犬塚直史

いぬづかただし



当選回数回

犬塚直史の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月01日第162回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。  本日は、国際刑事裁判所、ICCについての我が国の取組について、しっかりとしたお話を伺いたいと思っております。    〔理事若林正俊君退席、委員長着席〕  皆さん御存じだと思うんですが、この国際刑事裁判所、国際司法裁判所ではありませ...全文を見る
○犬塚直史君 外務大臣が今朝のこの当委員会での御答弁の中でも、日本が今選挙への協力をしている、あるいはあと二回行われるであろう憲法制定に向けた選挙の協力、国際社会の一致する姿勢などについて言われたんですけれども、私は、一方では宗教指導者がその影響力を使ってみんなに投票所に行っても...全文を見る
○犬塚直史君 私がお尋ねしたのは、一番初めの米軍の開戦時のあの強制行動が国連憲章に照らして一体どういうカテゴリーに入るのかというのが質問だったんですよ。  もう結構です。多分その国連の六七八、六八七、一四四一ですか、ああいうことに照らしてというお答えだと私は思ったんですけれども...全文を見る
○犬塚直史君 どっちでもいいです。  今、大臣おっしゃったように、条約と国内法を精緻に整合させていくという、日本がそういう文化といいますか、あるというのはよく分かっておるんです。  しかしながら、さきのクルド人のあの難民の問題に当たって、日本が難民条約を批准しているにもかかわ...全文を見る
○犬塚直史君 法務大臣、今、国連の難民認定とそして国内の国内法に基づく難民の認定が違うことがあり得るというのは私も分かるんです。しかしながら、この難民条約というのは、一九五四年、五十年前に作られているんですね。五十年前から今まで一体どれだけ世界が国際化し複雑化し、そしてこの難民問...全文を見る
○犬塚直史君 この件について、今アメリカが本当にこのICCの枠組みに正面切って反対をしているところでございます。  先般のこの川口外務大臣が、アメリカが、このICCの仕組みの中で、加盟をした国に対して、米国籍を持っている国民だけをこの管轄の外に置くといういわゆる九十八条条約、B...全文を見る
○犬塚直史君 これで終わりにいたしますが、この問題は、平和の破壊あるいは平和に対する脅威というものを一体だれが認定するんだという正当性の問題なんです。やっぱりこの正当性を持ってやらない限りは、私は、この間お会いしたジンバブエの議員が言っておりましたが、平和というのは戦争がないのが...全文を見る
03月08日第162回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。  今日はまず、二〇〇一年の初頭に当時の森総理が鳴り物入りでスタートいたしましたIT、e―Japan構想についてお伺いをいたします。  そのときの目的としましては、我が国が五年以内に世界最先端のIT国家になるという目標を高...全文を見る
○犬塚直史君 今総括をしていただきまして、おっしゃっていただいたIT政策パッケージ二〇〇五、こちらにあるんですが、確かにインターネットは世界で最も安く速くなり、また電子商取引は米国に次いで世界第二位の規模となるということがここに書いてございます。  しかしながら、これを読むと確...全文を見る
○犬塚直史君 ICTレポート二〇〇四というものを見ますと、日本のICT、これは間にCと入っていますのはコミュニケーションのCが入っているんですが、日本のこのICT進捗度は世界十七位であるというふうにレポートがされております。今お手元に配られたと思うんですけれども、これがその資料な...全文を見る
○犬塚直史君 今大臣がおっしゃったとおりでございまして、このITの進捗度の測る物差しの違いなんですね。IT、ITっていいますと、何かブロードバンドだ、あるいは移動通信だ、何だかんだという話になるんですが、ITというのは道具でありまして、いかに全国津々浦々の人たちが、あるいは世界の...全文を見る
○犬塚直史君 確かに、国の発展の度合いによってITのいろいろな使い方があるということは確かにおっしゃるとおりでございます。  今日、実はそういうお話を申し上げたのは、日本の今のこの状態において、今年、どうしても今やんなきゃいけないというIT関連の話がございます。それは、実は昨年...全文を見る
○犬塚直史君 今その条例の問題ではなくて、次の例えば参議院選挙にこれを導入をするといたしますと、これは今決めないともうとてもじゃないけれども準備が間に合わないんですよ。今、この通常国会中にやると決めるかあるいはやらないと決めるか、もしやると決めるんだったらば今やらないと二年後には...全文を見る
○犬塚直史君 実は昨年までに十県市町村で十二回、電子投票は実施をされております。で、今年は来年の三月まで電子投票の導入自治体はないんですよね。これはどうしてか。廃止予定はあるんですね。  なぜかといいますと、まず第一に、自治体選挙で苦労してこれを導入をしたと。自治体もお金を出し...全文を見る
○犬塚直史君 昨年の五月七日の産経新聞で、こちらに書いてありましたのは、自民党の選挙制度調査会会合で、あの夏の参院選で一部自治体の電子投票実施を可能とする特例法案を見送ることに決めたということが書いてありましたので、まあ自分の選挙云々ということではなくて、やっぱりこのITが持って...全文を見る
○犬塚直史君 その草の根eラーニング事業ですね、確かにeラーニングっていうと、全国どこでもどの場所にいても、パートの人でもアルバイトでもフリーターでも中途採用でも、だれでもが自分の自宅で、あるいは行った先で、自分の興味あることを自分の使える時間の間だけ、五分でも十分でも毎日ちょっ...全文を見る
○犬塚直史君 今ジョブカフェのお話が出ましたので、今度は厚生労働大臣にハローワークでの取組も含めましてこの生涯学習、今の取組をお知らせください。
○犬塚直史君 私、昨年、地元のハローワークに行きまして、ハローワークへ行くと、まず入口の横にコンピューターが一杯並んでいまして、自分で入力をして仕事を探すようになるわけですね。私、四十九歳でしたので四十九と入れましたら、仕事はゼロでした。ちょっとサバを読みまして四十五歳にしたら、...全文を見る
○犬塚直史君 今おっしゃった年齢、性別、氏名、そして住居地域、これを入れないと仕事探しが始まらないんですね。はっきり言って、この四つは仕事と何の関係もありません。  年齢というのは、自分が今までどういう人生をどういう仕事をしてきたかということでありますから、その内容をいかに聞い...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、そのダルフールで今まで何人ぐらいの市民が虐殺をされたのか、今現在難民キャンプが幾つあって、難民は何人いるのかという数字を教えてください。
○犬塚直史君 その何名が虐殺されているかということについては、これイギリスの情報なんですけれども、新聞なんですが、約毎月一万人という情報がございます。  日本からも、これちょっと今日持ってきたんですが、国境なき医師団のダルフールの緊急事態に対して道津美岐子看護師が現地に行きまし...全文を見る
○犬塚直史君 今読まれたように、この安保理決議に基づくレポートでも、今すぐにICCの訴追が始まれば、安保理がこれをICCに付託をして訴追が始まれば、政府自体がこれを行っているような虐殺を止めることに何らかの役に立つということをレポートで出しているわけです。  しかしながら、これ...全文を見る
○犬塚直史君 アメリカは自らが常任理事国である、常任理事会が命令をしたレポートが出てきたと。それに、そのレポートには、ICCにこれを一刻も早く付託するべきだというレポートが来たと。それに対して、正当性が問題のあるICCに付託をすることはいかがなものかという発言をされたわけでござい...全文を見る
○犬塚直史君 このハイレベル委員会におきましても、このICCの正当性、あるいはこうした虐殺を止めるための役割ということを高く評価をしているわけでございます。  一方、昨年、小泉総理が国連総会で行いました演説の中では、小泉総理、国連新時代という大変格調の高い演説をされ、その中でお...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、法務大臣にお尋ねをいたします。  度々外相の方からは国内法との、国内法の未整備が原因でこの締結ができないという御答弁をいただいているんですが、それでは、その本体と、そして手続法に分けまして、一体どの部分が問題なのか、その問題点を御指摘ください。
○犬塚直史君 今おっしゃられた内容が主な問題点だと理解してよろしいんですね。
○犬塚直史君 御存じのように、我が国は本年の一月から非常任理事国として安保理に入っております。今、非常に心配をされておりまして一刻の猶予もならないというのがダルフールの問題なんでありますが、このダルフールに一刻も早くICCの訴追の手を伸ばして、何としても犯罪者やあるいはこのどうし...全文を見る
○犬塚直史君 調整が必要な関係諸国とおっしゃいましたが、調整が必要なのは私はこの件についてはアメリカ一国だけだと理解をしております。  例えば、この件は北朝鮮のこの拉致事件に非常に関係をする話なんですけれども、拉致というのは強制失踪の罪ということでICCの犯罪類型の中に入ってお...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃるとおりなんですね。アメリカだけが調整必要だって申し上げたのはこのこともあったんですけど、この修正案に対して百十七か国が賛成をし、そしてただ一か国が反対をしたわけです。その一か国というのがアメリカであります。まあ、こうした日米同盟を重視しながら世界の中の日米...全文を見る
○犬塚直史君 今外務大臣から、このダルフールの件についてはICCに付託をすべきだとはっきりとしたお答えをいただきましたので、安心をいたしました。是非、アメリカがビトーを使わなくてもいいように、今のうちからアメリカを説得をする、正に同盟国としてアメリカのこの行き過ぎをいさめるという...全文を見る
○犬塚直史君 今、まあ分かりやすく言いますと、ICC規程に加入をしている国がアメリカ国民を例外として認めない限りは経済的、軍事的援助をカットするよと。そして、具体的な例としては、ヨルダン、メキシコ、ベネズエラ等が非常に大きな経済的損失を今被っているわけでございます。  こういう...全文を見る
