倉林明子
くらばやしあきこ
選挙区(京都府)選出
日本共産党
当選回数2回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月19日 | 第190回国会 参議院 総務委員会 第1号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 地方交付税法一部改正案及び補正予算に関連して質問したいと思います。 大臣は、今年の年頭所感の中で、地方の再生なくして日本の再生はありません、日本列島の隅々まで活発な地域活動が行き渡り、一人一人が暮らしの中で景気回復を実感できるよう...全文を見る |
○倉林明子君 なかなか景気良うなっているなんという声は、私は京都ですけどね、余り聞くことはありません。特に、地域によっては良くなっていないところもあるということですけれども、どっちかいうとアベノミクス不況やという厳しい声が上がっているということは紹介したいし、やっぱり厳しいという...全文を見る | ||
○倉林明子君 なかなか件数としても一万件超えるということで、まとまって出てきていると思うんですね。 じゃ、今御説明になった創業支援事業計画、この認定状況がどうなっているのかというのを地図で落としたものを資料として提出させていただいております。 全国一千七百四十一の市区町村...全文を見る | ||
○倉林明子君 三枚目にその一覧を都道府県別に資料として、交付決定状況、合わせて一覧にして提出してもらった資料です。色を付けております黄色いところが交付件数が一件しかないというところ、片や兵庫県、真ん中辺にオレンジで示しております、三十件ということで、これもすごくばらつきが多いとい...全文を見る | ||
○倉林明子君 全体に行き渡らせる方向での答弁があったかと思います。 この創業支援事業計画というのは五年間で、本格的なスタートは来年度からというふうに説明を受けております。そこで、本格実施となります今年度の補正、来年度の予算案について、それぞれ総務省、中小企業庁、額はどうなって...全文を見る | ||
○倉林明子君 これ、先ほどもやり取りさせていただきましたけれども、総務省の方で見ると補正はゼロだと、来年度は十六・一億円だと、じゃ、これまでどうだったのかと。これまで助走期間と言っていいのかと思いますけれども、これまでは総計すれば九十四億七千万円と、先ほどあったとおりです。私、本...全文を見る | ||
○倉林明子君 私、今、中小企業・小規模事業者が本当にしんどなってきているんですね。円安が原材料高を招きました。消費税の増税が利益率を圧迫しております。消費税の負担が丸々八%分…… | ||
○倉林明子君 はい。 納税時期も迫っておりまして、売掛金の差押えというような状況で廃業を考えざるを得ない、事業停止せざるを得ないという相談が私のところにも来ています。こういう事態になっている下で更に一〇%の増税などとんでもないと。しっかり地域経済を進める、地域支える観点からも...全文を見る | ||
○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、地方交付税法の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。 反対する第一の理由は、地方交付税が年度途中で増額となった場合、その全額を速やかに特別交付税として地方自治体に配分すると定めた地方交付税法第六条の三第一項に反するからです。 ...全文を見る | ||
02月10日 | 第190回国会 参議院 国の統治機構に関する調査会 第1号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 今日は、両参考人、御参加いただいて、御意見ありがとうございました。 この調査会も三年目ということになりますけれども、参考人で女性に来ていただいたの初めてということでありまして、活性化という観点からも政策決定の場にどう女性が進出して...全文を見る |
○倉林明子君 ありがとうございます。 次は、両参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、今回テーマともなりました立法及び行政監視活性化ということで、立法機能で極めて私重要だなと思っているのは、質疑の内容が国民に広く知らされる、それに対する国民のフィードバックといいますか、審議...全文を見る | ||
○倉林明子君 妥協できるかどうかが参議院に問われているのかということについてはここで反論をしようとは思いませんが、ちょっと別問題ではないのかなというふうに思います。やっぱり国民の民意に踏まえた徹底した議論は参議院にも求められている大きな役割ではないかというふうに思います。 そ...全文を見る | ||
○倉林明子君 ありがとうございました。 | ||
02月17日 | 第190回国会 参議院 国の統治機構に関する調査会 第2号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 今日は、両参考人に貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。 まず最初に、岩崎参考人にお聞きしたいと思うんですけれども、各国の議会の歴史や事情にも通じておられるということで、女性が参政権を獲得して日本で七十年ということに...全文を見る |
○倉林明子君 女性議員を増やすということは重要だということで共感できるものだなと思いました。 改めて、今日のテーマとの関係で、やっぱり選挙制度の問題含めて、九四年の政治改革関連法がこの間の政治に与えた影響というのはすごく大きかったなというふうに思っているわけですね。 そこ...全文を見る | ||
○倉林明子君 小選挙区制だけではない、今起こっている事案について、一つの要因として挙げられるんじゃないかと思っているわけですね。 そこで、小選挙区制の導入に野党として合意した当時の河野洋平氏が新聞等に再々登場して発言されているんですけれども、二月十四日にも、この間登場されてい...全文を見る | ||
○倉林明子君 ありがとうございました。 | ||
02月24日 | 第190回国会 参議院 国の統治機構に関する調査会 第3号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 今日は、両参考人の皆さん、御意見聞かせていただきましてありがとうございます。 最初に、大山参考人にお聞きしたいと思います。 参議院の目指す姿ということで、女性議員を増やすために大胆な提案というか、こういうこともできるよというこ...全文を見る |
○倉林明子君 代議制民主主義の危機という御指摘は本当にそのとおりだと思います。憲法改正までの合意に至るには相当なやっぱり時間も掛かろうかと思いますけれども、現行憲法やそして現行の選挙制度の下でも各政党間での真剣な努力が求められる問題ではないかというふうに改めて思いました。 そ...全文を見る | ||
○倉林明子君 今、削るならば様々な諸経費、諸手当というお話ございました。我々はやっぱり、切るのであれば、支持政党のいかんを問わず税金で交付されている政党交付金、ここにこそメスを入れるべきじゃないかと申し上げているんですけれども、御意見ありましたらお聞かせいただきたい。 両参考...全文を見る | ||
○倉林明子君 そもそも政党交付金が始まった経緯ということもはっきりしておりまして、民主主義を確保するために、やっぱり当時議論になっていた政治腐敗、政治献金が根っこにあるということとのセットだったと思うので、この点については別途議論していきたいとは思います。 そこで、選挙制度に...全文を見る | ||
○倉林明子君 様々な御見識も伺いまして、ありがとうございました。 時間早いですけど、終わります。ありがとうございます。 | ||
03月04日 | 第190回国会 参議院 予算委員会 第9号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 まず、関西電力高浜原発四号機について質問いたします。 再稼働が決まってから相次いでトラブルが起こっております。規制委員長の認識、そして事故概要について説明を求めたいと思います。 |
○倉林明子君 粛々と見ているというような印象ですけれども、私、これ非常に現地に与えた影響というのはすごく大きいんですよね。全容の解明はもちろん、情報を徹底して公開していただきたいと、これは求めておきたいと思います。 そこで、規制委員長、新規制基準に適合したわけですね、使用前検...全文を見る | ||
○倉林明子君 安倍総理は、繰り返し世界最高水準の規制基準だと言っているわけです。それなのにトラブルが続いた事実というのは、私は極めて重大だというふうに思います。 経産大臣に確認したいと思いますが、これで安全と言えるんでしょうか。 | ||
○倉林明子君 問題は信用を大きくやっぱり失墜したということなんですよ。関西電力に対しても、そして規制委員会に対しても、私は大きく信用を失墜していると指摘したいと思います。 住民の不信、不安、これ考えますと、このまま再稼働など到底認められないと。再稼働は中止する、その決断を大臣...全文を見る | ||
○倉林明子君 その地元の周辺住民の理解を大きく損なうことになっていると。こういうことを踏まえれば、四号機はもとより三号機も直ちに中止することを私は強く求めておきたいと思います。 次の質問に移ります。 昨年十二月にCOP21で、全ての加盟国に温室効果ガスの削減目標、対策実行...全文を見る | ||
○倉林明子君 私、化石燃料の時代に終わりを告げる、極めて画期的だというふうに思います。しかし、現状では、各国の目標を足し合わせましても二度未満というところに到達しません。更なる目標の見直しが求められるわけで、パリ協定を受けて、今後の課題、そして大臣の決意はいかがか、お聞かせくださ...全文を見る | ||
○倉林明子君 パリ協定を踏まえれば、いかに早く対策に着手し、目標を達成し、より高い目標を設定して実行していくと、ここが問われていると思うんですね。日本にもその覚悟と実効ある取組が必要だというふうに思います。 そこで、日本の温室効果ガス排出の現状はどうかという点です。 資料...全文を見る | ||
○倉林明子君 次に二枚目、石炭火力の設備容量、二酸化炭素排出量、これについての説明をお願いします。 | ||
○倉林明子君 表にも書いてあるとおり、対策がされないと大幅な排出超過になるということは明らかだと思います。さらに、NGOの調査によりますと、石炭火発の計画というのは既に四十七基になっていると。二酸化炭素の排出量は環境省のこの見込みよりも大幅に増えることになるということです。 ...全文を見る | ||
○倉林明子君 新しい石炭火発で、高効率で置き換えるということなんだけれども、結局、LNGも高効率も二酸化炭素を排出するんですよ。 そこで、問題となるのは、古い石炭火発はじゃどうするのかと。じゃ、やめさせることができるのかということなんですけれども、やめるのは事業者になるわけで...全文を見る | ||
○倉林明子君 やっぱり期待なので、やめさせることはできないんですよ。結局、新増設が今後四十年、五十年ということで二酸化炭素を排出し続けるということになるわけです、これ。結局、総量、二酸化炭素総量というのは増えるリスクが極めて高いと思うんですね。 ところが、環境大臣、条件付で新...全文を見る | ||
○倉林明子君 私、いろいろおっしゃったんだけれども、新増設を造っていくということになって、古いものも残っていくと、結局、二酸化炭素が増えないという保証は、今の掛けた規制の中では見えてこないと思うんですね。 さらに、新たな自主的な取組もしていくということで協議会もつくられたとい...全文を見る | ||
○倉林明子君 この提言では、石炭火発の投資についても述べています。その部分について事務方から御紹介ください。 | ||
○倉林明子君 現時点で、新規石炭火発を進める、これについてのやっぱり警告がされていると受け止めるべきだと思います。 私、改めて経産大臣に伺います。 石炭火発、新規建設を認めるべきではないと考えます。どうですか。 | ||
