをおっしゃっていらっしゃいますけれども、もう原告になられた方々は大変高齢である。戦後五十年近く経ておりますし、しかも、ここには内閣法制局長官もいらっしゃるように、この事件は戦前の事件である。戦前の事例を国家に対して、国家の不法行為に対...全文を見る
○伊東(秀)委員 もう私としては、裁判の経過を見守る、適用される法もないような状況で、本当に彼女たちの救済はもう九九%政治的決断にかかっているという状況の中で、裁判を責任逃れの道具には使ってほしくない、心から切実にそう思います。  次に、なぜ彼女たちが、どういう形で連行されてき...全文を見る
○伊東(秀)委員 強制連行の実態、慰安婦をどういうふうにして連れ出してきたかはまだ資料は見つかっていないということでございましたが、ここに日本の中にも、あるいは韓国に慰安婦と名のり出ている方々がもう十数人になっているというわけでございますが、ぜひその調査をすべきではなかろうか。韓...全文を見る
○伊東(秀)委員 この吉田清治さんも、もう御高齢でいらっしゃいます。戦後約五十年たつ、早くに取り調べないと生き証人の方々が亡くなってしまうという問題でございますので、ぜひとも誠実な実態調査の履行として、こういった生々しい現実、事実を知っておられる方々を調べていただきたい。吉田清治...全文を見る
○伊東(秀)委員 さらには、今政府は九万名余りの朝鮮人強制連行者の名簿を公表しておりますが、朝鮮人強制連行真相調査団という団体の調査では十四万一千九百十六名の名簿を公表いたしております。それは国内と韓国で独自に調査した結果でございますけれども、その中の朝鮮人帰国者初期名簿というと...全文を見る
○伊東(秀)委員 プライバシーの問題もあるかと思いますが、その辺は調査を非常に、やり方の問題でありまして、まず熱意の問題ではなかろうか。その名簿を掌握しておるのであれば、ぜひ調査に移ってもらいたい。  さらには、あと、本当に調査をする気になるのであれば、強制連行で連れてきたその...全文を見る
○伊東(秀)委員 その総督府の資料、総督府作成の資料そのものは存在しているかどうか、それについてはいかがでしょうか。
○伊東(秀)委員 それから、今回明らかになりました問題に関してですが、首相は施政方針演説の中でも、歴史を正しく伝えること、事実を直視することが今後の、二度と過ちを犯さないためには大切であるということを強調なさっておられます。  これは私は大変重要なことで、歴史的なこの日本の戦争...全文を見る
○伊東(秀)委員 では、終わります。
03月03日第123回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○伊東(秀)委員 社会党・護憲共同の伊東秀子でございます。  政治改革をどうするかということの原点には、政治家と官僚、行政官庁と業界の癒着をどういうふうな形で断ち切るかということが大変重要じゃないかと私は考えるわけでございますが、前回、阿部文男代議士が長官をなさっておりました北...全文を見る
○伊東(秀)委員 今の御答弁を伺っていますと、大変何事も明朗で問題ないというような調査結果のように例えるのですけれども、昨日の新聞のトップ記事にも上がりましたように、大変道民はその問題に対しては疑惑を深めているというのが実態なんですね。  私が調べましたところ、私、受注百社その...全文を見る
○伊東(秀)委員 高齢化社会が急激にこの三年間進行したわけでもあるまいし、日米構造協議以降公共事業がかなり、四百三十兆円という形でこの十年間確実な事業として明らかにされた。北海道というのは大変公共事業の多いところでございまして、後でそれは取り上げますけれども、平成四年度の予算案で...全文を見る
○伊東(秀)委員 天下り自体、私は悪いと言っているんじゃないんですよね。やはり開発庁の職員の方々は大変優秀な技術をお持ちでいらっしゃる、そのことは私も地元が北海道でおりますし、よく存じてはおります。そういう方々の能力や技術を民間に活用していくということは大変いいことじゃなかろうか...全文を見る
○伊東(秀)委員 公正に、厳正におやりになっているというような御答弁でございましたけれども、じゃ、私の方へ寄せられた情報のちょっと趣旨を申し上げますと、これは開発局のOBの方で、退職後三年、建設会社で営業を担当しておられる方からの情報でございますが、こういうことをおっしゃっておら...全文を見る
○伊東(秀)委員 つまり、そういった開発庁で幹部と言われる方々の数が限られている、そうなるとやはり受注を受けたいという一心から幾つもの会社が要請する、それで兼職が生まれるという構図ではなかろうかと思うわけでございます。  こういったところから、今北海道で大変問題になっている、や...全文を見る
○伊東(秀)委員 もう一回長官にお伺いするのですが、ほかの例えば地方の建設局の場合などは監察官というのを置いているかと思うのですけれども、北海道開発局の場合には、各開発建設部は出先機関ですが、結局、そういったチェック機関が会計検査院しかないのではなかろうか。もう少し内部的にそうい...全文を見る
○伊東(秀)委員 今までは官庁と業界の癒着の問題を取り上げましたけれども、阿部文男代議士がここの長官をしていたわけでございますが、平成元年の十一月二十六日、札幌市内のホテルにおいて、業界二十五社を集めて長官就任祝いの会合を開いております。これは札幌市内のみならず道内、釧路とか稚内...全文を見る
○伊東(秀)委員 今私は北海道を例にとりましたが、大変似た構造が、実は前回楢崎代議士が、二月四日にでしょうか、田原法務大臣に関する九州地方建設局を引いた後の質問に取り上げました事実と余りに構造的に似ているのでびっくりしたわけでございます。その点について伺いたいと思うのです。  ...全文を見る