○犬塚直史君 ありがとうございました。  第二次世界大戦後は日本は参加できなかった世界の秩序づくりに、冷戦後に日本が積極的に参加をして、国際法益をつくっていくという方向で御活躍いただきますようお願いをしまして、質問を終わります。  ありがとうございました。
03月15日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚直史でございます。今日はこの外交防衛委員会で初めての質問をさせていただきます。  私は、実は十八年間ハワイの方で仕事をしておりまして、ああいう太平洋の真ん中において仕事しておりますとまあいろいろと考えさせられることがございまして、特にハワイはイーストウ...全文を見る
○犬塚直史君 であれば、今我が国が常任理事国入りに立候補しているわけですが、常任理事国入りの前にこのICC、国際刑事裁判所の定めるローマ規程締結をすることは論理的な必然だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○犬塚直史君 今日は限られた時間ですので、なるべく簡潔に御答弁をお願いします。  私、この話をお伺いするのは実は四回目になるんですが、どうしても、この国内法の未整備ということが原因で、もう七年になるんですが、七年間これができなかった、どうして七年間もこれができなかったのかという...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃっていることはよく分かります。よく分かるんですが、やはり政治のリーダーシップというものがないために、じゃ、これを締結をするから国内法の整備をしなさいという、その政治のリーダーシップなしに何となく放置されているんじゃないかという印象をどうしてもぬぐうことができ...全文を見る
○犬塚直史君 私は韓国の状況と比較をして申し上げたんですけれども、一番申し上げたかったのは、政治的なリーダーシップがないために国内法の整備が進まないんではないかと。あるいは、もしリーダーシップの問題でないとしたらば、これはひょっとしてアメリカの影響下にあり、言ってみれば軍事的には...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃることはよく分かりました。確かに、別にリーダーシップの問題でもなければアメリカの影響の問題でもないと、私もそういうふうに思っているんです。  じゃ、何が問題なのかといいますと、私はその外交の日本の戦略というのがはっきりお持ちになっていないんじゃないかと、そ...全文を見る
○犬塚直史君 今お話が国内法の方に少し戻りましたので、ここで三月十日のアナン事務総長の国際的なテロに対する取組をやろうじゃないかという発言がこれはスペインでやられたんですけれども、これについての外務大臣の御見解をお願いします。
○犬塚直史君 お手元にお配りした資料をごらんになっていただきたいんですが、米国による空爆等における国際法上の根拠と日本政府の対応と題した紙で、これ、大変失礼いたしました、出所が書いてございませんが、私の事務所の方でいろんな方の協力を得ながら作ったものでございます。何でこんな紙を出...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃることはよく分かるんですね。九・一一の後に、あの異常な心理状態にあった。私もそのときアメリカで仕事をしておりましたんで、ふだん仲良くしていた人たちが胸に星条旗のバッジを付けて、もうプロ・ブッシュ一〇〇%でした。どんな発言をしても聞いてくれないような、正にブッ...全文を見る
○犬塚直史君 テロの定義を聞いているんですよ。
○犬塚直史君 正に法務省の方がおっしゃっていただいたとおり、テロの定義というのは非常に難しくて、ないわけですよね。ですから、同じテロといっても、やっぱり対応は違ってきてしまうというこの問題があるわけなんですね。  先ほど町村外相がおっしゃったハイレベル委員会の中でも、それを実は...全文を見る
○犬塚直史君 いや、そうじゃないですよ。
○犬塚直史君 大野防衛庁長官がこの間の予算委員会の場で、自衛隊のソフトパワーということをおっしゃっていただいたと。自衛隊と、言わば防衛と外交の境目は非常になかなか見えにくくなってきているんだと。自衛隊の皆さんはよくやっているんだと、現地に行って、場合によっては折り紙までしながら皆...全文を見る
○犬塚直史君 結構です。  いろんな判断要因がある中で、なかなかそう簡単には決められることじゃないと、非常に苦労しておられるということだと思うんですね。  同じように、いろんなその要素の中、例えば国連と現地、そして自国、ゲリラの中に挟まれて非常に苦労したあのカナダのPKOの、...全文を見る
○犬塚直史君 このダレール将軍の本を、実は私、今読んでおるんですけれども。  現地の人道活動をしている国境なき医師団あるいは世界の医療団というような人たちがいかに苦労しているか。それ、正にそれ以上の、このダレール将軍は苦労されたと。そのことは、百日間で八十万人がジェノサイドの被...全文を見る
○犬塚直史君 長官、おっしゃるとおりなんですよ。正に国際社会の中でいかにしてこういう許し難い、今まで全く放置されてきた犯罪を裁いていくのか、これがそのまま平和につながっていくという冷戦後の枠組みになってきたわけですよね。しかしながら、大変残念なことですが、そうした言わば国際法益を...全文を見る
○犬塚直史君 私は、大変すばらしい試みだと思います。しかし、これが昨年、小泉総理が国連新時代と言ったあの演説の、一つには人間の安全保障があり、日米同盟があり、そして東アジアの地域統合をつくるんだと。その大きな戦略の中で日本がイニシアチブを取ってやったんだったらもっとすばらしいんじ...全文を見る
○犬塚直史君 中国が昨年の中国外交白書ですか、この中で、六か国協議を発展させて平和的なメカニズムの構築を目指すという発言をしております。また、韓国も非常にその類似の発言をして、盧武鉉大統領の発言の中にちょっと違うところがたくさん取り上げられているんですが、人類社会の普遍的倫理、こ...全文を見る
03月17日第162回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。  都内のある大手の百貨店、名前申しませんが、一店舗で一万人の雇用者がおります。その中身をよく見ますと、正社員は二千人、残りの八千人はメート社員と呼ばれておるんですが、要はパートでございます。この会社だけのことを言っているん...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、参考人の方で結構ですので、年齢指針というのは何かというのを御説明ください。
○犬塚直史君 年齢にかかわりなくあらゆる人に機会均等、就業のチャンスを与えるべきだというその法律の趣旨は大変結構なんですけれども、その年齢指針というのが今手元にあるんですが、十項目あるわけなんです。私は、この年齢指針があるために年齢差別がいつまでたってもなくならない、パートが元気...全文を見る
○犬塚直史君 ということは、いったん社会に出て、もう一回勉強してやろうと大学に入った、そして一生懸命勉強して卒業した、そういう人たちはちょっと毛色が変わっているから除外をしてしまうという、そういう法律になっているわけですね。
○犬塚直史君 これ一々やらないですけれども、非常に問題なんですよ。二番、三番、四番それぞれ、要は、二番は、学習能力が一定年齢以上は低い場合があると、だからその点については年齢差別をしていいと、こう言っているんですね。三番は、定年まで能力取得することが難しいから、ここで年齢制限して...全文を見る
○犬塚直史君 今大臣がおっしゃったことは、正にそのとおりなんですよ。日本の雇用慣行、新規学卒一括採用、これは変えようと思ったら大変なことになるんです。おっしゃるとおりなんですよ。しかしながら、ここに手を付けない限りは雇用慣行の大きな変化というのは出てこないんですよ。そこを守ってい...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、フリーターとニートの数をそれぞれ教えてください。
○犬塚直史君 フリーターが二百万ちょっとという数字は、実はこれ、内閣府の数だと四百十七万人なんですよね、多分御存じだと思うんですけれども。派遣の数は含めると四百十七万になるということだと思うんですが、それはさておきまして。  それでは、小規模企業で働いている人の数、それと小規模...全文を見る
○犬塚直史君 ちょっとこれ脱線するんですけれども、私はいつも中小企業中小企業という言い方に非常に違和感を覚えておりまして、中小企業といいますとあたかも小さい企業に聞こえるんですが、資本金があれですか、三億以上ですか、一億以上でしたっけ、一億ですね。で、従業員数が三百人未満ですね。...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、同じく一番最近の失業者の数、教えてください。
○犬塚直史君 失業者の定義、仕事を探している人という定義は、多分ハローワークに来た人ということでよろしいんですよね。ハローワークに来ない人はどれぐらい多いか──あっ、どうぞ。
○犬塚直史君 これは話がわきにそれますので後でやりますけれども、こんな話を今申し上げましたのは、一千百万人のパートがもう一回働くときは、これ中途採用なんですよ。フリーター四百十七万人、これも中途採用になるんですね、働くときは。小規模企業で従業している人、この人たちは、仕事を失った...全文を見る
○犬塚直史君 これ大変なことなんですけれども、本当にこの人たちが中途採用で仕事を見付けようとしたときの一番の障害が年齢指針なんですよ。どんなに経験があったとしても、ハローワークに行く、そして結局は、年齢で例えば四十五歳以上だと仕事なんか全然見付からないですよ。私は自分で行きました...全文を見る
○犬塚直史君 私、このバウチャーの券は使い方だと思っておるんですね。  私は、ある専門学校の就職指導室に伺ってお話を伺ったことあるんですけどね。専門学校ですから自分の好きな分野の勉強をしておるわけです。しかしながら、卒業の時期になっても半分ぐらいの子は就職活動しないんですね。そ...全文を見る
○犬塚直史君 このグラフの大前提、大学を出て直後の就職率が日本では八二・六%って今おっしゃいましたね。  ところが、この欧州十一か国の平均が何と九%なんです。大学を出たからといってすぐ正社員にしてくれるほど世の中甘くないということなんですよね。学生がいきなり職場に来られても、こ...全文を見る
○犬塚直史君 非常に大ごとですので、大変こう準備を周到にしないと大混乱にこれはなると確かに思うんですね。しかしながら、やはりハローワークをつかさどり、そして職業訓練の業務をつかさどっておられるわけですから、これやはりどうしても進めていかなければならないと思うんですね。  ここに...全文を見る