○倉林明子君 やめると言わないんですよね。 そこで、新規建設は増やすということなんだけれども、海外での石炭火発への公的支援、これ拡大しているという点でも日本は突出しております。資料の三枚目を御覧いただきたいと思います。石炭火発に対する各国で既に始まっている投資抑制の動きがあり...全文を見る | ||
○倉林明子君 イギリスや米国では石炭火発からの投資の撤退と、こういう動きが国レベルで起こっております。さらに、民間レベルでもダイベストメント運動というのが注目されております。既に五百以上の組織、投資家、参加しまして、その規模四百兆円と、大きな規模になっています。世界では、政府、民...全文を見る | ||
○倉林明子君 ありがとうございました。 | ||
03月10日 | 第190回国会 参議院 経済産業委員会 第2号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 東日本大震災から五年。あの原発事故さえなければと書き残して自殺された方がおられました。この悔しさが私の胸を離れないと。今なお同じ思いであしたを迎える、こういう人が一体どれだけおられることかと思うわけです。福島の避難者はいまだ十万人。未...全文を見る |
○倉林明子君 今、経済性のことを考えればやめられないという、つづめて言えばそういうことだったかなというふうに聞きました。 人の命と安全は経済性に優先されなければならないと、こういうことが今度の大津地裁の判断の中でも示されたというふうに思います。安全性は、じゃ担保されるのかとい...全文を見る | ||
○倉林明子君 いや、完璧どころか全くこれでは不十分だという声が上がっているということを強くしっかり受け止めてもらわないと困ると思うんですね。 福島でどんなことが起こったかというと、情報は伝わらない、汚染地域に避難路を選んだ浪江町というのはいまだに後悔していますよ。それに、屋内...全文を見る | ||
○倉林明子君 そういうことをされてもなお物が言えないままだということで法制化の要望が上がってきているということは、大臣も御承知のとおりじゃないかと思います。それなのに深刻なリスクだけを押し付けているというのが実態じゃないかと思います。私、再稼働を拒否できるという権利があって当然じ...全文を見る | ||
○倉林明子君 不安が広がっているという、感じているという答弁があったので、本当にそこは深刻に受け止める必要があると思います。 そこで、かつて、過去の問題も確認しておきたいと思うんですけれども、高浜三、四号機で法令上報告義務のあるトラブルというのは、一体それぞれ何件起こっている...全文を見る | ||
○倉林明子君 合計二十三件ということになります。 法令上報告義務のあるものということに限定しましたが、義務のないトラブルということになりますと更に多くなるんじゃないかというふうに思います。そこで、一九八四年以降、三、四号機だけを振り返ってみても、死亡事故が一件、原子炉の自動停...全文を見る | ||
○倉林明子君 確認ですけれども、四号機については、認可された後、今回の装荷が初めてということでよろしいでしょうか。 | ||
○倉林明子君 三号機、四号機、いずれも同じ時期にMOX燃料の使用の許可が出ていると、使用してもよいという許可が出されている。三号機については使用実績があるけれども、四号機はその後十八年使っていないと。それは何でだったのか、つかんでいますか。確認です、分からなければそれで結構です。 | ||
○倉林明子君 確認の上、御報告を願いたいと思います。 | ||
○倉林明子君 関西電力は、かつてMOX燃料のデータ改ざん事件ということを起こしております。直接四号機の使用がなかった件とリンクするかどうかは確認をさせていただきたいと思います。 施設認可から十八年、これ、一度も四号機においては使用していなかったのがMOX燃料だと、四号機につい...全文を見る | ||
○倉林明子君 その安全だという説明が国民の信頼を勝ち得るに至っていない、それは本当に事実だと思います。原発ゼロの決断をやっぱり直ちに行う、再エネ中心のエネルギー政策への転換、もうかじを切るときだというふうに思います。速やかな原発の再稼働を断念することを強く求めて、質問を終わります...全文を見る | ||
03月22日 | 第190回国会 参議院 地方・消費者問題に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 消費者庁、消費者委員会、国民生活センターの地方移転について質問いたします。 報道によりますと、河野大臣は、テレビ会議でお医者さんが病人の診察をやろうというときにテレビ会議で物事を決められないということを霞が関が言っていたら世の中に...全文を見る |
○倉林明子君 私、消費者庁の相手というのは、医者を信頼してもらう患者とは違うというふうに思うんですね。利害が対立する各省庁、事業者団体など、テレビの前に座ってもらうと、ここ自身が困難な相手がいると。物理的なこうした距離が、これまで果たしてきた調整、説得、こういう機能を私は大きく損...全文を見る | ||
○倉林明子君 私、かじ取り役を政府から遠ざけて機能するんだろうかと、機能するはずないというふうに思うわけです。 自民党が部会でヒアリングもしたと聞いておりますが、十の消費者団体にとどまらないと、移転反対の意見表明している消費者団体は既に五十三団体に上っているわけです。 私...全文を見る | ||
○倉林明子君 私、消費者被害の未然防止という観点からも、また国民生活センターからの情報、提案、これ迅速に小売電気事業のルール、ここに反映させるという機能があるわけですから、電力取引監視等委員会、ここに正式参加ということが必要だというふうに思いますので、しっかり取り組んでいただきた...全文を見る | ||
○倉林明子君 私、自由化が先行しました海外の例見ますと、再エネ、原発、石炭火力、こういう割合が分かるように電源構成の情報の表示がされております。これは重要な判断基準にもなっているということです。 二〇一五年、消費者基本計画での位置付けも明確になっておりますし、今、様子見ながら...全文を見る | ||
○倉林明子君 完全自由化後もそういうやっぱり担保や位置付けが必要だという趣旨ですので、しっかり受け止めておいていただきたいと思います。 消費者を主役とする政府の実現、これが消費者庁のやっぱり存在意義だというふうに思います。真価しっかり発揮していただくよう、最後、重ねて消費者庁...全文を見る | ||
03月23日 | 第190回国会 参議院 経済産業委員会 第3号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 福島第一原発の汚染水問題について質問いたします。 昨年六月に開催された廃炉・汚染水対策関係閣僚会議、ここで、先ほども御紹介あった福島第一原発の廃止措置等に向けた中長期ロードマップが改訂をされております。そこで確認をさせていただきた...全文を見る |
○倉林明子君 私、大事な原則だと思います。 この間の経過をたどってみましても、やはり地元住民、そして国民の信頼、理解なくして廃炉も汚染水対策も進まないと、こういう自覚に立って進めていくべきものだというふうに思います。 そこで、中長期ロードマップの主要な目標工程、幾つか挙が...全文を見る | ||
○倉林明子君 今、説明ありませんでしたけれども、地下水ドレーンからのくみ上げた水を本来放出するというはずだったのが、高濃度に汚染されているということで、処理せざるを得ない水となっていると。つまり、ストロンチウム処理水については、フランジ型使って保管せざるを得ないという状況になって...全文を見る | ||
○倉林明子君 原子力災害特別措置法十五条、二十五条、これに関わった汚染水漏れ事象というのはもう少し多かったんじゃないかと思います。これは追って、また改めて確認をさせていただければ結構です。 その上で、繰り返し報道もされ、そして汚染水漏れが起こったというたびに漁民を始め多くの信...全文を見る | ||
○倉林明子君 東電というのは、なかなか見通しどおりいかないということが繰り返し起こっている。初めてこんな重大事故起こったということで、何もかも初めてな中で全てが見通しどおりにいくということは確かに厳しいんだと思うんですけれども、これ以上汚染水を環境に出すなんということは絶対あって...全文を見る | ||
○倉林明子君 私、福島県民の中でも、前面に立っている経産省の姿が見えないという声を再三お聞きをしてまいりました。本来、担当大臣として、東電に対して本当に、こういうフランジ型を再利用するというようなことはあかんと、きちんと溶接型に切り替えていくというところを厳しくやっぱり指導すべき...全文を見る | ||
○倉林明子君 私、地下水のドレーンを使うときも、これは十分水流せる、これで建屋の流入量、処理量も減るという話で進んできたのが、やっぱりうまくいかなかったと。やっぱり想定外のリスクということも十分に踏まえて、汚染水漏れで国民や県民の信頼を失うようなことが絶対あってはならないというふ...全文を見る | ||
○倉林明子君 県も、世界の英知を結集し前面に立って取り組むよう国に対して求めているとおりだと思います。豊かな漁場を奪われ、何度も汚染水漏れによって実害に苦しんできた人々の思いに真摯に向き合う立場に立っていただきたい、強く要望して、終わります。 | ||
03月23日 | 第190回国会 参議院 財政金融委員会 第6号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 今日は、消費税の滞納問題についてまず質問をしたいと思います。 地域経済の主役である中小企業・小規模事業者が事業を継続できるかどうか、これは地域経済の活性化にとって極めて重要な課題だと考えております。 ところが、今、倒産は減った...全文を見る |
○倉林明子君 率直に大臣が重たいと思っているのかどうかというのを聞きたいと思ったんですけれども、答弁はありませんでした。 確かに、消費税の転嫁が様々な取組のところで、中小企業の調査で結果を見ましても八割を超えて転嫁できていると、こういう実績を上げてきたということを否定するつも...全文を見る | ||
○倉林明子君 そこで、その実績について確認をさせてください。 この新制度、今年度直近までの実績はどうなっているか、納税及び換価についてそれぞれお願いします。それに、制度導入前、この平均的な実績との比較も御紹介ください。 | ||
○倉林明子君 非常に件数も伸びているという効果を上げているかと思います。 消費税を滞納し、いっときには払えない、もう倒産を覚悟したという事業者が、この制度を活用し分割納付が認められたということで、何とか営業継続の見通しが立ったと、こういう事例も私も承知しております。 地域...全文を見る | ||
○倉林明子君 本当にその取組進めていただきたいと思うわけですけれども、実際の現場がどうなっているかということなんですね。 消費税滞納分として、売上げの大半を占める売掛金及びクレジット決済分、これが差し押さえられたという声が相次いで寄せられておるわけです。こうした場合に、一括納...全文を見る | ||
○倉林明子君 元請は一社しかないと、こんな下請業者の話もございました。売掛金の差押えの通告を元請にされる、そういうことになりますと一度に信用を失います。結局、それまで、一旦失った信用って回復はすごく難しいと。一億円の仕事を受けていたんだけれども三割に激減と、こういう事例もございま...全文を見る | ||
○倉林明子君 私も老眼進んできましたので、その点は本当に直ちにやっていただきたい、強く要望しておきたいと思います。 そこで、事業者が制度を知った、窓口はなかったけれども制度を知って申請をしに行ったと。ところが、窓口ではどうか。あなたは無理だというて書類さえももらえないと。で、...全文を見る | ||
