井上一成

いのうえいっせい



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井上一成の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月13日第120回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○井上(一)委員 カンボジア国民会議のシアヌーク殿下が、半月の成功だと言って東京会談を評し、我が国のカンボジア和平に向けての東京会談に大いなる評価をされたわけです。私は、外務大臣が東京会談に向けられたその労を多とするものでありますし、アジアのリーダー国である日本がカンボジア和平に...全文を見る
○井上(一)委員 この問題については、タイのチャチャイ首相が非常にイニシアチブをとって、むしろ我が国以上に働きかけが強かったわけです。今日ああいう状況で政界を引退された。チャチャイ首相との間に何らかの具体的な話し合いがあったのかないのか、そのことはだれがどう引き継ぐのか、こういう...全文を見る
○井上(一)委員 じゃ、東京会談以後は、チャチャイ首相との折衝はこの問題についてはなかった、そういうことですね。
○井上(一)委員 カンボジアの和平問題での特別な話し合いというのはなかったんでしょう。今回初めて具体的な提案をするという段階に入ったんでしょう。今まではなかったという、まああったら、それは問題の一環として話はしますけれども、具体的に和平会談、カンボジア問題では話し合いは持たなかっ...全文を見る
○井上(一)委員 タイの政権がああいう形でかわったわけなんです。だから、かわった政権とも持続した話し合いを持っているのか、あるいはそういうことは了解済みなのか、まずここをやはりしっかりただしておきたい、見きわめておきたいという、このことについてはどうなんですか。
○井上(一)委員 我が国がアジアのリーダー国としてリーダーシップをとるということは非常によいことだと思うし、独自案を提示するということについても、私はよいことだと思います。しかし、まあ中身の問題にかかわるわけであって、それじゃ今回、もう既に北京へ持っていっているわけですけれども、...全文を見る
○井上(一)委員 パリ会談だとか今までの経過のそういう問題点というか、提示案ということは説明を必要としない。それにのっとって今回我が国が提示したのは何らかの役割分担を明確化したのか、そういうことを聞いているのですよ。今の説明は、そんなもの早うにパリ会談で決まっておることだ。だから...全文を見る
○井上(一)委員 いや、持っていったその案は、さっきから何回も説明を聞いているし、私もわかっているわけなんだ。その案の中に独自の日本の役割分担というものをある程度明確化したのですか、そういうように聞いておる。
○井上(一)委員 それじゃこちらの方から、我が国の独自案の中には停戦という形の中で軍事部門にかかわるような分担とかあるいは役割ということは明記をしてないわけでございますね。
○井上(一)委員 今後もそういうことには我が国としてはかかわりを持たない、こういうことですね。
○井上(一)委員 いや、選挙管理だとかそういうことでなく、私は特に軍事部門でのかかわりというものに懸念を持つから、事前に話を詰めておきたい。  さらには、独自案を出す以上、やはりそこまで、今後の話し合いの進行にまってさらに検討ということでは、私は、少し独自案のその中身が乏しいの...全文を見る
○井上(一)委員 この独自案はいつごろから検討に入ったのですか。
○井上(一)委員 もちろん中国にもフランスにもアメリカにも、この問題については緊密な連絡をとったでしょうね。
○井上(一)委員 P5が大枠を決めているのですよ。それを補足するために独自案を出そう、私はそれはよいことだと思うのですよ。しかし、当然P5には事前にそういう連絡をして、何らかの向こうからの意思表明があったのでしょう。そういうことを関係なく、いや事後報告でいいのですということで北京...全文を見る
