犬塚直史

いぬづかただし



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犬塚直史の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月20日第171回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚です。  本日一月二十日、アメリカ・ワシントンで二百万人という人たちが集まってオバマ新大統領の就任式が行われると言われております。日本の在日米大使はジョセフ・ナイに決定をしているようであります。  ジョセフ・ナイが面白いことを言っているんですが、アメ...全文を見る
○犬塚直史君 私が総理にこれを冒頭に伺ったのは、総理が外務大臣のころに参議院の外交防衛委員会でよくインドの話をされておりました。インドのデリーメトロの話ですね。あれは、要は地下鉄を日本の技術で造ったというだけではなくて、その工事に携わる人たちに対して、日本型の勤労のやり方というも...全文を見る
○犬塚直史君 総理、この抗争停止合意という、本当はこれは内発的なものなんですね。この内発的な抗争停止合意というものについて、現場のNATOの司令官あるいはアフガニスタンの閣僚の人たちあるいはパキスタン側のISIも含めて、総理と同じような理解をされている方は一人もおりませんでした。...全文を見る
○犬塚直史君 今九九・九って申し上げたのは、アフガニスタンの去年のこれは予測なんですが、三千二百万人の人口がいるんですね。その中に国境地帯を中心としているNWFP、まあFATAとか言われている地域も含めて、ここに一千七百万人の人たちが住んでいる。しかし、こちら側も実はパシュトゥン...全文を見る
○犬塚直史君 まさにこういうコミュニティーレベルの、私が聞いた実例では、百五十世帯ぐらいのところで一人だけジルガを使って代表者を決めてくださいと、そこに、ジルガで決めたプロジェクトに資金を出しましょうということをやっているんですね。  この担当者が、三年ぐらい前ですか、外務省の...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、この写真を見ていただきたいんですが、(資料提示)そのような経済特区的なものができたとしても、やっぱりこれは治安の安定は大変厳しいものになることは間違いありません。  そこで、これは二〇〇三年、二〇〇四年の日本の武装解除をやったときに、国際監視団という名前で...全文を見る
○犬塚直史君 こういう犠牲者が出た場合に、せっかくどんなに一生懸命やっていてもそのプロジェクト自体がつぶれてしまうという今までの経験に基づいて総理の意欲を聞いたわけですが、それはもう結構です。  アフガニスタンという大変遠い場所の話をいたしました。しかし、国内的にも人の命にかか...全文を見る
○犬塚直史君 過去十年間の型枠工の公共事業設計労務単価は全国平均で何%下がっていますか。
○犬塚直史君 十年間で三割。私の実感でいきますと、もっと下がって半分ぐらい。先ほどの経験を書かれた方もそうおっしゃっているんですね。  手元に設計労務単価の資料があります。一九九九年、北海道の大工さん、二万七百円、二〇〇七年は同じく一万四千五百円に下がっている。愛知県の塗装工、...全文を見る
○犬塚直史君 文科大臣、これは何度も出ておりますが、全国の大規模地震による倒壊危険性の高い小中学校約一万棟耐震化工事、これは幾ら掛かると試算されていますか。
○犬塚直史君 全国一万件の、地域で歩いて行けるところにある小学校、中学校、そういうところの耐震化工事をすることで、公共工事に頼っている離島、中山間地、地方の業者の人たちがどれだけ助かるのか。同じ一兆円を使うのに、生きた使い方、あるいはばらまいて天下の愚策で使うのか、是非考え直して...全文を見る
○犬塚直史君 最後に一問だけ。  今、厚労大臣の方でこれは発注者が決めるべきことであろうという話になりましたけれども、要は、この話は最低賃金とは関係ないんです。この契約に基づいて受けますか受けないかということは受注者の自由なんですよ。ですから、発注者の国交大臣がこういう契約にす...全文を見る
○犬塚直史君 終わります。
03月17日第171回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○犬塚直史君 本日は、大変御多用中のところ、山口公述人そして落合公述人、お越しいただきまして、貴重なお話いただきました。本当にありがとうございます。  今日は、テーマが行政改革と外交・安全保障という、どちらも大変に大きいテーマでございまして、一度にこれを話題にするのはなかなか難...全文を見る
○犬塚直史君 今、我が国はソマリア沖の海賊対策でいよいよ具体的な行動に移ろうとしているそのやさきでありますが、例えばこのアデン湾、まあ何百年の昔からあそこは大変な海の交通の要所でありますけれども、あちらでの機雷敷設の状況というのは何か御存じでしょうか。
○犬塚直史君 御指摘のとおり、ここにもし安価でしかも大変危険な機雷が大量に仕掛けられたら一体どうなるのかと、マラッカ海峡はどうなるのかと、ペルシャ湾はどうなるのかと、まさに気が遠くなるような思いがするわけでありますが。  これ、陸上にいきますと、御存じのように自衛官のOBの方が...全文を見る
○犬塚直史君 今、例えばアフガニスタンなんかではこの地雷除去を、非常に手間の掛かる、それこそ気の遠くなるような手間仕事でありますので、これを現地の、言わば、言い方は悪いんですが、雇用対策の一環として使っていると、これで収入が得られるような道を今考えていると。つまり、外国からの、あ...全文を見る
○犬塚直史君 その軍事の肥大化というのが、イラク戦争以来、今度は軍事の民営化という方向になってまいりました。  私の非常に少ない経験なんですけれども、アフガニスタンに今年行った際にコントロール・リスク社という会社がおりまして、町の中を出歩くのにやっぱり護衛がいないと出歩けないわ...全文を見る
○犬塚直史君 さらに、海外での例えば在外公館なんかにお世話になって感じますことは、大変皆さんよくやっておられる。非常に少ない人数の中で大変よくやっておられるんだが、いかにも人員が足りない。  その反対に、現地で採用されている例えば期間限定の、外務省でいえば半年とか一年、二年で限...全文を見る
○犬塚直史君 例えば、それじゃ掃海のノウハウを退官後に活用できるというような現実に今場がございますか。
○犬塚直史君 それでは、山口公述人が先ほどこの図を示していただきましたけれども、リスクの社会化、そして普遍的政策、こちらの軸の方に日本は第三の道を探っていくべきではないかというお話を伺いましたが、このページのこの表をもう少し分かりやすく御説明いただけますでしょうか。
○犬塚直史君 まさに今日午前中の質疑でも、生活保護を受けられない、受けようとしているんだけれども、なかなかすき間からこぼれていってしまうと、そんな話があったわけなんですけれども。  結局、午前中の話もよく考えてみますと、日本の社会というのは、新規学卒で大学を毎年毎年何万人も卒業...全文を見る
○犬塚直史君 そういう政策を展開していくのに当たって一つの大きなネックは中途採用に対する考え方だと思うんですが、大きな省庁や大企業、民間も公も問わず、大きくなればなるほど中途採用というのはほとんど行われない、中途採用が入ってくるときにはどうやってこれを評価していいかも、はっきりし...全文を見る
○犬塚直史君 例えば建築業界でいいますと、昔ながらの大工さんが道具箱を一つ持って、本当であれば日本全国どこに行こうが同じ仕事をすれば、中小零細で働こうが大企業で働こうが同じ給与が得られて自分の人生設計がきちんと描けるというような世界が望ましいのかなと、こう思うんでありますが、残念...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、落合公述人、話がソマリアに戻るわけですが、実は、日本のやった東南アジアの、御存じかもしれませんが、海賊対策が非常に大きな効果を上げました。これは、二〇〇三年には百七十件あった東南アジアの海賊の発生が二〇〇八年には五十四件に激減をして、今度のジブチ会合でも日本...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、少し具体的なお話を伺いたいんですが、今回のアデン湾沖の国際社会の対応に二十数か国が軍艦を派遣するという形になっているんですね。しかし、その一覧表を見ますと、唯一イエメン、イエメンが最も当事者、当事国でありますが、イエメンが自国の海上保安庁を出しているわけです...全文を見る
03月23日第171回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚です。  まず、外務大臣に伺います。  北朝鮮に対する日本の外交方針ですが、これは対話と圧力ということでよろしいんでしょうか。
○犬塚直史君 もう一度確認しますが、対話と圧力というのは、日本の外交方針であると考えてよろしいですね。
○犬塚直史君 それでは、この圧力のことについて聞いていきたいんですけれども、外務省としてはどのような圧力を想定されていますか。
○犬塚直史君 今、安保理決議の話がありましたが、これ簡単に御紹介すると、二〇〇六年十月六日、核実験を行った北朝鮮に対して同じ十月十四日には安保理決議一七一八が採択された。これは実は大変な決議でありまして、憲章七章下四十一条に基づく経済制裁や武力行使までも法的に正当化されると、そう...全文を見る
○犬塚直史君 今おっしゃっている安保理決議がただの安保理決議ではなくて、憲章七章下の経済制裁や武力行使まで踏み込める安保理決議だという内容なんですが、防衛大臣、対話と圧力の圧力にはどういうものを想定されていますか。
○犬塚直史君 今、米軍による抑止力も圧力の大きな部分だという答えがあったわけですが、もう一度外務大臣に聞きますけれども、日本の外交防衛方針で、北朝鮮に対して対話と圧力でいくと、その圧力の部分に日本国内の警察力も圧力と考えておられますか。
○犬塚直史君 お手元にお配りした資料の一番でございますが、これは、今月三月十七日の参議院法務委員会で同僚の松野信夫参議院議員が質疑をした記録でございますが、上段の一番左の方ですね、漆間、今日、副官房長官見えておられますが、漆間官房副長官の答えの中で、北朝鮮に対する圧力という文脈で...全文を見る
