井上和雄

いのうえかずお



当選回数回

井上和雄の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月28日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○井上(和)委員 民主党の井上和雄でございます。  連日、大変長時間の審議が続いておりますが、谷垣大臣、また田野瀬副大臣、本当に大変お疲れだと思いますが、きょうもあと三時間少々でございます。私は持ち時間が四十五分でございますので、ぜひよろしくお願いいたします。また、委員の皆さん...全文を見る
○井上(和)委員 大分違って本当に残念なんですけれども。  今、OECDのお話をされましたけれども、私も外国のメディアの記事なんかを見ていましたけれども、基本的にニューヨーク・タイムズでも、日本は完全にリセッションに沈んだというふうに解釈しているわけですね。でも、必ずその後に注...全文を見る
○井上(和)委員 今回の定率減税の縮小というのは、個人消費に非常に影響を与えるということを私の同僚は何人も申し上げているんだと思うんですが、そこで、これは内閣府にお伺いしたいんですけれども、景気後退の定義は日本ではどういうふうにしているんでしょうか。
○井上(和)委員 引き続きお伺いしたいんですけれども、つまり、もう既に半年以上ですか、三四半期ですから、景気が下り坂になっているわけですね。そういった状況の中で、どうして今回は景気後退じゃないというふうに判断しているか、もう少し説明してくれますか。どうして、具体的にどういう指標が...全文を見る
○井上(和)委員 踊り場というのは英語で何というのか、ちょっとお伺いします。もしできれば定義もあわせて。
○井上(和)委員 ソフトパッチ、私は聞いたことないんですけれども、本当にそういう定義があるのか、私は非常に怪しいというふうに見ているんですね。  基本的には、例えばマイナス成長が二半期続かない場合でも、当然これはリセッションではないという定義もあるというふうに私は理解しているん...全文を見る
○井上(和)委員 輸出も下がっているし、民間の消費支出も下がっている、鉱工業生産は一月は上がったとおっしゃったんですけれども、これはどういう要因かわかりませんが、二期連続でマイナスも続いているわけですから、決して予断を許さない状況だと思うんですね。そういう中での、非常に予断を許さ...全文を見る
○井上(和)委員 どうもありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。  次に、今月の十四日に、大阪府の寝屋川市の小学校で教師の方が、鴨崎満明さんという方、五十二歳の方ですけれども、十七歳の少年によって刺殺された事件がございました。この事件によって、この方が亡くなって、同...全文を見る
○井上(和)委員 大臣、研究する必要はないですよ、この問題に関しては。警備員をきちっと置いて、変な人が入ったらすぐ取り押さえられるようにしておけば、それで問題は解決するんですよ。それすらできないということは、本当に私は国家の体をなしていないというふうに思います。  そういった意...全文を見る
○井上(和)委員 子供の安全の問題、また地震、耐震化の問題も、こういう重点的なものをやはり優先的にやるという国になっていかなければいけないというふうに強く思いますので、ぜひよろしくお願いします。  今度、国の債務管理の話に話題をかえまして、ちょっとお伺いしたいと思います。  ...全文を見る
○井上(和)委員 短期の借り入れというのは幾らになりますか。
○井上(和)委員 いずれにしても、相当の借入金があるわけですよね。  これは大臣にお伺いしたいんですけれども、プライマリーバランスの黒字化という議論をするときに、基本的には一般会計の話をされているんでしょうか。これは特別会計を入れて、当然特別会計の方が非常に大きな予算になってい...全文を見る
○井上(和)委員 現実には、一般会計よりも特別会計の方が非常に膨張しているわけです。借入金も六十兆近い……
○井上(和)委員 つまり、社会保障関係以外の特別会計が当然あるわけですよね。それに関してはどうなんですか。それも全部入っているということですか。(谷垣国務大臣「社会保障関係の」と呼ぶ)以外の。
○井上(和)委員 大臣もよく御理解されていなかったようですから、私もはっきりわからなかったものでお伺いしたんです。  ちょっと早いですけれども、これで私の質問を終わらせていただきます。どうも大臣、ありがとうございました。
03月18日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○井上(和)委員 おはようございます。民主党の井上和雄です。  まず冒頭、アメリカのブッシュ大統領が、世界銀行の次期総裁に、今米国防副長官をやっているウォルフォウィッツ氏を就任させたいという希望を発表したということに関して大臣にお伺いしたいんです。  このウォルフォウィッツと...全文を見る
