井上章平

いのうえしょうへい



当選回数回

井上章平の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月20日第101回国会 参議院 決算委員会 第3号
議事録を見る
○説明員(井上章平君) 最明寺川、天神川とも背後地は市街地でございますので、兵庫県では水防計画書の中で重要水防区域として指定いたしております。その、ただいま申し上げました河川の一部が危険A区域に指定されております。
○説明員(井上章平君) 流域の開発行為の著しい河川におきます河川改修につきましては、従来から重点的にその促進を図る努力をしてまいったところでございますが、これらの地域の開発者に対しましては、流域開発と河川整備との整合を極力図るために、たとえば防災調整池の設置等、個々具体の事例に即...全文を見る
○説明員(井上章平君) 開発行為によりまして河川の治水安全度が低下いたしますことは避けなければなりません。そういうことで、これら開発行為に関連する河川につきましては、原則といたしましては、一つは河川改修を実施して下流の安全度を十分確保して開発行為を行うということと、もう一つは、そ...全文を見る
03月02日第101回国会 衆議院 建設委員会 第2号
議事録を見る
○井上(章)政府委員 冬期間、雪捨て場として河川敷を一時使用することにつきましては、既に従来より河川敷の状況を個別的、具体的に判断いたしまして、住民の要望にできるだけこたえるという形で、河川管理に支障のない方法で承認しておるところでございます。今後とも、例えばやがて融雪期に入るわ...全文を見る
○井上(章)政府委員 公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法は河川局の所管でございますので、私の方からお答え申し上げたいと思いますが、ガードレールは、先ほど来お話がございましたように、これは道路附属物として、これのみでは現在の国庫負担法の対象にならない。その理由は、やはり小規模であ...全文を見る
○井上(章)政府委員 小川原湖の総合開発事業につきましては、現在計画を変更する考えなく進めておるわけでございます。
○井上(章)政府委員 河川局所管事業は三つございますが、まず第六次治水事業五カ年計画でございます。これは五十九年度で第三年度に入りますが、五十九年度予算を含めまして計画進捗率は五四・五%でございますが、これが四六・三%でございまして、残伸率を見ますと四三・八%となりますので、かな...全文を見る
○井上(章)政府委員 第六次治水事業五カ年計画につきましては、先生御指摘のように、三年間での累積進捗率は四六・三%でございます。したがいまして、残り二カ年の残伸率は四三・七%になるわけでございます。近年の財政制約のもとで、この五カ年計画の達成の見通しは非常に厳しいことは考えられま...全文を見る
03月09日第101回国会 衆議院 建設委員会 第3号
議事録を見る
○井上(章)政府委員 先ほど先生から御質問のございました水害保険につきまして補足説明をさせていただきたいと思います。  水害が発生した場合の被害者救済につきましても、私どもは非常に重要なところであるというふうに認識いたしております。したがいまして、建設省としましては、従来から洪...全文を見る
○井上(章)政府委員 昭和五十六年現在の調査でございますが、建設省所管ダム百九十七施設の堆砂量の合計は約二・四億立方メーターでございます。これは総貯水容量に対する比率としては四%、それからダムの計画堆砂量に対する比率で申し上げますと約三〇%となっております。これは全般的にはそれほ...全文を見る
03月10日第101回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
議事録を見る
○井上(章)政府委員 泰阜ダムの水利権の更新申請はいまだ提出されておりません。水利権の更新の申請につきましては、許可期限の六カ月前から一月前までに建設大臣に対して出されるということになっております。水利権の更新の申請がありました場合には、河川法の定めるところによりまして、長野県知...全文を見る
○井上(章)政府委員 そのとおりでございます。
○井上(章)政府委員 ただいま先生からお話のありました松尾地区でございますが、これはただいま大臣からお話し申し上げましたように、川路、竜江、竜丘地区からはさらに上流であって、その間に鵞竜峡という狭窄部があって、その鵞竜峡の上流側であるというような位置関係でございます。そういうこと...全文を見る
○井上(章)政府委員 この泰阜ダムの堆砂による天竜川、それより上流地域の影響につきましは、従来から私どもで調査を進めてまいってきておるところでございます。とりわけ六十年にはこの水力発電の水利権の更新が行われるという時期に差し迫っておることもありまして、私どもとしては、広くこれらの...全文を見る
○井上(章)政府委員 河川管理者として建設省が行います。
○井上(章)政府委員 ただいま考えられますという表現をいたしたわけでございますが、私どもは京都大学の防災研究所の芦田和男先生を委員長とする委員会をつくりまして、この委員のメンバーとしては全国のこういうダム堆砂あるいは河川の水理関係の専門家、権威者を集めまして、その委員会でいろいろ...全文を見る
○井上(章)政府委員 できるだけ早い機会にいただきたいと考えております。
○井上(章)政府委員 天竜川上流部土砂対策技術検討委員会という名前でございますが、この委員会の結論は私どもはいただいておりますが、それを建設省の見解とするための詰めを合いたしているということでございまして、この委員会の結論は既に、ただいま私が申し上げたような結論は出ております。
○井上(章)政府委員 この検討委員会は、純粋学術的な見地から御検討願っておるわけでございます。しかし、私どもも長年この天竜川を管理しておりますので、私どもがその検討委員会の結論を受けて、ただいま鋭意その内容について詰めておる段階でございますので、はっきりあるなしということをここで...全文を見る
○井上(章)政府委員 これは長年懸案の問題でございまして、私どもも結論を公にする場合にはしっかり詰めた上で行いたいと思っておりますので、もうしばらく時間をいただきたいと思います。
○井上(章)政府委員 そのように努力いたしたいと思っております。
○井上(章)政府委員 恒久対策の概要をかいつまんで申し上げますと、これは昨年の十二月に発表したものでございますが、まず第一に、泰阜ダムの影響ありという前提のもとに、影響の排除の方策として、川路、竜江、竜丘地区においで、地上げ等を基本に置いて今後具体的にその方策を検討するということ...全文を見る
○井上(章)政府委員 これは泰阜ダムによってどれだけ河床なり洪水時における水位がこの地点で上昇したかということになるわけでございまして、私ども、先ほど来申し上げましたように、詰めております。したがって、まだ何メーターであるということを具体的に申し上げる段階ではないわけでございます...全文を見る
○井上(章)政府委員 先ほど申し上げましたように、できるだけ早く発表できる段階にこぎつけたいと考えております。
○井上(章)政府委員 まだはっきり申し上げられないのは残念でございます。
○井上(章)政府委員 先生御承知のように、天竜川は暴れ天竜と言われておりますように、古来から非常に災害、水害の多い、逆に言えば治水対策の非常に難しい河川でございます。でございますので、私どもは、当面、昭和三十六年洪水が非常に大きかったわけでございますので、これを計画の対象といたし...全文を見る
○井上(章)政府委員 恒久対策は、ただいま申し上げましたように、泰阜ダムの影響をなくすための地上げと、それからこれは本来河川管理者の責務でございます治水対策、これを両方一体となって進めようというのが恒久対策の中身でございますので、中部電力さんが負担して行う事業と私どもが河川管理の...全文を見る
○井上(章)政府委員 先ほども申し上げましたようにまだかさ上げ高が確定していないということでございまして、中部電力が負担する金額はかさ上げ高によって非常に大きな差異が生じてまいります。したがいまして、まだそういうどの程度ということもお話し申し上げる段階ではないのでございますけれど...全文を見る
○井上(章)政府委員 そのとおりでございます。
○井上(章)政府委員 これは洪水調節ダムの本質的な問題でございますが、多くのダムがありますときのそれぞれのダムの洪水調節計画は、おのおののダムが一体となって下流に十分な調節の効果が発揮されるように計画されるものでございます。そして、ダムの洪水時における運用につきましても、この計画...全文を見る
○井上(章)政府委員 昭和六十年三月に水利権の更新が来るわけでございますので、私どもといたしましては、ただいま地元に御協議申し上げております恒久対策をさらに詰めまして、地元の御理解を得て滞りなく更新できるように努力してまいりたいと考えておるところでございます。
○井上(章)政府委員 ただいま大臣からお話のございましたように、第六次治水事業五カ年計画におきましても、都市河川対策は最大の課題として積極的に推進することといたしております。  それで、この第六次五カ年計画を策定するに際しまして、私どもは治水事業の長期構想というものをつくりまし...全文を見る
○井上(章)政府委員 一万一千キロの都市河川すべてを完成いたします経費は、実に六兆四千四百億円という膨大な金額でございます。したがいまして、これをすべて完成するには相当長期を要するであろうと思いますが、私どもとしては何とか昭和七十年度までに概成いたしたい。概成するという趣旨は、す...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生から御指摘いただきましたように、都市河川は非常に難しい問題を抱えております。都市化が進展いたしまして都市河川の範囲は拡大するわけでございますが、これらの一般的な特徴は、先生から御指摘がありましたように、流域内の保水、遊水機能が流域の都市化現象によって失わ...全文を見る
○井上(章)政府委員 洪水対策は本質的には河川の能力を増大することが一番重要なことでございます。したがって、河川改修事業を積極的に進めております。しかし、それだけでは先ほど申し上げましたような流域で起きた現象についての対策にはなりませんから、私どもとしては、宅地等の開発行為に際し...全文を見る
○井上(章)政府委員 都市河川の対応策というのは非常に難しい面がございますので、私どもは、従来から、土木研究所等を通じましてさまざまな研究あるいは手法開発を行ってきておるわけでございます。  その成果といたしましては、まず、流域の開発あるいはさまざまな都市の利用状況の変化に対応...全文を見る
○井上(章)政府委員 神田川につきましては、典型的な東京の都心部を流れる都市河川でございますが、これにつきましては、昭和五年から改修を進めておりまして、一たんは時間雨量三十ミリの計画は完成したわけでございます。その後の上流域の都市化に対応いたしまして、四十三年から今度は時間雨量五...全文を見る
○井上(章)政府委員 神田川の時間雨量五十ミリ対策といたしましては、五十八年度末時点で事業量として五一%の進捗率、ただいま大臣から御説明があったとおりでございます。  それから、全体がいつ完了するかということでございますが、これは時々の財政事情にも左右されますので非常に難しいわ...全文を見る
○井上(章)政府委員 特に完成時期については定めていなかったと思います。
○井上(章)政府委員 神田川は代表的な都市河川、首都の中央部を貫流する河川でありますので、私どもといたしましても全力を挙げて改修促進に努めてまいりたいと思っております。
○井上(章)政府委員 よく承知いたしております。
○井上(章)政府委員 東京で時間雨量五十ミリというのがどういう確率になるかと申し上げますと、大体三分の一ないし五分の一つまり、三年に一回ないし五年に一回そういった雨が降るようでございます。そういうことから申し上げますと、五十ミリ対策が完了いたしましても、やはり異常な集中豪雨等がご...全文を見る
○井上(章)政府委員 現在五十ミリで事業を進めておりますが、しかし、ごらんのように、川幅を広げてさらに七十五ミリ、百ミリ対策をするということはもう不可能でございます。したがいまして、私どもは、五十ミリからさらに進む場合の方策といたしましては、流域における雨水流出の抑制策あるいは計...全文を見る
○井上(章)政府委員 旧中川を初めとする東京都江東内部河川につきましては、大地震災害を防止するために、昭和四十六年から耐震対策河川事業を実施しておるわけでございます。事業の内容はもう御承知と思いますが、在来の河川護岸を強化する耐震護岸方式、これは主として隅田川沿いに展開しておりま...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生御指摘のように、治水事業は国の根幹を形成する事業だと認識いたしております。そのために私どもも五カ年計画を数次にわたって作成し、今日まで続いてまいったわけでございます。現在、実施しておりますのは、第六次治水事業五カ年計画でございまして、総額十一兆二千億円を...全文を見る
○井上(章)政府委員 中川、綾瀬川の総合治水対策につきましては、昭和五十五年度から特定河川に指定されまして、流域市町村の関係者及び河川管理者から成る流域総合治水対策協議会を、同年八月に設置いたしたところでございます。この協議会におきまして、三年間さまざまな調査検討をしてまいりまし...全文を見る
○井上(章)政府委員 制度としては五十九年度から発足する新しい制度でございますが、第一番に着手いたしますのが、この中川、綾瀬川流域内にあります吉川地区でございます。近年、大都市圏から発生する建設残土が大量にこれらいわゆる遊水地域、中川、綾瀬川で申しますと、埼玉県の東部の低地地域に...全文を見る
○井上(章)政府委員 埼玉県東部地域の低地につきましては、これは、ここを流れております中川、綾瀬川の一種の遊水機能を維持してきた地域でございます。これらの遊水機能の確保は、これらの河川の治水対策上非常に重要な事柄でございますが、しかし、先ほど総合治水対策で申し上げましたように、こ...全文を見る
○井上(章)政府委員 垳川はただいま先生がお話しございましたように、東京都と埼玉県の県境をなす河川でございまして、南岸が東京都、北岸が埼玉県になるわけでございます。それぞれにおきましてただいま改修を鋭意進めております。  進捗率でございますが、埼玉県側で申し上げますと、整備区間...全文を見る
○井上(章)政府委員 新方川につきましては、五十七年の九月の災害によりまして、浸水家屋六千戸という大きな災害を受けたわけでございます。したがいまして、これは再度災害を防止するためのいわゆる激特事業に該当いたしますので、五十七年から激特事業として実施いたしております。  その範囲...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいまお話のございました海岸はかつては豊かな砂浜でございました。しかし、近年海岸浸食が進行し、また台風などによる災害を受けてきたところでございます。  このような状況から、建設省におきましては昭和二十五年から補助事業、三十六年度から直轄事業として海岸事業...全文を見る
○井上(章)政府委員 特定保水池整備事業につきましては、五十九年度に新しい制度として発足しようとしておるものでございます。先生がお話しになりました境川の稚池調整池でございますか、これにつきましては、その適用第一号として予定されているものでございます。これは既設の暫定調整池でありま...全文を見る
○井上(章)政府委員 新しい制度でございまして、五十九年度はとりあえず三カ所について実施する予定でございます。
○井上(章)政府委員 来年度の予算で都市河川として実施いたしますものはいろいろな種類がございますが、トータルいたしますと千七百八十七億円余でございます。これは前年度に比較いたしましてほぼ同額でございます。それから貯留浸透事業といいますのは、実は五十八年度から新規に事業化されたもの...全文を見る
○井上(章)政府委員 都市河川対策につきましては、現行の第六次五カ年計画におきましても最重点課題として取り組んでおるところでございまして、残念ながら財政事情のために予算はそれほど増大いたしておりませんが、私どもといたしましても、最大限の努力を今後続けてまいりたいと思う次第でござい...全文を見る
○井上(章)政府委員 流域貯留浸透事業につきましては、先ほど御説明申し上げましたように、昭和五十八年度から発足した事業でございまして、目黒川流域の鳥山工業高校等六カ所で実施をいたしております。さらに五十九年度につきましては、三億六百万円をもちまして新規に十八カ所に着手することとい...全文を見る
○井上(章)政府委員 学校のグラウンドあるいは公園などの公共公益施設を利用いたしましてこの事業は始められております。ところで、こういった貯留浸透対策は、河川の上流域でありますほど効果が大きくなるという問題があります。またその流域内における位置関係もさることながら、確保されるべき広...全文を見る
○井上(章)政府委員 先ほど来から申し上げておりますように、この制度は発足したばかりでございます。ところで、総合治水対策のお話がございましたが、総合治水対策ということで、治水対策を河川改修だけでなしに、流域においても、それぞれの地先で雨水をためて洪水の流出増大を防ぐというのが総合...全文を見る