○犬塚直史君 もう一度確認しますが、中曽根大臣としては、警察にも圧力の役割分担を期待されますか。
○犬塚直史君 大臣、私は、日本の外務大臣として、北朝鮮の外交防衛方針の中で圧力といったときに警察にもその役割分担を期待するかと聞いているんです。お答えください。
○犬塚直史君 対話と圧力という文脈の中で言っているんです。
○犬塚直史君 今、私は外務大臣に警察や検察の役割をお伺いしているのではなくて、外務大臣として、この対話と圧力という外交防衛方針があった中で、この圧力の部分を警察にも役割分担期待するかと、それだけ聞いているんです。
○犬塚直史君 当たり前のことですので、そういうふうにおっしゃっていただければいいと思うんですけれども。防衛大臣、どうですか、警察にも圧力の部分の役割分担を期待されますか。
○犬塚直史君 ちょっと、結果として圧力になるというのは、日本の外交の圧力になると、そういう意味でおっしゃったんですか。
○犬塚直史君 これは法務大臣に伺いますが、先日来この委員会の中の法務大臣の答弁で大臣は、検察の行動については法と証拠に基づいて中立公正に行っているんだと、その活動については絶対の自信を持っておると、そういうことをおっしゃっておられるんですが、日本の外交防衛の方針である対話と圧力の...全文を見る
○犬塚直史君 私がお伺いしているのは、検察庁法第十四条の指揮監督権という文脈でお伺いをしているんですが、造船疑獄のときとは逆のパターンで、例えばこのような信条といいますか、圧力の部分を警察庁の長官として自分はやっていくんだというようなことを公言してはばからないこの漆間官房副長官が...全文を見る
○犬塚直史君 今日、官房副長官にお越しいただいているんですが、今までの発言の中で、これはオンレコの発言なんですが、例えば二〇〇七年一月十八日、長官記者懇談会の中で、直接、これは北朝鮮の話ですね、拉致には関係しない事件を摘発することによっても拉致問題の解決に近づけるとか、あるいは、...全文を見る
○犬塚直史君 今日、官房長官にお越しいただいているんですが、ちょっと通告はしていないんですが、今の発言を受けて、北朝鮮に対する対話と圧力と言ったときに、私たちは今まで委員会の中で、そういう意味ではないだろうと、日本の司法警察はそういうところにまで政治的判断はしないだろうと思ってい...全文を見る
○犬塚直史君 拉致問題が大変な問題であるということは全国民が一致して認識しておるところでありますし、しかも日本の司法警察が、まあ言っては悪いですけど、発展途上の一部の国に見られるような恣意的な運用をするような警察権力でないということも心から信じたいところなんですけれども、しかしこ...全文を見る
○犬塚直史君 次に移ります。  外務大臣、ODAのGNI比〇・七%目標、これはいつ達成するおつもりでしょうか。
○犬塚直史君 このミレニアム開発目標は、二〇一五年までにGNI比〇・七%を達成するという国際公約でありますが、二〇一五年までに達成するおつもりですか。
○犬塚直史君 これは毎回同じお答えなんですが、努力はされるわけですが、確約はできないわけですね。はっきり申し上げて、私は無理だと思います。といいますのは、地元に帰りまして、今これだけ景気が悪い中で、ODAの増額、あるいはODAという言葉を有権者の皆さんに説明することすら大変困難な...全文を見る
○犬塚直史君 大臣、私の地元にもAIGの非常に大きな建物が一等地にありまして、この金融危機をきっかけにして、日々数十円の商売をしている我々が、どうしてこのAIGのようなところで物すごい大きな商売をしている人たちの補てんをしなければいけないんだというこのアメリカの有権者の怒りという...全文を見る
○犬塚直史君 済みません、これは通告してなかったんですけど、先ほど官庁の方がおっしゃったリーディンググループという、日本が五十五番目に参加をしたんですけれども、こういう革新的資金メカニズムを討議する場に昨年から日本が参加しているということは御存じだったでしょうか。
○犬塚直史君 今これが、例えばAIGが一つの例に挙がっておりますが、こういうトレーダーの人たちの中には香港に自分の住所を持っていて租税回避をする、あるいは多国籍企業であれば租税回避をできるところに本社を置いてそういう租税回避をしている、一方ではそういう租税回避が全くできないような...全文を見る
○犬塚直史君 今、積極的にこういう議論をこういう危機だからこそやっていかなきゃいけないと思っているわけであります。  そんな中にあって私が非常に残念に思っておりますのは、外務省の方ではなくて、財務省の方々とこのお話をしますと、非常に後ろ向きといいますか、な心証を受けてしまうんで...全文を見る
○犬塚直史君 今ちょっと説明が足りなかったかもしれません。私が申し上げているのはODAの増額の話ではありませんで、多国籍企業がケイマンアイランドなりなんなりに本社を置いて租税回避をしておると。あるいは金融為替商品のトレーダーが自分の個人の住所を香港とかに置いて非常に租税回避の役に...全文を見る
○犬塚直史君 議論がかみ合いませんので、これはまたじっくりこれからもやらせていただきたいと思います。  お手元の資料を御覧ください。アフガニスタンの外交日程がこの三月、四月、めじろ押しであります。外務大臣、三月三十一日のアフガニスタン支援国会合には参加されますか。
○犬塚直史君 外務大臣、国会のお許しがなければ参加しないんですか。
○犬塚直史君 外務大臣がおって副大臣がおって政務官がおって、これだけ大事な、カイ・エイデも来る、国連の事務総長も来る、世界七十三か国が来る、インドが来る、イランも来るんです。そういう中にあって、日本がこれだけアフガニスタンに対する支援を拠出をしている中で、金だけ出して、自分はこう...全文を見る
○犬塚直史君 私は、日本の外務大臣として、国会のお許しをいただければとか、今、民主党がどうとかいうやじも飛びましたけれども、そういう問題ではなくて、こういうのは絶対に参加すると、日本が絶対にこれ存在感を見せて、中身をしっかり日本からつくっていくんだと、そういうことを言わなければい...全文を見る
○犬塚直史君 何かお話聞いていると、我々が外務大臣のような気がしてまいりました。主体的というか、大臣の覚悟が残念ながら感じられない御答弁でありました。  それでは、財務大臣に聞きますが、NSPの支援というのはどういう支援なんでしょうか。
○犬塚直史君 このNSPプロジェクトといいます国家連帯プロジェクトをやっているのはMRRDというアフガニスタンの官庁なんですけれども、ここだけが唯一、私の狭い範囲でですが、ここだけが唯一、物すごい評判がいいところだったんです。  これは何をやっているかというと、コミュニティー単...全文を見る
○犬塚直史君 これ、お手元の資料三に、このCNASのボードメンバーをここに並べておるんですが、実はここに出ていない人が設立メンバーなんですね。フロノイさんという人が実はこれ設立メンバーなんですけれども、外務省、フロノイさん、どういう人か説明していただけますか。
○犬塚直史君 先ほどのアフガニスタンの外交日程を見ていただくと、この中で大変大事なのが四月の三日、四日、ブリュッセルで行われるNATOの会合でありますけれども、このときまでにオバマ政権のアフガン、パキスタン、合わせてアフパックと言うんですが、アフパックのアメリカの方針が出されると...全文を見る
○犬塚直史君 実はこの両国の政府、この資料四を御覧になっていただくと、この概要の五番のところに出ているのがこのNSPに基づいた日本が主導できる支援でございますが、実はこの話はもう既にアフガニスタン、パキスタン両国政府の在日の代表のところには行っておりまして、賛同を得ております。ま...全文を見る
○犬塚直史君 これで終わりにしますが、旗を見せたり靴を見せたりするのも結構です。チェックを書いたりするのも結構です。しかし、日本が日本でしかできないようなこういうことについて、もう今からしっかりと取り組んでいただきたいということをお願いして、質問を終わります。
03月30日第171回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚です。  この在外公館の位置及び給与等に関連をして、まず、このソマリアの地域、イエメン、イラン、ケニア、UAE辺りですね、あるいはこの辺でどういう情報収集をしているかということに関連して質問をまず始めたいと思います。  これは外務大臣でなくてもいいん...全文を見る
○犬塚直史君 音声、ビデオでなくて音声の……
○犬塚直史君 声明をビンラディンが発表していまして、十九日ですから本当に最近ですね。  何を言っているかというと、ソマリアのイスラム教徒に対してこう言っているんです。「あなた方は全世界で十字軍の攻撃に直面をしている」と。「ソマリアのムジャヒディン」、イスラム戦士ですね、「の勝利...全文を見る
○犬塚直史君 これを聞いて非常に危惧をしたのは、アフガニスタン、パキスタンの構図と非常に似た構図にされつつあるのかな。つまり、アフリカのこのエチオピアというキリスト教国と、エリトリアとかあるいはソマリアのイスラム原理主義勢力というもの対このエチオピア、つまり西洋社会あるいは米国と...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、外務省の在外公館の在り方なんですけれども、例えばカブールの日本大使館に行きますと、皆さん大変な状況の中で一生懸命やっておられると。多分二十か二十五名ぐらいの方々がおられる。その少ない人数の中で本当に一生懸命やっているんですが、例えば駐在武官がやっぱり一人しか...全文を見る
○犬塚直史君 外務省が一方的に決めるのではなくて、防衛省からもこれは行かせたいという気持ちがあり、あうんの呼吸で決まっていくものだと私は理解しておりますので、やっぱり防衛省ももっとどんどん送るということをお願いをしたいと思います。  そこで、このソマリアの関係なんですが、この関...全文を見る
○犬塚直史君 限られた資源の中でこれだけの地域をどうやってカバーしていこうかという意味では、どこの国も大変だと思うんですね。  この件について、外務省の方からいただいた資料によると、今後、特命委員会設置以降と、こう資料に書いてあったんですけれども、大使館を百五十体制、そして外務...全文を見る
○犬塚直史君 大臣、この大枠は賛成なんですよ。それぐらいないとどうしようもないと思うんですね。  しかし、内容を見ると、例えばスーダンに何年か前行きましたが、ハルツームという首都には外務省の職員の方々、一生懸命やっておられると。食事ごちそうになったんですけどね、宅配、宅配かどう...全文を見る
