井上和久

いのうえかずひさ



当選回数回

井上和久の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月02日第112回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○井上(和)委員 官房長官にお尋ねをいたしたいと思います。  私は、さきの総選挙におきまして国民の皆様の御支援をいただき、議席を与えてもらったわけでありますが、議員の一年生といたしましてこの一年数カ月過ごしました。その中での率直な感想というものを述べたいと思うのですが、何といい...全文を見る
○井上(和)委員 政府は一月二十六日に「さわやか行政サービス運動」につきまして閣議決定を行いました。ちょうどここにあるわけでありますが、この中に「「国民の立場に立った親切な行政」、「真心のこもった行政」を実現する必要がある。」こういうふうにうたわれております。これは大変いいことだ...全文を見る
○井上(和)委員 具体的に申し上げたいと思うのですが、いわゆる役所言葉あるいは政治言葉というものが理解しにくい、こういうことにつきましてはいろいろな理由があろうと思うわけでありますが、まず一つは、用語自体が既に古いものでありまして、一般社会では余り使われていない、こういうふうに考...全文を見る
○井上(和)委員 私、この質問に当たりまして若干勉強もいたしました。その中で、今官房長官お答えいただきました正確を期していく、その正確を期していくのが強過ぎてわかりやすさというものがなおざりになってきたのが今日の姿になったという意見が実はあるわけでございます。そういうふうな意味も...全文を見る
○井上(和)委員 次に、地価の問題でありますが、地価は鎮静の方向にある、こういうふうに関係閣僚の中で言われておるようでございます。同時に別の意見では、首都圏を中心に異常に値上がりをして高いところで張りついておる、これは鎮静化と言うものではないのだというふうな意見もございます。 ...全文を見る
○井上(和)委員 さきの土地問題の特別委員会で大臣は、低所得者を初めサラリーマン向けの住宅は公営や公団等で供給していく必要がある、安い土地そして安い家賃の公営住宅あるいは公団住宅、これの供給に大いに力を入れていかなければならない、こういうふうに土地問題のときに御答弁なさっておりま...全文を見る
○井上(和)委員 公団住宅とかあるいは安い土地そして安い家賃へ努力をする、その考え方については変わりがないという御答弁であったというふうに思います。  ところが実は、これは住宅・都市整備公団の関西支社が今月募集をいたします大阪の箕面の小野原の分譲住宅でありますが、実にこれは一億...全文を見る
○井上(和)委員 時間がありませんので次に行きますが、この住宅が売り出しになるまでは昨年十二月の東京・多摩ニュータウンの共同住宅の七千六百三十六万円というのが今までの最高であったのです。それが今回超えられたわけでありますが、しかもこれは大阪でありますし、どんどんこういうふうに地方...全文を見る
○井上(和)委員 それでは次に、個人消費の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  内需拡大の主役であります消費者というものは数字の上では比較的堅調に推移をしておる、こういうふうに見えるわけでありますが、六十二年平均の家計調査報告によりますと、全世帯の消費支出というものは前...全文を見る
○井上(和)委員 円高差益の還元問題についてお聞きをしたいと思いますが、これにつきましては政府の国会答弁におきましても、努力をしております、こういうふうな御答弁でございました。ところが、一般国民の側からいたしますと、円高差益というものが十分に還元されておるという実感はないというの...全文を見る
○井上(和)委員 外務大臣お越しいただきましたのでお伺いをいたしたいと思います。  昨年十二月二十二日、在京大使館三十一カ国で結成をしておる外国公館建設推進協議会の会長であるガーナ大使が外務大臣を訪問されまして、ここ数年の東京都心部の地価高騰のために家賃が毎年三、四〇%も上昇し...全文を見る
○井上(和)委員 防衛庁の跡地問題についてでありますが、端的に言いまして、この防衛庁の移転というものがいつから始まり、いつ終わり、また跡地利用というものについて大蔵省は何か考えておられるか、そのことについてお伺いいたしたいと思います。
○井上(和)委員 時間が参りましたので、終わりたいと思います。ありがとうございました。
03月09日第112回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○井上(和)分科員 農林水産大臣にいろいろな点でお伺いをいたしたいと思います。  三月八日、きのう、全国農林漁業者総決起大会というのが九段で開催をされまして、全国の代表の皆さんがお越しになっておりまして、牛肉、オレンジ等農産物の輸入自由化阻止に向かいまして熱心に、また悲壮感さえ...全文を見る
○井上(和)分科員 これも新聞報道でございますが、今月の三日に農林水産省の首脳と記者団との懇談会の中で、国際化の進展が急速に進んだことに合わせて農政のあり方も変更せざるを得ないというような話があった、牛肉、オレンジ市場開放問題についてぎりぎりの選択も考えざるを得ないと語ったという...全文を見る
○井上(和)分科員 それはそれといたしまして、次に食料品についての全般的なことでございますが、食料品は生命維持の上において一番大切なものであることは論をまたぬのでありますが、食料品という場合にまず何よりも条件といいましょうか要件があると思います。一つは見た目であるということ、そし...全文を見る
○井上(和)分科員 いや、だからこの四つの事柄ございますね、これについて、個人的で結構なんです、私はこれが一番だと思う、そういうことで結構ですから。
○井上(和)分科員 それでは結構でございましょう。  六十二年度のミカンの生産についてでありますが、当初は二百二十万トンを予定をいたしまして、結果としては二百四十五万トンぐらいできたと聞いておるわけであります。私の出身地であります愛媛県におきましても三十一万トンぐらいの生産をと...全文を見る
○井上(和)分科員 ぜひともお力添えを願いたいと思います。  次に、これは愛媛県でございますが、例年でありますと生産高の大体二〇%程度がジュースになりまして、あと八〇%ぐらいは市場に生食用のミカンとして出るわけなんです。しかし、ことしはそれが大変変わりまして、五〇、五〇というよ...全文を見る
○井上(和)分科員 次に、農業の後継者問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  このことにつきましては、農家全体につきましてもそういう傾向は事実あろうというふうに思うのでありますが、特にミカン農家につきましては、この後継者不足といいましょうか、後継者難というのですか、そうい...全文を見る
○井上(和)分科員 済みません、その新規事業というのをもうちょっと詳しく……。
○井上(和)分科員 しっかりとお願いをいたしたいと思うのです。  次に、私は、これは先ほどの質問にもかかわりがあるのですが、ミカン園の基盤整備というものをしっかりしていくことによって、ミカン農家としての重労働が少しでも楽になるとか、あるいは能率が上がりやすいというようなことにな...全文を見る
○井上(和)分科員 それじゃ、後ほどそれは見せていただけたらと思います。  ただ、言えますことは、農家の皆さん方は、もちろん百ヘクタールでその中へ入っている人というのは問題ないわけですが、そういうことは、例えば愛媛のことばかり申し上げて恐縮なんですが、百ヘクタールなんというのは...全文を見る
○井上(和)分科員 最後ですが、放任園の問題についてお伺いをしたいのです。  現在、放任園というのが大変問題になっておりまして、これは害虫とか鳥、そういうふうなものとか病原菌、こういうふうなものの温床になります。また、同時にそれだけでなくして、放任園があるということは、現在篤農...全文を見る