○井上(和)委員 日本も支持すれば、事実上、もうほとんどこれは決定ということになるんですが、私はやはり、これまでのブッシュ政権の方針を見ていますと、どちらかというと単独主義で、ごり押しをしてくるという面が非常に強いと思うので、世銀が本当に途上国の福祉の向上になるように、やはり理事...全文を見る
○井上(和)委員 今そうおっしゃっているんですけれども、今回、二千七百七十五億八千五百万円コミットするということですよね。これを、基本的には出資国債で出しても四年間で償還するということですよね。つまり、一年間約六百九十四億円、毎年現金化するということでしょう。ちょっと確認してくだ...全文を見る
○井上(和)委員 それだったら、最初からこの六百九十四億円を払い込んでも同じじゃないかと私は思うし、よっぽど透明性があると思うんですが。  では、その六百九十四億円、この予算というのは、予算書のどういう取り扱いになっているんですか。ちょっとその仕組みをお伺いしたいんですけれども...全文を見る
○井上(和)委員 もう一回確認なんですが、ということは、これは一般会計の国債費の中にこの六百九十四億円が入っているということですね。これは一般会計で入っているわけですね。
○井上(和)委員 それで、ちょっと私わからないのは、お手元の資料二枚目、財務金融委員会資料二という、これは実は衆議院の調査局からいただいた資料から抜粋したものなんですけれども、「平成十七年度ODA予算の概要」。基本的には、ODA予算の概要というのは一般会計なんですよね。この中に国...全文を見る
○井上(和)委員 入っていないんですよね。つまり、一般会計から出していて、一般会計のODA予算という中に入っていないわけですよ。なぜかというと、要するに、国債費ということで計上して、特別会計をくぐらせて払っているわけだから。つまり、国民の目には全然わからないという構造になっている...全文を見る
○井上(和)委員 つまりは、この政府の平成十七年度ODA予算の概要を見ると、あたかも、国際機関への出資、拠出、九百四十五億円、マイナス七・六%となっているじゃないですか。そんなふうに、随分下げているんだなと思うわけですよ。ところが、実質的には一千七百八十八億、プラス五%ふえている...全文を見る
○井上(和)委員 大臣、私は、わかりにくいというより、わからないようにしているんじゃないかと思うんですよ。  つまり、ほとんどの人が、恐らくここにいらっしゃる委員も、ではODA予算はことしは幾らだと言われたら、この資料二にあるように、八千億ぐらいだと思っていらっしゃると思うんで...全文を見る
○井上(和)委員 今の話だと、つまりは、出資国債で、IDAが約九百二十五・三億円、それ以外にもアジ銀が三百十八億円、アフリカで百二十一億とかあるわけですよ。  私も予算書を見たんです、どこに出ているのかなと思って。特別会計の方も。全然出ていないんですよ。つまりは、国債整理基金支...全文を見る
○井上(和)委員 ぜひ副大臣に御理解いただきたいんですが、とにかくもとは一般会計なんでしょう、この世銀の出資金も。ただ、特別会計を通って出資国債にしているから、国債ということだから事業予算にしか入らないというふうになっているわけでしょう。それはおかしいんじゃないのかということを言...全文を見る
○井上(和)委員 だから、つまりはODA予算にこれは入るべきでしょう。つまり、世銀への出資金はODA予算なんですか、違いますか。言ってください。
○井上(和)委員 とにかく事業予算でもODA予算なんですよ。おかしいんですよ、そこが。もうまやかしですからね。  どういうことかというと、つまりは、家庭の主人が飲み代幾ら使ったかと奥さんに言われたときに、実はクレジットカードを持っていてクレジットカードで使っていた、それは違うん...全文を見る
○井上(和)委員 いや、実は、これは質問通告のときに私もよくわからなかったんですよ。きのうの夜にずっと考えていて、何か変だな変だなと思っていて、やはり、これがこの予算のポイントだということがわかったわけですよ。今まで、このIDAの予算もほとんど審議されていないから、難なくこれで通...全文を見る
○井上(和)委員 とてもわかりませんよ。私も、調査室の方がちゃんとした資料をつくっていただいたので仕組みがわかったんですよ。そうじゃなきゃ、とてもわからない。というか、もう本当にこれは、要するにわからないようにしているわけですよ、つまり。もうこんな本当にいいかげんなことをやっても...全文を見る
