倉林明子

くらばやしあきこ

選挙区(京都府)選出
日本共産党
当選回数2回

倉林明子の2019年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第197回国会 参議院 厚生労働委員会 閉会後第1号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今日、冒頭、大臣からも発言がありましたけれども、聞いていて大変違和感がありました。それは、いまだに不適切と言っているんですよね。毎月勤労統計調査における不適切な取扱い、これいまだに使っているということに非常に違和感を感じたんですね。 ...全文を見る
○倉林明子君 そういう認識だと、第三者性というものに対する認識が改めて問われると思いますよ。それは、厚生労働省から完全に独立しているということが担保されないと第三者性は確保できないんですよ。それが分かっていないということが改めてよく分かりました。  一番問題だと思うのは、この問...全文を見る
○倉林明子君 徹底的な調査、解明ということでいうと、現状の特別委員会では、私、機能を発揮しないと思っているんです。その上で、改めて調査、解明が必要だというところを指摘したいと思うんです。  資料を入れておきました。これは従業員五百人以上の事業主に対して、本来であったらこれは調査...全文を見る
○倉林明子君 これ、今、五百人以上、本来であれば全数調査としていたものについて、四百九十人以下の対応と同じことをやっていたというほぼ理解でいいんでしょうか。
○倉林明子君 これ、五百人以上について実質的には抽出調査をしていたということで、これ、実は指定、誰がどこまで関与してこういうことをやっていたのかということが非常に問題になるわけですよ。本来全数調査なのに、勝手に四百九十九人以下と同じような調査手法で選んでいたということですから、誰...全文を見る
○倉林明子君 何ぼ専決で処分したからといって、厚生労働大臣で判こついて指定しているということは、その政治的な責任というのは免れないと思うんですよ。一体、専決だったから大臣の判こついて、知らんかったで済むのかという問題なんです。私、全容解明、ここについての関与については更に徹底解明...全文を見る
○倉林明子君 これ、資料二のところに賃金指数の前年比の伸びというのを入れているんです。そこで見ていただきますと、二〇〇四年、平成十六年前後を見ますと、確かに変化はしているんだけれども、不連続なんです。二〇〇四年以前に本来の全数調査がされている、つまり、平成十五年度以前に全数調査の...全文を見る
○倉林明子君 ちょっと今の説明、確認しますけど、二〇〇四年のときは大規模事業、要は従業員五百人以上のところのデータについては三分の一しか集められていなかったのを補正していたんですか。補正していたんですか。
○倉林明子君 だから、データが、それまでは全数調査をしていて、いきなり三分の一でいいということになるんだったら、大企業のデータが三分の一しか反映されない。今回のデータの問題からいえば反対のことが起こっていておかしくないんじゃないのと、何で変化がないのかということが説明できないデー...全文を見る
○倉林明子君 考えられるのは何かといいますと、これ、二〇〇四年以前も全数調査を対象ということにしていたけれども、実際の回収率、これが三分の一、この程度やったんやないかと。だから、数字は動かないという根拠として考えられるのは、三分の一程度のデータしか集められていなかったのではないか...全文を見る
○倉林明子君 私、これをはっきりさせる必要があると思いますのは、そうなってくると、二〇〇四年以前についても実は過少給付の可能性が出てくるんですよ。だから、そこを改めて明らかにしないと、過少給付の救済が本当にこれで、予算提示もされているけれども、これでできるのかという疑惑もあります...全文を見る
○倉林明子君 またやります。
02月07日第198回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  まず、統計不正問題で総理に質問したいと思います。  二〇一八年の実質賃金が前年比で実際どうなのかと、それは大きな論点になってまいりました。今回の不正統計の問題で、本当の数字が分からないわけです。野党の独自試算では、ほとんどが前年同月...全文を見る
○倉林明子君 いや、報道を今日見ておりましてびっくりしたんですけれども、政府は実質賃金、数値見送りと、こういう報道が出ているんですけれども、総理、公表しないつもりですか。
○倉林明子君 結局、今の答弁、出すんですか、出さないんですか。どうですか。
○倉林明子君 いや、しっかり検討するということですし、今の説明では国民納得しないと思うんですね。世論調査見ていましても、政府の説明に対して納得できないというのが八割なんですよ。そして、この問題が発覚した後の政府の対応も、これ組織的隠蔽を続けていると言わざるを得ないと思うんですね。...全文を見る
○倉林明子君 徹底検証が必要なんです。真相究明は与野党問わずの課題だということだったはずですよ。  委員長に求めたいと思います。  大西前政策統括官、そして樋口特別監察委員会委員長、そして西村統計委員長、この参考人招致を求めたいと思います。
○倉林明子君 今回の統計不正によって、もう判明しているだけで、十四年間、過少給付延べ二千十五万人、これ、失業や労災で労働者が、労働者、家族が一番困っているときに追い打ちを掛けるようなことをしていたという問題だというふうに思うんです。  これ、追加給付のスケジュールが示されました...全文を見る
○倉林明子君 なぜ正確な給付ができないのかということの答弁が抜けております。
○倉林明子君 これ、該当する個票データの保存期間はどう定めていますか。
○倉林明子君 本来これ保存されているはずのものがないということなんですね。膨大な調査票があるわけです。その中で、二〇〇七年一月の古いデータの方だけがなくなっているということなんですね。何でこんなことになっているんでしょうか。
○倉林明子君 何でそんなことが起こるのかというのが不思議なんですよね。結局、今の説明でも、厚労省だけで探したんだけれども見付からなかったという話ですよね。これ、本当にデータはないのかというのが私には不明なんですね。  これ、電磁的記録媒体の保存については、報告書によらずとも、厚...全文を見る
○倉林明子君 だから、その当時の説明によると、一九八〇年以降の電子的記録媒体はある、こう明言しているんですよね。この説明が事実ならば、二〇一六年十二月には、二〇〇七年、今回なくなったというデータはあったことになるんですよね。今回の調査では確認できない、これなぜなのか。なぜ、膨大な...全文を見る
○倉林明子君 これね、本当に理由が分からないんですよ。理由が分からない。なぜなくなるのかが分からない。  そして、この電磁的記録媒体の保存責任者というのは誰なのか。これ、毎月勤労統計の調査規則で明示、明記されているんですよ。この責任者は厚生労働大臣ですよね。私は、これ、大臣の責...全文を見る
○倉林明子君 だから、しっかり第三者の目も入れる必要あるんですよ。調べてもらう必要があるんです。  私は、お諮りしたいと思います。  旧対象事業所の電磁的記録媒体、しっかり見付けて、提出をお願いしたい。
○倉林明子君 統計法第一条では、公的統計が国民にとって合理的な意思決定を行うための基盤となる重要な情報であるというふうに統計を位置付けております。統計情報は、利用する政府のみならず、国民共有の財産なんですよ。その統計に穴が空くというようなことはあってはならないわけです。  総理...全文を見る
○倉林明子君 国民共有の財産をこのままだと毀損させる、穴が空くということになるんだと、そういう認識で取り組む必要があるということを申し上げたい。  そして、そもそも統計法は、一九四七年、第二次世界大戦の後にいち早く制定されました。その背景には、我が国の統計が戦時中に壊滅的な打撃...全文を見る
○倉林明子君 戦争の教訓というのを深く受け止める必要があるというふうに思うんです。統計法の基本理念には、こうした教訓から中立性及び信頼性の確保が掲げられております。過ちを再び繰り返すようなことがあってはならないと強く申し上げておきたい。  次に、高過ぎる国民健康保険料、税につい...全文を見る
○倉林明子君 実際に命を落とす例があってはならないと、そういう答弁がいただけるかなと思ったんですが、なかったのは極めて残念です。  二〇〇五年から始まったこの報告は、民医連の医療機関にたまたまつながった事例なんですね。氷山の一角にすぎないんですよ。さきの調査によりますと、手遅れ...全文を見る
○倉林明子君 今の説明をパネルにいたしましたけれども、御紹介があったように、所得が低いのに保険料は高い、これが国保の構造問題になっております。  厚労省にもう一つ確認したい。国保加入者の平均所得、これ、一九八六年、一九九一年、二〇一六年、それぞれ額はどうなっていますか。
○倉林明子君 加入世帯の平均所得というのは、ピーク時の半分に減っているんですね。一九八〇年代よりも少なくなっています。  国民健康保険料が高くなる、この理由の一つに、一人当たりの医療費が高いという問題があります。国保と組合健保の比較はどうなっているのか、特に疾病別、年齢別でどん...全文を見る
○倉林明子君 今の説明をパネルにして、これ、入院医療費で見るとよく分かるのでグラフにしてみました。精神疾患等占有率というのが現役世代では本当に高いというのが国保の特徴にもなっているんですね。  総理に伺いたいと思います。  国保加入者の高齢化、低所得化、そして重症化、これ年々...全文を見る
○倉林明子君 三千四百億円の公費投入では、国保の構造問題は解決しませんよ。  国が三千四百億円の投入を決めた後、全国知事会、全国市長会、この要望はどういう内容になっていますか。
○倉林明子君 つまり、国庫負担を増やしてほしいということなんですね。  私は、こういう地方からの要望に対し、総理として正面から応えるべきだと思います。どうですか。
○倉林明子君 知事会は、二〇一四年には、協会けんぽ並みに引き下げるためには総額一兆円の公費投入が必要だと、こう訴えていたわけですね。  私、財源というなら、アベノミクスで確実にもうかっている人にこそ負担してもらうべきだというふうに思います。株取引に対して欧米並みに三〇%税率引き...全文を見る
○倉林明子君 だから、本当に、それでは財源確保として国保の公費負担分確保できていないということあるわけですから、しっかり確保を求めているこの声にこそ応えるべきだと思います。  さらに、全国知事会からは、子供に係る均等割保険料の軽減措置の導入が要望されております。どれだけ重い負担...全文を見る
○倉林明子君 これ年額ですので、今、月額でちょっと比較しにくい答弁だったので、もう一回、年額で。
○倉林明子君 本人負担でいうと、保険料は国保、今およそ倍なんですね、協会けんぽの倍ということが分かると思います。  公的医療保険は、国民に平等に医療を保障するための仕組みであります。加入する医療保険によって負担や給付に大きな格差がある、私それ自体大問題だと思うんです。  なぜ...全文を見る
○倉林明子君 いやいや、国保にはほかの保険にない均等割が何であるのかという説明には今なっていなかったんじゃないですか。もう一回。
○倉林明子君 これ、ゼロ歳児にも掛かるんですよ。負担能力に関係なく人間の頭数で負担を課す、これはもう、もはや古代の人頭税ですよ。子供に係る均等割は子育て支援への逆行に私ほかならないと思います。  全国知事会からも再々要望が提出され、二〇一五年に地方との協議の場で検討すると、こう...全文を見る
○倉林明子君 だから、いつまでに結論を出すのかと聞いたんですけれど、重ねて聞いてもこの点では答弁がないようであります。私、極めて不公平な負担になっているということを強調したいと思うんですね。  厚労省に聞きたいと思いますけれども、ドイツの公的医療保険では被用者と自営業者の保険料...全文を見る
○倉林明子君 よっぽど言いにくいのかと思いますけれども、ドイツの公的医療保険、加入している人たちのところでどうなっているかというと、所得割だけなんですよ。フランス、スウェーデン、この医療保険料も所得比例型です。オランダの医療保険料には定額部分あるけれども、これ、十八歳未満の子供の...全文を見る
03月14日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  私から、毎月勤労統計について一問だけやらせてもらいたいと思うんですね。  大臣は、特別監察委員会について、中立的で客観的だと一貫して答弁されているんですね。ところが、ここに大きな疑念が生じているんですよ。そこを私はしっかり受け止める...全文を見る
○倉林明子君 いや、そこに対して国民の信頼、先ほどNHKの調査の結果の報告もありましたけれども、国民が信用していないんですよ。そこをしっかり受け止めないと、幾ら大臣が中立だ客観的だと説明しても理解得られないと。改めて委員会での集中審議を求めておりますので、引き続きの議論はやらせて...全文を見る
○倉林明子君 いや、現状がこうだからということで上限の引き方になっているんですよね。  私、大臣に聞きたいと思うんですね。医師がこの案の時間上限まで働いて亡くなる、こういうケース、実際に起こっていますよ。この上限を定めた後、こういう働き方で亡くなった場合、当然過労死が認定される...全文を見る
○倉林明子君 これ、千八百六十時間といいますと、月百五十五時間、十二か月連続という勤務になるんですね。個別の要件あったとしても、本当に労災基準を上回るという時間になっているということは重大だと思うんですよ。  この案に対して、医師である家族を過労死で亡くした遺族、医師には人間ら...全文を見る
