糸数慶子

いとかずけいこ



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糸数慶子の2018年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第196回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第2号
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○委員以外の議員(糸数慶子君) 沖縄の風、糸数慶子です。  私、この中の委員ではございませんけれども、沖縄の風の代表ということで、会長を始めとして委員の皆さんの御協力をいただきまして、今回派遣をしていただいたことに心から感謝申し上げまして、御報告したいと思います。  引き続き...全文を見る
○委員以外の議員(糸数慶子君) 今、酒井団長からいきなり振られたんですが。  先ほども冒頭に申し上げましたように、沖縄の地元から約一千名の、今メキシコに在住している方がいらっしゃいます。企業の方も日墨協会の方もそうでしたが、やはり企業間のあらゆる交渉といいますか、これからもっと...全文を見る
○委員以外の議員(糸数慶子君) ありがとうございます。  この報告書の中にもやり取り多少書かれておりますけれども、やはりまずユン国防次官補代理、やっぱりアメリカの……(発言する者あり)国務次官補代理ですが、アメリカの目線で見ていらっしゃるので、沖縄での事件や事故、承知はしている...全文を見る
03月22日第196回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。よろしくお願いいたします。  福井大臣には、御就任後、三月の三日、四日と沖縄を訪問していただきまして、視察をされました。ありがとうございました。沖縄振興のためにも御尽力いただけると大変期待をしております。  さて、先ほど大臣のお話の中に、...全文を見る
○糸数慶子君 そういうような思いを抱かれたのでありましたならば、即刻飛行停止、それを求めていただきたいと思います。何しろ、その保育園の上空というのはそもそも飛行ルートにはなっていないんです。それを違反して飛んでいるという状態であり、しかも防衛局が、地元防衛局が、例えばその学校の方...全文を見る
○糸数慶子君 日米地位協定十八条六項では、合衆国軍隊の構成員又は被用者である被告に賠償金の支払能力がない場合、被害者側が米政府に補償金を求めることができると規定されています。  先日の衆議院の安保委員会では、政府は被用者について、日本政府としては十八条六項の請求権の対象には間接...全文を見る
○糸数慶子君 うるま市のその女性殺害事件については協議中であり、プライバシーの問題で答弁ができないのかもしれませんけれども、一般的な話で、米軍関係の仕事を請け負う民間会社の従業員が日本国内で不法行為を行い、米政府が被用者と認めず補償しない意向を示した場合、日本政府としてどのような...全文を見る
○糸数慶子君 昨年一月、政府は日米地位協定の軍属に関する補足協定に署名をいたしました。これによって軍属の範囲が明確になったとされます。  政府は補足協定に定めるコントラクターの被用者を含めた軍属として現在日本国内に滞在している人数の把握をしているでしょうか。把握していれば、その...全文を見る
○糸数慶子君 軍属から除外される米軍基地内の米軍人あるいは外国人従業員については、米軍に指導あるいは管理責任はあるのでしょうか。補足協定の署名に当たり、政府は、軍属の範囲が明確となり、軍属に該当しない者については日本の刑事裁判手続が適用され、犯罪の効果的な再発防止につながるとして...全文を見る
○糸数慶子君 もう時間も過ぎておりますので終わりますが、やはり最後に大臣にも聞いていただきたいと思います。  これ、うるま市の女性殺害事件は、米軍基地があるゆえの悲惨な事件であります。御両親は本当に待ちに待って生まれたお子さん一人、二十歳になるその女性が殺害をされた、そしてその...全文を見る
03月22日第196回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  人権問題についてお伺いする前に一言申し上げます。  昨年十二月十九日、東京拘置所で二人が死刑を執行されました。いずれも再審請求されており、そのうち一人は、犯行当時、未成年でした。上川大臣による初の死刑執行に驚きと失望を禁じ得ません。上...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございました。引き続きよろしくお願いしたいと思います。  次に、選択的夫婦別姓についてお伺いいたします。  政府は、家族や家族に関する法制度についての国民の意識を把握し、今後の施策の参考にする、そのためとして、数年おきに世論調査を行い、夫婦の氏について...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございます。  これまでで最も選択的夫婦別姓を容認する意見が多かったということですが、私、皆さん今お手元に資料をお配りしてございます。このお配りした資料を御覧いただきますと分かりますが、反対が多数を占めたのは男女とも七十歳以上のみで、七十歳未満では男女と...全文を見る
○糸数慶子君 前向きな答弁をいただいたと思います。しっかり今後とも取り組んでいただきたいと思います。  次に、難民の問題についてお伺いしたいと思います。先ほどもこの件についてはありましたけれども、改めて伺います。  今激しい内戦が続くシリアから日本に逃れてきた男性四人が難民と...全文を見る
○糸数慶子君 我が国におきましては、トルコ出身者は全く難民認定されておりません。中国出身者もほぼ難民認定されていません。シリアの反政府活動家やミャンマーのロヒンギャ難民でさえも大多数が難民認定されていません。保護されるべき者をちゃんと保護していないのではないかとの批判があります。...全文を見る
○糸数慶子君 次に、難民認定二十人のうち、不服申立て手続での認定は一人ということですが、不服申立て手続では、法務大臣の諮問機関である難民審査参与員の意見を聞いて法務大臣が判断をするということですが、三人で一班を構成する難民審査参与員の全員又は多数が難民に該当するとした意見と、そし...全文を見る
○糸数慶子君 難民審査参与員の認定意見が一件のみということですが、先ほども申し上げましたが、難民以外のその審査請求手続などの不服申立て制度を見渡して、この原審の判断がそのまま維持される比率が九九・九%を超えるというものはあるのでしょうか。これは、難民審査の一次手続がほぼ完璧に機能...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございました。  時間が参りましたので終わりますが、通告をした質問に関しましてはまた改めてお伺いしたいと思います。ありがとうございました。
03月23日第196回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  上川大臣は、昨日、選択的夫婦別姓について私の質問に対し、今回の世論調査の結果を受けまして、直ちに選択的夫婦別氏制度を導入すべき状況にあるとは言えないと受け止めているというふうに答弁をされました。そのことについて確認をさせていただきたいと...全文を見る
○糸数慶子君 先ほど小川委員の質問の中にもありましたけれども、賛成は若い人たちにかなり多いということであります。そういうその状況を見ても分かりますけれども、やはりこのことは、今の大臣の御答弁残念でございましたが、政府に期待できないようですので、議員立法案の提出、野党で今取り組んで...全文を見る
○糸数慶子君 是非配付をしていただきたいと思います。  次に、昨日の中西健治委員の我が国での難民保護に関する質疑への答弁で上川大臣は、真の難民を迅速に保護するために今年一月から更なる運用の見直しを実施している旨を述べられました。二〇一五年九月の運用見直しの際には、真の難民を迅速...全文を見る
○糸数慶子君 迅速な保護も大切でありますが、難民である者が誤って不認定にならないように、難民として保護されるべき者が確実に保護されるよう、適切な難民認定制度の運用をしていただくように期待しております。  さて、皆様にもお配りしておりますけれども、二〇一六年の難民申請者数が多い上...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございました。よろしくお願いしたいと思います。  次に、日本司法支援センター、法テラスについてお伺いしたいと思います。  今年二月二十八日に法務大臣が示されました、指示されました日本司法支援センター中期目標では、これは、償還率に占める当該年度末までの償...全文を見る
○糸数慶子君 よろしくお願いいたします。  次に、スタッフ弁護士の応募者が減少しているというふうに聞いておりますが、その要因をどう分析されているのでしょうか。また、どう講ずるのか、その予定などもお伺いしたいと思います。
○糸数慶子君 今年度の民事法律扶助の代理援助件数、それが増加しているというふうに聞いておりますが、その要因は何でしょうか。また、次年度以降予算不足とならないよう十分な手当てをされているか、お伺いしたいと思います。
○糸数慶子君 ありがとうございました。  現在、スタッフ弁護士希望者が激減しているというふうに言われておりますが、その一番の理由に挙げられているのは、同地更新が原則として認められないことだと聞いております。せっかく築いた人的関係をリセットして、縁もゆかりもない土地に行って新たな...全文を見る
○糸数慶子君 時間が参りましたので終わりたいと思います。ありがとうございました。
04月05日第196回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  旧姓の通称使用と選択的夫婦別姓についてお伺いいたします。  本日は、内閣府と外務省に来ていただいておりますので、まず内閣府にお伺いをいたします。  選択的夫婦別姓が認められない中、通称使用が認められることは不都合や不利益を解消する上...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございます。今後の取組についても期待をしております。  次に、外務省にお伺いいたします。  二〇〇六年から、一定の要件を満たした場合、旅券に旧姓が使用できるようになりました。ただし、ICチップには反映されないため、ビザの申請でも括弧書きの旧姓は必要ない...全文を見る
○糸数慶子君 是非、諸外国のその運用状況も考慮に入れていただいて、前向きに検討していただきたいというふうに思います。  続きまして、外国プレスの記者証について外務省にお伺いいたします。  昨年より外務省の規則が変わって、旧姓のみでの記者証の発行が認められなくなったというふうに...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございます。  やはり、こういう日本のように法律で同姓を強制しているというのは国際的にはありませんので、是非しっかり検討していただいて、先ほど申し上げましたように、希望する方には、旧姓併記ではなくやはり記者証をしっかりと発行していただくようにお願いしたい...全文を見る
