井上一成

いのうえいっせい



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井上一成の1981年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第94回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○井上(一)委員 私は、武器輸出の問題について二、三触れて質問をいたします。  まず、堀田ハガネの韓国に対する武器部品の輸出についてですが、このことについてはクレームがつき、再加工をして日本から再輸出をされているわけです。もちろんこれは無為替輸出でありますし、当然その中でキャッ...全文を見る
○井上(一)委員 輸出承認申請書は、再輸出だから最初のときには許可をしたということですが、それじゃ、最初のときもキャップチューブあるいはリングとして明記されて、部品であるということをわかりながら承認したのですか。
○井上(一)委員 この点については、時間がないから、明日、大出議員からも特に指摘をしてもらいます。そういう言いわけをしてあなた方は逃れようとしている。  それではさらに、堀田ハガネのその武器部品ルートが、山陽特殊鋼、泉鋼材、大屋熱処理、近畿検査というルートと、関東特殊鋼の一貫生...全文を見る
○井上(一)委員 そうじゃないでしょう。日本最大の兵器メーカー、三菱重工もこの鍛造加工の一部を担当していた、こういうことなんですよ。  さらに、私の調査によれば、それらのことが事実明らかになっているわけです。堀田ハガネと大韓重機工業との間で組んだ第三次のLC、これはブリーチリン...全文を見る
○井上(一)委員 私は、私の調査で指摘をしたわけです。調査をされますか。
○井上(一)委員 調査するんだね。
○井上(一)委員 速やかに調査をして、当委員会でその報告を私は待ちたいと思います。委員長、お願いします。  さらに私は、もう一点ぜひ聞いておきたい。マレーシアのサイン少将、これはマレーシア海軍の参謀総長ですが、この参謀総長が昨年の三月三十日から四月四日までの間に日本にお越しにな...全文を見る
○井上(一)委員 防衛庁の幹部、関係者が会ったとフセイン氏が私に話しているわけなんです。これは委員長、特に事実関係を調査していただきたい、こういうふうに思います。  時間がありませんが、最後に鈴木総理、あなたがASEANを訪問して平和外交を推進したい。私は、それはそれなりに意味...全文を見る
03月03日第94回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○井上(一)委員 まず、官房長官に私は確認をしておきたいと思うのですが、衆議院の委員会先例集に「決算等の審査」、詳しく明記されているのですが、当然この明記されたことについては十分尊重し、かつそれを守る立場を明確にされていると思いますが、そのことについては確かにそういう意思をお持ち...全文を見る
○井上(一)委員 しかし、実際には、この先例集に示されているそのような取り組みに非常に誠意が見られないということであります。具体的には、総括審査については、前段において総括質疑が、もちろん理事会の方でも要望するわけでありますけれども、これには応じられてないわけなんです。応じる意思...全文を見る
○井上(一)委員 さらには、「各省大臣の説明には、」「予算執行の結果あらわれた主要施策の実績並びにその効率的使用等についても言及する。」ということなのでありますが、これも行われていないわけでございます。予算と決算は表裏一体だ、そう言われる中にあって、とりわけ決算についての取り組み...全文を見る
○井上(一)委員 さらに、これは会計検査院の検査報告説明があった場合に、各省側よりその検査報告説明について弁明があれば説明をしなければいけない。この説明も、弁明がないのかあるいはその説明をする意思がないのか、このどちらかでいままでは行われていないわけなんです。そういうことについて...全文を見る
○井上(一)委員 きょうはとりわけ院法改正に集中した一般質問ということですから、私は、前段として、やはりこういうことをきっちりと政府自身が踏まえておかなければ次の質問はできないわけなんです。だから、私の与えられた時間内に、私が指摘したことに対する事実関係あるいはそれに対する政府の...全文を見る
○井上(一)委員 過日、新聞報道によれば、会計検査院の権限強化、いわゆる院法改正についての政府の方針としてはこれを断念せざるを得ない、こういう報道がなされているのですけれども、このことについては、官房長官どうなんでしょうか。
○井上(一)委員 それじゃこの報道は、いわゆる政府としては会計検査院の権限強化に取り組む姿勢を自民党内にも強く認識をしてほしいという取り組みの中で誤って報道がなされた、こういうことでございますか。
○井上(一)委員 さらに、ことしの一月十九日の参議院の決算委員会において宮澤官房長官は、昨年の暮れ新しく会計検査院の院長が就任をされて、院長就任を機会に、自分の過去の行政の経験に基づいて園係省庁とも少し協議をしてみたい、こういうお話があった。これは院長と官房長官との話だと思うので...全文を見る
○井上(一)委員 いや官房長官、各省庁の大臣の考えは余り、どういうのでしょうか、十分でないようなことで、事務レベルでいろいろ調整について努力中だということですが、一体どういうことが問題になっておるのか、そのことについてその問題を解決するというのでしょうか、解決するためにどういうよ...全文を見る
○井上(一)委員 いや、官房長官、それはもう毎度、なぜおくれるのだということになると、そういうことが言われるわけです。公権力の介入だとか政策金融に支障を来すのだとか、そういうことが一つの大きな理由になってこれが延び延びになっているわけなんですね。衆参の本会議あるいは決算委員会等の...全文を見る
○井上(一)委員 いま官房長官は、各省庁の心配をしている、こういう点について院法改正をすることにおいてこういうことが危惧されるのだということで説明があったわけなんです。私はそんな心配は要らない、こういうふうに思っているのです。政策金融にだって支障を来すというようなことはあり得ない...全文を見る
○井上(一)委員 ここに私は内閣総理大臣官房広報室から五十五年度の国政モニター報告書というのを持ってきておるわけです、アンケート調査、とりわけ会計検査院について。このことは、それそれの省庁の、もちろん大臣初め各担当の方は十分御承知なのでしょうね。これは内閣官房から十分説明を各省庁...全文を見る
○井上(一)委員 官房長官、これについては、中身についてはいろいろまた問題があるのですけれども、ここに会計検査院の検査についての要望だとか期待とか、そういう意見が集約されているのです。このことを見てもわかるように、権限の強化だとか、あるいはより厳格公正な検査、いろいろとここに国民...全文を見る
○井上(一)委員 もちろん総理府の方からは答えていただきたいのですが、官房長官としての見解を、私が指摘をしているそういうことが必要であり、欠けておった、こういうふうにお考えなのか、それならここでそういうふうに答えてもらいたいし、いや、これで十分なのだとおっしゃるのか、このどちらな...全文を見る
○井上(一)委員 官房長官、私は官房長官が指示をしてこういうアンケートをとらせたのだというふうには理解しておりません。むしろ官房長官としてこのモニター報告書をごらんになって、あるいは私がいま指摘をしたことで、やはり院法改正については触れておくべきであるという私の指摘、さらにはこれ...全文を見る
○井上(一)委員 そうなのですよ。設問しなければいけない。そういうことをすべきです。  もう一点残っていますね。この報告を内閣の調整の努力をする一つの大切な資料として生かすべきではないだろうか、こういうことなのですが、この点について。
○井上(一)委員 それでは事務当局から、いまの官房長官の答弁を踏まえて、ひとつ私の指摘したことについて答えてください。
○井上(一)委員 その報告書はその後どのように生かされているかということについては、どうなんですか。
○井上(一)委員 私の指摘をしたいのは、ただ形式的な形で配ったらいいのだ、あるいはそれを知らしたらいいのだということでなくて、その中身についての生かされ方が十分でないということなんです。だから、国民からこういう声がある、国会の決議もそうなんですけれども、さらには国民のこういう大切...全文を見る
○井上(一)委員 輸銀の方では肩越し検査に協力しない、それはどういうことで協力なさらないのでしょうか。
○井上(一)委員 ロッキードの、いわゆる全日空の問題については受けたけれども、その後申し入れはあったけれどもそれは断られたわけですね。その理由を私は聞かしてほしいと、こう言っているわけです。
○井上(一)委員 輸銀の取り組みとしては、そこに不正あるいは不明朗と言うのでしょうか、公正を欠くという十分な裏証拠がない限り肩越し検査には応じられない、こういうふうなことですね。
○井上(一)委員 まさに考えの違いというのでしょうか、政府資金がどのように流れていきそしてどのように使われているのだということを国民は知るべきであるし、また、それを明確にするのが国の務めだと思うのです。そういうことだから、いまの制度それ自体の中では不十分だからやはり院法の改正がそ...全文を見る
○井上(一)委員 官房長官、会計検査院法の改正、検査院の権限強化、その方向については何ら変わることがない、そしていま院長が非公式ではあるけれども大蔵に折衝された経緯、これからの取り組みを披瀝されたわけですけれども、これはもう毎回毎回ここで何回となく繰り返して論議されておるわけなん...全文を見る
○井上(一)委員 最後に私は重ねて、与党自由民主党にもその理解を深めるべく努力をしているのだということでめどをいつに立てるかは非常に困難であるということなんですが、大平さんも福田さんも総理としてこれを約束しているのです。約束したことを実行することは当然なんです。なぜ実行できないの...全文を見る
○井上(一)委員 一日も早く院法改正の実現を見るように、官房長官として最善を尽くされるように私から強く要望して、私の質問を終えます。
○井上(一)委員 五十三年度の内閣所管及び総理府、沖繩開発庁所管の決算審査に当たって、私は、まず難民問題から問いただしてまいりたいと思います。  最初に、インドシナ難民の一般的状況についてでありますけれども、インドシナ三国からの難民の流出は、いまも続いているのでしょうか、
○井上(一)委員 流出した難民が十二万、東南アジア諸国に三十万、アメリカに対しては、再定住した数はどれくらいでしょうか、
○井上(一)委員 国連難民高等弁務官に対する資金拠出状況について、わが国はこれまでにどれぐらい拠出しているのでしょうか。また、諸外国の拠出状況と比較してどういう状態なのでしょうか。
○井上(一)委員 先日レーガン大統領が、対外援助を二六%削減をしていく、こういうことを発表いたしております。このことについてわが国がどのようにフォローしていくのか、また、レーガンの削減はどういうところに重点を置いていくのか、この点について聞かせていただけますか。
○井上(一)委員 レーガン大統領は、多国間の援助を削減して、二国間においての経済援助、いわゆる基地提供などをしてくれる国に対しては援助協定を結んでいこうという、いわゆる戦略的な援助にしようとしているのではないだろうか、こういうことなんですね。そのことによって日本が受ける影響という...全文を見る
○井上(一)委員 アメリカの多国間援助が削減をされていった、そういう形の中で、それをわが国がフォローアップしていく、そういうことはあり得ないということですか。わが国は、従前のわが国の方針にのっとってその政策を推し進めるということですね。
○井上(一)委員 さらに私は、いま日本に一時滞在する難民について、ここで質問をしておきたいと思います。  現在わが国に一時滞在するベトナム難民の滞在数あるいは入国数はどれぐらいなのでしょうか。
○井上(一)委員 これらの難民に対してだれが一体援護、擁護をしているのか、具体的にお答えをいただきたいと思います。
○井上(一)委員 いわゆる日赤と民間のボランティア、宗教団体等にお願いをしている。政府は、国内に一時滞在する難民に対して、何らかの財政上の援護を行っているのでしょうか。
○井上(一)委員 日赤に対しては建物の借料あるいは運営費ですね。  さらに私の承知している範囲内では、国連高等弁務官事務所から難民に支給する金額が、大人一日九百円、子供が一日五百円、こういう額だと承知しているのです。この額は、政府としては妥当な額に受けとめられていらっしゃるので...全文を見る
○井上(一)委員 日赤側に対する補助金、建物借料等の補助金、これは具体的にどういう場所でどういう建物に対してどれだけ支払っているのだ、こういうことはおわかりでしょうね、
○井上(一)委員 後で結構ですから、その個々の施設に対してどれほどの補助をなさっていらっしゃるのか、私まで知らしていただきたいと思います。  このことはさらに、善意の宗教関係の方々にいまお願いをしているわけなんですけれども、日赤関係についてはその建物の借り賃、あるいはその建物は...全文を見る
○井上(一)委員 矛盾をなくするためにも、ひとつきめ細かい取り組みをお願いしたい。私は、善意から取り組んでいらっしゃる宗教団体が何もお金を求めているわけじゃないのですけれども、甘えの中でそれでいいのだという認識を持ってもらうと困るので、政府としてもそれに対する感謝の気持ちを示して...全文を見る
○井上(一)委員 就労についてですが、公共事業等に就労している、そして時間帯にもよりますけれども通常よりも賃金ベースも低い、安い労働力を求めての難民の一時便宜的労働力を確保していくという方向には余り感心しない、こういうことを私は指摘したわけです。就労を認めているということは私もわ...全文を見る
○井上(一)委員 さらに続いて、私は難民の定住問題について指摘したいと思います。  過日も、難民の定住が、広がる理解の輪の中で定着しつつあるという報道がなされておりました、このことは非常に歓迎すべきことであります。  しかし一方、いままでにわが国に定住した難民が何人ぐらいいる...全文を見る
○井上(一)委員 千人の定住枠を設けて、そしてASEANに一時滞在をしている難民を受け入れる調査団を出しているという、それに対する報告というものが十分でないのじゃなかろうか、こういうふうに思うのです。そのことはまたいずれ。  ただ、私どもの受け方としては、やはり七百九十九名に対...全文を見る
○井上(一)委員 事務局長大変丁寧にお答えをいただいたわけですけれども、最後に、官房長官。  いまお聞きのように、いろいろと問題を抱えながら、人道的立場に立ってのわが国の政策が進められていく。とりわけ難民問題、里子を含めて定住した後の難民に対する擁護の体制は万全なのかどうか、こ...全文を見る
○井上(一)委員 官房長官、答えとしては非常にスマートであると思うのです。しかし、定住問題、いわゆる難民問題についてもう少し哲学的なものを披瀝してもらいたいと思うのです。だから、極端な言い方をすれば、日本に定住をする、そしてずっとそのあとを見守っていくのがいいのか、ずっと難民に対...全文を見る
○井上(一)委員 官房長官、千人の定住枠という枠までつくり、それに対する取り組みを政府は出してきているのですよ。そして、善意の形ではありますけれども、孤児、難民の受け入れ、あるいは難民定住の促進センターを大和市と姫路市につくって、現実にそういう取り組みをしているのですよ。そういう...全文を見る
○井上(一)委員 定住ということは、もう将来にわたって——官房長官、お答えの中で何か補足なさいますか。(宮澤国務大臣「ありません」と呼ぶ)いいですか。  私は、官房長官、やはり定住をするというその十分な保障が必要であるし、そこに新しい何らかの人種的な偏見が持たれることを恐れるわ...全文を見る
○井上(一)委員 では、このことも次の機会、次の委員会でお答えをいただく、こういうことで、さらに次に進みたいと思います。  総理府の問題に入ります。とりわけ、きょうは同和問題に対してひとつしぼって質問をしたい、こういうふうに思います。  中山長官は、私と同じ大阪を選挙区にしま...全文を見る
○井上(一)委員 やはり中山長官、差別のない社会をつくることに全力を挙げる、これはもう当然のことでありますけれども、いまそれを確認し合わなければいかぬほど差別の事象が多いということなんですね、非常に情けないことだし、残念なことだけれども、そんなことをお互いにこの国会の中で確認し合...全文を見る
○井上(一)委員 長官も非常に中身を知り過ぎているから、いま特別措置法に触れられたわけです。それはそれなりに結構なのです。後でぼくも触れていきたいのですが、それまでに、触れるまでに、こういう事実関係がたくさんあるのですよ。教育のお話も、いまスプレーで差別用語の落書きがあるというこ...全文を見る
○井上(一)委員 がしかし、まだいま指摘をしたように労働の分野でも差別の事象がある、まだ努力が必要であるということですね。
○井上(一)委員 一生懸命努力をしてきました。それはそれなりに努力をしたということについては私も認めていきたいと思うのです。しかし、努力をしたけれどもまだ差別の事象はある、こういうことですね。さらに努力が必要でありますよ、努力をなさいますね。私はしてくれることはわかっているのだけ...全文を見る
○井上(一)委員 法があろうがなかろうがというお言葉ですけれども、法律があってもまだこうなのです。おわかりいただけますね、特別措置法というものがありながら、そしてその特別措置法は差別をなくするために制定されたわけですね。
○井上(一)委員 いや、長官、その差別をなくするために法律をつくった、つくって一生懸命努力してきたとおっしゃるから、それはそのとおりや、努力してきはった、それはぼくも認めますがな、しかしまだ差別の事象はこういうふうにどんどんありますよ、まだ努力が必要ですなということを聞いているの...全文を見る
○井上(一)委員 これからも努力を願いたい。もちろんそれは大いに期待をしていきたいと思います。  私はさらに差別を解消していくという一つの大きな柱が労働いわゆる仕事だと思います。このことについてはいま指摘をしたし、十分に理解を持っていただいておりますから……。さらには教育の問題...全文を見る
○井上(一)委員 さらに私は、こういう差別の問題というのでしょうか、差別意識の問題というものは、いろいろな背景があると思うのです。特に、教育現場での差別事件というものは、部落問題に対する正しい認識がないということですね。さらには、人権感覚というのですか、人権という問題に対して、人...全文を見る
○井上(一)委員 中山長官、啓蒙啓発費という具体的な事例で、私はあなたがいろいろお金を何兆円つけますとか、何千億つけますということで先ほど話があったから、お金だけで解決をしない。さらに私がいま具体的に申し上げたのは、何も、ここに住宅か建ちました、住宅を建てっ放しで、啓蒙費というか...全文を見る
○井上(一)委員 いまも申し上げたように、仕事、教育あるいは啓発、こういう問題は同和問題を解決するためにいずれも重要な柱であるわけなんです。この十二年間一生懸命御努力をいただきました、そして一定のそれはそれなりの前進も見られますし、私はそれはそれなりに評価をしていきたい。これは私...全文を見る
○井上(一)委員 さて、余り時間がありません。最後になりますけれども、さっき中山長官も特措法の方の問題に少し触れられたわけで、さてここで問題になってくるのは、やはり特措法の問題です。これは一つの時限立法であるという、強い願いの中でやはり十年というめど、そしてそれから附帯決議をつけ...全文を見る
○井上(一)委員 五十七年度の概算要求の中で誠心誠意取り組みを明確にしていきたい、これは予算にも限りがありますし、財政的な面で非常に御苦労が多いわけなんですから、すべてがもう単年度で差別がなくなる、あるいはすべてが解消するようなことは過去の経過から考えて常識的に考えられないのです...全文を見る
○井上(一)委員 各党間の折衝ということ、それは事実でありますし、すでに過半数を十数名上回っているというこういう現状でもありますし、政党間の調整ということもあります。しかし、実務は実際の問題としてこれは中山長官がなさるわけですから、総括的に総理府がなさるわけですから、実際の問題と...全文を見る
○井上(一)委員 大変きょうはありがとうございました。いろいろと申し上げましたけれども、要は差別をなくするために同和問題に対する正しい認識をより広く国民に周知徹底をしていただき、差別解消のために御尽力を願いたい。とりわけ特措法の問題については、私としては、もう長官の含みある、ある...全文を見る
03月19日第94回国会 衆議院 決算委員会 第3号
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○井上(一)委員 私は、質疑に入る前に特に委員長に、午前中よりわが党は、委員会審議に当たっては定足を十分足るに配慮していただきたいということを強く要望しておきました。貴重な時間、私に与えられたすべての時間を質問することは、きょうのこの状態では非常にむずかしいと思いますので、一定の...全文を見る
○井上(一)委員 国土庁長官にちょっとお尋ねしますが、「ともそう平和と友情の火」というキャッチフレーズがあるのです。これをお聞きになったことがありますか。御承知でしょうか。
○井上(一)委員 これは名古屋オリンピックのキャッチフレーズなんですよ。それで、さっきお答えの中で、推進をし、そしてそれに関連する事業については努力をしたいという長官のお答えですけれども、特に国民的関心がまだ薄いのではないか、こういうことなんですね。キャッチフレーズすら、大臣も御...全文を見る
○井上(一)委員 このことの決定は九月ぐらいになろうかと思うのですけれども、決定を待ってというお答えですけれども、むしろ積極的に受けざらづくりに対する取り組みをすることが誘致につながっていくと思うのですね。あるいは誘致することに対して若干疑問があるならばその疑問点を明らかにしてい...全文を見る
○井上(一)委員 国土庁は、関係省庁から、政府機関から何か相談があり、あるいは何らかの協議がこの名古屋オリンピックについて関連して持たれたようなことがおありでしょうか。
○井上(一)委員 国土庁長官、こういう大きな、ビッグプロジェクトを取り組む場合には、財源的なものが十分保証されなければならぬと思うのです。とりわけ、そういうことを申し上げると、なんでございますけれども、道路、下水道あるいはそれにまつわる地域の環境整備、そういうことで、国土庁長官は...全文を見る
○井上(一)委員 長官、わざわざお読みをいただいてどうも。  私はそういうことをよく理解をしているわけなんです。だから、オリンピックは大いに結構だ、ところが金を出すのは非常にシビアなんですね、長官。厳しいわけですね、そんなことがあるから市民は非常に不安を感じるわけですね。そのオ...全文を見る
○井上(一)委員 これは委員長にちょっと申し上げたいのですけれども、いま定足数の——私の方は政府とこういうやりとりでやっておりましたので、定足数が足りないという与党自民党からのお話でございますから、どうぞ定足数を満たす御努力をお願いします。
○井上(一)委員 それでは、定足数を満たすための努力をしていただけるということに了解をいただいた、すぐにそのように計らってください。  さらに私は次に、近畿圏の整備の問題に触れて、関西新空港の問題について、ひとつ国土庁長官にお尋ねしたいと思います。  まあ、質問に入る前でござ...全文を見る
○井上(一)委員 さらに私は、予備協議という運輸大臣の発言があったわけです。それで国土庁長官は、予備協議とは一体どういう意味を持つのか、どういうものなのか、どういうふうに理解をされているのか、ひとつ長官からお聞かせをいただきたいと思います。
○井上(一)委員 それは運輸省から依頼があったのでしょうか。——私は、予備協議については運輸省からそういう相談があったのでしょうかと、こういうことを国土庁長官に聞いておりますので、国土庁長官から答弁を求めます。
○井上(一)委員 それはいつごろだとお聞きなんでしょう。
○井上(一)委員 いや、いつごろにその予備協議をやろうということを運輸省から聞かれたのですか。
○井上(一)委員 たしか運輸大臣は四月か五月に地元との予備協議に入りたいという意向を正式に発表されているのですけれども、できるだけ早くというのは四月、五月という意味なんでしょうか。
○井上(一)委員 国土庁は、そういう四月、五月に予備協議に入りたいという運輸省の意向、それにいま今日で十分対応できるのでしょうか。
○井上(一)委員 国土庁の周辺整備計画案というものはお持ちでしょう、でき上がっているのでしょう。それはその予備協議の中で提示できるのですか。
○井上(一)委員 先ほども指摘したように、定足数を充足させてください。
○井上(一)委員 さらに、それでは国土庁としてのものを示しなさい、国土庁の地元に示す整備案というものを用意しているのか、そしてそれはどういうものなのか、たくさん、いまこうだこうだと……。国土庁はどういう周辺整備案を持っているのか、それは予備協議に間に合うのか、その二点についてきっ...全文を見る
03月24日第94回国会 衆議院 決算委員会 第4号
