糸久八重子

いとひさやえこ



当選回数回

糸久八重子の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月12日第123回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○糸久八重子君 それでは、質問に先駆けまして一言申し上げたいことがございます。  というのは、阿部文男代議士証人喚問についての法務省の行動は、国会議員の国政調査権を無視する行為と甚だ遺憾に存ずるわけでございます。この件では後ほど同僚議員から指摘があるはずですから細かいことは譲り...全文を見る
○糸久八重子君 検事の定員の問題についてですけれども、昨年の暮れの育児休業法のときに質問をいたしましたが、検事の定員というのは千百八十四名で、現在員が千九十七名、欠員が八十七名という御報告があったわけでございます。百名近い欠員を抱えている状態ですけれども、非常に忙しい部門への重点...全文を見る
○糸久八重子君 経済の国際化に伴いまして、このような事犯も国際化をしております。東海銀行詐欺事件の容疑者がタイに逃亡したのは記憶に新しいことでありますし、犯罪によって生じた資金を海外へ逃避させる例も大変多くなっております。「刑事司法に関する国際協力の促進」とおっしゃっておられます...全文を見る
○糸久八重子君 両罰規定の強化、それから法人への罰金重科に関する法務省の見解をお尋ねしたいと思います。
○糸久八重子君 それでは、出入国管理行政の充実強化の面でお伺いをいたします。  要員及び施設の確保を図るとされておりますけれども、新東京国際空港の二期施設とか関西国際空港などの新規の施設向けがほとんどで、既存の施設も大変繁忙をきわめているのに業務体制の整備まではなかなか手が回ら...全文を見る
○糸久八重子君 不法就労を目的とする外国人をチェックするために厳正な入国審査を行うことはいいわけですけれども、そのために審査の手続が長くなりまして一般の外国人に迷惑をかけているというような現状があるわけですが、その辺をどう改善していらっしやるおつもりでしょうか。
○糸久八重子君 不法就労悪質事犯に重点を置いた摘発実施に伴って、特にそのかなめとなっておりますブローカーとか暴力団の介在をどう防止していくおつもりですか。
○糸久八重子君 不法就労の外国人も、景気の減速に伴って危険、劣悪な環境のもとで働かざるを得ない場合とか、あるいは職にあぶれてしまってホームレス化してしまう場合がふえているようです。このような外国人の人権の確保とか、それから周辺住民の不安感等々についてどのように解消しようとしていら...全文を見る
○糸久八重子君 外国人に対する問題は非常に多岐にわたっておりますけれども、特に不法就労とそれから研修生にかかわる点に限って、関係省庁との協力関係をどのように推進していくのか、またどういう機関でどんな機関をつくって検討、協力をしておるのか、御説明をいただきたいと思います。
○糸久八重子君 それでは次に、人権擁護行政についてお伺いいたします。  子供の権利条約の国内法整備のための立法作業についてどうなっておるのか、お伺いしたいと思いますが、例えば法務省に関係のあるものというのは権利条約の二条、七条、九条、十二条、二十一条等々が関連あるんじゃないかな...全文を見る
○糸久八重子君 権利条約についての法務省の見解はわかりましたが、現行法のままでいいという観点ですけれども、これから私が質問する内容によってまた変えざるを得ないような状況もあるのかもしれませんが、それはまた後に譲っておきたいと思います。  それでは、次の問題に入らせていただきたい...全文を見る
○糸久八重子君 夫婦別姓問題は過去三回ほど法制審議会で検討の俎上に上ったと承知をしております。  一九五五年、五九年の審議では、夫婦異姓を認めるべきか否かについてはなお検討の必要があるとして留保している。それから、一九七五年の論議では時期尚早とされたと伺っております。法制審の過...全文を見る
○糸久八重子君 法制審議会についてお伺いをいたします。  法制審は合議体である以上、その構成メンバーは審議の動向に大きな影響があると思います。そこでお伺いいたしますけれども、法制審議会の委員数とそのうち女性委員はどのくらいおいでになるのか、それから民法部会の委員数と女性委員はど...全文を見る
○糸久八重子君 審議会で重要なことは公平な審議そのものですけれども、やはり男女の構成比も大切な要素だと思います。女性委員数が二十七名中二名、三十二名中三名、二十名中三名と非常に少ないこのような実態では、ほとんど改姓を余儀なくされている女性の意見や立場、それから実態が審議会に反映さ...全文を見る
○糸久八重子君 かつての国会審議の中で、国民の、仮に女性の一割がそうしたいということにな札ばこれは無視できない数字だというような御答弁も実はいただいておるんですね。そういうことから言えば、今の三割の人たちがそういう気持ちを持っているということは、これは大変な数字だ、そのように思う...全文を見る
○糸久八重子君 この夫婦の姓について、外国の法律というのはどうなっておるんでしょうか。夫婦同姓を法律で強制している国というのは、日本以外にございますか。
○糸久八重子君 お話によりますと、夫婦同姓を法律で強制している国というのはどうも日本だけらしい、そんな感じがいたします。日本もいろいろ調べてみますと、もともと夫婦別姓の国であったようですね。例えば、北条時政の娘政子が源頼朝のところにお嫁に行った、結婚したけれども、結局北条政子とい...全文を見る
○糸久八重子君 最近、企業の中に結婚した女性社員の旧姓使用を社内規定に盛り込むところが出始めておるようです。自分の名前を大切にして旧姓を通称として使用を申し出る人が大変多くなった。これに対して、社会の決まりを理由にあえて本人の希望を拒否して戸籍上の姓の使用を強制することのおかしさ...全文を見る
○糸久八重子君 通称方式を認めた場合に、法務省当局としてどういう点が一番ネックになると考えられますか。
○糸久八重子君 仮に、夫婦別氏の選択を法律上規定した場合に、現在法務省が所管している法律のうち、どのような手直しが必要になりますか。
○糸久八重子君 最近、この法務委員会にかかる請願としては、夫婦別姓の選択制を求めるものが一番数が多いわけですね。法制審の結論が早く出るようこれを期待したいのですが、なかなか進まない感が否めない状況でございます。  今局長お話しのとおり、一九七六年の婚氏続称を認める改正が行われま...全文を見る
○糸久八重子君 ありがとうございました。