○伊東(秀)委員 先ほど私が申し上げました、北海道開発局のOBの天下り会社と言えるような会社が受注率九八%とか一〇〇%というような形で受注しているという実態を申し上げましたけれども、今の田原さんの理事長をなさっていた会社もそういう非常に類似性があるということが、一つ私が取り上げた...全文を見る
○伊東(秀)委員 このことは事実かどうかというようなことをお伺いしているのではなくて、このようなやはり疑惑を受けるということを問題にしたわけでございます。今そのことを私はもう答弁を求めているわけではございませんで、こういったことがなぜ国民から疑惑を受けるかということは、結局企業献...全文を見る
○伊東(秀)委員 法務大臣が御答弁になる立場でない、この企業献金に関して、ということでございますので、今こういった非常に業界と政治家の癒着というところの根源に政治献金がある、企業献金がある。  しかも、私は平成元年の収支報告書を見ますと、千七百三十三億円ですか、ということで、前...全文を見る
○伊東(秀)委員 私も政治家になりまして、本当に政治資金がかかるということは痛感しているわけでございますよね。今、七十五万円ですか、文書通信交通費というのをいただくわけですけれども、それではとてもじゃないけれども大変だ。やはり、国会議員になったからには自分の政治活動を支持してくれ...全文を見る
○伊東(秀)委員 やはり、今の政党助成法に関する大臣の御答弁を伺って大変心強く思ったんですが、選挙制度という大変いろいろな意見が交錯するもめと絡めるから、ぜひ今必要だと思われる政党助成法もできない。ぜひそれは一括じゃなしに、まず必要なものからつくっていくということが必要じゃないか...全文を見る
○伊東(秀)委員 ちょっと羽田大蔵大臣もこのときに、やはり英国の候補者だったら一人百二十万しかお金は使わない、突然で失礼でございますが、選挙のときですね、今の日本の場合に政治家が、年間一億円を超える金が日常の政治活動にかかるというのはちょっとやはりおかしいし、それで企業に公正申立...全文を見る
○伊東(秀)委員 最後になりましたが、宮澤総理に、私は国際派として期待している面も今まであったわけでございますが、政治改革のためにまず何をおやりになりたいというふうにお考えになっていらっしゃるか、最後にお願いいたします。
○伊東(秀)委員 じゃ、終わります。
03月09日第123回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○伊東(秀)委員 社会党・護憲共同の伊東秀子でございます。  まず外務省にお尋ねいたしたいと思います。  従軍慰安婦の補償に関してでございますが、二月三日の我が党の山花議員の質問に対しまして政府は、従軍慰安婦の補償の問題について政府の基本的な考え方はどうかと聞いたのに対し、訴...全文を見る
○伊東(秀)委員 そうしますと、外務省としては、一身専属権であると言われております慰謝料請求、精神的な損害に対する慰謝料請求というものはその者にしか専属し得ないし処分し得ないと言われている権利でございますが、これを完全かつ最終的にこの慰謝料請求権を国家が解決できるという立場に現在...全文を見る
○伊東(秀)委員 今、私の質問にお答えいただいてないわけでございますが、私は、本問題、今韓国の女性たちが日本政府を訴えているのは個人としての慰謝料請求である。それが最終的に解決済みであるというのが政府の答弁でございますが、こういった一身専属権を国家が本人の承諾もなしに勝手に放棄で...全文を見る
○伊東(秀)委員 今の条約局長の御答弁を伺っていますと、慰謝料請求権そのものは消滅してないという御答弁になるわけで、放棄したのは外交保護権であるということをはっきりおっしゃいました。そうすると、慰謝料請求、彼女たちが今問題にしているのは慰謝料の問題でございまして、そうしたら最終的...全文を見る
○伊東(秀)委員 慰謝料請求権は入っていなかった。そうしたら、政府がこれまで繰り返してきました彼女たちの請求権は完全かつ最終的に解決したということが、全く答弁を覆さなければいけなくなると思いますが、官房長官、いかがでございましょうか。
○伊東(秀)委員 そこが大変論理的に矛盾であるところでございまして、訴権があるのは当然である、だれでも裁判所に訴える権利はあるわけでございまして、訴権とそれから慰謝料請求権という実体法上の権利とは全く別である。裁判所に訴える権利というのは手続法上認められている訴権でございまして、...全文を見る
○伊東(秀)委員 訴権があるのは、だれも訴権を否定されている人はいないわけでございますから、訴権があることは当然である。問題は、今問題になっているのは、訴権のあるなしじゃなしに、彼女たちの慰謝料請求権、個人としてそれは消滅しないという答弁をされたわけですから、それをなぜ解決したと...全文を見る
○伊東(秀)委員 私は、裁判の中身のことをお伺いしているのではございませんで、今法制局長官がお答えくださいましたように、外交保護権の放棄が個人の請求権の消滅には何ら影響を及ぼさない、とすれば、全く影響を受けていない個人の請求権が訴権だけだという論理が成り立つか否かという見解、解釈...全文を見る
○伊東(秀)委員 あるなしの問題じゃなくて、損害賠償請求権は消滅しないと言いながら、それが訴権だけという論理が成り立つかどうかを潤いておりまして、裁判所の判断をかわって言ってもらいたいと言っているのじゃないのでございますが、その点について、そういう論理が成り立つかどうかを答えてく...全文を見る