○井上(和)委員 いないでしょう。いないんですよ。そこなんですよ、ポイントは、大臣。  つまりは、国債費の中に一千七百億円が入っているわけですよ。これじゃ、わからないじゃないですか。普通見たら、ああ、そうか、財務省の経済協力費はこれだ、二千億の中の幾らだと思うわけですよ。ところ...全文を見る
○井上(和)委員 理由はあるんでしょう、会計操作上。それは、そういうふうになっているからこうなんだといえばそうなんだけれども、では、それでODAの全体像がわかるかといったら、もう完全に隠しているわけですよ、何千億円もの政府の出資を国債費という名目で。だから、必ずこれはやっていただ...全文を見る
○井上(和)委員 では、私の質問を終わります。
04月06日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第16号
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○井上(和)委員 民主党の井上和雄でございます。  本日の法案である保険業法の議論に入る前に、前回の委員会で私が質問いたしました国際開発協会のIDAに対する第十四次増資に関して、多少質問させていただきます。谷垣大臣、また田野瀬副大臣、わざわざおいでいただきまして本当にありがとう...全文を見る
○井上(和)委員 つまり、前回の増資の分が現金で出されているということなんですよね。トータルで二千三百億円という巨額な額になっている。  そして、私は知らなかったんですが、さらにこの下に「拠出国債」というのもあるんですね。この拠出国債は何なのか、ちょっと御説明いただけますか。こ...全文を見る
○井上(和)委員 つまりは、トータルで三千二百四十億円、これもまた一般会計ですよね。これは、国際開発金融機関に今年度お金が渡されるということでいいんですよね。——はい。では、それはもう確認しましたから。  ということは、この額を考えても、今一ページ目に、皆さんにお配りした資料「...全文を見る
○井上(和)委員 それはそうでしょう。しかし、国民の多くは、ODAは、財務省が出している予算書を見て、七千八百六十二億で、去年に比べれば三百億減らしているんだなというふうに思うわけですよ。ところがその一方で、国債費だからといって、ODA予算の半分近い、巨額な、三千億円という額が国...全文を見る
○井上(和)委員 今大臣のお話しになったOECDのルール、これは国際的な基準ですから、各国のODA予算をDACで決めれば、企画すると、それはそういうルールでやるでしょう。しかし、少なくとも日本国内で国民にODAを幾ら使うんですと予算を説明する上で、私はそうする必要ないと思いますよ...全文を見る
○井上(和)委員 それはぜひ検討していただきたいと思うんです。また引き続き、私も機会があったらこの問題に関して質問で取り上げたいと思うんですけれども。  ことしの予算に関して、私はやはりすぐ国民に対して説明するべきだと思うんですよね、ホームページ等で国際開発金融機関に対しては今...全文を見る
○井上(和)委員 ぜひよろしくお願いします。それでは、財務大臣及び副大臣、どうもありがとうございました。御退席して結構でございます。  それでは、引き続き、本日の議題である保険業法に関して質問をさせていただきたいと思います。  実は、私も共済に関しては、ことしの正月、娘にせが...全文を見る
○井上(和)委員 今の数字をお伺いしたのは、かなりの団体が調査ができないというふうな実態にあるんだなということがわかりました。だから、それだけいかにいいかげんな共済がはびこっていたということにもなるのかなというふうに思います。  そこで、今回、そういった意味で、共済に関して契約...全文を見る
○井上(和)委員 生命保険に関しては五百万円、数百万円とおっしゃっていましたけれども、恐らく五百万円ぐらいになるんでしょうか。そして、損害保険に関しては一千万円ぐらいということですね。  今回、事業者の規模、つまりは、規制を受けない小規模なものの契約者数というのはどのくらいを考...全文を見る
○井上(和)委員 千人というのは、そんなに大きくないということなんですね。確かにそうだと思います。  それで、その次の質問に移りますが、今回、この無認可共済に関しての消費者センターに寄せられた相談では、募集時の募集方法というのが非常に問題だということが言われています。今回、共済...全文を見る
○井上(和)委員 私、いつも金融庁の方針に関しては非常に生ぬるいと思うんですよ。日本は文盲が非常に少ない社会ですから、書類に明確にきちっと書いておけば、ほとんどの人は目につけば読みますよ。しかし、ほとんどの場合が約款なんかの本当に下の方に小さく書いてあるから読まないんで、だから、...全文を見る
