倉林明子

くらばやしあきこ

選挙区(京都府)選出
日本共産党
当選回数2回

倉林明子の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第189回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。  今日は、福島原発事故の営業損害賠償について質問をいたします。まず最初に、復興大臣に質問いたします。  福島県経済の復興再生に向けて県内事業者の営業再建というのは、私、極めて重要な課題だというふうに認識しております。改めて復興...全文を見る
○倉林明子君 避難者は福島県十二万人ということで、多くの事業者が地元で事業を再開できるのか、それとも新たな地で再開せざるを得ないのか、また、転業せざるを得ないのかということで、実は見通しが立たないという状況にあるというふうに思うんですね。  地元紙で紹介があった事例を紹介したい...全文を見る
○倉林明子君 なぜ非公開で行ったのかということについては答弁が漏れていたと思いますので、後で結構ですので、御答弁をお願いします。  本来、県内被災事業者全体が対象になるものです。私は、しっかり、こういう素案の段階からも意見を聞くというのであれば、内容を公開にして示されるべきだと...全文を見る
○倉林明子君 今後の事業再建にとっても非常に重要な提案の中身になっているわけです。私は、被災事業者に対して極めて不誠実だと思うんですね。現段階で検討しているということだけれども、忌憚のない意見聞こうと思ったら、しっかり公開してやるべきだということを重ねて申し上げておきたいと思いま...全文を見る
○倉林明子君 この示された素案では、避難指示区域内、そして避難指示区域外ということで考え方が明確に示されております。  避難指示区域外についてなんですけれども、相当な因果関係がないと判断されれば今年二月末で賠償が打切りと、そういう提案内容になっております。因果関係がある場合につ...全文を見る
○倉林明子君 根拠も示さないで、データがあるからといって説明しているわけですよね、案の段階とはいえ。私、これは打切りの提案、根拠になっているわけですから、こういうことも示さずに理解は得られないと言わざるを得ないと思うんです。  避難指示区域外はどうかということで、いわき市の現状...全文を見る
○倉林明子君 いわきの商工会の要望書では、直ちに損害賠償が打切りとなると廃業、倒産を余儀なくされる商工業者が続出することが懸念される、これまでの国、県、商工業者、関係機関の努力が水泡に帰することになると、こう書いているんですよ。これしっかり受け止めたら、二月の打切りなんということ...全文を見る
○倉林明子君 私、文科省にも確認したいと思うんです。  この間、営業損害賠償に関する要望が具体的に届いているかと思います。時間も短くなってきていますので、主な内容を端的に御紹介をいただきたいと思います。
○倉林明子君 つまり、賠償の継続、充実、確実な実施、これを求めているのが圧倒的な声だということなんですよ。  素案に反対する要望を届けたある商工会に対し、経産省の担当者は、素案の撤回を行うと賠償がなくなってしまう、素案により前に進めさせていただくことを御了承いただきたいと述べた...全文を見る
○倉林明子君 そこで、中間指針に、賠償が終わる日と、これについても考え方が規定されております。そこで、その原則を確認したいのと、賠償の終わる時期について具体的に原賠審での結論が出ているんでしょうか。
○倉林明子君 つまり、具体的に賠償を終わる日は原賠審では定まっていない、確認していないということだと思うんです。  案を了解しないと賠償はない、こういう形で経産省が言うというのは脅しだというふうに受け止められると思いますよ。誠意を持った賠償を指導する立場にある経産省の対応として...全文を見る
○倉林明子君 さらに、二月四日には、福島県知事を会長とする福島県原子力損害対策協議会が打切り見直しを求める緊急要望を提出されているというふうに伺っております。この福島県原子力損害対策協議会、これはもうオール福島を代表する協議会。これが動いて、復興大臣宛てにも要請があったかと思いま...全文を見る
○倉林明子君 その現実を、先ほど来私紹介したとおり、そういう数字のある一方で、商工会の実態というのは商工会の意見にも示されているとおりだと思うんですね。  復興大臣は、賠償については文科省と経産省が考えることだとおっしゃいました。しかし、その復興の賠償が継続されるかどうかという...全文を見る
○倉林明子君 もう一度経産省に確認したいと思うんですけれども、今年の二月末で、避難指示区域外のところが直前に期日が迫った提案になっておりますので、その点については、決定ではないんだと、継続するんだと言えますか。どうですか。一番心配されているんですよ、このまま打切りになるんじゃない...全文を見る
○倉林明子君 打ち切らないと言えないというのは情けないと思うんですね。私は福島の必死になっている事業者の現状を紹介いたしました。私は、そういう方々に事業再建への希望を奪うようなことをやってはならないと、これを強く言いたいと思います。  原発事故さえ起こらなければこんな困難に見舞...全文を見る
03月04日第189回国会 参議院 国の統治機構に関する調査会 第1号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今日は二人の参考人に貴重な御意見いただきまして、ありがとうございます。  最初に、私、一九九四年から京都で地方議会の議員をしておりまして、それで京都選挙区からということで参議院に送っていただいたという立場なんですけれども、ちょうど三...全文を見る
○倉林明子君 ありがとうございます。  西尾参考人に次の質問をしたいと思うんですけれども、先ほど道州制について、現在のようでは反対せざるを得ないということで、著書を読ませていただいた段階では、一昨年の四月発行の「自治・分権再考」の中では、慎重論者だというふうにされていたかと思う...全文を見る
○倉林明子君 もう結構です、時間が来ましたので。
03月23日第189回国会 参議院 行政監視委員会 第1号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。  今日は、三人の参考人の皆さんに御意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。  私も京都選挙区選出なんですけれども、ふるさとは福島県の西会津というところで、大変山合いで、もう一年に集落で一割ぐらいの人が亡くなっちゃ...全文を見る
○倉林明子君 本当に地域経済疲弊の要因の核に、やっぱり仕事がない、食えない一次産業になった、それは本当に大きく背景としてあったと思うんですね。  その上で、改めて近年取り組まれてきた地方の分権化とか地方の活性化ということ、いろんな取組をやられてきたんだけれども、私、改めて評価を...全文を見る
○倉林明子君 山谷参考人に、先ほど御発言されていたところでもう少し踏み込んでおっしゃっていただきたいなと思いますのは、行政評価が行革とセットでやられてきたという経過を、私も京都で市会議員しておりまして、二〇〇〇年に行革大綱と一緒になってこのPDCAサイクルというのが持ち込まれたと...全文を見る
○倉林明子君 終わります。ありがとうございました。
03月26日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第2号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  経産大臣は所信表明で、徹底した省エネルギーの推進、再生可能エネルギーの最大限の導入を強力に進めると述べておられます。最大限の努力が本当にされているのかという観点から、今日は質問をしたいと思います。  今年一月から、総合資源エネルギー...全文を見る
○倉林明子君 二酸化炭素の削減目標について言いますと、二〇〇九年の六月に麻生総理が、二〇二〇年には二〇〇五年比で一五%減という中期目標が示されているところで、これを受けて再計算された長期エネルギー需給見通しということになりますと、二〇三〇年の電源構成、このときに検討されて示されて...全文を見る
○倉林明子君 その後、二〇一一年三月には、福島第一原発事故を経験したというのが日本であります。新たな再エネ導入の目標ラインということで、それをどれだけ上積みしていくのかということでおっしゃったわけだけれども、目標が二割、二千百四十億キロワットアワー以上ということから出発するという...全文を見る
○倉林明子君 言うたら、低位というのは基本的には新たな施策や制度を組み込むことなしに推移した場合ということで、最低のレベルの拡大予想ということになるかと思うんですね、拡大導入予想ということになるかと思うんです。  そこで、環境省に更に確認をしたいんですが、既に再生可能エネルギー...全文を見る
○倉林明子君 先進国標準で見てみますと、二〇三〇年に四〇%以上の電力を再生可能エネルギーで賄うという方向が見えてきているんだというふうに思います。そこで、アメリカも風力発電のみで二〇%、二〇三〇年に、二〇五〇年には三五%の導入が可能だという報道も出ております。  世界の流れとい...全文を見る
○倉林明子君 要は、原子力については福島の原発事故前、過去三十年の平均稼働率によって出力を評価したということですよね。  日本弁護士連合会は、福島第一原発事故の被害救済が収束していない下で原子力の供給力を過大に見積もっていると、電力会社の意向をそのまま受け入れるような算定方法は...全文を見る
○倉林明子君 そこで、その検討の際、接続可能量を検討する際に電力が出してきたものをペーパーとしてまとめられたものに、私、加工して、今日資料として一枚目に提出をしております。  これを見たら、本当にほとんどが、今ある原発が全部供給力の前提になっていることが一目で分かると思うんです...全文を見る
○倉林明子君 でも、結局、その分は前倒しで再エネを締め出すということになるわけですよね。  現在稼働をしている原発はゼロなわけですよ。結局、じゃ、その不足分は何で補っているかといったら、火力になるわけですね。二酸化炭素が結果として削減どころか増えるということになるんじゃないかと...全文を見る
○倉林明子君 後でよくレクチャーを受けていただければと思います。私の質問時間も限られておりますので進めさせていただきたいと思うんですね。だから、今、地域連系線は十分にまだまだ使える枠があるよということを示したわけです。  そこで、そういうことからも、要は再エネを広域で運用するほ...全文を見る
○倉林明子君 いやいや、大臣です。
○倉林明子君 自然再生エネルギーということで見れば、日本は資源大国だということも直視すべきだというふうに思います。原発ゼロ、ここを腹くくってこそ最大限の自然再生エネルギーの導入につながる、このことを強く申し上げまして、終わります。
03月27日第189回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今日は、高浜原発の再稼働について質問をいたします。  福島第一原発事故から四年、汚染水のトラブルは続き、収束の見通しは立っておりません。ふるさとに帰還できない人、帰還してもなりわいの見通しが立たない人、事故の被害は今も続いております...全文を見る