○犬塚直史君 特に、私の見聞きした限られた範囲内で申し上げると、カブールの草の根無償の担当をされている方なんかも一生懸命やっているんですが、予算も足りない、人間も足りない、しかも、やっぱり絶対に犠牲者は出ちゃいけないというような方針の中で、現場を見に行くことができないんですね、や...全文を見る
○犬塚直史君 端的に言えば、そう新しいことは言っていなくて、アフガニスタンとパキスタンを一体に見るという地域的なアプローチ、それから軍事、経済、政治、この三本柱をきっちりやっていくというようなことを言っておるわけですが、更に具体的にこの経済、政治に関連する分野で面白いことを言って...全文を見る
○犬塚直史君 簡単に言えば、コミュニティーをマイクロの単位で再生していこうと。このカウンターパートはJICAですね。  農村復興開発省、この大臣にこの年末年始に行って会ってまいりました。これがアメリカが今一生懸命やろうと言い出しているNSPのマニュアルなんですけれども、すばらし...全文を見る
○犬塚直史君 このROZ法案というのは、要は経済特区をつくろうと、特にアフガンとパキスタンの間で経済特区をつくろうと、この地域の経済特区をつくることによって現地で平和に暮らしたいと思っている大多数の人たちと過激派を分離させていこうという非常に有望なやっぱり法案なんですね。  こ...全文を見る
○犬塚直史君 そのいろいろな状況というのは、現地からの要請だということだと思うんですね。アフガニスタンとパキスタンの両政府からの要請であれば、これは断る理由は何一つないと思いますので、そういう方向性で我々も努力していきたいと思っております。  今度、この東アジア戦略概観二〇〇九...全文を見る
○犬塚直史君 終わります。
03月31日第171回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第3号
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○犬塚直史君 三点、緒方理事長にお伺いいたします。最後の点は櫻井委員の御意見も伺いたいと思います。  まず、二〇一五年までに国連ミレニアム開発目標、GNI比〇・七%目標を達成するという国際公約の取扱いの仕方なんですけれども、今外交防衛委員会や当委員会で外務大臣等に聞きますと、も...全文を見る
04月02日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚直史でございます。  本日は、この貴重な厚生労働委員会に質問のお時間をちょうだいいたしました。理事の皆さんを始めとしまして、委員の皆さんに心からお礼を申し上げます。  今日は、被爆者援護法の問題について、舛添大臣を中心にお伺いいたします。  大臣、...全文を見る
○犬塚直史君 いや、いいです。  当たり前のことであります。蓋然性と言っている以上、厳密に科学的、医学的にそもそも判断することは非常に困難である。  それでは、この法は、放射線の影響を被ったことが医学的、科学的に証明できることは被爆者の要件としては要求せず、放射能の影響を被っ...全文を見る
○犬塚直史君 まさに、今大臣がおっしゃった蓋然性をどこに基準を置いてこれから判断をしていくかと、これはもう本当に間違いがない非常に大事なポイントであります。ただ、一つここでお考えいただきたいのは、お医者様が患者さんを目の前にしてあなたは原爆症ですよと言うことはできないんですね。原...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、言い切れないって言いましたけれども、それは例外ありますよね。しかし、基本的に炸裂したものがダイヤモンド型に広がるとかあるいは三角形に広がるなんというのはあり得ないわけで、基本的には同心円的に広がるのは当たり前の話ですから、そこを今更議論させるようなことは控え...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、資料の二を御覧ください。  これは、被爆をした爆心が真ん中の点であります。そして、大臣ね、これ見てください。真ん中から少しぐじゃぐじゃに広がっているこのピンクの部分、これが旧長崎市なんです。ここに住んでいた方は原爆手帳をもらえているんですね。これ、距離を見...全文を見る
○犬塚直史君 大臣に聞いているんです。
○犬塚直史君 次の質問は大臣に是非答えていただきたいんですね。  資料の六を大臣、見てください。これは長崎市が作った、先ほどの拡大地域とそれから旧長崎市がどのように分けて考えられているかという表なんですね。これは細かく書いてありますが、余り細かいことは見なくて結構です。一番上の...全文を見る
○犬塚直史君 大臣、これについては地元で六十四年間、特に地方議員の皆さんを始めとして、本当にこの件については苦労しているんですよ。  資料の九を御覧になってください。これは最近の長崎県議会の定例会で、この件に長年携わっておられます県議の高比良元さんという人が行った質問なんです。...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、原爆症認定の集団訴訟の件についてお伺いをしますが、三月十二日の東京高裁二件については原告主張を認め却下処分を取消しになった。そして、三月十八日の広島地裁、これも五件について原告の主張を認め却下処分が取消しになったということです。  これは見方によってあれで...全文を見る
○犬塚直史君 その辺はもう当然のことながら三権分立、当たり前の話だと思います。しかし、ここで非常に大切な指摘をされているのは、今おっしゃったように、専門家に任せておいては、厚生労働大臣が最終的にこれを決めるわけですから、要するに国賠上の注意義務を果たしていないんではないかという指...全文を見る
○犬塚直史君 大臣、今日はそこのところを是非議論さしていただきたいんですね。  実は、新しい審査の基準というのが出てまいりまして、先ほど申し上げたように、個々の皆さんの病状を見ながら原爆症と認定することは非常に困難であるために、新しい審査の基準というのが出てきたのは何かというと...全文を見る
○犬塚直史君 大臣、その専門家の知見というのは非常に怪しいわけですね、それはもう大臣も御承知だと思うんですけど。  例えば、類似のアメリカの軍人をこの被曝の被害から救済する法律があるんですが、これも同じように日本に一九四五年の八月六日から一九四六年の八月五日まで滞在をした軍人す...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、今回の東京地裁が異例の釈明という文章を書きました。この釈明の文章に対する回答を国に対して三月十九日までに出せというこの異例のやり取りがあったわけなんですけれども、この東京地裁の釈明の部分をちょっと読ませていただきます。  平成二十年三月十七日に分科会が作成...全文を見る
○犬塚直史君 全く詭弁としか聞こえないんですね、大臣。要するに、高度の蓋然性をもってこの方が原爆症認定を受ける受けないということは非常に難しいからこそ新認定の基準が出てきたわけですよね。  この新認定の基準というものは、やっぱり抜本的な考え方が変わったということではないんですか...全文を見る
○犬塚直史君 是非、一刻も早い政治的なリーダーシップをお願いしたいと思います。  これは、官房長官も類似の発言をされておりまして、五月の大阪高裁、そして東京高裁などの判決を含めて政治決着を図るという発言をされておるんですが、それでは具体的に、その時期になったときにどのようなプロ...全文を見る
○犬塚直史君 ありがとうございます。  これは一広島、長崎だけの話ではなくて、やっぱり日本全体といいますか、日本が唯一の被爆国という視点からいえば、やっぱりこれは世界中の原爆放射能の被害に係る皆さんの問題であると私は認識しております。劣化ウラン弾を始めとして、これは本当に大きな...全文を見る
○犬塚直史君 第四ですね、第四です。
○犬塚直史君 新しい審査の基準は、大臣、判定する必要ないんですよ。その地域にいたかどうかなんですよ。その地域に何時間後に何時間入ったかということなんですね。それを判定する必要はないんですよ。病名がこれに付いたら、これは積極的に認定しましょうよというのが新しい審査の基準なんですよ。...全文を見る
○犬塚直史君 その説明要らないよ。
○犬塚直史君 あのね、関係ないことを長々言わないでくださいね。  大臣、放射線起因性が認められる心筋梗塞をこの新しい審査の方針に入れるということが矛盾しているんですよ。先ほどから何回も申し上げているように、疾病のリストに当てはまる、この地域に何時間滞在したということが分かってい...全文を見る
○犬塚直史君 まさに、今大臣がおっしゃったように、放射線に起因する心筋梗塞なんというのはないんですよ。ないと言ったらおかしいけど、心筋梗塞は心筋梗塞なんですよ。あるいは、がんはがんなんですよ。白血病は白血病なんですよ。じゃ、どれぐらい放射線に起因しているのかというのが分からないか...全文を見る
○犬塚直史君 是非お願いしたいと思います。  その上で、やっぱり総合判断というからには、総合判断の内容を透明化すべきだと思うんですね。しかしながら、認定された疾病名、人数、被爆距離、入市時間などは明らかにされていないんですけど、これは明らかにすべきだとお考えになりませんか、大臣...全文を見る
○犬塚直史君 一つ提案があるんですけど、新しい審査の方針の第一のタイトルを放射線起因性ではなくて原爆起因性の判断にして、地域と疾病リストにするということはいかがでしょうか。
○犬塚直史君 資料八の一ですね。資料八の一の第一の一、放射線起因性の判断ではなくて原爆起因性の判断ということにして、地域を限定をして、時間を限定して疾病のリストを作ってはどうかと、そういうことを申し上げているんです。
○犬塚直史君 法的な整合性は出てまいりますので、それは後でまた詳しく議論させていただきたいと思います。  いずれにしても、大臣、今のままの、六十四年間進んできたことについて、やっぱりこれは抜本的に改めるには政治的なリーダーシップがどうしても必要ですので、是非今後ともよろしくお願...全文を見る
○犬塚直史君 副大臣、伺ったのは、アメリカの認識を聞いているんじゃないんです。アメリカの認識は、戦争犯罪とはしていないというのがアメリカの認識ですので、私が伺ったのは、日本政府としてアメリカに対して謝罪を求めるべきではないですかということを聞いているんです。
