糸山英太郎

いとやまえいたろう



当選回数回

糸山英太郎の1976年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月13日第77回国会 参議院 外務委員会 第5号
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○糸山英太郎君 私は、この重要な核防条約に関して私なりに国益のために相当時間をかけて研究してみました。その結果は、今日の時点においては、はっきり申しましてわからない、恐らくわからない点がたくさんあると思います。研究すればするほどわからないんです。  核防条約を批准すれば今後二十...全文を見る
○糸山英太郎君 いつはわかりました。どんなことから、どんな経路で。
○糸山英太郎君 じゃ、少し私の方から、補足しなきゃならないんですが、非核三原則がわが国の国是となったその当時と今日ただいまの時点とでは、わが国をめぐる諸情勢に変化が見られるとぼくは思いますが、大臣当然そう考えていると思います。現実問題として考えたとき、諸情勢は変化しているとぼくは...全文を見る
○糸山英太郎君 確かに、国際情勢というのは次から次に変わってくるんですから、簡単にうっかりしたことも言えないということもわかるし、たとえば、海洋法の新しいルールの問題についても羽生先輩委員から質問されましたが、この核防条約に関してだって、当然将来いろんな事件が起きてくる。当時、海...全文を見る
○糸山英太郎君 大臣もお認めになって、予想していなかっただろうとお言葉いただきましたので、なお慎重に、核防条約に関してはそういうことも見通しながらやっていきたいと思いますので、次の質問に入ります。  私は与党議員です。自由民主党の党籍を持っている以上は与党議員ですが、大変申しに...全文を見る
○糸山英太郎君 核の一時通過ぐらいはあるとはだで感じ、そして素朴な疑問を持っているのではないんでしょうか。国民はそう思っているんじゃないでしょうか。大臣はそういうことについてお感じになりますか。
○糸山英太郎君 そういうお答えは毎回外務委員会で聞いてまいりました。いやというほどわかっております。しかし、これから三海里から十二海里と海洋法が出てくるにつれて、ますますこの外務委員会がそういう問題でもめる、あるいは質問も多いと思います。それは一体何が原因かというと、さっき私が質...全文を見る
○糸山英太郎君 ニューヨークで五月七日に閉会しました国際海洋法会議の第四会期の方向は、先ほど外務大臣のお話も多少伺いましたけれども、領海十二海里がもう確実視されるとぼくは見ておりますし、新聞でも出ておりますし、九月、十月なんて言っていますけれども、こうちゃんとはっきりこれだけ出て...全文を見る
○糸山英太郎君 米ソ両国は、そうならないように、国際海峡の自由通航方式を主張しています。たとえば、領海内となってもいわゆるシーレーンを設けると、いま大臣の言葉からお出になりませんでしたけど、シーレーンは通航は自由にさせようじゃないかという主張だとぼくは思うんです。自由通航帯、これ...全文を見る
○糸山英太郎君 資源の多くを外国に依存するわが国の事情や、貿易国、海運国であるわが国の国益から考えて、わが国もこの国際海峡自由通航方式を主張してきたのは、私はこれは当然だと思います。しかし私は、わが国の主張の背景には非核三原則に対する考慮が強くあったと思えてなりません。政府の腹は...全文を見る
○糸山英太郎君 宮澤外務大臣、何度やってもこれはぼくはだめなんです。もう頭が違うので、大臣が言っているのは、それはもうさっとこう当然、皆さんはわかると思いますけど、わからない国民が多いということです。ですから、もう少し今度ぼくはしつこく具体的にこれは大事なことですから伺いますけど...全文を見る
○糸山英太郎君 つまりシーレーン、まあできるんでしょう、大臣、ずばり言って。先のことです。
○糸山英太郎君 まあ先のことですと言ってても、これは大変な国際問題ですから。  じゃあ、シーレーンというのは、幅はどのくらいとお考えですか。