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○井上(一)委員 前回に続いて、国土庁長官に私は関西新空港建設について関連してお尋ねをしたいと思います。  航空審の答申を尊重するという意思は前回確認をしたわけでありますが、さらにここで、新空港建設については周辺整備は本体の建設とは切り離せないものであるという、いわばすべてに優...全文を見る
○井上(一)委員 今回関西新空港に関しては国土庁は地元に示す整備案を現在用意しているのかどうか、そのことについて長官からお答えをいただきたいと思います。
○井上(一)委員 長官、用意ができているけれども発表できないのか、あるいは用意ができていないのか、そういうことについてはいかがなんですか。
○井上(一)委員 いま手元には成案がないということです。五十三年度において国土庁の関連でどれだけの予算でどんな調査をなされたのか、その結果はどうであったのか。
○井上(一)委員 その調査の委託結果状況等については後でさらに尋ねていきます。  国土庁は独自の地元に示す整備案がまだ用意されていない、こういうことでございます。運輸省としては運輸大臣が空港建設に当たっては国会の中でいろいろと答えております。アクセス関係一つをとらえても、既存の...全文を見る
○井上(一)委員 本体にかかわる問題は別として、国土庁としては周辺整備の全体的なものはまだ成案がないということで、さらにいま予備協議の話にも触れられたわけですけれども、予備協議ということになれば国土庁としてはいま示すものがない、国土庁は示すものがないとすれば予備協議には対応できな...全文を見る
○井上(一)委員 運輸省だけ独自の案としても、まだ正式には国土庁には話し合いかないわけですね。
○井上(一)委員 運輸省は、本体にかかわる交通機関の部分的整備、しかし、空港建設によって受ける周辺の変化というか、条件はいろいろ変わるわけですから、それにどう対応していくかということを国土庁としてもきっちりしておかなければいけないと思うのです。そこがやはり大事じゃないか、それが国...全文を見る
○井上(一)委員 長官、まだ運輸省から何の話もないし、相談もない、そしてそういう予備協議には協力体制をとる、ただ、国土庁自身もまだ国土庁の案がないわけなんですよ、そういうことの状態、現状の中で、四月や五月という物理的な問題としてこれは実際に可能なのか、私はそういうことを聞いている...全文を見る
○井上(一)委員 長官、私が指摘したように、四月、五月ごろは、いまの段階では国土庁としては無理である、ぼくはそれはそのとおりだと思うのです。しかし、運輸省が示してくればそれに協力体制をとる、こういうことですね。
○井上(一)委員 ではさらに、きょうは国土庁長官、国土庁関係に関連した質問に限りたいと思いますので……。  国土庁が地元に示すいわゆる整備案なるもの、まだ完成しておりません、成案になっておりませんが、そういうものは、今後地元に国土庁が示す、あるいはいつ示せるかわからない、しかし...全文を見る
○井上(一)委員 地方自治体が国土庁の示す整備計画案に賛成をした、あるいはそれに了解をした、そういう場合にでも、財政的に地方自治体にいわゆる負担をさせない、無理をさせない、そういうことは十分保証できるのですね。
○井上(一)委員 国土庁長官、これは話の中身としては、気は焦るけれども物はついていかない、いまはそういうような状況だと思うのですよ。まあ年度が切られておりますけれども、それに対応する仕事というのでしょうか、国土庁としても策はないわけなんですね。まあ運輸省がやられる予備協議、たとえ...全文を見る
○井上(一)委員 局長は何を言っているのですか。国際空港を関西に建設をしようという航空審の答申があり、その建設に絡んで周辺整備、周辺地域をどう国土庁としては整備していくのかと、これは国が示さにゃいかぬわけですね。それに対して、地元の合意がなされるがなされないか、あるいはかかわる要...全文を見る
○井上(一)委員 長官、努力をしていくのだというそのことは、姿勢はよくわかるのです。だけれども、中身、実体としてはまだ国土庁のものもでき上がってない。いま長官は、発表するといろいろ問題があると言われたが、まだ発表できるどころか、発表が実質的にはできないわけなんですよ、まだ案がない...全文を見る
○井上(一)委員 長官の言われるように、そんなに思うようにいかぬわけですから、それは努力をするということで、いまのところはそれ以上答えられないでしょうし、いつ完成するか。ところがまだ片側の運輸省の運輸大臣は、一定の期限を切ってこうありたい、ああしたいということを言っているわけなん...全文を見る
○井上(一)委員 それでは、緊急性を十分認識しているということであれば、いわゆる今日の国家財政の事情等からも考えて、早くつくるというそういう状態をつくり出すために、早うつくるのにはどうしたらいいのだ、どういうことが考えられますか。
○井上(一)委員 局長、それは地元の合意を得るということは大事なことだし、地元の合意がなければ建設はしない、地元との話し合いが最前提である、そういう考え方は長官も持っていらっしゃると思います、長官、もう確認する必要はないのですけれども、そういうお考えはまず持っていらっしゃいますね...全文を見る
○井上(一)委員 これはもうほんの確認で、わかり切ったことだけれども、地元の合意が、話し合いが最前提であるということ。  局長、長官が、緊急に整備する必要があるかどうかという私の質問に、あると、それならば、今日の財政事情の中で早くつくるにはどないしたらいい、どういうことを考えて...全文を見る
○井上(一)委員 そこで、国土庁長官にさらに尋ねたいと思うのですが、自民党の党内の話で、たしか三月四日だったと思いますが、航空特別委員会と交通部会というのがありまして、正副部会長・委員長会議がなされたわけですね。この中では、関西地域における完全な国際空港、そのことについて党の費用...全文を見る
○井上(一)委員 国土庁長官からのいまのお答えで、政府の統一見解、そして国土庁長官としての取り組みはわかりました。ということは、自民党の中でこういう論議がなされ、こういう動きがあるということは、同じ自民党の党の中でありますし、近畿圏整備委員長がそこにかかわってくるということになる...全文を見る
○井上(一)委員 この資料の中では、財政的な面、財源的な面だとかいろいろと指摘をされた部分があるわけですが、それはきょうここで論ずる時間がありません。国土庁から報告を受けて、その点についてはまだ論議を重ねます。  さらにここで少し、運輸省が予備協議をしたい、先ほどから何回も申し...全文を見る
○井上(一)委員 周辺整備は国土庁が監督官庁じゃないのですか。
○井上(一)委員 国土庁が責任官庁であるのですから。ただ、空港建設は運輸省の分野、道路建設、そういう点については建設省の分野。しかし総じてまとめは国土庁じゃありませんか。政府の窓口は国土庁である、これはそういう認識でよろしいのでしょう。
○井上(一)委員 さて、そういうことで、繰り返して念を押しておきますけれども、予備協議の問題については運輸省サイドの話であって、国土庁としてはこれについてはまだ具体案がないということは先ほど申されました。国土庁を窓口とする政府関係機関の調整あるいは根回し、そういうことも含めてです...全文を見る
○井上(一)委員 だから私は、政府の意思というものを地元協議の中で示していかなければいけない、こういうことは指摘しておきたいと思います、その中で、運輸省の案があり、国土庁と、あるいは関係省庁、農水省もあるでしょうし、建設省もあるでしょうし、そういうものがすり合わせられて、地元に周...全文を見る
○井上(一)委員 局長、いま長官がおっしゃったように、私は、素直なお答えで、そのとおりだと思う。全く実態はそうなんですよ。本音なんです。そういうことを考えてみると、私は決してこの問題についていまの段階でどうだ、こうだということは申し上げませんけれども、流れとしては、運輸省の切なる...全文を見る
○井上(一)委員 さらに、国土庁長官と、局長にもあわせて聞いておきます、  関西新空港の建設というこの問題が持ち上がったのは大阪の現国際空港の対策として新空港の建設が持ち上がったわけでありますから、そういうことについてはもうしつこく申し上げません。新空港は泉州沖にしぼって対応す...全文を見る
○井上(一)委員 局長、空港それ自体は運輸省です。それはさっきからの泉州沖空港もそのとおりなんですよ。そのいわゆる対策、公害対策とかあるいは現空港の対策を講じていく上で国土庁としては全く関与しないのだということなのか、そんなことはないわけなんです、やっぱり国土庁にもかかわってくる...全文を見る
○井上(一)委員 そういうふうに具体的に防音対策も含め、あるいは跡地の問題も含めて運輸省がちゃんとしてくれている、実態はそうじゃないわけです。歯抜け状態になって点在している、そういう状態をどう効率的に跡地の問題を処理していくかということに触れないといけないわけなんです。だから、そ...全文を見る
○井上(一)委員 そのことについても国土庁として報告を受けて、またその問題については指摘をしていきます。  さらにここで、地価公示制度の問題について若干尋ねておきます。  現在の地価の公示制度は地価の抑制に十分役立っているというふうに考えていらっしゃるのかどうか。
○井上(一)委員 いまの公示制度、いわゆる売買実例でいわば地価の価格を追認しているような形なんですね。それで、そういうような形をとっている以上は決して地価の抑制に役立っているとは言い切れないと思うのですよ。  そういう点で、それではさらにもっと具体的に聞きましょう。  国土利...全文を見る
○井上(一)委員 いまの答えは、さっき私が言った売買実例での地価を追認をしていく、だから売買実例を基本、基準として地価の公示制度が成り立っている、こういうふうに思うのです。だから新しい地価抑制策という中から公示規準というものはきっちり定めていくべきではないだろうか、こういうことな...全文を見る
03月26日第94回国会 衆議院 決算委員会 第5号
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○井上(一)委員 まず、環境庁所管の五十三年度決算の質疑に際して、数点にわたって私から質問をいたします。  鯨岡長官とは、公私にわたって御指導いただいておるわけでありますけれども、お互いの立場に立っていかに環境行政を充実していくかということで、きょうは忌憚のない議論をさせていた...全文を見る
○井上(一)委員 何が何だかわからない、私はそういうふうに申し上げたら、いや、そうじゃなく、わかっているのだけれども悩んでいるのだと。悩みがあるということは心配があるわけです。しかし、環境庁長官が、心配ないのだ、心配せぬでもいいのだということを言い切っているわけです。また、心配す...全文を見る
○井上(一)委員 長官のこの問題に対する取り組みはぼくは十分理解をし、その熱意に対してはむしろ評価をし、敬意を表しているわけです。過日も大蔵大臣は本会議で財政再建に取り組むみずからの姿勢、総理は行革に取り組むみずからの姿勢をそれぞれ表明されているわけです。厳しいようですけれども、...全文を見る
○井上(一)委員 十分今後の努力を強く要望しておきます。  さらに、私は、続いてここで、国が行う大きな開発事業、そういうプロジェクトに対しても、地域住民がその恩恵を受けるということはそう多くはないのだ、それが通例なんだ、おっしゃるとおりなんです。このことはきょうの論壇に鯨岡長官...全文を見る
○井上(一)委員 いま環境庁長官がおっしゃるように、泉州沖案では千七百ヘクタールの海域を護岸で囲って、そこを埋め立てて空港を建設するという一応の予定案。そのためにはどこからか土を運ばなければいけない。そしてどういう方法でその土を沖合い五キロのところに運んでいくのか、あるいは埋め立...全文を見る
○井上(一)委員 これは当然なんです。環境保全で主務官庁はもちろん環境庁である。とすれば、現在運輸省が三年間にわたって調査しましたね。環境調査等あらゆる角度からの調査をしているわけですけれども、そういうものを取りまとめ中なんです。取りまとめて四月ないし五月ごろ地元に示して意見を聞...全文を見る
○井上(一)委員 局長、そういう相談があったのか、あるいは指導を求められたのかと私は聞いた。いまのなにで、指導は求められてないし、十分な相談もないということですね。どこから土をとるのかわからない、そういうことですね。
○井上(一)委員 環境問題については主務官庁である環境庁に十分なパイプが——連絡もないし、相談も指導も受けることもない。いわば運輸省が独自でやっているということです。それじゃ運輸省がこれまでやってきたアセスについてお尋ねをしますけれども、アセスの対象地域、範囲、さらに調査によって...全文を見る
○井上(一)委員 運輸省からは環境庁にこういうことも含めて何ら連絡がない、全くもって長官、これはもう環境庁が無視されておる。環境庁が環境保全の主務官庁である、こういうこと、そして環境を守る精神を尊重していくのだという環境庁長官の強い意をこれは十分理解しておらぬ証拠です。四、五月ご...全文を見る
○井上(一)委員 ごもっともだと思うのです。四、五月ごろ予備協議というのは、私の発言じゃないわけです。これは塩川運輸大臣が四、五月ごろ地元でそういう予備協議をしたい。予備協議をするには一定の資料が必要でありますし、それを示さなければいけないわけで、私の申し上げたのは、まだ環境庁に...全文を見る
○井上(一)委員 さらに私は、泉州沖五キロ、千七百ヘクタール、この大きな海域を埋め立てて空港建設をするわけですから、周辺の環境に大変な影響を及ぼす、このことは指摘したとおりですし、ここで少し尋ねておきたいのは、瀬戸内環境保全特別措置法というものがあるわけですけれども、この泉州沖埋...全文を見る
○井上(一)委員 かかっている。そうなんですね、かかっているわけなんです。そういう制限海域であれば、運輸省に対して環境庁としてはいかように対処されるのですか。
○井上(一)委員 そのことは運輸省は十分理解しているのですね。
○井上(一)委員 このことについては、運輸省は環境庁と事前の相談というのでしょうか、話し合いあるいは協議、どんな形であるかは別として、十分な詰めを持たれたのでしょうか。
○井上(一)委員 鯨岡長官、いまの質疑の過程でもおわかりのように、運輸省は関西新空港建設については熱意を示して、それなりの対応をしているわけですけれども、肝心な環境庁に対して、いわゆる環境保全の面、あるいは環境がどう変化するであろうか、大きく影響することはもう論をまたないわけです...全文を見る
○井上(一)委員 長官、運輸省はあの泉州沖に空港をつくりたいという願望だけの段階じゃないと思うのですね。さっき言ったように、継続して何年か調査もやっているわけなんです、環境影響についても調査をやっているわけなんです。そういう調査をした結果のデータをやはり地元住民に示していかなけれ...全文を見る
○井上(一)委員 ぜひ環境庁長官から運輸省に対していまの問題についてはひとつ報告を求めてほしいと思うのです。ここでなぜこういうことを申し上げるのかと言えば、四、五月ごろにやる、そして、冒頭に私が指摘をしたアセスの法案のこれからの動向ですね、予備協議がなされて、それが一定の——環境...全文を見る
○井上(一)委員 私もそれが筋論だと思います。航空審の答申を尊重する。泉州沖案というものがそこで答申がなされているのですから、いま長官は泉州沖案に限ってというお答えですが、あの阪神沖案の試案というものの中に、関係官庁に御協力をいただいたというそういう書き添えがあるわけなんです。環...全文を見る
○井上(一)委員 資料の提供だとかあるいはそれに対するプロジェクトにそういう協力、私の申し上げているのはそういう協力はなされたのでしょうかということです。
○井上(一)委員 さらに私はNOxの問題について質問をいたします。  この問題ももうすでに与野党一致の附帯決議が国会で七回も行われているわけなんですね。総量規制については早期実施ということは、これはもう国会のすべての意思なんです。ところがこれまた自民党の環境部会から事実上の待っ...全文を見る
○井上(一)委員 期せずして環境庁長官がいま通産に警告を出された、世の中を迷わしておる。三千億というのは前提条件云々という答弁でごまかそうとしたけれども、環境庁長官が、そんなことを言っちゃ、また延ばそうかなと思う一つの材料を提供したようなことになるのですよと。しめし合わせた、全く...全文を見る
○井上(一)委員 長官、通産が出した資料、私は産業界ということは言っているわけですが、そういう産業界が出した資料を通産が検討するとか、あるいは積算の基礎を聞いた上で、これは妥当であるとか妥当でないとか、あるいはこういうことを言ってもらったらそれこそ国民を、いわゆる大衆を惑わす、不...全文を見る
○井上(一)委員 現空港の答弁もあるわけですけれども、十二時から本会議がありますし、いまの総量規制については、わが党が持つ午後の時間の中でさらに私は質問を続けます。この点については留保します。
○井上(一)委員 時間がありませんから、あとについては午後質問をするということで、私はとりあえず午前中の質問をこれで終えます。
○井上(一)委員 私は、前回の委員会でも、委員会審議に当たっては特に定足数を与党・自民党は責任をもって確保してほしいということを、決まり切ったことなんですけれども申し上げておいたのですが、きょうもあえて注意をしておきます。  午前中に引き続いて、私が指摘をした大阪現空港に対する...全文を見る
○井上(一)委員 環境庁に再度お尋ねしますが、低周波公害は大阪の方からはそういうことはあり得ないという報告なんですか、あなたの方のデータでは。
○井上(一)委員 大阪空港に対する低周波の公害の因果関係を調査しているわけなんですね。調査するのですか、しているのですか。
○井上(一)委員 大阪空港に関しては、これはまだやっていないのですか。やっていないのでしょう、取り組んでいないのでしょう。だから、そういう点については取り組むのですか。
○井上(一)委員 私、大阪現空港における低周波公害を指摘して午前中質問したわけなんです。そのときの答弁では全く関知しないというか、知らないというようなことなんですね。それで昼に連絡をとってあなたが調べた。成田では云々ということですけれども、大阪現空港のこういう対策をすぐにでもやる...全文を見る
○井上(一)委員 大阪空港について調査するということですから、早急に調査をして、低周波公害に対する対策を打ち立ててもらい、こういうふうに思います。  さらに私は、エアバスの平均値じゃなくて瞬間値こそが問題だということを指摘したのですよ、いわゆる大気汚染公害について。それは影響な...全文を見る
○井上(一)委員 そういう話を承っておるというのと——私は、環境庁としては、私が指摘するように瞬間値というものについては検討を加えるべきだ、平均値という問題じゃないと言っているわけなんです。環境庁としてはどう考えているのか、どう対応するのか、こういうことなんです。
○井上(一)委員 時間がありませんし、これは午前中からの追加的な質問に答弁が十分でないという形です。ひとつ環境庁としての独自の判断があってしかるべきだと思うのです。だから運輸省が平均値を言うならば、環境庁は瞬間値だ、私はそういう答えがはね返ってくると思って、それのための対策をどう...全文を見る
04月07日第94回国会 衆議院 決算委員会 第6号
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○井上(一)委員 私は、まず日米関係について防衛庁長官にお尋ねをしたいと思います。  さきに外務大臣が訪米をされて、レーガン大統領、ヘイグ国務長官、ワインバーガー国防長官との一連の会談をなされたわけでありますが、その報告を防衛庁長官はどのように受けていらっしゃるか、まず聞いてお...全文を見る
○井上(一)委員 アメリカの世界情勢に対する認識については何か報告はありませんでしたでしょうか。
○井上(一)委員 基本的におおむね一致した、アメリカの国際情勢に対する認識とはどのような認識なのでしょうか。
○井上(一)委員 防衛庁長官、私は伊東外務大臣からあなたが聞かれたことをここで聞いているわけなのですよ。よろしいですか。それを聞かれたのですか。いま言われたことを伊東外務大臣があなたに言われたのですか。
○井上(一)委員 さらに、防衛庁長官は国会終了後訪米される予定になっていると言われているのですが、いつごろをめどになさっていらっしゃるのか、この点についても聞いておきたいと思います。
○井上(一)委員 訪米をされれば、もちろん防衛問題を話し合いをされるわけでありますけれども、ここで防衛庁長官の基本的な認識を聞いておきたいと思います。
○井上(一)委員 防衛庁長官、担当の人が書いたものを読んでそれが自分の基本的認識だというのは、どうもお答えとしてはお粗末だと私は思うのです。防衛庁長官としては、やはりみずからの哲学というのでしょうか、そういうものによって防衛という基本的認識を持っていただきたい。現在のアメリカのレ...全文を見る
○井上(一)委員 レーガン政権は強いアメリカを夢見ているわけなんです。長官自身はこの強いアメリカの再構築をどう思うのか、あるいはこういう考え方に対して協力をしていくのかどうか、この点についてはいかがですか。
○井上(一)委員 そのことが、わが国の基本原則が強いアメリカを志向するレーガン政権の政策にかみ合うのかあるいはかみ合わないのか。
○井上(一)委員 長官、私は、わが国の基本原則、そのことがアメリカのレーガン政権の志向する強いアメリカにかみ合うのか合わないのか、どっちなんですかと聞いているのです。さらにあなたが答弁した、伊東外務大臣が基本的な認識では一致した。これから何をするか、むしろ具体的なことについては、...全文を見る
○井上(一)委員 何を言っているのですか、あなた。やはりアメリカの基本的な政策というものは、わが国に大きく影響するのですよ。アメリカはアメリカだというのは、そういう受けとめ方なんですか。どうなんですか。
○井上(一)委員 長官、アメリカの政策がやはりわが国とのかかわりで影響があるわけなんですね。それで私は、アメリカのレーガン政権の外交方針そのことについてあなたの感想なり、あるいはそれに対して協力するのかということを聞いているわけなんです。なかなか当を得た答えがないので、それじゃ強...全文を見る
○井上(一)委員 強いアメリカは、では国防費の増額は要因にならない、こういうことでしょうか。そういう受けとめ方をなさっているのでしょうか。
○井上(一)委員 そのことに防衛庁長官はどうお考えを、あるいはそれに対してどう対応をされるのかとさっきから聞いているわけなんです。そういう考え方、いわゆる強いアメリカの裏づけに国防費の増額、増強、そういう政策に対して防衛庁長官はどうお考えなんでしょうか。これをさっきから聞いている...全文を見る
○井上(一)委員 私の受けとめ方は、やはり対ソ戦略の一環としてどうしてもアメリカが軍事力を増強していく、そしてそのことで強いアメリカを世界に位置づけていきたい、私はレーガン大統領は大きなかけをしたと思うのですよ。レーガン政権が失敗したら一体どうなるのだ。防衛庁長官は敬意を表する、...全文を見る
○井上(一)委員 政治なんというものはもっともっと先を見通して対応していかなければいけないし、やはり予言、予見、そういうものが政治の中には大事だと思うのですよ。防衛庁長官は、レーガン政権が発足して間がないから後はどうなるかまだわからない、そんなことで日本の防衛を論じられるとお考え...全文を見る
○井上(一)委員 私は、防衛庁所管のこの決算の審議を通して、防衛庁長官から、本当に国民が納得する、そして一つの筋の通った答えがないことを非常に遺憾に思います。もう残念を通り越しますよ。  さらに私は、アメリカの軍事力の増強は、むしろ世界の願いである軍縮に背を向けている結果になる...全文を見る
○井上(一)委員 どうも一国の防衛庁長官としてのお答えにしては非常に認識が足りない面もあるということです。もう核兵器なんて、量の問題じゃないのですよ。質的な問題に入っているのですよ。にかかわらず、量的な削減というようなことで軍縮の認識をしていらっしゃる。非常に残念ですが、さらに私...全文を見る
○井上(一)委員 アメリカの対ソ戦略とわが国の対ソ認識、対ソ戦略とは同じなんでしょうか。
○井上(一)委員 それじゃ、全く同じでないとすれば、同じ部分と違った部分を教えてください。
○井上(一)委員 何を言っているのですか。答弁にならぬですよ。そんなことが答弁になりますか。
○井上(一)委員 私はあなた以上にまじめに質問をしているのですよ。まじめに答えなさい。それじゃ、わからなければもう一度私から質問しますが、いかがですか。
○井上(一)委員 私は、アメリカの対ソ認識、対ソ戦略と日本の対ソ認識とは同じなのでしょうかと聞いたのです。そうしたら防衛庁長官は、同じ部分と違う部分があると、こういうことなんです。だから私が、それじゃ同じ部分はどこなんですかと、違う部分はどこなんですかと、こう聞いているのですよ。...全文を見る
○井上(一)委員 防衛庁長官、アメリカの置かれている立場、日本の立場、わが国はいわゆる非核三原則を国是としている、アメリカは核保有国である、そういうことの違いを私は聞いているのじゃない。そんなことはもうみんなわかっているわけなんです。私の聞いているのは、対ソ認識、対ソ戦略ですね、...全文を見る
