井上章平

いのうえしょうへい



当選回数回

井上章平の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第102回国会 衆議院 建設委員会 第4号
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○井上(章)政府委員 第六次治水事業五カ年計画は昭和六十年度で第四年目になるわけでございますが、その累積進捗率は六二・四%ということになります。近年の財政制約のもとでこの五カ年計画の達成見通しということになりますと極めて厳しいものと考えられますが、ただいま先生からお話ございました...全文を見る
○井上(章)政府委員 近年におきます都市化の急速な進展によりまして、都市の基幹施設の一つであります河川の整備が相対的に立ちおくれ、そのために都市における浸水被害が増大する傾向にあることは、先生ただいま御指摘いただいたとおりでございます。このため、都市河川につきましては、時間雨量五...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいまお話のございましたスーパー堤防でありますが、これは特定地域高規格堤防整備事業と申しておりまして、人口、資産の集積が著しい都市部の低地河川において、治水対策の強化及び水辺環境の改善に資するため、民間活力を活用した市街地の再開発事業等と一体として治川に計...全文を見る
○井上(章)政府委員 本件災害の原因につきましては現在調査中でございますが、崩壊斜面上部にあらわれた明瞭なすべり面及び移動した土砂の形態等から、大規模な地すべりであると考えております。
○井上(章)政府委員 今回の災害を顧みますと、このような急斜面のもとに長い歴史にわたって神社や寺院を中心とした集落が形成されてきたということは、その斜面の安定した履歴を反映しているものと考えられます。したがって、当地区におきましても、今回のような地すべりを予想するということはこの...全文を見る
○井上(章)政府委員 藤田先生の発言があったということは承知いたしておりますが、そのよって来るゆえんについては私どももちょっと理解できないところでございまして、外見的なこの地域の状況は先ほど申し上げたとおりでございました。
○井上(章)政府委員 地すべり危険の箇所数でございますが、昭和五十五年の調査によりますと、建設省所管で五千七百七十七カ所でございます。
○井上(章)政府委員 農林水産省所管は、五千五百四十六カ所でございまして、合計一万一千三百二十三カ所となっております。
○井上(章)政府委員 含めてでございます。
○井上(章)政府委員 地すべり防止区域の指定基準というものがございます。
○井上(章)政府委員 建設省所管事業で申し上げますが、先ほど申し上げましたように、地すべりの危険箇所は昭和五十五年の調査によりますと五千七百七十七カ所でありますが、このうち先ほど申し上げました指定済みの箇所は二千六百八十五カ所でございます。これに対しまして、五十八年度末でございま...全文を見る
○井上(章)政府委員 全国的に見まして地すべりの態様はざまざまでございますが、私どもが優先順位といいますか現在強力に事業を進めておりますのは、現に大規模なすべりが発生しておるところでございます。
○井上(章)政府委員 指定基準によりますと、先生お話にございましたように、地すべり地域の面積が五ヘクタール以上という網がかぶりますが、ただ人家十戸以上に被害を及ぼすおそれのあるものも採択基準に入れることにしておりますので、今回の場合はこれに該当するわけでございます。
○井上(章)政府委員 国が実施いたします直轄海岸保全施設整備事業は海岸法第六条で定められておりまして、例えば工事の規模が著しく大であること、あるいは高度の技術を要すること、二以上の都道府県の境界に係る場合等と規定されております。本条件を満たす海岸について順次直轄海岸として採択して...全文を見る
○井上(章)政府委員 この京都府丹後町間人の後ケ浜海岸でございますが、先生のお話がございましたような浸食の著しい海岸でございます。その対策といたしまして、昭和五十五年から離岸堤に着手いたしまして、全体計画は四期でございますが、五十九年度までに一期を完成させたところでございます。 ...全文を見る
02月26日第102回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○井上(章)政府委員 まず河川の整備率でございますが、昭和五十九年度末におきます河川の整備状況で申し上げますと、利根川、木曽川などの大河川につきましては、当面の整備目標であります戦後最大洪水に対して大体六〇%でございます。それから、その他の中小河川につきましては、時間雨量五十ミリ...全文を見る
03月06日第102回国会 衆議院 建設委員会 第5号
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○井上(章)政府委員 上高地地域は我が国の代表的景勝地でございまして、多くの観光客が訪れるところでございますが、流出土砂の増大、集中豪雨によるがけ崩れ、土石流の発生等によりまして近年土砂災害が頻発している実情にございます。  これらの原因でございますが、上高地地域は、日本の屋根...全文を見る
○井上(章)政府委員 上高地の土石流対策といたしましては、従来から焼岳及び八右衛門沢の各渓流におきまして、本川への土砂の流出抑制を主目的として実施をいたしてきておるところでございます。また、上高地を利用する多くの観光客の生命の安全を確保すべく、昭和五十九年度より全国に先駆けまして...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいまお話のございました上高地地域保全整備計画につきましては、国土庁、環境庁、林野庁とともに昭和五十七年から基本的方針策定のための調査を実施いたしております。ただいままだ調査段階でございます。  したがいまして、私どもといたしましては、その具体的な計画を...全文を見る
○井上(章)政府委員 第六次治水事業五カ年計画は五十七年度からでございますので、昭和六十年度で第四年目でございます。この四年までの累計進捗率が六二・四%でございます。したがって、現下の財政事情のもとで、あと一年を残して計画の達成ということは大変厳しいものがあろうかと思いますが、最...全文を見る
○井上(章)政府委員 昨今の我が国の財政状況のもとにおきましては、すべてを一般財源に頼っております治水事業費の確保というものは大変厳しい状況にあるわけでございます。このため、建設省としましても、治水事業の増大を図るべくその財源対策についてただいま幅広く勉強をいたしておるところでご...全文を見る
○井上(章)政府委員 海岸事業につきましては、御承知のように農林水産省、水産庁、運輸省及び建設省の関係四省庁によって行っておるものでございます。現行の第三次海岸事業五カ年計画は昭和六十年で終了するわけでございますが、その進捗率は八二%にとどまる見込みでございます。こういったことを...全文を見る
○井上(章)政府委員 昨年秋以来、全国的に渇水が発生いたしましたことは御指摘いただいたとおりでございます。  このような渇水状況に対処するためには、節水等の努力を行うことはもちろん必要でございますが、基本的には、長期的な展望に立って計画的、重点的に水資源開発を推進することが最も...全文を見る
○井上(章)政府委員 昨年、昭和五十九年は、台風が一度も上陸しないまま、秋雨前線も目立った活動がなく少雨に推移いたしました。したがって、全国的に渇水が広がり、本年二月上旬の時点におきまして、一級水系で十五地域、二級水系等で十七地域に渇水が生じたわけでございます。上水の給水人口で見...全文を見る
○井上(章)政府委員 何年に一回という計算はまだいたしておりませんが、昭和五十三年以来の渇水であろうと思います。
○井上(章)政府委員 昭和六十五年にむけての水利用と水資源開発計画は、国土庁が昭和五十三年八月に発表いたしました長期水需給計画を踏まえつつ策定した建設省所管施設の長期的な水資源開発計画であったわけでございます。  御指摘のとおり、本計画におきまして建設省所管分といたしましては、...全文を見る
○井上(章)政府委員 御指摘のように、この計画に対比いたしますといろいろな事情で今日までの達成状況は極めて低率になっておるわけでございますが、これらの原因につきましては、資金が十分手当てできないとか個々のダムの固有の問題として用地の協力がなかなか得られないとかいった問題が集積して...全文を見る
○井上(章)政府委員 需要の推移につきましては、そのときどきの社会情勢でありますとか、あるいは節水型社会が形成されつつあるというような努力の成果もこの結果に反映しておるのだろうと思います。ただ、昨年からことしにかけまして起きました渇水につきましては、これは純然たる天然現象、つまり...全文を見る