○糸数慶子君 政府の答弁にもありましたように、国民は事実婚であっても正式な夫婦と変わらないと思う人が四分の三にも上がっています。  国民の多くが変わらないと思っているのに、実際は事実婚では多くの不利益があるわけです。例えば、配偶者控除が受けられずに、法定相続人にもなれません。夫...全文を見る
○糸数慶子君 上川大臣は、先日の法務委員会で、世論調査の結果を受けて直ちに選択的夫婦別氏制度を導入すべき状況にあるとは言えないと答弁されました。そのことについて再度伺います。  二〇一一年四月二十六日の衆議院法務委員会で、当時の法務大臣は、法務省に責任を持っている私としては、や...全文を見る
○糸数慶子君 二〇一一年当時に、法務大臣は、「これはもう既に法制審を通っているわけでございまして、そういう意味では、立法の玄関までもうたどり着いているものでございます。」と答弁されています。七年前に法の玄関まで来ていたのに、上川大臣は、直ちに導入すべき状況にあるとは言えないと、後...全文を見る
○糸数慶子君 本当に残念でございます。  今後、事実婚を選択するカップルはますます増えると思いますし、夫婦同姓しか認めないという現行制度は、法律婚を諦めさせ、事実婚に向かわせるわけですから、法律婚の推奨というこの婚姻制度の目的に逆行するものだと言わざるを得ません。  時間があ...全文を見る
04月10日第196回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  裁判所における男女共同参画についてお伺いいたします。昨年もお尋ねいたしましたが、最高裁にお尋ねいたします。  現在、裁判官、調査官、書記官など、裁判所の職員に占める女性の割合と管理職に占める女性の割合がどれくらいなのか、まずお伺いいた...全文を見る
○糸数慶子君 最高裁大法廷が二〇一五年に合憲判断した夫婦別姓訴訟では、旧姓を使えない不便を理解する女性の裁判官三人全員を含む五人の裁判官が違憲としました。その際に、女性の裁判官が少な過ぎるという意見が相次いだことを思い出しました。女性の割合がまだまだ少ないということを申し上げ、旧...全文を見る
○糸数慶子君 先ほど人数を教えていただきましたけれども、まだまだ少ないのですが、やはりこうやって改めて旧姓使用の申出がなされたことはうれしく思います。  次に、家事事件の増加に伴う家庭裁判所の充実についてお伺いをいたします。  昨年十二月七日の法務委員会の質疑におきまして、家...全文を見る
○糸数慶子君 家裁の調査官や書記官には若い方、女性も多いと伺っております。難しいその資格試験や採用試験をクリアして調査官になるわけですが、最近志願者が減っているとも言われています。優秀な人材を確保する上でも、育児休業や代替の確保など、働く環境の整備は重要と思います。  そこで、...全文を見る
○糸数慶子君 次に、家事事件の増加、複雑化については昨年の委員会でも幾つか指摘をいたしました。成年後見事件や相続事件にも影響している高齢化、渉外家事事件やハーグ条約案件の増加など、国際化による当事者の多様性があります。また、人間関係、親族関係の希薄化による当事者間の情報共有の不足...全文を見る
○糸数慶子君 いろいろ伺ってまいりましたが、これまで指摘したように、裁判官の増員に関しては賛成しておりますが、その他の職員を削減することにはやはり問題も多い、そして課題も多いということから考えていきますと、他の職員を削減することには強く反対ということを申し上げまして、私の質問を終...全文を見る
04月12日第196回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  質問に入ります前に、メディアでも大きく取り上げられている教育への政治介入について申し上げます。  三月十六日の東京都議会で、文教委員会で、自民党の都議会議員が、中学校で行われた自分の性行動を考えるという授業について、不適切な性教育の指...全文を見る
○糸数慶子君 いろいろおっしゃいましたけれども、今の御答弁では理解は得られないと思います。大方の国民というより、安倍総理を筆頭に与党の反対議員の理解が得られないからということではないでしょうか。  これは資料でお示ししましたように、世論調査といっても結婚当事者層の若い方の意見は...全文を見る
○糸数慶子君 政府は先月二十日、国連女性差別撤廃委員会へのフォローアップ報告を行いましたが、残念ながら、選択的夫婦別姓導入については報告できませんでした。二〇〇九年と、私も傍聴いたしましたが、二〇一六年のこの審査で、二度もフォローアップの対象とされながらできなかったことは日本政府...全文を見る
○糸数慶子君 難民審査参与員に文書を出されているということでしたが、今後、申立人への配慮がされないということがないようにしっかりと注視をしていきたいと思います。  次に、三月二十二日の本委員会で、二〇一三年から二〇一五年の間に難民不服申立てに対する決定を行った事案で、難民審査参...全文を見る
○糸数慶子君 数字を聞いて本当に残念でございますけれども。  今、世界は紛争などで難民が急増しています。それに対して、日本がやはりこの難民支援に対してもっと積極的に取り組むべきだというふうに思いますけれども、現在の状況を伺いますと、やはり難民支援に対しては後ろ向きと批判されても...全文を見る
04月17日第196回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  本日は、国際的な家事事件の適正な解決のために必要な法整備等について伺います。  人事訴訟法の今回の改正理由は、「国際的な要素を有する人事に関する訴え及び家事事件の適正かつ迅速な解決を図るため、これらの訴え等に関して日本の裁判所が管轄権...全文を見る
○糸数慶子君 管轄権の明確化に加えて、日本の裁判所が国際的な家事事件を扱う場合に、その適正かつ迅速な解決を図るため、外国送達、通訳、翻訳、外国にいる当事者や証人のテレビや電話による参加、外国にある財産の調査、外国法を適用する場合における外国法の調査等、裁判所の手続についても国際化...全文を見る
○糸数慶子君 管轄権の明確化に加えて、日本の裁判所が国際的な家事事件を扱う場合に日本法が適用されることになる場合が比較的多いと考えられますが、離婚や親権、そして監護権、面会交流や養育費等の実体法の規定が諸外国と大きく異なると、本来話合いによる解決が強く望まれる家事事件の解決を困難...全文を見る
○糸数慶子君 改正案におきましては、外国裁判所が出した養育費の判決を日本で執行する場合は執行判決請求訴訟を家庭裁判所が管轄することとされており、家事事件について専門性を有する家庭裁判所が扱うことで、適正かつ迅速な審理がなされるものと期待されます。  養育費の履行確保は子供の権利...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございました。  引き続き検討して、この今の時代に合うような状況で、諸外国の状況もしっかりと検討して、また日本としての取組について今後期待したいと思います。  以上で終わります。
05月15日第196回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  選択的夫婦別姓と入管の収容者の扱いについて伺います。  まず、選択的夫婦別姓についてお伺いいたします。  五月十日、第二次となる別姓訴訟が提起されました。名前を名のり続けたいだけなのに裁判までしなければならない状況を、立法府にいる一...全文を見る
○糸数慶子君 先ほども申し上げましたけれども、やはり今、この法制審の答申から二十二年経ても立法化できないということ、それから、これは個人の自由で選ぶ権利ということを与える、それがなぜできないのか。  これまでの答弁の中でも、社会的なコンセンサスを得た上でということを答弁をされま...全文を見る
○糸数慶子君 夫婦同姓しか認めない現行制度は、法律婚を諦めさせ事実婚に向かわせるわけですから、法律婚の推奨という婚姻制度の目的に逆行するのではないかという私の質問に対して、重く受け止めているというふうに答弁をされながら、様々な考え方を踏まえて総合的に検討すべきものと、これまた抽象...全文を見る
○糸数慶子君 この被収容者は、六月三日の朝、腹部の痛みを職員に訴え、翌四日午後に緊急手術のために入院し、一週間後の十一日に退院し、その後、少なくとも六月後半から七月初めに本人が腹部の痛みを訴えていることが代理人や支援者に確認されています。しかし、診療前日の七月二十三日付けの診療申...全文を見る
○糸数慶子君 今、私の質問に対してそういう事案はないということでありますが、大臣はこの入国管理局に事実関係について確認させたとのことで、診療申出に係る書面について虚偽記載はなかったとおっしゃっていらっしゃいますが、この件について入国者収容所等視察委員会による調査は予定しているので...全文を見る
○糸数慶子君 先ほども質問がございました、有田委員からもございましたけれども、二〇一八年四月の十三日に、茨城県牛久市の東日本入国管理センターでインド国籍の方が自殺したと見られるというその報道についてお伺いをしたいと思います。  この事件の調査はどのようになっているのでしょうか。
○糸数慶子君 この件に関しまして、視察委員会による独自調査はされないのでしょうか。
○糸数慶子君 私は、二〇一四年の六月の五日に当委員会でこのような質問をいたしました。  次に、入管の視察委員会の事務局は入国管理局が担当しているということでありますが、二〇一三年の六月二十八日、国連の拷問等禁止委員会は、日本政府に対して、入国者収容所等視察委員会に対して、収容施...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございました。終わります。
05月17日第196回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  商法は明治三十二年に制定された古い法律ですが、制定から百二十年が経過し、今回初めて運送・海商関係の規定が改正されることとなりました。  まず、全体的な質問を最初に申し上げたいということで通告をしておりましたが、これまでも何度かありまし...全文を見る
○糸数慶子君 我が国が批准しているヘーグ・ヴィスビー・ルールズのほかに、国際海上運送についてはロッテルダム・ルールズという新しい条約もあると伺っておりますが、このロッテルダム・ルールズの主な内容、ヘーグ・ヴィスビー・ルールズとの相違点、現在までにこの条約を批准している国が何か国あ...全文を見る
○糸数慶子君 現在まで我が国がこのロッテルダム・ルールズを批准していない理由は何でしょうか。また、現在、ロッテルダム・ルールズの批准を検討しているのか、そして今後の批准の可能性についてもお伺いしたいと思います。