○糸山英太郎君 私は実は船が趣味でね、自分で運転するんですけど、非常にむずかしいんですよね、このシーレーンというのは。仮に一海里とるとしましても、千八百何十何キロという――千八百じゃない。――ちょっと待ってください。  じゃあ、シーレーンは領海ですか、それとも公海ですか。つまり...全文を見る
○糸山英太郎君 ああそうですか。新しい概念、ほう。どの通路になるかわかんないけど、これは領海か公海か、これはもう違って、何か違うルート……
○糸山英太郎君 与党ですから、余りしつこく食いついてもこれやっぱしいろいろ考えものでありますから、まあだんだんと後でゆっくりお伺いするとして、確認をしておきたいことがあります。  津軽海峡の公海上あるいは海中を、米ソの核を積んだ軍艦あるいは原子力潜水艦はいま通っていますか。さあ...全文を見る
○糸山英太郎君 いま防衛局長の答弁、どんな方法でそれを確認しているんですか。
○糸山英太郎君 坂田防衛庁長官、非核三原則が一方的に破られてないという保障は長官としてお持ちですか。
○糸山英太郎君 アメリカは理解をしておりますというのでなくて、津軽海峡の中なんかを、アメリカはないとしても、どこかあるんですか。いまの御答弁納得しません。
○糸山英太郎君 きょうは防衛庁長官に御出席を願ったのは、この核防条約というのは大変な問題だからいろいろいろと御意見を伺いたい。ぼくは防衛問題が大好きで、特に坂田長官には個人的にはもう本当に尊敬をしているんですけれども、どうも答弁がいつものらりくらりとしていてわからないので、きょう...全文を見る
○糸山英太郎君 どうもこれはおかしいな。そのときに備えていま何か準備をしなければならないことはあるでしょう。大臣、どうしちゃったのですか、ロッキード以来、口が全くチャックされちゃって、もうぼくは予算委員会でも大臣の答弁が出るとがまんできないのですよ。きょうはもうじっくりいきましょ...全文を見る
○糸山英太郎君 長官、その級とか何かそんなことをつけないで、P3C級とかそういう――それじゃほかにあるのかということをぼくはゆっくり聞いていきますよ。よく考えておいてください。頭の中に本当に何と何があるのか。  外務大臣、ロッキードのやっておるP3Cオライオンという機種について...全文を見る
○糸山英太郎君 これは大臣、国防部会の一人でもある大変な大臣ですよ。自民党のぼくが言っているのだから、大臣はっきり言ってくださいよ。そんな専門的なということじゃなくて、ぼくでもわかる程度のことで結構ですから、どうですか。
○糸山英太郎君 両大臣の考えは、四分六ぐらいでもってP3Cというのは非常にいいものであるというような、まあ答えてくれないから、いいということはわかっていると、必要であるということもわかっていると。しかし、言うタイミングがあるとか、時期があるとか、そんなようにぼくはいま考えられるの...全文を見る
○糸山英太郎君 長官とこれからもう少じっくりやります。じわじわと伺っていかないと、どうしてもこれははっきり言いたいことも言わない、この長官は。  私としましては、この問題、野党サイドには次のような意見があると私は聞いております。それはPXLの必要論は、日米安保条約による日米防衛...全文を見る
○糸山英太郎君 防衛庁長官の答弁は予算委員会でも同じことを言っていらっしゃいました。もう新聞でもいつもそう読んでおりますし、ちっとも変化がございませんが、さらに詰めてまいります。もう少し長官、思い切ったことをきょうは発言していただきたい。ロッキード以来どうも口が重くなってしまって...全文を見る
○糸山英太郎君 長官、私はPXLの必要理由あるいは不必要理由について国民の多くはよくわかっていないのではないかと思います。私も委員になって一生懸命勉強するからわかるんであって、何かP3Cとかピーナツとか、Pの字がつくのがたくさん出てくるんで、非常に混雑しますが、防衛庁の説明不足、...全文を見る