○犬塚直史君 大臣、おっしゃるとおりなんですよ。非常に大きな経済社会状況の変化が今実際に起こっているわけなんですよね。郵政民営化どころじゃないですよね。プライオリティー違うと思うんですよ、私。  今日は来ていただいて恐縮なんですが、経済財政政策の担当大臣として、私は是非、人間こ...全文を見る
○犬塚直史君 今、郵政のことを申し上げましたのは、どんな地方に行ってもスーパーやコンビニは元気なんですよ。しかし、肉屋さん、魚屋さん、酒屋さん、元気なところほとんどないですね。そうした中にあって一生懸命やろうとしている、工夫をしてどんどん伸びているというところもたまにはあるんです...全文を見る
○犬塚直史君 どうして国レベルと県レベルと市町村レベルで行われているかというのは、ちょっといま一つ分からないんですけど。  それでは、職業訓練、これもどうして国と県と市町村に分かれているんですか。
○犬塚直史君 私、先般、地元に帰って、二百人か三百人ぐらいの方のおられる中で、一生できれば元気で仕事を続けたいと思っておられる方どのぐらいいらっしゃいますかと聞いたんですね。そうしたら、ほとんど全員手を挙げられたんですよ。会場は高齢の方が多かったんですけれどもね、やっぱり環境さえ...全文を見る
○犬塚直史君 ある程度職業のあるいは産業の大分類があるんですよね。私も拝見いたしました。例えば、身近なところで飲食店というのを見てみたんですね、調理というところですね。そうしたら、コックって書いてあるんですね。コックじゃ来ないんですよ。同じコックでも和食をやるのか、フランス料理や...全文を見る
03月29日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。  今日は、防衛計画の大綱、この新大綱について質問をさせていただきますが、まず、安全保障と防衛力に関する懇談会、この答申の中に一つ気になる部分がありまして、一ページ目の一番初めに書いてあるんですが、「最後の海軍大将として知られる井上成美は...全文を見る
○犬塚直史君 私が申し上げたかったのは、古い、新しいというよりも、第二次世界大戦が終わった後の世界秩序と今回の冷戦が終わった後の世界秩序づくり、我々は今いるわけですけれども、根本的に違うんだぞと。日本の果たす役割が非常に今大きいんだぞということを申し上げたかったんですね。  そ...全文を見る
○犬塚直史君 ということは、警察権として国際的な公共秩序を維持していくと、そういうことになるわけですね。国内の問題ではありませんのでね、ミサイル防衛は。ということは、当然、国際刑事警察機構だとかあるいは国際刑事裁判所なんかとの連携を持ちながらやっていかなきゃいけないと、僕は大変結...全文を見る
○犬塚直史君 今長官が国内的なこれは問題だとおっしゃったんですけど、ちょっとお手元に配った資料を見ていただきたいんですが、これ上が、まず出典が総務省の消防庁の資料から持ってきたんですけど、北朝鮮を中心とする弾道ミサイルの射程なんですね。まず、この真ん中の赤いところ、これちょっと見...全文を見る
○犬塚直史君 今、感覚論だとおっしゃいましたけれども、正に感覚論なんですよ。私は、身近な例でハワイを申し上げますけれども、百万人住んでいますけれども、三割は日系人ですよ。年間に多いときは二百万人日本人行きますよ。来ると分かっているものをもし日本が撃ち落とさないで、アメリカの迎撃が...全文を見る
○犬塚直史君 私、この防衛の問題というのは、このミサイル、MDという非常に国際化した、高度化した複雑な、世界的に統合しないとできないような防衛というものが出てきた段階で、一体防衛というのは何なんだと、自衛というのは何なんだということを考えなきゃいけない事態に我が国は立ち至ったんで...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃるとおりなんですね。専守防衛に徹しているのにもかかわらず中国が脅威を感じるということは、やはり日米同盟の枠内でこういうミサイル防衛を考えているから、当然ながらこの同盟関係から外の国にとってはこれは脅威と取られても、私は当然のような気がするんですね。  外交...全文を見る
○犬塚直史君 この日本型のODA、円借款について、確かにインフラの整備を中心にして非常に高い評価を世界から受けていると。そのインフラの整備という意味では、中国はほぼ役割を果たしたんではないかという、そういう認識は私は共有しているつもりなんですね。  しかしながら、今後のそれでは...全文を見る
○犬塚直史君 是非、特に日中間の人事交流に結び付くような方向でのかじ取りをお願いしたいと思います。  そこで、今スーダンのPKOについて要請が来ておりまして、日本から現地の調査をするために視察団を送ったという報道がなされておるんですが、その後の経過というのはどういうふうになって...全文を見る
○犬塚直史君 ありがとうございます。  新聞報道によりますと、このPKOが決まりますと、最大一万人の平和維持軍と七百十五名の警察官、そして日本は約二億ドルを負担することになるというふうにここに書いてあるんですけれども、そういう今までになく非常に複雑な、ただ単なる停戦監視団ではな...全文を見る
○犬塚直史君 こんなことを今申し上げておりますのは、治安維持という非常に幅の広いものについて一体どういう方向で考えたらいいのか。  ルワンダに最近大掛かりな調査団が行ってまいりまして、その結果がここに出ておりますので、最も治安維持に必要なものは何かというのが六項目出ております。...全文を見る
○犬塚直史君 私は、この人間の安全保障というのとMD、ミサイル防衛というのは、一体どういうふうに考えたらいいのかな。つまり、ミサイル防衛を同盟関係の中で進めていった行き着く先は、結局軍事競争になってしまうんじゃないか。つまり、ミサイル防衛というのが本当に防衛、専守防衛のためだけの...全文を見る
○犬塚直史君 正にそこのところをお聞きしているんですけど、完全に防衛のみに使うということであれば、それは全くおっしゃるとおりなんですよ。しかし、この防衛のみに使う武器を、同盟関係の諸国、同盟関係にある国だけを守ると。つまり、アメリカが言うところの同盟国と、友人とこう書いてあるんで...全文を見る
○犬塚直史君 御答弁聞いておりまして、外から見ても、日本がその国力に見合った冷戦後の世界秩序をどうやってつくっていくかということについて、本当に自ら何かを提案していく、ここを目指していくという方向性が全く見えない、そういう方向を提示することができないんだなと。どうしても日米同盟の...全文を見る
03月31日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○犬塚直史君 小川参考人にお伺いをいたします。  日米関係の平和化というキーワードを今日はいただいたような気がします。日米関係をどういう形で発展あるいは平和的に持っていくのかという一つの大きなお話だと思うんですが、私は、昨年オランダに行ったとき、オランダやフィンランドやカナダな...全文を見る
04月21日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○犬塚直史君 柳井参考人に一点だけお尋ねをいたします。  ODAの先進国のGDP〇・七%という目標が最近何か、もうもちろん北欧なんかで達成している国もあるんですが、特に日米では何かあきらめムードという雰囲気が私は出てきておると思うんですけれども、そうした中で、じゃ、それに代わる...全文を見る
04月26日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○犬塚直史君 話題変えまして、日本の社会保障協定の締結に関する質問を町村大臣に申し上げます。  これは、この社会保障協定をじっくり読ませていただいたんですが、一見非常に地味に見えるこの協定ですが、大変大切な協定だというふうに感じております。  大臣、今のところこの協定は大企業...全文を見る
○犬塚直史君 今大臣がEPAという言葉をおっしゃいましたんで、FTA、EPA、これをアジアのいろいろな国々と今積極的に日本が結ぼうとしておると。私は、そうした東アジア共同体に向けた取組の最も地味であるが最も大切な取組がこの社会保障制度の相互認証といいますか、この取組だと思っており...全文を見る
○犬塚直史君 このお渡ししました資料をよく見ていただきますと、例えばこの今回締結しようとしているベルギーなんですが、実はこのベルギーから日本に対してこの社会保障協定の申入れがあったのが昭和の六十一年といただいた資料に書いてございます。昭和の六十一年当時はこの表に出ているどの国とも...全文を見る
○犬塚直史君 今政府参考人がドイツについていい相手と今おっしゃったんですけれども、そのいい相手という意味をもう少し説明してください。
○犬塚直史君 いい相手という意味は、私が今まで理解した範囲では、非常にドイツの社会保障の法律が精緻にできていると、非常にきっちりとできている相手とまずは締結を行って、その先いろいろな国と締結をする際の、何というんですか、一里塚としたいという私は理解をしたんですが、それでよろしいで...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、このアジアの諸国に対する取組を今ここで質問をしたいと思うんですけれども、御存じのように、ASEAN諸国あるいは韓国、中国に対する我が国からの企業活動といったものは非常に盛んになっており、この社会保障についても最も注目しなければならない地域であるにもかかわらず...全文を見る
○犬塚直史君 町村大臣、これは大変大事な私は要素を含んだ答弁だと思うんですけれども、要はアジア諸国に関しては年金制度を始めとする社会的な基盤がまだ整っていない国が多々見受けられると、そこのところが一つの障害になってなかなか進展がしないということだと思うんですね。  そこで私は、...全文を見る
○犬塚直史君 今、平和の構築の視点からも、やはりこうした社会基盤整備に対しての支援が必要であるという、そういう御説明だったわけですけれども。町村大臣、今ODAが〇・七%のこの目標がなかなか達成ができないという中にありまして、例えば中国を見ますと、今度、オリンピックをきっかけに一応...全文を見る
○犬塚直史君 今大臣、制度的なインフラが非常に大事であると、そういう認識を力強くおっしゃっていただきました。  せっかくですから、ここでもう一度、中国に対するODAを、要するに、今までの道路とか橋とか、そういうインフラ整備が一応めどが付いたと、経済的なインフラ整備に対する援助は...全文を見る