○井上(章)政府委員 先ほども申し上げましたが、水資源開発が思うように進まない原因の一つに、財源の確保が大変難しいということがございます。一般財源に依存しております治水事業費の確保が年々厳しい状況にあることにかんがみまして、建設省におきましてもその確保のための方策につきましてはい...全文を見る
○井上(章)政府委員 この新聞がどのように取材されたか私もつまびらかではございませんが、ただ、ここに書いてもございますように、いろいろなことについて財源探しを始めたということでございまして、まさにそういったことでただいま各方面についていろいろ勉強しておるということでございます。こ...全文を見る
○井上(章)政府委員 これに「夏ごろ」とありますのはよくわかりませんが、私どもの心構えといたしましては、例年夏ごろに次の年度の概算要求が行われるわけでございますが、それを節目といたしましてこれらの問題の一応の結論を出すということをここでは言っておるのであろうというふうに考えられま...全文を見る
○井上(章)政府委員 先ほども申し上げましたようにまだ全くそういう絞り込みはなされておりませんで、幅広く勉強をいたしておるという段階でございます。
○井上(章)政府委員 小豆島におきまして例年のごとく渇水に見舞われておりますことは十分承知をいたしております。このため、建設省としましても内海ダムを初めといたしまして三カ所のダムを既に建設して水資源の開発を図ってきたところであります。しかし、なおこのような状況下にあるということで...全文を見る
○井上(章)政府委員 小豆島にダムを建設するということになりますと、これは多目的ダムを建設するということであろうかと思います。それで、地域生活防災ダムというと、ちょっとこの小豆島にはなじみにくいものであろうと考えられます。また渇水対策ダムにつきましても、一部私どもの方では着手はい...全文を見る
○井上(章)政府委員 小豆島の実情は私どももよくわかっておりますので、香川県とよく御相談を申し上げまして、速やかに対策が講ぜられるよう努力いたしたいと思います。
○井上(章)政府委員 琵琶湖開発事業の計画に従いまして五十九年度の事業計画が立てられております。これに基づきまして、これは公団から建設省の近畿地方建設局に委託をしまして実施する事業でございますが、五十九年度予算にかかわる事業でございますので、その委託契約を結び工事を発注するという...全文を見る
○井上(章)政府委員 特に延びたということは伺っておりません。
○井上(章)政府委員 第六次治水事業五カ年計画は、昭和六十年で第四年目に当たるわけでございますが、累積進捗率はそこまでで六二・四%ということになります。
○井上(章)政府委員 治水施設の整備にかかわる長期計画ということになりますと、河川法に基づく工事実施基本計画の策定がございます。すべての河川はこの工事実施基本計画によりまして、それに基づいて治水施設の整備を進めておるということでございます。  ただいま先生からお話がありましたよ...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいま御指摘いただきましたように、千曲川本川は五十六、五十七、五十八と連年のように災害を受けたわけでありますが、実はそれまでは非常に安定したといいますか、昭和三十四年に大きな洪水がございましたが、それ以後さしたる被害のなかった河川でございまして、にわかに三...全文を見る
03月07日第102回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○井上(章)政府委員 当該地点は、公有水面埋立法に基づく埋立地に、このただいま先生が御指摘になりましたような東京ディズニーランドが立地したわけでございます。これは古く三十七年にさかのぼるわけでございますが、千葉県が埋め立てをいたしまして、これがオリエンタルランド社に分譲され、その...全文を見る
○井上(章)政府委員 千葉県企業庁がオリエンタルランドに遊園地用地として譲渡いたしましたのは二百十一ヘクタール、およそ六十四万坪でございますが、現在までに同社は、東京ディズニーランドとして約八十三ヘクタール、約二十五万坪を利用いたしております。また、ホテル用地として約二十五ヘクタ...全文を見る
○井上(章)政府委員 道路用地としてはおよそ十三ヘクタール、約四万坪でございます。
○井上(章)政府委員 千葉県の企業庁とオリエンタルランド社の間に取り交わしました分譲協定の中にこの買い戻し条項特約が入っているわけでございます。これは転用あるいは転売について一定の制限を付したものでございまして、それが、先生御指摘のように三段階に分かれておりますが、やがて十年の期...全文を見る
○井上(章)政府委員 これにつきましては、この分譲協定の当事者間、当事者は千葉県の企業庁であり、オリエンタルランド社でございますが、当事者の間でどのようなお考えがあるかまだ伺っておりませんが、千葉県の意向でございますと、それは十分可能であるというふうに伺っております。
○井上(章)政府委員 これにつきましては、分譲協定そのものが私法上の契約でございますので、私どもとしてはできるだけこれに関与いたしたくないわけでございます。しかし埋立地という性格から申しまして、千葉県のお考えに従って処理されることが妥当であろうというふうに考えております。
○井上(章)政府委員 昨年の二月十二日にオリエンタルランド社から千葉県企業庁に対して土地利用計画試案なるものが提出されております。これは私どももその時点で拝見したものでございます。で、昨年の十一月九日付で千葉県知事は企業庁を通じましてオリエンタルランド社に対して遊園地利用としての...全文を見る
○井上(章)政府委員 この件につきまして御理解いただきたいことでございますが、三十七年の時点でここが遊園地用地として埋め立てが計画されまして今日に至っておるわけでございます。このような埋立地における利用目的につきましては、時の経過とともに社会的な、その土地の利用効率でございますと...全文を見る
○井上(章)政府委員 先ほど来申し上げておることでございますが、建設省といたしましては、この分譲協定に基づく買い戻し期限が到来するまでに遊園地としての土地利用が図られる見通しが立つように千葉県を指導してまいる所存でございますが、仮にそれが困難な状況でございます場合には、買い戻し期...全文を見る
○井上(章)政府委員 これは、分譲協定そのものが私法上の契約でございますので、当事者間の合意を待つべきものであろうかと思いますが、しかしそれにつきましては、千葉県としては、買い戻し期限の延伸を両者間で協議することは十分可能であるという感触を持っておるようでございます。
○井上(章)政府委員 これは法律上強制力を持って私どもがどうこうするということはできないと思います。
○井上(章)政府委員 私どもとしては、残余の土地についてオリエンタルランド社において遊園地としての利用計画が進められており、これがそのように実現していくものというふうに期待を持っております。また、そういう期待を抱くだけの根拠もあるわけでございますが、しかし相手のあることでございま...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生が今御指摘ございましたように、法律に基づく地方自治体の権限が適正に行使されますよう、私どもは地方自治体を十分指導してまいりたいと考えておるわけでございます。  また、当該の案件につきましても、先生のただいまの御指摘を体して千葉県とよく協議してまいりたい...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生の御理解を得たいわけでございますが、先ほど来申し上げておりますように、この問題については千葉県御当局においていろいろ検討されておるわけでございます。したがって、オリエンタルランド社にこの未利用地の利用計画等の提出を求めたりしておるわけでございますから、そ...全文を見る
○井上(章)政府委員 私どもといたしましては、この問題に対する基本的なスタンスは、遊園地用地として埋め立てられた土地でありますから、所期の目的のとおり遊園地用地として利用を進めていただきたいわけでございます。そのように千葉県を指導いたしているわけでございます。それに従って千葉県と...全文を見る
○井上(章)政府委員 まだ千葉県から正式な御報告がございませんが、先ほど先生の方からお話がありましたように、千葉県知事選の最中と伺っておりますので、しばらくは、千葉県からこの問題について何らかの御表示があるというふうには伺っておりません。恐らくは県知事選の後であろうと思います。
○井上(章)政府委員 通年工事ができないということでございますが、私ども所管いたしておりますダムについて申し上げますと、近年の公共事業予算の抑制によりまして工事最盛期を迎えたダム事業の中には年間六カ月未満の工事量しか確保できないということで、御指摘のような事態が生ずるおそれがあっ...全文を見る