○倉林明子君 石炭火力発電所の予定地ですけれども、二百二十六・四ヘクタールと極めて広大、東京ドームの四十八個分に匹敵するかと思います。ここは農地ということで、年三回お米が収穫できる、ジャスミンについては年中収穫できるという極めて肥沃な農地でございます。先祖から次々と受け継いでこら...全文を見る | ||
○倉林明子君 二〇一一年から現地では反対運動が起こっていると。二〇一五年には来日されて、直接JBICにも異議申立てを行っているという経過があったかと思います。 そこで、JBICは、こうした要請も受けまして、現地にも行って、反対派住民からも直接聞き取りを行っていただく、二回行っ...全文を見る | ||
○倉林明子君 JBICも、そういう人権侵害に対する事案が懸念されるということで、配慮をしていただいたということが反対派住民の方からも感謝されているということです。 一方、JBICの指導を、再々にわたって人権侵害行為がないようにということで指導していただいているんですけれども、...全文を見る | ||
○倉林明子君 インドネシアの国家人権委員会は、人権侵害の事実を確認しているということだと思うんですね。さらに、予定地に適した用地ではないとまでこのレターの中で指摘している。これは重大だと思います。 そこで、JBICは、環境社会配慮確認のためのガイドラインというのを定めておりま...全文を見る | ||
○倉林明子君 そこで、環境社会配慮の適切性、これを確認するための基準についてですけれども、JBICの基準によりますと、相手国の政府が定めた法令や基準を遵守しているかどうかにとどまらず、更なる基準を設けています。その部分について御紹介ください。 | ||
○倉林明子君 現地では土地収用法に基づいて強制執行が始まっている。非常に緊迫した状況になってきております。相手国の法令上認められるという行為ではあっても、JBICの環境社会配慮基準から見て私は重大な問題があると言わざるを得ないと思うんです。 環境レビュー結果は融資等の意思決定...全文を見る | ||
○倉林明子君 私、石炭火力発電所については、COP21を受けまして、各国で気候変動対策としての規制強化、この動きが加速しているという世界的な状況も一方であろうかと思うんですね。CO2を排出、これ増やすのが石炭火力発電所、その投資そのものから私は撤退することも重ねて強く求めたいと思...全文を見る | ||
03月29日 | 第190回国会 参議院 本会議 第15号 議事録を見る | ○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、所得税法等改正案に対して、反対の討論を行います。 反対する第一の理由は、来年四月の消費税一〇%増税を前提とした改正となっているからです。 今回の消費税の増税は、五%から連続的に一〇%に増税するもので、短期間に総額およそ十三兆円、一...全文を見る |
03月31日 | 第190回国会 参議院 経済産業委員会 第5号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 先ほど来議論もありますが、京都議定書第一約束期間である二〇〇八年から二〇一二年、この五年間の平均の温室効果ガス排出量、これは一体何トンだったのか。京都議定書削減目標達成、これできたという先ほど来議論もありましたけれども、改めて京都メカ...全文を見る |
○倉林明子君 つまり、京都メカニズムの活用というのは目標達成に欠かせないというものだったと思うんですね。 政府の総取得量は約一億トンということになるわけですけれども、そのうちGISの活用については七千五百五十万トンということですから八割を占めるということになるわけです。この議...全文を見る | ||
○倉林明子君 結局、民間は政府の三倍という取得量になりますし、その中でも電事連、日本全体の七割と、大きな量を占めていたということが改めて分かりました。 そこで、この電事連関係十二社は、電気事業における環境行動計画を掲げておりました。この京都議定書第一約束期間である二〇〇八年か...全文を見る | ||
○倉林明子君 今、クレジット活用後で係数の実績の数字の報告ありましたけれども、これ大量にクレジットを使っているわけで、クレジット活用前ということでいうと係数は〇・五七一になろうかと思います。これ、目標を大きく上回っているというのが電事連の計画に対する実績だったということは明らかだ...全文を見る | ||
○倉林明子君 冷静にやっぱり先ほどの数字も聞いた上で評価をすべきじゃないかと思うんですね。 削減目標が義務付けされていた期間でさえ大量のクレジットを活用しながら私は目標が達成できなかったと、ここをしっかり見ないと、この先の計画、評価、誤ることになるんじゃないかというふうに思う...全文を見る | ||
○倉林明子君 増えてきたんですよ。自主計画では目標達成とかできなかった。原発事故があったというせいにしたらあかんと私は思うんですね。 石炭火力発電所の増設に歯止めも掛けないと、目標達成など私はできるはずもないと、これ厳しく指摘をしておきたい。脱炭素の決意が示されたパリ協定、そ...全文を見る | ||
04月04日 | 第190回国会 参議院 行政監視委員会 第1号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 私は、看護師の労働環境の改善についてまず質問したいと思います。 昨年七月の当委員会で、厚生労働省が看護職員の労働実態調査を行ったことがないということを明らかにいたしまして、実施すべきだというふうに求めました。塩崎大臣は、看護職員に...全文を見る |
○倉林明子君 私、この調査結果について、今厳しいということを改めて認識したということで、重要だと思って聞いたわけですけれども、実際よく見てみますと、回答者の四人に一人が管理職という回答の中身になっているんですね。十万を超えるような実態調査を行っている医労連の調査と比べてみましても...全文を見る | ||
○倉林明子君 私、現場の過酷な労働実態というのは、離職を加速するという事態、起こっているわけで、基本的に現状、変わっていないというふうに思っているんですね。看護師不足の悪循環というのをどうやって断ち切っていくのか。やっぱり労働環境の改善しかないというふうに思うんですが、今、いろい...全文を見る | ||
○倉林明子君 昨年、私の質問に対して、看護体制の弱体化があってはならないと、これ大臣の発言というのは非常に重いと思うんですね。そういうことに本当に実際つながっていくような調査として、引き続き、御意見も申し上げたいと思いますので、改善方に取り組んでいただきたいと思います。 次に...全文を見る | ||
○倉林明子君 国民に分かりやすいように専門医制度をしていくということについて大きな異論出ないと思うんですね。ところが、新たな研修制度を開始、来年に控えた今年二月の社会保障審議会医療部会、ここで複数の委員が制度の実施延期を求める意見を表明したということで報道でも伝わってきております...全文を見る | ||
○倉林明子君 二月十七日には医師会の会長も発言されていて、現状のまま改革を進めると地域医療の現場に大きな混乱をもたらすと懸念を表明されております。地域包括ケアシステム、この構築にも阻害要因になるということで、開始延期も視野に入れて対応と、こういう発言されているというのは重大だと思...全文を見る | ||
○倉林明子君 いや、もうそれはなかなか大変なんですよ。京都も五つの二次医療圏があります。その二次医療圏の中で具体的に研修プログラムが、検討が始まっていくと、もうこれはえらいことやということでたくさんの声が今上がり始めているんですね。 五つの二次医療圏の中で十九の領域全て基幹病...全文を見る | ||
○倉林明子君 もう地域の医療崩壊というようなことが実際に起こって、本当に何とかそれ立て直そうって頑張ってきたんですよ。そこが今のままではもっと崩壊につながってしまう、この危機感を国がしっかり共有して提供体制に責任を持つと、そのことをはっきり果たしていただきたいと強く求めて、終わり...全文を見る | ||
04月06日 | 第190回国会 参議院 国の統治機構に関する調査会 第4号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 「二院制議会における今日の参議院の役割」を考えるに当たって、憲法の国民主権の原則を根本に据えることが最も重要です。今日、参議院が国民の代表として多様な民意をいかに国政に反映できているのか、憲法の要請に応えられているのかという視点からの...全文を見る |
04月14日 | 第190回国会 参議院 経済産業委員会 第7号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 中小企業、小規模企業、先ほど御紹介もありましたとおり、我が国の企業では九九%を超える、さらに雇用では七割を占めるということで、地域経済の主役ということにとどまらず、地域を支える大切な担い手になっているということでは共有できる認識かと思...全文を見る |
○倉林明子君 私は、この設備投資減税が一定やっぱり実績を上げてきたという数字だと見て取れると思います。しかし、中小企業投資促進税制、この対象はあくまでもやっぱり黒字企業ということだったと思うわけで、赤字企業は対象外ということでした。本法案で、初めて赤字企業であっても対象となるとい...全文を見る | ||
○倉林明子君 成長、発展ということで、法律の立て方そうなっているんだけれども、私は、改めて、小規模企業振興基本法ということで、これは成長、発展だけじゃない、小規模企業にとって事業の持続的な発展、これが振興の基本原則と、こういう位置付けされたということは大変大きかったというふうに思...全文を見る | ||
○倉林明子君 投資効果として年間一兆円ベースで見込んでいるということですね。確認させていただきました。 ただし、税の半分軽減、固定資産税半減ということで見ますと、これまで行ってきた中小企業投資促進税制、冒頭、実績お聞きしましたけれども、規模感とすると随分小さいなというのが率直...全文を見る | ||
○倉林明子君 交付税措置というのはよくやられる手で、七五%を打ったと言うけれども、収入の分で見込んでも、じゃ実際に地方にどれだけ来るかというたら、丸めて総額は変わっていないと。これは来年度も同じようなことが起こっているわけで、それは地方にとってはやっぱり安定財源奪われるんじゃない...全文を見る | ||
○倉林明子君 いろいろやっているけど効果は上がっていないというのが調査の結果だということだと思うんですね。 私、下請代金支払遅延等防止法、法律があるんだけれども実態がなかなか改善しない、やっぱりこれは規制強化、適用強化という具体的に踏み込んだ取組必要だということを指摘しておき...全文を見る | ||
○倉林明子君 事業環境が継続できるような環境になっていないということをしっかり見れないと、私はこの法律の効果というのはほんま担保できないと思います。消費税の一〇%への増税はきっぱりやめるべきだと申し上げて、終わります。 | ||
04月27日 | 第190回国会 参議院 本会議 第23号 議事録を見る | ○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました法律案について質問します。 質問に先立ち、熊本、大分県を中心とした九州地方の地震で亡くなられた皆様と御遺族に対し、哀悼の意を表明するとともに、被害に遭われた全ての皆様に心からお見舞いを申し上げます。 被害の...全文を見る |
04月28日 | 第190回国会 参議院 経済産業委員会 第8号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 原子力規制委員会は、四十年超えの原発で初めて高浜原発の一、二号機が新規制基準に適合するということを決定いたしました。熊本地震が続いているという下で、老朽原発の運転、二十年延長合格ということで大変不安が広がっているのは事実だと思います。...全文を見る |
