井上一成

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井上一成の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月10日第104回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○井上(一)委員 「天上天下唯我独尊」と、総理が施政方針の中でお釈迦さんの言葉を引用された。私は仏教徒の一員として、大変意を強くいたした次第であります。かけがえのない人間性の尊厳を高らかにうたわれた。さらに、人類が長い時間をかけて到達し得た万民平等の宣言だと、私はこのように受けと...全文を見る
○井上(一)委員 さらに、今総理からもお話がありましたけれども、確かに「山川草木悉皆成仏」とあなたは言われたわけでありますけれども、これは「草木国土悉皆成仏」、そしてさらに「一仏成道鶴見法界」、この言葉がついて「草木国土悉皆成仏」、こういうことになるわけです。肝心なところを総理は...全文を見る
○井上(一)委員 総理から前向きに問題解決に御努力をいただけるというお答えがあったわけでありますが、せっかくでございますので、海部文部大臣、ひとつ文部大臣としての御所見、お考えをこの機会に承っておきたい、こう思うのでございます。ひとつ文部大臣も御努力をいただければ大変ありがたいと...全文を見る
○井上(一)委員 ひとつぜひ拝観停止、門が開かれますように格段の御努力を願いたいと思うのであります。  私はかつて靖国神社に参拝をいたしました。今日、A級戦犯が合祀されているということは国民には余り知られていないのが現状であります。総理もごく最近お知りになったとお答えがあったわ...全文を見る
○井上(一)委員 それでは官房長官、団体参拝は、いわゆる公式ですね、問題がないとお考えなんでしょうか。
○井上(一)委員 私はきょう、内政的な視点でこの問題を議論するつもりはありません。外交的な視点に立って靖国問題を論じていきたい。  念のために、大変申しわけないのでございますが、四つの意見を総理おっしゃっていただけないでしょうか。
○井上(一)委員 両国の国民感情を傷つけないように、公式参拝は中国の国民感情を傷つける、つけない、どのようにお受けとめになっていらっしゃるでしょうか。
○井上(一)委員 外務大臣にお聞きをします。  もし、総理がことし八月十五日ですね、四月には行かないということでございますから、公式参拝することがあったとすれば、外交的に中国との関係はどのようになるとお考えですか。
○井上(一)委員 大臣、私はやはりいろいろ外交的な分析を聞いているわけで、中国の国民感情に十分気を配らなければいけない。四つの意見というのを評価したことは、そのことだと思うのですよ。それで話し合い云々と言われるけれども、この四つの意見を尊重するということで評価することにおいてこの...全文を見る
○井上(一)委員 私は、A級戦犯が合祀されているというところに問題があると思うのです、中国側についても。それで、そういうことが何らかの形できっちりとされなければ、総理がことし公式参拝に踏み切られるということは、外交的立場から考えると大変なことになりますよ、こういう理解をしているの...全文を見る
○井上(一)委員 じゃ外務大臣は公式参拝をされますか、しませんか。
○井上(一)委員 総理が四つの意見を評価するということを明言されたわけなんです。私は、今議論をいたしておりますように、中国側の、特に両国の国民の国民感情を傷つけないように、このことに総理も気を配っていらっしゃるわけなんです。A級戦犯の合祀を取りやめない限り公式参拝は見合わさざるを...全文を見る
○井上(一)委員 官房長官、再度大変恐縮ですが、今の議論の中で、内閣のかなめというのでしょうか、官房長官として、やはりA級戦犯が合祀されている限りという前段がつく、条件がつくわけでありますけれども、私が理解をしているその限り、公式参拝は取りやめざるを得ない、それが両国の国民感情を...全文を見る
○井上(一)委員 私が申し上げているのは、別に宗教法人の人格の中に入ってそれをどうこうせいと言うんじゃないわけなんです。A級戦犯が合祀されている限りは、私が理解しているようなそういう考えに同意されますかという、そのことだけなんです。だから、それを切り離すとか離さないとか、そんな議...全文を見る
○井上(一)委員 河野長官、あなたは公式参拝を団体でされるおつもりですか。
○井上(一)委員 外務大臣に私は重ねて申し上げておきます。  団体で公式参拝することは日中関係を大変な状況に追い込めることになるから、その危惧の念でこの質問はいたしたわけであります。  次に、SDIの問題で少し尋ねておきたいと思うのですが、サミットまでが期限、タイムリミットだ...全文を見る
○井上(一)委員 大体物事というのは、一定のめどを持って取り組まなければいけないと思うのですよ。そういう意味で私は、じゃ一体いつごろをめどにこの問題を決めていきたい、それはどう一無期限でいいというわけにいかぬでしょうし、その点についてはどうなんですか。
○井上(一)委員 いろいろな、例えば対米武器技術供与の現在の協定の粋の中で可能なのかどうか、あるいは新しいものをつくっていかなきゃいけないのか。それもまた聞きますけれども、東京サミットまでにこの問題について一定の判断をしなければ東京サミットに影響をするのか。いわゆるSDIの参加決...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ、参加することは今度は国際政治にはどう影響すると判断されておりますか。参加すること、あるいはしないこと、不参加の場合、あるいは慎重な態度を持続すること、この三通りがありますね。その三通りは国際政治にどう作用していくか、どういう影響があるかという御判断を持...全文を見る
○井上(一)委員 確かに、サミットまでに決定するということは国際政治に波及効果はあると思うのですね。私は、ユーレカ計画——総理はソルボンヌで、日米欧三極親密協調時代をつくりたいという話があったわけです。エアバスも購入を、これは政府の機関じゃありませんけれども、購入を取りやめた。あ...全文を見る
○井上(一)委員 安倍外務大臣に、このサミットの問題とSDIの問題は総理は全く無関係だ、私はこれは非常にかかわりが深いという認識を持っているわけです。外務大臣はどう認識を持っていらっしゃいますか。
○井上(一)委員 外務大臣、ニューリーダーだと言われている外務大臣、それはもっと政治的、世界的な国際的な政治状況というか情勢というものを把握された方がいいのじゃないだろうか、外務大臣だし外交的な面からいっても。私は参加とか不参加だとか慎重であるとかいう、そのことの選択を今問いただ...全文を見る
○井上(一)委員 私が質問をしているのは、今の技術供与の協定の枠内でSDIは処理されるのかどうか、あるいは新たにそういう協定を必要とするのかどうか、このことも聞いているわけなんです。
○井上(一)委員 大臣になられて非常に間がないということでありますけれども、やはり政治の中でのSDIの認識あるいはそういうことに対する日米間の協定、さらにはそういうことをどうするかという、これは事務レベルでもいいですから、今まだそれすらも検討の対象になっていないというなら、本当に...全文を見る
○井上(一)委員 それでは、私は今回の日ソ外相会議、大変御苦労があったわけでありますけれども、シェワルナゼ外相は記者会見でも、領土問題は解決済みだ、こういうことを繰り返し言われているわけであります。解決済み、このことは我が党の田邊書記長からも質問があったわけでありますけれども、十...全文を見る
○井上(一)委員 確認をしなかったということですね。念を押します。
○井上(一)委員 やはりそこから始めるべきであった。これはさっきから外務大臣にも大変強い御意見を申し上げているのですけれども、外交というのはそこから始まらなければいけないわけです。お互いがまあまあと言いながら、我が方は何か我が方に有利な方に解釈をしている。そんなことでは本当に外交...全文を見る
○井上(一)委員 背景あるいは歴史的な流れをるる説明してきっちりとそれは向こうには十分意が通じているのだ、こういうことをあえて総理がお答えになりましたけれども、私はやはり最初にそれを確認してから、そういう背景も踏まえた中で交渉を進めていかなければいけない、こう思うのです。訳文等に...全文を見る
○井上(一)委員 いわゆる通常の形での消滅でないということで、いわば一方的なソ連側の勝手な言い分というか解釈の中から流れが動いている、私はこういうふうに理解をしているのです。だから、大変言葉が、表現が難しいのですけれども、正常な形で交渉するといったってこれはなかなか大変なことにな...全文を見る
○井上(一)委員 非常にその辺はやはり楽観しているのではないか、甘い見通しじゃないか、私はそう思っているわけなんです。これは外務省の首脳が、ソ連側を共同宣言の線まで譲歩させられるかどうか楽観できない、こういうふうに述べたと報道されているのですよ。私はそうだ、そうだろうと思う。むし...全文を見る
○井上(一)委員 この問題は一般質問でもまだ続けてやりますが、テーブルに着いたからといって、すぐにでも何か歩み寄れるような認識で外交をやっておったらいかぬ。大変、それは過去一つの八年間というブランクもあったわけなんですよ。あるいはそれ以前に、三十年前にも、いろんな形でソ連がとった...全文を見る
○井上(一)委員 引き続いてアフリカ民族会議との話し合い等は継続をしていただきたい、こういうことを申し上げておきます。  さらに、ことし八月にヨハネスブルグの百年祭が行われるわけなんですけれども、在南ア日本人会にこの百年祭について外務省が何か通達を出されたのかどうか、この点が一...全文を見る
○井上(一)委員 その当事者をできるだけ啓蒙する、そういう取り組みをするつもりはありませんか。
○井上(一)委員 さらに、私は内政の問題について二点お聞きをしておきます。  一点は、今回の国の代執行制度についてでございますが、今回の答申は、いわば憲法九十二条で保障された地方自治の本旨を侵害するものだ、その地方自治の基本原理にも反している、地方自治体独自の持っている法令の解...全文を見る
○井上(一)委員 大臣になられて早々のことでもあり、私は、大変勉強なさっていらっしゃると思うのだけれども、今のお答えでは満足はいかない。そして、地方自治にかかわる問題であるだけに、特に一部の有識者だけで事を済ましていくというか、処していくという、当事者である地方自治体自身のより幅...全文を見る
○井上(一)委員 これは今回のこの制度改正、法案審議の段階でいろいろな議論があって大変なことになりますよ。そんなに簡単にこの問題が処理されるというようなことは、絶対ないと思います。大変な問題です。だから、多くを問いただすことは時間的に無理ですけれども、現行の制度でどこに問題があっ...全文を見る
○井上(一)委員 さっきも言ったように、何か支障があったのか、具体的に。どこが都合が悪くてそんなに急いで、採決に持ち込んでまで急がなければならなかったのか、そういうものがやはり具体的に示されなければいけないし、今裁判権があるというようなことも言われたけれども、裁判権があっても、今...全文を見る
