井上和雄

いのうえかずお



当選回数回

井上和雄の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月27日第159回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○井上(和)委員 おはようございます。民主党の井上和雄でございます。  まず、防衛庁長官にお伺いしたいと思います。  昨晩、イラクに対する自衛隊の派遣命令が正式に出されたわけです。きょうの朝刊には、石破防衛庁長官は「相当な時間を要する。」というふうにおっしゃっているという報道...全文を見る
○井上(和)委員 いずれにしても、長期であって、隊員の方は原則三カ月で交代されるということですから、かなり多くの隊員の方が実際にイラクに派遣されるということになるわけですね。  そこで、お伺いしたいんですけれども、自衛隊の方というのは、もともと国土の防衛ということで自衛隊員にな...全文を見る
○井上(和)委員 ちょっと私は、その長官の認識が本当に正しいのかなという気がしますね。自衛隊員といっても何百人もいるわけですから、それはもういろいろな考えを持っている方がいらっしゃるはずですよね。だから、もう少しよく隊員個々の気持ちというものを長官たる者聞くべきじゃないかと私は思...全文を見る
○井上(和)委員 実は、この服務の宣誓の問題は、私が、退職した自衛官の方から、こういう問題があるんじゃないかということをお聞きしたんです。そういうことで大臣にお伺いをしているわけです。  ただし、今大臣がおっしゃったように、自衛官をどういう状況にあるかわからないところに命令とし...全文を見る
○井上(和)委員 わかりました。  それでは、次に、外務大臣にお伺いしたいと思います。  きょうの朝刊に、「外務省は、イラクでの陸上自衛隊の派遣先であるサマワについて「テロの脅威」への注意を呼び掛ける渡航情報を出した。」そういうことも報道されています。大臣として現在のイラクの...全文を見る
○井上(和)委員 まずは、南東部へフセインの残党勢力が進出する可能性があるということは私も確かだと思います。もう一点、スンニトライアングルが非常に治安が悪かったと。  私も、現在イラクにおける攻撃の状況をインターネットで調べてみました。そうしますと、まさしく地域的に北部、つまり...全文を見る
○井上(和)委員 長官、冒頭お伺いしましたけれども、長官御自身が、これは「相当な時間を要する。」ということをおっしゃっているわけですよ。それで、諸情報、それはいろいろな情報源があると思いますね。それで大丈夫だという判断をされる。私は、その判断が根本的に誤りだというふうに思います。...全文を見る
○井上(和)委員 もう一回言いますよ。  つまり、サダムの残党勢力、これが、認識の違いかもしれない。長官は、いや、それは国に準ずる組織ではないとおっしゃるかもしれない。ただ、もともとは国家の組織だったものが戦争に負けた状況があるわけですよ。それは当然抵抗勢力で、十分戦力としてみ...全文を見る
○井上(和)委員 私は、私自身の分析で、今回のサマワの地域が戦闘地域になる可能性が非常に多い。だから、まずは自衛隊の派遣をやるべきじゃないということをこの場で申し上げたいんですね。  それはいろんな解釈がありますよ。大体、アメリカ軍ですら、イラクの状況の半分もつかんでいないわけ...全文を見る
○井上(和)委員 その判断がいかに不正確かということに関して、私は、航空自衛隊の実施区域に関して質問したいんですよ。  つまり、航空自衛隊に関しては、バグダッドの飛行場も実施区域に入っていますよね。しかし、これは前原議員も先月議論したけれども、バグダッド空港ではたびたびミサイル...全文を見る
○井上(和)委員 同じように、これはモスルの空港も入れていますよね。すべてそういうことなんですか。
○井上(和)委員 長官、でも現実には、バグダッド空港においてもミサイルが発射された例があるんじゃないですか。それはどういうふうに説明するんですか。
○井上(和)委員 ちょっとよくわからないんですね。つまり、周辺からミサイルを発射されたわけでしょう、現実に。そうでしょう。ちょっと確認してください。それが当たったわけですよね。被弾しているわけですね。
○井上(和)委員 今のような長官の答弁だったら、自衛隊機はバグダッドに行かない方がいいですよ。そうでしょう。飛行場の近くだったら大丈夫だけれども、それたら被弾する可能性があるという。そうでしょう。そうじゃないんですか。私、今の長官の答弁だったら、とても自衛隊員は安心して……。
○井上(和)委員 まるっきり、そうしたら非戦闘地域の定義じゃないじゃないですか。状況によって変わるわけでしょう、戦闘地域か非戦闘地域かは。非戦闘地域は、活動の期間を通じて戦闘が行われることがないというふうに予測されるから非戦闘地域と言っているわけでしょう。今の長官の答弁だったら、...全文を見る