○井上(章)政府委員 加古川大ぜきはただいま工事中でございますが、大体五十九年度中には本体が概成するような段階にあるわけでございます。この中で魚道の計画はどうなっているかということでございますが、特に加古川はただいま先生のお話がございましたような状況でありますので、加古川の水産資...全文を見る
○井上(章)政府委員 御指摘の高砂井ぜきにつきましては、これは古くから設置されておる潮どめぜきでございますが、建設当初からは右岸寄りに階段式の魚道が設置されておりました。その後、昭和五十三年に至りまして、地元漁協からの御要望もありましたので、さらに右岸側に階段式魚道を併設しておる...全文を見る
○井上(章)政府委員 当該地点は昭和五十二年から築堤のための用地買収に着手いたしますとともに、水衝部の浸食対策のために護岸整備を実施してきておるわけでございますが、かなり進みまして、昭和五十九年度からは一部築堤にも着手するなど、これまでに金額で申し上げまして大体五割ぐらいの進捗率...全文を見る
○井上(章)政府委員 加古川の岩盤掘削の件でございますが、先生から御指摘いただきましたような事情にありますので、五十九年度にいろいろと岩盤の状況あるいは地下水に与える影響等を調査をいたしております。調査結果がまとまりまして掘削に伴う支障がないことが確認されれば、昭和六十年度からで...全文を見る
○井上(章)政府委員 沖縄県におきまして実質的に河川改修が行われるようになりましたのは、復帰の昭和四十七年度からでございます。  現在全国的な中小河川の改修についての整備水準を申し上げますと、一時間雨量で五十ミリメーター相当の降雨というのを一つの対象にいたしておりますが、この降...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいま御指摘いただきました二本の河川の改修の状況でございますが、比謝川につきましては昭和五十四年度に中小河川改修事業で事業着手をいたしたわけであります。特に流下能力が不足しております沖縄市知花橋上流部の蛇行整正を図るべく、いろいろ用地買収を促進しておるとこ...全文を見る
○井上(章)政府委員 先生ただいま御指摘のとおり、沖縄県の河川改修につきましては、沖縄振興開発特別措置法によりまして、沖縄県知事の申請に基づき、沖縄の振興開発のため特に必要があるものとして建設大臣が沖縄開発庁長官に協議し指定した区間に係るものは、直轄施行ができることとなっておりま...全文を見る
○井上(章)政府委員 河川の汚濁対策といたしましては、ヘドロのしゅんせつによります浄化事業というものを私どもは実施いたしておるわけでございますが、現在沖縄県におきましては、国場川の下流部でこの浄化事業を実施いたしてヘドロのしゅんせつを行っております。ただいまのところこの一本でござ...全文を見る
○井上(章)政府委員 最初に、第六次治水事業五カ年計画の概要について申し上げますが、この五カ年計画は昭和五十七年から六十一年までの五カ年間の計画でございまして、投資総額十一兆二千億円を予定しておるものでございます。その内訳は、治水事業費として八兆二千五百億円、災害関連事業及び地方...全文を見る
○井上(章)政府委員 建設省では従来から雨量、水位等の情報を正確、迅速に収集、処理、伝達するためのシステム整備に努めてきたところでございます。近年、全国的に多発した大水害に際しまして、出水時における情報伝達の重要性が改めて認識されており、観測所のテレメーター化、レーダー雨量計の設...全文を見る
○井上(章)政府委員 江の川上流につきましては、御案内のように、昭和四十八年に定めました江の川水系工事実施基本計画に基づきまして基準地点吉田地点における計画高水流量毎秒千二百立方メーターを安全に流下させるべく改修を進めておるところでございます。  また、土師ダムが昭和四十九年に...全文を見る
○井上(章)政府委員 吉田町の江の川右岸柳原地区につきましては昭和五十六年度よりおよそ一キロメーターの無堤部解消を図るべく用地買収を進めておるところでございますが、ただいまのところ用地買収が非常に難航しておるという実情でございます。今後とも地元の御理解、御協力を得まして用地買収が...全文を見る
○井上(章)政府委員 それは最初に申し上げました柳原地区の堤防のための用地買収でございますが、地元の御了解が得られませんで用地が買えないという意味でございます。
○井上(章)政府委員 八千代町の簸川につきましては、下流部を直轄事業で取り上げておるところでございますが、この直轄の区間につきましては、昭和五十二年度から北原地区の築堤を鋭意進めておるところでございまして、早期に完成すべく六十年度におきましても築堤を引き続き継続施行してまいりたい...全文を見る
○井上(章)政府委員 まず高宮町の梶失地区でございますが、その前にこの地区の河川の概況を申し上げますと、三次市から下流の島根県境までのいわゆる江の川中流部につきましては、工事実施基本計画に基づきまして基準地点尾関山地点における計画高水流量毎秒七千六百立方メーターを安全に流下させる...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいま先生からお話のございました灰塚ダムでございますが、これは直轄特定多目的ダムとしてただいま実施計画調査を行っておるものでございまして、江の川支流の上下川の広島県双三郡三良坂町に建設を予定しておるダムでございます。申すまでもなく、江の川水系の治水及び周辺...全文を見る
○井上(章)政府委員 江の川につきましては、御指摘のように昭和四十七年の七月に極めて大きな災害を受けたわけでございまして、上流部においても三次市を中心にして大きな被害を受けたわけでございます。私ども建設省といたしましても、これを契機に、一つには上流のダムの早期完成を図りますととも...全文を見る
○井上(章)政府委員 御質問の前段の件でございますが、河川堤防を道路と兼用すること、それから河川に除雪をすることにつきましては、河川管理上支障がない範囲において十分可能であると考えられます。現にそういうふうに実施しているところも多いわけでございます。この堤防沿いに人家を建ててとい...全文を見る
○井上(章)政府委員 岐阜県から各務原市前渡西町地先の木曽川右岸の河川区域内に流域下水道浄化センター建設のため、河川法第二十六条、二十七条の規定に基づき工作物の新築及び土地の形状変更に係る許可申請が昭和五十九年五月二日付で河川管理者に対して出されております。これを審査の上、支障が...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいま申し上げました許可書の写しにつきましては先生にお話ししたと思いますが、これに対応して許可申請が岐阜県から当然なされたわけでございますが、その際の附属書類のことをおっしゃっておるのだと思います。  これにつきましては、本件事業に関連して訴訟が係属して...全文を見る
○井上(章)政府委員 申請者であります岐阜県御当局がどういう理由で見合わせてほしいと言うのかはつまびらかでございませんが、そういう申し出でございましたので提出することを見合わせたものでございます。ただ、これにつきましては、この申請に付随してその説明資料として提出されたものでありま...全文を見る
○井上(章)政府委員 堤防の予定地につきましては下水道事業を実施する起業者が用地取得を行うわけでございますが、当該下水道事業の完了までには築堤を完成させるよう用地取得の促進を図るというふうに伺っておりますので、それに基づいて許可をしたわけでございます。
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○井上(章)政府委員 ただいまお話のありました河川はいずれも一級河川、一級水系利根川の支川でございまして、これらの区間は一部直轄で管理しておるところもございますが、大部分が千葉県知事に管理を委任している区間でございます。
○井上(章)政府委員 先生御指摘になりましたように、これらの河川はいずれも千葉県の東葛、葛南地区と言われております東京に隣接した人口急増地帯を貫流しておる河川でございまして、近年急速に都市化が進んでおりますために、河川への流出増加によりしばしば浸水被害を起こしている河川でございま...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいまお話のございました天竜川の川路、竜江、竜丘地区の治水対策の件でございますが、これにつきましては、御案内のように大変長い歴史の経緯がございまして、特に下流に位置して築造されております中部電力の泰阜ダムの影響と絡めまして、地元におきまして懸案の問題として...全文を見る
○井上(章)政府委員 地上げをする高さは、ただいま申し上げましたように天竜川の工事実施基本計画に定められた当該地点の計画高水位がございますが、これは天竜川の計画の基本となります高水芸当該地点を流下するときに示す水位でございます、この水位まで地上げをする、こういうことでございます。
