翫正敏

いとうまさとし



当選回数回

翫正敏の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月31日第116回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号
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○翫正敏君 さっき斎藤さんが御報告された中で、最初のとき報告漏れがあって、その後追加で言われた、ソ連の北方領土の軍の撤退のことに関心があって聞いたところが冷たい反応だったということをおっしゃったんですけれども、事実だろうとは思いますが、軍縮というような問題は、これは相互の関係の問...全文を見る
11月16日第116回国会 参議院 内閣委員会 第1号
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○翫正敏君 防衛庁長官にお尋ねします。  我が国の国防の基本方針に関して少し質問いたします。  太平洋合同軍事演習、いわゆるPACEX89ですけれども、これが持っているさまざまな問題点や危険性のうちでも今問題にしたいのは、韓国内における対日脅威論が強まっているという問題につい...全文を見る
○翫正敏君 今の答弁に納得できるわけではないんですけれども、質問を続けたいと思います。  我が国がかつて軍事力を行使して朝鮮半島を支配してきたということは歴史的な事実でありまして、この事実を踏まえて朝鮮半島全体の人々との平和友好関係の確立に努めるということは我が国の責務であろう...全文を見る
○翫正敏君 とおっしゃるんですけれども、しかしさらにこの記事の数日後であります九月三十日付の社説でも重ねて韓国の朝鮮日報は論じておるわけでありまして、日本の前進防衛ということが問題であるというふうに言っております。「日本の前進防衛——漸進的戦略概念の変化を注視する」と題した社説が...全文を見る
○翫正敏君 では次に、PACEX89に関しまして、イギリスの軍事専門誌を引用したいと思いますが、「ジェーンズ・ディフェンス・ウイークリー」という雑誌の九月二日号にこのPACEX89に関して記事が載っております。「米国の空母機動部隊は、三沢基地のF16戦闘機部隊の協力を得て、日本北...全文を見る
○翫正敏君 海峡封鎖の訓練ではないんですか。
○翫正敏君 三海峡封鎖の一環の非常に危険な軍事演習を行ったのではないかという感じがいたします。  苫小牧沖において核兵器を搭載したアメリカの空母が海上自衛隊と共同訓練をしたのだというようにも別のものに書いてあったんですけれども、こういう事実はあったでしょうか。
○翫正敏君 核兵器を積んで、アメリカが核兵器を持って日本の自衛隊と訓練をするというようなことは非核三原則がある以上ないと、こういうことをおっしゃるのだと思いますけれども、しかし現にアメリカの空母であるタイコンデロガが水爆を積んだまま戦闘機を沖縄近海に落として、それを放置したままそ...全文を見る
○翫正敏君 そういうことで、本当に情けないと思うのであります。これだけはっきりした事実が明らかになっていて、それを問い合わせしているということなのに、返事が来なければいつまでもそうやってじっと返事が来るのを待っておるばかりなのでしょうか。もっと積極的に、早く返事をしなさい、回答を...全文を見る
○翫正敏君 ただそう信じておればいいというようなことでは国民はもうほとんど納得できない、全く納得できないということになっておりまして、国民が政府の言う国是、非核三原則、このうち特に核兵器を持ち込まないという原則が空洞化しておるのではないかということで大変心配をしておることは御承知...全文を見る
○翫正敏君 昭和六十三年三月二十八日に三宅村の議会が以下の決議をいたしております。    三宅島に対するNLP空港の建設計画撤回を求める決議   昭和六三年二月一〇日執行された三宅村議会議員選挙において、大多数の三宅村民が、国が三宅島に建設を計画するNLP空港(官民共用)につ...全文を見る