○井上(和)委員 でも、それは言葉の定義であって、実態は違うでしょう。
○井上(和)委員 済みません。ちょっと興奮いたしました。  いや、実態は違うでしょう。きのうの筒井議員のときの議論と同じになりますよ。一体だれがミサイルを撃ったかなんて、それが、国に準ずる組織がミサイルを撃っているのかわかるんですか。私は、答弁は非常におかしいと思いますよ。 ...全文を見る
○井上(和)委員 いずれにしても、バグダッド空港は非戦闘地域と指定されてはいるけれども、ミサイルが飛んでくる可能性は十分ある、そういうことをおっしゃっているわけですね。——それでは、ちょっとほかの、最後、大事な問題が残っているので。  今回の派遣中に自衛隊員が例えば誤射をした場...全文を見る
○井上(和)委員 今答弁されたような状況になる自衛隊員は、私は本当にお気の毒だと思いますよ、それは過失であれ業務上過失致死であれ。既に、私がさっき申し上げたように、そういう状況が十分起こり得るということが指摘されているわけですね。  そういうわけで、私は、今回の自衛隊員の派遣と...全文を見る
○井上(和)委員 サマワの人たちが期待しているのは、これはやはり、失業率が五〇%を超えるような高い失業の状態があるから、恐らく自衛隊が仕事をつくってくれるだろうということを期待しているんだと思うんですよ。だけれども、実際に自衛隊がそんな仕事をつくってくれるんですか。これは質問には...全文を見る
○井上(和)委員 例えば、医療支援の内容を私は見させていただきましたけれども、病院の機材の管理とか指導とか、医師の指導とか、そういうことですよね。だけれども、今、現地のニーズというのは、医薬品が非常に高くて手に入らない、病気になっても薬が買えない、そういうニーズですよね。そういう...全文を見る
○井上(和)委員 質問を終わります。
02月16日第159回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○井上(和)委員 民主党の井上和雄です。  まず冒頭、外務大臣に、先週行われました日朝政府間交渉に関してお伺いしたいと思います。  今回の日朝交渉、国民の多くの皆さんは大変その成果を期待されていたと思うんですね。しかし、どうも、報道によりますと、余り結果が出ないという論調が多...全文を見る
○井上(和)委員 結局、平行線で交渉は終わったということなんですが、私自身も、田中外務審議官や薮中局長が行かれるということで、これはかなりの成果があるのかなというふうに思っておりましたし、恐らく国民の方もそういう見方をしたと思うんですね。  そういった意味で、今回の交渉はそもそ...全文を見る
○井上(和)委員 そうしますと、今回は成果が上がらなかったんですが、今後、日朝間の二国間交渉というのはどういうふうに進めていくんでしょうか。また、今の田中さん、薮中さんのラインで交渉をずっと続けていってうまくいくというふうにお考えですか。
○井上(和)委員 二十五日から六カ国協議が始まるわけですが、この拉致問題を何としても六カ国協議のテーブルにのっけて問題解決に向けて前進する、こういう姿勢が非常に大事だと思うんですね。  そういった意味で、政府として、この拉致問題をどういうふうに働きかけて六カ国協議の議題にのっけ...全文を見る
○井上(和)委員 今回の交渉の一つの大きな要因となったのが外為法の改正だということが言われております。具体的に北朝鮮はどういうふうにこの外為法の改正について言及してきているんでしょうか。
○井上(和)委員 とにかく、この拉致問題をさらに前進させるためにも、ぜひ二十五日からの六カ国協議でしっかりと議論していただきたいということをお願いいたします。  それでは、外務大臣、もうこれで結構です。  きょうは、まず年金問題について、坂口厚生労働大臣にお伺いしたいと思いま...全文を見る
○井上(和)委員 大臣、今、これは最大の課題だとおっしゃいました。私も、国家の目標としてやはり一つの大きな、最大の課題だというふうに思っています。恐らく、ここにおられる自民党の委員の皆さんも、ほとんどがやはりそういうふうに思っておられると思うんですね。  数百万人もの国民が年を...全文を見る
○井上(和)委員 残念ながら今の社会はそうじゃないということをこれからちょっと議論を深めていきたいと思うんですけれども、谷垣大臣にお伺いします。  大臣は、この国民皆年金の理想というものに関して、どういうお考えを持っていらっしゃいますか。
○井上(和)委員 非常に肯定的な御意見をいただきまして、私も非常に頼もしく思うんですね。やはり政治家ですから、私たちみんな、理想を持って、よい社会をつくりたいという思いを持っているわけですね。ところが、現実が非常に違う。それが今の状況なんですね。では、それをどうやって理想に近づけ...全文を見る