○犬塚直史君 毎年毎年、八月六日が来る、八月九日が来る、そこに米側の大使すらも顔を見せたことがないというような事態はやっぱり両国にとって良くないことであろうと思います。  それが端的に私は出ていると思いますのは、この資料の五です。資料の五は、放射線影響研究所、いわゆる放影研と言...全文を見る
○犬塚直史君 はい、大臣に。
○犬塚直史君 是非御検討いただきたいと思います。  特に外部研究者に対する助成を放影研は行っていないんですね。もちろん、何でもかんでもオーケーというわけではないんですよ。しかし、世界中のいろいろな研究者がおられる、そこから寄せられる、こういう研究をしてこの疫学のしっかりしたデー...全文を見る
○犬塚直史君 済みません、大臣、結局よく分からないんですよ。よく分からない中にあっていかにしてうまく救済できるようにするか、将来につなげていくかということにあって、新しい審査の方針というのは大変いい方針が出てきたわけですね。やっぱりこういうことに基づいて抜本的にこの援助法の骨格を...全文を見る
04月21日第171回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚直史です。  このグアム移転協定の三条にこのように書いてあります。「移転は、ロードマップに記載された普天間飛行場の代替施設の完成に向けての日本国政府による具体的な進展にかかっている。」、つまり、我が国が支出をする費用及び協力の協定は普天間の移転に懸かっ...全文を見る
○犬塚直史君 こういう巨額の費用を使う協定において、大前提である移転が実現しなかったと仮に仮定をすると、もう既に設計費等々巨額の費用が掛かっているわけですね。私の聞きたいのは、移転しなければいいと言っているんではないんです、万が一移転しなかった場合、この既に掛かってしまった費用は...全文を見る
○犬塚直史君 その適切な対応というのは、返還請求、要するに使ってしまったお金の返還請求までも含まれると考えてよろしいですか。
○犬塚直史君 今日の質問の趣旨は、どうも2プラス2以来、当委員会でいろいろな疑問点というか、こう議論すべきではないかというような論点を随分たくさん提示をさせていただいたんですが、それがそのままこの交渉に反映されていないんではないかという、要するに交渉を本気でしているのかなというよ...全文を見る
○犬塚直史君 当委員会でもそのような姿勢があるとはお感じになりませんか。
○犬塚直史君 当たり前のことですね。議員は国民の厳粛な信託を受けてここで議論をするわけですから、血税を少しでも少なくしようというのは日米両国当たり前の話なんですけど、その当たり前の話をどうしてこの北米局長がここで改めて言わなければいけなかったのか、その辺をちょっともう少し御説明く...全文を見る
○犬塚直史君 蛇足ですので、そういう発言はこれから控えていただきたいと思います。  この資料を御覧になっていただきたいんですが、グアムの民活事業のイメージです。このカラーの配付資料です。米軍人からSPE、これはスペシャル・パーパス・エンティティーですか、この法人に家賃が支払われ...全文を見る
○犬塚直史君 ということは、融資の返済計画はないということでよろしいんですか。
○犬塚直史君 今の時点で確たるものがない段階で出資が十五億ドル、融資が六・三億ドルと、こう決められたということでよろしいですか。
○犬塚直史君 おおよその計画があるわけですか。
○犬塚直史君 今防衛大臣が大ざっぱな計画はあると言ったんですけれども、その大ざっぱな融資してそれを返済させる計画の中には、償還期間も決まっていなければ、金利も決まっていなければ、それから確たる家賃収入も決まっていないと。これは何も決まっていないということじゃないんですか。
○犬塚直史君 融資の返済計画なしに2プラス2でこれぐらいは融資をするということで決まったという理解をいたしますが、もしそうであるならば、この返済が滞った場合、どういう手順でこの債権を回収していくんでしょうか。
○犬塚直史君 長々とお答えいただきましたが、内容はほとんどおっしゃっていない。  大臣に伺いますけど、これだけ景気が悪くてこの巨額な資金を血税から出すに当たって、出すなと言っているんじゃないんですよ。しかし、これだけあいまいな融資の計画を、これはもう絶対に民間では考えられないで...全文を見る
○犬塚直史君 冒頭申し上げたように、日本には日本の立場があり、日本の議会は日本の議会で頑張ろうとする、アメリカ議会はアメリカ議会で頑張ろうとするのは当たり前のことですね。そういう日本側の経費を少しでも少なくしてやろうという意欲がみじんも感じられない議論がずっと続いているわけであり...全文を見る
○犬塚直史君 他国の施設を他国の領土の上に我が国が建設をして、払うんであるから、消費税ぐらいは交渉したらどうですかということを額賀大臣に申し上げたんです、何度か。そのときは、それはいい考えですと、ちょっと細かい表現は忘れましたが、それは考えられるラインだから交渉してみようという前...全文を見る
○犬塚直史君 この消費税のことも言ってみれば細かい話かもしれません。しかし、交渉するに当たって、一番初めに向こうが出してくる条件に基づいて交渉するのと、こちらが出す条件に基づいて交渉するのではやっぱり全く結果が違ってくるんだろうなというふうに思うわけです。  配付した沖縄タイム...全文を見る
○犬塚直史君 外務大臣、北米局長はああいう答弁になると思うんですよ、やっぱり。しかし、たった一日のこの新聞記事を読むだけで、例えばこの自動車のナンバープレートに銃弾が突き刺さっていた、これが県警発表が十日、米軍の発表が十一日。これはもう新聞読む限りでは地元は怒り狂っているわけです...全文を見る
○犬塚直史君 外務大臣も防衛大臣も、是非、私も何度か沖縄に行きましたが、一言で言うと気に入らないんですよね。要するに、対等に交渉するような雰囲気が感じられないんですね。地元の案内をしていただく場合もそうですし、米軍の基地の中に入った場合もそうですし、お互いに国と国同士が協力をして...全文を見る
○犬塚直史君 この件については、事件から四日たった八月十七日の午前八時に米海兵隊本部から県警に対して合同捜査拒否回答というのがあったと。多分、これも反省点の一つなんだろうと思いますが、私が申し上げたいのは、二時十五分に激突、墜落、炎上して、その五分から十分後には米軍により本館周辺...全文を見る
○犬塚直史君 お手元の資料、これ壱岐日々新聞と書いてある、私の地元の長崎県の壱岐市の地元のローカルの新聞であります。  この海砂の採取が地元では十年前から大問題になっております。海砂を採取することによって、もう時間がないので後で読んでいただきたいんですが、まさにいろいろな環境あ...全文を見る
○犬塚直史君 最後に、大臣政務官に来ていただいておりますが、この沖縄を含む九州における海砂採取の総量規制というのは各県で御案内のとおり行っているんです。福岡県が四百万立米、佐賀県百三十万立米、長崎県がさっき申し上げた三百万立米、熊本県が二十万立米ということで、沖縄県は総量規制は実...全文を見る
○犬塚直史君 防衛大臣、この配付資料の二枚目を見ていただきたいんですが、これは浜がけといって、砂浜がすとんと落ちてがけのようになってしまう現象なんですね。これは別に海砂採取だからというものではないんですが、自然に戻ってくるということらしいんですけれども、地元の方たちいわく、やっぱ...全文を見る
○犬塚直史君 この件については引き続きやらせていただきます。  次の質問に移ります。  北朝鮮が保有する我が国を射程に収めることができるミサイルの数、これは何基あると把握されていますか。
○犬塚直史君 今お話があった九十発がミリタリー・バランス、二百発がこれが在韓米軍司令官、これはいただいた資料ですけれども、そして一番多いのは三百二十発のノドンを持っているというのがICGですね。こういう、仮に九十でもいいですけれども、三百二十と九十の間、この射程のミサイルが日本に...全文を見る
○犬塚直史君 時間がないので終わりますが、このMDにこれだけの資金を費やして、そして米軍再編にこれだけの資金を費やして、しかし、沖縄の海兵隊がどれだけこの北朝鮮の脅威の抑止になっているのかということも検証がされていない。  引き続き質問を続けていくことを申し上げて、私の時間が来...全文を見る
05月28日第171回国会 参議院 予算委員会 第26号
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○犬塚直史君 おはようございます。民主党の犬塚直史でございます。  今日は、新型インフルエンザ、そして北朝鮮の核実験等を踏まえまして、我が国の危機管理の体制が本当にこれでいいのかと、国民が安心して安全な環境を政治の立場からしっかり守っていくための実のある集中審議にしたいと思いま...全文を見る
○犬塚直史君 今ソマリア沖まで、地球の反対側までこれ、とらの子の「しきしま」を送ろうとしているわけでありますけれども、これ国交省の資料ですが、日本のEEZ、排他的経済水域は国土の十二倍、世界第六位の広さなんですね。朝鮮半島がこれだけ我々に脅威を与えている中で、何も国の危機管理をす...全文を見る
○犬塚直史君 ということは、「しきしま」クラスが一艇当たり三百五十億円、現在一隻持っているものは、ソマリア沖まで視野に入れるとすれば六隻は必要であろうと、六隻掛ける三百五十億、耐用年数が二十五年、メンテが年間九億から十億、そして百名から八十名搭乗するとすると大変な経費が掛かってく...全文を見る
○犬塚直史君 今、燃費が何割かというお話、まあ時間のこともあるでしょう。しかし、初期投資だけでこれ本気でやるとしたら一千五、六百億円、それプラス、メンテ、人数、そして耐用年数等々を考えると膨大な費用が掛かるわけです。  掛けちゃいけないと言っているんではないんです。しかし、旗を...全文を見る
○犬塚直史君 もうこの件はこれで終わりにいたしますが、私が申し上げたいのは、例えば東南アジアの海賊対策、これは日本が長年主導してやってきたわけでありますが、二〇〇三年の七十件という海賊の発生件数が、二〇〇八年、昨年は五十四件と激減をしているわけですね。これは別に艦艇を送ったわけで...全文を見る
○犬塚直史君 官房長官、今の質問に、そういうことを聞いているんではなくて、断定をしたのはいつですかということを聞いているんです。