○井上(一)委員 対ソ認識で、核兵器の保有についてソ連の方が優位に立っているというところは、アメリカも日本も同じ認識をしている、こういうことですね。
○井上(一)委員 そして、アメリカと日本と違った認識は、どういうところが違っているのですか。
○井上(一)委員 それでは重ねてここで私は政府委員に尋ねます。  さっき私が防衛庁長官に質問をしたのですけれども、どうも防衛庁長官は私の質問に答えておらないわけです、まあお答えにはなったけれども中身において。それで私は、まず一点は、いま防衛庁が米国の対ソ戦略をどのように認識して...全文を見る
○井上(一)委員 防衛庁長官にさらに私はもう一点。世界戦略の中でアメリカは中国をどう認識しているのでしょうか。
○井上(一)委員 軽率ですよ、あなた。国会の中で中国というのは一国しかないのですよ、国会の中でというか世界で。国会の中での答弁で、いま何とおっしゃったのですか。もう一度おっしゃってごらん。
○井上(一)委員 防衛庁長官、一九八二年度のアメリカ軍事情勢報告というのを読まれましたでしょうか。念のために私はちょっと読みますが、「中国は大量のソ連軍を中ソ国境に引きつけることで、おおむね東アジアおよびその他の地域における米国の権益に貢献しており、それゆえに米国は中国との安全保...全文を見る
○井上(一)委員 防衛庁長官、いまジョーンズ統合参謀本部議長の報告書、さらには、後でお尋ねをしようと思ったのですが、ジョーンズ議長は、「米国の軍事的関心は「診察」から「治療のための処方」の段階にきていると総括し、ソ連の脅威への対処は「米国だけでは負担できないし、負担すべきでもない...全文を見る
○井上(一)委員 参考になるって、何の参考になさるのですか。どういう参考になるのですか。
○井上(一)委員 防衛庁長官はそういう認識は好むのか好まないのか、どちらなんですか。
○井上(一)委員 いや、何もあなたに認めるか認めないかといって聞いているのではないのですよ。そういう認識は長官として好ましくないとか、やむを得ないとか、いろいろあるでしょう。そういう感想をぼくは聞いているのです。
○井上(一)委員 あなたの、私が申し上げたように友好を第一義とするわが国と中国との関係、アメリカと中国はそういう認識でやむを得ない、もう全くこれは、いわばアメリカは中国に対しては世界戦略の一環としてかかわりを持っている部分がある、あるいはそれがどれだけのベースになっているかは別と...全文を見る
○井上(一)委員 詳しい内容はって、これはもう報道もされておりますし、そういう事実がはっきりしているのですよ。だからこの出来事に対して防衛庁長官の感想を聞きたいと思います。
○井上(一)委員 それじゃ、私は報道記事をまた後で担当の方に渡しておきますから、よくお聞きになって、私の質問が終えるまでに感想を聞かせていただくということにしましょう。  それじゃ、また少し戻りまして、エネルギーの供給を共産圏に依存することは西側経済の安全保障を脆弱にする、そう...全文を見る
○井上(一)委員 慎重に検討したい、まあ真ん中ぐらいですね、私が言った。いま、レーガン政権になってから、海外経済援助についてアメリカは多国間援助をやめて二国間に切りかえていこう、そういう取り組みの姿勢が表明されているわけです。私は、アメリカはアメリカ、日本は日本の自主的外交、平和...全文を見る
○井上(一)委員 外交というのは統一した形が望ましい、これは当然でありますから。私の申し上げているのは、閣内において長官がそれぐらいの提案をして鈴木内閣がそういうことに踏み切れるのかどうか、あるいは内閣の中でそういう提案があなたとしてできるのかどうかを尋ねているのですけれども、い...全文を見る
○井上(一)委員 あなたの答弁からは、死語化しているという印象を私は強く受けた。それじゃ重ねて聞いてまいりましょう。アメリカのファルツグラフ博士、これはレーガンのブレーンですけれども、八〇年代は冷戦時代よりはるかに厳しい時代だととらえているのです。さらにヘイグ国務長官も、危険な時...全文を見る
○井上(一)委員 防衛庁長官、竹田発言、一九八〇年代半ば戦争が起こり得る、そういう認識をあなたも持っていらっしゃる、こういうことですね。
○井上(一)委員 このまま放置をすればそういう危険性がある、こういうことの認識だ、そういう認識に立って自衛力、自衛隊を整備しよう、こういうことなんですか、あなたのお考えは。このまま放置をすればというのは、どういうことなんですか。  それじゃ、これから何をしてそれを食いとめようと...全文を見る
○井上(一)委員 防衛庁長官、戦争の危機を避けるためには防衛費の増強だ、憲法の許す範囲内で、こういうことですか。いまのお答えではそういうふうにとれるのですけれども、防衛費の増大、防衛力の整備、そのことが戦争を避ける唯一の道だ、こういうことですか。
○井上(一)委員 そのことはちゃんとわが国の基本方針できっちり決まっているのです。私の言っているのは、さっき言ったように、竹田発言の戦争のおそれがあるということの認識に、長官はそのとおりだ、いまのままではという条件をつけられたものですから、いまのままではそういうおそれがある、こう...全文を見る
○井上(一)委員 平和維持の努力、そのこともちらと言われているわけなんです。そんなことは口先だけに聞こえますよ。いわゆる対ソ戦略というものから戦争の危機だということが常識的にとらえられているのです。そのソ連に対して防衛庁長官が、その危機を避けるためにでもひとつ乗り込んで平和交渉に...全文を見る
○井上(一)委員 岡崎参事官、ではぼくはちょっとあなたに尋ねましょう。  いま米ソの核兵器、軍事力のバランス、さっきは防衛庁長官からソ連よりもアメリカの方が質量ともに優位だというようなお答えがあったのです、私の配慮では。あなたのいまのお考えからいけば、ぼくは防衛庁長官のそういう...全文を見る
○井上(一)委員 全くそうなんですよ。バランスというのはイコールだというふうにとらえるのは正しくないのですよ、それはイコールでなければいかぬ場合もあるでしょうけれども。  私はやはり政府での、防衛庁での統一した見解というものを求めなければいけないと思うのですが、近づきつつあると...全文を見る
○井上(一)委員 どうも長官の答弁は私は納得がいきません。このことについては留保して、このこともまた私は次回に重ねて、予定されるならば二十日の委員会ででも聞きたいと思います。  防衛庁長官、やはり長官自身の取り組みという強い信念が全然出てませんし、あなたがコントロールされてリモ...全文を見る
○井上(一)委員 なぜ記さなかったのか、なぜ書かなかったのか。国会で答弁をされておりますから、それはそれなりにわれわれとしては承知しているのですけれども、なぜ書かなかったのかということです。  それから、三月の十八日と二十八日ですか、報道されているわけなんですけれども、これは防...全文を見る
○井上(一)委員 十七日の記者会見で前田海上幕僚長は、防衛庁が防衛責任分担の中でわが国周辺海域の地理的な範囲ということでいままで国会答弁で答弁をされてきたその範囲がこの部分だと、具体的に想定されているこの部分がこの範囲なんだということを明らかにしたという報道なんですけれども、これ...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ、これも私の質問が終えるまでに確認をしてください。  さらに、国会で周辺海域数百海里、さらには、航路帯の場合は一千海里が防衛対象の枠と説明してこられたわけです。これはアメリカに正式に伝えているのでしょうか。
○井上(一)委員 アメリカには正式に伝えてあるわけなんですね。いつごろ伝えられたのか、そのことも聞いておきましょう。
○井上(一)委員 五十三年十一月ですか、その策定されたガイドライン、それ以後に説明をされた、こういうことでしょうか。
○井上(一)委員 いま私は三月十八日の海上幕僚長の報道を指摘しましたけれども、このことについて事実関係を調べてもらうわけなんですが、この、発表されたというか、示された、このことはアメリカ側に伝えているのかどうか、このことも尋ねておきたいと思うのです。だから、発表されたのかどうか、...全文を見る
○井上(一)委員 防衛庁長官、あなた何を言っているのですか。外務大臣は参議院で、誤解をされるといけないと思って、日本はそういうことはできないと拒否した、こういうふうに言っているのですよ。一般的なことで、いや、それは何か言うたような言わぬようなわからぬ、一体何なんですか、どっちなん...全文を見る
○井上(一)委員 どうもピンぼけというか、私はさっき、外務大臣からあなたは報告を聞きましたかといって聞いたのです。そうしたら、何かわかったようなわからぬような答えが返ってきて、何を言っているのだ、参議院の委員会で外務大臣はこう言ったじゃないですかと言ったら、いまそのときには同席を...全文を見る
○井上(一)委員 それでは防衛庁長官、最初は外務大臣からは報告はなかったということですね。そうですね。これは防衛庁長官に報告がないということは、またこれなりに問題があるでしょう。あなたは参議院でその質問の中で知ったのだ、こういうことですか。
○井上(一)委員 もう一度念を押しておきますけれども、伊東外務大臣が訪米したときに、グアム以西、フィリピン以北の海域を日本が分担してほしいという要請がされたということについて、防衛庁の長官には報告がなかった、これは念のためにもう一度聞いておきますが、防衛庁の長官にかわるべき、しか...全文を見る
○井上(一)委員 私のさっきから何回も言っているのは、ワインバーガー国防長官から北西太平洋のグアム以西、フィリピン以北のこの海域を日本が分担してほしいという要請があったということなんですよ、このことなんですよ。このことの分担の話があったかどうか、これはなかったのですね。なかったな...全文を見る
○井上(一)委員 防衛庁長官、外務大臣がそういうことはできませんよということを拒否してきた、こういうことを国会で答弁されているのです。これは正しいと思いますね。
○井上(一)委員 私は防衛庁長官の意思を尋ねているのですよ。外務大臣がそういうふうに拒否されてきたことは正しいですね、いかがですかと。
○井上(一)委員 その拒否をしたことは、いわゆる憲法上の制約でできないということなのですね。集団防衛という見地からという認識でしょうね。それだけの認識なんですか、あるいはそれ以外に——それだけなんだという認識ですか。
○井上(一)委員 だから、私がいま指摘したグアム以西、フィリピン以北、いわゆる報道されるこの海域についての要請は、集団防衛になり、これは憲法上許されるわけはありませんし、そういうことでこの海域についての分担はできない、分担という言葉、それ自身が問題があるわけですけれども、そういう...全文を見る
○井上(一)委員 いまの防衛庁長官の話では、分担ということでは拒否するけれども、いわゆるわが国独自の行動ということではあり得ることだ、こういうふうに私はいま受け取ったのですが、そうなんですか。
○井上(一)委員 理事会の申し合わせもありますから、私は、残余の質問は次回に留保したいと思います。
○井上(一)委員 時間の制約がありますから、私は、これにかかわる質問は最後にいたします。
○井上(一)委員 午前中に、私からの質問に対して留保したお答えがあるわけなのです。一点は、十八日の報道。一点は、防衛白書に記載されていない理由。まず、この二点についてお答えをいただきいと思います。
○井上(一)委員 時間がないのではしょりますけれども、さっき答弁があったと言うけれども、私の質疑の時間の中での答弁はないわけで、私は、最後にこれは留保するということですので、それで改めて私はここで答弁を求めたのです。  それで、北緯二十度線の前後というのも、沖繩を基点ということ...全文を見る
○井上(一)委員 はい、結構です。重なっているということ。これに対する防衛負担の問題については、時間がありませんから、次に譲ります。  五日から来日をしている米国防総省のリチャード・アーミテイジ次官補代理から何か具体的な提示があったかどうか、このことも聞いておきます。
○井上(一)委員 さらに、軍拡ではなく軍縮ということを朝から私の基本姿勢の中で質疑を交わしてきたわけです。これは参考ですけれども、エコノミストの三月二十四日付に記されている部分、いわゆる経済大国であるわが国が「軍事負担をふやすべきだ」、そういう声も聞かれるようになっているわけです...全文を見る
○井上(一)委員 もう時間が大変遅うございますので、きょうの質問はとりあえずこれでおいておきたいと思います。
04月09日第94回国会 衆議院 決算委員会 第7号
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○井上(一)委員 私は、まず昨今、行政改革がその中心的な政治の課題に入ってきたわけです。もちろん適材適所、むだのない行政を推し進めていくということについてはもう論を待たないわけでありますが、法務大臣に、とは言うものの法務省所管、とりわけ入管行政については実態は大変複雑多様化し、か...全文を見る
○井上(一)委員 もちろん事務の合理化、組織の効率化、そういうことも、それは一定の効率ある行政を推し進めていく上に必要だ。しかし、それですべてが解決するわけではありません、それに携わる人員というものが十分保証される、やはり最低限度、どうしても、これは何ぼ事務の合理化を進めても、人...全文を見る
○井上(一)委員 さらに大臣、適所配置ということについては第一線での事務担当者のすぐれた経験あるいは技術も含めて、そういう人たちの意向というものも十分くむ中で、私がいま指摘したように事務量の増加に見合うような人員増を図っていくべきだ。これはいま人を減らすという——むだなところに人...全文を見る
○井上(一)委員 私からも、実態に応じた人員増、人員配置を強く要望しておきたいと思います。  さらに私はここで、先日も官房長官にはお尋ねをしたわけでありますけれども、法務省所管ということでございまして、十分なお答えをいただけなかったわけであります。  現行の出入国管理令では、...全文を見る
○井上(一)委員 私は、いまのお答えであれですが、ただ、限られた人たちということよりも、一般的にもそういう弾力的運用が必要ではないだろうか、こういうふうに思うので、ひとつよろしくそういう点についても配慮を願いたい、こう思います。  続いて私は、人権問題についてひとつお尋ねをして...全文を見る
○井上(一)委員 そこで、現実はどうなんだろうか、いまの社会は。やはり差別の事象が随所に起こっているわけなんです。そういう差別の事象が、大変な、もう数え切れないくらいの、もうそれこそ命を差別によってなくしていくたくさんの人たちがいる。そういう現実に立って、大臣、どうでしょうか、ど...全文を見る
○井上(一)委員 大臣は、三年や五年、十五年でこの問題がすべて解決するものじゃない、こういうお考えですね。私もそうだと思います。あしたの日にすべて差別がなくなるというようなそんな甘いものじゃないし、そういう甘いものであればもうとっくの昔に解決しておったかもわからぬ。だからこそ、差...全文を見る
○井上(一)委員 十年たって差別をなくするのだということでこれは十年の時限立法にしたわけですよ。差別があっても十年したらそれはもう時限立法だから切っていいのだということなら、答申の趣旨にも反するし、法の精神にも反するのですよ。わかっていますか、法務大臣。とにかく十年で差別をなくす...全文を見る
○井上(一)委員 総理大臣がどうだ、総理府長官がどうだ、これは皆私はそれなりの意見を国会の中で聞いている。法務大臣にも。差別をなくするために法律というものはつくられたのです。また、そうでなければいけないと思うのです。どこが違うのですか。差別があってもこの法律はともあれ時限立法だか...全文を見る
○井上(一)委員 大臣も八木先生と一緒に御苦労したのだということで、それは私も承知しております。だから、それは一に差別のない社会をつくっていくのだという目標を掲げての取り組みなのです。現実にそういう差別事象があるという今日、やはり何らかの盾がというのでしょうか、何らかの歯どめがあ...全文を見る
○井上(一)委員 余り時間がありませんから、法律がなくてもいいという理由、法律がなくても差別がなくなるのだ——法律があってもいま私が指摘したような差別があるのですよ、大臣、おわかりですか。そういう点で法律がなかった方が差別をなくすためにより有利だという理由が私はわからぬし、そんな...全文を見る
○井上(一)委員 この問題については、まだ十分私は大臣に私なりの意も尽くせないし、時間がないから、あなたの考えもまだはっきりわかりません。いままで八木先生と一緒にやってくれた奥野大臣がいつからそういうふうに変わったのだろうか。何がそう変える原因になったのだろうか。奥野大臣の素直な...全文を見る
○井上(一)委員 だから、法務大臣が理想とする、あるいは希望している九条というものは一体どんなものなんですか、こういうことを聞いているのです。
○井上(一)委員 それじゃ、いまの憲法九条では自衛のためにすら軍隊を持つことは許されてない、こういう理解ですね。
○井上(一)委員 われわれの見解は、持てないというのだ。それだからあなたは九条を変えようと言うのでしょう。
○井上(一)委員 改正しようということは、部分的にしろいまの憲法を否定するわけなんです。肯定をするということじゃない。そういうことなので、九条をあなたが変えたいというそういうものについて一体どうなんでしょうかと、いまの話なら、出てきたものは同じものであるかもわからぬと言うのですか...全文を見る
○井上(一)委員 法務大臣の個人的見解も含めて閣内で論議があろうと思いますし、総理ともそういうお話し合いをなさる機会が何回かあるわけですね。何か私の感じでは、もう個人的見解として法務大臣はどんどん言いなさいと、あなたの言っていること、あるいはあなたの見解は総理は承知して、了解して...全文を見る
○井上(一)委員 この問題についてもさらに次の機会ということにしたいと思います。  ここで、すでに御承知の帝銀事件の平沢貞通元被告、この方はたしかもう九十歳になるのですね。私の聞いている範囲では、田中元法務大臣が、あの人のかかれた絵を見て、いわゆる人の心を見抜くことができるし、...全文を見る
○井上(一)委員 相反する二つの意見がある、これはまあそうかもわからぬでしょう。しかし、獄中三十三年ですか、もう九十歳の高齢の中で、私はここで事件の事実関係を追及するとか、そういう論理は別として、人権というか、人間としてのぬくもりというものは、やはり大臣、お互いに持っているわけな...全文を見る
○井上(一)委員 複雑な気持ちだ。しかし、やはり大臣がお決めになる気持ちをきっちりと、勇気あるというのでしょうか、そういう気持ちを持ってもらうことが、まあ私はできるだけ早い機会にそういう気持ちを持ってもらいたい、こういう強い願いがあるのです。大臣、もう一つその複雑な気持ちをできる...全文を見る
○井上(一)委員 強くその要望をして、最後の質問に入ります。  すでに新聞紙上で明らかになっているのですけれども、きょうも元管財人がまたいろいろと、裁判官との親密さが必要であるとか、あるいはいろいろな見解を出しているわけですけれども、谷合判事補あるいは板垣判事、いわゆるゴルフ場...全文を見る
○井上(一)委員 起こった問題については、それは究明しなければいけない。起こったから、もうやめたらいいのだ、やめたらおしまいなんだというわけにはいかぬと思うのですね。その辺はどうなんですか。
○井上(一)委員 司法官の不法行為というのでしょうか、こういうものを、防止策と言えばなんですけれども、これこそまさに別に法律とかそういうのじゃなく、まあ意識の問題なんですけれども、何か大臣としてそういう対策をお考えになりますか。あるいは、これからの取り組みとしてこういうことを防止...全文を見る
○井上(一)委員 これで一応終わります。
04月14日第94回国会 衆議院 決算委員会 第8号
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○井上(一)委員 私は、行政管理庁の主管の質疑に入る前に、一つ中曽根長官に伺っておきたいと思うことがあります。     〔森下委員長代理退席、越智(通)委員長     代理着席〕  先日、アメリカの原潜が日昇丸の当て逃げをして三十数時間放置をした、この事件は大変遺憾でありま...全文を見る
○井上(一)委員 きょうの閣議では、総理から何かこの問題についての意思表示がなされたのでしょうか。
○井上(一)委員 私はそういうこと自体もやはりアメリカに対する日本の毅然たる姿勢というものが明白でない、こういうふうに思うのです。  外務省にこの際聞いておきますが、アメリカからの事情報告、そしてこれに対する対応について外務省として内閣に具申をしたのか、そのことについて外務省か...全文を見る
○井上(一)委員 アメリカからの事情聴取について、ごく最近、一番新しい報告はいつ、どのようなことを受けられたのでしょうか。
○井上(一)委員 さらに防衛庁についてもこの問題を聞いておきたいのですが、防衛局長はいま御出席でしょうか。——それじゃ、後にしましょう。  それでは、行革の基本的理念について中曽根長官は、国の活力を求め、さらには簡素で効率的な政府をつくっていきたい、もちろん多様化に即応のできる...全文を見る
○井上(一)委員 いま長官が混合経済という、いわゆるフリードマン方式ですべてを処理していくということも当を得ないし、さらにはケインズ方式を切り捨てていくということにもそれなりの難点があるというふうに理解をされている。それは私も非常にそのとおりだと思います。  そこで、先日、総理...全文を見る
○井上(一)委員 私は、地方の定員が、というのでしょうか、地方は七十三万人の増である、このこと自体は、やはり行政それ自身が直接行政に多くの分野を求めているというか、むしろ国の間接行政はもっともっと効率化する部分もあるわけです。さらには多様化に即応する行政というのは、地方でのいわゆ...全文を見る
○井上(一)委員 行管庁長官として、もちろん臨調の答申ということの尊重、これはもうそれなりに当を得たお答えになろう。あるいは当然尊重しなければいけないわけですけれども、やはり具体的な行政の中での問題として、こうあるべきだとか、あるいはこういう点を是正していかなければいけない、いわ...全文を見る
○井上(一)委員 補助金といえばたくさんの性格の異なったものがあるわけです。補助金の多くは地方自治体に対してあるいは地方自治体を経由して交付されている。いわゆる奨励的な補助金は別として、法律に基づく補助金、こういう制度に乗ったものがあるわけです。これらの補助金に対しては、国と地方...全文を見る
○井上(一)委員 行政管理庁長官に地方財政の実態というものを少し承知をしてもらわなければいけないのじゃないだろうか。地財法の十条に「国がその全部又は一部を負担する法令に基いて実施しなければならない事務に要する経費」あるいは十条の二には「国がその全部又は一部を負担する建設事業に要す...全文を見る
○井上(一)委員 行管庁長官としてその立場上なのか、私が地方に対する認識は十分お持ちでしょうねということを冒頭に、行革の理念というものをお互いにはっきり確認をし合った上でこれを論じ合っているのですが、臨調の答申を待ちたいのだ、いまはしゃべるべきでないと。しかし、実態はこうなんです...全文を見る
○井上(一)委員 地方自治体の実情もよく知っているのだということです。しかし、答弁の範囲内では十分な承知をいただいているのかどうか少し心配になるので、さらに私はあえて指摘をして質問をさしていただきます。  地財法の十一条の二、これは、十条から十条の三までに規定する経費については...全文を見る
○井上(一)委員 第二次臨時行政調査会の中長期検討課題の中には、国と地方の機能分担のあり方、及び地方行政の合理化が取り上げられておるわけであります。その中で、国の地方公共団体に対する監督、規制のあり方や地方公共団体における組織、定員管理方式の見直し等、地方行政の合理化も課題の一つ...全文を見る
○井上(一)委員 次に私は、中曽根長官にこの点について聞いておきます。  いま地方公務員の給与水準が国家公務員に比べて高過ぎる、そういうことが報道されております。ラスパイレス指数をもってそれが示されているわけです。そのことに関連するわけでありますけれども、国が地方団体や外郭団体...全文を見る
○井上(一)委員 さらに、私は具体的な実例を出して長官の考えを聞いておきます。  現行の地方団体に対する国の支出金の中に、その目的、使途、効果がきわめてあいまいなものがあるわけなんです。行管としてはいろいろつかんでいらっしゃるであろうけれども、きわめてあいまいな、そして効果が何...全文を見る
○井上(一)委員 行管庁長官、私は自衛隊の募集それ自身に問題があると言っているのではないわけなんですね、いまも言ったように。国の支出金がむだである、こういうことは二重払いだ、こういうことを指摘しているわけなんです。いま大いに戒めたいというお答えでありますから、私は、特に金額の大小...全文を見る
○井上(一)委員 防衛庁にお尋ねをします。  いま会計検査院から地連の検査については四カ所、どこを受けたということは別として、それぞれの事務所経費というものについて具体的に数字をもってお答えをいただきます。
