糸久八重子

いとひさやえこ



当選回数回

糸久八重子の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月29日第129回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○糸久八重子君 糸久でございます。  本百二十九国会が召集をされまして、もう既に二カ月も経過をしております。九四年度の予算案提出が例年よりも大幅におくれましたので、早く予算審議に入らなければならないわけですが、いまだに予算委員会が開会されていないというのは大変遺憾なことだと思い...全文を見る
○糸久八重子君 法律できちんと決められているのだから、百二十三国会の中で御答弁いただいたように、最高裁判所の規則でも決めることができるということはいかがなものかと私は思うんですね。ですから、その辺の定員管理の状況はいかがかと。
○糸久八重子君 日本の裁判の審理は大変時間がかかることは定評がございますけれども、その原因の一つは裁判官の数にあると思います。  大臣は、司法試験合格者三倍増論など打ち出していらっしゃって、法曹人口の大幅増論者でいらっしゃるわけですが、そしてまた司法試験の改革にも尽力されていら...全文を見る
○糸久八重子君 先ほど司法職員の定員管理のあり方についてお伺いしたんですが、今度は裁判所職員の定員管理のあり方についてお伺いをいたします。  定員法改正案というのは毎年国会に提出をされておりますけれども、これはずっと増員の内容でございます。増員がどのように配置されるのか伺っても...全文を見る
○糸久八重子君 大蔵省、見えていらっしゃいますでしょうか。——大蔵省にお伺いいたします。  行政府の職員の定員については、総務庁の定員査定のほかに大蔵省の予算定員査定という二重のチェックがあって、そしてさらに総定員法による縛りがございます。これに対して、三権分立の観点からやむを...全文を見る
○糸久八重子君 続けて大蔵省にお伺いをいたします。  裁判所も政府の定員削減計画に協力をしているわけですが、裁判官や書記官等の基幹職員は削減対象から除外をされておりますね。  法案の参考資料十九ページを見てみますと、種類別事件数は年度によってばらつきがございます。ある年度の増...全文を見る
○糸久八重子君 最後になります。  我が国の司法の分野というのは国際化から大変遠い存在にあるのではないかと思います。今度の国会の中で外国法事務弁護士の規制緩和が出てくるわけですけれども、これも含めて今後我が国法曹界のあり方、それから司法改革に着手すべきものもたくさんあろうかと思...全文を見る
05月16日第129回国会 参議院 本会議 第17号
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○糸久八重子君 私は、先ほどの浜本議員に引き続き、日本社会党・護憲民主連合を代表して質問をいたします。  「改革と協調」を掲げられた羽田内閣、看板に偽りのないような御健闘を御期待申し上げます。特に、重責を担われる二人の女性閣僚に心から激励を送ります。しかし、この議場のひな壇を見...全文を見る
06月20日第129回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○糸久八重子君 戸籍のコンピューター化につきまして、法務省は一九八五年から八九年にかけて、財団法人民事法務協会に委託して調査研究をしたということを伺っております。  この財団法人民事法務協会というのはどういうものなのでございましょうか。
○糸久八重子君 どういう人たちがメンバーになっていらっしゃいますか。
○糸久八重子君 民事行政審議会に諮問をし、そして答申を得たような内容のことをこの中で恐らく調査研究をなさったんだろうと思います。  例えば、一九八五年、最初は戸籍事務をコンピューターシステムで処理することとした場合の問題点とか、それから次の年にコンピューターシステムに入出力する...全文を見る
○糸久八重子君 それが答申になったんだろうと思いますのでそれ以上のことをお伺いしないんですけれども、今回の戸籍コンピューター化の主要目的というのは、戸籍事務の一元化処理、それから正確性の確保による行政サービスの向上とされているわけでございます。しかし、これは現行戸籍のコンピュータ...全文を見る
○糸久八重子君 コンピューター化については十年も前から研究を進めているのに対して、プライバシー保護についてはもう遅々としてその論議が進まない、私はそう思うんですね。ですから、今早急にというようなお話もございましたけれども、どうぞ早く進めてくださいますようにお願いしたいと思いますと...全文を見る
○糸久八重子君 戸籍の第一の特色は、何といっても検索機能が抜群であるということでございます。ある人の戸籍を入手いたしますと、その人が何年にどこで生まれて、何人の兄弟姉妹がいて、結婚しているのか、離婚をしたことがあるのか、子供は何人いるのか、認知した子がいるのかどうかということがわ...全文を見る
○糸久八重子君 ペーパーである戸籍を、現在の戸籍はペーパーですけれども、それを磁気ディスクや磁気テープにつくり直す場合に、現在の戸籍に記載されている事項をどの範囲まで移記するのか。例えば戸籍の改製の方式に従って効力を有する事項のみを移記するのか、それとも改製の方式に従って記載事項...全文を見る
○糸久八重子君 基準書はできていらっしゃるそうですけれども、検討されている出力形式、例えば筆頭欄の次にどういうふうにやるのか、その辺はどうなっているんですか。