03月26日第123回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○糸久八重子君 それでは、裁判所職員定員法改正案についてお伺いをいたします。  趣旨説明で述べられておりますように、今回「地方裁判所における民事訴訟事件の適正迅速な処理を図るため、判事補の員数を七人増加」するとあるわけでございます。これは員数こそ異なりますけれども、前年度と全く...全文を見る
○糸久八重子君 認識ということはわかったのですが、例えば件数等の量的な拡大があったのか、あるいは事件内容の質的変化があったのか、それとも先取りをして対応しているのか、少なくとも法案の参考資料の二十一、二十二、二十四ページを見る限りでは昭和六十三年あたりをピークにして民事の新しい受...全文を見る
○糸久八重子君 確かに、解決まで時間がかかる、そして一人当たりの負担件数を少なくしたい、そうおっしゃったわけですけれども、前年度より二名増員するということで今おっしゃられたことは解決できるんでしょうか。それとも、前年度五名ということで見通しが甘かったのかどうか、その辺のところはい...全文を見る
○糸久八重子君 そうしますと、希望者によって人数が決まるというような、そのような受け取り方ができたわけですけれども、三年度は五名増で十分対応はできたんですか。
○糸久八重子君 そうすると、四年度の七人増で十分欠員の充足というものが賄える見通しがおありなんですか。
○糸久八重子君 私、司法修習生から判事補へどのように登用するのかということがよくわかりませんが、何か希望が結局少ないということなんでございますか。その辺はどうなっているんでしょうか。
○糸久八重子君 判事補に希望する方がたくさんできるように、その辺の待遇等もそれから働く条件といいますか、そういうところもこれから考えていかなければならないんじゃないかと思いますけれども、過去の国会答弁を見てみますと、適正な裁判官の持ち事件件数というのは二百件程度が穏当である、そう...全文を見る
○糸久八重子君 それでは次に、裁判所職員の定員管理のあり方についてお伺いさせていただきます。  現在の政府職員については、行政機関の職員の定員に関する法律、つまり総定員法と申しますか、それによって定員管理が行われていると承知をしておるわけでございますけれども、総定員法制定前はそ...全文を見る
○糸久八重子君 今の答弁で概略わかったんですが、もう一度お伺いしますけれども、総定員法による定員管理の仕組みはどうなっているのか、それから定員削減計画との関係はどうなっているのか、もう一度お答えいただきたいと思います。
○糸久八重子君 私ども社会党は、定員と機構は一体に規定されるべきである、そういう観点から総定員法の制定そのものには反対をいたしました。  今の説明にもありましたが、一九九一年八月に総務庁から発表されました総務庁年次報告書というのを見てみますと、「定員管理の仕組みと定員の動向」と...全文を見る
○糸久八重子君 総定員法による定員というのは、今お話しのとおり、定員の上限を決めるということですから、抑えようとするものですからある意味では大幅な増減は考えられない恒久的な数値になる要因があるんじゃないかなというような感じがするんですね。安易に上限を引き上げないことが法制定の意義...全文を見る
○糸久八重子君 次に、裁判所職員定員法というのは、昭和二十六年、一九五一年に裁判官以外の裁判所職員の定員について、職種別に定められていた従前の定員を総定員、総員数に一括して規定することに改めて現在に至っています。最高裁判所当局は、裁判所職員定員が法定されていることについてどういう...全文を見る
○糸久八重子君 最高裁判事十五名を除けば、あるべき裁判官の定数とか、書記官とか事務官とか速記官の定数を予測することはいろいろ難しいのではないかと思いますね。例えば、訴訟事件数とか審理期間の短縮化等のいわゆる裁判事務の動向によって必要な裁判官とか一般職員はその都度積算されるべきであ...全文を見る
○糸久八重子君 裁判所職員の数の推移をちょっと見てみたわけですけれども、裁判官の定員は、一八九〇年、明治二十三年になるんですけれども、千五百三十一名、裁判官以外の職員が六千二百十三名となっております。来年度の予算定員では、裁判官は二千八百二十人、裁判官以外の職員が二万二千五百九十...全文を見る
○糸久八重子君 今のような歴史的な経過を踏まえて考えれば、トラスチックに裁判制度等を変革する場合には、裁判官についても裁判官以外の職員の員数についても相当の手当てをしなければならない事態が起こり得るかもしれないわけですけれども、現行裁判制度が維持されている限りは、事件の質的変化等...全文を見る
○糸久八重子君 それから、昨年の十二月にここの委員会で審議をいたしました育児休業法の問題なんですが、四月から裁判所にも育児休業が施行されます。裁判官及び裁判官以外の職員の申請状況はどうなっておりますか、ちょっとその辺をお伺いしたいと思います。
○糸久八重子君 裁判官につきましては数はわかりませんか。
○糸久八重子君 裁判官についてはせんだっての質疑の中でも明らかにされましたが、育児休業者は欠員のままとされるわけですね。欠員になりますと他の同僚の裁判官への負担増というのが当然考えられてくるわけですけれども、三名程度ならば余り大きな負担にはならないかなと思うんですが、これから裁判...全文を見る
○糸久八重子君 わかりました。  それでは、次の問題に移りたいと思います。  定員配置等も関係いたします具体的な個別の裁判所の対応についてになろうかと思いますけれども、最近増加してきた外国人関係の裁判ではどのような対応が行われているのか。特に勾留に対する人権上の配慮とか、それ...全文を見る
○糸久八重子君 それでは、外国人でも最近増加してきております日系人労働者の問題についてお伺いをしたいと思います。  一九九〇年、平成二年から施行されました改正入管法、これは外国人入国の道を拡大したわけですが、特に日系人につきましては、日本人の子として出生じた者であれば日本人の配...全文を見る
○糸久八重子君 特に、観光目的で入国をして在留資格を日本人の配偶者等それから定住者の資格に変更する例というのはおわかりですか。
○糸久八重子君 せんだって、三月十八日付の毎日新聞を拝見いたしますと、南米からの日系人の入国が二十万を超えていると推定されると書かれてあります。観光目的の短期ビザで入国して、その間派遣会社が在留資格の変更手続を行う事例が報道されておるわけです。また、別な新聞、朝日なんですけれども...全文を見る
○糸久八重子君 今御報告がありましたとおり、現地で募集活動をして日本に連れてきて、そしてこれは派遣会社と書かれているんですけれども、派遣会社が乱立して日系の外国人を組織的にあっせんしているというような報道がなされているわけです。現地で募集をして、観光目的で取得した短期ビザでまず入...全文を見る