○犬塚直史君 さっき政府参考人もおっしゃっておられたんですが、平和の構築という意味で、非常に地味でありますが、人間の移動を地味なところから支えていくというこの制度の構築、私は先般、ルワンダのあの惨劇の後に、三年間掛けてアメリカを中心としたいろいろな学者の人たちが現地の聞き取り調査...全文を見る
○犬塚直史君 簡単に申し上げると、ベルギーでは二百万円、フランスでは三百万円以上という金額を毎年毎年、派遣をされた方が現地で支払をしておると。しかしながら、その任期が終わって帰ったときにはこの金額が掛け捨てになってしまうと。要は、相手国に払ったけれども自分の年金にはならないと、こ...全文を見る
○犬塚直史君 ここで、この表をもう一度見ていただきたいんですが、韓国と米国がございます。この社会保障協定の発効時期、上から三段目なんですが、同じ第百五十九回の常会に提出されたこの韓国と米国が、韓国の場合は発効時期が平成十七年の四月予定、そして米国の場合が平成十七年の秋見込みとなっ...全文を見る
○犬塚直史君 大臣、これ半年で三百億円変わるんですよね。これだけ大きな金額が交渉の行方次第で変わってまいるわけですので、是非、今、最近ではIC旅券に関してはあれだけその締切りについてアメリカからプレッシャーを掛けられているわけですから、逆に、こうした先方が遅れていることについては...全文を見る
○犬塚直史君 お願いします。  もう一つ、この表の中で、簡単で結構ですので御説明をいただきたいんですが、通算制度の有無、ほかの国は通算制度があるんですね。にもかかわらず、英国と韓国だけがこの通算制度がないというふうになっておるんですが、この辺の御説明をお願いいたします。
○犬塚直史君 正にこの社会保障協定というのは、我が国自身の年金を理解するための鏡だというふうに言うことができると思います。今の御説明によると、韓国の年金、平均で十二年ですか、十二年間しか国民の皆さんが年金に加入をしていないというような状況の国々がたくさんあるという中で、我が国の年...全文を見る
○犬塚直史君 これはまた細かい話になりますが、フランスの場合に限っては、日本の派遣員の方が行かれた、五年働いた、それを更に延長しようと思ってもこれはなかなか延長されないということを聞いたんですが、その辺はどういうふうになっておるんでしょうか。
○犬塚直史君 今のお話も大変細かいんですが、大事なお話だったわけです。  EU圏においては、特にフランスではEU圏内あるいはフランス語圏内に特派員を派遣する、あるいは仕事をしに行くというケースが多いんですが、これはどうしても一年以内のケースが多いそうですね。そうした相手方の常識...全文を見る
○犬塚直史君 ありがとうございました。今後の課題としてよろしくお願いします。  これで時間が来ましたんで、質問終わりにしますが、外務大臣、これ、これですね、EUで今度EU憲法が発行され、リファレンダム、これがそうなんですが、現物なんですけれども、全フランス国民に配られているんで...全文を見る
04月27日第162回国会 参議院 本会議 第19号
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○犬塚直史君 私は、民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。  ただいま議題となりました旅券法及び組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律案、これについて関係諸大臣に質問をいたします。  旅券の誕生は明治十一年、今現在、日本で有効な旅券の数は三千...全文を見る
○犬塚直史君 ただいま町村外務大臣にお答えいただけなかった部分がありますので、質問の部分をもう一度ここで申し上げます。  まず、この中途解約の場合、どうして効用分を二重取りになってしまうのか、いかなる名目になるのか、ここの部分をもう一度お答えください。(拍手)    〔国務大...全文を見る
05月11日第162回国会 参議院 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第3号
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○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。  本題に入る前に、この邦人の誘拐につきまして、先ほど外務大臣がお答えの中で、こういう軍人以外の、コントラクターと呼ばれているそうですが、この人たちの数は万単位いると聞いておるというふうに先ほど言われたんですけれども、実際の...全文を見る
○犬塚直史君 これは通告していないんですが、私がこういう事件がありましたので今朝慌ててインターネットで見ただけの話なんですけれども、過去三年間にこのコントラクターと呼ばれている方たちの死亡、これが二百三十四名発表されているんですね。  この資料を見ますと、亡くなった日、姓名、国...全文を見る
○犬塚直史君 曲がりなりにも日本の国が、邦人の拉致といいますか、誘拐をされて、みんながこれまでこれほど注目している中で、先ほど来同僚議員が言っておりますけれども、日本の情報収集能力というのは本当にここまで低いのかと。言えないことと言えることがあるというのは分かるんですが、余りにも...全文を見る
○犬塚直史君 その行動計画を私の方で簡単にA4一枚にまとめたわけでございますが、非常によくできているんです。これをごらんになっていただくと、上の、一番上を見ていただくと、内容、目的、対応、時期、いついつまでに、どういう対応を、どういう目的でやるのかということがきちんと書いてあるん...全文を見る
○犬塚直史君 まあ大枠を作ったということだと思うんですね。それが今度は都道府県に下りていき、そして最終的には市町村に下りていくという理解でよろしいんだと思うんですが。  それでは、その次の段階の都道府県国民保護モデル計画を消防庁が作ったわけですね。これを見ても、まだその具体性と...全文を見る
○犬塚直史君 上で決めたことが下まで下りていって市町村レベルになったときに、やっぱりそういう実感を消防の方はお持ちだと思うんですね。ところが、一番初めに内閣官房の長官の談話が出たときには、自衛隊、警察、海上保安庁等関係機関の能力を結集して国として全力を傾注するって、そこまでしか書...全文を見る
○犬塚直史君 今おっしゃった類型あるいは行動モデル計画というものが拝見をしていて安心できるというふうには全く感じない、具体性に欠けるという観点から質問をしているわけなんですね。  特に、もうこの件についてはこれで終わりにしますが、特にお願いをしたいのは、やはり国が守るということ...全文を見る
○犬塚直史君 このスカイマーシャルについてなんですけれども、そのお配りをしました紙の四番のテロリストの入国阻止というところで対応を見ていただくと、ICPOのデータベース活用というふうにこれ書いてあるんですね。  これ、御存じのように、国際的な警察の協力機構と呼んでもいいんですが...全文を見る
○犬塚直史君 個人の大変大切なデータベースですから、この間お伺いしたときは警察の方に聞いたんですが、ICPOのデータベースというのはICPOの本部にあって、日本の方からそれにアクセスすることはできない、あくまでも照会ベースで行わなければならないというふうに聞いております。当たり前...全文を見る
○犬塚直史君 その報告書に明記をするというお話だったんですけれども、御存じと思うんですが、バイオメトリックス情報というのは、取替え不能な情報であります。普通の住所とか氏名とか電話番号とかいうものはその個人にくっ付いてしまって取替えできないというタイプのものではないんですが、顔です...全文を見る
○犬塚直史君 もちろん、日本においても米国においても、個人情報をきっちり守っていくという政府の立場は当然のことながらあると思うんですね。しかしながら、アメリカが求めたIC旅券の中に入っている情報、日本の旅行者が全く自ら出したわけでもない情報を日本の政府が守るというのは、これは当然...全文を見る
○犬塚直史君 申し訳ないですけれども、ありとあらゆるというよりも、一番基本的な大切なポイントだと私は理解をしております。  次に行きます。  この配付資料の十番ですけれども、国際的なテロ資金対策ということで、今、本人の確認あるいは取引記録の保存、疑わしい取引の届出というものを...全文を見る
○犬塚直史君 今、このFATFですか、これの四十の勧告、九の特別勧告について申し上げましたのは、先ほどの個人情報の保護の話なんですが、先日来、内閣官房の方に伺っていましたらば、国際的なこういう個人情報を守っていくという取組は承知していないと、こういうふうに言われたんですね。いろい...全文を見る
○犬塚直史君 実は、昨日来ちょっと驚いているんですけど、そういう国際的な基準に基づくという考えはないということを担当の方々から言われておりまして、ここのところは、ひとつしっかりした基準に基づいて個人情報を守っていくという方策をお願いをしまして、次の質問に移りたいと思います。  ...全文を見る
○犬塚直史君 この十六項目の行動計画をもう一度ごらんいただくと、左側に移動手段、入手手段、警備手段と書いてあるんですが、これはすべて日本の水際でテロリストの入国を抑えていこうと、あるいは爆発物や微生物兵器の原料の入手を抑えていこう、あるいは重要な場所の警備を国内でしていこうという...全文を見る
○犬塚直史君 今まで、この行動計画もそうなんですが、こちら岸での水際の対策というのが中心に書かれておるんですが、やはり向こう岸に渡ってテロリストの原因のところから除去していく、向こう岸からやっぱり日本が積極的にイニシアチブを取って国民の安全保障を考えていくということが非常に大事な...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃるように、DDR、物すごく海外では高い評価を受けております。  もう一つ、日本が非常に高い評価を受けている真実和解委員会、今までの経緯と現状を簡単で結構ですから御説明ください。
○犬塚直史君 非常に地味ではあるんですが、日本が今まで地道に重ねてきたこういう努力が高い評価を受けているということだと思うんです。  最後になるんですが、新防衛大綱において、昨年の十二月の十日、内閣官房長官の談話としまして二つの、我が国の防衛に関する、国民の安全に関する指針とい...全文を見る
○犬塚直史君 最後に……