○翫正敏君 寺沢村長でありますが、ことし三月の村議会における所信表明の「平成元年度の最重点施策」の中で、   米軍艦載機による夜間離着陸訓練(NLP)場を三宅島に建設する計画の撤回を求める。   厚木基地で実施している同訓練(NLP)の一部を暫定的に硫黄島で実施する計画を防衛...全文を見る
○翫正敏君 ぜひ資料を取り寄せて把握をしていただきたいと思います。  さらに、今年九月一日には三宅島NLP空港に反対する会第五回全島大会が行われまして、そこで次のような決議が採択をされました。   われわれは「島の将来を決めるのは、島民自身」と言う大前提に立って、基地に頼らぬ...全文を見る
○翫正敏君 こうした基地の設置に関しては、政府としては当該地域住民の意思に従うという民主主義の原則を堅持されるおつもりだと思うんですが、そのことをお尋ねしたいんですが、設置及び存廃という、それを廃止をするかどうかというようなことも含めて、やはり当該地域住民、自治体、そういうところ...全文を見る
○翫正敏君 同じく施設庁の方に池子における米軍住宅の建設に関して質問しますが、防衛白書を読みますと、その中にかなり最近の状況が詳しく書かれております。それに関連しまして、防災用の仮設調整池の建設は逗子市との河川協議がなくても実施できる工事である、こう判断しておるようなのですけれど...全文を見る
○翫正敏君 要するに仮設だからいいということのようなんですが、区域外ということもおっしゃいましたが、この池子の米軍住宅の建設を前提にした仮設調整池ということなので、仮設であってもやはり協議をして同意を得てやるということでなければならないと思うんです。  これは建設省の方にもお聞...全文を見る
○翫正敏君 仮設というようなことで第八条に言う河川工事ではないということをおっしゃるんですけれども、しかし米軍の住宅建設というものが前提になって当該の自治体での選挙が何回も行われて、反対の意思が明確になってという、こういう状況の中から今日に至っておるわけでありますから、そういう見...全文を見る
○翫正敏君 全く納得ができないわけで、そういうことを言っておっては、逗子市民の方たちが選挙というものを通じて再三にわたって米軍の住宅建設に反対するという意思を表明しておられると、そういうことについて政府が真剣に考えていないと。  我々社会党が調査をするということに対して、当然ア...全文を見る
○翫正敏君 把握しておらないということなので、ぜひ今後そういう外国の実情についてもお調べ願いたい、そういうふうに要望しておきます。  日本では国立公園や国定公園など貴重な自然が保護されている地域での基地建設や演習が現に行われているわけでありますけれども、こういうことは極めて私は...全文を見る
○翫正敏君 自然環境を守るためには米軍の住宅建設に反対であるという地元の自治体、住民の意思をぜひ尊重していただきたいということを要望したいと思います。  次に、小松基地の問題について質問いたします。  小松基地の周辺対策並びに基地の運用に関しましては国として幾つかの協定を地元...全文を見る
○翫正敏君 同じく昭和五十年十月四日、防衛施設庁長官斎藤一郎、石川県知事中西陽一、小松市長竹内伊知、加賀市長中野己之吉、松任市長作本博、根上町長森茂喜、寺井町長中田良三、辰口町長松崎従成、川北村長山本堅次、美川町長佐々木浩、立会人として衆議院議員森喜朗、石川県議会議長米沢外秋によ...全文を見る
○翫正敏君 すべて七つの小松基地に関する協定が現在も効力を持って有効なものであるということを確かめさせていただきましたが、昭和三十四年十二月四日の約定書の第九項において、「元三昧谷国有林を飛行場として使用しないこと。」「使用することはない。」と書かれてあります。これについて具体的...全文を見る
○翫正敏君 文面を読み上げてくださいと申し上げたのではなくて、そこに書いてある内容はどういうことなのか。読んだとおりだとおっしゃるならそれでいいんです、文面に書いてあるとおりだと言うのならまあそれでいいんです。
○翫正敏君 条件が履行されたので、この旧三昧谷地区を飛行場として使用しないということはもうなくてもよいのだと、使用してもよいのだと、そういう意味でおっしゃったのかどうかわかりませんが、もしそうだとするとそれは極めておかしい。日本語を読めないのではないかと疑わざるを得ないほどひどい...全文を見る