○糸久八重子君 そうしますと、今の戸籍謄本のように、本籍、筆頭者欄の次に編製事項の欄があって、その次に国籍する家族、個人の登録簿がずっと続くようにと、そんな形になるんだろうと思うんですよね。  そうなりますと、戸籍の編製事項欄を別にしますと、個人登録を順番につないだのと同じ結果...全文を見る
○糸久八重子君 スウェーデンでは福祉の徹底のために国民総背番号制を採用していて、そして個人別登録については国による個人の把握を容易にするからプライバシー侵害をする危険性があるという、そういう意見も実はあるんです。欧米では出生とか婚姻、死亡とかという事件別に登録をしている、そういう...全文を見る
○糸久八重子君 先ほど御説明ありましたけれども、磁気化された場合に、戸籍に記録されている事項全部を証明する全部証明というんですか、それから特定個人についての事項を全部証明する個人証明書というんですか、そういう方法を禁止すれば個人別とか事件別の登録と同じになるから、こういうことはや...全文を見る
○糸久八重子君 戸籍法八条に規定されております副本、先ほどもちょっと出たんですけれども、この副本は今回のコンピューター化によりまして磁気媒体による提出となるわけですね。  副本は本来法務省が戸籍事務の正確性を担保するために提出を義務づけているものでありますが、磁気テープになりま...全文を見る
○糸久八重子君 名前の問題は下稲葉先生の方から大分お話があったわけですから簡単にしたいと思います。  事務処理のコンピューター化というのは時代の要請とも理解することができますけれども、やっぱり単なる簡便さとか事務の効率化の観点からだけのコンピューター化であってはならない、そう思...全文を見る
○糸久八重子君 これももう既に解決がついているんですけれども確認をしたいんですが、民事行政審議会の答申を拝見して問題だと思ったのは、第六の「移行について」の「誤字・俗字」の解消の説明の中で、いろいろと書いてあるんですけれども、誤字・俗字を解消する場合には市区町村長が広報活動を十分...全文を見る
○糸久八重子君 しかし、これらはすべて市区町村任せということになるわけですけれども、果たして市区町村窓口でこのような細かいことの対応ができるのかどうかというのがちょっとまた私は心配になるんですけれども、その辺は大丈夫でしょうか。
○糸久八重子君 先ほどコストの問題が出ましたけれども、実は住民基本台帳のOA化もかなり前から進んでおるわけですけれども、このOA化に当たってあちこちでトラブルが生じたことを聞いております。  葛飾区の例ですと、葛飾区では一九八八年からOA化を始めまして、現在までコンピューターの...全文を見る
○糸久八重子君 戸籍のコンピューター化については、市区町村では事務の効率化という利点があるかもしれませんけれども、余り大きなメリットはないと思います。一方、コンピューター化にかかわる経費は、セットアップ費用を初めとしまして、パッケージの導入経費、パッケージ化されていない部分の開発...全文を見る
○糸久八重子君 ありがとうございました。終わります。
10月27日第131回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○糸久八重子君 社会党の糸久でございます。  昨年の裁判官、検察官給与法改正案の審査の際に、私は、給与勧告の早期完全実施そして改定差額の年内支給の必要性を強く指摘をいたしたところでございます。私どもの党が参画をしておりました細川連立内閣は、格段の努力と特段の配慮をもって従来に比...全文を見る
○糸久八重子君 判事の報酬、検察官の俸給は直接人事院勧告に連動するものではないわけですが、判事報酬法の十条によりますと、判事の報酬は、一般の官吏について政府が俸給その他給与の額を増加する場合、一般の官吏の例に準じて増加することとなっておるわけでございます。また検事の俸給も、準司法...全文を見る
○糸久八重子君 法務大臣は給与関係閣僚会議のメンバーにはなっていらっしゃらないようでございますけれども、人事院勧告は検察官俸給法の改定について所管外なので触れていませんけれども、検察官は特別職である裁判官とは違いまして一般職でございますから、その意味からいえば法務大臣は給与関係閣...全文を見る
○糸久八重子君 ぜひ頑張っていただきたいと思うところでございます。  人事院にお伺いしますけれども、昨年の勧告では、三月期におきます手当を〇・〇五カ月分、そして十二月期の期末手当を〇・一カ月分、合計して〇・一五カ月分削減をいたしまして、年間の支給割合を五・三カ月分としたわけでご...全文を見る
○糸久八重子君 平均額でいうと、期末手当の削減相当額というのは大体どのぐらいになりますか。
○糸久八重子君 これ法務省にお伺いしたいところですけれども、人事院の本年度の報告では行政職(一)表、(二)表のことし四月の平均給与月額というのが三十三万五千七百三十七円で、平均年齢が三十九・五歳となっているわけです。  それで、先ほどの下稲葉議員への答弁の中で、一般公務員に比較...全文を見る
○糸久八重子君 先ほどもお話があったわけですけれども、憲法の七十九条、そして八十条で、裁判官の報酬は、在任中、これを減額することができない。と定められているわけでございますが、ここで言う報酬とはいわゆる本俸のことで手当は含まないというのが通説になっているわけです。また、裁判所当局...全文を見る
○糸久八重子君 手当の減額そのものは憲法違反ではないということでございますけれども、期待権的な期末・勤勉手当の支給率が引き下がるということは実質ベアの低下にもつながるわけでございまして、そういう実質ベア率の低下ということについての裁判所当局の率直な御意見を聞かせていただきたいと思...全文を見る
○糸久八重子君 ありがとうございました。終わります。