○伊東(秀)委員 今の御答弁で、つまり今まで政府が、請求権は消滅してすべて解決済みとかあるいは消滅していないけれどもそれは裁判所に訴えるという権利のみだということが、大変論理的に矛盾であるということが明らかになったのではなかろうかと思います。  そこでその問題はおきまして、次に...全文を見る
○伊東(秀)委員 今、取り上げられなかった問題も請求権もすべて解決したというのは、条文上の規定としてはこの二条一項でしかないということが明らかになりました。しかしこれは、法の一般原則に反するのではなかろうかというふうに私は考えるわけでございます。  というのは、二つの理由から法...全文を見る
○伊東(秀)委員 今の御答弁で、安易には認められないけれども、その考え方は条約を解釈する場合にも適用になるというふうに理解いたします。  このことは、私は事前に質問通告の中にお渡ししておきましたが、法制局長官にもう一度お伺いしますが、国際間の紛争を解決する場合の国際司法裁判所規...全文を見る
○伊東(秀)委員 それは当然でございまして、今回従軍慰安婦問題では大変日韓間の重要な、外交レベルには乗っているかどうか別に伺いますけれども、国民感情の問題として、これはもうどうしようもない状況に来ているんじゃないかと思われるわけですね。  つい先日の新聞報道によりましても、三月...全文を見る
○伊東(秀)委員 私が韓国の方からお伺いしたところでは、この問題は非常に民族の尊厳の根幹にかかわる問題であり、基本的な新たな事実が判明した現時点においては要求したから払うという性質のものではない。申しわけなかったというふうに謝罪するのであれば、日本側が信義のある国として自発的に補...全文を見る
○伊東(秀)委員 大変積極的な御答弁で私としてはうれしいわけでございますけれども、今の御答弁で伺いますと、つまりだれが慰安婦であったかが、調査というか真相究明は、だれが慰安婦であったか。つまり、支払い先を確認しなければいけないということが、それがわかれば支払います、軍が積極的に、...全文を見る
○伊東(秀)委員 実態調査は当然しなければいけないことでありますし、宮澤首相も誠実な調査を韓国に約束してきたという事情もございますので当然かどば思いますが、ここに、日朝の交渉に出席しておられる第六回交渉の中平代表の発言というものの中に大変気になるのがあるんですよ。従軍慰安婦の問題...全文を見る
○伊東(秀)委員 大変積極的な御姿勢でうれしいのですが、もう一つ、立法は難しいとすれば、在韓被爆者への処置として、九〇年の五月に盧泰愚大統領来日の折に、総額四十億円の支援を表明された。つまり、人道的な立場から、本来ならもう日韓条約で決着しているけれども、政治的な決断として、四十億...全文を見る
○伊東(秀)委員 いや、外相として、こういった政治的な解決、立法までしなくても、基金を設置して、そして関係者の福祉に役立ててもらうというような構想についてはいかがですかというお伺いをしているのです。
○伊東(秀)委員 内々というのは、韓国との間でというふうに私は理解してよろしいんでしょうね。  それから、調査の問題にもう一回戻りますが、誠実な調査、それから真相を徹底的に究明するというのであれば、今まで政府がやってきたような調査では大変私は、まさしくふまじめだと思うんですね。...全文を見る
○伊東(秀)委員 特別には予算措置は講じるつもりはないというふうに御理解してよろしゅうございますでしょうか。
○伊東(秀)委員 ぜひともこの問題については、誠実にして現実的な対処をお願いしておきたいと思います。  次、防衛庁への御質問に移らせていただきますが、防衛庁長官はこれまでも、中期防とこれから今後の予算措置に関して、日本は基盤的防衛力構想、これは一九七六年十月の大綱の基本思想なわ...全文を見る
○伊東(秀)委員 私は、大変この問題に興味を持ちまして、防衛庁長官が何度も何度も御答弁になるものですから、全部防衛白書を、五十一年以降情勢分析のところをもう一回丹念に読ませていただいたんですよ。そうしましたところ、八〇年代、昭和五十五年、これは、国会でも大平首相がソ連の潜在的脅威...全文を見る
○伊東(秀)委員 基本的には大綱の一九七六年の時点の国際情勢の認識だというんですが、あのころはデタントとはいえ冷戦構造は厳然と存在していたときでございますし、現時点では全くもうソ連邦が消滅してしまった。しかもロシアの新予算案、九二年度の予算案が最近報道で明らかになっておりますけれ...全文を見る
○伊東(秀)委員 今のお答えを伺っていますと、極東ソ連軍の脅威という、そういった六十三年、平成元年、平成二年、ずっとソビエトのゴルバチョフ誕生以降、軍事費をどんどん削減してきた以降も、防衛庁は防衛白書で言っているわけでありますが、現在も極東ソ連軍の脅威というその認識は変わらないと...全文を見る
○伊東(秀)委員 今最後に、無関心ではおられないので防衛力はそう減らせられないというようなことの趣旨に受けとめられるわけでございますが、例えばユーゴで民族紛争が発生した、そういったことに日本の自衛隊がでは発動するということを考えるのでなければ、無関心でいられないとは、それは国民と...全文を見る
○伊東(秀)委員 今の長官の、ちょっかいを出されないために防衛力を整備しておくという考え方は、冷戦構造の崩れた今日の安全保障の考え方ではない、それはかっての問題ではないか。  これは、ゴルバチョフの新思考外交の誘因になったソ連の国際第一副部長ザグラジンさんという方が欧州の軍縮円...全文を見る