○井上(章)政府委員 場所によって異なりますが、大体四メートル以上ぐらいになると思います。
○井上(章)政府委員 今、場所によってということを申し上げたわけでございますが、平均的なところで申し上げますと、地上げの高さは六メートルにも達するようでございます。大体六メートル程度に達するようでございます。訂正を申し上げます。この高さは、先ほど申し上げましたように計画高水位の高...全文を見る
○井上(章)政府委員 これはすべての河川に共通した事柄でございますが、河川におりてまいります洪水の量といいますのは、これは自然現象でございますので特定できないものでございます。しかしながら、私どもは、河川を整備してまいります上に計画高水位というものを行政上決めまして、その高水位ま...全文を見る
○井上(章)政府委員 繰り返すようでございますが、当該地点、つまり川路、竜江地区の治水対策を考えます場合には、第一点は、これは天竜川の中流に位置しているところでございますから天竜川全体の治水対策との対応がございます。ここだけ特別にどうこうするということはあり得ないわけでございます...全文を見る
○井上(章)政府委員 天竜川全川通じての工事実施基本計画に対応いたします治水対策を行うわけでありますから、安全であるかどうかという判断基準はすべてそれに対応して生ずるわけであります。したがって絶対安全ということは、当該地点についても他と同じようにないわけでございます。  ただ背...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいまのところ基本合意を結んだ段階でございますので、背後地の盛り土の基本方針が決まった段階でございます。したがって計画高水位の高さまで盛り土した地盤の上に現在の国鉄飯田線はつけかわるであろうということでありますが、つけかえ位置あるいはつけかえ方法等について...全文を見る
○井上(章)政府委員 大体そういうことになろうかと思います。
○井上(章)政府委員 これは総体といたしましては、恒久治水対策ということでございますから河川管理者であります建設省でございますが、この基本合意に三者が名を連ねているという趣旨におきましては、この合意に基づいて工事を実施する三機関において、基本的にはそれぞれの分担した問題については...全文を見る
○井上(章)政府委員 これにつきましてはこれからでございます。
○井上(章)政府委員 なるべく早くというつもりでおります。
○井上(章)政府委員 三月いっぱいにいたしたいと思っております。
○井上(章)政府委員 天竜川の治水対策でございますので、そういう理解をしていただいて結構だと思います。
○井上(章)政府委員 当然そういうことになると思います。
○井上(章)政府委員 全体の事業費につきましてはちょっとわかりかねます。
○井上(章)政府委員 当然そういうことでございます。
○井上(章)政府委員 まず非常に全体の工期の制約条件として考えられておりますのは、この土地は民地でございますので、必要な治水対策等を実施いたします土地の取得の権利関係の調整につきましては相当長期間を要するのではないかというふうに考えられますので、これが見通しがつきませんと全体の工...全文を見る
○井上(章)政府委員 だんだんこの計画の概要が煮詰まってまいりますと、ある程度の見通しを申し述べることができるようになろうかと思います。現段階では申し上げられないということでございます。
○井上(章)政府委員 一つには、用地関係の調整が完全につくことでございます。  それから、これは大量の土砂の運搬工事でございますので、地元のこの工事の工程に対する積極的な協力が得られることが必要でございます。それらのことがすべて見通しが立った時点で大体の工期は申し上げることがで...全文を見る
○井上(章)政府委員 基本合意が得られましても、個々の人たちの権利関係の調整があるわけでございますので、個々の人たち、つまり関係するところのすべての人がこの事業に理解をいただいて、用地の提供関係が円滑にいくという見通しが立ちませんと、まずそこでつまずくんじゃないかと思います。
○井上(章)政府委員 これにつきましては、ちょっと私どもから申し上げかねます。
○井上(章)政府委員 御指摘のように泰阜ダムにかかわる水利権の許可期限は本年三月末であります。建設省といたしましては、従来よりその更新に関して円満な解決が図られるよう努力したところでありますが、その結果、本年一月十六日に、ただいま申し上げましたように、川路、竜江、竜丘地区の治水対...全文を見る
○井上(章)政府委員 そういうことでございます。
○井上(章)政府委員 飯田市の合意があってこの基本協定が結ばれたということでございますので、私どもといたしましては、地元の御理解が得られるというふうに今感じておるところでございます。
○井上(章)政府委員 特定河岸地水害対策事業の概要でございますが、まず、富士川もそうでありますが、中流部で、山間の狭陸部に河岸に沿って人家がございますが、こういうところの水害対策といいますと、堤防をつくるといいましても、堤防をつくりますとその人家を立ち退かさなければいかぬというこ...全文を見る
○井上(章)政府委員 数カ所候補地を考えておるようでございますので、最終的にはまず一カ所から始めることになろうかと思います。
○井上(章)政府委員 治水対策の基本は、堤防をつくりまして洪水のはんらんを防止する、また護岸で固めまして決壊等を防止するということを行うわけでございます。これは、そういう堤防をつくることができないところでありますとか、堤防をつくるとしましても、人家をみんな立ち退かせた跡に堤防をつ...全文を見る
○井上(章)政府委員 従来からこういう方式がありますと、前もって相当調査が進んでいるということもあろうかと思いますが、何せ六十年から新しく始めたことでございますので、まずは地元の御理解をいただくことから始めなければいけない事業でございます。そういうことで、六十年度は候補地を探して...全文を見る
○井上(章)政府委員 社団法人淡水生物研究所につきましては、先生から数度にわたりいろいろ御指摘、御教示いただいたところでございますが、私どももこの法人に対していろいろ調査をし、また法律上の検査も行って、ただいま先生がおっしゃいましたような事柄について逐次調査をしてまいりました。 ...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいま先生がおっしゃいましたことは、おおむねそのようであるという認識でございますが、受託の問題あるいは利益の問題等、あるいは成果品の問題については、またそれぞれ別個に御答弁申し上げたいと思います。
○井上(章)政府委員 昨年の十一月二十一、二十二日の二日間にわたりまして当該研究所の検査をいたしたわけでございますが、その検査の結果、会計経理状況につきましては、まず第一点、未払い金の処理、第二点、未収金の処理、第三点、貸借対照表の作成、第四点、証拠書類の備えつけ、第五点、支払い...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいま先生から御指摘のありました当該研究所の役員による公私混同の事実関係につきまして、この検査のときに慎重に検査いたしたわけでございますが、会計事務処理が不適正であり、証拠書類等の整理が不備であったわけではございますが、研究所の費用が役員の個人的な使途に充...全文を見る
○井上(章)政府委員 この研究所の発足の経緯等、ちょっと御紹介申し上げますと、私ども河川を管理している立場といたしまして、河川の生物生態関係の調査がいろいろ環境問題と絡めて社会的に非常に重視されるということが数年来、特に昭和五十年の当初から起きたわけでございまして、また急速にそう...全文を見る
○井上(章)政府委員 この問題が表になりまして、いろいろ検査いたしました。その結果、不備な点が出てまいりましたので、ただいまは業務の新たな発注は一切差し控えております。私どもとしては、十分体制を整えて、世の指弾を受けることがないような体制になったところで改めて判断いたしたいと思い...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいま先生がお話しございましたように、社団法人の研究機関でございますから、十分その設立の目的に照らして機能するようにしなければならないと思っておりますので、その点も含めて十分指導いたしたいと思っております。
04月02日第102回国会 参議院 建設委員会 第7号