○翫正敏君 今ほど述べられたような協定というものがあるにもかかわらず、それを無視されて小松基地の拡張計画を進めようとしておられる防衛施設庁の態度には私は極めて強い反対の意思を申し上げさせていただきます。今後引き続いて地元のいろんな方々の事情をお聞きしながら、再度また質問させていた...全文を見る
○翫正敏君 住宅防音のことを聞いているんじゃないんです。それはいいです。  環境基準の達成というものは、これは屋外において達成されるものであるということは言うまでもないと思うんですけれども、住宅防音工事というものはそういう屋外における環境基準が達成されるまでの暫定的な措置として...全文を見る
○翫正敏君 屋外における環境基準の達成に引き続き努力をしていただかなければなりませんので、この問題につきましても今後各種の調査等々を私なりにさせていただきまして、また機会があれば質問させていただきます。  なお、この同日付の協定書の第四項の二に、「騒音の人体に及ぼす医学的影響に...全文を見る
○翫正敏君 協定に書かれておるとおり小松基地周辺においても騒音の人体に及ぼす医学的影響調査を行っていただきたいので、今行っていないというのは聞いてわかりましたけれども、今後行う予定があるのかどうか、協定に明確に書かれていることですから、それを踏まえてお答えください。
○翫正敏君 まことにけしからぬことでありまして、協定無視も甚だしいので、これもまたさらに調査を私といたしましてもしまして、そして引き続き実施のために私なりにまた努力をしたいと思います。協定に書かれておる項目の実施をサボっておるということは極めて不誠実であるというふうに抗議をさせて...全文を見る
○翫正敏君 小松基地の問題につきましては、先ほど申しましたように私の地元の問題でありますので、今後も引き続き協定の完全実施のためにいろいろ申させていただきたい、そういうふうに思っております。  最後に、私は軍縮と世界平和の問題について防衛庁に、また政府に質問したいと思います。 ...全文を見る
○翫正敏君 防衛白書の記述の当該部分を見ますとこういうふうになっています。「近年、ソ連は、ペレストロイカを標榜し」「軍備管理・軍縮交渉の積極的推進、一方的戦力削減の表明など「新思考」外交を展開しているが、西側諸国の安全保障にとって大切なのは軍事的脅威の軽減又は解消である以上、今後...全文を見る
○翫正敏君 終わります。
11月21日第116回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○翫正敏君 質問いたします。  先ほど、同僚議員の質問に対しまして厚生省の方からの答弁で、脳死と臓器移植は別のことと理解しているという御答弁がありましたが、どういうふうに別なのか、もう少し詳しく説明してください。
○翫正敏君 ということでありますので、つまり脳死というものはもともとは臓器移植の問題というよりも、医療を停止する時期というものを決めるときに重要な問題としてこれが議論されてきた、そういう歴史的経緯があるのではないかと思うんですが、それはいかがでしょうか。
○翫正敏君 それでは、現在医療機関において脳死患者の方が実際問題として発生しているわけでありますが、それについて、脳死としていわゆる命の回復が不可能とされたその患者さんに対する医療停止の措置というのはどのようにとられているのか、人工呼吸器をどういうときに外すとか、その場合にはどう...全文を見る
○翫正敏君 現場の医療の実情といたしましては現在脳死即治療の停止というふうにはなっていない、こういうふうに理解していいんですね。
○翫正敏君 それでは提案者にお聞きしたいんですが、今ほど厚生省の方から御答弁をいただきました脳死と臓器移植はおのおの歴史的にも違う、歴史的という言葉は私が今つけたんですが、とにかく別のことであるという御説明がありましたことについてどのように考えておられるかお聞きしたいんです。 ...全文を見る
