糸久八重子

いとひさやえこ



当選回数回

糸久八重子の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第101回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○糸久八重子君 ただいま文部大臣の答弁の中に、現在の教育の中では男女平等の教育が実現されているというお話がございましたけれども、差別撤廃条約の十条で教育の機会及び教科内容について男女同一の教育を特にうたっております。  そこで、総理にお伺いしたいのですが、家庭科などに関連をして...全文を見る
○糸久八重子君 現行指導要領の中でやはり小学校を除きまして女子のみを対象としている家庭科教育、そして中学校では女子領域を主として女子が学ぶという傾向がありますし、高等学校ではただいま文部大臣が申しましたとおり女子のみ必修という形になっておるわけでありますけれども、この指導要領をど...全文を見る
○糸久八重子君 国連婦人の十年は来年が最終年に当たります。大変急ぎませんとこの問題の決着はつきません。したがいまして、現在の文部大臣の御答弁のような状況では、もう少し現在の状況では鮮明な態度を出していかなければ間に合わないのではないかというふうに考えるわけであります。  細かい...全文を見る
02月24日第101回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○糸久八重子君 私は、日本社会党を代表して、五十八年度補正予算二案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。  現在、我が国経済は回復の兆しが見え始めたとはいえ、個人消費は相変らず伸び悩みの状態にあり、中小零細企業の倒産、失業は今なお高い水準にあります。このようなとき、景...全文を見る
03月19日第101回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○糸久八重子君 私は、今日、政治的にも社会的にも大変大きな問題となっております婦人問題に絞りまして、総理並びに関係大臣に質問をさせていただきたいと存じます。  質問に入ります前に、個人的な見解で結構でございますから総理、総理のお持ちになっていらっしゃいます女性観についてお伺いし...全文を見る
○糸久八重子君 外務大臣、いかがでございますか。
○糸久八重子君 労働大臣、お願いしたいのですが。
○糸久八重子君 お三人方たち、ともに女性に対して非常に御理解を持っていらっしゃるようにお伺いいたしましたので、これからの質問の内容の中でもきっとすばらしい回答が返ってくるのではないかと期待したいと思います。  さて、総理は二月六日の施政方針演説の中で、婦人の地位向上に努力をする...全文を見る
○糸久八重子君 それでは、そういう現状認識に基づいて中曽根内閣が進めようとする婦人政策はどういうものがあるか、具体的にお話しいただけますか。
○糸久八重子君 確かに、時代の要求に従って働く婦人が非常に多なってきているわけですが、働く婦人は実に多くの問題を抱えているわけです。職場では一人の一人前の労働者として男性と一緒に働いて、家庭に帰りますと家事や育児がやはり女性にかかってくる。さらには子供の教育もこれは母親任せであり...全文を見る
○糸久八重子君 日本には古くから、男は社会、女は家庭という性別役割分業論が根強くありますけれども、このことについてはどうお考えですか。
○糸久八重子君 一〇〇%いい母親となるということはわかるのですけれども、いい妻ということはどういうことですか。
○糸久八重子君 外務大臣にお伺いしたいと思います。  差別撤廃条約の基本理念をどう理解していらっしゃいますか。
○糸久八重子君 外務大臣、条約の前文に見られる特色をどのように把握していらっしゃいますか。
○糸久八重子君 今日、我が国の婦人労働者の数は、総理府の労働力調査によりますと、一九八二年現在で一千四百十八万人、総労働者に占める割合は三四・六%で、産業界にとりましては今や欠くことのできない労働力となっているわけですけれども、そこで労働大臣、労働省でしょうか、お伺いいたしますけ...全文を見る
○糸久八重子君 引き続きましてお伺いしたいんですけれども、賃金面におきまして男性と女性の賃金格差について、それから昇進についてですけれども、女子に昇進の機会のない企業、それから女性の役職への機会のある企業の中で、細かく言うと何ですから、部長相当まで昇進させる企業はどのくらいありま...全文を見る
○糸久八重子君 定年制を決めている企業というのは。
○糸久八重子君 賃金問題、賃金の格差はまだお答えいただいていない。
○糸久八重子君 失礼いたしました。  ただいまの説明でも明らかなように、その雇用実態は、募集、採用から始まりまして定年退職に至るまで、男性に比べて著しく差別をされた状況下に置かれているわけですけれども、総理、この状況をどう思われますか。
○糸久八重子君 総理、働く婦人は入り口の募集の部分から大きな差別をされているわけですけれども、このことは既に調印いたしました着別撤廃条約の精神に反しているとはお思いになりませんか。
○糸久八重子君 雇用平等法等の法案の整備をしていらっしゃるということを先ほど申したようですけれども、差別撤廃条約批准に向けましてそのような条件整備をするということがどういう目的を持っているのか、どういうふうに認識なさいますか。
○糸久八重子君 差別撤廃条約の批准をするためには、国籍の問題とか教育の問題とか、それから雇用の問題で法案の整備が迫られているわけですけれども、まずその雇用平等法についてお伺いしたいと思います。  総理並びに労働大臣は今国会に法案提出を明らかにしているわけですけれども、そのタイム...全文を見る
○糸久八重子君 現行労働基準法以外に、今日、男女雇用平等法という単独の特別立法がなぜ必要なのでしょうか。
○糸久八重子君 雇用平等法策定の基本的な考え方についてはいかがですか。基本的な考え方。
○糸久八重子君 婦人問題審議会婦人労働部会での進捗状況はどうなっておりますか。
○糸久八重子君 二月二十日に提示されましたたたき台の内容の概略をお示しください。
○糸久八重子君 入り口での募集、採用の部分をたたき台では当面努力規定として、そのかわりに労働大臣が事業主に対する指針をつくり、それをもとに行政指導をするということを提案しているわけですけれども、(3)のイのところですが、これは具体的な内容はどういうことを意味しているのでしょうか。
○糸久八重子君 企業側が努力をするという恩恵でしかない規定では、女性の職業差別の中で最も深刻な入り口の差別をさらに助長し、固定することにはなりませんか。
○糸久八重子君 例えば、商社や銀行などでは採用の段階で女子を補助的業務、そして男子を基幹職務と最初から分けて採用されているのが実態なわけです。努力を怠ったかどうかという判定は現在よりも困難となって、そして裁判による救済は難しくなるのではないかと思うのですが、その点はいかがですか。
○糸久八重子君 努力義務というだけでは、これまでの男女の別建て採用をさらに固定化するだけでなくて、むしろ差別問題が起こったときに、使用者が努力したか、それともしなかったかということだけが争点になってしまって、性別によって差別してはならないという男女平等の原則がなおざりにされる可能...全文を見る
○糸久八重子君 努力を義務づけるだけの勤労婦人福祉法というのがあるわけですけれども、やはりこれは行政指導の対象になっているわけですが、これがよい例だと思うんですね。やはり努力義務だけではだめだという例が今までにあるわけです。  それで、今まで権利を確保していくには訴訟を起こして...全文を見る
○糸久八重子君 労働大臣、今の御説明にもありましたとおり、とにかく裁判で争いますと、十年も十二年もかかるわけですね。そう長くかかりますと、それに伴って費用もかさんでしまうわけですから、結局いままでもなくさんの泣き寝入りがあったんじゃないかというふうに思うわけです。だから、努力規定...全文を見る