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○政府委員(井上章平君) 御承知のように、ダムの建設費は多目的ダムの場合は治水、利水それぞれ資金持ち寄りでございます。したがいまして、国の直轄事業の場合の治水は四分の三でございますが、利水につきましてはそれぞれの負担率が定められております。今回一律に高率補助のカットが施行されるわ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 昭和六十年度の予算につきましては、ただいま先生が御指摘になりました補助金、負担金等の一律カットによりまして実質事業量が若干伸びたわけでございますが、それをもっていたしましてもなお今日工事の最盛期を迎えておりますダム等につきましては資金の不足が生ずるわけで...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 天竜川に限らず全国のダムにつきましては土砂の堆積が起こるわけでございますが、私どもはこれらにつきましては計画上十分その効用期間内でダムの堆積によって効果が減殺しないような計画を立てて実施いたしておるわけでありますけれども、しかしこれらにつきましては明らか...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 巴川につきましては、ただいま先生から御指摘のあったとおりでございまして、昭和四十九年の七月の大洪水によりまして静岡市、清水市等広範な地域で大きな被害が生じたわけでございます。また、引き続いて五十七年にも、規模はそれより若干小そうございましたが、やはり浸水...全文を見る
○政府委員(井上章平君) この大谷川放水路の計画諸元を申し上げますと、大体毎秒四百トンの水を流下させるべく計画されております。しかしながら、一度にこれだけの対応を講ずるのは容易でございませんので、とりあえず暫定計画といたしまして百四十六トンの水をこの暫定通水によって流そうというこ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 静岡県の海岸につきましては先生からただいま御指摘いただいたとおりでございまして、私どもも直轄海岸、これは富士海岸、駿河海岸、それから遠州海岸でございますが、それから補助海岸といたしましては静岡海岸、清水海岸、これらの地域につきまして積極的に高潮対策事業を...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先生から御指摘いただきましたように、伊勢湾台風あるいは狩野川台風、それから二十八年の十三号台風、こういった相次ぐ台風によりまして非常に大きなエネルギーをこれらの海岸については受けたわけでございます。大きな被害もこうむったわけでございますので、これらの台風...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 静岡海岸といいますのは安倍川の左岸に広がる海岸でございまして、先生の御指摘がありましたような事情で海岸浸食も大変著しい地域でございます。相次いで災害を受けております。こういうことでございますので、堤防を設置いたしますとともに、積極的に離岸堤の築造を進めて...全文を見る
○政府委員(井上章平君) かいじ国体関連の河川事業といたしましては、メーン会場の小瀬スポーツ公園を貫流いたします蛭沢川とその支川の五割川を対象といたしまして昭和五十七年度から実施しておるところでございます。蛭沢川は対象延長千八百八十メートルが昭和五十九年度末までに概成いたしますと...全文を見る
04月03日第102回国会 参議院 建設委員会 第8号
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○政府委員(井上章平君) 昨年九月の新潟県知事に対します河川局長回答の問題でございますが、これは鳥屋野潟の整備に関連する法律上の疑義として、一般論として「河道にたい積したヘドロのしゅんせつ、掘削等の河川工事で土地の形状を変更することとなるものを行う場合、その実施に当たっては、地権...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 鳥屋野潟につきましては、これは新潟県知事の管理する一級河川でございますが、周辺の市街化等の趨勢によりまして、この地域の治水対策及び公園化等の要望に対応するべく新潟県においてはさまざまな観点から検討が進められてきたと伺っております。その中で、この鳥屋野潟の...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 新聞記事につきましては、私どもは内容についてはよくわかりませんし、それに対して対応ということはございません。
○政府委員(井上章平君) この新潟県知事からの照会に対する回答ですべてが尽きると思いますが、通常、河道に堆積いたしましたヘドロのしゅんせつあるいは河川工事として行う掘削等に伴いまして、当然土地の形状が変更されるということでこういう照会があり、回答をしたものでございます。したがいま...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 河川区域内の民有地におきまして河川工事を行う場合、私どもは買収または土地所有者の同意によって権原を取得した上で行うということが建前としてあろうかと思いますが、しかし過去においてあるいは必ずしもそのような手続を踏まないままに行われた事例もないわけではないと...全文を見る
○政府委員(井上章平君) バケツで泥をさらえるというようなことではございませんで、一般に行われておりますのはポンプ船あるいはグラブ船等を使用して、この鳥屋野潟の場合もそうでございますが、ある程度の一定の深さで掘削をするわけでございますから当然土地の形状変更を伴うものでございます。...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 鮎川先生のこの著書「水三法」におきまして、一号地につきましては流水の存在により財産的支配が不可能であり、私権は有し得ないものといたしております。しかし ながら、私どもとしては、この河川法の建前から見ましても、一号地について財産的支配が不可能であるとは言...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 一級河川の直轄管内の民有地の面積は五十九年四月末現在でおよそ三万二千ヘクタールというふうに私どもは把握いたしております。そのうち官民境界が明確になっております面積はそのうちのおよそ五〇%であろうかと思います。
○政府委員(井上章平君) 私どもは堤外民有地についての取扱方針を定めておりますが、考え方としては、河川法におきましてはこの河川区域内に民有地が存在することを否定していない。いないのではありますが、先ほど先生おっしゃいましたように十三万ヘクタールほどあるわけでございますけれども、し...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 河川法上特段の規定はございませんが、しかし当然、民法上それらの私権の有する土地に対して使用権を確立せずに事を行うことはできないと思います。
○政府委員(井上章平君) ただいま申し上げましたことを繰り返しますと、河川管理者が河川工事を施行しようとする場合、その土地の所有者は民法上法令の制限内において土地を使用、収益、処分する権利を有しておるところでありますから、河川管理者は土地所有者との間で河川工事を施行する正当な権限...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 過去にそういう事例がなしとしないというふうに申し上げましたのは、例えばその地域からの陳情がございまして、当然、土地所有者も含めて一定の行為に対する同意があったとみなされるような事態におきましては、特段土地所有者個々について同意を得ずに実施したという事例が...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 河川工事はすべて極めて公共性の高い工事でございますので、土地の地権者に対しまして同意を求めた場合、大概の場合は同意をいただけるのでございますが、しかしそれは土地所有者の自由裁量の範疇でありまして、私どもが強制できることではございません。したがいまして、現...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 河川区域内の土地につきましては河川管理者の許可が必要でございます。
○政府委員(井上章平君) そういうことでありますから、新潟県におきましては、この鳥屋野潟の全域にわたりまして公有地化の必要を痛感しておるわけであります。公有地化についていろいろ検討しておると伺っております。
○政府委員(井上章平君) 鳥屋野潟につきましては歴史的な経緯がございます。これは、かつては田んぼであったわけでありますが、周辺の乾田化を図るために、それぞれの農民は自分の土地へ客土するための土をここから運んだわけでございます。その結果……