○井上(一)委員 地連で従事する職員が三千百人、そしていま平均賃金で概算して、募集経費含めて百二十六億六千八百万。市町村に委託費として渡す支出金は別にして、これだけ使われているわけなんです。防衛大学校、ごく最近はやめていく青年もおるわけです。きょうはそのことは別にして、五十年から...全文を見る
○井上(一)委員 さらに私は、この際大蔵省に聞いておきたいと思うのです。  減税問題の引当金という形の中で議長裁定が出され、予算委員会においてそれが確認をされたわけであります。五十五年度の剰余金は一体どれぐらいを見込まれるのか、あるいは五十五年度に発行を予定している赤字特例公債...全文を見る
○井上(一)委員 出納整理期間中に発行していくのだという、いわゆるさじかげんで——これは特例公債だから、私が指摘しなくたって、赤字見込みでなければ発行できないのですよ。そうでしょう。赤字見込みでなければ発行できないのだ。あなた方はいつも国会で、自然体でとか、そういうことを言ってい...全文を見る
○井上(一)委員 議長裁定という国会の最高の権威、これを尊重する、そういうことについては十分理解をしていますね。
○井上(一)委員 減税引当金という形の中で、大蔵はやはり議長裁定を尊重し、そうしてこの剰余金の減税引当分を十分配慮していくべきである、こういうことを強く私から要望しておきます。  時間がありませんが、防衛局長お見えですか。まず、私はさっき冒頭に中曽根長官にも原潜の当て逃げ事件に...全文を見る
○井上(一)委員 私は、もし仮に自衛隊がこういう事件を起こした場合にはどうなのですか、三十五時間もほったらかしにしておくということ、あるいは人命救助の対応をしない、そんな具体的に今回起こったそういう問題を自衛隊であればこういう法規によってこういう処分がなされるのだということを聞い...全文を見る
○井上(一)委員 公海に関する条約十二条の一項ですか、そういう法律、あるいは自衛隊法、こういうことですね。  さらに、私は、防衛局長、この折だからちょっとあなたに注意をしておきます。  前回の委員会で私の質問で、アーミテイジ氏の来日は具体的に何か提案、話があったかということに...全文を見る
○井上(一)委員 それでは私はもう余り時間がありませんが、この競馬会のいまの問題についての資料と、それから答弁、さらには前段でさっき申し上げた、国家公務員が関連地方公共団体あるいは関連機関に天下っている、表現が悪ければ配置転換、あるいはそういう形の中でベースアップは二、三号アップ...全文を見る
○井上(一)委員 午前中に私から指摘をして留保した点についての答弁を改めて求めます。
○井上(一)委員 何を言っているのですか、あなた。私は、国から地方公共団体に下っていった場合に二、三号アップがなされている、あるいは地方公共団体でなくても関連機関に行く、そういう事実があるということを指摘したわけです。全体的なものとして掌握をしているのか、こういうことをまず一点は...全文を見る
○井上(一)委員 いま長官から答えがあったように、ひとつ担当の方で十分な把握をしていただいて、後刻報告を願いたい。  ただ、ラスパイレス指数だけで地方公務員の給与水準を国と比較する場合にそういう実態があるということも、地方自治体では優秀な人材を求めるために若干の賃金ベースが部分...全文を見る
○井上(一)委員 私も長官のその認識に期待するところがあるわけです。ところが、なぜ肥大化し、機能が麻痺していったかということは、政策的な、余りにも政治的な配慮が底流にあったと思うのです。けさほどからも農林行政においで指摘もしました。ここでイデオロギー上においての行革というものは全...全文を見る
04月17日第94回国会 衆議院 決算委員会 第9号
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○井上(一)委員 私はまず、厚生省が常に社会福祉のかかわりの中で、大臣を中心に一生懸命御苦労いただいておる、そのことについては心から多とするものであります。  戦前は、御承知のように富国強兵、強い軍隊を持つことが国が富むことである、そういう発想の中から厚生省というものがつくり出...全文を見る
○井上(一)委員 いまの大臣からのお答え、私は非常に感謝を申し上げます。  それぞれの障害者が地域社会で自立して生活をしていく、そういう機会をやはりみんなの力でつくり出していく、そういうことが福祉だとぼくは思うのです。そういう中から連帯の社会、福祉国家というものはみんなの力でつ...全文を見る
○井上(一)委員 非常に前向きに取り組む決意をお答えいただいてありがとうございます。  さらに、現在、老人健康診査事業が厚生省で取り組まれておりますし、このこともまた予防医学の面から大事なことであります。これは老人福祉法の定めるところによって老人の健康管理と早期発見あるいは早期...全文を見る
○井上(一)委員 さらに私は、老人保健制度についてここで少し触れておきたいと思います。  いまも申し上げたように、予防医学を重視していくのだということがまずは老人医療費の高騰を抑制していく最初の手段である、こういうふうに思うのです。今回老人保健制度について諮問がなされているわけ...全文を見る
○井上(一)委員 基本的には老人医療というものはやはり無料である、自制の一つの当面の手段だというお答えがあったわけです。できればその歯どめとして政令で定めるのじゃなく法律、ということは、なし崩し的に三百円がいつの間にやら五百円になり、七百円になってしまうことのないように十分な配慮...全文を見る
○井上(一)委員 さらに私は、医療法の問題についてここで尋ねておきます。  御承知のように、医療法の改正を現在厚生省では検討しているわけでありますが、さきに私自身が富士見病院事件の問題を取り上げて、関連して医療法人が事実上の営利行為の事業主体となっていた、こういうことを防止しな...全文を見る
○井上(一)委員 原則として医師に限るということですね。例外はどういう場合にお認めになるのですか、いまお考えになっているのですか。
○井上(一)委員 突然の死ということで、あとの家族に対する配慮、これは必要だろうと思いますし、営利を目的とするような事業主体に組み立てないようにも、格段の配慮を願いたいと思います。  次に、私は地域医療について少し質問をしたいと思うのですけれども、救急休日診療所等がそれぞれの自...全文を見る
○井上(一)委員 もう一点、税制の問題についてお尋ねをしておきたいのですけれども、医療の公共性というこの性格を十分認めているのかどうか、そしてそれに対してどういう対応をしているのか、こういうことなんです。一人法人の問題にいたしましても、きっちりとこれは確立すべきではないだろうか。...全文を見る
○井上(一)委員 午前中の時間が一応参りましたので、とりあえず午前中での私の質問はこれで終えて、午後再開と同時に続いて質問をいたします。
○井上(一)委員 午前中に引き続いて質問を続けるわけですけれども、午前中わが党の新村委員からも指摘があった医師国家試験の漏洩問題、このことについて、けさ十一時から厚生省は事情聴取をなさっておられるわけなんですけれども、何かまだ事情聴取が続いているということなのです。私の質問の時間...全文を見る
○井上(一)委員 廃棄物問題からこれが取り組まれてきたということを強く認識をしていただいているわけです。  廃棄物の問題については、ただ単に最終処分地だけが論じられていいということではないわけでありまして、当然その過程で収集だとか焼却だとか、あるいは産業廃棄物もありますし、その...全文を見る
○井上(一)委員 私が指摘したように、多くの問題がある。そういう意味からも、いま審議がなされておりますけれども、センター法が成立すればすべて万全であるのだということではないわけですね。これはそういう認識に立っていただいておりますね。ちょっとこの点も確認をしておきます。
○井上(一)委員 私は、ここで多くを論ずる時間がありませんけれども、やはり抱える問題を解決する、あるいはその見通しがある、そういう中でこそ今度のセンター法も生かされていくものですから、いわば問題が解決しない段階においてはむしろこのセンター法が成立しても欠陥を有している、こういう理...全文を見る
○井上(一)委員 そこで、次に、厚生大臣は所信表明の中でも「保育対策の充実、児童館の増設」等「長期的視点に立って児童の健全育成と資質の向上を図っていくことがきわめて重要」であると。まさにそのとおりなんです。そこで、ひとつ保育所問題、さらには就学後の児童に対する現況を踏まえた保育の...全文を見る
○井上(一)委員 文部省、あなた方の答弁というのは決まり切っているのだよ。私はさっき、実際にこうなんですよということを少し時間をかけて話をしたわけです。それに対してどう文部省は考えているのだろうか、そしてどうこれから対応するのだろう、どういうふうに自治体に対して協力をしていくのだ...全文を見る
○井上(一)委員 これは質問の答弁にはなってませんね。私はこんな答弁では納得ができません。だから、私の質問に対して答弁のできる人が出てきてもらってお答えをいただきたい。それまで私は暫時質問を留保します。
○井上(一)委員 実情はもう私から言ったわけです。それで、学童保育の実態、いま言ったように、共働きの子供たちだけをそういう学校のプレハブ等の中で教育をしていく、そのことの実態はどういうふうに認識をしていらっしゃるのか、それはどう影響するのか、どういうような位置づけでそれを認識して...全文を見る
○井上(一)委員 私が重ねて質問をしたことについての答弁になっていませんよ。  もう一度申し上げましょう。学校の中でいま現実にそういうプレハブをつくって、そしてプレハブの中で、指導員を置いて指導している、教育をしている。文部省はそれをお認めになっていらっしゃるし、そのことにいわ...全文を見る
○井上(一)委員 少し物の考え方というか、文部省がそういうとらえ方をしているということは不幸だと思います。あなたは、社会教育だとかあるいは学校教育だとか家庭教育だとか、いわゆる文部省が所管するのはその分野である。私はさっきから言っているでしょう、学童保育、あるいはかぎっ子という言...全文を見る
○井上(一)委員 余り時間がないので、もっとしっかりとした、きっちりとした認識を持っていただくように、特に私からも要望しておきます。  さらに、保育所にかかわる問題について私から厚生省にお尋ねをしておきます。  御承知のように、保育所については、先ほども申し上げたように、保育...全文を見る
○井上(一)委員 努力をしていただいているわけですけれども、これはひとつ中央児童審議会にでもかけて検討していただけないでしょうか。
○井上(一)委員 さらに局長に、いま年齢区分を、措置がとられた日の属する月になっているわけですけれども、措置のとられた日の属する年度当初に改正していくべきであろう、こういうことも私は考えているわけなんです。長時間保育の問題については時間がないから、いま言った、措置をとられた日の属...全文を見る
○井上(一)委員 もう余り時間がありませんし、医師国家試験問題について答弁をいただけるというメモが入りましたので一点だけ、私から、厚生省がいままでに取り組んできている大規模年金保養基地について強く指摘をしておきたいのです。  べらぼうな土地を日本全国各地にまたがって年金保養基地...全文を見る
○井上(一)委員 厳正に対処するということはどれくらいの範囲までを考えていらっしゃるのでしょうか。
○井上(一)委員 この問題は、いまの段階で厚生省だけでの事情聴取なのか、関係省庁との連絡の上での事情聴取なんでしょうか。
○井上(一)委員 これは司法の段階での取り組みというのか、あるいはそういう厚生省だけの事情聴取で終えるものなのかどうか。いま学生にも時によっては事情聴取だという取り組みを持っておるということはわかったのですけれども、医師法違反だということだけなのか。大学の教授という立場の今度はま...全文を見る
○井上(一)委員 余り時間がありませんが、そこらをきっちりとしておかなければいけませんよ。さっき学生からの事情聴取云々という答弁があったものですから、学生から事情聴取をするということは非常に事は重大なわけなんですよ。だから、そういうことになれば厚生省が厚生省のサイドを外れての法の...全文を見る
○井上(一)委員 具体的な判断資料を明確にして、そしてその上に立って、法に触れる疑いがあればそういう手段をとる、こういうことですね。
○井上(一)委員 そうあるべきだと思います。  それじゃ私の質問はこれで終えます。
04月20日第94回国会 衆議院 決算委員会 第10号
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○井上(一)委員 私は、まず冒頭に、敦賀原発の事故にかかわる問題について質問をいたします。  政府は、先般の敦賀原発の事故の原因あるいは現在までの調査の経過等も踏まえて、まずは報告を願いたいと思います。
○井上(一)委員 この敦賀原発は、ことしに入ってもトラブルを起こして、そして十分な連絡体制もとらない、いわば非常に甘い管理体制であったということ、ついては通産当局も、この原発に対する取り組みが非常に安易であったのではないだろうか、そういう点についての政府の責任というのでしょうか、...全文を見る
○井上(一)委員 まず安全管理体制に甘さがあったということを指摘しておきます。それは十分反省をしなければいけないし、そのことが今回の問題を引き起こしたわけですが、今度のこの問題で、予想以上に汚染範囲が広いのではないか、そういうことが調査の中で裏づけされるわけです。このことは人体に...全文を見る
○井上(一)委員 通産大臣、私はまず管理体制の甘さを指摘しました。続いて私は、そこで生活をしている方々に対する十分な対応をいま申し上げました。さて、原因を追求していく中でほぼ確実であろうという一定のめどが、建屋内にマンホールがあったのだ、そういうことであります。四十六年当時の取り...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、私どもはこの原発の安全性を常に指摘してきたわけなんです。そのたびに政府は、安全だ、任じておいてくれ、こういうようなことで取り組んできたわけなんです。基本的な根本的な問題にも触れなければいけないわけですけれども、私は、今回起こったこの問題をどう解決し、国民に...全文を見る
○井上(一)委員 時間が許すならばという前提じゃなく、ぜひこれは大臣が現地に行ってこの問題を深刻に受けとめるという態度を示すべきじゃないか、こういうことなんです。大臣、いかがですか。
○井上(一)委員 私は改めて決算の理事会で、決算委員会としても今週中にはどうしても現地へ調査に入りたいということを午後諮ってもらおうと思うのです。大臣、御一緒に行きませんか、自動車も大変でしょうけれども、そういうことはどうですか。
○井上(一)委員 相次ぐトラブル、さらには今回のこの事故、まさに国民が原発に対するいままでの前宣伝にだまされておった、あるいは政府の安全安全だと言うことが全くそうでなかったということ、さらには心配と不安感というものを大きく国民に与えた、こういうことについて、だれがどう政治的に責任...全文を見る
○井上(一)委員 いろいろ考えてみたい。まあさっきも言われたように、いま運転をしている原発、さらには予定も含めて計画推進をしているそういういろいろ原発に対する見直しを、これ以上ふやしていいのかあるいはいままでの安全対策だけでいいのか、まずは検討しなければならぬだろう、こう思うので...全文を見る
○井上(一)委員 すべての原発に対して再点検をし通達を出して十分な対応をする、こういうことでございますね。
○井上(一)委員 調査の報告結果等も国会に報告をしていただくことを私はここでお願いをしておきます。よろしゅうございますね。
○井上(一)委員 官房長官お見えですか。ちょっと官房長官に尋ねておきたいのですけれども、いま通産大臣から、すべての原発に対する再点検、調査を命じる、それを国会に報告する。官房長官は今回の敦賀原発のトラブルについてどう受けとめ、どのように政府としては対応しようという取り組みのそうい...全文を見る
○井上(一)委員 昨日行われました窪川町のいわゆる原発にかかわるリコールの問題、さらには町長選挙の問題、結果的には前の町長が勝ったわけですけれども、この投票結果を踏まえて官房長官はどういう受けとめ方をなさっておるでしょうか。
○井上(一)委員 原発に対しては住民はノーというその答えを出してリコールが成立したのです。あくまでもその点は十分な認識を持っていらっしゃるでしょうね。さらには、町長選においては、いわゆる一般的な町政それ自身は引き続いて前の町長に信託をする、こういう結果だと私は思うのです。原発それ...全文を見る
○井上(一)委員 まあ賢い答弁というのでしょうか。通産大臣、大臣の認識を聞きましょう。官房長官は詳しい事情はわからぬということで、みずからの意思は明確にされないのですけれども、窪川町の原発推進についてはリコールでいわゆるノーという住民の意思が前回あらわされたわけですね。今回の選挙...全文を見る
○井上(一)委員 原発の問題については、さらにまたその調査報告を受けた中で、あるいは当委員会としての取り組みを後刻相談をする。委員長に、特に現地調査に当委員会が取り組むことを私は社会党として強く要望しておきます。  続いて、先日タイ、カンボジア国境で難民救済事業にボランティアと...全文を見る
○井上(一)委員 ボランティア活動を支えるため、さらには西崎さんの死を無にしない、そういう観点から、私は十分な政府の対応というものを求めるわけなんです。  一つの提案として、犯罪被害者等給付金支給法というものが昨年五月に国会を全会一致で通過したわけであります。このことは私自身み...全文を見る
○井上(一)委員 この法を適用するか、あるいはこれにかわるべき対応をするか、そのための取り組みをする、こういうことですね。
○井上(一)委員 ぜひボランティア活動を続ける人たちへの政治的な十分な配慮を私は希望し、強い要望をいたしておきます。  さらには、私もこの委員会で取り上げてまいりましたアメリカの原子力潜水艦がわが国の日昇丸を当て逃げしてとんずらをしていく、そういう非人道的な、いわゆる正しい外交...全文を見る
○井上(一)委員 首脳会談までにこの決着は必ずつけられ得ると期待している、こういうことでございますね。決着ということは、まさに今回の事件の事実関係、どうしてああいう事件が起こったのか。これについては恐らく軍事機密であるということで逃げ切られてしまう可能性もあるわけです。あるいはな...全文を見る
○井上(一)委員 私は、先ほどから申し上げるように、この問題の解決、処理は、アメリカ側から示してくるいわゆる事実調査の内容だと思っている。  一つには、その原潜のとった行動、一つには、日米安保の中における日本の現状、アメリカの核戦略のもとに置かれている日本の現状が明らかにされて...全文を見る
○井上(一)委員 親書に期待しているということですけれども、アメリカの対応次第では、あえて日本はその三つの基点に立って抗議もしていくのだというぐらいの強い姿勢と、いわゆるレーガン親書を政治決着の道具にはしないということは約束してくれますね。
○井上(一)委員 なぜ私がこういうことを申し上げるかというと、わが国の外交というものに、きっちりと国民が納得する自主的な、主体的な取り組みを日ごろから指摘をしてきたわけです。金大中氏事件に見られるようなあいまいな政治決着は許されるべきではない、中途半端なことではだめだ、日米関係に...全文を見る
○井上(一)委員 もし首脳会談前に一定の納得のいく決着がつかない場合には、首脳会談の一つの議題としてこの問題が提起されるというふうに理解してよろしいですね。
○井上(一)委員 国民がすべて納得のできる、日米関係の友好が持続できる、そういう形で決着をしなければいけないし、まさにアメリカのわが国に対する、日昇丸に対する今回の措置というものは全く日本をなめ切った対応である。強い怒りを込めて外交に大臣が当たっていただくことを私は強く要望してお...全文を見る
○井上(一)委員 まさに大臣、SRCIIの問題が話題になった、このことなんですよ。このことは——原潜の当て逃げ事件も当面は両国間の信頼関係を損なう大きな問題であります。SRCIIについてのアメリカの対応はまさに国際信義を打ち破るものだ、日米の信頼関係を損なう、こういうふうに私は指...全文を見る
○井上(一)委員 時間がないから私は、詳細はまた、具体的な内容については逐一通産省の所管でもやります。  ここで指摘をしておきたいことは、いわゆるアメリカとわが国との協定がきっちりと結ばれているわけなんです。その協定をやはりお互いに守っていくということがまずは大事である。そうい...全文を見る
○井上(一)委員 IJPCについてもまた時を移します。  通産大臣、さっき私が指摘したように、アメリカから押しつけられた、まさにそのとおりなのです。エネルギー開発についての国際的な立ちおくれがわが国を焦らせたのだという。善意に解釈してもそれの導火線をアメリカがちゃんとつくってい...全文を見る
○井上(一)委員 それでは通産大臣、このSRCIIについてアメリカ側が事業を縮小し、あるいはレーガン政権になってから取り組みが変わってきた、そういうことの事情は、いわゆる報告というのでしょうか、情報収集は通産はちゃんとしておったのでしょう。そういうことは通産ではもう事前にわかって...全文を見る
○井上(一)委員 アメリカは、事業縮小で、破棄することはないであろうと。アメリカが破棄した、あるいは事業縮小も含めてですよ、協定に反するような立場をとった場合、通産大臣どうなさるのですか。それはきっちりと物を言ってアメリカに強い抗議をし、損害に対する補償を求める、それぐらいの強い...全文を見る
○井上(一)委員 私は、そういうことになるおそれも非常にあるという一定の懸念を持ってこれは尋ねているわけですけれども、予算編成上の問題で、予算審議の中でこの問題がすでに情報が察知されておった、天谷審議官がアメリカに渡り、そしてそういうことについては公式、非公式を問わずに。予算委員...全文を見る
○井上(一)委員 財政再建の中で厳しい増税予算が組まれた、減税対策も十分でない。そういう中で七十四億円あるいはことしは百五十億円。特別会計科目の流用云々以前の問題です、これは。予算編成上の問題として、そういう心配のある、明確でない、まだ状態があやふやであるという段階に予算化をする...全文を見る
○井上(一)委員 それならよけいにこの問題の深刻さ、いわゆる重要性というものを意識してもらわないと困ると思うのです。何か通産大臣は時間がないそうでございますので、それでは大蔵大臣から一言、予算編成の点に立っての見解だけを聞いておきましょう。
○井上(一)委員 使おうとしても使えないのですよ、大臣。私の尋ねているのは、一般論として、予算を編成する場合にはその執行の見通しが明確であるというきっちりとした状態の中で予算というものは組んでいくべきであるということがまず第一点、さらには、継続的なものであるとしてもその予算編成時...全文を見る
○井上(一)委員 外務大臣、もう一問。さっき申し上げておったように、アメリカが外交信義に外れるようなことをしている、そういう場合は、信頼関係を持続さすためにもやはり強い申し入れをすべきだ。次回の会議にはそのことも踏まえてきっちりとアメリカに日本の意思を明確にしていく。もし、そうい...全文を見る
○井上(一)委員 余り時間がないので、通告をしておりましたIJPCとこのSRCIIについてはさらに質問を留保して、次回に譲ります。  三点目に、私は運輸省と国鉄関係について質疑を続けます。  まず運輸大臣に、関西新空港について、地元にいわゆる予備協議という形で提示される最終案...全文を見る
○井上(一)委員 その昨年の運輸省案は公表されたわけでしょうか。
○井上(一)委員 なぜ公表しなかったのですか。
○井上(一)委員 完全な精査ができてない、完全な精査が今回できたわけでしょう。
○井上(一)委員 それは十一月案よりもさらに減少、いわゆる工費縮減、そういうことも予想されるわけなんですけれども、その点はどうなんですか。
○井上(一)委員 そのことは、いわゆる予備協議に案として出すのは一兆五千三百億円の案で出すのか、さらには縮小された案で提示をされみのか、どっちなんですか。
○井上(一)委員 こんなことは質問をするに及ばないのですけれども、大臣、九月一日の答申、いわゆる環境に影響を与えない、そして工事の施行についても十分手厚い配慮をしていくのだ、そういうことについては変わりないでしょうね。
○井上(一)委員 いま指摘した答申の内容を守っていく、さらには第一次案ですね、工費削減、昨年の十一月案、この精神を貫いていく。しかし、公表をなぜしなかったのか。十分な精査ができてない、いろんな理屈を運輸省はつけているわけなんです。今後もこういう理屈をつけて地元をだましていこうとい...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、非常に無責任な対応をされると地元は迷惑なんですよ。これはちゃんとした運輸省の見直し案なんです。  大蔵大臣、いま土光臨調がスタートをし、補助金もカットしていこう、大型プロジェクトはすべて凍結をしていかなければいけないというようないまの財政事情、これは私が...全文を見る