○井上(和)委員 それじゃ、未加入者と未納者、免除者はそれぞれ幾らですか。
○井上(和)委員 二千二百万人、第一号被保険者、つまり国民年金の加入者がいて、未加入者が六十三万、未納者三百二十六万いるわけですね。この未納者三百二十六万というのは二年間保険料払っていない人ですから、その後、なかなか払う人は少ないと思うんですよ。  大臣が先ほど、いや、三十五歳...全文を見る
○井上(和)委員 三十五歳から六十歳まで払っても、十五年間しか払わないでしょう。(発言する者あり)二十五年間か。失礼。だから、それでぎりぎりだけれども、いくわけですよね。  今、免除者が三百七十六万人いるとおっしゃいましたね。免除者って、年金をそのままもらえるんですか。もちろん...全文を見る
○井上(和)委員 局長、済みません。今だと、例えば、免除者はどのくらいもらえるんですか、年金額、具体的な額として。
○井上(和)委員 つまり、免除者の場合、年金が月々二万円ちょっともらえるんですね。これは本当にわずかな額ですよね。つまり、今の国民年金の未加入者六十三万、未納者三百二十六万、そして免除者も月に本当に二万円ぐらいしかもらえない、こういう現状だから、ほとんど低年金でもらえていないとい...全文を見る
○井上(和)委員 大臣、粘り強く説得すると。説得するのはお役人がやるんでしょう。これは、数百万人の、年金を払えて払わない人を説得していく。  大臣も、先日、この委員会でおっしゃいましたね、いや、強制的に徴収することも考えなきゃいけないし、制度の信頼性を取り戻して多くの人に払って...全文を見る
○井上(和)委員 大臣が一生懸命、国民の方の御理解を求めたいと言っても、国民の方で、どうも理解するのはかなり難しいと思いますよ。  それで、強制的に徴収するといっても、以前は、保険料徴収の事務費というのが保険料の一割ぐらいあったんですよ。今でも、かなり少なくはなっていますが、こ...全文を見る
○井上(和)委員 私は、もう今の年金制度は制度として崩壊していると思っています。これは税方式に早く切りかえていかなければ、私は先ほど危惧したような状態が起こると思うんですね。  例えば、今、国民年金の、先ほど未加入者の数を出してもらいましたけれども、保険料の納付状況というのはど...全文を見る
○井上(和)委員 つまり、保険料も六〇%ぐらいしか入っていないんですよ。これで空洞化していないと言えますか。大臣、どう思います。
○井上(和)委員 この場でくそ詳しい議論をするつもりはないんですね。つまり、私が申し上げたのは、今本当に国民年金の未加入者、未納者が非常に大きな数である、このままでいけばもう制度が崩壊する、そして多くの無年金者が発生する、社会の安定にとって非常に危機的な状況に陥るという問題を指摘...全文を見る
○井上(和)委員 私たちも非常に効果的な法律をつくるということを考えまして、特に現場の警察官が取り締まりしやすくしようということで随分頭をひねりまして、これまでは、警察官が例えばやみ金の被害者に呼ばれても、これは民事不介入だということで相手にしてくれなかったわけですね。だから、そ...全文を見る
○井上(和)委員 幹部の方は問題ないんですよ。問題は、交番にいるお巡りさんとか、パトロールカーに乗っている現場の第一線のお巡りさんなんですよ。だから、そういう方にどうやって徹底させるかということを私は今お聞きしているので、例えば、それはもういろいろな方法があると思いますよ。パンフ...全文を見る
○井上(和)委員 実は、私の家にも電話がかかってきまして、料金を払えと言うんですよ。それが何回も何回もかかってくるんですね。私の家内も、何回もかかってくるから、あなた、本当にかけたんじゃないのとか、ついに家内にも疑われ始めまして、私は絶対使っていないんだというふうに言っているんで...全文を見る
○井上(和)委員 おれおれ詐欺とか架空請求の場合、口座の方でトレースというんですか捜査をしていくのが一番効率がいいと思うので、ぜひそれをしっかりやってください。  きょうは総務省を呼ばなかったんですけれども、郵便局の方も口座もあるので、ぜひ大臣の方から郵便局の方にちょっと言って...全文を見る
○井上(和)委員 どうもありがとうございました。  それでは、官房長官にきょうお越しいただいたのは、まず、昨年の秋には衆議院の選挙もございました。当然、官房長官もあちこち選挙の応援に入られたと思うんですね。その際に、これは政治の世界ですから陣中見舞いを持っていくのは当然だと思う...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、前回の衆議院選挙で埼玉県第八区で当選した前自民党衆議院議員の新井正則派による公職選挙法の事件に関してお伺いしたいと思います。  この新井派の選挙違反というのは、本人御自身も、そしてまた選対関係者らを合わせて全部で二十七名が逮捕、起訴されるという、まさ...全文を見る
