井上一成

いのうえいっせい



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井上一成の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月09日第126回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○井上(一)委員 まず冒頭に、私は、前渡辺外務大臣の全快の早からんことを祈ります。同時に、新外務大臣にしっかりと健闘していただくことを期待したいと思います。  カンボジア問題に触れる前に、最初に東京サミットの問題について聞いておきたいと思います。  今かけがえのないものは何だ...全文を見る
○井上(一)委員 ということは、念を押すようでございますが、議長国ですから調整をする役割があって、まあ参加国のそれぞれの同意が要る。シェルパ会議、事前のそういう根回しも必要でしょう。私は、とりわけ日本としてこの環境問題は議題として提起する、こういうことの意思を確認したいわけです。...全文を見る
○井上(一)委員 あえて私の方から申し上げたのは、議長国としての役割があり、日本独自の提案すべき問題として、議題としてこれは出すべきだ。  私は先日カーター元大統領とお目にかかって、環境問題、子供の人権問題については全く同感である、クリストファーさんを通してクリントン大統領にぜ...全文を見る
○井上(一)委員 いや、検討するではなく、提起する。やはりその方針が明確でないと、これほど環境問題が世界的な問題であるという認識を持つなら、検討とか方向だとか、そんなことでは私は議論にはならない。議長国の役割を十分に承知しながら私はあえてこの質問をしている。日本として提起しますか...全文を見る
○井上(一)委員 ぜひ提起すべきである。そして、そういう気持ちがあるということでございます。ぜひその気持ちを実現してほしい。  さらに私は、先ほども申し上げましたように、この東京サミットで人権の問題、とりわけ子供の、エイズを含めた、これはもうルーマニアにしてもブラジルにしてもあ...全文を見る
○井上(一)委員 私はいつも、日本外交というのは理念があるのかどうか、しっかりとした理念を、我が国の主体性というものを明確に各国に示しながら同意を、協力を、協調を保持していかなきゃいけないのですよ。アメリカに聞くとか、既に私は少なくとも元大統領であるカーターさんと、これは全く同感...全文を見る
○井上(一)委員 さらに私は具体的な事例をもって政府の見解を聞いていきます。  最近アジア各地、とりわけフィリピンで日本人による非人道的性的迫害、子供の売春ですね、こういう児童売春、性暴力事件が相次いで起こったという報道がなされているわけであります。このような現状に対する政府の...全文を見る
○井上(一)委員 局長、もしという答弁がある。もしというのはイフだ。あなたはそういう情報しか大使館から入手されていないのですか。そういう事件があったでしょう。固有名詞は出さないですけれども、報道されたでしょう。一定のお金を積んで保釈されたでしょう。そういう報道を、事実関係を御存じ...全文を見る
○井上(一)委員 じゃ、もしというのは、それは取り消すんですね。そういう報道、事実関係を承知しているということですね。それでないと次の質問には入れない。そういう事実関係を承知している、そういうことだね。答えてください。
○井上(一)委員 そういう報道があって大使館から報告を受けたでしょう。外務省は全く知らないんですか。そういう報告を受けたでしょう、大使館から。じゃ、局長――そんなそこで首を振ったってだめなんだから。だから僕は、もしを取り消さなければ――そういう事実を承知をしている。数の問題、件数...全文を見る
○井上(一)委員 最初からそういうふうに言えばいいんですよ。限られた時間だから、僕はこの答弁の分だけ時間を延長する。最初からそう言えばいいんですよ。もしなんというようなことを……。  そこで、そういう子供たちの売春を防止していかなければいけないし、非人道的な、さっき申し上げたよ...全文を見る
○井上(一)委員 今の答弁は、私は政府として非常によい方向を示されたと思うのです。  今までこういう自立をケアしていく、あるいはNGOに対して、子供の、児童の売春ということの防止対策あるいは性的迫害を受けた後のケア、これは初めてのケースとして、今回私はたまたまフィリピンの問題を...全文を見る