○糸数慶子君 次に、運送営業の定義についてお伺いしたいと思います。  今回、陸上運送、海上運送及び航空運送の定義規定が設けられました。陸上運送は改正前にも定義されていましたが、今回の改正によって、今まで陸上運送の規定が適用されていた湖川、港湾における運送は対象から外れます。 ...全文を見る
○糸数慶子君 今回の改正で設けられた海上運送の定義には、第六百八十四条に規定する船舶のほか、第七百四十七条に規定する非航海船による物品又は旅客の運送も含まれています。そして、第七百四十七条に規定する非航海船は、専ら湖川、港湾その他の海以外の水域において航行の用に供する船舶とされて...全文を見る
○糸数慶子君 荷送り人の危険物に関する通知義務について伺います。  危険物に関しては、衆議院でも多くの質問がされました。改正案の危険物の定義は、引火性、爆発性その他の危険性を有するものとなっていますが、これでは余りに抽象的であり、具体的に何が危険物に該当するのかがよく分からない...全文を見る
○糸数慶子君 このような抽象的な規定で、一般国民にとって、何が危険物に当たるか必ずしもはっきりしないと思います。一般国民が荷送り人である場合にも、このような通知義務を課すのは非常に厳しいと思うのですが、これに対する御見解を伺います。
○糸数慶子君 荷送り人が危険物についての詳しい知識を有していない消費者である場合、そのことが帰責事由の判断において考慮される事情となり得るとのことでありますが、消費者は、自分が一般消費者であることを主張すれば、危険物について詳しくなく、したがって帰責事由がないとされるということで...全文を見る
○糸数慶子君 次に、高価品について質問いたします。  高価品の特則について、現在の第五百七十八条が改正されて第五百七十七条第一項となりますが、この条文中の「その他の高価品」とは具体的にどのようなものがあるのでしょうか、伺います。
○糸数慶子君 改正案の第五百七十七条第二項第一号によりますと、物品運送契約の締結の当時、運送人が運送品が高価品であることを知っていた場合は、運送人が責任を負わないとする同条第一項の適用がないとのことです。  それでは、もし契約締結後に運送人が高価品であることを知った場合、運送人...全文を見る
○糸数慶子君 改正案の第五百七十七条第一項によりますと、荷送り人が高価品の運送を委託するに当たってその種類及び価額を通知しなければ、当該高価品が滅失、損傷又は延着しても、荷送り人は運送人に対して損害賠償を請求できないと規定されています。そして、改正後の第五百八十七条では、この第五...全文を見る
○糸数慶子君 ほかにも通告をしておりましたが、時間が来ましたので終わりたいと思います。  ありがとうございました。     ─────────────
05月24日第196回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  私は、これまで本委員会で、婚姻や家族の在り方に対する国民の意識が多様化していること、法律で夫婦同姓と規定する国が日本以外に見当たらないこと、国連機関から度々是正勧告を受けていること、結婚する若い世代の方が不便や不利益を被っていること、選...全文を見る
○糸数慶子君 世論や社会的コンセンサスを理由に挙げておきながら議論が進むことに消極的と誤解されないよう、しっかり対応していただきたいというふうに思います。  次に、セクシュアルハラスメントについて伺います。  女性記者に対する福田淳一前財務事務次官のセクシュアルハラスメントを...全文を見る
○糸数慶子君 本当に残念でございます。これだけの規定があるにもかかわらず、そういう御答弁でございました。  次に、女性差別撤廃委員会は女性に対する暴力をテーマとした一般的勧告十九でセクハラをどのように取り上げているのでしょうか、お答えください。
○糸数慶子君 では、女性差別撤廃委員会の日本政府審査の最終見解ではどのように勧告されているか、お示しいただきたいと思います。
○糸数慶子君 日本政府に対して国連はこのように要請をしているということになるわけですが、では、日本には、何がセクハラに当たるかを明確に定義した上でこれを禁止するという法律上の明文の禁止規定もありません。被害者が訴えるとすれば民法の不法行為という一般規定くらいしかなく、二次被害を恐...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございます。  民法の質問とは違いまして、ただいまの質問に対する大臣の女性に寄り添うそういう前向きの御答弁、ありがとうございます。  次に、配偶者間の性暴力について伺います。  五月二十一日の朝日新聞に、資料として皆様にも差し上げておりますけれども、...全文を見る
○糸数慶子君 御答弁にもありましたけれども、まだまだ配偶者間に性交に応じる義務があるというその誤解の下、暴力におびえながら意に沿わない性交を強いられているケースもあるわけですね。ですから、配偶者間強制性交を独立した犯罪類型とすれば、そうした誤解を解消することに資するのではないかと...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございました。これで終わります。
05月31日第196回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  まず、婚姻適齢についてお伺いいたします。  一九九六年に法制審議会が答申した民法改正案要綱では、女性の婚姻適齢を二歳引き上げ、男女とも十八歳とすることが適当であるとしました。その理由を二点お伺いいたします。法務大臣に伺います。
○糸数慶子君 社会的、経済的成熟に男女差はないとされたにもかかわらず、なぜ男女差別規定を二十二年間も改正しなかったのでしょうか、伺います。法務大臣に伺います。
○糸数慶子君 現在、婚姻最低年齢に男女差を設けている国はあるでしょうか。ありましたら、主な国で結構ですので、お示しください。法務大臣にお願いします。
○糸数慶子君 我が国のこの婚姻最低年齢に男女差があることについては、今お配りしております資料の中にもございますのでちょっとこれを見ていただきたいと思いますが、国連の人権機関から、二十年前から度々このことを勧告されておりますが、その勧告の理由をお示しいただきたいと思います。法務大臣...全文を見る
○糸数慶子君 一九九六年の法制審答申のその内容、これは、法制化は、男女平等や差別撤廃の見地から政府が主体的に見直してきたわけではありません。  例えば、婚外子の相続分規定は、二〇一三年九月四日、これは最高裁大法廷が違憲決定したことを受け、法改正をされました。ただし、出生届書に、...全文を見る
○糸数慶子君 上川大臣は、選択的夫婦別姓について、世論の動向、大方の意見、社会的コンセンサスなどを理由に法改正に否定的な答弁を繰り返されています。そうであれば、今回の民法改正も世論調査を行うなど大方の意見を参考にするべきだということを申し上げ、成年年齢の質問に入りたいと思います。...全文を見る
○糸数慶子君 実践的な消費者教育を全都道府県の高校で実施し、その結果を踏まえてから本改正案を提出する必要性についてお伺いいたします。  政府は、成年年齢引下げに向け、高校生に対し実践的な消費者教育を実施する必要があるとして、二〇一八年二月に、消費者庁、文部科学省、法務省及び金融...全文を見る
○糸数慶子君 次に、若年者に対する社会参画教育の取組を充実させてから法案を提出する、その必要性について伺います。  先ほど指摘いたしましたような、積極的に自らの権利を主張し利益を確保する自立した生き方をするための教育に関して、過去の政府答弁では、学校教育においてはこれまでも、社...全文を見る
○糸数慶子君 民法の成年年齢引下げは二〇二二年四月一日から施行されるので、二〇二二年度から高等学校で新科目が実施されるというのでは、成年年齢引下げに必要な環境整備としての教育の効果を若者に浸透させるどころか、成年年齢引下げと同時にその教育がスタートするということで、先ほどのアクシ...全文を見る
○糸数慶子君 次に、法制審議会民法成年年齢部会が必要と指摘したシチズンシップ教育の取組について伺います。  法制審議会民法成年年齢部会の最終報告書では、成年年齢引下げに伴い、若年者の自立を援助する施策が必要として、具体的内容の一つとして、いわゆるシチズンシップ教育の導入、そして...全文を見る
○糸数慶子君 法制審議会民法成年年齢部会が必要と指摘したワンストップサービスセンターの取組について伺います。  民法成年年齢部会最終報告書が必要と指摘している若年者の自立支援施策としては、ほかにも、欧米諸国のように、若年者が必要な各種情報提供や困ったときに各種相談を受けられるよ...全文を見る
○糸数慶子君 成年年齢を引き下げる一方で、競馬、競輪等の公営競技の投票券を購入できる年齢を二十歳とすることの矛盾について伺います。  本改正案は、附則第十条において、競馬法、自転車競技法、小型自動車競走法及びモーターボート競走法の規定中、未成年者を二十歳未満の者に改める旨の改正...全文を見る
○糸数慶子君 法務大臣は、成年年齢を引き下げる意義について、十八、十九歳の者を独立の経済主体として位置付け、経済取引の面で言わば一人前の大人として扱うことを意味するものでございます、その結果、若年者の自己決定権が様々な場面で拡大をするということになるものでございます、こうした取扱...全文を見る
○糸数慶子君 納得はできませんけれども、また次に伺いたいと思います。  次に、成年年齢引下げが養育費の支払終期に及ぼす影響についてお伺いをいたします。  二〇一一年に、児童虐待の防止を図るため親権の停止制度等を新設した民法改正により、民法七百六十六条に、面会交流、養育費の分担...全文を見る
○糸数慶子君 現行法下で養育費の支払終期について成年に達するまでと合意されている場合において、成年年齢引下げにより、養育費を支払いたくない親からは十八歳で支払を打ち切ることが予想されます。その場合、受け取る側が裁判などを起こさなければ二十歳までの支払を確保できないという負担をどの...全文を見る
○糸数慶子君 養育費の支払期間は、専門家、法律家の間では、子が未成年の間ではなく未成熟の間という考え方が言われていますが、それが国民一般の間には共通認識となっていません。裁判所からも成年というのがまず一つの基準として先に出ており、成熟というものが第一の基準として出てくることはあり...全文を見る
○糸数慶子君 成年年齢引下げにより、養育費支払終期は自らの判断で取引ができる成年として扱われる十八歳までという実務が大勢になることが予想され、現状でも養育費支払状況が低迷している中で、一人親家庭などの子供の更なる貧困、格差、機会の不平等などの拡大につながるのではないでしょうか。成...全文を見る
○糸数慶子君 民法のこの成年年齢引下げに伴い、今回、民法以外の多数の法律の年齢条項が十八歳に変更又は二十歳に維持されることになっています。しかし、今般提出された法案を見ただけでは、どの法律がどのように変わるのか等が全く分かりません。また、それらの法律を所管する府省庁は多岐にわたっ...全文を見る