○翫正敏君 国民の脳死の問題や臓器移植の問題についてのコンセンサスを得ていくことはなかなか難しいという見識を御説明いただいたわけですけれども、前半の方でおっしゃった、しかし脳死と臓器移植は密接不可分に関係があるということについてもうちょっと念を押さしていただきたいんですが、つまり...全文を見る
○翫正敏君 わかりました。  では、心臓死における死体から臓器移植をするという場合にもなおさまざまな問題が指摘をされておるところでございまして、現在御存じのように死体からの臓器移植は角膜、腎臓の移植の法律があるということなんでありますけれども、実際には目と腎臓以外の移植も行われ...全文を見る
○翫正敏君 同じ問題につきまして、移植の目的で、例えば骨髄を生体からとる場合、死体からとる場合というふうに分けまして、それぞれ刑法上どう位置づけられているのか、法務省にお伺いいたします。
○翫正敏君 次に、死の定義という問題について法務省にお伺いしたいんですが、先ほどの同僚議員の質問に対して、人間の死というものは社会通念によって決まるのだ、こういうふうに法務省の御答弁がありましたので、この社会通念によって死が決まるということをもう少しわかりやすくといいますか、どう...全文を見る
○翫正敏君 補足ありますか。
○翫正敏君 医学界における合意というものをベースにして国民的な社会通念というそういう死の受容というものが行われるということだと理解をしたんですが、この社会通念ということは社会的合意と同じというふうに考えてよろしいのでしょうか、法務省にお聞きしたいんです。医学界の合意というものをベ...全文を見る
○翫正敏君 死は社会通念によって決まるという、そういうことについて厚生省の御見解はどうですか。
○翫正敏君 提案者にもお聞きしたいんですが、死というものは社会通念によって決まる。法律上は現在はないわけですから、社会通念によって決まる。そういうことについて御見解はいかがですか。
○翫正敏君 話は変わりますが、総理府、総務庁にお聞きをしたいんですが、脳死及び臓器移植に関する意識調査というものが行われたということで、昭和六十二年六月という資料をいただいておるわけですけれども、このアンケート調査の目的は、やはり社会通念としての脳死または社会通念としての脳死状態...全文を見る
○翫正敏君 五千人対象で四千人から回答を得た、お金は約一千万円ほどかかった、こういうお答えですが、この項目の中の両方に書いてございますが、本人、家族の意思に任せるのがよいというのが両方にございますが、この本人、家族の意思に任せるというのはどういう意味でしょうか。本人または家族の意...全文を見る
○翫正敏君 脳死ということでなくて、いわゆる死体からの臓器の摘出という場合及び献体というものもございますが、この献体における同意の問題についても本人の同意及び家族の同意というものが原則としては必要だと思うんです。やむを得ずそれが得られなかった場合にどうするかということはまたあるの...全文を見る
○翫正敏君 お金をかけて国民のこういう意識を調査するわけですから、後からそのパーセンテージを見たときによくどういう意味があるのかわかるように、厳格にそしてわかりやすく調査をしていただきたいと思いますが、今後この種の調査のときにはやはり臓器移植問題や脳死問題というのは、家族か本人か...全文を見る
○翫正敏君 厚生省にお聞きをしますが、二つありますが、一つは、この総理府の六十二年六月の「保健医療サービスに関する世論調査」における脳死及び臓器移植に関する意識調査のこの結果を見て、これがいわゆる脳死をもって人の死と認めてよいかどうか、脳死状態での臓器移植について賛成かどうかとい...全文を見る
○翫正敏君 厚生省に脳死の基準ということについてお伺いしますが、竹内基準について政府の考え、厚生省の考えをお聞きしたいんですが、竹内基準というのはどういうものなのかということをお聞きしたいんですが、同時に脳死判定の場合には脳へ血液が行かないという、行っていないという脳血流停止とい...全文を見る
○翫正敏君 厚生省のお考えはわかりましたが、提案者にお聞きしますが、脳死の場合には脳血流停止というものが必要条件というのか、とにかく極めて重要な不可欠の条件である、こういうふうに私は考えるものですが、提案者はどういうふうにこのことについて御見解をお持ちでしょうか。