○井上(和)委員 余命幾ばくもなくて、生活費が困ったとか、そういう方もいらっしゃって、当然ニーズは出てくると思うんですね。だから、その辺、規制とニーズと両にらみでぜひ金融庁も注意してやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、質問を終わらせていただきま...全文を見る
04月25日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
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○井上(和)分科員 民主党の井上和雄でございます。  きょうは、文部大臣に初めて質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず冒頭に、先週の四月二十一日木曜日に、全国の国公立の小中学校や高専、養護学校など三万校のうち五百八十九校でプールの排水口のふたが固定さ...全文を見る
○井上(和)分科員 何回も何回も言っても徹底しないという、本当にお粗末な行政機関だと私は思うんです。だから、これはもう絶対やっていただかないと、やはりまた事故が起こる可能性は十分あるわけですから。ぜひ大臣、大臣がきちっと命令すれば、それは徹底すると私は思いますよ。(発言する者あり...全文を見る
○井上(和)分科員 では次に、英語教育に関してちょっとお伺いしたいんですね。  実は私、個人的に外国に長く、十六年間住んでいたものですから、恐らく国会議員の中では最も外国経験の長い議員の一人だと思います。そういった意味で、日本の子供たちが今後世界の中で大きく羽ばたいて活躍してい...全文を見る
○井上(和)分科員 大臣が世界銀行に勤務されていたということで、私も以前国連に勤めておりました。恐らく同じような苦労をされたのかなというふうに思うんですけれども、特に不自由したという根本的な原因とか日本の教育の問題点、今ネーティブとのあれがとおっしゃいましたけれども、その辺をもう...全文を見る
○井上(和)分科員 今大臣が本当に率直におっしゃっていただいたこと、私自身もそういうふうに感じましたし、恐らく外国に行かれたほとんどの日本人が多く感じていることだと思うんですね。大臣も今お話ありましたように、やはりネーティブの教師が本当に私はもっともっと必要じゃないかなというふう...全文を見る
○井上(和)分科員 本当にびっくりしましたね、二十二名、そんなに少ないのかと。  実は、きょうも傍聴に外国人の語学の先生の方がいらっしゃっているんですね。日本にずっと長く住んでいて、一生懸命子供たちに英語を教えたいという思いは持っているんですが、やはりなかなかきちっとした長期の...全文を見る
○井上(和)分科員 今、正規の教師として採用するというお話がありましたが、今はほとんどがALTという形ですよね。  実は、私いろいろ調べてびっくりしたんですが、そのALTに関して、派遣法に違反して外国人の先生が教育委員会を通じて学校に派遣されている事実がある。つまりは、業務委託...全文を見る
○井上(和)分科員 正規の教員として採用すれば問題ないんですよね。それをアシスタントだということで採用するなら、これは当たり前の話で、その指揮監督下に入るわけですから、業務委託じゃないのは明白ですよね。ところが、もう完全に派遣法違反の実態があると私は思いますが、厚生労働省は、きょ...全文を見る
○井上(和)分科員 本当に今まさしくおっしゃったように、私はやはり労働者派遣法違反だと思いますよ。これをきちっと直していく。その問題の根幹は、やはり正規の職員として採用しないからというふうに私は思います。  外国人の先生、公立や私立の学校以外でも、語学の学校で働いている方も多い...全文を見る
○井上(和)分科員 もう一回確認なんですが、週二十時間以上あればですか。ちょっと確認をさせてください。
○井上(和)分科員 はい、わかりました。  それで、こういった問題が起こる根源は、先ほども申し上げたように、やはり正規の教師として採用されない。日本に十年近く住んでいる英語の先生もたくさんいらっしゃるわけですよね。優秀な人をどんどん正規の教員に採用すれば、やはりそれはもう日本の...全文を見る
○井上(和)分科員 ネーティブの方、特にいい方に入ってもらうには、これはやはりきちっとした雇用形態がなければ優秀な方に行っていただくことはなかなかできませんから、人材ももうグローバルコンペティションですから、いい人を確保するには、日本の給料はもうかなりのスタンダードですから、やは...全文を見る
○井上(和)分科員 まあ、今のお答えだと、英語が使える日本人じゃなくて、まず英語が使える先生と言っているわけでしょう。それから日本人ですよ。そんな悠長なことを言っていたらこれはいつになるかわからないので、やはりこれは、抜本的なネーティブスピーカーをきちっと各学校一人ぐらいは配置す...全文を見る