○井上(章)政府委員 初めに、濁川の改修状況について御説明申し上げます。  御承知のように、この川は県都甲府市を貫流する重要な河川でございます。そのために、昭和四十三年度から中小河川改修事業として改修を進めてまいっております。ところが、昭和五十二年の八月に、集中豪雨によりまして...全文を見る
○井上(章)政府委員 四億五千六百万円は五十八年度の予算でございます。五十九年につきましては、ただいま検討中でございます。まだ発表の段階にはないわけでございます。
○井上(章)政府委員 河口湖は昨年記録的な豪雨によりまして、大きな災害、長期間湛水という被害をこうむったわけでございます。これを受けまして、このような洪水に対してもこのような事態にならないようにするための恒久的な対策につきまして、現在いろいろ調査を継続いたしておるわけでございます...全文を見る
○井上(章)政府委員 これはいずれいろいろ河川ごとの配分作業が行われるわけでございますが、その中で、まず河口湖を新規事業として採択するかどうかというものがその前にございまして、それから予算が決まるという段階を踏むわけでございますが、私どもといたしましては早くこの調査をまとめまして...全文を見る
○井上(章)政府委員 放水路をつくりますとした場合に、その放流先のことでございますけれども、これはただいまいろいろ案をつくって検討しておる段階でございます。ただ、先生からお話のございました桂川へ直接落とすということになりますと、物理的にも非常に長いトンネルを必要といたしますので、...全文を見る
○井上(章)政府委員 北上川は東北第一の大河でございまして、しかも大小多くの支川を集めておりますし、岩手県から宮城県に入りますに、非常に長い狭窄部を抱えておる特異な河川でございます。そういうことで、この北上川の改修につきましては、古くから鋭意実施してきたわけでございますが、何分に...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいま申し上げましたように、治水対策はさまざまな手段を用いましてやっておりますので、実はこれ全体の進捗率というのは私ども計算はいたしていないわけでございますが、ダムにつきましては先ほど申し上げたとおりでございますし、堤防につきましては大体五割程度、一関遊水...全文を見る
○井上(章)政府委員 現存いたします石淵ダムは、昭和二十一年に着手いたしまして二十八年に完成したダムでございまして、総貯水容量が千六百十五万トンという非常に小規模なダムでございました。  私ども北上川の治水対策を進めてまいります上で、これは胆沢川にできておるわけでございますが、...全文を見る
○井上(章)政府委員 五大ダム構想の治水計画を策定した時点におきまして、これは昭和十六年でございますが、このときに一関市下流の狐禅寺というところがございますが、ここの計画高水流量は七千七百トンでございまして、五大ダムによりまして、このうち二千百トンをカットして五千六百トンを下流に...全文を見る
○井上(章)政府委員 これらにつきましては広範な調査を必要といたしますので、いつごろということについてはまだお話しできる段階ではないわけでございます。
○井上(章)政府委員 カスリン台風の際の磐井川の大はんらん、これは私どもも十分承知いたしております。ただ、磐井川は支川でございまして、この上流のダムの適否につきましては、まだ調査の域を出ていないという状況でございます。
○井上(章)政府委員 北上川につくりました五つのダムの構想は古くからあったわけでございますが、まさに先生おっしゃるようにTVAの日本版でもあったわけでございます。これにつきましては非常に努力をいたしました結果、五十六年に五ダムすべて完成する運びとなったわけでございまして、北上川は...全文を見る
○井上(章)政府委員 年間の投資額がおよそ三十億円程度でございますので、それを割っていただければよろしいわけでございますが、ただ、そういった形では到底この遊水地事業は進められませんので、今後進捗いたしますとともに、事業の効率的な計画的推進を図るべく最大限の努力をいたす所存でござい...全文を見る
○井上(章)政府委員 一関周辺の治水対策の上で、磐井川の処理は非常に大事なことでございます。そのために、この一関遊水地事業の中におきましても、この周辺の対策を第一に取り上げまして、これにつきましては既に磐井川のつけかえも完了したわけでございまして、ただいまこの周辺の堤防を築造して...全文を見る
○井上(章)政府委員 ちょっと聞き取りにくかったわけでございますが、何橋でございましょうか。
○井上(章)政府委員 斐伊川の治水につきましては、昭和四十七年に大きな洪水があったわけでございまして、それを契機として計画の見直しを行いまして、五十一年の七月に現在の治水計画ができ上がったわけでございます。  この内容は、先生ただいまお話があったとおりでございまして、斐伊川から...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生が御指摘ございましたのは、志津見ダムと大橋川の拡幅でございますが、まず志津見ダムについて申し上げますと、この事業は昭和四十七年ごろから、私ども予備調査に入りまして、五十八年から実施計画調査に着手したダムでございます。これは神戸川の上流頓原町に設けるダムで...全文を見る
○井上(章)政府委員 このダムの調査は、四十七年からおよそ十年間かけてきまざまな広範な調査を継続してまいりました。その結果、ダムに適するという判定を得て今回実施計画調査に入ったわけでございます。それで、実はこのダムの上流に中国電力の来島ダムというのが既設でございます。これらの状況...全文を見る
○井上(章)政府委員 斐伊川放水路事業によりまして、大社湾の漁業に影響があるであろうということは十分推測されるところでございまして、私ど竜といたしましては、大社町の漁協等と綿密に連絡をとり合いまして、この影響調査について昭和五十一年から東海大学海洋研究所に、五十八年からは日本水産...全文を見る
○井上(章)政府委員 先ほど来申し上げております斐伊川の水系の治水対策は三点セットというお話がございましたが、もちろん宍道湖あるいは中海の海岸堤を設置して、これらの沿岸の洪水、はんらんを防止することも含まれておるわけでございます。これらの水系全体を通しての計画の中でこういうことが...全文を見る
○井上(章)政府委員 中浦水門が最下流端になるわけでございますから、ここの流出容量といいますか、それはもちろん上流の治水に非常に大きな影響があります。しかし、私どもは、先ほど来申し上げておりますような水系全体とした治水計画をもとにいたしまして、放水路計画あるいは大橋川の拡幅計画、...全文を見る
03月12日第101回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
議事録を見る
○井上(章)政府委員 次に、北千葉導水事業の概要について御説明申し上げます。  この北千葉導水事業は、利根川下流部と江戸川を連絡いたします延長約二十八キロメートルの流況調整河川でございます。これを建設することにそれから湖沼水質としてはワーストワンと言われております手賀沼の水質浄...全文を見る
○井上(章)政府委員 北千葉導水路は開水路の部分と管渠になる部分とに分離されるわけでございますが、管渠になる部分につきましては、その地表面の利用につきましては地元の関係者といろいろ御協議申し上げているところと伺っております。できる限り環境に配意した地元の要望にこたえたものにいたし...全文を見る
○井上(章)政府委員 加古川大堰につきましては、ただいま先生御指摘のような目的をもちましてただいま建設をいたしております。加古川の治水、利水上極めて重要な多目的せきでございます。この大堰は昭和五十五年から建設事業に着手したわけでございまして、現在本体工事を実施中のほか、河道掘削、...全文を見る
○井上(章)政府委員 千曲川の改修でございますが、この千曲川の特性といたしまして、はんらん原と狭窄部が相互に交錯するというような河川でございます。しかも、その狭い河川沿いのはんらん原に多くの集落があって、昔から洪水に苦しめられた地域というふうに私どもは認識いたしております。このよ...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいまの御質問の前段でございますが、何分にも全国の河川治水事業がおくれておりまして、治水安全度が低いという現状から見まして、千曲川と全国の河川はほぼ同様な状況にあるということを御認識いただきたいわけであります。  それで千曲川の危険箇所でございますが、ま...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生のおっしゃるとおりでございます。
○井上(章)政府委員 千曲川の砂利採取につきましては、現在特に強い規制を行っているということではございません。河川管理上支障のない範囲で、むしろ積極的に砂利採取が行われているというふうに私どもは理解しております。年によって違いますが、年間大体三十万立方メーター程度の砂利採取が現在...全文を見る
○井上(章)政府委員 私どもといたしましては砂利は骨材資源でございますので、できるだけ砂利採取を行うことによって、それを含めて河床整理に努めてまいりたい、このように考えております。
○井上(章)政府委員 ただいま先生から御指摘いただきましたように、この大東水害裁判の最高裁判決におきまして、河川の管理責任あるいは瑕疵の有無の判断の基準をいただいたというふうに理解いたしております。これは判断基準でございますので、しかもかなり抽象的に表現されております。私どもとい...全文を見る
○井上(章)政府委員 最高裁判決で述べられておる「河川」は河川法の言う河川であろうと私どもは判断いたしております。
○井上(章)政府委員 ただいま私から申し上げましたように、最高裁の判決の前段で河川管理について述べているところにつきましては、これは河川法の河川を指すというふうに理解いたしております。
○井上(章)政府委員 先生が御指摘になりましたように、荒川は江戸時代に大きな改修をいたしまして治水の安全度を上げておるわけでございますが、その主要な工事の内容を見ますと、何といっても江戸を守るためということを第一目標に置いて、したがいまして、大きな遊水地等を築造したというような経...全文を見る
○井上(章)政府委員 明治以降の荒川の改修の歴史を見ますと、昔は隅田川が本川でございましたが、荒川放水路をつくりまして、これによって流下能力を著しく増大させてきたわけでございます。しかしながら、何といいましても荒川中流域における遊水効果、これはこの河川の主要な治水上の安全を確保す...全文を見る
○井上(章)政府委員 工事実施基本計画は昭和三十九年の新河川法の施行に伴いましてすべての河川について策定されることになりました。荒川も一番最初の一級河川指定が行われ、その時期からこの工事実施基本計画に基づいて事業を実施いたしておるわけでございます。これはいわば非常に壮大な改修計画...全文を見る
○井上(章)政府委員 私どもは、一つには、河川は、そのときどきの洪水の発生状況あるいは流域の開発の状況等、非常に河川を取り巻く事態が急変することが間々あるわけでございます。したがいまして、臨機応変な措置を講じて、全国各河川の全体としての治水安全度を段階的に高めていくというような考...全文を見る
○井上(章)政府委員 今ちょっと調べさせていただきます。
○井上(章)政府委員 今私この荒川の改修計画の縦断図を見ておるわけでございますが、これで水位を見ますと、計画高水位にいたしましても昭和樋門のところで大体七メーター二、三十であろうかと思います。
○井上(章)政府委員 洪水の程度によりますが、理解できます。
○井上(章)政府委員 この荒川の流域でございますが、埼玉県東部地域に入りますと、非常に低平地に差しかかってまいります。この地帯は昔からこの荒川の洪水による水位が上がるために、内水の排除が困難な地域というふうに理解しておりまして、事実幾たびか洪水のたびごとに浸水した実績がございます...全文を見る
○井上(章)政府委員 この地域は首都圏の重要な地域でございまして、日々都市化が進行いたしております。そのためにこれらの荒川に注ぎます支川の内水問題は極めて重要な地域の問題であるというふうに理解しておるところでございます。
○井上(章)政府委員 この内水対策の手法でございますが、先生おっしゃいますように、確かに荒川本川の水位が上がらないうちに早く支川の水を出すということは一つの方法でありましょう。しかしながら荒川は大河川でございまして、非常に長期間洪水が継続いたします。それで幾ら早く出しましても水は...全文を見る
○井上(章)政府委員 荒川の改修につきましては、下流から支川、入間川ほぼ全域にわたりまして堤防のかさ上げ、護岸等を実施いたしております。
○井上(章)政府委員 特に短期的な目標は掲げておりません。
○井上(章)政府委員 なかなか河川事業といいますのは長期的な見通し――計画は極めて長期的な目標を掲げて進めておりますが、事業の実施につきましては社会的な要因あるいは財政上の制約等がございますので、そういった考え方はなかなかとり得ない。むしろ洪水が発生いたしまして、いろいろな危険箇...全文を見る
○井上(章)政府委員 これは最初に申し上げましたように、首都圏を流れる大河川でありまして、極めて重要という認識をいたしております。
○井上(章)政府委員 そのとおりでございます。
○井上(章)政府委員 荒川の改修で今最も重点を置いて進めておりますのは、これは東京都内に入りまして、昔は荒川放水路と言っておりましたが、ただいまは本川でございますが、これの能力増大、これは中流域の水位を下げるためにもぜひ必要な工事でございまして、それに最重点を置いております。 ...全文を見る
○井上(章)政府委員 私どもが今洪水時に一番心配いたしておりますのは、下流の古い橋梁の周辺でございます。
○井上(章)政府委員 キャサリン台風といいますと昭和二十二年でございますが、その時期の危険地域というのは残念ながら私、存じ上げません。
○井上(章)政府委員 荒川の治水対策の概要を申し上げますと…(沢田分科員「いや、二瀬ダムを放流したら幾ら上がるか知ってるかと聞いているんだよ」と呼ぶ)十センチほどだと思いますが、詳しいことは存じ上げません。
○井上(章)政府委員 猪名川につきましては、昨年の九月二十八日から二十九日にかけて大きな災害をこうむったわけでございます。この河川は、上流が近畿圏の非常に都市化の進行している、住宅開発の進んでおる地域でございますので、そういった河川につきましては、下流の河川改修を促進することもさ...全文を見る
○井上(章)政府委員 私どもといたしましては、総合治水対策特定河川につきましては、おおむね発足いたしまして十年間にある目標を、この場合は洪水流量を確率にいたしまして大体十分の一、確率十分の一の洪水に対して安全になるように十年間で整備しようという考え方で進めておるわけでございます。
○井上(章)政府委員 川西池田地区でございますが、この地区につきましては、御承知のように住家連檐地域でございまして、しかも横断する構造物が非常に多いというような非常に難しいところでございます。特に、現在の川幅が七十メートル程度でございますので、これを-失礼いたしました。川幅を幾ら...全文を見る
○井上(章)政府委員 事実のようでございます。
○井上(章)政府委員 河川法上のダムの操作規則でございますが、河川管理施設につきましては河川法第十四条の規定に基づいてつくられるものでございます。ところで、ただいま先生からお話がございましたことでございますが、ダムの洪水調節はいわばこれから発生するであろうあらゆる降雨現象に対して...全文を見る
○井上(章)政府委員 五十八年の九月の洪水の状況を見ますと、結果論的には先生がおっしゃるような形になりました。八〇%を超える空き容量を残したまま洪水が去ったというような状況でございます。したがって、そういった洪水のタイプあるいは降雨状況を判断して的確に前もって随時操作ができないか...全文を見る
○井上(章)政府委員 これは「この限りでない。」という場合に該当する条件を言っておるわけでございまして、この「一四九・四メートル以上」といいますのは、ダムの洪水調節容量を相当使ってもう八割ぐらいになった、さらに規則操作をやりますと危険であるというような場合があるときは「この限りで...全文を見る
○井上(章)政府委員 間違いではございません。
○井上(章)政府委員 倉安川につきましては、先生御指摘のように、この川はもともとは運河のようなものであったわけでありますが、昭和四十一年に一級河川に指定されまして、四十四年から改修を始めております。五十八年度末までに一億二千万円余を投入いたしまして特に狭いところの局部的な改良を行...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいま御説明いたしましたように、どうも局部改良事業では到底手に負えない河川でございますので、周辺の都市化等を考え合わせますと、早急に行うためには岡山市において都市小河川制度でおやりになるのが一番早く進むのではないかというふうに思うわけでございますが、これは...全文を見る
