犬塚直史

いぬづかただし



当選回数回

犬塚直史の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第164回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史です。  両参考人にお伺いをしたいんですが、まず一番初めに、藤原参考人が冒頭に外交は原則の適用ではないとおっしゃった。そして、同時に、力の役割を過信した国際論もまた違うとおっしゃったんですけど、私はこのお話を聞いて、カナダという国がこの二...全文を見る
02月22日第164回国会 参議院 憲法調査会 第1号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚です。  先ほど吉川委員お持ちになったA四判の例の百九十ページというやつですね。あれも私も手に取ってみたんですが、非常に薄い紙でもうびっしりと書いてあると。その立場を説明した説明書も見たんですけれども、多分あれをちゃんと読んだ人はいないだろうと。国民性...全文を見る
03月01日第164回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号
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○犬塚直史君 今日はありがとうございます。  稲田参考人にお伺いいたします。  海外での国際協力というのを考えるときに、やっぱり一番私は問題になる一つは、国内での有権者の協力に対する意識の喚起といいますか、そういうことだと思うんですけれども、例えば地元に帰っていろんな人たちと...全文を見る
03月08日第164回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号
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○犬塚直史君 本日はわざわざお越しいただきましてありがとうございます。  限られた時間ですが、三点ほど、一つずつ区切って御質問をしたいと思っております。  たった今、国民参加型のODAという御質問ありましたが、私も有権者の理解を得るために一体どういうふうにしたらいいのかと、多...全文を見る
○犬塚直史君 ありがとうございました。  少なくとも近代会計、これをしっかり取り入れた複式簿記、国の会計、御存じのようにバランスシートもないような状況ですので、少なくとも企業会計、できればこれよりももっと透明性の高い会計制度をやっていかなければいけないんではないかと思います。 ...全文を見る
○犬塚直史君 最後に、前検事総長としての原田参考人にお伺いしたいんです。  実は先週、私、青山の国連大学で、各国の警察の方々が社会構築支援という形でいろいろな国に出掛けていって警察機能を、まあ言わば立ち上げるお手伝いをする、場合によっては二年、三年という長い期間ですね、そういう...全文を見る
○犬塚直史君 ありがとうございました。
03月09日第164回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。  BSEや鳥のインフルエンザ、不安が高まる中で、どのようにして国民の食の安全を守っていくかという観点から、カネミ油症の問題を取り上げたいと思っております。  このカネミ油症の問題、三十八年前起こった未曾有の食中毒事件でありますが、この...全文を見る
○犬塚直史君 大臣おっしゃるとおり、今なお、三十八年たった今なお、関係者の皆さん被害に遭われておりまして、今日も実はここに傍聴に来られております。  この事件の公式な記録、非常に少ないんです。実はこれだけしか見当たりません。これは「全国食中毒事件録」であります。昭和四十三年のも...全文を見る
○犬塚直史君 私、この昭和四十三年の事件録を読んでおりまして、非常に不思議に思いました。  お手元の資料をごらんください。これは同じ昭和四十三年に起こりました食中毒事件二つを比べております。一方は四十三年六月六日八時から十三日の間に起こったかまぼこ事件、そしてもう一つがカネミラ...全文を見る
○犬塚直史君 川崎大臣、これは大臣が三十八年前のことですから承知しておられないというのはよく分かるんです。しかしこれは、私もこれを調べれば調べるほどこの資料というのが本当に出てこないんですよ。今おっしゃったように、それは官僚の方が書いた文章なんですけれども、今おっしゃったように、...全文を見る
○犬塚直史君 そういう答弁は全く納得できませんね。当時のことは多分御存じないと思いますよ。しかし、この中に入っているカネミオイルの報告書、これが唯一の公の記録なんですよ。で、今お示ししたとおり、全くこれ記載がないんですね。ほかに一生懸命調べても、当時の厚生省の担当の方が書いた論文...全文を見る
○犬塚直史君 国民の健康とそしてこの未知の食品中毒から守っていくという意味において、どこが作ろうと、それは国民を守るために被害者の立場に立ってやっていかなきゃいけない当然のことだと思うんです。  今日、実はここにおいでになっている患者さんの一人の方が、どうしても納得できない、三...全文を見る
○犬塚直史君 全く、全く答えていないですよ。「食品衛生研究」というのはわずかB5判の三ページか四ページのものなんです。そんなもので疫学調査ができたとはとても言えないと思います。一体、どういう対応になっているんでしょうか。これが今の本当に食中毒事件として扱われたとはどうしても見えな...全文を見る
○犬塚直史君 いや、そういうその外部機関に依頼した話ではなくて、未認定の食中毒患者というのはどういう意味なんでしょうか。
○犬塚直史君 食中毒被害者の人たちを、食べたということがはっきり分かっていて、そして何らかの症状を訴えているという一万四千人の人たちをこの認定基準というもので振り分けて、今の時点で一万四千人の被害者が千八百六十八人にしかなっていないんです、約六%。この認定基準の法的な根拠を教えて...全文を見る
○犬塚直史君 法的基準を聞いているんです。
○犬塚直史君 ただ単に、売られていたライスオイルを食べて、そして法的な裏付けのない認定基準で振り分けられてしまったわけです。  今、この未認定食中毒患者というのはどういう人なのか、ちょっとここで、早口になると思いますが、読ませていただきます。これ、私が五島列島の奈留島に行って、...全文を見る
○犬塚直史君 今の体験談は時間が掛かったんで質問時間なくなってしまいましたが、もうどうしてもしかし、読まないと内容を分かっていただけないと思って読ましていただいたんです。疫学調査がない、しかも法的根拠のないこの診断基準をもって被害者の人たちをえり分けてしまう。  そして、お手元...全文を見る
○犬塚直史君 大臣ね、私は、もちろん三十八年前のことですから、大臣は厚生労働大臣されていない、そして官僚の皆さんもみんな知らないんですよ、これ。しかし、私が申し上げたいのは、こういう取組が三十八年前にありましたと、そして今その責任者として、政治家としてどういうふうにこれを思われま...全文を見る
○犬塚直史君 大臣、ありがとうございます。  是非、これは是非調べさせてください。必ずあるはずなんです、必ずあるんです。これは本当に不思議な事件なんです。今、先ほどお見せしましたこれ、これを取るのも、非常に苦労して公文書の写しを長崎で取ったそうなんですよ。是非調べてください。必...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、今度は官僚の皆さんに伺います。  昭和四十四年七月一日までに、全国で届出受理したカネミ油症患者の数は何名だったでしょうか。
○犬塚直史君 おっしゃるとおりなんです。持っているじゃないですか。それは長崎県の資料にも入っているんです。  昭和四十四年七月一日までに全国で受理をして、届出が受理された方が一万四千三百二十名。これ被害者の届出です。これを先ほどの診断基準なる法的基準のないもので振り分けて、そし...全文を見る
○犬塚直史君 これ、黒い赤ちゃんというのは、母体から子供が生まれるときに真っ黒い赤ちゃんが生まれてしまうという事件なんですね。PCBとダイオキシンがやっぱり次世代に移っていく、二世、三世の問題なんです。  今、把握してないと言われた。しかし、これ、あるジャーナリストが事件当時、...全文を見る
○犬塚直史君 あなた、詳細という言い方は言い直した方がいいんじゃないですか。自分の赤ちゃんが生まれて黒い子供になったら、詳細という言い方はちょっとやめた方がいいと思いますよ。患者さん見ているんだから。
○犬塚直史君 三名というのは、この当時の玉之浦町だけで三名の認定なんですよ。それはもう今日はいいですから、後できっちりと大臣に報告をできるように調べておいてください。これ、ちゃんとね、質問通告しているんですから。  それでは、今、認定基準の話をしましたけど、今度は食品衛生法で定...全文を見る
○犬塚直史君 そういう認識では困りますね。  今、この資料、昭和四十三年十月十六日、厚生省は確かに販売停止及び移動禁止の行政措置を行っているんですよ。販売禁止及び移動禁止の行政措置を行ったにもかかわらず、各家庭ではまだまだ米ぬか油があって食べ続けていたという現実なんですよ。私も...全文を見る
○犬塚直史君 当時の厚労省から回収命令が出ていない、廃棄命令が出ていない。そして、患者さんたち、被害者たち一万四千人以上、何も知らないで食べ続けていた。新聞で知った、テレビで知った。しょうゆを配達に来た、その配達に来たその人が、この油危ないからやめろって言ってやめたというような話...全文を見る
○犬塚直史君 ありがとうございます。
03月15日第164回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。  引き続きまして、私は雇用の年齢差別撤廃という観点から質問をさせていただきます。  今国会いろいろな視点から格差の問題が論じられてまいりましたが、私はこの中でやはり一番今注目しなければいけないのは、一つには雇用の年齢差別...全文を見る
○犬塚直史君 この雇用対策法第七条、雇用の年齢差別を禁止をすると、そういう趣旨の法律なんですが、大臣も先ほど御自分の経験から、一たびリストラされたときの厳しさということをちょっとお触れになりましたけれども、実は一たびリストラされたときに一番問題になるのがこの雇用の年齢差別でありま...全文を見る
○犬塚直史君 雇用の年齢差別をまずは規制をして、その例外として今おっしゃった、先におっしゃっていただいてありがとうございました、年齢指針というものを設けて、日本の雇用慣行に合うように例外規定を設けていこうというのが今大臣御説明いただいた年齢指針なんですけれども、この年齢指針の中に...全文を見る
○犬塚直史君 一方では、雇用の年齢差別に対して、新規学卒の一括採用についてはこれは例外とする。ということは、毎年毎年四月になりますと、大きな会社ですと何百人、何千人という新社員、新入社員が入ってくるわけであります。それに対して、言わば社長は一人ですから、巨大なピラミッドになるわけ...全文を見る
○犬塚直史君 言わば、実態としてはこの大きなピラミッドであるところを、下の方はどんどん入ってくると、上も同じように四角に持っていきなさいと、こう無理やり押し付けるような形になりはしないかと私は心配しているんですけど、大臣、どのような御所見をお持ちですか。
○犬塚直史君 今大臣御指摘になった、役立ってきたという部分が今大きく変わりつつあるんだと思うんですね。  役立ってきたという意味は、新卒で会社に入る、言わばその大きな会社の中で新卒で入ってきた人たちが会社内でトレーニングをされる。そして、仕事を覚えるというよりも言わば社風になじ...全文を見る
○犬塚直史君 今この年齢指針があるために、ハローワークに行っても年齢の中身、自分が一体どういう仕事をしてきたかということは見てもらえない。四十五歳を過ぎたら、まず仕事はない。  この間もタクシーに乗ったときに言われたんですけれども、自分は二十年間不動産をやってきて、不動産に関し...全文を見る
○犬塚直史君 これは、先ほど申し上げたアメリカの例でいくと、仕事を探しているときに自分の履歴書に生年月日を書くことは法律違反になっています。面接のときに年齢を聞くことも法律違反になっております。これは、どういう形で日本になじむかという問題があるんですが、実はこれ、公務員制度、民間...全文を見る
○犬塚直史君 日本型の自由な労働市場、これからどうやってつくっていくかということについての深い示唆があると思うんですが、今日は人事院の総裁来られておりますので、今指摘された早期退職、天下り、肩たたき、省庁間・官民交流の少なさ、そして中途採用の問題、その一つ一つについて今どんな取組...全文を見る
○犬塚直史君 先ほど申し上げた、この倫理審査会の会長が非常に抜本的な新しい視点で提案をされた内容がやはり組み入れられてないんじゃないかなというような気がいたしました。  一番聞きたかったのは、余り複雑なことじゃないんです。どんな組織でも非常に大きなピラミッドになっていますので、...全文を見る
○犬塚直史君 それでは話題を変えます。  今取り組んでおられるこのバウチャー制度、個人の選択を機能させた若年者の能力開発に関する調査研究という意味で、今バウチャー制度の研究をされているというふうに聞き及んでおりますが、これについての概略教えていただけますか。
○犬塚直史君 このバウチャー制度について、例えば生涯学習、職業訓練をやるときに、これはいろいろな業種、職種、あるいは取扱商品、いろいろあると思うんですけれども、その辺はどういうふうに分類をされて職業人を育てようとされておられるんでしょうか。
○犬塚直史君 通告してない質問で失礼しました。  この質問をいたしましたのは、ハローワークの自分の経験を登録する際に、その職種、業種、取扱商品等々の分類が余りにも今の現代の仕事を探している人たちとちょっと懸け離れているという問題があるんですね。これ、いろんな地域でそれぞれの地域...全文を見る
○犬塚直史君 企業の側から見ますと、年齢差別をしてはいけない、募集を、求人票を作る際に年齢については書いてはいけないという指導がありますので、それはもちろんそのとおりにやっていこうという姿勢になっていくわけですね。で、その中で、それでは新規学卒一括採用については今までどおりでいい...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、平成十七年度版労働経済の分析、「仕事につけない理由、年齢階級別完全失業者数」という紙が今手元にあるんですけれども、この最も要するに仕事に就けない理由、上から三つ教えていただけますか。
○犬塚直史君 年齢は二番目なんですけれども、済みません、希望する種類・内容の仕事がない、これが一番初めに来ております。二番目が、求人の年齢と自分の年齢とが合わない。これが二番目に来ているんです。この二つを合わせるともう五〇%以上がこの理由で再就職できない、あるいはフリーターから正...全文を見る