○倉林明子君 事故は起こり得るということを繰り返し規制委員長も明言されております。だからこそ、避難計画の策定が義務付けられたという経過だったと思うんです。  総理は、繰り返し世界で最も厳しい基準なんだということをおっしゃるんだけれども、避難計画は審査の対象にもなっておりません。...全文を見る
○倉林明子君 今御報告ありましたように、たくさんの市町村にまたがっているという特徴があります。  そして、もう一度これを見ていただきたいんですけれども、立地県である福井県よりも京都府の三十キロ圏内の人口というのがおよそ十三万人、今御紹介あったように、十八万人のうち十三万人が実は...全文を見る
○倉林明子君 規制基準満たしても千分の一じゃなかったんじゃないですか。百分の一ではなかったでしょうか。改めて確認をしていただきたいと思うんですが。これ、いずれにしましても、その程度に本当に放射能の飛散が収まるのかどうかというのはよく考える必要がある。改めて安全神話に陥る危険がある...全文を見る
○倉林明子君 過酷事故が進行すれば、福井県からの避難者も殺到するということになろうかと思うんですね。  三十キロ圏内の住民の避難完了、これ京都府のシミュレーションによりますと、二十九時間二十分掛かるという計算になっております。シミュレーションでは積雪の影響見ておりません。積雪で...全文を見る
○倉林明子君 調整中なんですよ。受入先はできていないんです。それ聞いているんで、はっきり答えていただきたいと思うんですね。  福島では、屋内退避の指示を受けたこの人たちがどういうことになったかということで、どんどん爆発が起こる、放射線量が上がる、若い職員はやっぱり家族がいるとい...全文を見る
○倉林明子君 納得できませんよ。住民の不安は取り去ることできないと思うんです。  周辺自治体、どうなっているかということです。市内全域が避難対象となります宮津市、この市議会が昨年十二月、政府に対して高浜原発再稼働に関して全会一致で意見書を可決しております。避難計画を作成している...全文を見る
○倉林明子君 京都は本当に不安になっているんですね。そういう、曖昧なんですね。はっきり決まっていないということが一層不安をかき立てているということあるんです。  避難の受入先の調整にも関わっている関西広域連合、ここも昨年十二月二十五日、国への申入れを行っています。高浜原発に関し...全文を見る
○倉林明子君 そういう返答があって、さらに三月十七日、京都府は新たな申入れを経産大臣にしているんじゃないですか。見ていないんですか。  同意を求める自治体の範囲を明確にするようにということを、そういう新たな安全協定を結びましたよ、任意の、関西電力と。高浜原発に、再稼働に対して拒...全文を見る
○倉林明子君 一律三十キロ圏内に避難計画を作れという義務を課したのは政府なんですよ。そのことを忘れたらあかんと思うんですね。  高浜原発の立地自治県以外で唯一、五キロ圏内の地域を含みます舞鶴市、ここでは市の職員労働組合が住民アンケートを行いました。これによりますと、原発再稼働に...全文を見る
○倉林明子君 対策取らなくて住民は安心できるかということに対する答えには全くなっていなかったと思うんですよ。  私、これ見てほしいと思うんですね。不測の事態ということで今回新たに示された考え方というのは、いろいろ対応取って放射能は福島事故のときよりもぐっと少なくて済むんだと言っ...全文を見る
○倉林明子君 今の説明を聞いていても、住民は本当に安心できるものじゃないと思うんですね。  高浜原発に隣接する大飯原発三、四号機の運転差止め訴訟の判決では、大飯原発から二百五十キロ圏内の住民は、直接的に人格権が侵害される具体的な危険があるとして差止めを認めております。人格権を超...全文を見る
○倉林明子君 福島の事故のような過酷事故は起こり得るというわけですよ。再稼働の方針はきっぱりやっぱり撤回し、即時原発ゼロ、この決断こそ行うように強く求めまして、質問を終わります。
03月31日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第3号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  北朝鮮による核実験などの挑発行為は、国連安保理決議、日朝平壌宣言などに違反する行為であり、地域の平和と安定に対する極めて危険な逆行だと考えております。  日本共産党は、北朝鮮に対し、事前に警告、厳しく糾弾、抗議するという態度表明を行...全文を見る
○倉林明子君 今御紹介ありましたように、朝鮮半島の非核化の達成に向け実質的な進展を得るために、意味のある六者会合を再開すべく共に努力を継続する、こういうことが明記されたということで、大変重要なことだと思うんですね。  この間の六か国協議をめぐる動きということでいいますと、振り返...全文を見る
○倉林明子君 これまでの経過を見ますと、二〇〇五年九月の六か国協議、この共同声明で北朝鮮は核兵器の放棄に合意をしていたと。にもかかわらず、二〇〇六年には核実験を強行、二〇〇九年に二度目を強行し、さらにその後、ミサイル技術を利用したいわゆるロケットを二度にわたって発射、三度目の核実...全文を見る
○倉林明子君 御紹介ありましたように、核兵器を放棄していく、この合意については、二〇〇八年以降、実質的な話はできていないということかと思うんですね。やっぱり、いかにこの問題、対話により解決していくのかと、対話による解決というレールにこの核兵器の問題も乗せていくということが大変大事...全文を見る
○倉林明子君 北朝鮮を対話による解決というレールに乗せる上で重要だと考えますのは、御紹介もありましたとおり、関係国を始め国際社会が一致して対応すること、制裁についても実効あるものにするということが大変重要だというふうに思うんです。  その場合、大切なのは、目的をはっきりさせると...全文を見る
○倉林明子君 大臣に最後お聞きしたいと思うんですけれども、六か国協議の関係国はもちろん、国際社会が一致して制裁を実効あるものとする必要がある、これは言うまでもないことかと思います。制裁の強化は必要だけれども、その目的はあくまでも核兵器を放棄させるための真剣な対話の場をつくる、ここ...全文を見る
○倉林明子君 北朝鮮を真剣なテーブルに着かせる、核兵器放棄させるという努力に全力を挙げるということ、大事だと思うんです。そのためにも六か国協議の早期再開ということで力を尽くしていただきたい、強く求めて、終わります。
04月07日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第4号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。  今日は、商品先物取引法、これにおける不招請勧誘、いわゆる頼んでもいないのに先物取引の勧誘を行う、これが省令により事実上解禁されるという問題はもう非常に重要な問題だと考えておりまして、質問したいと思います。  そもそも、二〇〇...全文を見る
○倉林明子君 本当に、ハイリスク・ハイリターンということで先物取引は従来から指摘されていたことで、アマチュアである個人のトラブルを本当にどうやって防いでいくのかということで、規制が〇四年、〇九年と強化されてきた経緯があるということだと思うんです。  そこで、改めて消費者委員会に...全文を見る
○倉林明子君 消費者委員会から厳しい懸念が示されていたものであったと、素案の段階から。消費者保護の観点から到底認めることができないものであるという指摘もありました。  素案に対してパブリックコメントも実施されたわけですが、寄せられた意見の件数、そのうち反対、撤回を求める意見はど...全文を見る
○倉林明子君 規制緩和を求める業界団体等からの御意見というのは強く以前からあったということで、そういう数値にもなったのかと思います。一方で、五百四十九件ということで、反対、撤回を求める意見も多数に上っていたということは重大だと思います。  そこで、今年一月二十三日、商品先物取引...全文を見る
○倉林明子君 消費者委員会から、素案が示される前からも一貫して問題点が指摘されていると。修正が加えられて素案が改正省令になったわけですけれども、それに対してもなお重大な懸念が表明されている。これ、本当に重く受け止めるべきではないかと思うんです。  この改正省令が公布された後、消...全文を見る
○倉林明子君 消費者委員会からも日弁連その他消費者団体からも声が上がっているということです。四月の案の段階では全国五十二全ての弁護士会から反対ということで、明確な意見が寄せられていたと承知をしております。こうした声を真摯に受け止めるのであるならば、私、改正省令は改めて見直すべきだ...全文を見る
○倉林明子君 つまり、それだけトラブルがあったものが減っているということは、再勧誘も含めて不招請勧誘も原則禁止にしたと、それが有効に機能しているからこそ減ってきたんだと思うんですよね。大幅な改善をしたとはいえ、〇・六%ということですけれども、いまだ根絶とは言えない状況にあるという...全文を見る
○倉林明子君 御説明はいただいたわけですけれども、私、廃止をやっぱり強く求めたいと思うんです。  先ほどおっしゃったけれども、これから先、商品先物市場の活性化、市場として更に活性化していく必要があるんだということで、ほかの分野、電気やLNGも御説明ありました。私、活性化していく...全文を見る
○倉林明子君 私は、この間ずっと、商品先物取引を始めハイリスク・ハイリターンの市場について、プロかアマかというところで、アマチュアに対しては保護を強化していこうと、これが本当に方向としては間違っていないというふうに思うんですね。今回の原則解禁ということで、事業者に対してツールを与...全文を見る
04月09日第189回国会 参議院 本会議 第12号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  私は、日本共産党を代表して、二〇一五年度予算三案に反対する討論を行います。  反対する第一の理由は、戦争できる国づくりと一体に軍事費を過去最高としていることです。ステルス戦闘機F35、水陸両用車、オスプレイの購入など、海外派兵型を強...全文を見る
04月15日第189回国会 参議院 国の統治機構に関する調査会 第2号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  三人の参考人の皆さんには、今日御出席いただきまして、貴重な御意見をありがとうございました。そこで、お三方に二つまとめてお聞きしたいと思うんです。  一点が、この間の権限移譲、これが地方自治の目的でもある住民の福祉の増進につながったと...全文を見る
○倉林明子君 神野参考人に、続きのお話になろうかと思うんですけれども、先ほど、最初の意見陳述の最終部分がちょっと割愛されたかと思うんですね。ページで言えば三ページ目の最後の四、五、六の辺りなんですけれども、税負担水準の引き上げる税制改革が望まれると。財源保障されればゆとりと豊かさ...全文を見る
○倉林明子君 ありがとうございました。
04月16日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第6号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  官公需法に関わって質問をしたいと思います。  景気回復の実感を全国津々浦々にまで届けることが必要不可欠であるということが述べられていたかと思います。そこで、地域経済活性化のためには、新規中小企業の参入促進ということにとどめないで、全...全文を見る