○糸久八重子君 労働大臣、先ほど総理の答弁の中にもありましたけれども、やっぱり新しい時代の流れとして婦人労働問題をとらえていかなければならないとおっしゃっておられたようですから、ここで罰則規定も伴った男女雇用平等法をつくるということが、やはりこれからの日本の働く者たちにとっての新...全文を見る
○糸久八重子君 私の調べました年間の労働時間によりますと、これは男子の場合だけなんですが、日本は二千百四十七時間で、一番少ないのが西ドイツの千七百六時間というデータがあるわけです。これから見ますと、日本人は非常に世界一長い労働時間、長い時間働いているということがわかるわけですけれ...全文を見る
○糸久八重子君 そこで、日本の年次有給休暇の日数と、また休暇の消化率はどうなっておりますか。諸外国の年次有給休暇についてはどうなっておりますか。ちょっと教えていただきたいのです。
○糸久八重子君 日本の長時間労働の要因の中に、ちょっと私が聞き忘れたのかどうかわからないのですけれども、時間外労働というのが非常に多いわけですよね。だから長時間労働になると思うのですけれども、その長時間労働について、まあ労働時間と言っていいでしょうね、ILOや、それから主要国での...全文を見る
○糸久八重子君 いまの産業界の中では、大変マイクロエレクトロニクス化、つまりME化が進行していて、人間が機械を動かすというのではなくて、機械に人間が動かされているという面がふえてきているわけですが、機械というのは二十四時間動かすのが有効な使い方であって、こういう中で、例えば深夜業...全文を見る
○糸久八重子君 とにかく日本の国は長時間労働であるということは先ほどのデータでも明らかになっているわけですけれども、そういう長時間労働の悪弊の中に結果として婦人を引きずり込むというようなことになってしまうわけですけれども、これは男子労働者にとってもプラスにならないのではないかと思...全文を見る
○糸久八重子君 労働大臣続けて、生理休暇の必要性についてはどう思いますか。
○糸久八重子君 今までいろいろたたき台の中に書かれました保護の撤廃の問題についてお伺いしたわけですけれども、保護の歯どめをなくせば、無制限に残業している男子の労働条件がそのまま女子に適用されて、昔の女工哀史の時代に逆戻りしてしまうんじゃないかというような、そういう危険性があると思...全文を見る
○糸久八重子君 二月二十日に出されましたたたき台を受けまして、経済界では男女雇用平等法について慌てて条約批准をすべきでないと反対の意思を表明していますけれども、今日まで審議会では使用者側代表はどのような意思表明をしていたのですか。
○糸久八重子君 去る三月二日に日経連から、総理大臣、外務大臣、労働大臣にあてまして、文書で質問が出ましたね。この内容はどういうものか説明をしていただけますか。
○糸久八重子君 それに対して政府は、どのようなお答えを用意して、また回答をなさったのでしょうか。
○糸久八重子君 三月十二日に審議会が持たれたようですが、そこには回答は出さなかったわけですね。
○糸久八重子君 こういった点について今日時点で使用者側が疑問を持つことは、この条約批准のための国内法整備に前向きの努力をしているのかどうかということが非常に疑わしくなるわけです。この問題を検討してきた審議会の使用者側委員には日経連の労務管理部長さんも入っておられて今日まで審議が重...全文を見る
○糸久八重子君 差別撤廃条約署名の時点から平等法の制定は必至のものであったはずであります。政府はこの問題のすべてを審議会任せにしたままでした。婦人問題企画本部長である総理としての御責任はいかがですか。
○糸久八重子君 総理は先日のこの予算委員会の答弁の中で、雇用平等法制定については、日本の社会の実情に即したようにしないと雇用の機会をかえって減らすことになると答弁なさっていらっしゃいましたけれども、これはどういうことですか。
○糸久八重子君 次に、諸外国の平等法についてお伺いしますけれども、一九七〇年代末から八〇年代にかけまして、ヨーロッパでは続々と雇用平等法の制定をしていますけれども、その国名を教えてください。
○糸久八重子君 大変たくさんの国が制定をしているようですけれども、これらの国が平等法をつくったきっかけは何であったと理解していらっしゃいますか。
○糸久八重子君 ヨーロッパで平等法が成立して以後、どういう点で男女の雇用平等が促進されたと理解していらっしゃいますか。つまり、効果を上げた点は何ですか。
○糸久八重子君 私の手元にある調査では、採用面での平等化が最も促進されたとしているわけですが、やはりそれが単なる努力規定では改善はおぼつかないと言わざるを得ないわけですね。そういう意味でやはり雇用平等法の内容については十分に検討なさっていただきたいと、そう思うわけであります。 ...全文を見る
○糸久八重子君 パート減税につきましては先般与野党間の合意がありました。そこで伺いますけれども、総理、パート減税はいつどのように実施するお考えですか。
○糸久八重子君 パートの問題は、この非課税限度だけではないと思います。雇用や労働条件及び雇用労務管理について改善すべき点はどんなものがありますか、労働大臣。
○糸久八重子君 パート問題についてはかなり積極的でいらっしゃいますけれども、同じように、やはり雇用平等法につきましても積極的な姿勢をお願いしたいと思うのですが、パートについては社会保険の適用も除外されておりますけれども、この辺についてはいかがですか。
○糸久八重子君 我が党はいわゆるパート労働法案の提出を予定していますけれども、男女雇用平等法案とともにその制定を図るべきではないかと思うのですが、労働大臣いかがですか。
○糸久八重子君 次に、文部大臣にお伺いします。  先日の予算委員会でもお尋ねをしましたけれども、差別撤廃条約十条(b)項に抵触する部分、つまり高校の家庭科、女子のみ必修の現行教育課程についてなんですけれども、先般の答弁では、女子に過重な負担というのなら検討と、こう申されたわけで...全文を見る
○糸久八重子君 その問題で議論をしていますと長くなりますけれども、一言やはり言わせていただきたいのですが、現在の学校で使っております教科書の中には、先ほども話題に出ました、男は社会、女は家庭という精神で貫かれた記載事項が非常に多いわけなんですね。そこで私はいまの質問を申し上げたわ...全文を見る
○糸久八重子君 とにかく早く進めていただかないと間に合わなくなりますので、よろしくお願いしたいと思います。  それから先般実施されました共通一次試験の倫理・社会の問題で、問い3のところですが、青年期の発達課題には職業を選択し、準備することのほかどんなものがあるかという設問に対し...全文を見る
○糸久八重子君 次に、国籍法について法務省にお伺いしたいと思います。  現時点での二重国籍者数と、今回法改正があったとして予想される二重国籍者数を教えてください。
○糸久八重子君 父母両系主義を採用している国はどのくらいありますか。
○糸久八重子君 アジアではどうですか。
○糸久八重子君 それらの国では重国籍者発生防止の対策としてどのような方法がとられていますか。
○糸久八重子君 重国籍者に対する国籍選択制度を採用している国というのはありますか。
○糸久八重子君 国籍の選択制度は、一見、個人の自由を尊重しているように見えますけれども、当事者にとってみればそれをしなければ日本国籍を失うという強迫的選択制度だという声もあるわけです。それで、国籍離脱の自由を認めているのだからそれで十分ではないかと思うのですが、その点はいかがです...全文を見る
○糸久八重子君 国の垣根を越えて育つ子供たちを国籍という壁に閉じ込めないで、その特性を自由に生かすことのできる多民族共存の社会を目指すことが国際化時代に求められる国籍法の改正のあり方ではないかと思うのですけれども、その点につきましては、法務大臣いかがですか。
○糸久八重子君 続きまして、児童扶養手当について厚生大臣にお伺いいたします。  児童福祉問題懇談会というのはどういう性格のものですか。
○糸久八重子君 それは公的な機関ですか。
○糸久八重子君 厚生省には公的審議機関はありますか。
○糸久八重子君 その中央児童福祉審議会は現在どういう動きをしておりますか。
○糸久八重子君 中央児童福祉審議会では、六月までに何か調査を出すという話を伺っているのですが、その辺はいかがですか。