○倉林明子君 この過労死で亡くした遺族の声、抗議の声というのは、千八百六十時間という上限を聞いた上で抗議されているんですよ。さっきの検討会の話というのは、それ以前の話なんですね。  だから、改めて、この上限設定についてで大臣は聞いたのかということでしたので、改めて聞きたいと思い...全文を見る
○倉林明子君 いや、大臣に直接聞いてほしいって言っているんですよ。答えてください。
○倉林明子君 私は、当事者の声をしっかり受け止めるという大臣であってほしいと思います。強く要望しておきます。  医師も人間なんですよ。同じ労働者なんですよ。医師が過労死してしまえば、医療提供体制、守れるものも守れないんですよね。過労死容認の上限規制というのは、私は断じて認められ...全文を見る
○倉林明子君 二〇一三年の引下げに対して裁判で闘っている原告が千名を超えていると、そして今回、二〇一八年の引下げに対しても不服申立てが六千件を超えるという規模になっていますね。  相次ぐ引下げに対して、生活保護受給者からは、これ以上何を切り詰めればよいのか、いつまで引下げが続く...全文を見る
○倉林明子君 つまり、同じような生活水準を維持していただくためにどれだけの扶助があればいいのかという説明なんですね。ところが、この基準の大幅な引下げで、生活保護利用者は以前と同じ生活ができなくなっているんですよ。  原告の声を私、相当読ませていただきました。切実ですよ。基準引き...全文を見る
○倉林明子君 これ、電気製品の消費を一般の世帯より購入比率が高くなる、こういう出方するんですね。実際の生活保護世帯の消費動向を反映したと到底言えない代物だというふうに私も見せていただいて思いました。  さらに、その運用、これも極めて不可解なんですね。  生活扶助相当CPIによ...全文を見る
○倉林明子君 いや、本来、消費税分差し引いてもこれ二・三%のプラス改定になるはずなんですよね、この二〇一三年度の考え方でいったら。ところが、二〇一八年度も引下げですよ、今の説明のとおり。  引下げの根拠、合理的な説明が、合理的な根拠が私はころころ変わっているんじゃないかというふ...全文を見る
○倉林明子君 そうなんですよ。この新たな考え方に基づく指数、指標を使うということに対して、合理的、客観的なものなのかどうかということを統計局に聞いたり、基準部会に諮ったりしていないんですよ。勝手に決めているんですよ。私は、物価偽装だという指摘、学者の先生、統計学の学者の先生から指...全文を見る
○倉林明子君 生活保護基準について、生活保護法の立法担当者だった小山進次郎氏、その著書にこうあります。保護の基準はあくまで合理的な基礎資料によって算定さるべく、その決定に当たり政治的色彩の混入することは厳に避けられるべきこと、及び合理的な基礎資料は社会保障制度審議会の最低生活水準...全文を見る
03月14日第198回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  昨年も年金不祥事が発覚をいたしました。扶養親族等申告書の未提出、委託業者によるデータの入力ミスがありまして、昨年二月時点では百三十万人、二十億円に上る過少給付が発生いたしました。年金が減っていて驚いた高齢者が年金事務所に殺到するという...全文を見る
○倉林明子君 五パーが一〇パーになって倍ほど天引きされたというだけじゃないんです。(資料提示)  これ、厚労省が作った扶養家族一人というときの月額二十万のモデルなんですけれども、これ、扶養親族等申告書を提出した場合だと千百四十八円源泉徴収。ところが、提出しないと幾らになるか。一...全文を見る
○倉林明子君 これは二〇二〇年分の支払からこういう改善がされるということになったわけです。これは良かったと思っているわけですけれども、今年についてはまだ改善されておりませんで、二月の年金支給、これ間に合わなかったという方が受給者四十二万人と伺っております。年金受給者には不利益がな...全文を見る
○倉林明子君 極めて高いんです。  総理、日本の高齢者はなぜこんなに就業率が高くなっているのか。
○倉林明子君 日本の高齢者の働く意欲ということで、そういうのを内閣府も意識調査しているんですね。これ見ますと、六十歳以降に就労を希望する理由、これで一番多いのが、生活費を得たいから、七六・七%に上っております。つまり、年金だけじゃ暮らせないんですよ。そういう実態があるわけです。 ...全文を見る
○倉林明子君 いや、年金だけでは暮らせない高齢者の実態があると、だからこそ低所得者対策、無年金対策というのも政府はやってきた、そう受け止めてはいるんですよ。  そこで、私は、政府が改善策としてやってきたその低所得者、無年金対策というのも検証する必要があるなと思っております。年金...全文を見る
○倉林明子君 少ないんですよね。さらに、受給資格期間の見直しというのは、無年金者を減らせても、それだけでは低年金の解決にはならない水準だというのが今の答弁でも明らかだと思います。  また、政府は、今年十月から、消費税一〇%増税と引換えに低年金に上乗せをする年金生活者支援給付金、...全文を見る
○倉林明子君 保険料納付期間が十年だと、年金そして生活者支援給付金、これ上乗せされても受け取れるのは一万七千五百円、これ月額ですよ。これでは、私、根本的な貧困打開策にはならないというふうに思うんです。総理、どうですか。
○倉林明子君 いや、これ、増税の負担の方が本当にはるかに重いんじゃないか、そういうふうに指摘せざるを得ないと思うんです。  そこで、パネル四を見ていただきたいと思うんです。この間、厚生年金、国民年金、新規裁定、ここでは、実は名目でも平均見ると、受け取れる金額減っているんですよ。...全文を見る
○倉林明子君 今の説明、つづめて言うと、物価は一%上がっているんだけれども、年金は〇・一%しか増えないと、そういうことですよね。  つまり、賃金の伸び悩みの影響、そして、今回、キャリーオーバーということで調整分持ち越しというのが初めて行われることになりまして、〇・九%目減りする...全文を見る
○倉林明子君 私、これ、さっき答弁ありましたけど、名目でも平均で減っているんですよ。名目で減らさないと言いながら、マクロ経済スライドを掛けていくとこれは下がるんですよ、もっと。だから、下がる仕組みはやめたらどうかと。  マクロ経済スライドの説明を求めているんじゃないです。こんな...全文を見る
○倉林明子君 いや、高齢者の生活の目線で見れば、買えるものが少なくなるんですよ。生活実態が後退するんです。年金目減りしているんですよ。高齢者の生活の実態を私は見るべきだと思う。このマクロ経済スライドは今後二十年以上に及ぶというのが政府の試算になっているはずです。今でさえ高齢者の生...全文を見る
○倉林明子君 要は、非正規の雇用の労働者って六割いるんですよ。そして、そういう人たちは、今もらっている賃金も低いんだけれども、そのまんま年金生活に入ったら、マクロ経済スライドでようけもらえるようになんかならぬのですよ。低年金の方たちがもう増えるばっかりになるんじゃないかということ...全文を見る
○倉林明子君 年金削減続いている高齢者、そして将来の人たちにとっても納得できる答弁ではなかったと指摘をして、終わります。
03月20日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  障害者が六十五歳になりますとそれまで利用していた障害福祉サービスから介護保険への移行が迫られるということで、大問題になっております。  岡山市にお住まいの浅田達雄さんという方がいらっしゃいます。生まれつき四肢に重度の障害があって、飲...全文を見る
○倉林明子君 いやいや、実際にサービスが打ち切られたんです。こんなことはあってはならないんじゃないかという、そこについての大臣の判断聞きたいんですけど。
○倉林明子君 いや、打ち切られたら生きていけないという状況になるようなことは明らかなんですよ、この浅田さんの場合ね。私は、こういうことはあってはならないと。はっきり、いろいろ言う前に、大臣としてはそういう立場で受け止めていただきたいと思うわけです。  浅田さんは、先ほどあったよ...全文を見る
○倉林明子君 今御説明がありました障害保健福祉関係主管課長会議、全国会議で周知された中身について、資料でその部分抜粋しております。  今年になりまして新たに追加的に挿入された文章を点線で囲みました。今御説明にあったとおり、保険優先の考え方が原則だということが改めて強調された上で...全文を見る
○倉林明子君 質問の趣旨を聞いていただきたいと思うんですよ。だから、浅田判決で示されたように、介護認定の申請を出していないと、こういう方いるわけですよね、これまでと同じように障害福祉サービス使いたいと。だから、認定はしない、申請主義なんですから、介護保険は。  だから、申請しな...全文を見る
○倉林明子君 いや、私はこういう、裁判に訴えるということ自身が大変なことなんですよ。裁判に訴えて初めてこれが違法だということが確定したんですよ。まあ、いろんなケースあるでしょう、もちろん。それ否定しないんだけれども、明確に判決が出ていることについてはきちんと周知、通知するべきだと...全文を見る
○倉林明子君 いや、その通知を聞いてないさかいにこんなことが起こっているんですよ。そういうことも踏まえて新たな通知の検討、大臣、これ本当にお願いしたい、受け止めていただきたいと思います。  それでは、介護保険優先原則、これで介護保険に移行した障害者がこれまでどおりの支援が受けら...全文を見る
○倉林明子君 実態つかんでいるのかということについて答弁はありませんでしたが、改めてそれは後日確認をさせていただきたい。  要介護四、五、これを上乗せの要件としている自治体も少なくないんです。さっきの浅田さんの例でいいますと、泣く泣く介護保険の申請されました。そうすると、月二百...全文を見る
○倉林明子君 冷たい話やと思って聞いていました。国庫負担基準を減らして、自治体が上乗せしようにもできないというふうに財源面でこれ誘導しているのが厚労省のやり方なんですよ。私、介護保険優先で使えるサービスが減少する、こういう起こっている事態が問題なんですよ。それに痛みを感じないとい...全文を見る
○倉林明子君 一割負担がどういうことかというのを言いますと、一割負担は償還払いできるというふうに対象を広げました。しかし、これ償還払いで、更に要件があって、五年以上のサービス利用である、要介護一以上と条件付で、要支援になればこれは対象外となって負担が生じるんですよ。六十五歳になっ...全文を見る
○倉林明子君 大臣、何の宿題だったか分かっていないと思うんですよ。  二〇一〇年の障害者自立支援法違憲訴訟の原告団、弁護団、国の基本合意というのは、総括と反省を踏まえて、新法制定に当たっての論点ということで確認しているんですよ。その中に、介護保険優先原則の廃止、そして実費負担の...全文を見る
○倉林明子君 やっぱり、障害者の基本的な人権、尊厳をどう守るのかということで総括と反省が生まれたということを、私は、大臣、引き続きまた質問しますから、もう一回、その総括と反省の部分もお読みいただきたいと思います。改めて、障害者の尊厳が懸かった問題ですので、原告団が言っていたことだ...全文を見る
04月23日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。  本委員会での質疑の後に、旧優生保護法に基づく優生手術を受けた者に対する一時金の支給に関する法案、委員長提案として議決される見込み、運びとなっております。度重なる議論の後に、現時点で最大限全会派が一致できる内容となっていることか...全文を見る
○倉林明子君 そこで、当事者や関係団体の意見の第一というのは、国の謝罪が明記されていないということであります。資料の一、優生手術に対する謝罪を求める会の意見にありますとおり、責任を明らかにして国に謝ってほしい、国による反省と内容の明確化、被害者への謝罪が人権回復の第一歩だというも...全文を見る
○倉林明子君 それが今の謝罪に当たる言葉だということでしょうか。  私は、求められているのは明確な国の謝罪だということを深く自覚すべきだと言っているんですよ。つまり、いつ明確な謝罪をされるのかということに対する答弁いただけていないと思うんだけれども、これ、いつするおつもりか、ど...全文を見る
○倉林明子君 いや、当事者が納得していないんですよ。謝罪されたというふうに受け止められていないんです。だからこそ、いつきちんと明確な謝罪をするのかという質疑をさせていただいたんです。私は、きちんとした謝罪が求められているということを深く自覚してほしいと強く求めておきたいと思います...全文を見る
○倉林明子君 各地の提訴の状況等も紹介ありましたけれども、原告が求める賠償金の額ということでいいますと、一千万円以上、最高三千万ということです。  交通事故による生殖機能を失った場合の慰謝料でも、最高一千万円という数字も出てきております。私は、法案の一時金ということでいいますと...全文を見る
○倉林明子君 法が成立しても被害回復に至らないという率直な被害者の声というのを私たちはしっかり受け止めなければならないと思います。さらに、一時金の対象者につきましても、弁護団から、遺族や配偶者が含まれておらず、被害者への通知を定めていないことから、多くの被害者の被害回復が図られる...全文を見る
○倉林明子君 今の数字お聞きしたとおりで、やっぱり二万五千とも言われている中で、直ちに申請、特定されていて可能だというのが三千七十九人、これが最大数ということに現時点ではなろうかと思うんです。そういう意味でいいますと、極めて低い数字じゃないかというふうにも思うんです。  今回の...全文を見る