○井上(和)委員 森派を挙げて、総理・総裁派閥で全力を挙げて運動したことで当選したということだと思うんですね。新井選対の内部資料によれば、自民党の幹事長の安倍さんも新井選対の名誉顧問として名前を連ねている、そういうことです。そして、実際の買収の資金も、どうも政党助成金が使われたん...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、応援に入られた方の名前をちょっと。例えば、総理、幹事長、福田官房長官、町村総務局長、中川秀直国対委員長、尾身幸次元沖縄北方大臣、そしてまた、さらに森元総理。こういった本当に有力な方、ここに、委員会にも所属していらっしゃいますよね。こういう方々が応援に所...全文を見る
○井上(和)委員 先ほど申し上げたように、今回の買収の資金が自民党から支給された政党助成金にあるということが言われているんですね。  ここで捜査当局にお伺いしたいんですが、どうも五百万円以上の支部交付金が買収に使われたということが一部で報道されているんですが、政党助成金が買収に...全文を見る
○井上(和)委員 では、これで質問を終わります。
02月23日第159回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○井上(和)委員 民主党の井上和雄です。  本日は、まず、道路公団改革に関して、石原大臣にお伺いいたしたいと思います。  大臣、昨日の新聞報道に、青木幹雄自民党参院幹事長の実弟の方が、道路公団の高速道路工事を受注している土木建設会社から二〇〇一年に自宅購入費として三千万円を融...全文を見る
○井上(和)委員 大臣、まだ事実確認ができないと。確かに、質問通告をしたのがおくれましたので、きょうしたものですから時間がなかったと思います。では、事実確認しておいてください。ぜひよろしくお願いします。
○井上(和)委員 大臣、まさしく今、道路公団の改革の問題、また高速道路の問題が国民の大きな関心になっているわけじゃないですか。そういう中で、こういう報道があって、事実確認、調べていないからコメントできないとおっしゃった。では事実確認するんですかと言ったら、関係ない、要するにこれは...全文を見る
○井上(和)委員 今御説明があったように、つまり建設費は四十三兆円で、もう既に料金収入四十四兆円あるわけですよ。そして、その上に国費、出資金も含めれば七兆円。ということは五十一兆円。これだけの巨額のお金が国民から払われているわけですね、一つは料金収入として、もう一つは税金という形...全文を見る
○井上(和)委員 それじゃ、大臣、お伺いしますけれども、民営化推進委員会の松田さんは、昨年の十二月に、五十年以内の返済がぎりぎりという認識を示したつもりである、この上に借金が上乗せになっていってどうして四十五年で返済できるのと。しかも、金利の変動がありますからね、金利が少しずつ上...全文を見る
○井上(和)委員 今の大臣のお話を聞いても、政府委員の方のお話を聞いても、全然説得力がないですね。その四十五年というのは、要するに四十五年で何とかつじつまを合わせて返そうということでしょう。そうしたら結局は、料金を上げるか税金を入れるかしなきゃいけなくなっちゃうんじゃないですか。...全文を見る
○井上(和)委員 大臣ももうおわかりのことだと思うけれども、これはもともと、高速道路ができたとき、どういう法律ができたんですか。高速道路特別措置法で、償還でしょう。料金収入がちゃんと入ったらそれでもう償還して、東名高速を無料にするという法律だったんじゃないですか。それがいつの間に...全文を見る
○井上(和)委員 民生部門の約四割を住宅の省エネでやる、やらなきゃいけないというお話なんですが、先ほど民生部門での削減は〇・四%とお答えになって、これは随分私は小さいなという感じがするんですね。  実はこれは私の生活感覚で、例えば私が今住んでいるマンションでも、どうも北側の窓が...全文を見る
○井上(和)委員 今のお話を聞いて、私がニューヨークにいたときの住んでいたマンションが暖かかったのは当然だなというのはわかるんですね。つまりは、構造自体が外断熱でつくってあるし、窓も、私ははっきり覚えていないですが、恐らくペアガラスなんでしょう、そこまで全然その当時は意識がなかっ...全文を見る
○井上(和)委員 今のお話で、つまりは、今までの国交省の考えというのは、北の部分ではペアガラスとか外断熱工法とか、要するに本当の省エネをしっかりとやりましょうということで、北海道なんかはかなり進んでいるんですよ。それは当然の話なんですけれどもね。  ただ、やはりこれからは、これ...全文を見る