○糸久八重子君 派遣会社がどうこうというふうに書かれているわけですけれども、実際に派遣会社が労働者を派遣できる業務というのは決められておるわけですよね、十六業種。こうやって内容を見てみますと、結局この中にはいわゆる専門的なことが多くて、強いて派遣会社から派遣するとなれば建築物清掃...全文を見る
○糸久八重子君 日系外国人労働者はこれからもやはりどんどんふえ続けると思いますけれども、これに対して法務省の見解を承りまして、私の質疑を終わらせていただきたいと思います。
○糸久八重子君 ありがとうございました。
04月07日第123回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○糸久八重子君 私、きょうは最初に、検察官の問題についてお伺いをさせていただきます。  四月早々の新聞に、「ことしの修習生、検事の任官また増加 裁判官不人気大幅減」という見出しがございました。そして、四月のやはり初めごろだったと思いますけれども、新しい検事が誕生したということを...全文を見る
○糸久八重子君 先般、三月の質疑の中で、修習生の中から希望者が五十名ということはお伺いをしておったわけですけれども、その希望している五十名を迎えても欠員は埋まらないという答弁がそのときございましたね。四月時点でその欠員というのはどのくらいございますか。
○糸久八重子君 そういったくさんの欠員を抱えている中で重点的活動ができるよう配分を見直していきたいと御答弁があったわけです。具体的にどういう配分の見直しというのをされるのか、またしようとしていらっしやるのでしょうか。
○糸久八重子君 弁護士からの任官希望者はあるのでしょうか。あるとするならば、弁護士からの任官希望者を今後さらにふやすというお考えはございませんでしょうか。
○糸久八重子君 検事の身分を持ちながら法務省の官職についていらっしゃる方はどのくらいいらっしゃいますか。
○糸久八重子君 法務省以外の他の行政官庁ですね、そこにはどのくらいいらっしやるのでしょうか。
○糸久八重子君 冒頭に申し上げました新聞記事によりますと、裁判官は昨年に比べると希望者が二十八名も減ってしまった。それで、六十六名の判事補任官の採用を決めたのだそうですけれども、過去五年間の平均というのは七十三名だということも伺っておりますし、それをとにかく下回っているわけですね...全文を見る
○糸久八重子君 司法試験も順次合格者をふやしていっている状況があるわけですね。ですから、そういう状況の中ではもっと検察官や裁判官の希望者がふえていく努力をする必要があろうと思いますし、今の例えば転勤問題等についても、私は官舎等がどうなっているかはちょっと存じ上げませんけれども、や...全文を見る
○糸久八重子君 それでは、次の問題に移ります。  一昨年の九月に成立をいたしました借地借家法の施行がことしの八月一日になったと聞いております。施行に当たっての法律の周知徹底の広報活動は、昨年の秋ごろでしたか新聞でちょっと拝見をしたことがございますけれども、テレビや雑誌などでも行...全文を見る
○糸久八重子君 残念ながら、大臣が御出演なさったテレビは私拝見しなかったのですけれども、今の説明の中で、かなり細かい広報活動がなされている。そして八月一日の施行までの残された準備期間の中でも、ポスターとかテレビとか、いろいろ新聞、雑誌とか、広報活動というのをおやりになるというお話...全文を見る
○糸久八重子君 地代・家賃をめぐるトラブルが発生した場合に、まず訴訟ではなくて調停によって解決するということで、その調停事件がこれからもどんどんふえてくるのじゃないかということが予想されるわけですけれども、それに対応できるだけの調停体制の準備というのはできておるのでしょうか。
○糸久八重子君 よくわかりました。  それでは、建設省の方にお伺いしたいのですけれども、この新法の周知徹底のためにどんなことをしていらっしゃるのか。昨年の暮れに法務省からお伺いしたところによりますと、都道府県知事や関係業界団体に通達を出すとか、それから定期借地権等の利用の推進を...全文を見る
○糸久八重子君 続けて建設省さんにお伺いしますけれども、今年度の公営住宅の建設予定はどうなっておりますでしょうか。最近と比較してその伸び率はどういう状況でしょうか。
○糸久八重子君 次に、国籍問題についてお伺いをしたいと思います。  フィリピン人と見られる女性から生まれながら両親が所在不明のために無国籍の一歳の男児が日本国籍を求める訴えをこの男の子を引き取ったアメリカ人の牧師夫妻が起こしている記事を読みました。  国籍法二条三号には、「日...全文を見る
○糸久八重子君 フィリピンの方では、先ほど申しましたけれども、母親がフィリピン人であるという証明がないからだめだ、国籍に入れられない、そう言っているというのですね。その辺はどうなのですか。
○糸久八重子君 出生後三年以上無国籍のままでいた場合には帰化によって日本国籍を取得できるから三歳まで待って帰化申請したらどうだというような意見もあるということも伺っておったわけですけれども、何回も申しますが、母親がフィリピン人らしいということだけで、フィリピン人だと特定されていな...全文を見る
○糸久八重子君 ちょっと納得いかない部分もありますけれども。  それでは次に移りますが、登記所関係のことを幾つか用意したのですが、時間の残りが少なくなりましたので、一番大事なところだけお伺いをしたいと思います。  登記関係の手数料の値上げが今年度も予定されると伺っておるわけで...全文を見る
○糸久八重子君 手数料の推移を調べましたところが、一九七九年が三百五十円、それから一九八五年が四百円、先ほど申しました一九九〇年が六百円ですね。そして、次は八百円になるのですか。そういうように大変短い期間で上がっているし、そしてまた、上げ幅が非常に大きいわけですね。  そこで、...全文を見る
○糸久八重子君 一般会計の六百九十億というのは、特にこういう費目に充てられるという限定はないのですか。
○糸久八重子君 事務処理のためのコンピューター化なんですけれども、これは手数料からということではなくてやはり当然これは一般会計から出すべき筋合いのものではないか、単純に考えて私はそう思います。  このコンピューター化というのは、事務処理を迅速にするためにやはり早くすべきだろうと...全文を見る
○糸久八重子君 先ほども申し上げましたとおり、事務処理のためのコンピューター化ならば当然これは一般会計からこの経費は出すことにして、早く登記事務に対しての事務処理迅速化に努めるのが普通な考え方ではないかなというふうに考えます。そういう事務処理のためのものも一般国民から手数料値上げ...全文を見る