○倉林明子君 そういうことでいろいろ手続も残っているので、実際の廃炉になるかどうかということの期限でいえば七月七日になるということだと思うんですね。 その上で、四十年前といえばどんな時代だったかと。パソコンもなけりゃ携帯電話なんていうのもほとんどないという時代でして、この間の...全文を見る | ||
○倉林明子君 難燃ケーブルに限ったことではないけれども、全体として工事の完了の見通しということで示されているのは二〇一九年ということになりますか、十月になるんだということです。 つまり、工事計画の認可でいうと、計画ですから、計画でいうと、これが今年七月七日までに出ないと駄目だ...全文を見る | ||
○倉林明子君 工事計画が認可された後、実証実験が駄目だった場合、使用前検査、合格しないということだったんだけれども、前提にした工事認可、これ自身を取消しするということはあり得るんですか。つまり、廃炉にするのかどうかですよ。 | ||
○倉林明子君 つまり、実証実験して駄目だって廃炉にしない、要は、規制委員会が了とするまで工事計画を出し直して、もう一回やり直すということが可能になるということだと思うんですよ。 結局、取消しにはならないということですか。 | ||
○倉林明子君 要は、廃炉の期限ということで、四十年延長のこの期限というのが一体どうなるのかということと関わってくる問題だと思うんですね。結局工事認可オーケーだったら、その後は期限が結局なし崩しになるんじゃないかという懸念があるので確認をさせていただいているわけなんです。私、こうい...全文を見る | ||
○倉林明子君 この間、様々な大地震を経験する中で、公共建築物、とりわけ官公庁などは免震構造へ建物、更に地震に強くするためにということで、建て替えも進めてきたと。つまり、揺れない構造にすべきだということで、免震構造への転換、進められてきたと思うんですね。できるだけ素人にも分かりやす...全文を見る | ||
○倉林明子君 新たな緊急時対策所というのは、一、二号機が動かないことを前提にして三、四号機が認可された経過がありますので、これは確認ですけれども、新たな今回の緊急時対策所の完成がなければ、高浜三、四号機については稼働しない、よろしいですか。 | ||
○倉林明子君 そこで、資料を見ていただきたいと思うんですけれども、一枚目は今回の一から四号機で出されました高浜の緊急時対策所の設置の図面でございます。緊急時対策所はブルーで囲っておりまして、その斜め左下に免震事務棟ということになっています。 これ、二枚目を見ていただきたいんで...全文を見る | ||
○倉林明子君 終わります。 | ||
05月10日 | 第190回国会 参議院 経済産業委員会 第9号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 この法案によって原発事業者が拠出することになる総額、これが一体幾らになるのかということで本会議で質問をいたしましたが、答弁ありませんでした。 改めて確認をさせていただきたいと思いますが、現在の積立金で対象としている総事業費は一体幾...全文を見る |
○倉林明子君 六ケ所の再処理工場の建設費だけで、先ほど自民党の委員からも御指摘あったとおり、七千六百億円と当初見込まれていたものが二兆二千億円ということで、三倍にも達しているという状況ありますし、これまだ竣工しておりません。さらに、新たに対象となると今御説明ありましたMOX燃料加...全文を見る | ||
○倉林明子君 何ぼでも増えるということですわ。 今回対象となるMOX燃料加工工場、これに加えて新たな再処理関連加工費用と、今、使用済MOX燃料の再処理加工についてまで言及あったわけだけれども、一体本当にどれだけ増えるんだろうかということが非常に国民的には大問題になるということ...全文を見る | ||
○倉林明子君 その計画をきちんと出してもらうと同時に妥当性を確認すると、プルトニウム利用計画についてはそういうことだと思うんですね。これ、今、現時点で新たなプルトニウムの利用計画はない、公表もされていないということは事実であります。 そこで、プルトニウムの利用計画が策定されな...全文を見る | ||
○倉林明子君 プルトニウムの利用の原則というのは、国がアメリカ等も含めて確認しているという、国の責任でやるべきことだと思うんですね。当然、事業者にそれを求めていくということについては、私はきっちり縛りを法文上も求められる性格のものだと、これは言っておきたいと思います。 そこで...全文を見る | ||
○倉林明子君 フル稼働すれば再処理工場で回収できる核分裂性プルトニウムは四トン強だということで伺っております。 いろいろ計画どおりにならなかったということで先ほどの数字出たかと思うんですけれども、妥当だと原子力委員会が評価したこのプルトニウム利用計画で、計画段階とはいえ、プル...全文を見る | ||
○倉林明子君 つまり、いつになるかということでいうと、極めて不確定要素が多過ぎて見えていないというのが、現状、これまで認定したプルトニウム利用計画でもはっきりしていると思うんですね。 そこで、資料を今日は一枚用意いたしました。これは電事連が今年の三月に新たなプルトニウム利用計...全文を見る | ||
○倉林明子君 結局、発生するプルトニウムはフル稼働で八トンだと、年間。ところが、プルサーマルで、電事連が元々立てた計画でも、利用する核分裂性の、核分裂性なんですよね、プルサーマルで使うということでいうと、年間五・五から六・五ということになると思います。残りが出てくると、プルサーマ...全文を見る | ||
○倉林明子君 非核分裂性のプルトニウムがあるんじゃないですかと。その使い道あるんですか。 | ||
○倉林明子君 そういうのは当面の使うめどがないプルトニウムということになると思うんですね。 私、唯一のプルトニウム消費の手段としている通常の原発の利用が、もう計画立てられないと、これ現状だと思います。その上、いつ使えるか分からない、長期保管というようなことになっている使い道が...全文を見る | ||
○倉林明子君 もう使い古された説明だと思うんですね。私、国民にそれで説得できるんだろうかと思います。 現在日本が保有するプルトニウム四十七・八トンで、世界が保有している民生用プルトニウムの何と一八%にもなっているというわけですね。私、そこに再処理で新たに発生させると、これフル...全文を見る | ||
○倉林明子君 日本共産党を代表して、原子力発電における使用済燃料の再処理等のための積立金の積立て及び管理に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。 反対の第一の理由は、原発の再稼働を前提とし、破綻が明らかな核燃料サイクル政策にしがみつき、国の関与を強めて推...全文を見る | ||
05月18日 | 第190回国会 参議院 本会議 第28号 議事録を見る | ○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法等の一部を改正する法律案について、以下、経済産業大臣に質問します。 二〇一二年七月にスタートした再生可能エネルギー固定価格買取り制度、いわゆるFIT...全文を見る |
05月19日 | 第190回国会 参議院 経済産業委員会 第10号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林です。 今日は、三人の参考人の皆さんに貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。 時間も押しているということで、絞って一点だけ和田先生にお伺いしたいと思います。 先ほど来、市民・地域主導型で再生可能エネルギーを普及推進していくこと...全文を見る |
○倉林明子君 本当にそういう意味では再エネの普及の在り方ということが、地域主導でやっていくという、本当にキーポイントになるんだということだと思います。 同時に、提起された中身というのは、過疎化や、現実、今地方で直面している問題の解決にもつながることだということで、大変示唆を受...全文を見る | ||
05月24日 | 第190回国会 参議院 経済産業委員会 第11号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 先日の本会議で再生可能エネルギーの接続義務について質問いたしました。続きをやりたいと思います。 まず、九州電力から始まりました接続保留について確認をしたいと思います。二〇一四年九月から始めた件数はトータルで一体何件になったのか、接...全文を見る |
○倉林明子君 つまり、省令改正も行って接続保留については解除されたという報告だったと思うんですね。 この省令改正ですけれども、結局、事実上の無制限、無補償の出力抑制を可能にしたという批判があったことは本会議でも紹介したとおりであります。 再エネを義務付けた法の原則が骨抜き...全文を見る | ||
○倉林明子君 接続できると、これが原則だというふうに言っていたにもかかわらず、電力会社から無補償の出力抑制をどれだけ示されるか分からない。私は、事業予見性というものを奪っているというふうに言えると思うし、さらに、小規模、資金力の弱い、こういうところほど排除される仕組みになっている...全文を見る | ||
○倉林明子君 原発の先取りなんですよね。 資料の一見ていただいたら分かるとおり、新規制基準の適合申請も提出されていない、こんな原発も含んでいる、もう極めて過大な見積りだということは明らかだと思うんですね。 そこで、資料二、二枚目のところを見ていただきたいと思うんですけれど...全文を見る | ||
○倉林明子君 具体的な稼働の見込みもないのに、原発の稼働分を最大限空押さえすると。私、これ到底国民的にも納得が得られないものではないかと思うんですね。 そもそも、この原発供給枠の空押さえということでいえば、経産省が設置した系統ワーキンググループに経産省が示したものということで...全文を見る | ||
○倉林明子君 負担金以外の要因もあるんだけれども、負担金が小さいほど契約に至る件数が多いという傾向があるというのも事実でございまして、負担の軽減が一定図られる方向で見直しもされているというふうに伺っているわけだけれども、私は、やっぱり高い負担金になっているという現状、工事期間の長...全文を見る | ||
○倉林明子君 特定の電源を優先し、再エネ導入を抑制しようとするものではないということでの答弁はいただいております。しかし、既存の発電所、この供給力で系統に空きがないということになりますと、後から参入しようとする、これから導入を拡大しようとする再エネが締め出されるという仕組みでもあ...全文を見る | ||
○倉林明子君 結局、再エネ最優先じゃない接続ルールになっているということなんですよ。系統接続でいえば、原発などの長期固定電源、これ優先するということが私はそもそも問題だと思っているんですよ、大きいですからね。さらに、火力も優先すると、先着だということになるわけで、混雑は解消しない...全文を見る | ||
○倉林明子君 要は、現状では、そうはいうものの相当の空きがあるということだと思うんですね。 この有効な活用については広域的運営推進機関でも検討されているわけですから、この空いている分をどうやって活用するか、これを検討すべきだと思うわけですね。地域間連系線の運用でも、運用容量の...全文を見る | ||
○倉林明子君 要は、原発の分をしっかり再エネ受入れにも使っていくということが本当にできるかどうかというのは、大きなやっぱり再エネを導入促進していくポイントになると思います。 そういう点では、今日報道にもありましたけれども、来年の四月になろうかと思いますが、東京電力の福島第一原...全文を見る | ||
○倉林明子君 原発をやっぱり重要なベースロード電源だというふうに位置付けたこのエネルギー基本計画が再エネ導入促進の私は最大のブレーキになっていると、再エネ中心のエネルギー政策への転換すべきだと求めまして、終わります。 | ||