○犬塚直史君 終わります。
03月17日第164回国会 参議院 本会議 第8号
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○犬塚直史君 ただいま議題となりました在日米軍駐留経費特別協定につきまして、民主党・新緑風会を代表して関係各大臣に質問いたします。  この協定は昭和五十三年に、日本人基地従業員給与の一部を支払う形で、当時の金丸防衛庁長官が思いやりの心を持って始めた協定であります。こうした地位協...全文を見る
03月24日第164回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚直史です。  カネミ食中毒事件について質問いたします。  厚生労働大臣、三月九日の当委員会で調査を約束されました食品衛生法五十八条に基づくこの事件の調査報告書、見付かりましたでしょうか。
○犬塚直史君 ありがとうございます。  お手元の資料をごらんください。  今大臣おっしゃっていただいたように、この左側の欄を見ていただくと、一都二府五市二十一県、この自治体長が厚生省への報告が確かに義務付けられているわけであります。三十一日までに是非これをお願いしたいんですが...全文を見る
○犬塚直史君 はい。
○犬塚直史君 そして、その本部会議、おっしゃった本部会議資料ですね、公表されているというか、私でも手に入る資料なんですね。しかし、この自治体が出す資料で私の方で唯一手に入ったのがこの長崎県の資料なんですけど、これは一月二十四日付けの公文書交付申請に基づいて私の方で送付を受けたもの...全文を見る
○犬塚直史君 ありがとうございます。是非よろしくお願いします。  といいますのは、この未曾有の食中毒事件の公的な資料が私が今手に持っております全国食中毒事件録、このほんの一部、ページ数にいたしますと十四ページだけしか今公表されていないという異常事態が過去三十八年間続いてきたとい...全文を見る
○犬塚直史君 ありがとうございます。  今読んでいただいたように、各都道府県知事、これだけ多くの都道府県知事から各県ごとのまとめが来て、それを厚生省、当時の厚生省は更にまとめて、将来のこういう未知な病気が出たときにどう対応するかというまとめが今ないということが、これは非常に大き...全文を見る
○犬塚直史君 大臣、この三十八年前の食中毒事件をいまだに引きずっているわけであります。  この引きずっている理由の一つは、やっぱりその総括がなされてない。特に全国規模のこの疫学調査さえも今公表されたものがない。そして、多分ないと思うんですが、一体カネミ油症事件というのは何だった...全文を見る
○犬塚直史君 この食品衛生法五十八条で義務付けられております都道府県知事からの本件に対する報告書及び食中毒処理要領に基づき厚生労働省に完備、保存が求められている調査票、事件票などの統計報告、また速報、詳報など諸報告一切の提出、さらには本件の最終報告書の提出を求めます。
○犬塚直史君 お手元の表を再度ごらんになってください。  この一番下の数字、一万四千三百二十、これがこのカネミ食中毒事件で被害を届けてこられた人たちの人数であります。その上、一万三千三百三十四、これがカネミライスオイルを食べたと、摂食をして何らかの自覚症状があるということを言っ...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃるとおりなんです。  食中毒事件の処理は行政が行うべきところを、当時奇病ということで、行政は食中毒事件の処理を知らない九州大学の研究者の人たちに診断基準の作成を依頼をして、そしてその結果として、その基準そのものに振り回されてしまったという結果があるんですね...全文を見る
○犬塚直史君 大臣、これがその油症研究班の三十年間の集大成と言われる本なんですけれども、これにも書いてあるんですが、もちろん功罪両方あるんです、おっしゃったようにですね。しかし、その専門家の目から見ると、疫学的な見地から見ると、奇病というものとライスオイルというものをもう一体にし...全文を見る
○犬塚直史君 今大臣が例に出された森永砒素ミルクの件、これも確かに法的な基準ではなかったんですけれども、関係者の本当に大変な努力によってひかり財団というものをつくって恒久的なこの救済を行ったんですよ。これ、すばらしいケースなんですね。  ところが、それに反して、今の取り扱ってい...全文を見る
03月28日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。  今、正に世界規模の米軍再編が行われている中で、日本が我が国の国益をどう守ってこれに交渉をしていくのかという視点に立って今日は質問さしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。  まず、本題に入ります前に、三月二十三、...全文を見る
○犬塚直史君 済みません、簡潔にお願いします。
○犬塚直史君 その審議官級協議の中で、この新聞の報道によりますと、米軍の移転費用が約一兆一千七百億円、そのうちの七五%、八千八百億円を日本側に負担するようにと求めてきていると。それに対して日本側は約三千億円の資金を融資する案を示したと、ここに新聞報道があるんですが、それでよろしい...全文を見る
○犬塚直史君 個別具体的に、何が幾らあるいはこういう案を示したということを今ここでつまびらかに言っていただかなくてもいいんですけれども、私が伺いたいのは、大臣、一体どういう論理で日本が交渉していくかということを聞きたいんです。  というのは、米軍が一応、一兆一千億だと言っておる...全文を見る
○犬塚直史君 もちろん、米軍が世界規模の再編をやる中で日本の基地を使って、我が国がいかに抑止力を保って、しかも基地の周辺の皆さんの負担を抑えていくかと、確かにここがポイントだと思うんですね。それを、じゃ具体的に我が国の国益の立場に立ってどうやって交渉していこうかという局面だと、今...全文を見る
○犬塚直史君 はい。
○犬塚直史君 それでは、国内のことはいいとしまして、グアムに移転をすると。グアムに移転をする都合は日米両方あるかもしれません。しかし、米軍の世界戦略の中でグアム移転という話は、実は、手元に資料があるんですが、米軍の国外基地再編成検討委員会報告というのがありまして、これ諮問をアメリ...全文を見る
○犬塚直史君 今、ちょっとよく分からなかったんですけど、移転をする費用、で、宿舎って最後おっしゃったのはグアムの宿舎ですか、日本の宿舎ですか。
○犬塚直史君 ちょっと話が戻ってしまうんですが、そもそも、いわゆる地位協定の中の負担でもないと、あるいは在日米軍駐留経費特別協定の負担でもないと、こういうものを負担するとしたときには一体どういった法的な枠組みの中でおやりになるつもりですか。
○犬塚直史君 法的な枠組みは今話す段階ではないと、しかし期日としては、合意に達しなければいけないのは今月末と聞いておりますが、それでよろしいんですか。
○犬塚直史君 大臣、ちょっと不思議なんですけどね、どういった法的な枠組みにするかは分からないと、少なくとも既存の地位協定や特別協定の中にはないと、そうした非常に先行き不透明な中で交渉せぬといかぬと。万が一、そういった法的な枠組み、法ですから成立させなきゃいかぬ、もしそれがうまくい...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、百歩譲って、全部で一兆一千億円強という数字は相手の出してきた数字、これは根拠を求めておられますか、今。
○犬塚直史君 いや、私が聞きましたのは、一兆一千億強のアメリカ側が出してきた見積りの根拠を求めたかどうかということを聞いているんです。
○犬塚直史君 いや、一兆一千億という大変な金ですからね、その根拠を求めたのか求めてないのかということを聞いているわけで、別に空中からこの数字取ってきたわけじゃないわけですからね、その根拠がある程度はしっかりしてないと交渉も何もできないはずなんですね。その根拠を求めたのかどうかとい...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、多分これが一番大きな費用だと思うんですけれども、米軍がグアムに移転した際のあらゆるインフラの整備に掛かるお金、総額で幾らぐらいという数字になっていますか。
○犬塚直史君 それは、知っているけれどもこの場で言うのは差し控えるという、そういう意味ですね。
○犬塚直史君 一兆一千億の見積りが時々刻々と変わるわけないでしょう。そんな話をしているから訳が分かんない、交渉もへったくれもないということになるわけで、別に、言える範囲で結構なんですから、一兆一千億の根拠というものを、じゃ向こうに行ってインフラ造るのこのぐらいだからこれぐらい出し...全文を見る
○犬塚直史君 その一定の幅というのが一兆一千億強の中でどのぐらいぶれているのか教えてください。時々刻々というのはどのぐらいの頻度でぶれているんですか。
○犬塚直史君 一遍に五倍になったら日本の防衛予算五兆円以上になってしまうわけで、そんなことはもちろんないんでしょうけど。  これいろいろ伺っている理由は、米軍の海外基地再編検討委員会の報告、これは大統領に出されたものを見ると、はっきり書いてあるんですね。グアムの総司令部、沖縄か...全文を見る
○犬塚直史君 両大臣に伺います。  交渉に当たって、相手がどういう腹積もりでいるのか、一体どのぐらいの費用見積りを持って交渉の場に臨んできているのかというぐらいを押さえておくのは当然のことだと思うんですね。  それを、今伺ったところ、交渉の本当の担当者である御本人がですよ、昨...全文を見る
○犬塚直史君 大統領と……
○犬塚直史君 これは、大統領に諮問をされた米軍国外基地再編成検討委員会の報告書であります。日付が五月九日なんですが、同じものをごらんになっていますでしょうか。
○犬塚直史君 まず一点確認さしてください。  そのお手元の資料、私の手元の資料は米大統領あての文書なんです。連邦議会あてじゃなくて、一行目に、米大統領あてと書いてあるんです。日付が五月九日なんですけれども、同じ資料でしょうか。
○犬塚直史君 そのあて先はアメリカ大統領になっておりますか、それが一点。もう一点は、五月の九日になっていますか。それだったら同じ資料なんですけれども。
○犬塚直史君 大統領ですか。
○犬塚直史君 ですから、これは、大統領及び議会の諮問に答えて作られた公式の報告書なんですよ。  もちろん、先ほどのお話のように、去年の五月ですから当然いろいろな事情はあるでしょう。しかし、取りあえず先方が言ってきた一兆一千億と、ここではっきりと書いてある、二・九ビリオンですから...全文を見る
○犬塚直史君 私は、議会に対してやっぱり説明責任があると思うんですよ。やっぱり我々がいろいろな質問をして、日本の議会でこれだけいろんなことを言われているんだと、だから交渉力にも迫力が出るわけでありまして、我々は国民の代表ですから。幾ら何でも手元に持っている資料を三千二百億と一兆一...全文を見る
○犬塚直史君 同じ資料をごらんになっていると思うんですが、米連邦議会が諮問をして大統領あてに返事が来るというのもちょっと不思議な感じがしますけれどもね。  この話これで最後にしますが、少なくとも交渉のベースとしては一兆一千億ではなくてここに出ている三千二百億がベースであって、そ...全文を見る
○犬塚直史君 この情報本部の取扱いなんですけれども、アメリカのUSストラットコムですか、これと対応するものと考えてよろしいですか。
○犬塚直史君 ストラタジックコマンド、略してUSストラットコムと。
○犬塚直史君 そうすると、日米の違いはどの辺にあるんでしょうか。
○犬塚直史君 私は、その情報の話を持ち出して何が言いたいかと申しますと、冷戦時代に対潜哨戒機のP3C、あれ百機以上持っていた。今でも九十七機か持っておりますね。しかし、これはあくまでも米軍との統合運用の中で必要な軍備であって、本当に日本の独自の自主防衛、専守防衛のためにこれだけP...全文を見る
○犬塚直史君 これ、昨日通告してある中の一部分、一部なんですね。より高度な情報通信体制の構築というので本年度の予算が千九百六十二億円、その紙はあると思うんですけれども、その中の③サイバー攻撃対処態勢の構築二十四億円、これはこのとおりでよろしいんでしょうか。
○犬塚直史君 実は、昨年の七月の当委員会で、私、同じ質問をいたしました。  情報に関する我が国の取組、法的あるいは資金的、人為的にこの情報に関する取組は非常に後れているんではないかと指摘をしたんですけれども、ここに平成十三年の防衛庁が作った資料がありますんで、このサイバー攻撃の...全文を見る
○犬塚直史君 私はこのイージス艦を、今既に持っている四隻合計で四千九百二十一億円、そして今造っている二隻で二千八百億円、合計で七千七百億円という数字をここに使っているわけですね。これからまた二隻の予定があるというふうにも聞いておるんですけれども、私はこういう使い方がまたP3Cの二...全文を見る
○犬塚直史君 ここにもう一つ新聞の記事があるのを今日持ってきているんですけれども、イージス艦による情報収集で我が国を守っていくと。どの程度の形で守っていくのか、費用対効果はどうなのか。しかしそれに対して、今現実にどういう事件が起こっているのかということを考えたとき、例えば中国、昨...全文を見る
○犬塚直史君 今長官おっしゃった中期防の中の情報のところを読みますと、統合運用の強化や情報機能の強化について言及があるんですけれども、しかし情報の保護については一言の言及もないんですよ。それは御認識されていたでしょうか。
○犬塚直史君 我が国の防衛を考えたときに、イージス艦に六千五百億、そしてこの最も大事な、一番身近の今起こっているこの事件に対して二十四億。しかも、中期防にその情報の防衛についての記述がないという事態を是非重く受け止めていただきたいというふうに思います。  やはり、情報を守るとい...全文を見る
○犬塚直史君 会議の予算が一千四百万、そしてその本体の方が三億ちょっと、やはり各国が本気で取り組んでいる中にあって我が国のこのNISCですか、内閣官房情報セキュリティセンター、この取組をもっとしっかりとやっていっていただきたいというふうに要望しておきたいと思いますが、一言、御決意...全文を見る
○犬塚直史君 御存じだと思うんですが、第二次世界大戦中の八木アンテナ、日本はやっぱりこういう技術を物すごい持っているわけですよね。今でも私は日本の情報技術というのは物すごい世界に冠たるものがあると思うんです。それをやっぱり認めて伸ばして、そこでやっぱり日本の防衛を考えていく。八木...全文を見る
○犬塚直史君 国内においても海外においても、人道復興支援するときにおいてもこの情報というものが最も重視されていると、正にその一色の半日の論議でありました。  ここまで来ますともう一つどうしても申し上げておきたいのは、昨年もこれ私、言ったんですけれども、実はアメリカの軍事防衛委員...全文を見る
○犬塚直史君 終わります。