○犬塚直史君 はい、分かりました。  最後に、アジア諸国との歴史認識あるいは戦争の記憶ということで今大変に摩擦が起きておりますが、今、日本でなければできない、こうしたことを一つ一つ、地味であろうが何であろうが重ねていくことが一つの突破口になるということを信じて、私の質問を終わり...全文を見る
06月07日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
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○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。  ただいま議題となりました、まず本体条約としまして国際的組織犯罪防止条約、この下にあります、本日は人身取引議定書と密入国議定書について質問させていただきます。  まず、全体の流れを一度確認をしておきたいんですが、この本体...全文を見る
○犬塚直史君 これ通告をしていなくてちょっと恐縮なんですが、衆議院の方でも質問がありましたので、答えられる範囲で結構なんですが、この三番目の銃器取締り議定書について、どうして今後れているのか、これをお答えください。
○犬塚直史君 これも質問通告していなくて恐縮なんですが、外務大臣にお伺いしたいんですけれども、この武器輸出ということについては、日本は伝統的といいますか、武器は輸出しないという、世界でも非常に、武器輸出あるいはこの武器の管理に関しては非常にノウハウを持っておると思うんですけれども...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、今日議題となっておりますこの二つの議定書につきまして質問を始めさせていただきます。  まず、我が民主党としましては、この法案には賛成でございます、この議定書の締結については大賛成。しかしながら、この実効性ということをいかに確保していくかと、いかにこの議定...全文を見る
○犬塚直史君 一番最後の、評価の一番最後のところが今お答えの中で抜けていたんですけれども、そこで何が言われているかといいますと、国内の、日本国内の需要を抑えるための努力はほとんどなされていない。つまり、例えば、東南アジアの諸国あるいはいろいろな諸国にいわゆる児童買春ツアーというも...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、この議定書の九条の五というところを、恐れ入りますが読んでいただけますか。
○犬塚直史君 正にこの需要をいかにして抑えていくかということが今求められているんだと思います。  そこでお伺いをいたします。  昨年度、日本における二〇〇四年度の人身取引被害者の総数は何名になるでしょうか。
○犬塚直史君 今、在留特別許可を与えたのは十五とおっしゃいましたけれども、私の質問は、昨年の人身取引被害者の総数ということを申し上げたんですね。これ、ちなみに、この先ほどの米国務省のレポートを見ますと、国境をまたぐ、国境を越えた被害者の数の推定が六十から八十万人。国境をまたがない...全文を見る
○犬塚直史君 今のお答えでは全くこれから本当に把握していくんだろうなと、そういう方向性が見えないわけなんですね。  それでは国交省の方にお伺いしますが、昨年度の日本から海外に出掛けた海外旅行者の総数を教えてください。
○犬塚直史君 一千七百万人の日本人が毎年海外に出掛けておると。そのうちの一体どれぐらいがこうした児童買春に参加をしてしまったのかということは、確かに暗数ということでよく分からないのは確かであります。しかしながら、旅行者がこの人身取引や児童買春に加担しているという意識に私は欠けてい...全文を見る
○犬塚直史君 旅行者に対する指導を行っておるところだというお話だったんですが、今度の改正旅行業法によりますと、この児童買春ツアー、これにかかわるあっせん、便宜供与は業務停止あるいは登録の取消しに当たるというふうに書いてあるんですが、これはこのとおりでよろしいんですか。
○犬塚直史君 実は私もこの旅行観光業界に携わってまいったんですが、例えば国内でたくさんパッケージツアーと言われるものをつくると、国内においてその販売をして、あるいは東南アジア、あるいは海外にお客さんを送客をいたします。海外の空港でこれを出迎えをして、海外の手続一切を取り仕切るのが...全文を見る
○犬塚直史君 いや、現地の法律ということを聞いたんじゃないんですよ。日本の改正旅行業法に基づいて、買春ツアーのあっせん、便宜供与をしたときには、その日本の国内法に基づいて、日本が発行しているこうした旅行業の登録とか、あるいは旅行の業務の停止にまで至るのかということを聞いているんで...全文を見る
○犬塚直史君 ということは、この旅行業法に関しては、国民の国外犯には当たらないと、こういうことを今おっしゃったんでしょうか。  といいますのは、例えば今般成立をいたしました児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律におきましては、国民の国外犯ということで...全文を見る
○犬塚直史君 今の答弁は私、ブリーフを受けたときと正反対でありますので、この件については再度確認をさせていただきますが。  いずれにしましても、国内の需要を抑えていくんだということについて国交省にもう一度お答えいただきたいんですけれども、旅行業者は、こうした児童買春、児童ポルノ...全文を見る
○犬塚直史君 この児童買春、児童買春というのはもう本当に大きな問題で、特に、もちろん日本だけではないんです。しかしながら、日本のソフトパワーを非常に落としていく非常にゆゆしき問題であるというふうに我々は認識しなきゃならないと思うんですね。ついては、この議定書をもちろん締結をすると...全文を見る
○犬塚直史君 今、ポスターを作った、ホームページを作った、そしてリーフを作ったとおっしゃったんですが、例えばホームページ、私、拝見をいたしました。三つございます。この三つを見たんですけれども、正に、こう言っちゃ悪いですが、片手間といいますか、入国管理局のページあるいは外務省のペー...全文を見る
○犬塚直史君 ポスターについて聞きますが、一体何枚刷っているんですか、そしてどこに張っているのかお答えください。
○犬塚直史君 毎年一千七百万人渡航する人たちを啓蒙するために二万のポスターを作って、全国のどこだかあれですけれども、に張っていくという、そういう取組だということなんですね。  あと、リーフは何枚作ってどこに配っているんですか。
○犬塚直史君 リーフにつきましては、私、現物を見まして、枚数も百万ということで、枚数とか量的には非常にいい対応をされているというふうに感じますが、しかし本当に困って言い出せない人に対する対策という意味ではもちろんリーフ等では無理なことはもう警察の方よくお分かりだと思うんですね。 ...全文を見る
○犬塚直史君 そうした取組がどのぐらい国民の目に留まっているかということなんですが、ここで幾つか例をお示しします。  例えば、フランス文部省、こちらでは、観光業の専門学校のカリキュラムの中に、CSTというんですね、チャイルド・セックス・ツアー、児童買春ツアーのことですね、このC...全文を見る
○犬塚直史君 今のは質問答えてないですね。  それでは、例えば、じゃ、次の例を引きますけど、イタリア政府、イタリア政府もこれに前向きに取り組んで、児童買春犯罪の域外適用法の存在周知の義務付け、つまりこれさっきの話なんですけど、国内の法律でしっかり罰則が規定していて、で、自国民が...全文を見る
○犬塚直史君 いや、これは児童買春の件ですから。
○犬塚直史君 こうした取組を行うためには、やはり民間あるいはNGOあるいは旅行会社の団体との連携が不可欠だというふうに思います。  そこで、コードプロジェクトと、最近の民間の取組でコードプロジェクトについて、国土交通省の方、今どういう状況で日本でこれが行われているのか、取組を御...全文を見る
○犬塚直史君 今の御説明にはなかったんですが、これは、世界観光機構、WTOが一九九七年に始めました国際意識キャンペーンというのがありまして、これを発展させて北欧でスタートしました業界の倫理規定なんですね。この倫理規定が作られまして、何とかして児童買春をやめさせようと。で、我が国も...全文を見る
○犬塚直史君 この件はもうこれで最後にしますが、そうした被害者保護支援法の設立が必要であると我が党の同僚議員も衆議院の方で主張しておりますので、今後しっかりと検討されることをここに要望したいと思います。  それでは、お手元にお配りしました紙の方をちょっと見ていただきたいんですが...全文を見る
○犬塚直史君 この児童ポルノというのは、実は手元に私、資料があるんですが、小児性愛と、ペドフィリアと、これはまあ病気と言ってもいいと思うんですけれども、このペドフィリア専門のサイト、これを集計をする、これはインターネットで調べただけなんですが、集計をするNGOがありまして、日本は...全文を見る
○犬塚直史君 少年のその窓口という意味ではなくて、インターネットを利用した幼児の、あるいは子供のそのわいせつな専門サイトの専門窓口というのがないんですよね。この専門窓口がないために数も把握ができていないという実態があるわけなんですけれども、例えばそういうものがあると、非常に問題で...全文を見る
○犬塚直史君 各国大使館、領事館の協力も得て、是非効果的な活用といいますか、運用というものをお願いをしたいと思います。  それでは、話題を変えまして、先般行われました、シンガポールで行われました日米防衛首脳会談について防衛庁長官にちょっとお伺いをしたいんですが、ここに、手元にあ...全文を見る
○犬塚直史君 もうその辺で。
○犬塚直史君 時間がなくなりましたので、最後に一つだけお願いを申し上げておきます。  私の地元長崎県の佐世保市、ここで、基地のすみ分けの問題で、軍と民のすみ分けの問題で今年の五月の八日に朝日新聞に記事が出ました。この朝日新聞に出た記事は、埋立て場所、そして規模、思いやり予算を使...全文を見る
07月05日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
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○犬塚直史君 この法案を審議するに当たりまして、今日は警視庁の方、それから官房の情報セキュリティ政策会議の方にも来ていただいているんですが、やっぱり一番今日は私は話題にしたいのは統合運用ということでございます。  統合運用、新しい脅威がある、そして多様な事態がある、これに対処す...全文を見る
○犬塚直史君 今政府部内で共有をしたとお話があったんですが、ここに更に書いてありますのは、日本政府関係者が第一報を受け取ったときミサイルは既に日本海に没した後だったと、ここに書いてあるんですよ。これは事実なんでしょうか。