○倉林明子君 私は、日本共産党を代表し、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法等の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。 再エネ導入促進策として導入されたFIT制度は一定の役割を果たしてきたものの、その比率はいまだ全体の三・二%にすぎず、更な...全文を見る | ||
05月25日 | 第190回国会 参議院 行政監視委員会 第2号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 今日は、我が国における淡水魚の現状、そして保全の取組について質問をしたいと思います。 まず確認をさせていただきたいと思います。 環境省が二〇一三年二月に第四次レッドリストを発表されていると。そのうちで、汽水・淡水魚類、この評価...全文を見る |
○倉林明子君 二〇一五年十一月には、国際自然保護連合、IUCNがレッドリスト改訂ということになりました。ここで、アユモドキ、先ほどの汽水・淡水魚の中でもピックアップされた種ということですが、このアユモドキが絶滅危惧種の中でもごく近い将来における絶滅の危険が高い、極めて高いと、CR...全文を見る | ||
○倉林明子君 日本固有ということで、今確認されているところで絶滅してしまうと本当に世界的になくなってしまう種だということだと思います。起源と分散経路含めまして、生物地理学的、系統学的にも極めて重要な種だという指摘があったかと思います。 そこで、今年四月に有識者による淡水魚保全...全文を見る | ||
○倉林明子君 つまり、開発行為などによって二次的環境、いわゆるアユモドキ等の生息環境が本当に破壊進んでいるということが危機の要因だという認識だと、大臣も同じだと。よろしいでしょうか。 | ||
○倉林明子君 提言でも紹介されていますアユモドキの生態、これについて紹介を、環境省、お願いします。 | ||
○倉林明子君 今日は資料で、そのアユモドキの生息が確認されております京都府亀岡市の曽我谷川周辺地図を入れております。曽我谷川を中心に南北を、これ水田ですね、休耕田もありますけれども、水田で囲まれた地域であります。 今御紹介ありましたように、アユモドキにとっては、河川に湧き水、...全文を見る | ||
○倉林明子君 環境大臣意見で主に四点指摘があったわけだけれども、その二つ目のところを確認したいと思うんですね。 自然環境の保全を求めた駅北地区及びその周辺ということになろうかと思いますが、具体的にその地域というのは、地図もありますので、地図の上でも明確にお示しいただければと思...全文を見る | ||
○倉林明子君 生息も確認された地域で保全活動にも取り組まれている地域ということで、この地域を本当に指定していただいたということだと思います。 アユモドキの生息環境を確実に維持すると、これはもう本当に喫緊の課題になっているわけですから、そのためにはもう最低限配慮が求められる地域...全文を見る | ||
○倉林明子君 そこで、大臣に確認をしたいと思います。 生物多様性条約第十回締約国会議で採択された愛知目標、ここで絶滅危惧種について具体的に定めた目標は何だったか、さらに、二〇二〇年までに達成しなければならないとした意味について御説明をいただきたい。 | ||
○倉林明子君 この二〇二〇年までに達成しなければならないと。本当に、要は再び元に戻らないという性格の目標だということだと思うんですね。二〇一四年の生物多様性条約第十二回の会議では、愛知目標の中間評価が発表されております。そこでも、緊急的で有効な行動が不可欠だというふうな指摘があっ...全文を見る | ||
○倉林明子君 そこで、御紹介したように、この貴重なアユモドキの生息地になっております曽我谷川周辺で、まさに今、開発計画が進行中ということになっております。専門家会議等も時間を掛けて検討もしていただいて、引き続き調査も必要だというようなお話も伺っているわけです。地図上で示しましたそ...全文を見る | ||
○倉林明子君 環境大臣の意見までなんだということでは駄目だと、種が保存できないアユモドキの危機的な状況というのは避けられないんじゃないかと思うんですね。改善できないと思っているからこそ取り上げているわけで、私は、このアユモドキの保全に関して国が何をどう責任果たすのかという点でやっ...全文を見る | ||
○倉林明子君 やっぱり、開発と保全というものが両立してこなかったということをしっかり教訓にしながら、保全に対して国が一歩踏み込んでその責任を果たすということを強く求めておきたいと思います。 質問を終わります。 | ||
10月13日 | 第192回国会 参議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 今日は、原発のコストについて質問したいと思います。 原発のコストが今膨らむという見込みで、今後の費用負担をどうしていくのか経産省で検討が始まっているということです。一つは、通常の原発の廃炉費用。原発事業者がこれまでは積み立ててきた...全文を見る |
○倉林明子君 というものの、報道ベースでは様々な数字が既に躍っております。 通常の原発の廃炉費用は順調に積み立てているということですけれども、既に不足が出ているということで、新電力にも負担を求めるという方針が伝わってきております。こうなりますと、原発を持たない新電力に負担を求...全文を見る | ||
○倉林明子君 この避難計画はまだ見直しされていないんですね。原則屋内退避、五キロから三十キロ圏はそのままなんですよ。これを了承した総理として認識、いかがですか。 | ||
○倉林明子君 避難計画を了承した責任が私は総理にあると思いますので、しっかり答弁をいただきたいと思います。 そこで、今お話あったんだけれども、避難所だって壊れたりしているんですよ。実際に五キロから三十キロ圏内避難ということになる場合は、既に二十ミリシーベルトを超えているんじゃ...全文を見る | ||
○倉林明子君 計画はいまだそのままだということが重大だと思っております。熊本地震と同規模の地震が起こりますと、屋内退避そのものが命の危険に直結する計画になっている、危ないということを申し上げておきたいと思います。 次に、八月二十七日に高浜原発の事故を想定した訓練が福井県、京都...全文を見る | ||
○倉林明子君 じゃ、そこで、悪天候だったその日の天気はどうだったか、気象庁に確認したいと思います。 当日の若狭湾沖の波の高さ、波高の推定値はどうだったか。若狭湾付近、これ、最高風速はどうだったか。端的にお答えください。 | ||
○倉林明子君 これ、なぜ聞いたかというと、日本海、特にああいう岬部分なんかは非常に風も波も高いんですね、通常から。参加した住民の方が、このぐらいで中止になるんだったらどうなるんだろうという声が出たんですよ。実際に年間どうなっているかというのをちょっと分かりやすく表にしました。 ...全文を見る | ||
○倉林明子君 いや、逃げられないということですよ、つまり。それが施設で待っておけという話じゃないんでしょうか。私、これじゃ逃げようがないと思うんですよ。 この計画を了承した総理、認識はいかがですか。 | ||
○倉林明子君 じゃ、避難道路についても伺いたいと思います。 福井の高浜地域から京都、兵庫へ向かうという避難計画になっているわけですけれども、この避難路というのは、御覧になっていただいたとおり、オレンジで染めています国道二十七号、そして緑であります高速道路の舞鶴若狭自動車道、こ...全文を見る | ||
○倉林明子君 通常でも夏、冬に渋滞が発生するという避難路になっているというのが実態なんですね。だから住民は、事故が起こったら、まして渋滞期に一体この道路は使えるのかという声が出た。当然だと思うんです。 高浜原発四キロ、ここに老人ホームがありまして、この訓練、実態どうだったかと...全文を見る | ||
○倉林明子君 実際に、訓練の予定にはなかったけれども、やってみたらできないと言っている。これをしっかり受け止めないと見直しもブラッシュアップもないですよ。これははっきり言っておきたい。 さらに、福井県の試算によりますと、国道二十七号、これ、複合災害が起こって津波が発生した場合...全文を見る | ||
○倉林明子君 ありがとうございます。 | ||
10月19日 | 第192回国会 参議院 本会議 第5号 議事録を見る | ○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりましたパリ協定の締結について承認を求めるの件について、以下、関係大臣に質問します。 二〇二〇年以降の地球温暖化対策の新しい枠組みであるパリ協定は、昨年十二月のCOP21で法的拘束力を持つ文書として採択されました。歴史...全文を見る |
10月25日 | 第192回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 まず、原発の新規制基準適合申請審査、これに関する業務を労働基準局が公益事業として労基法の定めによる労働時間の時間外制限を外す通達を出していたと、これ大変な話だと思うんですけれども、これ資料で付けております。一枚目、二枚目とありまして、...全文を見る |
○倉林明子君 よいかと、可否を聞いたという対応について要望があったという受け止めだったんだという説明だったかと思います。他の事業者からは要望はないということははっきり答えられました。 つまり、当時の適合審査申請事業者、一覧になっておりますけれども、ここに進んで時間外労働の規制...全文を見る | ||
○倉林明子君 これが実際に長時間労働の規制を外すということになっているわけですよ、三百六十時間残っていても。短期間的には集中業務で、実際に過労死ライン超えるような労働を認めますよということになっているわけですよ。三年もそんな状況を放置するというようなことは規制当局がやるべきことじ...全文を見る | ||
○倉林明子君 資料を付けております、四枚目。介護事業所の倒産件数、今御紹介あったように、二〇一五年の実績、そして直近のデータも、これ東京商工リサーチのデータを基にグラフにしました。これ、特徴をよく分かるように、介護報酬の改定実施年度が分かるように印してあるんですね。そうしますと、...全文を見る | ||
○倉林明子君 来年四月から移行するということで、京都市も準備進んでおります。私、京都市出身でございまして、その状況を聞きますと、訪問介護の報酬額、これを地方自治体が決めるということになるわけですけれども、生活援助がどうなるか、現行のマイナス一五%という設定になっております。さらに...全文を見る | ||
○倉林明子君 ちゃんと、答弁の準備するよりも話聞いておいてほしいと。同じ答弁していますよ。 あのね、今、四月からこうしよう思うているところが大変になっているんですよという話を紹介したんですよ。万全じゃないんです。その上、老人クラブとかボランティアも巻き込んでやってもらうという...全文を見る | ||
○倉林明子君 検証はまだやっていないということがはっきりしたということだと思います。 それで、一四年度のマイナス改定と同時に、法改正、この影響も今現場は大きく出ておりますよ。一定所得以上の方の二割負担導入、更に補足給付の要件の厳格化ということで、認知症の人と家族の会、これ京都...全文を見る | ||
○倉林明子君 いや、きめ細かく見ていかなあかんというようなことと違うと思うんですよ。 過重な負担になっているという声に対して今政府が進めてやろうとしていることはどういうことですか。更に給付は減らす、負担は増やすと、こういう方向じゃないですか。私は、さらに、この介護保険、これ強...全文を見る | ||
11月02日 | 第192回国会 参議院 本会議 第8号 議事録を見る | ○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律案について、以下、関係大臣に質問します。 本法案は、国際的にも異常に長い日本の年金受給資格期間を二十五年...全文を見る |