○糸山英太郎君 長官の御答弁、防衛を考える会であるとか、近く防衛白書を出すと言われますが、坂田長官初め防衛庁側の努力については私なりに理解はしております。さらに一歩も二歩も進んで、勇気ある、自信に満ちた、つまり防衛というのはもう命がけでやらなければだめだ、命がけの努力が一層必要で...全文を見る
○糸山英太郎君 私は次のように考えます。  今回のロッキード事件とPXL問題とは全く切り離して考えたいということです。つまり、わが国の防衛計画の中で、もしP3Cオライオンという機種が必要なものであり、採用をおくらせることによって防衛計画に空白が生じ、ひいては国益にマイナスになる...全文を見る
○糸山英太郎君 参考になるかどうか、これはちょっと宮澤外務大臣の御意見も伺ってみたいと思いますが、四月二十二日、アメリカのフォード大統領がインディアナポリスでラジオインタビューに答えて、日本は軍備力を強化すべきであり、結局そうなるだろうと語っています。このフォード発言は大統領選挙...全文を見る
○糸山英太郎君 NHKのニュースでもやってましたよ、お二人とも。アメリカがそういうことを言っているのに、大臣にぼくは怒っても仕方がないけれども、外務省の皆さん、NHKのニュース見てないんですか。伺ってませんで済む問題じゃないんです、こういう国防問題、防衛問題に関しては。どうかそう...全文を見る
○糸山英太郎君 三海里から十二海里になっても、大臣、アメリカが核を積んでないと言うから核は積んでいるはずがないと言って、いままでずっとこの外務委員会でも御答弁なすってまいりました。私も、もう耳にたこができるほど聞いていますが、また十二海里の外で核をおろして通過する、いまは三海里で...全文を見る
○糸山英太郎君 政府の考え方は、私は、いま大臣おっしゃった言葉、あくまでも非核三原則という言葉を常にとられましたけど、私はうその上塗りだと強く反論します。恐らく与党でもってこんなことを言った議員いないでしょう。領海が三海里であるいまでも核のトランジットはあるのではないかと、国民の...全文を見る
○糸山英太郎君 ゆっくり後ほど述べますよ。
○糸山英太郎君 じゃあ、どうしても大臣がお話しにならないので、この辺で私の意見を述べさしていただくとともに、もちろん前向きに検討していただかなければならないんですが、非核三原則の現実的修正は、核に対する国民の素朴な疑問を解消させ、うそのない正直な政治を行うことばかりでなく、わが国...全文を見る
○糸山英太郎君 私は非核三原則の修正を求めます。この際はっきり申します。すっきりさせたらどうですか。いまが修正のチャンスです。いまやらなければ非核三原則は永久に修正のチャンスはないと思います。答え一つでいいです。どうですか。修正するチャンスです。
○糸山英太郎君 当然そういう答えが返ってくると思いました。ここでひとつ委員長に申し上げておきます。これは外務大臣じゃなくて。  私が先ほどから非核三原則の現実的修正を政府に迫っているのは、何も核武装の用意のためとか、核ならしのためではないんです。私はきわめて冷静に、客観的に、現...全文を見る
○糸山英太郎君 もう一度伺いますよ。  私は、非核三原則は理念としてはわかります。しかし、現実の面、実態の上からは全く疑問です。国民の多くも現実面から実態への疑問をはだで感じています。政府はこれまで理念の上にだけ立って現実面を逃げて国会答弁を繰り返してきました。しかし、私はいま...全文を見る
○糸山英太郎君 もう同じことを繰り返しても仕方がありません。私は、一応会議録にも残りますけれども、与党の議員の中からもこういうことが出たんだということを御認識いただいて、どうか頭の中に深く入れといて、ばれたら大変だということを頭の中に入れといていただきたいということを、別におどか...全文を見る
○糸山英太郎君 この問題に関して、わが国は過去六年間、具体的にどのような行動を重ねたのですか。その結果、どのような成果があったのですか。