○井上(章)政府委員 正式にかけたということはございませんが、いろいろ意向を打診したということはございます。
○井上(章)政府委員 百間川放水路は、旭川の洪水から岡山市を守るために分派しようとする河川でございまして、これはもう古く江戸時代から河川としてはあったわけでございます。しかしながら、戦後でも九回この河川に分派されておりまして、早急にこの河川の整備が必要となったわけでございます。 ...全文を見る
○井上(章)政府委員 坪一万六千円で購入したものであるということはわかりますが、八十万円でお売りになるかどうかは私どもは掌握いたしておりません。
○井上(章)政府委員 私どもは存じ上げておりません。
○井上(章)政府委員 当時あの地域の土地利用がなぜ遊園地用地になったかにつきましては、私どもといたしましてはよくわからないわけでございます。しかし、いずれにいたしましても、遊園地用地ということで造成され、オリエンタルランド社の手に渡り、今日東京ディズニーランド及びその関連施設がで...全文を見る
○井上(章)政府委員 当時お考え方がどうあったか私どもつまびらかでございませんが、今日の状態を考えますと、東京ディズニーランドの関連施設として十分機能するものであるというふうに私どもは考えております。
○井上(章)政府委員 概要書については私ども存じ上げておりません。
○井上(章)政府委員 通常は入っておりません。
○井上(章)政府委員 その概要書といいますのは、千葉県の企業庁がオリエンタルランド社と分譲契約を結ぶ際につくられたものであろうかと思います。
○井上(章)政府委員 詳細な土地利用計画でございます。ただ私、十分説明し切れなかった面があると思いますが、当時遊園地用地として認可をするに際しての、そういった概要書はなかったということでございまして、現在、埋立免許に当たります認可申請に際しましては必要書類はすべてとっております。
○井上(章)政府委員 どういうことでございますか、申しわけございません。
○井上(章)政府委員 そのとおりでございます。
○井上(章)政府委員 当時の資料を見ますと、遊園地用地として、いろいろな娯楽施設ということで、詳細な図面、詳細な事業計画というものではなかったようでございます。
○井上(章)政府委員 当時の認可申請書はすべてございます。
○井上(章)政府委員 遊園地の事業計画書に類するようなものは入っていなかったようでございます。
○井上(章)政府委員 工区別に、内訳といたしましては、この当時はいろいろ公共用地の護岸敷、道路敷、鉄道敷等の内訳、それから当時はすべてが遊園地用地ではございませんので、住宅用地、準工業用地、遊園地用地、総合運動場用地、娯楽施設等用地、駐車場用地というふうに面積で表示された一覧表で...全文を見る
○井上(章)政府委員 娯楽施設等用地でございます。
○井上(章)政府委員 娯楽施設等用地とありまして、多目的ホール、インターナショナル・ファッション・スクエア、ホテルとあります。
○井上(章)政府委員 これは免許権者たる千葉県知事が造成者たる千葉県企業庁から徴収した資料でございます。
○井上(章)政府委員 この命令書を見ますと、千葉県知事が千葉県に対してでございます。したがって、オリエンタルランド社に対しては、免許を得てから改めてオリエンタルランド社と千葉県企業庁が別途分譲協定を結んだということになります。
○井上(章)政府委員 これは千葉県知事が千葉県に対して埋め立ての免許を行う際の命令書でございますので、オリエンタルランド社がさらにそれを分譲を受けてどう使うかということは、この命令書には含まれていないわけでございます。  補足いたしますが、さらにその千葉県企業庁がオリエンタルラ...全文を見る
○井上(章)政府委員 これはおっしゃるとおり原則は自社で行うことでありましょうが、譲渡を否定したものではございませんので、免許権者たる千葉県知事の許可を受ければ譲渡されるわけでございます。
○井上(章)政府委員 今申し上げたとおりでございます。
○井上(章)政府委員 この件につきましては、千葉県から事情聴取をいたしましたところ、千葉県はオリエンタルランド自社でディズニーランドの関連施設を行うように指導したということでございます。しかしながら、ホテルというものの経営の問題等がありまして、どうしてもオリエンタルランドでは独自...全文を見る
○井上(章)政府委員 六万坪の扱いについては、ただいま大臣からお話があったとおりでございますが、残り三十一万坪についてどうかということでありますが、これについて千葉県から事情を聴取いたしましたところ、オリエンタルランドから遊園地としての利用計画案が出されているというふうに伺ってお...全文を見る
○井上(章)政府委員 資金計画あるいは採算の見通し等については一切伺っておりません。
○井上(章)政府委員 埋立地の利用目的を竣功後年月を経て変えてはならないというふうに私どもは理解いたしていないわけでございます。  しかしながら、今御指摘のように、この残り三十一万坪について変わるのかどうかということでございますが、それについては私どもが持ち合わせております情報...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいまも申し上げましたように、埋め立てが免許されまして竣工いたしました後、時間の経過とともにこの埋め立て目的等が変わることは十分予想されるわけでございます。したがいまして、そのような目的変更の事態になりましたならば、それはまたそれなりに私どもも千葉県知事に...全文を見る
○井上(章)政府委員 河川にとりましては、水害を防止することが最大の目的であります。しかしながら、河川空間の利用については、私どももいろいろ苦心をいたしております。特に都市部の河川におきましては、そういう御要望が強いわけでありますので、少なくとも河川敷については積極的に公園あるい...全文を見る
○井上(章)政府委員 思川の河川改修は、ただいま先生お話がございましたように、二十六年から中小河川改修事業を実施いたしておりまして、この観晃橋の周辺を除きますと、大体堤防は概成をいたしたわけでございます。  懸案の観晃橋地区につきましては、川幅が前後は三百メーターございますが、...全文を見る
○井上(章)政府委員 福岡市におきます昭和五十三年の渇水は、今日なお記憶に新たなものがございます。その後、いろいろこの地域におきまして水資源開発の努力を進めてまいっておるわけでございますが、とりわけ筑後川水系の水資源開発が決め手になるということにつきましては、先生ただいま御指摘の...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生御承知のように、木曽川は大河川でありますし、流路の変遷等歴史的な経緯から複雑な河川区域の設定がなされております。本件箇所もその一つでございまして、現在霞堤になっておるわけでございます。しかしながら、この周辺の河川の状況から見まして、これを直線状の締め切り...全文を見る
○井上(章)政府委員 本件流域下水道計画に基づく各般の施設につきましては、あわせて築堤を行うことになっております。これはいずれは河川管理者の計画に基づいて河川管理者みずからが設置すべきものでございますが、こういう事情でございますので、一つの請願工事としてこの下水道の管理者に設置し...全文を見る
○井上(章)政府委員 これは下水道施設管理者が実施する、実際の工事は私どもが受託を受けまして河川管理者が施行いたしますが、その資金の出場所ということから申し上げますと、これは下水道管理者でございます。
○井上(章)政府委員 当該箇所は本川でございませんで、霞堤の間にある河川区域でございます。したがいまして、霞堤の締め切り完了前に構築物を築造する場合には、この構築物が下流に流出したり第三者に危害を与えないということが明らかである場合には、締め切り前でありましても工事実施については...全文を見る
○井上(章)政府委員 昨年の大出水に際しまして、丸山ダムの洪水調節効果が十分でなかったために下流に被害が起きたのではないかというお話でございますが、ただいま資料の持ち合わせがございませんので、感じだけで申し上げて失礼でございますが、私どもが理解しておりますのは、丸山ダムの貯水能力...全文を見る
○井上(章)政府委員 木曽川の下流における洪水とゲートの開扉とが一致するということは当然でございます。ダムはためるだけためたわけであります。しかし、二山洪水が来たためにその能力を超えたわけであります。それから後は流入イコール流出にせざるを得ないわけでありまして、それによって下流に...全文を見る
○井上(章)政府委員 準備しておりませんので、ちょっと今ここではわかりません。
○井上(章)政府委員 ちょっとその事情については私どももわかりませんが、開度状況、これはいずれ公開される情報であろうと思います。
○井上(章)政府委員 それは中部地方建設局のその時点での判断に基づく回答であろうかと推察されます。ちょっと私どもではその理由はわかりかねます。
○井上(章)政府委員 その辺の事情につきましても、きょう先生の質問予告がございませんでしたので、何の資料も持っておりませんので、ちょっとお答えいたしかねるわけでございます。
03月23日第101回国会 衆議院 建設委員会 第4号
議事録を見る
○井上(章)政府委員 そのとおりでございます。
○井上(章)政府委員 ただいま実施されております琵琶湖総合開発事業、これを変更するということは考えておりません。
○井上(章)政府委員 琵琶湖総合開発事業につきましては昭和五十七年の九月六日、実施方針が定められ、公示いたしております。  先ほど変更する予定はございませんと申し上げたのは、この事業実施方針についてでございます。
04月04日第101回国会 衆議院 建設委員会 第5号
議事録を見る
○井上(章)政府委員 まず、今回負担法の改正に伴いまして、改正の中で新たに対象とされるべき施設につきましては、法律事項といたしましては、地すべり防止施設、急傾斜地崩壊防止施設及び下水道でございます。これらの施設につきましては、そもそも負担法が、施設の復旧が地方財政に与える影響が極...全文を見る
○井上(章)政府委員 まず、地すべり防止施設でございますが、これは今日までに完成いたしております区域数で申し上げますと、千三百七十二区域でございます。集水井で申し上げますと、二千四百八十基。横ボーリングで申し上げますと、四千百十キロメーターとなります。また、急傾斜地崩壊防止施設に...全文を見る
○井上(章)政府委員 緊急地すべり、緊急急傾斜地崩壊対策事業は、いずれも当該年度の風水害等によりまして、地すべりの場合は、地すべり現象が活発となり危険度が増大したという状態、また急傾斜地につきましては、急傾斜地の崩壊が増大するおそれがあるなどのために緊急に施行する必要がある箇所に...全文を見る
○井上(章)政府委員 下水道の災害復旧につきましては、負担法による場合も、原則といたしまして、従前と同様、被災年度内に緊急に復旧することができるよう予算措置をしてまいりたいと思っております。
○井上(章)政府委員 現在、負担法の対象施設とされておりますのは、河川、海岸、砂防設備、林地荒廃防止施設、道路、港湾及び漁港の七種でございます。  今回、法律改正によりまして追加することといたしております公共土木施設は、ただいまお話し申し上げましたように、地すべり防止施設、急傾...全文を見る
○井上(章)政府委員 今回の法律改正に伴いまして、採択限度額未満となる工事の全被害額に占める割合は大体〇・七%くらいと見込んでおりまして、採択限度額の引き上げに伴う影響は非常に僅少であるというふうに私どもは考えております。  また、国庫負担対象施設が先ほど申し上げましたように拡...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生ただいまダム操作の誤りというふうにおっしゃったと思いますが、例えばダムは操作規則等によって操作が行われておるわけでございますけれども、明らかにそういった操作規則に違反して操作されて、その結果として人為災害が発生したという場合は、これに対する対応は必要と思...全文を見る
○井上(章)政府委員 丸山ダムにつきましては、御調査いただいたわけでございますが、この丸山ダムの洪水調節計画といいますのは、ダム地点における計画高水流量毎秒六千六百立方メーターのうち毎秒千八百立方メーターを調節して下流の洪水による水害を軽減しようというものでございます。    ...全文を見る
○井上(章)政府委員 ダムの放流についての下流に対する通報のシステムでございますが、一つは、河川を利用している方々がダムの放流によって水位が急増する場合の危険を防止するための警報という制度がございます。しかしこれは、今回のような大洪水の場合の下流の伝達というものとはなじまないもの...全文を見る
○井上(章)政府委員 今回大きな災害を受けました美濃加茂市と丸山ダムの距離は十六キロ足らずでございまして、この美濃加茂市の河川改修につきましては、従来から鋭意進めてまいったわけでございますが、地元の観光上の問題等いろいろ隆路がございまして、今日まで進まなかった。そこへ今回の大洪水...全文を見る
○井上(章)政府委員 早明浦ダムの濁水問題につきましては、昭和五十一年の洪水で三カ月にわたって濁水が継続したというようなこともございますし、またダム下流の洪水対策につきましても、当時大変異常な出水であったということもございますが、万全ではなかったということで、その後下流部における...全文を見る
○井上(章)政府委員 ダムはその地域社会の洪水調節あるいは水資源開発といったような大きな役割を担っておるかけがえのないものでございます。しかし、一方におきまして、その機能上、濁流である洪水をダムにため込みまして、後、長期間かけてそれを下流に流すというような性格でございますので、従...全文を見る
○井上(章)政府委員 現在管理中のダムで貯水池の水質汚濁が生じまして問題となっているダムは、ただいま御指摘の早明浦ダムを初め全国で十ダム程度というふうに私ども考えております。
○井上(章)政府委員 吉野川上流域の直轄砂防事業でございますが、これにつきましては年々予算を増額しておりまして、五十八年度におきましては四億九千四百万円の事業で吉野川の上流域について砂防事業を実施いたしております。
○井上(章)政府委員 先ほどお話し申し上げましたように、ダムの濁水問題はダムの本質的な問題にかかわることでございます。したがいまして、なかなか速効性のある対策ということはとりがたいわけでございますけれども、しかし、私どもも濁水問題の重大さにかんがみましていろいろと研究開発をいたし...全文を見る
○井上(章)政府委員 河川につきましては、河川法の定めるところによりまして一級河川、二級河川、準用河川とございます。この河川法によらない河川がその他の河川としていわゆる普通河川でございます。  ただいま先生がお話しになりました普通河川につきましては、私どもの調査によりますと、十...全文を見る
○井上(章)政府委員 都市化の進展によりまして、都市河川が日々治水安全度が低下して災害が激化するという事態がございます。  この対策といたしましては、もとより河川改修を進める必要があるわけでございますが、それとともに、流域が従来から持っております保水機能、遊水機能をやはり適正に...全文を見る
○井上(章)政府委員 幾つが御指摘がございますので、順にお答えいたします。  まず、海老川が激特に採択されないかということでございますが、海老川は、先ほど来先生からお話ございましたように、五十三年には七百八十八戸、五十六年には八百五十四戸、これは十月八日からでありまして、十月二...全文を見る
○井上(章)政府委員 都市河川対策でございますが、押しなべて全国の河川については非常に国土の特性によりまして危ないという環境がございます。そのために、私どもはすべての河川につきまして河川改修事業等を鋭意進めておるところでございます。しかしながら、近年の財政上非常に厳しい環境下にご...全文を見る
○井上(章)政府委員 現在既に都市河川対策につきましてはいろいろな手法を用いまして行っておるわけでございますので、これを今後一層進めていくという立場で努力してまいりたいと思っております。
○井上(章)政府委員 海老川につきましては、先ほども御説明申し上げましたが、中小河川改修事業あるいは上流域の治水緑地事業、地盤沈下対策事業、河川環境整備事業、都市小河川改修事業、こういったさまざまな事業をこの海老川に振り向けまして、それぞれについて事業の促進を図っておるわけでござ...全文を見る
○井上(章)政府委員 水害統計によりますと、平均いたしまして床上、床下の浸水家屋数は毎年二十六万戸でございます。
○井上(章)政府委員 これは治水事業五カ年計画に基づいて事業を実施いたしておるわけでございます。
○井上(章)政府委員 先ほども御説明いたしましたように、もとより都市化現象に伴う都市河川の対策は非常に緊急を要することは事実でございますが、しかし、全国の河川押しなべて、やはりすべて治水対策を必要としております。そういうことでございますので、私どもは治水事業五カ年計画に基づきまし...全文を見る
○井上(章)政府委員 私どもの防災情報につきましては、いろいろな角度からその整備に努めておるわけでございますが、雨量につきましてはレーダー雨量計を全国で設置を進めておるところでございます。また水位、雨量につきましては努めてテレメーター化を図りまして、リアルタイムに情報がキャッチで...全文を見る