○糸久八重子君 ありがとうございました。  終わります。
04月23日第123回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○糸久八重子君 外国人登録法がいよいよ本院で審査されることになりました。  御案内のように、私ども社会党は衆議院に対案を提出いたしましたが、ただいま説明がございました衆議院修正部分に対しまして共同提案をいた し政府原案を修正議決したために、対案は撤回いたしました。しかしながら...全文を見る
○糸久八重子君 さて、ただいま提案理由の説明をお聞きしましたけれども、その中に、このたびの改正については、一九八七年百九国会での附帯決議及び日韓覚書が挙げられておりましたが、簡単に提出の経緯とか目的とかを御説明願いたいと思います。
○糸久八重子君 百九回国会の改正のときの附帯決議を見てみますと、衆参ともに外国人登録制度のあり方そのものの検討を求めておるわけでございます。しかし、本改正案は制度の根本的な改正にはなっておりません。指紋が全廃とならずに一部になぜ残ったのか、また、外登証の常時携帯義務についても義務...全文を見る
○糸久八重子君 一九八八年度の予算の中でスペインとベルギーとフランスの三カ国にいらしたようですが、何かその三カ国を選んだ理由というのはございますか。
○糸久八重子君 一九八六年度には諸外国における指紋押捺の実施状況、翌年八七年度には諸外国における外国人登録証明書携帯等の現状について調査をしていらっしゃるようですね。その後も同じような調査を行っておりましたら御説明願いたいと思います。
○糸久八重子君 次に、法務省の内部諮問機関として出入国管理政策懇談会、指紋押捺に関する有識者懇談会とかあるようでございますが、このたびの改正案提出に当たってこれらの懇談会からどのような結論を得ておるのでしょうか。
○糸久八重子君 内容についてはわかりましたが、その中で大方どんな御意見が多かったのかということはいかがでしょうか。
○糸久八重子君 今回の改正によって事務量が増加するであろう地方自治体とはどのような協議をなさっておりますか。
○糸久八重子君 地方議会やまた地方の自治体からこの外国人登録法の抜本改正を求める決議や要請書が送られてきていると伺っておりますけれども、どのくらいの数で、主な内容というのはどういうことなのでしょうか。
○糸久八重子君 地方議会の決議の数というのはおわかりですか。
○糸久八重子君 在日本朝鮮人総連合会がことしの二月二十一日に外国人登録証常時携帯義務の撤廃を求めて法務省に文書で要請した旨の報道を拝見しています。それらのいわゆる関係諸団体との事前の折衝等はどうなされたのでしょうか。
○糸久八重子君 これまでの経緯の中で、日韓覚書によって改正をまとめたとあるのですが、世界では百カ国以上の国があり、現に資料によりますと、その他というところでまとまっておりますからどのぐらいの外国人が日本に来ていらっしゃるかわかりませんけれども、恐らく何十カ国の外国人が在留していら...全文を見る
○糸久八重子君 さて、次に外国人登録法の制定目的はどこにあるのかお伺いをしたいと思います。
○糸久八重子君 在日外国人の身分、居住関係を明らかにする法律であれば、日本国民に適用されます住民基本台帳法と類似の範崎に入る法律と理解してよろしいですか。
○糸久八重子君 今の御答弁をお伺いしてみても、基本的には差異があるということはそれはわかりますけれども、しかし身分、居住関係を明らかにするということならば、在日外国人が登録すべき事項が余りにも煩雑で、かつ在日外国人が果たさなければならない義務は非常に過重過ぎるのじゃないかと思うの...全文を見る
○糸久八重子君 日本以外の他の国で外国人として処遇する場合と、それから日本の場合の例えば特別永住者、この方たちはやはり日本人と同じ生活圏で半ば日本人として生活をしていらっしゃる方なんですね。ですから、その方も一緒にして、たくさんの煩雑な登録事項だとか、それから義務を課せられるとい...全文を見る
○糸久八重子君 出入国管理及び難民認定法と違って外国人管理を目的としてつくられたものでないとおっしゃるようですけれども、そうおっしゃりながら、管理するために登録証の常時携帯義務を継続しているのじゃないかそれから法律違反に対して刑罰を科しているのではないか、そういう疑問がしきりとし...全文を見る
○糸久八重子君 それでは続いて、同一人性の確認の問題に参りたいと思います。  改正案では、永住者及び特別永住者については指紋押捺の義務を廃止し、同一人性確認の代替手段として写真と署名と家族事項の登録制度を新たに導入するとしておりますが、この三点で同一性の確認が可能だとする根拠は...全文を見る
○糸久八重子君 日本社会に密着した生活をして、そして家族、友人関係が多いから周囲に尋ねても同一人性の確認が容易だと、そういうことだからこれは指紋の代替になるという意味にとってよろしゅうございますね。
○糸久八重子君 永住者、特別永住者はこの三点で同一人性の確認が可能とするならば、一年以上の在留者についてもこの三点ではだめだという理由は出てこないのではないかなというふうに感じます。  指紋押捺の代替手段として写真とか署名とか家族事項を新たに導入するということは、指紋が同一人性...全文を見る
○糸久八重子君 短期在留者の問題なんですよね。恐らく短期在留者の場合には家族事項もわからないし、単身で来る方も多いのじゃないかというようなことで、結局無理なんじゃないかなというふうにお考えなんだろうと思います、定着性がないということでね。しかし、定着性というのは、同一性の確認の有...全文を見る
○糸久八重子君 指紋押捺制度については、日韓覚書で永住者、特別永住者については廃止をする、それから永住者以外の在日朝鮮人は押捺義務は残ると。そうすると、同じ国の人たちの中でもこれは新たな差別が生じるわけですね。その辺の見解はいかがですか。
○糸久八重子君 修正によって、施行までに十六歳になる永住者は写真だけの確認でよしとされたことになったわけですね。新法になって初めての登録申請時に永住者それから特別永住者の方たちが窓口に見えたときに、その人が本当に原票に登録された人かどうかをどのように確認するのですか。十四条五項の...全文を見る
○糸久八重子君 新規登録時になりますとかなり窓口も混雑するので、そんなに一人に対して長い時間の確認はできないから、大体原票に張ってある写真で本人じゃないかなということを認定するというのが普通じゃないかと思うのですね。そうしますと、そういう初の登録申請時に写真のみでするということな...全文を見る