○犬塚直史君 私は、そこの御説明では、到底国民の安全が守れている、ベストの選択をしているとは言い難いと思うんですね。  先ほど来話題になっております静止衛星からの情報で第一報が来たと私は理解しておるんですが、これはこれでよろしいんでしょうか。
○犬塚直史君 これ、新聞報道でもう既に出ている話なんですけどね。静止衛星上にある米軍の軍事衛星からの情報で日本に第一報が入ったと書いてあるんですが、これは、それは認められないと、ここでは答弁できないということなんですか。
○犬塚直史君 それでは質問を変えますが、静止衛星というのは一体どういう性格のものなのか、お答えください。
○犬塚直史君 ほかの衛星ではなく、静止衛星でこれを監視をするというメリットはどこにあるんでしょうか。
○犬塚直史君 おっしゃるとおりなんですね。  静止衛星、私は、三百六十キロ上空ですか、軌道は赤道上にあると、地球の自転と同じスピードで動くことができるから、いつもそこに、天空の一角にあると。そして、この静止衛星から常に角度を決めて、今であれば、中国やあるいは北朝鮮の方向に常にこ...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、防衛庁以外で日本が所有している静止衛星というのはあるんですか。
○犬塚直史君 もう一回頭に話を戻しますけれども、マストというお話がありました。あらゆる手を使って、先ほどの大野大臣の御答弁で、白委員の質問、答弁の中で、なくても大丈夫という、なくても大丈夫だと、独自のレーダー網で機能するんだと、まあ、あればあった方がいいんだというような御答弁だっ...全文を見る
○犬塚直史君 私はそこの部分が、日本のBMDシステムは大丈夫ですよという御認識がとてもではないけれども共有できないんですね。静止衛星が十分に機能していたとしても、BMDのこの機能ということについては各方面から疑問が投げ掛けられているわけなんですね。  例えば、今手元にございます...全文を見る
○犬塚直史君 今おっしゃったように、デコイに対してはこれ有効な手だてはないんですよね。それはもう政治とか防衛の判断ではなくて、これはもう科学者が言っていることなんですね。物理的にデコイに対しては、つまりおとりですよね、発射した後にこれを迎撃するのに相手にぶつかって止めるということ...全文を見る
○犬塚直史君 いや、運動エネルギーと言うとちょっと分からなくなるんですけれども、キネティック弾頭というのは、要するに相手に体当たりをして止める弾頭ですよね。よろしいですか、それで。
○犬塚直史君 ということは、我が国を防衛するミサイル・ディフェンス・システムはキネティックですから、あくまでも飛んできたものに体当たりをして止めていくんだと。体当たりをしようとする相手側のミサイルがたくさんに分かれて何キロにもわたって飛んできたときには、決してこれは防衛する有効な...全文を見る
○犬塚直史君 こういうことなんですね。現状では非常に心もとない防衛システムであると、しかし将来的には研究開発やっていって何とかなるだろうという見通しをおっしゃられたわけです。  しかし、これはイタチごっこなわけですよね。圧倒的に攻撃側が有利なんですよ。それをあらゆる手だてを使っ...全文を見る
○犬塚直史君 今大変大事なことを言われたと思うんですが、ミサイル防衛は、専守防衛では国は守れないということなんですよ。何発も打たれたときは、相手の国が、あるいはテロ集団が核弾頭やあるいは違う大量破壊兵器を積んだ弾頭をこれから打ってくるかもしれないと、そういうときには、いや、専守防...全文を見る
○犬塚直史君 私はこれ、だからこそ、冒頭に申し上げましたけれども、IW、インフォメーションウオーフェア、これに我が国の資源を集中する必要があると申し上げたいんです、今日は。  発射をする、あるいは燃料が注入されている、あるいはノドンが隠れたところから出てきたと、そういうときにミ...全文を見る
○犬塚直史君 と防衛庁長官はおっしゃるんですけれども、ここに新防衛大綱ですね、これは閣議決定が平成十六年十二月十日。これを見ますと、「防衛力の在り方」、「防衛力の役割」としまして、「新たな脅威や多様な事態への実効的な対応」として、ア、イ、ウ、エ、オと書いてあるんですね。弾道ミサイ...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、我が国の情報に対する取組について重ねてお伺いをいたします。  クリントン大統領のときですね、二〇〇〇年、五年前です、クリントンがサイバースペース防衛計画というものに予算を付けまして、このときの予算が二千億円です。同じころ、防衛庁がサイバー防衛研究に十六億...全文を見る
○犬塚直史君 外務大臣にお伺いをしたいんですが、こうした情報戦といいますか、サイバーウオーといいますか、こうしたものの持つ巨大な潜在力を米国も認識をして、特にサイバー防御ではなくサイバー攻撃を仕掛けるためにこうした環境整備を行っていると今理解をしているんですね。つまり、自国を守る...全文を見る
○犬塚直史君 正にこれは我が国が本当に資源を集中して取り組む分野であると。我が国の憲法上、あるいはいろいろな機構上の制約を乗り越えて本当に日本を守るんだということを考えた場合に、こうしたIWにどういう形で今取り組んでいくんだと、特に今回のこの法律に当たっては全くIWについての、特...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃるとおりなんです。こういう新しい概念に一体どういうふうに対応したらいいかという準備はしなきゃいけないんですね。  例えば、Eボムというのがあります。非常に高高度でこのEボムを爆発させるとこの地域一帯の電子機器のすべてを麻痺させることができると。そうなります...全文を見る
○犬塚直史君 ここに、本年三月十六日、アメリカの上院軍事委員会の資料がございます。これ、JFCCNWと、要するに統合運用の中で一体この情報戦争をどういうふうに取り扱っていくんだという参考人質疑の資料がここにあります。この中で、攻撃と防御、両方についての記述があるんですけれども、ま...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃるとおり、米国も統合運用、多様な事態に対する統合運用、その中核にこうしたIWを据えて、攻撃と防御、あるいは法整備についてもこうした真摯な議論が今行われているわけなんですよね。  私は、今回のこの法律案で、やはり統合運用をこれから進めていくんだという法律なわ...全文を見る
○犬塚直史君 済みません、それで結構です。
○犬塚直史君 済みません、途中で切りまして。  私が今、今日一番申し上げたいのは、統合幕僚長が今度防衛庁長官の下に入られるわけですね。統合幕僚長が自衛官のトップになるわけですよね。ということは、十五万人ですか、自衛官が、統合幕僚、十六万、(発言する者あり)ごめんなさい、二十五万...全文を見る
○犬塚直史君 私は平成十七年度の情報本部の募集要項のホームページを昨日見させていただいたんですけれども、募集が終わっていたんですがね。募集の受験資格、要はこの情報本部に職員を応募するに当たってはⅡ種試験を合格しなければいけないと。Ⅱ種試験の採用に当たって、受験資格は昭和五十一年四...全文を見る
○犬塚直史君 時間になりましたので最後の質問しますが、いずれにしましても、我々がこれだけ不安を持っているそのミサイル防衛につきまして有効な手だてをどうしても取らなきゃいかぬと、我が国が置かれたこの能力とこの制約された状況の中でIW、インフォメーションウオーフェア、これのディフェン...全文を見る
07月12日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第18号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。  西山参考人にまずお伺いします。  先ほど来、野球の例で大変分かりやすく御説明いただいておると思うんですが、バッターには目があると。同じようにボールにも目があると考えてもいいと思うんですね。そうしますと、このミサイル防衛というのは、結...全文を見る
07月14日第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第19号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚です。  今日は、防衛庁設置法の一部を改正する法案の主に統合運用に関して、しかも、その狭義の自衛隊の中だけの統合運用ではなくて、やっぱり各省庁あるいは米軍との統合運用にまで広げた広義の統合運用という視点から質問をさせていただきます。  まず、迎撃ミサ...全文を見る
○犬塚直史君 長官、私は新聞記事が事実に即しているかどうかと簡単な質問をしましたので、それにお答えいただければよかったんですが。  こんな質問しますのは、要するに、モニターを見て、このミサイルが日本の領域に入ってくるかどうかを非常に短時間の間に判断をして決断をしなきゃいけないと...全文を見る
○犬塚直史君 私、そこの米軍との統合運用といいますか、広義の統合運用の部分が物すごく大事だと思うのであります。  例えば、中国からハワイに向けて撃ったミサイル、これをモニター上で誤認をして、これは沖縄だと、あるいは北朝鮮が人工衛星を打ち上げようとしたときに、モニター上でこれを見...全文を見る
○犬塚直史君 今おっしゃったことは大変大事なことだと思うんですよ。当然のことながら、モニターというものに集約された情報は総合的な情報であり、しかもそれだけの情報で判断するわけではありませんので、米軍との間にいかに緊密な統合的な運用をしなきゃいかぬかと、正にここに懸かっているわけな...全文を見る
○犬塚直史君 長官がおっしゃったこと、全くそのとおりなんですよ。パートナーでやらなければいけないんですね。しかし、今は完全に米軍に隷属をしている状態だと言わざるを得ません。もちろん、米軍がつくったものをかなめにして防衛をするわけですからそれはいいんですが、日本なりの戦略を持って、...全文を見る
○犬塚直史君 今ブースト段階での導入は全く考えていないというお話でした。  それでは、ここに今年の一月十日の毎日新聞の記事があるんですが、ブースト段階の今エアボーンレーザーという、飛行機からレーザーでやる、あれの共同開発を米国が日本政府に対して一月の九日の日に非公式に打診をした...全文を見る