○井上(章)政府委員 レーダー雨量計につきましては、ただいま工事中を含めまして七カ所でございます。
○井上(章)政府委員 ちょっと手元に資料がございませんが、数億という感じでございます。
○井上(章)政府委員 危険箇所の把握の件でございますが、特に人命が多く失われております土石流災害につきましては、私どもも警戒避難体制の強化を図るということで、いろいろな土石流発生監視施設の設置等を計画してきたわけでございますけれども、五十九年度の予算で、とりあえず直轄事業でモデル...全文を見る
○井上(章)政府委員 急傾斜地崩壊危険区域の指定状況でございますが、危険箇所は、先ほど先生御指摘がありましたように七万二千二百五十八カ所でございます。ただいま指定いたしておりますのが一万一千五十六カ所でございまして、指定率は一五・三%でございます。まだ低率でございますので、一層努...全文を見る
○井上(章)政府委員 私どもといたしましては、公共に重大な利害のある河川につきましては、努めて準用河川に指定するよう市町村を指導しておるところでございます。
○井上(章)政府委員 私どもが中小河川の当面の整備目標として、時間雨量五十ミリ相当の降雨ということを対象に今、事業を進めておるわけでございます。しかしながら、もともとこの中小河川の私どもの全体計画といいますか、最終的に行うべき事業として計画しておりますものは、一般河川につきまして...全文を見る
○井上(章)政府委員 建設省が所管しておりますダムの総数は百九十七でございます。
○井上(章)政府委員 ダムの堆砂という問題は、ダムを計画し、建設し、管理する上で非常に大きなウエートを持っております。したがいまして、私どもは、計画段階から計画堆砂量を設定いたしまして、それに基づきましてダムの容量を設定し、さらに管理に移りましても、どのように堆砂状況が推移してお...全文を見る
○井上(章)政府委員 現在ダムの堆砂につきまして問題が出ておりますのは、主として電力会社が管理しておりますダムについてでございます。これらにつきましては、御指摘のように、堆砂率が九〇%にも及ぶようなダムもあるわけでございます。しかしながら、電力ダムといたしましては機能の低下はござ...全文を見る
○井上(章)政府委員 一般にダムは非常に急峻な地形の狭隘な山間部に設置されますので、堆砂を排除するにいたしましても、その進入路あるいはその排除した土砂を捨てるところ、骨材として利用されればよろしゅうございますが、これにつきましては、やはり経済性の問題がございまして、非常に人里離れ...全文を見る
○井上(章)政府委員 まず、御質問の第一点でございますが、採択限度額を十五万、十万から六十万、三十万にした根拠でございます。これにつきましては、現行が、昭和二十七年に定められたまま据え置かれてきているところでございますが、今回の法改正では、それまでの経済情勢の変化、また臨調答申に...全文を見る
○井上(章)政府委員 地方公共団体が行います災害復旧事業につきましては、昭和四十四年発生災害を四十六年度におきまして三カ年で復旧したという経緯から、その後三カ年復旧というものが定着したわけでございます。その復旧進度は、現在、ただいま先生がお話しになりましたように、三、五、二の割合...全文を見る
○井上(章)政府委員 急傾斜地崩壊防止施設が被災いたしました場合、従来はその復旧につきましては、緊急急傾斜地崩壊対策事業あるいは都道府県が単独事業によって対応してまいっておったわけでございます。今回、急傾斜地崩壊防止施設が国庫負担法の対象になることになりましたので、施設災害につい...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいま負担法改正との結びつきを御説明申し上げたわけでございまして、この急傾斜地崩壊対策事業そのものにつきましては、五十八年度から五カ年計画を策定いたしまして、これに基づきまして緊急な箇所から鋭意事業を進めておるところでございます。昭和五十九年度につきまして...全文を見る
○井上(章)政府委員 広島県が特に、そういう事情にあることは、私どもよく認識をいたしております。全国で七万二千二百五十八カ所の急傾斜地崩壊危険箇所があるわけでございますが、これはやはりその地形、地質あるいは土地の利用状況等によりまして、そういった危険箇所は必ずしもまんべんなく分布...全文を見る
○井上(章)政府委員 江の川は昭和四十七年の七月災害におきまして、全川にわたりまして非常に大きな災害を受けたわけでございますが、先生御指摘の作木村の湊地区につきましても、建物の八〇%が全壊、流失等の被害を受けたということになったわけでございます。したがいまして、この地域につきまし...全文を見る
04月06日第101回国会 参議院 建設委員会 第4号
議事録を見る
○政府委員(井上章平君) 建設省といたしましては、治水上の安全確保という観点から原則として河川敷地における耕作は認めないということにしておるわけでございます。しかしながら、河川工事あるいは流水の流下等に支障が生じないような場合におきましては、その地方の特殊性、耕作農家の生活、耕作...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 大阪市東南部は第二寝屋川の支川であります平野川の流域の低平地でございますが、ここはそのために非常に湛水しやすく、また近年都市化が非常に進んだところでございますので、そのためにも水害が頻発しておるところでございます。この地域の排水を担っておる河川は、幹川と...全文を見る
04月11日第101回国会 衆議院 建設委員会 第6号
議事録を見る
○井上(章)政府委員 建設省所管施設にかかわる災害復旧事業につきましては、昭和五十三年災から昭和五十七年災の五カ年平均で見ました場合、この採択限度額の引き上げによりまして、限度額未満となる工事は、都道府県、市町村とも一%未満であると見込まれます。その全体に占める割合は非常に小さく...全文を見る
○井上(章)政府委員 大規模な災害が発生いたしました市町村におきまして、査定申請業務は大変大きな負担であるということは承知いたしております。しかしながら、公共土木施設の災害復旧は、その施設を維持管理する地方公共団体が行うべきものであるという観点から、この査定申請の際の設計書の作成...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生のお話のございました淀川の三川合流点地帯一帯の内水問題というのは、この地域の都市化が進む中で非常に重要な課題となっております。この木津川の支川の大谷川でございますが、ただいまお話ございましたように樋門を着工いたしております。五十七年から建設に着手いたしま...全文を見る
○井上(章)政府委員 この負担法の対象となる施設につきましては、私どもとしては次の三つの要件に該当するものであるというふうに考えております。その第一は、その施設を総体として見れば土木施設であること、それからその一としましては、その施設の復旧が地方財政に与える影響が甚大であって、国...全文を見る
○井上(章)政府委員 負担法の改正によりまして、採択限度額が引き上げられるわけでございますが、これによる地方財政の影響につきましては、まず建設省所管の災害復旧事業につきまして、昭和五十三年災から昭和五十七年災の五カ年平均で見た場合、引き上げ後採択限度額未満となる復旧事業は、都道府...全文を見る
○井上(章)政府委員 災害直後の緊急措置に対してでございますが、これらの取り扱いについては、この負担法改正によって変わることはないわけでございます。  現在とられておりますのは、被災直後に緊急に実施する必要のある、例えば仮締め切り工事、欠壊防止工事、仮橋工事、仮道工事等の応急工...全文を見る
○井上(章)政府委員 建設省といたしましては、従来より新たな行政需要に対応すべく国庫負担対象施設の追加等の検討を続けてきたところでございますが、昭和五十七年七月の臨時行政調査会第三次答申におきまして、災害復旧補助金についての改善の指摘がなされたこともあり、関係省庁間で総合的な検討...全文を見る
○井上(章)政府委員 例えば一件工事を二十メートルから五十メートルにすることによりまして、箇所数につきまして二〇%くらい削減することになる見込みでございます。
○井上(章)政府委員 具体的な事務簡素化の数量把握はいたしておりませんが、今、一例として申し上げましたが、さらにもう一点申し上げますと、この剰余金処分の主務大臣の認可は年間三万件に及ぶわけでございますが、これらが認可を必要としなくなるわけでございますので、大幅な事務簡素化が図られ...全文を見る
○井上(章)政府委員 御指摘のように、この法律は昭和三十年以降実質的な改正は行われていないわけでございます。この間新たな行政需要に対応すべく、例えば昭和三十三年には地すべり等防止法が制定されました。また同年には下水道法の全面改正があり、昭和四十四年には急傾斜地の崩壊による災害の防...全文を見る
○井上(章)政府委員 この負担法の対象施設となりますためには、その施設の復旧が地方財政に与える影響が甚大であり、かつ施設の被災が国民経済、国民生活への影響が大きい公共土木施設を対象とするという考え方に立っております。したがいまして、公共土木施設でございましても対象とならないものが...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生御指摘のように、現在下水道の災害復旧につきましては、都市災害復旧事業国庫補助に基づきまして三分の二の補助によって行われておるわけでございます。この負担法制定当時は、昭和二十六年でございますが、下水道の総人口普及率は四%前後でありましたものが、現在は普及率...全文を見る
○井上(章)政府委員 今回はいろいろ検討いたしまして、新たに対象とすべきものはすべて入れたという考え方でございます。したがいまして、現在のところこれら以外に対象施設を拡大する考えはございません。
○井上(章)政府委員 現行の災害復旧の状況でございますが、まず地すべり防止施設につきましては、これは緊急地すべり対策事業費補助等によります地すべり防止工事の一環として措置されておったものでございます。なお、この補助要件に該当しないものについては地方単独費で措置されておりました。ま...全文を見る
○井上(章)政府委員 急傾斜地崩壊防止施設の災害復旧事業は、地方公共団体が維持管理している施設について行うものでございます。また被災施設の機能の復旧を限度として行います。このようなことから、受益者負担金を徴収することは考えておりません。
○井上(章)政府委員 下水道という施設の性格からいたしまして、そのとおりでございます。
○井上(章)政府委員 先ほども申し上げましたが、国庫負担の対象となります最低限度額は、昭和二十七年に改正されまして以来現行のまま据え置かれてきたところでございます。    〔委員長退席、中島(衛)委員長代理着席〕 今回の法改正に当たりまして、経済情勢の変化、先ほど申し上げまし...全文を見る
○井上(章)政府委員 一箇所工事とみなす範囲を現行の二十メートルから五十メートルに拡大いたしました。これは採択限度額以下の被害箇所が点々として断続する小災害について救済する範囲を拡大しようとするものでございます。また負担法制定当時はおおむね人力による施工を標準といたしておりました...全文を見る
○井上(章)政府委員 従来、国庫負担の対象とされておりました施設の被災箇所の一部が、このたびの採択限度額の引き上げによりまして国庫負担の対象外となるわけであります。しかしながら、この採択限度額の引き上げによりまして対象外となるものの割合は、箇所数では約八%になるわけでありますが、...全文を見る
○井上(章)政府委員 どの箇所でございますか、全体でござい手か。——このたびの採択限度額の引き上げによりまして国庫負担の対象外となりますのは、割合にいたしまして箇所数では八%程度でございますが、金額では一%未満と極めて僅少となる見込みでございます。  さらに、一箇所のカウントが...全文を見る
○井上(章)政府委員 過年災箇所のうち再度被災した箇所の当年災害箇所に対する比率は、最近五カ年の平均では、箇所数では〇・六%、金額で〇・七%でございます。それらの箇所が増破等により再び被災した場合には、新たな被災原因に対応する復旧工法で増額した査定を行うことにより対処し、再度災害...全文を見る
○井上(章)政府委員 災害復旧事業における現地査定により適用除外となりますものは、次のようなものがございます。  まず失格でありますが、これは査定によりまして復旧額が採択限度額未満となるものでございます。それから次に欠格でございますが、まず被害小というのがございます。これは被害...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいま申し上げました災害査定により被害小として取り扱われるものにつきましては、これは被害の程度が僅少であって、施設の機能が残存し、直ちに増彼等によって機能喪失のおそれがないということで復旧を要しないという場合でございます。そのため被害小による箇所は、災害復...全文を見る
○井上(章)政府委員 この法律の国庫負担率算定方法でございますが、これにつきましては各地方公共団体の財政力を客観的、具体的に示すものといたしまして、標準税収入額を用い、この額と災害復旧事業費総額との割合に応じて超過累進的に国庫負担率を算定することとなっておりまして、私どもといたし...全文を見る
○井上(章)政府委員 戦後の補助災害の箇所数の推移でございますが、昭和五十七年災害の十五万三千件が最高でございます。また昭和三十一年の一万三千件が最低でありまして、先生御指摘のように、全般的には増加傾向にあると思われます。  このような傾向にある原因といたしましては、一つには昭...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生御指摘のとおり、都市化の進展あるいは流域の開発によりまして、河川の治水安全度が低下いたしまして、そのことが近年の都市水害の多発を招いている原因の一つであるというふうに私どもも考えております。またこのような都市化や流域の開発に治水事業が追いついていないので...全文を見る
○井上(章)政府委員 この負担法に基づきます災害復旧事業におきましては、原形復旧を原則といたしておりますが、原形復旧が著しく困難または不適当な場合には、これにかわるべき必要な施設を設置することができるとされておるわけであります。また必要な場合には、この災害復旧とあわせて災害関連事...全文を見る
○井上(章)政府委員 まず改良復旧の位置づけでございますが、第六次治水事業五カ年計画におきましては、再度災害防止という観点から、災害復旧費と改良費を合わせて実施いたします災害復旧助成事業、災害関連事業費等といたしまして五千億円を計上いたしておるわけでございます。また本計画におきま...全文を見る
○井上(章)政府委員 近年の財政制約のもとでは、第六次治水事業五カ年計画の達成の見通しは、ただいま先生から御指摘がありましたように、大変厳しいわけでございます。しかしながら、治水事業のその重要性にかんがみまして、事業費の確保に最善の努力を払ってまいりたいと思っております。また治水...全文を見る
○井上(章)政府委員 近年特に激甚な災害が全国各地に発生いたしております。特にこの三カ年は相次いで大きな災害に見舞われたわけでございます。これらの事象に対しまして、私どもは治水事業に対して国民の一層の御理解と御協力をお願いすべくさまざまなPR活動を続けております。またこの治水事業...全文を見る
○井上(章)政府委員 第六次治水事業五カ年計画におきましては、大河川については、戦後最大洪水を対象といたしまして、この規模の洪水に対する再度災害を防止することを当面の整備目標といたしております。昭和五十六年度末、この五カ年計画発足時点での整備率は五八%でございます。これをこの五カ...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生から御指摘のありました境川についてでありますが、これは昭和五十七年度に総合治水対策特定河川に指定されております。愛知県及び流域市町の関係者から成る流域総合治水対策協議会を同年七月に設置いたしたわけでございます。この協議会における調査検討の結果、昭和五十八...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいま申し上げましたように、一つは流域貯留浸透事業でございます。これにつきましては、いろいろな公的機関の持っております土地を利用いたしまして、雨水を貯留あるいは浸透させることによりまして、下流の河川への流出を抑制しようというような制度でございます。  そ...全文を見る
○井上(章)政府委員 矢作川でございますが、これは長野県、岐阜県、愛知県の三県にまたがる大河川でございます。流域が風化花崗岩から成っておりますために、いわゆる砂河川、砂質土の流出の多い、しかも天井川となっておる河川でございます。このために昔からたび重なる水害に苦しめられてきたわけ...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生からお話のございました総合治水対策連絡協議会でございますけれども、これにつきましては、先ほど境川でお話し申し上げましたような総合治水対策の直轄河川版とでも申せましょうか、いろいろ矢作川の状況を知っていただいて、住民の皆さん方の洪水に対する心構えあるいはこ...全文を見る
