井上和久

いのうえかずひさ



当選回数回

井上和久の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月23日第107回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号
議事録を見る
○井上(和)委員 私は初めて質問をさせていただきます。素朴でありますし、また細かい問題もお伺いしますし、直接的なことを聞くようになろうかと思いますが、どうか大臣初め皆さんの前向きで誠実な御答弁を心からお願いをする次第でございます。  今や我が国が経済的に大国となりまして、物の豊...全文を見る
○井上(和)委員 最近、私の住んでおります愛媛県で二つの大きな事件がございました。愛媛県は、御案内のとおり高齢者率が一二・九%、まさに高齢者の先進県でございます。八月十八日に九十六歳の夫が看病の疲れから寝たきりの九十歳になる自分の妻を刺し殺す、こういう事件がございました。また九月...全文を見る
○井上(和)委員 高齢化社会の到来ということであります。そうなりますと、社会保障費がふえるということであります。また老人の医療が増大をいたします。そして若い人たちで支える老人の数がふえていく、こういう社会、これは一つの高齢化社会の特徴である、こういうふうに思いますが、大臣、いかが...全文を見る
○井上(和)委員 そのように社会保障費がふえるし、老人医療が増大し、若い人たちで支えるお年寄りの数がふえる、こういうような社会がそうであります。この老人保健法の今回の改正というのはいろいろなことがありますけれども、一つは老人の、なかんずく体の弱い方から医療費ということで今まで以上...全文を見る
○井上(和)委員 ただいまの御丁寧な御答弁でございますが、かえってああいうふうに御答弁をいただくと、何かわからぬようになってくるような気がするわけでありまして、もっとすんなりとといいましょうか、直截にお話を聞く方がいいような気もするのであります。  きょうの新聞の社説でございま...全文を見る
○井上(和)委員 高齢化社会におきます老人対策というのは、健康、年金、医療、その他税制面、いろいろな面で総合的な対策が必要である、こういうふうに思うわけでありますが、先ほどの例でも申し上げましたように、在宅寝たきり老人という問題は、介護人の御苦労、また御家庭あるいは社会におきまし...全文を見る
○井上(和)委員 大蔵省の方にもお願いがしてあったと思うのですが、この件について……。
○井上(和)委員 老人保健法、これは高齢化社会の進行によりまして急に膨れ上がってまいりました老人医療費が将来的に医療保険制度自体を破壊しかねない、こういうことから、これに対応する名目で制度化をされたものでございます。この老人保健法が目指す老人保健制度というのは、本来高齢化社会に対...全文を見る
○井上(和)委員 ちょっと私聞き取りにくかったのですが、保健婦さんが千三百七十六、それから理学療法士さんが二名、それから作業療法士さんも二名、それから精神衛生相談員さん五十五名、そこのところ、もう一度、済みませんが……。
○井上(和)委員 それで今合計が幾らになって、目標に対してどのくらいできたかということを聞いたのですが。
○井上(和)委員 これは数を正式にお出しいただいて、しっかりと見せていただきたいと思いますが、ただ、「週刊社会保障」という雑誌の中で、近藤さんという課長の方が「保健事業の実施状況」という文章を載せておられるのですが、この中の「保健事業の五か年計画」というところで、「一般診査は計画...全文を見る
○井上(和)委員 老人保健法が審議をされました五十六年当時と、今日の高齢者の所得というのはどのぐらいふえておりましょうか、お伺いをいたします。
○井上(和)委員 続いてお伺いをしようと思っていますのですけれども、後で後でと言われますとなかなか言いにくくなるのですが、例えば厚生省が六十年度にお出しになっておる「国民生活実態調査の概況」という書類をいただいております。これは厚生省からいただいたんですが、その中にはきちっと数が...全文を見る
○井上(和)委員 先日貯蓄についての世論調査の結果が発表されておりまして、貯蓄の目的についてでありますが、最も多いのは病気、災害の備え、これがトップでありまして七五%でした。それから子供の教育費四四・七%、老後の生活費四二・五%、土地建物の購入などの資金二〇・五%、こういうふうに...全文を見る
○井上(和)委員 所得の一○○%が年金、こういう世帯が四一・九%、こういうふうに言われたと思うのでありますが、この老齢福祉年金は五十六年と現在とで幾ら増額になりましたか。
○井上(和)委員 老齢福祉年金は五十八年から六十一年で二千百円しか上がっていないというお答えでございます。こういうふうなことが実態であります。その中で単純に言いましても二・五倍あるいは十倍、こんなような話が可能な範囲というふうに思うことはできぬのであります。特に物価の変動におきま...全文を見る