○倉林明子君 当事者は納得していないということだと思うんですね。私たち国会、そして政府は、障害者権利条約、私たち抜きに私たちのことを決めないでと、この原点に立ち返って被害当事者に向き合わなければならないと思うんです。  日本障害者協議会は、今回の問題の対処について、乗り越え方を...全文を見る
04月25日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今日は、難病問題について質問したいと思います。  難病法が施行されてから間もなく四年ということになります。法制定時には、患者、家族の皆さんが、もっとたくさんの難病患者がいる、みんな困っている、その方々を一つでも多く同じ難病対策に入れ...全文を見る
○倉林明子君 そうなんです。この経過措置の終了が物すごい大きかったんですね。当初から懸念されていたということは現実になりまして、医療費助成が受けられない難病患者続出という事態になりました。  これ、経過措置終了後、経過措置適用者のうち、二〇一八年一月時点の医療費助成である特定医...全文を見る
○倉林明子君 つまり、申請なし、不明ということも合わせますと、医療費助成が受けられなくなったという難病患者さんが実に十五万人という数に上るわけですね。申請なしには、これ軽症であることから医師から止められたり、あるいは、やっても軽症で外れるよということで申請しなかったという方や、初...全文を見る
○倉林明子君 確かに最終報告ではないということなんだけれども、症状の安定も否定できないという部分を引用するかなと思ったらしっかり引用されていて、そこだけはしっかり報告書を利用しているなと思いました。  私、重大だと思うのは、数字として半年間で五・三回から三・六回に通院頻度落ちて...全文を見る
○倉林明子君 いや、実際に患者団体からそういう実態あるよと、実際にその研究班での結果も、まだ成果、意見出ていないということだけれども、注目すべきことだと思っているんです。  難病法の第二条、基本理念、ここには、難病患者に対する医療等は、難病の克服を目指し、難病の患者がその社会参...全文を見る
○倉林明子君 いや、そうは思わないんですよね。  財源面のこともおっしゃったので次に質問しようと思うんですけれども、私、この重症度分類で軽症者を外したことが財政的なことでの公平かつ安定な運営のためだとおっしゃるんだけれども、実際にこの医療費助成拡大して何をしようとしていたかとい...全文を見る
○倉林明子君 今の答弁、難病だけですか、小慢は含んでいませんか。
○倉林明子君 これ、疾病の指定でいいますと六倍に増えたと。先ほど紹介したとおりです。ところが、受給者数で見ますと見込みの六割というところにとどまっております。結果、見込んでいた二〇一五年度の公費投入額よりも大幅に少なくなっているんですよ。私は、大きな乖離が出てきていると言わざるを...全文を見る
○倉林明子君 法の執行の責任というのが、所管しているのは厚労省ですから、やっぱり法の執行状況というのをしっかり見て、審議会についても抜本的な見直しということで始めていただきたいと思います。  難病患者、家族の長年の運動、これによって成立したのが難病法であります。見直しに当たって...全文を見る
05月08日第198回国会 参議院 本会議 第15号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  私は、日本共産党を代表し、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、厚生労働大臣に質問します。  セクハラを含む性暴力に対して被害女性たちが泣き寝入りせずに声を上げようと立ち上がり、世界中に広がった...全文を見る
05月09日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  まず、介護納付金の算定誤りについて私からも質問させていただきたいと思います。  今回の事案もやっぱり大臣に情報が伝えられたのが大変遅かったということが他の委員からも指摘、繰り返しありました。大体二か月近くたってから第一報を大臣は受け...全文を見る
○倉林明子君 危機管理の鉄則が守られていないと、そういう組織になっているんだということを、極めて深刻な事態だということを指摘せざるを得ないと思うわけです。  そこで、年末年始、この時期というのは、厚労省は毎勤統計の不正対応に非常に追われて、組織を挙げて追われていたという状況でし...全文を見る
○倉林明子君 いや、その範囲で本当に再発防止ができるんですかということなんですよ。踏み込んでそういう言えない環境がなかったのかということも検証したのかということを改めて言っているわけで、その指摘に対する回答がないということについては指摘をしたい。重ねて、検討要るんだと私は思ってい...全文を見る
○倉林明子君 ざっとでも百六十、もうちょっと増えるかな、膨大なデータの規模だということは明らかだと思うんですね。  とはいえ、介護保険でいうと、高齢者のうちおよそ七人に一人が利用していると。さらに、個人の特定ということで、この懸念というのが繰り返しやっぱり指摘もされているんです...全文を見る
○倉林明子君 これ委託も可能ということにしていませんか。
○倉林明子君 つまり、委託先も含めてこのデータのところで関わっていくという可能性あるわけですよね。これ、情報管理、この点でも責任を負うということになるわけです。  さらに、私、個人の特定に直結してリスクが高いなと思って懸念しているのは、市町村が活用するとしている国保DB、そして...全文を見る
○倉林明子君 それでは、果たして、国民のこの機微の高い、絶対に漏えいさせてはならないという情報は確実に守ることができるのかということが問題だと思うんですね。国民が一番心配しているところだと思うんです。  そこで、これ共同通信によりますと、一八年の個人情報流出あるいはおそれのある...全文を見る
○倉林明子君 いや、聞いたことは、一般論としてですよ、今の法案の話じゃなくて聞いたので。繰り返しませんけれども、質問趣旨をしっかり聞いてつかんで答弁する努力をしてほしいと思いますので、よろしくお願いします。  そこで、情報漏えいリスクは非常に高まっているというのが一般的な事実だ...全文を見る
○倉林明子君 内閣に確認です。  それでは、先ほど委託できるということで確認しました審査支払機関、そして国保連、これは新たに監視対象と加えた法人、団体の中に入っていますか。
○倉林明子君 これ、漏えいのリスクということでいうと、年金以上に漏れた場合の国民生活への影響、個人への影響、極めて大きいというところに踏み込むということになるんです、今度ね。これは委託できるという規定になっているけれども、委託したらそういうリスクというのは本当に高いんですよ。だけ...全文を見る
○倉林明子君 これは株式会社富士経済が試算をしているんですね。二〇二五年、医療関連業界向けの医療ビッグデータ分析の市場、これが二〇一六年には四倍にも拡大するという、こういうデータの開放を見込んだ分析になっているんじゃないかというふうに思います。今後はカルテデータの活用も進むんだと...全文を見る
○倉林明子君 これは、要は、大丈夫だからそういう希望をしても外さないという立て付けですよね。  ところが、匿名加工したデータは安全かということです。匿名加工したデータでも、AIに読み込ませればほかの情報と組み合わせることで簡単に特定できる、こういう時代に今なっているんですよ。E...全文を見る
○倉林明子君 不合理な審査の解消のために合理化していくんだという話だったんだけれども、一昨日の審議でも、これ、ローカルルールって十四万項目あったというお話ありましたよね。それが、統合しなくても五万項目まで減っているんでしょう。二万項目ぐらいまでは減らせる見込み立っているんでしょう...全文を見る
○倉林明子君 いや、平準化の際に、平準化が目的となって、これ医師の裁量権を侵害すると、こういうことをやったら駄目だよということなので、くぎを刺しておきたいと思います。  支部の集約、統合について、実はこの実証テストがやられています。そして、この検証結果を踏まえて法案提出という説...全文を見る
○倉林明子君 実証テストの結果を見ると、統合することによって実務が逆に、結論から言うと、不合理なことになっていないかというんです。  私は、このレセプト審査というのは、正確で合理的な実務、迅速性、ここが担保される必要がもうあると思うんですね。ここに支障を来すようなことがあっては...全文を見る
○倉林明子君 後期高齢者医療制度ということで、移行してもう十年ですか、努力義務ということで課しながら果たされていない。これを放置してきたということ、極めて責任は大きいというふうに言わざるを得ません。その上で、唯一実施できてきたという健診事業についても、これ市町村に委託していると。...全文を見る
○倉林明子君 専門職の確保ということになると、もう小規模な自治体ほど大変やと思います。それは指摘もありました。私もそう思います。  特別調整交付金充てることできるよと言います。しかし、本来これ災害時などに特別な事情で交付するというもので、決して恒常的な財源とは言えないと思うんで...全文を見る
○倉林明子君 将来の医療費負担の軽減に医療費全体がつながるんじゃないかと、その期待は期待として受け止めますけれども、後期高齢者保険料というのは今々の負担が大変になってきているんですね。軽減特例が廃止されたということに伴いまして、対象者だった高齢者に大幅な保険料の負担増ということに...全文を見る
○倉林明子君 高齢者の負担増についてはやっぱりしっかり考えるべきだと思うんです。消費税の増税まですると言っているし、年金は上がらないどころか実質的には下がるという状況にあるわけで、トリプルパンチになるんです。そういう実態を踏まえて、この事業について保険料負担で賄うと機械的な答弁に...全文を見る
○倉林明子君 調整交付金の活用、二号保険料負担の配分、これも傾斜付けるということで、予防健康管理を強化し、健康寿命の延伸を図ると、こういうことも盛り込まれていたかと思うんです。  そこで、三月二十日に未来投資会議が開かれておりました。ここで安倍総理は、病気予防や介護予防、この保...全文を見る
○倉林明子君 私、大臣に聞きたかったのは、そういうことをやって結果として給付費抑制につながると考えているのかと。これ、答弁ありましたか。
○倉林明子君 結果として給付費の抑制につながる場合もあるということは、結果として抑制につながらない場合もあるというふうに考えておられるのか、ちょっとここ大事なところだと思うので、はっきり答えていただきたい。
○倉林明子君 趣旨はよく分かりました。  ただ一方で、新しい研究が進む中で、健康寿命の延伸が直ちにやはり結果としての給付費の抑制につながるかどうかということについての疑問も呈されているということはよく踏まえる必要があるというふうに思います。短期的な医療費の給付抑制にはつながって...全文を見る
○倉林明子君 趣旨はそうだと言うんだけど、実態、桑名のようなことが、三重県の桑名市にとどまらず起こっていると、そういう実態があるということをしっかり逆につかむ必要あると思うんですよ。  短期的な確かに給付抑制にはつながるかもしれないけれども、実際、大東市でも、元気でまっせ体操で...全文を見る
○倉林明子君 いや、今回の高齢者の保健事業と介護予防事業の統合、これ、結局、今から進めようとしている、財政審での提案にもある、要介護一、二、これも介護保険から外していくと、これ地続きの話になっているんじゃないかと懸念が広がっているわけです。もう給付費を抑制しようということで、こう...全文を見る
○倉林明子君 義務としての健康、これ国家のスローガンにしたのがナチス政権なんですね。一九三四年、保健事業統一法、これによって、民族、国家のために健康でいることはもはや各個人の義務となったと。これで福祉コスト削減、そういう状況迫られておりましたが、これ契機となって、人間を福祉に値す...全文を見る
05月14日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等の一部を改正する法律案に反対討論を行います。  反対の第一の理由は、機微性の高い個人情報を含む医療、介護、ビッグデータを連結解析し、民間企業に開放する点です。  今や匿名加工情報でも様々な情報と結び付けることができれば個人...全文を見る
○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今日は、学童クラブ事業について質問したいと思います。  共働きが広がる中、保護者がお金を出し合って借家を借りるなどして始めた、これが共同学童、私もそういう共同学童をやってまいりました。子供たちは異年齢の集団の中で指導員の先生に見守ら...全文を見る
○倉林明子君 従うべき基準ということで定められたのはその二つということで、それ以外については参酌すべきという基準にとどまっているというのが実態なんですよね。  そもそも、従う基準ということで二人以上の職員配置、これ定めた理由というのは何だったんでしょうか。
○倉林明子君 現実、無理がないからそういう基準にしたんだということじゃなかったと思うんですよ。やっぱり質の確保、これ議論の根底にあった。だからこそ、このときの配置基準、職員の資格というのはまさに子供の人権、命の保障に直接関わることであって、国が統一の基準を示すべきと、これ社保審学...全文を見る
○倉林明子君 参酌すべき基準は、人数でいうと、単位はおおむね四十人以下なんだけれども、なぜか統計は四十五人までのところで達成率が七三・八だという御説明なんです。これはおおむねの基準がきちんと取られていないんですね、私もいろいろ見てみましたけれども。  そうしたら、全国学童保育連...全文を見る