○倉林明子君 そこで、官公需法が制定されてから長いわけですけれども、一九六六年度の中小企業契約実績、今日は実績一覧を資料として入れておりますので御覧いただきたいと思います。実績で、発注率は当初二五・九%ということでした。  実績で五割、五〇%を超えたということでいいますと、一体...全文を見る
○倉林明子君 法制定時から見れば、実に四十三年掛かってようやく五割を超えたということになっているんですね。契約金額で見ますと、中小企業発注比率が三七・七%だった、これは平成四年に該当します。ここで、中小企業・小規模事業者向けの実績額ということで見ますと、既に四兆四千億を超えており...全文を見る
○倉林明子君 この間、一般競争入札が拡大する中で、地方でもそうでありますけれども、高額案件、これは大手が持っていく、地元の中小企業というのは下請に入れても利益が確保できないと、こういう実態が広がっております。元々地元の実績があった中小企業でも、価格を下げないと落札できないと。これ...全文を見る
○倉林明子君 ダンピング競争のしわ寄せということでいうと、いろんな手を打っているという説明なんですけれども、やっぱりしわ寄せが解消され切ってないという状況があるんですよね。そこに円安による原材料価格の高騰がある、消費税の増税があると。ますます中小企業の利益率が今現状で落ちていると...全文を見る
○倉林明子君 結局、その適正価格について、考慮は求めるけれども法的義務がないという規定になっているんですね、適正価格については。  ところで、公共事業の中でも建設業については激しいダンピング競争が本当に社会問題にもなってきたという中で、歩切りについては一歩踏み込んだ対応がされて...全文を見る
○倉林明子君 私、品確法、建設業法、それに対して違反であるということを明確にメッセージとしてお知らせしているというところが大きく踏み込んだということだと思うんですね。建設業以外の官公需でも、適正な人件費、これがきちっと確保できるということをやっぱり法令で担保していく、規定していく...全文を見る
○倉林明子君 結局、低入札、ダンピング競争がどういう現象を引き起こしたかというと、下請のところでの総額の、受ける際に、三割、四割カットして受けると。そうなった分は全部労賃に跳ね返って、そこがぐっと引下げ圧力になる、いつまでたっても末端労働者の賃金が上がらないという構造になってきた...全文を見る
04月20日第189回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今日は、経ケ岬米軍基地について質問させていただきます。  京都府京丹後市に近畿で初めての米軍基地建設が始まって今日で三百七日目、米軍TPY2レーダーの運用が開始されまして百十六日目となりました。地元の京丹後市長は、安心、安全が大前提...全文を見る
○倉林明子君 五か月間にわたって下がるということがなく経過したんですね。九十ヘルツが大分減ったということで低周波音対策が功を奏したのは、発電機に直接マフラーを設置したこの後なんですよ。それまではずっと騒音に苦しみ続けて、母親の母乳が止まると、帰省して帰ってきていたのに、そういうこ...全文を見る
○倉林明子君 つまり、低周波対策ということでは、効果が期待できないことをやっていても効果は上がらないというのは当たり前だと思うんですね。マフラーを設置して初めて環境省の参照値を下回るところも出てきた。しかし、まだ上回る低周波騒音も続いているというのが現状なんですよ。  京丹後市...全文を見る
○倉林明子君 要は、していないんですよ。停波の要請をしたのかどうかと、発電機を止めてくれという、質問通告ちゃんとしているので、それはちゃんと見て答弁してほしいと思うんですよ。  住民に対する、私、重大だと思うのは、受入れ条件として京丹後市長が示されていた防衛省への要請、条件、そ...全文を見る
○倉林明子君 とうとう住民の不安がこの点でも現実になったということで、非常に不安が広がっているんですね。軍人軍属で百六十人配属する予定だということで伺っているんだけれども、一年もたたないし、まだ配属完了していないのにこれだけ事故が発生していると、極めて異常だというのが地元の受け止...全文を見る
○倉林明子君 マイクロバスががらがらで、なぜ自家用車が増えて、Yナンバーやレンタカーが増えているかといいますと、ホテルを出ちゃっているんですね。そもそも、京丹後市の受入れ条件という中には治安の不安も大きく出されていたことから、米関係者の居住場所の選定に当たっては、地元区、地元自治...全文を見る
○倉林明子君 望ましいということで理解を求めたけれども、理解得られず、どんどん出ちゃっているんですよ、ホテルから。経済的理由というのはどういうことかよく分かりませんけれども、ホテル暮らしが嫌になって出ていっているというふうに地元では専ら言われているところです。  そこで、今お話...全文を見る
○倉林明子君 できる限りやったら、安心、安全の受入れ条件示した京丹後市が悪者になるだけなんですよね。やっぱりそこの責任は政府にあるんだということをきちっと住民にも分かるように、私は、示す責任、本当にあるということを強く申し上げておきたいと思います。  昨年五月も、基地が建設され...全文を見る
○倉林明子君 撤去したものも数枚あったかもしれない。でも、ほとんど撤去していないんです。今日、資料でお配りしましたけれども、撤去というてやったんは、黒塗りのテープを根拠法のところに貼っただけなんですよ。もう何ちゅうことすんねんと、ほんまに私は腹立ったわけです。  何でかといいま...全文を見る
○倉林明子君 明確なんですよね。日米合意事項なんですよ。それも守っていないというルール違反がやられていたということは、私、重大だと思います。こんなテープ貼ったぐらいで長いこと置いておくということも、私、主権侵害に対する断固たる姿勢が見えないというふうに思うんです。  そこで、ぼ...全文を見る
○倉林明子君 国内の看板に掲示されている法律について説明できないというのは何たることかと思います。  私、そういう答えもあろうかと国会図書館にも調べていただきました。  明確で、国民の言論の自由を脅かすものということで、大統領が拒否権を行使したんですね、この法律に対して。法律...全文を見る
○倉林明子君 合意事項になっていてもそれが守られていないし、こういうことを繰り返しやられているということは、これまでどおりの対応では撤去してくれないんです。断固たる立場で撤去を望むように、そこはきちっと毅然として対応していただきたい、これは重ねて求めておきたいと思います。  経...全文を見る
04月21日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第7号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。  今日は、お三方、御意見聞かせていただきましてありがとうございました。  牧野参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、地域を活性化していくということがこの法改正の目的にもなっているわけですが、御市においては経済自立度を見える...全文を見る
○倉林明子君 エネルギーの地産地消の取組でも飯田市に視察に行かせていただきまして非常に参考になったということで、大いに今後も注目したいなと思っております。  高橋参考人に質問したいと思います。  先ほど、なぜ官公需適格組合の受注確保が伸びないのかという御指摘ありましたけれども...全文を見る
○倉林明子君 適正な価格が担保されて、そこで働く地域の方々の仕事と賃金が引き上がっていくということにつなげていくことが官公需法の、官公需適格組合も含めて、やっぱりそこが基本になってくるんだろうと思うんですね。  先ほど、資料の中に地域における協同組合の事例ということで福島県の宮...全文を見る
○倉林明子君 終わります。  ありがとうございました。
04月22日第189回国会 参議院 国の統治機構に関する調査会 第3号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。京都選挙区から選出されておりまして、広域連合にもお世話になっておるところでございます。  今日はお二人の参考人、貴重な御意見ありがとうございます。  一番最後に佐々木参考人が御発言もありました、道州制に関わってなんですけれども、...全文を見る
○倉林明子君 住民自治をどう担保するかということで、私も関西広域連合設置の際に京都で市会議員しておりましたので、議会から選出された代表を京都では多分四名送ったと思うんですけれども、我々一定議席持っていたので一人共産党からは出せたんですけれども、果たしてこれで広域連合の議会として住...全文を見る
○倉林明子君 お二人の参考人に質問したいと思います。  平成の市町村合併、先ほど来話題にもなっているところですけれども、これも三月四日の調査会で西尾勝氏が、自身が推進してきた平成の市町村合併についてということで意見を述べられておりまして、進め方として正しかったかというと、なかな...全文を見る
○倉林明子君 ありがとうございました。
04月23日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第8号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  官公需適格組合に関わって質問したいと思います。  中小企業庁が証明を出して推奨しているにもかかわらず、官公需適格組合が官公需をなかなか受注できていない、その実績がどうなっているかというのも質疑の中で指摘があったとおりかというふうに思...全文を見る
○倉林明子君 認知度が低いからじゃないかというようなことが最大の原因だろうかと思うんですね。  私、官公需全体が規模が縮小してきたということに加えて、一般競争入札が拡大する、WTO案件が導入される、こういう政府の方針の下で、官公需に低価格競争、ゼネコンも入って、大手も入って低価...全文を見る
○倉林明子君 競争では大手に勝てないという現実がやっぱり依然としてありまして、勝とうと思ったら赤字覚悟でないと参入できないということになりまして、官公需からは撤退だという声も出ているわけですね。現実、こういう事態を踏まえまして、官公需適格組合の中でも、どうして官公需、組合に証明さ...全文を見る
○倉林明子君 地域経済を支える中小企業がそのかけがえのない役割、値打ちを発揮した、これが三・一一の大震災、福島第一原発事故だったというふうに思うんですね。自衛隊、警察が来る前に、道路の復旧、インフラ整備ということで大きな貢献がありました。  私ども京都でも、大きな水災害が続きま...全文を見る
○倉林明子君 実態として低価格競争がこんな事態にもなっているんだということで、先ほど午前中に観光資源をどうやって生かしていくのかという議論がありましたけれども、文化財というのは、そういう点では、保護して後世に伝えるというだけじゃなくて重要な地域の観光資源にもなっていると思うんです...全文を見る
○倉林明子君 国内最大の文化財の拠点にもなっているというのが京都の現状ではあるんですが、実はここにも、大手ゼネコンが修理、修繕工事を落札して、文化財を知り尽くした、それこそ何代にもわたって修繕を手掛けてきた地元の中小事業者が落札できないという状況が生まれております。結局、元請した...全文を見る