○井上(和)分科員 時間が参りましたので終わりたいと思いますが、またの機会にぜひともいろいろなことをお伺いしたいと思います。ありがとうございました。
03月24日第112回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○井上(和)委員 私は愛媛県から選出をされた者でありまして、今話題になっておりますオレンジ、牛肉の自由化問題というのは特に大事な問題であります。つい先日も生産者と消費者の大会というのが行われまして、四千名に余る皆さんがお集まりになりまして、この自由化を断固阻止しようというような大...全文を見る
○井上(和)委員 このテーブルにアメリカが着かない。着かすための努力は具体的にどういうふうになさっておられるか、これについてお知らせください。
○井上(和)委員 実は五十九年四月九日、日米牛肉、オレンジ交渉の妥結をなさいまして、山村農林水産大臣がお帰りになりまして記者会見をなさっております。そのときに、四年後は日米摩擦、農業摩擦はこんなものではなくもっとすごいものになる、向こうの空気はこちらで思っていたようなものではない...全文を見る
○井上(和)委員 これにもありましたように、日本農業の体質改善に全力を挙げる、こういうふうに言われておるわけでありまして、全力を挙げて具体的にはどういうふうなことをおやりになりましたか、お聞きしたいと思います。
○井上(和)委員 ミカンの場合、園地の転換を三万ヘクタールあるいは現在引き続いて一万ヘクタールお取り組みになっておるというような話でございまして、確かにことしなんかの場合、天候のかげんもありましたけれども、余計に収穫があり過ぎたといいましょうか、予想以上にとれた。ということは同時...全文を見る
○井上(和)委員 的確におやりいただくということでありますが、ただ、現場を回っておりますと、国のあるいは指導所、普及所の指導どおりせぬからあそこの経営はうまくいっておるんだという話が聞かれるわけなんであります。これは非常に残念なことなんです。農協やあるいは改良普及所から技術指導員...全文を見る
○井上(和)委員 大変難しくてわかりにくい御答弁でございました。  次に、食糧の自給率、穀物の自給率、先ほども御論議がございましたが、こういうものがだんだんと下がっておりまして、昭和三十五年は八二%であったということでありますが、五十九年には自給率が三一%、これは世界の中で最低...全文を見る
○井上(和)委員 穀物自給率の三一%、今これがやむを得ないということですが、端的にこれは現時点では低いという認識なんでしょう。それともこれでいいという認識なんですか。低いという認識なら上げなければならぬということになるわけなんです。  それについて、もうちょっと具体的な数字を挙...全文を見る
○井上(和)委員 オレンジ、牛肉の自由化のことにつきまして、これはまだ具体的にされたわけではないのですが、ガットヘの提訴がなされたとすれば、どういう裁定が下されるとお考えですか。
○井上(和)委員 食料品につきましてはいろいろなことが条件として言われるわけであります。一つは見ばえ、見た目というのですか、これがどうか、二つには味がどうか、三つには値段がどうであるか、四つには安全であるかどうか、この四つぐらいが食品チェックの項目であるというふうに私は思うわけで...全文を見る
○井上(和)委員 大変丁寧な御答弁をいただきまして、ありがとうございました。  といいますのは、この間、私たち愛媛県におきます自由化反対についての集会がございましたが、これが農業者・消費者総決起大会というふうになっておりました。生産者と消費者の総決起大会というものがあって、私は...全文を見る
○井上(和)委員 今の御答弁にもございましたけれども、六十年から六十一年におきましては十万件もふえておるわけでございます。しかし検査件数の割合というのは減少をしておりまして、一方不合格率というのは、先ほどの発表にもありましたように一・三とか〇・八とか一・〇とかいうぐらいですから余...全文を見る
○井上(和)委員 現在が二十カ所で七十五名だと思うのですが、六十一年はこのままだと思いますね。五十五年、五十八年はこの数はどうでしょう。
○井上(和)委員 先ほど言いましたように十万単位で件数がふえておるわけでありますから、こういうふうなふえ方というか体制では十分でないのじゃないかという気がするわけであります。  一つは、横浜だったと思いますが、輸入の缶詰が山積みにされていて、底が裂けて汁が出ていたなんという話が...全文を見る
○井上(和)委員 現在輸入されておりますオレンジの腐敗防止のために使われている薬品は、どういうものがございましょうか。
○井上(和)委員 OPPとかあるいはTBZ、こういうものは都立の衛生研究所の研究で発がん性があるというふうに確認をされておるわけであります。我が国では昭和五十二年までこのOPPは使用されなくて、五十二年から使用禁止が解けたというか使用を認めた、あるいはTBZは五十三年から認められ...全文を見る
○井上(和)委員 安全というのは大事であると思いますし、その一つだけをとらえますと確かに許容量とかいろいろなラインが引かれてあるかもわかりませんけれども、いろいろなものがふくそうしてとられますと大変なことになると思いますので、厳重な体制をとって監視をしてもらいたいと思います。 ...全文を見る
○井上(和)委員 今の日本の林業の状況というものは大変厳しい状況にある、それは材木の価格が低迷どころではなくしてもう破壊的な価格状況だと私は思うわけでありまして、輸入材には押されますし、また、日本の平均林齢が四ないし七林齢だと思います、中心が。そういうふうな状況からしますと、まだ...全文を見る
○井上(和)委員 校舎につきましても、何校か木造の校舎を再び今建てておられる、しかもそれがふえているというデータをいただいております。私は、大変すばらしいことであるし、これをしっかりむしろ文部省が進めるというふうにしていただくといいと思うのです。現時点におきましては、まだまだ山の...全文を見る
○井上(和)委員 六十二年度からそういうふうな制度があるというようなことは私も聞いておるわけですが、制度的にごく一例というか、今、一部の人たちを試験的にというふうな段階だと思うのです。できるだけ早くそういうことを脱却をして、オープンな理想的な入学ができるような体制をぜひ文部省とし...全文を見る
○井上(和)委員 ちょうど愛媛県では、県産材の使用住宅の建設者に対して建設資金の一部を無利子で貸し付けるという制度を実施をいたしました。これは時限でございまして、三年間の限定でございましたから、昨年でこれは終わったわけなんですが、大変好評でございました。それで愛媛県とされましては...全文を見る
○井上(和)委員 最後に農林水産大臣に、今言いましたように林業の状況も大変厳しい状況でありますし、また、ミカン農家の方々も大変厳しい状況であります。そういうふうに現時点における日本の経済的な構造等の中での立場自体が、林業にしましてもミカン農家にしましても大変な状況下にあるんだとい...全文を見る
○井上(和)委員 ありがとうございました。以上で終わります。
04月26日第112回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○井上(和)委員 初めに官房長官にお尋ねをいたしたいと思います。  我が国は、戦後四十余年を経まして、国民の懸命な努力によりまして世界で一、二を争うような経済大国と言われるようにまで発展をいたしてまいりました。しかしながら、さきの大戦におきまして三百十万人に及ぶ国民、あるいはア...全文を見る
○井上(和)委員 一つの区切りをつけたいという御意向でございます。  この平和祈念事業特別基金の法案の提案理由の説明の中で、「戦後処理問題懇談会報告の趣旨に沿って所要の措置を講ずることを基本方針とする」、このように説明をされておるわけでありますが、この戦後処理懇の報告というのは...全文を見る
○井上(和)委員 これで再度いわば終止符を打つことができないだろうか、こういうふうなことだと思うのですが、こうなりますと、だれでも不安といいましょうか疑問に思うのは、恩欠者の問題はどうするのだろうか、あるいは引揚者に対してどのように対応するのか、こういうふうな気持ちが自然に出てく...全文を見る