○井上(一)委員 いまの答弁で見る限り、渡辺大蔵大臣は内閣改造があっても留任は間違いなしですよ。  塩川運輸大省、いま大阪の関連地方自治体が反対決議の撤回、見直しという意思表示をしているわけなんです。これをあなたはどういうふうに受けとめておるのか。それだけ責任を負わされたのだ、...全文を見る
○井上(一)委員 このこともまたさらに機会を変えて申し上げ、質疑をいたします。  最後に、国鉄に関連して、日本自動車販売株式会社、通称SOCSと呼ばれておるわけですが、すでにこれは破産をしているわけですけれども、もうこの会社には国鉄のOBがたくさん天下っているわけですし、この関...全文を見る
○井上(一)委員 総裁のいまの話では、国鉄は損害がないのだとか。安く安く借りて高く高く又貸しをしているのですよ。そして、国鉄に勤務していたOBが全部それに関連をしているのです。国民に対する国鉄、きょうから運賃値上げですよ。総裁がそんな認識だから国鉄が健全経営できぬのですよ。運輸大...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、この問題は毅然たる対応を国鉄に指示してほしい。さらに、いま私が具体的に挙げた事実関係についても調査に入ってほしい。いかがですか。  総裁、私が挙げた事実、あなたは全くそういうことがないと言うのか、調査をすると言うのか。
○井上(一)委員 末端の被害者に対しては十分な救済措置が必要である。高く高く貸しつけられておった、そういうディーラーに対しては、この問題の究明と同時にそういう救済は十分配慮すべきである。  さらには、私は委員長に、この件については関係者の本委員会における何らかの形での出席要求を...全文を見る
04月27日第94回国会 衆議院 決算委員会 第11号
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○井上(一)委員 まず私は、理事会でも申し上げておりましたように、社会党に与えられた一時間四十二分の質疑の中で通産大臣にじかに答弁をしていただきたい分がありますので、前もって通産大臣の出席を要求しておきます。  まず大蔵大臣に、予備費の審議に入る前に。御承知のように、海外経済援...全文を見る
○井上(一)委員 イラン当局は約束どおりの完成を期待する、今回のいわゆるICDCの取り組みについては意外であるというようなことがきのう発表されているわけです。まず一点は、大口融資規制が、行政指導が十分すべて行き届いたのかどうか。さらには、その中で三井グループのこのプロジェクトに対...全文を見る
○井上(一)委員 私の尋ねているのは、大蔵省のそういう行政指導が三井銀行、三井物産とのかかわり合いにおいては十分行き届いているのですかと聞いているのです。
○井上(一)委員 さらに、今後予想される問題として、このプロジェクトの経済性の問題から資金調達、資金援助の問題について、いろいろ問題が出てきます。出資比率の問題については、御承知のようにイラン政府は国会決議でありますからやはりそういう手続が必要でありましょうし、一点は、輸銀融資の...全文を見る
○井上(一)委員 大蔵大臣に私が尋ねたいのは、そういう話があっても大蔵省としては、やはり財投資金を投入して金利たな上げというような物の考え方は、これはとてつもない不合理なことですから、そういうことは一切あり得ない、あるいはそういうことについでは考えも及ばないという御認識なのかどう...全文を見る
○井上(一)委員 やはり財投資金の投入ということは、そこに採算性、経済性というものが大蔵サイドで十分保証された形の中での財投だと思うのです。そういう意味から、中身は事前に承知した上でなければその財投資金は投入されないわけなんです。だから、いま大臣が中身を聞いてからと言われるけれど...全文を見る
○井上(一)委員 過去に受けたことがあり、そういうものは慎重にやらなければいけない、このことは後でもう一度通産大臣が出席された中で両大臣に尋ねていきます。  直接の予備費の審議に入る前に、大蔵大臣にもう一点だけ剰余金問題について尋ねておきたいと思うのです。  国税庁の発表では...全文を見る
○井上(一)委員 特例公債のいわゆる枠の残りというのでしょうか、未発行分二千二百億円、これはどのように取り組むおつもりでしょうか。
○井上(一)委員 特例公債ですから、赤字公債ですし、総理もけちな対応はしない、大蔵も自然体で取り組む。いまの財政事情というのでしょうか状態をわれわれの中で承知する範囲では、これは考え方によれば出納整理期間中に、大蔵省のさじかげんというのでしょうか、そういう操作でどうにでもなるのじ...全文を見る
○井上(一)委員 大蔵大臣に重ねてお聞きしますが、特例公債は既定方針どおり発行をする、そして自然体でという、この言葉に非常に微妙なニュアンスがあるわけですね、しない場合もあり得るという。特例公債を発行してまで減税資金を確保することはしないというような大蔵サイドの考えも風聞として聞...全文を見る
○井上(一)委員 大蔵大臣は、財政の常道ではない、そういう中から確かに赤字国債を発行して減税には引き当てられないのだという。しかし、片側で余りにもむだな資金が、国民の税金が使われている。そういうことで減税引当金までもそういうような形でうんと支出がなされている。具体的に大蔵大臣が農...全文を見る
○井上(一)委員 国が地方自治体に対して、一定のめどとして行政指導をしているのはどれぐらいか御承知でしょうか。これは私の方から申し上げておきましょう。自治省等の行政指導は千分の一から千分の五ですよ。予備費は一%なんというのはぼくは多過ぎるし、予備費なんというものは、やっぱり予見し...全文を見る
○井上(一)委員 大蔵の予見しがたいいわゆる支出、予算ですね、それはどんなものに限定をしているのか。それは八十七条で十分保障はされているけれども、八十三条と八十五条との絡みはどうなるのか。そういう絡みから考えれば、予見しがたい予算というものはどこまで制約を必要とするのか、これは認...全文を見る
○井上(一)委員 予算編成時に予想され得なかったいわゆる経費。あくまでも予算編成時には一定の経費があるいは支出が予想された場合は、これは予備費に組むべきではないですね。
○井上(一)委員 さらには、当初予算に大枠で計上して、たとえば人件費を例にとれば、人数の問題だとかあるいはその他該当者数の増減だとかいろいろな条件、そういう場合にはこれは当然予備費が流用されますけれども、予算編成時に支出が予想される、そのものはすべて当初予算に組み込むべきであると...全文を見る
○井上(一)委員 そういう観点からしましても、予備費の運用を拡大していくということはむしろ国会の審議権を侵害していく、そういうことになるのだという認識ですね。
○井上(一)委員 さて、五十四年度の予備費使用状況を見ましたら、大蔵大臣決定が十九件で百八十六億四千四百万円、閣議決定が四十九件で二千百三十七億六千六百万円、大蔵大臣決定は約三分の一強、五十五年度は、今度は大蔵大臣決定が三十七件で一千三百四十八億円になっているわけなんです。金額的...全文を見る
○井上(一)委員 できるだけ質問の趣旨に沿って簡略に答えてください。補正予算時には検討しなかったのかどうか。  続いて質問を続けます。五十四年度の水田利用再編奨励補助金については予備費の使用を決定しているわけです。不用額が二十七億六千二百四十万円出ているわけです。これは実質的に...全文を見る
○井上(一)委員 大蔵省にお聞きしますけれども、予算編成時の為替レートは大体どれくらいを基準にされていますか。
○井上(一)委員 五十四年度はどれぐらいのレートなんですか。
○井上(一)委員 さっきの前段の答弁では、二段階にいわゆる一月−六月あるいは七月−十二月ということで、私が尋ねたら、あなたは一月−六月のときには一ドルは何ぼ何ぼ、後半については幾らというふうに、尋ねていることについての答弁をしなければだめですよ。後期についてはどうなんですか。
○井上(一)委員 さらには各国際的な負担金等について支払い時点での為替レートも私は聞きたいわけですけれども、それは後にします。  ここで指摘をしたいのですが、外務省の国際分担金等の支払いについて予備費を流用しているわけなんです。三十二億九千六百七十六万円余りです。この国際分担金...全文を見る
○井上(一)委員 私の持っている資料では外務省は一ドル百九十五円で予算計上したというふうに報告を受けているのですが、いま二百十七円とお答えがありました。二百十七円というのに間違いありませんね。さらに一点。当初予算あるいは補正予算の時点でこういう国際分担金というものは当初に支払うべ...全文を見る
○井上(一)委員 余り時間がありませんので、さらに予備費の流用について、このことは毎々決算委員会では議論になるわけですけれども、総理の外訪経費ですね。一国の総理が海外訪問をするということはあらかじめ予定されているわけなんです。とりわけ首脳会談だとかあるいはサミット、主要国首脳会議...全文を見る
○井上(一)委員 大蔵大臣にお尋ねしたいのですが、私は金額の云々とか計上してよろしくない、そういう認識じゃなくして、むしろ予算編成という、あるいは予備費というさっき指摘をした一つの憲法上の位置づけ等から、すでに総理の外国訪問は必ず行われるということが通例でありますし、大枠予算とし...全文を見る
○井上(一)委員 私はこの点については十分筋を通すべきである、こういうことを指摘しておきます。  さらに、ここで先日私の方から指摘をし、検討をいただく、調査をしていただくということで、先週の前の決算委員会で日本自動車販売に関連した銀行の融資実態を私は尋ねたわけですけれども、もし...全文を見る
○井上(一)委員 時間がありませんから、私の方から指摘をして要望しておきます。  この日本自動車販売については、いわゆる国鉄当局からの天下り、あるいは元副総裁も絡んだ、いろいろとそこに一定の不明朗さを私は指摘をしているわけです。末端業者に銀行自身からの請求、いわゆる債権取り立て...全文を見る
○井上(一)委員 今回の三井グループのこの対応についてはどういう背景があったのか。通産はどう受けとめているのでしょうか。さらにはイラン側は、きのう記者会見でイラン側の見解を表明しているわけなんです。極端な表現ですけれども、今回のIJPCプロジェクトに対する日本側の姿勢を商人の駆け...全文を見る
○井上(一)委員 通産大臣のそういうお考えは三井グループ、いわゆる日本側の民間企業にお伝えになられたでしょうか。
○井上(一)委員 事務当局が今回のICDC、イラン化学開発がとった対応について大臣の意向なり通産なりの意向を二十三日以降に伝えられたのかどうか。さらには、今後大臣は関係者を呼んで、あるいは関係者と会って大臣なりの政府の方針をお伝えになるお考えをお持ちでしょうか。
○井上(一)委員 このプロジェクトについては、基本契約はイランの国会で承認を受けたものであるわけなんです。資金援助をしない、資金負担をしないのだということになれば、おのずからその基本契約というものの変更が必要になるわけです。これは当然イラン国会の承認が必要になってくる。むしろ日本...全文を見る
○井上(一)委員 ナショナルプロジェクトに決定したときに、すでにいわば原油の不安、いわゆるエネルギー戦略からだという意見と、三井グループに対する救済措置だという意見に分かれておったわけであります。いま何らギブアップしたことは聞いておらぬということですけれども、もうこれだけ強く報道...全文を見る
○井上(一)委員 三井の企業責任というものもはっきりさせなければいけないわけです。そして、ばらばらでないと言うなら、三井グループが、いわゆるICDCの社長が表明した見解というものは十分実態を知らなければいけないわけです。そして、そんな一つの駆け引きとしての対応なら厳に戒めなければ...全文を見る
○井上(一)委員 尋ねることがおかしいということで、基本的には変わりがない、わかりました。基本的には変わりはないけれども、なぜ尋ねなければいけないかということを申し上げましょう。  なぜ尋ねなければいけないのか。それじゃ二百億の追加の出資は基本的に今後もおとりになるのですか。そ...全文を見る
○井上(一)委員 私が質問したことに対するすべての回答がないわけですよ、委員長。これは時間もありませんし、私が質問したことに対してすべてを回答していただかないと私としても困るし、こういうことでは審議になりません。それで、このことについては質問をしたことについての答弁が出されるまで...全文を見る
○井上(一)委員 代行制度の導入の趣旨が、精神が十分生かされてないということを私は指摘をしているのです。だから、そういう点の実態も承知しているのかどうか。さらには、今回のこの「五千人の証言」のすべてをと言わなくても、目に余る事例については調査に入るのかどうか、あるいは実態を知るた...全文を見る
○井上(一)委員 余り時間がありませんが、私は道義的な責任というそういうところまで入る以前に、やはり自賠責に対する負担割合の問題とか、あるいは特定の人に対しては高額支払いをしていくとか、力によって支払い額が決まるようであってはいけないし、そういう事実が指摘されているわけなんですね...全文を見る
○井上(一)委員 私は、具体的に指摘をされた事例については踏み込んで調査をするのか、あるいはその実態をつかむのかどうかということを聞いているのです。つかまないのか、つかむのか、どうなんですか。
○井上(一)委員 このことについても、私は次回の折を見て質問を続けます。  とりあえず、通産大臣にかかわる質問は留保して、私のひとまずの質問を終えます。
○井上(一)委員 先ほど通産大臣にお伺いを申し上げました、IJPCに対する基本的な政府の姿勢は変わらないということでございましたが、そういうことでございましたら政府出資分についても何ら、追加出資というのでしょうか、二百億の枠内における出資は基本的には変更がないというふうに理解して...全文を見る
○井上(一)委員 もっと、私の質問もはっきり申し上げているので、いわゆる二百億円の出資については何ら基本的に変更はないということなのかどうか、あるとすればどういう理由なのか。それはイラン・イラク戦争だ、私はそういうふうに理解しているのですよ。ただ、その戦争終結時点で、留保している...全文を見る
○井上(一)委員 局長の答弁だと、出資については現時点では、その戦争という事情によって当初の思惑から状況が変わっている、そういう認識だということですね。プロジェクトの成功は願いたいけれども事情が変わった、こういうことですね。
○井上(一)委員 工事再開については資金の必要があるわけです。三井グループは資金送金を中止するという、そういうことを決定した。通産は、そのことについては何ら基本的に協力姿勢は変わらないということを大臣が言われているわけです。むしろ駆け引きに近いようなことは慎むべきだというくらいの...全文を見る
○井上(一)委員 これは大臣がおりませんので、余り深くこの問題に触れませんけれども、私は、これは非常に政治的な責任があると思うのですよ。簡単にこの問題を処理しちゃいけないし、だからこれはむしろナショナルプロジェクトに格上げした時点で政治的責任を私は感じてもらわなければいけないと思...全文を見る
○井上(一)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和五十四年度及び五十五年度の予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書等の承諾を求める案件について、反対の意を表明いたします。  予備費の大方は、災害復旧など国民生活に必要なものに使用されていますが、...全文を見る
05月13日第94回国会 衆議院 決算委員会 第12号
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○井上(一)委員 まず私は労働大臣に、労働大臣の所信表明に「労働行政がまず第一に取り組むべき課題は、この高齢化社会に対応する施策の推進」である、こういうことを申されているわけです。まさに高齢化社会の中にあっての行政が第一優先課題として取り上げられたということについては、私はそれな...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、丁寧なお答えに、受けとめていいのか、ちょっと私は首をかしげたくなるのです。それで、一生懸命やるというそういう御決意、それはまあそうしていただきたい。労働省は高齢者雇用の問題をどういうふうに位置づけていくのかということなんですよ。老人対策だというような位置づ...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ、ちょっと尋ねますが、労働省では高齢者の雇用問題に取り組む機関というのでしょうか、そういうものを持っていらっしゃるのでしょうか。これは大臣からでなくても担当の方で結構です。そして、いま大臣の答弁なされたそういう趣旨で取り組んでこられたでしょうか。
○井上(一)委員 時間がないから、こちらの言っている質問の趣旨に簡略に答えてください。労働省が老人対策的なものでなく高齢者の雇用対策としてどういう機関を任意的に持っていらっしゃるのか、そして、それは政府にどう反映させたのか、そういうことがあれば聞きたいし、なければないで結構です。
○井上(一)委員 私が指摘したことをいまになって、老人対策の中での位置づけをしているわけで、老人対策は、政府機関としては老人対策本部というものをつくって、そこに労働省は労働基準局長なり職業安定局長が幹事の中に入ってそういう組織立った動きを検討している。さらには老人対策室あるいは老...全文を見る
○井上(一)委員 藤尾大臣と私は全く見解を同じくしており、今後の御努力をさらに期待いたします。  さらに二点目に、労働行政の課題として、特に心身障害者など特別な配慮を必要とする人々のための対策、さらにはその中で身体障害者雇用率達成指導の強化等、いわゆる国際障害者年にちなんで非常...全文を見る
○井上(一)委員 開局長が非常に御苦労なさっていらっしゃるということは私も理解をします。しかし、なかなか思うようにいかない。国土庁は各省庁からの連全部隊だ一各省庁がやはりその取り組みがそういう姿勢がないから、集まったところでは全くそれが達成されてない、こういうことになる。民間に対...全文を見る
○井上(一)委員 ひとつこれは強く、雇用率の達成というただ数字的なことだけでなく、やはり意識としても、完全参加と平等のテーマのもとに取り組む障害者年である、そういう強い意識の理解のもとに、これはきっちりやってもらわなければいけないと思うのです。  それで、いま暫時努力を見てほし...全文を見る
○井上(一)委員 必ずやるということですから、大いに期待をします。総理大臣の命を受けるという意味では、閣議でも発議をされて、これはもう当然そういう取り組みをしてほしい。  さらにもう一点、これは全国的な問題でもあるわけですけれども、物価高さらには賃金の抑圧というのでしょうか、そ...全文を見る
○井上(一)委員 じゃ具体的に、一時間当たりの賃金は平均どれぐらいが好ましいと労働省は考えていらっしゃるのですか。
○井上(一)委員 賃金の決定は三者構成で取り決めがなされていくということについては私も理解しているわけなんです。それは余りにも安過ぎるという私の認識だし、事実はそうなんです。やはり労働に、さらには生活に見合っていくような賃金が必要になる。そういう行政指導をしていかなければいけない...全文を見る
○井上(一)委員 家内労働者、主婦が一時間当たり二百円や二百五十円で働いている。これはいろいろな条件があって外へ働きに行けないわけですから、そういうことを考えれば、最低賃金制度の基準等も勘案する中で、やはり私は二百五十円やそこらで働かなければいけない、そういう実態というのは好まし...全文を見る
○井上(一)委員 組織化されてないところで、あるいはそういう枠の中で働いていらっしゃる方に対しても十分な配慮が必要であるし、そうすべきだということを私は指摘をし、要望をしておきます。  続いて今度は、敦賀原発の事故に関しての問題について、労働者の立場という観点から質問をいたしま...全文を見る
○井上(一)委員 私が言ったように何次下請まで、これは最終までなんですか。すべて最終までですね。そういう下請労働者がどのような作業を行っているかということは把握されていると思いますけれども、電力会社等は、下請に作業を行わしているということをきっちりと報告をしているのでしょうか。あ...全文を見る
○井上(一)委員 では、逆に電力会社は下請を入れていないという報告をしているわけですか。下請業者が労働省に報告をする、電力会社は報告をしないわけですか。なぜしないのですか。させないのですか。
○井上(一)委員 これは後で大臣からも聞きたいと思うのですけれども、やはり電力会社から報告を出し、そして従事した下請企業も報告をする、そのことがそこに従事する労働者に対する健康の保護、そういうことにかかわってくるわけです。これは先に聞いておきましょう。大臣、電力会社は出してないの...全文を見る
○井上(一)委員 私は当然そうあるべきだと思うし、何でもないことをやらないから大変なことが発生するわけなんですよ。  さらに続いて、今回の敦賀原発の事故の後に各原子力発電所に対して労働省は調査をされたのかどうか。定期検査を含めて、今回の敦賀のは突発事故だと位置づけれられるか、あ...全文を見る
○井上(一)委員 さらに、労働省がそういう原子力発電所に行くときは事前に通知をする、いつ幾日行くから、あるいはこうだというような取り組みをいままでなさってきたわけなんです。そうしたら、やはりそれに対して相手側はいろいろな面で準備をするわけなんですね。そういうことだから、抜き打ち的...全文を見る
○井上(一)委員 いや、指摘をしたからそのとおりですそのとおりですではなく、これからはどう対応していくのかということをやはり聞いていかなければいけないわけです。さっきも少し尋ねましたけれども、電力会社に下請を云々のこともこれから提出させるということですが、いままでは下請を使ってい...全文を見る
○井上(一)委員 私はここで、敦賀の今回の事故を契機に、さらにたくさんの問題を抱えた現場があるという推測をするわけです。同じ機種、同じ管理からいくと、他の施設でも同様の事故があるということが容易に想像されるわけですが、むしろそういうことが表に出ないことが問題だ。たまたま今回の場合...全文を見る
○井上(一)委員 通産省も十分な調査の結果、告発にまで踏み切る、そういう用意を示されているわけですけれども、今回のこの問題で、労働省としても告発をも含めて強い対応をとるというお考えを持っていらっしゃるのかどうか、これは大臣からひとつお聞きをしたいと思います。
○井上(一)委員 それは強い姿勢という受けとめ方をしてよろしいですね。  さらに、私は、さっきお答えがあったその被曝者の人たちの中に日雇いの労働者が何人いらっしゃったのか、そしてその人たちの被曝の程度は十分把握していらっしゃるのか、この点も聞いておきたいと思います。
○井上(一)委員 それは後刻報告をいただくこととします。  通常の定期検査等で、原発は千五百人程度あるいはそれ以上の人たちが作業に従事をするわけですけれども、その大部分が下請の労働者、中には原発周辺に住む地元の農民なり漁民が駆り集められている、こういうことが私の調査ではっきりし...全文を見る
○井上(一)委員 いわゆる日雇い労働者を就労させる場合には、その目的を明確にしなければいけないわけなんですよ。そういうことがなされているのかどうか。  さらには、日雇い労働者が被曝を受けた場合、今回の事件も含めて、原子力損害賠償法の補償の対象になり得るものではないか。日雇い労働...全文を見る
○井上(一)委員 さらに、被曝線量の規制に新基準を設けようという一つの提案があるわけです。このことについての労働省の見解はどうなんでしょうか。
○井上(一)委員 時間がありませんので最後に。  私は冒頭にも申し上げたように、敦賀だけの問題ではない、すべての原発現場で起こり得る可能性を持った問題である、すべてに敦賀と同じような強い調査を速やかにやるべきである、私はこういうふうに考えるわけです。敦賀一点に目を集中させて他を...全文を見る
○井上(一)委員 終わります。
06月03日第94回国会 衆議院 決算委員会 第14号
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○井上(一)委員 財政再建という厳しい情勢の中で、社会資本の充実、公共事業の促進、あらゆる面で建設省が御苦労いただいているということについては十分認識をし、その御苦労を多としたいと思います。  そこで、私は最初に、関西新空港について、このプロジェクトについてはいろいろいままでに...全文を見る
○井上(一)委員 具体的な問題は後刻詳細に受けます。  大臣、これは運輸大臣との協議は正式には持っていない、こういうことでございますね。
○井上(一)委員 まず私は、これは運輸省が事業部門の主管である建設大臣に十分な協議もせずに地元にそういう地域整備事業面も含めて一定の案を示すということは、これは建設大臣、一般論としてでも、ちょっと地元の地域住民に対して安易過ぎるのじゃないか。軽視する対応じゃないか。やはりそういう...全文を見る