○伊東(秀)委員 より大幅な大なたを、税収の伸びがどんどん逼迫してきているとしても、高齢化社会で、ホームヘルパーあるいは看護婦さん、この方々の身分保障をして、国民が安心して老後を迎えられる、これが急務になっているときに、本当に国際情勢に合わない、ずれのあるような防衛、安全保障認識...全文を見る
○伊東(秀)委員 終わります。
03月11日第123回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○伊東(秀)分科員 防衛庁にお伺いいたします。  防衛の前提には侵略の脅威ということが当然あると思うのですが、今現在防衛費の削減には至っていないこの現状の中で、防衛庁としては、どこの国が何の目的のために日本を侵略すると考えておられるのでしょうか。
○伊東(秀)分科員 それは、大綱を一九七六年におつくりになったときに、基本思想として閣議決定したわけですね。ところが、八〇年代に入って対ソ脅威論というのが出てきて、ずっとそれで日本の防衛は走ってきた。防衛白書等も常にそれは出ておりますし、六十三年や平成元年の情勢分析等においても、...全文を見る
○伊東(秀)分科員 とすれば、今のお答えを前提にいたしまして、何の目的で日本を侵略するというふうなことをお考えになっておられるんでしょうか。
○伊東(秀)分科員 今までの答弁を伺っておりますと、具体的に侵略する国も考えられない、何の目的かも、攻めてくるかもはっきり考えていない。そういったことでどうして具体的に、例えば今回護衛艦を新しく購入するとか、一両十億円もするような九〇年戦車を二十両購入するとか、そういう装備の具体...全文を見る
○伊東(秀)分科員 今の御答弁では、具体的になぜその数字が出てくるのかということにはお答えになっていないと考えるわけでございますが、上陸してきたときの国土戦に対応するために陸上自衛隊が必要だと。そうすると、陸上自衛隊というものの存在意義については、防衛庁長官はいかが考えていらっし...全文を見る
○伊東(秀)分科員 あくまでも国土戦、我が国に上陸してくるということを前提にお考えのようですが、せんだっても一般質問で私も伺いましたように、上陸する前には、まず日本海側を中心に四十一基ある原発、これが数基でも爆破されるその可能性、制空権を制覇される可能性は高い。そういう場合はどう...全文を見る
○伊東(秀)分科員 防衛というのは常に、具体的にこういう場面にどうするかということを想定して訓練もしておられますでしょうし、計画もお立てになるであろう。侵略しようとする側に立ては、素人の私でも、まず狭い日本に一番打撃を与えるには、一基でいいから原発を爆破するということを考える。そ...全文を見る
○伊東(秀)分科員 政治的な未解決の問題があるということとか、直前の招待だったというようにお述べになりましたけれども、昨年あたりから大変な形で冷戦構造の崩壊が進んでいた。政治的に未解決な問題があればこそ、お互いにより交流を深めて、そしてそういったものへの一歩、打開策を考えようとい...全文を見る
○伊東(秀)分科員 昨年までと違って、ことしは前向きな形で検討を進めていると伺ってよろしいですか。
○伊東(秀)分科員 それでは昨年と全く変わらないということになってしまうのじゃないか。防衛庁はあくまでも冷戦構造の東西対立の状況のままの防衛政策、だからこそ防衛費を削減しないという主張をやり続けるのだというふうに、国民にとっては、税収が余りにも逼迫している中でとんでもない政策を続...全文を見る
○伊東(秀)分科員 自衛隊が「地域紛争に対する間接的な国際貢献」をすべきである、そのために防衛力を増加させよと言っているのです。
○伊東(秀)分科員 今の問題は、今後の自衛隊の方向性ということで大変重要なことだと思うので、じゃ、防衛庁長官がお答えやすいように、もうちょっと彼の言わんとしていることを申し上げますと、こういうことを言っているのです。「日本の貢献は、在日米軍、すなわち横須賀を母港とする第七艦隊およ...全文を見る
○伊東(秀)分科員 簡潔に結論だけお答えいただきたいのですが、それでは、こういったアメリカが地域紛争に出かけていく場合に、自衛隊がその後方支援をするようなことはあるのかないのか、この点についてお答えいただきたい。
○伊東(秀)分科員 安保条約上の義務という場合には、我が国への本土の防衛という大きな枠があるわけで、その場合には海外に出る必要は全く出てこないわけですが、そのように理解してよろしいですか。
○伊東(秀)分科員 最後に、長官に伺いますが、中曽根元総理がシェワルナゼ外相に対して、軍縮は軍人に任せてはならない、軍人に任せたら軍縮にはならない、政治家でなければできないことだというふうなことを教示したという新聞報道を私は目にしたことがあるわけでございます。まさしくそのとおりで...全文を見る
○伊東(秀)分科員 終わります。
03月11日第123回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○伊東(秀)主査代理 これにて志賀一夫君の質疑は終了しました。  次に、辻一彦君。
○伊東(秀)主査代理 これにて辻一彦君の質疑は終了しました。  次に、井上普方君。     〔伊東(秀)主査代理退席、村上主査代理     着席〕
03月12日第123回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○伊東(秀)分科員 私は、最近非常に問題になっておりますカード破産の問題でお伺いしたいと思います。  最新のデータによりますと、消費者金融とそれから販売信用、クレジットを合わせた新規の信用供与額が五十七兆円、クレジットのカードの発行枚数が一億六千六百万枚を突破したというようなデ...全文を見る