○糸山英太郎君 核防条約を批准してから、米ソはSALT交渉を行いました。政府はそのSALT交渉そのものを現在どのように評価しておりますか、防衛庁もちょっと答えてください。
○糸山英太郎君 SALT交渉には米ソの首脳は政治生命をかけているという情報もありますが、政府は同交渉の進展についてどのように評価し、分析していますか。特に私の伺いたいのは、ソ連の核軍縮を、たしか宮澤外務大臣も三木総理も本会議でもってソ連の核軍縮に否定をおっしゃったと、ぼくはちょっ...全文を見る
○糸山英太郎君 防衛庁。
○糸山英太郎君 ただいまの答弁の中でもって、ソ連は核軍縮をしているとか、まあ非常にアメリカも詰めてきたとか、そういうようなコメントは全然ない、はっきり申しまして。もしそんなことを言ったとしたら、ずいぶん甘い評価ですね。私もいろいろと情報を持っています。いまの答弁は認識が足りない。...全文を見る
○糸山英太郎君 サインしたのが早かったと思いませんか。六年前のサインをしたのが、調印したのが早かったと思いませんか。
○糸山英太郎君 そうすると、外務省は反省する点はないということですか。
○糸山英太郎君 私は、世界で唯一の被爆国であり、憲法のもと平和国家であるわが国が六年間も核防条約をほったらかしにしていたことが、いかに国際的信用を失いつつあるか、世界の現実を悲しみます。残念でたまりません。わが国の国益にとって決してプラスではなく、逆に対日不信感を醸成させたのでは...全文を見る
○糸山英太郎君 核防条約に関しまして、本当にこれは大変な問題なんです。私も、これは六年前に佐藤元総理が約束をしたんです。もう国際的信義上から言ったって、信用度から言ったって、批准を早くしなければならないということは私はわかっている。わかっているんだけど、私がいまここでもってどうし...全文を見る
○糸山英太郎君 そんなことないですよ、差し出がましいなんて、そんなことないですよ。やっぱり総理は、一国の総理ともなれば、そこでどんと言って、これ外務委員会でも来て説得してもらわなければ困る。私は非核三原則を持ちながら、たてまえと本音が違うとの疑問を持たれては核軍縮の努力も迫力を失...全文を見る
○糸山英太郎君 総理が出ていらっしゃれば、総理は総理でぼくはまた食いつきますけど、宮澤さん、今度は宮澤さんと呼ばしてもらう。三木さんだけじゃないですよ。ほくと大臣とはいつも顔が合うんだ。予算委員会だって、ぼくは一番前だし、あなたの顔をいつも見ている。坂田防衛庁長官なんか出てくると...全文を見る
○糸山英太郎君 大臣、どうですか。そういう答弁じゃなくて、ぼくはあのときはこう推測しました。会期を三日間延長すれば核防条約は自然成立する。そうなれば参議院では幾ら反対があってもどうなるもんではない、核防条約にだからあえて触れることもない、外務大臣はひそかにそう考えてたんじゃないん...全文を見る
○糸山英太郎君 ちゃんと議事録がある。だめ、大臣そんなこと言っても。見せます、これ、議事録。もう出ているんだ。
○糸山英太郎君 あるじゃないか。ちゃんとここに出ていますよ。
○糸山英太郎君 私はいまの大臣の答弁に関して、決して参議院を軽視しているとはぼくは思っておりませんが、何しろ時間がないんです。私が百分とることは大変なことなんです。秦野委員にお願いしてお時間分けていただいているんだ。まだまだ質問がたくさん残っているんで、ちょっと急ぎますが、もっと...全文を見る
○糸山英太郎君 では参議院でもって附帯決議を出すということは、委員長は理事会で諮られる。衆議院は衆議院、参議院は参議院なんです。大臣もそれはわかっていただけましたね。  ここでもって、私は基本的な姿勢です。今日の国際関係は核兵器を持つ国を中心として動いています。この国際関係は定...全文を見る
05月20日第77回国会 参議院 外務委員会 第7号
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○糸山英太郎君 私は、在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、この件に対しての質疑でございますから、簡単にやります。  現在、世界の動きがこれだけ激しい今日、わが国の外交もスピーディーに、しかも的確に行われなければならな...全文を見る