○倉林明子君 いや、児童福祉法としてどうかという話聞いているんですよ。それは、自治体ができますと、責任持ってやります、そういうのは国の責任を地方に丸投げするということになるん違いますか。  無資格でこれ参酌すべき基準にすると何が可能になるか。無資格で一人でも可能というふうになる...全文を見る
○倉林明子君 処遇改善の予算措置ということのやっぱり根拠は、従うべき基準ということを国が責任を持って、予算措置の必要があったから、これできてきたと思っているんです。十分だとは思っていませんよ。しかし、年額で三分の一を国が公費で持つということとして設置した意義は大きいと思う。  ...全文を見る
○倉林明子君 いや、それはこれから先の対応について今述べはったわけで、法改正、地方分権推進法の一括の中で児童福祉法を改正するという議論にどう生かしたのかという説明は全くされていないと思う。  私、大臣に聞きます。いいですか。  専門委員会の委員長がおっしゃっているんですね、新...全文を見る
○倉林明子君 そういうのを地方自治体への丸投げと言うんですよ。国の責任放棄だということを厳しく指摘したい。  児童福祉法の観点から子供の最善の利益にとってどうなのかと、分権法でやるべき議論じゃないんですよ。児童福祉法としてきっちり議論すべきことであるということを重ねて強く求めて...全文を見る
05月20日第198回国会 参議院 行政監視委員会 第1号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今日は、農業、集落営農組織の支援策ということで質問したいと思うんです。  今年から、家族農業の十年、これスタートするということになるわけです。家族農業、小規模農業の役割を重視し、各国が支援しようということで国連が呼びかけたもので、こ...全文を見る
○倉林明子君 実は私も、中山間地と言われる、福島の山の中なんですけれども、農家で育ちまして、そのときからやっぱり集落営農組織でどうやって集落を守っていくのかという取組というのを父がやっておりましたもので、改めて、京都も本当に集落営農の存続が危ぶまれるというような状況にもなっており...全文を見る
○倉林明子君 ずっと伸びてきたんだけれども、最近やっぱりちょっと頭打ちというのが実績額を見ると出るんじゃないかな、実績の件数等を見ると出ているんじゃないかと思うんです。  これ、要件も加わりまして、広域化とか体制の拡充などの加算は付くということなんだけれども、実際として、継続し...全文を見る
○倉林明子君 出発点は国だったということを改めて確認させていただきました。  一方、それやった上で、悉皆調査に取り組もうというところに注目してほしいなと思うんです。アンケートに答えていないところにこそ問題があるんじゃないかということで、踏み込んだ調査に取り組もうということに足踏...全文を見る
○倉林明子君 いや、いろいろ条件あって使いにくいし使えていないという実態なので、本当に、機械潰れたら農業諦めるという事態になっているので、緊急にやっぱり要件緩和、中古も買えるようにというところにどうしたら支援できるのかということで考えていただきたいということです。  さらに、農...全文を見る
○倉林明子君 いや、六百万円という線引いたことが現場に混乱も起こっているし、世帯全体で六百万なんという線というのも、本当に所得として線引きするのにふさわしいのかというのがあるんですよ。まずは六百万円という線引きを撤回するように私は重ねて強く求めたいと思います。  その上で、この...全文を見る
05月21日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  毎勤統計の不正事案の発覚から見ますと、既に五か月が経過しております。毎勤統計のデータ、これ八年分がいまだ欠損したままというふうになっております。これ、三つともそろわないと復活できないデータがあるということが要因になっているわけですけれ...全文を見る
○倉林明子君 統計データ、代替できないということにとどまらず、私は、国民の財産だということを強調したい。欠損したままということは絶対に許されないことなんですよ。前代未聞のことになっているということを改めて踏まえた議論が必要だというふうに思っております。おっしゃったとおり、景気判断...全文を見る
○倉林明子君 繰り返し繰り返し、なぜやらないのかということも申し上げてきたんですけれども、私、それもやっぱり内部にとどめた話になっているんですよ。業者の話でしょう。やってもらっている業者の話だということですよ。私、相当な確率でデータの復活、発見も可能な技術だというふうにも聞いてい...全文を見る
○倉林明子君 つまり、この新産業分類が変更されたところについては推計ができる見通しが見えてきたということが言えると思うんですよね、それやっていこうということだから。実相に近づくという推計は可能だということかと思います。  もう一つのその見付かっていない個票データの二〇〇七年の一...全文を見る
○倉林明子君 何の論拠があってそんな説明できるんですか、当たらないと。こういう傾向が出ていると、私は、三分の一並みになっているなんという説明は一言もしておりません。実態として減少傾向があると、こういう実態として集められなくなったということを背景として三分の一に切り替えていくという...全文を見る
○倉林明子君 集計項目では最大一・七ポイントの過大な数値になっていたという報告がありました。ここでも、十年間のデータの復元、今の話だと影響ないからしないという方向の答弁あったと思う。しかし、これ、加えて、回収率確保のため、総務大臣が了承した事業所数の倍、二万事業所に調査票を送付し...全文を見る
○倉林明子君 いや、このやり取り聞いていても、根本から本当に正せるのかと物すごく不安になりますよ。  かつて経済企画庁長官だった堺屋太一氏、当たらない政府の、要は当たり外れの、当たらない政府の経済見通しに対して、他の思惑を差し挟まないで経済状況を正確に国民に伝えるべきだと言われ...全文を見る
○倉林明子君 統計法第一条は、公的統計が国民にとって、ここが大事なんですよ、国民にとって合理的な意思決定を行うための基盤となる重要な情報であると統計を位置付けているわけです。政府によって統計がゆがめられる、こういうことは絶対に繰り返してはならないわけです。  正確な情報提供、そ...全文を見る
05月23日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今日は、本当に短い時間の中で、五人の参考人の皆さんが本当にスピードアップしてお話もいただきまして、ありがとうございました。今から質問しますけれども、是非ゆっくり答弁してもらったら、回答してもらったら、聞き取りやすくていいかなと思います...全文を見る
○倉林明子君 ありがとうございました。  長年均等法を研究されてこられたということで、浅倉参考人にもお伺いしたいんですけれども、今回、労政審の建議のところででも、無期転換の非正規雇用労働者についてコース別雇用管理指針において位置付けるということになっていると、そして無期転換した...全文を見る
○倉林明子君 時間になりました。参考にさせていただきたいと思います。  ありがとうございました。
○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  昨年四月、当時の財務省事務次官による放送記者に対するセクシュアルハラスメントが発生する。これ、セクハラの事実を認めない事務次官に対して、財務省もですけれども、批判が殺到すると。そして、とうとう次官は辞職ということになったわけですけれど...全文を見る
○倉林明子君 個別の事案ということにすべきではない事案だったんじゃないかと思うんです。  元財務省事務次官のセクハラ行為というのは、憲法擁護義務がある国家公務員のやったことなんですよ。さらに、あらゆる差別を禁じた憲法十四条、そして個人の尊厳を規定した十三条、これを踏みにじる行為...全文を見る
○倉林明子君 いや、何でそこがはっきり言えないのかなというところが、要はこれからの取組に関わっても私は重大だなと思ったので改めて確認したんです。  この事務次官の事件の方ですけれども、この事件を契機にしまして、日本でもやっぱりミー・トゥー運動というのが広がった。当事者から勇気あ...全文を見る
○倉林明子君 いや、浸透していないからこうだったのかというのは、決してそうじゃないんじゃないかと。救済ということでいえば、少なくとも法の効き目がないんですよ。私は、被害者が救済される、ここにつながらないと本当に解決につながっていかないというふうに思っています。  本法案で新たに...全文を見る
○倉林明子君 今の数字聞いていても、極めて低水準の到達だと言わざるを得ないと思うんですね。これ、なぜできないのかということだと思うんですよ。  これ、措置義務を守らない事業主に対する唯一の制裁制度とも言える企業名公表制度、これ参考人の方からも御紹介ありました。これ、活用はたった...全文を見る
○倉林明子君 いや、ほんまにできているのかと、ほんの一部と違うかと。参考人の意見というのは、指摘もあったということは、じゃ本当に全部やれているというふうな数字なのかと、率直に疑問を呈したいと思います。  その上で、セクハラの措置義務違反に対する企業名は先ほど言ったとおり一件だけ...全文を見る
○倉林明子君 いや、不利益取扱いがあるから相談しないのかというたら、ちょっと違うんじゃないかと思うんですよ。  勤務先への相談で不利益取扱いを受けたと、こういう人は一体どれだけいるかというと、僅か三・六%という調査結果あるんですよ。これ、不利益取扱いをやめることを追加するだけで...全文を見る
○倉林明子君 これ、二〇一七年の結果なんですね。直近で言うても、これしか出てこないと。解決金額に至っては、厚労省としてつかんでいるものではないんですね。これ文科省の研究費使ってやられたもので分かっている、データがあるというだけのものなんですね。  その上で、これ金銭解決が最終的...全文を見る
○倉林明子君 いや、それ事業主の方ばっかり向いているんじゃないかと思うんですね。  被害者が本当に救済されているかどうか、あなたたちはつかんでいるのかと思うんですよ。圧倒的に聞いているのは、諦めているということですよ。相談にまず行かない理由も、相談一旦してそこから先の解決につな...全文を見る
○倉林明子君 いや、聞いたのは、要は裁判というのが被害者救済になっているとお思いですかと、それだけなんですよ。大臣は被害者にとって負担が大きい面もあるとおっしゃるんだけれども、その点についていろいろおっしゃって、その裁判が被害者救済になっているのか、なってへんのか、よう分からんか...全文を見る
○倉林明子君 いや、今も同じ答弁ですよね。  私、被害者救済になっていないという現実を見ないと駄目だと思うんです。午前中、角田参考人、三十年このセクハラ裁判をやってこられた弁護士がおっしゃっていましたよ。ほとんどの被害者が耐え切れずに悩んだ末、提訴するのはまだエネルギーの残って...全文を見る
○倉林明子君 いや、違いますよ。三十年の結果、今の裁判、本当に見てほしいと思う。参考人の意見陳述も改めて見てほしい。これ見て、被害救済に裁判が、セクハラ裁判で役立っているなんという結論は絶対にあり得ないということを強調したいと思います。この事実は認めるべきだ、女性が受けている権利...全文を見る
○倉林明子君 つまり、ないんですよ。ないの。何でそれが明言できないのかが私は理解できないんですよ。  これ、被害救済には明確な禁止規定を規定する、これがその第一歩になるんですよ、ハラスメントをなくしていく、救済していくということについて。だから、この法規定があるかないかさえ何で...全文を見る
○倉林明子君 今までの質疑が何だったのかとびっくりするような答弁で、しっかり検証もなく、今、立て付けも含めてずっとおさらいしてきたのは、このままではハラスメントも的確に減らすことができないというのが明白だからですよ。私は、そういう事実を踏まえて対応すべきだと思う。  もう一回答...全文を見る
○倉林明子君 私は大臣の熱意や決意まで否定するつもりは全くなくて、法案として、そしてこれまでの均等法でハラスメントの防止措置義務というのが一体どういうことができていて、どういうことができていないのかということを消化した上で、これからハラスメントの防止措置義務について言えば新たに課...全文を見る
05月28日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
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○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の一部を改正する法律案の反対討論を行います。  反対する第一の理由は、ハラスメント行為を禁止する規定がないことです。  パワーハラスメントについて防止措置が新設されましたが、その定義は極め...全文を見る
○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  私からも一言申し上げたいのは、毎月勤労統計の問題なんです。再集計の中で新たにまたミスが発覚した、事態は本当にここまで来ているのかということで、衝撃を持って受け止めました。  先日、自民党の行革本部でも、この厚生労働省の過重負担の解消...全文を見る
○倉林明子君 今御紹介あったとおり、観光などの短期ビザでそのまま不法残留となるというケース、これ本当に多いと思うんですね。そして増加傾向も明らかだと思います。  不法残留者には退去強制命令書というのを発付される、そうすると入管の収容施設に収監されると。そしてしかし、病気治療や訴...全文を見る