03月30日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○犬塚直史君 おはようございます。民主党の犬塚です。  今、世界的な米軍再編行われているという中にありまして、ますます日本とアメリカとの統合的な運用といいますか、協力関係が深まっていくという中にあって、今日の質問は、日本は常に武力行使の正当性を持つべきではないかと。どんな事態に...全文を見る
○犬塚直史君 まあ、その辺のことについて地元の方たちが納得されてないと。日本の政府として日本の立場に立って、相手側の立場を理解する上で、大体ここに幾ら掛かるんだと、向こうはこう言っているけれども、それはちょっと多過ぎじゃないかとか、そういうちょうちょうはっしの議論というものが全く...全文を見る
○犬塚直史君 今、両大臣の御答弁を聞いていて、駐留なき日本の安全保障ということは全くビジョンには入っていないというふうに理解をさせていただきました。  十年先、二十年先は、当然、これは分からないのは当り前であります。しかし、世界の中の日米同盟と言う以上は、やっぱりパートナーシッ...全文を見る
○犬塚直史君 今日は財務省の方に来ていただいたので、どうしてこの予算が厳しいのかということをちょっと御説明いただけますか。
○犬塚直史君 もちろん、その予算要求は行われていないんでしょうけれども、外務大臣、これ本気で真摯に取り組んでいるという答弁を私はいつもちょうだいしているんですけれども、少なくともその根回しといいますか、提出する前に、二十か三十億ぐらいの毎年の義務的な分担金ということになるわけです...全文を見る
○犬塚直史君 この件については川口外務大臣のころから私は質問させていただいていまして、外務省の御担当の方が大変一生懸命、各省庁間との連絡を取りながら国内法の整備に向けてやっておられるのはよく承知しております。それをできましたらばサポートをする形で財務省の方にも働き掛けをもう今から...全文を見る
○犬塚直史君 じゃ、麻生大臣に伺いますけれども、この分厚いレポートの中でジャパンと、日本という言葉は何回出てきました。
○犬塚直史君 よく御存じで。一回しか出てこないんですね。しかも、その出し方が、アジア太平洋地域という文脈の中で日本とオーストラリアと韓国と、こう並べて非常に軽く出てくるんですね。こういう出し方というものを見たときに、抑止力といってもやっぱり米軍の世界規模の中の米本土を守るための抑...全文を見る
○犬塚直史君 今長官おっしゃった先人のつくってきたこのやり方、一九五一年サンフランシスコ平和条約、日米安保条約、そして地位協定、これで日本は独立したわけですから、その当時の御苦労は大変なことだったと思います。全く占領下にあって、軍事的には空白で、しかも冷戦の始まりという中で大変な...全文を見る
○犬塚直史君 今、日本の防衛予算、昨年度のミリタリーバランスでは世界第三位と、御存じだと思うんですけど、そういう中で、私は費用の問題ではないと。やっぱりこれは日本の政策といいますか戦略といいますか、今大臣もそれは基地がない方がいいとおっしゃったんで、じゃ、それをどういうふうにやっ...全文を見る
○犬塚直史君 このPKOという名前なんですけれども、国連の平和維持活動と、これがこういうふうに呼ばれるに至った経緯、もし、これ通告していませんので、じゃ、私が言いますね。いいですか。そうですか、言いますね。  これ、元々このPKOという名前じゃなかったんですね。いろいろな言い方...全文を見る
○犬塚直史君 今おっしゃっていただいたように、非常に多岐にわたる定義、その定義自体そもそも国連憲章には書いていないという中でですね、最も受け入れられているのは、やはり地域紛争や事態を平和的に収拾することを目的とした国連活動というところでよろしいですかね。
○犬塚直史君 まず第一弾として、ここの表に出なかったPKOについては、一応今おっしゃったように、国際社会で武力行使必要なときにはコンセンサスがあると、正当性があるということだと思うんですが、今世界全体でPKOの要員というのは何人ぐらい働いているんですか。これも言っていなかったので...全文を見る
○犬塚直史君 そのうち、日本人は何名ぐらい参加しているんでしょうか。
○犬塚直史君 このPKOにかかわる国連の経費というのは今幾らぐらいになっているんですか。
○犬塚直史君 失礼しました。これ、私の手元にある、これ新聞記事しかないんですが、PKOの経費が既に五十億ドル超えていると、まあ約六千億円ですね。通常の国連の予算が約二千億円ですので、まあ三倍ぐらいの経費がPKOに掛かっていると。日本はその中の一九・五%ですか、負担をしていて、しか...全文を見る
○犬塚直史君 これ、先ほどの武力行使、海外で行うときの正当性という話に戻るんですけど、例えばルワンダで半年間で八十万人とか百万人とかが虐殺されたと。無辜の人間が目の前でなぶり殺しにされるときに、それを黙って見てていいのかという非常に重い問題に対して、どう対応していくかということだ...全文を見る
○犬塚直史君 これ、一つ面白い例があるんですけれども、一九五六年の、スエズ運河、シナイ半島、ガザ、ここに第一次国連緊急隊というのを送った、一九五六年です。このときのPKOがちょっと特殊だったんですけどね。  これは何が特殊かというと、安保理の決議なしに行ったんですよ。安保理の決...全文を見る
○犬塚直史君 いや、外務大臣。
○犬塚直史君 そうしますと、例えば、いや、これは引っ掛けたわけじゃないんですけど、イラクの米軍の攻撃が始まったとき、随分国際的にもいろんな議論になったわけですけれども、こういった事態がこれから起こってくると、そのときにやっぱり一つこの同意原則ということをしっかりと判断基準、日本の...全文を見る
○犬塚直史君 最後に外務大臣に伺います。  外務省では、よく人間の安全保障という言葉を今使われておられるんですね。はっきりした定義があるわけではない、これも発展途上といいますか、これからしっかりと中身をつくっていく言葉だと思うんですけども、日本版の人間の安全保障という中身をつく...全文を見る
○犬塚直史君 全世界のPKOに世界じゅうから七万人が参加して予算が六千億円と。イージス艦四隻ぐらいの金額ですかね。イージス艦あるいはミサイル防衛、こういうお金、もちろんいいんですけれども、やっぱり武力行使するんだったら正当性を持ってやっていく方向、それなりの日本の基準、あるいは、...全文を見る
04月12日第164回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号
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○犬塚直史君 委員の皆さん、大変お疲れさまでございました。  JICAの緒方理事長が、就任以来、現場主義ということをずっとおっしゃっておられて、しかも言葉だけではなくて、東京に使うお金ではなくて、事務所を増やすのであれば現場に事務所を増やす、そして、人を増やすのであれば現場に人...全文を見る
04月18日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第11号
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○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史です。  まずは、お手元の資料をごらんになってください。これ、最新版、平成十八年三月に出された原子力白書からそのまま取ってきた資料であります。  ごらんになるとよく分かるんですけれども、核燃料の物質移動量、平成十六年度だけを見ても、とて...全文を見る
○犬塚直史君 今のお話で、NPT体制には日本が引き続き大きな貢献をしていくと、そうしたことをやりつつ、その多国間の信頼できる枠組みづくりに向けては日本も議論に参加をし、貢献していくんだというような趣旨だと理解いたしました。  この件について、実は、原子力委員会のワーキンググルー...全文を見る
○犬塚直史君 ありがとうございました。  原子力委員会の理事はもうお辞めになっているんで個人的な意見として伺ったんですが、やはり多国間でやっていくに当たって一番今大きなネックになっているのは、やはり高レベル核廃棄物をどういう形でこれ処分していくかということだと思うんですね。 ...全文を見る
○犬塚直史君 数十万年とか場合によっては百万年とかいうレベルの話をしているわけですから、当然のことながら今の人類が持っている科学的知見ではいかんともし難いというこの時間の超長期スパンの中でできる限りのことをやるということだと思うんですけども、そのできる限りのことをやるというその立...全文を見る
○犬塚直史君 そうした御説明が、本当に有権者にしっかりと胸にすとんと落ちる理解をしてもらえるかどうかというところが最大のかぎだと思うんですけれども。  日本の外務省の関係の人たちが非常に努力をされて、例えばNPTの会議においては、二十一世紀のための二十一の措置ですとか、非常に評...全文を見る
○犬塚直史君 今、応募するだけで年間二億一千万円、概要調査に選ばれれば合計七十億円と、そこまではそのとおりのようですが、処分場が立地した場合は年二百億円を超える交付金や固定資産税が見込まれるという報道、これについては事実ではないような今御答弁ですけれども、その辺はいかがでしょうか...全文を見る
○犬塚直史君 これは、地元の人たちがどういうふうに取るかという大きな問題なんですね。新聞報道が年二百億円を超える交付金や固定資産税が毎年毎年見込まれると書いてしまえば、これは、地元の人たちはもうやっぱりそういう認識になるわけなんですけどね。  これ、資料を見ますと、建設期間を通...全文を見る
○犬塚直史君 雇用誘発効果が年に二千百名ということですか。
○犬塚直史君 今、この新上五島町で、仕事がない、市町村合併の後に町の運営をどうしようか、公共事業も合併した当時から比べると約十分の一に減っていると。そういう自治体にありまして、こういう話、総合すれば年に二百億円を超える交付金、固定資産税が見込まれるという記事も、これは満更全く根拠...全文を見る
○犬塚直史君 いや、別に個人情報を出してくれと言ったんじゃないんですよ。今お伺いしたのは、二十九名で青森県の六ケ所村を訪れて、費用は一人七千円で、そして交通費や宿泊代はNUMOが負担したと言われているんですけど、これは事実か事実でないか、これをお答えください。
○犬塚直史君 飲食代はいいです。
○犬塚直史君 これ、地元でこういう費用一人七千円、交通費、宿泊代、NUMOが出した、二十九名が行ったかどうかという事実関係だけですけどね、この事実関係を確認をしたところ、それについては答えられないという、と答えがあったということを聞いてるんですけど、それは事実ですか。
○犬塚直史君 いや、そうじゃない。そういう事実があったかどうか。
○犬塚直史君 今の質問の意味は、個別の人の名前だとか、あるいはその人がいつどういう経緯で行ったかだとか、そういう話ではなくて、ただ単に地元の町議やNPOの役員たちが二十九名がこういう形で六ケ所村の訪問をしたのかどうかと、ついてはNUMOの方でそれを補助したのかどうかと、その事実を...全文を見る
○犬塚直史君 個別の地域についての話じゃないんですよね。個別の地域じゃなく、その個別の地域の住民の人たちが、こういう不透明なやり方は一体どうなってるんだろうかと。賛成派もいるんですよ、反対派もいるんですよ。その人たちが、じゃ二十九人の人たちが一体六ケ所村に行ったのか行かないのか、...全文を見る
○犬塚直史君 どうしてかということなんですけどね、先ほど来、前置きになってしまったんですが、地元の人たちの理解が得られない限りは多国間の協力なんて言ってもこれ絵にかいたもちになってしまうんですよ。この核燃料サイクル事業の一番今問題になっているのは、この高レベル核廃棄物を一体どうや...全文を見る
○犬塚直史君 私は地元に行って、そして賛成派の方とも反対派の方とも会ってじっくり話を聞いてまいりました。両方とも話はよく分かりました。両方とも、地域の安全で経済的にも発展をして、子供たちが島から出ていかないようなそういう地域を望んでいることは共通しているんですよ。しかし、こういう...全文を見る
○犬塚直史君 もちろん地元の判断を最大限優先するというお話はよく分かるんです。そのとおりなんです。しかし、地元が判断をするためにこそ六ケ所村に行ったんじゃないんですか。地元が判断をする材料が十分に持っていない、皆さんが知識を持ってしっかりと判断をするためにこそ六ケ所村に行ったわけ...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、この核燃料サイクルの理解を深めるために全国の皆さんに青森に来ていただくという趣旨でおやりになっていると。  それでは、全国で今まで何か所の自治体の人たちにNUMOに来てもらったか、それをお答えください。
○犬塚直史君 国民の税金を使って、そしてNUMOが何とかこれ啓蒙するために来てもらうと、別に悪いことでも何でもないじゃないですか。個人情報を出してくれと言っているわけでも何でもないじゃないですか。全国の幾つの自治体の人たちが今まで視察をしたのかということをどうして言えないんですか...全文を見る
○犬塚直史君 どうして個人情報にかかわらない視察団体の数を言えないのか、地域の数を言えないのか、もう一度お答えください。
○犬塚直史君 非常にデリケートだからこそ私はこうして問題にして取り上げているわけなんです。  現場の状況をよく御存じのはずなんですね。隠せば隠すほどこういうものはデリケートになって、疑心暗鬼になって、痛くもない腹を探られるようになってしまうんですよ。  どうして数も言えないん...全文を見る
○犬塚直史君 どうして数を言うとだれがということにつながってくるんですかね。その辺ちょっと御説明ください。
○犬塚直史君 これはもう通産省及び外務大臣にもよく聞いていただきたいんですが、地元で大変なんですよ。  やっぱり公明正大に、これだけ大事な数十万年規模の話ですから、その出だしのところをいかに透明性を持ってやっていくかということ自体が今大きく問われているんだと思います。  委員...全文を見る
○犬塚直史君 また、広く国民の理解を得るために高レベル核廃棄物のPRをしていると思うんですが、この今PR費をどういうところに使ってどんな形で行っているのか、御説明ください。
○犬塚直史君 時間参りました。これで終わります。
04月27日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
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○犬塚直史君 テロ特措法半年延長の本題に入ります前に、まず、先般の当委員会において額賀防衛庁長官が報告をされました、ラムズフェルド長官と合意に至った、合計で百二・七億ドル、そして日本側の負担が六十・九億ドル、円にすると約七千億円、我が長崎県の一年間の予算に当たる、そして外務省の一...全文を見る
○犬塚直史君 権限移譲を聞いているんです。権限移譲を聞いているんです。