○糸山英太郎君 いわば、大臣は、部下のことですからかばっているというふうな印象しか私は受けません。  これは委員長お願いします。調査をして、この委員会の席においてやはり本人から確認してください。そう思いますじゃなくて、記者の人たちも皆さん聞いているんで、懇談会でもって言ったとい...全文を見る
○糸山英太郎君 ロッキード事件といえば、二月四日にチャーチ委員会でコーチャン証言があったとき、ワシントンのわが駐米大使館には日本の大使は不在でした。つまり、大使のいない日本大使館であったわけです。私の調査によると、今回のロッキード事件の情報は、昨年の暮れには関係商社がすでにキャッ...全文を見る
○糸山英太郎君 そうなりますと、外務大臣は今回のロッキード事件をめぐるワシントンの日本大使館の情報収集、情報分析などの外交活動についてどのように評価されているのか、恐らく満足なさっているんじゃないですか、いまの答弁だと。私は満足し得ないと思いますけれども、大臣、ずばり。
○糸山英太郎君 ロッキード事件解明のための性別調査委員会が設けられたことでもありますし、私きょうこの事件に関する質問は余り触れたくないんですが、在外公館の外交使命という観点から触れざるを得ません。ずばり外務大臣にお尋ねします。  大臣御自身がロッキード事件の第一報をキャッチされ...全文を見る
○糸山英太郎君 そうなりますと、私の調査でもちろん出ていますし、また、一部のけさの朝刊においても、一部のマスコミにおいても、商社も関係者も外務大臣よりも早く情報をキャッチしていたことになりますが、この問題は大変な問題ですし、もしそうだとしたらこれは大変な問題です。私は確信あるんで...全文を見る
○糸山英太郎君 いまの局長の御答弁、立場もあるでしょうし、私はこれ以上しつこく追及しませんけれども、私は日本大使館の中からも聞いていますけれども、もう少し対策があったんじゃないか、もっと早くこういうものは、別に何ももみ消すとか何とか、そういうことじゃなくて、こんなに事が大きくなっ...全文を見る
○糸山英太郎君 私は、現在の在外公館の外交活動について、残念ですが満足しておりません。例を挙げてもいいんです。きょうはまあ余りきついことも与党から言ってもいけませんので適当にしておきますけれども、たとえばアルコール中毒患者、アル中の人間か大使をやっていたり——名前も出ている。ある...全文を見る
○糸山英太郎君 ただいまの大臣の答弁に関しまして、人事の件に関しては、官房長に後ほど私のところへ来ていただければ、実名を挙げてゆっくり指導して差し上げます。それはいいです。  そしていま、いろいろ外務省としても情報が誤っていたということを大臣がお認めになりましたので、やはりそれ...全文を見る
○糸山英太郎君 最後にします。  たくさん質問がある。私の時計だと二十七分なんですけどね、まだ。ちゃんとタイムウォッチを持っているんですけれども。  いまの答弁伺いまして、やっぱり大臣は国会議員でもありますし、まあ守っているという感じですけれども、どうか、車で送り迎えするのも...全文を見る
○糸山英太郎君 大臣の答弁いただきます。いまのようなことでぐじゅぐじゅ言っているのじゃなくて、はっきり大臣、こういう言葉も、これから発展途上国語も使っていきたいと思いますとか、前向きですとか、何か答えてくださいよ、大臣。
○糸山英太郎君 わかりました。それでいいんです。
05月21日第77回国会 参議院 外務委員会 第8号
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○糸山英太郎君 自民党の締めくくりの質疑を総理に直接できることは大変光栄です。  私は、核防条約の批准のために一番若い議員として真剣に取り組んでまいりました。その結果、私は納得する条件として、先日この委員会において三つの条件を申し上げました。  第一は、三木総理大臣、あなたは...全文を見る