○井上(章)政府委員 国庫負担対象施設を今回拡大するわけでございますが、この拡大等に伴いまして災害復旧事業費の増加見込み額は、建設省の所管施設につきましてはおよそ三十一億円程度というふうに見込んでおります。
○井上(章)政府委員 採択限度額の引き上げによりまして、負担法の対象外となる災害復旧事業費の見込み額でございますが、昭和五十三年災から五十七年災までの五カ年平均で見ますと、およそ二十九億円程度と見込まれております。  採択限度額の引き上げをなぜ行ったかということでございますが、...全文を見る
○井上(章)政府委員 一箇所の工事の範囲を二十メートルから五十メートルに拡大することによりまして、およそ五億八千万程度救済できるというふうに考えております。
○井上(章)政府委員 新たに限度額未満となるためにこの負担法から落ちる小災害が多発する場合の措置ということであろうかと思います。これらの小災害につきましては、多発するということは、そういうことが起こるということは非常に少ないのではないかというふうに私ども見ておるわけでございます。...全文を見る
○井上(章)政府委員 起債の措置等がとられるわけでございます。
○井上(章)政府委員 広く公共土木施設という範疇でとらえますと、上水道もこれに含まれると私どもは考えておりますが、今回の負担法の対象施設とするかどうかにつきましては、厚生省のお考えによるというふうに私どもは考えております。
○井上(章)政府委員 地方公共団体の行う災害復旧事業につきまして進度を三、五、二といたしましたのは、昭和四十四年発生災害を昭和四十六年度において三カ年で復旧するように予算措置を講じたところから定着をいたしております。これ以前につきましては四カ年。例えば三十年発生災害から四十三年発...全文を見る
○井上(章)政府委員 昭和五十七年度は、初年度七〇%、次年度九〇%、第三年度一〇〇%という割合でございます。
○井上(章)政府委員 五十七年の発生災害につきましての初年度七〇%、二年度九〇%、三年度一〇〇%という復旧が行われるように措置されてきたことは、先ほど御説明したとおりでございまして、これはこの災害が非常に激甚なということもございまして、この激甚な規模に達した発生災害を早期に復旧す...全文を見る
○井上(章)政府委員 昭和五十七年九月十二日の台風十八号によります出水時の東京湾における天体潮位の推定値はAP約一メーター五十センチでございまして、これの大潮との差はおよそ六十センチと思われます。
○井上(章)政府委員 五十七年九月十二日の台風十八号による出水時の東京湾における天体潮位の推定値はAP一メーター五十センチでございます。これは、大潮との差はおよそ六十センチ、つまり大潮は二メーター十センチでございます。     〔中島(衛)委員長代理退席、委員長着席〕
○井上(章)政府委員 ただいまお話ししましたように、もし大潮であればさらに六十センチ水位が上がるということになるわけでございます。そうしますと、出水時の水位がAP四メーター〇五センチでございましたので、これに加算いたしますと、AP四メーター六十五というふうに考えられるわけでござい...全文を見る
04月17日第101回国会 参議院 建設委員会 第6号
議事録を見る
○政府委員(井上章平君) 去る一月二十六日に大東水害訴訟の最高裁判決がございました。この判決の内容につきまして、私どもは次のように理解をいたしております。  まず第一点は、河川は道路と異なりまして、本 来自然発生的な公共用物であり、もともと洪水等の危険性を内包しているものであ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 本年の四月一日現在で申し上げますと、二十五の水害に関連いたしまして四十二件の訴訟が係属いたしております。その請求総額は百十億四十三万円でございます。  その内訳を見ますと、大東水害訴訟と同様に河川改修のおくれが河川管理の瑕疵に当たるとするもの、いわゆる...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先ほど申し上げましたように、この判決が決して治水事業の現在低水準にとどまっております状況を無原則に追認した判決というふうに私どもは理解していないわけであります。したがって、今後一層治水事業の推進に努力する必要があるわけでございますが、治水事業につきまして...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 国庫負担の対象施設が拡大いたしますということと、それから一箇所の工事とみなす範囲を拡大するということと、この二点によりまして負担法の対象事業費がどれぐらいふえるかという御質問と思いますが、これにつきましては、過去三カ年の実績で見てまいりますと、大体年平均...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 採択限度額を引き上げますと、新たに限度額未満となる災害復旧事業費は、実績でございますが、昭和五十三年災から昭和五十七年災の五カ年の平均で見た場合は、年平均二十九億円と見込まれます。
○政府委員(井上章平君) 先ほどもお話申しましたが、地すべり、急傾斜地、下水道その他政令、省令等で新たに今回対象施設を拡大いたしますが、それによってふえる事業量は、過去三カ年の実績から見ますと年平均で二十六億円でございます。
○政府委員(井上章平君) 公共土木施設の災害復旧は、そもそもはその施設を維持管理する地方公共団体が行うべきものという観点からしまして、査定申請の際の設計書の作成費用につきましては国の負担とはしていないわけでございます。しかしながら、激甚な災害が発生した場合には、災害復旧を速やかに...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 以上でございます。
○政府委員(井上章平君) 激甚な災害が発生した場合ということでございますが、運用といたしましては、本激、局激それから農林局激も含めて、客観的に激甚な災害ということを建設省が認定いたしました場合に適用するという形になっておりますので、まあ、この制度を適切に運用するということを考えて...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 本負担法は二十六年に制定されたわけでございますが、一方、下水道法は昭和三十三年に全面改正されました。この改正に当たりまして、国庫負担法の適用が受けることができるよう財政上必要な措置をとることという附帯決議がなされたと伺っております。  今回この下水道を...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 現在の下水道法によりますと三分の二の定率でございますが、負担法に入りますと、これは地方財政との絡みで補助率が三分の二から四分の四まで累進的に上がるような仕組みになっております。したがいまして、一般的には負担法に入れますと補助率が高くなるということになりま...全文を見る
○政府委員(井上章平君) まず、地すべりでございますが、建設省所管の地すべり危険箇所につきましては、昭和五十五年の調査によりますと全国でおよそ五千八百カ所あることが判明いたしております。このうち昭和五十七年度末現在で施設の整備率はおよそ二四%でございます。  一方、急傾斜地崩壊...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 特定公共下水道でございますが、これも公共下水道の一種でございまして、下水道としての目的、設置の管理主体等は他の公共下水道と同様であります。したがって他の公共下水道と同様に負担法の対象といたします。
○政府委員(井上章平君) 現行の負担法の対象施設である道路附属物といたしましては、さくまたは駒止でございますが、近年交通安全等のため道路附属物の整備が進みまして、またその施設も大変大型化してきております。したがいまして、被災施設を復旧するには多額の費用を要するということから、これ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) ただいま申し上げましたように、道路附属物は非常に多岐にわたりますが、これらの中から、特にその施設が大型化し、また整備が進み、被災施設の復旧に地方公共団体が財政上の負担を大きく増大せしめているというようなものを拾い出しまして、ただいま申し上げたものについて...全文を見る
○政府委員(井上章平君) この法律の趣旨が地方の財政力に適応するよう国の負担を定めるという建前でございます。したがいまして、どうしてもそういった地方公共団体の財政上の負担が大きいものについてやはり拾い出しをするのが適当だと私どもは思っておりますが、なお他の施設につきましてもこれは...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 防風さくを含めまして私どもは道路の防雪施設というふうに呼んでおりますが、これは道路から離れたものを含めまして道路の附属物でございますので、今回の改正に伴って追加することになります。
○政府委員(井上章平君) 流雪溝それから消雪パイプにつきましては、これは道路の本体の一部というふうにみなされておりまして、そういう意味では既に負担法の対象となっておるというふうに理解いたしております。
○政府委員(井上章平君) この負担法におきましては、異常な天然現象により生ずる災害というものを対象にすると明記されておりまして、例えば通常の天然現象あるいは人為による損壊は含まないわけでございます。雪によりましてスパイクタイヤの使用が必要になったということではありましても、直接的...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 負担法の適用といたしましては、原則として施設の損壊等の現象の終了時点をもってその災害に対して適用するという考え方に立っております。ところで、との五十九年度の豪雪につきましては、豪雪そのものによる災害とそれから融雪による災害とに分かれると思いますが、豪雪に...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 一部融雪災害が出ておりますが、まだこれからという面がございまして、十分な全体像の掌握はできておりません。
○政府委員(井上章平君) 通年、融雪災害は大体二百億円程度あるわけでございますが、五十七年の例を見ますと三百億を超えております。本年も恐らくその程度の規模の融雪災害が発生するのではないかというふうに心配いたしておるわけでございますが、先生の御指摘のございました点につきましては十分...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 去る五十八年の九月二十八日から二十九日にかけまして、木曽川本川に大きな洪水が発生したわけでございます。これによりまして、木曽川本川筋の美濃加茂市を中心といたしまして非常に大きな、これは溢水による災害でございますが、災害が生じたわけでございます。  とこ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先ほど申し上げましたように、この丸山ダムは、関西電力の発電用とそれから建設省の洪水調節用の兼用施設のダムでございます。全体の容量のうち、およそ二千百万トンが洪水調節容量でございまして、千八百万トンが発電の利水容量でございます。通常の事態でございますと、関...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 河川法五十二条によります緊急の措置でございますが、これは「洪水による災害が発生し、又は発生するおそれが大きいと認められる場合において、災害の発生を防止し、又は災害を軽減するため緊急の必要があると認められるときは、ダムを設置する者に対し、」「指示することが...全文を見る
○政府委員(井上章平君) この負担法の一部改正によりまして、剰余金の処分にかかわる主務大臣の認可を廃止することといたしました。そのほかの簡素合理化の問題でございますが、政令に掲げる事項についても見直しを行いました結果、許認可等の事務簡素合理化として次の三点を今回行うわけでございま...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 災害査定に用います特定災害箇所にかかわる総合単価の適用という制度は、昭和四十九年発生災害から実施されてきたわけでございます。このとき、当初県工事は百万円以下、市町村工事五十万円以下で発足したわけでございますが、その後査定事務の簡素合理化を図り、被災施設の...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 治水事業につきましては、戦後毎年のように激甚な災害をこうむった事態にかんがみまして、昭和三十五年に治山治水緊急措置法が制定されました。これに基づきまして治水事業五カ年計画を策定いたしまして、それにより実施いたしております。現在第六次計画を推進しておるとこ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 激甚な災害が発生いたしまして、災害復旧事業のみでは十分な再度災害防止効果が期待できない場合におきましては、これまでも改良復旧事業を進めてきたわけでございます。  この改良復旧事業といたしましては、災害復旧助成事業、災害関連事業、激甚災害対策特別緊急事業...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 負担法上の災害は同法第二条第一項におきまして「暴風、こう水、高潮、地震その他の異常な天然現象に因り生ずる災害をいう。」と規定されております。竜巻は暴風と同じように風害の一種でございますし、また落雷も異常な天然現象として取り扱ってきておるところでございます...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 地盤沈下につきましてはこの負担法の対象とはなっていないわけでございます。
○政府委員(井上章平君) まず、異常低温による凍害につきましては異常な天然現象に入ると思います。  それから地盤隆起でございますが、地震によるものあるいは噴火によるものは当然異常な天然現象に入ると思います。
○政府委員(井上章平君) 異常低温に伴ういわゆる凍上による道路の破壊でございますか。
○政府委員(井上章平君) これは異常な天然現象という認定がされると思います。
○政府委員(井上章平君) 補助災害につきましては、従来、進度を先生御指摘のように三、五、二としてきたわけでございますが、これは昭和二十五年十月、地方行政調査委員会議から国会及び政府に対してなされた勧告を踏まえまして、昭和四十七年度以降措置してきたものでございまして、今日まで制度と...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先生御指摘のように、北海道は相次いで大きな水害に見舞われております。昭和五十六年は規模最大でございまして、それまでも三十七年、五十年と大きな災害があったわけでございますが、この五十六年の大災害を契機にいたしまして、五十七年三月に石狩川水系工事基本計画の改...全文を見る
○政府委員(井上章平君) これほどの大事業でございますので、なお数年の調査期間は必要だと思っております。
○政府委員(井上章平君) 去る一月二十六日に大東水害訴訟につきまして最高裁の判決があったわけでございますが、この判決につきましては、まず第一点は、河川は道路と異なり、本来自然発生的な公共用物であり、もともと洪水等の危険性を内包しているということ。二番目に、治水事業を実施するには財...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先生御指摘のように、この判決はいかなる場合も河川管理の責任あるいは瑕疵が存在しないということではございません。河川管理の本質及び治水事業を進めていく上での諸制約の存在を認めたということでございます。したがいまして、治水事業の現状を無原則に追認したものでも...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 現在係争中の河川はまだ数多くあるわけでございますので、これらにつきましても、ただいま先生が御指摘いただきました趣旨に沿いまして努力をいたしたいと思っております。