○倉林明子君 この仮放免者数というのは、近年のところでいうと減っているんですね、大幅に。しかし、二〇〇六年、どうだったかというと、これ六百三十一人ということでしたから、ここから見ると一旦上がってまた下がってきていると。これ不法残留の推移とちょっとリンクしないという動きになっている...全文を見る
○倉林明子君 そうなんですね。外国人の医療費の未収金問題というのは以前から問題になっていたし、今後も大きな問題になるということで、様々な検討もされております。  そこで、五月の二十二日には日本医師会の外国人対策委員会が中間報告を発表されております。ここで出された意見の一つとして...全文を見る
○倉林明子君 さっきいただいていた分でいうと、平成三十年、これ一千八百十二万円でよろしいですね。そのうちの三分の一ということかと思います。やっているのは七つの、該当都道府県でいうと七都道府県ということになろうかと思います。  これ、利用人数なんかは出てこないんですね、調べていた...全文を見る
○倉林明子君 この中で、外国人、ホームレスへの対応など、現代的な意義付けもあるんだというふうにされていたかと思うんです。  届出によりまして事業が実施できるように見直しもされまして、二〇〇〇年当時でこの無料低額診療事業は、全国で二百五十か所余りしかありませんでした。ところが、二...全文を見る
○倉林明子君 いや、最後の一言だけ本当に生かして頑張ってほしいなと思うんですよね。  無料低額診療事業に対して、確かに法人税、固定資産税とか、免除はあるんです。しかし、実際に持ち出し分と差額見ますと、一医療機関で二億の無料低額診療事業にお金掛かっているというところで、じゃ、免除...全文を見る
○倉林明子君 いや、それじゃ、そもそも院外、要は院外に薬局をと、政策的に誘導してこういう結果になってきているんですよ。元々、無料低額診療で薬もいけていたんです。ところが、政策的な誘導で保険薬局外に出たということから生じているんです。  私、やっぱり制度改善、この無料低額診療事業...全文を見る
○倉林明子君 いや、妥当性があるかどうかといったって、国の方針で院外に出たわけですから、こういう事業が必要だということで進めてきた、薬代の負担ができないということで更に困窮、使えないということ、もう起こっているわけなので、現実変化に合わせた検討が必要だということを改めて申し上げた...全文を見る
05月29日第198回国会 参議院 本会議 第21号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  私は、日本共産党を代表して、障害者の雇用の促進等に関する法律の一部を改正する法律案について、厚生労働大臣に質問します。  昨年、国の行政機関、立法機関、司法機関、地方公共団体等を含む多くの公務部門において、障害者雇用率が水増しされて...全文を見る
05月30日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  質問に入ります前に、五月二十八日に旧優生保護法の初の地裁判決がありましたので、一言申し上げておきたいと思うんです。  この判決は、補償も立法不作為も認めないという極めて不当なものだったわけですが、憲法違反が明確に断罪されたという点は...全文を見る
○倉林明子君 いや、直接説明したのかということと、それに対して大臣は納得してもらったというふうに思っているのかと。どちらも直接的な説明にはなっていなかったと思うんですけれども、いかがですか。
○倉林明子君 いや、これ、障害者団体は、当事者も到底納得していないですよ。この労政審で説明したから納得してもらったと思ったらとんでもない間違いだということは強く指摘したいと思います。  本会議で大臣は、この事件が法や条約に反する障害者に対する重大な権利侵害であるとの認識あるのか...全文を見る
○倉林明子君 私、この検証作業そのものがやっぱり当事者抜きでされた、これも本当に問題だと思っているんです。  まず、検証と言うなら、真摯に反省して取り組んでいくとおっしゃるのであれば、これ、障害当事者も参加した場での検証がやっぱり必要だというふうに思うんですよ。障害者を排除した...全文を見る
○倉林明子君 結局、今の結論を申し上げれば、やらないということですよね。障害当事者入れた検証のやり直しはやらないという答弁だというふうに聞けました。新たな障害者排除になるんじゃないかと私は思っているんです。断じて認められない、再検証必要だと重ねて申し上げたい。  そこで、衆議院...全文を見る
○倉林明子君 まとまったのが八月だったから間に合わなかったという話なんだけれども、研究会には報告しないでいいと、その判断は一体誰がしたんですか。
○倉林明子君 これ、大臣は事実関係知っていましたか。報告しないということについて報告受けていましたか。研究会について水増し問題の報告はしないということについては知っていましたか。
○倉林明子君 これは加藤大臣に聞かなあかんかったということが判明しました。  改めて、じゃ、大臣に聞きますけれども、今後の障害者雇用政策にこれ重大な影響を与える問題だというふうに思うんです。本来であれば、開催中の研究会に対して、発覚もして重大な案件だということ明らかになってきて...全文を見る
○倉林明子君 いや、局長、そのときの対応は間違っていなかったという説明なんだけれども、逆に、今この水増し問題の事案については全容が分かったと、そして対応も決めて今やっているという事態になっているわけで、改めてこの研究会の方々に対して、水増し問題については報告を行うということ必要な...全文を見る
○倉林明子君 何度もこんなことがあったような気がするんですけれども。  厚労省にとって都合の悪い真実が出てきたと、そういう場合、やっぱりきちっと研究会、専門家の皆さん、ここ考えていただけるところですよ。肝腎なところに報告しないというのは本当にいかがなものかというふうに指摘をした...全文を見る
○倉林明子君 ちょっとよく分からないですよね、事案の特定を避ける観点から非公表。非公表にすべき数字ですか。どこの労働局かなどの公表をしない限り、事案の特定はできないわけですよ。集計を始めて三年でしょう。公表しない理由には私ならないと思います。  重ねて、つかんでいる数字あるはず...全文を見る
○倉林明子君 いや、集計しているのは何のためですかというんですよ。そういう実績を積み重ねて次の展開につなげていかなあかんからこそ集計取っているんでしょう。隠すべき数字じゃないんですよ。そういうことをするから信用をなくすんです。  私は、実在する数字ですので、改めて委員会への資料...全文を見る
○倉林明子君 少ないからいうて、都合悪いとそういうことで隠すようなことはやめるべきだと申し上げておきたい。  そこで、第三者機関による監視体制が必要だというふうに私本会議で求めたわけですけれども、厚労大臣による報告徴収の規定も入れるんだと、そういうことで、新たなこういう監視機構...全文を見る
○倉林明子君 何でも労働政策審議会のその分科会、分科会でしたっけ、そこに報告して、それで障害者の声聞いたと、障害者の声を取り入れているというようなことにしてしまったら、本当に教訓生かされるんだろうかというふうに思っているんですね。信頼されていないんですから、現時点では、障害者や当...全文を見る
06月04日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。  今日は、参考人の皆さんから貴重な御意見いただきまして、本当にありがとうございます。  そして、今日は、皆さん、障害の当事者であられたり、そして当事者団体ということで、実態もよく御存じの皆さんに来ていただいたということに感謝し...全文を見る
○倉林明子君 時間になりましたので、皆さんの発言をしっかり重く受け止めて審議に臨みたいと思います。  ありがとうございました。
○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  初めに、本当に野党が出席できないというような状況で委員会を再開ということになったということについては強く抗議したいと思うんです。参考人の質疑の後に深める議論をやりたいという、かねてより要望もしておりましたところでして、その点では、筆頭...全文を見る
○倉林明子君 これ前年度と比べてみますと、助言では二倍、そして指導はゼロから三件ということで増加、紛争解決援助ということでいうとこれは七倍ということで、確かに増加傾向にはあると。しかし、全国の労働局が就労している障害者の相談窓口ということで、まだまだやっぱり認知もされていないし、...全文を見る
○倉林明子君 この制度というのが本当に権利擁護につながっているものとなっているのかと。その中身の検証ということも本当に十分求められると思うし、現状で機能していない、そういう数になっているんじゃないかと、これは指摘をしたいと思います。  障害者が国家公務員の場合はどうなるか。合理...全文を見る
○倉林明子君 今の数字、御報告いただきましたけど、やっぱり少ないんですよね。当事者からの、統計取っていないということで、家族なのか職場の人なのか、それについてはよく分からないんですよね、相談された人が誰かということで。障害者本人からということで集計取っていないということでお聞きし...全文を見る
○倉林明子君 僅か数件あったということなんだけれども、私、ここで確認したいと思ったのは、いいですか、合理的配慮については、これが担保している制度なんだと。要は、苦情も含めて、合理的配慮を取ってほしいと言って取られていない、じゃ、ここに持ち込みなさいという制度なんだけど、合理的配慮...全文を見る
○倉林明子君 今の一例というのは、まさしく合理的配慮につながった例であろうかと思います。数少ないですから、全部、どういうものだったのかということも含めて、合理的配慮につながるような制度として運用されているのかどうか、検証、そして使いやすいものになるように、合理的配慮につながるよう...全文を見る
○倉林明子君 いや、現状のところで必要数というのは出てくると思うんですよね。現状の、採用計画で採用してきた、今年度の採用人数までは数字出ているわけですから。そうすると、相談員の配置も一定どの程度になるのかということも必要になるし、既にそういう人たちに対しては必要な教育、必要な研修...全文を見る
○倉林明子君 いや、法律の説明を求めたんじゃなくて、公務と民間って違うんですよね。だから、違うというのは、今お述べになったように法の立て付けが違うでしょう。だからあえて聞いたんです。公務と民間、いずれにおいても障害者の就労に対して合理的配慮がされないとか差別をすることがあってはな...全文を見る
○倉林明子君 民間で働く障害者には期限や制限はあるんだけれども、納付金を活用した使える制度がある。しかし、公務員には活用できる制度はないということで、議論もかなり出ていた部分であります。  就労継続に必要な通勤そして勤務の際に介助が必要という障害者に対して政府は合理的配慮の措置...全文を見る
○倉林明子君 いや、大切なので聞いているんです。きちんと本当に必要な支援員、確保できるのかと。必要な場合の支援員の確保の担保というのは、各府省の判断ですか。それとも、それについては合理的配慮がきちんとなされているかということの判断も踏まえて支援員の確保というのは担保されるのか。こ...全文を見る
○倉林明子君 いや、努力ではあかんので、就労継続、しっかり確保できるようにする、水増ししてきた政府だからこそその責任が問われるということを強く申し上げたい。  今年五月、JDF、日本障害フォーラムが作成した国連の障害者権利委員会に向けたパラレルレポート、まとまっております。これ...全文を見る
○倉林明子君 いや、そんな悠長な話していてええんやろかと思うんですよ。  それは民間のところはあるんですよ、まだ不十分とはいえ。公務ないんですよ。こういうところに、水増し問題の反省踏まえたら、きちっとやると、そういうことで臨まぬとあかんの違いますかね。大臣、どうです。
○倉林明子君 いや、もう公務部門での採用は既に始まっているんです。入口では条件付けずに、じゃ、入ったら配慮なしと、こういうことになることを一番懸念しているわけですよ。障害者に対する配慮がなかった、結局、辞めざるを得なかったと、こんなことをしたら、水増しで裏切り、そして採用した上、...全文を見る
○倉林明子君 指針では本当に弱いんじゃないかと。結果としてこんなことが起こったんですよ、結果とは断言できませんけれども。法的な根拠で義務規定になっていないということが、一つやっぱり今回の水増し問題にも大きく影響しているんじゃないかと私は思っているんです。法的にもきちんと民間と同等...全文を見る
○倉林明子君 これ、障害者の場合、採用時は健常者と同じ水準で採用されても、採用後に障害を理由として給与の減額が認められているということになっているんですね。この際、障害者への説明義務はないんですよ。極めて差別的だと思う。  こういうことについては見直すべきだということで、先ほど...全文を見る
○倉林明子君 いや、ILOの指摘は福祉就労のところの、今のB型のところをもっと引き上げてねという水準ではないということを改めて指摘したいのと、参考人の質疑も伺って、新たな論点も提起されているなということを強く感じています。今日の委員会の終局、採決ということは認められないということ...全文を見る
06月05日第198回国会 参議院 本会議 第23号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  私は、日本共産党を代表し、児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律案について質問します。  児童福祉法は、一六年改正で初めて第一条に「児童の権利に関する条約の精神にのつとり、」と規定され、子供が権利の主体者...全文を見る