○翫正敏君 私も医学には全く素人なんですが、なぜそういう脳死について竹内基準よりもさらに厳格な判定基準を幾つか加えるべきだと私が考えるかというと、脳死から蘇生をした人がおいでるということが物の本に幾つも紹介されているからであります。  例えばこういうふうに書いてあるんですが、医...全文を見る
○翫正敏君 仏教の古い経典などを見ますと、人間の死というものは体が冷たくなることである、こういうふうに書いてあります。先ほどの社会通念ということにも関連するんですけれども、数千年か、数千年ほど古くないかもしれませんが、相当千年以上はあると思います。そういう昔からずっと伝えられてき...全文を見る
○翫正敏君 では、日本医師会の生命倫理委員会の最終報告というものがありまして、これを見ますと、またこれを読んだ一般の方が脳死の容認というふうに解釈されている向きもあるやに聞いておるわけでありますけれども、しかし私はこの最終報告は決して法律的な効果とか効力とかという明確なものを持っ...全文を見る
○翫正敏君 るる質問させていただいてきましたけれども、今までの議論を踏まえまして提案者にお尋ねしたいんですが、この臨時脳死及び臓器移植調査会設置法案を見ますというと、組織としてこの「調査会は、委員十五人以内で組織する。」というふうになっておりまして、「委員は、脳死及び臓器移植に関...全文を見る
○翫正敏君 重ねて、意見になる部分もあると思いますが、述べますが、やはり人数はもっと思い切ってふやして、予算ももっとふやして、そして公開ということについても逐次この会議を公開して、そして国民の世論の喚起をして、社会通念としての合意を図っていくということがなければならないわけですか...全文を見る
○翫正敏君 終わります。
11月28日第116回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○翫正敏君 最初に垂井参考人にお伺いしますが、先ほど村瀬参考人がお考えをおっしゃった中に、脳死ということと臓器移植ということは別のことである、そういうことがこの最終報告の中にも述べられているという御説明がありましたけれども、この点についての端的なお考えをお聞かせください。
○翫正敏君 脳死ということが医学界で研究されるようになった原因は、もともと末期医療の患者の治療の問題としてであるというふうに村瀬参考人からも先ほど意見の中で教えていただいたわけでありますが、そういうことからいいますと、つまりもともとは末期医療における治療の問題、つまり人工呼吸器を...全文を見る
○翫正敏君 同じことを垂井参考人にお伺いしたいんですが、そう私は理解しているんですが、それでよろしいでしょうか。
○翫正敏君 脳死に関する竹内基準ですね、あの基準ももともとは末期医療の患者の人工呼吸器などをいつ取り外すかというようなことに絡んでつくられた基準である。それが先ほど言いましたような形で、世界で脳死患者からの移植ということが行われるようになって、そしてそこへ流用、流用という言葉が適...全文を見る
○翫正敏君 そういうことで、ちょっと違う質問に移りたいんですが、社会通念としての死ということについて村瀬参考人から先ほどお話もありましたのですが、念のためということでお伺いしたいんですけれども、社会通念というものは、ちょっと辞典を見てみますと、   社会の一般的な常識、規範の体...全文を見る
○翫正敏君 垂井参考人にも同じことをお聞きしたいんですが、よろしいですか。
○翫正敏君 反論するというわけではないんですけれども、現在の社会通念としての死は歴史的、社会的に形成されてきたものであって、現在はそれは心臓死、三徴候死であるという理解をしてよいですかと伺っているんです。
○翫正敏君 そこで、こういうことをお聞きしたいんですが、つまり脳死の問題はそういうふうにしてもともとのことがあって臓器移植の問題に議論が移ってきているといいますか、そういうことが現状だということなんですが、この脳死をいわゆる死として認める認めないという議論についても私は二つに分け...全文を見る
○翫正敏君 村瀬参考人のお考えはよくわかりましたので、垂井参考人は今ほど私が言いましたことについてどういうお考えか、ちょっとお聞かせください。