○井上(和)委員 省エネ対策として、金融公庫なんかが次世代省エネ基準というのをつくっていますけれども、これは金融公庫でお金を借りる場合に、ペアガラスとか、こういう断熱性能をよくするということをやるとお金がたくさん借りられるということをやっているんですが、実績が非常に少ないというの...全文を見る
○井上(和)委員 きょうわざわざこの問題を取り上げたというのは、余り皆さん知らないんですよね、こういったことを。だから、ぜひ委員の皆さんに、やはりこれは、暖かいと思って行った旅行で旅館に泊まったら、すごく寒くて風邪を引いちゃったとか、恐らくそういうこともありますから。つまり、それ...全文を見る
○井上(和)委員 わかりました。どうもありがとうございました。  それでは、大臣も環境大臣も、どうぞ、終わりました、御退席ください。  それでは、坂口厚生労働大臣に年金問題に関して議論させていただきます。  前回、私が登場したときに、国民年金の空洞化に関していろいろ大臣にお...全文を見る
○井上(和)委員 それではお伺いしますけれども、今回の年金改革で基礎年金の給付の調整というのはどういうふうになるんですか。大臣、おわかりですか。では、よろしくお願いします。
○井上(和)委員 これは、要するに下がるということなんですか、今のレベルと比べて。
○井上(和)委員 そうなりますと、大臣が以前議員として御質問になっていたような水準の見直しとか、そういうレベルにまだ行っていないということですね、残念ながら。  そこでお伺いしたいんですけれども、今、基礎年金の加入者は何人いるんですか。厚生年金と共済とも比較して御答弁いただけま...全文を見る
○井上(和)委員 今の答弁でわかります第一号被保険者、つまり国民年金だけに入っている人は二千二百万人もいるわけですよ。だから、この人たちの生活を支えていくのは国民年金なんですよ。それだけやはり大事な基礎年金であって、これはもう生活保障、何物でもないというふうに私は思います。そうい...全文を見る
○井上(和)委員 前回の委員会で、私、二千二百万人の第一号被保険者、つまり、国民年金の加入者のうち三分の一が保険料を払っていないか入っていない状況であるということを厚生労働大臣に答弁いただきましたね。これはもう大変大きな問題だと。今回の改革では、それは全然改革されていないというこ...全文を見る
○井上(和)委員 大臣、財政制度審議会では、やはりこのあたりをもうちょっと変えた方がいいんじゃないかという議論も出たんですけれども、それは御存じですか。
○井上(和)委員 この辺が私は非常に大きな議論のポイントだと思っていますので。私たち民主党は、スウェーデン方式という年金制度にして、所得の少ない方、そういった方の老後を支えるためには税金を使いましょう、生活保障としていきましょう、所得が高くて独自に自立できる方には自分で、自立でや...全文を見る
○井上(和)委員 約二兆円の保険金を集めるために千四百億円使っている。国際的には、大体年金の徴収のための行政費というのは一%だと言われているんですね。それをもう大幅に上回っている、七%ぐらいですね。だから、先ほど長妻議員も指摘しましたけれども、こういった問題はしっかり国民に説明の...全文を見る
○井上(和)委員 それ、逆じゃないですか。役員が六百二十五。——はい。  つまり、厚生年金基金をつくるときに、今は、はっきり言って、もう代行返上とか破綻とか大きな問題になっていますね。ただ、つくるときには、企業から要請があるんだということを口実にして、天下りを引き受けてもらう、...全文を見る
○井上(和)委員 恐らく皆さん御存じのように、こういった売春なんかの問題で外国人が働いているケースが非常に今ふえていますね。実は、きょう問題にしているのはその外国人の問題なんですね。例えば、東南アジアの国々とか、あと中南米とか、最近は北米からもそうなんですけれども。  どういう...全文を見る
○井上(和)委員 それで、この問題を今本当に国際的に何とかしようと。何とかしようというのは、これは二つの側面があるわけですね。一つは、取り締まりをもっと連携してやらなきゃいけないということ。もう一点は、やっぱり被害者の人権を尊重して保護していかなきゃいけない、そういう観点なんです...全文を見る
○井上(和)委員 最後に、野沢大臣と国家公安委員長もいらっしゃっていますので、それぞれお伺いしたいんですが、今話があったように、諸外国が今こういった我が国の人身取引の状況を非常に懸念しているんですね。だから、やはりちゃんとそういう国々の懸念を解くという意味でも、しっかりと措置をし...全文を見る
○井上(和)委員 何か参議院選挙の後に内閣改造をするとかなんとかいう報道がされていますけれども、野沢大臣、ぜひ今の国会でしっかりと御努力いただきたいと思います。国家公安委員長にもお願いします。  最後に、もう一点だけ。  やみ金融の問題を前回の委員会で質問したんですが、どうも...全文を見る