06月01日第196回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  福井大臣におかれましては、就任以来、幾度となく沖縄を訪れていただきまして、大変敬意を表したいと思います。  前回の質疑もいろいろいたしましたけれども、沖縄におきまして、大臣が就任以来、事件や事故等が起こっております。沖縄担当大臣として...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございます。  今後とも、是非、誠心誠意御尽力いただけますようにお願いしたいと思います。  それでは、具体的にお伺いいたします。  沖縄県名護市辺野古の新基地建設現場に近い久辺三区への直接補助金についてお伺いをしたいと思います。  辺野古、豊原、久...全文を見る
○糸数慶子君 名護市が稲嶺市政下にある間、新基地に最も近い住民だけでも新基地建設推進のために懐柔する目的で政府が無理やり拠出した補助金という感が否めません。  市や県を通さず、地縁団体に国から直接補助金を出すという事例はほかにあるでしょうか。具体的な例をもしあるのでしたら述べて...全文を見る
○糸数慶子君 久辺三区が要望している予算については、政府は市への再編交付金の中に組み入れるというふうにしているようですが、これ、名護市議会の承認が得られない可能性もあるわけですが、それについてはどういう見解をお持ちでしょうか。
○糸数慶子君 新基地建設の推進のためには補助金交付の在り方もゆがめるという、これは現政権の強権的な在り方が如実に現れた例だと思います。よその地域にはそういうことはないというお答えでございましたが、このような政権で本当に法治国家、民主主義国家と言えるのでしょうか。大変大きな疑問が残...全文を見る
○糸数慶子君 被害者救済の観点からいきますと、日本政府は米政府ともっと迅速に補償の手続を進めるべきではなかったのでしょうか。なぜ米側の支払が百四十五万円なのか、その金額の根拠は何でしょうか。また、手続に十年も掛かっているのはなぜか、政府としてその原因をどう見ているのか伺います。
○糸数慶子君 結果からいたしましても、結局は迅速ではない対応をしたということと、それから、人一人の命が百四十五万円なのか、本当に言葉がありません。  先ほどから地位協定の不平等ということを藤田議員からも指摘がありましたけれども、その辺りを考えていきますと、本当にこれが地位協定の...全文を見る
○糸数慶子君 二〇一六年四月に沖縄県うるま市で起きた二十歳の女性殺害遺棄事件について、今年三月二十二日に開かれた本委員会でもお伺いいたしましたが、再度伺います。  米政府は、当時、米軍属であった被告を、被用者でないと補償の肩代わりを拒否しているということでありました。日本政府は...全文を見る
○糸数慶子君 時間がありませんので、通告した質問の中で、次回にまたお伺いしたいと思いますが、先ほど藤田議員からもございました。河野大臣が、本当に心を込めてといいましょうか、米軍基地の騒音や土壌汚染被害に関するこの地位協定に関わるこの調査をした結果を見ておりますと、本当にすばらしい...全文を見る
06月05日第196回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。よろしくお願いいたします。  参考人の皆様には大変貴重なお話を伺うことができました。大変感謝申し上げます。  私の方からも幾つか質問させていただきます。  まず、前回の委員会でも政府にお尋ねしたのですが、窪田参考人に是非御意見を伺いたい...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございます。  それでは、鎌田参考人と河上参考人に伺います。  私は、IRに反対の立場でございます。これは、ギャンブル依存症が引き起こす生活破綻、そして自殺増、さらには治安悪化と関連していることを指摘してきた立場でありますが、その立場に立ちながらも、あ...全文を見る
○糸数慶子君 平澤参考人にお伺いいたします。  若年者の消費者被害の危険が高まるということであれば、被害救済の、防止のための相談窓口や啓発機関など、地方消費者行政の役割が極めて重要になってくるというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○糸数慶子君 引き続き平澤参考人に伺いますが、一応、先ほども質問ございましたけれども、改めてお伺いしたいと思います。  若年者の消費者被害防止についてでありますが、消費者契約法以外の法律の必要性について、マルチ取引、それからエステ、キャッチセールス、インターネット取引などについ...全文を見る
○糸数慶子君 続けて平澤参考人に伺いますが、やはりこの若年者の被害が高額化するのはクレジットの利用やそしてキャッシング利用によるものが多いかと思いますが、その規制については改めてどのように考えるべきでしょうか、お伺いいたします。
○糸数慶子君 ありがとうございました。終わります。
○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  まず、婚姻適齢について改めてお伺いをいたします。  五月三十一日の法務委員会で、私が憲法の条約実施義務規定に従わなかった理由をお尋ねいたしました。これに対して上川大臣は、政府といたしましては、現行の規定は男女の心身の発達の差異に対応し...全文を見る
○糸数慶子君 上川大臣は、現行の規定は男女の心身の発達の差異に対応したものであり、条約に違反するものではないと認識していると答弁をされています。立法当時の女性の置かれた状況、早婚の防止や女性の高等教育への進学率の低さなどからもあったと理解をしています。  しかし、条約を批准した...全文を見る
○糸数慶子君 婚姻最低年齢に男女差を設けることは、性による分業を理由として合理化されてきたばかりでなく、性による分業の固定化するものであるため男女の婚姻最低年齢を同じにすべきであるという、その主張から欧州でも婚姻最低年齢をそろえてきたと承知しています。日本がお手本としたフランス民...全文を見る
○糸数慶子君 フランスは、婚姻最低年齢に男女差を設けることは性別役割分業を固定化するものであるから男女の婚姻最低年齢を同じとすべきであるとして法改正に踏み切ったということでございます。  内閣府に伺います。  一九九四年に女性差別撤廃委員会が条約加盟国に対して、一般勧告二十一...全文を見る
○糸数慶子君 上川大臣にお伺いします。  国連は、この法制審答申の二年も前の一九九四年に、男女間で異なる婚姻最低年齢の規定は、今内閣府がお示しいただきましたように、誤った前提に立つものだから廃止されるべきであるという勧告を行っています。  この勧告について、上川大臣はどのよう...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございます。  二〇〇六年、二〇一二年の政府の世論調査においても、女性の婚姻適齢を十六のままでよいとする割合、女性も男性と同様に十八歳とする方がよいという考え、それを割合でお示しをいただきたいと思います。法務省にお伺いいたします。
○糸数慶子君 今お示しいただきましたように、世論は、婚姻適齢を男女とも十八歳とする方がよいと考える割合が圧倒的に多かったことが分かりました。また、日本学術会議は、二〇一四年に、民法第七百三十一条には合理的理由はなく、性による差別である、男女の婚姻適齢を十八歳に統一して、男女差別を...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございました。  では次に、前回通告をいたしましたけれども時間の都合で質問できませんでした成年年齢についてお伺いいたします。  法施行日を平成三十四年、二〇二二年四月一日とした理由と、法施行までの周知期間についてお伺いいたします。  本改正案は、附則...全文を見る
○糸数慶子君 改正法施行時点で既に十八歳、十九歳に達している者が、改正法の施行日に一斉に成人に達することによる支障の有無について伺います。  本改正案は、附則の第二条第二項において、「この法律の施行の際に十八歳以上二十歳未満の者は、施行日において成年に達するものとする。」と定め...全文を見る
○糸数慶子君 成人と成年の用語の違いを含め、成年年齢引下げについて国民に分かりやすく周知する必要性についてお伺いをいたします。  成年年齢のその問題に関する新聞報道などを見ますと、成人年齢といった用語が多く用いられることが多く、一般的にも成人の日や成人式など、成年よりも成人の方...全文を見る
○糸数慶子君 時間が参りましたので終わりますが、通告をいたしまして質問できなかったのは次にまた質問をさせていただきます。  ありがとうございました。
06月07日第196回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  参考人の皆様には、貴重なお話をお伺いすることができ、大変感謝を申し上げます。  私の方からも幾つか質問をさせていただきます。  まず、坂東参考人に御質問いたします。  対政府質疑といいますか、それから前回の参考人質疑でも伺いました...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございました。  そういう意味では、本当に時間を掛けて教育をする、そして、今おっしゃったように、その権利、与えられた権利をどう使うか、これは日本の教育の中で欠けているところではないかというふうに実感いたします。  それでは、竹下参考人にお伺いをいたしま...全文を見る
○糸数慶子君 では、養育費は、事情の変更があれば、金額を増減したり、それから終期を変動したりするということでしたが、実務においては子供の成長に伴う養育費の変動はどのように取り扱われるのでしょうか。
○糸数慶子君 ありがとうございました。  それでは、ちょっと時間がありますので、前回政府の方にも伺ったわけですけれど、この改正案、これは実際には、先ほども話がありましたけれども、この民法の成年年齢の引下げの施行方法に関する意見募集、パブリックコメント、その結果では、消費者教育な...全文を見る
○糸数慶子君 時間が参りましたので終わりたいと思います。ありがとうございました。
06月12日第196回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  民法改正案の質問に入ります前に、昨日墜落いたしました米軍のF15戦闘機の墜落について質問いたします。  昨日の午前六時半頃、沖縄県那覇市の南約八十キロの海上に、米軍嘉手納基地所属F15戦闘機が墜落いたしました。沖縄県の統計によりますと...全文を見る
○糸数慶子君 F15は一概に危険とは言えないということを伺って、本当に怒りが沸いてまいります。  こういう事故の、あるいは事件の数多くある米軍のこの問題でございますが、私は、沖縄の基地問題は、人権問題、そして沖縄県民に対する差別問題であるというふうに訴えております。ただいまの答...全文を見る