○倉林明子君 今御紹介あった知恩院って全国的にも有名なところなんですけれども、額が高くなる工事については大手ゼネコンももちろん落札に参加できるということで、こういう事態が起こっているんですね。  今日、資料としてお付けしましたけれども、西本願寺のこれは御影堂の写真でございます。...全文を見る
○倉林明子君 私の質問の時間ですので、よくそこは関係者から聞き取りもして調査をしていただければと思います。  実態としてそういう事態を引き起こしたというのは、かわいそうでは済まない、技術の継承が途切れるということにもつながりかねない問題なので、そこを深刻に受け止める必要があると...全文を見る
○倉林明子君 ちなみに、文化財、歴史的な建造物を保存して観光でも大きな成果を上げていますイギリスでは、年間五百億円という規模になっていると伺っております。GDPの違いがございますので、比べてみれば、GDPは日本の半分ということになりますから、十分の一程度ぐらいに日本のこの建造物の...全文を見る
○倉林明子君 私、規模が、官公需の、中小企業が受注する比率は上がったけれども、官公需の総額でいえば二十年前と変わらないという指摘を議論の中でさせていただきましたけれども、そうした中に資本力に物を言わせて大手ゼネコン等が参入してくるということで低価格競争が進んだと、一定変化も出てき...全文を見る
○倉林明子君 WTO案件も分離分割可能なものについてもしっかり取り組んでいただきたいと思います。そのことだけ指摘して、終わります。
05月13日第189回国会 参議院 国の統治機構に関する調査会 第4号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今日はお二方の参考人に貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。  続きで、森田参考人に道州制について伺いたいと思うんです。  憲法との関係で言及されていたところがあったかなと文献をお読みしていて思ったんですけれども、要...全文を見る
○倉林明子君 片山参考人に続きでお伺いしたいと思うんですけれども、要は、戦後憲法ができて、地方自治が憲法上も規定されるということで、地方自治の形がやっぱり本当にどう実践されるかということが問われてきたと思うんです。取組を伺っておりまして、住民が自分たちで町づくりも含めて住んでいる...全文を見る
○倉林明子君 もう一つあって、地域の循環、地域で循環させるという辺りについてはいかがでしょうか。
○倉林明子君 ありがとうございます。  あと、お二方に伺いたいと思うんですけれども、分権改革のお話もありました。この間、参考人の方々にもお伺いしてきているんですけれども、分権改革では一定の成果、成功と言える部分もあったと。しかし、実際にそれと同時に行った三位一体改革、これについ...全文を見る
○倉林明子君 もう一点、お二方に短めでお願いできたらと思いますが。  やっぱり市町村合併について、お考えは少し伺ったところもあるんですけれども、今後も市町村合併をしていくべきなのかどうか、私はすべきじゃないという立場ではあるんですけれども、住民自治という観点から市町村合併の今後...全文を見る
○倉林明子君 ありがとうございました。
05月14日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第10号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  まず、中小企業信用保険法について質問いたします。  中小企業・小規模事業者にとって、信用補完制度が果たしている役割は極めて大きいというふうに認識しております。そこで、現状を確認したいと思います。中小企業が行った借入れのうち、保証を利...全文を見る
○倉林明子君 大変大きな割合で利用されているというのが実態だと思うんですね。  これは、日本政策金融公庫の資料を付けさせていただきましたけれども、保証利用が一部、そして全額保証利用ということでグラフ、推移を取っております。全額保証の紺の部分、割合がリーマン・ショックのとき本当に...全文を見る
○倉林明子君 とりわけなぜこの問題で質問したかといいますと、今回の法改正で、信用保証の対象にNPO法人が、加えるということと併せて、責任共有、特別小口保険のところが条文上は部分保証となるという読み取りができると思うんですね。  そこで、この点、衆議院でも議論ありまして、この質疑...全文を見る
○倉林明子君 答弁の中で続けて、担保するために何をするかということで宮沢大臣自身が答弁されたと思うんですけれども、信用保証協会と中小企業総合事業団とが締結する保険約款の中でこれ担保していくんだという答弁だったと思うんですけれども、具体的な中身に該当しますので、ここは確認をさせてい...全文を見る
○倉林明子君 やっぱり直接調達が困難な実態というのは、日本固有の状況はあると思うんですね。いろいろやっているけれども借入実態はそうなっていないということだと思います。  そこで、直接調達困難な中小企業・小規模事業者が間接融資に頼らざるを得ないという状況の下で、私は、今回の法の提...全文を見る
○倉林明子君 民間金融機関から融資が確保される見通しが、保証付きでない場合まだまだ貸してくれない、現状そうなんですよね。そういう状況が改善しない中で、責任共有、部分保証を拡大するということになりますと、中小企業に必要な融資というのが確保できないという危険が私は増大しかねないと思う...全文を見る
○倉林明子君 地方自治体の制度融資にまで部分保証の拡大なんということになりますと、たちまち中小企業、とりわけ小規模事業者のところの命綱を断つということになりかねないというふうに思います。部分保証の導入についてはきっぱりやめるべきだし、条文上もその点での明確化を図るべきだということ...全文を見る
○倉林明子君 先ほど来、はっきりしないなというようなやり取りになっていたかと思うんですね。完全民営化を目指すのか、それともこの危機対応業務については公的部分残して商工中金でしっかりやっていただくのかと。  私は、はっきり言って十年間一件も手が挙がらなかったし、今後も、民間金融機...全文を見る
○倉林明子君 完全民営化の方針の後、リーマン・ショックが起こる、そして東日本大震災が起こる、もう本当に全国一斉に襲うような危機が起こり得るということを体験した後で、やっぱり危機対応業務というのは公的に支えながらやっていくしかないということがいよいよはっきりしたからこそ、今回の義務...全文を見る
05月19日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第11号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  私は、日本共産党を代表して、株式会社商工組合中央金庫法及び中小企業信用保険法の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。  反対する第一の理由は、特別小口保証を全額保証から部分保証に後退させようとしていることです。  全国三...全文を見る
05月20日第189回国会 参議院 国の統治機構に関する調査会 第5号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  「時代の変化に対応した国の統治機構の在り方」のうち、二年目のテーマである「国と地方の関係」について調査を進める調査会の冒頭、私は、憲法での位置付けを踏まえた議論が必要だと意見を表明いたしました。  そもそも、地方公共団体のことは当該...全文を見る
05月28日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第12号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今日は、伊方原発について質問いたします。  五月二十日、原子力規制委員会は、愛媛県の四国電力伊方原発三号機が新規制基準に適合するとした審査書案を了承いたしました。伊方原発の間近には国内最大規模の中央構造断層帯が走っている、南海トラフ...全文を見る
○倉林明子君 当初五百七十ガルの想定の際は、原発沖、動くのは五十四キロということで想定していたものを四百八十キロまで動くということで想定し直して六百五十ガルに引き上げたということかと思います。  これに対して、地震学者の都司嘉宣氏は、ここだけはやめてくれと、このワーストワンが浜...全文を見る
○倉林明子君 川内が六百二十ガル、高浜が七百ガルということで、こうした想定に対しても低過ぎるという専門家からの指摘もあったと思います。  日本最大級の活断層に近接する伊方で六百五十ガルというのは余りにも過小だと専門家が、素人の私が言っているんじゃなくて、専門家の指摘だということ...全文を見る
○倉林明子君 継続的に安全性を高めるため基準の見直しというのは必要だということは、そういう姿勢で臨むんだということをおっしゃっていると思うんですね、規制委員会として。  そこで、纐纈一起東大教授がこの件に関しても発言していまして、中央構造線断層帯が五十四キロから四百八十キロに延...全文を見る
○倉林明子君 議論中ということをおっしゃったとおり、まだまだ詰まっていないというのが現状だと思うんです。もし事故が起こったりしたら、陸路で逃げるということは非常に困難になる、その上、海が荒れていたら船で逃げるというのも困難になる、じゃ空路はどうかというと、ヘリポート、着けられるよ...全文を見る
○倉林明子君 改めてこの土砂災害危険箇所マップを見ていただきたいんですけれども、この土石流危険渓流、土石流が起こる青のラインです。ここで起これば、道路、避難路を封鎖するという危険があることは明らかだと思うんですね。地すべり危険箇所や急傾斜地崩壊危険箇所というのも非常に多いところで...全文を見る
○倉林明子君 こういう危険なところで、避難計画もまだまだできていないというところで、大臣に最後確認したいんだけれども、川内方式で規制委員会の審査合格が出たら、地元立地県が合意したら進めるなんということは絶対やったらあかんと思いますけれども、どうですか。
○倉林明子君 終わります。
05月29日第189回国会 参議院 本会議 第22号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  私は、日本共産党を代表して、電気事業法等の一部を改正する等の法律案について総理に質問します。  本法案は、東日本大震災と福島第一原発事故を契機として、戦後六十年以上続いてきた発送電一貫、地域独占の電力供給体制を抜本的に見直す必要があ...全文を見る
06月02日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第13号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今回の電力・ガスシステム改革について、大臣は責任あるエネルギー政策が土台になるという考えを示されております。  二〇三〇年のエネルギーの電源構成を考える上で、先進国である日本に国際的に求められる大きな責任の一つが地球温暖化対策である...全文を見る