○伊東(秀)分科員 今も大蔵大臣の御答弁にもございましたけれども、やはり多重債務者が増加するのに歯どめになるようなシステムというか、そういうものができていないということが消費者個人の甘さの問題以外にやはり大きい要素として考えられるのじゃなかろうか。そしてさらには、今おっしゃられま...全文を見る
○伊東(秀)分科員 それから、金余りとかバブル経済が進行していた昨年、一昨年、その前という中で、業界が非常に過当競争で、とにかく貸し付けをふやそうということが根底にあったと思うのですが、そういった過剰与信に対する処罰規定が全くないということも問題だと思うのですが、その辺については...全文を見る
○伊東(秀)分科員 としますと、例えば貸金業法等で過剰に貸し付けた業者に対する処罰等は今のところは考えていないという御答弁と受けとめていいのでしょうか。
○伊東(秀)分科員 ぜひ情報のネットワークを密にすると同時に、やはりそれを超えて出てくる場合には法規制の五十万または年収の一割というものを、私も札幌で弁護士をやっておりましたころなどは五百万、六百万とそういうところから一人の人に貸しているという実態が本当に何件もございましたので、...全文を見る
○伊東(秀)分科員 建前はサービス料だと言いながら、現実には大変事務が類型化していて消費者金融における金利的な要素が強くなってきているという状況の中で、やはり私はこの手数料に対する規制ということはもう今や必須じゃなかろうか。このカード破産に多重債務者が陥っていくものには、消費者金...全文を見る
○伊東(秀)分科員 私が札幌でたくさんやってきた事件の中にも名義貸しとか空売り事件というのがありまして、例えば自動車販売会社が業績を上げたいために他人の名義を借りてそして売ったことにする、加盟店契約でクレジットのお金が入ったらそのままドロンしてしまう、そして消費者のところヘクレジ...全文を見る
○伊東(秀)分科員 ぜひよろしくお願いします。  次に、エイズの問題に移りたいと思うのですが、WHOでもエイズ患者あるいは潜在的な患者の爆発的な増加が全世界的に大変問題になっておりまして、今世界でエイズ患者は四十四万六千六百八十一名、これはことしの一月一日現在ですけれども、WH...全文を見る
○伊東(秀)分科員 一般質問のときに通告しておいたものですから、その件であれしたのですが、やはり私は、予算措置をかなり増加してもらわなければ困る。文部省もやっとエイズ教育に取り組み始めだということが言われておりますが、やはり一番大事なのは、エイズ対策課なりを、HIV対策課と言えば...全文を見る
○伊東(秀)分科員 終わります。
○伊東(秀)主査代理 これにて井上普方君の質疑は終了しました。  次に、正森成二君。     〔伊東(秀)主査代理退席、主査着席〕
○伊東(秀)分科員 大変遅くまで御苦労さまでございます。最後でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。大臣も御多忙のようですので、まず大臣からお聞きいたしまして、終わりましたらどうぞお引き取りくださいませ。  大臣は、日本の外交の基軸の一つとして国連中心主義ということを...全文を見る
○伊東(秀)分科員 最大限尊重するという御姿勢であるというふうに理解いたしました。  それで、予算委員会の一般質疑の中で、筒井議員の質疑の中で、国連局長がセネガル・ケースというのを御説明になられました。これは、一九六〇年にセネガルがフランスから独立する前は、フランス陸軍で軍務に...全文を見る
○伊東(秀)分科員 大臣にお答えいただく前にちょっと付加させていただきますと、私はここに人権委員会の決定を持っておりますけれども、「国籍は第二十六条第二項にいう「他の地位」に該当する。」つまり、差別をしてはいけないということの中身は、「人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治的意見そ...全文を見る
○伊東(秀)分科員 あと一分だけ。ちょっと今の積極的な御答弁、大変うれしく思うのですが、つまり今の措置は立法によってそうなっているわけですけれども、そういう意味では法の前の平等条項に、憲法やそれから国際人権規約に違反していると思われるわけですけれども、立法措置に対しても、今の外相...全文を見る
○伊東(秀)分科員 条約が前です。  どうもありがとうございました。  それでは条約局長にお伺いしますが、条約法条約、ウィーン条約ですけれども、五十三条に出てきます一般国際法の強行規範というのは、具体的には、よりわかりやすい言葉でいえばどういうことなのか。法律上の説明では「い...全文を見る
○伊東(秀)分科員 人間の基本的人権に関する平等、法の前の平等条項はこれに該当するんでしょうか。
○伊東(秀)分科員 質問を変えますが、一九七九年に国際人権規約、さらに一九八二年に難民条約、これらに加入したときに、国民年金法と児童扶養手当法、特別児童扶養手当法それから児童手当法、この四法に関しては法改正をして国籍条項がなくなりました。ところが、いわゆる戦傷病者戦没者遺族等援護...全文を見る
○伊東(秀)分科員 私が先ほど説明いたしましたセネガル退役軍人のケースでの国連の採択した見解では、年金は国籍のゆえに支給されるのではない、過去においてなされた軍務のゆえに支給されるものであるというふうにはっさりうたっているわけでございますが、厚生省はこの見解に対してはどういうふう...全文を見る
○伊東(秀)分科員 問題は、そのような処理の仕方が国際人権規約B規約二十六条、法のもとの平等に反しているということが問題なわけで、国籍による差別は合理的差別ではないということをはっきりとこの一九八九年四月三日の国連の人権委員会の決定はとっているわけです。これはセネガルがフランスか...全文を見る
