倉林明子

くらばやしあきこ

選挙区(京都府)選出
日本共産党
当選回数2回

倉林明子の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月07日第184回国会 参議院 経済産業委員会 閉会後第1号
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○倉林明子君 まず、東電の社長に質問したいと思います。  この汚染水問題の質疑に当たって、福島第一原発事故が一体どんな事故だったのかということを東電は絶対に忘れてはならないと思うんです。先ほどお話ありましたけれども、当時、逃げろとだけ言われて、放射能の汚染地域を幼い子ども連れて...全文を見る
○倉林明子君 規制委員長に確認したいと思います。  原発事故で、これほどの、これほど海が汚染された例が過去にあるでしょうか。
○倉林明子君 おっしゃったように、世界最悪の海洋汚染だということが言えると思うんですね。  先ほど東電社長は、セシウム137、134合算での計算をされておりました。これ、原爆との比較をするため、広島原爆との量を比較するために、セシウム137だけで見てみますと、原発の港湾付近だけ...全文を見る
○倉林明子君 そこで、政府が一連の事故を受けまして、東電任せにするのではなくて、国が前面に出て必要な対策を実行していくと、基本方針が発表されまして既に一か月がたっております。依然としてタンクからの汚染水漏れで海が汚されていると、こういう事態が続くということに対して福島で本当に一層...全文を見る
○倉林明子君 答弁はできるだけ簡潔にお願いできたら有り難いと思います。  結局、今のお話を伺っても、流さないということではないということじゃないでしょうか。まして、福島では地下水バイパスの水を流すということについても現在では理解を得られるめども全く立っていないというのが現状では...全文を見る
○倉林明子君 今、東電は、汚染水問題、本当に解決できないという渦中にありながら、再稼働に向けて今動いています。汚染水対策に集中しろという声が出るのは当然だと思います。規制委員会の委員からも、東電には放射性物質を扱うノウハウがあるとは到底思えないという批判の声も上がっております。 ...全文を見る
○倉林明子君 これを見ますと、東電は当時から見て三百人職員体制が減っております。協力企業を入れても最高時から千七百人減らした体制で今対応しているということです。一方、柏崎刈羽の方は、職員体制は事故前から一貫して千二百人体制を維持しているというのが状況ですね。事実に誤認があれば答弁...全文を見る
○倉林明子君 結局、柏崎刈羽からは一人も動かさないということですか。今の説明、全然分からないんですけど。
○倉林明子君 その際、柏崎刈羽の再稼働の準備作業が始まっているわけですけれども、これはきっぱりやめて福島に総動員するということですか。
○倉林明子君 結局、今は入れていないとおっしゃるけれども、再稼働の準備、再稼働を進めようとすれば、今後間違いなく人手も資金もつぎ込むことになるのははっきりしていると思うんですよ。その上で、やっぱり再稼働の準備、再稼働に向けた動きということは断念して、まずは最優先で汚染水漏れに取り...全文を見る
○倉林明子君 答弁で正確にきっちりしていただきたいと思うんですけれども、協力企業もひっくるめて今の数字ではなかったのかということを指摘して、職員と柏崎刈羽との関係では数字に間違いがないと思います。  いずれにしましても、今最優先で取り組むべきは汚染水対策だと、このことに集中して...全文を見る
11月05日第185回国会 参議院 経済産業委員会 第2号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。今日は地元京都の地場産業の問題について質問させていただきたいと思います。  最初に、茂木大臣は所信で、日本経済を支える全国四百二十万の中小企業・小規模事業者が果たす役割が鍵だというふうに述べられております。中小企業・小規模事業者が...全文を見る
○倉林明子君 そこで、十月二十五日、全国中小企業団体中央会など四団体に対して大臣自身が賃上げの要請も行われたというふうに伺っております。  そこで、中小企業や小規模事業者が賃上げを行えるような環境をつくっていく、これが経産省としても大変大事な仕事だと思いますが、いかがでしょう。