○糸久八重子君 今回の児童扶養手当の法改正の経過や手続につきまして、大変疑問があるわけです。法案として急に具体化したのは昨年十二月の先ほども申されましたとおり児童福祉問題懇談会の報告があってからだったわけですけれども、その公的審議機関でどういうことをするのか私もわからないし、また...全文を見る
○糸久八重子君 時間が大変残り少なくなりまして、児童扶養手当につきましてはまだまだたくさんお伺いしたいんですけれども、次回に譲りたいと思います。  もう一つ、婦人の問題では年金についてのことがあるわけですけれども、今回の年金改正案によれば、婦人は国民年金全員加入で年金保障が実現...全文を見る
○糸久八重子君 婦人のパートタイマーの厚生年金加入についてのその考慮は、先ほどもちょっとお伺いしたんですけれどもいかがでしょう。
○糸久八重子君 大変時間が残り少なくなってしまいましたが、本日取り上げました事柄は、今日的婦人問題の基本にかかわる問題の数々でございます。  最後に、再び総理にお伺いしたいわけでありますけれども、日本は今、世界有数の経済大国になっておりますけれども、貿易摩擦だとか、それからエコ...全文を見る
○糸久八重子君 諸外国の批判の中には、日本の労働条件、先ほどもいろいろ質問を申し上げましたけれども、そこで明らかになったように、労働条件に対する批判がやはり大きな要因になっているのではないかというような気もします。経済摩擦の問題もやはり労働者の問題に関係しているのではないかと思う...全文を見る
○糸久八重子君 もう少し。今度策定されようとしております男女雇用平等法は、やはり日本の後進性を脱するか否かという意味で内外の注目が集まっていると思います。国連婦人の十年の世界会議、そしてESCAPの会議が三月の末にも東京で行われるわけでありますけれども、その人たちにも恥ずかしくな...全文を見る
○糸久八重子君 じゃ、最後にもう一つです。  総理は訪中を予定されておりまして、一番最初の答弁の中にも、天の半分を支える婦人のお話がありましたけれども、中国は本当に完全な男女平等のもとに天の半分を支える婦人が生き生きとした活動をしているわけですけれども、そういう様子をつぶさに見...全文を見る
03月26日第101回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○糸久八重子君 男女雇用平等法関係についてお伺いいたします。  午前中の質疑の中でございましたけれども、きょう二十六日に、婦人少年問題審議会の労働部会が開かれると聞いております。そして、きょうその最終報告がなされるということでありますけれども、先般の総括質問の中でも質問を申し上...全文を見る
○糸久八重子君 それでは、改めて私から労働大臣に質問を申し上げます。  差別撤廃条約の署名について、政府としては企業経営に大した影響をもたらさないというお考えがあったのでしょうか。
○糸久八重子君 続けて、どのように現行法を改正すれば、あるいはどのような内容の新しい法律をつくれば、差別撤廃条約批准のための最低条件を満たすとお考えでしょうか。
○糸久八重子君 男女雇用平等法は、だれのために、何のためにつくられる法律でしょうか、労働大臣。
○糸久八重子君 リクルートセンターの調査によりますと、ことしの春の大卒女子学生の五一・三%が、会社訪問の際に男子と異なった対応をされたと言っております。そしてさらに八六・二%の学生は、家庭を持っても働き続ける意思を持っていると回答しているわけです。現実に入り口から大きな差別を受け...全文を見る
○糸久八重子君 次に、年金についてお伺いいたします。  先日の質問の中で、大臣は、妻個人の年金手帳をつくることを約束してくだすったわけでございます。そこで、働く婦人が今、育児や老人介護のために退職を余儀なくされるという状況があるわけですけれども、厚生年金の被保険者の資格をそうな...全文を見る
○糸久八重子君 諸外国にそのような制度があると聞いていますけれども、その辺はいかがでしょうか。
○糸久八重子君 妻が離婚した場合ですけれども、長年連れ添ったわけですけれども、二階建ての報酬比例部分について、夫婦対等の権利を持たせるという、そういう制度を取り入れるお考えは、厚生大臣、おありですか。
○糸久八重子君 二階建ての二分の一は妻のものとなるという西独方式もありますので、ぜひともその辺のところは御検討いただきたいと思うわけでございます。  女性の厚生年金支給開始年齢六十歳で男性と同じにするということは、平等の精神からいえば異論はございません。しかし、男女差別定年制が...全文を見る
○糸久八重子君 次に、児童扶養手当についてお伺いしたいと思います。  児童扶養手当法は一九六二年から施行されていたものですけれども、そもそもこの法律のできた趣旨は何でしょうか、お伺いいたします。
○糸久八重子君 今厚生大臣がおっしゃいましたことは制度改正についてなんですが、そもそもこの児童扶養手当制度をつくった趣旨というのは何ですかという質問を申し上げたんです。
○糸久八重子君 母子福祉年金制度の補完的制度として設けられ、母子福祉年金に準じて支給されてきた児童扶養手当であったわけですね。懇談会報告によりますと、母子福祉年金の補完的機能から切り離し、児童福祉施策として位置づけようとするものだというふうに書かれているわけですから、児童扶養手当...全文を見る
○糸久八重子君 厚生省は昨年の夏、母子世帯調査を行ったはずですけれども、その結果の発表はいつごろになりますか。
○糸久八重子君 これら国の行う調査は、死別、離別を含めた母子世帯調査であるわけですね。特に離別母子家庭のみの実態調査を行ったことはありますか。
○糸久八重子君 大蔵大臣、生別母子世帯の生活実態は大変厳しいものがあるわけです。調査によりますと、母子世帯とそれから一般世帯の収入は、大体一般世帯の半分弱と言われているわけですけれども、そういうような厳しい状況のある中で大きく支給基準を変えようとしていますけれども、これについては...全文を見る
○糸久八重子君 とにかく母子家庭の生活実態は非常に厳しいわけですし、そして中途採用の女性の労働条件の厳しさはまたかなりなものがあるわけです。大体一月の平均収入が十万から十二万というふうに聞いておるわけですけれども、そしてさらに離婚女性は、離婚というだけで企業に採用されないという状...全文を見る
○糸久八重子君 ちょっと一言。大臣、未婚の母というのは二号さんばかりではないんですね。ですから、この問題についてはまだ後へ譲りますけれども、そういう認識だけではないということを私申し上げまして、質問を終わらせていただきます。(拍手)
04月05日第101回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○糸久八重子君 私は、本日、教育予算そして幼稚園教員の問題、さらに雇用の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  まず、大蔵大臣にお伺いいたしますが、歳出を抑制することで財政再建を図るという内閣の方針によって、ここ数年マイナスシーリング方式による予算編成が行われており、年々...全文を見る
○糸久八重子君 マイナスシーリング方式は歳出を抑える効果はあるかもしれませんけれども、各省一律削減を強いられる結果、事業費の多い省庁は削ってもすぐ表面にあらわれませんが、人に関する経費の多い省庁はその傷が大きくあらわれる弊害は出てはいませんか。
○糸久八重子君 一律削減方式の予算編成はもう既に限界に来たのではないかと私は思います。文部、厚生両大臣にお伺いしますけれども、このやり方が結局五十九年度予算で文教や福祉予算の切り捨てと多くの論調が指摘した背景と思うのですが、いかがでしょうか。
○糸久八重子君 それでは次に、文教予算に関連してお伺いしたいと思いますけれども、五十九年度の予算の圧縮で、例えば学校給食費の補助というような子供たちの給食関係の補助金を削っておるわけですけれども、これは文部大臣、大変苦しいやりくりの結果ではないのですか。
○糸久八重子君 ただいまのお話のように、例えば牛乳の単価を一円切り下げるとか、果汁の助成金を一円切り下げるとか、それから学校給食設備整備費補助金を削るとかというようなそういう予算になっているわけですけれども、学校給食をこれほどまでに削らなければ文部予算は編成できないのでしょうか。