○井上(和)委員 もちろん、シベリア等で特別な状況の中で御苦労された方という認識、それも大切なことだと私は思うし、そう思っていただくことは結構なんですが、期間が短いがゆえにということで結局恩欠者という立場に追いやられておる、こういう人たちもやはり、まさに言います一銭五厘の紙でやっ...全文を見る
○井上(和)委員 三月二十二日の当内閣委員会におきまして、我が党の竹内委員の質問がございました。それで、基金の目的、事業、広い意味でこれは個別給付も含めてとらえて考えている、こう答弁をされておるわけであります。問題はここだと思うのですが、この平和祈念事業特別基金を設立することを提...全文を見る
○井上(和)委員 お伺いをしたいと思いますが、戦後処理問題懇談会でどういうことを検討されたか。  大体大別いたしますと、一つが、処理が残されている戦後被害があるのかどうか、また、二番目には、これまでに講じられた措置に不均衡なものがありはしないか、さらに、その後の事情の変化によっ...全文を見る
○井上(和)委員 だから、平和祈念事業というその事業の中で、今後個別的な措置あるいは個別的給付、そういう問題というものは引き続き審議をされるということでいいのですか。
○井上(和)委員 結局、運営委員会の審議の状況を見守ってというふうなことだと思うのですが、そういうふうになりますと、その運営委員会の審議の中で個別給付というものはもうやりませんということが審議の結果として出された場合には、それで政府はそうですかということで受けとめてしまうというこ...全文を見る
○井上(和)委員 だから、その運営委員会の推移を見守って、そしてそれに沿って、それを政府は認めるだけという立場をとるようになってしまうのでは、こういうふうな大変な問題というものが、ある意味では無責任に進んでしまいはしないかということを私は申し上げているのでありまして、運営委員会の...全文を見る
○井上(和)委員 注意しながらなんて言うと、私はこの前の質問で官房長官にお伺いをいたしましたのですが、そういう言葉がわからぬのですよ。注意するなんと言ったら、しっかり見ていて、こういうことがいけないなと思ったら直ちにそれをとめてそして変えさすとか、そういうふうなことが注意なのか、...全文を見る
○井上(和)委員 官房長官、戦後処理ということは大変長く続いていくものだというふうに思います。この祈念事業というものをおやりになることに対して私は反対するつもりはないのですが、永遠の平和を祈念する事業ということですが、本当の平和を祈念する事業というものは、むしろ政府がこの戦後処理...全文を見る
○井上(和)委員 処理懇の報告書というものを見せてもらいましたけれども、まだまだ戦後処理の問題で触れてないと私が見ても思うようなものがたくさんございます。  例えば、原爆被爆者の救済のための被爆者援護法の早期制定、あるいは中国残留孤児の問題、また北朝鮮残留孤児の実態の調査、さら...全文を見る
○井上(和)委員 私が申し上げておるのは、こういうふうな事柄も戦後処理のことになるでしょうということを言っておるわけなんです。だから、こんなことについても政府としてはしっかりととらえて今後かかわっていただけると思うのです。それで、こういうことも含めて見解をお願いしたわけでありまし...全文を見る
○井上(和)委員 ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。  次に、平和祈念事業の特別基金について具体的な問題を二、三お伺いをしておきたいと思います。  まず、基金が設立をされますと、それの人員構成というのはどういうふうにお考えなんでしょうか。
○井上(和)委員 だから具体的に数で教えてもらいたいと思います。同時に、この基金の運営予算、人件費というのは大体どのぐらいかかるであろうと見ておられるのか、あわせてその数で教えてください。
○井上(和)委員 五億円ということであります。大変なお金でございまして、十万円が何倍になるか、大変な数だと思います。というのは、もしこういうふうにたくさんお金がかかるということになって、こういう組織ができるたびに役人さんの天下りの場所が一つふえるのかなという気が純粋にするわけであ...全文を見る
○井上(和)委員 今伺いましたように、二十一年から三十一年ですから十年間もばらつきがあるわけであります。ところが、今回の慰労金という形では一律十万円、金額でいうとそういうふうに言われておるわけでありますが、こういうことから考えましても、一律というのは平等なようですが、これが一番不...全文を見る
○井上(和)委員 大変わかりにくく感じるのかもわかりませんけれども、十年間も差があるということは、極端に言えば十年おった人は五年おった人の倍も苦しんだということになるわけです。だから、それを同じに扱うことが正しいのではない、正しくないということを申し上げておるわけです。したがいま...全文を見る
○井上(和)委員 時間がありませんので次に行きます。  定義についてでありますが、第二条の中で、「この法律において「戦後強制抑留者」とは、昭和二十年八月九日以来の戦争の結果、同年九月二日以後ソヴィエト社会主義共和国連邦又はモンゴル人民共和国の地域において強制抑留された者で本邦に...全文を見る
○井上(和)委員 これはなぜ含まれないのでしょうね。行って抑留をされて強制労働に従事して、そして亡くなったのです。そういう人が亡くなったというのは、もちろん事情はいろいろあろうと思いますけれども、その過酷な条件に耐えられなかったという事実があるし、わかりやすく言うと、帰ってきた人...全文を見る
○井上(和)委員 ぜひそこのところを注意してもらいたいと思うのです。私はいつもこういうことを御質問申し上げるときに勉強してみて思うのですが、途中亡くなった方々とか、あるいは恩給の問題にしてもそうですが、「兵」と書いてありますね。そしてずっと段階があって「大将」と書いてあります。こ...全文を見る
○井上(和)委員 これは素人考えというか私の思いつきでありますけれども、大将の命も兵の命も同じだと思うのです。まして御苦労というものを見たときに、私はもちろん、若いこともありまして軍隊の組織とかそんなものは知らないわけでありますが、兵と言われた方々は本当にまさに文字どおり最前線で...全文を見る
○井上(和)委員 昭和二十九年までに亡くなられた方というのはどういうふうになっておりますか。
○井上(和)委員 これも先ほどシベリアのときに申し上げましたけれども、二十九年以後生きていた場合にこういうことが救済されるわけでありまして、亡くなった人はそういう救済に入らないという、今言われたとおりなんですね。  そうなりますと、結局、毒ガスというものを扱って、これは最も悲惨...全文を見る
○井上(和)委員 ぜひそういうことに心を用いてもらいたいと思います。  例えば傷病手帳が来ることになっているのです、今はちゃんと。ところが、それがはっきりして傷病手帳をいただくにしても、その手続が非常に手間がかかって、遅くて、私のいただいたいろいろな書類の中にも出ておるのですけ...全文を見る
○井上(和)委員 そういうふうに非常に冷たいんですよ。この人はそれだったらいけておったんだろうなと思いながら、今ここでそうやって話をするんです。しっかり本人に言うてあげなければいかぬのです。本当に冷たい。こんなことではいけないと思いますよ。  例えば、今回のこの平和祈念事業につ...全文を見る
○井上(和)委員 大変ありがとうございました。終わります。
05月17日第112回国会 衆議院 内閣委員会 第12号
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○井上(和)委員 初めに、五月三日からハワイで開かれました第十八回の日米安全保障事務レベル協議についてお伺いをしたいと思います。  先ほど来の御議論を伺っておりまして、新聞等で発表されまして、また大きな見出しになっておることというのが、どうも聞いておりますとそんなではなかったと...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、ただいまの御答弁を中心にしながらお伺いをいたしたいと思います。  まずこのSSCですね、この協議で国際情勢についてお話し合いがなされた、そういうお話でございました。その中で米国側は、ゴルバチョフ政権は従来の政権とはやり方は違うけれども、ソ連の長期的目...全文を見る