○井上(和)委員 時間なので、これで終わります。どうもありがとうございました。
02月26日第159回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○井上(和)委員 民主党の衆議院議員の井上和雄と申します。  本日は、公述人の皆様、大変お忙しい中おいでいただき、また貴重な御意見をいただきまして、まことにありがとうございます。  まず、草野公述人にお伺いいたします。  先ほどのお話の中で、今回の政府の予算に関して、予算の...全文を見る
○井上(和)委員 引き続き草野公述人にお伺いします。  今、雇用の問題に関して私たち民主党が非常に努力をしているということをおっしゃっていただきましたけれども、今、雇用問題、本当にもう大変な状況にあります。  私個人が思うには、やはり失業率が高いということ、その中でも特に若年...全文を見る
○井上(和)委員 引き続き草野公述人に、年金の問題に関してお伺いしたいと思います。  私たち民主党は、今国会におきましても、年金問題が今国会の議論の中心だということで、当委員会におきましても、年金の問題を、政府に対してさまざまな観点から追及してまいりました。私も、先ほどお配りい...全文を見る
○井上(和)委員 私の個人的な考えなんですけれども、やはり社会というのは、いろいろな人がいるんですよね。自立してどんどんやっていける人もいるし、だけれども、そういうふうにできない、また、幾ら努力しても報われない人が必ず出てきます。これはどういう組織でもそうなんです。会社だって、大...全文を見る
○井上(和)委員 この年金課税の問題に関して、奥野公述人にもお伺いしたいと思います。  先ほど、所得税の課税に関して、日本の税制体系でいくと税収の所得弾力性が低いということをおっしゃっていました。私も非常にそう思うんですね。そういった観点から、今回の年金課税に関して、先生はどう...全文を見る
○井上(和)委員 私たち民主党は、御高齢者の方、特に資産のある方は、税で取るよりはもう給付そのものを、特に税の部分はなくしていった方がいいんじゃないか、そういう考えなんですよね。ただ、まさしく先生おっしゃったような抜本的な改革がされなきゃいけないという観点で、今そういうことを訴え...全文を見る
○井上(和)委員 とても貴重な御意見、ありがとうございました。ぜひ私も、神戸でいらっしゃいますか、一度お伺いして施設を見学させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、草野公述人に、年金のことに関して引き続きお伺いしたいんです。  国民の年金不信というもの...全文を見る
○井上(和)委員 竹中公述人に、同じ問題ですけれども、年金に対する不信感というもの、恐らくいろいろな面でもお感じになっていると思うんですが、何か御意見ございましたら、お伺いできますか。
○井上(和)委員 ありがとうございます。  また草野公述人にお伺いしたいんですけれども、今回の年金改革なんですが、政府は、抜本的か根本的かよくわかりませんが、そういうことをおっしゃっているんですね。持続可能な制度にするということで、負担の上限を決めて、それに伴って当然、給付が削...全文を見る
○井上(和)委員 時間でございますのでこれで終わりますが、きょうは公述人の皆様、どうもありがとうございました。
05月12日第159回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号
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○井上(和)委員 民主党の井上和雄でございます。  まず、警察庁の方に、公職選挙法違反の実態についてお伺いしたいと思います。  先ほど警察庁から、前回の衆議院選挙における違反状況の御説明がありました。まあ、前々回に比べれば検挙人員が五百人近く減っているということでございます。...全文を見る
○井上(和)委員 私も、当委員会に初めて所属いたしまして、今回、特に買収の検挙件数が大幅に下がっているんだということを知りまして、非常にびっくりしました。特に平成二年は、今お話がありましたけれども、三千四百七十八件もあったんですね。そして今回が四百十四件。もう驚くほど件数が減少し...全文を見る
○井上(和)委員 どうもありがとうございます。  そこで、今、総務大臣はちょっと参議院の方に行かれてしまったので、山口副大臣に、これはちょっと通告してなくて申しわけないんですけれども、この電話かけの対価を認めるということに関して御所見がございましたら、ちょっといただけますでしょ...全文を見る