○倉林明子君 そこに踏み込んで、賃上げが中小企業でもできるような環境をどうやってつくっていくのか。是非、京都の産地の実態を御紹介いたしますので、御検討いただきたいなと思っております。  京都を代表します織物で、西陣織というものは国際的なブランドとなっております。この西陣織の生産...全文を見る
○倉林明子君 この需要の低迷に加えて、デフレ経済の長期化で本当にコスト競争が大変激化しております。供給過剰という状況がしわ寄せとして職人、機を織る労働者のところに行っているというのが現地の状況でもあります。  そこで、丹後で機織りをする労働者の賃金、これが一体どんな状況になって...全文を見る
○倉林明子君 確認を一点させていただきたいんですけれども、家内労働法で定めています最低工賃、これには守る義務があるということでいいと思いますが、確認。同時に、この最低工賃を定める場合、最低賃金との均衡を考慮して定めなければならないと、いずれも家内労働法での規定があると、これでよろ...全文を見る
○倉林明子君 ところが、この丹後の最低工賃、今お示ししていただいた額は一万越当たりの額、一万越のこの越という単位は、織物を一回がっちゃんとやる、これが一越でございまして、時給換算をいたしますと最高額でも七百五十円程度にしかなりません。この額が実は十二年間改定なしで据え置かれたまま...全文を見る
○倉林明子君 最低工賃の問題を本当に産地保全の問題として考えていかないと産地守れないと、そういう状況になっているということをしっかり受け止めていただきたいと思うんですね。  先ほどおっしゃったように、中小企業・小規模事業者のところでも賃上げが必要だと、これは本当にそのとおりだと...全文を見る
○倉林明子君 一緒に、本当に底辺で働いている、低賃金で働いている人たちの賃金引き上げようと、この点では違いないし、私、けんかしようと思ってこの問題取り上げているわけではございませんので、よろしくお願いしたいと思います。  そこで、産地が今とことん疲弊しているということで、この間...全文を見る
○倉林明子君 どんな影響を産地に与えるかということについての御意見を伺いたかったんですけれども、御意見が聞けたとは思えませんでした。  この着物にかかわって、京都は一大産地であると同時に、全国に消費、販売するという呉服販売の機能も持っております。  京都の呉服屋さんが消費税の...全文を見る
11月12日第185回国会 参議院 経済産業委員会 第4号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  電気事業法改正案について質問いたします。  まず、料金問題で質問をしたいと思います。  電気は国民生活、経済にも欠かせず、公益性は極めて高いものだと承知をしております。今回の法改正で、電気料金の最大限の抑制ということで目的に挙げら...全文を見る
○倉林明子君 今いただいた数字は、原発事故前、値上げ申請のときということですから、二〇一〇年までの五年間の数字ですね。  そこで、お聞きしたいのは、さらに直近のデータも出ておるということで、二〇一二年までの五年間の平均について、これは赤字に当然なっておりますので、利益のところは...全文を見る
○倉林明子君 結局、自由化部門は販売量でいうと六割、ほぼ。ところが、利益のところで見ると、原発も稼働していたときで九%と。さらに、原発が止まった部分も含めた部分でいうと、大幅な千三百六十一億の赤字ということになっていますね。規制部門、いわゆる家庭部門が利益の底をしっかり支えている...全文を見る
○倉林明子君 規制部門は。
○倉林明子君 これ、家庭料金の方が大口の利用のところと比べると倍を超えて高い料金になっているということなんですね。  昨年、東電の値上げ認可申請に対しまして、消費者庁が意見を出しておられます。消費者庁に確認したいんですけれども、この意見、どういうスタンスでおまとめになったんでし...全文を見る
○倉林明子君 その取りまとめで原価算入すべきではないという具体的な指摘が行われておりますが、具体的なその項目は何でしょうか。
○倉林明子君 消費者の立場、目線からいえば、私、当然の指摘であろうと思うんです。廃炉にすべき原発、動いていない原発、こうした部分の費用も原価に算入ということに結果としてはなりました。その結果、家庭料金は平均月額がおよそ六千三百円から八千円と大幅な値上げになっております。現在の規制...全文を見る
○倉林明子君 先ほども御紹介ありましたけれども、経産省の委託調査の結果で、先に全面自由化、全面ではないけれども自由化を先行している諸外国の調査結果の報告があって、自由化を進めたからといって決して電気料金の値下げにならないと、かえってそのことを周知した方がいいんじゃないかという御意...全文を見る