○政府委員(井上章平君) でありますから、過去の経緯をお話ししておるわけでございます。  そういうことでありますので、この土地につきましては非常に多くの地権者がそれぞれ土地を分筆所有されておるわけでございます。この土地が河川区域になりましたのは、昭和三十九年に新潟地震が起きまし...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 浦浜開発が具申書をもって、この鳥屋野潟のいろいろな計画をお持ちであるということはお聞きいたしております。しかしながら、そういうことではありますが、先ほど申し上げましたように、新潟県におきましては、この地域の重要性を認識いたしまして、それにふさわしい土地利...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 浦浜開発から私どもに直接そういう申し出があったわけじゃございませんで、これは県に対してそういうお話があったのであろうと思います。これは県の方でいろいろ浦浜開発のお考えも伺った上でしかるべく対応をお考えになるのではないかというふうに考えられます。
○政府委員(井上章平君) 私どもは、河川区域内の私有地の扱いにつきましては、先ほど申し上げましたように、昭和四十七年に取扱方針を定めて、そういった河川工事を実施するに当たっては土地の権原を取得した上で実施するという方針を定めておりますが、しかしこの鳥屋野潟につきましては新潟県が管...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先ほど申し上げましたように、取扱方針は所有権を取得した上でということになっておりますが、しかし個々の問題につきましては管理者であります新潟県のお考えによるものであるというふうにお答えしたわけでございます。
○政府委員(井上章平君) 建設省といたしましては、紀ノ川分水については近畿圏におきます水需給の長期的な見通し、それからただいま先生が御指摘になりました関西新空港との関連から必要なものという考え方でございます。現在、関係府県等におきまして分水の取り扱いについて協議、調整中と伺ってお...全文を見る
04月10日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○井上(章)政府委員 お答え申し上げます。  最初に我が国の河川改修全体の現況と今後の方針でございますが、大河川につきましては戦後最大洪水、中小河川については時間雨量五十ミリ相当の洪水に対処することを当面の目標として整備を進めておるわけでございますが、昭和五十九年度末におきます...全文を見る
○井上(章)政府委員 長良川におきましては、御承知のように、昭和五十一年九月、台風十七号によりまして安八町地先で破堤いたしましたが、また多くの箇所で堤防のり崩れ等が発生いたしました。これにつきましては、被災箇所について直轄河川災害復旧事業、また破堤箇所を中心にいたしまして延長六千...全文を見る
○井上(章)政府委員 昭和五十一年九月の台風による洪水は、この河川といたしましては昭和三十六年以来の極めて異例な大洪水でございました。その際、先ほど申し上げましたように安八地先で破堤したわけでございます。その他の地区につきましても、のり崩れ等の被害がございましたが、何とか持ちこた...全文を見る
○井上(章)政府委員 長良川のような大河川の堤防につきましては長い歴史の経緯がございまして、徐々に拡築、かさ上げ等を進めてきた経緯がございます。したがいまして、すべての延長の堤防が同一規格でできているということではございませんで、逐次そういった状況をつくり上げてきたわけでございま...全文を見る
○井上(章)政府委員 先ほどもちょっと申し上げましたように、長良川災害の実態にかんがみまして、堤防総点検をその直後に実施したわけでございます。その点検の結果、緊急に漏水対策を要する箇所として一千百カ所を拾い出したわけでございます。昭和五十二年からこの漏水対策に着手いたしておりまし...全文を見る
04月19日第102回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○政府委員(井上章平君) 青海町玉ノ木地区におきます地すべり災害は、昭和六十年の二月十五日、十八時二十五分ごろ発生いたしまして、その規模は幅七十メートル、のり長百十メートル、崩壊土砂量四万立方メートルに及ぶものでございました。  建設省としましては、直ちに係官を派遣いたしまして...全文を見る
○政府委員(井上章平君) ただいま申し上げましたような本復旧は六月ごろには着手できる見込みでございますので、何とか本年度中にすべて完了させたいという意気込みを持っております。
○政府委員(井上章平君) ただいま御説明申し上げましたように、今回の災害の原因につきましては、崩壊斜面上部にあらわれておりますすべり面及び移動した土の形態等から判断いたしますと、これは単なる土砂の崩落ではなく、大規模な地すべりであるというふうに考えておる次第でございます。  こ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 当該地区を含めまして、国道八号線沿いのこの急傾斜地の下に人家が密集いたしておりますので、これについてはかねてから新潟県におきましてもいろいろ調査をいたしまして、急傾斜地の崩壊防止工事は実施する必要ありとして実施してきたわけでございまして、今回のような地す...全文を見る
○政府委員(井上章平君) まず、従来の一般的な急傾斜地の崩落防止工事につきましては、これは今回の地すべり対策というふうに私どもとらえておりませんので、これにつきましては、対策工法について今回の教訓をもとに設計基準あるいは工法の見直しをするということではございませんが、しかし、こう...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 急傾斜地崩壊の危険箇所につきましては全国で七万二千カ所ございまして、これらのうち対策を必要とする箇所は、ただいま先生御指摘がございましたように、約五万八千カ所というふうに調査の結果が出ております。五十八年度末のこれらに対する対策、いわゆる整備率は一四%に...全文を見る
○政府委員(井上章平君) ただいま先生御指摘ございましたように、私どもは、この総合治水対策の中で浸水予想区域を公表するということを一つの目標にいたしておるわけでございますが、まだこれにつきましてはいろいろと調査を続けております。しかしながら、その間の行政措置といたしまして浸水実績...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 貴重な御見解をいただきましてありがとうございました。  なお、浸水実績図でございますが、これはあくまでも過去に起きた浸水の状況を的確にその地域社会で受けとめていただくという趣旨で出すわけでございますので、これをよくごらんいただいて、浸水等の事態になりま...全文を見る
○政府委員(井上章平君) これはずっと私ども懸案の問題として検討を続け、あるいは調査を続けてまいっておるわけでございますけれども、現時点におきましては、いろいろやっぱり問題があるわけでございます。  それは、一つにはある洪水を想定いたしましていろいろな都市の状況あるいは河川の整...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 低地都市水防災総合計画でございますが、これは東京、大阪等の大都市の既成市街地におきます治水対策につきまして、当面の目標を時間雨量五十ミリメーター対応ということで河川改修を鋭意進めてまいっておるわけでございます。先ほど御指摘のございました神田川についても同...全文を見る
04月23日第102回国会 衆議院 決算委員会 第5号
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○井上(章)政府委員 河川敷地の利用状況につきましては、建設大臣がその許可を行っております一級河川の直轄区間の面積三十六万ヘクタールございますが、そのうち、昭和五十九年三月末現在で許可件数およそ三万件、占用面積約二万九千ヘクタール、総面積比で八%となっております。  その内容で...全文を見る
○井上(章)政府委員 大変膨大な資料でございますので、すべて整っておりませんので、例えば多摩川でございますとか、そういう河川を限っていただきますと提出できるかと思います。
○井上(章)政府委員 多摩川で河川敷を占用しております高水敷と言われますのは、洪水時に洪水が流下するために準備されている土地でございますので、これは場所によって多少の差はございますが、おおむね数年に一回は洪水時には冠水するような宿命を背負っておる土地でございます。したがいまして、...全文を見る
○井上(章)政府委員 河川の高水敷といいますのは、ただいま申し上げましたような状況下にあるわけでございますから、当然冠水することを前提にいろいろな占用施設がつくられておる、また利用されておるという考え方でございます。したがいまして、当該占用施設が冠水してその原状回復に要する費用は...全文を見る