○糸山英太郎君 ただいまの総理の御答弁、納得いたしました、第一項に関しては。  じゃ第二項にいきましょう。非核三原則の第二項、すなわち、持ち込ませずをめぐるあいまいな解釈についてです。自民党からもただいま亀井議員から質問ございましたけれども、総理、この解釈の中には核の一時通過、...全文を見る
○糸山英太郎君 では総理、もうずばり聞きますよ。有事の場合はイエスもあり得るのですね。
○糸山英太郎君 どうも、納得を得たいわけですとにやにやと笑われちゃうと弱いもので、ずばりいきましょう。  私は総理に非核三原則の、けさの新聞にも出ていましたけれども、堅持することを前提にして現実的な修正を求めているんです。私は三原則を破れとか言うんじゃなくて、現在の非核三原則は...全文を見る
○糸山英太郎君 総理の答弁伺ってまいりました。三原則を厳守したい。  では伺います。歴代の内閣は皆そう答弁されてまいりました。私を初め国民の大多数は三原則はすでに破られているんじゃないかと思っている人も多いと思うんですが、総理、いまこそ勇気を持って国民に語るときです、あいまいの...全文を見る
○糸山英太郎君 せんだって、当委員会において宮澤外務大臣は、五月十三日のこの外務委員会の私の質問に対して、私見として、寄港を認めるとかえって不安がつのり政治の混乱を招くおそれがあるといった意味の答弁をされたと思います。それなら政治の混乱が起きないように総理が国民に説得し、理解を求...全文を見る
○糸山英太郎君 ただいまの総理の御答弁、恐らくそういうことだろうとぼくも思っておりました。もうこれ以上出てこないだろうと思っておりましたけれども、念のため御注意申し上げておきますが、もし今後二十年先、三十年先、実はあのときにトランジットがあったんだということになったら、自由民主党...全文を見る
○糸山英太郎君 さすが総理だ、違う、言うことが。私もいまの総理の答弁に非常に納得しましたから、最後にこれだけ言って――総理よく聞いてくださいよ。  わが国が核弾頭の解体というような具体的な提言や具体的な行動をあらゆる機会に世界に向かってアピールし、最大の努力を尽くすことです。そ...全文を見る
○糸山英太郎君 ありがとうございました。
08月24日第77回国会 参議院 外務委員会 閉会後第2号
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○糸山英太郎君 質問に入る前に、ただいま戸叶大先輩から非常に耳の痛くなるような、非常に厳しい批判がありました。確かにこの外務委員会というものは、きょうは与党席に非常に空席が月立っておりますことば大変恥ずかしく、まことに残念だと思います。いま戸叶先輩が言われたとおり、外交というもの...全文を見る
○糸山英太郎君 今後の方針なども特に質問したいんですが、時間がございませんから、極力今後もそういうことの、もちろんないのがあたりまえですけど、国際信用に大きく響かないようこれからますますがんばっていきたいと思います。  日米両国の関係を、たとえば皮肉にたとえ話として、かなり以前...全文を見る
○糸山英太郎君 当然そういう答えが返ってくると思いますが、もう少し突っ込んでまいりますが、スコット氏は私との会談の中で、米中正常化までには三つのステップがある。第一のステップは一九七二年二月の上海声明、第二のステップはことし六月の金門、馬祖両島からのアメリカ軍事顧問団の撤退、そし...全文を見る
○糸山英太郎君 外務大臣は七月の十二日、来日したアメリカの民主党の上院院内総務マンスフィールド氏との会談の中で、日本にとって米国と台湾との関係に急速な変化が起きることは望ましくないとの見解を述べました。それが大きな反響を呼びましたが、一体外務大臣の本音はどうなのか、翌七月十三日及...全文を見る
