乾晴美

いぬいはるみ



当選回数回

乾晴美の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
11月16日第116回国会 参議院 社会労働委員会 第4号
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○乾晴美君 私は今から質問させていただきますけれども、何しろ初めてでございますので、午前中の深田議員のように簡潔にとは申しませんので、どうぞ丁寧に具体的に、そして私にわかる言葉でお答えをいただきたいというふうに冒頭にお願いしておきたいと思います。  私は労働時間の短縮ということ...全文を見る
○乾晴美君 大変難しい、そして千八百時間に向けて努力をしていきたいというふうなお答えなんですけれども、それではもっと具体的に、なぜ時間短縮というのはなかなか実行されないのか、そこら辺の理由は何なんだというようなことで、その要因といいましょうか背景とかということはどのようにお考えで...全文を見る
○乾晴美君 労働時間短縮の政策はわかりましたけれども、短縮の対策としてもう一つ労働省の方では年次有給休暇の完全取得、これを促進するというふうに挙げられておるんですけれども、現実には有給休暇をとるということでは、やっぱり会社の上司だとかまた同僚の方々に対する気兼ねがあるというような...全文を見る
○乾晴美君 それも大きな課題だろうと思うんですけれども、私は、またもう一つ、有給休暇を何に使われたかという中身の問題だと思うんですね。  これは私が知る限りでは、御本人が病気になった場合、それからまた御家族が病気になった、それから子供さんがなった、両親がなるということもあると思...全文を見る
○乾晴美君 よくわかりましたけれども、結局、有給休暇が病気とかそういうことに使われてとりにくいということであれば、介護休暇制度とか看護休暇制度というようなことを創設していただきたいなと思うんですが、そういうことについてはいかがでしょうか。
○乾晴美君 そういうことで、なかなか進まないのは残念だと思います。  次に、深夜労働それから徹夜の労働というのは、もう労働時間の短縮という、そういう量の問題じゃなくて私は労働時間の質の問題であるというふうに思っておるわけです。病院だとかまたは保安上の深夜労働は仕方がないというふ...全文を見る
○乾晴美君 確かにそうなんだと思いますが、人間というのは大体お昼働いて夜寝るということが一つのサイクルになっておるように思いますので、企業の機械の都合だとかということだけでさせられるのが残念だなというふうなことで質問させていただいたんですけれども、とにかく労働時間というのが短くな...全文を見る
○乾晴美君 そのパーセントは定着しているというふうに見るわけでしょうか、それともまだ十分でないというふうにごらんになっているわけでしょうか。
○乾晴美君 ということなんでしょうけれども、私がお願いしたいのは、やはり六十歳定年制の法制化という、努力義務じゃなくてきちっと法制化していくということが私は望まれるというふうに思います。  今、紙が回ってまいりまして早くということでございますので、次に移らせていただきたいと思い...全文を見る
○乾晴美君 どうも時間が来たみたいなので、ありがとうございました。
11月28日第116回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
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○乾晴美君 私は老人介護についてお伺いしたいと思うわけです。  ちょっと私的なことで恐縮なんですけれども、私は生後九カ月で父と死に別れたわけでございます。その後、兄とともに母の手一つで育てられたわけなんですけれども、その母がある日突然に脳卒中で倒れたわけでございます。四年間、兄...全文を見る
○乾晴美君 それでは、ホームヘルパーさんの方でしょうか実務経験者は試験があるということなんですけれども、どの程度の方が志望されて、そして合格率といいましょうか、どれぐらい合格されているか。二年度ということなんですが、もう既に志望者がいらっしゃるかということをお聞きしてみたいと思い...全文を見る