○井上(章)政府委員 ダムの操作につきましては、これはでき上がりましてから設置者が勝手に行えるというものではございませんで、それぞれ操作規則あるいは操作規程を定めまして、これに基づいて行うわけでありますが、これら操作規則を定める場合あるいは一定規模以上のダムの操作規程の承認を行う...全文を見る
○井上(章)政府委員 ただいま御説明申し上げましたように、河川敷地の高水敷は洪水時に冠水することはある意味では避けられないわけでございますが、利用する側といたしましてはできるだけ冠水しない方が望ましいというようなことであるわけであります。しかし、今先生からお話がございましたように...全文を見る
06月13日第102回国会 参議院 内閣委員会 第16号
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○政府委員(井上章平君) 従来から二級河川につきましては、河川改良工事あるいはダム事業の全体計画、それと毎年度の年度実施計画の双方につきまして、建設大臣の認可にかからしめておるものでございます。今回このうち年度実施計画の建設大臣認可を廃止するわけでございますが、廃止しても安全性が...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 全体計画につきましては、これが完成いたしますまで、計画上の重要な変更についてはすべて建設大臣の変更申請をまって認可にかからしめるということになっております。
○政府委員(井上章平君) まず指定水防管理団体の数でございますが、昭和五十九年四月一日現在で、全国千九百四十一団体、これは全水防管理団体の数が三千二百六十二団体ございますから、それのおよそ六〇%が指定水防管理団体となっております。  また活動状況でございますが、昭和五十八年度の...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 指定水防管理団体数千九百四十五団体のうち、水防協議会設置済みのものが千四百十六団体でございます。したがいまして設置率は七二・八%となっております。この残余につきましては、ただいまのところ都道府県を通じまして速やかに指定水防管理団体におきましては協議会の設...全文を見る
08月06日第102回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第7号
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○井上説明員 御承知のように、ただいま鋭意事業を進めておりますのは、まずH鋼による土どめ工でございます。それから、地表水の浸透防止のため、のり崩れのありましたのり面の表面整形をやっております。それからさらに、それの表面に排水工を設置すべく努力をいたしておるところでございます。地す...全文を見る
○井上説明員 ただいま鋭意進めておりますのは、大臣からも御答弁ございましたように、地表水の浸透防止のための表面排水工が主体でございますが、引き続き地下水についての対策を講ずる必要があります。これにつきましては、災害関連緊急地すべり対策事業によりまして来年三月までに二十二億五千万の...全文を見る
○井上説明員 私どもといたしましては来年の三月までには完成させたいということで鋭意工事を進めたいと思っております。
○井上説明員 多数の被災者がおられる現状にかんがみまして、的確な安全基準を早急に出すことの重要性は十分認識いたしておるところでございます。したがいまして、現在工事を進めております災害関連緊急地すべり対策事業の進捗状況を見ながら、それともう一つ、ただいまお話がございましたように、地...全文を見る
08月07日第102回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
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○説明員(井上章平君) 地すべり等の危険箇所につきましては、昭和五十五年に調査いたしまして、この全国の一斉調査によりまして、ただいまお話がございましたような、全国で五千八百カ所近くの危険箇所があるという把握をいたしておるわけでございますが、その後も全国的に適時適切に見直しはいたし...全文を見る
○説明員(井上章平君) ただいま御説明申し上げましたように、五十五年の一斉調査にはひっかからなかったわけでございますし、その時点ではどうもこの地附山には地すべりの兆候はなかったと考えられます。その後五十六年ごろから、ここを通っております戸隠バードラインの維持に関連いたしまして、い...全文を見る
○説明員(井上章平君) バードラインの存在がこの地すべりを誘発したということではございませんで、バードラインの維持上、これらの附属施設等について起きた土砂の崩落等に対する対策を五十六年ごろから長野県の企業局において行われておったということでございまして、しかも、それらはいろいろ調...全文を見る
○説明員(井上章平君) たびたび申し上げて恐縮でございますが、いろいろな動きの掌握の仕方についてでございますが、これにつきましては当時は長野県の企業局におきまして、そういった局所的な崩落であり、局所的な滑りであるというような判断に立って、それに対応することで済ましてきたということ...全文を見る
○説明員(井上章平君) ちょっとその前に、ただいま私が申し上げましたことについて敷衍させていただきますと、いろいろ調査はされましても、通常、なかなか地すべりの範囲あるいはその挙動等について将来を予測するということは極めて困難なことでございまして、やはり非常に関係するところが大きく...全文を見る
○説明員(井上章平君) 地すべり対策事業、これは建設省の所管分でございまして、このほかに農水省等の所管分がございますが、建設省で実施しております地すべり対策費用は、昭和六十年度で見ますと、直轄、補助合わせましてただいま御指摘ございましたように二百四十七億円強でございます。  と...全文を見る
○説明員(井上章平君) 地すべりの恒久対策を進めてまいりますためには、今回の地すべりの発生原因究明の調査が必要だと思います。それは、ただいまのところ長野県を中心にいたしまして、学識経験者等を集めましていろいろと検討されると伺っておりますので、これにつきましては長野県を今後指導して...全文を見る
○説明員(井上章平君) 調査の主体は長野県で行われるものでございますが、政府といたしましては、緊急地すべりの事業費の中にこれらの必要経費を見込んでおるわけでございます。
○説明員(井上章平君) 今回の災害の発生原因等を入念に究明することが、万全の恒久対策を立てるための避けて通れない問題だと私どもも思っております。したがいまして、それらの五十六年以降の企業局が独自に調査されました報告書も含めまして、あらゆる資料を、データを駆使いたしまして、今回の災...全文を見る
○説明員(井上章平君) 今日の災害の態様から見まして、当然地すべり防止区域に入れられるべき地域であったと思います。
○説明員(井上章平君) 地すべり防止区域の指定要件といたしましてはいろいろあるわけでございますが、当然その地すべりによりまして影響する範囲に人家等がございます状態から見ますと、道路の存在の有無によって防止区域から外れるというようなことではなかったと思います。  ただ、当時の認識...全文を見る
○説明員(井上章平君) お話ございましたように、この指定基準は建設、農林、大蔵三省の申し合わせでございまして、三十三年のたしか七月ごろ申し合わせが成ったわけでございますが、当時の実態に合わせているという面がございますので、私どももこれを機会に検討いたしたいと思っております。
○説明員(井上章平君) そういう御趣旨を体して検討いたしたいと思います。
○説明員(井上章平君) 私も現地を視察さしていただいたわけでございますが、五百万立米とも言われる大量の土砂があの斜面に広く流れ出ております。ただいまのところとまっておりますが、しかし、これらは今後の降雨のいかんによりまして当然流出するおそれが十分あるというふうに判断されます。した...全文を見る
○説明員(井上章平君) 六十一年度からは恒久対策の実施をいたしますが、それにつきましては、先ほどお話しございましたように、激特事業で実施いたしたいと思っております。  この事業は、通例は三年間でございますが、この状況を見ますと、私どもも一日も早く完成すべきであろうというふうに思...全文を見る
○説明員(井上章平君) この問題につきましては、よく関係市町村とお打ち合わせいたしまして、御要望に沿うように努力をいたしたいと思います。
○説明員(井上章平君) 第一点でございますが、二次災害の防止と、それからあの被災地で工事を進めておりますので、その工事の安全性等を確保するためにいろいろの観測を行っております。今後も観測体側を継続し、地すべりの監視を行ってまいりたいと思っております。  次に、二次災害防止対策で...全文を見る