○犬塚直史君 今の質問の趣旨は、防衛庁長官が合意の後にアメリカで記者会見をされた、ここにも書いてあるんですが、最終的にこういうふうに合意ができることを当初から予想をしていたわけでありませんと、三時間にわたる積み上げのしっかりした議論の下でこの合意がなされたということでありますので...全文を見る
○犬塚直史君 もう一度繰り返します。  私の質問の趣旨は、どういう形で意思決定が行われたかということなんです。つまり、防衛庁長官が渡米をされる前に、関係閣僚そして総理から、どこからどこまでの範囲内で交渉をしてきていいという権限移譲を受けたのか、いつ、どこで、どういう形でこういう...全文を見る
○犬塚直史君 その総理の方針というのは、いつ、どのような形で示されたんでしょうか。特に、この金額についてはある程度のボックスがあったと思うんですけど、幾らから幾らまでというような、総理の方針というのはいつ示されたんでしょうか。
○犬塚直史君 長官、七千億の交渉をするに当たって、アメリカよりも日本が負担が少ないと、そのぐらいの認識でそもそも交渉できるわけはありません。その上、これだけ細かい経費の内訳が出ていると。特に、融資やあるいは出資などということについては、財務相と相当細かい打合せがあって、そしてその...全文を見る
○犬塚直史君 この移転経費の負担については、新聞報道で七千億とか八千億だとかいう話も以前にありました。それをいろいろなところで確認をすると、いや、そんなことは決まってないという我々は返答を受けてきたわけであります。にもかかわらず、いざ決まってみれば、何のことはない、七千億というレ...全文を見る
○犬塚直史君 ということは、法律的な裏付けのない財政支出、じゃ、この現金のところから行きますけど、二十八億ドルというのは、この支出は防衛庁長官が決定したんでしょうか。
○犬塚直史君 先ほどからそれを伺っているんですよ。いつ、どこで関係閣僚、総理と相談をされて二十八億ドル決めて渡米されたんですか。
○犬塚直史君 これだけの支出をするに当たって、もう少し透明性、あるいは国民に対する説明責任というものを果たさなければいけないと思うんです。特にこの米軍基地の移転に関しては大体、新聞記事が優先をしていく。で、それを問い合わせをしてもそうじゃないと言われる。  例えば、今度のローレ...全文を見る
○犬塚直史君 いや、その日本側の積算がどういう形でされるかということを私は非常に疑問に思っております。  今回の沖縄の移転についても、今長官おっしゃったように、積算は米軍の積算に基づいていると今おっしゃいましたけれども、日本側が一体どういう根拠に基づいて、我が国の専守防衛を考え...全文を見る
○犬塚直史君 ということは、例えば二十八億ドル、十七億ドル、十五億ドル、足して六十億ドルが上限であると。これは例えば入札のようにこれを上限として九割九分とか九割八分という話ではないと。これから日本が試算をして、例えばこれが半分になることだってあり得ると、そういう理解でよろしいんで...全文を見る
○犬塚直史君 ですから、私は、先ほど来そういうその意思決定の仕方についてお話を伺っているわけでございます。  つまり、こういう七千億からの合意をするに当たって、日本がどういう積算根拠をしっかりと持って、そもそも我が国の防衛に資する形なのか、あるいは移転に関係する費用なのか、ある...全文を見る
○犬塚直史君 基地負担の軽減と、そして抑止力の維持というところはもちろん理解するところであります。しかしながら、これは外務省に伺いたいんですが、米軍再編の中で、海外における米軍基地の建設にある国が財政支出をしたという今までの例はあるんでしょうか。
○犬塚直史君 テロ特措法の半年延長に移りたいと思います。  まず、半年延長をして、まあ法律の期限ですので、半年延長をする、そこまでは分かるんですが、じゃ半年延長をして撤退するか継続するかということを我が国がどういう形で主体的な指標をもって判断するんでしょうか。外務大臣、お尋ねし...全文を見る
○犬塚直史君 大変難しい判断だと思うんですけれども、この間からこれを聞きますと、総合的な判断だというふうに防衛庁の方はおっしゃっていると。総合的な判断ということは、やみくもに判断するんじゃない、やっぱり指標があると思うんですね。私は、その総合的な判断でアメリカの意思で撤退を決めた...全文を見る
○犬塚直史君 これについて、官房の方で検討をしていると、法的な枠組みで日本がこのPRTに参加できるか否か検討をしているというふうに聞いているんですが、どういう検討をしているのか報告してください。
○犬塚直史君 法的には直接の参加は難しいと、しかしPRTに対する後方支援は検討中であるというふうに理解をいたしましたが、しかし、その法的な側面と、もう一つは先ほど来申し上げている撤退の時期あるいは何を目標にするのかということにこれは密接に関係をしてくると。  一応アフガニスタン...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃるように、統治機構ができたと。で、DDRにすれば、武装解除と動員解除ができたと。そこから先、どういう形で我が国が支援をしていって、どの辺りでそれでは一応帰ってこようという判断基準になるのかというところが今正に問われているんだと思うんです。    〔理事浅野...全文を見る
○犬塚直史君 今、ISAFとPKOの違いが余りはっきりおっしゃってもらえなかったんですけど、伝統的なPKOというのは、当事国はもとより、関係しているアクターすべての同意原則に基づいて中に入っていくと。敵のない軍隊と言われている形で、治安維持をその存在において抑止していくというのが...全文を見る
○犬塚直史君 もう皆さんよく御存じのように、十三億人の人たちが一日一ドル以下で暮らしておると、全世界十億人が安全な水飲めないと、そして八億人、これが飢えておると。そういう中にあって、我が国がどういう形で国際貢献をしていくんだろうかと。本当に我が国なりの方針を持っていくんだろうかと...全文を見る
05月18日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第18号
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○犬塚直史君 本題に入ります前に、先ほど話題となりました八年間で二兆円の経費が掛かるという守屋防衛事務次官の発言につきまして、今防衛庁長官が遺憾であるという表現をされたんですけどね。遺憾であるというその中身をちょっと伺いたいんですけど、遺憾ということは、この守屋事務次官が、事務次...全文を見る
○犬塚直史君 今イメージとおっしゃいました。でも、今までの御答弁でも何度もイメージとおっしゃっておられますね。確かにイメージはしやすいと思います。八年間で二兆円ですから、四年間で一兆円ですね。一年に直すと、一年間で二千五百億円です。毎月毎月二百億円以上の税金がここに投入されるとい...全文を見る
○犬塚直史君 防衛庁長官がお一人で小泉総理の全権委任を受けられて、そしてアメリカに行かれて、三時間にわたる協議を積み上げ方式でしたというふうに報告書には書いておられるんですけれども、それは積み上げとは言わないんでしょうか。
○犬塚直史君 そのとき合意された総額が百二・七億ドルという、日米双方の費用としては巨額な金額の合意なんであります。そして、大まかなこの振り分けというものも出ている。そして、拠出の方法まで出ている。にもかかわらず、このときの合意文書を出してくれと言っても、文書はないというふうに我々...全文を見る
○犬塚直史君 もう一度伺います。  守屋事務次官が発言をされた八年間で二兆円というイメージは、全く根も葉もない話なんでしょうか。
○犬塚直史君 長官、これは私は、国民はとても理解というか納得はできないと思います。これだけ大きな税負担があるという話をあいまいなイメージというようなことで片付けられてしまう、そしてその発言をした本人が防衛庁のトップですから、その人はやはり私は説明責任があると思うんですけど、いかが...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃるとおり、長官が責任者なわけですから、上司なわけですから、私は、上司として、部下がこのような重大な発言をしたときにはやはり国会にこれを明らかにする、しっかりと部下を国会に呼んで、委員会なり国会の場でしっかりと説明をさせるということはどうしても行うべきだと思う...全文を見る
○犬塚直史君 やはりはっきりとした数字と期間を言って、大きな概略を公の場でマイクを通して発言をした防衛庁の事務次官を国会の場で招致をしてしっかりとした説明をしてもらうということを強く要望して、次の質問に参りたいと思います。  まず、グアムの米軍住宅建設にかかわる費用が、先般の民...全文を見る
○犬塚直史君 今、米側の積算というふうにおっしゃったんですけれども、私は、この米本土の三倍というようなちょっと受け入れ難いような米側の積算に、そもそもそういう交渉の舞台に上がってはいけないと、出だしからそういうところで交渉を始めてはいけないと私は強く思うわけであります。  先ほ...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、実際の工事に当たっては我が国が主体的にリーダーシップを持ってやっていくというふうに今理解をいたしましたけれども、それでは実際のこの工事に当たって、設計者、ゼネコン、そしていろいろな現地で働く人たちはどこの国の会社を使うんでしょうか。
○犬塚直史君 私は、これは米軍の移転にかかわる米側の住宅及び施設を米国の領土の上に日本が建ててあげるというスキームでありますから、当然のことながら、ここにかかわる業者の人たちは日本の会社を使うべきだと思うんですけれども、いかがですか。
○犬塚直史君 ということは、日本が主体的に行う事業であっても国際入札であって、これはもう堂々とあらゆる国の業者がこの入札に参加をできるということで今イメージされておられるんですか。
○犬塚直史君 私は、やはり事業主体ですね、もちろんいろいろな業者さんを使うわけですから、それはなるべく安いところを使うということで世界じゅうから人や物を集めてくるというのは当然だと思うんですけれども、しかし、事業主体は私は日本がやるべきだというふうに強く思います。  もう一つこ...全文を見る
○犬塚直史君 是非、例えばハワイ州であると消費税が四・一七%であります。日本がアメリカのためにこれを行う事業に当たって、ここにまた消費税ですとか、あるいは海外から物を入れたときの関税が掛かるということは、やはりこれは二重の意味でアメリカに支援をするということになりますので、当該事...全文を見る
○犬塚直史君 是非、交渉の方をよろしくお願いいたします。  それでは次に、日米同盟の新たな目的、理念ということを長官はあちこちで言われておられます。これは新聞記事なんですけれども、例えば、小泉総理と首相官邸で麻生大臣、額賀長官と八日の日に協議をして、六月に予定している日米首脳会...全文を見る
○犬塚直史君 正に今、新しい日米関係の目的と理念を今発信すべきだということは大賛成であります。  この中身をどういう形で発信するかということが今問われているんだと思いますが、例えば、ここにあります二〇〇四年十月二十日付けの新聞では、大野防衛庁長官が、国際協力は日米でもうちょっと...全文を見る
○犬塚直史君 今日は多少時間に余裕をいただきましたんで、その辺のところをじっくりと聞かせていただきたいと思っております。  平成十六年の十月以来、額賀長官は自民党の安全保障調査会長をされてこられましたんで、あらゆる議論を尽くしてこられたんだというふうに私は理解をしておるんですが...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、この表の一番上の欄をごらんになっていただきたいんですが、時期、事案の後、国連決議、安保理報告と書いてございます。一般的に、武力行使が違法とされたこの国連憲章の中で、武力行使が許されるただ二つの例がこの欄なんであります。一つは自衛権の発動、そしてもう一つが集団...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、この安保理報告という小さな欄を下にずっと見ていただくと、湾岸戦争はなかった。スーダン、アフガンの空爆はあったと。で、五番のアフガン空爆、不朽の自由作戦、これはあったと。ですから、ここに出ております六回の多国籍軍等による武力行使の中で、自衛権が行使されたと考え...全文を見る
○犬塚直史君 今の自衛権の三要件、昭和三十五年以来、日本国政府が採用している要件、自衛権に対する考え方だと認識をしております。  これは日本だけの認識なんでしょうか、それとも国際法上認められている、今日は多国籍軍による武力行使の話ですので、日本のこの堅持している自衛権行使の三要...全文を見る
○犬塚直史君 自衛権に関しては、それでは国際法上もまあ一応分かりやすいと、日本が言っている自衛権発動の三原則が国際法上も認められていると、そういった私は認識でこの欄を見ていただきたいと思います。  その欄の隣、国連決議と書いてありまして、ここでもう一度確認なんですが、集団安全保...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、このまた表に戻っていただいて、小さな枠の国連決議というところを下に見ていっていただきますと、この二番目が抜けていますけどこれはバツでありまして、ない、国連決議がなかった。  つまり、国連が当初想定をしていた集団安全保障の枠内での武力行使というのは、一番の湾...全文を見る
○犬塚直史君 いや、そういうことではなくて、国連決議があった、安保理決議があった集団安全保障の枠内の武力行使に対しては、我が国は原則として支持を表明するということでよいのかどうかという質問です。
○犬塚直史君 その総合的な判断というものがそのときによって変わってしまう、時々の状況によって変わってしまう、日本という国はどっちに行くか分からないということでは周辺諸国の信頼も得られないわけですから、今まで一体どういう原則を持ってやってきたということを表にしたつもりなんですけれど...全文を見る
○犬塚直史君 答えていただけないので結構ですが、額賀長官、この目的と理念をはっきりさせると、もちろん例外はある、総合的な判断はあると、私は当然のことだと思うんですよ。しかし、一応今までの長い長い歴史の中で武力行使は違法としたと、唯一この二つのときだけは例外と認めると。例外と認める...全文を見る
○犬塚直史君 この手元の資料によりますと、通常、事後の安保理への報告を受けてブリーフィングセッションが開催され、自衛権を行使した国によって説明が提供されるが、ほとんどの場合、そのようなセッションはそのような説明を聞きおくことで終わっているという資料、手元にあるんですが、そういう認...全文を見る
○犬塚直史君 余りはっきりしたお答えないんですけど、違法だと、国際法に照らして違法だというだけの材料がなくて、しかし支持するだけの材料も持っていないと。大体難しいと思うんですね、当該国じゃないですから。そういうことは幾らでもあって、そのようなときに政府は理解するという立場が多いと...全文を見る