○糸久八重子君 公立文教施設費が昨年に続いて今年度も大幅に削減されているわけですけれども、いわゆるマンモス校と言われる学校は全国にどのくらいありますか。
○糸久八重子君 ただいま特別の定義はないとおっしゃいましたけれども、マンモス校、過大学級室三十一学級としている根拠はどこにありますか。
○糸久八重子君 政府は五十九年度予算でこの過大学級解決のためにどのような措置をなさろうとしていらっしゃいますか。
○糸久八重子君 私は千葉県でございますけれども、千葉県のような人口急増地域の学校不足やマンモス校の問題だと非常に問題を多くはらんでいるわけです。こういうようなことの解消のためにやはり多く力を尽くしていただかたければいけないと思うのですけれども、やはり施設設備費の方で非常に予算が少...全文を見る
○糸久八重子君 文部大臣は小中学校の適正規模はどのくらいと判断なさいますか。
○糸久八重子君 文部大臣もそのようにお考えなんですね。確認をしておきます。  ここに、ある研究機関の行った調査があるわけですけれども、「学校規模と教育活動に関する調査」というものでございます。これによりますと、学校規模の過大化というのが教科指導などの教育指導上の面、学校内におけ...全文を見る
○糸久八重子君 また、有利子制度を導入した育英奨学制度もこれは考えなければならないと思うのですが、非常に問題があると思います。  問題は、五十兆数千億円の予算を組む政府が文教予算のこんな少額の削減に非常に一生懸命になるというのは、一つは一律削減方式のためであり、またもう一つは、...全文を見る
○糸久八重子君 今の奨学制度問題につきましては、いろいろ細かいことはたくさんあるんですが、これはまた後で文教委員会等にお譲りしたいと思います。  次に、復活財源との関連でお伺いしたいと思います。  大蔵省原案の段階で調整財源、いわゆる復活財源は公共事業費を除いて八百億円ありま...全文を見る
○糸久八重子君 文部大臣、六十年度の予算ではやはりそのようなお気持ちでございますか。
○糸久八重子君 六十年度以降の予算につきまして幾つか注文をしておきたいと思うのですけれども、義務教育の教科書無償制度について文部大臣はどのような見解をお持ちでございますか。
○糸久八重子君 大蔵大臣、文部大臣があのようにおっしゃっておられるのですが、大臣のお気持ちはいかがでございましょうか。
○糸久八重子君 二十一世紀の次代を担う子供たちにやはり財政難のしわ寄せは許せないと思います。  文部大臣、四十人学級は三年間の凍結の後六十年度からレールの上に乗せるということは間違いございませんか。
○糸久八重子君 六十六年度までに、完了をしてくださるという決意を伺いましたけれども、希望といたしましては、とにかくなるべく早い時点で実現をしてくださるようにさらにお願いを申し上げる次第です。  それでは続きまして、最近幼稚園教育の見直しや幼保の一元化問題が話題となっております。...全文を見る
○糸久八重子君 公立幼稚園の先生の身分は、法律的にはどう決められておりますか。
○糸久八重子君 学校教育法の第一条で、学校の中に「幼稚園」と明確に入っておるわけですね。そして、教育公務員特例法二条の中で「教育公務員」と書かれてありますね。さらに、教特法の二十五条の五の中でも書かれてあるわけですけれども、それから見ますと、幼稚園の先生というのは教育公務員であり...全文を見る
○糸久八重子君 自治省の御見解はいかがですか。
○糸久八重子君 今の御答弁はちょっと後でまたお伺いをする部分がございますので、そちらに譲ります。  文部省にお尋ねしますけれども、今、公立幼稚園の教員に教育職員(三)表を適用している市町村の数とそれから教員数、園の数、そして全体の割合はどうなっているか教えてください。
○糸久八重子君 ちょっと答弁が足らたいんですけれども、市町村の数や園の数はおわかりになりませんか。
○糸久八重子君 全体の割合から四三・二%とお伺いいたしましたけれども、私の千葉県などでは(三)表が使われている園というのは本当に数えるほどしかないわけです。文部省はそれについてどういう御指導をしておいでですか。
○糸久八重子君 ところで、自治省から次のようn三点の指導が市町村になされているとのことなんですが、この考えに対して文部省、自治省の御見解を聞かせていただきたいと思います。  まず第一に、「幼稚園教育は義務教育と制度が異なるため各幼稚園に為いて、その教育内容は必ずしも均一でなく、...全文を見る
○糸久八重子君 この文書は、電話でやりとりをしたというものではなくて、直接ある市町村長が自治省に行って、その交渉の席上での回答であったということなんです。したがいまして、かなり私はこれが自治省の考えであるというふうに思っているわけですけれども、文部省はいかがですか、これにつきまし...全文を見る
○糸久八重子君 お伺いいたしますことがもう二点あります。  二番目なんですが、「国立の幼稚園については、大学所属の学校であるため、職務の一環として教育研究活動を担当していることなどもあって、勤務の態容及び教員の資格は義務教育諸学校等の教員のそれと、ほぼ同様であると認められるが、...全文を見る
○糸久八重子君 最後に、三番目です。  「(1)及び(2)の事情を考慮した場合、公立幼稚園教員の給与の取扱いが国立幼稚園教員の給与の取扱いと異ったとしても、それが当該公立幼稚園教員の職務実態に照らして合理的なものであれば教育公務員特例法第二十五条の五の規定に反するものとはいえな...全文を見る
○糸久八重子君 文部省には改めてお伺いいたしませんけれども、さっきの見解でよろしゅうございますね。
○糸久八重子君 文部省は教育公務員として取り扱う、自治省はそうでなくともよろしい、大変見解が違っているわけですけれども、実は人確法が出たときに国会の附帯決議で、幼稚園を含めて、「義務教育諸学校の教育職員の給与改善との均衡を考慮して同時に必要な措置を講ずること」ということが決められ...全文を見る
○糸久八重子君 どうもその辺あたりからだんだんに薄められてきて、幼稚園教員が教育公務員ということについての、自治省寄りにだんだんなってきているのじゃないかと非常に残念に思うわけですけれども、きちっとした改善が行われていないというのはやっぱり国会の決議の軽視ではないかと思います。や...全文を見る
○糸久八重子君 勤労意欲の問題なんですけどね。やはり勤労意欲を盛り上げていただくためには、どうしてもやはりそれは賃金の問題に絡んでくるわけですね。ですから、そういう観点できちっとやはり指導をしていただきたいと思うのです。しっかりとした指導するために、文部省としては通達でも出してい...全文を見る
○糸久八重子君 人事院にお聞きいたします。  直接の所轄ではないと思いますけれども、この公立幼稚園の先生方の賃金についてどうお考えでございましょうか。文部省と自治省との考えが食い違っておるということでは大変困るんですけれども、いかがでしょうか。
○糸久八重子君 予算委員会の中でもたびたび話が出ましたけれども、今、幼保一元化の問題が大変問題になっておるわけです。幼児教育を充実させていくためにぜひともこの幼保一元化というのは実現させていかなければならないわけですけれども、子供たちを指導する先生方の身分もまた賃金も現在のように...全文を見る
○糸久八重子君 給与の問題も自治省と文部省で、そして幼保の一元化も厚生省と文部省でと、大変いがみ合っていて本当に困るわけですけれども、今文部大臣の答弁の中に、賃金の問題云々ではなくて仕事についての誠実だということがありましたけれども、やはり今の教師というのは昔の聖職者じゃなくて労...全文を見る
○糸久八重子君 もう一つだけ。もう少し申し上げたいんですけれども、時間が参りました。  三月二十六日に審議会から出されましたものは、差別撤廃条約批准に欠くことのできない平等法を制定するという本来の目的から大きく反する内容でした、私から言わせれば。政府は建議として受け取ったとあり...全文を見る
○糸久八重子君 では、時間がなくなりましたけど、この間の一日のテレビ討論会、じっくりと聞かせていただきましたので、またあの内容につきましては後ほど委員会でお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。(拍手)