○井上(和)委員 それで特に、やり方は違うがというふうな認識を持っておるというお話だったのですが、やり方が違うというのは具体的にはどういうふうなことを指すのでしょうね。
○井上(和)委員 国際情勢の件につきまして、日本側の発言の中で、今、西廣局長がお話しをいただいたんですが、アジアは安定化の勢力というものがきちっとあって、そして不安定の勢力よりも強い、そういう意味で、アジアの国際情勢的なものとしては楽観的であるという考え方でよろしいですね。
○井上(和)委員 特に朝鮮半島の情勢等につきましても若干の御答弁をいただきまして、改めて私これを聞こうと思っておったのですが、それでやめたいと思います。  この会合におきまして、ソ連の軍事力の増大等種々の問題がある、こういう認識をお持ちであるというふうに伺っております。そこで、...全文を見る
○井上(和)委員 どうもお伺いしておりますと、一般の認識では、ゴルバチョフになってINFを中心といたしましていろいろな意味で平和に向かう姿勢が非常に強いというふうに受けとめるのが一般的な受けとめ方だろうと思います。また、先ほどの御説明を聞きますと、今ぐらいソ連が特に極東に対して配...全文を見る
○井上(和)委員 次に、中期防以後のこと、ポスト中期防というのですか、次期防衛力整備計画についてでございますが、防衛庁は次期防について基本的方針としてはどういうふうにお考えになっておるか、まずお伺いをいたしたいと思います。
○井上(和)委員 年内に着手をされようかということだそうでございます。これは具体的にこれからだということでございますが、具体的にやる前に、基本的なことというのはしっかりしてなければならぬと思うのです。その上でもって具体的な話が出てくるのだと思うのですが、そういう意味から、まずはっ...全文を見る
○井上(和)委員 現在のものが参考になるというか、こういう形態であろうというふうなお話だと思いますし、大体五年くらいということですから、確認しておきたいのは、単年度方式ということはないということははっきりしていますか、これをちょっと確認しておきたいと思います。
○井上(和)委員 それともう一つは、総額明示方式ですね、現在そういうふうに言われておるのですが、この総額明示方式というものを踏襲するかどうか、これについて。
○井上(和)委員 いわゆる、三年ごとに見直しをするローリング方式ですね、これは今のお話では考えてない方に入ると思うのですが、これはどんなものですか。
○井上(和)委員 よく聞くとわからなくなるのですが、端的に言いましてローリング方式はやろうと思っていませんということでいいんですか。そうやって答えてください。その方がわかりやすいです。
○井上(和)委員 それはむしろローリング方式になるんじゃないですか、今の説明のとおりだったら。そんな気がするのです。むしろやらないんじゃなくて、やるという話じゃないかという気がするのです。これは本当に大事な問題だと思いますので、局長、この辺ひとつやる方向ならやる方向だということを...全文を見る
○井上(和)委員 実は四月二十二日の外務委員会だったと思うのですが、我が党の神崎委員が竹下総理に対して質問をいたしまして、ローリング方式とするかどうか検討する、こういうふうな総理の答弁がございました。そういうふうになりまして、ローリング方式ということが導入されることにもしなってき...全文を見る
○井上(和)委員 それでお伺いしておきたいのですが、次期防では少なくとも防衛費はGNPの一%枠を守るという考えは全然ございませんか。
○井上(和)委員 GNPの一%粋突破ということにつきましてかなり議論もされたと思いますけれども、事の重要さにかんがみますと、私はもっともっとこのことについて国会での議論が行われてよかったんじゃないのかというふうな気が実はするわけでありまして、このGNPの一%枠という問題は、非常に...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、次に中期防の進捗状況について、SSCでも話し合いが行われておるわけでありますが、今年度、六十三年度末で中期防の達成率というのはどのくらいになっておるか、ちょっと教えていただきたいと思います。
○井上(和)委員 次に、「防衛計画の大綱」の件でございますが、中期防で「防衛計画の大綱」は達成されるという見通しなのか、あるいは次期防までかかる、そういうふうにお考えなんでしょうか、この点について。
○井上(和)委員 それでは、一応中期防で達成ができるということになってまいりますと、では逆に言えば、達成をされたということになったときに大綱自体の持つ意味というものはどういうふうなことになるのでしょうか。
○井上(和)委員 次期防の策定に当たって重点的にお考えになっておる重要な整備目標、例えば洋上防空構想というもの、それもあろうかと思うのですが、これを次期防で完結させるというか、やっていこうというようなことについてはどうでしょう。
○井上(和)委員 整備はそれぞれの分野でもって研究しているということでございますが、整備目標というものは、やはり重点的なものもあるでしょうし、特に基本的なものというものがあると思います。  それから、私は、洋上防空構想というものが次期防で完結するかどうかということについてもお伺...全文を見る
○井上(和)委員 次に、物品・役務相互融通協定につきましては先ほど来お話がありました。簡単に伺いたいと思うのでありますが、その融通協定についての対応と、具体的にいつごろまでにそれの結論を出して、そしてどこが窓口になるのかを教えてください。
○井上(和)委員 大変まとめて御答弁をいただきまして、いろいろお伺いしようかなと思った話がどんどんあれするのですが、外務省の関係でこれをお伺いしておきたいと思います。  一つは、アメリカがNATO諸国の中でこのACSAを結んでいる国というのはどこか、また、どのような法律に基づい...全文を見る
○井上(和)委員 もう一点だけ伺っておきたいと思います。  この融通協定と、それから戦時受け入れ国支援、WHNSとがあるわけなんですが、大体こういう話が審議されていくということは、戦時受け入れ国支援協定への布石にこれはなり得るのではないかなと思います。そういうふうな点で、この二...全文を見る
○井上(和)委員 では次の問題ですが、一月二十日に防衛庁長官が訪米をされまして日米首脳協議に臨んで、その際に、次期支援戦闘機、いわゆるFSXの共同開発だけでなく、他の武器技術についても共同開発を推進するというふうなことを提案されました。アメリカ側もこれに対して同意をしたということ...全文を見る
○井上(和)委員 これは長官、他の武器技術についてもというふうなお話を提案されたのですが、今のお話ですと何も具体的なものはない、考えておるものも今のところはない、もしあったらというような意味ですか。
○井上(和)委員 長官が言われたときに、何かを考えながらほかのものでもとかいうふうに言われたのか、それとも、それは何もないのだけれども、もしあったらやりましょうというふうな意味で言われたのか、そこのところが私ちょっと聞きたかったわけなんです。
○井上(和)委員 次は、一九八三年の十一月八日に対米武器輸出に関する交換公文が取り交わされておるわけでありまして、我が国は、アメリカ以外の第三国への開発技術の移転は事前の同意が必要であるということになっておるわけでありますが、日本の武器輸出の三原則から見るならば、こういうときに当...全文を見る
○井上(和)委員 ということは、ノーと言い切れない面があるということなんですね。その内容によって、また状況によっては、いいですよと、それを同意を与えるということもあるということなんですか、もう一回確認してください。
○井上(和)委員 だから、そういうふうに勘案して効果的な運用というものを考えたときには、同意を求められたときに同意をするということもあるのですかと聞いているのです。