○犬塚直史君 防衛の問題と政治の問題はきっとそこでごっちゃになる部分があると思うんですけれども、そのブーストフェーズの、外務省の方に聞きたいんですが、ブーストフェーズの防衛をやるときの法律的な問題点というのはどういうところにあるんですか。防衛庁。
○犬塚直史君 米国はこのエアボーンレーザーの実戦配備を予定しているんでしょうか。
○犬塚直史君 アメリカの一番大切なのは当然ながら本土防衛であります。その本土防衛やるためにブースト時点のミサイル防衛もやると、これは明言をしているわけなんですね。そうしたブースト段階の防衛をやるに当たって、日本がアメリカの前線基地になるという認識はありますか。
○犬塚直史君 統合運用の話にちょっと戻します。  各省庁間の統合運用といいますか、の防衛、あるいは情報セキュリティーということについてお伺いしますが、これは七月十三日の日経なんですが、今日、本日、情報セキュリティ政策会議が初会合だという記事が出ているんですけれども、十四日の初会...全文を見る
○犬塚直史君 これの取りまとめが官房で、関係四省庁は警察、防衛庁、総務省、経産省となっておるんですが、防衛庁長官、これ、夕方参加されますか。
○犬塚直史君 副長官に是非これお願いをしたいんですが、情報セキュリティ基本問題委員会の第一次提言に基づいて今日の夕方この打合せが行われると聞いておるんですけれども、その内容を見ますと、第一次提言では政府自身の情報をセキュリティーの対象とするのが今日と。第二次提言では重要インフラ、...全文を見る
○犬塚直史君 ここで、ちょっと古い資料なんですが、皆さんの注意を喚起したいと思います。  一九九四年にデータストリーム・カウボーイ事件というのがございました。これは九四年、十年前の三月から四月にかけて、イギリスの十六歳の少年が米空軍ローム研究所のコンピューターネットワークに侵入...全文を見る
○犬塚直史君 今、何名体制でこのサイバーフォースはやっておられるんですか。
○犬塚直史君 三年前に六十名ですから、若干増えておられるんですけど、米国が一千名以上と、しかも、中心になるところ、あらゆる省庁から人間を集めてという体制を考えますと、今日の夕方始まるそうですけれども、日本の体制が誠に心もとないと言わざるを得ないと思います。  陸上自衛隊の、平成...全文を見る
○犬塚直史君 先ほども申し上げましたが、警視庁の方が今八十名で、陸自が五十名、合計百三十名、ほかにも幾つかあると思うんですが、一刻も早く、統合的に日本の全般の防衛を考えるような統合運用を是非一刻も早くお願いをしたいと思います。  次に、今度はアメリカの本土の防衛と、それから日本...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、六月三日の、今年の産経新聞によりますと、米国防総省オベリング局長が、レーダー情報を常時共有する日米のシステム構築検討に来日したと記事があるんですが、これはこのとおりでよろしいんですか。
○犬塚直史君 私が言いたいのを繰り返しますが、アメリカを仮想敵国にしてもいいぐらいのIWの戦略を我が国が持っていて、それを実現するためにアメリカを利用するぐらいのミサイルディフェンスの技術を取っていくんだというぐらいの戦略がなければ誠に心もとないということを申し上げたいと思ってい...全文を見る
○犬塚直史君 お手元の資料の一枚目、ごらんください。  これは、基地提供の法的根拠、それから基地に関する協定の再検討及び返還というようなことをちょっと一覧にしまして、一番左が日米地位協定と。右から二番目がNATOの地位協定なんですね。今申し上げた、冒頭申し上げたイタリア軍につい...全文を見る
○犬塚直史君 いろいろ取組あるんでしょうけど、現場に行って話を聞いたり見てみますと、とてもイコールパートナーとは思えないんですよ。こういう言い方はちょっとおかしいかもしれない。気に入らないんですよ。日本があたかも米軍の下にあるかのような雰囲気で物事が進められている。  例えばこ...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃるようにバランスを取ってやらなきゃいけないというのはよく分かるんです。今、バランスを取ってないためにこういうことを申し上げているわけで、例えば、これまた米軍ロバート・ヤテス准将、第三一航空団司令官のこれ発言が載っているんですが、イタリアのパイロットの話なんで...全文を見る
○犬塚直史君 嘉手納も普天間もそういう決め事がすべて努力目標で、米軍にこれはもうすべて恣意的に任されているんですよね。こういう努力目標は決して日米で決めたというような、そういう決め事ではないんですね。  お手元の紙を一枚めくっていただいて、二枚目をちょっとごらんいただきたいんで...全文を見る
○犬塚直史君 危険だとは思えないがレンジ16をつくると、そういう御答弁でよろしいんでしょうか。
○犬塚直史君 お手元の資料をもう一枚めくっていただいて、この写真を見ていただきたいんですが、これは伊芸地区の都市型訓練施設建設に反対する人たちが持っていた資料なんですけれども、民家屋上の貯水タンクにこのように被弾している、それから伊芸パーキングの男子トイレの窓ガラスにこのように被...全文を見る
10月11日第163回国会 参議院 外交防衛委員会 第1号
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○犬塚直史君 おはようございます。民主党・新緑風会の犬塚直史です。  今日は、九月十六日の国連総会特別首脳会議で採択された成果文書を中心に、我が国が国連を通じて平和構築にどういう貢献をしていくかということを中心に質問したいと思うんですが、その前に、ちょっと気になる話題が二つほど...全文を見る
○犬塚直史君 交渉への影響というのは、これ、賃貸借契約の交渉のことを言っておるんでしょうか。
○犬塚直史君 それでは、当該敷地の坪数と、それから近隣の賃貸市場の坪当たりの単価を教えていただけますか。
○犬塚直史君 年額坪三万円というのでよろしいんですか。
○犬塚直史君 到底、年額坪三万円という単価はちょっと市場価格とは大分違うのかなと。例えば、一等地での新築のビルの坪当たりの賃貸借の単価で、いいところですと三万円、四万円、これはビルの中ですからね。高いところですと十万円になった時期もありましたから、その一等地の敷地、土地の価格が年...全文を見る
○犬塚直史君 私は、まさしくそういう交渉の仕方がむしろ逆にパートナーとしての信頼関係を損なっていく、正々堂々と交渉できない。相手がどんなに大きい、まあ普通の会社でいきますと、どんなに小さな会社が大きな会社を相手にしたとしても、同じ会社同士の交渉でそんな遠慮することはないわけですよ...全文を見る
○犬塚直史君 やはり外務大臣、やっぱりこういう言わば気を遣い過ぎているのか、あるいはあいまいになっているのかよく分かりませんが、こういうことをやっていくと信頼関係が損なわれるということについて、是非外務大臣がこの件についてはしっかりとしたリーダーシップを取られて正々堂々と交渉をさ...全文を見る
○犬塚直史君 それでは次に、自衛隊員の最近新聞によく出ております大麻、覚せい剤の使用につきまして、これも気になりましたので本論に入る前に御質問をいたします。  この件につきましては定期的な薬物検査導入をするという新聞報道が出ているんですが、この進捗状況を教えていただけますか。
○犬塚直史君 この件についてちょっと調べたんですが、ここに手元に、ドラッグ・ファクツという、これはアメリカの言わば非合法ドラッグやマリファナの使用について何年かに一度に行われる非常に大規模な調査結果を手元に今持っております。  これによりますと、これはアメリカの国防総省の調査の...全文を見る
○犬塚直史君 今おっしゃるように、これは抜き打ち検査しかないんですよね。この抜き打ち検査をやるようになって、そして、だんだんだんだん、海兵隊でいえば四八%だったものが二〇〇〇年には七・九%まで落ちてきているわけですね。当然のことながら、これが検出をされた、尿検査などで検出をされれ...全文を見る
○犬塚直史君 こういう非常に大きな問題、しかも日本だけではない各国が取り組んでいる問題、アメリカに至っては一九八〇年から尿検査をやっている問題に対して、我が国の取組が余りにも遅過ぎるということを指摘して、この質問、この部分は終わりたいと思います。  次に、今年は戦後もう六十年と...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃるように、その国連を強化するための諸改革ということだと思うんですけれども、それでは改めてここでもう一度、戦後六十周年で、この機会に聞きたいと思うんですが、常任理事国入りをして一体日本は何をするのかということをもう一度外務大臣の口からお聞かせください。
○犬塚直史君 私は常任理事国入りをして日本が活躍するべきだと思っております。しかし、この常任理事国入りをするということについて、ただ単に日本が被爆をした唯一の国だから、あるいは核兵器を持っていない国だから常任理事国入りができるという、そういう論理ではいかにも説得力が弱いのではない...全文を見る
○犬塚直史君 今、緒方さんのことが出ましたので、この安保理常任理事国入りについて緒方さんが言われていることをちょっとこれ読ませていただきます。  安保理常任理事国でなくても、日本は国連への大口の資金拠出国でもあり、ある程度の自国の立場を反映できる、逆に、せっかく常任理事国になっ...全文を見る
○犬塚直史君 ちょっと今テロ対策と大量殺害がちょっとごっちゃになってしまったんで済みません。テロ対策について、テロはもちろん定義さえもまだできていないわけですから、今これ議論できる段階ではないと思うんですが、私が申し上げているのは、ジェノサイド、民族浄化、人道に対する罪のことにつ...全文を見る
○犬塚直史君 九八年のこのローマ規程採択以来、七年間がたっているわけです。二〇〇二年にはこれは設立されたわけですが、その間、我が国はこの国内法の整備について努力をされてきたわけなんですけれども、今現在この担当者は一体何名おられて、どのぐらいの頻度でこの作業を進めておられるんでしょ...全文を見る
○犬塚直史君 国内法の整備に関しては、批准をした国であっても整備がまだできていない国があるということも聞き及んでおります。作業量としては大変な作業量であるということも私は理解をしておるつもりなんですけれども、そうした非常に大きな作業量のこの大事な仕事に対して、外務省ではこれだけに...全文を見る
○犬塚直史君 ちょっと今のお答えはよく分からなかったんですが、少なくともこれを、まあカレンダーを決めてチームでもってこの作業量を確定をして、そしていついつまでにこの辺までやっていこうという体制ではないということは分かりました。そういう理解でよろしいですか。