06月06日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。  大臣は、障害者雇用水増し問題の検証については、労政審の障害者雇用分科会で当事者にも議論してもらっているんだということを繰り返し説明されてきたわけですね。  しかし、六月四日の参考人質疑で、政府による一大偽装だと、こう厳しく批...全文を見る
○倉林明子君 いや、そういう答弁を繰り返しされているんだけれども、当事者の皆さんは納得されていないんじゃないかということについて答弁されていないんですよ。重く受け止めたいとはおっしゃった。でも、納得されていないという現実をしっかり受け止めるべきだというふうに思うんですよ。何でこん...全文を見る
○倉林明子君 それは当たり前のことなのに、なぜできていないのかと。参考人の話聞いていたでしょう、局長も。何でこんなことになったのかと思いませんでしたか。そして、なぜ解明が必要なのかということについても考えませんでしたか。そこ聞いているんですよ。どうぞ。
○倉林明子君 私、やっぱり障害者に対する無理解、これが厳然としてやっぱり存在しているということじゃないかというふうに思うんです。  斎藤参考人は、事件の全容解明について、一分たりとも解明されていない、厳しく言われておりました。竹下参考人は、検証結果について三つ挙げられて、一つは...全文を見る
○倉林明子君 いや、いつから始まったのかさえ解明できていないんじゃないかという指摘が午前中もありました。  なぜこんなことが起こったのかということについては、障害当事者の皆さん、委員の皆さんがですよ、雇用分科会の委員の皆さんが声そろえて言うてはるわけですよ。だから、検証結果は専...全文を見る
○倉林明子君 だから、財源の根拠として十年以上の八職種の職員六万人で財源を確保するという話で、配分はまた違うということなので、月額そっくり八万円上がるという人は、ルールの中である程度出るかもしれないけれども、全員ではないということを確認できると思うんですね。  そこで、資料一の...全文を見る
○倉林明子君 だから、そもそも加算が取れていない事業所というのは今回対象外になるわけですね。これ、事業所間の賃金格差ということでいうと広がるということにもつながるものだというのは指摘します。  同時に、事業所内の配分ルール、これが二枚目の資料で入れているものです。  これ見て...全文を見る
○倉林明子君 いや、めり張り付けるということを否定するものじゃないんだけれども、それは、事業所の経営戦略といいますか運営方針にも沿って自由にできるようにしてほしいという声ですので、これはこれとして受け止めていただきたい。これはもう、たががはまった賃金配分しかできませんので、そこが...全文を見る
○倉林明子君 就労、今、Bの話ありましたけれども、これ、高工賃達成してきた大きな要素になったのは、目標工賃達成加算があったからなんですよ。これが使えなくなったということで、この影響をすごく聞いているんです。結局どうなったかといったら、ボーナスを削るしかなかったと、こういう話聞いて...全文を見る
06月11日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子でございます。  質問に入ります前に、一言申し上げておきたいと思います。  年金だけでは二千万円不足すると、投資の勧めや貯金の勧めと、とんでもない金融庁の報告書、これにつきましては、大きな批判が集中する中で、午前中の質疑で金融庁は政府としては...全文を見る
○倉林明子君 最低基準として決めながら、守られていないと。基準そのものも地方分権ということで廃止してしまうと。  これ、二〇一二年の自治労連の調査で見てみましても、今、百万人を超える自治体が存在する一方で、管轄面積で比べますと百二十四倍の広さがあるというような調査もありました。...全文を見る
○倉林明子君 いや、それで本当に担保、十分な体制、十分な児相をつくっていけるのかというところが、国の責任として私はその点でも明確にすべきだということで指摘したので、その点は引き続き求めていきたいというふうに思っています。  あの札幌市の事件についても、先ほど来皆さん紹介もありま...全文を見る
○倉林明子君 そうなんですよね。地方交付税の算定の根拠としては増額、積んでいるという話なんだけれども。  じゃ、その中身はどうなのかということで、これは総務省からいただいた資料です。見ていただきたいと思うんですけれども、地方交付税の基準財政需要額単位費用算定に用いられる児童相談...全文を見る
○倉林明子君 という説明にはなるんだけれども、単価で見ると、もう三百万円近い、年収、年間で三百万円近い差額があるんです。  これ、算定の段階で既に需要額の抑制利いているんじゃないかと思わざるを得ない。実態反映してということをおっしゃるんだけれども、経験年数の多い人を入れようと思...全文を見る
○倉林明子君 いや、制度上困難だということで一千七十人の増員が本当にできるんですかと。私は、それやるということは腹決めてかからないとと思うんですよ。本当に最前線の児相の体制強化、これできてこなかったんだ、追い付いてこなかったんだから、国の責任で私はそこの増額ということについて、ど...全文を見る
○倉林明子君 後手に回るほど確保困難になります。今でも取り合いが起こっているという状況も聞いておりますので、本当にそういう意味でも格差が更に広がるというようなことは絶対あってはならないので、強く、総務省にも強く増額を求めておきたいと思います。  そこで、一時保護所についても質問...全文を見る
○倉林明子君 さらに、厚労省が二〇一六年四月に策定いたしました児童相談所強化プラン、ここでも、一時保護所については、個々の児童の状況等に配慮した対応を確保するために、居室の小規模化、児童の年齢、入居事由に応じた処遇確保等の改善を図るというふうにされているわけですね。  二〇一七...全文を見る
○倉林明子君 加算がやられていたということは分かりましたけれども、基準についての具体的な検討はどうだったのかということはよく分かりませんでした。  そこで、さらに、この準用するとしておりました児童養護施設の基準について満たしていない一時保護所というのはどのぐらいあるのかという、...全文を見る
○倉林明子君 調査はされたということですけれども、いまだにここにとどめておいてはいけないよという基準さえ満たしていない施設があるということは極めて重大だというふうに思います。  さきに紹介しました専門家委員会の提言は、一時保護が適切に機能するか否かによって支援の成否が決定される...全文を見る
○倉林明子君 法改正重ねても実態、現場が変わっていないというようなことでは、本当に根絶に向けた政府の決意が問われる問題だと思いますので、最後、それを申し上げまして、次回に議論を譲りたいと思います。
06月13日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今日は、五人の参考人の皆さんに本当に貴重な御意見いただきまして、ありがとうございました。  最初に、奥山参考人に是非教えていただきたいなと思っているのは、今般の連続した児童虐待で命を失う子供たちの報道ぶりなんかを見ていますと、本当に...全文を見る
○倉林明子君 ありがとうございます。  次に、高橋参考人にお伺いしたいと思います。  本当に献身的なというか、取組について感動しながら見せていただいたんですけれども、その中で、支援に当たって、苦しい人ほど助けての声が出せないんだと。そこを本当に我々理解すること大事だなと思いま...全文を見る
○倉林明子君 特に、また高橋参考人にお願いしたいんですけれども、相談をフォローされているという中で女性の相談が大変多いということで読ませていただいたんですけれども、女性たちを支援につなげるという上で制度的に障害になっているというものを、常日頃でお感じになっているところで結構なんで...全文を見る
○倉林明子君 時間ですので、もっともっと聞きたいことあったんですが、残念です。終わらせてもらいます。
○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  年金問題のあの金融庁のワーキング・グループの報告書については、受け取らないということにしたとしても、年金に対する国民の不信、不安、これは本当に高まっていますよ。私は、こういう事案通して、やっぱり厚労省の方から是非説明させてくれという要...全文を見る
○倉林明子君 確かに、あらゆる体罰を禁止しているのかということでいえば、きちんとつかむということ、とても大事じゃないかなということは指摘をしておきたいと思います。  近年では、スロベニアとかモンテネグロとかリトアニアとかネパール、こういった国々でも足踏み出しているということです...全文を見る
○倉林明子君 そうなんですよね。厚労省としてそういう意識の調査というのを本当はやったことがないということなんだと思うんです。  今御紹介いただいたのは、資料として、ちょうどびったし合いまして、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの資料を添付しております。これ見ていただいたらはっきり...全文を見る
○倉林明子君 それがよく分からない。懲戒権を持っているのは親権者のみだと。それ以外の者について、じゃ、体罰を禁止する根拠というのは何かと聞いたんだけど。要は、親権者が持っている懲戒権の行使が体罰なんですか。よく分からないんですよ、それが。
○倉林明子君 いや、親権者以外でも体罰ってやっているんですよね。暴力振るっているじゃないですか。度々問題になるけれども、同居している交際相手とかが、その同居しているパートナーの子供さんに暴力振るうということあるじゃないですか。そういうことを含めてあらゆる体罰の禁止ということが求め...全文を見る
○倉林明子君 そもそも体罰とは何なのかということなんですよね。日本が批准している子どもの権利条約の解釈基準、これ示しているのが国連子どもの権利委員会一般的意見八号ということになると思うんです。これによる体罰の規定というのは、定義はどうなっているでしょうか。簡潔にお願いします。
○倉林明子君 子供にとってどうなのかということなんですよね。子どもの権利条約が禁ずる体罰の定義って、今御紹介あったとおり、どんなに軽いものであっても駄目なんですよね。  じゃ、児童虐待防止法、これによる身体的虐待と心理的虐待、これ定義はどうなっていますか。
○倉林明子君 要は、親以外でも行う体罰について、刑法及びこの児童虐待防止法によって、親権者以外がやるものについては罰則規定があるということになると思うんですが、子どもの権利条約の体罰等の定義というのは、子供にとってみれば児童虐待防止法の虐待の定義より明らかに広い範囲の定義、規定に...全文を見る
○倉林明子君 しつけが規範の内在化って、すごく分かりにくいなと思ったんですけれども、しつけというのは、子供が自分をコントロールするという力を付けていくと、そのための養育者の支援、手助け、こういう捉え方するとよく分かると思うんですよね。これは別に私が言ったことじゃなくて、研究者等が...全文を見る
○倉林明子君 子供の命を守る責任というのは親だけにあるものじゃないと。改めて、プレッシャーを受けている親に対して、たたかない、どならない、子育て丁寧に学べて相談できると、こういう場も本当に求められているというふうに思うわけです。  同時に、やっぱりその懲戒権の問題を、しつけとし...全文を見る
○倉林明子君 子供を守るために親を孤立させない、そして、いかに相談につなげるのかって極めて大事になると思うし、この続きは引き続きやりたいと思います。  子供にとっての体罰を全面的にどう禁止するのかということでいうと、あらゆる体罰を禁止するという点ではまだ一歩足りないんだというこ...全文を見る
06月18日第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  先週の六月十四日に、全国児童相談所長緊急会議が開かれまして、改めて四十八時間ルールの徹底の指示がされたというふうに伺っております。子供の安全確保が求められるということは当然のことだというふうに思っているわけです。しかし現状は、通告や相...全文を見る
○倉林明子君 改めて御丁寧な説明ありがとうございました。  しかし、そういうことを踏まえた上でも現場は混乱していて、四十八時間ルール分かっているのにできていないという現状をどうやって早急に解決するかということでいうと、今の御説明はその先の対応ですよね、今々じゃなくて。これから現...全文を見る
○倉林明子君 計画で進めていくと、方向性としては目指していただきたいということをしっかり指摘しておきたいと思います。  社会的自立支援事業を担う多くの民間団体、本当に脆弱な財政の下で事業継続も極めて困難だという状況もあるわけです。高橋参考人からも、高い専門性が求められているにも...全文を見る
○倉林明子君 高橋参考人もおっしゃっていました。予算もいろいろ付いてきているけれども、やっぱり予防的支援が中心なんだということで、現場の一番の支援ニーズは、今困っている当事者の問題解決に使えるような改善してほしいんだと。こういう声もしっかり受け止めていただいて、全国にこの実践が広...全文を見る
○倉林明子君 法定化に伴いまして、私はこれ実効ある機能を果たしていただくと、役割を果たしていただくということが市区町村のところでも求められてくるというふうに思うんですね。この市区町村の相談員については今八割のところでゼロだという状況ありますし、兼務ということでいいますと六割になっ...全文を見る