○井上(一)委員 先ほどから何回も繰り返しているように、安保理の常任理事国、P5が一定の意見をまとめないと、我が国が補足的な見解、独自案だと言ったところでこれは前に進まないのですよ。外交というものは、あなた方はプロなんだからもっともっと、一月前に思いついたのですと言うよりも、これ...全文を見る
○井上(一)委員 日程的な決まりまではまだ固めていらっしゃらないわけですか。
○井上(一)委員 私は、この問題は外務大臣にぜひ率先して、最優先して取り組んでほしいという強い期待を持っています。  さて、中東の問題について二、三意見を聞いておきたいと思うのですけれども、国際的な貢献度ということがしきりと今言われているというか、そういう問題が問われているので...全文を見る
○井上(一)委員 私は、我が国の責任あるいは我が国の貢献、さらには西側諸国というか世界各国それぞれの国の貢献あるいは責任というものも問われていくべきときだと思います。多くを申し上げませんけれども、そういうことを十分とらえた中で日本の外交は進めていかなければいけない、こう思います。...全文を見る
○井上(一)委員 ぜひ推進をしてほしい。  そこで具体的に、中東への原油依存というのがずっとここのところ変わりがないわけなんですね。代替エネルギーにもう少し強く外務省もかかわっていくべきではないか。むしろ原油に依存しないエネルギー開発に外務省はかかわる。どういう形でかかわってい...全文を見る
○井上(一)委員 アジア局長、私が強いてあなたにというのは、ODAとの絡みがあるものだから、大変失礼だったかもわかりませんけれども、ぜひODAを環境外交の柱に据えるべきであるという、特にODAの関係先はアジアに多い、そして国際協力というのはアフリカにもこれは大いに関係があるわけで...全文を見る
○井上(一)委員 いや、多数というのは少なくとも何件。多数では回答にならぬ。
○井上(一)委員 去る七日の報道で、バングラデシュ政府が、ODAの日本企業を汚職対策局が告発をした、こういう報道がなされているわけです。このことについてアジア局長、これは当然アジア局だから何らかの報告は受けたでしょうね、あるいは経協局長、どちらからでも結構です。
○井上(一)委員 肥料工場というのは、その容器だとかあるいはその製造方法、処理方法によっては化学兵器が製造できるわけなんです。そういうプロジェクトを我が国はこれからもODAの範疇の中で加えていくのかどうか、それが一点。さらには、該当企業はどこなんですか。東洋エンジニアリングと報道...全文を見る
○井上(一)委員 最初の答弁は、そんな交換公文でこうこうですというのはわかり切ったことなんだ。そんなわかり切ったことを別に答弁してもらわなくたって、東洋エンジニアリングはバングラデシュ以外には肥料工場等にかかわっていませんか。
○井上(一)委員 では、ここで念のために、イラクに対して肥料工場、そういうプロジェクトにODAまたは輸銀も含めて、我が国の企業がかかわったことはありますか、ありませんか。
○井上(一)委員 私は、イラクが生物化学兵器を使用するとかあるいは保有しているという、実際には今回の戦争では今日までは使われてなかったわけだけれども、そういうものはどこで製造するのか。基本的には肥料工場等が懸念される、疑われる一つの拠点でもあろうと思うのです。ODAあるいはその他...全文を見る
○井上(一)委員 評価の一環とか、そんなことは今までだってやっておる。今度の湾岸戦争で、あるいは今日あなた方が何を一つのベースに考えて外交に取り組んでいくのか、援助をしていくのかということを考えたら、世界の平和だとか、あるいは安定だとか言ってもそんな言葉ではないのですよ。実際にや...全文を見る
○井上(一)委員 私は、中近東アフリカ局長に答弁を求めたのではないのです。経協の局長に、あなたはそういうことはわかっていますかと。そしてあなたは、評価に今後さらに力を入れますなんて言っているけれども、そんな問題じゃない。この際そういうプロジェクトについてはODAからあるいは資金援...全文を見る