○倉林明子君 明確に二〇五〇年の目標というのがあるわけです。国際的にも合意しているという中身です。ところが、二〇三〇年の目標ということで示されたものを見ますと、九〇年比で見るとおよそ一八%減ということにとどまっております。世界から見れば、これは決して野心的な目標とは言えないもので...全文を見る
○倉林明子君 かなり六十年の延長も見込んでいるんじゃないかということについて明確な答弁はなかったんですけれども、あるべき姿ということで示したということは、先ほども議論あったように、政策的な誘導もしていくんだということで、政府の姿勢としては、老朽原発も含めて稼働を進める方針だという...全文を見る
○倉林明子君 増設やリプレースはないと、再稼働が見込みどおりいかない場合、ということに明確にお答えがなかったと思うんですよ。  私は、現時点で稼働している原発はゼロなわけですよね。動く見通しもない原発の稼働、これをこれだけ織り込むということは、私、極めて無責任だと思います。原発...全文を見る
○倉林明子君 環境省に質問したいと思います。  石炭火力の現状について幾つかまとめて確認をさせていただきたいと思います。  現時点で、石炭火力発電所の建設計画中、アセス法の法対象規模施設、新増設で増える出力規模はどれだけか。それは現在の設備量との比較でどの程度になるか。さらに...全文を見る
○倉林明子君 今、石炭火力発電所が、つかみ切れていない部分も含めて、大変急増しているということが言えると思うんです。  こうした背景について、環境省もガイドラインを作っていく必要があるということで検討会もされている。そこで、その背景に何があるかという分析をされていまして、先ほど...全文を見る
○倉林明子君 もう既に大きく上回っているということで、今後この石炭火力を規制していかないと、原発が稼働できない場合、代替電源ということで石炭が補うことになるという最悪な事態になりかねないと私思うんです。  環境省に質問します。法対象となる一連の石炭火力の案件について環境大臣意見...全文を見る
○倉林明子君 二〇五〇年の二酸化炭素八〇%以上削減していこうというところに向けて、いち早く、どれだけ早く削減に踏み出せるかというところが、非常に二〇三〇年までのところで国際的にも注目されていることだというふうに思うんですね。ところが、日本の現状でいうと、天然ガスの二倍は二酸化炭素...全文を見る
○倉林明子君 世界の流れは、脱石炭火力という流れが明確に転換あった十年だったんじゃないかなと思うんですよ。  アメリカでは、水銀、大気汚染物質の規制強化で、米国エネルギー情報局によりますと六千万キロワットが廃止見込みだということです。イギリスでも千八百万キロワットの老朽火力は廃...全文を見る
○倉林明子君 十年前はそういうことも言えたかもしれないんですけど、中国が造る石炭火力発電所についても逆に効率も高くなっているという指摘もあることは、それは追加しておきたいと思うんですね、指摘をしておきたいと思うんです。  私、問題だと思うのは、原発の再稼働しか頭にないんじゃない...全文を見る
06月04日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第14号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  前回の委員会で大臣から、原発も石炭火力も駄目というならどうするのかという発言がございました。まず初めに、それに答えてまいりたいと思います。  目指すべきエネルギー政策は、二〇三〇年で少なくとも再生可能エネルギーの比率を三〇%とすると...全文を見る
○倉林明子君 要は、持続可能なエネルギー源ということで再エネに、コストがゼロだから、燃料価格がゼロだからということでやっぱり世界的な普及が進んでいる、それが背景にあると思うんですね。  導入時に確かにコストは高くなるということなんだけれども、中長期的に見ればコストが下がる、これ...全文を見る
○倉林明子君 この試算は、私が勝手に作ったものじゃないんですよね。IPCCにも関わったようなシステム研究所から提案されているものだということで、ここで示されている再エネ導入した場合の将来性について、私はしっかり政策的にも生かすべきだということで申し上げておりますので、受け止めてい...全文を見る
○倉林明子君 どないしても太陽光を高く見せたいというふうに今聞いていて思ったんですけれども、太陽光の場合、経産省のこのコスト検証に示された額でも、二〇一四年は二十九・四円だったものが十六・四円に下がっている。これは経産省自身のコスト計算でも示された、これ事実だと思うんですね。 ...全文を見る
○倉林明子君 こっちは割引するんですよね。二十四基で出てきた額は合計二兆四千億円になっているわけですよね。ところが、その分で今引いてもええというようなところを見込んでコスト検証では試算したんだということが今分かりました。  改めて適合審査の中でも追加の安全対策が求められて、当初...全文を見る
○倉林明子君 じゃ、核のごみの最終処分、廃炉に掛かる費用分、これはコストに含まれていますか。
○倉林明子君 含まれていると明言されましたけれども、額の見通しというのは現状では立っていないはずであります。額も見通せないし、電気料金になるのか税金の投入になるのかということも決まっていない部分が多くあるわけです。既に廃炉費用は電気料金に盛り込まれる省令改正が行われております。自...全文を見る
○倉林明子君 安倍政権の目玉である成長戦略、この中でクリーンエネルギーについての経済効果、試算しているんじゃないですか。どうですか。
○倉林明子君 大体、衆議院でも明確に答弁していたはずですよ。衆議院から参議院に来て、経済、雇用効果については目標がなくなったんですか。どうですか。はっきりしてちょうだい。どういうことよ。
○倉林明子君 議事録を確認の上、正確な答弁をしてください。
○倉林明子君 私の元に答弁が届きましたので、私の方から紹介をさせていただきたいと思います。  多田政府参考人が質問に答えて、この分野における雇用効果についてということで答弁しております。二〇二〇年で百六十八万人、二〇三〇年で二百十万人、現在の三倍あるいは四倍に広がっていく可能性...全文を見る
○倉林明子君 今るる御説明になったけど、原発の空押さえなんですよ。原発を動かすために、二十年間使うことになってしまうのが、邪魔だから、結局つなげないようにしたんですよ。そういう答弁もしていましたよ。そういうことだと私は受け止めました。  それで、私、重大だと今大臣の答弁を聞いて...全文を見る
○倉林明子君 成長戦略に明確に掲げた目標について、質問通告も受けているのに答弁できないということは深刻だという指摘をしておきたいと思います。  コストの高い原発は市場競争の中で淘汰されていると、これが世界で起こってきている現実であります。世界で爆発的に太陽光や風力が普及する鍵、...全文を見る
○倉林明子君 国民の世論は圧倒的に原発をゼロにしていくことを望んでいるということを重ねて申し上げたいし、年末には化石賞をいただくことになるであろうという警告を申し上げまして、終わります。
06月08日第189回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  私は今日、福島第一原発事故による営業損害賠償問題について質問いたします。  営業損害賠償につきましては、昨年末、来年二月の打切り素案が示されまして、福島全土に大きな怒りを広げることとなりました。打切り案については一旦見直すということ...全文を見る
○倉林明子君 確かに、数字も示されましたけれども、依然厳しいという状況にあることについては認識も示されたかと思います。  そこで、復興大臣は二月の質疑の中で、これまでも営業損害などについてかなりな支援がなされている、今のところ帰れない地域については、その土地あるいは不動産につい...全文を見る
○倉林明子君 復興大臣、様々な人の認識じゃなくて、復興大臣としてかなりな賠償や助成がされているという認識をお示しになったことが私は問題だと思ったんですね。十分行われているという印象を地元の方々は受けられて、大変怒りの声を私にも寄せられたということを紹介しておきたいと思うんです。事...全文を見る
○倉林明子君 八十七という数字は、母体となる被害対象者、被害事業者の数からいうと本当に僅かな人数になっているというふうに思うんですね。  総理は、本会議で損害賠償について、政府としては、与党の御意見も参考にしながら、東京電力に対し、被害者に寄り添った迅速、公平かつ適切な賠償を行...全文を見る
○倉林明子君 この五次提言を見て出されている要望の中で、これ打ち切られている案になっているという受け止めがされて要望が出ているということを私はしっかり踏まえるべきだというふうに思います。  改めて自立支援ということでいろんなメニューも出されるということなんだけれども、自立支援策...全文を見る
○倉林明子君 一定の限度というのは加害者である東電や政府が決められるものじゃない、被害の実態が続く限りそれは完全賠償の責任がある、指摘して、終わります。
06月09日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第15号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。  今日は参考人の皆さん、ありがとうございます。  今もお話がありましたけれども、ガスについて私の方から杉本参考人と辻参考人にお伺いしたいと思うんです。  私たちも委員会として視察に東京ガスに行かせていただきまして、保安体制の...全文を見る
○倉林明子君 杉本参考人に続いて質問させていただきたいと思います。  安全第一ということなんですけれども、消費者にとっては料金の問題も非常に大きいウエートを占めるかと思います。そういう観点から、届出制については駄目だということで明確な意思表示もされていたかと思うんですけれども、...全文を見る
○倉林明子君 昔のことになりましたか。  料金についての御意見で結構です。
○倉林明子君 消費者の立場から、続きで杉本参考人、お願いしたいんですけれども、既にガスでいいますと自由化されているLPガスのところで詳細な資料も付けて御説明いただいたんですけれども、非常に相談件数等も多くて、今もいろんな問題あるんだということだったと思うんです。  時間も短かっ...全文を見る
○倉林明子君 ありがとうございます。  八木参考人に伺いたいと思います。  今回の意見陳述の中でも述べられておりましたところと、今回の電事法の改正の中でも指摘させていただいていたところでもあるんですが、原子力発電の事業環境整備ということが繰り返し指摘されておるわけで、私、この...全文を見る
○倉林明子君 今おっしゃった部分だけでも、額が確定できないような部分も含めて入っておったかと思うんですね。  総合資源エネルギー調査会の基本政策分科会に八木参考人も参加されて、その中でもこの事業環境整備について挙げられて説明されているくだり読ませていただきました。三つ目に挙げら...全文を見る
○倉林明子君 改めて説明するまでもないとは思いますが、我々、原発はゼロに即時判断すべきだという立場ではあるんですが、事故の危険性と事故が及ぼす被害というものの甚大さを考えるだけでなくて、コスト面からもやっぱり検証していく必要があるし、今後とも予見性が立たないような中身があるんだと...全文を見る