○井上(一)委員 ストリートチルドレンというのは、私はさっき、東京サミットで子供の人権ということについてぜひ議題に取り上げるべきだという中で話をしたわけですけれども、今の問題はストリートチルドレンとは違った問題なんですよ。だから、私は今回初めての政府の政策だと思うのです。そうでし...全文を見る
○井上(一)委員 私は、やはり外務省のそういう前進した、これは評価したいと思います。さっきのアジア局長のもしなんという答弁と比べればもう何倍か評価する。局長がこういうことを率先してやらなければ、アジアの諸国から信頼を受ける日本になれませんよ。  さらに、カンボジアの問題に入りた...全文を見る
○井上(一)委員 いや、このようなことに違反すればと言うが、私は違反していると思うんだよ。どうなんだ、政府は。
○井上(一)委員 外務省は現地にも大使館があり、あるいはこっちにもロシア大使館があり、いろいろな情報を持って、あるいはもうそういう情報を得なくたって既に発表されている中で、可能性が高いという、そんな可能性の問題じゃないのよ。違反しているかしていないか、答弁しにくいだろう。しにくい...全文を見る
○井上(一)委員 趣旨に反しているということは、違反しているということを上手に表現しているだけのことだと思うのですよ。  きょうの新聞で、ロシア大統領顧問のヤブロコフさんは数年間は続けると言っている、こういうことが報道されているのですよ。これは確かめましたか。そして、こういうこ...全文を見る
○井上(一)委員 私は別に不安感をあおるわけじゃないけれども、投棄した場所が大陸棚なのかあるいは深海なのか、あるいはどういう火山帯の地域なのか、あるいは過去の地震分布図だとか津波の影響がどうであったとか、やはりいろいろなデータを集めてというか、そういうデータの上に立って分析をして...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ残りの時間はカンボジア問題に入りたいと思います。  まず、先ほども黙祷をささげましたけれども、このたびの犠牲になられた中田青年に対して、私は心から、そのボランティア精神の崇高な精神を持っていることに対しては最大の敬意を表すると同時に、哀悼の意を表したい...全文を見る
○井上(一)委員 局長、時間がないから、私の方から言います。  例えばパリ協定では、ポル・ポト派の虐殺に対する問題は棚上げにしよう、あるいはプノンペン政権はベトナムのかいらい政権であった、そういうことは棚上げにしようじゃないかという合意の中で平和への仕組みが進むわけなんです。そ...全文を見る
○井上(一)委員 門戸が開放されている、常にあいているんだ、ポル・ポト派の選挙戦というのは。もちろん西欧型選挙、民主的な選挙をやろうということでこのUNTACが入ったわけですから。しかし、現実としては私はパリ協定以前に戻った、こういう認識を持っているわけなんです。だから、そういう...全文を見る
○井上(一)委員 さっき私が言ったパリ協定での二点、それは今選挙の争点になっているでしょう。いや、これは大きな認識の問題ですから。これは争点になっているんですよ。クメール・ルージュは、プノンペン政権はベトナムのかいらい政権だ。片方ではやはりあの大虐殺、これは選挙キャンペーンになっ...全文を見る
○井上(一)委員 改めてカンボジア問題については質疑をやらなければいけないと思うし、私は現状の認識というのを、局長、大変それは立場上、私も理解はしますよ、あなたの立場ということを。しかし、もっとやはり現状、シアヌーク殿下が今どういう立場にあってどういうお考えでいらっしゃるのか、フ...全文を見る
○井上(一)委員 私が、変化をしているという、変化という言葉を使ったので、今のお答え、私に近い理解のお答えだ、そう受けとめてよろしゅうございますか。これでカンボジアの問題は一区切りしたいと思うので、そう受けとめてよろしゅうございますか。
○井上(一)委員 実は時間が来たのですが、一点だけ南アの問題について、ODAの問題で少し触れておきたいと思います。  私は、もともと差別については、差別される側の人権の問題、その侵害の問題あるいは差別する側の人間的尊厳の破壊だというようなことで、なくすべきは核と差別である、守る...全文を見る
05月12日第126回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○井上(一)委員 まず私は、質問を行う前に、中田さんに続いて高田警視がとうとい生命を失われたことに心から哀悼の意を表したいと思います。  なお、八木さんなり谷口さん、川野辺さん、鈴木さん、重傷を負われた方の一日も早い全快を心からお祈りをしたいと思います。  今、世界のすべての...全文を見る