○伊東(秀)分科員 先ほどの外務大臣の御答弁では、非常に常識的に考えて、同じ日本人として軍に応召しながら、一方は日本人だから恩給や援護金を与えて、一方は韓国人あるいは北朝鮮人になったのだから与えないというのは何とも気の毒だ、何とかしたいというお気持ちを吐露されたわけですけれども、...全文を見る
○伊東(秀)分科員 責任ある答弁がある程度できる方に来てほしかったのですよ。私はこの問題を言うということは当初から通告しておりましたし、そういうような御答弁ではとても満足できないのですよ。  戦後補償立法十三法に関しては国連の決定もある、それから裁判にも出されている、それから、...全文を見る
○伊東(秀)分科員 外務省の積極的な、人権の立場に立った姿勢と比較して、本当に社会保障とか社会的弱者に対するさまざまな援護をしなければいけない厚生省の姿勢としては、残念きわまりないというふうに思うわけでございます。  次に、外務省にお尋ねいたしますが、一九九一年の十二月に国連に...全文を見る
○伊東(秀)分科員 全く報告に掲げてないのですよ。それはお帰りになればすぐわかることなんです。それを前提にいたしまして、この報告事項の中に記載していないということで、これはいずれ国連でいろいろ審議されるわけですけれども、当事者である方々は、この十三法問題に関心を持っている市民グル...全文を見る
○伊東(秀)分科員 この事件は国連に近々提訴されることになるかと思いますので、この国際化時代の中で恥ずかしくない対応をぜひしていただきたいと要望いたしまして、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
03月12日第123回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○伊東(秀)分科員 ブッシュ大統領が一月に来日された折にいろいろ自動車の問題が出ましたが、その後、私たち社会党の予算委員会のメンバーでアメリカ大使館の方々と懇談したときにやはりこの問題が話題に出まして、自動車の完成品の基準・認証の問題等と絡めて、日本は製造物責任法をつくるべきだと...全文を見る
○伊東(秀)分科員 それから、今後アメリカの自動車つまり外車がかなりたくさん輸入されることになろうかと思うのですけれども、日弁連で欠陥商品一一〇番という相談をしたときに最も多かったのが自動車だということなんですね。毎年自動車は第一位なんですけれども、ことしもこの欠陥商品一一〇番、...全文を見る
○伊東(秀)分科員 今の御答弁で、平成三年度三月十日までで四百五十六件のうち、輸入業者との自主交渉を指導したというのが二百十三件で最も多いということだったのですが、これが大変問題だと思うのですね。というのは、ユーザーは自動車に対する情報を全く持っていない。それで、これは自動車の欠...全文を見る
○伊東(秀)分科員 助言で済んだというのは、お役所仕事ということをまさしく見事に表現しているのじゃないか。助言してもその後の交渉がどうなっているかが問題解決には一番重要なわけで、お役所としては助言してしまったらそれで終わりかもしれないのですけれども、消費者にとってはそれからが始ま...全文を見る
○伊東(秀)分科員 だから義務づけるというほどのことじゃないにしても、助言した後に、この相談の中身、性格からしてやはり結果についての報告を受けるということが本当に使用者、消費者の立場に立った行政活動ではなかろうかと思うわけですが、いかがでしょうか。
○伊東(秀)分科員 それから、長官にお伺いしたいのです。  メーカーには、例えば自動車にしても家電製品にしてもさまざまなそういった製品あるいは商品に関する欠陥のクレームがかなり行っている、ところが、それが公表されないためにその後も、公表していればその後の被害は発生しないで済んだ...全文を見る
○伊東(秀)分科員 リコール制度はあるのですが、それが消費者の方にはっきりわかるような形での開示と言えばいいのでしょうか、そういったものはなされていないと思うわけでございますし、家電についてもだれもが目にとまるような形の公表がなされていない。これはもっともっと、最近大阪の方でも三...全文を見る
○伊東(秀)分科員 私が伺いましたのは、メーカー側がこういうクレームが出てきた、これについてはこのような欠陥があったとは、これは欠陥ではなかった場合はそれはそれで結構ですけれども、そういったメーカー側に公表を強く促していくべきじゃないかという質問でございます。
○伊東(秀)分科員 今の御答弁は大変重大じゃなかろうかと思うのですね。ほかの欧米諸国では、特にアメリカなどでは全米自動車安全局ですか、そういった行政機関がどんどん事故情報を収集しては開示している。そして、再び同じような事故の発生を未然に防ぐというのを積極的にやっているわけですね。...全文を見る
○伊東(秀)分科員 私が伺っているのは、そういうことじゃなくて、消費者の生命、身体にかかわるような危害に関する情報はメーカー側にクレームが出たら公表させるように、今は法がなければ行政指導でもすべきじゃないかとお聞きしたのに対して、それはできないというようなことを強く否定なさいまし...全文を見る
○伊東(秀)分科員 答弁になってないのですよ、今の点は。私が伺ったのは、先ほど政府の方ができない、公表はで、きないんだということを言明されたので、何ゆえにできないのですかということを言っているのです。