○犬塚直史君 ということで、またこの紙に戻りますけれども、安保理決議がある場合は支持と、なく、事後の報告の場合は理解という形に今のところなっているんだと思います。  ここまではいいとしまして、難しいのは両方なかった場合、これ四番のコソボの空爆の場合ですね。これがいわゆる人道的介...全文を見る
○犬塚直史君 いや、もうちょっと細かいところを伺いたかったんですけど。  もう一回繰り返しますと、一応武力行使は禁止をされていると、オーケーになる場合は国連決議があるか事後の報告があるときだと、その両方のない場合は困ると。しかし、コソボの場合は違法だが正当と一般的には評価されて...全文を見る
○犬塚直史君 こういうことを質問して一体何が言いたいのかといいますと、今、これから日米同盟の新しい目的と理念を作っていくんだと、近々発表するというような新聞報道もなされる中で、やっぱり国際法に基づいた行動を米国にあくまでも求め続けていくんだという日本の姿勢を示すことが私は一番大事...全文を見る
○犬塚直史君 いや、私が伺ったのは、ともすると一国主義だと言われがちなアメリカの行動に対して、同盟国としてあくまでも国際法にのっとった活動をしていくというメッセージを常に発信していくべきだという外務大臣の決意を伺いたかったんですけど、いかがでしょうか。
○犬塚直史君 それでは、この六番のところをもう一度見ていただきたいんですが、小泉総理の談話、イラクは十七本に及ぶ安保理決議に違反をし続けたと。  国際法局長、もう一回伺います。十七本に及ぶ安保理決議に違反をし続けたことは、国連決議に代わるような武力行使を阻却する要件になるんでし...全文を見る
○犬塚直史君 いや、そういうことを聞いているんじゃないですよ。
○犬塚直史君 私が伺いたかったのは、今るる説明いただいた安保理決議六七八、いわゆる武力行使の容認決議、そしてその後六八七、これは停戦決議ということだと思うんですけれども、そういうものに、直接的にこれをもって武力行使したのが三番のイラクへの空爆だったわけですよね。これをここでまた持...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、ここの小泉総理談話の後半の部分なんですが、国際社会の責任ある一員として、同盟国である米国等による対イラク武力行使を支持すると書いてあるんですが、これは、国際社会の責任ある一員として同盟国を支持するという意味は、これは自衛権の発動というふうに考えられるんです...全文を見る
○犬塚直史君 私、何を申し上げたいかというと、こういう苦しい、いわゆるこれが総合的判断ですよね。こういう苦しい総合的判断の下に武力行使をするような事態をできるだけ避けなければいけない、あらゆる手段を使って避けなければいけないということを申し上げたいわけなんです。  先ほど来申し...全文を見る
○犬塚直史君 宣誓をしないと自衛官になれないということでよろしいんですね。
○犬塚直史君 その宣誓の部分を今読ましていただきます。「宣誓 私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行...全文を見る
○犬塚直史君 自衛隊の皆さんが、事に臨んでは危険を顧みず、世界のこれからいろいろなところで、紛争地域においても活躍されるような事態が予想されるわけであります。そうしたときに、我が国の平和と独立を守る使命を自覚して、あくまでも日本国憲法と法令を遵守するからこそ命を懸けるわけでありま...全文を見る
○犬塚直史君 総合的判断というさっき言葉が出ましたが、総合的判断は分かるんですが、原則がないようでは、原則をはっきりと提示できないようでは近隣諸国の信頼は得られることはできないと思います。  つきまして、今度PKO、国際緊急援助以外の国際任務を常時行うための根拠法がないというた...全文を見る
○犬塚直史君 テロに対する一体どういう取組をしていくかと、あるいは大量破壊兵器に対する取組はどういうふうにしていくかと、新しい状況の中で法体制をどうするかというお話だと思うんですけど、先般、本会議場でも申し上げましたけれども、テロというものを本来警察権の対象として取り扱われるもの...全文を見る
○犬塚直史君 私が申し上げたかったのは、政治のメッセージとして、憲章には戦争という言葉はないんですが、ブッシュ大統領が政治のメッセージとして、これは戦争であると、テロに対する戦争であるということを言い続けているわけなんですね。  私は、最近、防衛のコストパフォーマンスなんという...全文を見る
06月08日第164回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
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○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。  今日は、農林水産委員会の大変貴重なお時間をちょうだいをいたしまして、カネミ油症問題についての質問をさせていただきたいと思います。まず、御配慮いただきましたことを心からお礼を申し上げます。  皆さん、多分もう御存じだと思...全文を見る
○犬塚直史君 ありがとうございます。  参議院の予算委員会で傍聴に来られていた被害者の方が、今の法律の範囲内というただし書はありますが、大臣の前向きな御答弁を聞いて、手をたたいて喜んでくれたという経緯がございます。  今日は、実はその法律の範囲内ということについて少し質問をさ...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、その総合的に勘案して判断をするのは農林水産省の現場の担当者だということでよろしいんでしょうか。
○犬塚直史君 それでは、今回の場合ですと九州農政局の担当者の方になると思うんですけれども、ここを管轄されております農林水産の方にお伺いしたいんですが、どういう判断基準に基づいて、だれがこれを判断するのか、教えてください。
○犬塚直史君 ということは、今おっしゃられたいろいろな判断基準というのは、別に明文にされたものではなくて、これはあくまでも運用の問題だということでよろしいんですか。
○犬塚直史君 この油症問題で、全部で一万四千三百二十名の被害者がいるんですが、当該、今話題になっております方たちが住んでおられるところは二か所ございまして、一か所は長崎県の奈留島というところです。ここに行きますのは、まず長崎市からジェットフォイルで約西に一時間、片道約六千円、往復...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、一つお伺いしますが、この資産に船は含まれるんでしょうか。
○犬塚直史君 そうであれば、現場の運用で五年前に起こったことが大変問題になってくると思うんです。  ちょっと今、これ体験談です、読ましていただきます。これは奥さんなんですけどね、お子さんが黒い赤ちゃんで生まれた、これは二世、三世の問題なんですけど、子供が黒い赤ちゃんで生まれてし...全文を見る
○犬塚直史君 というお考えであれば、この事例の場合の運用というのは大きなミスがあったんではないかと思うんですが、今相続の話が出ましたので、現地でお話を聞きますと、相続の問題がやっぱり一番皆さん心配されておられるんですよ。特に、もう三十八年前の事例ですから、この債務が子供たちに行っ...全文を見る
○犬塚直史君 この方たちは、もうよく農水の方は御存じだと思うんですけど、全く何の罪もないといいますか、ただ単に市販されているライスオイルを買って家族で食べたという方たちでございます。その人たちが国の責任認められたときに、国が三分の一、カネカが三分の一、カネミ倉庫は三分の一という勝...全文を見る
○犬塚直史君 農水の方が今まで二十年ですか、この問題についてできるだけの対応をしようとしたということは私も現地では聞いておるんですよ。しかし、実際に今申し上げたような毎年督促状が来る。そして、自分の、まあ大したあれじゃないですよ、資産価値はですね。しかし、先祖代々持っている土地も...全文を見る
○犬塚直史君 終わります。     ─────────────
06月13日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第22号
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○犬塚直史君 今日は、ODAを使った武器供与についての質問をさしていただきたいと思いますが、まずは本題に入る前に、昨日の新聞記事、これは大手新聞の一面トップの記事なんですが、「対インドネシアODA」、非常に大きいですね、「「不透明」入札やり直し」と、津波復興、相手国の指摘でやり直...全文を見る
○犬塚直史君 今お答えいただいた趣旨は、今日の民主党の朝の外交防衛の部門会議でも外務省の名前で一枚紙でいただいているんですが、このような趣旨だと思うんですが、今のお話聞きますと、この新聞報道にあるような、手続が不透明とインドネシア政府に指摘されたと、このような指摘はなかったという...全文を見る
○犬塚直史君 不透明というインドネシア政府の指摘はなかったということですね。──いや、いいです。同じ確認を、実は昨日の問取りのときにも担当の方が、不透明という指摘はなかったというふうに聞きました。今それを確認さしていただいたんですが。  じゃ、不透明という指摘がなかったとすれば...全文を見る
○犬塚直史君 もう一度聞きます。  不透明という指摘を受けて入札のやり直しを行ったのではなくて、意見の違いがあったので入札のやり直しを行ったんだと。イエスかノーかでお答えください。
○犬塚直史君 これは、私の手元に八月の三十一日付け、これは、この新聞記事にも出ておりますインドネシア公共事業省次官が公に海保誠治さん、これはJICSの現地の事務局長の人に送った書簡があるんですね。これは不透明だという指摘しているんですよ。不透明だという指摘をここではっきりとしてお...全文を見る
○犬塚直史君 今議題になっているのは、この公共事業を発注するに当たっての入札のやり直しということなんですね。入札をどうやって、どの会社に落とすかということについてはこれ評価基準というものをしっかりと考えなきゃいけないと。その評価基準が不透明だと言われているんですよ。これは不透明と...全文を見る
○犬塚直史君 クリアではないという非常にあいまいな表現がまず第一に来ております。これは総論ですけど、それでその前段として、JICSが雇ったコンサルタントが使っている評価基準が一定していない、コンシスタントではないということが書いてあるんですね。第二番目として書いてあるのが、この評...全文を見る
○犬塚直史君 これは見解の相違ではないですね。見解の相違という表現をされるけれども、明らかにこれは不透明だという指摘、ノット・クリアという指摘をはっきりされて、関係省庁に全部これCCで送られて、しかも公的なシールまで張られたものが文書として残っているにもかかわらず、どうして、今日...全文を見る
○犬塚直史君 普通は、不透明だと、相手も不透明と言っていると。しかし、言葉の使い方としては見解の相違だというふうに今おっしゃっているんだと理解しますけれども。  ちょっと質問を違う角度からしてみますが、まず、一度目の入札があったと、これが見解の相違によっていったんは中止になって...全文を見る
○犬塚直史君 私の質問は、その四グループのうち何社が、あるいは何グループが適格とされたんでしょうか。
○犬塚直史君 技術的な基準を満たした会社がゼロであったと、そういうふうに今おっしゃったんですか。
○犬塚直史君 八月十八日のこのJICS自身が書いたこの書面が手元にあるんですけどね。これはJICSがインドネシアの政府にあてて書いた手紙で、海保誠治さん、事務局長がサインして、しかも阿部哲さん、この人も副署しているこの公式の手紙の中で、四社の中の三社は技術的な基準をクリアしたとこ...全文を見る
○犬塚直史君 今の意味がよく分からないんですけど、一回目の入札で技術的な基準をクリアした会社は四社の札入れの中では一体何社あったんですか。
○犬塚直史君 初めの話と違うじゃないですか。何が違うんですか。
○犬塚直史君 先ほどの手紙に細かい資料が付いていまして、それを見ますと、その四社のうち三社が日本側はこれは適格だとしているんですね。これもうよく御存じだと思うんですけど、ポイントとしては七十五ポイント以上がこういう工事については適格とされるけれども、今回については七十ポイントとい...全文を見る
○犬塚直史君 それを具体的に教えてください。何が見解の相違だったんですか。
○犬塚直史君 いや、昨日質問通告して、この内容を聞くために今日は委員会で質問しているわけですから、内容を教えてもらわないと困るんですね。  これは、外務省が意見の相違だと言っている。新聞報道や私の理解でもこれはまあクリアではないと。場合によっては隠ぺいしているんじゃないかという...全文を見る
○犬塚直史君 アチェで非常に大きな災害が起こった、これを何とか早く復興しなきゃいけないと。これを大至急やるために、通常よりも厳しい二百十日間という工期を設けて何とかやろうとしていると。現地の人たちも一生懸命協力しようとしていると。そういう中にあって、どうやって能力のあるゼネコンな...全文を見る
○犬塚直史君 私が、じゃ先ほどの質問戻りますけど、この手元の資料では、JICS側では三社、そしてインドネシア公共省は二社が適格とされている第一回目の入札にもかかわらず、結果にもかかわらずゼロとしてしまったその理由を端的に教えてください。
○犬塚直史君 ですから、繰り返しますけど、私が伺っているのは、その解釈の違いが、JICSの会社では三社が適格であって、インドネシア政府は二社が適格であったと。どうしてこれをゼロにしたんですかというのを聞いているんです。
○犬塚直史君 もう一回だけ聞きます。  その見解の相違というのは、JICSは三社が適格であると、そしてインドネシア公共事業省は二社が適格であると、これが見解の相違なんですけれども、結果としてゼロにしてしまったというのはどうしてですか。
○犬塚直史君 いや、今のは、評価項目云々ということじゃなくて、見解の相違があって、いいですか、この飛島にしたら、例えば八十四ポイント取っているんですよ。これはすごい高得点ですよね。こういう企業があるにもかかわらず、どうしてゼロにしてしまったのかと、それを聞いているんですよ。
○犬塚直史君 いや、同意があったのは分かるんですけれども、どうしてゼロにしたのかということを聞いているんですよ。その理由を聞いているんですよ。
○犬塚直史君 意見の相違か何か知りませんけれども、この結果として工事が大幅に遅れているわけです。そして、今二百十日でやろうとしたその工事が、二百十日ですから七か月間ですよね、もう既に一年半以上たっているわけですよね。  現地の話では、これ実は応札した企業は地元の企業なんですけれ...全文を見る
