井上和久

いのうえかずひさ



当選回数回

井上和久の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月10日第114回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○井上(和)委員 質問に先立ちまして、去る一月七日崩御なされました昭和天皇に対しまして衷心より哀悼の意をあらわすものでございます。  さて、まず、今回政府が提出をされました昭和天皇の大喪の礼の行われる日を休日とする法律案に関連をいたしまして、二、三点お伺いをしておきたいと思いま...全文を見る
○井上(和)委員 皇室行事であります葬場殿の儀が行われるわけでありますが、総理大臣はもちろん出席をされるということだと思います。それで、もしされるとするときに、公人という立場で出席をされるのだ、こう理解してよろしいのでしょうか。
○井上(和)委員 憲法二十条には政教分離の原則が規定をされております。また、先ほども話がありましたように、過去には津の地鎮祭の最高裁の判決が出されておるわけでありますが、総理大臣及び三権の長が出席というのですか参列をするということにつきまして、法的な疑義というものはないのか、この...全文を見る
○井上(和)委員 次に、祝日に関しまして何点か質問いたしたいと思います。  政府は昨年四月、週四十時間労働に向けまして段階的実現をしようということで労働基準法を改正し、まずこれまでの一週間の労働時間を四十八時間から四十六時間と短縮をいたしました。五月には経済運営五カ年計画を策定...全文を見る
○井上(和)委員 いみじくもといいましょうか、二千百十一、同じような数が並んでおるわけでありまして、いろいろ理由はあると思いますけれども、進んでいないという結論じゃないかというように私思うわけでありまして、こういうことで四年後の千八百時間の目標というのが達成できるかどうか、これに...全文を見る
○井上(和)委員 OECDの諸国でも年間の総労働時間が二千時間を超えるというのは我が国だけでありまして、時短というのはまさに内外から早急に推進すべきであるというふうに言われておるところであります。しかし、御報告いだだきましたように、時短というのがなかなか進んでいないという現実があ...全文を見る
○井上(和)委員 次へ行きたいと思います。  この時短の目標に対しまして政府が真剣に取り組まないならば、これはもう単に決意目標になってしまうというような気がするわけでありまして、我が国はゆとりのある労働生活どころか労働力不足となる可能性があるということが指摘されると思います。 ...全文を見る
○井上(和)委員 今の数字でもわかりますように、約半分というふうに言えると思うのですが、こういうふうな半分であるということの理由はどこにあると考えておられるのか、お伺いしたいと思います。
○井上(和)委員 今回国民の祝日に関する法律の一部改正を審議するわけでありますが、この時短を進めるという上でも祝日をふやすことは大変いいことじゃないかというふうに思うのであります。  労働省の昨年の調査ですと、四月末から五月上旬のゴールデンウイークの間に三日以上連続して休日をと...全文を見る
○井上(和)委員 現実に、ゴールデンウィークといいましょうか連休がずっとあるときでも、言われておりますようにデパートであるとかあるいはJRとかいうのは動いておるわけでありますから、これを制定をしたとしてもそんなに差し支えることはないのじゃないかと僕は思うのです、工夫といいますか、...全文を見る
○井上(和)委員 時間が余りございませんのでお伺いをしたいと思いますが、カレンダーを見ましても六月、七月、八月というのは祝日が全くないわけであります。そこで、もう一日祝日の提案をしたいと考えております。  我が党は二年前に党内に「健康ハートの日」祝日制定推進委員会というのを設置...全文を見る
○井上(和)委員 まさにすごいことだと思います。そういうふうな事実、現実の問題からもぜひこれをやっていただいたらというふうに思うわけでありますが、これは、時間が参りましたので、最後に、ぜひ官房長官にこれにつきましての前向きの御答弁をお願いいたしたいと思います。
○井上(和)委員 以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。
05月25日第114回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○井上(和)委員 大変お忙しい中官房長官にお越しをいただいておりますので、初めにお伺いをいたしたいと思います。  小渕官房長官、御就任以来本当に御苦労続きでございまして、大変心労をお察しするものでありますが、今、日本の国民の政治に対する不信というものは大きなものがあり、またこれ...全文を見る
○井上(和)委員 ところで、藤波元官房長官が官邸において五百万の小切手を受け取ったということが明らかになっております。この起訴事実というところにも、永田町二丁目三番一号総理大臣官邸において、江副らから、リクルート社の江副振り出しに係る金額百万円の小切手五通を受領というふうなことが...全文を見る
○井上(和)委員 それともう一つお尋ねをいたしますが、内閣官房予算の中に報償費というのがありますが、これは平成元年度は幾ら計上されておりましょうか。
○井上(和)委員 すなわち、五十一億六千六百十二万六千円が内閣官房予算でありますから、報償費というのがほぼ三分の一近くを占めておるということであります。まず、この報償費とはどういうふうなものを報償費というのか、お伺いをいたしたいと思います。
○井上(和)委員 ぜひこの報償費の内訳というものをお示しをいただきたいと思います。使途ですね。
○井上(和)委員 そこのところが問題でありまして、十五億という大変大きな国民の血税でございますが、使途については明らかにできないということであります。  実は、これは五十七年の予算委員会でございましたが、宮澤さんが当時は官房長官でございまして、そのときに、その使途について明らか...全文を見る
○井上(和)委員 変わらないということは、同じ考え方、同じ答弁だということだと思いますが、そうしますと、ここに適正に支出をされておるかどうかということについては、これはモラルの問題である、こういうふうに言われておるわけでありまして、今、日本の政治の中で一番求められておるのが、最も...全文を見る