○糸数慶子君 地方消費者行政についての予算措置はどうなっているのでしょうか。特に、二〇一七年度まで三十億円という規模で行われてきた地方消費者行政推進交付金が二〇一八年度からなくなって、先ほどもありましたが、新たに地方消費者行政強化交付金が二十四億円というふうに減額されています。し...全文を見る
○糸数慶子君 全体的には、地方自治体の判断によって予算が使えなくなり、使い勝手が悪くなって、現実に地方消費者行政の縮小につながっているということを強く指摘をしたいと思います。成年年齢引下げに対応するために地方消費者行政を充実するというその方針とは反するのではないですか。これ、上川...全文を見る
○糸数慶子君 よろしくお願いいたします。  次に、消費者契約法以外の特定商取引法関係について伺います。  若年者の消費者被害防止についてでありますが、消費者契約法以外の法律制度も重要であります。若年者が被害に遭いやすいマルチ取引、エステ、キャッチセールス、インターネット取引な...全文を見る
○糸数慶子君 マルチ商法被害は若年者が被害に遭いやすく、その被害は精神的にも大きく深刻と言えます。マルチ商法は特定商取引法上は連鎖販売取引として規制されていますが、その被害の深刻性から考えると、若年者、特に十八歳、十九歳に対して勧誘を全面的に禁止するということが考えられるべきでは...全文を見る
○糸数慶子君 若年者の被害が高額化するのは、クレジット利用やキャッシング利用によります。割賦販売法と貸金業法によってそれぞれ与信審査の規制が行われていますが、若年者については厳格にすべきではないでしょうか。経産省と金融庁にそれぞれ伺います。  例えば、割賦販売法については、収入...全文を見る
○糸数慶子君 最後になりますが、貸金業法について、自社貸付けで一定限度を超えなければ自己申告で足りることになっていますが、書面を求めるなどすべきではないでしょうか。金融庁にお伺いいたします。
○糸数慶子君 終わります。ありがとうございました。     ─────────────
○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  私は、会派を代表して、民法の一部を改正する法律案について反対の立場から討論いたします。  民法の成年年齢を二十歳から十八歳に引き下げるについて、二〇〇九年の法制審議会は、十八歳への引下げを適当としながらも、引下げの法整備を行うには、若...全文を見る
06月14日第196回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  子供への虐待を防止するため、家裁の判断で親権を最長で二年間停止できるとする民法改正が二〇一一年に行われましたが、子供への虐待は後を絶ちません。先日も、五歳の女の子が親から十分な食事を与えられず、暴行を受け亡くなるという痛ましい事件があり...全文を見る
○糸数慶子君 それでは、厚生労働省に、面会交流と養育費の取決め状況と実施状況をそれぞれ伺います。
○糸数慶子君 養育費の支払ですが、まだまだ不十分であり、一人親世帯の貧困の要因にもなっています。  昨日成立いたしました成年年齢引下げの民法改正により、この養育費の支払終期が早まり、更に貧困と格差の拡大につながるのではないかと懸念を申し上げ、次の質問に入ります。  旧姓の通称...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございました。武川局長には前向きにお答えいただきました。更なる取組に期待をしたいと思います。  上川大臣は、旧姓使用のこの広がりで本当に解決できるというふうに思っていらっしゃいますか、御見解を伺います。
○糸数慶子君 選択的夫婦別姓について次に伺います。  今般、女性の婚姻適齢を十八歳に引き上げる民法改正案が可決、成立しましたので、一九九六年に法制審議会から答申された四つの柱のうち、婚姻適齢、再婚禁止期間、婚外子相続分規定の民法改正が行われ、いよいよ選択的夫婦別姓が残されていま...全文を見る
○糸数慶子君 選択的夫婦別姓が実現しないため、司法に訴えるケースが今年になって相次いでいます。  十八日、来週月曜日には、ニューヨーク在住で州法に従って婚姻した日本人夫妻が婚姻確認を求める訴えを東京地裁に起こします。州法に従って婚姻したのに婚姻関係が戸籍に記載されないことの不利...全文を見る
○糸数慶子君 ただいまのような答弁では、提訴、訴訟を提起する人は増えると思われます。上川大臣も法務省も法改正の意思がおありだと私は信じております。反対派に屈することなく、法改正が早期に実現するためにこれからも粘り強く質問していくということを申し上げ、終わりたいと思います。  あ...全文を見る
06月15日第196回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  準備しておりました質問なんですが、しんがりになってまいりますとほとんどが出尽くしたという感じもございますけれども、改めまして、参考人の先生方に貴重なお話を伺うことができ、また改めて、ちょっと重なる部分もございますけれども、御答弁をお願い...全文を見る
○糸数慶子君 今、国立高専だけではなくて、周辺には沖縄電力の送電鉄塔が十三か所あるわけですね。その鉄塔のこういう高さというのもこの基準より超えているわけでして、そこに関しては、やっぱり公的機関の要請で移設をするということの話ができているということを聞いております。  ですから、...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございました。  それでは、堀川参考人にお伺いしたいと思います。  堀川参考人に関しましても、実は準備した質問といいましょうか、沖縄県の県民所得が低いことで子供たちに与える影響はどういうことがあるのかということですとか、それから、就学支援制度の利用が低...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございました。終わります。
06月28日第196回国会 参議院 法務委員会 第19号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  法案質疑に入ります前に、難民申請したクルド人の収容の問題について伺います。  お手元に参考資料として毎日新聞の記事をお配りしてございます。これ、一昨日の新聞でありますが、日本人女性とその夫であるトルコのクルド人男性に関する記事でありま...全文を見る
○糸数慶子君 ただ、このケースの場合、身体を拘束するという状況にありまして、重大な人権の制約においても、入管行政の効率化が優先するということになるのでしょうか。  昨今、仮放免許可を受けている被退去強制令書発付者に対して動静監視が強化され、一旦収容されると仮放免許可がほとんどさ...全文を見る
○糸数慶子君 是非、人権という視点から大臣のリーダーシップを発揮していただきたいということを強く要望したいと思います。  それでは、法案審議に入ります。  一九九六年の法制審答申の民法改正案要綱のうち、審議が始まった九一年当初は婚姻法や離婚法が中心で、婚外子相続分規定について...全文を見る
○糸数慶子君 今回の法改正の発端は、最高裁が、二〇一三年九月四日、婚外子相続分規定を違憲と判断したことによります。  違憲決定直後の会見で、当時の谷垣大臣は、婚外子の相続分規定の民法改正だけでなく戸籍法の改正についても言及していましたが、法案の提出には至りませんでした。その理由...全文を見る
○糸数慶子君 民法改正論議を振り返りますと、法務省はもちろんその議論の積み重ねをしています。むしろ政治がそれをさせなかったというのが事実ではないでしょうか。  例えば、前回、一九八〇年の相続法改正の際、婚外子の相続分の平等化が提案されていましたが、反対論が強く、見送られています...全文を見る
○糸数慶子君 私は、この委員会で、九六年の法制審議会の答申を立法化しないことを問題にしてまいりました。上川大臣は、重く受け止めるとしながら、慎重な姿勢を崩していません。法制審の答申を受けながらそれに応えない大臣が今回の相続法制について法制審議会に諮問されたのはなぜか、その理由をお...全文を見る
○糸数慶子君 これまで、九六年のその法制審議会の答申を是非立法化していただきたいということで質疑をしてまいりましたけれども、先ほど仁比委員からも細かくありました。やはり、今、世の中のこの家族の在り方に関しましては、多様性というのも認められてしかるべきでございます。  是非とも、...全文を見る
07月03日第196回国会 参議院 法務委員会 第20号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  参考人の皆様には、貴重なお話を伺うことができ、大変感謝申し上げます。  まず、大村参考人に伺います。  大村参考人は、法制審議会で様々な民法の見直しの審議に関わってこられていますので、まず、法制審議会の答申が立法化されないことについ...全文を見る
○糸数慶子君 次に、二宮参考人に伺います。  今回の相続法制の改正は、最高裁が二〇一三年九月四日、婚外子相続分規定を違憲判断したことが契機となっています。くしくも、二宮参考人は、法案審議の参考人として意見を述べておられますので、この当時の慎重意見についても理解されているかと思い...全文を見る
○糸数慶子君 引き続き二宮参考人に伺います。  今回創設される特別寄与制度の対象から、事実婚や同性パートナーは排除されています。私はこの委員会で、夫婦同姓しか認めない現行制度は、それぞれが名前を名のりたいというカップルに法律婚を諦めさせ事実婚に向かわせるわけですから、法律婚の推...全文を見る
○糸数慶子君 今回の法改正は、高齢化の進展等の社会経済情勢の変化に鑑み行われるわけですが、家族の多様化について言及がありません。むしろ、変化が著しいのは、その家族のありようや価値観の多様化であろうと思います。しかしながら、家族の形や意識のその変化のスピードに法改正が追い付いていな...全文を見る
○糸数慶子君 大変示唆に富むお話をいただきまして、ありがとうございます。今回の法改正に向けた議論の参考とさせていただきたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。
07月05日第196回国会 参議院 法務委員会 第21号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  今回、生存配偶者の居住権、特別寄与の対象から事実婚や同性パートナーが排除されていることから、本日は特に事実婚について質問いたします。    〔委員長退席、理事若松謙維君着席〕  私、これまで、度々、選択的夫婦別姓が実現しないために法...全文を見る
○糸数慶子君 把握されていないということでありますが、これは先ほどの質問の中でも出ておりましたけれども、この事実婚の実数を把握することはできなくても、サンプル調査のような何らかのその調査を行う必要があるのではないでしょうか。