○犬塚直史君 数十億円という数字が高いか安いかというのは仕事の内容に当然よるわけですね。これだけ大切な、言わば多国間主義でいくのか、あるいは一国主義でいくのかということに対する一つのシンボルになるような条約を話すに当たって、数十億円が高いか安いかということについて、それはそれでし...全文を見る
○犬塚直史君 この例を申し上げましたのは、明らかにアメリカの一部の方向性が行き過ぎではないかと。このICCに関しては明らかに、締結をした自国の外交方針に対してアメリカが明らかに関与してくる、そして軍事的、経済的な支援も取りやめてしまうほど、逆に言えばこの条約に対しては反対をしてい...全文を見る
○犬塚直史君 昨年のあのEUの担当者たちが日本に来て十二月に行ったICCのあのパネルディスカッションの場においても指摘を受けたんですが、もう既に日本の国内法の整備に関しては、EUの担当者が受ける質問にしても非常に専門的で精度が高いもので、印象としてはほかの批准をしていない国々と比...全文を見る
○犬塚直史君 ICCの条約締結のための特別委員会の設置を提案をいたします。委員長、よろしくお願いします。
○犬塚直史君 以上で質問を終わります。     ─────────────
10月20日第163回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○犬塚直史君 伊勢崎先生に何点かお尋ねしたいと思います。今日はありがとうございました。一万何千キロ離れたこの最後方の会議室でいろいろ現場のことを話すのはいかに難しいかということを今実感しております。  まずお伺いしたいのは、DDRのステップワンの軍備調査を始めるときなんですけれ...全文を見る
10月25日第163回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
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○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史です。  先ほど三浦委員の方からもお話がございましたように、先週、当外交防衛委員会で参考人を招致をいたしまして、アフガニスタンあるいは東チモールの現場で長年にわたってDDRを中心とした現場の活動をしている伊勢崎教授をお招きしてお話を伺った...全文を見る
○犬塚直史君 ということは、このDDRの資金というものは国連関連機関あるいは関連NGOに対して拠出されていると考えてよろしいんでしょうか。
○犬塚直史君 今お伺いしたいのは、こうした実質としては危険地帯で活動しているNGOや国連関連機関に拠出をされていると。それでは、そういうところで働いている日本人の人たちに対するいろいろな補償、傷害保険ですとかあるいは何か起こったときの緊急避難ですとか、こういうことに対する十分な手...全文を見る
○犬塚直史君 ということは、日本政府として戦時特約傷害保険料のようなものはこれからもNGOの人たちに対しては補助をしていくと、そういう方針であるというふうに理解してよろしいんでしょうか。
○犬塚直史君 実は今日、今朝ですね、これいただいた資料なんですけど、平成十八年度の外務省の予算概算要求が今手元にございます。その中で、これ今朝もらったものですから質問通告してないんですけど、過酷な勤務環境への対応ということで、これは外務省の職員だけに対する対応なんですが、特殊勤務...全文を見る
○犬塚直史君 これは非常に大事な問題だと思うんですね。これだけNGOの人たちに頼らざるを得ないという状況の中で、この人たちが本当に安心してこういう危険地帯に行って仕事をすることができるかどうかという問題ですので。  今、通常の旅行傷害保険ではカバーできない部分を補助していくとい...全文を見る
○犬塚直史君 その具体的な事例、もう一つ申し上げますと、参考人からも話があったんですが、現地で働いていて事態が急変した場合、緊急避難をしなきゃいけないというときに、例えば専用機を使うということになりますと、NGOの場合は専用機を使ったときに後から請求書が来るという話が出たんですが...全文を見る
○犬塚直史君 それは大変に大事なことですので、少なくともこちら側が音頭を取ってといいますか、ジャパン・プラットフォーム等々を通じて、実際の活動の手足となってやっていただくという立場ですから、そこは個々の事例一つ一つきちんと把握していただきたいと思います。  その上で、このアフガ...全文を見る
○犬塚直史君 NGOの数でお願いします。
○犬塚直史君 把握していない人たちの数はどのぐらいおられるとお考えになりますか。
○犬塚直史君 これは財団法人オイスカという、主務官庁、外務省、農水省、経産省、厚生労働省の財団法人の作ったこれ資料なんですけれども、二〇〇四年時点で、中近東の一くくりなんですが、ここで一万八千七百人のNGO関係者がおられると。一万八千四百人と四十数人というのは余りにも開きがあると...全文を見る
○犬塚直史君 これ、ジャパン・プラットフォームの資料を今手元に持っているんですが、政府資金援助を受けただけでも十団体、現在ですね、民間寄附金助成を受けた八団体、そして民間寄附金助成を受けたのが二団体と、合計で今二十団体が活動しているわけですね。しかも、DDRの責任者として派遣をさ...全文を見る
○犬塚直史君 これ、外務大臣の御所見をお伺いしたいんですけれども、こうした危険地域に派遣をする、あるいは依頼をする場合に、国連の基準というよりも、我が国独自のやっぱり現地の聞き取り調査を行った上での一つの基準が必要だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○犬塚直史君 平和の定着と国づくりという、前川口順子外務大臣が東京会議のときに非常に内容の濃い宣言をされまして、それに基づいてこのDDR等を行ってきたわけであります。  そうした中にあって、もちろん国内にある、あるいは目が非常に行き届く日本の大使館員に対しての手当てというのはも...全文を見る
○犬塚直史君 是非、前向きに御検討をお願いしたいと思います。  さて、先般、フランスの外人部隊に参加をされ、そして残念なことに亡くなってしまったあの齋藤さんの事件がございました。ここでちょっとお尋ねをしたいんですが、日本人が他国のこうした外人部隊等々に義勇兵として参加をした場合...全文を見る
○犬塚直史君 質問をもう一度繰り返しますよ。いいですか。
○犬塚直史君 じゃ、もう一度確認しますが、日本人であっても他国の言わば義勇軍に自由意思でもって参加をする場合、あるいは国連関連機関等々で日本の政府とは関係ない指揮権の下で危険地域やあるいは武力の威嚇等を行う場合であっても九条一項には触れないという理解でよろしいんでしょうか。
○犬塚直史君 これは冒頭の、憲法上の制約の下で我が国が実態として現地でいかに活動をしていくかと、平和の定着に我が国が実態としてどういう貢献ができるかという視点から見ますと、非常に大事なことだと思うんです。  防衛庁長官にお伺いします。  この平和の定着あるいは平和構築のために...全文を見る
○犬塚直史君 いや、要請でなくて、必要か必要ではないかということなんです。
○犬塚直史君 質問に答えていただけなかったので、もう一度繰り返します。  平和目的で軍事組織を派遣をするということは、平和構築の目的上必要なんでしょうか、必要ないんでしょうか。
○犬塚直史君 アフガンの例だけにちょっと限定してお話をさしていただきますが、参考人の話を聞いただけでも、九つの軍閥があり、そしてその軍閥が大砲や戦車を持っておると。そうした中において平和構築、平和の定着、国づくりを行っていく上で軍事組織を平和目的のために派遣することは必要なのか。...全文を見る
○犬塚直史君 私は、派遣をするための条件ですとかあるいは法律上の制約とか、そういうことを申し上げているんではなくて、是非本末転倒にならないような議論をお願いしたいんですが、現場でそういう必要性があるのかどうか。必要性があるということを防衛庁長官が認識しておられないというんだったら...全文を見る
○犬塚直史君 もう一度お願いします。
○犬塚直史君 平和目的のための軍事組織を出すということが必要だということをおっしゃっていただかないと議論が先に進まないんですけれども、そこは質問を変えます。この辺をあいまいにしていくと、どうも神学論争というか、そういう形になってしまうんですよ。必要なんですよ、現場では。やっぱり現...全文を見る
○犬塚直史君 これは平和目的で派遣される軍事組織と考えてよろしいんでしょうか。
○犬塚直史君 平和を目的とする軍事組織の派遣をNATOでこれから考えていくということなんですね。  それでは、二〇〇四年の欧州防衛庁あるいは欧州憲兵隊の創設合意について、外務省の御見解をお聞かせください。
○犬塚直史君 この欧州防衛庁の創設あるいは欧州憲兵隊の創設についても、平和目的のために軍事組織を派遣するということが前提と、こう理解してよろしいんですね。
○犬塚直史君 官房長官にお伺いしたいんですけれども、この欧州の例に見られるような、平和のために軍事組織を派遣する、そしてそのために地域的な主権の、防衛力に関連する主権の共有というんですかね、ある程度の移譲といいますか、そういうことが今現在進行形で行われているわけですよね。  今...全文を見る
○犬塚直史君 今日は正にそこのところを長官にお尋ねをしたいんですけれども、私は個人的にはこのNATOや欧州防衛庁の試みも法律的に言うと問題があるんじゃないかと思っているんです。それは、いろんな国がいろんな制約の下でやろうとしていることですから、余り人のことは言う必要はないんですが...全文を見る
○犬塚直史君 今お答えいただいた内容、結局のところは武力行使の正当性の問題だと思います。正当でない、いわゆる国際社会が正当だと認めた武力行使でない限りはどんな泥沼に入ってしまうのか分からないわけでありますから、日本が今憲法九条という制約がある中で必要とされる警察能力を展開しようと...全文を見る
○犬塚直史君 今の憲法九条一項、二項の下で、その下でもう我が国ではない、日本国の国籍を有する日本人が国連の旗の下でこういう貢献ができるという一つの枠組みの大きなステップとして、四十三条、特別協定の中身を検討するべきではないかという質問に対してお答えいただけなかったので、違う切り口...全文を見る
○犬塚直史君 これで質問をおしまいにいたしますが、今日の質問で一番お伺いしたかったことをもう一度両長官と外務大臣にお伺いをいたします。  これから、これだけ国際化が進む中で、平和構築を我が国が積極的に貢献をしていくという枠組みをつくるという意味において、防衛に関する主権の移譲あ...全文を見る
○犬塚直史君 終わります。