04月12日第101回国会 参議院 社会労働委員会 第6号
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○糸久八重子君 ただいまは本岡委員から大変具体的な問題が出されたわけですが、私は最近の雇用失業情勢についてお伺いしたいと思います。  大臣は所信表明で、労働行政を取り巻く内外環境は著しく変貌しているが、諸課題に対し積極的かつ機敏に取り組んでいくと述べられております。まず、山積す...全文を見る
○糸久八重子君 それでは、雇用対策の積極的推進についてお伺いしたいと思います。  最近の雇用失業情勢は、景気の回復傾向や労働省の施策にもかかわらず非常に厳しさが続いておるわけです。そして所信表明の中でも大臣は、「厳しさを残しているものの、景気の回復を背策として改善の動きが出てき...全文を見る
○糸久八重子君 大変具体的にありがとうございました。  政府の経済計画における見通しと実績につきまして、経済企画庁にお伺いしたいと思います。  新経済社会七カ年計画の実質経済成長率と、完全失業率の目標と実績はどうなっておりますでしょうか。
○糸久八重子君 それでは、五十四年度以降の経済見通しとその実績につきまして、資料を用意いたしましたので、委員長、配付させていただいてよろしゅうございますか。
○糸久八重子君 ではお願いいたします。    〔資料配付〕
○糸久八重子君 それでは、今資料をお渡しいたしましたけれども、これで見る限り、政府の経済計画はほとんど当たっていないと言ってもよろしゅうございますね。政府の経済計画等はどのような意味を持っているのでしょうか。計画は計画にすぎないというのであれば、企画庁は不必要だということになりま...全文を見る
○糸久八重子君 労働省は第五次雇用対策基本計画を明らかにしておりまして、これによりますと実績経済成長は年平均四%、そして完全失業率は六十五年度で二%程度ということで、特に世帯主の失業率を低くするということを目標としているわけですね。先ほどいろいろ具体的に、例えば婦人の問題とか、そ...全文を見る
○糸久八重子君 ただいまの答弁の中で、技術革新への対応というお話が出ましたけれども、技術革新と雇用への影響等につきまして、労働省の調査とかそれから民間労組の実態調査報告等が出されているわけですけれども、その現状と今後の見通しに。つきましてお伺いしたいと思います。
○糸久八重子君 通産省は技術革新についてどのような施策を講じておいででしょうか。
○糸久八重子君 八〇年代の通産ビジョンによりますと、技術立国としての施策を推進するとしているわけです。雇用への影響を配慮した国としての統合的な施策が必要なのではないかと思うわけです。  三月の二十六日に愛知県から、ME化の進展に伴って新たな社会不安を生むことのないような対応策を...全文を見る
○糸久八重子君 時間が参りましたけれども、赤松局長にわざわざおいでいただきましたので、委員長、一分だけお時間いただきたいのですが、よろしゅうございますか。
○糸久八重子君 今、三十六回の婦人週間が始まっているわけです。「あらゆる分野への男女の共同参加」のテーマは一九八一年からでございますけれども、それ以前は「男女の平等と婦人の社会参加をすすめる」というテーマが長く続いたわけです。これらのテーマを掲げて労働省は運動の推進に当たってこら...全文を見る
04月24日第101回国会 参議院 社会労働委員会 第9号
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○糸久八重子君 私が障害者問題を勉強し始めてから、まだ大変日が浅うございます。非常に短時間の間ではありましたけれども、その間に何冊かの本を読み、そして資料とか文献とかを見ました。また、いろいろな団体の方からのお話も聞かせていただきました。そして気がついたことなのですけれども、施策...全文を見る
○糸久八重子君 ただいまの大臣の御答弁にもございましたけれども、確かに法と法との間の、そのはざまに入ってしまった障害者が落ちこぼれないような施策をぜひともお願いしたいと思っておるわけでございます。  さて、今回の身体障害者福祉法の改正ですけれども、これは法律が制定されて以来の大...全文を見る
○糸久八重子君 五十五年二月の厚生省の実態調査によりますと、全国の十八歳以上の身体障害者の数は百九十七万、およそ二百万、人口のおよそ二%でございます。先進諸国では人口の一〇%から一五%というのが常識とされておるわけであります。つまり、先進諸国では、障害者の概念を、社会生活を送る上...全文を見る
○糸久八重子君 この身体障害者福祉法に基づく福祉サービスの受給者というのは、四条に定められておるわけですね。そして、別表に掲げられている範囲というのは、機能障害が永続するものであることを要求しているわけですけれども、その趣旨は、その障害が将来とも回復する可能性が極めて少ないもので...全文を見る
○糸久八重子君 身体障害者福祉基本問題検討委員会報告を見ますと、「遷延性意識障害について」、「専ら意識障害に起因する肢体不自由等を法の対象とすることは適当でない」としていますけれども、これなどはリハビリの可能性がないから法の対象としないとする旧来の目的理念から脱却できないものと言...全文を見る
○糸久八重子君 先ほど本岡委員の質問にもありましたけれども、現行法では障害等級というのが視覚、聴覚、肢体等の身体機能の損傷の程度で物理的、機械的に評価されているために、例えば重症の脳性麻痺など全身性障害者は体の損傷が少ないために軽度の評価を受けているというような不合理があるように...全文を見る
○糸久八重子君 二つ以上の障害を持つ重複障害者の扱いについてなんですが、身障者福祉基本問題検討委員会報告は、「その評価方法を法施行規則別表の障害程度等級表のうえで明確にすべきである。」と指摘をしております。重複障害者については現在十五万人、全障害者の七・六%と言われておりますけれ...全文を見る
○糸久八重子君 内部障害者の問題についてお伺いしたいわけですが、内部障害は、他の肢体不自由等と異なりまして、外見的には他人から異常と認めてもらえないという特性を持っております。そのために、従来の伝統的な障害者観では理解してもらえず、大変残念なんですけれども、一般の認識が低いのが現...全文を見る
○糸久八重子君 これはある団体から陳情を受けたわけですけれども、ある種の病気によりまして小腸を多量に切除したために、消化吸収機能を失って経口栄養摂取ができないで、機械によって常時高カロリーの栄養補給を鎖骨の下の静脈から入れていく。そのことは一生涯続けなければならないという患者が全...全文を見る
○糸久八重子君 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  内部障害の問題は、法律上の認知のおくれから、肢体不自由等その他の障害者に比べて大変不利な扱いが多いと思います。他の障害者の場合には六級、七級まで認められている身体障害者手帳の交付も、内部障害者の場合には四級どまりになってお...全文を見る
○糸久八重子君 法の対象は、改正案では多少拡大され、さらに障害の多様化に対応して政令でそれができるようになったことは歓迎すべきことであると思います。しかし、障害者の範囲をどう定めるべきかという問題については、消極的な物の考え方をしていることは大変残念に思うわけであります。障害の原...全文を見る
○糸久八重子君 国鉄の財政問題もわかるのですけれども、だからといって、内部障害者を差別してよいという理由にはならないと思います。  厚生大臣、こうした障害者問題の取り扱いの不均衡な措置は、法のもとの平等や、行政の施策としての公平性を著しく欠いているものと思われますけれども、この...全文を見る
○糸久八重子君 大変難しい問題があるということは理解できないわけじゃないんですけれども、やはり身障者の運賃割引について、これからの特段の御配慮を特に要望をしておきたいと思うわけでございます。  続きまして、視覚障害者問題について若干のお尋ねをさせていただきたいと思います。  ...全文を見る