○糸久八重子君 改正になって新しく登録、例えば家族事項とか署名とかというのをしに来るわけでしょう。十六歳にはこだわっていないのですよ。永住者とか特別永住者の方たちが窓口に来るわけですね。その場合に、確かに原票にある本人とそれから来た人とが同一人かなというのを確認するのにはどうする...全文を見る
○糸久八重子君 ですから、窓口では写真が同一人性の確認の一番簡便な手段だというふうに私は先ほど申し上げたのです。  それから、指紋のことなんですけれども、法務省自身が一定期間ごとに繰り返しとらなければ意味がないと主張していらっしゃったわけですが、その指紋制度が八七年の改正で一回...全文を見る
○糸久八重子君 必要なときには再押捺命令を出すんだからやはり合理的だというおっしゃりようなんですが、それではその再押捺命令、十四条五項一号ですか、それによる自治体の長による再押捺命令は今まで何件ぐらいありましたでしょうか。
○糸久八重子君 ないのならば、やはり指紋制度は登録の正確性を担保する方法としては全く機能していないと言えるのじゃないでしょうかね。いかがですか。
○糸久八重子君 法務省がなぜ指紋押捺にこだわるのか私は本当にわからないのですが、指紋の問題で、大臣も指紋を大変気持ちよくとられた経験がおありなんだそうですけれども、私も生まれてこの方二回指紋をとられた経験があるわけです。一度は、私が働いておりました職場に泥棒が入りまして、そしてそ...全文を見る
○糸久八重子君 一部対象者が、指紋押捺しなければならないという人たちが残っているということのデメリットについて大臣の御認識を伺いたいと思います。
○糸久八重子君 指紋の押捺義務を課せられる一年以上の短期在留者の多くは、留学生とか研究者とか芸術家とか宗教家とか、大変多種多様の方たちなんですね。しかし、共通的にこの人たちに言えることは、この人たちは帰国後、自分の国に帰って重要ポストにつくなりそれから指導的な立場に立つであろう人...全文を見る
○糸久八重子君 今回の改正の目的、趣旨を制度改正の基本として、指紋押捺廃止において、例えば不法残留者に対しては別に考えるというのならばわかるのですけれども、制度の基本として指紋制度を残した、そして永住者、特別永住者の方々は例外的に廃止というのでは、やはり私は納得できませんですね。...全文を見る
○糸久八重子君 五年後の見直しの衆議院の附帯決議なんですが、私が考えますには、ここの部分は当然法律の附則の部分に加えるべきものだ、そう思っておりますことをつけ加えておきたいと思います。  それから、参考までに外国人登録制度のない国はどういうところがありますか。そしてまた、それら...全文を見る
○糸久八重子君 それでは、次に制度改正に伴う市町村窓口の対応についてお伺いをしたいと思います。  私は、市町村窓口で実際の外国人登録事務に当たっている担当者から運営の一端を伺ったのですけれども、大変問題点が多いということを再認識いたしました。永住者、特別永住者の指紋押捺制度が廃...全文を見る
○糸久八重子君 機関委任事務は、本来国の負担において賄われるべきだと思います。本年度の法務省予算では、制度改革に伴いまして新規に二十億六千七百九十五万円計上されております。ところが、署名方式、家族事項の記載、原票書きかえ等は市区町村のコストアップの要因になるにもかかわらず、本年度...全文を見る
○糸久八重子君 今回の改正に当たっては、当委員会の附帯決議、先ほど申し上げましたけれども、その趣旨を踏まえて自治省とはどのような協議をなされたのでしょうか。  私は、自治省の見解が出されないうちに今回の改正案が提出されたと聞いておるのです。そうだとすると、百九回国会における当委...全文を見る
○糸久八重子君 現行法改正の際にも十分に意思疎通が図れないままに進められたということで、結果として市区町村の窓口担当者が大変な精神的な負担とか、それから事務量の増加につながって窓口でのトラブルとか混乱が生じたというふうに伺いました。  そういう今回も同じ轍を踏まないように、マニ...全文を見る
○糸久八重子君 マニュアル配付の時期とか、説明、指導の具体的予定はまだ立っておりませんか。
○糸久八重子君 日韓覚書によって来年の一月には法施行だというふうに言われておるわけですから、大体見通しは立てていかないとまた窓口が大変混乱するのじゃないかと私大変心配いたします。  具体的にお伺いいたしますが、外国人登録証明書は従来は冊子だったわけですね。手書き方式でしたから即...全文を見る
○糸久八重子君 登録証は即日交付の原則があるわけですが、こういう調製機が地方入管局にしかないということになりますと、一度申請に来て、それを窓口が地方入管局に出して、そして地方入管局からそれが戻されてということになりますと、登録者は最低二回は窓口に出頭しなければ目的を達せられないと...全文を見る
○糸久八重子君 受領です。
○糸久八重子君 今の地方入管局との関係で、結局二回出頭しなければならないと、出頭というのはおかしいですか、窓口へ行かなければならない。そうすると、本人がいろいろ都合があって二回も窓口に行けないと、そういった場合に、受領のときには代理でもよろしいのですか、そう伺ったのです。
○糸久八重子君 結果として、地方入国管理局の手を煩わせなければ証明書がとれないというその現状は、機関委任事務のあり方としては甚だ疑問だと思うのですね。  それで、今の調製機の問題によって、いや応なしに地方入国管理局の手を煩わせるというそのことによって、この証明書の発行は事実上法...全文を見る
○糸久八重子君 今回も法文上は「当分の間」ということにしておるようですけれども、やはり具体的その期限についてめどを明示して、自治体の権限を尊重すべきだと思うのですね。当分の間というのは、法律の中にたくさんありますけれども、当分の間というのは単なる法律上の用語の使い方の問題であって...全文を見る
○糸久八重子君 プラスチックカード化は、大変高価な機械が必要だから、実際には当面地方入管局でしか処理できないということのようですけれども、登録者のその負担軽減のためには、カード調製機の市区町村の配備というのは不可欠だと思いますね。  本年度予算による配備計画とか次年度以降の予定...全文を見る
○糸久八重子君 現在のラミネートカードからプラスチックカードに変えるという、その理由は何ですか。
○糸久八重子君 これは質問通告をしていなかったのですけれども、最近の偽造、変造の件数というのはおわかりですか。
○糸久八重子君 そういう通報を受けておりますということですから、大変多くはないわけですよね。そうすると、先ほど局長が目的について、非常にテレホンカードのような小さいものだから持ち運びに便利になったということをおっしゃったのですけれども、結局、やはり携帯が非常にしやすくなったとか、...全文を見る