○倉林明子君 原発問題どうするのかと、東電どうするのかと、この議論、本当に一からしないといけない問題だと思うんですね。  昨日、自民党の復興加速化案ということで御提案があったようであります。汚染水対策で国費の投入がされました。それに引き続いて税金投入をなし崩しに進めていくような...全文を見る
○倉林明子君 日本共産党を代表して、電気事業法の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。  電力事業は、国民生活や地域経済にとって欠かせない極めて公益性の高い事業です。改革すべきは、群を抜く九電力の電力独占体制です。本来、電力独占を民主的に規制し、国民監視の下で安全か...全文を見る
11月20日第185回国会 参議院 本会議 第8号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  私は、日本共産党を代表し、産業競争力強化法案について質問します。  本法案は、本年六月に閣議決定された日本再興戦略を具体化したもので、世界で一番企業が活動しやすい国を目指すとしています。  政府は、更なる規制緩和によって、企業の競...全文を見る
11月26日第185回国会 参議院 経済産業委員会 第6号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  産業競争力強化法案について質問いたします。  今日は、中小企業、地域経済というところをいかに活性化していくのかというところを焦点当てて質問したいと思っております。  そこで、本法案の目的では、国民生活の向上及び国民経済の健全な発展...全文を見る
○倉林明子君 中小企業の活力の再生といった場合、資金力が乏しい中小企業にとっては資金調達というのは本当に大きな課題だと、その点では共通認識だと思っております。  そこで、二〇〇九年に施行されました金融円滑化法、これがリーマン・ショック以降、経営が悪化した中小企業にとりましては本...全文を見る
○倉林明子君 推計とはいえ、多くの中小企業が利用したということは確実に言えることだというふうに思っております。  そこで、この金融円滑化法を利用された方々の実態を私どももつぶさにお聞かせいただいている中で、本当にそういう意味ではしんどい中で、中小企業を潰さずに事業継続をさせた、...全文を見る
○倉林明子君 今のお話でいいますと、銀行の全体のところでの数字だと思うんですね。私、経産の方にもデータをお願いして、信用金庫等も含んだデータを経年のベースでいただいております。これ見ますと、資金繰りの状況はどうかと。二〇一二年度の末と比べると、民間の金融機関、ここの貸出残高は四兆...全文を見る
○倉林明子君 日本再興戦略の目標ということで、今示された数字と併せて黒字中小企業、これを倍加するんだということで、七十万から百四十万社に増やすという目標が掲げられております。  問題は、本法案で提案されている中身で本当に地域経済を支える中小企業、ここの再生が可能となるのかどうか...全文を見る
○倉林明子君 お聞きしたいのは、金融円滑化法後、金融面でいえば変わりない支援をするということで言われてきたけれども、実態として中小企業への貸出残高は減っていると。  さらに、この金融円滑化法後の倒産件数が増えているし、もっと増えるんじゃないかという指摘があると。じゃ、これから先...全文を見る
○倉林明子君 地域と中小企業をしっかり金融機関が支えていくという、地域に再投資するというところに視点を置いた取組というところも大いに考えていただきたいということで御提案をさせていただいたと思っております。  そこで、次にお聞きしたいのは、この間の規制緩和というのが一体どういう影...全文を見る
○倉林明子君 短くしてください。
○倉林明子君 いえいえ、感想です。
○倉林明子君 ここは住宅地、都市部の真ん中で、お客さんはみんな歩いてくる、そういう商圏を持ったところでありまして、近所の病院もずっと市立病院ということで、ございます。そういう意味でいうと、本当に決定的な影響を与えたのは、この地域で相次いで起こった大型店の出店の影響を免れなかったと...全文を見る
○倉林明子君 労働問題については引き続き次回に質疑もさせていただきたいと思います。  地方から企業の撤退を促進することになるんじゃないかと、地方切捨てになるんじゃないかという表現は使っておりませんので、しっかり聞いておいていただきたいなと思いました。  そこで、次の質問ですけ...全文を見る