○井上(一)委員 まあこの問題については、また改めて法案審議等で議論を重ねていきます。  私は、次にパート労働者の問題について一、二問題を提起しておきたい。  今日、パート労働者の数は、総理府の調査でも四百六十四万人、五百万人になるわけであります。実数はもっと上回っていると思...全文を見る
○井上(一)委員 今、非常に底辺を支える、産業のあらゆるすそ野を支える役割を果たしていただいている、こういう評価がありました。  私はさらに、今常用労働者とパート労働者の労働条件あるいは待遇も含めていろいろな面で違いがあるわけでありますけれども、大きくは例えば退職金制度等も含め...全文を見る
○井上(一)委員 どうか労働省においても十分対策を御検討いただけるように、私からもお願いをしておきたいと思います。さて外務大臣——外務大臣はいらっしゃらない。それじゃ外務大臣にお尋ねをすることの前に、これはちょっと私は総理に聞いておきたいなあと思うのですが、各政党にはそれぞれやっ...全文を見る
○井上(一)委員 まあこれは私が自民党のその運動方針にクレームをつけるわけでもありませんし、ただやはり、よい核と悪い核と書かれて、総裁ですから、僕は正暉さんが本部長だし、じゃソ連の核が悪い核でアメリカがよい核だとするならば、フランスの核はどうなんでしょうかと私は聞きたいわけなんで...全文を見る
○井上(一)委員 いや、混乱をしているということは私が言う正常でないことで、私はフィリピンの制度だとかあるいはきょう現地時間五時から開かれる国会のそういう問題について大臣に聞いているわけじゃなく、今回の選挙は我々は、混乱を起こしたことそれ自体が正常でない。  我が国はフィリピン...全文を見る
○井上(一)委員 私はやはり大臣が云々じゃなく、具体的に外務省としては経済協力を、私も開発途上国に対する経済援助は推進すべきであるという立場に立っているんです。しかしそれがどのように使われているか、相手国の国民の生活向上、民生安定のために十分それが役立っているのかどうか。むしろ、...全文を見る
○井上(一)委員 私は、今後フィリピンに限らず紛争国周辺に対する援助、そういうものも含めて、やはり何かチェック機能というか、そういうプロジェクトが必要になるのではないだろうか、ひとつそういう組織というのでしょうか、そういうものをぜひつくるべきである、こういうふうに思うのです。その...全文を見る
○井上(一)委員 重ねてもう一点。在フィリピンの日本大使館があるわけでありますけれども、今度の大統領選挙の状況等について大臣にどのように報告があり、どのように大臣は受けとめているか。さっきは正常でないというか、混乱が起こっているということをお認め——まあそういう認識を持っていらっ...全文を見る
○井上(一)委員 最後に、総理にまとめとしてお尋ねをしておきます。  総理、施政方針演説で、「戦後政治の総決算」を唱えて、戦後四十年の成果を積極的に評価する。戦後四十年間は、現行憲法のもとでかつてない繁栄と発展を実現してきた時代であり、この間我が国土には平和が続いた、施政方針演...全文を見る
02月13日第104回国会 衆議院 本会議 第6号
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○井上一成君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となっております昭和六十年度補正予算二案について、反対の討論を行います。  私どもは、昭和六十年度の政府予算について、防衛費のみが突出し、そのしわ寄せが社会保障費、教育関係費、地方財政に集中した著しく均衡を失ったも...全文を見る
02月13日第104回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○井上(一)委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となっております昭和六十年度補正予算二案について、反対の討論を行います。  反対する理由の第一は、本予算案が財政法第六条の規定を踏みにじる形で編成されていることであります。  財政法第六条は、御存じのとおり、...全文を見る
02月14日第104回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○井上(一)委員 公述人のお三方、きょうはどうも御苦労さまでございます。限られた時間ですけれども、私なりにお尋ねをいたしたいと思います。  まず最初に渡辺公述人にお尋ねをしたいのですが、不公平税制の見直し、抜本的な税制改革、いろいろな表現がございますが、最高税率を六〇%に引き下...全文を見る
○井上(一)委員 今、やはり内需拡大、松永先生はさっき消費拡大、内需のエンジンをフルに回転したいと。消費に回らない、貯蓄ないし投資に回るそういう資金というのは、今の日本の経済の中では直接的に活力を生むと思われるのか、あるいは日本の経済をスムーズな歯車に持っていけると思うのか、国際...全文を見る
○井上(一)委員 渡辺公述人、さっき松永先生は多くの学者とは違った独自の松永先生の御意見がある。私は、今の日本の国民性というか現実性、現実の社会の中からいけば、消費に回すどころか、住宅の資金だとかあるいは老後の社会保障が不十分である、やはり政治の貧困がゆえに貯蓄に回さざるを得ない...全文を見る
○井上(一)委員 さらにお聞きをして大変申しわけないのでございますが、資産税の導入ということ、資産税で検討を加えるべきだという今お答えがあったわけです。さらには一律のカットというのは、行革を支持し、まあ六十一年度予算について評価をされる渡辺先生としては、そういう一律カットというの...全文を見る
○井上(一)委員 戦後四十年、日本人の勤勉性は私たちに、先人を含めて、経済的な発展、繁栄、今日の平和な社会を残してくれたと思うのですね。我々はまたそれを受け継いで二十一世紀に残していくべきである。まあ、いわば中流意識が非常に定着をしてきたわけなんですね。税の不公平感というのはぬぐ...全文を見る
○井上(一)委員 私の質問の最後に滝井公述人に……。  昨年の十一月末に、これは総理の諮問機関である地方制度調査会が出した「地方税財政に関する当面の措置についての答申」の中で、国の財政の都合によって一律のカットはよろしくない、そういうことが答申されているわけです。さらに、補助金...全文を見る
○井上(一)委員 ありがとうございました。
02月20日第104回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○井上(一)委員 まだ外務大臣がお見えでありませんので、若干、円高不況による問題点について質問をいたしたいと思います。  昨日、円相場は百七十七円、円高による不況産業、とりわけ非鉄金属業界は、この円高でまさに存亡の危機に立たされている、こういう現状であります。こういう現状にかん...全文を見る
○井上(一)委員 低利融資制度、さらには優良鉱床の探査予算、大蔵大臣にお伺いをいたしますが、通産省が今お答えになりました。それらについて、六十一年度予算、どういうふうに予算が動いているのか。端的に申し上げれば、六十年度予算よりも、すべて減額の状況にあるわけなんですね。この円高は六...全文を見る
○井上(一)委員 通産から相談があれば検討したい、当然、通産の方から要求があると思います。  さらには、今若干、六十年度から六十一年度が減額されている。若干であろうとも、私は減額されているという、こういう実態は、まさに円高不況による大変危機存亡の状況にある非鉄金属に対する思いや...全文を見る
○井上(一)委員 金額は私の認識では約六十億だと思っているのです。それじゃ金額は後から聞きましょう。  それで私は、地金の関税相当分、やっぱりこういう折だから、いわゆる非鉄金属の円高不況におけるしわ寄せ分をそこへ充てていくべきではないだろうか、そういうことが、不況対策に充ててい...全文を見る
○井上(一)委員 関税の問題については、制度上で私はそれを不況対策の目的税的な使途に使え、そういうことじゃないわけであって、精神からいって不況産業にそういうものはぜひ充てていくべきである。なお、今審議をしている予算の中で通産の要求を即座に受け入れよという意味ではない。円高がこれだ...全文を見る
○井上(一)委員 重ねてお聞きしますが、大蔵大臣、もう既に一割から百七十七円というきのうの相場ですから、予算編成時から想定して相当落ち込んでいるわけなのです。だから当然、その分については何らかの措置が考えられなければおかしいわけですね、何らかの措置が、いつどのような状態でというこ...全文を見る
○井上(一)委員 それでは、次に外務大臣にお聞きします。  アメリカ国防総省が八七年度版「国防に関する研究開発報告」を発表されたわけです。この報告書の内容、とりわけ我が国との研究開発の推進、武器の共同研究開発の項目に触れた報告書の内容をここでひとつお答えというか報告というか知ら...全文を見る
○井上(一)委員 合すべてを聞くということは時間的にも無理ですが、端的に言えば三軍の上級国家代表というものが決められた。NATOの後にという、少しそういうお答えがあったわけですが、NATO並みに位置づけられたというように理解ができるのでしょうか。
○井上(一)委員 外務省はどういうふうにそれを受けとめているのですか。
○井上(一)委員 これは念のために聞いておきたいのですが、向こうのいわゆる高級国家代表に対する我が国の窓口はどこなんですか。
○井上(一)委員 武器技術供与の関係でいけば、今防衛庁と話をしているということは、窓口が防衛庁一本ではないということですね。
○井上(一)委員 防衛庁一本ではないのですね。
○井上(一)委員 武器技術供与に関連しては外交チャンネル、防衛庁一本ではない。今回の報告書あるいはアメリカの認識からいって、それはNATOの後に列記されたとはいうものの、共同研究開発を要求してきたという受けとめ方を持っていいのか、そこまで踏み込んだ問題ではない、それはでき得ないと...全文を見る
○井上(一)委員 念を押して恐縮ですが、共同研究開発は我が国はできないということを、ここで外務大臣、ひとつ再確認をしておきたいと思うのです。武器技術供与という問題じゃなく、共同研究開発。
○井上(一)委員 武器技術供与の取り決めについては既に何回か議論がされているわけです。今回の報告書で一応私が懸念をするのは、アメリカ側からの要求としてというか、共同研究開発に踏み込みたいという、そういうアメリカの意思がこの報告書の中に含まれているのではないだろうかという危惧を持っ...全文を見る
○井上(一)委員 必要な物、武器技術供与の段階で必要な物、その中で私は今あえて試作品ということを歯どめにしたわけですよ。しかし、それから進んでさらに共同開発、そういうことが許されるのですか。それは大変なことになるわけです。
○井上(一)委員 私が言っているような共同開発は当然武器の共同開発なんです。だから武器技術供与の協定と、それが延長して武器共同開発まで踏み込むことはあり得ませんなと。さっきのお答えでは、武器輸出三原則の遵守を答えていらっしゃるのですけれども、念のために私はもう一度必要性、技術供与...全文を見る
○井上(一)委員 ちょっと、私はここはしっかりと確認をしておきたいと思うのです。  それで、非常にややこしいようですけれども、従来からこの問題については、武器技術の供与という問題と共同開発という問題とは切り離していたと私は思うのです。だから、そういう意味で、技術供与の協定の中で...全文を見る