○犬塚直史君 ずさんというふうに申し上げたのは、要するに一番迷惑するのはアチェの人なんですね。あとは日本の納税者ですよね。せっかく我が国が一生懸命これやろうとしている、現地では非常に急いでおる、にもかかわらず、こうした入札のやり直し、あるいは意見の相違とおっしゃったけど、私はまだ...全文を見る
○犬塚直史君 今、その工事の終了の期限というのはいつになっているんでしょうか。
○犬塚直史君 現実的にはいつごろまで掛かりそうなんですか。
○犬塚直史君 時間を要するって、その時間を質問で聞いているんですよね。進行の度合い、区間、距離で説明してください。
○犬塚直史君 そして、工事終了予定というのはいつになっているんですか。
○犬塚直史君 確たる時期が分からないと、工事は緊急工事はやったけれどもいつ終わるか分からないという事態に今立ち至っているわけであります。  非常に難しい工事だと聞いています。そして、この難しい工事だからこそ、現地では日本の技術力のあるゼネコンと一緒にやりたいという書簡まで送られ...全文を見る
○犬塚直史君 大臣、これはこういう手紙を、要するに支援を受けている側は、金もらうわけですからやっぱり文句はそんなに言える立場じゃないと思うんですね、心情として。その支援を受ける立場の、しかも政府の人間がこういう書簡を関係者全部に出したということについて、私はやっぱり相当、どういう...全文を見る
○犬塚直史君 今、大臣に話を直接できるような現地の長官クラスの人はもちろんそういう表現をされたというのは理解するところでありますけれども、その下の人間、特に現場でやっている人間のコメントはかなり違うと。  これは、外務省が二〇〇五年、去年の十二月二十六日付で出した中間報告の三の...全文を見る
○犬塚直史君 それでは質問を変えます。  今度は、ODAによる武器禁輸三原則について質問をいたします。  まず、これは新聞記事で最近出ておりましたが、政府が巡視艇供与を決定すると。八日の安全保障会議でODAを使ったテロ対策、海賊対策としてインドネシアに巡視船艇三隻供与すること...全文を見る
○犬塚直史君 今日、官房長官の談話が発表されたということですけれども、これ武器禁輸三原則の例外をつくったということになりますね。
○犬塚直史君 私の手元に防衛ハンドブックがあるんですけれども、この武器禁輸三原則の例外をつくったケースというのは、今までもちろん幾つかございます。そのすべてが、例えば例を申し上げますと、安保理決議に基づいたとき、これはテロ特措法を作って、そして政令によって例外をつくった。あるいは...全文を見る
○犬塚直史君 済みません。今のお答え、よく聞こえなかったんで、もう一回お願いします。
○犬塚直史君 いや、日本政府の判断で例外をつくったというのは分かっているんですね。私の質問は、今までの日本政府の判断で例外をつくるときには、その大本になる、あるいは条約、あるいは安保理の決議といったものが今まではあったんですよ。今回は、一体その大本になる、政府の判断をする大本にな...全文を見る
○犬塚直史君 私が申し上げているのは、これは国会軽視じゃないのかということを言っているんですよ。要するに、政府の一存で右から左にこういうものを決めてしまっていいのか、内容は別にしてですね、そういうことを決めていいのかということを言っているんです。  例えば、安保理決議があったと...全文を見る
○犬塚直史君 法制局の意見を聞かせてください。
○犬塚直史君 質問の趣旨は、その運用の指針として武器禁輸三原則があるというのは理解しておるんですよ。外為法に基づいて、この外為法で定めるところによる内容を更に細かくするために政令でこの辺を変えていくということも、これもよく理解しているところなんです。  ところが、この政令を出す...全文を見る
○犬塚直史君 外務大臣にお伺いしますけれども、これ、今日ちょっと重たいのを一生懸命持ってきたんですが、これはSIPRIの去年の武器輸出の、私も本棚に置いてあるだけで余り見たことなかったんですが、今回一生懸命これ読んでみまして、この中に実は今回の武器禁輸にかかわる面白い一覧がありま...全文を見る
○犬塚直史君 かなり近い答えなんですけれども、載っていないんですよ。日本は全くこれ載っていないんですね。ということは、世界的な権威のあるこういう統計を見ても、日本は全く武器の輸出してないというふうにこれは見られているということでありまして、今回の閣議決定で私が心配しますのは、全く...全文を見る
09月28日第165回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第1号
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○犬塚直史君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
10月23日第165回国会 参議院 本会議 第7号
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○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史です。  会派を代表して、議題となりましたテロ特措法の延長に反対の立場から質問を行います。  本題に入る前に、まず憲法改正に対する総理のお考えを伺います。  私は、安倍総理と同じ昭和二十九年生まれで、小学校時代の給食では脱脂粉乳を飲ん...全文を見る
10月24日第165回国会 参議院 外交防衛委員会 第2号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚です。  今、麻生大臣の方から、日本の核保有については法的に無理だと。しかし、なぜ持たないのかという議論はしても、しっかりする必要があるんじゃないかと、逆に納得しないとおかしいんじゃないかというお話があったんですが。  そこで、一点ちょっと大臣の御意...全文を見る
○犬塚直史君 私がお伺いしたかったのは、要するに北朝鮮と日本の間で、仮に日本が核武装したとしても相互確証破壊、MADというやつは成立しないとお考えになりますか。
○犬塚直史君 いわゆるその好戦行動といいますか、我が身がどうなろうが我が国民がどうなろうが攻撃を仕掛けるんだというような独裁者の心理といいますか、そこのところは全く分からないわけですから、私は基本的には抑止というのは成り立たないんじゃないかと思っております。  久間大臣が先ほど...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、安保理決議の一七一八について外務大臣に伺いたいんですが、まずこれ、マスコミで臨検、臨検と言っていますけど、これは独り歩きしている言葉だと思うんですが、正確には、私の理解では米軍による船舶検査というふうに私は理解しているんですが、その辺はいかがでしょうか。臨...全文を見る
○犬塚直史君 まあはっきりしていないということだと思うんですけど、この一七一八が言っている国連憲章の第四十一条の頭によりますと、この貨物検査にアームドフォースは使ってはならないと、こう書いてあるわけですから、まあアメリカもここのところはよく認識をしておって、今のところどうするかま...全文を見る
○犬塚直史君 いずれにしてもはっきりしていないと。しかし、この決議に基づいて行動するのは当然であります。ですから、本当に米軍における貨物検査、船舶検査が行われるとすれば、追加の安保理決議が必要だと考えてよろしいですか。
○犬塚直史君 久間長官に伺いたいんですが、この件についてライス国務長官が、まずは自国領内での検査が重要であると言っておるわけなんですが、これは、もちろん自国の領内に入ってきた船をもっときちんと検査しろということでしょうけど、実際その貨物検査、行ったり来たりしている貨物検査との関係...全文を見る
○犬塚直史君 アメリカの出方が、やっぱりこの安保理決議をきちんと守るという形でアメリカが出てくれないと困るわけでありまして、次に公海上でまあ強制力を持って米軍が船舶検査をするんであれば新しい安保理決議が必要だという理解で、済みません、もう一度よろしいですか。
○犬塚直史君 それでは、本題でありますテロ特措法の一年延長についての質疑をさしていただきます。  昨日のブリーフィングの中で外務省の方にこの資料をお渡しをいたしました。これ、アフガニスタンで活動をしておりますNGOの人たちが、特に安全、自らの安全を確保するために常にブリーフィン...全文を見る
○犬塚直史君 いや、大臣が手挙げていますけど。
○犬塚直史君 そこなんだと思うんですよ。やっぱり地元の人間が軍をつくり、警察をつくり、社会制度を構築していくということをいかに支援していくかということだと思うんですけど、私はこの資料に一番危機感を覚えたのが、お手元の、これは今年の六月の資料なんです、間違えて四月って書いてあるんで...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃるとおりで、私のこれは個人的な感じ方なんですが、米英というところは病気があるときにすぐに効く対症療法の強い薬を飲ませたがると、逆に我々は漢方薬みたいなものの方が得意じゃないかというふうに思うわけなんですね。例えばこのアフガニスタンにしても、統計によると、麻薬...全文を見る
○犬塚直史君 いや、外務省の方、もう一度お願いしたいんですが、伺いたかったのはDDRじゃなくてATTに対する我が国の取組なんですよ。もう一回、もう一度お願いします。
○犬塚直史君 ようやく動き出したというのが実感なんですけれども、是非力強く、大臣のお墨付きもいただきましたんで、日本のイニシアチブとしてATT、どんどん進めていただきたいと思います。  難民対策について、隣国のパキスタンに百八十五万人ですか、まだ難民がいると。まあ相当数帰国して...全文を見る
○犬塚直史君 非常に基本的な質問なんですが、今アフガニスタンに日本大使館の人たちは何名おられるんでしょうか。
○犬塚直史君 二十三、四名が少ないか多いか、私は判断が余り専門家ではないんで付かないんですけれども、ただ、アフリカ五十三か国のうち、日本の大使館があるのは二十四のみと。そして、ソ連の崩壊を受けて誕生したバルト諸国、中央アジア諸国十四か国のうち、大使館があるのは四か国だけと。私もこ...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、今度JICAとJBICが一緒になると。いろいろなそれに伴う組織の変更があります。外務省の方もまあちょっとお伺いしたら無償と技協の一本化を考えておるというような話もあるんですけれども、私はここで一つ是非考えていただきたいのは、要するに日本で、東京で新卒で採用し...全文を見る
○犬塚直史君 やっぱり官庁の大組織の人間の採用とかあるいは昇進、待遇を変えていくというのは非常に難しいと思うんです。しかし、外務省はやっぱり現場主義でいかないととてもじゃないけど対応できませんので、今のところ私はどのぐらいの比率か知りませんが、いわゆる新卒で入ってジェネラリストで...全文を見る
○犬塚直史君 最後に一言だけ。  ヨーロッパ各国がきちんと計画を持って、二〇一五年までにGDPの〇・七%を実現するための行動計画を発表しておりますので、我が国もしっかりとそこはやっていただきたいと思います。  ありがとうございました。
10月25日第165回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号
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○犬塚直史君 今、先ほど山内先生の方から帰国後の再就職という、私、大変大事な話だと思うんですけど、御提起があったんですが、私もアフリカに行った際に、全部で五十二ですか、国のうち大使館が半分、二十一ぐらいしか日本大使館はないというふうな状況の中で、しかもその大使館におられる方は大体...全文を見る
10月26日第165回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚でございます。  今日は、テロ特措法一年延長反対の立場から質問をさせていただきますが、昨日の質問のブリーフのときに、今日使う資料をこれすべてコピーをお渡ししてありますので、まあ新聞記事とかあるいはNGOのレポートとかいろいろあるんですけれども、もし内容...全文を見る
○犬塚直史君 官房の方ですよね。──中東アフリカですか。  御存じの方、ほかにどなたかいらっしゃらないですかね。別に秘密の資料でも何でもなくて、普通の新聞の記事なんですけれども。しかも内容的には、イギリス軍が独自に停戦協定を結んで撤退してしまったという非常に重大な内容なんですが...全文を見る
○犬塚直史君 こういうふうになるとは私は思いませんでしたので、ちょっと驚いておるんですけれども。  おとといもお話し申し上げたと思うんですが、麻生大臣、同意していただいたと思うんですけれども、例えばアフリカ五十二か国ですか、そのうちに日本大使館があるのは半分以下であると、しかも...全文を見る
○犬塚直史君 イギリスの新聞です。
○犬塚直史君 今、現地の方は多分知っているだろうと。私もそれがただの新聞記事だったらここでいきなり持ってきたりはしないんですけれども、ただ、アメリカ大使が、アフガニスタンの、大使がきちんとこれに対して発言をしておる記事まで載っておりますので、これは間違いないだろうと思うんですけれ...全文を見る
○犬塚直史君 それと、国防に関することは、やっぱり与野党を問わず、国益にかかわるから、是非我々も参加をしてどんどんやっていきたいと思っているんですが、いつも、この件に限らず、我々がいろんなことを聞いても、まあ私かもしれませんけれども、新聞記事よりも少ない情報しか出してくれない。そ...全文を見る
○犬塚直史君 私、事務方の皆さんにはもう少し情報を、現地の情報あるんだったら担当大臣にしっかり上げていただきたいと思うんですけれども。  麻生大臣、アフガニスタンでこういうことがあったという情報が大臣のところに上がってきてないということについて何かコメントいただけますか。
○犬塚直史君 この記事はもうこのまま事務方の人に渡しますので、是非信憑性を早急に調べていただきたいと思うんですが。撤退するかもしれないという記事ではなくて、撤退をしたと、撤退したということに対してアメリカのアフガニスタンの大使が非常に心配をしておると、現地はどうなるんだというよう...全文を見る
○犬塚直史君 大変大事なことだと思います。  今おっしゃっていただいたように、このサンという新聞に載っている情報自体が信用に値しないと、だから官房長官に上げなかったんだということを今事務の人が言ってくれれば全く心配ないわけでありまして、そうではなくて知らなかったということはやっ...全文を見る
○犬塚直史君 したという話。