○井上(和)委員 日本医師会の調査によりますと、老人の医療機関の受診というのは、二つ以上の医療機関に通っている人が七一・七%おられる。政府の言う千円で済むという老人は少ないわけでありまして、実際には二千円もまた三千円も支払う人が多くなるということはわかるわけでありますが、厚生省自...全文を見る
○井上(和)委員 済みません、もうちょっと具体的に教えていただきたいのですが。六十年の十月と言われましたが、それで結構なんですが、具体的な数、北海道から沖縄まで全国ベースでおやりになったと思いますが、どこではどのぐらいやったかというふうな具体的なやつをぜひ教えてもらいたいと思いま...全文を見る
○井上(和)委員 保険外負担についてお伺いをいたします。  寝たきり老人の介護問題は今日大変深刻な問題になっておりますことは、先ほどから指摘をしておるとおりでございますが、特に入院してもお世話料を初めとする保険外負担の費用を支払っておるわけでございまして、これらは家計に対しまし...全文を見る
○井上(和)委員 先ほどからずっとお伺いしておりまして、同じことに対しての数がばらばらな感じがするわけでございます。  この保険外負担につきまして、老人福祉連絡会の調査では、差額ベッド代を除いて六万五千八百円、これは六十年十一月の調べだと書いてございます。また全電通の、全国電気...全文を見る
○井上(和)委員 お世話料についてですが、看護料の二重取りをなくするようにという注意を厚生省はされたということを伺っておるわけでありますが、このお世話料というのは結局違法ではないかという話もあるのですが、この点はいかがでしょう。
○井上(和)委員 次に、加入者按分率の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  加入者按分率を一〇〇にすることになりますと、各保険者が抱える老人数は千人当たりで六十九人、これが等しくなる。各保険者が公平に老人医療費を負担し合うことになると言われるのでありますが、健保組合は千...全文を見る
○井上(和)委員 組合健保あるいは政管、こういうところが三千億円の余裕金を出したということでありますが、これにつきましては、それぞれ組合の事情がありますし、まして保険料収入の確保あるいは医療費の適正化や健康管理強化、こういうふうに運営努力に鋭意取り組まれてこういうふうになった、こ...全文を見る
○井上(和)委員 次に、国保会計についてお伺いをいたします。  事務費の負担金及び収納率の向上についてでございますが、元来、国民健康保険事業というのは国の責任で取り扱われるべきものでございます。ただ、委任事務として各区市町村が取り扱っておるのでありますが、例えば私の地元でありま...全文を見る
○井上(和)委員 実態調査をしないとわからぬということでありますが、これは直ちに実態調査をしてもらいたいと思うのです。このことによりまして各扱いの市町村は大変困っております。これは事実でございます。  また、この超過負担、例えば松山市の場合のこの八千七百万というのは、これで全部...全文を見る
○井上(和)委員 ぜひ調べてもらいたいと思うのです。  それで、もちろん私は悪いところをよくやったと言えというのじゃありませんよ。そうじゃなくて、それは悪いところはしっかり激励もしていただきたいし、努力もしてもらわなければなりません。しかし、私自身が知る範囲では、国保に関係して...全文を見る
○井上(和)委員 それと、この納付率の向上のために補助金を出しておりますね。この補助金について、どういうふうに使うことがいいのですよというか、指導をどのようにされているかということ、それとこの金額はどのくらいになりましょうか。それからこれによって収納率が確かにこういうふうに上がっ...全文を見る
○井上(和)委員 時間も過ぎておりますので終わりたいと思いますが、最後に、本法案は高齢化社会の到来に伴い、老人保健制度の長期的な安定と老人の保健、医療、福祉施策の総合的な推進を図るために今回の法案を提出する、このような趣旨であったと覚えておるわけでありますが、私はこの改正案に対し...全文を見る
○井上(和)委員 どうも大変ありがとうございました。以上で終わります。
11月21日第107回国会 衆議院 本会議 第14号
議事録を見る
○井上和久君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました老人保健法等の一部を改正する法律案並びに自由民主党提出の同法修正案に対し、ともに反対の立場で討論を行うものであります。(拍手)  健康は国民生活の基本的条件であり、生きがいはその健康な体によって得られるもの...全文を見る