○井上(和)委員 日米間におきまして武器の共同開発というのは可能であると思うのですが、共同生産というのはできないと思います。それで、大変難しい問題だと思うのですが、共同開発か共同生産かというところにはやはり一つの境目というものが存在すると思うのです。これはどういうところに置いてあ...全文を見る
○井上(和)委員 FSXにつきましては、世界にF16が約二千機売却をされておる、こういうふうな状況下にありまして、新しく開発をされますと──だからF16の改造されたのがFSXだというふうに私も思うわけでありますが、そうやって言われておるわけなんですが、ただ言えますことは、アメリカ...全文を見る
○井上(和)委員 F16は二千機も売られて、大変最新式であるということで一時世界の中で大変な役割を果たしてきた飛行機であります。そういうのがもっと改良されてよくなったものですから、それを他国がこれは要るとは言わぬだろうというのは私はちょっとどうかと思うのですが、それはそれといたし...全文を見る
○井上(和)委員 いや、私が聞いたのは、今後そういうふうになりませんかということを聞いたのですから、その見通しについて言うてもらいたいと思うのですね。
○井上(和)委員 未来もないということなら結構でございます。  それから、在日米軍の横須賀基地の司令部が、横須賀基地の艦船の修理部で働く基地の従業員に対して、うそ発見器による調査への同意署名を求めている、こういう問題がございまして話題になりました。この問題について防衛施設庁はど...全文を見る
○井上(和)委員 これはアメリカ海軍自体の決めたことだとは思いますけれども、日本の国内法上、私は問題じゃないかと思うのですが、これは問題ございませんか。
○井上(和)委員 いや、人権上の配慮がいたされてないと私は思うのです。だからポリグラフにかけるということだと思います。そのこと自体が基本的な人権に対する思いがいたされてないというふうに思うわけなんですね。こういうことに対して、施設庁としまして、そういうことは問題じゃないのか、皆さ...全文を見る
○井上(和)委員 確かに米軍の任務の遂行上必要であるということ、これは意味のないことだとは決して言いません。けれども、何といいましてもやはり日本人従業員の人権というもの、私はこれにまさるものはないと判断をいたします。そういうふうな意味から、慎重な配慮というよりも、もう一歩進んでし...全文を見る
○井上(和)委員 以上で終わります。ありがとうございました。
08月30日第113回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○井上(和)委員 ただいまお話がございましたように、人事院が今回、一般職国家公務員の給与の改定、あるいは土曜閉庁に伴う代休制度の導入、完全週休二日制の実施早期実現などを柱とした勧告をなされました。まず初めに、私は完全週休二日制についてお伺いいたしたいと思います。  政府は、対外...全文を見る
○井上(和)委員 先進国の三十一カ国で週休二日制を完全実施しているというような状況でありますので、ぜひ取り組んでもらいたいというふうに思います。  人事院勧告は、言うまでもなく公務員の労働基本権の制約に対する代償措置であります。これは速やかに実施されるべきでありますが、まず、こ...全文を見る
○井上(和)委員 政府は国家公務員の給与引き上げ方式を見直す、これに着手をするというふうなことを聞いております。言えば成績主義を本格的に導入するということであろうかというふうに思うわけでありますが、そのお考え、手順等内容につきましてお伺いをいたしたいというふうに思います。  そ...全文を見る
○井上(和)委員 新聞記事云々でありますが、あれによりますと三段階に分けて云々とかなり詳しいことがありまして、私どもが読んだ範囲におきましてはすごいこと始まるなという感じがするのでありますが、お伺いをしますと全然それは関係がない話で、そんな事実も全然ないということであります。大変...全文を見る
○井上(和)委員 今御答弁もございましたが、実は私の認識もそのとおりだと思います。単身赴任を、私の友達もたくさんいるわけですが、やはり子供の教育のためにという理由が非常に多かったわけです。したがいまして、このお話を聞くたびに、これは文部省の方でも図っていただかなければならない問題...全文を見る
○井上(和)委員 ちょっとこれは角度が変わるのですが、せっかくの機会でございますのでお伺い をしたいと思います。  八八年の防衛白書でございます。これが先日発表されました。その中で、各報道でもなされておりますように、例の潜水艦「なだしお」と第一富士丸との衝突事故というのが全く...全文を見る
○井上(和)委員 きょうは短時間でありますので時間がございませんから、端的にお伺いします。  あの潜水艦の事故のときに、六百から七百メートル離れたところに第一富士丸を発見、衝突の危険を感じ右かじいっぱいを切った。午後三時三十八分に機関停止、後進いっぱいとしたが、同四十分衝突した...全文を見る
○井上(和)委員 いやいや、調査中というよりも艦長がそういうふうに言われたのか言われてはいないのかということを聞いているのです。だから調査もくそもないと思います、それは。
○井上(和)委員 それでは、これはどうでしょう。「なだしお」は後進状態で衝突をしたのか、あるいは停止ないし前進の状態で衝突したのかというのはどうでしょう。
○井上(和)委員 もう時間がありませんので、一つだけ最後にお聞きしておきたいと思います。  このようなまさにあってはならないような事故がございました。これは訓練から帰るときの事故でございました。それで私ども感じますのに、もしこれが緊急時に出動しておるときの事故であった場合、果た...全文を見る
○井上(和)委員 「自衛官の心がまえ」という中にも「自衛官は、有事においてはもちろん平時においても、つねに国民の心を自己の心とし、一身の利害を越えて公につくすことに誇りをもたなければならない。」こういうふうに示されております。そういう精神にふさわしいような教育をしっかりとやっても...全文を見る
09月08日第113回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○井上(和)委員 防衛二法につきまして、防衛白書を中心といたしまして、種々の点につきましてお伺いをいたしたいと思います。  まず、八八年版の防衛白書でありますが、「国民と自衛隊」あるいは「国民の防衛意識」というところがございまして、「安全保障政策に関する国民的合意は、国の平和と...全文を見る
○井上(和)委員 国民の理解や支持を求める姿勢というのが、今のお話ですと求めるというふうになっておりますが、文章になりますと、どうしても持つべきであるというふうな感じが読む方はするわけでありまして、例えば国を守る気概を持つ必要があるのだということを、より知らしめる、皆さんに徹底す...全文を見る
○井上(和)委員 それでは次に、先ほど答弁の中でお触れをいただいたのですが、総理府が実施をいたしました世論調査の結果についてであります。  防衛予算の規模、自衛隊の規模について、「今の程度でよい」とする現状肯定の意見が増加をし、約六割に達しておるわけであります。「これは、大半の...全文を見る
○井上(和)委員 五八%が今のままでよいを、今のままこのように拡大することでよいのだという今のままでよいという解釈なんですが、私はこれはちょっとおかしいんじゃないかと思うわけであります。今のままというのは、今のままであると思うのです。どんどんふやしていく計画であって、防衛予算もど...全文を見る
○井上(和)委員 六十三年度の防衛予算でアメリカのアーミテージ国防次官補が、英、仏、西独のレベルを超すかどうかの境にあり、世界第三位になりつつある、こういうふうに指摘をいたしております。また、イギリスの国際戦略研究所の最新版「戦略概観」というものの中で、NATOの防衛支出の定義に...全文を見る
○井上(和)委員 ということは、今は世界の中で六十三年度分の日本の防衛費がどのくらいの位置にあるかについては言えないということになるのですか。わからないということはないと思うのですがね。