○倉林明子君 都市一極集中による地域経済が疲弊してきていること、大企業の海外進出による国内産業、雇用への影響の懸念ということで、その指摘はそのとおりだと思います。  本法案で、日本再興戦略も併せてですが、更にグローバルな競争に勝ち抜く企業をどう支援していくのかということが大変強...全文を見る
○倉林明子君 内閣府に確認をしたいと思います。  企業等が海外で得ている所得の純受取額についてですが、一九九四年、そして直近、幾らになっているでしょうか。
○倉林明子君 その間、GDPというのはほとんど伸びずに来たのが実態だというふうに思うんですね。今おっしゃったように、大企業はこの間海外進出を加速して確実に利益を上げていると、これが実態だと思うし、今の数字も海外での利益がどう上がっているかということを反映している数字だと。もちろん...全文を見る
11月27日第185回国会 参議院 国の統治機構に関する調査会 第2号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。今日はありがとうございます。  初めての調査会ということで、国の統治機構に関する調査をこれから始めていくというときに、私、大変大事にする必要があると考えておりますのは、日本国憲法の基本的人権保障、国民主権、平和主義、基本原則をまず...全文を見る
○倉林明子君 立憲主義についてお話しいただきました。  改めて、さきの参議院選挙、総選挙もそうだったんですけれども、自民党さんの改憲案の提案も含めて、国民の中では大きくやっぱり憲法が焦点になった選挙でもあったんじゃないかというふうに思っております。九条を変えるということと併せて...全文を見る
○倉林明子君 ありがとうございます。
11月28日第185回国会 参議院 経済産業委員会 第7号
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○倉林明子君 本日は、三人の参考人の方に意見をお聞かせいただいて、本当にありがとうございました。  最初に冨山参考人にお伺いしたいと思うんですが、先ほど解雇の現実ということでお話がありました。問題は大企業の外の八割のところに問題があるんだということでございました。実態として、私...全文を見る
○倉林明子君 雇用の問題で大企業の二割のお話ありましたけれども、大企業の中にも正規雇用、非正規雇用、非正規雇用が極めて拡大してきているという実態があると思うんですね。  その上で、井上参考人に質問したいと思うんですけれども、大企業の現場でも雇用の在り方が現在でも多様化してきてい...全文を見る
○倉林明子君 再び冨山参考人にお伺いしたいと思います。  いただいた資料の中で、冨山参考人の御意見として出されていたと思うんですけれども、国際比較をすると、日本の地方と中国の沿岸部、賃金比較では日本の地方の方が安いと、こんな状況になっているという御意見を述べられていたかと思うん...全文を見る
○倉林明子君 今のお話は、企業進出をどう進めるのかというような点からのお話だったかと思うんですけれども、一方、今、私、京都が地元なんですけれども、地方で下請で部品作っている、金属加工している、あるいは繊維加工しているというふうなところが、中国単価との競争というようなことが実態とし...全文を見る
○倉林明子君 今回の法案の中では、企業実証特例制度というものも例外なく、農業、医療、雇用分野に例外なく使っていけるんだと。一方で、こういうものを使って雇用の不安定さが増すようなことはあってはならないということを非常に懸念しております。規制、雇用のルールをしっかり守るということを支...全文を見る
○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。  いわゆる岩盤規制ということで議論にもなってまいりましたが、名指しをされています医療分野について質問したいと思います。  国民の命にかかわる分野でもありまして、様々な規制、これは多くは命を守るためということで、検証も積み重ねて...全文を見る
○倉林明子君 つまり、御紹介したように、株式会社が医療機関の経営に参入するという場合も例外ではないということで受け止めさせていただきました。  そうなりますと、厚生労働省にお聞きしたいと思います、現在の医療法では営利を目的とする株式会社の参入は認められておりません。その理由はど...全文を見る