06月11日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第16号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  前回の委員会で、消費者団体の参考人から、電気を選ぶための情報開示についての要望がありました。原発は嫌、高くとも再生可能エネルギーを選択したいとも意見で述べられました。  本会議で、私が電源構成も含む原価情報と併せて料金決定に至る情報...全文を見る
○倉林明子君 結局まだ決まっていないということなんだけれども、検討するということで、是非情報開示に向けて積極的な取組をしていただきたいとこれは思っているところです。  そこで、値上げの際だったとはいえ、電気料金の中身が一定見えるようになった、そして市民意見も言える機会となった、...全文を見る
○倉林明子君 結局、これ資料でも今お話あったとおりのところが分かる、そもそもの電気事業者の営業費用の内訳が一枚目に付いておりまして、託送部分に係る費用の内訳もそれぞれ出ております。今御紹介のあったとおりの比率になろうかと思います。  つまり、低いところで二二・二%、高いところで...全文を見る
○倉林明子君 託送料金についての今御説明があったんだけれども、見えなくなる部分についても、やっぱり公共料金であるという性格から、消費者の声が反映できる仕組みが要るんじゃないですかということを申し上げましたので、その点も受け止めていただきたいと思います。私、誰のための電力・ガスシス...全文を見る
○倉林明子君 本当に、そういう意味でいいますと、可能性が極めて高いし、今本当に大きな問題になっています人口減少という課題にも、地域の主体的な自立を図るという観点から貢献するものだというふうに思うんですね。  そこで、農林水産省に重ねて聞きます。  昨年九月から電力事業者が接続...全文を見る
○倉林明子君 本当に、このまま信頼が損なわれることになるんじゃないかという指摘は重く経産省は受け止める必要があるというふうに思うんですね。この回答留保の検討をした後に再生可能エネルギーについての規則改正をやって上限量を決めるということで、事実上、受入れに対する制限が掛かったという...全文を見る
○倉林明子君 農山漁村からも全国知事会からも、この再エネの取組を通じてエネルギー自立社会を目指すんだということで目標も決めて取り組まれている、そのさなかの接続拒否ということだったためにこうした意見が寄せられた、私は当然のことだったというふうに思うんです。  さらに、自由化に併せ...全文を見る
○倉林明子君 基本的には激変緩和措置をとりながら、でも自由化と同時に市場価格に移行したいという方向での検討がされているというふうに伺っております。  これに対して、新電力だけじゃないんですよね、消費者団体からも意見が出されております。固定価格買取り制度における回避可能費用の見直...全文を見る
○倉林明子君 御説明あったとおり、いろんなことが起こってきているから市場価格に連動させる合理性があるということだと思うんですけれども、現状で市場価格というのは現行の回避可能費用よりも高いということで、変動幅も本当に大きいということから、再エネで投資を掛けていくというところにとって...全文を見る
○倉林明子君 経産省ということで新電力の話も一生懸命されたんだけれども、私、政府として進めていこうという政策として、やっぱり農山漁村をどう活性化していくのか、地方創生をどう進めていくのか、地球温暖化防止をどう進めていくのか、どれもやっぱり大きな、一体となって進めるべき課題であろう...全文を見る
○倉林明子君 接続制限が事実上掛かったんですね、今回、規則の見直しの中で。結局、再エネに対しては、事業の予見性、見通しというのがどんどん立たない状況が膨らんでいるんですよ。ところが、一方、原子力に対してはどうか。八木参考人も盛んに言っていましたけれども、投資回収の予見性が見通せる...全文を見る
06月16日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第17号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  先ほど来、石炭火力のことが話題に上がっていますけれども、私もまず石炭火力から質問したいと思います。  電力小売自由化を前にしまして、石炭火力発電所の建設ラッシュという状況になっております。既に、二〇一三年度の一般電気事業者の石炭火力...全文を見る
○倉林明子君 減らしていくという決意、転換をしていくべきだというふうに私は思うんですね。  日本は国内だけじゃなくて今海外でも石炭火力発電所の建設を進めていると、NGOからも問題だと指摘がされているところです。大量の温室効果ガスの排出国になっているし、その削減についても先進国と...全文を見る
○倉林明子君 再エネの事業の予見性が極めて低くなる、事業予見性を奪うような固定価格買取り制度の見直しというのはやるべきではないと、これは申し上げておきたい。  ところが一方で、原発の事業の予見性、先ほども議論がありました。電事連の会長が参考人質疑で発言をして、これまでは総括原価...全文を見る
○倉林明子君 結局、先ほどもありましたように、多大な費用を、国策民営の在り方を示してくれということで私は露骨な要求があったなと思うんです。その上で、二〇三〇年度の電源構成案で原子力の事業環境を整備するということに明記されたわけで、これは電事連の要求に応ずるという意思表示になったん...全文を見る
○倉林明子君 電事連の会長が来て、多大な費用が掛かって見通し立たへんさかい何とかしてくれと言っているわけですよ。これに応えるなんということは絶対あってはならぬ、申し上げて終わります。
○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  午前中に続きまして、石炭火力発電、質問します。  山口宇部の大型石炭火力発電所建設計画ということで、午前中も議論がありました。これに係る計画段階環境配慮書に対しまして、環境大臣は、国の二酸化炭素排出削減の目標、計画と整合性を持ってい...全文を見る
○倉林明子君 電力業界に温暖化対策の枠組みの構築を促すと、これについては、一昨年の四月の段階で、関係大臣会合、ここでもう既に決まっていたものだと承知をしております。その後、二年間以上たつわけですけれども、この間、業界任せにやっぱりしてきたと、これ本当は反省すべきだと思います。 ...全文を見る
○倉林明子君 促してきたと決して御報告できるような中身じゃなかったんじゃないかと私思うんですよ。実際的に動き出したのは三月になってからだということで、この間繰り返し指摘されているし、全面自由化というのが見えている中で、どんどん石炭火力の発電所が小型のものも含めて進んでいるという状...全文を見る
○倉林明子君 やっぱり経産省のスタンスということで二酸化炭素排出減らしていくんだという方向にしっかり向いていかないと、業界の自主的な取組に枠組みはめるなんということできないと思いますので、きっぱりした、減らしていくんだという姿勢に立つことを強く求めたいと思います。  そこで、ベ...全文を見る
○倉林明子君 実際に現場で起こっているのは、東電が一方的に一律に打ち切るというような状況が広がっているということが現実に起こっているので声が上がっているわけです。  今ありましたけれども、一律に賠償打切りというようなことはさせてはならない、東電しっかり指導していただきたいと、こ...全文を見る
○倉林明子君 県民の声をしっかり受け止めていただきたい。原発はゼロの決断を重ねて求めて、終わります。
○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、電気事業法等の一部を改正する等の法律案に反対する討論を行います。  反対する第一の理由は、電気、都市ガス、熱供給事業の一体的な全面自由化により十兆円を超える総合的なエネルギー市場がつくり出され、新たな規制なき独占につながる危険があるから...全文を見る
06月17日第189回国会 参議院 本会議 第27号
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○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、電気事業法等の一部を改正する等の法律案に反対する討論を行います。  本法案は、電力システム改革の契機となった東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を経験した国民が期待する改革に背を向けるものです。  反対する第一の理由は、政府がエネル...全文を見る
06月18日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第18号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  先ほど来、議論にもなっておりました特許審査期間の迅速化が進められている下で審査官体制の充実は喫緊の課題だということで、体制充実の取組等も御答弁あったかと思うんです。  そこで、私の方からも確認をさせていただきたいんですけれども、日本...全文を見る
○倉林明子君 特許の専門性、それから高い知識と経験が求められるということで、やっぱり経験豊かな審査官を育てていくということをきちんと国でもしていく必要があるというふうに思うんですね。  さらに、今お話もありました、希望者に対しては再々任用も行っているんだということでした。その方...全文を見る
○倉林明子君 そんなところで弱気にならんと、大いに頑張るところは頑張っていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  そこで、今回の法改正の中心点ですけれども、職務発明の権利を従業者から使用者に変えるということで、これは本当に次元が違うほど従業者の権利後退につながる...全文を見る
○倉林明子君 そのアンケート、私もよく読ませていただいたんだけれども、インセンティブで何が有効かということで、企業者に対するアンケートでは、報奨金、お金がインセンティブの向上に肯定的だ、こう答えた企業って一体何%あったのか。さらに、金銭外の報奨が研究開発を行う上で重要だ、こう答え...全文を見る
○倉林明子君 低いんですよ、評価がね。  これは数字ではっきり出ているだけじゃなくて、皆さん方が報告した特許制度小委員会でも紹介されていて、職務発明に対する非金銭的な報奨について、肯定的な意見よりも否定的な意見が多い傾向がある、あなた方が報告しているんですよ。何で、じゃ相当の利...全文を見る
○倉林明子君 インセンティブの低下につながらぬじゃないかと言うけれども、実態としての研究者や企業の評価というのはつかんでいたということは、私は改めて確認をさせていただきたいと思うし、相当の対価、相当の利益にしたということが従業者のモチベーションを低下させるということにつながったら...全文を見る
○倉林明子君 日本学術会議が昨年七月に、大学等の研究者における発明者帰属の維持を要望されております。  特許出願の有無にかかわらず、通常全ての研究成果が最終的には公表されると、そういうものなんですよね、学術研究という形で。企業の知財管理とは大きく異なるんだと、この指摘は重要だと...全文を見る