○井上(和)分科員 きょうは大臣、どうもありがとうございました。時間が来ましたので、これで私の質問を終わります。
06月10日第162回国会 衆議院 法務委員会 第22号
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○井上(和)委員 民主党の井上和雄です。  やはり二十八度というのはかなり暑いなという印象を受けますけれども、ぜひよろしくお願いします。  実は、人身取引の問題について、私も昨年の二月の衆議院の予算委員会で取り上げさせていただきました。その背景をちょっとお話ししたいと思うんで...全文を見る
○井上(和)委員 大臣もこの問題に深い関心をお持ちだということで、非常に安心いたしました。  実は、御存じだと思うんですが、アメリカでは、先駆けて二〇〇〇年に人身取引に関する法律ができたわけですね。私、よくこの法律のタイトルをいろいろなところで言うんです。トラフィッキング・ビク...全文を見る
○井上(和)委員 昨年、私たちの勉強会の方から、やはり実際に保護する場所の問題が非常に大きいということで、警察の方から各県警に、婦人相談所、厚生労働省も御協力いただいて、とにかく婦人相談所に引き受けてくれるようにという指示を出していただいたんですね。  きょう厚生労働省も来てい...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、人身取引の被害者に対しての支援ということの予算措置で、ことしは幾ら予算をつけたんですか。
○井上(和)委員 例えば、婦人相談所で病気になったとか、そういう場合の医療費はどういうふうになるのですか。
○井上(和)委員 今の御答弁で私が思うのは、とりあえず一時的に被害者の人を預かって保護をする、そういうことに関してはある程度やれるんだろうなという感じがするんですね。  ただ、もちろん外国人ですからね。やはりカウンセリングも必要だし、当然通訳も必要だし、日本人とは違う体制が当然...全文を見る
○井上(和)委員 私も、昨年の秋に、アメリカの国務省の人身取引の責任者でミラーさんという方、もともと下院議員だったんですね、その後、政治家をやめられてから国務省に入って、大使級の方なんですが、来日したときにその方とお会いしましたけれども、彼らも言っているんだけれども、日本の被害者...全文を見る
○井上(和)委員 建前は非常にわかるんですよ、そういうことをやりますと。問題は、本当にそれをちゃんとやれるか、やれる体制があるかということだと思います。  私は、恐らく、従来どおりやっていれば、今もそういう建前でやっているんでしょうから、ほとんど今と余り変わらないんじゃないかな...全文を見る
○井上(和)委員 基本的に、やはりもう少しきちっとした制度をつくるべきだということで議論をとめたいのです。  そこで、ちょっと話を変えて、特にフィリピンから多くの女性が興行ビザで日本に入国されている例が非常に多いと思います。そして、興行ビザですから、これはダンサーということで日...全文を見る
○井上(和)委員 八万人もの方がダンサーでいらしている。私は、日本にそんなにダンスを見せる場所があるのかなというふうに思うぐらいなんですね。私の理解では、恐らく数年前には半分以下だったと思っているんですね。これは急速に伸びてきているということです。  実際には、興行ビザでお客に...全文を見る
○井上(和)委員 ホステスとして働けないということを確認してもらったわけですが、そうなりますと、これは当然資格外活動ですから、入管法違反ということになるわけですね。でも、実態的には、かなり多く違反している実態があるんじゃないでしょうか。どうですか。これまでどの程度の人が資格外活動...全文を見る
○井上(和)委員 本来の目的で、ダンサーとして入国されて、そのとおりダンサーでやっている方は少ないんじゃないかなというふうに思うので、今後、やはりきちっとそれは取り締まりをやっていかなきゃいけない。そして、そういう方が本来別の分野でちゃんと入っていただけるような制度をつくっていか...全文を見る
○井上(和)委員 最後に、一問だけ警察の方にお伺いしたいんです。  実は、人身取引に関しては、私、今手元に、ILO、国際労働機関のレポートですが、これは去年、割と最近発行されたものなんですが、日本の人身取引に関する調査なんですけれども、ここでも、やはり人身取引と組織犯罪が、やく...全文を見る
○井上(和)委員 はっきり言って、今まで全然捜査されていないというふうに私は思っているので、今後いろいろな捜査をやっていくといろいろなことがわかってくるんじゃないかなと思うんですが、そのためにも、やはりちゃんと被害者の保護がないと捜査もできないというふうに思いますので、ぜひその辺...全文を見る