○井上(和)委員 このイギリスの雑誌の中に既に、日本の防衛予算は世界の第三位であり、それ以上の国はアメリカとソ連というふうな言葉が出ておるわけでありまして、その日本の国自体の中でこれについてはこうだということが言えないというのは非常におかしなことだというふうに私は思うわけです。 ...全文を見る
○井上(和)委員 確かに瓦前長官がお行きになりましたし、そういう点ではよかったと思うのですが、こういう努力をしっかり続けてもらいたいし、そういう努力と同時に、やはり防衛力、防衛費というふうな点につきましてもしっかりと配慮する必要があると私は思うわけであります。  それで、具体的...全文を見る
○井上(和)委員 伸び率というのは、前年度に対して今年度はどういうふうになった、その年に対して次の年はどうなったということが伸び率を出すときの条件だと僕は思うのですが、それがわかりませんというか比較できないということ、比較するかしないかは別として、その数もわからないというのは私は...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、次に行きます。  六十四年度の概算要求が行われましたが、中期防の達成率はどの程度になるか、お答えいただきたい。
○井上(和)委員 新長官から防衛費のGNP比一%以内の精神を尊重する、こういうふうなお話をついせんだっても伺いました。GNP比一%以内の精神を尊重するということは、これは守るということと同じような意味だというふうに思うのですが、どのように尊重しておられるか、お伺いします。
○井上(和)委員 今回の白書では「防衛計画の大綱」についての記述というものが大幅に減っておるのであります。それでは、まずその理由につきまして伺いたいと思います。
○井上(和)委員 いや、一昨年以降大綱についての議論がないということはないと思います。大綱というのはもうまさに大綱でありますから、中期防にしましても何にしましても、やはり大綱が基本となって議論というものが全部積み重なっておるというふうに私は思うわけであります。現に私自身もこの大綱...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、この大綱について伺うわけでありますが、中期防におきましては大綱の水準が達成される見通しかどうかということについてであります。あるいは達成されない、したがって次期防で水準を達成する、これを目指していくというふうにお考えなのかどうか、この達成についてお伺い...全文を見る
○井上(和)委員 おおむね大綱水準が達成できるというふうにお考えだと思いますが、そういうことで、これが六十五年で「防衛計画の大綱」の水準が達成されたということになりますと、次期防というのですか、その次の計画のときには大綱見直しということをしなければならぬのじゃないかと思いますが、...全文を見る
○井上(和)委員 次に、次期防の基本方針というのは決まっておるのでしょうか、それについてお伺いをいたします。また、いつごろまでにこれを決められるか。
○井上(和)委員 その見通しについて私は聞いたわけでありまして、いつぐらいからやっていくことになりそうかということを聞いておるのであります。  それと、やる場合に、中期防と同じような方法でしょうということですが、具体的に聞きまして、あるいは五年でやるのかあるいは三年でやるのか、...全文を見る
○井上(和)委員 具体的な数についてやってください。
○井上(和)委員 これでおっしゃられましたようにあるいは五年または三年と二年というふうなやり方になるかもわからないということでございます。一つは、これを実施する場合に、現時点の考え方で結構なんですが、中期防と同じように、やはり総額明示方式だというふうにお考えなんでしょうか。
○井上(和)委員 この総額明示方式であって、ローリング方式と言われておりますもう一方の方式なんですが、これは一切そんな考え方は持たない、今のところ持たないという理解でいいのでしょうか。
○井上(和)委員 中期防においては洋上防空体制はどの程度達成されることになるのかをお伺いしたいと思います。あるいは次期防におきましても、この洋上防空体制の整備というのが主要な整備目標になるのかどうか、この辺について。
○井上(和)委員 白書によりますと、陸上防衛態勢研究会というところにおきまして着上陸侵攻に対する早期前方対処の可能性について研究をしているというようなことが書かれてありますが、これの具体的な内容と目的についてお伺いしたいと思います。
○井上(和)委員 このことについてもうちょっと伺っておきたいのであります。  一つは、このことが海上水際火力打撃構想につなげるねらいである、こういうふうなことも一部言われておるわけでありまして、このようになりますと、陸上自衛隊の新たな防衛構想になるのではないのかというふうに思う...全文を見る
○井上(和)委員 次に、有事来援の研究ということが書かれてございます。これについてお伺いをいたしたいと思います。  今年一月の日米防衛首脳会談で、日本側の提案によって研究を行うことになったと言われておるわけでありますが、日本側が提案した背景、なぜ日本側がこのことについて提案をし...全文を見る
○井上(和)委員 このことにつきまして、現在行っております有事法制の研究は、有事における自衛隊の行動にかかわる法制の研究であって、有事の際の米軍の行動にかかわる法制上の問題は対象にしていない、これは白書のとおりでありますが、有事における米軍の日本での行動というものは、現状は日本国...全文を見る
○井上(和)委員 日米の防衛協力というものは、ここ数年来積極的に推進されておるのであります。また今日まで日本に対する防衛力の増強の要求ということもございました。  今アメリカでは、御案内のとおり八カ年にわたるレーガンの政権が来年一月で終わりまして、今年中にも新しい大統領が選挙さ...全文を見る
○井上(和)委員 この白書の考え方としますと、INFの条約が調印されましても、米ソの軍事的な対峙というものはいささかも変わらない。しかも、ソ連の軍事力増強の趨勢というものは世界的な規模においてあるいは極東においてもずっと続いておるのだ、こういうふうに考えておられると思うのです。 ...全文を見る
○井上(和)委員 ただいま御答弁をいただきました評価するものであるということでありますが、それならそれでもうちょっとそういう考え方も述べるべきではないかと私は思います。  同時に、この中距離核兵器の全廃が進めば、かえって通常兵器の度合いというか潜在的な脅威というものが強まるのだ...全文を見る
○井上(和)委員 そうだと思います。  それでは、政府はこの通常兵力の軍縮ということについて自分たちとしてはどういうふうに考えておられるか。  特に、日本の防衛費の伸び率がある資料では世界第三位にもなると言われておりますし、日本の軍拡あるいは冷戦的な発想というものがアジア諸国...全文を見る
○井上(和)委員 この白書を読んで一番心配する事柄というのは、自衛隊の守備範囲といいましょうか行動の範囲というものがだんだん拡大をしているというふうに思うわけであります。これは、結局装備の面におきましても、あるいは戦略、人員、経費の上におきましても大変膨大化をするということだと思...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、防衛政策の課題といたしまして、兵器の技術水準の高まりに対応するために日本の独自の兵器開発に力を入れる、こういうことが述べられているわけでありますが、これは具体的にはどういうふうなことを考えておられるのか、防衛産業の育成ということにつながりはしないのかと...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、運輸省にお伺いをいたします。  航空法では、飛行に関しまして、危険の生ずるおそれのある区域を飛行してはならない、その区域を運輸省令で告示する、こういうふうに定めておるわけでありますが、まず、この区域を告示した例が今までにあったかどうかお伺いをいたしま...全文を見る