○乾晴美君 ということで、非常に人気もある、高く評価されているということで、これは喜ばしいことだと思うんです。今後、もっともっとこういうものを充実していって、我が国のこういうふうに介護をやるのだというあり方のリードをしていけるような人材を養成していただきたいというように思います。...全文を見る
○乾晴美君 大変難しいだろうと思うんですけれども、現実には被爆者援護法といいましょうか、そういう介護が必要な方には介護手当というのがありますので、そういうことに見習ってやはり手当を出していただけると随分助かるのではないかというふうに思うわけでございます。時間がございませんので次に...全文を見る
○乾晴美君 ありがとうございます。ぜひお願いしたいというふうに思います。  住宅といえば何といいましても住宅行政を預かっておる建設省だと思います。建設省の方に、民間の人がなさるいわゆる賃貸住宅とか賃貸マンションの一般的な条件をお聞きしたかったのですけれども、時間がございませんの...全文を見る
○乾晴美君 徳島県の場合に、オーナーさんが四十戸建てのマンションを建てるときに、一階、二階を高齢者向けにやりたい、身障者でも入れるようにおふろとかいろんなところをやりたいというんですけれども、非常に規格が大変でなかなか自由に使わしていただけなかった。それを無理してやりますとコスト...全文を見る
○乾晴美君 よくわかりましたけれども、まだまだ足りないということが実態だろうと思います。これからは住居ということもあわせて考えていかないと、高齢化社会に向けては大変だと思います。  全日本民間労働組合連合会というところがアンケートをとっておるんですけれども、二十一世紀に向けてど...全文を見る
12月05日第116回国会 参議院 社会労働委員会 第6号
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○委員以外の議員(乾晴美君) お答えいたします。  おっしゃるとおりだと思います。政府は、いわゆる戦争被害受忍論を盾に、一貫して戦争被害者に対する補償を軍人軍属等のように国との間に一定の身分関係のあった者とその遺家族にのみ限定してきたのでありますが、こうした差別的取り扱いはすべ...全文を見る
○委員以外の議員(乾晴美君) お答えいたします。  原子爆弾の被爆が他の戦争被害と際立って異なっておるその特色の一つが、やはり放射線による被害が子や孫に及ぶのではないかという、いわゆる健康不安にあることはだれも否定できない重大な事実であるというふうに思います。  二世に対する...全文を見る
○乾晴美君 連合参議院はただいま十二人いますけれども、そのうちの十一人までこの七月に上がってきた者でございますけれども、この十一人とも何を高らかにうたってきたかといいますと、この年金改悪法案の中で厚生年金の六十五歳への支給開始年齢の繰り延べ、そして大幅な保険料の引き上げというのは...全文を見る
○乾晴美君 先ほども大臣が強調されておりましたけれども、年金制度の長期的安定を図るということについてはもう極めて重要なことでありますので、私たちもこの点につきましては政府と立場を異にするものではありませんけれども、政府の改正案の根拠となっている財政の再計算につきましては、今自信を...全文を見る
○乾晴美君 数字のことは半分わかったようでわからないんですが、また後でゆっくり教えていただきたいというふうに思います。  先ほどもちょっと問題になっておりまして十分な答えがいただけませんでしたけれども、これからの女性の社会進出だとか、それから高齢者雇用の進み方を見込んでいらっし...全文を見る
○乾晴美君 ちょっと心配しておることがございますのですが、今まで政府の方は二・二%で計算していたものを、この五年間二・〇六ということで一九九五年までいくというんですけれども、それでいった次のときにその足らなかった分を大幅にぱっと上げるというようなことは絶対にしないということをここ...全文を見る
○乾晴美君 その計算方法をよく考えて、福祉ビジョンを示したとおり、一度計算し直してもらいたいというふうに思うわけであります。あくまでも自分の計算なさったお答えが正しいと思わないで、一度見直してほしいというふうに考えております。  次に、制度間財政調整による鉄道共済年金の救済のこ...全文を見る