○井上(一)委員 シアヌーク殿下は欠席をされたことは事実です。それから、この会合は作業部会に切りかえられたでしょう。さらに、今死傷者というか、明石代表から、公正で自由で国民和解の民主的な国家建設に向けて、UNTACを中心に関係諸国が総力を挙げて努力をしている、しかし見通しとして、...全文を見る
○井上(一)委員 私はここで大臣にお尋ねをしたいと思うのです。  明石代表がそのような現状認識を持ち、自省を込めて、いわゆる紛争件数、事故件数と申しますか、あるいは死傷者の数字も挙げて、そして大変な状況であるという認識を持っていらっしゃるわけです。外務大臣はどう受けとめ、どうお...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、全面的な戦闘状況に入っていないとか、ずっと今までの質疑の中でも政府が返す答弁は必ずそうなんです。河野官房長官も記者会見で、戦闘が局地的だとかそういう表現で、協定は守られていると言うのです。  私は、四月九日のこの委員会で、パリ協定以前の状況に戻ったと言っ...全文を見る
○井上(一)委員 さっき私が言ったように、局地的紛争だとか全面的紛争、そういう基準はないわけなんです。  では大臣、大変失礼ですが、パリ協定の骨子というか要点を確認のために少しおっしゃっていただけないでしょうか。五つの大きな柱——いや、私はやはりこの問題については大臣と。  ...全文を見る
○井上(一)委員 外務大臣、すべてを御承知だと思って私はこの質疑を行っているのですけれども、やはり少し……。  それでは、UNTACの任務はどういうふうに受けとめていらっしゃいますか。
○井上(一)委員 大臣に大変御無礼かもわかりませんが、さっきの答弁も、パリ和平協定の認識も少し整理をしていただきたいし、UNTACの任務というものも、何にどういうことで、我が国も協力をしているわけなんですから。  一番大きな問題としては、外国軍隊のかいらいというか、今までのプノ...全文を見る
○井上(一)委員 そういう情勢分析をしていることが不十分というか、間違いであり、判断を誤る、そういうことであってはいけない。一日も早くカンボジアの和平を回復したいという強い願いは私も政府に負けない。皆さんに負けないほど持っているわけなのです。当初からかかわってきただけに、私として...全文を見る
○井上(一)委員 局長は、当初の想定していた状況が思惑どおり進んでいないと言う。確かに、役所として、外務省として今答えられる限度いっぱいだろう。しかし、私はあえて大臣に、政治家というのはこういうときにみずからの理念、信念をぴしっと言うべきだ、そういうことなんです。もう既にパリ協定...全文を見る
○井上(一)委員 アジア局長、同じように、私の質問に対してどういう御意見を持っていらっしゃるか。大臣は今しっかりと大臣なりの所信を表明されたわけです。
○井上(一)委員 武器返還をするなんていうことは、パリ和平協定以前どころか、もう相反することであり、そして、国連は拒否をしているのです。その報告もまだお聞きではないのでしょうか。国連は、そういうことを、武装解除をやる任務を持っておるのに、それをまた返せなんというのは本当はよくない...全文を見る
○井上(一)委員 私の質問の時間は昼からもありますから、午後の冒頭にこの返事をいただくということにして、この問題については一応留保したいと思います。  それで大臣、武装解除の放棄といってUNTACが、少なくともその代表は、国連の職員でありますが日本人なんです、明石さんは。立派な...全文を見る
○井上(一)委員 それでは、この武器返還の問題については、私の与えられた時間が一時からということでございましたが、委員会は夕方までありますから、その時間は私はあえて留保しましょう。次に移ります。  先ほども申し上げたように、情勢分析が不十分であったり、あるいはまた情報の収集が不...全文を見る
○井上(一)委員 私はいろいろな具体的な方法が考えられると思います。そして、北京にシアヌーク殿下がいらっしゃるときに御努力をなさったことも承知いたしております。  私は、実効的支配をしているというか、プノンペンにフン・センさんがいらっしゃるわけで、いわゆる九〇年六月の東京会議で...全文を見る
○井上(一)委員 私は、いろいろな意味で国際貢献というのは、ただ自衛隊をたくさん出したから国際貢献だというんじゃなく、こういう一つ一つの積み上げが日本の外交の理念だと思いますし、それこそ世界に確固たる名誉ある地位を築いていくということは一つ一つの積み上げでありますから、余り私の方...全文を見る