○井上(一)委員 局長、時間がないから、このODAの問題についてはまだまだあるわけなんだけれども、あなたが言っているように民生の安定だとかそんなことはわかり切ったことなんだ。そんなことを答えてくれとは言っていないわけだ。問題が起こったところあるいは問題が起こる可能性を懸念される、...全文を見る
○井上(一)委員 あなたはこれはここで何ぼ議論しても仕方がないと思われるかもわからぬが、推移を見てからとか、そんな問題じゃないんだね。大変申しわけないけれども、この際、報道された企業の取り組んだプロジェクトはすべて洗うべきである。タイにもあるでしょう。どうなんですか、やるのですか...全文を見る
○井上(一)委員 この問題は再度強く、現地の実態調査を速やかにやるべきである。タイ国にもありますから、方々にあるのだから、それをやって、ODAの本当の実態がどうであるかということを、次回の委員会で私の質問の折にぜひ明らかにしてほしい。私の方も、ではODAの実態について部分的に明ら...全文を見る
○井上(一)委員 そういう福祉センターの設置も私はいいことだと思います。いいことだと思う。しかし私は、それだけで十分というわけにも決していかぬ、さらに高度な近代医学技術がちゃんと備わった病院をつくるべきだという意見なんです。これは、それじゃアジア局長に今ここで、はいわかりましたな...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ、それを強く期待したいと思います。  それから、谷野局長、さっきアラブの、いわゆるイラクの問題のときに中近東アフリカ局長ということで、私はあなたの所管でアジア局だと思ったのです。いや、実際は中近東アフリカ局、これは間違いだと思うのです。アジアは一体どこ...全文を見る
○井上(一)委員 これは余りこんな議論をするのはどうかと思うのですが、社会のときにはどういう教え方をしておるか。中近東というのはどこを視点にとらえて中近東と言うのですか。日本を視点にとらえて中近東と言うのですか、それはどうなんです。アジア局長、どうなんですか。
○井上(一)委員 そんな議論はもうやめますが、アジア局長、あなたが妥当だから……。  私は外務省に、発想の転換、パラダイムの転換、そういうことを特に申し上げたいわけなんです。それはヨーロッパから見て中近東なんです。もう地球的規模で物事をとらえていこうという、片っ方ではそういう答...全文を見る
○井上(一)委員 局長、では、もう少し具体的に。  スカッドミサイルが撃たれた、パトリオットでそれをちゃんと迎撃して撃ち落とす、これが今回の湾岸戦争の一つのいわば象徴的な戦争の、地上戦もありましたけれども、こういう報道なりそれを見たり聞いたりして、外務省の局長としてどう思いまし...全文を見る
○井上(一)委員 これは中近東アフリカ局長に質問をするのは、私はいかがなものかと、むしろ、外務省の局長クラスがどう受けとめていらっしゃるか、そしてそれが大臣にどう進言をしていくか、あるいはそういうことが政府部内でどう反映していくかというようなことで質問しているのです。  何と正...全文を見る
○井上(一)委員 いやあ、さすが北米局長、日本はあんな高度な性能ではない、そのとおりなのです。そんなつまらぬものを防衛庁は持っておるわけだ。必要ないんだ。ここなのですよ。あれほど正確なものですら五十分の一とか百分の一のミスがある。我が国の防衛庁が持っているのは、念のためにどれほど...全文を見る
○井上(一)委員 ファイアユニット、それにはどういう装置があるのですか。
○井上(一)委員 何発の装置が……。
○井上(一)委員 今保持しているのは、もう一度念のために伺いますが、どれほどですか、防衛庁が今持っている、六年までじゃなく。
○井上(一)委員 外務省、よくおわかりになったでしょう。そして、イラクのあの戦争に使ったよりも性能が悪い。私は防衛庁に聞くのではなく、今度は外務省に。  そんな性能の悪いのを持って我が国の防衛、あるいはそれはただ持っているということには自己満足があるかもわからないけれども、日々...全文を見る