○井上(和)委員 大変しつこいようで申しわけないのでありますが、官房長官、実際、今国民は本当に政治家に対してモラルがないという声があるのが事実だというふうに私は思うのです。だから、こういうふうな事柄を国民に明らかにしないで、ただこれはモラルの問題として適切に支出をしているのですと...全文を見る
○井上(和)委員 それでは総務庁長官に伺いたいと思いますので、官房長官、ありがとうございました、結構でございます。  総務庁長官、お願いをいたします。  リクルート疑獄というのは政治家を初めといたしまして公務員のトップである事務次官まで巻き込むという、こういうふうな事態になっ...全文を見る
○井上(和)委員 監視の目を緩めないようにということで、また特にただいま御答弁いただきました中で、今まで総務庁としては、通達あるいは周知徹底ということはするけれどもそれが各省庁ではどういうふうに具体化されたか、どんなことができたのかということをフィードバックしてもらうことがなかっ...全文を見る
○井上(和)委員 この制度につきましては、外国においてはそれぞれその国の実情もありましょうし、原則的なことは同じといたしましても、日本におきましてはやはり日本型と言われるようなものがありますし、それを検討されておるのだろうと思います。その状況の中で、今言われたように行政の苦情とい...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、次に行きたいと思います。  平成元年度の恩給年額及び各種恩給の最低保障額を二・〇二%増額改定される、こういうふうな法案でありますが、この二・〇二%とされた根拠をまず伺っておきたいと思います。
○井上(和)委員 恩給の受給者という人たちの年齢がだんだん年ごとに高くなっております。そういうふうに考えますときに、この国家公務員給与の改定率あるいは物価の事柄、いろいろなことを総合勘案されるというふうな先ほどの御答弁もございましたが、ただ私が思いますことは、特に二・〇二というパ...全文を見る
○井上(和)委員 これは制度的なものとして仕方がないのかもしれませんけれども、今現に消費税が導入されて、それによって物価が上昇しているということはもういろんな調査でも明らかなのです。したがいまして、これから向こう一年間の生活は消費税の入った中での生活になる、これはしようがありませ...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、経済企画庁さんにお願いしたいと思います。  平成元年度予算編成時において、本年の消費者物価の上昇率というものをどのように見込んでおられましょうか。
○井上(和)委員 消費税の物価に与える影響というものは大きなものがあると我々は思うのですが、それについて、どういうふうな影響を与える、こう見ておられますか。
○井上(和)委員 これはそれぞれといいましょうか、政府はそういう見解をお持ちであるということでありまして、実質はなかなかそうはいかぬのじゃないかというふうに我々は思っております。  それでは、この消費税導入後の物価動向というものにつきまして、できたら公取委さんにも来てもらったら...全文を見る
○井上(和)委員 五月に入りまして急激な円安が続いております。したがいまして、原油価格の上昇ということもかなり予想されるわけでありますが、この急激な円安が今後の物価に対してどのようにあらわれるか、影響を与えるか、そのことについてお伺いをしたいと思います。
○井上(和)委員 経済企画庁からのお話を伺ったわけでありますが、そんなことを総合的に勘案いたしましても、結論といたしまして二・〇二という恩給のパーセントというものが低いと言わざるを得ないのじゃないかというふうに私は思うわけであります。特に、消費税の導入ということが消費税の逆進性と...全文を見る
○井上(和)委員 毎年のことでありますが、当委員会でこの法案につきまして附帯決議を行われまして、その中に「恩給欠格者等の処遇について検討すること。」というのがずっと入っていると思います。ずっと入っているということは検討が十分でないということでもあるわけでありまして、これについてお...全文を見る
○井上(和)委員 先ほど触れましたが、例の出征地によって甲乙丙丁、これにつきまして合理的でないという意見に対しましてどういう見解ですか。
○井上(和)委員 このことにつきましては、また改めまして御議論を申し上げたいというふうに思います。  それでは、平和祈念事業の件につきましてもう一点だけ伺っておきたいと思います。  シベリア抑留者に対する慰労のお話ですが、全抑協といいましょうか、そういう動きをなさっておる人の...全文を見る
○井上(和)委員 それでは最後になりますが、外務省に来ていただいておると思いますので、この問題についてお伺いしたいと思います。  五月十七日だったと思いますが、沖縄の西銘知事が外務大臣に対しまして、水爆水没事故の真相究明あるいは非核三原則厳守、こういうふうな要請をされた際に、沖...全文を見る
○井上(和)委員 特に北海道大使というのが設置をされておりまして、御活躍いただいておるというふうなことも聞いておりまして、どちらがどうということじゃないのでありますが、ともかく沖縄の現在の状況からいいましても、ぜひともこの沖縄大使ということを制度化する、ぜひそれを設置するというこ...全文を見る
08月29日第115回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○井上(和)委員 人事院勧告というのは、言うまでもなく国家公務員の労働基本権の制約に対する代償措置であります。民間では、ほとんどがベースアップあるいは給与改定というのが春から夏にかけて行われております。そういう意味で、先ほども議論ございましたように、早く実施をされることが大事だと...全文を見る
○井上(和)委員 今回、我が国政府の初の女性の官房長官、森山長官が就任をされたのであります。女性が就任されたからというので改めて申すわけではないのでありますが、私は常々感じておりましたが、大臣あるいは省庁の局長クラスの方のもとに諮問機関がたくさん設置をされておるというふうに聞いて...全文を見る
○井上(和)委員 官房長官、ありがとうございました。以上で結構でございます。  さて、今回の勧告の中で、公務員の完全週休二日制について「国全体の労働時間短縮の計画期間内における速やかな実現に向けて、更に積極的に検討を進める」よう勧告をされております。民間においては週休二日制を実...全文を見る