○犬塚直史君 私は別にアフガニスタンの専門家ではございませんので、こういう新聞の報道を読んで感じることを申し上げているわけなんですけれどもね。  例えば、それじゃ、サンは余り当てにならないということだったら、ドイツのシュピーゲルという大変有名な新聞があるんですけれども、それに載...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、これも最近なんですが、カナダがこのオペレーション・エンデュアリング・フリーダムですか、今までの予算、決算を見て九割は軍事に使っておると、一割が開発に使われていると。こういうやり方で本当にいいのかと、こんなやり方で南部はとてもじゃないけど平和構築していくこと...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、各国はそういう中で頑張っているという状況の中で、今日は官房長官にお伺いしたいんですけれども、このテロ特措法の一年延長を議論する中で、私大変気になりますのは、自衛隊が行っている補給活動、これが大変各国から高い評価を得ていると。確かに大変な業務だということは私も...全文を見る
○犬塚直史君 主体的に我が国が決めていくという、そういう議論が今余りにも少ないのでこうして伺っているわけなんですけれども。  議論の内容がやっぱり、例えば先ほど申し上げたカナダなんかは、九割が軍事で一割が開発だと、このバランスはアンバランスだから何とかしなきゃいけないという議論...全文を見る
○犬塚直史君 現地でのODAですとかあるいはジャパン・プラットフォームとか、我が国の取組が評価をされているということもよく知っておりますし、一生懸命やっていることも知っているつもりなんですけれども、ただ問題は、やっぱり人間が少ないと。アフガニスタンの、一昨日の議論で初めて聞いたん...全文を見る
○犬塚直史君 もう是非、現地の地域の専門家を増やしていくという御努力をもう一度お願いしたいと思います。  もう一点が、一昨日も話が出たんですが、例えば企業で契約を結んでもそれが本当にそのとおりに履行されるかといったら、そんなことはないと、場合によっては契約が破棄されてしまうと、...全文を見る
○犬塚直史君 給油活動と北朝鮮の脅威に対する協力とは別だということをおっしゃったと理解しましたけど、麻生大臣、いかがですか。
○犬塚直史君 基本的にはこういう国際平和協力活動、テロとの戦いに我が国が協力することと北朝鮮の脅威というのは分けて考えるということだと思うんですけど、防衛庁長官、いかがですか。
○犬塚直史君 そういう形で、テロとの戦いに対する協力と、そして我が国の防衛、今は北朝鮮が話題になっていますけど、これは全く別だと。まあ関係することはあるかもしれぬけど別だと。だから、こちらのテロとの戦いに対しては言うべきことははっきり言うんだと、日本の立場としてですね。  よく...全文を見る
○犬塚直史君 アメリカにしますと、やっぱり自国の本土にああいう形で攻撃を受けたと。当初は、九・一一の後はやっぱり自国防衛のためにやらなきゃいかぬと、それはもちろん自衛権の行使で分かるんですけどね。  以来五年がたって、どうもこの作戦、特にアフガニスタンでは効果が非常に疑問である...全文を見る
○犬塚直史君 これは官房ですね。
○犬塚直史君 民間人の死傷者を数えるというのは大変難しい仕事だと思うんですけど、まあ統計によっては千三百であったり三千七百であったり三千二百であったりというような数字なんですね。それは、じゃ千、二千違ってどういうことかというと、やっぱり民間人が誤爆によって、あるいは何かの流れ弾で...全文を見る
○犬塚直史君 アフガニスタン人に対する補償のことです。
○犬塚直史君 はい。
12月07日第165回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚直史です。  今回の防衛庁を省に昇格させるというこの法案の審議なんですけれども、私はどうしても、専守防衛の自衛隊を表に出すに当たって、今まではいろいろな形でやってきた国際平和協力業務、これを省昇格を機に本来業務にしていくんだという、こういうお話であるわ...全文を見る
○犬塚直史君 今日はそこのところをじっくりと伺いたいんですけれども、私もこれ個人的にはもう納得したくてしようがないんですよ。しかし、さっきも言っていたけれども、有限会社を株式会社にするみたいな、そういうまあ合わせ技みたいに、例えば防衛庁のトップとして閣議請議をできるようにするです...全文を見る
○犬塚直史君 これは、今日の新聞を見て私も慌てて資料を取り寄せたばかりなので質問通告してないんですが、新聞に出ていたイラク・スタディーグループのレポート、これアメリカで出されたのは長官よく御存じだと思うんですけれども。その中をちらっと見ただけなんですが、二〇〇六年の十二月三十一日...全文を見る
○犬塚直史君 ということは、このスタディーグループのレポートについては、ブッシュ大統領のこれから二年間の外交政策に当たってはまだどのような影響を得るか分からないという御認識ということなんですか。
○犬塚直史君 スタディーグループのことはもう新聞にあれだけ出たり、あるいは長官も認識があるように、非常に大事なレポートであることは間違いないと思うんですね。  そういう大事なレポートが出されたと。そういう大きなアメリカ自身の外交防衛の政策の変更があり得るというときに、日本は全く...全文を見る
○犬塚直史君 今日、お手元に配っている資料は非常に古い資料で、これ私が当委員会で一番初めに質問したときにお配りをした資料なんです。  この中で、コソボとそれからイラクのところを見ていただきたいんですけど、コソボの空爆がありました。あのときには、明らかに国連の安保理の武力行使容認...全文を見る
○犬塚直史君 今のお答え、非常に分かりにくいと思うんですね。一番簡単な答えは、一方は安保理決議があったんだと、一方はなかったんだと、だから一方は理解するにとどめて、一方は支持するとしたんだと。これが一番簡単なんですけどね。しかし、そうではないと。そうではない、しかし説明が非常に分...全文を見る
○犬塚直史君 お気持ちはよく分かりました。  ただ、お伺いしたいのは、今度、省になるとします。省になるとしたときに、長官が初代の大臣になるという可能性があります。もしそうなったときに、つまり政策官庁のトップとしてイラク特別事態のようなことがまた起こってアメリカから要請がきた場合...全文を見る
○犬塚直史君 戦争に加担する形で自衛隊を出さない、しかし後方支援ならいい、非武装地帯ならいいという議論は、そこまでおっしゃってないのは分かっているんですけれども、ただ、今までのずっと日本の議論で一番分かりにくいのは多分、先ほどの白委員もそういう話をしていたんですけれども、防衛庁が...全文を見る
○犬塚直史君 ちょっと議論を少し単純にしたいと思うんですけれども、まず外務省に伺いますけれども、国連憲章の中で、国連憲章において武力行使の違法性が阻却される条件が二つあって、一つは自衛権の行使、もう一つは憲章七章下での集団安全保障と、つまりこの二つしかないと、あとは武力行使はして...全文を見る
○犬塚直史君 そうなると、ちょっと長官いらっしゃらなくなったんですが、先ほど来の議論の、アメリカが行ったイラクの戦争というのはどちらのケースに当てはまるんですか。
○犬塚直史君 私、長官と議論をしたいんですけれども、この先、待っていてよろしいですかね。
○犬塚直史君 長官、今外務省に確認をさせていただいたのは、国連憲章の中においては武力行使が基本的には禁じられているんだと、その武力行使の禁止が阻却される、要はやっていいよというのは、自衛権の行使の場合と、それから憲章七章下での集団安全保障と、この二つしかないんだというふうに確認を...全文を見る
○犬塚直史君 いや、私は今回省昇格でどうしても納得できないのがそこなんですよ。そののりしろの部分がこの法案に残っているわけなんですね。つまり、いつも質問をしても返ってくるのは、要するに国際平和協力活動の中身は何ですかというと、その中にイラク特が入っているわけですよ。ということは、...全文を見る
○犬塚直史君 ということは、これは時限法ですから時間がたったら消えてしまうと。  二つ質問あるんですけれども、じゃその間に類似の事態が起こったときには、イラク特別事態が起こったときには大臣としては出兵をするのかどうか。そしてもう一つは、時限法として期限が切れた後に、今度はこうい...全文を見る
○犬塚直史君 もう一回、非常に議論を単純にするために、日本が自衛隊を表に出すときの一つの物差しを確認させていただきたいんですけれども、まず内閣法制局、自衛権行使の三原則、ちょっと一言で、まあ三言でいいんですけれども、簡単に言ってください。
○犬塚直史君 この九条の解釈としての自衛権行使三原則なんですけれども、実はこれ、国際平和協力業務で表に出るとき全く同じものが入るわけだし、それプラス二原則を付け加えた五原則というのが今、保護する責任の五原則という形で国際社会で随分認められてきて、昨年の国連のサミットでもこの保護す...全文を見る
○犬塚直史君 保護する責任の五原則。
○犬塚直史君 そのガイドラインの中の五原則を聞いているんですけど。
○犬塚直史君 そんなに難しいことを言っているんじゃないんだと思います。自衛権行使の三原則では急迫不正の侵害と言い、一方、海外で武力行使を行うときの原則の中には何と言っているかというと、平和に対する脅威があると、その言葉の違いぐらいの話で、大きな違いはないわけであります。  そう...全文を見る
○犬塚直史君 もう時間なくなったので最後になりますけれども、今年の夏、私はスーダンの難民キャンプにダルフールに行ってまいりまして、医療NGOの一員として行って一週間ほど皆さんと一緒に生活をともにしてきたんですけれども、そういうところで究極の、月に二百人とかレイプされたりとか、ある...全文を見る
12月12日第165回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。  今日は防衛庁の省移行法案につきまして質疑をさせていただきます。  御存じのように、この防衛庁設置法の一部を改正する法律案は関連法案が八十三本ございまして、その中の自衛隊法を今手元に、ここにあるんですが、専守防衛の自衛隊...全文を見る
○犬塚直史君 国連決議がその背景にあるということを原則とするという、その辺りを今日は一番お伺いしたいんですけれども、後方支援だろうが武力の行使をしないという前提で行く派遣だろうが、やっぱりその大本になる参加をする作戦自体に正当性がない限りは、やっぱり送られる自衛隊が誇りと自信を持...全文を見る
○犬塚直史君 アフガニスタンに対する空爆、ここの時点までは一応、国連に対するアメリカの報告もあって自衛権の行使だということで国連の枠内で一応認められている行為ですので、ここまでは今日は問題に私は余りしたくないんですね。  今日は、やっぱり、イラクに対する明示的な国連決議がないに...全文を見る
○犬塚直史君 そして、二〇〇三年の米軍によるイラク進攻は憲章七章下での集団安全保障だと、これもこのとおりでよろしいんですか。
○犬塚直史君 これは平成十五年の外交防衛委員会で同僚の榛葉委員の質問に答えて、当時の林景一国際法局長が言っている内容なんですが、安保理決議の一四四一号そのものにおきまして、決議そのものの中に武力行使を容認する権限を与えるといった規定がないというのは御指摘のとおりでございますという...全文を見る
○犬塚直史君 私もイギリスの法務総裁のその文章は読んだばかりなんですが、質問はもっと簡単な質問でして、お伺いしたのは、安保理決議一四四一号そのものの中に武力行使を容認する権限を与えるといった規定がなかったと林参考人がここで発言をしているんですけど、その見解は今でも変わっていないん...全文を見る
○犬塚直史君 言わば合わせ技といいますか、で武力行使を容認されたと認識をしたと。しかし、フランスやドイツを始めとして、そうは取らなかったという、まあ見解の相違もあると。そうした中で、その一四四一という中に明示的に武力行使の容認という表現がなかったというところはお認めいただいたわけ...全文を見る
○犬塚直史君 長官がおっしゃることはよく分かるんでありまして、法律に基づいて出ていったんだと、特措法があるから出ていったんだと、しかも、イラク戦争が始まるときのいろいろな解釈は別として、その後の人道復興支援の要請に基づいて出ていったんだということは私も理解しているつもりなんです。...全文を見る
○犬塚直史君 もしそうであれば、国連を中心とした国際平和のための取組とここに書いてあるわけですね。明らかに明示的に、その国連の安保理決議の中に七章下に基づく武力行使が容認されていない限りは、私はこれは国連を中心とした国際平和のための取組とは言いにくいんではないかと思うんですけど、...全文を見る
○犬塚直史君 特措法のときに迷いがなかったというお話なんですけれども、今回はやっぱり専守防衛の自衛隊を表に出すと、自衛隊法も改正をすると、表に出すときの内容がこの三条二項二に書いてあると、この中を見て、国連を中心とする取組と書いてあると。もう一つは、その他の国際協力の推進と書いて...全文を見る
○犬塚直史君 話をちょっと進めまして、アフガニスタンの空爆、テロ特のときに戻るんですけれども、アフガニスタンに対する米軍の侵攻というのは、これは憲章五十一条に基づく自衛権の行使と考えてよろしいんですね。
○犬塚直史君 その自衛権の行使というところは異論がないと思うんですけれども、どういう自衛権かということなんですが、米国の国家安全保障戦略で言うところの自衛権なのかと。内容をちょっと読んでみますと、米国は、国際社会の支持を得るべく常に努力するが、テロリストが米国民や米国に危害を加え...全文を見る
○犬塚直史君 国際法局長に伺いたいんですが、先制攻撃について国際的に確立した定義というのはあるんでしょうか。
○犬塚直史君 米国が九・一一のテロの攻撃を受けて、その後、アフガニスタンに対する空爆を行ったわけなんですけれども、このアフガニスタンに対する空爆を行ったときに、相手が、じゃ武力攻撃に着手していたというふうに理解をされるわけですね。
○犬塚直史君 もちろん人の国のことですから解釈はできないと思うんですけど、私はこの時期にたまたまハワイにおりまして、あそこは軍人の多いところですので、軍人の家族も含めて大変緊迫感があったわけなんですね。大変な一方的な雰囲気といいますか、これはもう絶対にやらなきゃいかぬ、今ここでア...全文を見る
○犬塚直史君 済みません、今のよく分からなかったんですが、九・一一自体が急迫不正の侵害であったと、つまり、一回ああいう攻撃を受けた後、何か月かたっているにもかかわらず、まだその急迫不正の侵害があったという認識の下に爆撃を行った、そういうことでよろしいんですか。
○犬塚直史君 いや、今伺いたかったのは、急迫不正の侵害があったというのは分かるんですけれども、一回そういう攻撃があったと、その後に、また相手国が、相手のテロ組織が武力攻撃に着手をしたと、そういう認識の下に自衛の戦争をやったという、そういう認識でよろしいんですか。
○犬塚直史君 いや、それはちょっとその、そういう認識は、私は今まではそういう理解をしていなかったのでちょっと意外なんですけれども、タリバンが政権を持っていることをもってその相手を攻撃する自衛権行使の理由になるのか。あるいは例えばここに、手元にあるのは平成十四年の十一月六日の外務委...全文を見る