○糸久八重子君 視覚障害者の方々の置かれている立場を非常に厳しくしているのは、他の障害者よりも自立率が高いということ、そして家族を養うにはそれなりの収入水準が低いというためだと思うわけであります。障害者別に見た職業別従事者の割合を見ますと、視覚障害の四一・三%があんま、はり、きゅ...全文を見る
○糸久八重子君 続きまして、労働省にお伺いしたいんですが、職業訓練校での視覚障害者への教育内容はどうなっておりますでしょうか。
○糸久八重子君 私が調査したところによりますと、盲学校での職業教育というのは、あんま、はり、きゅう、マッサージがほとんどであるわけですね、今の答弁でもそうでしたけれども。そして、試験的に、養鶏とか養豚とか、それから細工物とかピアノ調律等、実験学校で試みてはみたけれども、結果的には...全文を見る
○糸久八重子君 この春開校を予定しているという名古屋の晴眼者向けの学校があるという話も聞いたわけですけれども、その辺のところはどうなっておりますか。
○糸久八重子君 最近、こういう傾向の学校、学校といわなくても塾のような形式で各地域にたくさんできていて、ほとんど四、五人程度の人たちを集めて短期間のうちに養成をして、そしてそれがはり、きゅう、マッサージと似たようないわゆる療術行為というのですか、そういう行為をしているということを...全文を見る
○糸久八重子君 昭和五十四年にあんま、マッサージ、指圧師は視覚障害者が四九%、そして晴眼者が五一%と、晴眼者が視覚障害者を圧倒しふえ続けているわけですけれども、このような現象と視覚障害者の職域、さらには生活実態等の関係が大変問題になっておるわけでございます。  先ほどの療術の問...全文を見る
○糸久八重子君 やはり視覚障害者の生活権の問題でもございますし、早くこの研究班の結論を得た上で、さらに厚生省としての正しい態度をお願いしたいと思うわけでございます。  予定されました時間が参りました。さっき本岡委員の質問に対しまして厚生大臣の決意を伺ったわけでございますけれども...全文を見る
04月25日第101回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第2号
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○糸久八重子君 高齢者の生活の心理面に関する調査の結果を拝見いたしまして、大変満足度が高いわけですね。この抽出方法なんですけれども、これは地域的に偏っているという部分はないんでしょうね。
○糸久八重子君 そうですか。  大変満足度の高い結果が見られるわけですけれども、特にこの調査の中では、三世代の同居の家庭が非常に満足度の度合いが高いというようなことが出ているわけなんですね。厚生省の調査等の結果を見ますと、高齢者とそれから子との同居率というのが年々減ってきている...全文を見る
05月18日第101回国会 参議院 本会議 第16号
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○糸久八重子君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました雇用保険法等の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問をさせていただきます。  まず最初に、最近の雇用失業情勢と今後の見通し並びにその対応策についてお伺いいたします。  最近、景気の...全文を見る
06月28日第101回国会 参議院 社会労働委員会 第12号
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○糸久八重子君 私は、今回の雇用保険法改正案に対しまして、本会議で質問を行いましたし、また、衆議院の社会労働委員会の質疑の内容も読ませていただきました。そして、先週からきょうの質疑をお伺いしておりまして、本改正案は財政再建の雇用保険版であるという感じをますます強めておるわけでござ...全文を見る
○糸久八重子君 失業者がふえて求職者給付がふえるから給付総額を圧縮するために制度を変えるという考えに立っているようですけれども、そういう考え自体が後ろ向き行政であるというふうに思うわけです。失業者を減らすために積極的な雇用政策をとることこそ今求められている事柄であると思うわけです...全文を見る
○糸久八重子君 構造的変化によってということをおっしゃられたわけですけれども、そして今その理由が四点、私の方からも挙げさせていただきました。これは大臣の答弁をしたものですが、この内容ですね、非常に安易に労働者が転職をするのが問題だといいますけれども、なぜ転職をせざるを得ないのか。...全文を見る
○糸久八重子君 日本の国は、やはり終身雇用制という状況なんですが、今やこの終身雇用制から職業を自由に選択するといった時代にやはりもう移ってきつつあるのではないかと思うのですね。そういう新しい時代に対応するような政策もこれからは考えていかなければならないのではないかというふうに考え...全文を見る
○糸久八重子君 大変運営上の問題点が多々ありますので簡単に法律を通していくというわけにはいかないわけですけれども、具体的な問題の事項について入らせていただきます。  今回の改正案では、失業給付額の算定基準から臨時に支払われた賃金とかボーナスを削除することとしておりますけれども、...全文を見る
○糸久八重子君 基本手当日額からボーナスを除くことによって大体二割程度ダウンするということになるわけですけれども、これに対して労働省は最低保障額を二割引き上げて、そして、衆議院の修正も行われたわけですけれども、結果的には基本手当日額は、改正前と改正後ではどのように変わってくるので...全文を見る
○糸久八重子君 法の第十六条では基本手当の日額について規定しておりますけれども、その逓減率とか日額表はお示しいただけますか。
○糸久八重子君 審議会で諮って決めると申されますけれども、やはり国会の審議の場にその骨子なり案なりを示していくべきではないかと思うわけです。  また、法の第十八条に、毎月勤労統計における労働者の平均定期給与額が二〇%以上上昇した場合に基本手当日額表を改正しなければならないとして...全文を見る
○糸久八重子君 前回の改定額を一〇〇とした場合に、五十九年の一月で一一七・七%となっております。これに今春闘による賃金上昇分を加えますと、やはり二〇%を超えてくるのではないかと思うわけですね。今局長おっしゃいましたとおり、賃金上昇率で二〇%を超えて、「その状態が継続すると認めると...全文を見る
○糸久八重子君 そうすると、次の改定はいつになりますか。
○糸久八重子君 法の十八条では、二〇%以上変動したときに自動的に変動するとしておるわけですけれども、高度経済成長期ということになって、最近の賃上げ状況がそういう状況に対応しておりますと、非常に変動幅が縮小すべきではないかというふうに考えるわけですが、人事院勧告では官民較差が五%以...全文を見る
○糸久八重子君 失業者の生活を保障するという意味から考えれば、やはり労働省はそのくらいの温かい思いやりがあってもしかるべきだと思います。  それでは、次に移らせていただきたいと思います。  給付制限についてでございますが、先ほども私申し上げましたけれども、労働者には職業選択の...全文を見る
○糸久八重子君 では、こういう場合はどうなんでしょうね。例えば、近い地域にA、Bという二つのスーパーがあったと仮定しますね。そうして、同じような条件だということでAというスーパーに就職したところが、後から聞いてみると、賃金とか労働条件がBの方が非常によかった。だから、Aを退職をし...全文を見る
○糸久八重子君 それでは、結婚によって勤務先への通勤が非常に遠方になって勤務が不可能になった、そういう場合はどうなんですか。
○糸久八重子君 採用条件と労働条件が著しく変わっている場合はどうなんですか。
○糸久八重子君 やはり職をやめるには、理由がなくてやめる者というのは比較的少ないんじゃないかと思うんですね。今までに給付制限を受けた者の理由別の数等はそちらではありますか。
○糸久八重子君 いろいろ給付制限を受けまして、待期期間七日に加えて三月も給付制限をされた場合に、失業者はどういうふうに生活をしていくのか、大変心配になるわけですけれども、そういう人たちの生活実態等は把握をしていらっしゃいますか。