○倉林明子君 今の規定では原則認めないということになっております。この規定ができているというのも、先ほど理由のところで御紹介もありましたが、国民が平等に医療を受ける権利をこういう側面でも支えているという大事な規制だというふうに思います。  昨今、TPPの交渉参加の議論の中で一つ...全文を見る
○倉林明子君 実は看護師のところはもう長年、かごの鳥と言われるほど病院に張り付いて夜勤をやっているという状況が続いておりまして、いわゆる二・八ということがずっと目標として私も労働組合でも活動もしてきたんです。  ところが、一九六五年に既に複数、二人以上で月八日以内という夜勤の上...全文を見る
○倉林明子君 雇用の質をどう引き上げていくのか、離職を防止してどう雇用を守っていくのかという点からも私大事な問題だと思って取り上げております。  実は、今紹介がありました二〇一一年の看護協会の調査は、一体なぜ調査されることになったかと申しますと、九二年に看護師確保法ができて指針...全文を見る
○倉林明子君 どうぞ。
○倉林明子君 局長通知でも具体的に、重ねて改善を求める数字を通告では伺っていたつもりなんですけれども。  実際に複数を主として月八日以内の夜勤体制、十分なインターバルの確保、インターバルとしては看護協会の方は十一時間以上必要だと、こういう労働時間やインターバルにかかわっても重ね...全文を見る
○倉林明子君 要は、こうした指針や通知が法になっていないということで結局守られない事態が看護の現場の労働の質ということを劣化させている大きな要因だったと私は思っているんです。  そこで、先ほど、冒頭に紹介しました株式会社の医療機関への経営の参入、これは法律で今禁止されているから...全文を見る
○倉林明子君 これまでも、個別、法で規制を掛けているというものについて見直す場合は、審議会などで検討を重ねる、見直しの必要性、そして根拠、これらを明確にした上でやっぱり見直してきた。それでこそ国民の納得と理解が得られるものだと思うんですけれども、今度は国民が関与するシステムじゃな...全文を見る
○倉林明子君 国民の命や安全、これを守るための規制まで企業の利益優先というようなことで外すと、こういうことはやるべきではないと指摘をして、終わります。
12月03日第185回国会 参議院 経済産業委員会 第8号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。  電機産業は、製造業の中でも最大の雇用を支え、二〇一一年の労働力調査でも自動車産業を上回る百四十二万人の雇用を確保しているということです。さらに、一次、二次下請入れますと、パナソニックグループ、シャープ、これだけでも四万社、雇用...全文を見る
○倉林明子君 地域への影響は極めて大きいということなんですよ。  国内半導体大手、ルネサスエレクトロニクスが、大規模な工場閉鎖とリストラ計画を進めております。産活法で認定を受け、投資を受けております。その投資総額と、そのうちの産業革新機構からの投資額、これ、幾らになっております...全文を見る
○倉林明子君 ルネサスは、二〇一二年の十二月にこの一千五百億円の資金調達の方針を発表しております。今ありましたように、そのうち産業革新機構が九二%を出資するという方針となっておりました。  この昨年、二〇一二年の十二月の時点で、ルネサスは既に国内工場十八のうち十工場を閉鎖、売却...全文を見る
○倉林明子君 経緯を見ますと、追加のリストラ計画の直後にこの出資が実行されているということだと思うんですね。出資実行の決め手がこのリストラ計画だったんじゃないかと。これはいかがでしょう。
○倉林明子君 産業革新機構は、事実上経産省のつくったファンドと言えると思うんですね。  ルネサスへの出資は、九二%が先ほど説明あったように産業革新機構から出されていると。予算の認可にとどまらず、個別の事案に対し、支援基準、整合性など、大臣が意見をつくる仕組みもある。政府の政策判...全文を見る
○倉林明子君 この追加の、そして突然の工場閉鎖、人員リストラにつながるこの計画の発表に、従業員はもとよりですが、下請にも動揺が今広がっております。それに加えて、地域経済への影響が甚大だということで、知事や首長からも計画の見直しを求める要請の動きが伝わってきております。  私、知...全文を見る
○倉林明子君 そもそも、去年の夏の時点では閉鎖対象になっていなかった工場まで追加の閉鎖対象に挙がっているし、更にもっと縮小させていくのではないかという動きになっているので、現地、地方自治体の首長を含めて、何とかこの計画を撤回してくれという要請になっていると思うんです。そういうこと...全文を見る