○糸数慶子君 どれくらいの事実婚の方がいらっしゃり、またどのような不都合があるか、そういうことを把握することで今後の制度設計にも役に立つというふうに考えますが、上川大臣は調査の必要性はないというふうにお考えでしょうか、伺います。
○糸数慶子君 残念でございますけれど、諸外国においてはいろんな形で調査がなされているという事実もございます。是非前向きに検討していただきたいと思っておりましたけれども、答弁の状況では、取りあえず今は調査するという御意思はお持ちじゃないということなんでしょうか。
○糸数慶子君 では、次に参りたいと思います。  法律婚と事実婚では取扱いに様々な違いがあるわけですが、税法上の権利利益においても法律婚と事実婚とではどのような違いがあるのか、主なものを国税庁にお伺いいたします。
○糸数慶子君 このほかにも、住民税の配偶者控除や障害者控除、医療費控除でも事実婚は対象外であります。また、国の不妊治療の助成金も事実婚は対象外、生命保険の死亡保険金の受取も配偶者か二親等以内の血族と限定しているところが多く、事実婚を認める場合でも煩雑な手続が求められ、その結果、認...全文を見る
○糸数慶子君 今るる挙げていただきましたが、親権についてお伺いしたいと思います。  法律婚した夫婦の子は共同親権ですが、事実婚では、父母双方と法律上の親子関係が形成されたとしても、子の親権者は父母のどちらか一方となります。父母と子供が共同生活をしながら、財産管理権や法定代理権も...全文を見る
○糸数慶子君 法務省はそうお答えになりましたけれども、上川大臣はこのことについてどのように考えていらっしゃるのでしょうか、伺います。
○糸数慶子君 次に、単独親権者の親が死亡した場合、一方の親に親権を移行するためにはどのような手続が必要でしょうか。法務省に伺います。
○糸数慶子君 改めて伺いますけれども、今御答弁いただきましたけれども、単独者の親が死亡した場合、一方の親に親権を移行するためにどのような手続が必要かというふうに伺いました。例えば、手続が完了するまでに、その確定するまでの空白期間が生じるということなんでしょうか。これは大きな不利益...全文を見る
○糸数慶子君 これは大いに問題だということを指摘をしたいと思います。  事実婚夫婦には特別養子縁組で養親となることは可能でしょうか。
○糸数慶子君 今挙げていただいただけでも、法律婚と事実婚とでは大きな差があることが分かりました。  現行でも様々な差別があるのに、新たに設ける制度に差を付けることについては参考人からも厳しい指摘がありました。特に、二宮参考人は、上川法務大臣が、事実婚、同性婚など多様な生き方を排...全文を見る
○糸数慶子君 憲法や条約に照らして差別的な規定を見直してきているという状況で新たな差別規定を設けることは、二〇二〇年に提出することになっている女性差別撤廃条約第九回政府報告の審査でも厳しい指摘がなされるものと思われます。  このことについて、男女共同参画担当大臣を経験された上川...全文を見る
○糸数慶子君 時間が参りましたので終わります。ありがとうございました。     ─────────────
○糸数慶子君 私は、沖縄の風を代表して、民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律案につき、反対討論をさせていただきます。  今回の相続法改正は、配偶者の相続上の地位強化という当初の意図はあったものの、実際には、遺留分制度であるとか、従来の判例を取り入れたもの、あるいは否定した...全文を見る
07月12日第196回国会 参議院 内閣委員会 第26号
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○委員以外の議員(糸数慶子君) 沖縄の風、糸数慶子です。  この度、委員外の私に貴重な時間を割いて質問の時間を与えていただきましたこと、委員長始め与野党の皆様に心からお礼を申し上げます。  質問に入ります前に、この西日本豪雨で亡くなられた方に心からの御冥福をお祈り申し上げます...全文を見る
○委員以外の議員(糸数慶子君) 政府はカジノ誘致を地域振興策と位置付けていますが、むしろ逆に弊害に苦しんでいるのが私が調査した実態であります。  実は、数年前、韓国の江原ランドを視察いたしました。韓国には当時十七のカジノがあり、自国民が入場できるのは江原ランドだけでありました。...全文を見る
○委員以外の議員(糸数慶子君) 依存症対策について伺います。  依存症対策をしなければならないことこそが問題であり、最も効果的な依存症対策はギャンブル施設をつくらないことだと断言いたします。  韓国では、ギャンブル産業は十六・五兆円と言われますが、ギャンブル依存症対策には七十...全文を見る
○委員以外の議員(糸数慶子君) 今るるおっしゃいましたけれども、私、韓国の江原ランドに四回行きました。依存症の根深さを具体的に御紹介いたします。  一日八千人から一万人が訪れる江原ランドは、同じ施設内に韓国賭博中毒センターが設置されております。カジノ入場者は一か月十五日以内とい...全文を見る
○委員以外の議員(糸数慶子君) 私、カジノを含むIRによる外国人観光客の誘致を政府は見込んでいるようですが、衆議院で参考人でありました新里弁護士が、想定されるカジノ客の七、八割は日本人だということを報告をしておりました。オーストラリアも見てまいりましたけれども、外国人の観光客を見...全文を見る
○委員以外の議員(糸数慶子君) ハワイはカジノを導入しておりません。地元の自然を壊すことなく豊かに育て、伝統に培われた芸能や文化、独自の魅力を持っております。  食文化を素材とすれば、観光資源は私たちの足下に限りなく広がっております。これこそがまさに外国からのお客様をもてなすこ...全文を見る
11月15日第197回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  山下大臣、法務大臣就任おめでとうございます。山下大臣の派閥の先輩で政界を引退された谷垣元大臣は、私とは立場の違いがありましたが、委員会質疑では丁寧で、答弁をしていただきました。誠実に、丁寧に答弁をしてくださいました。山下大臣とは、憲法、...全文を見る
○糸数慶子君 まさに今大臣がお答えをされましたけれども、真に保護や庇護が必要な申請者に安定した在留が認められるように心からお願いをしたいと思います。  次の質問に入ります。  次に、人権政策について伺います。山下大臣の所信表明では、女性活躍については言及がありましたが、人権政...全文を見る
○糸数慶子君 次に、選択的夫婦別姓制度について伺います。  私は、法務委員となってから全ての法務大臣にこの問題を質問してまいりました。山下大臣にも同様に伺いますので、是非前向きの御答弁をお願いしたいと思います。  一九九六年二月に法制審議会が選択的夫婦別姓制度導入の民法改正案...全文を見る
○糸数慶子君 今の御答弁は極めて遺憾でございます。大臣も内閣府における公表から八か月も要したというのは極めて遺憾というふうにおっしゃいますけれども、これはやはり、これまで小川委員からもございましたし、また国民の間でも、とりわけこれから結婚するという若い人たち、そういう若年者の間で...全文を見る
○糸数慶子君 ありがとうございました。  ほかにも通告をしておりましたが、もう時間がなくなりましたので、通告した質問はまた改めてお伺いをしたいと思います。  これで私の質問を終わります。ありがとうございました。
11月22日第197回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  質問に入ります前に、法務委員会の開催を度々職権で行われてきた横山委員長に一言お願いを申し上げます。  いわゆる給与法案は与野党が賛否で対決するような法案ではなく、日程的にも余裕があったにもかかわらず、野党議員の意見に耳を貸すことなく職...全文を見る
○糸数慶子君 今大臣からるる答弁がございましたが、入管法改正については、懸念が払拭されないまま、今、国会で拙速に成立させるのではなく、やはり環境整備が整ってからでも遅くはないということを改めて申し上げたいと思います。  昨年九月、安倍総理は、国難突破解散という大義で総選挙を行い...全文を見る
○糸数慶子君 次に、物的充実についてお伺いいたします。  例えば、東京家裁では、新たに調停室への転用を図り、調停室を増やしていると伺っていますが、調停室に空き室がなく、次回調停期日の調整に苦労したり、事件増に対して午後二回の調停期日を設定してはいるものの、短時間で調停が終了する...全文を見る
○糸数慶子君 私はこれまでも最高裁にエールを送ってきたつもりですが、来年、創設から七十年を迎える家庭裁判所にエールを込めて幾つか質問したいと思います。  最近、このような本を読ませていただきました。これは「家庭裁判所物語」という本ですが、この本を書いたのは、司法担当記者をされた...全文を見る
○糸数慶子君 なぜこのような標語が必要だったのかということですね。  戦争で親もそれから家もなくした子供たちが浮浪児として社会から冷たく扱われていた現実がありました。一九四八年九月に閣議決定された浮浪児根絶緊急対策要綱には、浮浪児に物をやるな、浮浪児から物を買うなの運動を強く展...全文を見る
○糸数慶子君 この本で興味深かったのは、今から五十年以上前の少年法改正論議です。  少年事件が相次ぐ中で、少年法の対象年齢の引下げを求める意見が昭和二十年代から上がっていたということです。一九五一年には法務省が少年法改正草案を作成し、保守系政治家から、少年を甘やかすな、厳罰化を...全文を見る
11月29日第197回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  横山委員長、私は、二十二日の法務委員会の冒頭で、この委員会運営においては野党の意見を尊重し、誠実に対応していただくようお願いをいたしました。残念ながら、誠実どころか余りの乱暴なこの委員会の設置に怒りを禁じ得ません。恐らく、参議院の職員も...全文を見る
○糸数慶子君 「いわゆる個人の請求権そのものを国内法的な意味で消滅させたというものではございません。日韓両国間で政府としてこれを外交保護権の行使として取り上げることはできない、こういう意味でございます。」というふうにそのときは答弁されています。完全かつ最終的に解決されたと言いなが...全文を見る
○糸数慶子君 外国人と結婚した方のお子さんについては母親の通称が併記されるということなのですが、日本人の場合はそれができないということ、本当に時代遅れだと思います。改めて質問させていただきたいと思います。  次に、外国人労働者の受入れ拡大の入管法改正についてお伺いしたいと思いま...全文を見る
○糸数慶子君 新たな外国人材の受入れは、今年二月の経済財政諮問会議における安倍首相による検討の指示に始まり、六月の経済財政運営と改革の基本方針二〇一八、いわゆる骨太の方針というその状況の中で方向付けられ、入管法及び法務省設置法改正案、以下改正案と申しますが、その改正案の骨子が公表...全文を見る
○糸数慶子君 ただいまの答弁は納得がいきませんが、時間が参りましたので、続きは午後の質疑に回したいと思います。  ありがとうございました。