○糸久八重子君 ちょっと法律の内容についてお伺いしたいんですが、現行の基準では、自己の責任に帰すべき重大な理由ありとする者については、給付制限を二カ月と四十五日に分けておるわけですね。また、正当な理由なしとされた者は一カ月間給付制限をされていますけれども、これはすべて一律に三月と...全文を見る
○糸久八重子君 それでは、刑法等に違反して処罰されて解雇された者から自己都合によって退職した者まで、一律に三カ月間の支給停止というやり方は、ちょっとやはり問題ではないかと思うんですね。最近の雇用関係から見ますと、先ほど私も申し上げましたけれども、やはり終身雇用から自由な職業選択と...全文を見る
○糸久八重子君 不正受給の問題についてなんですが、これをなくす努力が必要ではないかと思いますが、これ、五十七年度のものですけれども、年間にして二万四千件、二十八億円という不正受給の実態があるということなんですが、その不正受給というのはどういう内容になっておりますか。
○糸久八重子君 決算委員会等でも問題になっておりますけれども、ちょっと私、ある新聞を拝見しましたが、不正受給をする実態の中で、結局事業主の制度に対する理解不足が大きな原因だというふうに書かれているんですね。そうしますと、やはり労働行政、労働省として指導しなければならない部分が欠落...全文を見る
○糸久八重子君 それでは次に、パートタイマーについてお伺いをしたいのですが、労働省で言うパートタイマーの定義というのはどういうものでございますか。
○糸久八重子君 いわゆるパートタイム労働者と呼ばれている労働者数ですが、これは私予算委員会でもお伺いしたんですけれども、五十年で百九十八万、そして五十八年では三百六万と、大変ふえているわけですが、その男女の割合ですね、これも概略女子が余計なんだということはわかりますけれども、男女...全文を見る
○糸久八重子君 年齢構成では出ておりませんか。
○糸久八重子君 今の報告によりますと、パートタイム労働者の九割が女子である、そして年齢が三十五歳から四十五歳に集中をしている。さらに、中小企業に非常に多いというような傾向であるわけですけれども、それらから勘案しますと、今度の給付の低減率が、たまたま三十五歳から四十五歳の部分がちょ...全文を見る
07月17日第101回国会 参議院 社会労働委員会 第14号
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○糸久八重子君 ただいま議題となりました公衆浴場法の一部を改正する法律案につきまして、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合、参議院の会を代表いたしまして、提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  売春防止法制定より二十七年を経過した現在、政府公認の集...全文を見る
07月25日第101回国会 参議院 社会労働委員会 第16号
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○糸久八重子君 給付率の問題に関しまして、五島参考人と地主参考人にお伺いしたいと思います。  最初に、五島参考人にお伺いしたいのですが、給付率が下がると受診が抑制されるというような私たちの政府への追及に対しまして、厚生省は、受診抑制にはならぬと申しておるわけでございます。そこで...全文を見る
○糸久八重子君 地主参考人は、十割給付は医療の乱用につながり、その結果必要な人に、必要な分野に配分されないとおっしゃったわけですけれども、ただいまの五島参考人の御意見と対立するわけですが、その点につきましての御意見を伺いたいと思います。
○糸久八重子君 五島参考人にお伺いいたします。  医療費の高騰抑制策から見ますと、検査診断機能をオープン化した医療機関を必要としていらっしゃいますけれども、国立病院がその役割を果たせるものではないかと思うのですけれども、今政府は行政改革によりまして国立病院や療養所の整理統合化を...全文を見る
○糸久八重子君 以下四問ほど、すべて五島参考人にお伺いしたいと思います。  所沢の富士見病院事件は、高額医療機器を駆使する余り乱診乱療と言われておりますけれども、医療経営の見地から見て、先生はこの点をどうお考えでしょうか。
○糸久八重子君 医療内容の改善とか、それから医療の質を高めるために医師の自浄作用が必要と言われますけれども、これをチェックする方法はないものなのでしょうか。
○糸久八重子君 診療報酬の支払い方式についてお伺いしたいのですけれども、現行の出来高払い方式は、医師の裁量一つで医療費を操作できる。そして、質よりも量を重視しがちになる欠点があるわけですけれども、現行制度のどの部分をどう変えていくのが理想的だと思われますか。
○糸久八重子君 最後に、山上参考人にお伺いしたいのですけれども、参考人は医の倫理の確立ということをおっしゃられました。医師の卵をお育てになっていらっしゃる先生は、どういう点でこの医の倫理の確立ということを御配慮なさっていらっしゃるのか。また、配慮せねばならぬとお考えなのか。お考え...全文を見る
○糸久八重子君 もう一つ加えて山上参考人にお伺いしたいんです。  今、合格率が一〇〇%ということをおっしゃられたわけですけれども、実は、医師にいたしましても学校の教師にいたしましても、今の試験制度ですと、これは点数制度によってやはり合格が決められている。そして、医師の国家試験の...全文を見る
○糸久八重子君 そうですか。——国家試験でですよ。
○糸久八重子君 入学試験はやられますけれども、国家試験では面接試験がないということなんですが、やはり成績だけで云々するということでは、この医の倫理、人格性というものも考えていかれないのではないかと思うんですけれども、その辺の御意見をちょっと伺わせていただきたいんです。例えば今後国...全文を見る
○糸久八重子君 以上で終わります。
07月30日第101回国会 参議院 社会労働委員会公聴会 第1号
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○糸久八重子君 小西公述人にお伺いをいたします。幾つかまとめて質問させていただきます。  あなたは、埼玉の富士見病院の被害者同盟の代表としていらっしゃっておりますので、富士見病院問題の中で幾つかお伺いをさせていただきたいと思います。  まず最初に、富士見産婦人科病院問題は、大...全文を見る
○糸久八重子君 今の医療費の問題ですけれども、もう少し詳しくお話しいただけますか。いわゆる不正請求と言われている部分について。
○糸久八重子君 富士見病院の問題につきましては、事件の発覚一年ほど前から市役所とか保健所にいろいろ通告があったやに伺っておるわけですけれども、このような患者の訴えについて所沢市とかそれから埼玉県ではどのような対応をなさったのか。また、全般的に被害者同盟に対して行政の対応については...全文を見る
○糸久八重子君 富士見病院はとかくうわさのあった病院と聞いているわけですけれども、どうしてあなたは富士見病院を選んでその病院の門をたたいたのでしょうか。  それともう一つ、あなた方被害者同盟は傷害罪で告訴をし、また、現在は、民事の問題として裁判が続行中だと伺っておるわけですけれ...全文を見る
○糸久八重子君 あなた方に代表されるような医療被害とか、それからその他現在では各種の医療被害が起こっているわけですけれども、そういう医療被害が起こらないように未然に防止をしていかなければいけませんけれども、患者の立場として、お医者さんに対してどのような注文をしたらいいのか、また、...全文を見る
○糸久八重子君 はい。
○糸久八重子君 小西公述人、ありがとうございました。  私の質問の最後に市川公述人にお伺いしたいと思います。  お話の中にも、これからの医療の内容についてどのようにしなければならないかというお話がいろいろあったわけですが、先生といたしまして、社会工学的な立場から、今富士見病院...全文を見る
○糸久八重子君 ありがとうございました。