○井上(和)委員 去る六月二十五日、アメリカのヘリコプターが愛媛県の伊方町にある四国電力伊方原子力発電所の近くに墜落したという事故がございました。この現場は、四国電力の原発のわずか一・五キロ、千五百メーターであります。まさに間違えば原発を巻き込んだ大事故になる、大変な危険性をはら...全文を見る
○井上(和)委員 したがいまして、四十四年の七月あたりでは、一基と建設中の五基を含めても六基なんですね。ところが、今ございましたように、施設でも三十七、十三、あるいは七、六、一というふうに、これは五十余もの施設が今は現実にあるわけなんです。  こういうふうになってきますと、再度...全文を見る
○井上(和)委員 周知徹底を図っておるといいましても、こういうふうなきちっとしたものを出すか出さないか、それを出さなければ現実に周知徹底にならないと思うのです。そういうことを私は聞いておるわけでありまして、周知徹底をしよります、しよったらいいのではなくて、現実にそこに落ちたわけで...全文を見る
○井上(和)委員 私、ちょうど愛媛県の選出でございます。伊方原発の近くでの大惨事でございま して、県民といたしましても大変冷やっとした問題でございました。防衛白書に関しまして、あるいはこういうことにつきましても国民の安全を守るという上からいきますと大変な問題でございますので、ぜ...全文を見る
09月09日第113回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○井上(和)委員 私は、公明党・国民会議を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行うものであります。  この一九八八年は、ソ連における八八年国防費の据え置きやアメリカの国防費の三年連続の実質減、なかんずく、INF全廃条約の実施など、軍縮への...全文を見る
10月11日第113回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○井上(和)委員 国を初めといたしまして地方自治体におきまして、行政事務を行うために電子計算機、すなわちコンピューターが導入されまして既に二十年以上になるわけであります。個人情報の件数が、総務庁からお聞きしておるだけでも六十二年一月現在で十五省庁に十二億件という驚くべき量の個人情...全文を見る
○井上(和)委員 本来、個人情報保護の立法というものは、個人情報を目的外に使うことを禁止をいたしまして、そして個人情報の本人への開示や訂正の申し立てを認めることによりまして、行政機関が勝手に情報を集めたり使用することがないように、ここに歯どめをかけるというところに立法の趣旨という...全文を見る
○井上(和)委員 先ほど長官にお答えをいただきました国民の受ける利益のところでは、一の方でまず初めに御説明がございまして、個人の情報の利用、提供を制度的に制限することなどにより自己に関する情報というふうなお答えがございました。そして次に、行政情報システム発展のための土台が整備され...全文を見る
○井上(和)委員 OECDの勧告などを見ましても、個人情報の保護制度は個人のプライバシー権を保護することが基本的な目的であって、個人情報の円滑な流通を図ることはその目的ではないということであります。我が国政府は、このOECDのプライバシー保護のためのガイドラインについての勧告を採...全文を見る
○井上(和)委員 これらの点を踏まえまして、提案されております法案自体につきまして何点かお伺いをいたしたいというふうに思います。  まず、この法案の対象を政府の行政機関が保有している個人情報に限っているだけではなくして、コンピューター処理によるもののみとして二重に限定をしている...全文を見る
○井上(和)委員 そこで、総務庁長官に重ねて一つ、二つ伺っておきたいのですが、まず基本的な事柄といたしまして、国民の個人情報の保護ということについての考え方を長官から伺いたいと思います。
○井上(和)委員 それからもう一点伺っておきたいのは、現に大量の個人情報というものが行政機関の中に蓄積をされております。そういうふうにたくさんたまっておるのですが、このたまっておるそのもの自体というのは、その個人情報は一体これはだれのものだとお考えになっておられますか。
○井上(和)委員 そういう側面じゃなくして、むしろ個人情報というものはそこに記録をされておる国民一人一人のものであって、政府の所有では決してない、こういうふうに私は思います。これが基本的な考え方として重要なところなんであります。現にこの法案では個人情報の所有権がどこに、だれにある...全文を見る
○井上(和)委員 あくまでも個人の情報を収集をした場合、その個人にこの情報は収集しているということを知らすということは私は基本的な問題だというふうに思います。知ることですね。これが知らない間に進んでいるということが一番いけないことであるというふうに私たちは考えるわけなのです。そう...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、総務庁から、十五省庁すべての省庁のファイル数と情報件数について省庁別にお伺いをしたいと思います。先ほどの重複になるかとも思いますけれども、確認でございますので、お願いをいたしたいと思います。
○井上(和)委員 六十二年一月現在ということなんですが、もっと新しいのが出るかなと僕は思っておりましたが、なかなかこれは遅いというかあれだという感じがいたします。  それから、現在までのこの十一億八千云々の中で、これを個人に対して全部オープンに知らせることができているというもの...全文を見る
○井上(和)委員 現時点で大体八〇%公開されておるというお話でございます。この問題がしっかり進むということが私は大変大事なことであると考えるわけでありまして、例外事項等を設けないでしっかりと公開をするということを原則にして進めてもらいたい、そういうふうに考えるわけであります。 ...全文を見る
○井上(和)委員 これにつきましては、ファイル簿の作成、閲覧の問題につきましても「事務の適正な遂行を著しく阻害するおそれがあると認めるとき」こういうふうな例外が設けられるわけであります。それからまた、「政令で定める」というふうにお書きになっておるわけですね。だから、政令で定めると...全文を見る
○井上(和)委員 そうだろうと思うのですが、ただ、このプライバシーに関する問題につきましては、あくまでも小さなこと、細かいことが大事だというふうにも思いますし、「政令で定める」という言葉でもって済まされるというか、そういうふうにとり行われているということがありますと、そこら辺が実...全文を見る
○井上(和)委員 次に、処理情報の開示及び訂正請求権についてお尋ねをいたします。  個人が自分の情報に対する開示請求権並びに訂正の請求権は、個人情報保護法の制定の中で最も根幹をなす部分であるというふうに思います。これで、この法案というものが開示請求権を認めたものの訂正請求権につ...全文を見る
○井上(和)委員 いろいろとそういうふうに対象外の事項というものがあると思うのですが、この中で、先ほど午前中にも議論がございました、保有機関と当該第三者との協力関係または信頼関係を損なうと認める場合には開示しないことができる、こういう規定のことなんですね。これにつきまして、法案第...全文を見る
○井上(和)委員 ここで開示請求権を新設した理由ということについて、言うてください。
○井上(和)委員 開示請求権を新しくこの中に入れたというお話がございましたね。そう聞いておるのです。その理由について。
○井上(和)委員 続きまして、開示制限の中で、 三に「個人の生命、身体、財産その他の利益を害すること。」云々、こういうふうにあるわけです。これは行政機関からすれば大変な拡大解釈ができる、広がっていく、こういうふうに思われるわけなんです。そう考えますと、例えばここに「その他の利益...全文を見る
○井上(和)委員 国民が自分の個人情報の開示請求をしたといたしましても、いろんな理由がありまして、その開示する内容は行政機関の裁量権にゆだねられているというのが結論であろう、こういうふうに私は思うわけでありまして、個人情報のすべての項目について開示するという保証がないと、法案とし...全文を見る