○井上(一)委員 予備協議の段階で、御承知のように運輸省はいわゆる交通施策の整備に関しての考え方を明示されているわけです。これは大臣も十分御承知で、大臣は承知なさって協議を受けて努力をしようということなのかどうか、それを聞いているのです。政府委員には具体的なことについては後で私、...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ運輸省の基本的な考え方と建設大臣の基本的考え方は、これは運輸省の案に建設省は協力する——説明を受けて、それに対して御意見があったのか、御意見を申されたのか、そこなんです。説明を受けて、その案に対してどういうような反応をお示しになられたのか、大臣としてはど...全文を見る
○井上(一)委員 考え方を運輸大臣から受けられた、感想はいかがですか、大臣。
○井上(一)委員 受けて、何も具体的にこれをこうするああするという協議までは入らなくても、ああ大変むずかしい問題だなとか、ああこれは何とか協力して事業を推進しようとか、いや大変でっせと、やはり受けとめ方がお互いにあるわけです。そこらをちょっと聞いておきたい、
○井上(一)委員 いや、私は両方言っておるわけです。大変むずかしいな、これはしんどい話やでというのと、片一方では建設省もしっかり協力するからこの大事業をひとつ成功させようじゃないか、財政は厳しいけれども、うんと大蔵にも頼んで力を合わせてこの事業を成功させようという気持ちになったの...全文を見る
○井上(一)委員 じゃずばり二つに一つ。大蔵に、きっちりこの問題は、この事業を成功させるために所管運輸大臣と一緒になって一生懸命がんばるというお気持ちを持っていただけたのですか。
○井上(一)委員 大変やっかいな大きなむずかしい問題だというふうに受けとめられた、こういうふうに理解してよろしいですか。
○井上(一)委員 じゃ大臣、これから私が政府委員の人と質疑をしますから、しばらく聞いておってください。  いままで運輸省での質疑の中では、広域、根幹的ないわゆる交通施策については国が整備をしていく、そして周辺地域の整備については、空港建設が進められると当然都市化が促進されるわけ...全文を見る
○井上(一)委員 そういうものは国がやって、周辺整備についての事業は各自治体が中心になって主体的にやっていく、それで国が協力をする、こういうふうに答えているのですよ。その考え方には建設省は同感ですかと私は言っているのですよ。前半だけ答えたって、それはぼくが言ったことなんだ。それは...全文を見る
○井上(一)委員 要望と言っても、必然的にもうそういうものはつくっていかなければならぬわけですよ、都市化が促進されていくという認識を持っていらっしゃるわけでしょう。もっとも具体的にいままで事務レベルで、運輸省を中心にして各省庁でのそういう問題についての協議なりあるいは調査なりが建...全文を見る
○井上(一)委員 それは五十二年度から国土庁、通産省、建設省及び運輸省、五十三年度から農水省も入っているわけですが、調査をされて、現在までの結果、どういう問題点が指摘をされ、それに対してどう取り組んでこられて、どういう対応をされたのか、そういうことについて報告してください。
○井上(一)委員 検討していることはもうわかっているわけなんですよ、さっきから言われているように。どういう問題点が出てきた、それに対してはどうするのだ、そういうことはいかがですかと聞いている。
○井上(一)委員 私はそういう問題がここではっきりしてこない限り、このことについての質問は続けられません。だから、暫時時間は待ちますから、資料を提出してください。  大臣、いまお聞きのように、そういう事前の協議なり調査なりがあるわけなんです。それで大臣が運輸大臣から説明を受けた...全文を見る
○井上(一)委員 では、二・八倍になりますとか、そういうのを運輸省が勝手に地元へ示したのですか、数字的にこれだけは予想されるであろうということで、それに対してはアクセスはこういうふうに取り組んでいくのだ、あるいはいま大臣が言われた文化財云々、これは現在進められている近畿自動車道の...全文を見る
○井上(一)委員 じゃ事務当局に聞きます。大臣は、これは運輸省のいわゆる独自の案だ、こういう理解だ。事務当局の方ではこれについては、いま私が指摘したように、詳しい打ち合わせ、詰めた話があって、そういう結果こういうものが出たのか、いま大臣がおっしゃるように、建設省としてはそこまでの...全文を見る
○井上(一)委員 いままでは大臣も事務当局も十分な詰めがないわけですね。  で、いかがでしょうか。これは建設省だけというわけにはいきません。もちろん運輸省だけのサイドで進められる問題でもなし、大蔵省、財政的な問題もありますが、空港本体は別としまして、事業主体は建設省が主なんです...全文を見る
○井上(一)委員 本音で答えていただくということは、時の問題もあるし、非常にむずかしいということもある程度はぼくも理解しているのですが、いまおっしゃるように、片側では、関西新空港の必要性、これは航空審できっちり答申されているのですから、現空港との絡みもありますし、あるいは航空需要...全文を見る
○井上(一)委員 理解をしていただくということは、そういうこともひとつ行動をしていただける、そういうことも期待していい、こういうことでございますね。
○井上(一)委員 どうも大臣、答弁しにくい状況の中でお答えをいただいて、私もありがとうございましたということだけを申し上げておきます。  事務当局に重ねて聞きますが、いま大臣の意思が示されたのですが、事務当局は、もちろん大臣の意をくんで、調査報告はまだいただきませんけれども、今...全文を見る
○井上(一)委員 申し上げておきますが、私は、地元の住民に対してはそれが親切であり、それが誠意であり、そしてそうすることが地域全体の合意の得られる一つの手法だ、こういうことなんです。大臣、そういう点は十分理解をしてくださいね。塩川さんだけのひとり相撲では、むしろこれは厳しい言い方...全文を見る
○井上(一)委員 これからはそうしてもらいたいし、地元に示したこの案については、少なくとも建設省サイドとの話し合いでは、勝手にあなたのところは書いておるわけだ。それがでたらめな数字だとはぼくは申し上げませんよ。運輸省なりの資料で書かれておるわけだ。しかし、それに対しての十分な対応...全文を見る
○井上(一)委員 このことについては、調査の資料を後刻もらって——これはきょういただけますね。そして、その点については質問を留保しておきます。  さらに、大蔵省に聞いておきます。  大蔵省は、少なくとも昨年の八月から、あるいはここ一年間の間に、財政事情も含めて、事態は変化をし...全文を見る
○井上(一)委員 これはまたいずれ機会を改めますが、運輸省、大蔵省の考え方というのはいま主計官が言われるように八月と変わってない。建設省も協力をしていこうという段階で、さらには大蔵省にも十分な話し合いを必要とするのではないか、私はこういうふうに思うわけです。余り時間がありませんか...全文を見る
○井上(一)委員 実際は都市計画手法等いわゆる既存の制度の十分な活用で間に合うのじゃないか、そういうお考えなんですけれども、そうはいかないわけなんですね。そこに問題がある。私は、これは十分検討していただきたい、こういう意見なんです。具体的には、現在の大阪国際空港周辺問題、財政問題...全文を見る
○井上(一)委員 余り時間がありませんが、あと下水道の問題についても聞いておきたかったのです。  下水道の問題については、第四次計画、あるいはことしから第五次、そういうことで十分取り組んでいらっしゃるわけですけれども、まだまだ面的に整備が充足されていかない。あるいは補助対象事業...全文を見る
○井上(一)委員 私は、いまも指摘したように、下水道の整備は必要かつ大切な事業でありますから、生活環境保全だとか水質保全の上でやはり重要課題に取り上げていただかなければいけない。しかし反面、中小都市では、面的整備をしていこうと思えば地方自治体独自の単独事業になりがちであって、その...全文を見る
○井上(一)委員 いま池田周辺あるいは淀川周辺、まあ池田周辺については若干の進捗があるということですが、淀川右岸周辺についての千里丘−寝屋川線、これは具体的な一例ですが、こういう路線等について、あるいはこの周辺等についての取り組みはどういう状況なのでしょうか。
○井上(一)委員 それぞれの自治体が苦労をして道路整備を、あるいは地域の整備を行っていくわけなんです。さしずめ、そういう事業が効果をもたらすためにも、やはり道路というのは途中でとぎれてしまうとその道路は効果が十分出ないわけでありますから、そういう意味では、いわゆる国道一号線なら国...全文を見る
○井上(一)委員 一日も早い事業着工を要望して、質問を終えます。
07月21日第94回国会 衆議院 決算委員会 第15号
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○井上(一)委員 私は、まず、学校教育上きわめて重要な役割を持つ教科書問題について質疑をしたいと思います。  まず、教科書の検定の法的根拠、さらには具体的な要領についての説明を願いたいと思います。
○井上(一)委員 文部大臣、今回文部省は教科書検定に当たって具体的にどのような修正、改善意見を出されたのか、ここで大臣から承っておきたいと思います。
○井上(一)委員 文部省の方から申し上げられないとはいうものの、もうすでに文部省の意向というものが報道等によって部分的に承知されているわけなんです。なぜそうしなければならなかったのか。さっき十分なお答えがなかったのですけれども、やはり教科書というものは指導要領だとかあるいはそうい...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、私は、注文をつけたのはなぜなのか、そしてそれはどんな根拠でそういう改善意見を出したのか、そういうことを客観的にお聞きをしているのであって、教科書がりっぱであるとか、かわいい子供たちにとってとか、そういうことは形容詞的な発言であって、教科書は、さっき私が言っ...全文を見る
○井上(一)委員 正確でありそして公正である、いままでの教科書は当然そうであり、私は教育基本法に定める教育の目的あるいは学校教育法に定める教育の目標に一致していると思う。今回こういう改善意見、いわゆる注文が出されてきた、これはもう明らかに基準の枠外である。枠外のものを注文つけてき...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ私が、具体的に私自身が疑問に思っていることを文部省に尋ねていきましょう。  文部省から補助金を出している教科書研究会、御存じだと思いますが、その構成メンバーあるいは内容を説明してください。
○井上(一)委員 筑波大寸の福田学長を代表に十三人から成っている教科書研究会、この団体を文部省は十分認識がないのですか。
○井上(一)委員 文部省はそれじゃ平和教授アカデミーは承知していますか。
○井上(一)委員 文部省の特定研究経費という予算項目があるわけですけれども、じゃ、これの具体的な使途について説明をしてください。五十三年度について。
○井上(一)委員 教科書研究会、筑波大学の学長を代表に十三名で構成している、この研究会がいわゆる特定研究費を文部省に申請しておる。補助を受けているわけです。そういうことは承知しているのか、こういうことなんです。
○井上(一)委員 さっき、局長、あなたの方は何も知らぬ、そんなことを言っているわけです。局長が知らないで、そしていま、幾らかの申請があって補助を出した、さらに平和教授アカデミーについても、直接は知らないけれども間接的に知っている、こういうようなことですね。何かこちらから指摘をして...全文を見る
○井上(一)委員 それでは、平和教授アカデミーについてはどれほどまで御承知なんですか。
○井上(一)委員 局長、どんな印象をお持ちなんですか。
○井上(一)委員 局長、教科書研究会については十分承知をしてないとさっき答弁されましたね。
○井上(一)委員 福田筑波大学学長を代表に筑波大学の田中正美学校教育部長等十三人で成る教科書研究会、国が補助を出した、これは御承知なんですね。
○井上(一)委員 文部大臣、いま私が指摘したことは、文部省が補助金を出している、さらに局長の印象では、右と左という分け方をすれば右側に位置する、こういうように言われている団体だ、さらに平和教授アカデミーについても間接的にしか承知をしていない。平和教授アカデミーの会員とさっき指摘を...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、何ぼ大きなみえを切られたって、事実がそういう形の中で動いている。十分承知をしていなかったということですが、どうですか大臣、これは事情を調査されますか。つまびらかにして、大臣から後刻報告をいただけますか。
○井上(一)委員 大臣、何を言っているのですか。平和教授アカデミーの十分な内容も知らない、筑波大学の学長を代表とする教科書研究会のその実態についても十分答えができない、さらには京都発言についても、その意見がここではっきりと言えない、ただ、そういう力には文部省は負けないのだ、こうい...全文を見る
○井上(一)委員 文部省が補助金を出している、そういう団体についても調査をしないのですか。
○井上(一)委員 これは委員長に相談するに及ばない。私が決算委員会の中で、国の補助金がそこに支出をされている、そしてそこに入っているメンバーがふくそうしていろんな会合の中に入っている、その会議の中でこういう発言があったのだ、私が質問の中で具体的に指摘をしているわけなんです。これは...全文を見る
○井上(一)委員 私は、実態について、大臣からそういう調査をするのかしないのか、補助金を出しておるそういう団体も含めて、発言も含めて。こういうことを言っているのですから、それに対する答弁を求めます。
○井上(一)委員 特定研究経費も国の金ですよ。だから、正確な予算の計上項目は特定研究経費、五十三年度、全体で国立学校に対しては十二億一千六百万予算が組まれて、これがどういう決算になっているのか、このことも私は指摘をしているのだけれども、その答えはないわけです。さらに筑波大学に対す...全文を見る
○井上(一)委員 補助金は民間でいわゆる国の機関に対しては研究費、名目は、その言葉のあやは別として、どちらにしても国費がそこに流れている。さらにその筑波大学の中で二十人のメンバーによって教科書研究会と称する団体があって、この教科書問題について指摘をしてきた、そこへ研究費が流されて...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、そうでなければいけないのですよ。私がとっぱなに質問をした、そのときにそういうふうに、担当に命じて調査さす、そういう答えが返ってこないところにやはり疑いを持たれる、何かそういう流れの中で文部省は左右されるのじゃないだろうかという疑問を持つわけです。  さら...全文を見る
○井上(一)委員 七月二日付だったと思いますから、こういう報道もあわせて参考に、調査の中で私は十分にその実態を明らかにしていただくことを強く要望をしておきます。  さらに私は、行政改革に絡んで、文部省にひとつ見解を尋ねておきます。  七月十日に行政改革に関する第一次答申という...全文を見る
○井上(一)委員 いや、それは大臣、私がいま指摘をしたことに対して答えになっておらぬ。中曽根長官も誠実に実行したい、臨調を尊重する。そこで、じゃ具体的に文部省の抱える問題として教科書の無償の問題だとかあるいは四十人学級だとか私学助成だとか、こういうことについてはどういうふうに考え...全文を見る
○井上(一)委員 概算要求、予算要求の中ではどういう取り組みをなさっておるのですか。教科書の問題、四十人学級の問題、私学助成の問題、どうなんですか。
○井上(一)委員 大臣の考え方が担当所管のそれぞれに流れると思うのですね。教科書の無償については継続をすべきである、あるいはそういう予算編成に文部省としては取り組んでいく。最終的には政府の予算案というのはそれはまた閣議で決定されるし、大蔵との折衝もありますから、そこまでの段階を私...全文を見る
○井上(一)委員 文部省はそれじゃ教科書無償制度はそのまま持続をしたい、そして大蔵省と折衝をしていく、さらに四十人学級についても予定どおりの実施に推し進めていく、こういうふうに私は理解をしたいと思うのです。そのことについては大蔵省と十分な折衝を今後していきたい、こういうふうに理解...全文を見る
○井上(一)委員 もちろん私学助成についてもさらに強い文部省の大蔵に対する折衝を私は期待をしておきたいと思います。  さらに私は、ここでひとつ論点を変えまして、米飯給食について少し触れておきたい、こういうふうに思います。  ある小学校での調査のデータなんですけれども、パンか御...全文を見る
○井上(一)委員 当然この米飯給食を推進するについては受け入れ体制の問題があるわけです。設備の問題あるいは人員の問題、そういう問題についてもやはり並行してこれは十分な手だてを必要とするということを私は指摘をしておきたいと思うのです。こういう点についても十分な配慮がなされないとこれ...全文を見る
○井上(一)委員 この点については、ただパン食を御飯食に切りかえるという単純な切りかえではなくて、先ほど申し上げたように、それが十分に可能であるような設備、人員の確保等もあわせて検討されることを私からも要望しておきます。  さらに私はもう一点、海外子女に対する教育の問題について...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、外国という形の中でのいろいろ制約があり、あるいは事情等もぼくは理解をしているのですけれども、義務教育というそういう課せられた義務、これはわれわれの方が行政——御承知だと思いますけれども、子供が教育を受ける権利を保護者とともに行政が十分保障していかなければい...全文を見る
○井上(一)委員 受け入れ体制等も含めていろいろ詳しく説明を願ったわけですけれども、何はともあれまだまだ十分でない。だから、そういう点についてはなお一属強い行政指導も含めた中で取り組みをしてほしい、こういうふうに思います。海外に居住する子供たちにも、あるいは海外から帰国をした子供...全文を見る
○井上(一)委員 基本的な理念というものがもう少し明確にされないといかぬと思うのですよ、大臣。だから、厚生省云々と言うけれども、留守家庭児童会、いわゆる学童保育、これはやはり小学校に入ってからの子供たちの生活状況や状態というものは文部省が十分に把握せなければいかぬし、そういう中か...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、ぼくは非常に不満ですね。ただ予算の額が少ないから不満じゃないのです。取り組みの担当を含め、大臣も含め、私はもっともっと子供たちの成長ということに文部省大臣以下が真剣に取り組まなければいけないと思うのです。四億や五億の金で子供たちが健やかに成長できるなんてお...全文を見る
○井上(一)委員 まさに愛情の問題、しかし言葉だけで愛情なんというものはあらわれるものじゃないのですよ。非行化に走っていくということも、やはり何らかの一つの子供たちの生きてきた生活の中での家庭での不満あるいは何かの問題がそういうところに結びつく場合があるわけです。だから、愛情のあ...全文を見る
○井上(一)委員 時間が余りありませんが、大臣、お母さんがわりに放課後指導してくれる先生が、だんだんと、そのお母さんの役割りから先生の役割りに変化しつつあるわけですよ。そういうことになってくると、その先生から受ける補習的というのでしょうか、復習的というのでしょうか、そういうような...全文を見る
○井上(一)委員 私が聞きたいのは、行政指導として、文部省の指導としてはそういうのをすべて開放すべきだという、開放することを奨励しているのか、指導しているのか。さらには、その場合の管理する人に対する謝金ですね、すべて保障して、ちゃんとそういうことが予算上講じられているのですか、こ...全文を見る
○井上(一)委員 一人当たり幾ら出しているのですか、管理人に対して。
○井上(一)委員 一日千八百円で十分な管理ができるとお考えなんですか。
○井上(一)委員 ボランティアに甘え切ってはいけない。さらに私は、それは予算だけで解決はいたしませんけれども、やっぱり認識の問題として、もっともっと十分配慮していくべきである、これは要望しておきます。  最後に時間がありませんが、一言、私は大臣からお聞きをしたいと思うのです。平...全文を見る
○井上(一)委員 時間がありませんけれども、真実を教える、このことも私から申し上げておきたいと思います。  時間が参りましたから、きょうはこれで終えておきます。
08月04日第94回国会 衆議院 決算委員会 第16号
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○井上(一)委員 私は、まず冒頭に、政治資金について少し大臣に見解をただしておきたいと思います。  すでにけさの新聞で政治資金収支報告が公表されているわけです。かねてより政治資金については、その明瞭化を強く求められているところであるわけであります。しかし、すでに発表になったよう...全文を見る
○井上(一)委員 検討している、しかしこれはもう五年経過したのですし、それじゃいつごろをめどに、たとえば来年の通常国会に提案したいのだというようなおつもりを持っていらっしゃるのか、もう少し大臣からの突っ込んだお考えをさらに聞いておきます。
○井上(一)委員 そういう意欲をお持ちなのか、まだ通常国会に出すという結論は得ていないけれども、そういうつもりで検討、努力をしているのか、何らかのめどというものを置いて検討が加えられなければいけないし、もうすでに五年という経過があるのですから、そういう点で取り組みのめどとすべき姿...全文を見る
○井上(一)委員 むしろ企業献金、現法で逆に一企業百五十万ということで団体数をふやせば何口でもできる、そういうことから考えていくと、企業献金を法律で合法化していくというような悪い面もとり方、使い方、運用の仕方によれば考えられるわけであって、いまおっしゃられたような善と悪という単純...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、企業献金がやはり政治の浄化とも深いかかわりがあるし、先ほど私が申し上げたように、一企業百五十万、そういう形で団体数がふえれば分散され——いま部長が分相応の企業献金、私はそれなら同じ政治家に対して後援団体をたくさんつくって、そして分散をしていくということも、...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、それじゃ自治省としてはむしろ各党に働きかけをする、もちろん各党の合意を得るために必要なのだから、自治省の方から各党に対して自治省の見解あるいは政界浄化という意味での政治資金規制については何らかの働きかけをするという御意思をお持ちなんですね。
○井上(一)委員 さらにもう一点。政治資金の収支報告書については公開され、閲覧が可能であるわけであります。しかし、公開していると言いながら、実はむしろ公開をよりむずかしい状態にしているのではないか。具体的には、閲覧をしその報告書をコピーするということは拒否しているわけですね。手書...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、政治資金については公開すべきである、またいま現に公開をしているわけですけれども、いま大林部長から検討課題の一つにしたいということでしたが、私は、これはぜひ前向きに検討してもらわなければいかぬと思うのです。このことについてはやはり大臣から一言。それはとじひも...全文を見る
○井上(一)委員 さらに自治省関係については臨調問題も含めて後で質問を続けますが、ここで警察庁に一つ聞いておきたいのです。  ロッキード裁判でコーチャン証言等で私は十分理解しているのですけれども、たとえば自国民の裁判に関連して、いわゆる被告当事者の外国での言動、行動に関して捜査...全文を見る
○井上(一)委員 私の理解するところと全く同一でございますね。
○井上(一)委員 さて、私は金大中氏事件についてここで尋ねておきたいと思うのですが、金大中氏が日本にいたときの言動について外務省を通じて何らかの問い合わせあるいは依頼、照会があったのでしょうか。あるいは報告を求められたこともなかったでしょうか。この点についてお尋ねをいたします。
○井上(一)委員 まず、外務省を通じて警察庁の方にそういう照会があったのか、依頼があったのか、あるいは報告を求められたこともあったのかどうか、こういうことです。
○井上(一)委員 わが国の外務省を通してはいかがですか。
○井上(一)委員 それじゃ今度は直接警察庁に何らかの調査依頼があった、あるいはなかった、どちらでしょうか。
○井上(一)委員 それじゃ警察庁は金大中氏の日本での言動を情報として報告をしたことがあるでしょうか。
○井上(一)委員 金大中氏裁判で検察側が述べた起訴状によると、金大中氏の日本での言動が訴状に述べられているわけであります。このことについては私は外務省の正訳を持っておりますけれども、外務省が正訳をされているのですから、ここで起訴状を読むことは省きます。いままでは、この金大中氏の日...全文を見る
○井上(一)委員 このことは、韓国の検察が訴状に書いてあるのは、何らかの方法で金大中氏の日本での言動を入手した確固たる証拠があって書いているわけですね。韓国側が事実として確認をしたから書いてあるわけだ、私はそう思うわけなんです。事実として確認をしたから韓国の検察がここに、訴状に列...全文を見る