○伊東(秀)分科員 だから、強制ではなくて行政指導で促すことはなぜできないのかということを先ほどから伺っているわけでございまして、法律がない以上執行することはできないとか、いろいろあるかと思いますけれども、法ができる前の行政指導の問題を言っているわけです。
○伊東(秀)分科員 苦情を受けるのは経済企画庁の方なわけですけれども、運輸省との連携はどうなっているわけでございましょうか。
○伊東(秀)分科員 連絡しているのであれば、消費者にじかに接するのは経済企画庁あるいは通産省、そういった機関であると思いますので、そこを別に自分の役所は関係ないというのではなしに、消費者の安全を守るという観点に立って積極的に、前向きに取り組んでもらわないと、大変重要な問題に発展す...全文を見る
○伊東(秀)分科員 そうしたら、国民生活審議会が決めるのかということになるわけですよね。この前の予算委員会の一般質問の中で水田議員が、関係省庁、運輸省とかあるいは農水省とか建設省とかに聞いたときに、経済企画庁を中心に経済企画庁のもとで自分たちも検討を進めたいということをおっしゃい...全文を見る
○伊東(秀)分科員 長官の御答弁の中には乱訴の危険とかPL保険の保険料が上がるのじゃなかろうかとか、物価の高騰というか価格の上昇ということを懸念されてのことではなかろうかと思うのですけれども、昨年の六月に私は日弁連の調査団の一員として、EC諸国のPL法ができたところの、フランスは...全文を見る
○伊東(秀)分科員 この経済の国際化時代に、日本だけがPL法なしに日本の消費者の犠牲の上に立って経済の摩擦が生じているというようなことのないように、ぜひ一刻も早いPL法制定をお願いしまして、質問を終わらせていただきます。
11月27日第125回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○伊東(秀)委員 先ほどのお尋ねで、金丸さんや竹下さんとお会いになったことはあるということでございましたけれども、金丸さんと昭和六十二年の九月の末ごろ、赤坂のレストランで、日商岩井のレストランでお会いになったことございますか。記憶をたどって、なるべく素直にお答えいただきたいと思い...全文を見る
○伊東(秀)委員 記憶ないですか。
○伊東(秀)委員 きょうの竹下登さんの証人喚問で、十月五日に東京プリンスホテルで、金丸さんと竹下さん、それから小沢さん、渡邉さんと四人でお会いになったというふうにお答えになったんですよね。証言されたんです。その事実は事実でございますか。
○伊東(秀)委員 正当な理由がなくて証言を拒否なさいますと、後で告発を受けますので。  皇民党の問題でございますのでというふうに今お答えになりました。つまりここで皇民党の問題が、私は、四人お会いになったということですが事実かというふうに伺ったところ、皇民党の問題だというふうにお...全文を見る
○伊東(秀)委員 裁判のどこに、これは理由を示さなければ証言は拒否することはできないことになっているのです。だから、裁判のどこの部分、冒頭陳述には何ら政治家の名前は出てきておりません、あなたの特別背任罪では。ですから、冒陳に出てきていないのに、四人で会ったことすら裁判に関係がある...全文を見る
○伊東(秀)委員 あなたの答えを言ってください。
○伊東(秀)委員 合理的な理由を私は聞いたのですよ。いや、それは後で議院証言法に基づく罰則の問題にかかわりますので、あなたの解釈は結構でございますが……。  次に、あなたの多分依頼であろうけれども、長谷川信元参議院議員との話し合いのもとに、やはり田中邸に次の翌日の十月六日、竹下...全文を見る
○伊東(秀)委員 そうしたら、背任の目的とこの十月五日の会合はかかわりがあるということを本人が今おっしゃいましたので、ここの点については私も控えます。  それで、質問を変えますが、あなたはすべての一問一答を補佐人に相談をなさるのはなぜなんでしょうか。その質問に答えてください。
○伊東(秀)委員 この問題は、やはりこれだけの政治不信、政治家と金という問題がこれだけ国じゅうに問題になっている。やはり日本国民として何としてでも真相を究明したいという気持ちでこういう国政調査というのがあるわけですね。私はあなたの無念な思いというのはよくわかるのですよ、いろいろな...全文を見る
○伊東(秀)委員 あなたは裁判において、検事調書を否認しておられますね。それはどういう理由からでしょうか。これは補佐人に聞かなくても、本人の意思だと思いますよ。本人の意思だと思いますから、他人の意思じゃないと思います。補佐人は越権ですよ。
○伊東(秀)委員 それは、伺いますが、納得がいかない、だから調書を否認したということですが、あらゆる裁判にあなたの調書って出てきておるのですよね。で、とるときにはそれは供述したと思うのですが、供述もしなかったのが載っているのか、載っているから納得がいかないのか、その辺は事実につい...全文を見る
○伊東(秀)委員 それは事実で、補佐人は知らないでしょう。本人が答えてください。
○伊東(秀)委員 越権ですね、補佐人。
○伊東(秀)委員 こちら側の尋問事項として届け出たことをすべて補佐人に相談し、あなたとしては裁判にかかわるという具体的な理由を示さないでお答えにならないから聞いたわけでございます。しかし、納得がいかないから一応とにかく否認したということですね。  じゃ、具体的にお伺いいたします...全文を見る
○伊東(秀)委員 中尾宏先生を通じていつごろお会いになりましたでしょうか。場所と、いつごろかをお願いいたします。
○伊東(秀)委員 早くしないと時間がなくなります。時間を限られていますので。