○倉林明子君 大学が両方選べるということにしたということなんだけれども、大学が法人帰属を選んだ場合、この扱いいかんでは、要は、研究継続がどうなるのかということに対して不安の声が上がっているというのも事実だと思うんですね。  要は、大学、研究機関等における適切な報奨、また研究成果...全文を見る
○倉林明子君 現に行われていることは現行法上で可能だということなんだけど、大学が法人帰属となった場合にどうなるかと。返してもらえる場合はいいけれども、それを大学が使うとなったらまた違ってくるということが展開としてあり得ると思うんです。  結局、発明というのは、職務発明はもちろん...全文を見る
○倉林明子君 選べるんだけれども、選ぶのは大学ということになってくると思うんですね。  やっぱり、大学、研究機関が選ぶということと併せて、研究者の自由をしっかり担保できるような仕掛けが要るんだというふうに思うんです。企業利益と異なる自由な研究環境ということの確保がされることを法...全文を見る
06月19日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第19号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今日は、三人の参考人の皆さん、お時間を取っていただきまして、ありがとうございます。  早速、今日は不正競争防止法に絞って質問させていただきたいと思います。  澤井参考人にお聞きいたします。  営業秘密の保護強化のためということで...全文を見る
○倉林明子君 相澤参考人と川島参考人にお聞きしたいと思います。  営業秘密の流出が増加しているということで、その背景について経産省が小委員会の中で提出した資料を見せていただいたんですけれども、その背景の一つに、我が国電機産業におけるリストラで技術者の海外企業への転職が増えている...全文を見る
○倉林明子君 ありがとうございます。  まさに、電機産業のところでこの間行われたリストラというのは二十五万人規模になっているというふうに伺っているわけで、優秀なエンジニアも数多くやっぱりリストラの対象になっていたと。国内で再就職がかなわないという状況がある中で、海外に転出したと...全文を見る
○倉林明子君 秘密を職員、従業者も守りたいと、そういう処遇をすることもとっても大事だと思うんですね。  最後、相澤参考人にお願いしたいと思うんですけれども、今回、法改正で刑事罰が厳罰化という方向が明確に打ち出されたわけですけれども、新興国との関係で厳罰強化、先進国が踏み込んでい...全文を見る
○倉林明子君 ありがとうございました。  終わります。
06月30日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第20号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今日は、私、不正競争防止法について質問させていただきます。  これまでの親告罪を非親告罪にするということになるわけですから、告訴がなくても捜査機関の捜査が可能となるわけです。そこで、告訴していない被害者等の要請及び協力が必要となるわ...全文を見る
○倉林明子君 現状では、大企業、そして中小企業、下請ということで力関係に変化がないわけであります。捜査に協力するということになると、取引先との関係、今後への心配等が出てくるということで、一般論としてやっぱり捜査が入ってくる可能性というのは拡大する、不利益を被るという可能性も私否定...全文を見る
○倉林明子君 従前の捜査と変わらないということなんだけれども、罰則強化をして抑止力を高めていくという中で、捜査の対象としては変化がないとおっしゃるんだけれども、通常業務の中で営業秘密に関わる労働者に対しては、やっぱり知らぬ間に捜査の対象になり得るという危険が今後も含めて出てくるん...全文を見る
○倉林明子君 使用や開示に至っていない、取得だけの場合でも処罰していいのかという問題があると思うんですね。その上、未遂行為まで処罰範囲が及ぶと。今聞いていても、可能性があると、これは言えるけれども、これは可能性が高いと。じゃ、違う場合はどうなんだというと、すごく分かりにくい話にな...全文を見る
○倉林明子君 反証はなかなか難しいということじゃないかというふうに思うんですけれども。  これ、産構審の営業秘密の保護に関する小委員会の中でも議論になっていたかと思います。そこで、推定規定の導入に際して東京地裁判事の鈴木委員が発言されているかと思います。要旨について簡潔に御説明...全文を見る
○倉林明子君 限定したとはいえ、悪魔の証明だとか反証はほとんど不可能だというような御指摘もあったわけですね。  正当な事業活動を行う企業が濫用の被害者になる可能性も私あるというふうに思うんです。この点では、識者や日弁連からも慎重に検討すべきだという意見があったと思うんです。私、...全文を見る
○倉林明子君 強く経済界からも要請があったという経過は踏まえた対応にもなっているんじゃないかと思うんです。  立証負担の軽減ということを図ろうと思えば、意見も出されておったように、文書提出命令の適切な運用、こういう点でも十分図れるものではなかったのかというふうにここは指摘をして...全文を見る
○倉林明子君 守るべき者がちゃんと守るべき措置をとっていないというところがまず私は大きい問題だと思うんですね。漏えい防止のため本来やらなければならない努力を、まず私は企業、とりわけ大企業やるべきだというふうに思います。  それどころか、これ大企業が守るべきものを守る努力をしてい...全文を見る
○倉林明子君 年金情報流出事件ということで本当に大問題になったわけですけれども、サイバー攻撃というのがこれだけ後を絶たないという状況で、ずさんな情報管理というのが政府の中枢部分でも出たという非常に重大事件だったなというふうに思っているわけです。  機構ではどういうことになってい...全文を見る
07月02日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第21号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  私は、日本共産党を代表し、特許法等の一部を改正する法律案及び不正競争防止法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  特許法等の一部を改正する法律案は、職務発明に係る特許を受ける権利の原始的な帰属先を発明を行った従業者か...全文を見る
07月06日第189回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今日は、看護職員の処遇改善について質問をさせていただきます。看護職員の夜勤回数、時間外勤務ということで大変過重になっていると。これが問題になりましたのは昨日や今日のことではないというふうに認識をしております。  看護師の夜勤に関して...全文を見る
○倉林明子君 私も看護師をしておりまして、当時に、こういう昔闘争があったということで教えていただいたのがこの判定を導き出した二・八闘争というものでした。以来その後も、この月平均八日ということについて言えば大きな改善がなかったというのが実態だというふうに思うんですね。  そこで、...全文を見る
○倉林明子君 平均八日から今度は八日以内というふうになった。私も、働いておりました当時、画期的な指針が示されたと本当に喜びを持って受け止めたものでした。ところが、それから十五年たった二〇〇七年、参議院の本会議において全会一致で採択された請願がございます。看護師等の増員に関する請願...全文を見る
○倉林明子君 現場の悲願でもあります夜勤八日以内、今改善はしているというものの平均で八・一回ということは、やっぱり八回を超えているという実態があるということが明らかだと思うんですね。二〇〇八年には、二十代の二人の看護師、過労死が認定されたと、これは大きな衝撃を与えまして、看護協会...全文を見る
○倉林明子君 いろいろ取組を病院で進めてもらうために、その材料としても必要だということで調査の方向が示されたというふうに思っております。  看護師確保法が制定されて以降、一度も八日以内ということが実現できていない、この実態を本当に深刻に受け止めた上で、夜勤の回数、過重な時間外労...全文を見る
○倉林明子君 調査の中身として、夜勤回数をしっかり入れること、長時間労働の実態をつかむこと、インターバルをつかむこと、この点を重ねてお聞きしましたので、その点は改めて聞きませんけれども、調査として盛り込むんだと、そういうことで取り組んでいただきたいと思います。  そこで、五十年...全文を見る
○倉林明子君 七対一の看護体制、診療報酬上も明確に位置付けられて看護師の一定の確保が進んだ。もちろん、取り合いになるというような矛盾も生まれたという側面はあるんだけれども、診療報酬上付ければしっかり配置が進むということを一方で示したものでもあったと思うんですね。  私、八日以内...全文を見る
○倉林明子君 看護実態、このまま医療、看護の崩壊につながるようなことは絶対やってはならないし、医療の安全、患者さんの命に関わる問題ですので、私は、現場の実態をしっかりつかんで改善にしっかり取り組んでいただくように強く要望をいたしまして、終わります。
07月09日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第23号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今回の貿易保険法改正、一体誰のための何のための改正なのかということが問われると思っているんですね。  そこで、今日、資料を用意させていただきました。これ、経済産業省からいただいたものをうちの事務所で加工したものとなっております。これ...全文を見る
○倉林明子君 利用件数では中小企業も半分ぐらい使っているんだというお話あったわけだけれども、この総保険金額ということで見ますと、圧倒的な部分を占めているというのが大企業だということは見て取れると思います。しかも、資本金一千億円以上が今五年間平均でいうと約六〇%ということで、一兆円...全文を見る
○倉林明子君 各国事情の違いがあるということなんだけれども、この数字見ますと、公的保険のカバー率が桁違いで高いというのが日本だし、保険料率で見ると破格の安値になっている。これ、日本の特徴だと見て取れると思うわけです。  そこで、今回の法改正で、NEXIを履行担保制度を持つ特殊会...全文を見る
○倉林明子君 いろいろ説明はあったんだけれども、この法上で限度額もなくなるし、一時借入金の限度額もなくなると。今、貸し付けた場合の返済については担保していくということだけれども、これ法文上の担保規定はないということになるわけで、私は、歯止めということでいうと明らかに後退することに...全文を見る
○倉林明子君 石炭火力への公的支援ということでいいますと、NEXIも含めてでございますが、非公開情報ということもありまして、全容がなかなか分からないという実態にあったものです。  これ、最近発表された調査結果ありまして、WWFなど国際的な環境保護三団体が実態を調査しまして、今年...全文を見る
○倉林明子君 世界の動きがどうかということを紹介したいと思うんですね。  今、石炭支援の制限に向かっているという流れは明らかになってきていると思うんです。二〇一三年、アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、北欧諸国、世界銀行や欧州投資銀行、こうした国際機関でも石炭支援に制限を加...全文を見る