○井上(一)委員 これは大変なことだと思うのです。従来の答弁からは一歩踏み込んだ答弁をなさっていらっしゃる。具体的に共同研究開発に入っているわけではない、そして従来の武器技術供与の協定の範疇の中で考えているのだ。しかし、共同研究開発もその範疇の中にあたかも含まれることの可能性を認...全文を見る
○井上(一)委員 これは大変なことだと思うのです。まあ開き直ったという言葉がいいかどうかわかりませんけれども、共同研究開発も対米武器技術供与の枠内にあるという答弁は従来はなかったという私は認識です。だから、この問題についてはきょうすべてをここでというわけにはまいりませんが、やはり...全文を見る
○井上(一)委員 どうも対米、対ソともども妥結への道のりは険しいという認識なんです。  これはどういう背景なのかということを、やはり御承知だと思いますが、海のものには所有権はないという日本の歴史的な物の考え方もあるわけなんですけれども、アメリカやソ連は新しい海の秩序を定めたとい...全文を見る
○井上(一)委員 国連海洋法条約が世界的に定着していく、そういうことになると他国の二百海里以内での操業というのは大変難しくなっていくわけなんですね。私は、言いかえれば国連海洋法条約によって日本の水産業というものは曲がり角に来て、現実的には大変なピンチだという言葉なんですね。要は海...全文を見る
○井上(一)委員 もう少し待ってください。  それではここで、国連海洋法条約は現在どのくらいの批准国があって、いつごろ発効する見通しなのか、外務省に尋ねておきましょう。
○井上(一)委員 農水大臣、今外務省がお答えになったように半分近い国が既に批准をしている。それで、速いテンポでという見通しを持っているわけです。そうすると、このように考えてくると、我が国の二百海里以内を改めて見直し、発想を転換していかなければならないと私は思うのですが、いかがでご...全文を見る
○井上(一)委員 そこで、もう一つ聞いておきたいのは、我が国の二百海里は太平洋側は設定されていますが、日本海側が設定されてない。今漁業の問題は、やはりどうしても日本海側に固まっているわけなんです。なぜ日本海側に二百海里が設定されていないのか、農水大臣はどう御認識ですか。
○井上(一)委員 相互主義ということもありますが、何か障害があるのでしょうか。
○井上(一)委員 おっしゃるとおり韓国との問題があると思うのです。ここでやはり日本海側に二百海里を設定できない最大の理由は、竹島があるからだ、こういうことなんです。今韓国という、竹島という領土の問題があるから二百海里がなかなか話し合いができない、僕はそう認識している。大臣いかがで...全文を見る
○井上(一)委員 竹島は日本の領土であるということは、私は強く信じているんです。外務省に、これを一々どうなんだこうなんだと——きょうは水産問題からと思って、しかし外務省も答弁をしたいということですから、それでは、竹島は日本の領土であるということを外務省はきっちりとそういうことを韓...全文を見る
○井上(一)委員 竹島周辺に行くと、韓国側から機関銃の発砲があったり、韓国本土からF15が飛来してスクランブルをかけてくる、そういうことを聞いているのですけれども、そういう事実はあるのでしょうか。
○井上(一)委員 運輸大臣、水産業界における問題点は竹島の領土問題であるという深い御認識をいただいて、馬力のあるところでぜひ応援をしてあげてほしいと強く要望して、お引き取りをいただいて結構でございます。  では、外務省にお聞きをしましょう。  竹島にいる韓国軍人退去について、...全文を見る
○井上(一)委員 委員長、大変時間も限られていますので、私は、外務省が公式にこの竹島問題でいつ、だれと、どこでどのような口上書を手渡したとかどうしたとか、そしてそれに対する返事があったのかなかったのか、そういうことを改めて書面で私あてに報告をしていただきたい。よろしいでしょうか。
○井上(一)委員 それでは今度は文部大臣、大変お待たせをしましたが、この竹島領土の問題について、少なくとも責務教育課程で竹島が我が国の領土であるということを教えているというか、教科書に一私の調べた教科書、今使っている我が国の小学校の社会の五年生あるいは六年生、中学の社会、さらには...全文を見る
○井上(一)委員 念のために私の調べた範囲内では、小学校の教科書では言及したものは一つもないわけなんです。小学校の地図には島根県の一部として表示がある。確かに地図にはそういう表示があります。中学校の教科書は、今一種類を言われましたが、八種類のうち二種類にしか記述がないわけなんです...全文を見る
○井上(一)委員 私は別に強制、いわゆる検定制度を否定しているわけでも何でもない。事実というのは、日本の領土というのはこれは思想、信条そんなものとは関係ないわけでなんですから、私は当然、正しく記述をするということは指導すべきだと思うのですよ。どうそれをとらえるかというのはまた別な...全文を見る
○井上(一)委員 では次に、文部大臣、よく総理も、文化の創造あるいは文化と教育、最重点的に教育問題も論議をされているわけです。それでひとつここで、文化というものについて若干の大臣の認識を聞かしていただきながら、私なりの意見も申し上げていきたい。  文化というのは、私は暮らしの中...全文を見る
○井上(一)委員 私は、さすが文部大臣はニューリーダー、まさに将来日本を支えてくれる、あるいは日本の政治を指導してくれる人にふさわしいお答えだ、こういうふうに思うのです。私も、やはり自然と人間をつなぐ何かのものが文化として残ってほしい、こう思うのです。  それは、今生け花という...全文を見る
○井上(一)委員 私は物事を強制的にこうしなさい、ああしなさいと言う論者ではありませんし、本当の正しい自由というものをお互いが味わっていくというか、そういう意味そば、希望する子供たち、生徒たちに選択科目として、どの流儀がどうだとかそういうことはすべて超越して、自然に触れるあるいは...全文を見る
○井上(一)委員 今短大等で、単位として、情操教育の一つの課程として認定をしてほしいという強い要望もありますので、このこともあわせて御検討いただくように特にお願いをしておきたいと思います。  さらに、さっきボン・サミットでの御感想というか強い印象を披瀝されたわけであります。これ...全文を見る
○井上(一)委員 文部大臣、いろいろとお答えをいただいたわけです。  最後に私は、生活文化を大切にしていこうというそういう一つの運動が高まってほしいという願いもあるわけですが、ややもすると生け花というのは、私は文化、芸術だ、こういう認識に立っているのですけれども、何か趣味的な、...全文を見る
○井上(一)委員 それでは文部大臣、ありがとうございました、お引き取りいただいて結構でございます。  自治大臣、大変お待たせをしたわけですけれども、端的に、負担金と補助金の性格、違いをお答えいただけぬでしょうか。
○井上(一)委員 それでは、地方交付税について、その性格と概念をここで聞かせてください。
○井上(一)委員 固有の財源である。これは地方団体、地方自治体の独立した固有財源あるいは一般財源、調整財源、いろいろそういうものが寄ったいわゆる固有の財源であるということは確かなわけです。  それでは、今回の大蔵が示した国庫補助金の一括一律カットということは、財源補てんとか、交...全文を見る
○井上(一)委員 だから自治大臣、それは内閣の一員として言わざるを得ない答弁なのか、本当にあなたがそう理解をしているのか、私は非常に疑問なんです。自治大臣がそういうお考えをしておりたら、これは私は、えらい失礼だけれども自治大臣として本当に自分の職責、職務というのは、自治省の役割と...全文を見る
○井上(一)委員 大いに期待をしたい。私たちも微力でありますけれども、一緒になって地方自治体を守るために頑張ることを私からも申し上げて、自治大臣に対する私の質問はこれで終えます。ありがとうございました。  最後に労働大臣、大変お待たせをして申しわけないのですが、実はパートタイマ...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ、既存の制度では十分でないという御認識である、それで研究会をつくってこれから一生懸命取り組むんだ、こういうことに私は理解をし、ひとつさらなる前向きな御検討をお願いをして、私の質問を終えたいと思います。ありがとうございました。
03月06日第104回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○井上(一)分科員 十年前に、今日の高齢化の社会を予測して、高齢化に対応する一つの制度がある自治体から生まれたわけです。それは、労働を通して、社会への貢献も含めて、定年退職後の生き方あるいは高齢者の生きがいというものとの取り組みが一地方自治体から生まれている。高齢者生きがい公社と...全文を見る
○井上(一)分科員 具体的にシルバー人材センターのいわゆる法整備あるいは制度改善策についてはどういう取り組みを考えていらっしゃるか、その点について聞いておきたいと思います。
○井上(一)分科員 設置基準の緩和なりあるいは補助制度の拡大、さらにはその他のいわゆる組織の確立というか、基盤の整備というか、そういうことをやっていこうということについては、私は非常に評価をしたいと思いますし、ぜひそうあってほしい。さらに、そういう中からそれぞれの地域でシルバー人...全文を見る
○井上(一)分科員 さらに私はもう一点、高齢化が急速に進展をしていく、そういう今日の高齢化社会の中で高齢者の雇用の場というものがより広く、多く求められていくというふうに認識をするわけなんです。そういう高年齢者の就業ニーズに適切に対処していく、そういう意味では、単にシルバー人材セン...全文を見る
○井上(一)分科員 委託する業務というのはどういう業務、自治体が委託するものにはすべてという認識に立ってよろしいのでしょうか。
○井上(一)分科員 例えば公園の管理だとか、あるいは駐車場の管理あるいはプールの管理運営事業だとか、さらには庁舎の清掃管理委託業務、自治体がシルバー人材センターに委託をしているそのような業務は、当然今お答えになられた委託するに適当な事業だ、そういう事業に対しての補助を検討されてい...全文を見る
○井上(一)分科員 私は、規制の緩和と基準の緩和あるいは補助制度の拡大等について非常に前向きに取り組まれていることについては重ねて評価をしたいし、これからも御努力を願いたい。ややもすると、一つの物差しで、人口だとかあるいはいろいろな行政的な冷たい物差しを当てがちでありますが、ひと...全文を見る
○井上(一)分科員 研究会をつくって一生懸命おやりになっていらっしゃるということは予算委員会等でもお答えをいただいていますので、今労働者の法的な保護立法というか労基法というものがあるのだけれども、パート労働者に対してはその実態に即した労働保護法が完璧でない、不十分だ、しかし検討し...全文を見る
○井上(一)分科員 さらに私は、身体障害者の雇用という問題についてももっと新たな視点というか、新たな決意でもって取り組んでほしい。いろいろ御努力はいただいていますけれども、実態はかけ声だけに終わっている。私の承知している範囲でも、例えば障害者の雇用率についてそれぞれの省庁がどうい...全文を見る