○井上(一)委員 いや、これは北米局長の所管でもないとは思うのだけれども、私は、今言うように、ハイテク兵器なんていうのは順次開発されていくから──むしろ日本の技術は優秀なんです。アメリカが使っているものも、日本の技術が導入されているかもわからない。そういう意味で、もうそういう兵器...全文を見る
08月28日第121回国会 衆議院 証券及び金融問題に関する特別委員会 第3号
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○井上国務大臣 お答えいたします。  一般にこの損失補てんの問題が新聞報道されていた段階の平成三年七月十二日に、福利課長名で、証券会社との取引に関しいやしくも国民の疑惑を招くことのないよう留意してほしい旨、公立学校共済組合に通知をいたしたところであります。文部省といたしましても...全文を見る
○井上国務大臣 日本証券業協会の発表を受けて、今回の公立学校共済組合に係るこの損失補てん問題は、正直初めて知ったわけであります。  文部省では、公立学校共済組合が地方公務員等共済組合法の適用を受けていることに基づきまして、これら法令の範囲内での資金運用を同組合に対して指導してま...全文を見る
○井上(一)委員 まず、今回の一連の証券不祥事、このことはただ国内の問題ということだけではなく、国際的にも大変な波紋を広げたわけです。  そこで、私は海部総理に、アメリカは今回のこの問題をどのように受けとめているか、総理の認識を最初に聞いておきたいと思います。
○井上(一)委員 我が国の国民の皆さんはこの問題についてどのように受けとめ、そしてどう思っていらっしゃるか、このことについても尋ねておきたいと思います。
○井上(一)委員 経済大国日本であるというそのうぬぼれは、今回の事件で、非常に日本の経済はアンフェアである、国際的に非常に信頼を失墜した、これが一つ。さらには、国民の皆さんは、正直者がばかを見る、むしろモラルの問題を乗り越えて社会秩序の崩壊であるという、それほど私は強く、そしてそ...全文を見る
○井上(一)委員 政府が知る限りのすべてのことについては、この委員会で、国会で明らかにするという、そういうふうに受けとめてよろしいですね。
○井上(一)委員 アメリカの証券取引委員会、略してSECとこれから申し上げますが、非常に証券取引委員会は今回の我が国の一連の不祥事に対して強い関心を持っている。既にもう情報交換を踏まえて何回かの接触はされたと思いますけれども、どの部署で、どれくらいの情報を交換し、何が問題点である...全文を見る
○井上(一)委員 二国間で話し合いをする用意はありますか。
○井上(一)委員 総理、私は十三日にブリーデン委員長とこの問題で話し合いをしました。非常に強い関心を持っていらっしゃいます。日本からの情報も可能な限りもらいたい、こういう話もあるわけなんです。今の話では、ある国際会議の中でのお話だ。これだけの大きな問題を私は、二国間の協定もあるこ...全文を見る
○井上(一)委員 大蔵大臣、SECはただ現地法人の行為それ自体を対象にしているというのは、これは受けとめ方としては間違いだと思うのです。もっと広い分野で、正確に言えば、支配をしている親会社の行動そのものについてまで言及しているわけなんです。だから、今SECの見ている、とらえている...全文を見る
○井上(一)委員 今大蔵大臣が言われたように、もう一国経済では済まないのだ。そういうことについて、やはり日本の経済行為についてもアメリカに対する波及、あるいはアメリカの国内における経済行為がいわゆる支配する親会社の指示にあるのかどうか、あるいはフリーデンさんは、もしいわゆる日本の...全文を見る
○井上(一)委員 大蔵大臣、大蔵省の一省だけの問題ではなかなか難しいということは私も理解します。それで、今が適切であるかどうかという判断、これは私は、今こそやるべきだと思っているのです。後で続いて質問をいたしますが、今だからやらなきゃいけないという、すべての政府の所管を挙げて、私...全文を見る
○井上(一)委員 私は私の見解を申し上げておきましたし、これからの質疑で必要性がなぜあるかということをおわかりをいただきたいと思います。  今回の証券業界の大きな一つのスキャンダルが表面化したというのは、私は一つの大きなきっかけがあったと思う。その大きなきっかけになった事犯をこ...全文を見る