○井上(和)委員 次に、労働省にお伺いをいたしたいと思います。  我が国経済は、GNP規模におきまして世界でトップの、まさに経済超大国と言われるようになりましたが、しかし国民は、経済大国にふさわしい豊かさを享受しているとは言えない。実感として依然として国民生活に豊かさを感じない...全文を見る
○井上(和)委員 かつて政府は、昭和五十四年八月に新経済社会七カ年計画及び第四次雇用対策基本計画、これを閣議決定いたしまして、我が国の労働時間の水準を六十年度までに欧米主要国並みの水準に近づけるとしてきましたが、これが計画倒れに終わったという経緯がございます。政府はもっと実効ある...全文を見る
○井上(和)委員 努力されておると思います。今お話にもありましたように、地域別あるいは企業別にとらえることも大事だと思いますが、特に私が知る限りにおきまして、今、日本の産業の中心になろうとしておりますサービス業関係の時短というのが極めておくれておるのじゃないか。非常に長く働いてお...全文を見る
○井上(和)委員 労働基準法を改正して年次有給休暇をとりやすいようにぜひやっていただきたいというふうに思うのでありますが、年次有給休暇、今のところ取得率が五〇%くらいだと言われております。だから半分ですね。そういうふうな状況でありますので、これはぜひそんなことのないように努力をし...全文を見る
○井上(和)委員 日経連は、労働時間の短縮というのがコストアップにつながるというふうに主張をしております。さらには、賃上げ抑制論を主張しているというふうに言われております。こういうところにも大きな原因があるというふうに思うのですが、経済企画庁が六十二年の六月に出されました「経済成...全文を見る
○井上(和)委員 ぜひそういうことで生産性の向上ということの重要性をしっかりと啓蒙していただいて、そしてこの分配率をぜひ上げていただくように努力を願いたいと思います。  時間が参りましたので、終わりたいと思います。ありがとうございました。
11月14日第116回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○井上(和)委員 一人の人間の命は地球より重いという有名な言葉がございますが、ちょうど昨日、我が国初の生体部分肝臓移植の手術が島根医大で行われました。きょうは、各新聞の見出しを見ましても、「父と子生命つないだ」とか「子を救うギリギリの選択」、こういうふうな大きな活字が躍っておりま...全文を見る
○井上(和)委員 これは文部省が話をするのじゃなかったですか。
○井上(和)委員 今までは心臓死といいますか、三徴候死とも言うのでありましょうが、人間の死をそういうふうに決めておった。これが通念的になっておるわけでありますが、今回この審議に当たりましては、この死の定義というものが変わるという意味もありまして、医学界だけではなくて社会的に大変大...全文を見る
○井上(和)委員 今御答弁にもございましたように、やはり人間の感情としてそういうところが残りがちだと思いますし、私は、この審議を進めるに当たって、脳死に対しては社会的な合意といいましょうか、より広い国民の合意、認識が必要だというふうに思うのですが、現在までの動きというものを考えま...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、個別の問題につきましてお伺いをいたしたいと思います。  臓器移植法を立法化するというか、つくる場合に、基本的な問題としてまずどのようなことが検討されるようになるのかということにつきまして、法制局、法務省、両方にお伺いをしたいと思います。
○井上(和)委員 次に、死の定義を法制化しているということについての外国の事例を承りたいと思います。
○井上(和)委員 そういうふうに外国では進められてきたと思いますが、お話にございましたように、外国の例について、脳死を認めることを立法化しておる国と、立法化はしていないが脳死を認めて移植をしておる、こういうふうな国があると思います。これらの違いがあるわけですが、それぞれどのような...全文を見る
○井上(和)委員 現在の我が国でこの臓器移植の手術を希望しておる患者、どのくらいおられるか、先ほどもちょっと御議論があったようでありますが、ここで改めてお伺いをいたしたいと思います。いろいろな移植があると思いますけれども、それを総合いたしまして希望の患者をお伺いしたいと思います。...全文を見る
○井上(和)委員 大変多くの数だというふうに思いますし、考えてみますと、移植をすることによってこれだけ多くの人が助かるということが先ほど御答弁にございましたが、それであるならば、まさにこれは公的な医療補助をシステム化してこれからやっていくべきでないか、それが政府としてのあり方では...全文を見る
○井上(和)委員 我が国には移植学会というのがございます。ここで移植の手術が今のところできていないということでもありますが、技術的な面で世界の高いレベルにあるというふうに私は感じるのでありますが、厚生省としては移植の技術的なレベルについてはどのようにお考えというか掌握をなさってお...全文を見る
○井上(和)委員 アイバンクと腎バンク、これについてちょっとお伺いをしておきたいと思うのです。  先ほど熱心な御議論もございましたけれども、私は大まかなところで結構なんですが、この登録数と使用数というのですか、活用数といいましょうか、数の推移を、十年と言いたいのですが、わかる範...全文を見る
○井上(和)委員 この登録の今までの実績といいましょうか、先ほど聞いたあれですが、どういうふうな率で推移をしておりますか。
○井上(和)委員 臓器移植は我が国でも行われておりまして、特に、腎臓移植というのが先ほどの数の中でも伺いましたように多いわけであります。生体腎、あるいは死体腎からもやっておるということでありますが、法律ではこれは死体腎となっておると思います、この生体の腎移植ということはどういう法...全文を見る
○井上(和)委員 ということは、やっておることはまさに移植である、けれどもそれは法律に基づいてはおりませんということなのだというふうな御答弁でございます。それでいいという話になってまいりますと、改めて法制化する必要もなくなってくるわけでもありましょうし、いろいろ自由にやれるという...全文を見る
○井上(和)委員 今我が国の患者がアメリカの臓器まで金で買うのかというふうな批判が出ておるというふうに言われております。それで、我が国の患者が海外で移植手術をどのくらい受け、また、今どのぐらいの人が希望しておられるのか、この実態を示してもらいたい。件数とか内容、どこを希望するとか...全文を見る