○井上(一)分科員 さらにもう一点、同和地区の人たちの就職については労働省も十分な取り組みをしていると信頼をしたいわけでありますが、まだいろいろ問題がある。雇用の場を確保しても、しかし、そこで起こる差別事件、差別の実態をどれほど承知しているのか。さらには、せっかく確保された雇用が...全文を見る
○井上(一)分科員 それは手ぬるい。  時間がありませんが、一つは高齢者に対する雇用の問題でシルバー人材センター、一つはパートで働いているパート労働者の問題、さらには障害者の問題、さらに同和問題としての雇用の問題、四つ指摘したのですが、最後の、新たな問題として起こっている、差別...全文を見る
○井上(一)分科員 終わります。
03月07日第104回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第2号
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○井上(一)分科員 大阪高速鉄道株式会社、略して大阪モノレール、このことについて少し聞いておきたいと思うのです。  当初予定をされたときの想定する収益性についてはどういう状況であったのか、まずそこから聞いていきましよう。
○井上(一)分科員 この想定の中で、収益性あるいは乗客想定数等を勘案して第一義的にどこを着手することが一番理想としますか。
○井上(一)分科員 それでは、この建設費が空港から南茨木まで六百二十億、千里中央から門真まで六百八十億、南茨木から荒本まで六百八十億。単年度赤字は当初どういうような想定でどれほど予定をされていたのかそれを聞きましょう。
○井上(一)分科員 大阪空港については、この開港時も存続をするという設定が基礎になっているわけです。基礎になっているわけですというのは、私が基礎になっているというのじゃなく、この数字は基礎になっている、こういうことでございますね。
○井上(一)分科員 仮定のもとということでございますが、これは、完成時は何年度だと当初想定をされたのでしょうか。
○井上(一)分科員 だから、五十二年度の想定では区間の完成は三年という、それはわかっているのですが、昭和何年度から第一次はここまで、二次はここまで、三次はここまでと、当初の予定はどうなんですか。
○井上(一)分科員 室長、短い時間だから、私が質問をしていることにきっちり答えなければいけない。そうでないとこの委員会の運営がスムーズにいきませんよ。  私は、五十二年度で見通して、空港から南茨木までは六十二年なら六十二年に開通しますとか、あるいはその一部は六十二年で六十四年、...全文を見る
○井上(一)分科員 物事を着手するのに、いつからいつまでとか、そういうことの計画もないという、そんな公共事業というのはないわけなんです。  だから私は、次に五十二年度の想定が今日どうずれたか、そういうことも聞いていきたい。なぜずれたのかということもあるわけですけれども、その今日...全文を見る
○井上(一)分科員 大阪空港から南茨木までは。
○井上(一)分科員 六十七年度には、大阪空港はその時点では存在をしているという、そういうことでございますね。
○井上(一)分科員 仮定でやるのですか、仮定で。すべて仮定でやるのですか、公共事業は。六百八十億も六百二十億も、さらには累積赤字が百五十億も、そんな事業を仮定の段階でやるのですか。私は、その空港の存続を今ここで聞いているのじゃない。少なくとも、六十七年に現大阪空港が存続をしている...全文を見る
○井上(一)分科員 ということは、仮定でなく、その時点では少なくとも存続をしているということでないと、あなた方が今説明をした、単年度黒字十年というのも狂ってくるでしょう。どうですか。あるいは、いわゆる累積赤字の解消十六年間というのも狂うでしょう。
○井上(一)分科員 さらにもう一つ。これは一番投資効果の悪いところ、あるいは問題の複雑なところを第一義的に事業認定として選択をしているわけです。これはもう非常にばかげたむだな発想であるし、こういうことをやっているから行革が必要だということになるわけです。私はむしろ今の数字を聞いて...全文を見る
○井上(一)分科員 ある物を買いなさいとかある物をつくりなさい、でき上がったものを持ってきなさい、そういう単純なというとなんですが、簡単なものではない。これは手続の問題からあるわけなんです。きょう決意を聞かせてもらったって、あしたの日に、あるいは来年度に、あるいは二年後にというわ...全文を見る
○井上(一)分科員 私は、特に地域だけの問題とかそういうことで申し上げるのでなく、都市交通のあり方という新しい視点に立っても、私が指摘をしていることを真剣にとらえてもらわなければいけないし、そのとおりやってほしい。万博は一つのきっかけとして非常にいいチャンスなんだから。  さら...全文を見る
○井上(一)分科員 大臣、今指摘をしたことに対する取り組みについては、私は三塚大臣の気迫、バイタリティーをあるいは評価できるように結論を待ちたいと思います。  時間がありませんので、最後に一つだけ。  実は身体障害者雇用の問題について、運輸省が所管をする特殊法人、まことにもっ...全文を見る
○井上(一)分科員 身体障害者雇用促進法という法律があるわけです。その法律によって身体障害者の雇用を十分保障していかなきゃいけないという中で、大変残念ながら、いわゆる運輸省所管の特殊法人、私が知る範囲内では新東京国際空港公団なり国際観光振興会なり船舶整備公団なり、少なくとも半分以...全文を見る
03月20日第104回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○井上(一)委員 最初に、恩給種別の最低保障額、さらにその対象人員の割合について、とりわけ最低保障額は幾らでどれくらいの対象者がいらっしゃるか、まずそれを聞いておきたいと思います。
○井上(一)委員 毎年の恩給法の改正について、何を一つの指標に置かれているのか、その点についても聞いておきたいと思います。
○井上(一)委員 公務員給与のベースアップということになると、人勧が完全実施されていないということについてはこれをどうとらえていくのか。さらに、恩給というものが最低の生活保障であるという認識に立つならば、完全実施でない、それでいいのか。いいとは言い切れませんけれども、現状の改定で...全文を見る
○井上(一)委員 私は、政治というのは時には妥協も必要であるということはわかりますよ。しかし、恩給受給者の生活の実態ということをどれだけ真剣にとらえているのか、そしてどれだけ重くその位置づけをしているのか、あるいは恩給というものの性格、そういうことを考えたら、今の財政がどうのこう...全文を見る
○井上(一)委員 一日も早く、私の提起している問題を理解していただいて、そういう対処をしていただきたい、特にこれは強く要望しておきたいと思います。  元日赤の従軍看護婦に対する慰労給付金は、昭和五十四年度に国庫補助金を財源として日本赤十字社を通して支給されているわけなんです。昭...全文を見る
○井上(一)委員 増額については今後の検討課題。台湾、朝鮮への従軍については検討をさらに加えるべきだ、私はこれは強くお願いをしておきます。  江崎長官、あすから連休なんですよね。子供たちが春休みを利用してお母さんの国元へ帰りたい。あるいは、夏休みを含めて学校の休みと言えば、お母...全文を見る
○井上(一)委員 学校で教育上も、非行だとかいじめだとか、現象面では非常に憂うべき事柄が多い今日ですが、車で一緒に、あるいは新幹線であっても、いろんな交通手段で、それこそ朝から十時間電車に乗っても汽車に乗っても、そういうのは何となくうれしい、楽しい、ほほえましい、人間らしい暮らし...全文を見る
○井上(一)委員 ところが、里帰りもできない、おばあちゃんにも会えない、お母さんの生まれた場所へも行けない、何らかのいろいろな事情があるにしても、そういう子供がおったら――そういう家庭が現実にあるわけなんですね、いろいろな問題で。どうでしょうか、そういう帰れない子供たちにどんな思...全文を見る
○井上(一)委員 今、長官は、これほど不幸せなことはないと言われたが、だれが不幸せだと受けとめられますか。
○井上(一)委員 帰れない子供、帰りたいお母さんが不幸せ、あるいは帰ってほしいと国で待っているお母さん、帰ってくることを拒まなければいけないそのお母さんも不幸せなんですよ。そう思いませんか。
○井上(一)委員 そのお母さんを不幸せにしている、帰ることを拒否しなければいけない社会の仕組みに、あなたはどう受けとめ、どう対応しようとなさっているのでしょうか。
○井上(一)委員 念を押して大変恐縮ですが、同和対策審議会が答申を出された、その答申についてもうくどいほど多くの人が質問をしていますが、いわゆる同対審の答申を最大隈尊重するという決意はお変わりではないだろうと思うし、まず私は、そういう認識を持っていらっしゃるという受けとめ方でこれ...全文を見る
○井上(一)委員 社会の流れをマスコミはそのまま多くの人に情報として報道するわけなんですね。このことは私はよいことだと思いますし、そういう意味でとりわけ同対審の答申を尊重した情報は私は大切にしていきたいと思っているのです。いかがですか。
○井上(一)委員 今、神さんが長官に一つだけあなたの願い事を聞いてあげる、こういうふうに言われたら、あなたは神さんに何を願いますか。
○井上(一)委員 私はあなたに残念なことを聞いているのではありません。今のお答えの中で、非常に私と認識を異にしている部分はたくさんある。すべてであるかもわからない。しかし、今、私は長官に私と認識を同じくしてくれと言うのではなく、お互いにこういう議論を通して認識を一にできれば幸いだ...全文を見る
○井上(一)委員 私は、いろいろ人それぞれの思いがあり、考えがあって当然だと思うのですよ。国家の平和、国民の安定、平和も暮らしの安定も根底から覆しているそのものを取り除きたい、あらゆる差別をこの世からなくしたいと私は神にお願いをしたい。  さっき封建時代から云々、同じ日本人だか...全文を見る
○井上(一)委員 今のお答えに対しては後でまた、一部の社会では云々とかあるいは残念な、悲しいことだというのは。――私は別に長官に、長官の認識が非常に浅いから、と言うとえらい失礼かもわかりませんが、不十分だから、ひとつぜひ「窓」のこのような情報は一読に値するのではないか。私も毎日毎...全文を見る
○井上(一)委員 「好きな人と結婚したことは悪いことなのですか!それとも彼が同和だから悪いのですか!どうして私も彼も私の両親も兄もこんなつらい思いをしなければならないのですか!」と問いかけているわけなんです。今、あなたなら許す、残念なことです。――悪いことではないんでしょう。「好...全文を見る
○井上(一)委員 同和地区だから悪くはないですね。いやいや、うなずかずに。これは一問一答で大変恐縮です。長官に何回も立たせて悪いのですが、お答えをいただければありがたいです。
○井上(一)委員 そして、先ほどから何回も申し上げるように、私も私の両親も私の兄弟もこんなつらい思いをしなければならないのでしょうか。お父さんやお母さんや兄弟や親族の方、差別をしたくないし許したい。あなたも今許しますと言った。帰ってきてほしい、しかしそこに障害があるということでし...全文を見る