○井上(一)委員 今回の大きなきっかけは、暴力団関係企業の外為法違反が一つの大きなきっかけである、これが一番最初のベースであるわけなんです。今、そのことから起こった問題について大蔵大臣は説明をされているわけです。私の方から申し上げるというのはどうかと思ったのだけれども、外為法違反...全文を見る
○井上(一)委員 その暴力団関係企業が、早く言えば対韓、対米に対する海外進出というか、まあ企業の一つの成長過程だという受けとめ方もありますが、そこにおいて違法性があったということですね。
○井上(一)委員 アメリカに対する進出についてもう少し詳しく説明をいただけないでしょうか。
○井上(一)委員 それでは確認をもう一度しますが、外為法違反であるという認識はお持ちなんですね。
○井上(一)委員 アメリカ進出に当たって重要なかぎを持っている人はどなたか御存じですか。
○井上(一)委員 重ねて聞きますが、それでは、アメリカに進出をしたその企業買収なり不動産投資についての具体的な報告はいただけませんか。
○井上(一)委員 個々の人格は別でありますし、私は、そういうことは百も承知いたしているつもりなんです。ただ、やはり余りにも政治的な問題として大きく影響するという判断に私は立っているわけなんです、今。そういう意味で、総理が、知っている範囲ではこの国会で明らかにしていきたい、そして事...全文を見る
○井上(一)委員 そういうことであれば、私の方からやはり資料を提示して御判断をいただきたい。  私は、SECの資料の中に、アメリカのブッシュ大統領のお兄さん、プレスコット・ブッシュさんが暴力団関係企業の社長あてに出した私信、さらにはSECが既に握っている書類、その中にいろいろな...全文を見る
○井上(一)委員 こういうことでは審議にならぬわけですよ。私の方は、それじゃこれをお見せしましょう、こう言っているんですよ。そしてこのことについてどうあるべきか、そして政府はこのことについてどう考えるか、そういうことを論議しないと、これは委員長、審議になりませんね。
○井上(一)委員 要点から、私はSECにこういう関連の文書がありますから、書面がありますから、だから大蔵大臣、やはりできるだけ早く協議をしなさいと言ったんですよ。今中身を私は言おうとしているのですが、早く協議に入りますか、その意思を確認しましょう、まず。それでもまだゆっくり、いや...全文を見る
○井上(一)委員 総理、私は、大蔵大臣は所管の証券局とSECということ、全体的に、いわゆる我が国政府というか日本は外為法違反という一つのここに事犯があるわけなんです。それにプレスコット・ブッシュ氏は大きなかかわりがあるのではないか、そういう意味から、SECに行けばそれらの資料も十...全文を見る
○井上(一)委員 少し中身について触れておきましょう。全文ではないけれども、ポイントだけを。  プレスコット・ブッシュ氏の紹介でアメリカのカンタムアクセス社、これは株式を百万株、日本の暴力団関係企業の社長が買っているわけなんですね、プレスコット・ブッシュ氏の紹介で。そして三百八...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ、国家公安委員長としての自治大臣に重ねて尋ねますが、これは非常に、私は事件解明のためにもプレスコット・ブッシュさんから事情を、背景も含めて聞く必要があろうと思うのです。そういうお考えをお持ちなのかどうか。そして、彼は既にニューヨークの事務所を閉めているわ...全文を見る
○井上(一)委員 自治大臣、国家公安委員長、今までは承知してなかったかもわからぬ。しかし、私が今こういうふうに事実関係を申し上げたわけです。捜査中だということで答えられない言うから、私の方から一部の事実関係を申し上げたわけです。それも、SECという権威ある機関からの私はちゃんとし...全文を見る