○井上(一)委員 これはもう初歩的な問題なんですよ、大臣。今、病院に担がれて治療を受けて回復に向けて頑張っていらっしゃる重傷を受けられた方に対しても、どんな弾を受けたか、どういう武器によって被害を受けたか、これはもう初歩的なことで、そんなこと外務省がまだ知らないなんていうようなこ...全文を見る
○井上(一)委員 そのことは関係者にお尋ねになられたことがあるのか。ないとすれば、すぐにこれまた、きょう五時までこの委員会があるのですから、これも留保しますけれども、どんな武器を使われたのかやはり分析をする必要があるし、その武器がどこから手に入ったのか、あるいはその武器をどの国が...全文を見る
○井上(一)委員 私は、武器を供給する、そのこともやはり断たなきゃいけない。武装解除ということと同時に、武器の提供を断つ、そういうところに今まで視点を置いてきましたか。あるいは過去において提供していた国に対してそういうことを、公式、非公式は別として、日本政府として何らかの申し入れ...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、私は、武器供与をする、供給をしている、過去において供給をしていた、これはポル・ポト派だけという意味ではなく、全体的にですね、そういう国々に対して何らかのアクションを起こされたんでしょうか、こういうことを聞いているのです。そして具体的にそういうことがあれば、...全文を見る
○井上(一)委員 わかりました。パリ協定以降においては、UNTACからの情報としては供給はしていないという情報を受けた。  それで、過去に内戦状況の中でカンボジアに武器を供与していた国があるわけなんですね。そういう国に対して、我が国独自で何らかのアプローチをされたのでしょうか。...全文を見る
○井上(一)委員 私もぜひ信頼をおきたいと願っているし、信頼をおきたい思いはいっぱいです。しかし、念には念をということもあるし、私はあえて、ここで不幸な状態が起こらない前に予防的措置をとるということも一つの方法だと思うのです。  いかがですか、過去において提供していた国に対して...全文を見る
○井上(一)委員 次に進みます。  これは基本的な認識の問題なんですけれども、カンボジア政府と国交を持っているという——カンボジア政府は御承知のようにプノンペン政権と三派の二つあったわけなんです。恐らくSNCという答えが返ってくるのではないかと思うのですが、SNCというのは、さ...全文を見る
○井上(一)委員 次の問題ですが、これは余り時間をとりません。  外務省の南東アジア第一課が出しているものに、カンボジアと我が国の二国間の関係でも、我が国はSNCとの間で外交関係展開と書いているのですよ。開始ではないのです。展開なんです。これは非常に外務省らしい表現を使っている...全文を見る
○井上(一)委員 それじゃ、私はあえて大臣に、今SNCは四派が入っているのです。ポル・ポト派に対する我が国のアプローチはどのようになさろうとお考えでしょうか。さっきフン・センさんのは、私の提案したしかるべき人からの、信頼関係の厚い方からということは、これはわかりました。それは北京...全文を見る
○井上(一)委員 さらに、私は先日、先ほども申し上げましたように、カンボジア情勢が変化をしている、五原則も変化した、そういう状況になっているということを指摘したわけです。現在のカンボジアの状況はまさに私が指摘したように推移していっていると思っているのです。  私の四月九日の質問...全文を見る
○井上(一)委員 すぐに大臣、PKOの撤退云々につなぐわけなんです。私は、そういう議論を今しているんじゃないわけなんです。私は、PKO派遣に反対したということは申し上げたけれども、今それについて撤退をせよとか、撤退をするのかしないのか、そういう質問をしてないわけなんです。  私...全文を見る
○井上(一)委員 それでいいんですよ。悪化しているということは、これはもう常識論であります。それを局地的だとか、あるいはまだ五原則が云々と、きょう、ある報道で、まさに政府が五原則の問題については天動説を唱えていると書かれているんです。あえてきょうはPKOの派遣云々の質疑は避けます...全文を見る
○井上(一)委員 いや、全くもって頼りない。外務省、今までこういうことを知らなかった、きのう、きょうとロシアで、モスクワでこうやっていますなんという、もうこれはそういう問題ではない。すぐにこの問題の処理をしていかなければいけない。前回も申し上げましたように、日本近海というのは日本...全文を見る