○井上(和)委員 希望しておる方々がどれくらいいるかわからないということでありますが、これにちょっと関連をいたしまして、海外で臓器移植の手術を受け入れる大学あるいは病院、研究機関、こういうものがあると思います。また、希望する人がどこどこ大学の何々でぜひこの手術をしてもらいたいとい...全文を見る
○井上(和)委員 それで、厚生省の方へ今日までの分でお願いをされたとか依頼があったとかいうふうな事例については、なかったですか。
○井上(和)委員 個人的にやる話ではないんじゃないかという気が実はするわけであります。  それで次ですが、海外で臓器移植をするという場合に、これは内容にもよりましょうし、あるいは場所にもよるでしょうし、いろいろな事情があって難しいことがあろうかと思いますが、大体どのくらいの費用...全文を見る
○井上(和)委員 御案内のようにこの間も、純ちゃん基金でしたか、そういうふうなものが利用というか活用されまして、手術が行われたというふうなことも報道をされております。こういうふうになりますと、どうも私は今お話を聞いておりましても、お金のある人は海外で移植手術を受ける、またカンパが...全文を見る
○井上(和)委員 今まさに貿易摩擦であるとか経済摩擦、あるいは国によって、場合によっては法律的な違いの摩擦というのが言われておりますが、今このままで行きますと、臓器移植の希望がどんどん日本から外国に対してございます。そうなりますと、まさに医療摩擦というのが起こってくるのではないか...全文を見る
○井上(和)委員 次に、海外での臓器移植の手術を受ける場合に、海外では臓器の提供者は脳死の方である、これはそういうふうに言われております。我が国の患者が海外へ行って移植を受ける、政府はその患者の出国を認めるということは、送り出すわけであります。そうすると、政府としては既に脳死の手...全文を見る
○井上(和)委員 おととしでしたか、総理府におきまして脳死についての世論調査をやっておられると思います。この世論調査の結果を詳細にまず御報告いただきたいと思います。
○井上(和)委員 これはおととし、六十二年でしたか、こういうときでもありますし、ぜひこの調査をもっと多方面にわたって、例えば医者とか患者とかそういうふうな人にもわたる大々的な実態調査をぜひ緊急におやりいただきたいと思いますが、御見解はいかがでしょうか。
○井上(和)委員 先ほどから聞いておりましても、厚生省としても、外国の事例、実態等について書類的なといいましょうか、文書的な知識、情報が多いのじゃないかと思います。データにしましても、もっと生々しいデータを用意といいますか掌握しておくべきである、私はこういうふうに思うわけでありま...全文を見る
○井上(和)委員 世界の大勢がこのように脳死あるいは臓器移植という方向に流れておるわけでございまして、ある新聞によりますと移植鎖国なんて書いてありましたが、我が国もいつまでもそういうふうな状態を続けることは難しいということで今回の調査会の設置に向けての動きができたというふうに思う...全文を見る
○井上(和)委員 実は、せっかくの機会でございまして、私、厚生省さんにお伺いする機会というのは極めて少ないわけでございますので、この際に脳死の案件以外のことにつきまして、関連したことで若干別のことをお伺いしたいと思います。したがいまして、関係者以外の人はもちろん結構でございます。...全文を見る
○井上(和)委員 四十八回も開かれたそうで、大変御苦労でございます。最終的な見直しの結論といいましょうか、まとめがいつごろどういう形で発表されましょう。
○井上(和)委員 次に、老人保健施設、いわゆる中間施設についてお尋ねいたしたいと思います。  まず現状について、これがどのように推移をしておるかということであります。それとあわせまして建設促進について、計画及び促進上の措置についてどのような配慮をなさっておられるか。この二点をま...全文を見る
○井上(和)委員 一万五千床だそうですが、平成十二年で三十万床といいますと膨大な数でありまして、このような状況でありますと達成可能かなという憂いが出てくるわけでありますが、ぜひひとつこの点は真剣に進めてもらいたいと思います。  次に、在宅ケアを進めるに当たりましての問題点であり...全文を見る
○井上(和)委員 ぜひしっかりやってもらいたいと思います。  次に、もう一度中間施設に返るわけでありますが、現在の費用の件であります。一人一カ月が二十一万円、それに本人から五万円の負担がある、こういうふうになっておりますが、本人五万円の負担というものも大変これは厳しい状況でござ...全文を見る
○井上(和)委員 特に私、気になりますのでこの点は聞いておきたいなと思うのですが、中間施設というのは医者もついておりまして薬を投与もされるわけであります。この薬がどういうふうに投与されておるのかということについてお伺いしておきたいと思います。
○井上(和)委員 次に、医薬分業の件についてお尋ねをしたいと思うのですが、厚生省はこの医薬分業の確立に力を入れておられます。それで、現在の実態というものと将来の計画についてお話しを願いたいと思います。
○井上(和)委員 まさに答弁を伺っておりましても、医療現場や医薬品業界というだけにとどまりませんで、患者の薬への関心を呼び覚ます、まさに世論の流れとしてこの分業志向というものが定着しつつあるのかな、こういうふうな気持ちであります。  そこで、平成二年度の予算要求で薬務局事業はど...全文を見る
○井上(和)委員 時間が余りありませんので、まとめてお伺いをいたしたいと思います。  新三種混合ワクチンの接種につきまして、四月から一歳以上六歳未満の幼児を対象といたしましてこの新三種混合ワクチンの接種が実施をされております。はしか、風疹、おたふく風邪の三種類でございますが、特...全文を見る
○井上(和)委員 それで、この無菌性髄膜炎が副作用として起こったということがあるわけでありまして、今後慎重に対応しましょうというような通達も出して、受ける方もそうしましょうというふうになっていると聞いているのですが、こういうふうに現実に副作用があるわけですから、無理に三種にしなく...全文を見る
○井上(和)委員 最後にワクチンでありますが、丸山ワクチンについてお尋ねをしておきたいと思います。  ことしの癌学会でも取り上げられましたように、現在がん治療の面でクォリティー・オブ・ライフということが言われております。この点から考えますと、丸山ワクチンのような免疫療法剤という...全文を見る