○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。午前に引き続き、質問させていただきます。  改正案は、当面するその労働力不足への対応であり、中長期的な政策は今後の課題とされています。しかし、外国人労働者政策の大きな転換でもあるわけですが、このような重要な課題において拙速な、あるいは場当た...全文を見る
○糸数慶子君 既に、今年の六月末における在留外国人の数ですが、二百六十三万七千人、これ速報値でございますけど、二百六十三万七千人に上っており、総人口の約二%を超えております。また、現状においても年四十万人に上る流入があり、移民受入れ大国であるとの指摘もあるわけです。  将来の日...全文を見る
○糸数慶子君 次に、出入国在留管理庁が外国人の受入れ環境整備の司令塔的役割を果たすことについて伺います。  改正案では、現在の入国管理局を格上げして出入国在留管理庁を設置することとされました。同庁の任務は、出入国及び外国人の在留の公正な管理を図ることとされ、また同項の任務に関連...全文を見る
○糸数慶子君 今大臣の答弁ございましたけれども、実際には現場の対応としてはやはりかなりの問題があるということをあえて冒頭に申し上げたつもりでございますけれども、やはりそういう外国人の権利擁護、それから利便性の向上に関しては、共生や支援、言葉だけではなくて、実際にやっていただきたい...全文を見る
○糸数慶子君 また、人手不足に関して、具体的にどのような要件を満たせば特定産業分野とされることになるのか、その具体的な判断基準について明らかにしていただきたいと思います。  客観的な指標を用いる場合、どのような指標を使い、どのような基準で決めることになるのでしょうか。  特定...全文を見る
○糸数慶子君 では、改めて伺いますが、それを容認する法令上の根拠、改めてお伺いします。
○糸数慶子君 よく分からないのですが、次に進みます。  まず、分野別運用方針のこの定義でありますが、十一月二十八日の参議院本会議の質疑におきまして、立憲民主党・民友会の石橋議員の代表質問に対する安倍内閣総理大臣の答弁に、受入れ分野については、本法案の成立後に定められる分野別運用...全文を見る
○糸数慶子君 いっぱいお答えいただきましたけれども、私は余りよく理解できないという状態です。どうしてこんなに急いでこの法案を成立させようとしているのか、理解できません。  日本語能力及び技能水準について、ではお伺いをしたいと思います。  技術水準を測るものとしては職種別の技能...全文を見る
○糸数慶子君 次に、この日本語能力に関する試験としては、国際交流基金と日本国際教育支援協会が運営するもの、これを始め幾つかの代表的な試験が存在いたしますが、こうした日本語能力試験と今回提案されている分野別日本語能力試験とはどのような点で違うのでしょうか。
○糸数慶子君 分野別日本語能力試験はどのような機関が作成し、具体的にどのような評価基準、評価方法とするのか、また、具体的な試験の実施時期、実施場所、予算についても明らかにしてください。
○糸数慶子君 次に、受入れ停止及び再開措置の判断基準、そのことについて伺います。  特定産業分野において必要とされる人材が確保されたと認めるときは、特定産業分野を所管する関係行政機関の長は受入れ停止の措置をとることとされています。これは第七条の二第三項なんですが、その具体的な判...全文を見る
○糸数慶子君 技能実習から特定技能一号への移行について伺います。  法務省は、技能実習二号修了後に、一定の期間帰国することなく継続して特定技能一号として働くことを認めるとしていますが、技能実習制度の目的とされている技能移転という、この制度の趣旨との整合性が全く取れません。どう説...全文を見る
○糸数慶子君 もし含まれる場合は、何年前まで遡って可能でしょうか。
○糸数慶子君 次に、悪質な紹介業者等の排除について伺います。  これは、十一月二十八日の参議院本会議の質疑において、仁比議員の代表質問に対する安倍総理大臣の答弁に、外国人材又はその親族が保証金等を徴収されている場合は、特定技能外国人としての受入れができないこと等を法務省令で定め...全文を見る
○糸数慶子君 ただいまの答弁ではなかなか未然に防ぐことはできないのではないかと思います。  次に、転職の自由の実質的な保障について伺います。  法務省の説明資料では、入国、在留を認めた分野での転職可とされていますが、改正案では何ら触れていません。しかし、技能実習制度において転...全文を見る
○糸数慶子君 次に、家族の帯同について伺います。  改正案では特定技能一号には家族滞在を認めないこととしていますが、長期にわたり家族と離れて暮らすことは、外国人労働者本人ばかりでなく、その家族にも大きなマイナスの影響を与えることは言うまでもありません。特に、技能実習から特定技能...全文を見る
○糸数慶子君 次に、永住申請要件について伺います。  永住申請には、「原則として引き続き十年以上本邦に在留していること。ただし、この期間のうち、就労資格又は居住資格をもって引き続き五年以上在留していることを要する。」ということが条件とされています。  法務省から提出されている...全文を見る
○糸数慶子君 次に、雇用契約、報酬額について伺います。  特定技能雇用契約は、法務省令で定める基準に適合するものでなければならない、これは第二条の五第一項とされておりますけど、法務省令で定める基準としてどのようなことが想定されているのでしょうか。  特に、報酬額については差別...全文を見る
○糸数慶子君 時間が参りましたので終わりたいと思います。  通告したのは、またいずれの質問に回したいと思います。  ありがとうございました。
12月04日第197回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  午前中の審議でも指摘されましたが、私たち野党七会派が失踪外国人技能実習生への聴取票を閲覧、集計した結果、法務省の集計結果の二十二人とは全く違う、二千八百九十二人のうち千九百三十九人、約七割が最低賃金を下回っていたことが昨日明らかになりま...全文を見る
○糸数慶子君 質問の中でも申し上げましたけれども、もう何も決まっていないという、そういうところなんでしょうか。とても大事な点ですが、全く答えがありません。    〔委員長退席、理事伊藤孝江君着席〕  国会への説明責任とその制度の透明性についてはどのように担保されるのでしょうか...全文を見る
○糸数慶子君 新設される出入国在留管理庁は、様々な外国人の出入国、難民の認定又は帰化に関する処分を担うことになるわけですが、続いて、その一次審査及び審査請求の在り方に対して質問いたします。  改正後の法務省設置法案第二十九条によりますと、出入国在留管理庁の事務には難民の認定に関...全文を見る
○糸数慶子君 それでは、一次審査と審査請求の独立性をより担保するためには、法務省と出入国在留管理庁長官の人事交流が行われることは不適切であるというふうに考えます。その点についてはどうお考えでしょうか、伺います。大臣に伺います。
○糸数慶子君 先ほども申し上げましたけれども、そういう法務省と出入国在留管理庁のその間の人事交流が行われるというのは、公平に判断ができるかどうかということに考えまして、やはりこの件は不適切だということを改めて申し上げたいと思います。  次に、立法府によるチェック機能について伺い...全文を見る
○糸数慶子君 午前中の質疑からずっと指摘されておりますけれども、きちんとした法案を提案をしていくということではなく、全く中がすかすかの状態で、結論ありきで動いている、そのような感がいたします。もっときちんとした法案をやっぱり作って提案すべきだということを改めて指摘をしたいと思いま...全文を見る
○糸数慶子君 そのガイドラインや要領にはマスキングがされた状態で公開されているんでしょうか、伺います。
○糸数慶子君 次に、法務大臣に伺います。  法案の具体的な内容についての質問でありますが、入管法改正法案の附則十七条は、特定技能の在留資格に係る制度の在り方について、関係地方公共団体、関係事業者、地域住民その他の関係者の意見を踏まえて検討を行うということでありますが、この関係者...全文を見る
○糸数慶子君 必要に応じてというのは、具体的にどういうことでしょうか。
○糸数慶子君 改めて申し上げますが、当事者である外国人を是非含めて議論していただきたいということを改めて申し上げたいと思います。  次に、出入国在留管理庁の設置について伺います。  入管法の改正ばかりに注目が向けられがちでありますが、法務省設置法についても改正案が提出されてい...全文を見る
○糸数慶子君 今の答弁に対しては、外国人の人権と命を守るということで、具体的なその進め方は伺いましたけれども、もう少し、人権のとりでである法務省そして法務大臣のもうちょっとあったかいコメントが欲しいところでございます。  お二人は外国人の命に関わる決定をこれまでも多くされてきた...全文を見る
○糸数慶子君 仮放免のこの原則出さないというところでありますが、十一月二十九日の法務委員会での質問に引き続き、平成三十年二月二十八日、これは、「被退去強制令書発付者に対する仮放免措置に係る適切な運用と動静監視強化の更なる徹底について」についてお伺いしたいと思います。  仮放免運...全文を見る
○糸数慶子君 それでは、全国の収容施設にいる退去強制令書に基づく被収容者の数と、被収容者数に含まれる難民認定申請者数、仮放免者数、それと退去発付事由のその内訳を、分かる範囲で結構ですので、お示しいただきたいと思います。
○糸数慶子君 一定数の仮放免者がいるということですが、刑事罰を受けたとは限らない仮放免者が日本の社会においてどのように公共の安全と秩序の維持に影響を与えるとお考えでしょうか、再度入管局長に御説明いただきたいと思います。
○糸数慶子君 この仮放免運用方針の大半がマスキングされていることについて入管局長は、仮放免事務の適正な遂行に支障を及ぼすことも理由に挙げていらっしゃいました。しかし、仮放免を含む入管行政がこのように不透明に行われている中で、私たちはどうやって適正に遂行されていることを確かめればよ...全文を見る
○糸数慶子君 いろいろ伺いましたけれども、先ほど冒頭に申し上げましたように、やはり法務大臣、入管局長、この外国人を受け入れることに当たる一つの人間的な優しさ、そして命に関わる問題、それを是非大事に受け止めていただきたいということを改めて申し上げまして、お待たせをいたしました。国民...全文を見る
○糸数慶子君 検討の際には、やはり当事者である外国人の声を聞き、反映させること、その点は私としても強調したいというふうに思います。  法律案の第五項では、検討事項として、技能実習に関する制度など、その実態を踏まえた上で行う抜本的な見直しが挙げられておりますけれども、技能実習制度...全文を見る
○糸数慶子君 引き続きまして、前回、通告はいたしましたけれども、時間の関係で質疑ができませんでしたので、改めて、またちょっと戻る感じにはなりますが、伺いたいと思います。  まず、特定技能所属機関、これ先ほども出ておりましたけれども、受入れ機関の適格性に関する基準についてお伺いを...全文を見る