○井上(一)委員 はっきりすればと言うが、はっきりしているのですよ。私の言うのは、もっと具体的にこの問題について、こうしようといういわゆる政府部内でのこの問題の処理、検討処理委員会とか、あるいは関係各省庁が寄ってそういうプロジェクトをつくって、具体的にこういうふうにやっていくんだ...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、今松浦さんが行っていらっしゃるのじゃないですか。そしてもうロシア側から協力要請を受けたのでしょう、これは事務方で結構ですから。今は事実関係が云々なんと言っている時期ではないと思う。だから、そういう姿勢、プロジェクトを持つかどうかということを聞いておるのです...全文を見る
○井上(一)委員 モスクワに外務省の高官がおって、そしてこういう問題が報道され、明らかになって、いや、対ロ支援の方の話だけで行っているんですで事を済ますのですか。我が国にとっては何が大事であり、何を処理しなければいけないか。もちろん東京サミットの問題も重要な役割は認めます。しかし...全文を見る
○井上(一)委員 それでは、早急に問題解決に向けての政府の取り組みを私は促しておきたいと思います。  さらに、時間の関係があるのですけれども、ミャンマーに対する現状の認識、特にミャンマーの子供たちの現状の認識をどういうふうに持っていらっしゃるか、そのことから聞いてまいりましょう...全文を見る
○井上(一)委員 それでは、さらに広げて、ミャンマーの今日の政治情勢について、外務省の認識を聞いておきたいと思います。
○井上(一)委員 いずれの国も政治、経済、文化を知ろうとする中では、やはり「地勢学」、形態、地形ですね。そういうことについて当然把握をしなければいけないと思うのです。私は、やはりカンボジア、ミャンマー、タイ、中国、こういう国々の「地勢学」、地質学、そういうものは十分外務省は御承知...全文を見る
○井上(一)委員 もう一点前段で聞いておきたいのですが、カーター元大統領が議長をなさっていらっしゃる国際交渉組織、インターナショナル・ネゴシエーション・ネットワーク、この組織は御存じですね。
○井上(一)委員 名前を御存じだし、中身のことについてはまた午後にでも時間があれば触れていきたいと思います。  それで、私はミャンマーの民主化ということを、一日もこれまた早からんことを願うわけであります。そのためにもやはり内戦状況というものをとめなければならない、そういう認識を...全文を見る
○井上(一)委員 私はミャンマーの和平へのプロセスというものをある程度明確にしながら日本がそのことに協力をしていく。先ほど申し上げたように軍事休戦ですね、これは第一条件だと思うのです。さらには、カンボジアに類するわけではありませんけれども、ミャンマーにとって民主化への道をつくれる...全文を見る
○井上(一)委員 そこで、当然休戦状態に入った後の問題でございますけれども、やはり民主化を求める多くの人たちあるいは少数の部族であったとしても、そういう方々が今生活することそれ自身に、教育を受けること自身に大変困っている状況にあるわけなんですね。そういう子供たちやそういう人たちに...全文を見る
○井上(一)委員 もう時間が来ましたので、先ほどカーターさんの話に触れましたが、カーターさんもこのミャンマーの民主化を進める人たちへの援助、協力というものを国際的に広めていらっしゃる、こういうことなんです。だから、我が国もそういう形で何らかの協力を可能な範囲で私はぜひ進めていくべ...全文を見る
○井上(一)委員 午前中の質問に引き続いて質問をしてまいりますが、留保した答弁はいかがですか。もしお答えがいただけるようでしたら最初にいただいて、あと続けたいと思いますが。
○井上(一)委員 このことはくどく申し上げませんが、午前中にも大臣にはしかと私の意見を申し上げ、また大臣も、それに対して我が国の姿勢を明確にお答えになりましたので、これ以上悪い方向に進まないように引き続いての御努力をぜひお願いをしておきます。  私は、最初に申し上げましたように...全文を見る
○井上(一)委員 先住民に対する定義は。
○井上(一)委員 きのう同僚の高沢委員からも質問があったわけですが、繰り返しになりますけれども、三十条の問題で、「インディジナス」の訳が、世界の先住民のための国際年ということからも、いわゆる「先住民」というのが国際的な用語になっているわけなんですね。そういう一般的なとらえ方が同意...全文を見る