11月08日 | 第192回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 今日は、資料一としてお配りしています、くるみん認定マークに関わって質問したいと思います。 これは資料にありますとおり、次世代育成支援対策推進法に基づきまして、一定の基準を満たす企業を子育てサポート企業として大臣が認定し、認定マーク...全文を見る |
○倉林明子君 辞退の申出というのは処分じゃないんですね。私は、厳しい行政処分として認定取消し、当然すべきだったと思いますよ。 その上、びっくりしたんですけれども、私、今日確認しましたところ、このくるみん認定について、電通はいまだ認定されているということで厚労省のホームページか...全文を見る | ||
○倉林明子君 ブラックな実態を隠してホワイト企業に化けさせると、こういうことをおしろい企業って言うんだということをNHKの番組でも紹介がありました。この電通をしてみれば、おしろいしていたのは誰かと、厚生労働省だったと。私、もってのほかだと思うんですね。 くるみんは、仕事と家庭...全文を見る | ||
○倉林明子君 結局、数値的な時短の目標、時間外労働の基準ということが、いずれかを満たせばということだけど、はっきり書いてあるんですね。ところが、この確認は申請書類、企業の自己申告によるものだということだと思うんですね。 そこで、プラチナくるみんの認定企業で過労死ラインを超えて...全文を見る | ||
○倉林明子君 いや、そういうくるみん認定ということでシールまで貼ってアピールしているというような、それもプラチナというたらランク高いんですよ。そういうところで過労死ラインを超えるような働き方していないだろうなと、その確認だったんですけど、答弁ちょっとずれていたと思うんですね。 ...全文を見る | ||
○倉林明子君 第二、第三の電通のようなことが起こったらあかん、過労死は二度と起こしたらあかんということで働き方改革に取り組むんじゃないですか。こういう疑わしい企業にプラチナくるみんだなんてやっていてまた起こったら、それは本当に恥ずかしいと思うんですよ。そういう自覚があるのかという...全文を見る | ||
○倉林明子君 私、働き方改革、ブラック企業根絶、この厚労省の決意が問われる問題だと思います。直ちに分かっているところは認定取消しに踏み込むべきだ、強く申し上げて、終わります。 | ||
11月10日 | 第192回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 本法案で、加入期間の短縮によって無年金者は大きく減らせる、歓迎であります。しかし、いまだ二十六万人の無年金者と低年金の問題というのが残るわけです。 そこで、政府は繰り返し答弁で、基礎年金で高齢者の全ての暮らしを賄うという考え方では...全文を見る |
○倉林明子君 つまり、発足当初は、基礎年金によって老後の基礎的部分を賄うと、これが基本的な考えだったということは改めて確認したいと思うんです。 当時の、中曽根大臣だったわけですけれども、この月五万円という当時の基礎年金の水準については、老後生活の支えとして基礎的部分の保障、そ...全文を見る | ||
○倉林明子君 単身高齢者、今おっしゃっていただいたように七万二千百九円と、基礎年金額は満額六万五千円ということになりますから、これ、月七千円低いということになります。 大臣に確認したいと思うんですけれども、元々の一九八五年、基礎年金導入時の、老後生活の基礎的部分を保障する、こ...全文を見る | ||
○倉林明子君 つまり、基礎的部分をカバーするということには単身の場合はならないんだということの説明ではなかったかというふうに思うんですね。この単身の方の場合でいいますと、年間だと乖離が八万四千円という本当に大きなところになってきているのが現状だと思うんです。 また、一九八四年...全文を見る | ||
○倉林明子君 いや、つまり、今後について見れば年金の水準は下がる、カバーできないという基礎的な部分というのが増えてくるんじゃないですかと。どうですか。 | ||
○倉林明子君 いや、それでマクロ経済スライドが発動されて、みんなびっくりして怒っているわけですよ、年金受給者、今の人たちがね。 今、この実際の試算のケースを見ても、まずこれで、年を取れば消費支出も減るさかいに、これだけ減っても実質減ることにはならへんみたいな説明というのはいか...全文を見る | ||
○倉林明子君 私はそんな全面的な説明聞いていないんですよ。 このあなた方がこしらえて資料として出した資料を見たって、二〇三九年になったら、これケース設定していますよ。でも、六万四千円もらっていたものが五万一千円になるとはっきり書いてあるじゃないですか。減るんじゃないですか、そ...全文を見る | ||
○倉林明子君 いや、若い人だって年いった人だって理解できませんよ。 低年金で最大五千円乗せるんやという話ありました、低年金対策だと。ところが、これ、十年満期やったら千二百五十円ですよ。本当に、そういう意味でいうと、低年金の問題というのを真剣にやっぱり正面から考えないといけない...全文を見る | ||
○倉林明子君 答弁はよく分かりませんでした。 改めて、最低保障年金を確立していく、制度信頼回復していく、こういう方向にこそ向かうべきだと、改めて議論はさせていただきたいと思います。 終わります。 | ||
11月10日 | 第192回国会 参議院 法務委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 外国人実習生の介護職の拡大に関わって質問をしたいと思います。 衆議院での本法案の可決を受けまして、資料でもお配りをしております一枚目、これは読売新聞ですけれども、「少子高齢化が進み、介護施設の職員が不足する中、海外の人材を積極的に...全文を見る |
○倉林明子君 報道はそういうふうに報道しているということもしっかり見ていただきたいなと思うんですね。 さらに、実際に法改正を見据えた現場での動きというのが始まっております。そこで、資料三枚目を見ていただきたいと思うんですが、これはメディカルサポート協同組合というものが四国で介...全文を見る | ||
○倉林明子君 この協同組合の香川事務局というところが、三枚目のはがきに所在地書いてありますが、四枚目、御覧いただきたいんですね。この四枚目のところにはどうも大臣が写っているように見えるんですが、この同じ住所の株式会社キュアというところがこれ送っているはがきなんです。これは、「人材...全文を見る | ||
○倉林明子君 いや、これ明確に趣旨に反することだとおっしゃるのであれば、こんなことやっている監理団体についてきっちり指導する、これ、やるべきじゃないですか、どうですか、大臣。 | ||
○倉林明子君 きっちりやめさせるべきだと申し上げた。いかがですか。 | ||
○倉林明子君 今趣旨に反するような勧誘が実際に行われている。その確認をした上できちんと指導する、しつこいようですが、確認させてください。 | ||
○倉林明子君 あしたからホームページを確認していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 さらに、私、問題だと思いますのは、この協同組合が、この国際事業研究協同組合のホームページですが、詳細を紹介しているんですね。この介護技能実習制度の内容なんです。これ、QアンドA方式で...全文を見る | ||
○倉林明子君 つまり、やるんですか、やらないんですか、どちらですか。 | ||
○倉林明子君 結局どっちかよく分からないんですよね。今はやらない、しかし今後については可能性もあるという含んだ発言だったというふうに思うんですよ。 ところが、既に勧誘を始めている監理団体のところでは、こういう要件、つまり介護報酬にカウントできるんだと、夜勤にも入れることできる...全文を見る | ||
○倉林明子君 今日、朝日新聞の報道でも、ベトナムからの実習生受入れ、事業者自身がやるというような動きも伝わってきています。つまり、ベトナムから何でたくさん来るようになっているかといったら、この日本での就労がやっぱり目的になっているんですよね。私、母国での、その経験を生かして生活し...全文を見る | ||
○倉林明子君 支援するのはいいんですけど、実際どうなるかということなんです。不十分なコミュニケーション能力しかない、そこが人手不足のところに放り込まれたらどうなるかということですよ。コミュニケーションが不要な単純労働、コミュニケーションが必要ないところの仕事に回されるようになるん...全文を見る | ||
○倉林明子君 介護報酬にカウントするなんというやり方はやっぱりきっぱりやめるべきで、国内の人材確保が最優先の課題だと、この立場で取り組むべきだ。以上、指摘して、終わります。 | ||
11月15日 | 第192回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 本法案の提案理由の説明でも、公的年金制度の保障機能の強化を図り、年金制度に対する信頼を高めるためとされました。 そこで、新たに発生する年金受給者に対し給付の漏れがないように取り組む、これは当然のことだと思いますけれども、改めて大臣...全文を見る |
○倉林明子君 新たな対象者は六十四万人ということで今御紹介もありました。しかし、プラスアルファもあるということなんですよね。空期間のある人、議論もありました、さらに任意加入、後納制度を使う、こういうことで資格者となり得る場合もあるということだと思います。 そこで、資格期間十年...全文を見る | ||
○倉林明子君 最後のところでも御紹介があったように、第三号被保険者の場合、一九六一年から一九八六年、ここは合算対象期間になるということを御存じない、自覚されていないという方も決して少なくないと思うんですね。こういうプラスアルファの部分もしっかり拾い上げて支給していくんだということ...全文を見る | ||
○倉林明子君 今御紹介あったとおり、そういった方々も含めてしっかりと周知の漏れ、期限が切れたということがないような徹底が必要だということで強調しておきたいと思います。 そこで、六十四万人はもとより、こうしたプラスアルファの方々も含めて、私相当な事務量になるということが十分予測...全文を見る | ||
○倉林明子君 かなり精通した職員の増員の対応ということが強調されていますけれども、本当にそうだと思うんですね。こうした年金の業務、裁定業務にかかわらず、相談窓口での対応もそうだと思うわけですが、年金請求者の四十年間にわたる人生、ここと向き合って半生の記憶を呼び起こしていく、こうい...全文を見る | ||
○倉林明子君 希望者全員の無期雇用については管理計画もあるのでできないという話なんだけれども、私、こういう年金の、低年金、無年金解消に向けての信頼回復のための法改正を厚生労働省が責任を持ってやっぱりやっていくんだということが、この管理計画とリンクしていないと思うんですよね。管理計...全文を見る | ||
○倉林明子君 よく考えて、閣議決定の後に成立を図るこの法案がしっかり国民の信頼回復につながるような手は何なのかと、その点からも習熟した職員の確保には万全を期していただきたい、重ねて要望したいと思うのと、既に年金機構移行の際に、懲戒、分限処分の取消し、これによって職場復帰した方がお...全文を見る | ||
○倉林明子君 今こそこうした経験豊富な職員を職場に復帰させるべきだと申し上げまして、終わります。 ───────────── | ||
11月17日 | 第192回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 雇用、労働等に関する件ということで、足立理事及び石橋委員からは、労働時間の規制及びインターバルも規制盛り込んだ、我々も加わりまして共同提案した法案の審議の加速に対する提案及び新たな法規制としてパワハラも盛り込んだものを審議御協力をと、...全文を見る |
○倉林明子君 いや、しっかり受け止めるということではなくて、やっぱり利用者、後段言われたところですね、そこが本当に大事になるというふうに思います。 この混合介護の弾力化の内容ということで、具体的に二ページ目の右側のところに中身まで踏み込んで書いてあります。保険内外のサービスの...全文を見る | ||