○糸久八重子君 私は、この原票を市役所からもらってきたのですけれども、確かにここには署名の欄もないし、家族欄もないということですから、これを全面的に書きかえとなると窓口は大変ですね、事務量としては。その辺どう対応なさるのでしょうか。
○糸久八重子君 その家族事項の追加によって、登録原票というのは単票から複票にならざるを得ないと思うのです。指紋押捺廃止の代替措置としての面からのみそのように措置されることというのは、市区町村レベルでやはり確認義務の増加のみにつながって、事務の負担増になるだけで何のメリットもない、...全文を見る
○糸久八重子君 指紋押捺拒否者が、一九八八年には十六人、八九年には二十六人、九〇年二十七人、それから九一年五十六人と増加をしておるようです。ただでさえ窓口トラブルが多い登録制度が、今度の改正によって二本立て、三本立てになったら窓口事務は本当に混乱するばかりだと思いますね。人間相手...全文を見る
○糸久八重子君 最後になりますが、問題の根幹は、近年大変ふえてまいりました我が国への外国人の出入国に対して、先ほどもお話し申し上げましたけれども、外登法と入管法、この両者の境界が非常にあいまいになってきているというふうに私は思います。  大臣、最後になりますが、今回の改正案でも...全文を見る
○糸久八重子君 ありがとうございました。  終わります。
05月19日第123回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○糸久八重子君 きょうは、できるだけ今までの質疑と重複しないように、また政府の対応が明確になっていない事項を中心にお伺いをさせていただきたいと思います。  初めに、四月二十三日の委員会で外国人登録証明書の最近の偽造、変造件数をお尋ねいたしましたけれども、手元に件数をお持ちでなか...全文を見る
○糸久八重子君 偽造、変造は今の御報告をいただきますとそれほど多くないようでございますね。  そういう件数が非常に少ないのにもかかわらずラミネートカードからプラスチックカードにするということなのですが、そのプラスチックカード化にかかわる予算というのはどのぐらいになっておりますか...全文を見る
○糸久八重子君 そのうち撮影機については、台数にするとどのぐらいになりますか。また、調製機はどのくらいの台数になりますか。
○糸久八重子君 偽造、変造が余りたくさんの件数がないのに二十億ものお金をかけてラミネートカードからプラスチックカードに変えるということは、私もこの前のときに申し上げましたけれども、あくまでも証明書が携帯しやすくなるような方法に変えるのが主眼ではなかったのかなというような気がしてな...全文を見る
○糸久八重子君 今までの政府答弁によりますと、家族登録導入の理由として本人確認について家族に照会できることを挙げておるわけですが、家族はこの種の照会に対して応ずる義務はあるのでしょうか。もしあるとしたならば、その根拠はどういうことなのでしょうか。
○糸久八重子君 事実行為として協力が期待できるというだけのものならば、写真、署名は本人自身のものだけれども、照会は本人そのものではありませんから、本人確認の有力な手段にはなり得ないのではないかなという気がしますけれども、その辺はどうですか。
○糸久八重子君 家族登録事項は個人の同一性が疑わしいときに確認するというのがその目的でありますから、運用に当たってはその他の目的で使われることのないように確認をしたいのですが、いかがですか。
○糸久八重子君 次に、署名の方に移りますが、指紋にかわるものとして署名を導入したことが外国人にとってどのぐらい負担になるのか。少数の欧米人は日常的に署名をしておるわけですから苦にならないと思うのですけれども、署名などしたことのない人たちも大勢いるはずでございます。  今まで政府...全文を見る
○糸久八重子君 そうなりますと、文字が書けないという人については、罰則規定が適用されると少なくとも毎年一回窓口に行かなきゃならないことになりますね。  何か窓口の職員の方たちはこんなことも言っているわけですね。窓口の職員が漢字、アルファベットの署名の手本を示してそれに似せたよう...全文を見る
○糸久八重子君 確かに、署名がされない場合にはその原因が、拒否をして署名をしないのか、それとも疾病等によって署名することが不可能なのか、それから識字教育の機会を逸して書けないのか、それともそのほかの理由によるのか、いろいうその判断が難しいと思うのですね。それについて窓口職員の問い...全文を見る
○糸久八重子君 現行の外登法と関連政省令では、身体の障害によって指紋押捺できない人の取り扱いはどうなっているのか。  指紋押捺を拒否する人に対しては、十一条三項によって切りかえの期間を一年以上五年未満の範囲で短縮するという規定が設けられまして、また十八条八号によっては二年以下の...全文を見る
○糸久八重子君 署名について言えば、政府の改正案では故意に署名をしない人に対しては切りかえの期間を短縮とかという規定、そしてまた「一年以下の懲役若しくは禁錮又は二十万円以下の罰金に処する。」という規定を設けているわけですけれども、体の障害によって署名ができない人、それから識字教育...全文を見る
○糸久八重子君 これは通告をしていなかったのですけれども、窓口の業務について確認をしたいことがございますのでお願いをしたいと思いますが、機関委任事務として市区町村の窓口事務については、前の二十三日の委員会で入管局長は、できるだけ早いマニュアルの作成や説明会、研修会の約束をされたわ...全文を見る
○糸久八重子君 具体的に窓口で指紋が廃止されない外国人からの、なぜ私たちは指紋が廃止されないのだというようなそういう質問に対してどうやって答えるのか。それから、同じように指紋押捺が廃止される特別永住者とか永住者の方からも、代替手段の三点セット、どうしてそういうものを導入したのだと...全文を見る
○糸久八重子君 超過負担にならないようにしているとおっしゃいますが、地方自治体の方たちに伺いますと、かなりの超過負担があるということを言っております。したがって、私が先ほど御質問いたしましたように、国の負担でやはり全額賄うようにやるということを確約いただかないといけないのですけれ...全文を見る
○糸久八重子君 それでは、次の問題に移りますが、現在若年層を中心に労働力の流動化が起こっていると聞いております。労働省にお伺いしましたところが、年齢階級別転職入職率というのがあるのだそうですけれども、これが二十歳から二十四歳で、一九八九年、男性が一五・九%、女性が一三・二%、そし...全文を見る