○井上(一)委員 これは大阪読売のその「窓」を編集していらっしゃる方が住所も知っていると思います。愛媛ということでこれは報道されておって、最初がA子さんで、次は陽子という実名を挙げておられる。  だから、日本全国たくさんなところで、このように差別に苦しみ悩む、あるいはその差別と...全文を見る
○井上(一)委員 根本的にあなたの認識が間違っているのですよ。本当はここで、それではあなたが今言ったような見解で政府が統一されているのかどうかということを、私は逆にきっちりと整理をしてもらいたい、あなたが今そういう答えをされたから。今までは江崎長官、認識不足でもいいですよ、それは...全文を見る
○井上(一)委員 いや、言葉が足りなければ言葉を追加してください。私も、江崎長官には十分理解を求めたいという立場に立って質問しているわけなんです。今までもお持ちであったかもわからぬけれども、私からすればまだまだ不十分だというか、時には誤った認識を持っていらっしゃるのではないかと私...全文を見る
○井上(一)委員 先ほど私は、差別の事象、差別事件が年々ふえ続けているという、そのことを指摘しているわけです。当局は、いや、減っていると言うのか。私が指摘している、ふえているというそのことに、そのとおりだとおっしゃるのか。具体的なことを聞いているのですよ。あなたの決意というのはも...全文を見る
○井上(一)委員 長官、ちょっとそこも違うのですよ。あなたが今お答えになっていることも違うのですよ。だから私は、先ほどから、まあ余り長官の足を引っ張るようなことはしたくないので、内閣の統一した見解を出された方がいかがでございますか、こういうふうに申し上げた。同対審答申を最大限尊重...全文を見る
○井上(一)委員 あえて時間外にして答弁をしたいのですか。答弁したければ答弁しなさいよ。僕は長官に質問しているんだけれども。
○井上(一)委員 あなたはすべて、統計上の人権侵害の受理件数を尺度に今答えたわけです。私は、それはいずれあなたと、差別事象が減ったというなら減ったであなたの方から指摘をもらえばいいし、私たちはふえたと思っている。今、長官は、いろいろなケースでふえ続けている、私もそういうとらえ方を...全文を見る
○井上(一)委員 そういう意味では、同和だとか部落だとかいろいろな表現があったって、何らそのこと自体は問題ではないと私は思うのです。それを差別に連動させていくということには問題がありますけれども。  それで、何か禅問答のようですけれども、同和という言葉を聞いて何を連想されますか...全文を見る
○井上(一)委員 私は、残念だとか甚だ遺憾だとかということはもう聞き飽きたわけですから、そういう答弁だけでは今後議論は進まないと私は思います。きょうは一応そこまでおっしゃっていらっしゃるのだから、わかりましたというんじゃないが、きょうはそれくらいで。  普通、同和あるいは同和部...全文を見る
03月27日第104回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○井上(一)委員 在外公館の果たす役割というのは大変大きく、また重要だと思います。勤務する外交官諸君の労働条件なり、生活条件等については十二分な対応を必要とする、こういうふうに思うわけであります。いろいろな国際経済情勢の変化の中で十二分に目を配っていくことが必要である、このことを...全文を見る
○井上(一)委員 何回も指摘をしてきたわけでありますけれども、今までのフィリピンの経済援助というものが、相手国の国民の生活向上、民生安定に役立たないということを、私は予算委員会等で強く指摘をしてきたことなのです。これは大臣もよく御認識をいただいていると思うのです。今後、経済援助に...全文を見る
○井上(一)委員 具体的な経済援助の問題指摘に入る前に、出先の大使館なり在外公館の果たす役割を私はさっき申し上げたわけです。そういういわゆる役割から考えると、今日まで在比日本大使館が、フィリピンのマニラにある日本大使館が果たしてきた役割というものも、これをどこまで正しく把握をする...全文を見る
○井上(一)委員 さて、具体的にお聞きをしますが、日本に所在するフィリピン政府の資産について、どこにどれほどの資産があり、現状どういう状況であるのか、少し報告をしていただきたいと思います。
○井上(一)委員 とりわけ九段の所有地と六本木、いわゆる公邸と旧大使館跡について、あるいはもう一点、神戸の総領事館跡地については、現状はどういう状況であるのか、あるいは流れとして少なくともここ一年以内にそこに何らかの変化があったのかどうか。
○井上(一)委員 去る七日の報道で、六本木の大使館跡地に、鹿島建設が東京都の認可を受けるために建築計画通知を提出していることが明らかになった、こういうことが報道されています。このことについて、それでは外務省はどれほどの情報を持っていらっしゃるのか。あるいはこのことについて、今お尋...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ鹿島建設はだれの依頼でビルを建てようとしたのか、それはお聞きなんでしょうか。
○井上(一)委員 それは在京フィリピン大使館の依頼によりということで、いわば代理として建設ということですが、そういうふうに受けとめていいのでしょうか。あるいはそれは正確な文書をもって外務省は承知をしているのか。あるいは当時在京フィリピン大使館からそういう話が外務省にあったのかどう...全文を見る
○井上(一)委員 私は、我が国の行政権の及ぶ範囲でないということは十分承知はするわけなんですけれども、やはりそこにフィリピン政府がどういう計画を持っているか、意図しているか、そういうことは外交ルートでしっかりと情報を交換すべきであるし、そういうことが外務省の目に見えないところでの...全文を見る
○井上(一)委員 問題が二つあると思うのですね。ひとつ整理しなければいけないのは、鹿島建設がフィリピン政府を代理して我が国の行政当局に書類提示をした、その事実関係はやはり鹿島からしっかり事情を聞いてもらわなければいけない。そういうことをされたのかどうか。そして、在京フィリピン大使...全文を見る
○井上(一)委員 いつですか、それは。
○井上(一)委員 東京都に既にそういう申請がなされていた、通知がなされている。そういうことも含めていろいろうわさもある。新政権になって日も浅いわけでありますけれども、我が国も在比公館があるわけですから、むしろ日本からこれらの問題については尋ねてあげるぐらいの、あるいは情報提供をす...全文を見る
○井上(一)委員 いいです。あなたとしては精いっぱいの答弁だと思うのです。それ以上私も深く聞きません。それはいろいろ人それぞれの受けとめ方でございますから。  私はもう一点、六本木なり――六本木というのはえらいアバウトな地名ですから、正確には、フィリピン政府が所有する港区六本木...全文を見る
○井上(一)委員 六本木の土地は賠償によって提供した土地。それでさっき、処分のうわさはあったけれどもそういうことについては外務省に連絡があるはずだ、あるいはこちらから問い合わせた結果そういう事実はないというようなお答えだったと思うのです。それはいつの時点での事実なのか、ちょっと念...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ、今日的な状況の中での情報というのはお持ちなんでしょうか。
○井上(一)委員 去年の話を今ここでというよりも、新政権あるいはマルコス政権末期と言った方がいいかもわからないし、もっと早くわかりやすく言えば、一番きょうから近い情報としては何か持っていらっしゃるのでしょうか。
○井上(一)委員 後で安倍大臣に総括して答弁を求めますから、しばらく休んでおってください。  この資産、財産を売却をするという契約がなされている、こういうことなんです。それは少なくともことしの話である。私の知っている範囲では、この話は外務省当局も承知をしていると私は思っている。...全文を見る
○井上(一)委員 これは重大なことなんです。中身は、一九八六年一月六日、フィリピンのケソン市で当事者間で、立会人を含めて公式に公証役場で正式な契約がなされているわけなんです。念のために、私はあえて言うが、公証番号が三八八、ページ番号が七九、記録簿番号がXCの一一一――あるいはこれ...全文を見る
○井上(一)委員 まだ私の持つ質問時間がありますから、マニラの大使館に即刻手当てというか連絡をとって、こういう問題はどうなんだという確認をなさった方がいいのではないでしょうか。若干の時間を猶予いたします。  それからもう一つ。先ほど私がメルカドという人の名前を出したわけでありま...全文を見る
○井上(一)委員 ミスターメルカドは今マニラにおるわけなんですよ。サロンガ委員会というか、このマルコスの不正をただすというか究明する委員会があるわけですが、そのサロンガさんも新政権も深い関心を持っているというふうに僕は聞いているわけなんですけれども、それでは我が方から新政権に対し...全文を見る
○井上(一)委員 さっきから言っているように大臣、事の真相究明には最善、最大の努力をするということはこれは間違いないわけなんですから、あなたが国会で約束しているんだから。だから、こういう問題があるという事実、私が原文を持って、こういう問題があります、大使館にすぐに調べさせてくださ...全文を見る
○井上(一)委員 当然私はそうあるべきだと思いますので、私の持っている情報を、この契約書も含めて外務大臣にお渡しをしますから、これは新政権に提供して真相解明に協力をする、こういうことを大臣もう一度お約束を、念を押して悪いのですが、私の持っている契約書をお渡ししますから。
○井上(一)委員 なお我が国の側、いわゆる鹿島、さらには第二当事者を含めて事情を聞かしていただく、そういう努力は事務レベル、局長いかがですか。
○井上(一)委員 それじゃ、私は、今申し上げたように問題点が余りにも大き過ぎる。そういう約束がなされている、さらに個人の生計を支えるために売却する目的、そして公証人の前でお互いが宣誓をし約束をしている、こういう事実をきょうは提起したわけであります。今大臣からお答えがあり、イースタ...全文を見る
04月08日第104回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○井上(一)委員 今の報告でも明らかになったように、在マニラ日本大使館では既にタカフジ産業の六本木における土地売買契約が入手されていた。これはまず我が国が賠償でフィリピン政府に提供したものでありまして、いわば今大使館の対応のまずさを大変反省されたわけでありますけれども、フィリピン...全文を見る
○井上(一)委員 先にそれを報告しなければいけないのですが、私の質問のときには、前回は代理人として届け出をした、その後の調査で、本国政府の承認を得ていない、そういう状況の中で東京都に鹿島逮設は届け出をした、こういうことですね、念のために。
○井上(一)委員 建築確認の届け出をバルデス前駐日大使と鹿島建設とだけの間で進められた、こういうことなんですね。そう私は理解するわけなんです。本国政府の認知がないのに、許可がないのに在京の大使と鹿島建設との間でこれが進められた、そういうふうに私は理解するのですが、外務省もそのよう...全文を見る
○井上(一)委員 私は前回も、鹿島建設とバルデス前駐日大使との深いかかわりというものを強く指摘をしたわけです。そして、私の知る範囲では、タカフジ産業の関係者の側からの話によると、バルデス前駐日フィリピン大使に対して鹿島建設が三千万円の金を立てかえ払いをしておった、私はそういうこと...全文を見る