○翫正敏君 垂井参考人の考えもよくわかったんですけれども、つまりそういうふうに心臓死と同じように社会通念としての脳死をつくっていこうという場合ですと、かなりその方法論として困難が私はあると思うんですけれども、諸外国においてもそう簡単なことではないと思いますし、まして日本においては...全文を見る
○翫正敏君 私の考えを押しつけるわけではもちろんありませんが、歴史的に今日まで形成されてきた社会通念としての心臓死、三徴候死と同じようなレベルに脳死というものを持ってくるというようなことは百年河清を待つごとく、社会通念として形成されることは不可能である、そういうふうに私は思います...全文を見る
○翫正敏君 わかりました。  藤田参考人にお聞きしたいんですが、突然なことを聞きますけれども、竹内基準という脳死の判定基準をまとめられた竹内一夫先生が「よくわかる脳死 臓器移植一問一答」という合同出版という会社の出している本の中に、「心臓死と脳死はどんな関係にあるのですか」とい...全文を見る
○翫正敏君 垂井参考人は今私の読みました部分についてどんな御意見ですか。
○翫正敏君 村瀬参考人はいかがですか。
○翫正敏君 村瀬参考人にお尋ねするんですが、それは、物の本に書いてあります脳の死と脳死、そういうことの違いなんでしょうか。脳の死から脳死に至る、そういうふうに書いてありますね、そういうことでしょうか。
○翫正敏君 やっぱり大変微妙な難しいことなんだなということを今感じたんです。  ところでこの最終報告では、脳死状態での臓器の提供について、「本人または家族の同意」という表現であらわされているんですが、私は献体登録もしている立場からも思うんですが、献体の場合では各大学が、本人及び...全文を見る
○翫正敏君 垂井参考人にもちょっとお聞きしたいんですが、この本人及び家族という、または家族ではなく及び家族というのは私は大事な点だと思うんですが、今後議論が進んでいく場合にこの点を重要視すべきだとお思いになりますか、いかがですか。
○翫正敏君 あと一点だけ。参考人の発言された順に四人の方に一言だけお伺いしたいんですが、先ほどからいろいろ質問しておる中でもあれなんですが、脳死ということと臓器の移植ということはもともと流れが違うことであるという前提に立てば、この臨調においての審議も私は十五人十五人と、こういうふ...全文を見る
11月29日第116回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号
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○翫正敏君 外務省に質問しますけれども、ちょっとお願いしたいんですが、山下局長もうちょっと大きい声で話してください。私、ファントムの音のうるさいので耳が悪くなっているのかどうかわかりませんが、よく聞きとれないので、大きい声でお願いします。  最近の国際情勢についてお聞かせ願いま...全文を見る
○翫正敏君 今ほどお答えになった点で一つだけ私なりのことを申しますと、反論的なことになるかもしれませんが、ソ連は、西側のハイテク技術に比べて技術の進歩がおくれたというのが経済が進まない大きな原因であるというようなふうに分析しておられるようでありますが、アメリカよりも先に人工衛星を...全文を見る
○翫正敏君 極東において、北方領土のことにも変化が出ていないし極東において変化はあらわれていないという、こういう御指摘ですけれども、それは確かにまだあらわれていないと思います。しかしそれは我が国が、先ほどのお言葉でいえば――下稲葉さんがおっしゃったのかな、保守的な今までのやり方を...全文を見る
○翫正敏君 終わります。
12月07日第116回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○翫正敏君 防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案に関連して質問いたします。  私は、自衛隊は憲法第九条に違反する違憲、違法なる存在であると考えております。したがって、自衛隊を廃止し、隊員は速やかに正業についていただくようにしていかなければならないと考えております。  しかし...全文を見る