○伊東(秀)委員 大まかにいつごろかというのを教えていただけますか。中尾さんを通じてというのはわかっていた。中尾宏元衆議院議員を通じてということは覚えておられたわけですから、そのときに何人ぐらいで、おおよそいつごろで結構です、そんな年月日まで詳しく、期日までは結構でございますので...全文を見る
○伊東(秀)委員 先ほど中尾さんとお会いになって年月日と場所を私が伺いましたときに、介して竹下さんとお会いした。補佐人に御相談なさったのは、この裁判に関係があったから御相談になったんでしょうか。
○伊東(秀)委員 この裁判に関係があったから補佐人の助言を求めた。どういうふうに関係があるとお考えでいらっしゃいますか。
○伊東(秀)委員 特別背任罪であなたが問われているのは、この公訴事実として私たちもいただいておりますけれども、持っておるものだけなんですよね。そうしますと、あなたが今裁判に関係がある、中尾元衆議を通して竹下さんと会ったこともあなたの背任の目的と関連があるというふうに補佐人も判断し...全文を見る
○伊東(秀)委員 じゃ、竹下登さんとの関係も本件の背任と関係がある、補佐人が助言したためにあなたは証言を拒絶したというふうに受けとめます。  次にですが、また竹下さんがお認めになったことなんですけれども、十一月の中旬ごろ料亭の「吉兆」というところで、金丸さんと渡邉さんと竹下さん...全文を見る
○伊東(秀)委員 証言拒否するには正当な理由をあなたは申し上げなきゃいけないように、議院証言法に理由を告げてというふうになっております。今のはまさに昭和六十二年十一月中旬の「吉兆」での四人の会談は背任と関係があるとおっしゃいましたが、もう少し、なぜ関係があるかについては拒否するた...全文を見る
○伊東(秀)委員 私は特定して今申し上げました。きょう竹下さんがはっきり議院証言法に基づいて証言なさった、昭和六十二年の多分十一月中旬ごろだったと思うけれども、金丸、渡邉、それから竹下、それから秘書、四人の会合を持った、そこでテーブルに両手をついてありがとうございましたと言ったと...全文を見る
○伊東(秀)委員 あなたは、特別背任罪というのは、背任をする相手はあなたのもといた東京佐川になるわけですよね。背任の目的とどのように、この竹下さんとお会いになったと竹下さんがみずから認めている会合とが関係があるのでしょうか。その理由を示してください。これは本人しかわからないと思い...全文を見る
○伊東(秀)委員 あなたは、新たな刑事訴追を受けるおそれもあるからという趣旨も含んで証言を拒否しているということですか。
○伊東(秀)委員 だから有罪判決ということは、今、一つだけ特別背任罪で訴えられておりますね。これなのか、あるいは新たな問題でさらに刑事訴追を受けて有罪判決を受けるおそれがあるという趣旨なのか、どちらですか。
○伊東(秀)委員 あなたの証言では特別背任罪に関しては証言拒否できますけれども、それ以外ではできないと思いますので、確定した事件について、五億円についてなんですが、これについては、検察官ははっきりあなたについては公判請求もしない、罰金刑にも付さないということでこの事件は確定したわ...全文を見る
○伊東(秀)委員 一問一答を指示を受けるのはおかしいんじゃないですか。  あなたは、じゃ、今の裁判を争っているというのは、特別背任罪の金銭の金額を争っているのか、背任の意図はなかった、何を争っているのか。すべてこれを拒否していますので、争っている点を明らかにしてください。
○伊東(秀)委員 そうしますと、あなたは争うということは、この事実は存在しなかったという趣旨で、きょうの、つまり金額の政治家に対する授受も一切存在しなかった、それから会社に損害を与える意図もなかった、そういう趣旨でございますか。あなたの肉声が聞きたいんですよね。あなたも人間なら、...全文を見る
○伊東(秀)委員 自分の言葉で言ってください。助言を越えていますよ、補佐人は。補佐人の職権を越えています。委員長……。
○伊東(秀)委員 はっきりここで私は議事録として残してもらいますが、きょうの補佐人の態度は、すべてに証人が証言する前に横からもはや指図をしたり、紙を出したり、そしてそれを見ながら証言拒否の理由を告げるという、非常に補佐人としての職権を越えておりますので、そのことだけしっかり議事録...全文を見る
○伊東(秀)委員 中尾先生を通してだというのをはっきり覚えている理由は、どうしてでしょうか。
○伊東(秀)委員 そうすると、中尾先生が金丸さんや竹下さんの会合にあなたを連れていったということだと思うんですが、そういうふうに解してよろしいですか。
○伊東(秀)委員 中尾先生がしょっちゅういらしていたのはどういう理由だったんでしょうか。
○伊東(秀)委員 竹下さんの方ではかなりはっきりと中尾衆議院議員のことをさっとお口になされましたよね。何か大変鮮明な記憶でもあったんじゃないかと思うんですが、竹下さんと最初にお会いになったときで何か記憶に残っていらっしゃることございますか、その衆議院の中尾さんと一緒のときの会合で...全文を見る
○伊東(秀)委員 金丸さんという政治家に対して、あなたはどういうお方だなというふうに今御感想をお持ちでいらっしゃいますか。
○伊東(秀)委員 今国民が竹下さんに対しては、もうありとあらゆるさまざまな疑惑に包まれている、平和相銀からイトマン、あるいはさまざまな島根の干拓、住銀の問題。で、もうこんな今回の問題、疑惑だらけの方はやめていただきたいというような声が出ております。竹下さんに対してはあなたはどうい...全文を見る
○伊東(秀)委員 議員辞職についても御感想ございますか、竹下さんの。
○伊東(秀)委員 竹下さんの議員辞職についてのあなたの何か御感想ございます。
○伊東(秀)委員 終わります。どうもありがとうございました。