○井上(和)委員 そこで、Z一〇〇として認可をされたとすると白血球減少抑制剤として使用できるということでございますが、がんの薬としては濃度の問題等がございまして大変問題になるわけでもありましょうが、実際使っておられる皆さん方にも大変不安が大きいということが言えると思います。がん薬...全文を見る
○井上(和)委員 患者が第一だろうと思いますので、ぜひ適切な措置をお願いしたいと思います。  時間が参りましたので、私はこれで質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
11月28日第116回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○井上(和)委員 防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案並びにこれに関連する問題につきまして、若干質問をいたしたいと思います。  ちょうど昨夜でございましたが、スイスで軍備が要るかどうかという国民投票が行われたというようなことがテレビで報道されておりました。それで、三五...全文を見る
○井上(和)委員 大臣から大変御丁寧な答弁がございまして、私が聞こうかなと思ったことをどんどんお答えがございまして、聞くときやりにくくなりますので、ひとつ聞いたことだけお答えいただきますように。  ただいま言われたこと、確かにそういう面があろうと思いますが、特にチェコスロバキア...全文を見る
○井上(和)委員 チェコスロバキアあるいは東ドイツ等にしましても、WTOというのですかワルシャワ条約機構の国でありますが、二十一年前は、ソ連が力でもってそれを抑えたという事実がございました。今回、こういうふうな動きの激しい中で、我々の知る範囲ではソ連の具体的な干渉というのはないよ...全文を見る
○井上(和)委員 そこで、聞くところによりますと、海部総理がポーランドにお行きになるという話を聞いております。今ポーランドは、御案内のとおり連帯を中心といたしまして新しい体制ができ上がりつつあるというのが実情じゃないかというふうに思うわけでありますが、考えてみますと、日本の国内に...全文を見る
○井上(和)委員 では、行かないこともあり得るということですね。
○井上(和)委員 わかりました。では、行かれるのは行かれるけれども、どういうことをやるかはまだわかりません、こういうようなことなんでしょうね。それだったらちょっと大変だという気もするのですけれども。  それと、総合的にといいましょうか、ワルシャワ機構とNATOとの問題でありまし...全文を見る
○井上(和)委員 私どもが考えますには、こういうふうな関係の一環として行われるのがこの十二月二日、三日の地中海のマルタにおける首脳会談であろう、こういうふうに思うわけでありますが、これにつきましてソ連のスポークスマンでありますゲラシモフ外務省情報局長が、十二月の米ソ会談では冷戦に...全文を見る
○井上(和)委員 きょうの新聞だったですか、この首脳会談が行われて、直後にアメリカの国務省の高官が来日をしてその内容を我が国に伝達をいたしますというような話が散っております。これはそうだと思うのですが、こういうことは今までも慣例的にといいましょうか、行われるものなんですか、ちょっ...全文を見る
○井上(和)委員 これに関連をいたしまして、実は、来月の十三日にベルギーのブリュッセルで東欧支援多国間援助閣僚会読というのが開かれて、外務大臣が御出席になるということが書いてございました。しかもそのときに直接マルタ会談の内容もお伺いをするということで、ちょうど二日、三日になされた...全文を見る
○井上(和)委員 わかりました。  それでは次に、世界の軍縮の動きにつきまして何点かお伺いをいたしたいと思います。  まず、ヨーロッパにおきましては通常戦力の削減交渉というのが非常に急進展といいましょうか進んでおるわけでありますが、この状況について御説明を願いたいと思います。
○井上(和)委員 防衛庁の考え方としまして、我が国の防衛力なんというのは軍縮の対象とはなり得ないという考え方を今日まで発表になられております。これは今でもそのとおりなのかどうか、ちょっと確認しておきたいと思います。
○井上(和)委員 前から思っていたのですが、日吉さんが御答弁になるとたんだんわからなくなるというのが私の偽らざる気持ちであります。端的にお答えをいただいて結構だと思うのですが、通常兵器というものは削減の交渉の対象とはならないというふうに考えるのか、それが正しいのじゃないかというふ...全文を見る
○井上(和)委員 ヨーロッパにおける通常戦力削減の交渉、これにつきましては、戦車とかあるいは装甲車というのはワルシャワ機構側が優勢だそうでありまして、逆にNATO側が優勢なのが戦闘機であるとかあるいは爆撃機などという非対称性というものが存在をしておる。けれどもこの通常戦力の削減の...全文を見る
○井上(和)委員 理由が三点あったのですが、基本的にはやはり演習をやるからそれを見に来たらどうですかという御招待であります。今大切なのは信頼の醸成だと思いますし、今の御答弁では、それに参加をすることは信頼の醸成にならないというお話でありますが、私は、むしろいっそのこと話し合いとい...全文を見る
○井上(和)委員 実は先ほどは、そういう理由を政治的な問題というものでしっかり答えられるかと私は思ったのでありますが、余り強くはなかったようにも思います。このことにつきまして、信頼の醸成の上において、これほかつて国連の別の機関でもございましたパルメ委員会におきましても、軍縮の問題...全文を見る
○井上(和)委員 白書については、また後ほど私の方でもしっかり聞きたいと思っております。  それでは、ヨーロッパに見られるような東西の軍縮の流れというものが先ほど御答弁の中にも少しありましたが、アジア・太平洋地域で何らかの形でこのようなことがあらわれてくるのではないか、こういう...全文を見る
○井上(和)委員 いろんな問題があるということは私も認めるわけでありますが、特にこの地域の諸問題という中に、例えば日本とソ連の場合には北方領土という問題があります。そういうふうな事柄をずっと取り上げていくとこの話は進まないというのが事実じゃないかと思うので、これはまさに先ほどの提...全文を見る
○井上(和)委員 さらに今年の五月十七日に北京におきましてゴルバチョフ書記長が行った演説で、さきの国連演説における五十万人の兵力一方的削減表明を受けまして、八九、九〇年にソ連アジア部で二十万人の兵力を削減、このうち十二万人を極東で削減する。その内訳は、陸軍十二個師団の削減、空軍十...全文を見る