08月01日第101回国会 参議院 内閣委員会,文教委員会,社会労働委員会連合審査会 第1号
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○糸久八重子君 本日の連合審査に厚生大臣がお見えにならないことは大変残念でございますけれども、まずそのことを、残念だということを申し上げまして質問に入らせていただきます。(「どうした、厚生大臣は何で来ないんだ、呼べ呼べ」と呼ぶ者あり)
○糸久八重子君 それでは、最初に幼稚園と保育所の一元化の問題について、文部、厚生両省にお伺いをしたいと思います。  幼稚園は学校教育に基づく教育施設であり、保育所は児童福祉法に基づいて保育に欠ける乳幼児を預かる児童福祉施設で、両者の機能や目的は本来的に異なるものとされてきており...全文を見る
○糸久八重子君 私は、この問題につきましては予算委員会の中でもお伺いいたしたことがございまして、文部大臣がこの幼稚園、保育所の一元化の問題に前向きであるということはそのときにもう既に伺っておるわけです。問題は、厚生大臣に非常に問題があるので、きょう私は厚生大臣に集中的にお伺いをし...全文を見る
○糸久八重子君 この件につきましては、実は本会議が始まる前に政府委員室の方から話がございまして、厚生大臣が出られないということなのですね。私はそれを聞きまして、このことはこちら側の委員会に厚生大臣がいらっしゃれないということは参議院軽視ではないかということでお話をしたわけですけれ...全文を見る
○糸久八重子君 話がちょっとつながらなくなってしまうのですけれども、大変細切れになりますけれども了承をいただきたいと思います。  実は、私立幼稚園の団体から幼保一元化構想が提案されていると聞いておるわけでございますけれども、その内容はどういうものでございますか。
○糸久八重子君 ちょっと大変やりづらいんですけれども、ここで厚生大臣にお伺いしたいこともあるわけですが、保育一元化の理想というのは、子供の発達権の保障とか、それから保育者の研究権だとか、母親の労働権だとかいうものの保障がなければならないと思うわけでありまして、今の私立幼稚園協会の...全文を見る
○糸久八重子君 この一元化のネックは、やはり厚生省に由来するところが大きいわけですけれども、それでは続けて文部省にお伺いいたしますが、かなり保育園と幼稚園の一元化が考えられていまして、地域によってはそういう試みがされているところがあるわけですね。五月の十二日付の毎日新聞の夕刊に神...全文を見る
○糸久八重子君 今のような実態を実はやはり厚生大臣に聞いていただきたかったと私は思うわけでございます。  先ほどの文部大臣のお答えの中に、これから設置しようとしている臨教審の中で考えていこうというようなお答えがあったわけですけれども、臨教審ということでこだわるのならば、臨教審設...全文を見る
○糸久八重子君 国際婦人年の国内行動計画の中に、各種の審議会には女性を登用するという方針がうたわれているわけです。現在我が国にあります審議会の中の女性の審議委員の割合というのが四・八%程度でございます。したがいまして、やはり私たちの女子の要望を国に反映する、国民の声として反映させ...全文を見る
○糸久八重子君 後の方の質問の中で、猶予、免除の手続はとっていないけれども未就学状況になっている、それを都道府県別に教えてほしい、そういうことなんです。
○糸久八重子君 もう一分早くお見えになれば大変話がかみ合ったわけですけれども、次の議題に入ってしまいまして、ちょっとあっちこっちをしてしまうんですが、実は幼稚園と保育所の一元化の問題について文部大臣に今までお伺いしておったわけでございます。これは予算委員会の中でもお伺いをしたわけ...全文を見る
○糸久八重子君 そうすると、まだお話はし合っていらっしゃらないということなんですね。
○糸久八重子君 厚生省はいつも口を開けば、保育所というのは子供を保育する施設で教育する学校ではない、そうおっしゃっているわけですね。文部省は、幼稚園は学校教育法に基づく教育施設であると、そう言うわけです。そこで、家庭での父母による子育ては、これは育児と言っているわけですね。そして...全文を見る
○糸久八重子君 わからないんですけれども、それはそもそものいきさつかもしれませんけれども、今文部大臣との質疑のやりとりの中で、既に幼稚園と保育所が一元化されている例があるわけですね。例えば、東京でも神田の和泉町の佐久間幼稚園と佐久間小学校が合併して一緒になって、そして新しい形の教...全文を見る
○糸久八重子君 文部大臣ね、大変厚生大臣はそのようにかたくななところがおありになるんですね。ですから、そこをやはり文部大臣がよくほぐしていっていただきたいと思うのですけれども、乳幼児の保育というのは生涯学習の一環として等しく権利として保障されなければならないわけであります。そのた...全文を見る
○糸久八重子君 保護者の理解を得るということが先行しまして、保護者の理解を得るということは、余り突っ張らないで、無理を言わないで、行政の言うように養護学校に行きなさいという指導ではないかと思うんですけれども、一方的にそういう指導をするだけでなくて、教育委員会とか、それから学校側へ...全文を見る
○糸久八重子君 七名の子供について一学期中に親の同意が得ることができなかった、そういう現状の中で、二学期以降はどういう手だてをとってこの事態を解消しようとなさるのでしょうか。
○糸久八重子君 文部大臣は四月二日の本院の予算委員会の中で、「何としても親の理解を得られるように最大限の努力をしていく」とお答えになったわけです。それにもかかわらず、教育委員会の定めた就学状況について今なお親の同意が得られないというのは一体何が原因なのでしょうか。特に長崎県下の三...全文を見る
○糸久八重子君 大臣の御答弁は、やはりこうしたケースにおける親の説得は行政の責任であることを前提としていると思うのですね。最大限の努力によってもまだ同意が得られないような場合には、該当児が未就学のまま放置されないような臨時応急の措置が必要だと考えるわけですけれども、その辺について...全文を見る
○糸久八重子君 障害児が普通校に就学しているたくさんの事例があるわけですね。文部省は、適当でないけれども違法でないという趣旨の答弁をやはりこれは四月二日の予算委員会の中でしていらっしゃるわけですけれども、これらのケースについて一概に適当でないとする根拠は一体何なのでしょうか。そし...全文を見る
○糸久八重子君 その就学指導委員会のことなのですが、その中に、例えば今の御答弁のように医師が入っていたり、それから父母がというようなお話もありましたけれども、学校の時点では、大体学校の責任者の教頭とか校長とかいう人たちが入っていて、一般の普通の教諭というのはそういう中に入っていな...全文を見る
○糸久八重子君 文部省の理論で言えば、普通校に就学している障害児についてきちんと調査をし、そして適正化の指導をすべきではないかと思うんですね、これは文部省の理論ですよ。就学しているのはもうしようがないから、未就学の障害児は納得させて養護学校に入れさせようというのは、子供とか親はや...全文を見る
○糸久八重子君 文部省の障害児に対する考え方というのは、健常児教育から障害児を分離または隔離して特殊な療育を施すことだというふうに考えるわけですね。この方式は、一見すると障害児を手厚く扱う療育のように見えるんですが、やっぱり本質的には差別や疎外をすることになると思います。やはり障...全文を見る
○糸久八重子君 私どもといたしましては、こういう計画を、該当する親や子供に直接会って話を聞くという計画も持っておりますので、ぜひその節はまたよろしくお願いを申し上げまして私の質問を終わらせていただきます。
08月04日第101回国会 参議院 社会労働委員会 第20号
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○糸久八重子君 ただいま議題になりました健康 保険法等の一部を改正する法律案につきまして、修正案並びに修正部分を除く原案に対し反対の討論を行うものでございます。  私は、以下申し述べるように、多くの未解決の問題がある今日、定例日でもない、しかもこの深夜に至って、委員会を委員長...全文を見る