○井上(一)委員 私は精神というものに比重を置いておきたいと思います。  それで、きのうの小池さんの答弁でも、ここは条約を締結する。ここはというのは、外務委員会は、国会はそれを承認するか、是とするか非とするか、集約すればそのことなんだ。僕は素直な答弁だろうとは思うのですが、これ...全文を見る
○井上(一)委員 そうでしょう。やはりそれが通常の私たちの認識なんですよ。私は、そんなに字句についてどうのこうのというよりも、ごく自然体の中で日常私たちが考えている、あるいは思っている思いをやはり条約に、そして名も実もともにそうあるべきだ、そのことから派生していろいろな問題が処理...全文を見る
○井上(一)委員 いや、それは今ここで、いかに外務省が不親切であるかといったら、では、具体的に私は一つだけ申し上げておきます。  過去の問題ですが、宇宙衛星の問題で、日本とアメリカ、あるいはカナダ、ECも含めて協定を結ぶのです。このときに、「モジュール」という英語の訳を、一棟、...全文を見る
○井上(一)委員 全くそのとおり。私は多くを申し上げません。国会図書館が提起している中で、「子どもの権利に関する条約(子供の権利条約)」ということを「外国の立法」の中の「わが国が未批准の国際条約一覧」というところで明記しているわけです。外務省これを持っているでしょう。持っています...全文を見る
○井上(一)委員 いや、確かに条約を審議するのは、締結をするか、是とするか非とするかであって、その論議はきのうも小池さんが答弁の中で、それは素直で当然だと思うのですよ、正しいお答えだと思う。  しかし私は、やはりその審議をする前段として、国立国会図書館で、これは外国の人にも見よ...全文を見る
○井上(一)委員 すぐに法令用語と言う。法というのはいろいろな法があるわけです。私は、ここでは法律論を議論するという時間もないわけだけれども、あなた方がかたくなにそういうような思いを持っているとするならば、この精神は生かされないですよ。  例えば、管理することが何か子供の成長に...全文を見る
○井上(一)委員 大臣、提案をしているのだからということで現時点はとか、ただ私が聞いているのは、私の思いと共有する部分をお持ちですかと言っているわけです。変えますとか変えませんとかいう返事は今要りません。  あなた方が自発的に、ああ本当に——僕は子どもの権利条約ということをあえ...全文を見る
○井上(一)委員 言葉の是非を僕は論じているのじゃない。言葉の問題ではないと言っているのです。精神というか、やはり価値観の問題。私がくどいほど言っているのです。だから、そういう私と共有する価値観を大臣は持ってもらえるのでしょうか、こういうことを言っているのです。持ったからといって...全文を見る
○井上(一)委員 やはり子どもの権利条約というのは、中身、個々の問題にも、たくさんの疑問も含めて、あるいは問いただきなければならない点がある。お互いのこういう考えを質疑を通して理解を深めるためにも私は必要であるということです。  それで、国会答弁は、どうも国会の中では通用しても...全文を見る
○井上(一)委員 非常に抽象論で答えられているわけです。大枠ではそういうことかもわかりませんけれども。  私は、さっき法令用語ということを使ったから小池政府委員の答弁に若干がっかりしたのです。僕は立派な方だと思っているし、管理というか大人の物差しなんですよ、少なくとも法令用語と...全文を見る
○井上(一)委員 さらに、厚生省の関係で子供の問題、虐待とかそういうようなことも含めて、SOSというか、相談、駆け込み相談、悩み、そういう窓口が児童相談所だとか福祉事務所だとか保健所だとか、病院も含めていろいろあるわけなんですけれども、こういう機会に全国的なネットワークをつくって...全文を見る
○井上(一)委員 いろいろと努力をなさっていらっしゃるケースを説明していただいて、要は、そういうことをより充実するためにも今以上の予算措置は必要であるということなんです。  私はちょっと外務省に、外務省がわざわざ条約の説明書の最後に、この条約の実施に当たっては「国内立法措置を必...全文を見る
○井上(一)委員 いやあ、小西審議官、私はそれはよくわかった、いいことだ。私と全く同じであって、批准した後はやはり予算をつけていかなければいかぬ、これをもっと早く親切に説明しておったら、多くの人が何回聞いてもあなた方は——それは、うぬぼれてはないけれども、小西審議官は私の質問で、...全文を見る