○井上(和)委員 結局、そういう場合、このアジア・太平洋地域の関係国でもって軍縮討議というものをやろうじゃないかというような、まさにプロセスといいますか、場づくりというものを我が国が積極的に推進するというような気持ちはございませんか。
○井上(和)委員 具体的には五つの問題があってやれないという答弁なんですが、今私は日本の立場からしっかり考えて、少なくともアジア・太平洋地域における軍縮については話し合いの場を持とうというようなものを打ち上げることは絶対に必要じゃないかというふうに思います。そして、領土問題やいろ...全文を見る
○井上(和)委員 これは、ソ連の海外軍事力というものがまだ数も大したことなく弱勢であるので、意味のある力の行使というものは不可能である。ソ連の一九八七年における海軍力の海外展開は、一九八六年に比較して六%減少し、これは最近三年間の下降傾向の延長上にある。ほとんどのクラスのソ連軍艦...全文を見る
○井上(和)委員 もう一つございまして、これはアメリカの総合参謀本部議長のクロウ海軍大将が昨年の二月に議会に提出をいたしました資料の中でありますが、このように書いてあると言われております。「我々は、これら人的欠陥(軍隊の素質の悪さ、徴兵教育訓練の不適正、下士官、兵の不足、人種問題...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、ちょっと防衛白書の件に関連をいたしましてお伺いをいたしたいと思います。  先ほども申し上げましたように、米の国務長官は、米ソ関係の緊張というものは今第二次大戦後で最も低いレベルにある、こういうふうに述べております。ところが、一方我が国は、防衛白書の中...全文を見る
○井上(和)委員 ソ連の軍事力が近代化をする、これはするであろうと思います。しかしながら、時の流れというか、やはり時代的なものが非常に大事でありまして、持っておるものがすごいかということは大事ではないというふうに私は判断をするのです。永久に使わなかったらないのと同じであります。し...全文を見る
○井上(和)委員 端的にお伺いをしておきたい。まだお答えいただけないかもわかりませんけれども、防衛費の抑制あるいは防衛政策の見直しということは考えていない、とにかく現時点においてはまだまだ拡大充実を目指していかなければならない、こういうふうにお考えなのでしょうか、そこだけ確認して...全文を見る
○井上(和)委員 今検討を続けておられるというようなお話がございました。御答弁にもありましたように、防衛大綱の水準、別表が平成二年度で達成をする。そうすると、ポスト中期防というものは、少なくとも別表は一応達成をしたからもうこれは次期防では問題というか関係はなくなるのですね。この後...全文を見る
○井上(和)委員 次期防につきましては、どうでしたかね、年限はまだ決まっていなかったですか。あるいは総徹明示方式は総額明示方式であったですか。この辺、現時点で結構ですから、今のところどういうふうに思われておるか、作業はどういう作業に取り組んでおられるかをもう一度。
○井上(和)委員 しかし局長、平成三年度の予算というのは、概算要求は七月か八月にはもう出さねばいかぬのでしょう。そうすると、そんなに悠長にやっていて大丈夫ですか。もう急がなければ、それのもう一つ前提の総額明示さえも、有力であるということではありますけれどもそれだということをはっき...全文を見る
○井上(和)委員 それでは、ちょっと話が変わる気もするのですが、確認をしておきたいと思います。  ヤコブレフ氏、ソ連の共産党政治局員が二十四日発売のソ連の政治週刊誌「新時代」のインタビューに答えて対日関係について見解を述べた、実はこういうふうな報道がございましたが、この内容につ...全文を見る
○井上(和)委員 ということは、ぱっと言えば、これは「新時代」という雑誌のインタビューであったわけでありますが、正式に日本の国へ一つのルートを通してしっかりと、例えばこの中の一つであります情報公開的な双方の査察団の交換、これをやりましょうという話が正式に生まれたときには、どういう...全文を見る
○井上(和)委員 事実、北方領土の問題があるからということが障害になればなかなか解決せぬだろうと思いますし、むしろ人的なつながり、関係が大変大事なことではないかと思うわけであります。この雑誌「新時代」におけるインタビューというのは、ヤコブレフさんが日本の防衛白書の中に書かれてある...全文を見る
○井上(和)委員 アメリカ政府が一九九一年の会計年度から国防予算の削減に踏み切る方針を決めたというふうに言われております。特に注目しておりますのは、今月の十九日でしたか、チェイニー国防長官がテレビの番組に出まして、米ソ間の緊張は今第二次世界大戦後で最も低いレベルにあるというふうに...全文を見る
○井上(和)委員 それでは次に、日米間で大きな問題となっております駐留米軍経費の負担について伺いたいと思います。  まず初めに、在日米軍の駐留経費の日米の負担割合が現在どのようになっておるのか、全経費とその負担割合あるいは米軍人の給与を除いた経費とその負担割合、また、日本人従業...全文を見る
○井上(和)委員 去る八月の二十四日、アメリカの会計検査院が日米間のバードンシェアリングに関する報告書を公表いたしております。それによりますと、アメリカ当局は、日本が今以上の財政支援を提供できると考えておる。特に、日本が、光熱費、日本人従業員の本給あるいは艦艇の修理といった残りの...全文を見る
○井上(和)委員 なかなかわかりにくかったのですが、だから、こういうふうなアメリカ側の要求というものがあって、それは現行地位協定が調印されたときと比べて違っている、だからこれはやってもいいんじゃないですかというふうな話になっていて、だから地位協定の改定はしないままでこういうことは...全文を見る
○井上(和)委員 ちょっと聞き方が悪かったのかもわかりませんが、こういう話が出ておるだけだということで言われるわけですが、例えばこれが具体的な問題としてそういうふうにアメリカの意見としてじゃなくして正式な要望としてやってきた場合に、日本は、これは地位協定の改定を必要とすることです...全文を見る
○井上(和)委員 地位協定というものは非常に大事でもありますし、ここに決められておりながら、私どもから考えますとなしくずし的にといいましょうか、現行のままでもって円建てでどんどんやられるということが起こるということになりましたら、まさにこの経費負担についての歯どめというものがなく...全文を見る