○井上(一)委員 私は事件の解明というか、そういう意味でもぜひ、これは相互協定がありますから、決して私は、犯罪容疑等の感覚での話ではありませんので、そういう点では日米間の友好を保持していくためにも、話を聞く必要がある、それは聞くべきである。やはりそういう姿勢が我が方にないというこ...全文を見る
○井上(一)委員 さらに、今回表面に出てきた暴力団関係者以外の暴力団関係者と思われる、そういう人たちとの取引の実態はつかんでいますか。
○井上(一)委員 これは総理にひとつ、今回の問題は、暴力団関係企業あるいはそこにかかわる人たちが証券業界あるいは金融業界も踏まえて資金的な大きな支えをそこに置いて、海外への進出を含め、財テクに走った。結果的には野村証券を初めとする証券・金融業界が大変な手をかしたことになったと思う...全文を見る
○井上(一)委員 私は、やはりここで総理に総まとめとして、自治大臣、一生懸命解明すると言っていらっしゃるのですから、これは今後を見ればわかることですから期待をしたいと思いますが、今私が質問をしているのは、常識の範疇というより許容のその範囲を逸脱しているのですから、結果として証券業...全文を見る
○井上(一)委員 最後に、私は一つの想定という形で申し上げておきたい。  東急株の問題にどういう状況で動き、どういうふうになっているかということは、もう時間がありませんし、申し上げません。しかし、今日、東急株が第三者の手によって支えられている、あるいは債権債務が第三者に譲り渡さ...全文を見る
10月02日第121回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○井上(一)委員 まず、私は中山外務大臣に、外務大臣として大変御努力をなさっていらっしゃることには一定の評価をしたい、こういうように思います。さらに、我が国の主体的な国連中心の外交をより強く展開をしてほしい、そういう強い希望もこの折に申し上げておきたい、こう思います。  アメリ...全文を見る
○井上(一)委員 今回のブッシュ大統領の核軍縮提案を我が国はどのように受けとめているのか、その点も聞いておきたいと思います。
○井上(一)委員 今回の核軍縮提案は、今大臣も少し触れられましたけれども、核兵器の全面廃絶をうたったわけではないわけなんです。今回の提案は、基本的には核兵器の低水準での均衡を推進し、戦略的な安定性を図るのが目的ではなかろうか、私はこういうふうに理解をするわけなんですけれども、その...全文を見る
○井上(一)委員 ブッシュ大統領はゴルバチョフ大統領なりエリツィン大統領に事前に概要を伝えた、肯定的な見解だったと報道されているわけなんですけれども、私は幾つかの疑問がやはり残るのではないだろうか、こういうふうに思うわけなんです。  端的に、ソ連はいわゆる戦略核体系を根本的に揺...全文を見る
○井上(一)委員 ブッシュ大統領は湾岸戦争では確かに国際的リーダーシップを発揮ができ得たというふうに私は思うわけですが、アメリカ国内の内政問題については抱える問題が非常に多いわけなんですね。辛うじてそういう時期に当たったのか、それは別にしても、なぜ今この時期にこのような核戦略の歴...全文を見る
○井上(一)委員 それでは、アメリカは具体的にこの核軍縮をどう実施していくつもりなのか、そういう分析はいかがでしょうか、どうなさっていますか。
○井上(一)委員 前段の一方的な核削減についても、じゃだれが検証するんですか。
○井上(一)委員 アメリカは、ソ連には提案をしているわけですが、他の核保有国に対してはどのように対応するつもりだとお考えなのか。  さらに、我が国は今回のブッシュ提案を受けて、核保有国に対しての働きかけをする用意があるのか、あるいは何かの呼びかけを考えていらっしゃるのか。そうい...全文を見る
○井上(一)委員 ブッシュ大統領は、核軍縮提案の中でSDIに対する問題に触れているわけなんです。さらにはステルス戦略爆撃機B2の開発は続行していく、あるいはSDIに十分な予算を配分しなければならない、近代化プログラムを強力に追求していくという、そういう、この二十七日の演説の要旨の...全文を見る