○倉林明子君 こういう政策介入みたいな法的根拠どこにあるのかと、今聞いていてもよく分からなかったですよね。ここにあるからこれをやったんだということの説明にはなっていなかったんじゃないかと思うんですよ。答弁は結構です。 そこで、これ、所管はあくまで厚労省なわけですね。この提言を...全文を見る | ||
○倉林明子君 いや、今大事なときだと思うんですね。 大臣、このまま私はほっといたら駄目だというふうに思うんですよ。厚労省抜きでどんどん議論進むなんということになったら駄目で、やっぱりこのまま混合介護の推進、こんな議論が進むようなことを黙って見ているわけにはいかないと思うんです...全文を見る | ||
○倉林明子君 いや、公取の提言と、だから規制改革推進会議の、閣議決定になってしまったら全然違うものになるんじゃないですかと。だから、今の段階ではっきり意見としても上げるべきだという趣旨ですので、受け止めていただきたいと思うんですね。 私、この混合介護の議論というのは、ここだけ...全文を見る | ||
○倉林明子君 これも、特区で解禁ということになっていきますと、私、公的介護保険制度、ここに大穴を空けることになるんじゃないかというふうに思うんですね。公正取引委員会の提言、規制改革推進会議、都知事の提案、これいずれも混合介護の推進ということになっているわけです。混合介護導入へどん...全文を見る | ||
○倉林明子君 これは本当に利用者とか家族とかそういうところから出てきた声だとは到底思えないんですね。要望もしていないのにこういうことが出てくると。これが本当に現実になってくると、私、思わぬサービス料の請求とか今起こっているような消費者トラブル、これが介護のところでも発生しかねない...全文を見る | ||
○倉林明子君 現状でも、制度はあるけれども負担できないから使えないという声が圧倒的に多いですよ。実際、上限額まで使えていないと、これが利用者、高齢者の実態だということだと思うんです。 厚生労働省の二〇一五年国民生活基礎調査によりますと、高齢者世帯の生活意識、苦しい、これが五八...全文を見る | ||
○倉林明子君 ちょっと答弁書が違っていたんじゃないかと思うんですよね。もう一回確認してもらえません。特区のことは、特区についての認識、聞いていないですよ。 高齢者の生活実態調査の政府の統計データを御説明した。それについて、高齢者が今新たに買えるようなサービスメニューを保険内、...全文を見る | ||
○倉林明子君 公正取引委員会が提案している混合介護というこの中身というのは、私は、介護保険の、要介護者の尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにすると、これ基本理念ですよ、これと矛盾するんじゃないかと思うんですよ。 それ、どうお考えですか。 | ||
○倉林明子君 私、強制的に介護保険料というのは徴収しているわけですよ。利用できるサービス、これを削って、負担を増やして、利用できなくすると、こんな議論ばっかり聞こえてくるわけですね、今の政府の検討状況というのは。挙げ句の果てに、これ使いたければ市場から買えと、これは保険制度の、私...全文を見る | ||
○倉林明子君 私は、公取は、実際には法的根拠もないけれども独禁法の定めもあってこういう提言はしているんだと、入れるか入れないかは厚生労働省の所管なんだということで出してきたということなんだけど、私は、こういう提言がどんどん広がって、今、規制改革推進会議とか特区とかいう話になってい...全文を見る | ||
11月22日 | 第192回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 特別養子縁組について質問したいと思います。 民間あっせん事業者が、生みの親の同意もないまま営利目的でやっていたということで事業停止、そして強制捜査というような報道もございました。昨日もテレビで特集がありまして、子供の受渡しは駅前で...全文を見る |
○倉林明子君 御紹介あったとおり、国際的に見て、まあいろいろ歴史も違うし比較するの難しいところもあるということですけれども、子供が主体とされる養子縁組でいえば、実親との関係を解消する、特別養子縁組という中身になってこようかと思うんですけれども、こういう利用の促進こそ進められるべき...全文を見る | ||
○倉林明子君 スピード感を持ってということでありますけれども、調査、実態把握の取りまとめの方については一定のめども立っているということですけれども、具体的な措置というところまではいまだ至っていないというのが現状だというふうに思います。 その上で、民間あっせん機関の実態について...全文を見る | ||
○倉林明子君 実費問題では、先ほども御指摘があったとおり、今御説明もいただきました。 養子縁組が成立した場合というのは非常に分かりやすい実費が計算できるのかなという一方で、全て成立するわけではないし、支援があれば実親でも頑張って育てようかという、こういう可能性を切り開ける場合...全文を見る | ||
○倉林明子君 子供の出自を知る権利を保障すると、そういう観点からは、今は局長通知ということになっていますけれども、やっぱりこれは法的にもしっかり担保し管理していくということが求められようかと思いますので、意見として申し上げておきたいと思います。 そこで最後に、実際に取り組んで...全文を見る | ||
○倉林明子君 民間事業者、本当に現場で苦労されているところの意見もしっかり踏まえて対応いただきたいと思います。 終わります。 | ||
12月06日 | 第192回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 まず冒頭、会期末のぎりぎりになりまして、衆議院で審議時間が僅かなまま強行採決に至ったことに強く抗議するとともに、参議院で、延期された期間を見ても決して、重要議案審議する期間として足りているのかといったら、私は極めて前例から見ても不十分...全文を見る |
○倉林明子君 もう一回資料を見ていただきましたら分かるとおり、これ、今おっしゃったとおりだと思うんですね。この説明で見ると、景気後退期なのに賃金上がっているというのが説明になっているんですけれど、今おっしゃったように、賃金が下がったときもマクロ経済スライドを未調整分としてキャリー...全文を見る | ||
○倉林明子君 いや、そういう決意はいいんですけれども、可能性として、消費税増税、上げるということについては物価は上がるということになっていくと。賃金をそれ以上に上げていくというような話も含めて今されたと思うんだけれども、私、指摘したように、ゼロ改定になるような可能性というのは遠い...全文を見る | ||
○倉林明子君 いや、要は賃金にも影響出てくるでしょうと、消費税増税すれば、そういう賃金押し下げ効果になるわけで。私、今いろいろおっしゃったんだけれども、先ほどもあったように、この十年間振り返ってみれば、賃金指標というのは七回もマイナスになっているわけですよ。現実的に、消費税増税も...全文を見る | ||
○倉林明子君 結果としては、消費税の増税があっても年金が下げられるという仕組みになるんだということは指摘をしておきたいというふうに思います。 そこで、資料の二枚目を見ていただきたいんです。この年金額は、これ厚生労働省の資料です。年金額改定の推移ということで、青い実線、赤い点線...全文を見る | ||
○倉林明子君 そうなんですよ。様々な制度で社会保障全体でフォローするという言い方をおっしゃる。これは総理の総括質疑のときに取っておきたいと思うんですね、この議論は。 今日は、年金でフォローすると言っている福祉給付金ですね、支援給付金の方が本当にフォローになるのかということでい...全文を見る | ||
○倉林明子君 総理は、本法案は将来年金確保法案だと、何度も聞きました。私、問題は、どんな水準で確保するか、ここの説明というのは本当に不十分だと思いますよ、下げるんですから。低い水準で確保するという話と違うのかと言いたいわけです。 そこで、確認したいと思います。本法案に盛り込ま...全文を見る | ||
○倉林明子君 政府の言う将来の年金の確保ということは、結局、マクロ経済スライドによる調整が長引いて、元々下げる予定の年金水準、これを予定よりもっと下がることを防ぐと。言わば下げ止め法案、私、命名したいと思います。 今よりも低い水準になることは明らかなんですよ。資料三を見ていた...全文を見る | ||
○倉林明子君 結局、低い水準の基礎年金部分の方に下げ幅が大きくなるということは、期間も長くなるということは、比較的高い年金の厚生年金と比べると逆転現象がこれ起こってくるということになると思うんです。同世代間のこの逆転現象、格差の拡大ということについては社会保障審議会でも指摘があっ...全文を見る | ||
○倉林明子君 続きは引き続きやらせていただきます。 ありがとうございます。 | ||
12月08日 | 第192回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 毎年のように受け取れる年金、天引きもありますので、年金が減っていくということに対して、国民の不安というのはやっぱり広がるばかりだというふうに思うんですね。必要な改革、この一歩は、減らない年金制度にしていくということ、大変重要だというふ...全文を見る |
○倉林明子君 保険料負担の上限ということで、上限撤廃というところ紹介あったんだけれども、例えば、今の厚生年金保険料の標準報酬月額というのは上限六十二万円ということになっていますよね。これを医療保険の上限と同じように百三十九万円というふうに引き上げるという仮定を置いて試算してみると...全文を見る | ||
○倉林明子君 基礎年金の減額期間を長期化させるということにもなる今回の年金改定ルールということで、年金部会の委員から、肝腎の基礎年金の減りが大き過ぎて最低保障機能が損なわれる、こういう指摘があったということと、高齢者の所得格差が更に広がる、こういう指摘もあったというふうに見ていま...全文を見る | ||
○倉林明子君 これ、つまり、二〇四〇年まではどんなケースでも積立金が増えるという仕組みになっているということだと思うんですね。 私、今の積立金をためてきた、これは一体誰かというと、現在の加入者もそうなんだけれど、これまでの加入者が貢献してきたと思うわけですよ。現在の年金受給者...全文を見る | ||
○倉林明子君 いや、今でも低年金の方々始めセーフティーネット機能、もう年金だけじゃ無理だというようなことを政府自身もおっしゃっているわけで、私、本当に酷な話だと思うんですよ。 今、年金世代の親というのは、それは高い年金もろうている人もあるというけれども、年金世代の親が年金減っ...全文を見る | ||
○倉林明子君 前提で私たち一致していませんから、マクロ経済スライドでね、合意していないということは忘れないで議論をしていただきたいと思います。年金世代に辛抱と苦労を掛けてまで積立金をこれ積み上げるわけですから、これから二〇四〇年まで、そういう必要は私、全くないと指摘をしておきたい...全文を見る | ||
○倉林明子君 私は、海外への明確な日本への投資の呼びかけになっていたということだと思うんですね。巨額の年金資産を運用する、使うことを期待させ、そして海外投資家を呼び込む、もう明確な株価対策だと、狙いははっきりしていると思うんですね。 じゃ、この運用拡大によって本当に年金の積立...全文を見る | ||
○倉林明子君 確かに、仮定を置いて長期で見たらどうなるかということになっております。ただ、今の説明は、運用利回りを安定的に今後も確保できるのか、その担保や保証の説明じゃなかったと思うんですよ。過去振り返ってみたら実績は確保できていたということを説明しているにすぎないんじゃないです...全文を見る | ||
○倉林明子君 私は、国民の貴重な資産を傷つけるリスク、株式市場をゆがめないと言うんだけれども、これだけの大きな規模での株式市場への参加になるわけで、株価対策に積立金使う、こういうやり方については、国民にとってやっぱり百害あって一利なし、こういうことになりかねない、強く指摘をして、...全文を見る | ||