○犬塚直史君 こういう危機対応のときに、官房長官が一言一言、断定をしたのか、核実験があったということを前提に調査を進めるのかではこれは大きな違いなんですね。  官房長官が当委員会で発言された速記録を手元に持っておりますが、官房長官は両方おっしゃっているんですよ。つまり、気象庁が...全文を見る
○犬塚直史君 お話を聞いて今日ますます分からなくなってきたんですが、日本語の断定という言葉の意味を教えてください。
○犬塚直史君 こういう、官房長官、表現の一つでやっぱり非常に不安に思うわけであります。  それでは、この話はこれぐらいにして、外務大臣に伺います。  北朝鮮から核実験の事前の通報はあったんでしょうか。
○犬塚直史君 この北朝鮮の核実験の情報は、韓国そして米国はこの実験が行われる前から知っていたということが言われておりますが、今度は、では、それを事前に探知をした米国あるいは韓国から日本に対する事前通告はあったんでしょうか。
○犬塚直史君 この米国からの事前通告がいつ行われたかということについて、当委員会で同僚の富岡委員、尾立議員が何度も質問をしたわけですが、インテリジェンスにかかわることは答えられないということだったんですけれども、今の外務大臣のお答えだと、事前通報がアメリカからあったんだということ...全文を見る
○犬塚直史君 米国からの事前の通報あったと、昨日まではインテリジェンスだから答えられないとおっしゃっていたのが、通報があったと今お認めになったわけですが、実は今朝の民主党の外交防衛の部門会議におきまして、我が党の原口議員が政府に問い合わせをしたところ米国からの情報はかなり前に伝わ...全文を見る
○犬塚直史君 総理、外務大臣、別にいいんですよ、事前に来ても。いいですか、どのぐらい前に来たって構わないんですよ。我々が問題にしているのは、日本政府が知り得たできる限り早い段階で対策本部を設置すべきじゃないですか。そういうふうに対策本部をきちんと設置していれば、いきなり来た核実験...全文を見る
○犬塚直史君 聞いている今の答弁の中ででも、事前通告があった、なかったかということで答弁が二転三転するわけであります。  私は、外交というのは、別に我々が独断専行でやるわけではないんですよ。やっぱり有権者の代表としてやっているわけですから、できる限りの情報はオープンにして、今ま...全文を見る
○犬塚直史君 外務大臣に伺いますが、この北の核実験は外務省としては想定をされていたんでしょうか。
○犬塚直史君 今のお答え、想定していたというふうに理解をしたいと思いますけれども、これは言わば当たり前の話でありまして、例えばロイター通信などは、今年の三月二十八日に、秒読みの北朝鮮ミサイル実験、今後起こり得る六つのシナリオという形で二回目の核実験の可能性を指摘をしております。テ...全文を見る
○犬塚直史君 官房長官、対応が後手後手じゃないですか。こんなレポートは、これはCFR、確かに権威のあるアメリカのシンクタンクのレポートですが、こんなものはたくさん出ているわけでありまして、外務省の官僚の皆さんは、こういうものはもうすべて目を通して、すべて把握をしているわけですよ。...全文を見る
○犬塚直史君 外務大臣に伺います。  想定はしていたというお話でしたので伺いますが、例えばですけど、例えばこのCFRのレポートによると、北は六から八発の核を所有しているであろう、化学兵器は四千トン持っているだろうと分析をしています。そして、北がもし、これは三つのシナリオがここで...全文を見る
○犬塚直史君 何かますます心配になってまいりました。  総理に伺います。内閣総理大臣声明が二十五日の日に発出をされました。この中で、北朝鮮に対して、対話と圧力という文脈で、何が最大の圧力になると。この中でいろんなことをおっしゃっています。NPT、国連決議一七一八、平壌宣言、六者...全文を見る
○犬塚直史君 総理、それは違います。  国際社会が一致してあらゆる手段をもって、まさに違いなく全体としてここに、北朝鮮に圧力を掛けていくと、これは当たり前の話であります。しかし、総理がここで言っておられる、これは官僚の皆さんが書いたと思うんですけれども、国連安保理決議、NPT、...全文を見る
○犬塚直史君 ということは、二〇〇六年の一回目の時点の核実験でさえも、国際社会が一致をして、これは大変な危機であるという認識を示したということであります。  例えばミサイル実験については、これを禁じる条約があるわけではありません。そして、NPT、IAEAの保障措置、協定違反なん...全文を見る
○犬塚直史君 総理のその意欲が、例えば、二十六日に行われました五常任理事国に日韓を加えた七か国の大使級の国連の非公式の会議の中では、日本からの明確な主張というのがこの文書を見る限りは出てきておりません。日本でなければ言えないことというのはやっぱりあると思うんですね。  ここで何...全文を見る
○犬塚直史君 大臣が八月六日の広島、八月九日の長崎に行かれたことがあるかどうか私は存じ上げませんけれども、六十年以上にわたってこの時期というのは本当に、例えば長崎でいえば原爆の日、平和祈念式典が行われる。それだけじゃないんです。各地で原爆犠牲者の追悼が行われる。そして、夏休みです...全文を見る
○犬塚直史君 これから日本が、世界のだれもが反対できないような形で大きな物語を描いて、政治主導で、官僚外交は脱皮してやっていくこと、それをやるには民主党しかないということを申し上げて、次の質疑者に移りたいと思います。
06月02日第171回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号
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○犬塚直史君 民主党の犬塚です。  今日は、本題に入る前に、昨日のこの共同通信の核持込みの密約についての報道がありましたので、この件について確認をさせていただきたいと思います。  この共同通信によると、外務事務次官経験者四人の証言要旨というのが載っているわけですが、例えば、核...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃったとおり、河村官房長官が既に、米国が核持込みをする場合、事前協議の対象になっていると、事前協議がない以上は持込みはないということに全く疑いを持っていないというふうに官房長官も言っておられるわけですが、外務大臣、そのような理解でよろしいんですか。
○犬塚直史君 私、このような報道が出てきて、まあ出てくれば当然否定をするわけでありますが、このような報道が出てくるということ自体が官僚外交、私は官僚という言葉は余り好きではないんですが、要するに官僚の大きな機構の中で政治が決めたことを官僚がしっかりやっていくという中で、大きな転換...全文を見る
○犬塚直史君 官僚の書いたものを読まれるとどうしてもそういう方向になるわけでありますが、やっぱり政府の公式の立場から半歩でも進んだ発言を、特にこのような危機が目の前にあるときは政治のイニシアチブを是非取っていただきたいと思うんですが。  この配付資料を見ていただくと、これが、南...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、対話と圧力ということでもう一度北朝鮮のことを確認させていただきたいんですが、防衛大臣に伺います。  我が国を射程に収めるミサイル発射基地あるいはノドンの数、例えばこれ、ICG、国際危機グループの報告書によれば、ノドンは最大で三百二十基、核が六発から八発持っ...全文を見る
○犬塚直史君 何でこんなことを申し上げるかといいますと、こういうときに感情的な対応は厳に慎まなければならない、圧力を加えるのであれば本当に圧力になるようなことをしなければいけないと思うわけであります。二国間で全面的な輸出入の停止ですとか、あるいは人の移動の禁止ですとかということを...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、本題の海賊行為の法案に移りたいと思います。  まず、第一条の目的のところに私は非常に引っかかるわけでありますが、海賊行為というのは人類共通の敵でありますので、この人類共通の敵に対して、海洋法に関する国際連合条約においてすべての国が最大限に可能な範囲でこれ...全文を見る
○犬塚直史君 私は昭和十六年から今日までの国会審議を調べてみたところ、国際法益という言葉は四回しか使われていないんですね。逆に、国益という言葉は二百一回使われているわけですね。  この目的のところに書いてあるのは、同じ文章の中に国益とそれから国際法益というこの二つがごっちゃにな...全文を見る
○犬塚直史君 簡単に言えば、強行規範というのは、この強行規範で禁じられているようなものを認めるような条約自体が認められないと。つまり、国際社会が全体でもってこれだけはいけないよというのを決めていると私は理解いたしますが、それでは、どのような法規が強行規範であるかについて、国連国際...全文を見る
○犬塚直史君 つまり、それほど強い、国際社会で一致してこれをやってはいけないよという行為の類型の例示として海賊行為が入っている、あるいは侵略というものが入っている、あるいは奴隷売買というものが入っている、あるいはジェノサイドというものが入っていると認識をしているわけですけれども、...全文を見る
○犬塚直史君 そのように大事な定義が国連海洋法条約では意外と、意外とといいますか、割と抽象的なレベルであって、当該法案で定義しているのは、例えば付きまとい、航行中の他の船舶に著しく接近し、若しくは付きまとい、又はその進行を妨げる行為というのが二条六号で定義をされております。そして...全文を見る
○犬塚直史君 ここで、大変素朴な疑問なので分かりやすく答えていただきたいんですが、海賊行為というのは人類共通の敵であると。だから、この海賊法制を、国内法を日本が整備をして、この国内法をもって地球の反対側で海賊行為をして公海にいるような海賊を言わば逮捕して連行して日本で裁くわけです...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、この法案を実際に書いた担当の方に伺いたいんですが、ちょっとどなたかよく分からないんですが、例えばハイジャックの場合、航空機の強取等の処罰に関する法律、このようなときには国外犯の規定が置いてあるわけですね。国外犯の規定というのは、要するに国内法で罪と定めたもの...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、その構成要件、公海上と書いてありますが、他国の領海の中でもこの海賊行為というものを取り締まることはできるんでしょうか。