○糸久八重子君 ところで、現行外登法において四条一項九号及び十九号で、職業、勤務所または事務所の名称及び所在地の登録を義務づけられておりますね。そして、九条一項で、職業、勤務所または事務所の名称及び所在地に変更を生じた場合には、その変更を生じた日から十四日以内に、その居住地の市町...全文を見る
○糸久八重子君 私どもの党は、衆議院に提出した対案の中で、登録事項から職業、勤務所または事務所の名称及び所在地を除くということを挙げたわけでございます。今の答弁の中にもあったような気もいたしますけれども、これらの事項を除くということを挙げたことについて政府はどのように考えていらっ...全文を見る
○糸久八重子君 目的事項をもう一度見てみますと、その登録を実施することによって外国人の居住関係とか身分関係を明確にするということがありますね。そうしますと、それらのことについては勤務地以外のたくさんいろんなものを申告することがありますけれども、それでもってもう十分この目的は達せら...全文を見る
○糸久八重子君 役に立つだろうということで、その在留資格に反する就労をしていないかどうかを確認するためではないということをここで確認をしておきたいと思います。  それから、この勤務所それから事業所の問題ですが、登録事項とそれから登録証明書の記載との関係はどうなりますか。
○糸久八重子君 登録証明書の記載事項になるわけですね、勤務所の場合は。  今回、家族事項を証明書の記載事項から外しましたね、これの理由は何でしょうか。
○糸久八重子君 御答弁の中に、家族事項はプライバシーに関係するからということをおっしゃっておったわけですけれども、家族事項もそれから職業及び勤務所も重要なこれはプライバシーだと思うのですね。そういう意味からいえば、当然次の見直しのときには勤務地の問題についてはこれは除くのが当たり...全文を見る
○糸久八重子君 それでは、最後になりますけれども、この外国人登録法抜本的見直しの必要性について大臣にお伺いをさせていただきます。  先日、参考人の御意見で、外国人登録法は撤廃して住民基本台帳に準じた制度を制定し、外国人への行政のあり方の改善を要望するという声がございました。また...全文を見る
○糸久八重子君 ありがとうございました。  終わります。
05月26日第123回国会 参議院 建設委員会 第7号
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○糸久八重子君 社会党の糸久でございます。  私は、四年前に成立いたしました多極分散型国土形成促進法の審議に加わりましたので、その関連からまず質問させていただきたいと思います。  東京一極集中を是正するために、多極法はまず第一に東京都区部に立地する国の行政機関、特殊法人の移転...全文を見る
○糸久八重子君 移転推進の閣議決定をして以来四年近くになりますけれども、ただいまお伺いいたしますと、移転完了が二機関だけということですから、移転準備は着実に進んでいるとはちょっと言いがたいのではないかなというふうに感じます。  特に特殊法人の移転計画はうまく進んでいないと聞いて...全文を見る
○糸久八重子君 特殊法人の場合は、政府機関の本庁が移転しないのに特殊法人だけが一方的に本社機能を移転するということはどうも納得いかないというような意見があるということも伺っておりますし、それからまた、その背景には職員の住宅問題等にも関係があるのではないかということも聞いているわけ...全文を見る
○糸久八重子君 今申し上げましたけれども、多極法の移転計画で政府機関が首都圏、一都三県に集中している、これでは一極集中というのはどうも是正できないのではないか。政府機関の中で地方に行くというのは幾つもないわけですね。例えば広島に移転する予定の大蔵省の醸造試験所の例のように、地方へ...全文を見る
○糸久八重子君 とにかく、一極集中を是正するということはなるべく政府機関が率先して地方に行くということが大きな課題だと思いますので、これはぜひとも努力をしていただきたいと思います。  政府関係機関の移転が済めば二十三区内には多くの跡地が生まれてくると思いますが、その移転跡地はど...全文を見る
○糸久八重子君 国有財産中央審議会の答申によれば確かに、公用・公共用優先の原則を徹底させる、そしてできるだけ広範囲で多数に効果が及ぶように活用する、こう言っているようですね。そして、国有地利用研究会の報告によりますと、一極集中是正に沿って利用する、それからなるべく重層的活用に努め...全文を見る
○糸久八重子君 自治体による公有地化を進めるべきだと思いますが、幸い今国会で公有地拡大の推進とそれから資金融資の法律が成立をいたしました。この公拡法を拠点法に連動して適用させ、東京における公有地の一層の拡大を促すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
○糸久八重子君 移転を推進する機関として検討されることになっております住宅金融公庫について、現在、所管官庁であります建設省でどのような検討がなされておるのでしょうか。水道橋にある本店の建てかえが現在行われているようですけれども、今後、本社機能のうち一部でも移転する予定はあるのかな...全文を見る
○糸久八重子君 日本国内の民間企業の進んだ事例を見ましても、移転前に職員の採用時点から出身地を考慮したり、移転に際しては地元の公共団体に公社の建設資金を提供したり、さまざまな配慮を行っているようです。建設大臣はこの法案で、若者にとって魅力のある職住遊学の生活空間を地方においてつく...全文を見る
○糸久八重子君 労働省の方にお伺いします。  大都市圏に住む地方移転希望者が地方における生活のイメージが描けるように、住宅、仕事、教育など、勤労者及びその家族の生活に関する情報をセットした情報提供を定期的に行っていく必要がある、そう考えます。そのために、今大臣おっしゃいましたけ...全文を見る
○糸久八重子君 一つ国土庁にお伺いいたしますけれども、国土庁はイギリスやスウェーデンにおける政府機関の分散について調査をなされたそうでございますけれども、移転対象者の何割ぐらいが移転したのか、仕事を持つ配偶者に対してどのような配慮を行っているのか等を含めて、簡単に説明をしていただ...全文を見る
○糸久八重子君 そういう先進国の参考になる例は大いに参考にしていただいて、目的にかなった移転ができるようにしていただきたい、そのように思っております。  それから、通産省の答弁によりますと、アンケート調査によれば約四割の企業が本社機能の移転計画を策定中あるいは検討中としておりま...全文を見る