○倉林明子君 確かに、雇用の数の確保という点では維持されているというのは統計上も明らかだと思います。しかし、その中身を見てみますと、過去最大に非正規雇用の数が拡大し続けておって、最新のデータでは一千九百万人を超える状況になっているかと思います。それが果たして安定した雇用、質の高い...全文を見る
○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、産業競争力強化法案に対し、反対討論を行います。  本法案は、日本再興戦略を具体化し、世界で一番企業が活躍しやすい国に日本を変えるとして、日本経済の三つのゆがみ、過剰規制、過小投資、過当競争を根本から是正するための中核となるものだとしてい...全文を見る
12月04日第185回国会 参議院 本会議 第11号
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○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、産業競争力強化法案に対し、反対討論を行います。  討論に先立ち、与党の乱暴極まりない議会運営に対し、厳しく抗議するものです。基本的人権と表現の自由を侵害する希代の悪法、秘密保護法案に反対し、廃案を求める声は、審議が進むにつれて広がり、強...全文を見る
12月05日第185回国会 参議院 本会議 第12号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  私は、日本共産党を代表して、大久保勉委員長の解任決議案に断固反対の立場で討論を行います。  ただいま議題となりました大久保委員長の解任決議案は、その理由で、委員会開会、法案審議に向けて何ら努力をしなかったとしていますが、全く事実と異...全文を見る
12月06日第185回国会 参議院 経済産業委員会 第9号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。  独禁法一部改正案について質問をさせていただきます。  この改正案を審議するに当たって、私、非常に公取の果たしてきた役割ということで押さえる大事な視点があるかと思っております。それは、市場の番人として企業への、経済発展の公正な...全文を見る
○倉林明子君 当然ながら厳正な対応をお願いをしておきたいと思いますが、この談合事件で発注者となっておりました東京電力に関連してですが、二〇一二年、昨年の三月に、山梨県のスーパー、消費者団体等が公正取引委員会に是正措置を求めました。電力の値上げに関連してですが、この対応の内容はどう...全文を見る
○倉林明子君 この件でいいますと、大きな社会問題にもなりまして、同様のことで川口の商工会議所からも公取に対しての申告があったということでした。  私、こうした例は、東京電力等本当に大きな企業に対しても、小さな消費者あるいはスーパー、こういったところが公正なルールを守ってほしいと...全文を見る
○倉林明子君 二〇〇七年の報告書のところでは適当だということで、第一次安倍内閣の官房長官の下に設置された懇談会での結論だったというものです。当面ということで、その後、経過があります。  そこで、二十五年度の公正取引委員会実績評価書が総務省の政策評価で取りまとめられております。公...全文を見る
○倉林明子君 つまり、二〇〇七年のとき当面適当だという判断があって、その後、二〇一二年までのところを取りまとめた結果の中でも、この結果を見ますと、僅か八十二件のうち一件だけあったと、取り消されたということですから、極めてこの審判手続は有効に機能しているということが言えると思うんで...全文を見る
○倉林明子君 先ほど紹介しました公正取引委員会が取りまとめた実績評価書、この中でも有効性そして効率性についても評価がきちっとされております。つまり、改正に向けて検討してきた結果でもこの審判制度は適当である、有効であるということが言われ、さらに、その後の経過を踏まえても中身は制度と...全文を見る
○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、独占禁止法一部改正法案に対する反対討論を行います。  本法案は、公正取引委員会の独立性と機能の核でもある審判制度を廃止するという重大な制度変更を行うものであるにもかかわらず、委員長職権での開催に加え、参考人質疑もなく、僅か二時間の質疑で...全文を見る