○政府委員(井上章平君) 御指摘の濃尾平野における治水対策でございますが、これにつきましては大きく言って三点に分かれるであろうと考えます。  まず第一点は、濃尾平野の海に面したいわゆる海岸に対する事業でございますが、これにつきましては、建設省の所管いたしております海岸保全区域は...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先ほども御説明申し上げましたが、濃尾平野のゼロメーター地帯に対する対策といたしましては、海岸事業といたしましては高潮対策事業が実施され、また河川事業といたしましては地盤沈下対策事業、あるいは中小河川改修事業が実施され、また直轄河川におきましてもそれぞれ地...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 計画高潮位でございますが、これにつきましては、TPで四メーター〇二センチ、波高が二メーター十センチで実施されております。また、計画降雨でございますが、現計画は明治二十九年九月の大潮と豪雨が重なったときの雨であります時間雨量三十八・九ミリを対象にいたしてお...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先生が御指摘ございましたように、この地方は三十四年の伊勢湾台風によって壊滅的な被害を受けたわけでございます。それに加えましてその後地盤沈下が発生いたしまして、非常にゼロメーター地帯が現出したというような状況下にございます。したがいまして、私どもはこの二つ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 日光川に限らず、新川、福田川、鍋田川、それぞれの河川につきまして、私どもは総合治水対策特定河川事業あるいは地盤沈下対策河川事業によりまして事業を進めておるわけでございますので、先生の御指摘のありましたことを踏まえまして、今後一層その改修に努力してまいりた...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 現在、地すべり防止対策でございますが、東栄町で一地区、設楽町一地区、鳳来町四地区について地すべり対策事業を実施いたしております。昭和五十八年度におきましては、これらの地区に事業費七千百七十万円をもって集水井等の対策工を実施いたしました。今後もこれらの地区...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 地すべりの対策につきましては、その地すべりの原因を究明することが何よりも対策を進める上で重要なことでございます。したがって、私どもも、地すべり防止対策としては必ずそういった手順を踏んでおるわけでございますが、特に今、東栄町の大畑地区の件につきまして、いろ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 地すべりの原因究明がまずは先決でございますが、県でいろいろ調査をいたしておりますので、その結果を待ちまして、より効果的な防止工事に努めてまいりたいと思っております。  なお、この事業につきましては、昭和四十六年度から継続して事業を実施してきたわけでござ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 地すべり防止区域の指定の範囲は、現に地すべりが発生している区域または地すべりが発生するおそれの極めて大きい区域及びこれに隣接する地域のうち、地すべり区域の地すべりを助長し、もしくは誘発するおそれの極めて大きいものを含めた地域であって、公共の利害に密接な関...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先生のおっしゃるとおりでございます。
○政府委員(井上章平君) 地すべり区域におきます山林あるいは農地との関連でございますが、これらにつきましてはその箇所ごとに農水省と調整を図りつつ事業を進めておるところでございます。
○政府委員(井上章平君) 先生が御指摘ございましたように、災害が起きてからの対策よりは、まずもって災害をあらかじめ防ぐための事業の推進が何よりも必要なことは申すまでもないところでございます。そういうところで、私どもといたしましては治水事業等こういった災害を防止するための国土保全事...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 補助金でございますが、これは一般に公共の利益を図るため特定の事業に対する助成、振興等を目的として、国または地方公共団体が当該事業を行う者に対し交付する金銭を意味するものとされております。  一方、負担金は、国に支出責任があり国の負担においてその経費の全...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 災害が発生した場合速やかに施設の復旧を図ることは、この負担法のそもそもの使命であろうと考えられます。したがいまして、査定の実施は地方公共団体における国庫負担額申請のための諸資料が整い次第速やかに実施いたしておるところでございます。  さらに、この査定の...全文を見る
○政府委員(井上章平君) この負担法は、施設の復旧の地方財政に与える影響が甚大であり、かつ施設の被災が国民経済、国民生活への影響の大きい公共土木施設を対象とするものでございます。そういう観点から今回追加したわけでございますが、地すべり防止施設、急傾斜地崩壊防止施設、下水道は、いず...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 下水道につきましては、昭和三十三年に抜本的な法律改正がなされたわけでございます。しかしながら、この時点におきます下水道の普及率は四%足らずでございました。その後整備が進んだわけでございますが、特に財政力の比較的弱い地方都市においても下水道の普及が進行いた...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先ほど申し上げましたように、この負担法は、やはりその施設の復旧が地方財政に与える影響が甚大であり、かつ施設の被災が国民経済、国民生活への影響が大きい公共土木施設を対象とするという考え方がございます。地すべり防止施設、急傾斜地崩壊防止施設、下水道は、いずれ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 今回の法律改正に伴いまして政令、省令等を改正することといたしておりますが、その中で次の施設を追加することといたしております。同法の施行規則の中で道路附属物のうち道路情報管理施設、共同溝及び道路の防雪または防砂のための施設、さらに同法の事務取扱要綱の中で道...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 道路の附属物のみにかかわる災害、これをいわゆるのみ災と称しておりますが、これにつきましては、現在は維持工事とみなされるという考え方で国庫負担法の適用除外となっておるわけでございます。しかしながら、近年の道路交通需要の高まりによって道路附属物の果たす役割が...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 今回必要とされるものにつきましてはすべて拾い出しまして、負担法改正に伴い適用範囲を拡大したつもりでございますが、なお今後検討を要すべき問題としては二、三ございまして、例えば道路標識あるいは駐車場等がございます。これらにつきましては、今回は適用に至りません...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 国庫負担対象施設の拡大等に伴います事業費の増加見込み額は次のとおりでございます。  まず、法律改正関係ではおよそ十九億円、それから政令改正関係、これは運輸省の廃棄物埋立護 岸のみでございますが約一億円、それから省令等の改正関係では、これは道路附属物で...全文を見る
○政府委員(井上章平君) そのとおりでございます。
○政府委員(井上章平君) 国庫負担の対象となります最低限度額は、昭和二十七年以来現行のまま据え置かれてきたところでございます。今回の法改正では、経済情勢の変化、それから臨調答申において指摘された最低額の見直しを受けまして引き上げを行うこととしたものでございます。昭和二十七年から現...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 採択限度額の引き上げによりまして負担法の対象外となる災害復旧事業費の見込みでございますが、私ども昭和五十三年災から五十七年災までの五カ年間平均で見た場合、建設省所管事業で、都道府県工事二十三億円、市町村工事六億円、合計二十九億円でございます。この比率は、...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 一箇所工事とみなす範囲を二十メートルから五十メートルに拡大いたしますのは、採択限度額以下の被害箇所が点々として断続する小災害について、これを救済する範囲を拡大しようとするものでございます。この負担法制定当時二十メーターといたしましたのは、当時、人力による...全文を見る
○政府委員(井上章平君) まず、建設省所管施設につきましては、昭和五十五年災から五十七年災の三カ年平均で見た場合、全体のおよそ二〇%、事業費でおよそ六億円、箇所でおよそ一千六百カ所というふうに算定されます。
○政府委員(井上章平君) 先生から今御指摘ございましたように、負担の増減を地方公共団体側から見た場合、大体とんとんでございますが、しかしながらこの負担法によって新たに追加いたしました施設は、いずれもこれから施設が増大し、またそれに伴って起債額も増大するであろうというふうに考えられ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 廃止の理由でございますが、剰余金の処分にかかわる主務大臣の認可手続は、従来、地方公共団体におきまして相当の事務量となっていたものでございますが、現在までの負担法の運用経験、実績にかんがみまして、当該認可を廃止いたしましても剰余金の適正使用が十分に図られ得...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先生から御指摘いただきましたように、この負担法の意味するものは、災害復旧に対し、地方の財政力に適応して国が国の責任においてその費用を負担するという立場で運用されておるものでございますので、今後この運用につきましては、十分先生のただいまの御指摘の意を体して...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 今回採択限度額の引き上げによりまして採択されないこととなる被災箇所は、例えば昭和五十二年災から昭和五十七年災までの五カ年間の平均で見ました場合、都道府県工事は五千三百九十カ所、およそ一〇・八%、これは箇所で比率を出しております。市町村工事二千八百四十五カ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先ほど申し上げましたように、小災害につきましてはできるだけそれを集めまして、一件工事としてこの負担法の対象にするように努力をいたしたいと思います。また、さらに救えないものにつきましては、これは先ほど申し上げましたように、自治省といろいろ御協議申し上げまし...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 公共土木施設の災害復旧の査定業務のための査定官でございますが、現在本省の河川局防災課に十名、それから地方建設局に八名、そのほか防災課に他の職務と併任いたしております者四名、計二十二名を常置しておるわけでございます。また、査定官を補佐する検査官といたしまし...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先生御指摘いただきましたように、円山川につきましては直轄河川として改修に取り組んでいるわけでございますが、計画洪水流量基準地点竜野におきまして四千五百立方メートル毎秒とする工事実施基本計画を四十一年に策定いたしました。これに基づいて、ただいま改修工事を鋭...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 六法川といいますのは、円山川の下流部で、円山川本川に合流いたします右支川でございます。この六法川流域は、豊岡市内でございますけれども、非常に低地でございまして、しかも流域面積は六十三平方キロメートルというかなり大きな河川でございます。したがって、六法川流...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 物事がすべて順調にまいりますればということにもなるかと思いますが、現在の時点では、とにかく十五年経過いたしましてやっと用地買収にかかれるという段階でございますので、ちょっといつ完成するということはまだ私どもも予想がつかないわけでございます。
○政府委員(井上章平君) ただいま御指摘いただいたとおりの状況でございますので、私どもといたしましても、まずは地元の御理解を得ることが第一でございます。それで、それによりまして事業を積極的に進めてまいりたい。円山川の改修が非常におくれておるということにつきましても、私ども同じ考え...全文を見る
○政府委員(井上章平君) ただいま先生が御指摘になりました地すべり、急傾斜地等で崩壊した場合に、もとどおりの施設ではまた崩壊するんじゃないかということにつきましては、そのような状況にあるところも十分考えられます。これらにつきましては、必ずしも原形を前提といたしておりませんで、少な...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 確かに先生がおっしゃったような事態が十分予想されます。したがいまして個別、具体の問題として、この著しく困難あるいは不適当な場合という解釈に幅を持たせまして、原形復旧にとどめたために再度災害が起きるということがないように努めてまいりたいと思っております。
○政府委員(井上章平君) ただいまお話のありました千秋が原の南側部分の土地利用計画書につきましては、去る四月の三日に長岡市長から御説明がございました。私どもそれをお伺いいたしまして、九日に、これにつきましては支障がない旨御連絡申し上げたわけでございます。
○政府委員(井上章平君) 本件土地の利用につきましては、従来から国会でさまざまな論議がなされましたことは、ただいま先生から御指摘があったとおりでございます。この結果、一つの手続に従って処理されるべきものというふうに私どもは理解をしておるわけでございます。  それは何かといいます...全文を見る
○政府委員(井上章平君) この覚書に沿って処理されるべきものという観点から私どもは一つの判断があったわけでございますが、この覚書によりますと、本件土地は長岡市の都市計画上極めて重要な土地であり、したがってその利用は長岡市発展の見地から、また市民全体の利益を優先して行われるべきもの...全文を見る
○政府委員(井上章平君) ただいまの先生の御指摘でございますが、この土地全体につきまして五十年以降国会でいろんな論議がありましたことは私どもも承知いたしております。その論議の結果を踏まえまして、これらの土地はすべて公共機関で利用すべきであるという見地から、県あるいは市などに働きか...全文を見る
○政府委員(井上章平君) ただいま御指摘のありました五十五年十一月二十九日付の瀬崎議員の質問主意書に対する答弁でございますが、ここにあります事前協議の対象となる行為としては、当該土地の権利移転と最終的な土地利用となる行為である旨を明らかにしている、こういうことであります。  当...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 答弁がおくれまして申しわけございません。  負担法は、施設の復旧が地方財政に与える影響が甚大であり、かつ施設の被災が国民経済、国民生活へ与える影響が大きい公共土木施設を対象とするということになっております用地すべり防止施設、急傾斜地崩壊防止施設、下水道...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 負担法に基づく災害復旧事業におきましては原形復旧を原則といたしておりますが、しかし原形復旧が著しく困難または不適当な場合には、これにかわるべき必要な施設を設置することが可能とされており、被災の実情、復旧事業の効率化等を配慮いたしまして適切に運用いたしてお...全文を見る
○政府委員(井上章平君) そのとおりでございます。
○政府委員(井上章平君) 災害が発生した場合、速やかに施設の復旧を図りますことはこの負担法の本来の使命でございます。したがいまして、査定の実施につきましては、地方公共団体における国庫負担額申請のための諸資料が整い次第速やかに実施しているところでございます。  さらに、査定の実施...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 地方公共団体が災害復旧事業を行う場合におきます国の負担率は、当該地方公共団体の標準税収入と災害復旧事業費との割合によりまして、災害復旧事業費の六六・七%を最低とし、超過累進的に算定する方法がこの負担法ではとられております。したがって、相当高率の国庫負担が...全文を見る