○犬塚直史君 それでは、公海上で海賊の取締りをやろうとしていたと、そうしたらこの海賊行為をしていた人が他国の領海の中に逃げていったと、その際にはこの他国の政府に了解を求めて、この了解があればこれを更に追尾して逮捕することはできると理解しているんですけれども、それでよろしいですか。
○犬塚直史君 沿岸国の要請があればそういう行動を排除するものではないと。  それでは、そのようなときにこの当該船舶の旗国、ここの了解も取らなくてもいいんでしょうか。
○犬塚直史君 もう一回聞きます。  公海上の話ではなくて、他国の領海の中に第三国の旗を持つ海賊行為をやった者が逃げ込んだ場合、その領海の政府の要請があったとしてもこれを取り締まるためには旗国の了解まで必要なんではないでしょうかというのが質問です。
○犬塚直史君 それでは、調査捕鯨船のシーシェパードに対する海賊行為の適用について、国交大臣と外務大臣の御発言がちょっと違いますので、ここで確認をさせていただきます。  国交大臣は、「別途、SUA条約、海洋航行不法行為防止条約」というものがあり、捕鯨の場合には海賊対処、海賊行為と...全文を見る
○犬塚直史君 ということは、外務大臣は、このシーシェパードの行為が海賊行為に該当すると判断される可能性は直ちに排除されないとおっしゃったのは、つまり直ちに排除されるものではないとおっしゃったのは今撤回されたわけですか。
○犬塚直史君 ということは、現在までのところは海賊行為には当たらないと、しかし、将来についての可能性は直ちに排除されないということですか。
○犬塚直史君 ちょっと話が細かいところに入り込んでしまいましたが、この第一条の目的にもう一度戻させていただきます。  内閣法制局に伺いますけれども、この目的の中に、「海に囲まれ、かつ、主要な資源の大部分を輸入に依存するなど外国貿易の重要度が高い我が国の経済社会及び国民生活にとっ...全文を見る
○犬塚直史君 中曽根大臣、昨日テレビでこのソマリアの陸上で随分詳しい取材をされた番組が放映されたようですけれども、御覧になりましたか。
○犬塚直史君 過去、私の理解が正しければ十四回ですか、国連とかエチオピアですとかアメリカがソマリアのこの状況を何とかしようということで中央政府をつくろうとして、そのすべてが失敗をしているわけであります。  これだけ言わば国家が形を成していないところがあって、それが一つの原因とし...全文を見る
○犬塚直史君 防衛大臣、通告していないんですけれども、私は、例えば諸外国の北欧の国々やあるいはカナダ等のPKOですとかあるいは平和構築活動に非常に積極的な国々と我が国の取組、というか気持ちの持ち方かもしれませんが、大きなやっぱり違いを感じるわけでありまして、ここのところをやっぱり...全文を見る
○犬塚直史君 おっしゃっていることはよく分かります。よく分かるんですが、私がさっきから申し上げているのは、それは言わば当然のことであって、これを、今のマスコミ等で行われている議論等々を見ると、そこのところがいまいち、今までずっとそうなんですが、理解されていないんではないか。  ...全文を見る
○犬塚直史君 終わります。
06月09日第171回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
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○犬塚直史君 おはようございます。民主党の犬塚です。  この条約三本の質疑をさせていただきます。  まず、クラスター弾については大変御苦労さまでした。  このクラスター弾について、実は当委員会で平成十九年に当時の久間防衛大臣に質問をしたことがありまして、そのころ議論になって...全文を見る
○犬塚直史君 引き続き防衛省の方に、これは事務方で結構ですが、代替品は何を今想定をしているんですか。
○犬塚直史君 久間大臣の御答弁のときには、代替品も含めて総合的に判断をしていくという答弁だったんですね。  今回、多目的りゅう弾が廃棄、七十ミリロケット弾が廃棄、M26ロケット弾に対してはM31の導入、CBU87Bは廃棄をしてレーザーJDAMを導入すると、こういうことになってい...全文を見る
○犬塚直史君 防衛大臣にもう一回伺いたいんですけど、要するに、代替品がある程度めどが付いてクラスターを使わなくても大丈夫だということであるから今回の条約批准に向けた動きになったのか、あるいは、例えば外務省主導でこういう非人道的な兵器は何しろ使わないということをまず決めて、それから...全文を見る
○犬塚直史君 外務大臣に伺いますが、こういう安全保障に対する備えと人道上の配慮というものが、必ずしもこうは言えないかもしれないけれども、トレードオフの関係になることがある、それでも人道上の配慮をしっかりとしていくんだというような、特にこのクラスター弾に関してはそういう決断をまず外...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、この条約の第二十一条の責任、つまり我が国が締約国になる、それと同時に、やっぱりできるだけ多くの国に締約国になってもらって実効性を高めていこうという話なんですが、今批准している国がアイルランドとバチカン、ノルウェー、シエラレオネと、非常に少ない国しか対応してい...全文を見る
○犬塚直史君 昨日、実は質問通告で皆さんに来ていただいて、私の部屋でこの話をいろいろやったんですが、これだけ我が国が一生懸命やってここまで来たということをもっと広げていこうという意欲は、やっぱり政治主導でないとなかなか示すことはできないと思うんですね。  今、中曽根大臣がおっし...全文を見る
○犬塚直史君 この署名式に外務大臣が参加して署名されたという私は歴史的な一瞬だったと思うんですが、その前のCCWで何とこれ三十年間やって全く進まなかったものが、オスロ・プロセス、結局これ二年ぐらいですよね、二年ぐらいで形を出していった。三十年掛けてできなかったものが二年でできたと...全文を見る
○犬塚直史君 私は野党の一員でありますが、外務大臣の個人的な地雷に対する取組には心から敬意を表したいと思います。  その上で、やっぱり政治主導でこういうものを進めていく大事さというのは私はあると思うんですね。何か議論をするときに全部官僚の皆さんのせいにして動かない動かないと言う...全文を見る
○犬塚直史君 検証可能な形で北朝鮮の非核化をしていく、後戻りできないようにする、それと同時に、幻想であった、神話であった日本の非核三原則というものに実体を与える、こうすることによってこの地域の安定が増していくという、だれもが反対できない一つの提案ですので、引き続きこの件に関しては...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、施行法案第十八条の「自衛隊が行う条約で認められた目的のためのクラスター弾等の所持」とは何を指すんでしょうか。
○犬塚直史君 次に、二十一条の四番なんですけれども、これは、二十一条というのは、この条約の締約国でない国との関係、日本の場合でいえば米国との関係を規定しているところであります。この第四項で、「締約国に対し、次のことを行うことを認めるものではない。」と、認めないという条文がございま...全文を見る
○犬塚直史君 管理下になくても要請はできないというお答えだったんですが、防衛大臣、今、国がクラスター弾の使用を抑制するように最善の努力を払う、つまりアメリカ軍がクラスター弾を持っているわけですけれども、それを使わないように最善の努力を日本が払うという条約なんですが、今、日本がクラ...全文を見る
○犬塚直史君 今、外交上という話になりましたので外務大臣に聞きますが、人道上に大変問題がある兵器についてはこれを抑制的に行っていくということをこの条約で、直接ではないですが、アメリカ軍が使わないように、使用を抑制するよう最善の努力を払うと二十一条の二項に書いているわけですから、外...全文を見る
○犬塚直史君 防衛大臣、米軍が日本の防衛以外の目的でクラスター弾を日本国内に保有しているということは考えられますか。
○犬塚直史君 もし防衛のためであれば、日本がそういう判断をしたわけですから、アメリカにも是非類似の代替品を使うなり、あるいはここは日本に任せろと言うなり、着上陸に関してはそういう働きかけを外務省とやっていただきたいと思います。  続いて、今回の条約締結に関してはNGOが大きな役...全文を見る
○犬塚直史君 この件も質問レクのときに皆さんにいろいろと話を聞いたんですが、具体的にこれから、こういう経験を踏まえてこれからNGOの皆さんとどういう連携をしていくという方針なんですかと、何か変わるんですかという話をして、具体的にNGOから何を期待しますかということを聞きましたとこ...全文を見る
○犬塚直史君 特に、NGOの人たちですね、海外で活躍されている人は女性が多いんですよね。すごい女性が多くて、テレビでもやっていましたけれども、危ないところにも女性が入っていくケースが大変多い。  地雷除去の話も、今おっしゃったすばらしい活動あるいは自衛隊のOBの方々が一生懸命や...全文を見る
○犬塚直史君 大臣、私も狭い経験ですが、あちこちに行ったときに現地の日本大使館の皆さんに大変お世話になっているんですが、中にはすごい方がたくさんおられて、この地域のことについては物すごい詳しいとか、特殊な言葉はもうべらべらであるとか、あるいは一つの分野に関しては非常に深い知見を持...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、例えばリトアニアのPRTに出ていかれる女性二人なんですが、この人たちは、この経験の後、外務省のキャリアとして昇進していくという可能性はありますか。
○犬塚直史君 先般の答弁で伊藤外務副大臣も似たような答弁をされているわけですよね。  やっぱり中心的には男性が多くて、大学を出てすぐに外務省に入って、長年外務省の中でいろいろな経験を積んで上に行くんだと。この人たちは絶対必要でありますが、余りにもそこばかりではなくて、外務大臣の...全文を見る
○犬塚直史君 よろしくお願いします。  それでは、強制失踪からのすべての者の保護に関する国際条約についての質疑をいたします。  まず、この条約に批准をすればG8では二か国目という非常に早い時期の条約締結の動きなんですけれども、この動きの後ろには、拉致問題を含む、要するに北朝鮮...全文を見る