○井上(一)委員 さらに鹿島建設は、フィリピンにあるところのあるコンサルタントの会社を利用してそこを代理店として、円借款でフィリピンへの大型プロジェクトについてより優位に立ちたいというような運動をしていたという事実を私は承知しているわけなんです。これは、一連の六本木大使館跡地の処...全文を見る
○井上(一)委員 経済協力局長、承知をしておったら大変なことなんですけれども、私は、鹿島がバルデス前駐日大使を通して、駐日大使に働きかけて、みずからの立場を有利な状況に置くための一つの運動というのでしょうか、そういう取り組みをしていた、これは事実だという私にはかたい信ずべきものが...全文を見る
○井上(一)委員 アジア局長、三千万の問題についても私は事情聴取していただける、こう思うのですが、念のためにお答えをいただいておきましよう。
○井上(一)委員 外務大臣、大変この問題は、真相究明にすべて政府も努力をするという前向きな姿勢をお示しをなさっているわけなんです。それで、四省庁が連携をとりながら対応していきたいということが報道されていたわけなんです。それで、どこが中心になり、そしてその責任者はだれなのか、私は、...全文を見る
○井上(一)委員 四省庁の責任の窓口は当然外務省でしょうね。
○井上(一)委員 いや、対外的にも対内的にも、やはり内閣としてこの問題の真相究明に向けての四省庁合同のそういうプロジェクトがつくられるわけですけれども、私はやはり外務省が中心であり、とりわけ経済協力局長がその責任者というか責任のあるポジションだ、そういうふうに理解するのですが、大...全文を見る
○井上(一)委員 外務省が芯になって、経済協力局長が一番の中心になって、やはり全職員あるいは内閣企体が努力していかなければならないし、そのためにも、今申し上げた、指摘をしたことについては十分な調査をしてほしい。むしろ、あなた方の調査がおくれて私の方がまた問題を提起するようなことで...全文を見る
○井上(一)委員 いわゆる在外公館、我が国の出先の機関でも、その国との貿易状況だとかあるいはどういう影響を与えているかということはやはり十分把握しておく必要があろうと思うのです。  そこで、がん撲滅運動を片っ方では中曽根総理は大きな予算をとって提起をしているわけなんです。それに...全文を見る
○井上(一)委員 労働省は今後さらに徹底した行政指導に踏み切る、今までも部分的には、沖縄における県庁の取り壊し作業だとか嘉手納での基地の取り壊し作業等については労働基準局からも出向いて立ち会っている、そういう非常にきめ細かい対応をなさっていらっしゃるのです。今後もさらにそういう対...全文を見る
○井上(一)委員 厚生省にお聞きしますが、国民の健康を守る立場に立つ厚生省、これは私がいただたいものですけれども、国立がんセンターが監修して厚生省が非常にいいパンフレットを、「簡単なことです がんを防ぐための12カ条」そういう国民に対するがん予防の啓蒙をなさっているわけなんです。...全文を見る
○井上(一)委員 それはいいことですから、やはりがん撲滅への取り組みは、もう厚生省あるいは労働省だけに限らず各省庁がすべてそこに力を入れなければいかぬと思うのです。  環境庁にも聞いておきたいのですけれども、これは今の大気の中にはそうすぐに発がんという数値まではいってないと思う...全文を見る
○井上(一)委員 まだまだ環境庁も、地方公共団体への協力は要請されておりますけれども、もっと積極的にこの問題に取り組まなければ大変なことになると思うのです。  それで運輸省も、あらゆる分野にアスベストが使用されているということについては、これは各省庁とも、特に通産省に、代替物質...全文を見る
○井上(一)委員 終わります。     ―――――――――――――
05月08日第104回国会 衆議院 内閣委員会 第15号
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○井上(一)委員 まず最初に、私は加藤防衛庁長官に、本年の一月十五日からの日米安全保障事務レベル協議、一年半ぶりにこれはハワイで開かれた、この会議の中で、今日大変な問題である円高問題にかかわって、一番もろに受けている在日米軍施設に働く労働者、その賃金の支払いですね、そういうものに...全文を見る
○井上(一)委員 アメリカは、在日米軍の経費として年間どれくらいの予算を計上しているのか。さらに、基地で働く日本人労働者の給与は年間どれぐらいなのか、一応その点について聞いておきたいと思います。
○井上(一)委員 私はここで、円高によるやはり実質的な差益損、ドル建てと円高による日本人の給与の目減り分がどうなのか、どういう実情であるのかということを防衛庁に聞きたいわけなんです。それは俗に思いやり予算の中で賄ってきた、それはもう限度いっぱいではないだろうか。実際どういう状況な...全文を見る
○井上(一)委員 私の承知する範囲では、米国は在日米軍経費として年間約二十三億ドルを計上している、こういうふうに承知するのですが、これは間違いないでしょうか。
○井上(一)委員 今日の円高から、いわゆる私の承知する範囲も、これを例えば当時の円レート二百五十円で計算をすれば五千七百五十億円、そして今日の百七十円台で計算をしたらこれが三千九百十億円、まさに目減り分というのは一千八百四十億円、これがどうなっていくのか。これだけの目減り分をどう...全文を見る
○井上(一)委員 いわゆる目減り分はどのような形で対処されるおつもりなんでしょうか。
○井上(一)委員 それは、我が国として円高の問題をとらえて、そういう話し合いをアメリカ側に持ち込まれたということがあるのですか。
○井上(一)委員 私は、この問題はやはり円高に関連して、あるいは米軍基地で働く人たちの立場ということを考えれば、当然いち早く折衝に入っていくべきであり、問題を解決すべく努力をしなければいけないと思うのです。これは強く要望しておきましょう。  防衛庁長官にちょっと一般論として聞い...全文を見る
○井上(一)委員 加藤防衛庁長官、私も、今のお答えのように非常に分類はしにくい。時には攻撃用であり、それがまた時には防御用でもある。むしろそれは使う意図の問題になると思うのです。  そこで、ちょっと私はSDIについて聞いておきたいのです。  SDIの問題ですが、これは一定の調...全文を見る
○井上(一)委員 例えばピストルは、人を撃つ、殺すために使ったら攻撃用だと思うのです。撃ちに来た、あるいは殺しに来た、撃たれる前にこちらが撃った、これは防御だ。私は外務大臣にはまた聞きますし、SDIについては外務省には何回か聞いているわけなんです。きょうは違った角度で防衛庁長官に...全文を見る
○井上(一)委員 じゃあ、防衛庁長官は結構です。  中曽根さんは、その内閣のかなめに後藤田さんを官房長官に据えた。適材適所という言葉があるとするなら、私はまさにこのことを指すのではないか。官房長官、番頭役というのでしょうか、あえて異体同心という言葉を使いますが、私の受けとめ方、...全文を見る
○井上(一)委員 そこで外務大臣に。官房長官がおっしゃるように、それぞれの参加国は態度決定をされているわけなんですけれども、我が国は態度決定が保留されている。外務大臣も非常に慎重な対応をなさってきていらっしゃるわけですが、二国間、いわゆる日米間では、公式、非公式を問わず、この問題...全文を見る
○井上(一)委員 後藤田官房長官、さっきも申し上げましたように「SDI研究計画についての官民合同調査団報告」ですね、官房長官は関係閣僚の協議会の座長を務めていらっしゃるのですよ。この報告を受け取られたと思うのですが、この報告を受けてどういうような受けとめ方をされていらっしゃるでし...全文を見る
○井上(一)委員 専門家も含めた調査団ですが、技術的側面からの研究参加の必要性というものは非常に強く訴えられているのですね。私は、こういう研究参加というのは政治的側面というのでしょうか、そういうものが実際は肝心になってくると思うのです。そういう分析が少し報告には落ちているような気...全文を見る
○井上(一)委員 私は私の判断として、この調査団の報告書だけでは何を言おうとしているのか、参加、不参加を含めてそういう志向が具現化されていない、こういうふうに思うのです。それで、この報告書だけで判断ができると認識をされるのかどうか、これは官房長官に聞きたいのです、外務大臣でなく。...全文を見る
○井上(一)委員 これまた座長役という立場で、この調査をもって最終と判断できるのか。まだまだ調査が、今のお答えで若干そういうニュアンスはあったと受けとめたのですけれども、これが最終の調査ではない、こういうふうに受けとめてよろしいでしょうか。
○井上(一)委員 実は、SDIの研究参加の動きに対して、日本の学術会議が、最近深い憂慮の念を披瀝したという報告書を提出しているわけなのです。このことは御承知なんでしょうね。そういう見解に対しては官房長官としてはどうお受けとめになっていらっしゃるのか。このことも聞いておきたいと思い...全文を見る
○井上(一)委員 私がこういうことを官房長官にあえてお聞きをするのは、対米武器技術供与を決定したときに、たしか五十八年の一月でございましたが、その際にも後藤田さんは官房長官であったわけです。談話をたしか出されたわけなんですね。  今回、この調査を一つの契機として参加に対する態度...全文を見る
○井上(一)委員 さらに念を押すようでございますが、前回は国会が開会中でありましたけれども、もし閉会中にこういう重要な問題に対する決定というか、そういうことの取り決めについては、国会決議というものに対する重みを深く受けとめられて国会への対応を十分にすべきである、こういうふうに私は...全文を見る
○井上(一)委員 西ドイツは三月に、アメリカとSDI参加協定を結んだわけなんです。その内容が先ごろ暴露されたというか明らかにされて、コール首相の議会での説明と反対に、この協定が研究成果の利用でアメリカ側に大幅な裁量権のある不平等なものである、そういう議論が持ち上がって政治問題にな...全文を見る
○井上(一)委員 私は、参加するしないは軽々に判断してはいけないということをよく、慎重な対応をしなさいということをさっきから言っているわけです。しかし、西ドイツであったことは他人事ではないのだ。我が国もそういうことのないようにちゃんとすべきですよ。これは官房長官に私はお聞きをした...全文を見る
○井上(一)委員 諸外国がどうということよりも、我が国は我が国の独自性、主体性を持ってこういうことに対しては対応していかなければいけない。そうでないと、西ドイツがこうだからそれにする、あるいはイギリスがこうだからどうだ、そういうことでは私は日本の主体性というのはどこにあるのだと思...全文を見る
○井上(一)委員 ぜひそう願いたいと思います。十分慎重な対応を総理にも進言をしていただきたいと思います。  次に、外務大臣に聞いておきたいと思うのです。  常々中曽根総理は、三極協調外交、いわゆる日米欧、このことを強調されるわけです。これは当然私も異論はありません。しかし、私...全文を見る
○井上(一)委員 サミットの開催を前にして、四月に須之部元次官にASEAN諸国を歴訪させて、ASEANのそれぞれの国が東京サミットで訴えてもらいたい、そういうことを聞いて帰られたと思うのです。どんなことを聞いて帰られたのか、それをここで聞いておきたいと思います。