○政府委員(井上章平君) この負担法は、昭和二十六年に制定され、二十七年に市町村の採択限度額を十五万円から十万円に引き下げて以来、御指摘のように実質的な改正が行われていないわけでございます。この間、新たな行政需要に対応すべく昭和三十三年には地すべり防止法の制定、同年には下水道法の...全文を見る
○政府委員(井上章平君) これにつきましては、知事会、全国市長会それから全国町村会等にこの趣旨を御説明いたしまして御了承を得たところでございます。
○政府委員(井上章平君) 今後どうなるかという問題は一つございますが、今までの実績に照らして地方財政への影響を考えてみますと、まず建設省所管の災害復旧事業につきまして、昭和五十三年災から五十七年災の五カ年平均で見た場合でございますが、まずこの採択限度額の引き上げについては、都道府...全文を見る
○政府委員(井上章平君) まず、この補助災におきます災害復旧事業の三年復旧制度及びそれを三、五、二の割合で行うということについてでございますが、これにつきましては、昭和二十五年十月の地方行政調査委員会議の勧告を踏まえて、昭和四十七年以降こういう措置が定着してまいったわけでございま...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 五十八年災害を見ますと、七五%、八五%、一〇〇%というふうな割合で処理される予定でございます。
○政府委員(井上章平君) 先ほど申し上げましたように三・五・二というこの標準進度制度については長い歴史の経緯がございます。災害が激甚であります場合、それぞれ特例措置を講じてきたということでございますので、やはり今後におきましてもこの標準進度そのものが変更されるというふうにはにわか...全文を見る
04月19日第101回国会 衆議院 交通安全対策特別委員会 第5号
議事録を見る
○井上(章)政府委員 ただいま御指摘がございましたオリエンタルランドと遠山偕成との間の土地売買に関する経緯でございますが、これにつきましては千葉県より事情を聴取いたしましたところ、次のとおりでありました。  昭和五十五年四月二十日ごろ、千葉県知事に対して匿名の者から無断土地売買...全文を見る
○井上(章)政府委員 担当官はそれを拝見いたしております。
○井上(章)政府委員 水政課長でございます。
○井上(章)政府委員 ただいま確認いたしておりますので、しばらくお待ちいただきたいと思います。
○井上(章)政府委員 まず、このような分譲契約がなぜなされたかということが非常に大事であろうと思います。それにつきましては、千葉県とこのオリエンタルランド社の間で必ずしも意思疎通がなく、その結果、言うなればそれぞれがそれぞれの考え方でやったところ、それが結果的にこの分譲協定に違反...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生が今お話しになりましたのは、昭和四十年九月一日、建設省河川局長、運輸省港湾局長の連名通達でございます。この通達に従いまして、千葉県知事は、埋立免許権者としてそのようなオリエンタルランドの転売契約は認められないということであったわけでございます。
○井上(章)政府委員 認められないわけでありますから、どのような契約が交わされようと、それは是正されるべきものでございます。
○井上(章)政府委員 そのとおりでございます。また、そのとおり実行されたという報告を受けております。
○井上(章)政府委員 この契約解除契約が有効かどうかということが大切でございます。国税庁の見解あるいはそれに基づく重加算税の徴収については私どもはよく存じませんが、しかし、それがどうかということよりは、この契約解除契約が有効であるかどうかということが私どもにとっては一番重要な事柄...全文を見る
○井上(章)政府委員 ちょっと御質問の趣旨がわかりませんが……。
○井上(章)政府委員 遠山偕成社とオリエンタルランド社との間の契約解除契約は、五十五年五月十九日に成立しておるということでございますので、これから後は中断はないというふうに考えております。
○井上(章)政府委員 五十五年五月十九日に契約解除契約を締結したということでございます。
○井上(章)政府委員 先ほど申し上げたと思いますが、遠山偕成社にオリエンタルランド社から金銭の返還がなされたのは五十六年三月二十三日でございます。
○井上(章)政府委員 契約解除契約はその間有効に継続いたしておると思っております。
○井上(章)政府委員 まず、非常に地価が高騰しているということでございますが、これはこの土地に限らず、一般にこの二十二年間に非常に地価が高騰いたしております。したがいまして、それにつられてその価格が算定されるという意味では先生がおっしゃるような形になるのであろうと思うわけでござい...全文を見る
05月08日第101回国会 参議院 建設委員会 第7号
議事録を見る
○政府委員(井上章平君) 先生がお話のございましたのは、礫間接触酸化法による浄化施設でございますが、これにつきましては、多摩川に流入いたします野川という川が、まだ下水道が整備されていないため、非常に水質の悪い支川でございまして、それが多摩川に流入いたしまして多摩川の水質汚濁に非常...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先生御承知のように、木曾川左岸は古くからいわゆる囲い堤によりまして洪水から守られておる地域でございます。しかしながら、近年その前面におきまして開発あるいは宅地化が進行しております。これらの箇所につきましては、新たに囲い堤の前に新しい堤防を築造してきている...全文を見る
○政府委員(井上章平君) この江南市地先の地域の堤防につきましては、先生御指摘のとおりでございますので、一日も早く完成いたしますよう努力いたしたいと思います。
○政府委員(井上章平君) 信濃川河川敷問題につきまして国会で種々論議がございましたことにつきましては、先生御指摘のとおりでございます。それで、これは昭和四十一年に始まりまして今日に及んでおるわけでございますが、その間、例えば先生から御指摘ありましたように、五十年の三木総理大臣の発...全文を見る
○政府委員(井上章平君) この覚書が締結されたのは五十二年でございまして、それ以前に……
○政府委員(井上章平君) 三木総理大臣の発言の件でございますが、その時点におきましてこの土地をどのように利用するかということはさまざまな御見解がございました。それで、長岡市長に一任されるというふうな動きがございましたことは事実でございます。しかし、半分は室町産業に残るのかどうかと...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 当時は公共利用という考え方であったというふうに私どもは理解いたしております。それから具体的にこの土地がどういうふうに処理されるかということはまだ未決定である、長岡市長に一任されておるという状態であったというふうに私どもは理解をいたしておる次第でございます...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 「いわゆる信濃川河川敷用地について」という文書については、これは昭和五十年九月二十九日に小林市長が田中角榮氏立ち会いのもとに室町産業の代表者と会談した結果を記述したものであります。これを読んでみますと、「当該土地は長岡市の都市計画上極めて重要な土地である...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 前回の委員会における発言が誤解を招く結果になったとすれば訂正申し上げます。  ただ、同意を与えるという意味は、これは覚書に伴いまして河川局長から長岡市に対しまして文書で約束しておることがございます。それには「本職に協議されたい。」というふうに記載がある...全文を見る
○政府委員(井上章平君) たしか四月三日に長岡市長がお見えになりまして、室町産業との覚書に従って事業計画を同意いたしたいが、あらかじめ協議をいたしますと言ってお越しになって、私どもに説明があったわけでございます。それに対しまして、同月九日に文書で同意する旨御回答申し上げたわけでご...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先般、長岡市長が私のところに参られまして事前協議されましたのは、室町産業が策定いたしました土地利用計画書案でございます。これは本件土地がどのように利用されるかという計画書でございます。したがいまして、私どもはその計画の内容をいろいろお話し合いいたしたわけ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 利用計画について事前協議を受けたわけでございます。昭和五十二年十月三十一日の河川局長からの長岡市長あての文書を読みましても、「貴市がその利用計画の同意をしようとするときは、あらかじめ、本職に協議されたい。」ということでございまして、あくまでもこの土地がど...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 瀬崎先生からの質問主意書に対する答弁の中に、「最終的な土地利用となる行為」とございますのは、あくまでもそのとおり実施されるべき土地利用計画の策定であろうと思います。といいますのは、あくまでも土地利用計画が決定されるということについての覚書でございます。た...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先回も御答弁申し上げましたように、瀬崎議員は、この質問主意書でおっしゃいましたことは、前回土地利用計画が決まらない前に権利譲渡が行われたということに対して、こういうことは事前協議の対象になるのじゃないかという御質問の要旨でございました。それに対して、その...全文を見る
05月18日第101回国会 衆議院 建設委員会 第8号
議事録を見る
○井上(章)政府委員 お答え申し上げます。  まず第一点の、中島川の改修についてでございますが、先生ただいま御指摘ございましたように、五十七年七月の豪雨によりまして、長崎市を中心に大災害が発生したわけでありますが、特に市内を流れます中島川、浦上川につきましては、浸水による一般被...全文を見る
○井上(章)政府委員 いわゆる激特事業につきましては、再度災害を防止するために短期間に集中投資を行うという考え方でございまして、まさに緊急事業でございますので、したがいまして、おおむね五カ年間にその事業目的を達成するという考え方でつくられた事業でございます。  この中島川につき...全文を見る
○井上(章)政府委員 宇治川の改修でございますが、これは昭和四十六年に定めました淀川水系工事実施基本計画に基づきまして、基準地点宇治におきまして計画高水流量毎秒千五百立方メートルを安全に流下させるべく改修を進めておるところでございます。  宇治川の改修工事の重点でございますが、...全文を見る
06月21日第101回国会 参議院 運輸委員会,地方行政委員会,建設委員会,環境特別委員会連合審査会 第1号
議事録を見る
○政府委員(井上章平君) 本件の埋め立てにつきましては、免許権者は埋立法によりますと都道府県知事でありますが、この場合大阪府知事であると考えられます。免許権者に対しましてまだ出願がなされておりませんので、私どもとしては詳細については承知いたしていないところでございます。
○政府委員(井上章平君) ただいまも御説明がございましたが、埋立法によりますと、まずは都道府県知事に出願がなされまして所定の手続を経まして免許に至るわけでございますけれども、その際埋立規模等一定要件のものについてはあらかじめ主務大臣、この場合は建設大臣でありますが、その主務大臣の...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先ほどもお話し申し上げましたように、まだ出願はなされていない段階でございます。
07月11日第101回国会 衆議院 建設委員会 第9号
議事録を見る
○井上(章)政府委員 第六次治水事業五カ年計画におきます治水事業の進捗率は、第三年度であります昭和五十九年度当初予算を含めまして四六・三%であります。計画では五四・五%でありますから、三年にしておよそ八%おくれておるということになります。近年の財政制約のもとで、第六次治水事業五カ...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生御指摘のように、河川事業費は昭和五十五年度以降五カ年連続して横ばいでございます。ところが、この間昭和五十六年、五十七年、五十八年と全国的に災害が多発しまして、災害に対する緊急対策、例えば激特事業などがその典型でございますが、こういった事業に優先支出される...全文を見る
○井上(章)政府委員 先ほど河川事業のお話を申し上げましたが、砂防事業についても同様な事情にあるわけでございます。  先生御指摘のダム事業でございますが、ダム等の水資源開発施設の建設には十五年から二十年という非常に長い期間を要するわけでありますので、長期的な計画に基づき着実に事...全文を見る
○井上(章)政府委員 全国の急傾斜地崩壊危険箇所は、昭和五十七年調査によりますと七万二千カ所に及んでおります。このうち指定を受けておりますのは一万一千カ所という状況でございます。
○井上(章)政府委員 そういう状況でございますが、都道府県知事が市町村長に意見を聞いて指定することになっておりますが、私権の制限が伴う等によりましてなかなか指定が進まないという状況にあるわけでございますので、今後とも地元の理解を得ながら指定の促進を図るように十分指導してまいりたい...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいま先生からお話がございましたように、五十六年三月に建設省では河川審議会に対し今後の河川環境管理のあり方について諮問いたしました。これにつきまして同年十二月に答申を受けたところでございます。  近年、河川を取り巻く環境が都市化の進展あるいは土地利用の高...全文を見る
○井上(章)政府委員 この答申を五十六年十二月にいただきましてから、河川環境管理基本計画に盛り込むべき内容について種々検討を進めてきたわけでございますが、それは昭和五十八年六月の「河川環境管理基本計画の策定について」という河川局長通達によって明らかになったわけでございます。これに...全文を見る
○井上(章)政府委員 大変失礼申し上げました。多摩川につきましては、この答申が出る前に既に原案が策定されております。それからこの通達を受けて現在までに原案を策定いたしましたのは、淀川、旭川、江戸川等の数河川でございます。私どもといたしましては、直轄で管理しておる一級河川の主要区間...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生御指摘のように、これは地域の貴重な公共空間でありまして、また貴重な財産という認識が広く社会に通用しているところでございます。したがいまして、この河川空間、特に高水敷の利用につきましては、地域住民等のニーズが非常に多様化いたしております。またその用途も、区...全文を見る
○井上(章)政府委員 この答申を受けまして、五十八年十二月に河川敷地占用許可準則の一部改正を行ったわけでございます。これはただいま先生から御指摘がありましたように、公共性、公益性の問題、あるいは河川管理に支障のない範囲で、なるべく多様な要請にこたえたいというような趣旨から改正いた...全文を見る
○井上(章)政府委員 河川は公共物でございますので、その敷地の占用の許可に当たりましては、河川敷地占用許可準則に基づきまして、公共性の高い事業のための占用にとどめておるわけでございます。しかしながら、この公共性につきましても、優先順位が当然その地域地域にはあろうかと思います。そう...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生御承知のように、現行河川法は、河川敷地に民有地が存在することを前提として構成されておるわけでございますが、いわゆる堤外地に民有地が存在することは河川管理上好ましいことではないわけであります。しかしながら、河川区域内の民有地は、これは全国百九水系の直轄管理...全文を見る
07月12日第101回国会 参議院 建設委員会 第9号
議事録を見る
○政府委員(井上章平君) ただいま上田先生から信濃川河川敷問題における事前協議についてのお話があったわけでございますが、この事前協議につきましての私どもの見解は、この四月十七日及び五月八日の本建設委員会においても申し上げたとおりでございますが、ただ瀬崎先生の質問主意書に対する回答...全文を見る
07月26日第101回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第8号
議事録を見る
○井上(章)政府委員 昭和五十八年度末現在におきます全国の直轄河川のいわゆる要改修堤防延長は、総計で一万三千二百キロメーターでございます。このうち工事実施基本計画のとおり改修完了いたしておりますいわゆる完成堤防の延長はおよそ五千七百キロメーターでございます。したがいまして、完成率...全文を見る
○井上(章)政府委員 堤防の完成率は先ほど御説明したとおりでございます。ただ、特に長良川のような大河川の堤防で考えてみますと、日本の大河川の改修の歴史というのは非常に古うございまして、藩政時代からあったわけでございまして、逐次増強型で整備されてきているという状況でございます。した...全文を見る