○糸久八重子君 若者を引きつけるような職住遊学の生活空間をこの地方拠点都市地域につくっていくにはどのような都市を指定していくのでしょうか。県内第二、第三の都市を中心とした地域というお話もあるようですが、この地域について自治省はおおむね人口十万以上の地域に設定されている広域市町村圏...全文を見る
○糸久八重子君 そうすると、地方に十万なり二十万なりの都市が整備されるということになるでしょうが、この法案が成立しても十万ないし二十万程度の拠点都市が整備されるということは難しいんじゃないかなということが、巷間言われているわけです。それをよく聞いてみますと、この法案の本当のねらい...全文を見る
○糸久八重子君 政府は二年前にアメリカとの構造協議の結果として公共投資十カ年計画を策定して、住宅とか道路とか下水道、都市公園等の整備に重点を置いた方針が示されたわけですけれども、この法案の拠点都市整備に伴う公共投資とどう絡み合うのか、どう調整していくのか、簡潔に説明をしていただき...全文を見る
○糸久八重子君 中身に入りますが、法案を読んでみますと、事業所に対する移転誘導策は明記されておりますけれども、従業員とか社員については全く書かれておりません。従業員があって企業が成り立つのであって、従業員はいざ移転となりますと家族ともども子供の転校とかその他もろもろの出費と精神的...全文を見る
○糸久八重子君 参考人の御意見にもありましたけれども、移転対象は事務所とか営業所でありまして、「工場を除く。」と規定されておりますね。東京集中による地方経済の疲弊した状況を活性化させるためには工場の移転が何よりも必要なのではないかと思うんですけれども、「工場を除く。」というところ...全文を見る
○糸久八重子君 オフィスの移転についてはこの法案で、そしてあと工場については別途の法律でというようなお話ですが、それらを一体的に考えていかないと、工場はあちらの地域にあってオフィスはここにあると大変その辺の連絡がうまくないというようなこともありますから、そういうところはこれから一...全文を見る
○糸久八重子君 最後になりますけれども、この法案をさらに地方に歓迎される法案にするためには、拠点指定地域内住民を優先的に雇用する、そういうことが必要ではないかと思いますが、その辺のところは例えば政省令とかそういうものでできるのかどうか、その辺の御見解はいかがでしょうか。
○糸久八重子君 ありがとうございました。終わります。
12月08日第125回国会 参議院 厚生委員会 第2号
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○糸久八重子君 バーゼル条約が批准され、有害廃棄物等の輸入に対して一定のルールがしかれれば、日本にも数多くの有害物質が有価物という形で輸入されてくるでありましょう。そして、これら輸入品から日本が必要とする希少金属を回収するわけですけれども、恐らく一〇〇%は回収できないで、微量の元...全文を見る
○糸久八重子君 以外のものも検討を行うということですが、それがどのくらいの期間でどういうような経過で指定を行うのかなというのはちょっと大変先の話のような気がするんですね。  そこで、環境問題の世界の趨勢というのは、フロンとか二酸化炭素に見られますようにできるだけ環境に有害なもの...全文を見る
○糸久八重子君 冒頭私が申し上げましたとおり、有害物というのは、特定管理廃棄物として出るものだけでなくてほかのものにもまじって入ってくる例がたくさんあるわけなんですね。ですから、やはりどうしてもその特定施設の方式というのを早く外してもらわないと環境汚染という形で住民が大変困るわけ...全文を見る
○糸久八重子君 有害物質が管理型最終処分場に入らないようにするためにするのだ、そうおっしゃったわけですが、どういうふうにして入らないようにしていくんでしょうか。
○糸久八重子君 今行われているチェックシステムというのは管理型の最終処分場ですけれども、チェックシステムというのは、例えば抜き取り検査のようなものは現在していらっしゃるのですか。
○糸久八重子君 最終処分場の置かれている状況によって、例えばそれが水源地に近いとか、それから住宅に隣接しているとか、いろいろなところがあると思うんですね。やはり、そういうところの分析結果を場所によってはすべて提出させるということも出てくるでしょうし、それから抜き取りで検査をすると...全文を見る
○糸久八重子君 最終処分場の非常に数の多いのは管理型の処分場ですね。それと、今管理型の場合にも遮断シートを、下にビニールやゴムを敷いてというようなそういう態勢をとっているようですが、最近では日の出町の例等もありましたね。そういうわけで、やはりこの管理型最終処分場の現在の構造につい...全文を見る
○糸久八重子君 やはり、先端を行くそういう方式は国はそれを見習って、そしてとにかく環境汚染をしないようなという、そういう行政を厚生省はやっていくのが本来の仕事ではないかと思うんですね。大変後ろ向きの姿勢で残念に思います。  環境庁、お見えになっていらっしゃいますね。  埋立処...全文を見る
○糸久八重子君 幾ら有害物質が含まれていても、溶け出さなければ有害廃棄物の規制は受けないわけですね。  そうしますと、ただいまお伺いいたしましたら、この試薬というのはpHが五・八から六・三以下ということなんですが、重金属というのはpHが低いほど多く溶け出す性質を持っているわけで...全文を見る
○糸久八重子君 酸性雨の例も挙げましたが、これからやはりこの酸性雨の状況が多く見られると思うんですね。だから、そういう意味からいうと、先ほど私も申し上げましたとおり、少しその状況を判断して、研究をし、考えていくべきではないかなという、そういう御提案を申し上げたところでございます。...全文を見る
○糸久八重子君 環境庁、ありがとうございました。  冒頭から申し上げておりますとおり、今日その最終処分場がますます不足をしているわけですが、これは有害廃棄物の規制が不十分で住民に不信感を与えているのが大きな要因だということなんです。  昨日の連合審査でも日下部委員が触れられま...全文を見る
○糸久八重子君 大部分はそうであっても少しはあるということをお認めになっていらしたわけですけれども、やはり環境保全ということから考えれば当然小さいものも何とかしてなくしていくという、そういう努力がなければいけないと思うんですね。  私、最近つくづく考えるんですが、廃棄物の問題は...全文を見る
○糸久八重子君 大臣にお伺いいたしますけれども、私はきょうは最終処分場の問題に集中してお尋ねをしたところでございますけれども、やはり特に日本の中で多い管理型最終処分場に非常に有害物が紛れ込んで捨てられるという実態が非常に多いし、またそこから有害物が雨水によって、先ほど酸性雨のお話...全文を見る
○糸久八重子君 ありがとうございました。  終わります。