○井上(和)委員 この電話かけの問題に関しては、後ほど、私の同僚議員がさらに詳細を御質問させていただきます。  それでは、戸別訪問の禁止に関して簡単にお伺いしたいんですけれども、今現在では、公職選挙法によって戸別訪問は禁止されています。なぜ禁止されているかというと、恐らくは、戸...全文を見る
○井上(和)委員 ぜひ、前向きに当委員会でも議論していただきたいと思います。  その次の問題に移りますが、今回の総選挙及び先日行われました衆議院の補欠選挙の状況を見まして、やはり投票率の低下というものはこれは甚だしいと。特に補欠選挙は、埼玉八区では三五%という低投票率ですよね。...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、文科省にお願いなんだけれども、そういうことをやって、実際にそういう教育を受けた子供たちが、二十になって何人ぐらい投票に行くかというのをしっかり検証してもらいたいんだよね。そうしなければ、ただやりました、あとは、二十、成人になったら勝手に行ってくださいと...全文を見る
05月18日第159回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第2号
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○井上(和)分科員 おはようございます。民主党の井上和雄でございます。  きょうは、国土交通省及び警察庁、法務省等に対して御質問をお伺いしますので、よろしくお願いいたします。  まず、道路公団の問題に関してお伺いしたいと思います。  今回、道路公団の問題、大変大きな問題にな...全文を見る
○井上(和)分科員 長袖が約五万円ぐらいというお話でございました。  私なんかは、よく洋服の青山とかそういうところで背広なんかもいつも買うんですけれども、そういうところの値段に比べれば相当高いなという印象を受けます。もっともっと、本当の民間会社がやれば、こんな、わざわざ高いユニ...全文を見る
○井上(和)分科員 私は、こんなことやめさせるべきだと思いますよ。そういうのはへ理屈なんですよ。  つまりは、どういう構造かということをぜひ御理解いただきたいんですよ。つまりは、推進協会にもうけさせるためにこういう事業をやらせているんでしょう、もうけさせるために。わざわざ高く売...全文を見る
○井上(和)分科員 では、公益事業は一体何をやっているかと私、見てみたんですね。そうすると、会員各社に対する研修。研修というのは何をやっているのかなと思ったら、健康管理、生活習慣病について講演会、お医者さんを呼んでやっていると。労務管理と労使団体のこと、税務についてやっていると。...全文を見る
○井上(和)分科員 ETCというのは、本来、渋滞を解消するためにやっているわけであって、故障が起こっちゃうと、逆に渋滞はふえちゃうということになるわけですよ。それは、機械だから、一〇〇%誤差をなくせといっても無理かもしれないけれども、やはり相当精度を高めていかないと役に立たないし...全文を見る
○井上(和)分科員 結局、収受員の方のお話を聞くと、ETCが誤作動をすると、例えばいろいろな問題がありますね、隣のブースから移って、それを見にいかなきゃいけないという状態になるわけですね。また、今かなりJHなんかでも起こっていますけれども、ETCのところはぱあっと行くけれどもそれ...全文を見る
○井上(和)分科員 この事件に関しては、何か現場検証が四回、実況見分が四回やられているということなんですよね。これは、私が昨年の委員会でも一度指摘した同じような交通事故のケースでも、現場検証を何回も何回も繰り返されていると。つまり、それだけ初動の捜査が非常にいいかげんにやられてい...全文を見る
○井上(和)分科員 どうも、ありがとうございました。  それでは、国土交通省にお伺いしたいんですけれども、今回の死亡事故の加害者である北部運送が事故報告に関して虚偽のタコグラフを提出したということを御遺族の方が発見したんですけれども、この事実に関してどういうふうに把握しているの...全文を見る
○井上(和)分科員 済みません。局長、もう一回お伺いしたいんです。監査は行ったんですか。
○井上(和)分科員 つまり、人一人が亡くなっているわけなんで、それに関して、これ、はっきり言って、うそでしょう、うその情報を出しているという、これはやはり真剣に国土交通省も受けとめていただきたいんですよ。そういうことをやっている会社というのは、やはりほかにも恐らくいろいろなことが...全文を見る
○井上(和)分科員 もうそろそろ時間でございますけれども、今回のこの事故に関しては、先ほども申し上げましたように、異例の四回目の実況見分がやられているということですよね。それだけやはり、本当に加害者の言い分が正しいのか、その目撃者の証言との食い違いに関してしっかりと捜査をされてい...全文を見る
10月12日第161回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第1号