○井上(章)政府委員 先ほども申し上げましたように、工事実施基本計画は一つの気象条件、一つの洪水事象を想定いたしまして、それに対応して河川全体のバランスのとれた安全率を持った計画を立て、それをいろんな施設に反映させるということでございますので、完成堤防でありますと将来起こり得るあ...全文を見る
○井上(章)政府委員 先ほども申し上げましたように、長良川は古い改修の歴史がございます。逐次増強型で整備されております。この新堤といいますのは昭和の初年に行われた事業を指すのだと思いますが、これを築造いたします際に、それまでにございました、いわゆるそれが旧堤だと思いますが、それの...全文を見る
○井上(章)政府委員 実はもう六十年近い歳月を経た昔の工事内容でございますので定かでないわけでございますが、いろいろ当時の関係者にお聞きするとかそういうことで調査いたしましたところ、この丸池の対策につきましては、土砂を片側に押し土しながら埋め立てをして、堤防のりじりより二十メータ...全文を見る
○井上(章)政府委員 先ほどもお話し申し上げましたように、本件の堤防の施工は昭和の初年でございました。今日その設計書は残っておりません。  で、堤防工事の際に丸池内に二十メーター程度の平場をつくったと私が申し上げましたのは、当時の堤防工事に携わった者の証言、あるいは昭和四十三年...全文を見る
○井上(章)政府委員 当時の設計書がないということは先ほど御説明したとおりでございますが、しかし、これは内務省の直轄工事でございます。堤防をつくるのは、堤防によって洪水を安全流下させるための目的でつくるわけでございますから、その地点が周辺と比較して特に安全が損なわれるような形でつ...全文を見る
○井上(章)政府委員 先ほどの航空写真のことでございますが、あの航空写真からはそれは見受けられませんが、それはあの丸池の水面下になっておるからであろうかと思います。昭和四十三年に実施した測量図からもそういうことになっております。
○井上(章)政府委員 この堤防は昭和の初めにつくられたものでございます。その後、私ども今日まで管理をいたしておるわけでありますが、常に堤防の機能につきましては管理を怠らないよう努めておるところでございます。  それで、私どもがその堤防の機能について最も実体的に把握できますのは、...全文を見る
○井上(章)政府委員 これは二つの裁判で原因説についていろいろ争われてきたところでございます。私どもが両方の裁判におきまして終始一貫説明いたしてまいりました私どもの破堤原因について改めて申し上げますと、それは、本件破堤はその後の調査によって、一つは、高い水位で長時間にわたって継続...全文を見る
○井上(章)政府委員 この丸池の平場につきましては、裁判におきましても一つの争点であったわけでございますが、私どもはこの平場は築造当時存在したし、また、この破堤が起きるまで存在しておったというふうに確信いたしております。(渡辺(嘉)委員「だって、ないじゃないですか」と呼ぶ)しかし...全文を見る
07月27日第101回国会 衆議院 建設委員会 第10号
議事録を見る
○井上(章)政府委員 既に占用を許可しておる土地につきまして、新たに別の者に占用をまた許可するという場合には、当然既存の占用者との間の調整が必要でございます。既存占用者の占用を廃止して、新たな占用者に占用を許可するということになりますので、新たな占用者の占用の許可を待ちませんと、...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生御承知のように、木曽川は大河川でございまして、長い歴史があって、その結果として今日の河川区域が引かれております。当該地域は霞堤になっておりまして、私どもは治水計画上もここはいずれ直線堤防によって画然とした河川にすべきであるという考え方を持っておりまして、...全文を見る
○井上(章)政府委員 占用地につきましての河川敷地占用許可準則に抵触するかどうかという御指摘でございますが、これにつきましては、そもそもこの占用許可準則は、同準則第二に規定されておりますように、水利使用とか工作物の新改築に伴う占用には適用されないわけでございまして、これらに伴う占...全文を見る
07月31日第101回国会 参議院 建設委員会 第10号
議事録を見る
○政府委員(井上章平君) 準用河川につきましては、これは普通河川の中から市町村の指定によりまして準用河川になるわけでございますが、これらの河川はいずれも地域住民の日常生活と密接に関連する極めて地域的な小河川でございますので、その管理は、やはり私どもの考え方といたしましては、市町村...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 木曽川導水事業につきましては、これは木曽川と庄内川を連絡いたします延長二十二・四キロメーターの流況調整河川を建設するものでございまして、新川流域の洪水被害の防除、治川の内水被害の軽減、合瀬川、堀川等の流水の正常な機能の維持及び新規都市用水の開発と、別途木...全文を見る
○政府委員(井上章平君) ただいま先生御指摘がございましたように、この導水事業は新川水系の治水対策の重要な事業であり、また堀川の浄化用水としても十分機能するものと思って私どもも促進に努めておるところでございますが、ただいま申し上げましたように、ただいま基本計画の取りまとめを行って...全文を見る
09月26日第101回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○説明員(井上章平君) 先生から御指摘ございましたように、王滝川本川につきましては、濁沢川からの土砂が柳ケ瀬−氷ケ瀬間に大量に堆積いたしておりますが、この土砂は、御岳出ろくの斜面からの崩落土砂がこの河川に堆積いたしたものでございます。こういうことは余り例がございませんので、私ども...全文を見る
○説明員(井上章平君) 新大又橋の復旧につきましては、建設省が所有しております応急組み立て橋を仮橋といたしまして架設して交通の確保を図ることといたしております。現在、新大又橋前後の取りつけ道路の土砂の排土を始めたところでありますが、この仮橋架設の工事につきましては、順調にいって約...全文を見る
11月06日第101回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
議事録を見る
○説明員(井上章平君) 中海・宍道湖の淡水化につきましては去る八月の二十日に農林水産省より中間報告書が送付されております。現在、出先の建設省の出雲工事事務所がございますが、この工事事務所におきましてその内容を勉強しておるという段階でございまして、農林水産省からこの問題についての具...全文を見る
○説明員(井上章平君) ただいま御指摘がございましたように、最初七十八項目、続いて四十六項目の質問をいたしております。これにつきましてはただいま農水省の方から御回答いただいておりますので、それについてまだ検討中という段階でございます。
○説明員(井上章平君) まだ整理ができておりませんので、整理ができますれば御提出できると思います。
○説明員(井上章平君) 淡水化の試行につきましては、まだ具体的に農水省と御協議申し上げておる段階ではございません。
○説明員(井上章平君) 内部的に事務当局間での打ち合わせばいたしておりますが、法律上の手続としてはまだ協議いたしておるということではございません。
○説明員(井上章平君) 淡水化試行計画につきまししては、今後農林水産省と協議することとなっておるわけでございますが、試行中の異常事態に対する措置等につきましては、事業主体であります農林水産省が必要な措置をとるよう、今後その協議の段階で慎重に詰めてまいりたいと思っております。
○説明員(井上章平君) 農業用水八千万トンの根拠についてでございますが、私どもといたしましてはまだ農林水産省から詳細な説明を伺ったということではございません。また一億トンについても同様でございます。  かんがい用水の必要水量につきましては、今後河川法に基づく水利協議の中でその算...全文を見る
○説明員(井上章平君) 湖中湖案というものが「中海・宍道湖の淡水化を考える会」によりまして十月十二日に提案されたという新聞報道がございました。私どもこの案につきまして知り得るのはこの新聞報道による情報のみでございまして、これだけでは内容の是非につきまして見解を申し述べるという状況...全文を見る
○説明員(井上章平君) この問題につきましては、農林水産省の方でどのようにお取り扱いになりますのか、それを待って農林水産省を通じて御協議申し上げたいと思います。
○説明員(井上章平君) この問題につきましては、事業主体でございます農林水産省の方からのお申し出を待って私どもとしては対応いたしたいと考えております。
○説明員(井上章平君) 中浦水門の操作管理規程でございますが、淡水化に伴うこの水門の操作の方法、その他水門の管理の問題につきましては、農林水産省におきましてこのための管理規程を定め河川管理者の承認を得て操作することになるわけでございます。この点につきましては現在、ただいま構造改善...全文を見る
○説明員(井上章平君) ただいま構造改善局長からお話があったとおりでありまして、中浦水門は農水省が設置するところの施設でございますので、この維持管理責任は設置者である農林水産省にあるものでございます。しかしながら、この水門を今後どういうふうに扱っていくか、例えば兼用工作物とするか...全文を見る
○説明員(井上章平君) 御趣旨におきましてそのとおりでございます。
○説明員(井上章平君) 斐伊川の治水計画の主要をなすものは、いわゆる神戸川放水路でございますが、斐伊川の計画高水流量四千五百トンのうち二千トン毎秒を神戸川に分流いたしまして大社湾に放流する計画でございます。この事業計画につきましては長年の経緯があるわけでありますが、昭和五十年に計...全文を見る
○説明員(井上章平君) 米子空港に関係いたします埋立計画については、正式には何も伺っておりません。
○説明員(井上章平君) 中海の高水時の最高水位は、中海固有の流域からの出水により支配されまして、大橋川の流量には影響を受けないものでございます。また、中海流域の計画降雨は、建設省の工事実施基本計画におきましては、大津という地点がございますが、この大津地点上流域、平均二日雨量でござ...全文を見る
○説明員(井上章平君) これは旧河川法時代からでございますが、河川の流水はすべて公水として観念いたしておりまして、したがいましてそれを利用する場合はすべて河川管理者により流水の占用について水利権を取得することが必要条件となっておるわけでございます。
○説明員(井上章平君) 河川水の利用につきましては長い歴史的経緯がございまして、これらの経緯に基づきまして現在の利水秩序が成り立っておるというふうに考えられるわけでございますが、現在の法律、河川法によりますと、すべてこの公水たる河川水を利用する場合は許可を得て、許可水利権として確...全文を見る
○説明員(井上章平君) 慣行につきましてはそれぞれ歴史的な経緯がございますので、それに従って慣行として成り立っておるというふうに理解されますけれども、しかし考え方といたしましては、慣行として取水しておる実績に照らしてその権利が存在しておるというふうな考え方でございます。
○説明員(井上章平君) 先生御指摘のように水の利用形態は社会の進展とともに大きく変わってくるわけでございます。したがいまして、慣行水利権を含めましておよそ水利権全般につきまして、常にそういった水の需要実態に照らして合理化を図り、調整されるべきものであろうかと思われるわけでございま...全文を見る
○説明員(井上章平君) ただいま金沢先生のお考えにつきまして御説明があったわけでございますが、私どもも河川水につきましては自然がつくりなす循環過程の一通路であるという考え方に立ちまして、河川水を含めましてすべての水は総合的な公水としての水管理を行うべきであるという説にはもっともだ...全文を見る
○説明員(井上章平君) 芦ノ湖の水利用につきましては、明治半ばごろに箱根側に分水しようとする神奈川県側と、これを認めないとする静岡県側との間で水争いが起きまして、刑事事件にまで発展したいきさつがあるということは承知いたしております。また、昭和四十八年には、水道用水の取水等について...全文を見る
○説明員(井上章平君) 本年は降雨量が非常に少ない渇水年でありますために芦ノ湖の水位が例年に比して相当低下しているということは承知いたしております。現在のところこの水位低下により問題が生じているとは聞いておりませんが、河川管理者が神奈川県知事でございますので、神奈川県知事のこの問...全文を見る
○説明員(井上章平君) ちょっと十分調査がまだ行き届いておりませんので、調査してみたいと思います。
○説明員(井上章平君) この芦ノ湖水利組合の持つ水利使用につきましては、先生お話しありましたように、もう三百年の歴史的な経緯に基づくものでございます。これが法律上確定いたしましたのは大正十四年でございまして、旧河川法に基づいて神奈川県知事が許可を出しておりますが、そのときの取水量...全文を見る
○説明員(井上章平君) この問題につきましてはただいま神奈川県におきまして水利用の歴史的経緯も含めて、いろいろと調査研究を進めておられる段階と聞いておりますので、建設省といたしましてはその状況をなお見守ってまいりたいと考えております。
○説明員(井上章平君) ちょっとその前に私の方から。  この芦ノ湖は神奈川県知事の管理いたします二級水系にかかわるものでございますので、何といいましても、神奈川県におけるそういった問題に対する御努力を私どもとしては見守ってまいりたいという考え方でございます。
11月07日第101回国会 参議院 環境特別委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○説明員(井上章平君) 霞ケ浦におきましては、この湖の水質浄化を図るための河川浄化事業としていろんなことをやっておるわけでございますが、昭和五十年からはいわゆるヘドロのしゅんせつ事業を実施いたしております。これは年間十万から十三万立米のしゅんせつを進めておるところでございます。ま...全文を見る
○説明員(井上章平君) 霞ケ浦の水質の現況でございますが、COD値で八ないし一一ppmでございます。これを当面の目標であります五ppmまで浄化しようということで各般の施策を展開いたしておるところでありまして、その一つが今申し上げましたヘドロのしゅんせつであり、またアオコの採取、除...全文を見る
○説明員(井上章平君) 今新聞の記事は見せていただいておるところでございますが、この例えばどういうことかちょっと私も理解できませんが、確かにアオコ採取船二隻で懸命な努力をいたしておりますが、アオコをすべて取り払うというような状態になっていないことは事実でございます。しかしながら、...全文を見る
12月06日第102回国会 参議院 建設委員会 第2号
議事録を見る
○政府委員(井上章平君) ただいま巴川について御指摘ございましたので答弁させていただきたいと思いますが、巴川につきましては、四十九年の七月に大出水がありまして、それ以来鋭意改修に努めておるところでございます。五十四年からは総合治水対策の特定河川にも指定されたわけでありますが、本年...全文を見る
○政府委員(井上章平君) ただいま国土庁からお話ございましたように、本年の渇水ということになりますと、台風が一度も上陸せず、特に関東以西の地域では雨が少のうございまして、平均の六割以下にとどまっておるということが一つ大きな原因でございますし、また水事情の逼迫している大都市等の地域...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先ほど申し上げましたように、特に水需給の逼迫しておる大都中等の地域におきましては、水需給の均衡が保たれていないということでございます。したがいまして、建設省におきましては安定的な水供給のために水資源開発に努めておるところでございますが、何分にも水資源開発...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 木曾川水系におきましては、梅雨期以降、非常に小雨が続きまして平年のおよそ五〇%にとどまっております。このために都市化の進んでいる愛知用水地域におきましては、河川の自己流量及び牧尾ダムの貯水量の低下によりまして八月十三日より取水制限が行われており、現在、上...全文を見る
○政府委員(井上章平君) これにつきましては、先ほど出し上げましたように、短期的には木曾川水系緊急水利連絡調整協議会におきましていろいろ対応策を講じておりまして、その一環として上流の発電ダムの貯留水を一時使用するというようなことを行っておるわけでありまして、長期的には阿木川ダム、...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 阿木川ダムの建設につきましては、先生御指摘のとおり、当初五十二年完成の予定が大幅におくれておるわけでございますが、現在のところ、六十一年完成がさらに二年ないし三年延びるのではないかと思われます。これにつきましては、何といいましても昨今の財政難によるところ...全文を見る