○井上(一)委員 私は、いかなる根拠ということまでは、その根拠までは聞いてない。韓国の検察が事実を、確固たる事実を何らかの方法で入手して書いてある、その事実を外務省も承知し、私と同じように、それはしっかりとした確証があって書かれたのだというふうに思われますかということを私は聞いて...全文を見る
○井上(一)委員 外務省に私は事の真偽、言動の真偽を尋ねているのではなく、いわゆる訴状にそういうものが明らかに書かれている、それは韓国側が事実として確認したから書いたのだ、そういうふうに思いませんか、こういうふうに私は聞いているのです。警察庁にも、そういうふうに思いませんか、こう...全文を見る
○井上(一)委員 外務省が訳したこの訳文にそういうことが書いてあるわけです。金大中氏の日本における言動が書いてあるから、これは韓国側が確固たる証拠がなければこんなことは書けぬと私は思うのです。そういうことを書いてあるのですが、その事実かどうか、あるいは正しいことなのかあるいは誤っ...全文を見る
○井上(一)委員 その書いてある事実に対して、何らかの方法でその事実をつかまれたと思うのですが、正しいとか誤っているとかいうことは別に私はいまここで論じていないのですけれども、そのことには外務省も警察庁も協力はしなかった、こういう事実を韓国側が確認することに手はかさなかったのです...全文を見る
○井上(一)委員 事実確認が日本当局を通じては一切行われていない、こういうことが言えますね。どうですか。
○井上(一)委員 そういうことになりますと、韓国側の捜査当局自身が自身の手でそういう事実確認というのでしょうか、そういう訴状に列記されていることについては韓国側当局が捜査をされたということになりますね。
○井上(一)委員 日本が、わが国の政府機関が何らそういうことに手をかしてないのだということをさっきはっきり言われているのだし、だから、それじゃ向こうが勝手にやられたのでしょうね、こういうことを聞いているのですよ。向こうの裁判について、まだ私は触れていませんよ。外務省の書かれたこの...全文を見る
○井上(一)委員 警察庁にも、この点についてはいま外務省がお答えになられたそのとおりのお考えでしょうか。
○井上(一)委員 外国の裁判云々についてぼくは聞いておるのと違うのですよ。  それじゃさらに私は、韓国側が勝手に独自でやられた、渡辺参事官の論理的な理解、これは当然だと思いますし、私もそういう理解をしているわけです。そこで私は、それは韓国がわが国で韓国の公権力を行使したというこ...全文を見る
○井上(一)委員 それは渡辺さん、おかしいよ。それは答弁が苦しいと思うね。それはわかるけれども、やはりこういうことをきっちりとしていかないからこの問題はなかなか解決しないわけなんですよ。だから、韓国側が勝手にやった、それは私は冒頭にロッキード裁判で一般論としてちゃんときっちり聞い...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ、どう思うのですか。
○井上(一)委員 さらに、起訴状だけではなく、私が入手している判決文でも同じなんです。外務省はもうすでに判決文は入手されたのでしまうか。
○井上(一)委員 それじゃ判決文の入手については外務省はもうあきらめられたのですか。
○井上(一)委員 死刑が無期懲役に減刑をされた、それだけですベてが解決したものではないのだ、私たちはそういうふうに強く政府に指摘をしてきているわけなんです。そういうことになれば、後で伺いますけれども、この問題についてはいまも捜査を継続中だと私は理解しているのですよ。ここは警察庁か...全文を見る
○井上(一)委員 韓国側が公権力を行使してないということになるなら、わが国がそれに協力をした、こういうことになるわけで、しかしわが国は協力をしてないというさっきの答弁だから、それなら、韓国側が勝手にやったということなら公権力の行使じゃないか、こういうことを言っているのですよ。さら...全文を見る
○井上(一)委員 八年前の拉致事件、このことが主権の侵害になり、それをわれわれは強く指摘してきたわけでありますけれども、そのときにきっちりとした外交姿勢がなされてなかったからまたぞろ今日のようなこういう状態が生まれてきた、私はこういうふうに考えるわけだし、それが事実なんです。この...全文を見る
○井上(一)委員 それはどこからいまの状態の報告を受けられたのですか。
○井上(一)委員 わが国の出先機関からなのか、韓国側の機関からの報告なのか、どちらなんですか。
○井上(一)委員 私の承知するところによれば、非常に劣悪な状態の中でいわば拘束され続けている、非人道的な状態だというふうに私は承知しているわけです。もちろん病状についても、坐骨神経痛、拘禁性ノイローゼというのでしょうか、いわゆるいろいろな症状が金大中氏にあらわれている。こういう状...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ今月行われる日韓外相会議で、従前のように金大中氏の身柄についての関心を表明するということはもうあきらめたわけですか。
○井上(一)委員 それが先日、全斗煥氏が日本の認識が韓国と近づいたという発言につながるわけですか。
○井上(一)委員 ここで警察庁に、金大中氏事件については現在もなお捜査を継続して行われているという私は理解をしているのですが、その点について状態はどうなんでしょうか。
○井上(一)委員 何人ぐらいのメンバーでいま継続捜査をなさっているのですか。
○井上(一)委員 ここでひとつ聞いておきたいのですが、当時の大使館関係者からの事情聴取はなされたでしょうか。
○井上(一)委員 公使とは金在権公使を指すのですか。
○井上(一)委員 公使から事情聴取をされたということでありますから、当然これは調書があるわけですけれども、金東雲に事情聴取を申し込んで断られていますね。金在権公使から事情聴取をされたのは金東雲より後なんでしょうか、先なんでしょうか。
○井上(一)委員 大使館の現職の公使を事情聴取した。もちろん、事情聴取ということですからそれなりの調書があるわけで、これは非常に証言力もあるものだ、私はこういう認識を持つのですけれども、渡辺参事官、警察庁は、現職の公使からも事情聴取をしたそれほどまでのこの事件、ただ死刑が無期に変...全文を見る
○井上(一)委員 参事官、これは私は強く外務省に要望しておきますが、大臣が外遊中ですし、四日後の八月八日で八年目、非常に日本の主権が侵害された、ある意味では日本にとっては屈辱の日だ。そしてまた金大中氏個人の人権の問題もある。しかし、私はいわゆる韓国の裁判に触れようとはしない。わが...全文を見る
○井上(一)委員 韓国側は新経済五カ年計画で来年からスタートさせる方針ですが、総額五百三十五億ドルですか、こういう計画の中でわが国に対して多額な経済援助を、伝えられるところによると六十億ドルだとか二十億ドルだとか、数字については現状をはるかに上回るそういう打診があったとかどうだと...全文を見る
○井上(一)委員 非公式も含めて韓国側からの経済援助の申し入ればないということですか。
○井上(一)委員 それでは、韓国が巨額な経済援助を申し込んできても、わが国の対応としては本年度並みくらいにしか受けとめられないと理解していいのでしょうか。
○井上(一)委員 韓国側の意向というものは今月に行われる日韓外相会談で韓国側が公式に要請してくるであろうと外務省は受けとめているのでしょうか。
○井上(一)委員 伝えられるところによれば、あるいは南首相が三十一日にわが国の新聞記者団との会見でも発言しているわけですけれども、外相会談から始まる一連の協議では、地域安保や経済協力について素直に話したい、しかし韓国側はこれまでと違った意味での違った経済協力を求めてくるのではない...全文を見る
○井上(一)委員 それでは、韓国側は経済援助の根幹に韓国が日本防衛のとりでになっているのだ、こういう認識に基づいていると報道されているわけです。そのために韓国側は、韓国に対して日本は当然援助すべきである、経済協力すべきである、こういうふうに理解していると報道されているわけです。外...全文を見る
○井上(一)委員 韓国に対する経済援助が、基本的認識が従前の枠からはみ出ない、人道的配慮、民生安定、さらには相互依存、そういう枠の中での援助である。相互依存ということはいわゆる西側諸国の安全保障、そういう意味は含まないという理解に立ち、隣国という形の中で相互依存という考えに立つわ...全文を見る
○井上(一)委員 その点についてはおかしい。そのことにも問題がある。  余り時間がありませんが、さらにそれを含めていままでの基本方針の枠からは対韓援助についてははみ出さないのだ、そういう考えに変わりはないというふうに理解してよろしいでしょうか。
○井上(一)委員 対韓経済援助の基本方針は変わらない、こういうことですね。
○井上(一)委員 それじゃ第九回の日韓定期閣僚会議の共同コミュニケの中にも、民間主体の援助に移行するという意見を交換した、いわゆる対韓援助についてはもう政府間ベースではなく、民間主体の援助に移行するのだ、こういうふうに共同コミュニケにお互いの両国が同意をしているわけなんです。さら...全文を見る
○井上(一)委員 いずれにしても、わが国の対外経済援助が筋が一本通っておるというのと、いわゆる全斗煥体制になり、そしてレーガン体制になり、さらには日米共同声明になり、続いては日韓首脳会談。何か流れを把握する中で、いわゆる世界戦略の中でわが国の経済援助が利用されつつあるのではないか...全文を見る
○井上(一)委員 私は、また次の委員会等で金大中氏事件、対韓経済援助等についてはさらに質問をいたします。  続いて自治大臣に。先日、行革の実施をめぐって総理と個別会談が行われたわけでありますけれども、その報道が一部明らかにされているわけですが、具体的に報道外に何らかの話し合いが...全文を見る
○井上(一)委員 まさに負担の転嫁ということで問題の処理に当たるということは間違いである。過日地方制度調査会もそのことは強く指摘をして、異例の意見書を総理に手渡しているわけなんですね。私は、やはり地方と国がそれぞれの行政の減量を図っていくということは行政改革の中で考えなければなら...全文を見る
○井上(一)委員 私は、じゃ今度は具体的に公共事業等の補助金、負担金の問題についてお尋ねします。  今回の臨調答申では、補助金等については各省庁ごとに総枠一割削減とか言われていますけれども、そういうものを設定して整理合理化を進める、こういうふうにしているわけです。国は一括して補...全文を見る
○井上(一)委員 さらに私は、いま指摘をした地財法の十条から十条の三までの事業ではなくても、相当長期にわたる事業に対する国の補助金、たとえば都市再開発事業あるいは区画整理事業に対する補助金、それらの補助金等は、地方自治体では、その事業の承認を受ける段階で国の補助金等をあらかじめ財...全文を見る
○井上(一)委員 さらに私は、ここで公共下水道事業についてもちょっと触れて聞いておきたいと思うのです。  国は、新経済社会七カ年計画に基づいて昭和五十六年度から六十年度までの第五次五カ年計画をつくって、十一兆八千億円を投じて、六十年度の目標普及率を四四%に置いて事業の推進を図っ...全文を見る
09月08日第94回国会 衆議院 決算委員会 第17号
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○井上(一)委員 まず私は、通産大臣が就任以来各地域に行かれて、大変通産行政に熱心に取り組んでいらっしゃることについては、まずはその御苦労をねぎらっておきたいと思います。  わが国の経済が対中東地域との相互依存関係を今後ますます深めていく必要性、このことを私なりに強く受けとめて...全文を見る
○井上(一)委員 三井グループがこのプロジェクトから撤退をする、こういう意思を固められた場合に、大臣としてはそれを尊重しますか。
○井上(一)委員 そのことによってイラン側の対応というものは厳しいものになる。イラン側の交渉の窓口は政府あるいは政府関係機関というそういう事実ですね。日本側がいままで個々の民間企業だけに、民間グループに任しておった。私は、それだけでは問題解決にならないし、むしろ非常にむずかしくな...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、私は率直に今日のイランの政情、経済、政治の混乱、こういう状態の中でこのIJPCの工事再開は不可能だというふうに大臣はお考えになっていらっしゃるのか、さらには、イラン政府と通産省が表に出て改めて交渉をするのだというぐらいの意思を持っていらっしゃるのかどうか、...全文を見る
○井上(一)委員 わが国の経済協力は、総合判断で対応していくべきであって、非常に近視眼的な、事発生時点で対応する、そういうところから長期的には目標を見失ってしまう、あるいは対応のおくれ、対応のまずさ、そういうことが今日の結果になったと私は思うのです。  私はここで、いままでこの...全文を見る
○井上(一)委員 私は、二国間の貿易収支だけを考えるということだけに限ったことではないと思うのです。グローバルなとらえ方、しかし、産油国と輸入国との収支不均衡は決して好ましいものではない。とりわけ、先ほどから指摘をするように、中東地域とのわが国の経済相互依存関係は深めていかなけれ...全文を見る
○井上(一)委員 そこで、強い取り組みを進めていくという中で、IJPCについては一説によれば輸出保険を申請云々、あるいはそれ以前に、私は報道で知ったわけでありますけれども、ブリヂストンタイヤですか、ブリヂストン・イランですね、この事業継続が困難だ、通産省に対して海外投資保険の適用...全文を見る
○井上(一)委員 それでは、そういう企業から申請があれば輸出保険、投資保険の適用を通産省としては考えるというふうに理解していいでしょうか。
○井上(一)委員 きょうの時点で、イランにおける日本企業から輸出保険の申請はあるのかないのか。
○井上(一)委員 通産大臣、私は、輸出保険や投資保険が適用された場合、当該国、いわゆるイランとの外国貿易が正常に行えないということをわが国として是認することになるのではないか、こういうふうに思うわけなんです。そういう最悪の事態を回避しなければいけないということになるわけですけれど...全文を見る
○井上(一)委員 もう一般論ということよりも、IJPCを初めとするイラン進出企業についての問題を具体的にぼくは質疑をしているのですよ、大臣。そして、ただその個々の問題についてどうだこうだということよりも、それのベースはどうあるべきかということをきちっと私も自分の意見も含めてちゃん...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃIJPCの事業継続が困難になったという大きな理由はどう受けとめていらっしゃるのか、あるいはブリヂストン・イランの事業継続が非常に困難であるという理由はどういうふうに受けとめていらっしゃるのか、どのように違うのかお聞きしましょう。
○井上(一)委員 私は、三井グループに対して支援をしなさいとか、あるいはブリヂストン・イランに対してどうしなさいというそういうことまでは申し上げてないし、むしろ大臣に今日のイランの情勢というもの、さらにはこれからの中東地域に対するわが国の経済政策というもののとらえ方、そういう意味...全文を見る
○井上(一)委員 最初に質問したときに、三井グループが撤退をしたいと、もう何回かこれは意思表示しているのです。そのたびに通産は、それを何とか継続したい。私は何もいまの時点で単純に打ち切りなさいとかあるいはどうしなさいとか、そういうようなことは申し上げておりません。やはり中東貿易を...全文を見る
○井上(一)委員 繰り返します。簡単に三点。  一つは、このIJPC事業は継続可能と考えていらっしゃるのかどうか。もう一つ、三井グループがこの事業から撤退を決定した場合にはその意思を尊重するのかどうか。さらに三点目に、今日改めてイランと大臣が交渉に入る、そういうお考えを持ってい...全文を見る
○井上(一)委員 一点目の答弁です。ちょっと委員長、これはしっかりと大臣に。今日のイランの情勢から判断をして、IJPC事業は継続が可能とお考えなのか不可能だとお考えなのか、これは大臣のお考えを聞かせてください。
○井上(一)委員 全く私もそう思います。それだからこそイランと改めてこの事業成功に向けての交渉を大臣は持つ考えはありませんか。
○井上(一)委員 この問題は、大臣、非常に大事な問題なんですよ。格上げをした時点で通産もこれに対して積極的なアプローチが必要であるという。私はなぜそんなことをとその当時は思って、民間主導型のこのプロジェクトを格上げをしたんだということを強く指摘し、そのことについてはきょうは触れな...全文を見る
○井上(一)委員 大臣は近々韓国へも定期閣僚会議に出られるわけですし、あるいはいろいろ日程的な問題もあるわけですけれども、私はやはりこの問題をおろそかにしてはだめだ、こういうように思うのです。  時間が余りありませんから、私はこの問題についてはさらに質問を留保して、次の問題に移...全文を見る
○井上(一)委員 事実関係も簡単に。
○井上(一)委員 官房長官の意思表明と同じ考えですかということを聞いているのです。この点についてはどうなのですか。
○井上(一)委員 そういう意味で私はあえて官房長官の考えを読んだわけなのですよ。だから、わが国には進んだ技術があり、それを米側に提供することは日米安保条約の目的を達成していく上で有益であるならば前向きに考えていきたい、非常に積極的な考えを表明されたと私は受けとめているので、そうい...全文を見る
○井上(一)委員 私は、特に武器輸出三原則はいわゆる憲法の平和主義を具体化したものである、内外にわが国の立場を明確に宣言したものである、こういうふうに考えるわけです。大臣もその意を十分理解をし、その趣旨に沿ってあくまでも平和主義を貫き通してくれるという強い決意を一言、もう一度聞い...全文を見る
○井上(一)委員 さらに私はここで、ことしの四月の二十日の決算委員会でも指摘をして答弁をいただいたわけなんですが、SRCII、この問題について今日どういう状況であるのか、ひとつ簡単に情勢を答えてください。
○井上(一)委員 大臣、これはまた大変なことなんです。予算委員会等でも指摘をしたわけでありますけれども、本年度予算にもすでに百五十億円を計上しているわけでありますし、昨年度はもう執行されているわけなんですね。私の質問に対しては、ボンの会議で何とか契約を堅持していくことに努力したい...全文を見る
○井上(一)委員 政府としてアメリカの一方的な破棄通告、ボンの会議で会議を重ねてお互いに意見を交換して、わが国もやむを得ないという立場をとったということですけれども、これは全くアメリカの言いなりになっているわけです。こんなことでわが国の対外経済協力なんというものが主体的な自主性の...全文を見る
○井上(一)委員 大臣個人の見解も踏まえてお答えをいただいたわけです。全くこれはアメリカはけしからぬ、そういうことを政府が言わなければいけないし、担当の大臣が、これは閣議に諮って、ちゃんとそのことはそのことで明確に意思表示をきちっとしなければいけないと思うのです。個人的にいろいろ...全文を見る
○井上(一)委員 いつやられるのですか。さらにアメリカに対してはどうするのですか。このままほっておくのですか、大臣。
○井上(一)委員 私は、政府からそういう報告をあるいは国会を通しても何ら受けたことがないから、質問をしたわけです。私の質問によって、指摘によって対応するというのでは、私は場当たり的だと言うのですよ、IJPCの問題も含め。これは大臣、余り時間がありませんから、SRCIIについては、...全文を見る
○井上(一)委員 余り時間がありませんので、この問題についても毅然たる通産の対応というものが必要であるということを私は特に指摘をしておきます。  さらに原発の問題について少し触れておきたいのですが、先日も報道の中で公開ヒヤリングの問題、これは非常に推進派によってのみ公開ヒヤリン...全文を見る
○井上(一)委員 本来、公開ヒヤリングなんていうものは、広い住民の理解と協力を求める、あるいはその声をそこで聞かせていただくということがその趣旨なので、株主総会のようなかっこうで一方的に早いとこ終えたらいいのだというような形で公開ヒヤリングが持たれているということはよろしくない。...全文を見る
○井上(一)委員 最後に大臣、イラン問題、アメリカ問題をきょうはいろいろと話をしたわけですが、さらに、つい目前に韓国に、定期閣僚会議に出席をされるわけです。韓国は対韓援助について日本に対して強い姿勢で、外務大臣は、援助を受ける方が一銭もまからぬと言うのは日本の常識では考えられぬと...全文を見る
○井上(一)委員 訪ソの意思をお持ちだというふうに理解してよろしいですね。
○井上(一)委員 これで私の質問を終わります。
10月16日第95回国会 衆議院 決算委員会 第1号
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○井上(一)委員 私は、常々、世界のすべての国からなくすべきは核と差別であり、守るべきは平和と人権であるということを強く訴えてまいりました。  ところで今日、強いアメリカを志向するレーガン大統領に比べて、世界における人権外交を推進してきた前カーター大統領に対して、わが国はどのよ...全文を見る
○井上(一)委員 具体的に今日何らかの形で敬意を表する、そういう点についてはいかがなんでしょうか。
○井上(一)委員 御努力中ということは、すでにその手続に入ったと理解してよろしゅうございますか。
○井上(一)委員 さらに、今日世界的な軍縮の動きというものについて、ここで大臣からのお考えを私は承っておきます。  先日も西ドイツ・ボンで反核デモが熱気を呼び起こして、世界的に報道されたわけでありますし、イギリスにおいては、労働党が核軍縮を決議をするという事態が起こっているわけ...全文を見る
○井上(一)委員 アメリカの核配備の強化という、そのような政策に対する純粋な反対運動、もっと根本的なものでは、民衆が生き残れるかといういわゆる人間の生存の原点に立った問題として反対運動が展開されている。そういう時点でとらえるならば、政治家がじっと黙ってこれを傍観する、ただ単に言葉...全文を見る
○井上(一)委員 私は常々、園田外務大臣が行動的な日本外交を推進されているということについては心から敬意を表して、高く評価をしているわけなんです。  それで、高い軍縮水準、いわゆる低い軍備の水準の設定は、米ソ間だけではなく、アジアあるいは中東、アフリカなどの紛争地域にとってもき...全文を見る
○井上(一)委員 地域的軍縮会議の問題提起をするという、その努力を惜しまないというふうに理解してよろしゅうございますね。
○井上(一)委員 私は、外務大臣が訪問する、あるいは国際的な会議があるたびにこの軍縮問題は取り上げて、ひとつ広く軍縮の輪を広げていくべきである、こういう提言をしているわけなんです。それにこたえてくれますねということなんです。
○井上(一)委員 ブラント委員会の報告で、武器輸出をする場合の一部を南北問題のために拠出をするという考えを訴えているわけでありますが、私はこのようなことからでも始めないと、いまの軍拡の歯どめはかけられない実情である、こういうふうにも思うわけです。  そこで、大臣は国連演説等でも...全文を見る
○井上(一)委員 わが国の武器禁輸三原則、これは私は世界の軍縮の役割りを非常に大きく果たしているという理解をしているわけなんですが、大臣はどうお考えでございますか。
○井上(一)委員 外務省は日米軍事技術協力問題について、日米の特殊な同盟関係から考えて、メーカーの同意を前提に提供は可能だとの見解をまとめたというふうに報道されているわけであります。これは事実なのかどうか、さらに外務省が提供可能とする根拠は一体何なのか、その点についても明らかにし...全文を見る
○井上(一)委員 ということは、関係省庁、たとえば防衛庁なり通産省との話し合いはまだ持っていないということになるわけですね。
○井上(一)委員 通産省について尋ねたいと思いますが、通産省は武器禁輸三原則、国会決議、この点についてはしかと遵守するという考えに変わりないと思いますけれども、ここで確かめておきます。
○井上(一)委員 通産省は明確に遵守する。外務省は通産とはこの問題については話し合いを持たれてないわけですね。
○井上(一)委員 外務省は、軍事転用可能な汎用技術の対米提供は武器輸出三原則に抵触しないとの解釈、これはあくまでも解釈ですが、そういう解釈をしていらっしゃる、こう思うのですが、そういう解釈をしているのでしょうか。
○井上(一)委員 軍事技術の提供、これまたなおさら問題であるわけでありまして、検討段階だということであれば、検討しているということであれば、検討部分は何なのか。むしろ検討段階でなく説得の段階だ、通産なら通産、関係省庁に対して外務省は説得の段階である、時限がもう過ぎているわけであっ...全文を見る