○犬塚直史君 ちょっとよく分からなかったんですが、北朝鮮の問題に対して各国のサポートを得たいという我が国の意図があるわけですか。
○犬塚直史君 「拉致を含む強制失踪が犯罪として処罰されるべきものであることを国際社会において確認するとともに、将来にわたって同様の犯罪が繰り返されることを抑止する意義を有している。」と言っているわけですから、当然のことを聞いたわけなんですが、もしそうであるならば、実際に世界で起き...全文を見る
○犬塚直史君 北朝鮮による拉致問題はまさに大問題であります。しかし、世界の拉致問題には無関心なのに日本人だけは世界に関心を持ってほしいという話は絶対に通らない話だと思うんですね。  そこで、一つお伺いしますが、スリランカですね、国連の強制的・非自発的失踪に関する作業部会、この報...全文を見る
○犬塚直史君 これは国連の強制的・非自発的失踪に関する作業部会の二〇〇六年から二〇〇七年の統計ですので多分間違いないと思うんですけれども、最近の話ですと、五月十八日に政府が勝利宣言を行った、それによってLTTEがいた地域を中心に三十万人の国内避難民が出た、これがほぼすべて軍が運営...全文を見る
○犬塚直史君 最近では、九千人が身柄拘束して、行方が分からないということですので強制失踪と言っていいと思うんですけれども、それがはっきり何人かというのは確かに難しいでしょう。しかし、看過し難い強制失踪が行われているんではないかという疑いがあるわけですね。その前の二年間にわたっても...全文を見る
○犬塚直史君 最終的にこの途上国側の決議が議決をされたんですが、日本は棄権をしたというふうに伝えられているんですが、そのとおりでよろしいんですか。
○犬塚直史君 賛成をできないといったら反対だと思うんですが、反対をしないで棄権をしたというのはどういう理由からだったんですか。
○犬塚直史君 外務大臣に伺いたいんですが、北朝鮮の拉致問題を解決するに当たっては、いろんな国に北朝鮮に対して圧力を加えてもらいたいという気持ちがやっぱり我が国にもあるわけですよね。そういうことを諸外国に向かって我が国が協力を要請していくのであれば、同じ文脈で、このスリランカという...全文を見る
○犬塚直史君 後ろの方、余り質疑の邪魔にならないような形、お願いできますかね、大臣に話しているんで。  ODAの供与という意味では、日本はスリランカに対してODAで大変大きな供与をしておりまして、経済的にはこの二国間というのは大変緊密な協力関係を持っていると、つまり日本は大きな...全文を見る
○犬塚直史君 類似の問題が今度はミャンマーにもあるわけですが、例えば今年の二月二十五日に、アメリカの国務省民主主義・人権・労働局が行ったビルマ人権状況に関する国別報告書というものによると、やっぱり看過し難い失踪事件が起こっているわけですね。このミャンマーでの強制失踪の多発について...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、今度は個人通報制度について伺いたいんですけれども、本条約の三十一条、自国の管轄の下にある個人であっても自国によるこの条約の規定に対する違反の被害者であると主張するものにより直接委員会に通報することができるという三十一条があるんですが、我が国政府は、これに対し...全文を見る
○犬塚直史君 理由のところをもう時間がないので読みますけど、委員会の見解と、これは我が国の見解ですね、要するに、通報を受ける委員会の見解と我が国の裁判所の確定判決の内容が異なる場合など、司法権の独立を含め、我が国の司法制度との関連で問題が生じるおそれがあり、慎重に検討すべきである...全文を見る
○犬塚直史君 今のお答えが、拉致問題が数千件単位で発生しているようなお国柄であれば何となく分かるような気がするんですね。それは、キャンプに九千だか何千だか知りませんけれども、そういう人たちが連絡取れなくなっていなくなってしまったと。その個人が、政府にそのような目に遭っているんであ...全文を見る
○犬塚直史君 違う意見があれば、それも素人の意見ではありませんので、違う意見があればそれを真摯に受け止めて検討すればいい話だと私は思いますので、個人通報制度の前向きな検討をお願いをしたいと思います。  そこで、今度は、本条約の締約国として、これは仮定の質問ですが、我が国は北朝鮮...全文を見る
○犬塚直史君 要は、この条約を締結をしても、そもそも北朝鮮は締約国ではないし、遡及的に拉致の問題を追及するわけにもいかないし、シンボリックな意味はあるが、これを使って拉致問題を、北朝鮮を司法の場に連れてくることはできないと、そういうことで理解をしておるんですけれども。  それな...全文を見る
○犬塚直史君 五年前と同じ答弁なんですね。五年間掛けて、結局進展が見られないわけですね。北朝鮮が調査をすると言っているけれども、これも進展がないわけですね。こういう二か国間でやっていてもらちが明かないことを国際司法の手にゆだねるということは、やっぱりしっかり検討してしかるべきだと...全文を見る
○犬塚直史君 総合的に見て、これが解決に向けて実際に役に立つかどうかという判断は、私は政治判断だと思うんです。ですから、これはやっぱり外務大臣のどういう判断をされるかという話になると思います。  私は、この問題、非常に危ないと思うんです。これだけ事態が進展しない、御家族の苦しみ...全文を見る
○犬塚直史君 そうじゃないんです。継続していると。
○犬塚直史君 技術的な話であれば、これは一つ一つつぶしていけばいい話でありまして、私の手元にも乗り越えなければいけないのが九ポイントぐらいあるんですが、その犯罪が継続しているかどうかということも含めてこれは絶対駄目だというのはないわけでありまして、そういう意味では、二国間でどんど...全文を見る
○犬塚直史君 この条約は刑事手続と軍事的な活動は対象から外しているわけなんですけれども、この部分について質問をしたいんですが、例えばイラクにおいて、PMCという民間の軍事会社、有名なところでは、最近名前変えたようですけれども、ブラックウォーターという会社があって、一時期こういうP...全文を見る
○犬塚直史君 終わります。
07月02日第171回国会 参議院 外交防衛委員会 第23号
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○犬塚直史君 おはようございます。民主党の犬塚です。  この協定四本は賛成であります。賛成ですが、中の今後の留意していただきたい点等をよく踏まえまして今日は質問させていただきたいと思いますが、まずその前に、先日地元の長崎に帰りましたらば、西日本新聞の一面トップにまた核兵器の持込...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、お手元に配りました資料のうち、皆様に見ていただきたいのは、このシンクパック・コマンド・ヒストリー、一九六二年というものを配っております。  これは、米太平洋軍司令部の正式文書で、この表紙の一番下に書いてあるんですが、スペシャル・ハンドリング・リクワイア、ま...全文を見る
○犬塚直史君 今のお答えで、内容については確認が取れないというか、内容については更に検証しなきゃいけないというようなまずは前振りがあったんですけれども、防衛大臣、これは米太平洋軍司令部の正式文書なんですね。防衛大臣は米太平洋司令部の正式文書は信頼置けないという文書であると考えます...全文を見る
○犬塚直史君 今、もしも正式なものであればと初めにおっしゃったんですが、だから私は、このオリジナルのこの汚いコピーですが、オリジナルを事前に防衛省の方にお渡しをして、その上で、仮訳もお渡しをして、これでいいでしょうかというふうに渡しているわけですよね。もし内容について疑問があるん...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、自衛隊が持っている資料、記録との検証をしていただきたいと思います。  そこで、先ほどの仮訳の質問なんですけれども、お配りした二ページの下から二行目のニュークリア・ブロードキャスト・プロシージャーズというところを、ちょっとよく聞こえなかったんですが、どうい...全文を見る
○犬塚直史君 済みません、核コウソウ手順、もう一回、済みません。
○犬塚直史君 放送というと、NHKか何かの放送と同じ放送という言葉とダブってしまうので、むしろ核攻撃警報対処手順という方が正しいのかなと思います、まあこれは向こうにも話を聞かないと分からないと思うんですが。もしそうだとすれば、核攻撃があったときのその対処を日米合同で訓練をしたんだ...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、次の質問に移ります。  防衛大臣に伺いますが、核に係る在日米軍の訓練、これはあるんでしょうか。
○犬塚直史君 大臣の認識を聞いているんです。
○犬塚直史君 いや、大臣、そういう質問ではなくて、私が聞いているのは、在日米軍、要するに自衛隊は関係なくて、在日米軍が今まで核の訓練を日本の領土、領空、領海でやったことがありますかと、そういう認識はありますかと聞いているんです。
○犬塚直史君 それで、今お手元に配った、今度は一九六七と書いてある資料の千ページの下から六行目のところにGENIE、ジェニーというんでしょうか、このGENIEの用語の解説があるんですけれども、ここのところを防衛省、翻訳してください。
○犬塚直史君 そのジニーですね、失礼しました、GENIEが核弾頭が付いているロケット弾であると。  一ページめくっていただくと、今度は上から三分の一ぐらいのところにGENIE Japan74と書いてあるんですね。もっと前に、ちょっと二ページ戻っていただくと、七十四ページというの...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、防衛大臣、防衛省の方々はこれで結構ですので、御退席をしていただいて結構です。  それで、今度は梅本北米局長に伺いますが、六月二日の当委員会で同じ質問をしたときに、「報道にありますような密約なるものは存在いたしません。」と、実にきっぱりと答えていただいたん...全文を見る
○犬塚直史君 密約があると実名入りで言っているのが村田良平元外務事務次官なんですけれども、この村田元事務次官は一九八七年から八九年に外務省の事務次官を務められた方ですけれども、北米局長はこの村田元事務次官を御存じですか。