○倉林明子君 働きかけるだけでは体制組めません。財源も含めてしっかり措置するということが求められておりますので、そういう財源の担保も含めて配置の義務化という方向に向かっていただきたいと思うんです。  今でも、複雑多様化している困難を抱えた女性の支援というのを相談員一人で抱えなく...全文を見る
○倉林明子君 実際に現場際までどうやって給与水準上がっているのかということをつかむということですから、しっかりつかんで更なる引上げにつなげていただきたいと思っているわけです。  既に全国婦人相談員連絡協議会が調査しておりまして、二〇一八年の調査ですが、経験五年未満の相談員が実に...全文を見る
○倉林明子君 いや、お願いは大いにしていただきたいんだけれども、やっぱり大事だとおっしゃるわけだから、経験、蓄積も必要だとおっしゃる、位置付けも高いとおっしゃっているわけで、これを自治体の裁量任せというようなことにせずに、やっぱり国としても明確に考え方も示して一定歯止めを掛けない...全文を見る
○倉林明子君 ありがとうございます。  その中でも本当に財政の問題ということは本当に待ったなしの課題だというふうに、私も報告書読ませていただいて実感いたしました。内閣府の検討会の報告書でも、DV被害者が配偶者等の暴力から逃れ、自立の道を進む上で、支援者、支援機関の存在は欠かせな...全文を見る
○倉林明子君 地方公共団体の財政支援額の二分の一ということで御紹介ありました。都道府県による一時保護委託費、これについても二分の一を国が負担していると承知しております。  民間シェルターに入る財政支援ということでいうと、実際に一時保護費が主なものかと思います。その上、一時保護基...全文を見る
○倉林明子君 先進的な取組へということで予算措置の検討の提示ありましたけれども、基礎的運営経費の部分ですよね、そこの支援が要るということは重ねて指摘をしておきたいと思います。  DV被害者の必要な一時保護を適切に行う上で、入所の措置決定、これに時間が掛かり過ぎるという指摘も度々...全文を見る
○倉林明子君 通知出すぐらいして、運用可能なんだから、本当、困難な女性たちを待たせたり、あっち行ったりこっち行かせたり、そのDVの被害何回も言わせたり、そんなこと本当にやめさせるべきだと思うんですよ。できるよという通知をしっかり出していただく、こういう検討をしてほしいと思うんだけ...全文を見る
○倉林明子君 本当に、困難を抱えた女性を中心にした支援の在り方ということで、大いに進めていただきたいと思います。せめて進めていただきたいと思うんです。  民間シェルターは、困難な女性を支援する組織として報告書でも、先駆性、柔軟性、地域性、専門性等の強みを有し、地域社会における不...全文を見る
○倉林明子君 確かにデメリットもあるということなんですが、今回、婦人保護事業の在り方検討会、さらに、内閣の方では民間シェルター等に対する支援の在り方検討会ということで、様々に当事者の声をよく聞いていただいているというふうに思うわけです。当事者の本当に意見を最大限生かして取り組んで...全文を見る
○倉林明子君 すなわち、売春は社会の善良な風俗を乱すものとして、環境浄化、保護更生、これを目的とされているものとなっているんですね。売春した女性処罰すると、売春のおそれのある女性は補導し保護更生すると、これが目的になっているわけですね。  つまり、困窮して風俗で働かざるを得なく...全文を見る
○倉林明子君 売春防止法というのが、世界的に見れば差別規定、女子差別規定じゃないですかという指摘って極めて重いと思うんですよ。だから、政府として対応方向については分かりました。しかし、この差別規定ということと勧告に対して大臣はどういうふうに思うてはるんですかと、それ聞いたんですけ...全文を見る
○倉林明子君 勧告から十年たっておりますので、本当に本格的な売防法については抜本的な見直し強く求めまして、終わります。     ─────────────
○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  法案の質疑に入る前に、一言だけ私からも申し上げたいと思う。  年金問題は政争の具にしてはならないと総理おっしゃった。しかし、この年金問題で不安を国民の間に拡大した責任は一体どこにあるのかと。政府の責任は私、明らかだと思うんですよ。そ...全文を見る
○倉林明子君 虐待で子供が命を落とす、こんなことあってはならないという思いは本当に国民共有しているものだと思います。しかし、現場が本当に混乱しているという中で、四十八時間ルールの徹底だ、さらには緊急点検だと、本当に現場を更に混乱させる、過重な負担につながるようなことになっていない...全文を見る
○倉林明子君 中核市がやっぱり踏み込めなかったというのは、人も確保できないし、お金の担保もないということだったわけですから、本当に前向きに、人が確保できるように、財源面でもこの交付税の問題は避けて通れないことですので、前に進めていただきたいと思います。  交付税の基準財政需要額...全文を見る
○倉林明子君 終わります。
06月19日第198回国会 参議院 本会議 第27号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  日本共産党を代表し、児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律案について、賛成の討論を行います。  本法案が親権者による体罰禁止を明文化したことは重要です。  子どもの権利委員会は、体罰を、どんなに軽いもの...全文を見る
11月07日第200回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  まず、甚大な被害をもたらしました十九号台風などの被害の対応について質問したいと思います。  医療、介護の一部負担金や利用料の免除に関わる問題です。医療関係団体からも要望も出されておりましたし、我が党も十月十六日予算委員会で要請してお...全文を見る
○倉林明子君 聞いたのは、確実に免除費用の全額を確保すると、こういうことが担保されることが必要だから聞いたんですね。やっぱり、全ての対象保険者がこれ踏み込めるかどうかというところでいうと、財源が確保されるかどうかって大きいわけですよね。そこをしっかり示していただくということが大事...全文を見る
○倉林明子君 災害で助かった命を本当に守る担保になっていると思うんですね、この全額免除という措置が。だから、私は、財源としてきちんと、八割まではありますよ、制度的に、残り十割分までちゃんと国が措置するというところの恒常的な措置として必要だと言っているんですよ。その予算確保ができな...全文を見る
○倉林明子君 一般的な食費負担の問題で考えれば法改正ということもあると思うんですけれども、やっぱり甚大な被害、今回のようなことが起こりますと入院を継続余儀なくされる、避難者としてみなすという考え方は私ありだと思うんですね。災害救助法等の災害に遭ったということをもって、やっぱりそこ...全文を見る
○倉林明子君 そこまでやるのは承知しております。  さらに、最大限、過去にとった措置としては、東日本大震災のときのところまでは踏み込んでほしいということで求めました。ただ、今回の被災対応に当たって、総理は基本方針として明確に述べておられるんですね。やれることは全てやると、こうお...全文を見る
○倉林明子君 私、意見伺っていまして本当に深刻だなと思いましたのは、研修医のマッチング期限前の公表だったということで、県外の変更が出ているという意見が出されておりました。既にこれ実害出ているということだと思うんですね。なくなるかもしれないという病院リストだという受け止めが広がりま...全文を見る
○倉林明子君 いや、実害が出ているというところについての認識が私はしっかり持たないとえらいことになるというふうに思っているんですよ。そういう説明会の中で、意見交換会の中で出ていた意見で、私、本当にそうだなと思った意見あります。健全な形を維持して住み続けることができる町にするには、...全文を見る
○倉林明子君 いや、聞いているのは大臣のところで、その検討の結果で、計画に、計画というか、その数には変更がないという場合はあり得ると思うんですよ。ダウンサイジングとか統合するというような結論に至らない、現状維持という結果が出た場合はどうするかって聞いているんですよ、尊重されるべき...全文を見る
○倉林明子君 思い出してきたんですけれど、聞いたことになかなか答えてくれないんですよね。  だから、地域が結果を出したことについて、それは尊重する、変更ない場合ね。検討しろって言ったけれども、この病院このままでいきますよと、そういう結論が出たときに、それで、それは尊重しなければ...全文を見る
○倉林明子君 地域医療構想で、京都でもそうなんですけれども、全体としてベッドもっと必要だと、数増やすというような計画になっているところもある。実際に今回出したけれども、今おっしゃったように、地域でお決めになったことは想定しているとおっしゃっているとおりで、私、それをまた上から削れ...全文を見る
○倉林明子君 いや、丸森町の病院が何でそんなんなったかということの分析を聞いたんだけど、ちょっとかみ合いませんでした。  これ、丸森町病院が改革プランの中でも述べているとおりだと思うんですよね。医師、看護師不足、確保が困難であることがやっぱり最大の要因となって診療実績が上がらな...全文を見る
○倉林明子君 信頼関係を回復するためにも、私はそういう名指ししたリストの公表というのはやめるべきじゃないかということを申し上げました。被災地、過疎地、公的医療を、住民の医療を支えている重要なインフラをどう守るのかというのは地方だけじゃなくて国の大きな責務でもある。引き続きの議論は...全文を見る
11月14日第200回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今回、ハンセン病元患者家族に対して国会及び政府の責任を明記した法案が、原告団、そして政府の合意を踏まえて議員立法として提出される運びになったと、本当に大きな一歩だと思っております。  一方、原告団長の林力さんが、この合意の後に、百八...全文を見る
○倉林明子君 先ほど来紹介もありましたけれども、十二日に視察させていただきました多磨全生園の視察の中で、全国ハンセン病療養所入所者協議会、全療協の事務局長から、家族は補償金が一億円あっても名のり出ないとおっしゃって、これ、大変胸にこたえました。  入所七十八年、九十二歳になると...全文を見る
○倉林明子君 手続上の問題でいかにやっぱり申請しやすくするのかというところで、とことん仕組みについては工夫と柔軟な対応を求めておきたいと思うんですが、やっぱり非入所者も含めて今も根強く残っている差別、偏見、この解消の取組と併せてやっていかないと、家族が申請できる環境というのはつく...全文を見る
○倉林明子君 らい予防法廃止以来、やっぱり差別解消の取組必要だということだったんだけれども、やっぱり現状、この間の取組ということは不十分だったと言わざるを得ないと思うんですね。  国が誤った強制隔離政策を長期にわたって続けてきたと、このために、大多数の国民が、ハンセン病の病歴者...全文を見る
○倉林明子君 一九年までのところでいいますと維持すると、体制維持するということだったんだけれども、今後、全体としてはハンセン療養所も含めて職員を減らす計画だと、こういうことになっているということにやっぱり重大な危機感が示されているんだと思うんですね。私は、基本法の三条、安心して豊...全文を見る
○倉林明子君 今御紹介あったように、入所者がハンスト行為にまで及んで勝ち取ってきたのが今の体制なんですよね。  先ほど来、全生園、資料館での見学の状況も御紹介いただきましたけれども、当初から、軽度な、軽症な入所者については、もう御飯を作ることから始まって、療養環境を自らが担って...全文を見る
11月19日第200回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  まず最初に、全世代型社会保障検討会議の議事録の問題が理事懇でも話題となっております。  私、この問題は議事録の扱いにとどまらず、年金の制度変更に伴う、つまり在職老齢年金の立法事実の可否に、存否に関わる問題だというふうにも思っておりま...全文を見る
○倉林明子君 台風の被害の状況が拡大しているということで、今日も農業被害の問題が報道ありました。  そこで、今日は雇用の問題なんですけれども、被災労働者及び企業からの各労働局に関する相談状況ということで、ちょっと数字小さいんですけれども、いただいた資料を配付しております。相談件...全文を見る
○倉林明子君 雇用保険の被保険者であるということが大前提で、今回、特例で対象や期間についても拡充して広く対象になるようにということにしていただいていることについては、それ踏まえてなんですけれども、要は、そもそも雇用保険未加入の方々がどうなっているかということなんですね。非正規で、...全文を見る
○倉林明子君 特別相談窓口ということで開いて、そこで情報もつかんでいるということだと思うんですが、これ、東京商工リサーチが堤防決壊地域の企業調査というのをやっているということで報道を見ました。それ見ますと、被災地域、本社二千七百七十二社がある、そのうち資本金一千万円未満七六・二%...全文を見る
○倉林明子君 この台風被害、台風等の被害につきましては、総理がやれることは全部やるという基本方針だということを伺っておりますので、やっぱり踏み込んでニーズもつかむということでやっていただきたいということは強く要望しておきたいと思います。  次に、衆議院で、地方公務員の教員に変形...全文を見る