○井上(一)委員 いや、二本立てであなたが理解をする、通常は理解ができないんですよ。SDIの開発を推進し、片っ方では核軍縮をやろう。  さらに、それじゃ重ねて、アメリカの核軍縮提案に対してソ連は相応の措置をとる用意がある、それにこたえる用意がある、同時にソ連は核実験の全面禁止を...全文を見る
○井上(一)委員 新たな核開発につながることが核実験なのですから、ステップ・バイ・ステップという手順の問題を詳しく説明されましたけれども、我が国は、核実験を停止する、その一点を強く主張し、かつ世界のすべての国に、とりわけアメリカに対して強く求めていくべきであろう。外務大臣の今のお...全文を見る
○井上(一)委員 ブッシュ大統領は艦船からの核の撤去ということを発表しているわけなんです。これはアメリカ艦船に核が搭載されているという事実を認めた、そういう裏づけがあっての発表になるわけです。とりわけ私たちは常に、非核三原則を国是とする我が国が核の持ち込みを許してはいけない、そう...全文を見る
○井上(一)委員 いつも同じような答弁に政府側はなるわけです。  私は、ブッシュ大統領が訪韓をされたときに必ず韓国政府、韓国側もそのようなことについて触れられると思うのです。我が国は何ら触れない。今までの信頼関係の上に成り立ってという過去の答弁を繰り返すだけではなく、念には念を...全文を見る
○井上(一)委員 私は、強く私の見解を申し上げておきましょう。ぜひその点はブッシュ大統領に申し入れをすべきであるということです。  アジアの外交の見直しという点で一つ私は事実関係についてお尋ねをしておきたいと思うんですが、今フィリピンにおいて米軍基地の撤去の問題がフィリピンの大...全文を見る
○井上(一)委員 いや、私の聞いているのは、私はフィリピン憲法に照らして、上院で否決をされた今回の態様については、もう既にそのフィリピンとアメリカとの基地協定は失効しているという認識なんです。外務省はどういう認識をしているか、失効しているという認識に立つのか、いやそうでないという...全文を見る
○井上(一)委員 いや、何を言っているんですか。そんなばかな答えがありますか。私は、失効している、それはフィリピン憲法に照らしてそうだ。フィリピンの国民がどういう選択をされるかということはフィリピン国民の自由な意思なんです。私はあなたに押しつけているんじゃないんです。外務省はどう...全文を見る
○井上(一)委員 いや、繰り返して申しわけないけれども、申しわけないというよりこれは質疑だから答えなければいけないんだよ。答えられないなんというような、外務省がそんなこと。  報道によれば、大使館筋はいわゆる上院の採決について失望するというコメントを出しているわけだ。これこそ内...全文を見る
○井上(一)委員 苦しい答弁をしているわけなんだが、先ほどフィリピンの国民の大多数は私の意見、見解ということまで言われているわけだ。片側では、フィリピン大使館筋がコメントした報道は、失望すると。  私はなぜこういうことを言うかというと、少なくとも大きな援助国である我が国、そして...全文を見る
○井上(一)委員 相手国ミャンマーの現政権から我が国に対して何らかの働きかけが今日まで、公式、非公式を含めてあったでしょうか。
○井上(一)委員 ミャンマiの政治情勢については、もう私から申し上げる必要はないと思うのです。  今、アウン・サン・スー・チー女史が軟禁状況にある。人権問題、人道的な問題あるいは政治的安定の問題、そういう意味も含めて、内政干渉という域に入らずしてアジア地域における安定と発展とい...全文を見る
○井上(一)委員 私は、このミャンマーの社会体制を正常化というか安定化させるためにもいわゆる双方の対話のテーブルをつくるべきであり、またそれは我が国が関係諸国にも十分な協力を求めてぜひそのような対話のテーブルをつくるべきである、こういう見解を持つ」ているわけなのです。  ひとつ...全文を見る
○井上(一)委員 最後に、私は、毎々申し上げるように、世界のすべての国からなくすべきは核と差別、守るべきは平和と人権である、ひとつそういう理念を柱に、より平和外交を推し進めていただけることを強く要望して、質問を終えたいと思います。