○井上(一)委員 我が国もASEANに対する気配りをした、レーガン大統領もサミットの参加の前にパリ島に立ち寄ってASEAN外相会議に臨んでいろいろな要望を聞き、具体外的な要望書をもらってきた。いわば、日本もアメリカもASEANに対する気配りは十分なされた、こういうふうに私は認識す...全文を見る
○井上(一)委員 経済の落ち込みに対するASEAN諸国の危機感に対して、日本は十分な認識を持って対処していかなければいけない。どうもASEAN諸国の具体的要望に対して抽象論的な表現で事を処しているというところに、私としては納得がいかない。そういうことでは三極協調外交というのは成り...全文を見る
○井上(一)委員 ここで私は、中曽根さんがいわゆる審議会方式というのを非常によく用いられるわけなんですね。これは多くの人から指摘があったと思いますけれども、やはり議院内閣制、我が国のいわゆる大統領型政治でない議会に対する責任、こういう質疑を通して国会への責任を総理が持つべきであっ...全文を見る
○井上(一)委員 その私的な文書だ、そういうことを僕らも聞くわけなんですが、それじゃ、その内容はといわれたら、すべてを承知しているわけじゃありませんけれども、いわゆる日本の経済体質を輸出依存から内需中心というんでしょうか、製品輸入拡大の方向に変えていこう、社会の産業構造、産業体制...全文を見る
○井上(一)委員 外務省はどうですか。
○井上(一)委員 外務省もけしからぬと思うのですよ。アメリカへ先に持っていって、そしてそれはどんな手順でどうなったかは別にして、国会で外務委員会もあればあらゆる委員会があるんだから、今こういう私的諮問機関でこういうことが検討されています、そういうことをやっぱり何らかの折に国会の中...全文を見る
○井上(一)委員 外務大臣、結構です。  それでは次に、円高の問題について少し官房長官にお伺いします。四月に中曽根総理あるいは安倍外務大臣が訪米をされたわけです。帰国をされた途端に急激な円高になったんですね。これは何でなのでしょうか。どう受けとめていらっしゃいます。
○井上(一)委員 官房長官、時間が長いのでお疲れだろうと思いますが、きょうは私は、やはり官房長官のお答えあるいは認識をちょっと聞きたい。  それで、これは竹下大蔵大臣がベーカー財務長官との会談を終えた直後、一ドル百八十円で合意した、こういうことをコメントして、それがニュースにな...全文を見る
○井上(一)委員 官房長官、それじゃ、今日の相場というか百六十五円、これぐらいならどうですか。円の高いことはええこっちゃと今言われたわけですがね。急激だから中小零細企業は困っているんだ。今まさに円高不況で嘆いている企業が多いのですよ。きょう日銀総裁が、百六十五円なら対応可能という...全文を見る
○井上(一)委員 今回のサミットでは、先ほども申し上げたように成功を期待したわけなんです。参加された各国は中曽根総理に対して絶賛されているわけですね。日本にとってはどうなのかというと、今言う円高の問題、あるいはアジア、ASEANの問題もありますけれども、これからこの円高に対して一...全文を見る
○井上(一)委員 円高で苦しむいわゆる関連不況業者、他方、円高でもうかっている企業もあるわけなんですね。しかし、国民にとっては、そんなに円高になったからといって輸入品がぐっと下がる、そういうことは目に見えて還元がないわけであります。こういうことについては、やはり行政指導が徹底して...全文を見る
○井上(一)委員 例えば、防衛庁の予算の執行において、為替の不用額が過去にどういう状況であったか。五十四年度では十四億九百万ですか、五十五年度六億九千七百万、五十六年度では十七億三千万、五十七年度四億三千百万、五十八年度では十九億二百万、五十九年度では八億六千万。大蔵は一体何を考...全文を見る
○井上(一)委員 官房長官、私はやはり政治の姿勢の問題だと思っておるわけです。金額の問題とかは――それなら今後の契約については、修正のできるような、取られてしまうというそんな契約では、それこそ防衛予算の削減が言われている今日、そんなことを今論じようとしている時間もありませんし、今...全文を見る
○井上(一)委員 私はこれは強く要望しておきたい。そういうことをきっちりしていかない限り、財源の乏しい中で有効な行革あるいは効果ある行政をやる場合に、そんなむだな予算を組むなんということは、それだけ組んでおけば少々円安になってもどうも影響はないという役人的発想からいけば無難なそう...全文を見る
○井上(一)委員 臨時行政改革推進審議会が答申してきたこの法案ですが、「シビリアン・コントロールを確保することができる」、こういうことが書かれているわけです。どの点で国防会議よりシビリアンコントロールを確保することができると思われるのですか。
○井上(一)委員 情報の収集・分析機能の充実等が図られる、これはわからぬことはないです、運用の問題もここに入ってくるわけですから。しかしその後段です。  有事に対するシビリアンコントロールを確保することができる。これによって国防会議よりシビリアンコントロールがより確保されるのだ...全文を見る
○井上(一)委員 どうもしっかりとした答弁にはなっていないのですが、じゃ、シビリアンコントロールの原則をどう考えているのか、この際聞いておきましょう。
○井上(一)委員 国防の最高責任者は内閣総理大臣ということであるわけです。それで、今言う政治の優越、シビリアンコントロールの責任を内閣総理大臣が持つということになるわけですけれども、もし総理が好戦的というか、そういう言葉がいいかは別として、ああいはちょっとしたことで判断を誤る、そ...全文を見る
○井上(一)委員 まさにそのとおりであって、結局本来的なシビリアンコントロールを持っているのは、国権の最高機関である国会だと思うのです。ところが、そういう観点からいけば、これはあなた、国会を通ってこの設置法でいけば、別に国会に語るわけでもなく、国会無視、国会軽視、国会なんていうも...全文を見る
○井上(一)委員 内閣総理大臣は、我が国の場合は、国会議員の中から国会議員によって選任をされ、そして内閣の最高責任者である。それで、今議論をしている安全保障会議設置法では、この安全保障会議というものは内閣総理大臣が議長になる。そして、第五条に書かれた限られた人たちがそのメンバーで...全文を見る
○井上(一)委員 シビリアンコントロールの確保というこの一点からして、当然すべて国会に相談をする、国会に報告をする、このように国会が絡んでこなければいけない、やはり国会のコントロールが必要である。  では、一体この重大緊急事態であると決めるのはだれなんですか。
○井上(一)委員 何を基準にして決めるのですか。
○井上(一)委員 私は、そういう答弁では納得もしないし、もちろんそういう答弁しかあなた方はしないわけです。そんな答弁ではだれも、私以外の人も含めて納得ができない。  一つの基準というのは、やはりそのときそのとき変わってはいかぬわけなんですよ。既存の法律の枠をはみ出るような場合が...全文を見る
○井上(一)委員 既存の法律の枠をはみ出るもの、こういう認識でいいのですか。
○井上(一)委員 既存の対処措置、それぞれの法律があって対処措置が可能なわけなんですが、その枠に入らないもの、こういう認識だと言うんですけれども、それでいいんでしょうかと私は聞いているだけなんです。どうなんですか。それなら既存の法律の枠の中で対処すればいいんだ。ここは肝心なところ...全文を見る
○井上(一)委員 既存の法律で対処できるんならこれは必要ないんじゃないですか。こういうものはそれこそ行革の精神に反するじゃないか。少しそこは整理して答弁をしてください。既存の法律の中で対処できるものならこういうものは必要ないわけです。既存の法律では対処できないから、こういうものを...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ、既存の法律の枠の中で対処する、こういうことですね。  官房長官、これはやはり内閣からちょっと聞いておきたい。何を基準にするんですかと私が聞いたわけです、何やかんやわからぬから。今まではダッカ事件だとか大韓航空のときだとか地震がどうだとかこうだとか、具...全文を見る
○井上(一)委員 官房長官、それはおかしいですよ。安全保障会議設置法の条文の中に、第二条の二項に「通常の緊急事態対処体制によっては適切に対処することが困難な事態」「が発生した場合」だとある。重大緊急事態。緊急事態の対処はそれぞれの行政というかそれぞれの省庁にある、緊急事態発生時に...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ、対処措置についてはあらゆることができる、そういう理解をしてよろしいんでしょうか。
○井上(一)委員 それじゃ、日本国の憲法で明示的に緊急権を授権している条項があるんでしょうか。
○井上(一)委員 憲法で認められていない、明示されていない緊急権、ここではそれ以上な権限を、この重大緊急事態、さっき戒厳令云々と一つの例を言われましたが、これは例えば国民の人権をも制限することがあり得るというようなことになりはせぬだろうか。既存の法律の枠の中では対処できない、この...全文を見る
○井上(一)委員 重大緊急事態、短い言葉だけれども、発生した場合において対処措置をとるについて会議に語る、こういうところに多くの意味が含まれるものですから。ダヅカ事件のときでも超法規的ななにを解決としてやっているのですよ。だから、私がなぜ既存の法律の枠の中だということの確認をしつ...全文を見る
○井上(一)委員 それでは、今度はもうちょっと具体的な事例で聞いていきましょう。  事態が発生した場合だ、おそれの状況ではない、こういうことを答えておられました。例えば、アリメカが中東と今いろいろな問題を起こしつつあるわけなんですが、紛争状況に入った、ソ連が何かそのことによって...全文を見る
○井上(一)委員 それはそのときの判断になるわけですが、官房長官、私はやはり答弁は官房長官にお願いしたいですね、あなたにはえらい失礼ですが。それはそのときの判断、いわゆる推移を見守りながらというのが大体政府側の答弁なんです。推移を見守りながらとか、あるいはそれが我が国の安全を脅か...全文を見る
○井上(一)委員 関係がないなんて、官房長官、そういう認識では間違っているのじゃないでしょうか。「国防に関する重要事項及び重大緊急事態への対処」だから、両方に絡んで安全保障会議をやるわけなんです。だからそれは、今のお答えではどちらに入るか、重大緊急事態の発生に入るのか。――あなた...全文を見る
○井上(一)委員 時間に制約もありますし、この後総理がお見えだということだし、官房長官も大分お疲れでしょう。  私は、この法案というのは非常に重要な法案の一つである、本当はもっともっと総理とも議論を重ねて、そしてもっともっと討議をする必要があると思うのです。しかし、限られた時間...全文を見る
○井上(一)委員 最後に一点、この問題はこの機会にどうしても尋ねておきたいので、官房長官からお答えを聞いて、その後また、関係の人たちにお答えをいただきます。  実は、日航事故の聴聞会というのでしょうか、四月二十五日に運輸省の航空事故調査委員会主催の公開の聴聞会があったわけなんで...全文を見る