○倉林明子君 いや、過労死防止につながるのかという点で明確な答えがあったのかなと、よう聞いていたつもりなんですけど、よく分かりませんでした。  その上で、平成二十九年度の過労死白書が出ております。教職員の調査研究結果が報告されている特集のようになっておるものであります。これ、一...全文を見る
○倉林明子君 平成二十九年度の過労死白書の教員の調査結果というのを見ますと、労働時間の特定が予想し難いと、変形労働時間制を適用する余地がない職種と、これ明らかだと思うんですよ、白書でも書いてありますよ。  変形労働時間制の一年間への期間延長は、年間単位で休日増を図ることが所定労...全文を見る
○倉林明子君 変形労働制についてはどうですか。
○倉林明子君 労働政策研究報告書、JILPTが出している二〇一一年のものですけれども、報告書がありまして、ここで大規模なアンケート調査もやって結果が出ております。これを見ますと、一般の労働者よりも変形労働制の方が月の総労働時間で十五時間長い、こういう調査結果が出ているんですよ。改...全文を見る
○倉林明子君 確かに、調べてみますと、教育委員会と労組の間で覚書などということで締結している事例もあります。この給特法に関わっても協定結んでいるということを私も調べました。ありました。しかし、全然守られていないんですよ。実効性は確保されないし、長時間労働の実態というのは、当該覚書...全文を見る
○倉林明子君 いや、文科省のことだということにしたら、私は、過労死防止対策、過労死をゼロにするんだということで大綱で閣議決定して、重点で教職員を挙げてきたわけですよ。だから、全体として、そして労働法制を預かる立場として、このまま行ったら繁忙期の長時間労働を助長するリスクというのは...全文を見る
○倉林明子君 平成二十九年度の過労死白書、もう一回よう読んでほしいと、断じて変形労働時間制の拡大については認められないと申し上げまして、終わります。
11月21日第200回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  薬機法の改定に当たりましては、大事なのは医薬品の安全性の確保に資するものであることだということを強調しておきたいとまず思うんです。  その上で、日本では、薬害エイズを始め、繰り返されてきた悲惨な薬害事件がありました。その歴史があり、...全文を見る
○倉林明子君 二度と薬害を繰り返してはならないという厚生労働省の決意を記したものだというふうに受け止めているわけです。  そこで、今日は薬害の一つでありますC型肝炎について質問させてもらいたいと思うんですね。  出産や手術などで多量に出血した際に止血剤として使用した血液製剤が...全文を見る
○倉林明子君 直近のところで二千三百九十人が和解に至っていると。被害患者の推定人数は一万人ということですから、そういう意味でいいますと、いまだ七割を超える被害者の救済ができていないというのがこれ実態だと思うんですね。  そこで、裁判では、被告である国は、カルテがない場合、先ほど...全文を見る
○倉林明子君 いや、聞いたのは、年数が経過するにつれて更に立証の困難性、これは増しているんじゃないかと思うんですよ。大臣、これ、認識どうですか。
○倉林明子君 それはどう見たって立証が困難になるんですよ。そして、困難性が増しているというのは今の実態であることは明らかだと思います。  カルテのない患者が訴訟を提起してから九年になるんですね。全国で七百四十七人の方が提訴されておりますが、この中で和解できたのは僅か三十七人。だ...全文を見る
○倉林明子君 そんなこと言っていると、次々とやっぱり亡くなっていくんですよ。七千人救われていないんですよ、救えていないんですよ。それが、今の特別措置法を作った、議員立法で、その限界に来ているんじゃないかということを私は強く訴えたいんですね。  厚労省にはこれまでの和解患者のデー...全文を見る
○倉林明子君 いろいろ運用上で、踏み込んでどこまでの検討ができるのかということは、是非深く検討していただきたいと思いますが、今自身の裁判で国が求めている証拠の水準というのは変わっていないんです、やっぱり。高いハードルになっている、高いハードルに裁判上はなっているというのは実態であ...全文を見る
11月26日第200回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  医療品等行政評価・監視委員会について質問いたします。  薬害肝炎事件の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討会、これがまとめました最終提言から九年、ようやくこれ、第三者組織、求められていたものが設置されることになったというこ...全文を見る
○倉林明子君 書いてないんですよ。政令でも書かないという意向らしいということが分かったんですけれども、やっぱり私は法文上もはっきりさせる必要があるんじゃないかということを指摘したい。  それは、八条委員会の中でも消費者委員会、食品安全委員会、これ所管庁じゃなくて内閣府に設置をさ...全文を見る
○倉林明子君 ちょっと確認するのを忘れたので、おさらいで確認したいんですけれども、法文上は、自ら決める、自ら審議できるというものはないと、政令にも書かない、書かないようだと申し上げたんだけど、政令にはせめて書き込むべきだと、これについては答弁もらっておきたい。どうですか。
○倉林明子君 自らできるということが明文化されないということが問題だと思っているんです。  やっぱりこの委員会が果たすべき役割は、機能からいって、自らできるという規定を法律上も、法律上今回書かれていないということになっているので、今後やっぱり政令でも明文化する、根拠規定として私...全文を見る
○倉林明子君 一般的には公開ということで考えている、一般の審議会と同等に公開ということで考えているということで受け止めました。  公正中立な人、識見のある人たちを選んでいくという話なんだけれども、私は、当然それは条件として求められることは言うまでもないんだけれども、この委員会に...全文を見る
○倉林明子君 つまり、実際の治療の中で使っていったデータになるんじゃないかなと思うんですね。  医薬品医療機器制度部会、この委員の先生から、やっぱりリアルワールドデータの活用によって有効性があるのかどうか分からない薬が承認されることにならないかと、つまり有効性の確実なデータとし...全文を見る
○倉林明子君 一つはあったということらしいんですけれども、海外ではかなり批判的で抑制的だというふうに聞いております。  先ほど議論もありました、既に再生医療等製品に導入されている条件付・期限付承認制度、これはもう既にやられているわけですけれども、世界初の再生医療等製品ということ...全文を見る
○倉林明子君 まだまだ症例数の少ない、製品数も少ないという中で、こうやって本当に拙速に進めていいのかということで、非常に危惧しております。有効性、そして安全性、もう最大限確保するというのが薬事行政には本当に求められていると思うんですよ。そういう意味で、これまでやってきた、通知等で...全文を見る
○倉林明子君 今回の規制緩和の部分について言いますと、やっぱり繰り返し製薬業界からの要望に応えた形になっているんじゃないかという指摘をせざるを得ないと思うんですね。  私、やっぱり薬害をこれだけ繰り返してきた我が国において、こういう規制緩和を進めるということについては、より慎重...全文を見る
○倉林明子君 私は、日本共産党を代表して、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論を行います。  薬機法等の改定に当たっては、悲惨な薬害の歴史を二度と繰り返さない、医薬品の安全性確保に資するものでなければな...全文を見る
11月28日第200回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。    〔委員長退席、理事石田昌宏君着席〕  やっぱり年金だけでは暮らせなくなるのかという国民の不安が大きく広がったのが、あの金融庁の報告書でありました。選挙が終わりまして、八月に年金財政の検証が発表されるということになったんですが、こ...全文を見る
○倉林明子君 所得水準はやっぱり下がるんだということが、またこれ、検証発表された後、NHKも特集みたいなことでやっていましたけれども、ああ、やっぱり下がるんだなということなんですよ。  私、深刻だと思いますのは、基礎年金の目減り、これが三割ということで低下幅が大きいと。低年金者...全文を見る
○倉林明子君 手続的なことを言っているんじゃないんですよ。中西さんが政府側の判断だというふうに受け止めているんですよね。  一体これ削除するということについては誰が指示をして決裁取ったのかという、誰の判断かと聞いているのに、何で答弁ないんですか。
○倉林明子君 いや、それはやり取りの中で、最後、それでええということになったというのは聞いております。しかし、この在職老齢年金制度、この見直しを進めたいがために政府が削除を要請したと、この疑惑は消えないんですよ。これ、削除されたまんまの議事録ということになると、そういう発言があっ...全文を見る
○倉林明子君 私、大臣、これ、事は年金制度の改革に関わるような立法事実、これに関する問題でもあると思うんですよ。これ、疑義が出されていたんですよ。そんなことないんちゃうかということですよね。  私、議論の経過がどうだったのか、これ正確な議事録として残すべきだと思うんですけれども...全文を見る
○倉林明子君 やっぱり在職老齢年金について、勤労意欲を減退させるものではないという趣旨で明確に発言していたのを、これ消えているんですよね。私は、やっぱりこの立法事実をきちんと、疑義が出たという、発言があった事実を残しておくべきだということを重ねて求めたいと思う。立法事実がぐらぐら...全文を見る
○倉林明子君 地方自治体の政策目的は、いずれもこれ、保険料負担の軽減と。傷病手当とか出産手当など、これ任意給付の分まで解消すべき赤字の対象に入れているんだけれども、何でなるんでしょうか。
○倉林明子君 任意だけど赤字解消措置の対象に入れるということはどういうことかというと、任意で踏み出すことにブレーキを掛けることになるんじゃないですか。やりにくくなると思いますよ。  保険者の政策による法定外繰入れは、赤字補填の対象から私、基本的に外すべきだと思うんですよ。結果と...全文を見る
○倉林明子君 何で赤字になったかといったら、国費からの十分な繰入れがないからなんですよ。  構造的な問題がある、更にその構造は悪化しているという中で国費の繰入れが不十分だという声は、都道府県からも市町村からもずっと求められてきたことですよ。  これ、来年度から、この赤字の解消...全文を見る
○倉林明子君 なかなか負担増は、介護保険だけじゃないんですよね。その他のこともあるし、消費税も上がるという中で、全体の暮らしが圧迫されているというところをしっかり見る必要があるというふうに思います。  経済的な影響、総合的に経済的な影響がどんなふうにサービス利用者のところ、介護...全文を見る
○倉林明子君 だから、それは利用実態に余り変化ないという調査しているというのは知っているので、その上で、全体的な経済的な影響出ていませんかと、こういう調査も併せて要るよということを言いたかったので、利用の変化だけに注目したんじゃなくて、経済的な影響調査というのは必要ではないかとい...全文を見る
○倉林明子君 建議を見ていると、未来、暗いですよ、ほんま。社会保障の未来、暗いですよ。担当大臣として財務省に負けんと頑張れと申し上げて、終わります。
12月03日第200回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○倉林明子君 日本共産党の倉林明子です。  今日は、国会でも度々取り上げられてまいりました歯科技工士の問題について伺いたいと思います。  歯科医療に欠かせない技工士、このままでは絶滅してしまうという指摘さえございました。資料の一に付けておりますけれども、歯科技工士免許登録者が...全文を見る
○倉林明子君 とても大事な、国家資格与えて、専門職としての位置付けもあるものです。  御紹介あったとおり、二枚目のところに入れておきましたけれども、高齢化が進んでいる。五十歳以上の割合というのがどんどん増えてとうとう五割という状況までなっているし、新卒者で五年以内の離職率で見れ...全文を見る
○倉林明子君 そうなんですよ。是非、中医協の議論にも反映させていただきたいなと思っているんです。  歯科技工の養成・確保に関する検討会、そこでも、今後の方向性で、離職防止のためには職場環境や長時間労働などの労働環境や給与等の処遇に関する問題を改善する必要がある、これ、指摘どおり...全文を見る
○倉林明子君 聞いたことに答えていると思えない答弁だったんですけれども。  劣悪な歯科技工士の実態を踏まえて出されたこれ大臣告示だったはずですよ。それ、一九八八年に出している目安なんですね。技工料が七、管理料が三、これ示しながら、全くこれ拘束力がないんです。委託研究でも、技工所...全文を見る
○倉林明子君 圧倒的に自由契約の上で歯科医がやっぱり強いんです。優位な契約関係にあることは間違いないんですよ。実態としても契約書が結ばれないという状況が明らかになったわけです。歯科技工士に適正な技工料が担保されるような仕組みというのが私はどうしても必要だと思っています。これまで大...全文を見る
○倉林明子君 低医療費政策のしわ寄せというのが結果としてやっぱり長期間にわたって歯科技工士のところに及んでいるということなんだと思うんですよね。このままでは、私、本当に日本の優れた歯科技工、技工物の製作というのが日本でできなくなっちゃうという危険、リスクは極めて高いという認識する...全文を見る