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○井上(和)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、遠藤武彦君を委員長に推薦いたしたいと存じます。
○井上(和)委員 動議を提出いたします。  理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
11月17日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第10号
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○井上(和)委員 民主党の井上和雄です。  今回、この法案の対象になっています外国為替証拠金取引については、以前からマスコミ等でも非常にトラブルがふえているということが報道されておりまして、社会問題化していたわけでございます。  国民生活センターに被害を訴えるケースもここ数年...全文を見る
○井上(和)委員 まさしく今副大臣がおっしゃっているように、つまり事前チェックから事後チェックへの明確な政策の転換をしているわけでしょう。  この関係資料の九十三ページの法案の提出理由を見てくださいよ。わからないですよ、これを見ていたら。「金融先物取引をめぐる環境の変化に対応し...全文を見る
○井上(和)委員 しかし、許認可制度において、免許制か許可制から登録制にするというのは、これは大変大きな転換ですよ。そう思いませんか、大臣。大臣、どう思いますか。政策転換でしょう。聞いているんですよ。
○井上(和)委員 つまり、それだったら、この提案理由にもそういうことを書くべきじゃないか。何にも書いていないですよ。私、金融庁は全然説明責任を果たしていないと思いますよ、この件に関しては。大臣どう思いますか。
○井上(和)委員 実は、けさ金融庁の方からこのことに関して部会で説明を聞いたんですが、許可制度で特に問題なかったからということをちょっと言われていたんですけれども。それは、許可制度は問題ないですよね。というか、問題があったら困るでしょう。  つまり、五十九条ですよね。これは改正...全文を見る
○井上(和)委員 つまり、許可を受けた業者であってもそういう問題が現実には起こっている。  そして、新聞の報道によれば、この業者が設立されたのは二〇〇一年で、立入検査をしたのは本当にことしの一月が初めてだと。この業者は以前から民間相談機関への苦情も非常に多かったと。そういうこと...全文を見る
○井上(和)委員 つまり、許可制から登録制にすれば、それはもうファイアウオールされているわけですから、もう参入業者はふえてくるわけですよね、いろいろな面で。  そうしますと、当然それは検査をちゃんとやらないと。やるのも大変だし、これはやらなきゃ、今申し上げたような例が当然起こっ...全文を見る
○井上(和)委員 今、警察の方も、取り締まりはしているんだけれども対応が非常に後手だし、なかなか対応できていないという印象を持っているんですが、警察庁、きょう私は呼んでいるんですが、現在の外国為替証拠金取引の詐欺的な事犯に対する逮捕件数を教えていただけますか。
○井上(和)委員 これだけ社会的に騒がれていても、詐欺事件として立件されている件数、非常に少ないんですよね。それだけに、やはり金融庁がしっかりしてやらないと、結局は後手後手になってしまうんじゃないか、結局は一般顧客が損をするような状況になるんじゃないかというふうに私は危惧していま...全文を見る
○井上(和)委員 今大臣は非常にいいことをおっしゃったんで。それでは、今金融庁のホームページでまさしく言ってあること、一般の人はやるべきじゃないというのを、ちゃんと書面のしょっぱなに出して、やってください。どうしてかというと、さっきも申し上げたように、半分以上は高齢者ですよ。高齢...全文を見る
○井上(和)委員 いや、だからその辺も、やはりそれはもう業者の責任とするべきだと思いますけれどもね。どうですか、大臣、御意見。
○井上(和)委員 いずれにしても、投資家保護を真剣にやるということを、大臣、外国での経験もあるんだし、やはりぜひやってください。  それで、もう一問、公正取引委員会に来ていただいているんで、せっかくですので。  やはり、これから駆け込みの営業というのは非常にふえてくると思うん...全文を見る
○井上(和)委員 先ほど申し上げたリスクディスクロージャーをやはり広告においてもしっかり確認するべきですよね。つまりそれは、例えば我々が選挙の集会通知ポスターをつくるにも、どの程度の面積が党の面積でありどの程度が個人の写真でいいとか、そういうことをいろいろ研究しますよね、選挙管理...全文を見る