○井上(和)委員 この問題と多少関連をいたしましてお伺いをしておきたいと思いますが、それは駐留経費と次期防の総額との関係であります。これは、仮に次期防も総額明示方式というものをとったという場合に、その次期防期間内に駐留経費についての新たな負担増というものが行われたとした場合に、次...全文を見る
○井上(和)委員 だから、別枠をつくって云々というようなことは今のところ考えていないということですね。そうですね。
○井上(和)委員 先ほど来「なだしお」につきまして大変細かな質疑、議論がなされました。私は、これにつきましても、大変大きな問題であると思いますので、一応言われております改ざん問題といいましょうか、あるいは修正問題というのですか、これの全体的な流れについて御説明を願いたいと思うので...全文を見る
○井上(和)委員 実は、米ソでは、海の縄張り争いを避けるとともに衝突事故を避けるために一九七二年に公海及びその上空の事故防止協定というものを結んでおります。米ソ両海軍共用の特別信号というものを三十六種類も定めて、衝突しそうになったら光や旗を使って相手にそれを伝える仕組みだそうであ...全文を見る
○井上(和)委員 それで、我が国の海上自衛隊はどうしておるかというと、米ソの防止協定の信号をそのまま使用しておるというふうに言われております。これもそうですか。
○井上(和)委員 それでは改めまして、公海及びその上空の事故防止協定というものは、あれだけの事故があったことでもございますので、また現にそうやってアメリカとソ連あるいはソ連とイギリスでも結んでおって、地理的にいいましても日本がこれを結んでいないという方がむしろおかしいのではないか...全文を見る
○井上(和)委員 それは非常におかしいと思うのですよ。これは人の命にかかわる問題であって、現に「なだしお」の事故というのは人が死んでおる。そういうふうな問題が起こりやすい日本海でありますし、だから人命救助ということは何よりも大事だと私は思うわけでありまして、北方領土の問題があるか...全文を見る
○井上(和)委員 これは人命に関する問題でありまして、ぜひ取り組んでもらいたいというふうに思います。  それから、先ほども議論がございましたが、自衛隊の隊員の確保の件であります。大変難しいような状況でありますが、まず、来春の高卒予定者の募集の状況はどういうふうなぐあいか、予測さ...全文を見る
○井上(和)委員 大変だと思いますが、しっかりそれはそれなりの努力を願いたいと思います。  それと、自衛隊の平均年齢はどのくらいなんですか。二、三年で結構ですけれども、その動きにつきましてちょっとお聞きしておきたいと思うのです。
○井上(和)委員 これはどういうふうに動いていますか。どういうふうな流れになっているかというのが私は知りたいわけであります。高齢化しているんじゃないかなとか、あるいは若年化しているのか、そんなことが知りたいわけですから、ここだけ言ってもらってもわからぬです。
○井上(和)委員 余り大きな変化はないというのが姿であると思います。  それでは、時間も参りましたので最後に、防衛施設庁の関係になると思いますが、海上自衛隊が那覇市に建設中の対潜水艦戦作戦センター、この建設に関して情報公開問題で地裁の判決があったというふうなことが報道されており...全文を見る
○井上(和)委員 これは大変重要な問題でもございますし、一概に現時点でもって私ども自体も判断できにくいような大変大事な問題だというふうに思いますが、これについてどういうふうな基本的な方針というもの、対処の仕方をお考えになっておるのか、伺って終わりたいと思います。
○井上(和)委員 以上で時間が参りましたので終わりたいと思います。ありがとうございました。
11月30日第116回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○井上(和)委員 給与法に関連をいたしまして、若干御質問いたしたいと思います。  日本人は働き過ぎである、こういうことを海外からも特に言われております。この働き過ぎということが原因になりまして、過労死が最近社会問題となっておると思います。時代的な流れといいましょうか、技術革新あ...全文を見る
○井上(和)委員 人事院に重ねてお伺いをしたいと思いますが、国家公務員の公務災害の申請件数並びに認定数、さらにはこの数年間におきます死亡者数等の推移につきまして、どのようになっておられるかお伺いをしたいと思います。
○井上(和)委員 この過労死について、民間におきまして、労災保険の適用が業務上の理由による死亡かそうでないかというような判断が大変難しいということで、認定をめぐりましてしばしば対立といいますか、トラブルが起こっておるというふうに認識をしております。遺族の中には、労災申請すれば補償...全文を見る
○井上(和)委員 この際ですので、公務災害認定基準というのはどのようになっておるか、これをお伺いしておきたいと思います。
○井上(和)委員 ただいま御説明いただきましたが、一昨年、二十六年ぶりに過労死の労災認定の基準というものが緩和をされました。旧の基準は、倒れる前日に従来の業務と比べて過激な出来事があった場合しか労災ということを認めなかったということでありますが、新基準では、ただいまありましたよう...全文を見る
○井上(和)委員 次に、大蔵省にお伺いをしたいと思うのですが、成田の新東京国際空港に成田税関の支署がございます。この税関の職員の業務は大変重要なのであります。特に、輸入貨物の検査を初めとしまして、税関手続、旅具、徴税事務等がありますが、輸出入貨物の増加、さらには出入国の旅客数の増...全文を見る
○井上(和)委員 ないという御答弁なんですが、医学的に言いましても、これは過労死ですという病名はないと思います。心筋梗塞であったり、あるいは脳内出血なり、脳溢血なり、そういう死因だろうというふうに思うのでありますが、こういう点で、実態というもの、その点はどういうふうに考えておられ...全文を見る
○井上(和)委員 人員の配置状況等の調査、そういうことも含めましてもっとしっかりとやってもらいたいと思うのです。この記事にも載っておりましたように、大変労働が過重であるということは事実だと思いますので、これについて、今後のことも御答弁を願いたいと思います。
○井上(和)委員 最後に、総務庁にお伺いをしたいのですが、全国八十三万の国家公務員を所管をされておりますが、先ほど申し上げましたように、経済的なあるいは社会的な急激な変化あるいは進展によって、それぞれの部署において大変業務量がふえているというようなところが出てくるであろうと思いま...全文を見る