12月09日 | 第192回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。 今日は、四人の参考人の皆さんに貴重な御意見聞かせていただきまして、ありがとうございます。 最初に、茶谷参考人にお聞きしたいと思うんです。 年金が減らされ続けているということに抗議して、全日本年金者組合の皆さんが年金引下...全文を見る |
○倉林明子君 ありがとうございます。 生活者が本当に立ち上がらざるを得なかったという年金引下げの実態があったかというふうに思います。 もう一点は、GPIFに関わって、玉木参考人の方から、インハウス運用についていかに慎重であるべきかというところで分かりやすく御所見をお聞かせ...全文を見る | ||
○倉林明子君 長期運用で損失が出るリスクもあるんだけれども、それにどう対応していくかという仕組みが現状ではないということの指摘は大変重要な点だなというふうに改めて思いました。 そこで、最後、山崎参考人にお伺いしたいと思うんですね。マクロ経済スライドというこのルールを運用してい...全文を見る | ||
○倉林明子君 いろいろ御意見をいただきまして、ありがとうございました。積極的に対案も示しながら論戦に臨んでいきたいと思います。 ありがとうございます。 | ||
12月12日 | 第192回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 先週の参考人質疑でも、安定した雇用の確保、そして賃金を引き上げること、これ年金制度の安定にとっても重要な課題だという指摘がありました。本当にそう思います。 与党の皆さんからも、標準報酬月額、最低賃金の問題についての質問がありました...全文を見る |
○倉林明子君 いや、八万八千円を下げるというような話をしているんじゃないんですよ。やっぱりこの問題を解決していくためには、全国一律の最賃制度での対応という検討要るだろうというふうに思うし、やっぱり中小企業に対する直接支援、これと合わせ技で最賃そのものを本当思い切って上げていくと、...全文を見る | ||
○倉林明子君 要は、残りは継続雇用という形態になっておろうかと思います。これ、三百一人という一定規模以上の企業になると、この継続雇用の割合というのは高くなっているという特徴あるんですね。私、その継続雇用、この中身が問題だというふうに思っております。 厚労省は、高年齢者雇用確保...全文を見る | ||
○倉林明子君 雇用は確保できても実態どうなっているかということを私も京都でよくお話も伺っているんですね。雇用形態の希望、労働条件、賃金始め、この希望が受け入れられないと。極めて低い賃金、これまでとは全く異なる仕事内容、これを事業主が決めているという状況あるんです。 実際にどう...全文を見る | ||
○倉林明子君 その労働局が、雇用していればええというような実態指導になっているということは、私、厳しく指摘しておきたいと思うんですね。 九月の二十八日には、この再雇用をめぐって不当な業務内容を提示されたということで慰謝料などを求めた訴訟で、改正高年齢者雇用安定法の趣旨に明らか...全文を見る | ||
○倉林明子君 いろいろやってきたというお話だと思うんですね。 確かにいろんなことをやられてきたんだけれども、それでも今年の三月に改めて女性差別撤廃委員会から要請を受けているということが私重要だと思うんです。やっぱりこの問題解決していくためには何をなすべきなのかという中身ははっ...全文を見る | ||
12月13日 | 第192回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号 議事録を見る | ○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 九日の参考人質疑で、全日本年金者組合の茶谷参考人が、現在提訴されております年金裁判について御紹介ありました。年金減額に対し不服審査請求は十二万人と、却下されたということで裁判ということを選択されました。最初の提訴から僅か一年半で原告団...全文を見る |
○倉林明子君 高齢者が減り続ける年金に対してやむにやまれぬ抗議として裁判に立ち上がったということを、本当に総理としても受け止めていただきたいと思うんですね。裁判の中身のことじゃないんですよ。そこに至った高齢者の思いをしっかり見ていただく必要があると私は思うんです。 裁判参加さ...全文を見る | ||
○倉林明子君 総理お認めになったように、年金だけじゃ厳しいんですよ。それに、貯金しとけ、頑張れという話だけれども、今、年金生活に入っている人たちにこれ以上頑張れというのは余りにも酷な話、将来に備えてやれという趣旨でおっしゃったと思うけれども、今の厳しい生活をしている年金生活者にと...全文を見る | ||
○倉林明子君 今、所得の高い人に応分に負担してもらうというようなお話ありました。しかし、既に実施、検討ということで始まっている後期高齢者の保険料軽減特例の廃止って、これ、実際やったら保険料十倍になるという人もいるんじゃないですか。 私、負担増ばかりだということは当たらないとお...全文を見る | ||
○倉林明子君 OECD加盟国の中で、様々おっしゃったように、条件も違うということは前提ですよ。しかし、こういう比較一覧で見てみたら、国際的にはやっぱり低いというのははっきりしていると思う。生活者の実感からしても、お認めになったように、単身の世帯が増えて、単身のところでの代替率とい...全文を見る | ||
○倉林明子君 私、最低限の生活を更に破壊するような年金水準の引下げ、絶対にやるべきでない、申し上げて、終わります。 | ||
○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 年金が地域の経済に与える影響についてまず質問したいと思います。 年金給付が県民所得の一五%以上になっている県はどこか、また、家計消費の二割以上、これ占めている県はどこか、県名で、そして一番高いところで結構ですので、どの程度になって...全文を見る | ||
○倉林明子君 大臣の愛媛も含めて、大変影響が大きい、占める割合が高いということが出ていると思うんです。私、年金削減ということは、ただ年金生活者の生活の問題だけじゃなくて、地域経済にもマイナスの影響を与える、こう考えますけれども、いかがでしょうか、大臣。 | ||
○倉林明子君 今々アベノミクスの効果が地域経済の隅々まで行き渡らないと。今の課題なんですよ。そして、今、地域経済に年金減らすことがどれだけ影響大きいのか、その認識を聞きたかったんですけれども、制度全体の説明、今していただいても余り議論としてはかみ合わないんじゃないかと思いますね。...全文を見る | ||
○倉林明子君 つまり、否定されないわけで、今の低い水準の人たちの年金についても一律やっぱり給付削減することで積立金を積み増すという構図についてはそうだと思うんですよ、答弁されたとおりですから。 そこで、今後、この積立金の積立てというのは三十五年、マクロ経済スライドがどう機能す...全文を見る | ||
○倉林明子君 いや、西沢参考人は著書の中でも明確に書いているんですよ。運用損失が出た場合、損失が発生した場合の制度設計がないということを指摘されているんです。損失に対応するには、現状の設計ではマクロ経済スライド、長期化して解消していくしかないとはっきりおっしゃっていましたよ。違う...全文を見る | ||
○倉林明子君 私、損失が出ないように運営していく、そういう意気込みについては盛んに説明を受けたんだけれども、やっぱり参考人の指摘もあって、この損失が出た場合についてのその責任は、まあ厚労大臣、形としては取ることになるかもしれないけれども、出た損失は一体誰が担うことになるんですかと...全文を見る | ||
○倉林明子君 株式の運用拡大広げているわけで、そういうリスクを伴っているんだと、そして損失については一体誰が担うことになるのかと、ここまでやっぱり示してこそ説明責任果たしたということになるんじゃないかと指摘をしておきたい。 さらに、将来世代にとって重要になるのは、積立金の取崩...全文を見る | ||
○倉林明子君 経済の先百年は読めないという話も再々出ておりますけれども、株価ほど見通せないものも一方でないということが、この間の株価の動き見ていて本当に国民も実感していることじゃないかと思うんですね。株式運用の拡大というのは、そういう意味で様々なリスク、国民の資産に対して毀損する...全文を見る | ||
○倉林明子君 結局、プラスになったというところありましたけれども、消費税の増税の影響ですよね、これ。労働者全体の実質賃金というのはマイナス傾向から脱していない、こういうことが言えると思うんです。 そこで、質問なんですけれども、二〇一二年に続いて、本法案でもパート、短時間労働者...全文を見る | ||
○倉林明子君 いや、下げるのかということを聞いたんですけど。限定的でも下がるんじゃないですか。 | ||
○倉林明子君 つまり、五十万で見込んでいるから限定的なんですよ。本気でここを拡大しようと思ったら、見えてきたのはさっきの指摘どおり一千二百万人でしょう。ここまで本当に広げていこうと思ったら、賃金指標を本当に下げるということにもなっていくんですよ。私は、それを直視する必要あると思う...全文を見る | ||
○倉林明子君 要は、年金制度のやっぱり水準に関わってくることなんですよ。これがパート、短時間労働者の問題でも、そして高年齢者雇用の問題でも、その賃金水準は労使合意だと、つまり、そこには政府の責任というのが見えてこないんですよ。どうやってその水準を引き上げていくのか、ここに政治の仕...全文を見る | ||
○倉林明子君 今の説明でよく分からないんですよね。年金が直ちに下がることはないというのは、大臣もおっしゃっていたけれども、総理も答弁で何度もされていたと思うんですね。下がらないというんだったら、はっきり根拠、国民が納得するような説明をすべきだと思いますよ。どうですか。 | ||
○倉林明子君 私、この法が動き出して、そして本当にパート、短時間労働者を適用しようと、さらに高年齢の方々も引き上げようということになったら、物価が相当上がったとしても、景気回復が一定程度進んだとしても、年金のこの改定によっても下がる可能性というのがあるんだということを、私は逆にき...全文を見る | ||
○倉林明子君 将来のリスク、そして試算の指摘もありました。今の年金がいつからどの程度下がるんだろうか、こういう見通しも示せないで国民の理解というのは私得られないと思います。この審議の状況、そしてこの法案の内容、このまま成立させるというようなことは私、立法府としても責任が問われる問...全文を見る | ||
○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。 討論に入ります前に、本日採決を行うということに対しては断固反対だと、この意思を表明しておきます。 日本共産党を代表し、公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。 反...全文を見る | ||
○倉林明子君 反対理由の第三は、年金積立金を株価維持のために株式運用するものだからです。 年金を引き下げ続ける一方、年金積立金は増え続けることになります。あろうことか、安倍政権は、この巨額の積立金を株価つり上げのために運用を拡大しました。運用利回りが確保できる制度的保障もなく...全文を見る | ||
12月14日 | 第192回国会 参議院 本会議 第18号 議事録を見る | ○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律案、すなわち年金カット法案に対して、反対の討論を行います。 高齢者世帯の収入の七割を年金が占め、六割の高齢者世帯が年金収入だけで生活しています。将来の年金受給額...全文を見る |