○井上(和)委員 そういうふうにお考えになっておられると思うのですけれども、病気の場合につきましても、本人は言って不利益であるかどうかということは、ケース・バイ・ケースの場合もあるでしょうし、いろいろな事情があると思いますので、見せることが必ず不利益だと決めることは私は僣越じゃな...全文を見る
○井上(和)委員 答弁を聞きますと問題がないように思うのですけれども、ただ現実には民間企業へ行政が持っておる情報がどんどん流れ出すということになりましたらこれは大変なことでありまして、まさにプライバシーも何もあったものじゃないのです。したがいまして、それについての歯どめというか枠...全文を見る
○井上(和)委員 収集あるいは保管、管理、そういうことが行われるときにどういうふうにそれを行うかということ、これは不正に行われてはならないということは当然でありまして、特に、私はそういう意味からこれを申し上げたのであります。もちろん、守秘義務違反ということはこのことについても当て...全文を見る
○井上(和)委員 時間が参りましたので、以上で終わります。ありがとうございました。
11月08日第113回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
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○井上(和)委員 初めに、去る六日に総理府が発表いたしました公務員に関する世論調査の結果につきまして若干の質問をいたしたいと思います。  この世論調査の中には、公務員の週休二日制についてや給料についてなど、あらゆる角度からの設問がございます。本日の議題となっております土曜閉庁に...全文を見る
○井上(和)委員 この調査というものは本年の六月に行われたようでありまして、既に五カ月を経ておるわけであります。考えてみますと、この五カ月の間にリクルート問題が起こりまして、政官財への大変な事件へと発展をしておる、こういうふうな様相を今呈しておるわけであります。 したがいまして、...全文を見る
○井上(和)委員 ぜひともやっていただきたいと思います。  それから、土曜閉庁の法案に関連をいたしましてお伺いをいたしたいと思うのですが、この説明の中にもございましたように、経済構造の調整ということや、あるいは高齢化、国際化、そういうふうな中で雇用の安定がどのように図られるか、...全文を見る
○井上(和)委員 もうちょっと具体的なお話といいましょうか、この土曜閉庁ということは行政改革という意味からいいましても十分に私は理由があるような気がするわけでございまして、行政機構の縮小あるいは手続の簡素化、さらに効率化、こういうふうなことを徹底するということがこのことをしようと...全文を見る
○井上(和)委員 先日の税制問題の特別委員会の中でのお話だったと思うのですが、竹下総理が、より一層の行政改革の推進を図るために国家公務員の総定数を定めました総定員法または行政組織法を見直す考えを明らかにされております。行政組織法は中央省庁の部局課数などの総枠を定めたものであります...全文を見る
○井上(和)委員 時間が参りましたから、最後にお伺いをしておきたいと思います。  まず一つは、土曜閉庁の準備をずっと今日まで進めておこしになったと思いますが、それでもって具体的にこういう点に注意し、こういうところを改善しておこうというふうなものがあったと思うのです。それについて...全文を見る
○井上(和)委員 時間が参りましたので、終わりたいと思います。ありがとうございました。
12月20日第113回国会 衆議院 内閣委員会 第12号
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○井上(和)委員 初めに、文部省にお尋ねをいたしたいと思います。  リクルートコスモス株の譲渡の疑惑ということで大変問題になっております高石前文部事務次官に関しましてお尋ねをいたしたいと思いますが、高石氏は今年六月に文部省を退官なさっておるということでございます。まず、この高石...全文を見る
○井上(和)委員 プライバシーであるということでございますが、これについての議論は差し控えるといたしまして、何年勤められましたか。これはいいでしょう。
○井上(和)委員 それでは総務庁にお聞きをいたしたいと思います。  高石氏のような方の場合、これだったらいいと思うのですが、公務員の給与法に基づきまして計算をされたとすると、退職金はどのくらいになるか、算出方法も含めてお伺いをいたしたいと思います。
○井上(和)委員 文部省、高石氏は勧奨扱いの退職だ、こんなことを聞いたのですが……。
○井上(和)委員 このことについてでございますが、この事務次官の在職中に衆議院の福岡三区から出馬するということが省内においては事実上もうみんな知っている、こういうふうに言われておったというふうにも聞いておるわけであります。本人も出馬の意向というものを明らかにされておったようにも聞...全文を見る
○井上(和)委員 結局、この場合について総務庁としては認めたということなんですか。
○井上(和)委員 「退職勧奨の記録」のことなんですが、六十年四月以降、各省庁から「退職勧奨の記録」を、これは総務庁に届け出るというものではないというふうな話も今聞いたのですが、この退職勧奨の記録に関する総理府令というのですか、これがあること、この背景等についてちょっとお伺いをして...全文を見る
○井上(和)委員 続いて、この記録のことなんですが、書式がちゃんと決まっておると思うわけなんですが、どういうふうな書式になっておりますか。
○井上(和)委員 ちょっと早口で申されたので聞き取りにくいのですが、「退職勧奨の理由」という欄はございますね。
○井上(和)委員 この理由のところで高石氏の場合の理由はどういうふうに書いてございましょう。
○井上(和)委員 「後進に道を譲るため」とお書きなんだそうでありますが、先ほども若干触れました「国家公務員退職手当法の運用方針」の中の「退職の主たる理由が選挙に立候補するためのものであることが明らかである場合には、勧奨退職としては取り扱わないものとする。」ここで言う「明らかである...全文を見る
○井上(和)委員 結局、そう書いてあるからということがやはり強いというふうな感じを受けるわけなんでありますが、御案内のとおり、五十四年でしたか、北海道庁を退職された公務員の方が市長選に出馬をしたために、勧奨扱いを受けていたことに対しまして、札幌地裁が勧奨には該当しないとして優遇分...全文を見る
○井上(和)委員 この資料によりますと、高石氏は、文部事務次官在職中の出張についてですが、報道もされておりますように福岡にたびたび行かれております。  特に、具体的に申し上げますと、六十二年の五月に九州大学の民主教育協会講演会あるいは文教施設の視察、そして同じ六十二年の十一月に...全文を見る
○井上(和)委員 もっと詳しくお伺いもしたいのでありますが、官房長官お見えでございますので、長官にお伺いをいたしたいと思います。  綱紀粛正の問題につきまして、「官庁綱紀の粛正について」という公務員の粛正措置を閣議決定されまして、今回の事件を通じましての態度というか対策措置をお...全文を見る
○井上(和)委員 ぜひ徹底をされたいと思うのですが、ただこれらの過去の文書と今回のを比べて読んでみましても、これはすごくなったなという感じはせぬのであります。初めの四十八年の分につきましても非常に厳しい表現もありますし、また五十四年の分などを見ましても、根絶するというような表現も...全文を見る
○井上(和)委員 この一事を見ましても思うのですが、例えばこの場合ですと、二百ドルなら二百ドルという金額がきちっと明示をされておりますので、ああ、これはそれ以上だ、これはそれ以下だという目安もできるでありましょうし、話が非常に具体的だというふうに思うのです。この通達を見ましても、...全文を見る
○井上(和)委員 時間が参りましたので、終わりたいと思います。ありがとうございました。