○犬塚直史君 外務省のトップである事務次官、大先輩が四名ですね、そういう密約があったと、しかし、言えないことであったと。そういう時期もあったんでしょう。  しかし、今のように船舶検査がどこまで行くか分からないと。しかも、北朝鮮の核対策はどうしたらいいかという模索状態の中で、その...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、外務大臣に伺いますが、核の持込み、持込みの意味というのはどういう意味なんでしょうか。
○犬塚直史君 いや、そういうことを伺っているんではなくて、今、非常に簡単な話なんですが、非核三原則で核は持たない、作らない、持ち込ませないと、その持ち込ませないの持込みというのはどういう意味ですかとお伺いしているんです。
○犬塚直史君 つまり、寄港、通過は持込みに入るということでよろしいんだと思うんですが。  そこで、ここにちょっと違うことが書いてありまして、先ほどのノーチラス研究所の論文の中に、当時のライシャワー大使が書かれた文章があります。これは外務省の方に翻訳をお願いしていたんで、読んでい...全文を見る
○犬塚直史君 いや、配ったものではなくて、ノーチラス研究所の。
○犬塚直史君 今日は、済みません、たくさん翻訳していただいて。ありがとうございます。  これはライシャワーの論文ですので、これがこの委員会での議論に堪えるかどうかということがあると思いますので、もう一部今日はここに、お手元に一枚物の資料をお配りをいたしました。これは、一九六九年...全文を見る
○犬塚直史君 外務大臣、この核持込みの、要するに米艦船に核が載っていて寄港するときに外していないというのは、もう機微な話でも何でもないと思うんです。  これはもう新聞報道にも過去何度も出ておりますので、ここで認めろとは言いませんが、もうそろそろ思考停止状態はやめて、我が国として...全文を見る
○犬塚直史君 今までのがちょっと周辺の資料だったんですが、最後のこの資料は、ライシャワー元大使が当時のラスク国務長官へ打った打電であります。これが、お配りしているのがその大本の原本であります。その中の当該部分、二ページ目のところに、今先回りして外務大臣言っていただきましたが、それ...全文を見る
○犬塚直史君 委員長、いいですか。  昨日、マーカーで一部分だけマークをした十行です。
○犬塚直史君 二ページ目の真ん中辺りですね。
○犬塚直史君 昨日、きちんとこれ通告しているんですから、もう少し誠意持ってやっていただきたいんですが。今の話では何が何だか分からないんですよね。
○犬塚直史君 要は、そんな難しい話ではないんです。言葉をどういうふうに使おうかという、ただそれだけのことなんですね。  米側が言っているのは、イントロデュースと言っている。日本側が言っているのは、持込みと言っているんです。イントロデュースという言葉に米側がどういう意味を込めてい...全文を見る
○犬塚直史君 私は、信用するしないというよりも、信用するしないという文書じゃないんです、これ。信用するもしないも、これ打電の公文のそのままの原本ですから、信用するもしないもないんです。  私が聞いているのは、ここで言っている核搭載米艦船が日本に寄港することは核持込みと言わないん...全文を見る
○犬塚直史君 ということは、米艦船が核を持ってきたものも核の持込みだと、こうおっしゃっているんですか。
○犬塚直史君 寄港した場合。
○犬塚直史君 ということは、核搭載の米艦船が日本に寄港したら持込みになると今おっしゃいましたので、ここに書いている大平当時の外務大臣と全く違う御意見なんですけれども、そういうことでよろしいんですか。
○犬塚直史君 もう一度伺いますが、これは検証を必要とするような文書ではありません。ここでもうはっきりと、持込みという言葉は英語で言うとイントロデュースであって、イントロデュースというのは米艦船の寄港を除外していると、こう書いてあるわけなんですが、外務大臣はそれと今違うことをおっし...全文を見る
○犬塚直史君 この文書のタイトルがありまして、タイトルに何と書いてあるかというと、「ジャパニーズ フォーリン ミニスター アグリース ツー ライ アバウト ニュークリア ウエポンズ イン ジャパン」、つまり、日本の外務大臣は日本の核兵器についてうそをつくことを同意したと、こういう...全文を見る
○犬塚直史君 今おっしゃっているのは、自国で作った文書あるいは自国の国会の中での会議録は信に値をするが、他国のものは信に値しないと、こうおっしゃっているに等しいんですね。  それはなぜかというと、私は別に新聞の記事とかあるいはどこかの研究書を基にして言っているわけではなくて、米...全文を見る
○犬塚直史君 それでは、次回までにしっかりと確認をしていただいて、この内容に基づいて更に審議を深めたいと思いますが、それでよろしいでしょうか。
○犬塚直史君 梅本北米局長、議論を元に戻さないでくださいよ。今まで私は話をずっと詰めてきたにもかかわらず、しかも外務大臣に質問をしているのに、横から入ってきて議論を元に戻すみたいなことはやめてもらいたい。大変大事な話をしていると思います。この話が以前どこの党が持ち出そうが、内容と...全文を見る
○犬塚直史君 議論がまた元に戻ってしまいます。もう一度また頭からやり直さなければいけないような答えをされたんですが、委員長、これ審議にならないんですけれども。  もう一度伺います。  今、米国の正式文書について内容を精査しなければ議論に値しないかのごとくの答弁をされましたので...全文を見る
○犬塚直史君 委員長、これでは審議になりません。
○犬塚直史君 答弁が不十分ですので、先ほど、村田良平元外務事務次官の参考人招致と申し上げましたが、証人喚問を要求いたします。
○犬塚直史君 それでは、日・香港刑事共助協定について質問をいたします。  この協定について、ギョーザ毒物混入事件において日中捜査当局間協力がこれは必ず必要だと思われますけれども、今のところ、まだこの刑事共助協定を使って捜査を行うということにはなっていないと。昨日、お話を聞きまし...全文を見る
○犬塚直史君 私はちょっと不思議なんですが、一方では多国間の協力であるICPOというのがあって、今回の刑事共助協定という二国間のものがあるということなんですけれども、どうしてこのICPOルートをもっと改善をしていって、現場の側から不備な部分ですとかあるいは改良点というものをもっと...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、ちょっとこれは作っていただいて今朝いただいた資料なんですけれども、今現在、ブラジル、タイ、フィリピン、オーストラリア、ロシア、EU、スイスと、こういった国々で二国間の刑事共助条約に対して研究をしていたり、あるいは署名に至ったりということになっているんですけれ...全文を見る
○犬塚直史君 外務大臣に伺いますが、こういう二国間の刑事共助を詰めていって更に増やしていくという過程の中で、ICPOをもっと有効なものにするという線も出てくると思いますので、これは積極的にやるべきだと思うんですが。例えばEU、いただいた資料ですと、今年に入ってからだけでも二回やっ...全文を見る
○犬塚直史君 締結交渉の出席省庁を見ると、外務省、法務省、警察庁という形になっていまして、多分これは少人数で各省庁から一人ずつ出てきてもらって交渉に行くという形だと思うんですけれども、もう少し大きく、刑事共助条約自体をICPOとの関連で今後日本がどういうふうに位置付けて、いつごろ...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、日中領事協定なんですけれども、先般、議事録を読みましたところ、橋本副大臣が、この再発防止策として危機意識の徹底ですとか緊急時の指揮命令系統の徹底ということをおっしゃっておられたんですけれども、非常に抽象的で精神論に終始していて、実効性に乏しいというような印象...全文を見る
○犬塚直史君 そこで、配付資料を御覧になってください。これは、左の欄がウィーン条約、そして真ん中の欄が、赤字で書いてあるのがウィーン条約でカバーされていない今回の日中領事協定で追加された部分、一番右が論点ということになっております。  まず、この赤い部分の赤文字のところなんです...全文を見る
○犬塚直史君 いや、伺っているのは非常に簡単なことでして、要するに脱北者の方が、私はパスポートなくしてしまった、私は日本の国民ですと言って領事館に入ろうとしたら入れるんですか。
○犬塚直史君 それを判定するのは日本側であるという理解でよろしいんですね。
○犬塚直史君 次に、IMF協定、世銀協定に移ります。  財務省に伺いますが、そもそもIMFは、本来の役割は世界の金融そして通貨の安定ということだったと思うんですけれども、私の見聞しているところでは、今回の金融危機については全くこの責任を感じていないような発言をしているようですけ...全文を見る
○犬塚直史君 座っていていただいて結構です。  私が申し上げているのは、こういう火事場になって、議論が本来の金融の安定というところではなくて、あたかも途上国の支援がIMFの主たる任務であるかのような議論がまかり通って、そこにいきなり融資をしてしまうということは本末転倒ではないか...全文を見る
○犬塚直史君 多分大変お詳しいと思うので伺いますけれども、例えばタックスヘイブンの対策ですよね。どんなに援助をしたところで、結局そのお金が、アフリカ諸国も含めて、還流して、個人的な資産としてタックスヘイブンに流れてしまうと。あるいは、実体経済のまさに何十倍という、これははっきりし...全文を見る
○犬塚直史君 ブレトンウッズ体制といいますか、IMF、世銀等を含むこの大きな、冷戦のときは機能したときもあったんでしょうけれども、今非常に大きな見直しが迫られているのかなという気がいたします。  そういった中にあって、一番の問題はやっぱり南北の格差、しかも南の人たちがこのブレト...全文を見る
○犬塚直史君 これは協力してやっていくべきだと思うんですが、我々も議連をつくりまして、国際連帯税の創設を求める議員連盟というものをつくって、今、今年になってフランスのリーディンググループに我が国が加盟したということになっております。加盟が目的ではなくて、これからこれをどうやって動...全文を見る
○犬塚直史君 せっかく時間がちょっとありますので外務大臣に伺いますけれども、例えば私の地元でAIGの大きなビルがありまして、ここで物すごい金融、為替、あるいは派生商品の、多分本社では物すごいことやっているんでしょうけれども、雇用といえば、地元の人たちのテレホンアポインターといいま...全文を見る
○犬塚直史君 終わります。