○糸山英太郎君 米中問題について余りいい答弁がいただけないので、では日中に入りましょう。  七月二十八日の衆議院外務委員会で、三木総理は、日中条約問題で外相級会談を開く考えのあることを明らかにし、また、必要とあれば私自身の訪中も辞さない旨のお考えを述べられましたが、外務大臣御自...全文を見る
○糸山英太郎君 昨年の九月に外務大臣は確かに国連で喬冠華中国外相と会談されたといまおっしゃいましたけれども、それから一年、日本は中国に対して何か積極的な交渉をしたんですか、いましているんですか。
○糸山英太郎君 日中平和友好条約の交渉をめぐって一番のネックは一体何であるか。外務大臣はそのことについてどういうふうにお考えか。つまり交渉がおくれている理由は一体何なのか。私は、仮に手と手を合わせてたたくと音がしますけど、これはどっちがおくれてもどっちが弱くても音はしません。やは...全文を見る
○糸山英太郎君 外務大臣の御答弁の中にも覇権という問題についてのお言葉がありましたけど、中国側は少しも変わらず終始一貫しているという答えと、日本が覇権の問題について決断しないからだと私も認識していますが、そのような認識は間違っているのか。  仄聞するところによりますと、外務大臣...全文を見る
○糸山英太郎君 記者懇談会の件は、いまは別にそんなにしつこくしませんけど、外務大臣は交渉をスピーディーに進めるためには何をしたらいいとお考えですか。日中平和友好条約の締結のゴールをいっごろに置いているのか。当然これは外務大臣がかわってしまったらまた次の大臣に聞くことなんですけど、...全文を見る
○糸山英太郎君 私がスピーディーという言葉を使いましたのは、どう見ても米中正常化というものは、たとえカーターが勝とうとだれが勝とうとこれはあると、私ははっきりここで予言しておきます。考えております。もし日中よりも先に米中正常化があった場合は、また日本の頭を越された頭越し外交という...全文を見る
○糸山英太郎君 決意いただきましたので、アメリカの外交政策の問題に少し触れてみたいと思います。  フォード対カーター氏の決戦となった十一月のことしの大統領選挙の見通しなどについて外務大臣からこの席で論評を求めるのは無理だとはわかっておりますが、したがって、論評を求めるわけではあ...全文を見る
○糸山英太郎君 いまのお二人の御答弁は、東京、本省だからこういうような御答弁が出るんであって、私がワシントンに行ってカーター候補についての調査をした範囲では余り明快な答えもいただけなかったし、もう一度ワシントンに問い合わせてみるといいと思いますが、実はワシントンでも困っている、カ...全文を見る
○糸山英太郎君 ただいまの御答弁、大変失礼ですが賢明なる宮澤外務大臣の御答弁とはちょっと思われない。記者会見でお答えならばそれでもいいでしょう。だからといって新聞記者の方を別に悪いと言っているのではないのですよ。ここはいま外務委員会の席なんですよ。  それならば、外務大臣はきの...全文を見る
○糸山英太郎君 きのうの夕刊はごらんになりました。
○糸山英太郎君 共和党に比べて民主党の政策には、外交の面においては非常にクールな面があると私は受けとめています。このことは、たとえば私が民主党のたくさんの若手の議員や、あるいは友人であります若手の州知事の意見を聞いてみても、話し合いの中からもその感触を得ているのです。  民主党...全文を見る
○糸山英太郎君 大変端的な言い方になるかもしれませんが、日米安保条約は日米両国を結ぶ太いきずなであると私は認識しています。しかし、一九六〇年に改定されてからすでに十六年、たとえばベトナム戦争以後の新しいアジア情勢の中で、アメリカが日本に求めるものも変わってきていることは当然のこと...全文を見る
○糸山英太郎君 そろそろ時間も参りましたので、私は外務省の皆さんに一言だけ最後に締めくくりの言葉として予言をしておきますが、わが国は安全保障問題でアメリカに対し甘い考えや甘い期待は持つべきではない、持ってはいけないという考え方をしています。世界の動きがこれだけ激しいときに、イデオ...全文を見る