○井上(一)委員 ぜひアフリカに対する援助を強く推し進めていくべきである、私はこういうことも指摘しておきたいと思います。  それから、今大変な問題になっているソマリアの飢餓に苦しむ人たちに日本全国の子供たちの善意を届けようということで、コップ一杯の米を送ろうという運動が民間ボラ...全文を見る
○井上(一)委員 相談しているところということですから、いい相談をして、いかにすべきか、何をなすべきか、国際的貢献をやるべきだ、みんなが同じことを言います。いかにすべきか、このことが今問われている。何をなすべきかということは全部わかっている。いかにすべきか。  時間が来ました。...全文を見る
○井上(一)委員 南アの情勢について報告をいただいて、私の質問はわかっているでしょう。子どもの権利条約の審議に当たって個々の問題で、そして限られた時間をやはり私は遵守したいということで、アパルトヘイトについて、どういう場所でどんな教育をしているのですか、そういうことを外務省に聞い...全文を見る
○井上(一)委員 私が尋ねていることに全く答えていただいてない。これは、みんなわかっているが、答えられないのです。失礼かもわからぬけれども、答えられないんだよ。(「大臣が答えたいって」と呼ぶ者あり)答えたい。では、大臣、答えてください。
○井上(一)委員 いや、それは答えには、事実そうやっていらっしゃるということで、大臣、手を挙げてせっかく答弁していただいたのだから、大臣にむしろ私から、外務省の皆さん、失礼だけれども、小西審議官も一生懸命説明しはったけれども、それは納得ができないし、こういう状況ではいけないな。 ...全文を見る
○井上(一)委員 では、終わります。
10月20日第128回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○井上(一)委員 まず、日本とロシアとの関係が首脳会談を含めて前進の兆しを持った今日、ロシアが放射性廃棄物の海洋投棄を再開した。私は、非常に強い怒りを覚えるわけでありますし、このことについては強く抗議を申し入れたい、こういう考えです。  しかし、一方、日ロ関係の前進に取り組まな...全文を見る
○井上(一)委員 ロシア政府に対して、抗議を込めて具体的な行動を政府としてはとられたのか、これは外務大臣からお答えをいただきたいと思います。
○井上(一)委員 クナーゼ外務次官と枝村駐ロ大使が会談をされたということは事実ですね。
○井上(一)委員 枝村大使とクナーゼ外務次官との会談で、我が国としては海洋投棄、きょうにでも二回目の投棄が行われるという情報もあるわけですから、そういうことを取りやめる確約を得たのか、中身について少し具体的に聞かせていただきたい、こういうふうに思います。
○井上(一)委員 外務大臣、今お聞きのように、第二回目は中止でき得ないということについて、日本政府はどういう対応をされるのですか。
○井上(一)委員 時間をかけてと言うが、何らかの担保をしなければ、ロシアはさらにきょうにでも投棄をするのですよ。大臣が御苦労をいただいて直接電話なりの交渉をされたということは、私はそれはそれで大変御苦労さまと申し上げたいわけですし、枝村大使もロシアの関係の環境大臣なり外務省の高官...全文を見る
○井上(一)委員 率直におわびをするということで済まされない問題なのです。せっかく日ロ首脳会談で何らかの前進が見られたと評価をしているまさにそのときに、先ほど話もありました国民の感情を逆なでするような、こういう行為をさらに続けるというのでしょう。やはりそれは中止させる外交努力とい...全文を見る
○井上(一)委員 今も交渉中であるということだけれども、やはりゃめさせる、中止させるということが担保されなければだめなんですよ、援助する、支援は。  だから、そういう意味では、例えば今回のグリーンピース、いわゆる市民団体がこの投棄について先行したわけなのですよね。この市民団体の...全文を見る
○井上(一)委員 問題は二つ。私の指摘したとおりなんだ、全く同じことを交渉しているんだということですが、もう時間が限られた時間ですから余り繰り返したくないけれども、中止をさせる、そのための最善の努力をする、しかし中止をしなければ我が国とロシアとの関係はこうなるのですよ、これくらい...全文を見る
○井上(一)委員 これは外務大臣に言葉までは、ここですべてを話しなさいと私は言っているのじゃないのです。中止をさせるための日本の外交をしっかりと、しんのある外交を示しなさい、そういうことを示さない限り、我が国の外交はどうなっているんだということで、外務省の存在が問われますよ。 ...全文を見る