○犬塚直史君 今局長おっしゃっているのは、多分テロが犯罪か戦争かといったときに、組織的、計画的に大規模に行われたものが犯罪の域を超えて戦争に値するからこれには自衛権行使をして当然であるというような文脈でおっしゃるんだったら分かるんですけれども、多分そうじゃなくて、予防戦争というよ...全文を見る
○犬塚直史君 じゃ、テロは犯罪ではなくて戦争行為に値するという文脈だというふうに理解いたしました。それを認めた上で、じゃ組織的、計画的な武力行使が行われるという事態が発生したと、そのときに自衛権の発動ができると。ここまではいいとして、それではその自衛権の行使を先制的にできるかどう...全文を見る
○犬塚直史君 正にそういう難しい判断であるからこそ今回のような、防衛庁を省にするというだけで歯止めの利かない軍事大国になるんではないかと心配される方も出てくる、あるいは防衛庁を省に昇格するというだけで憲法を改正して戦争をどんどんするような国になってしまうんではないかというような心...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃるように、当時の高村外相は答弁で国際法違反か否かについては法的な評価は下せないと、こう言っているわけですね。  そこで、麻生大臣にお伺いしたいんですが、今年の五月四日に、NACですか、あのNATO、日本とNATOの実務的関係構築に向けて積極的に進めていくべ...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、外務大臣が帰国されて、最近行ったこの件に関する演説を私は読ませていただいたんですが、価値の外交ということと安定と繁栄の弧ですか、ということを言っておられると。特に、NATOとの関係という文脈の中でそれをおっしゃっておられると。  私は、そこで、ちょっと素朴...全文を見る
○犬塚直史君 日本が戦後発展を遂げてきた、正に諸外国から驚異の目で見られているわけでありまして、そういう我々の経験を基にお手伝いしていくと、伴走役をしていくという表現をされておられましたが、それはもう大賛成であります。  ただ、今お尋ねしているのは、このおっしゃられた自由と繁栄...全文を見る
○犬塚直史君 この話はもうこれでおしまいにしますけれども、価値の外交と言い、そして自由と繁栄と言ったときに、やっぱり私は、例えば北朝鮮の問題にしても対話と圧力プラス、北朝鮮の中で九〇年代に例えば百万人餓死したと報道をされておると、あるいは政治犯が二十万人とか四十万人とか言われるほ...全文を見る
○犬塚直史君 資料を配ってください。(資料配付)  この資料は、先ほど来議論になっておりました武力行使の正当性、どういうときに国連の安保理決議なしの作戦に日本が参加をするのかと、そういった辺りを簡単にまとめた表なんですけれども、左側にありますのが自衛権発動の三要件、これはもう御...全文を見る
○犬塚直史君 靖国のことも聞きたかったんですが、次に回すとしまして、シビリアンコントロールの話が出たところで、質問を同僚議員に替わりたいと思います。  ありがとうございました。
12月14日第165回国会 参議院 国土交通委員会 第7号
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○犬塚直史君 民主党・新緑風会の犬塚直史でございます。本日は、大変貴重なお時間をちょうだいしまして感謝申し上げます。  さて、今話題となりました特定船舶入港禁止特措法は、正に安全保障上の観点から特定船舶を入港禁止するという我が国初めての規定だというふうに理解をしておるんですが、...全文を見る
○犬塚直史君 この法案は、平成十六年六月一日、この当委員会の委員長提案として提出をされたものでありまして、特にこの入港禁止を我が国独自の意思決定として行うという、我が国の平和と安全の維持のために大変重要な外交上の決断だというふうに私は理解しておるんですが、この国会の承認はもちろん...全文を見る
○犬塚直史君 その辺の、一般論で今お答えいただいたんですが、あくまでも国際法とそして我が国が独自に行うこの特措法の措置が整合性のある、しかも国際法から見ても納得できるものにしなければならないという観点から質問を進めてまいります。  まず第一に、本年九月十九日、対北朝鮮金融制裁、...全文を見る
○犬塚直史君 まず、金融制裁に関してはこの安保理一六九五に基づいた措置であったということで理解いたしました。  次に、同じく十月十一日の追加制裁、これがまさしく今話題になっている制裁でありますが、禁輸、出入国禁止措置、これを決めたこの制裁、これは安保理決議やはり一六九五を根拠と...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、その後に出された安保理決議一七一八、これは武器とかぜいたく品の禁輸を定めているんですが、これを受けた措置と考えていいんですか。
○犬塚直史君 ということは、この十月十一日の追加制裁というのは、正に安保理決議に基づいてこれを担保するために行ったものではない、あくまでも我が国が、我が国政府が独自の判断で行ったことだというふうに理解してよろしいんですね。
○犬塚直史君 我が国独自の、つまり我が国政府がいろいろな状況を勘案して総合的に、これは我が国に対する平和あるいは我が国の安全に対する脅威であると、こういうふうに認識をして、この認識の結果としてこの禁輸措置を決めたというふうに考えていいと思うんですけれども、その我が国に対する脅威で...全文を見る
○犬塚直史君 国連憲章の例えば第七章、御存じのように、武力の行使を容認する例えば四十二条というようなことを決めるときには、その前段として国連安保理において平和に対する脅威の認定をしなければいけないと、通常はそういうふうになっておると。しかし、今回の事態に関しては、我が国政府が独自...全文を見る
○犬塚直史君 今回この特措法で措置をされる禁輸といいますか入港禁止というこの措置、この実行に当たって、まあいろいろな領水、接続水域、排他的経済水域、国際水域と、まずこう領域はあると。そして、これを、実行に当たってその官庁が、あるいは外務省が判断をする、あるいは防衛庁が行う、あるい...全文を見る
○犬塚直史君 あとは所掌をされる担当の所管庁に質問をさせていただきますので、官房副長官、もしよろしかったら御退席いただいて結構です。  それでは、まず、この十月十一日の追加制裁、入港禁止を決めたこの追加制裁の所掌官庁はどこになるんでしょうか。
○犬塚直史君 この入港禁止という措置なんですけれども、これがちょっと私はよく具体的な形としてまだイメージができてないんですね。  例えば、安保理決議一七一八号による貨物検査と、もしこれを言い換えたとしたら、これは所掌官庁はどこになるんでしょうか。
○犬塚直史君 なんでこんなことを言っているかといいますと、マスコミで、テレビなんかでよく臨検だと、北朝鮮がああいう実験したから臨検をするんだというような報道がありまして、臨検という言葉が非常に独り歩きをして、有権者がちょっと混乱をしているというような状況があると思うんですね。です...全文を見る
○犬塚直史君 ちょっと細かい話になってしまったんですが、要はインド洋沖でやっているような各国の軍隊がテークダウンとか称してヘリコプターでいきなり不審な船舶のところに行ってそこに降りていって、もちろん武器を携行して中をしっかりと見ると、あるいは行き先の変更をさせると、あるいは元に戻...全文を見る
○犬塚直史君 ということは、例えば今回のこの特定船舶入港禁止を措置するために、例えば船舶検査法に基づいて我が国が公海上で何かの措置をする場合に、その大前提として旗国主義がある、旗国の船長の同意がなければその船に乗り込んだりすることはできない、その地域としても我が国の領海も含む排他...全文を見る
○犬塚直史君 今かなり詳細に各水域に分けて御説明をいただいたわけですけれども、問題は、必ずしもそれがきっちりと認識をされていないと。特に、私の祖父の時代から、私は長崎なんですが、この暫定水域あるいは李承晩ラインとか、あるいは漁業をしている人たちが安心して操業できないような状態が今...全文を見る
○犬塚直史君 仮にどういう事態になっても、我が国は堂々と国際法上、国内法上の根拠のある措置を行っていくんだということだと理解をしているんですけれども、例えば竹島に最近、八百トンクラスですか、の船が入港できるような港湾設備が造られたと聞いておるんですけれども、それでは、例えば今回の...全文を見る
○犬塚直史君 大臣おっしゃっていただいたように、非常に難しい問題だと思うんです。  このときに、私は今日一番冒頭にも申し上げたんですが、武力行使と経済制裁の間にあるような今回の入港禁止。入港禁止が場合によってはいろんな、マスコミの報道ですとか、あるいは有権者のいろいろな理解が、...全文を見る
○犬塚直史君 いやいや、余り細かい話は結構です。
○犬塚直史君 私が今防衛庁にお伺いしたかったのは、自衛隊の皆さんが各護衛艦ですか、に乗り込んで、護衛艦付きの立入検査隊というのがあると。そして、その人数と検査隊の数と、そして訓練の内容をお伺いしたかったんです。
○犬塚直史君 立入検査隊で日常的に訓練を受けておられる方の身になってみますと、私は、もし自分が検査隊員だったら私はたまったもんじゃないなと思うわけです。  つまり、北朝鮮船舶に対して立入検査をするというのは私はこれはもう命懸けの行為じゃないかなと。しかし、その根拠となる法律はあ...全文を見る
○犬塚直史君 この船舶検査法に基づく行為、ここに七つの行為があって、まず船舶の航行状況を監視して、必要に応じては呼び掛けると。そして、名称を照会すると。その後、今度は乗船しての検査、確認を行う。その上で航路の変更の要請や船長等に対する説得、そして、場合によっては接近や追尾を行うと...全文を見る
○犬塚直史君 これが武力の行使という話になりますと、やっぱり国連憲章七章四十一条、四十二条という話になってくると思うんですけれども、もう一回外務省にお伺いしたいんですが、国連憲章第七章、これで国際の平和に対する脅威というものをまず認定するわけですが、今回の四十一条では、例えば米軍...全文を見る
○犬塚直史君 ちょっと今、最後のところをもう一回確認させてください。ということは、この四十一条による軍による船舶検査というのは認められると今おっしゃったんですか。
○犬塚直史君 済みません、もう一回教えてください。その四十一条の頭に軍による船舶検査は禁止されていると私は理解していたんですが、その冒頭にミリタリーは使わないということを四十一条書いてあると理解しているんですが、その例外と考えてよろしいんですか。
○犬塚直史君 ということは、幾らこういうことを決めても抜け荷をする不届き者がおると。これに対してどういう措置をとっていくかというときに、例えば米軍による公海上の船舶検査を行うためには安保理決議がもう一本必要なんでしょうか。
○犬塚直史君 繰り返しになりますけど、基本的には国際法上、武力の行使というのは禁止されておると。その例外として国連憲章七章下における集団安全保障と、もう一つは自衛権の行使と、この二つしかないわけですね。  ところが、今回の船舶検査、あるいはさっき臨検なんて言いましたけど、臨検と...全文を見る
○犬塚直史君 この件はもうこれでおしまいにしたいと思うんですけれども、結局、我が国がこの措置を行うに当たっては、国際法に基づいて、まず武力の行使はできないと、そして武器の使用も非常に限定されているところにあると。同時に、国際協力活動を行うに当たっては、協力する相手である方にもそう...全文を見る
○犬塚直史君 これは最近の入管の手続の変更によって、日本から北朝鮮に出国するときに出国カードを書かなくてもよくなったと。その出国カードを書かなくてもよくなったために人数の把握が非常に難しくなったというふうに聞き及んでいるんですが、それはそのとおりでよろしいですか。
○犬塚直史君 済みませんね、突然の質問。  北朝鮮については、ここに出ているように、全土、渡航を自粛してくださいという地域であります。内容については、北朝鮮への渡航、滞在を予定されている方は、引き続き目的のいかんを問わず、渡航を自粛してくれというような渡航先でありますから、把握...全文を見る
○犬塚直史君 今この問題点を指摘さしていただいたのは、こうして船舶の入港禁止なんていうことが始まるとやっぱり両国間に緊張が高まるわけですから、既に行ってしまった人の数をしっかりと把握をしてその方たちの安全確保をするということは、これはもう政府を挙げて取り組まなければいけないという...全文を見る
○犬塚直史君 今どのぐらいの日本の方がどういう理由で、多分中国を経由して北朝鮮に入っておられるのかということは、非常に把握はし難いということがあるんですけれども、これに付け加えて一つ、また政府にお願いをしたいという件がございます。  これは、やっぱり現地の大使館の対応についてな...全文を見る
○犬塚直史君 所管外の御答弁、ありがとうございました。  やっぱりそういう現地化をした政府といいますか、現地に本当に根を生やした人たちが外交ルートを通じていろいろな情報を我が国に提供してくるといった手当てがこれからどうしても必要になってくるんだと思います。  今、対話と圧力と...全文を見る
○犬塚直史君 実は、北朝鮮の百万人の餓死者が出た、あるいは政治犯が出たということについて、最近大変詳細なレポートがアメリカから出ました。この内容を見ますと、本当に悲惨な状況が行われておると。で、一番最後にこのレポートで提案をしているのは、憲章七章下における武力行使も含む措置をもっ...全文を見る
○犬塚直史君 外務大臣がここにいらっしゃらないので、政治的に、こういう対話と圧力に向けた一つの私はエポックといいますか、新しい見方を提供する一つの大きなレポートだと思うんですね。  じゃ、具体的に何をするかということが今問われているんだと思います。私は、先般の代表質問でも申し上...全文を見る
○犬塚直史君 是非、力強いメッセージを発してもらいたいと思うんです。  この件に関しては、例えばフィリピンに対する我が国からのODA供与、これを行うに当たって、フィリピンの今話題になっている政治的殺害、人権侵害の状況なんかをこちらからあらゆる場所で発言をしていったその結果として...全文を見る
○犬塚直史君 大変明快に武力行使はしないと、そして武器の使用も認められはするけれども今まで行わずにやってくることができたと、冬柴大臣から明快な御返答をいただきました。  しかし、将来的にこれは武力行使が必要な事態も出てくる可能性はなきにしもあらずであります。そうした場合に、なし...全文を見る
○犬塚直史君 どうも、更に踏み込んだお答えをありがとうございました。もう当然のことながら、我が国の国内法に準じて、できる範囲でこの国連決議の措置を行っていくということで質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。