○井上(一)委員 外務大臣にお聞きをしたいと思います。  武器輸出の三原則は、これはもうすでに、私から論ずるまでもなく衆参両院の決議になっているわけでありますし、政府の政策決定であるわけであります。日米相互防衛援助協定の第一条はあくまでも原則規定である。義務規定ではない。これ自...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、通産省は武器禁輸三原則を厳守する、外務省の事務レベルではいろいろ解釈も含めて検討ということなんです。私は、細かいいろいろな問題があるでしょうけれども、もういまはそんな時期じゃないし、そんな行政ベースの問題ではないのだ、むしろ軍縮を下敷きにしたいわゆる政治的...全文を見る
○井上(一)委員 大臣が国会決議を尊重するという力強いお答えであります。十分、事務レベルでも、そういう大臣のいまの答弁を強く認識して、いわゆる国会の決議を無視するような、事務レベルでの、行政ベースでの勝手な解釈、勝手な判断は、私は強く慎んでもらいたいということを申し上げておきます...全文を見る
○井上(一)委員 将来的なことですから、いま必ずこうであるということは言い切れないと思いますけれども、少なくともソウル決定がもたらした国際情勢は、今後流れていく、いわゆる流動的である、こういう理解をぼくはしているわけなんです。だから、期待をするとかそういうことではなく、外務大臣と...全文を見る
○井上(一)委員 私は、よい方向に、いわゆる流動的——私と同じ認識なんですね。動いていく。それは厳しく動くのか。あるいはやわらかく、いわゆるソフトな動きをよい方向に持っていく。それで、大臣はよい方向に、と。そのことは、緊張が緩和の方向に、緩和されていく、こういうことなんですね。そ...全文を見る
○井上(一)委員 いや、大臣、私は、よい方向ということは緊張が緩和されることでしょうね、と。それはいろいろな国がありますから、ただ南北の問題ということに限りませんけれども、そういうことを申し上げているので、そういう理解でよろしゅうございますね。
○井上(一)委員 いま問題なのは、よい方向にというのは、南北を抜きにして韓国の国際情勢はあり得ないのですよ。私は、南北の問題もやはり緊張緩和の方向になる、こういうふうに思うのです。大臣、さっきの流動的な、よい方向に流れるのだということであれば、ではどうして北だけはいまのままになる...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、期待というのと、流れる、大臣の自分の考えですね、期待ではなく、流れると理解するわけですね。考えるわけですね。実際にはどうなるかわからないけれども、私はそういうふうに思う。期待とそこらを大臣、もうちょっとはっきりと、流れるのだから、緊張緩和の方向になるという...全文を見る
○井上(一)委員 大臣もこれは答えがしにくいだろうと思うのですよ、期待だとか。私は、やはりよい方向に流れていくと思う。みんながそういう認識に立ってソウル決定が実現した、こういうことなのですよ。大臣、答弁はしにくいだろうけれども、ここはそういう認識であるということをやはり明確に答え...全文を見る
○井上(一)委員 さっきから私が軍縮の問題でも取り上げたように、願うこととアクション、行動を起こすこと、これはやはり違うわけですよ。願うことがあって、行動がそれに伴わなければいけない。大臣はそういう行動を——これからできる範囲内の行動がありますよ。できることとできないことがあるで...全文を見る
○井上(一)委員 さっき言うように、国連で大臣が一生懸命やっていただいているということについては評価をし、ぼくも御苦労さまと労をねぎらいたいと思う。いまオリンピックを一つの契機に、南北の緊張が緩和されるという予測の中で、その努力をわが国は具体的にどうなさるのですか、どんなお考えを...全文を見る
○井上(一)委員 南の全斗煥は話し合いということも提起されているわけですけれども、朝鮮民主主義人民共和国、通称北朝鮮は軍縮を望んでいるとも言われているわけです。  私は、この際、北との交流もより拡大をしていくことも緊張緩和の一つの策ではないだろうか、こういうふうに思うのです。こ...全文を見る
○井上(一)委員 さらに拡大をしていく、そういう考えはお持ちじゃないですか。
○井上(一)委員 大臣、私は、オリンピック開催を契機に、南北の緊張を緩和していくべきであるし、それを予測してわが国の外交も展開をしていくべきである、それぐらいの中期展望をきっちりといまから据えなければいけないと思う。恐らく外務省は、緊張と均衡ということをよく言葉にされますね、緊張...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ、大臣、今度は逆に、南の韓国に対する取り組みを聞きますけれども、アジアで開くソウル・オリンピックを意義のあるものにしていきたい。さっき、名古屋が競争で負けたことは残念だ、私は残念だとか残念でないとか、そんなことを聞こうとは思っておりません。あくまでも日本...全文を見る
○井上(一)委員 私の指摘した、いわゆる北への交流拡大にも努力するということですね。  さらに南に対しても、国づくりの支援体制というものはオリンピックの意義を踏まえて検討を加えていく。縮小バランスということを私は申し上げました。わが国が隣国の安定、正常を図るために、やはりいろい...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、私は、六十億ドルの経済援助の問題について云々、外相会議をやりなさい、あるいはいままでの事務レベルでの積み上げてきた問題についての議題をその外相会議のメーンに取り組みなさい、さっきから申し上げているのはそういう話じゃないわけなんですね。ソウルでオリンピックが...全文を見る
○井上(一)委員 このことだけで議論を進めるとまた時間がなくなります。南北問題については十分な対応をなすべきであるということを私は強く指摘をしておきます。  それから、ちょっと中東問題に入る前に一点聞いておきたいことがあります。  先日来、いわゆるわが国の兵隊が南ソロモン群島...全文を見る
○井上(一)委員 戦争の痛ましい体験がややもすると忘れられがちな今日、あるいは戦後派世代がふえたという今日、この事件は私は非常に重視をしております。外務省の在外公館から外務省本庁に何も連絡がないということはおかしいじゃないですか。在外公館がきっちりとそこでの情報収集あるいはそれに...全文を見る
○井上(一)委員 どんな報告を受けたのかと言って聞いているでしょう。どんな報告を現地から受けたのですか。
○井上(一)委員 大臣、私は在外公館の情報収集力というものにも定員等の問題で限りがあろうと思います。決して不十分な体制であったとかそういうことをここで指摘するのではなく、すべて厚生省が主管だと厚生省任せで済ませる問題ではこの問題は少なくともない、こういうふうに思うのです。外務省も...全文を見る
○井上(一)委員 私は、手落ちを責めたり、そういうことじゃないわけですね。要は、一人といえども、もし生存の可能性があるのならば、最大限の、私たちは行政としてはそれこそ努力をしなければいけない、こういうことなんです。そういうお考えをやはりきっちりと聞かしてほしい、一つは。いま大体わ...全文を見る
○井上(一)委員 私は、このことについては、ぜひそのように方策を講じて、一日も早く戦後をきっちりとしたものにしてほしいと心からお願いをしておきます。  現地大使の報告は後で聞きます。私は、本当に日本の戦後というものが、この報道だけで知る範囲で、まだ御苦労を願っているその人たちに...全文を見る
○井上(一)委員 いままでのわが国の中東政策の中での協力関係というものは、主に経済協力の分野であったわけであります。さらに、産油国にとりわけ強い関心が示されてきた。中でも民間企業ベース、あるいは局間企業の努力に頼ってきたというきらいがあったと思うのです。現段階、いろいろな情勢の変...全文を見る
○井上(一)委員 PLOの問題も後で触れたいと思いますけれども、まず経済援助の問題で、サダト大統領の死去という事態を受けてスエズ運河の第二期拡張工事、いわゆる食糧増産プロジェクトを対象とする経済援助の増額に踏み切る考えを明らかにされているわけなんですが、政府自身がこの段階でエジプ...全文を見る
○井上(一)委員 中東政策の拠点をエジプトに置いた、そういうような感触がこのことによって受けとめられるわけです。反面、われわれが主張しておりましたPLOのアラファト議長が訪日したということとエジプト拠点政策のようなわが国の経済援助のあり方、中東外交政策のあり方、これはどうも余りに...全文を見る
○井上(一)委員 エジプトの経済困難を援助していくことについては、そこにイスラエルとの和解に反対するいわゆるイスラム原理主義者の反政府行動、そのことはいつエジプトの社会情勢を変えていくかわからないという一定の不安もあるわけなんです。  私自身は、特に中東の場合、政教分離による経...全文を見る
○井上(一)委員 いままでわが国の中東政策というものが、非常に言葉がきついようですけれども、御都合主義であった、その場的な対応であった。オイルショックがあれば三木さんが特使として派遣される、あるいは江崎さんが行く、中曽根さんが行く、いわゆる油もうでで中東を訪問する。むしろそれは日...全文を見る
○井上(一)委員 中東に対するわが国の経済援助あるいはプロジェクトの象徴とも言われるのが、イランのいわゆる石油化学プロジェクト、IJPCですね。この事業については、いろいろな問題があって、その継続の可否が問われているわけです。通産大臣は、せんだって私の質問にも、現時点で事業継続は...全文を見る
○井上(一)委員 見通しがつかない、あるいは暗礁に乗り上げた、あるいは不慮のイラン・イラク戦争というそういう新たな事態が発生した、いろんなことで困難な状態にあるということは私は否定もしませんし、そのとおりだと思います。困難な状態であればあるほど、私は、日本とイランとの関係をどのよ...全文を見る
○井上(一)委員 この問題は、日本とイランの両国の協力友好関係をより深めていこうというたてまえでスタートしたわけですと政府は答えているわけなんですよ。そういうことであれば、やはりその趣旨に沿った対応というものが必要であるわけです。もしこれが日本側が撤収ということにでもなれば、両国...全文を見る
○井上(一)委員 外務大臣、イラン・イラク戦争が起こってからもう大分になるわけですし、当事者間の話し合いなんというものはなかなか前進をしません。それならばなぜプロジェクトを格上げをしたか、その理由も聞きたいわけですけれども、もうそんなことの論議じゃない。私の懸念をするのは、両国の...全文を見る
○井上(一)委員 私は、中東政策という中からの取り組みとして、この問題を具体的な事例として取り上げて取り組みを求めたわけなんです。それで大臣、向こうからの代表も来るあるいは来ない、あるいはいろいろ事情があって十分なパイプがまだ通じません。私は、さっきも言ったように、油が欲しいとき...全文を見る
○井上(一)委員 関連して、大臣はいまのイラン・イラク戦争、これの見通しはどういうふうに持っていらっしゃるのでしょうか。私は、今回のサダトの死去という不幸な出来事を一つの契機に、早い時期に、近い将来、この問題にも一定の見通しが持てるのじゃないだろうか、そのことは、やはり日本がしっ...全文を見る
○井上(一)委員 私は、日本の中東政策がイラン・イラク戦争の明るい見通しの引き金になる、日本のやり方一つだ、PLOに対する対応の問題もあるでしょうし、あるいは経済協力の問題もあるでしょうし、いかに中東諸国の信頼を得るかということだ。そういうことで、いま局長が答えた、こういうことを...全文を見る
○井上(一)委員 私はあえてここでなぜ外務大臣にこういう質問をしたかといえば、通産大臣は、イラン・イラク戦争の紛争解決のために一役買って出たのだけれども失敗というか成功しなかったのだというような答弁があるのですよ。これは国会で私にそういうことがあったという答弁をしているのだから、...全文を見る
○井上(一)委員 アメリカ側にそういうわが国の強い見解を話されますねということ、議題というのでしょうか、話し合いの中でそういうことは当然出ますね、出てきた問題ですからね。前の外務大臣のときにもそういう話し合いがあったのですけれども、これは事務レベルで、あとはやらないということにお...全文を見る
○井上(一)委員 振り出しに戻すということは無理でしょうけれども、いま言われたように決着のついた問題だけれども、これは一言苦言を呈してしかるべきでありますから、いま言うようにクレームを申すということで、わかりました。当然だと思いますし、アメリカのそういう姿勢を強くただすべきだ、こ...全文を見る
○井上(一)委員 最後に難民問題についてちょっと触れておきたいのですけれども、難民条約については外務大臣には大変御努力をいただいて、やっと来年一月一日から発効の運びになるわけですけれども、一方、受け入れ体制というものについての十分な手はずはなされつつあるのでしょうね。
○井上(一)委員 外務大臣、これは直接の所管ではないから、これまた具体的なことについてはもう触れませんけれども、私の予測するところでは十分な受けざらは確保されていない。そんなことではせっかくの難民条約を批准し発効にこぎつけたことも泣きますよ。あるいは国際社会で人権問題について胸を...全文を見る
10月22日第95回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○井上(一)委員 私は、大臣に、今国会が行革国会と言われるほど、いわゆるむだのない行政、さらには社会全体がむだのない社会をつくり出そう、とりわけわれわれは国民に対する負担をこれ以上押しつけてはいけない、そういう国民の負担軽減の構想から行革に取り組むべきだ、こういうことを主張し続け...全文を見る
○井上(一)委員 さらに、いわゆる高級官僚が企業に対してどのように天下りをしたか、何人の高級官僚がここに関連をし、現在運輸省さらには大蔵省を含めて何人の役員がいらっしゃるのか、その点についてもお答えをいただきます。
○井上(一)委員 この空港ターミナルビル、いわゆる日本空港ビルデング株式会社が、わが国では羽田において民間資本で運営されている唯一の形態なんですね。その設立当時の情勢で民間資本だけで発足をした。いま大蔵一名、運輸三名という。しかし、私の調査では、ごく最近、元航空局長が顧問として九...全文を見る
○井上(一)委員 指導の中で不足している面、施設等については一部改善をされた、まだ十分でないという点はどんな点だと承知していらっしゃいますか。
○井上(一)委員 大臣、運輸省の行政指導に応じないようなそういう企業に対して、空港長の権限——許認可を含めて、運輸大臣はすべてを与えているわけなんです。とりわけ成田空港開港についても、成田空港にも一定の権限委譲なり業務移転をちゃんと保障しているわけなんですね。なぜ運輸省のそういう...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、検討じゃないわけなんです。どうするかという決断が必要なんです。私は羽田の日本空港ビルデングを指摘しているわけなんです。過去にも行政指導があった。そしてそれに従わない。肝心なところですよ、肝心なところは従わない。施設の改善、そういうことから、肝心なことは従わ...全文を見る
○井上(一)委員 さらに大臣、現社長が運輸族、運輸高級官僚ですね。うわさされるところによりますと、これはもう長うやっていますから、次官経験者、元次官が次期社長としての天下りの予定がうわさされているわけです。まさかそんなことはせぬでしょうね。そして大臣としても、そういうことはいまど...全文を見る
○井上(一)委員 羽田沖合い展開の段階では、空港ビルに対する政府、運輸省の見解がまた変わるのではないだろうかということが予想されるわけであります。それも含めて運輸省はどう考えるのか、この点についても聞いておきます。
○井上(一)委員 大臣、いま私が指摘した点だけでも、常識的な判断として、運輸業務全般にかかわる企業としての位置づけというのでしょうか体質というのでしょうか、そういうものが好ましくない。今後どう改善されていくかという問題もありますけれども。だから、改善がなされない限りこれは不適格で...全文を見る
○井上(一)委員 大臣も忙しいし、いろいろな問題を抱えているから、それでは私は航空局長なり大臣に。  公共性という問題がある、そのために運輸省で長年の経験を持った官僚がお手伝いをする、そのことも必要である、こういうお答えです。それでは、それに対する報酬というものは実態はどうなの...全文を見る
○井上(一)委員 私は午前中あと一分しかないのですよ。それでこの問題も含めて大阪空港の問題、関西新空港の問題、いろいろ私は指摘をしたいと思うのです。大臣、きょうは元総裁のお葬式があるということで中座をするということですから、できるだけ時間は厳守します。  いまこれは、空港ビル並...全文を見る
○井上(一)委員 午前中のとりあえずの私の質問はこれで終えて、午後にこの問題も含めて再質問をいたします。
○井上(一)委員 大臣と私は選挙区が同じ大阪でもありますし、大阪が抱える問題、関西新空港、さらには、それにかかわる現大阪空港、この問題について私から質問をしたい、こういうふうに思います。とりわけ、大阪現空港へのエアバス導入にかかわって空港周辺地域の家屋に被害が続出をしている。その...全文を見る
○井上(一)委員 私の調査では、すでに去年の八月にも、洗たく物が舞い飛んだりあるいは干してあったかさが吹っ飛んでしまった、こういう事実があるわけであります。いま九カ所の調査という話でありますけれども、私は、さらに調査地点をふやして、あるいは高度等についても十メーター以上の地点もと...全文を見る
○井上(一)委員 すでに空港周辺の十一市の自治体が取り組んでいる十一市協では、エアバス導入に際しては、特に航跡乱流について触れているわけでありますし、中心では毎秒六十五メーターの強風があるという指摘もしているわけでありますが、運輸省は、地上十メーターの地点では航跡乱流は影響なし、...全文を見る
○井上(一)委員 こうした被害続発という状況が生まれてきたという裏には、運輸省の空港周辺地域の環境整備対策の不十分さが私は指摘されると思うのです。今回の被害も、移転補償が十分でなく、移転対策地域における歯抜け状態になった、そういう地域での家々が被害をこうむっているというのが顕著に...全文を見る
○井上(一)委員 さらに私は、住民の不安を取り除く一つの提案として機種の選定ということも検討に値するのではないだろうか、こういうふうに思うわけであります。公害の少ない機種を限定して、いわゆる現大阪空港には公害をなくするのだという運輸省の姿勢、そういう取り組みの誠意、そのことが住民...全文を見る
○井上(一)委員 当然そういう対策を立てていただければなお結構だと私は思います。  さらにここで私は、因果関係が明確にされるまではやはり時間がかかる、しかしながら、被害の起こっているこの事実、これに対しての取り組みは一体どうなのか。私自身は明確にエアバスの航跡乱流によるものだ、...全文を見る
○井上(一)委員 それらについてはいつをめどに支払われるのですか。
○井上(一)委員 さらに、現在までは被害の申し出のあった方々に対しての補償ということでありますけれども、いままで申し出のなかった家屋については一体どういう取り組みをするのか。さらに今後起こり得る問題なんですね。それらについてもやはり同様な対応をしなければいけないし、もっと根本的な...全文を見る
○井上(一)委員 大臣に確認をしておきたいと思います。  いま局長は、因果関係を明確にし、なおかつ不特定多数の原因者というそういう状況の中では新しい制度を検討して救済措置を講じる、こういう答えなんです。大臣もこの考えを明確に、ここで意思を明らかにしてもらって、確認をとっておきた...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、被害が出た方々に対して救済をしていく、被害補償をしていく、それは一定の基準というものにのっとって取り組むのですから、航空局と相談をしてなんというようなことじゃなく、大臣は、そういう被害を受けた住民に対してはちゃんと補償をすべきである。そういう新しい制度を考...全文を見る
○井上(一)委員 ぜひそのような因果関係の究明を一日も早く解決し、被害住民に対する十分な手だてと対応を強く望んでおきます。  さらに、この因果関係が明確になった場合に、現在までに支払っている航防協の予算支出、いわゆる支払った予算というものについては、運輸省は後でどういうような措...全文を見る
○井上(一)委員 現空港の周辺対策について大臣から、現空港存続をほのめかすような発言がちらほら伺われるわけでありますので、そこらも踏まえて地域対策を十分検討、充足をしていかなければいけない。大臣の見解をもう一度聞いておきましょう。
○井上(一)委員 ここで私は、現空港とは深い結びつきにある関西新空港の問題について尋ねておきたいと思います。  四次空整で、閣議了解をすでに三月に終えているわけですけれども、その後今日までの作業内容はどこまで進んでいるのでしょうか。さらに、いわゆる三本柱、羽田の沖合い展開、成田...全文を見る
○井上(一)委員 五十六年度概算要求では、関西新空港についての四十一億円のうち三十七億円が異調の分であったわけであります。ところが来年度、五十七年度概算要求は四十五億円を計上して、着工を前提とした実施設計調査費は五億円という数字になっているわけです。これは昨年度並みの予算要求の取...全文を見る
○井上(一)委員 形の上では後退だという受けとめ方ができますね。
○井上(一)委員 大蔵省は見えていますね。  いま運輸省からの答弁があったわけですけれども、一点は、四次空整についてのすり合わせがあったのかどうか。さらに一点は、五十六年度と五十七年度との運輸省の予算要求の出てきた形の数字、このことについて大蔵省の受けとめ方を聞かせてください。
○井上(一)委員 それでは大蔵は、四次空整については三兆三百三十億が一兆七千百億に削られた、その中での三本柱——いまの試算では一兆七千百億ぐらいではないか、さらに新空港については三千億円ぐらいが限度ではないだろうか、私はこういう受けとめ方をするわけですけれども、これは大きく崩れる...全文を見る
○井上(一)委員 白紙で何の相談をするのですか。私の指摘しているのは、関西新空港のプロジェクトについては今日運輸省とどういう折衝をしているのだ、どこまでの作業ができたのだ、これからはどうなんだということです。
○井上(一)委員 塩川運輸大臣、あなたは四月の二十七日に地元大阪、兵庫、和歌山の三府県を訪問して、三点セットを提示されたわけなんですね。少なくともそれからもう半年たつわけなんです。いまの大蔵とのプロジェクトの総額においての詰めも白紙の状態であるというような中で、たとえば地元からの...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、時間が余りないので、あなたの決意というか意欲というものはもう前々から私が言うように理解しているのだから、よくわかっているのです。しかし、具体的にもっと冷静に、それでは五十五年九月の航空審答申では五十七年度着工ということが明示されておったのに、いま着工の時期...全文を見る
○井上(一)委員 できるだけ早くとはいつを指すのか、五十八年、五十九年、六十年。一応いまの財政状況から、大蔵省との折衝、各省庁との関係から、せめてこれぐらいはという、それすら地元に示さずに、言わずに、何をあなた、地元に協力、協議なんというようなことできますか。いつなんですか。大体...全文を見る
○井上(一)委員 これは何も地元が先に決めるのじゃないのですよ。国の空港なんですよ。これは運輸省が地元にお願いに行き、あるいは協議に入ってほしいということで、それで地元が一生懸命やっているのですよ。だから私は、運輸省、中央の車輪は一つも回らぬじゃないかと指摘をしているのですよ。何...全文を見る
○井上(一)委員 それでは、さっきのは本音なのかどうか、つい口が滑ったのかどうか知りませんけれども、地元が決めなければということよりも、まずは中央、運輸省が、国が先に決める、地元に提示をする、先に予定を、着工、開港、すべてそういう期日を国の方が先に提示をいたしますということは約束...全文を見る
○井上(一)委員 これは、その着工時期云々の問題について地元が賛成、反対——もっと具体的なことを地元に提示してあげない限り賛成も反対もできぬですよ、判断の資料を与えてあげない限り。あなた判断できますか。そんなことで本当に地元を真剣に考えているということにつながりますか。だから私は...全文を見る
○井上(一)委員 助言をいただいたからどうなんですか。私の言っていることについて答えられますかと言っているのだからね。答えられなければ後で答えてくださいよ、この委員会の中で。  それから大臣、府は何項目かにわたっていわゆる問題提起をし、質問をしている。これは府は府なんですよ。私...全文を見る
○井上(一)委員 さらに私はこの問題についても質問を続けたいわけでありますが、一応の約束の時間が来ましたので、この問題についてはいずれかの機会に続けて質問をいたしたい。  それから、午前中指摘いたしました問題について、大臣は、社長のいわゆる高給が実際の空港ビルと空港ビルの関連す...全文を見る
○井上(一)委員 それでは、その問題については、一応子会社を含めたいわゆる空港ビルの関連会社からの収入であれば高過ぎる、高給過ぎるという大臣の朝の答弁を私は了として、とりあえず質問を終えます。