○井上(和)委員 どうもありがとうございました。  時間が参りましたので、終わります。
12月01日第116回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○井上(和)委員 総理にお越しをいただいておりますので、私は初めに平成二年度予算についてお伺いをいたしたいと思います。  これは防衛費にも大きくかかわる問題でもございます。そこで、政府予算案というのは本年じゅうに決定をされるのか、それとも来年に越されるのか、これについて総理のお...全文を見る
○井上(和)委員 平成二年度予算案の編成作業が今進んでおるということでありますが、これは消費税の見直しによる予算編成になりますか、そのあたりをお教えいただきたいと思います。
○井上(和)委員 予算についてでありますが、国民の審判を受けてからだというような意見も新聞投書なんかにありましたり、いろいろな意見が出ておるわけであります。本格的な審議というのを国民の審判を受けてから行うべきだ、こんな声のあることに対しまして一言お願いをしたいと思います。
○井上(和)委員 当委員会におきましても種々議論がございました。戦後四十年以上続きました世界の枠組みというものが大きく今変わろうとしている、これは事実だと思うのですが、特にベルリンの壁が崩れ、戦後の東西関係の枠組みというものが非常に大きく変わり、まさにヤルタ体制の終えん、こういう...全文を見る
○井上(和)委員 総理は明年の一月八日から東欧を訪問される、こういうふうに仄聞をいたしております。これについてでありますが、政府は既にポーランドの通貨安定基金に一億五千万ドルの支援措置を表明をされております。これで我が国の東欧への経済支援というのには前提条件を考えておられるかとい...全文を見る
○井上(和)委員 東欧における動きというのが非常に急激でありまして、まさに日を追って変化をすると言っても過言ではないというふうに思うわけでありますが、この動いておる東欧の政策について我が国の対応の仕方というものをできましたらもう一度お話しをいただいたらと思います。
○井上(和)委員 次に、駐留費の問題につきましてでありますが、アメリカが日本に負担増を求めております在日駐留米軍経費、いわゆる思いやり予算についてであります。ブッシュ大統領は二十九日、一九九〇会計年度国防支出権限法案に署名をいたしております。その中で附帯条項として、日本政府に対し...全文を見る
○井上(和)委員 独自の判断をされるということは大切でありますし、これに対しては慎重に当たっていただきたいと思うのですが、こういうふうなことがどんどん言われるということになってまいりますと、また、現実に思いやり予算もかなり大きなものが組んでございます。そういうふうになりますと、現...全文を見る
○井上(和)委員 今お話もございましたようにまさに国際的にはデタント、これが流れでございます。アメリカの世界からの撤退、こういうことであります。それに伴いまして、同盟国の肩がわりということが結局予想される。これは流れがそういうふうになるのだろうというふうに私は思うわけでありますが...全文を見る
○井上(和)委員 先月二十七日から三日間にわたりまして我が党の石田委員長が沖縄の基地、教育、戦後処理問題などの調査のために沖縄県に参りました。そして、二十八日に在沖縄米軍海兵隊基地の司令官、ロバート・B・ジョンストン准将と会談を行いました。その中で石田委員長は、沖縄返還協定で日米...全文を見る
○井上(和)委員 防衛庁長官の御答弁をいただいたわけですが、もう一歩具体的にお伺いをしたいと思うのです。  こういうふうな実務的な作業が進んでおるわけであります。これは沖縄にとりましても、また日本の国にとりましても、大変重要な問題でもあると思います。この日米間で返還合意済みの米...全文を見る
○井上(和)委員 さらに、基地の問題に関連をいたしまして、事件、事故というものがよく起こるわけでありまして、これに対する対策として、県あるいは国、防衛施設庁等がもっと積極的に米軍と住民との調整役を果たすべきではないかというふうな話をいたしました。そして、東京にそういう調整をする委...全文を見る
○井上(和)委員 時間が限られておりますので先に行きたいと思います。  次に、次期防計画についてお尋ねをしたいと思うのです。  現在防衛庁におきまして次期防の策定作業が進められておると聞いておりますが、スケジュールから見ますと、来年の夏には平成三年度のいわゆる次期防における初...全文を見る
○井上(和)委員 今のまさに国際的な流れというものからいいますと、軍事的なものに対して変化がないというような考え方だけが強く述べられるということは、この理念の方向を決める上において非常に問題があるのではないかというふうに私は思います。そういう意味で、今の流れというものをもっと大事...全文を見る
○井上(和)委員 将来を見通していく上で枠組みを守るということでありますが、むしろ将来の見通しというものをしっかり考えたらそれに対しては新しい柔軟な態度をとらなければならぬ、これが正しいのではないかと私は思います。  それで、平成二年度予算の概算要求でありますが、防衛費は六・三...全文を見る
○井上(和)委員 次に、防衛白書についてお伺いをいたしたいと思います。  この防衛白書では、極東におけるソ連軍の軍事力についてこのように述べております。質的な面での増強が進んでおるということによって、「わが国に対する潜在的脅威であるのみならず、この地域の軍事情勢を厳しくしている...全文を見る
○井上(和)委員 時間が参りましたのでこれが最後の質問になると思うのですが、こういうふうな現在の動きというものの中におきまして、特にソ連の状況でありますが、経済的にあるいは民族問題などいろいろな事柄がソ連の中にも起こっております。しかしながら、ペレストロイカ路線あるいは軍縮路線、...全文を見る
○井上(和)委員 時間が参りましたので終わります。ありがとうございました。
12月05日第116回国会 衆議院 本会議 第12号
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○井上和久君 私は、公明党・国民会議を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行うものであります。(拍手)  新しい世紀を目前にした今、文明的レベルで世界が大きく劇的に大転換してきました。それは、一国のシステムを根底から変えるという五十年、百...全文を見る