○井上(一)委員 考えてないって、あれは、まあ平地の多いオランダでも低い山はあると言われるのだから、山のない国なんというのはないわけですよ、世界じゅうどこへ行ったって。航空機が山のないところだけ飛ぶ、そういうものでもないわけなんだ。あなたが今ちょっとおっしゃられたことは、清水先生...全文を見る
○井上(一)委員 それでは、航空事故調査委員会の事務局に聞きますが、この清水名誉教授は、事前に自分の公述するいわゆる趣旨を事務局に提出をしたように報道されているわけです。事実なのかどうか。そしてそういう箇所がしっかりと表現されているというか、明らかにされていたならば、そのことにつ...全文を見る
○井上(一)委員 事前にそういうことがわかっていて、それに対して調査委員会では何らか清水名誉教授に真意を尋ねるということはしなかったのですか。今あなたは、こうでしょうと言う。それも尋ねたのかどうか。あるいは明らかにそういうことが後で補足されたのかどうか。多分と、そういうような表現...全文を見る
○井上(一)委員 それでは、時間も来ましたからこれで終えます。
11月06日第107回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○井上(一)委員 まず最初に総理に伺いたいのですが、アメリカの中間選挙の結果、アメリカ議会と我が国との関係がより厳しい状況になるのではないか、そういう想定に立つわけでありますが、総理としての認識を聞いておきたいと思います。
○井上(一)委員 今回の補正予算編成に当たって大蔵大臣は、前年度の剰余金も繰り入れをして非常に景気刺激対策として対応なされた、六十五年の赤字国債脱却については次の新たなる目標というものを明示しながら検討を加えたい、こういうふうに御答弁をなされたと私は受けとめるのですが、それでよろ...全文を見る
○井上(一)委員 総理は毅然と、その看板はおろせないということを明言されていたわけなんです。大蔵大臣は、今もお答えのように若干ニュアンスが違うわけなんですね。景気回復を待って、税収の伸び等いろいろな情勢の中でそれは考えていかなきゃいけないというふうに、若干の違いがあると私は受けと...全文を見る
○井上(一)委員 大変だと思いますし、私はやはり景気刺激策としての建設国債発行についても、やむを得ないという立場に立ちます。しかし、その歳出が効果ある結果を生み出すかどうか。公共事業一つをとらえても、今日的な補正予算の中ですべてが消化し切れるのかどうか。これは担当の建設大臣からも...全文を見る
○井上(一)委員 大蔵大臣、具体的に当初予算では、前年度の平均水準というのでしょうか二百九円、これが当初予算で組み込まれて、今度の補正では百五十九円に修正減額されているのです。それが幾らか。私の調べでは三百七十億円が減額修正されていると思うのです。そのうち、減額修正で防衛予算の中...全文を見る
○井上(一)委員 それは最終、年度末にはそういうことになるわけなんです。けれども、この補正を組んだ時点でそのことが明らかでないのかどうか。明らかであるのか、明らかでないのか。
○井上(一)委員 防衛本庁の予算の仕組みの中で、いわゆる装備品の内容を変えて、変わることにおいて減額をするのか、あるいは装備品の内容は変わらないけれども為替レートによって減額が生じたんだ、こういう二つのとらえ方があると思うのですよ。それでは、これはどちらに理解をしていいのですか。
○井上(一)委員 それでは具体的に、ペトリオットは実勢レートでやっているのでしょう。しかし今回の補正では、これは何ら修正も減額もされていないじゃないですか。では、これはもう既に執行済みだ、二百九円そのままで執行済みだと理解していいのですか。
○井上(一)委員 あなた、何を言っているのですか。さっきの説明では、FMS関連については剰余金が出れば年度末と、そして今私が指摘したのはいわゆる三段階の最後の段階なんです。ほかは実勢レートでやっているわけなんですよ。だから、そんなまだ購入していないのに――金額はそう大した額ではな...全文を見る
○井上(一)委員 年度末に精算するのは当然なんですよ。しかし、補正を編成するに当たって、やはりそれくらいの気配りというか配慮をきちっとして編成をしなければいけないということを私は指摘したかったし、それだけ目を向けて防衛予算についてはしっかりと、それでなくてもGNP一%云々という議...全文を見る
○井上(一)委員 それでは外務大臣に伺っていきたいと思います。  我が国の海外経済援助についてはかねがね問題点を指摘してきたわけであります。とりわけフィリピンの前政権のマルコス政権時代の疑惑、さらにはごく最近ではJICAの汚職事件等一連の不祥事件、こういうことを考えても、対外援...全文を見る
○井上(一)委員 きょうは参考人に事業団の総裁もお見えをいただいているわけでありますが、総裁はどういう御認識を持っていらっしゃるでしょうか。
○井上(一)委員 外務大臣に重ねてお聞きしますが、すべて公開というかガラス張りというか、何らそこに疑念を抱かせるようなことがないように心がけなければいけない、こういうふうに私は思うのです。ガラス張りという言葉がそれに当てはまるのではないかと思うのですが、そういうことであるべきだと...全文を見る
○井上(一)委員 総裁、ここに私は国際協力事業団が出したフィリピンの小冊子を持っているのです。この中には「本誌が関係各位の業務の一助になることを願って止みません。」と書いてあるのですが、これは部外秘なんですか、出さないのですか。  さらに、あなたがさっきいろいろと答弁なさいまし...全文を見る
○井上(一)委員 さらに、私が聞いた外交上の問題としての位置づけにJICAはそういう認識を持っていらっしゃるのは間違いございませんかと、こう聞いているのですよ。
○井上(一)委員 報道によると、フィリピン側から一時期、二千六百億円の援助を要請しているというような報道もなされているわけなんです。これはその内容あるいは日本政府側としての対応がどうなのか。もう既に我が国の一定の援助額が明示されているように聞き及ぶのです。  それで、十日にアキ...全文を見る
○井上(一)委員 検査院に聞きたいのですが、フィリピン援助の見直し検査で、中央開発に絡むプロジェクトが入っていたのかどうか、その点についてまず聞いておきたいと思います。
○井上(一)委員 中央開発が今回問題を起こしたコンサルタントでありますけれども、入っていない、こういうことでありますが、今後検査の対象に加えていくという、検討をしていくという用意があるのかどうか、この点について聞いておきたいと思います。
○井上(一)委員 外務大臣に。外務省の職員が、一部報道で報じられたわけでありますが、接待を受けてその癒着が指摘されているわけなんですけれども、この職員に対する処分というのでしょうか戒めというのでしょうか、その対応はどうなんでしょうか。そして、それはそれぐらいの処分で妥当だとお考え...全文を見る
○井上(一)委員 外務大臣、私は非常に対応が甘いと思うのですよ、本人からの事情聴取で。私は決して人を責めるということには賛成ではないですよ。しかし、本当にこういうことを再び起こさないためにどうあるべきかというのは、やはりもっと厳しい戒めがあってしかるべきだ、こういうふうに思うので...全文を見る
○井上(一)委員 件数は言えるでしょうか。
○井上(一)委員 OECFの職員が民間企業に出向するということはあり得ることでしょうか。
○井上(一)委員 その場合、本人に対する身分はどのような形で出向をさせますか。
○井上(一)委員 全くもってだらしがないと思うのですよ。だらしがない。  それでは、中央開発の関与した案件にOECFの職員が出向したという事実はありますか。
○井上(一)委員 中央開発が関与した案件に……。
○井上(一)委員 具体的にその会社はどこでございましょう。
○井上(一)委員 通称OPMACというんですね。その企業は何を仕事にしているんでしょうか。
○井上(一)委員 そのコンサルタント会社からプロポーザル、いわゆる技術提案書あるいは企画書、それが上がってくるわけなんです。OECFはそこでどんな役割をする機関なんですか。
○井上(一)委員 相手側政府が取り上げて、もちろんそれは資金供与、OECFから出るのだからOECFに審査のはね返りがあるわけなんです。OECFからコンサルタントの会社に出向させて、そこで提起されたものが相手国を通ってOECFにまた戻るわけなんです。こんなもの当然、なれ合いというか...全文を見る
○井上(一)委員 建前論は相手側政府の意見を尊重する。しかし、金を出す側はOECFなんです。そして、OECFからコンサルタントに出向させている。そして、そこが相手側政府と話をしてOECFにまた戻ってくる。これは私は非常に不明朗というのでしょうか、全くもってばかげた話だと思っている...全文を見る
○井上(一)委員 いや答弁は苦しいと思いますよ。しかし、やはりこういうことを明らかにしていくことがすべてをガラス張りにしていくことであり、今後の経済援助のあり方というものがきっちりと確立されていくと私は思うのですよ。それだからあえて私も――本当は嫌なんですよ、こんなことを指摘する...全文を見る
○井上(一)委員 時間がかかるようであれば私の方は次の質問をしますが、すぐに出るようでしたら。いかがですか。――では総理、ちょっとお疲れのところ恐れ入ります。  大変総理に申し上げにくいのですが、いわゆるアメリカ国家に対する総理発言で一番困った、しまったと思っていらっしゃるのは...全文を見る
○井上(一)委員 これはきょうは質問する予定ではなかったのですが、例えば人種差別撤廃条約という国際条約があるんですよ。これにはアメリカはもう署名をしているのですけれども、我が国はまだ署名をしていないわけなんです。署名は行政レベルでの問題だというとらえ方と、即そのことによって発効し...全文を見る
○井上(一)委員 この問題についてはまた。  答弁ができるようですから、どうぞ。
○井上(一)委員 あなたの方が七件言われたんでしょう。では、単独は何件ですか。
○井上(一)委員 単独の案件をおっしゃってください。
○井上(一)委員 委員長、審議の中でこんな形でなく、もう少しちゃんとした答弁がないと、これは質疑にならないと思いますよ。私の方から指定しなければ答えられないなんというそんなことはおかしいと思うのですよ。何らそれを発表しても相手国の主権を侵害するわけでもないわけなんです。これは私は...全文を見る
○井上(一)委員 私は、やはり私から申し上げるということは筋違いではないか、こう思うのです。だから、案件名も言えない、あるいは相手国に迷惑がかかる、なぜ迷惑がかかるのか。全部今までは出しているわけなんですよ。だから、そういう意味では、当局がしっかりと答えていただかない限り次には入...全文を見る
○井上(一)委員 大変残念なことですが、私はやはりそういうことは明らかにしていくことが、海外経済援助に対する国民のコンセンサスというものが得られる、こういうふうに思うのです。私自身、大変不満足であります。しかし、委員長が今後御努力をいただくということでありますから、きょうはこの問...全文を見る
○井上(一)委員 大蔵大臣、お聞きをしておって、これはむしろ第二次補正をもう今にも検討していかなきゃいけないんじゃないか、これぐらいの取り組みをやはり考えなけりゃいけないんではないかというぐらいに僕は受けとめたんです。いかがですか、大蔵大臣。
○井上(一)委員 それでは、私の質問はこれで終わります。