○糸数慶子君 次に、特定技能所属機関、これも受入れ機関でありますが、特定技能一号の外国人について支援計画を作成し、職業生活上、日常生活上又は社会生活上の支援、これは第二条の五第六項になっておりますが、これは今申し上げましたように、職業生活上、日常生活上又は社会生活上の支援をするこ...全文を見る
○糸数慶子君 特定技能所属機関は、特定技能一号の外国人に対する支援の全部又は一部を登録支援機関に委託することができるというふうにされております。そして、登録支援機関の支援業務の内容及びその実施方法その他支援業務に関しては、法務省令で定めることとされています。登録支援機関による支援...全文を見る
○糸数慶子君 先ほどからずっと伺っておりますけれども、こういうふうに答弁をされましても、今のその現実の外国人受入れに対する実態が全く違うということを改めてまた指摘をしたいと思います。  改正案の制度設計では、悪くすると、支援登録機関に支援の名を借りたブローカーが関わることも考え...全文を見る
○糸数慶子君 次に、派遣形態について伺います。  これも先ほども質疑がされておりましたけれども、十月十二日の関係閣僚会議に出された法務省資料では、分野の特性に応じて派遣形態も可能とされています。しかし、派遣は非正規雇用の典型であり、その雇用の不安定性が懸念される雇用形態でありま...全文を見る
○糸数慶子君 新たな在留管理体制の構築についてでありますが、七月二十四日に外国人材の受入れ・共生に関する関係閣僚会議に提出された外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策において、在留資格手続の円滑化、迅速化として、各種識別番号の活用を通じた行政機関間の情報連携を進めるとしており...全文を見る
○糸数慶子君 その中にマイナンバーも含めているのかどうか、お尋ねいたします。
○糸数慶子君 同案には、在留管理基盤の強化として、在留外国人に係る情報を一元的に管理する仕組みを構築するとしていますが、在留外国人に係る情報には、就労、所得、納税、婚姻、家族状況などが含まれると想定されていますが、医療、健康、預貯金、送金、不動産所有などに関する情報も含まれている...全文を見る
○糸数慶子君 在留外国人に係る情報の収集、分析を担うため、在留管理インテリジェンスセンターを法務省に新設するとの報道もありますが、そのような検討をされているのでしょうか。もし検討されている場合、既に設置されている出入国管理インテリジェンス・センターとのその違いについて伺います。
○糸数慶子君 法務省と厚労省の情報共有について伺います。  外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策において、在留管理基盤の強化として、法務省、厚労省の情報共有による外国人の在留状況、雇用状況の正確な把握をするとしていますが、法務省、厚労省の情報共有は具体的にどのような形で行...全文を見る
○糸数慶子君 時間が参りましたので終わりますけれども、先ほどいろいろ御質問をいたしましたけれども、法案に対する納得のいくような答弁がなかったのは現実的に本当に残念でございます。  先ほども申し上げましたけれども、やっぱりこれは一旦廃案にして、明らかになった事実を基に審議をやり直...全文を見る
12月05日第197回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  参考人の皆様には、貴重なお話をお伺いすることができまして、大変感謝申し上げます。  私は、移住連の高谷参考人にまずお伺いしたいと思います。  技能実習生が抱える問題に様々に今まで取り組んでこられておりますが、この実態を一番御存じの移...全文を見る
○糸数慶子君 続きまして、斉藤参考人に伺います。  斉藤参考人はベトナムの技能実習生問題の専門でいらっしゃいますが、韓国の外国人受入れについてもお詳しいと仄聞をしております。韓国の制度で日本の制度に反映させる一番のポイント、何でしょうか、伺います。
○糸数慶子君 報道でも大きく報じられておりますけれども、現在の技能実習生の約七割が最低賃金を下回っていたということが一昨日の野党の七会派の聴取票の集計で明らかになりました。さらに、労働法に違反するひどい事例が次々に明らかになっております。  そこで、三人の参考人にそれぞれ伺いま...全文を見る
○糸数慶子君 今それぞれ御意見伺いましたが、改めまして、多賀谷参考人にお伺いいたします。  修正が必要だということをおっしゃいましたけれども、具体的に。
○糸数慶子君 改めて、ただいまの御意見に対して斉藤参考人の、もし補足といいますか、違うというその相違点というのがありましたら伺いたいと思います。
○糸数慶子君 ただいまいろいろございましたけれども、賛成の立場に立っていらっしゃると先ほどおっしゃいました多賀谷参考人の方からもそういう御懸念が今ございました。ブローカー的な存在が、本当に外国人労働者のしっかりと人権を守るような状態で動くのかどうかというのも大変疑問があるわけです...全文を見る
○糸数慶子君 改めまして、同じ内容で斉藤参考人にも伺いたいと思います。  これまでいろいろ御指摘いただきましたけれども、言い足りないことがございましたら、お願いいたします。
○糸数慶子君 終わります。
12月06日第197回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  私、先日の質問の中で幾つか答弁いただきましたので、それについて確認をしておきたいというふうに思います。  まず、先日の質問のその関連でありますが、政省令の策定プロセスについて伺いました。そのときの回答をまとめますと、三つのステップをも...全文を見る
○糸数慶子君 では、政省令の策定に当たっては、提出意見の考慮や結果の公示は当然なされるということでよろしいでしょうか。
○糸数慶子君 では、技能実習制度の見直しについて伺います。  技能実習制度の見直しについてでありますが、技能実習制度の運用状況を検証するプロジェクトチームを設置したということですが、先ほど小川委員からの質問もございましたけれども、そのPTによる検証の過程はどうやって確認できるの...全文を見る
○糸数慶子君 先ほどしっかりと公示をするということでありましたけれども、今本当に大事なこういうプロジェクトチームを設置したという割には、なかなかその検討した結果がなぜ速やかに公表されないのか、改めて伺います。
○糸数慶子君 PTはあくまで法務省内に設置されるということで、その検証は独立性や公平性が疑われます。PTとは別の第三者的な機関によるこの検証の予定もあるのでしょうか。
○糸数慶子君 御答弁を伺っておりますと、やはりまだ何も決まっていないということなんでしょうか。そのような状態で新たな制度を見切り発車させてもいいのかどうか、大変疑問を感じます。  昨日、会合があったということですが、それでは政務官にお伺いいたします。昨日はどのような話合いがなさ...全文を見る
○糸数慶子君 改めて振り返ってみたいと思いますけれども、今回のこの外国人材の受入れのことについて、まず、今年の二月に経済財政諮問会議において安倍首相による検討の指示に始まり、六月の経済財政運営と改革の基本方針二〇一八、これが骨太の方針として方向付けられて、入管法及び法務省設置法改...全文を見る
○糸数慶子君 ところが、その外国人が既に紹介業者に保証金などを払っている場合、そのお金は戻ってくるのでしょうか。
○糸数慶子君 私が聞いたことにはきちんとお答えしていらっしゃいません。余りにも無責任な回答だと思います。この新しい制度のせいで将来をめちゃくちゃにされる人が出てくるのではないか、そのような危機感を抱いてしまいます。  続いて、附則十八条二項では、二年後に制度の在り方について検討...全文を見る
○糸数慶子君 昨日の参考人質疑で参考人から重大な指摘がございました。それを踏まえて質問いたします。  在留資格「特定技能」の創設による受入れは、技能実習制度による受入れと酷似している、そして、しかも技能実習から相当程度の移行が見込まれるということで、技能実習で生じているその問題...全文を見る
○糸数慶子君 外国人の生活をサポートする制度の確立がなされていない。国会でもほとんど議論されていないことにも指摘がありましたが、サポート制度について今後どのように検討されるのか、伺います。短くお答えください。
○糸数慶子君 恋愛の禁止、それから妊娠の禁止、移動の禁止など、外国人労働者の生活面の介入と権利の制限が行われていることについても、参考人は、技能実習制度は技能実習生を可能な限り労働力としてしか存在しないようにするものだと痛烈に批判をされていました。このような批判をどのように大臣は...全文を見る
○糸数慶子君 定住を阻止された外国人労働者は地域にとってどのような存在であるのかということについて、人口減少の中、技能実習生がいなくては成り立たなくなっている地域がたくさんあると指摘した上で、地場産業の貴重な支え手が地域生活の中では顔が見えない他者となっていることに懸念をされまし...全文を見る
○糸数慶子君 失踪技能実習生の問題に関しては、法務省及び入管局、入国管理局の人権意識を疑うような、そういう実態が今国会を通して明らかになってまいりました。  調書の手書き部分には人権侵害の生々しい実態が書いてあるにもかかわらず、また法務大臣も局長もそれを一部読んだとはおっしゃっ...全文を見る
○糸数慶子君 沖縄の風、糸数慶子です。  安倍総理への質問の前に、一言申し上げたいと思います。  辺野古新基地建設をめぐり、沖縄防衛局は五日、土砂の積込み作業を再開させました。三日の作業開始直後、沖縄県に手続の不備を指摘された政府は、一旦作業を中断したものの、法令の運用や解釈...全文を見る
○糸数慶子君 るる御説明をされておりますけれども、やはり現実としては、女性が安心して、そして若者たちが結婚して安心して子供を産むことができない、それが結果的には少子化になっている。そのツケが、今こういう形で外国人を入れなければどうしようもないという状況に来ているのではないかという...全文を見る
○糸数慶子君 この委員会でもいろんな質疑が行われておりますけれども、なかなか答弁がかみ合わない、そして、きちんと質問したことに対しては答えられないということがこれまでの質疑の結果であります。本当に、こういう大島議長の苦言を総理が受け止められて、しっかり期限どおりやっていけるのかど...全文を見る
○糸数慶子君 そもそも外国人材の受入れは、今年二月、経済財政諮問会議において安倍総理が検討を指示したことに始まり、六月に骨太の方針として方向付けられ、法案の骨子が公表されたのは十月十二日であり、最終的に十一月二日に閣議決定されたものです。しかし、検討の結果が示され、結果に至る検討...全文を見る
○糸数慶子君 ちょっと時間が参りましたので、一つの質疑は取り下げていきたいと思いますが、安倍総理が、昨日、参考人質疑で、参考人からは、日本に来られた外国人が労働力不足を補うものではなく、人間として暮らせるための権利を保障すべきであるということをおっしゃっていたことはもう御存じだと...全文を見る