○翫正敏君 過去三年間の数字で、そのように普通の公務員ですと退職金がもらえない期間である六カ月未満というところでやめて、そして防衛大学校に四年間在学していたということでそれを通算されて退職金をもらった、そういう人は何人いて、そしてその三年間の金額、それによって支払われた金額を合計...全文を見る
○翫正敏君 人数は五十八人ということになりますね。その五十八人で約一千万円が退職金として支払われた。この方々は大学で給料をもらって勉強して、そして結局すぐやめて、また退職金までもらった、こういうことになるわけでありますので、大変大きなむだな支出だったと思うんです。  ところで、...全文を見る
○翫正敏君 そういう意味で、この改正によって六カ月以上勤めないと退職金がもらえないようになるというその改正は妥当なものである、私はそういうふうに考えるわけであります。  ところで、そういうふうにしてこの大学校で勉強し、そして自衛隊員になられる人がたくさんおいでるわけでありますけ...全文を見る
○翫正敏君 最近もフィリピンにおきましては国軍の反乱というものが起こりまして、アキノ政権退陣せよというような要求を出して反乱を起こしたということがありましたけれども、いやしくも国から給料をもらって国家公務員として雇われている日本の自衛隊員が、そしてこのたびの法律改正案におきまして...全文を見る
○翫正敏君 そういうことをぜひ切望したいわけであります。  前にこの委員会で小松基地の問題について若干質問しましたことについてのちょっと補足をしたいので、防衛施設庁の方に御答弁いただきたいんです。  小松基地周辺に七つの協定等が今日までつくられておりまして、これが何らかの事情...全文を見る
○翫正敏君 日末町の住民に払い下げるということが目的の協定文であるならば、旧三昧谷国有地を飛行場として使用することはしないでほしい、使用いたしませんというようなこの文面は、地元にこの土地は払い下げをしてください、はいわかりました、払い下げいたしましょう、このように書くべきものであ...全文を見る
○翫正敏君 どう考えても、公文書の文面どおりに実施するという当然のことが行われなければならないと考えております。小松基地に関係しますさまざまな七つの協定についてはいろいろ今日まで実施がされていない、不十分であるというのが多々ありますので、これはまた今度機会がありますときにさらに細...全文を見る
○翫正敏君 白書はどうですか。白書になぜ書いてないのか。
○翫正敏君 大体において米軍の事故はすごく頻繁に起こっているわけですけれども、防衛白書を見ましてもほとんど記述がないという状況でありまして、極めて遺憾であるということを強く申し上げておきたいと思います。  特に、米軍機は国内航空法の適用が除外されているということがあって、そのた...全文を見る
○翫正敏君 そういうふうにして強く申し入れを行っていただいたにもかかわらず、ことしの四月三十日にはまた同じ場所で米軍機によってワイヤの切断事故が発生した、そういうことではありませんか。
○翫正敏君 ちょっと日にちを間違えました。ことしの七月三十日に米軍機がこの場所で超低空飛行の訓練を行って、地元の住民に極めて重大な不安感を与えている、そういうことはありませんか。
○翫正敏君 そのように今後ともに、米軍機の飛行が国内航空法の適用除外ということになっている以上、同種の事故の発生というものを防止することは極めて困難である、そういうふうに思うんですけれども、政府としてこの航空法の適用除外をこれからもずっと続けていくお考えかどうかお伺いしたいんです...全文を見る
○翫正敏君 米軍の事故のことについてもっといろいろ聞きたいんですが、時間がないので、一応挙げますから、そういう事故が起こったということを確かめていただいて、そして米軍の日本国内における行動が非常に危険きわまりないということを明らかにしたいと思うんです。  昨年十一月に東京湾の房...全文を見る
○翫正敏君 危険きわまりないと認識しているかどうか。
○翫正敏君 終わります。