○乾晴美君 ということで、厚生年金に加入しておる人、いわゆる二千七百万人のうち八割ぐらいが働いているということで、ぜひ労働者ということを入れていただきたいということと同時に、先ほどの質問の中で大臣が世代間扶養だということをおっしゃっていましたけれども、受給者を支えていく人たちとい...全文を見る
○乾晴美君 私は女性の立場で申し上げれば、この年金通算制度も国民年金制度もなかった、女性の早期退職制というのが一般的でありました昭和三十年代には、厚生年金に加入していた勤労女性の多くは結婚退職などを機会に脱退手当金をもらって年金権を放棄してきたわけであります。そういうことで、現在...全文を見る
○乾晴美君 今御説明いただきますと非常に低いというふうに思うわけなんですけれども、こういった育児休業制度ができましても、保険料は自分で支払わなきゃならない、それからまた前年度分の所得に対する税金も払わなきゃいけない、子供ができたためにまた出費もかさむということで、せっかく制度がで...全文を見る
○乾晴美君 時間ですので、ありがとうございました。ぜひ免除というようなことでお願いしたいと思います。
12月08日第116回国会 参議院 社会労働委員会 第7号
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○乾晴美君 それでは私は庭田参考人さんにお願いしたいと思うんですけれども、保険料率の問題なんですが、先ほどから政府案では高齢化のピーク時、いわゆる二〇二〇年には三一・五%になるということをしきりにおっしゃっているわけなんですけれども、これは三一・五%と出されたのには、やはり一定の...全文を見る
○乾晴美君 時間がございませんので、二つだけお聞きします。簡単に申し上げますので簡単にお答えしていただきたいと思います。  先ほど積立金の問題が出ましたけれども、年金の積立金は現在厚生年金と国民年金合わせても七十一兆円以上、七十一兆七千億円ぐらいあるわけです。その中で一応運用額...全文を見る
12月14日第116回国会 参議院 社会労働委員会 第9号
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○乾晴美君 私は、保険料の引き上げ幅のことについてお伺いしたいと思うわけです。  前回にも申し上げたんですけれども、厚生年金についての初年度一・九%、それから二年度以降が二・一%の保険料率の引き上げは五年平均で見れば二・〇六%に相当する大幅な引き上げであり、我々としては容認しが...全文を見る
○乾晴美君 先ほど福祉ビジョンの方は一時点をとって書かれておるというふうに言われましたけれども、私読ましていただきましたら、厚生省の方はむしろ二〇〇〇年までの計算で、福祉ビジョンの方は二〇二〇年までの計算ができておるというように私は認識いたしております。  それで、政府は再計算...全文を見る
○乾晴美君 それでは、労働省にお伺いします。  雇用者比率及び女子の労働力率の過去の推移、それからまた現状です。それから、欧米先進国との比較で我が国の数字がどのようになっておるか、お教えいただきたいと思います。
○乾晴美君 もう一度また労働省にお伺いしたいと思いますが、厚生省の方で財政再計算の前提としている雇用者比率及び女子の労働力率の推移というものは、労働行政をあずかる者の立場から見て首肯し得るものなんでしょうか。これまで労働省が公式非公式に示してきた見通しとは矛盾しませんでしょうか。
○乾晴美君 それでは、厚生省にお伺いします。  雇用者比率の推移の見込みを例えば五%または一〇%に上方修正した場合に、最終保険料率にはどの程度影響が出るようにお考えでしょうか。
○乾晴美君 それでは関連して伺いますけれども、今回の財政再計算では、合計特殊出生率は二〇二五年には二・〇〇に回復する見込みであるということだったと思いますが、その水準まで回復させるための施策をどのようにお考えでしょうか、お伺いしたいと思います。
○乾晴美君 大変うれしいお答えをいただきまして、ありがたく思います。ぜひ、たくさん子供が生めて幸せな社会が来るように努力していただきたいと思います。ありがとうございました。  それで、厚生省の示している財政再計算は審議の過程ですべての基礎データというのが公表されておりません。し...全文を見る