○倉林明子君 二酸化炭素を世界的にどうやって排出削減していくのかということが迫られているということを重ねて指摘をしたいと思うわけです。  今年六月に改訂したインフラシステム輸出戦略、先ほど来議論もありました、JBIC、NEXIの公的支援を強化し、リスクテークの強化を図るというこ...全文を見る
○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、貿易保険法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、新設される履行担保制度により、利用した多国籍企業等で多額の保険金支払が生じ、NEXIの資金調達が困難になった場合は国民の税金...全文を見る
08月06日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第25号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。  今回の法改正について言いますと、法の対象を一定拡充するということになりますので、賛成したいと思います。  そこで、この間、現行法がどんな効果を上げてきたのか、平成二十年の経営承継円滑化法制定以来、その実績について確認をまずさ...全文を見る
○倉林明子君 今日、初回の委員会ということで丁寧に答えていただくのは有り難いんですけど、十五分しか質問時間ありませんので御協力のほどお願いしておきたいと思います。  御紹介あったように、一定の実績があったということは否定するものではありません。しかし、この六年間で見ますと、年間...全文を見る
○倉林明子君 本法案の対象となるのは、小規模企業の共済加入という点で見ればおよそ百二十五万人ということで、全小規模企業の六割が対象外ということになるわけですよね。株式会社でない多くの小規模事業者、これも対象外ということになってくると思うんです。  そもそも、私、小規模事業者にと...全文を見る
○倉林明子君 先ほどおっしゃったように、外的な要因を受けやすい業種も多いというお話あったかと思うんですけど、その外的な要因というのをつくったのは誰かということも問われる必要があると思っているんです。  そこで、この間の傾向を丁寧に小規模企業振興法を作る際に調査された白書の中で、...全文を見る
○倉林明子君 この三年間の京都府内の事業所の廃業率といいますと、被災地を除くと全国ワーストワンという状況にこの三年間見ればなっているんですね。歴史ある商店街、自営業者が大変多いというのも京都の特徴でありまして、それを反映していると思うんですね。最近も、歴史ある商店街で百四十年間続...全文を見る
○倉林明子君 いや、私求めたのは、一〇%への再増税というのはやっぱり中止すべきだということを求めておりましたが、それについては答弁なかったということは確認をさせていただくだけで結構です。  最後、二点提案をしたいと思うんですね。  一つは、大変ニュースになりましたアメリカの最...全文を見る
08月27日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第26号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  三月三十一日の当委員会で外務省から説明がありましたとおり、今年三月に日中韓の外相会議で、朝鮮半島の非核化の達成に向けて意味のある六者会合を再開する努力を継続することが決定されたと。外務省は、アメリカや韓国を始めとする関係国と連携しなが...全文を見る
○倉林明子君 大臣に確認したいと思います。  今回の北朝鮮に対する輸出入禁止措置の継続ですけれども、北朝鮮を話合いのテーブルに着かせる、こういう姿勢を堅持するということは大変大事だというふうに思うわけですけれども、いかがでしょうか。
○倉林明子君 そこで、発端ともなりました北朝鮮の核兵器をめぐる問題について質問したいと思うんです。  北朝鮮は、今年四月のバンドン会議で金最高人民会議常任委員長が発言をしております。朝鮮半島で戦争が防止され平和が守られているのは、全面的に我が方が軍事優先政治によって力強く固めて...全文を見る
○倉林明子君 核、ミサイルの開発継続は、明らかに日朝平壌宣言、六者会合共同声明、そして一連の国連安保理決議に反する行為で、私は断じて許せない発言だというふうに思います。  そこで、核兵器がこれ戦争の抑止力になるという考え方ですね、併せて披露されたわけだけれども、私、これが本当に...全文を見る
○倉林明子君 私はやっぱり唯一の被爆国として、こういう発言に対し毅然とした抗議のメッセージというのを、八月六日にもやったということですけれども、しっかりしていくべきだということは申し添えておきたいと思います。  その上で、日本政府の核抑止力に対する考え方はどうかという問題です。...全文を見る
○倉林明子君 私、個別的、集団的自衛権に基づく極限の状況下であるならば、核兵器の使用、これ結局認めているという発言で、極めて重大だというふうに思うんです。このスピーチでは、核兵器全面禁止条約について一切触れていないんですね。日本政府の立ち位置が問われる問題だというふうに思います。...全文を見る
○倉林明子君 そこで、やっぱりさっきの岸田外相の発言で、当面の使用を容認するというようなことにつながっているんだと思うんですね。それに対して広島、長崎では、やっぱり禁止という方向にしっかり向かっていってほしいという声だと思うんですよ。長崎の平和宣言では、日本政府に対して、国の安全...全文を見る
09月03日第189回国会 参議院 経済産業委員会 第27号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  福島原発事故から四年半になろうとしております。あさって九月五日、全住民が避難という事態に及びました自治体の中で、楢葉町が初めて全町避難指示解除と決定されております。そもそもこの避難指示解除の要件というのは何だったのか、確認をさせてくだ...全文を見る
○倉林明子君 楢葉町ではこの要件を満たしたということで、町の方からも要望もあって解除ということになったというふうには理解をしております。  しかし、この楢葉町がどういう町だったかということですよね。震災前、人口八千人という規模でありまして、兼業農家が多いと。米が中心で、特産のユ...全文を見る
○倉林明子君 安全なレベルで管理しているということを、今の説明だと思うんだけれども、安心とは別物だと思うんですね。まして、祖先から譲り受けた田畑のところに汚染物質が置いてあるのを見るとがっくりくるというわけですよ。それは本当にそのとおりだと思うんですね。  現状では、医療機関の...全文を見る
○倉林明子君 元には戻らないんですよね。  問題は、こうした状況の下で避難指示の解除と一体に賠償の打切りが提案されているということ、私これ大問題だと思っているわけです。  営業損害賠償については、私も何度か取り上げて質問もさせていただいてきた経過があります。改めて今回提示され...全文を見る
○倉林明子君 つまり、原則その時期で終わりということでよろしいですか。
○倉林明子君 つまり、今おっしゃったように、よっぽどのことがない限りは追加の補償はないということで、現地では、これは打切りだということで受け止め広がっているんです。打切りなんだとはっきり何で言わないのかと私は思うんですね。  そこを曖昧にしながら、いや、賠償していく場合。条件厳...全文を見る
○倉林明子君 つまり、損害の事実があるということを踏まえれば、終期を勝手に加害者が手前勝手に決めたりしたらあかんということだと思うんですよ。避難指示解除と賠償の打切り、これは明確に切り離すべきだと思うんです。事故を起こした東電、そして事故を防げなかった政府、ほかに例のないこうした...全文を見る
○倉林明子君 その因果関係を誰が立証することになるのかと。被害者が立証していくことになるんですよ。  今、その被害者と東電との関係でどういうことが起こっているかというと、東電側から打切りをどんどん提案されてきているんですね。信頼関係ということでいえば、事故を起こしたところで当然...全文を見る
○倉林明子君 要は、大臣に聞いたのは、ああいう原発の状況、続く事故、事件、汚染水漏れ等が続いている事態ということは安心できないというふうに思いませんかと聞いたんですよ。そこについては答弁なかったなと思うんです。  そこで、重ねて聞きますけれども、第二原発の問題なんですね。これに...全文を見る
○倉林明子君 事故を起こした東電が加害者としてその責任を果たすというのは原則だと思います。一体、じゃどれだけこれまでに株主がその責任を果たしてきたのかと。私募債の話もあったし、銀行なんかは本当にどうだったんだと。本当にプラントメーカーの問題も含めて、事故を起こした責任というのが加...全文を見る
12月03日第189回国会 参議院 経済産業委員会 閉会後第1号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。  質問に入ります前に、今憲法に基づきまして野党が臨時国会の開催を要求しております。ところが、これに応じないと。これ、大変異常なことだと思います。強く抗議の意を表明しておきたいと思います。  そこで、質問に入ります。福島原発事故...全文を見る
○倉林明子君 現時点でこの三つの誓いに反するような行為はないというふうにお考えですか。
○倉林明子君 そこで、営業損害賠償の現状の実態について私の方から紹介したいと思うんですね。  現在、改訂されました福島復興指針、これに基づく新たな一括賠償の請求書が該当者に送られる、請求申請も始まっております。この新たな指針の説明を六月二十六日に福島原子力損害対策協議会、いわゆ...全文を見る
○倉林明子君 そこが問題なんですよね。  初めて今回、本件事故との相当な因果関係の判断をして、却下だ、値切りだということが始まっているわけですよ。当初は、これで再建につながるように増額要望に応えますと言っていたわけですよ、説明会で。これは、二倍とかいう説明というのは、全くの実態...全文を見る
○倉林明子君 妥当かどうかというのは、データが公開される、基準が公開される、こういうことがあって初めて私は可能になるものだと思います。  また、私これ質問するに当たって繰り返し求めたけれども、東電が公開していないので公開できませんと、こういうことでしたよ。私はそれは重大な問題だ...全文を見る
○倉林明子君 能見会長は、営業損害について、その終期、指針ではっきり書いていないと、どこかに終期はあると思うが、はっきり書けないので書いていないと、こういう発言をされておるわけで、その続きでも今御紹介あった話もされているということです。  だから、結局、今やられているという、東...全文を見る
○倉林明子君 私は、第四十一回の原賠審の中で会長自身からも大きく懸念がされた、後退になるようなことあっては指針を踏み越えるものになるんじゃないかと、この指摘は私重大だと思うんです。因果関係が証明されなければ実際にはもう終わりですということ現実起こっているわけですから、私はこの問題...全文を見る
○倉林明子君 打切りが実際起こっているということを経産省も知っているはずですから、実態を踏まえた指導を強く求めたい。  終わります。