○乾晴美君 財政再計算というのは最低限さまざまな条件設定のもとでの複数の試算を行い、それを基礎計数ともども、政府に設けられております検討の場とか関係審議会などを通じて国民の前に明らかにして、そして政府が提案する制度改正の根拠だとか考え方が国民にわかりやすい形で具体的に示されるよう...全文を見る
○乾晴美君 その数理課というのは何人ぐらいのスタッフでなさっておいでなんでしょうか。
○乾晴美君 御苦労さまでございますが、このような措置を確実なものにするためには、年金財政に関する一元的調査の権限を有する第三者の機関というのを設置すべきであるというふうに思います。いかがでしょうか。
○乾晴美君 うれしゅうございます。ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それでは、国民年金基金についてお伺いしたいと思います。  今回の改正事項の中に、自営業者のための上乗せ年金制度として国民年金基金制度の充実拡大を行うという一項目があるわけなんですが、まずこの国民年金基金...全文を見る
○乾晴美君 この国民年金基金の掛金につきましては社会保険料控除が認められているということなんですけれども、その上限が月額六万八千円、夫婦で十三万六千円、それから年額では百七十万円近い額になるわけですね。これは勤労者が行う個人年金だとかまたは財形との比較で考えますと、余りにも高過ぎ...全文を見る
○乾晴美君 結局この控除額を使い切ることのできるのはやはり高額所得者でありまして、金持ちに対する非課税の貯蓄制度の創立ではないか、ありていに言えば金持ち向けのマル優の復活だというような批判もあるわけなんですが、これほどのように受けとめていらっしゃいますでしょうか。
○乾晴美君 厚生省は、国民年金基金にはこれはどれぐらいの方が加入するだろうと見込んでいらっしゃいますかということと、今金持ち優遇の制度ではないとおっしゃいましたけれども、金持ち優遇の制度でないのなら、職能単位はやめて地域単位だけに限るとするなど、できるだけ多くの方方が加入できるよ...全文を見る
○乾晴美君 そういうこともあるんでしょうけれども、やはり国民年金の保険料が納入できないために無年金者になっておりましたり、また低年金者が増加する一方なわけなんですね。むしろ、これらの人々を救済する措置というのが必要だろうと思うんですね。そのために現在は基礎年金の三分の一を国庫負担...全文を見る
○乾晴美君 それでは大臣にお伺いしたいと思います。  基礎年金の国庫負担割合を、今難しいと言いましたけれども、三分の二に引き上げられたら、厚生年金とか国民年金の保険料も厚生省が計算するその水準より以下に下げられる、こういうふうに思うんですが、大臣はどのようなお考えでしょうか。
○乾晴美君 時間がございませんので、次に制度間財政調整による鉄道の共済年金の救済についてお伺いしたいと思います。  前回の質問でもはっきり申し上げましたけれども、この問題についても国の責任はもう明らかにしてほしい、国の責任において問題の処理に当たるべきである旨をこの前も申し上げ...全文を見る
○乾晴美君 衆議院の社会労働委員会の質疑の中でも、この間同僚議員のときにもおっしゃったように思うんですが、鉄道共済の今日の財政破綻については、大蔵省としては必ずしも国に責任があるとは考えていないというふうに答弁したように思うんです。これは私そのとき書類も見ましたし、ちょっと聞かし...全文を見る
○乾晴美君 一生懸命対策はやってきたんだというようなお答えなんですけれども、今日の事態というのはもうかねてから私は明らかだったと思うんです。その対策を、私たちから言わせれば何も講じてなかったじゃないかと。いよいよ制度がつぶれそうになって、国自身は全くお金も出さずに、縁もゆかりもな...全文を見る
○乾晴美君 いろいろお聞きしたかったんですけれども、やはり一元化についても平成七年度までに達成できるのかどうかというようなことも私問題があると思うんです。これは被用者の年金制度間の調整すべき格差というのがたくさんある、そういうこともありますので、必ずしも私たちは納得してないわけな...全文を見る
○乾晴美君 私は、連合参議院を代表いたしまして、ただいま議題となっております二法律案のうち、被用者年金制度間の費用負担の調整に関する特別措置法案について、反対の立場から討論を行うものであります。  政府は、今回の財政調整措置の目的について、平成七年とされている公的年金制度の一元...全文を見る