○説明員(井上章平君) 地すべりの危険箇所の総点検の見直しいかんということでございますが、危険箇所の見直しにつきましては、最近年では一斉調査として昭和五十五年に行っておりますが、その後、先生が御指摘のように、いろんな、土地利用状況等が変わってまいりますので、その都度危険箇所の見直...全文を見る
○説明員(井上章平君) まず、地すべり等防止法第三条第二項でいう「必要な最小限度」という意味でございますが、地すべりによる災害の発生のおそれのあるところを地すべり防止区域として指定するのが法律の建前でございます。これは、それによって災害の未然防止を図ろうとしているわけでありますの...全文を見る
○説明員(井上章平君) ちょっと答弁を訂正さしていただきたいと思いますが、先ほど私がお答え申し上げましたのは、第三条の地すべり防止区域の指定の法律条項の改正は必要ございませんが、これに基づいて三省申し合わせの地すべり防止区域指定基準というのがございますが、これについては時代の変遷...全文を見る
○説明員(井上章平君) そのとおりでございます。
○説明員(井上章平君) 私は見ておりません。
○説明員(井上章平君) 企業局におかれまして五十六年以降、いろいろなそういった崩落、地すべり等の兆候に対応して御調査されておるようでございます。  これにつきまして、私ども実は、この地すべり災害が起きました後いろいろな報告を受けておる段階で、まだ内容を十分掌握していない段階でご...全文を見る
○説明員(井上章平君) 長野県企業局におきまして、みずからの道路の維持のためにいろいろ御調査なさっているわけでございますが、これにつきましては、残念ながら、私どもこの災害の後、県からいただいて見たような次第でございまして、これが災害前に何らかの形で生かされるべきであったかどうかと...全文を見る
○説明員(井上章平君) いろんな資料がありまして混乱いたしましたが、私がただいま申し上げましたのは、六十年三月の明治コンサルタントの報告書を申し上げたわけでございます。これ以外にどのような資料があるのか、私、実はよくわかりません。わかりませんので、よく長野県を通じて調べたいと思い...全文を見る
○説明員(井上章平君) 危険箇所を見つける努力につきましては、先生のお手元にございますようなことで私どもの姿勢は御理解いただけると思います。あらゆる資料を駆使してあらゆる兆候を見出すという努力を常にそういう形で続けておるわけでございますが、残念ながら当該箇所については、それらの報...全文を見る
○説明員(井上章平君) 地すべりの危険区域の総点検につきましては、昭和五十五年に一斉点検を行いまして、その後も随時見直しを実施いたしておりますし、また五年たちましたので、本年はたまたま一斉点検による見直し作業をただいま鋭意進めておるところでございます。  先生から御指摘ございま...全文を見る
09月25日第102回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第2号
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○説明員(井上章平君) 先生から今御指摘がありましたように、今回概算要求で提出いたしました流水占用料等の改正による治水財源の充実につきましては、この金の使い道におきまして、豊かで清らかな美しい川を目指すような分野の事業に使いたい、こういうことでございまして、従来から河川環境対策は...全文を見る
○説明員(井上章平君) この流水占用料につきましては、先生からお話ございましたように、広く農業用水あるいは上水道等の河川からの取水に対しまして料金をお願いいたしておるわけでございますが、ただ農業用水につきましてはいろいろな過去の経緯、それから、ただいまお話にありましたような事情が...全文を見る
○説明員(井上章平君) 御承知のように、流水占用料は明治二十九年の河川法成立以来ずっと制度としてはあるものでございますが、多くの減額あるいは免除措置等を講じまして、実態といたしましては農業用水あるいは上水道についてはほとんど取られていないということであったわけでございますが、今回...全文を見る
10月08日第102回国会 参議院 建設委員会 閉会後第1号
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○説明員(井上章平君) ただいま先生からお話のございました流水占用料の問題でございますが、来年度の予算要求に当たりましては、私ども従来から河川法にあります流水占用料の制度を改正いたしまして、治水財源の拡充を図りたいということでお願いをいたしているわけでございますが、これは各省に密...全文を見る
○説明員(井上章平君) 私どもは流水占用料の制度を改正いたしまして適正な料金をいただくということでお願いいたしておるわけでございますが、まだ各省庁から具体的にどういうというような、協議としては入り口の段階にとどまっておりまして、まだ正式な御意向を承っておるということではございませ...全文を見る
○説明員(井上章平君) そのとおりでございます。
○説明員(井上章平君) 長野県の先般発生いたしました地附山の地すべり災害の原因でございますが、これにつきましては、今ちょっとお話ございましたように、直接的には観測史上第二位という梅雨季における異常な豪雨であったというふうに判断いたしておりますが、本件の地すべり機構の解明につきまし...全文を見る
○説明員(井上章平君) 当地区の地すべりの履歴でございますが、実は五十五年に地すべりの危険箇所の一斉調査を私どもいたしておりますが、この時点では地すべりの兆候はないというような報告がございまして、したがって今日まで地すべり防止区域に入れられていなかったわけでございます。  その...全文を見る
○説明員(井上章平君) 地すべり対策の基本は地すべり防止区域の指定であるわけでございますが、この指定につきましては、私ども昭和三十三年に建設省、農林省、大蔵省の三省申し合わせで指定基準をつくっております。今日までこれに基づきまして指定をいたしておるわけでございますが、近年の社会情...全文を見る
○説明員(井上章平君) 湯谷団地を造成するに際しまして、これは四十三年ごろに始められた長野県の企業局の事業でございますが、この時期に地質調査が行われてどういう判断になったかということは、私どもただいまその持ち合わせがございません。
○説明員(井上章平君) 地附山の地すべり対策事業につきましては災害関連緊急地すべり対策事業費等によって鋭意進めております。これは今後さらに激特事業等を入れまして完全に対策を行うつもりでおりますが、この湯谷団地の復旧につきましては、これはただいま長野県におきまして湯谷団地の地区の住...全文を見る
○説明員(井上章平君) 地すべりの危険箇所の整備率でございますが、これは、私の手元に、ございますのは五十九年の三月三十一日現在で二四・四%という数字になっております。
○説明員(井上章平君) 全国の定期的な調査によりまして地すべりの危険箇所を指定いたしておりますが、その箇所が五千七百七十七カ所カウントされておりまして、そのうち概成箇所の比率で二四・四%という形になっておるわけでございます。この数字は御指摘がございますように残念ながら非常に低い水...全文を見る
○説明員(井上章平君) 特にございません。
○説明員(井上章平君) 地すべりの危険箇所につきましては各県が調査いたしまして把握いたしております。その中から特に危険度に応じまして対策を必要とするものについて事業を進めていくという建前になっておりまして、県の方でいろいろ各地域の危険状態を十分検討いたしまして必要な箇所から整備す...全文を見る
○説明員(井上章平君) 地すべりの危険度の判定につきましては各都道府県に御一任申し上げておりますので、各都道府県の判断に基づきまして必要な対策を緊急な箇所から進めていくという建前でございます。ただ、御承知のように非常に財政事情が厳しいために地すべりの事業は十分行政需要に合っている...全文を見る
○説明員(井上章平君) 大規模な地震や地すべり等の災害発生時に二次災害の危険性の有無につきまして速やかにかつ的確な判断をすることが大変重要でございます。しかしながら、現在の地方公共団体の体制ではなかなかこのような事態に対して緊急に専門的、技術的判断を行うのは必ずしも十分でないと思...全文を見る
○説明員(井上章平君) これは、ただいまお話し申し上げましたように、社団法人全国防災協会におきましてそういった専門家の方々にあらかじめ委嘱申し上げておきまして、そして災害時にこの防災協会から各地方公共団体に派遣申し上げる、こういう制度を考えておるわけでございます。
10月30日第103回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○井上(章)政府委員 それは恐らくは日本農業新聞の記事であろうと思いますが、それはインタビューを受けまして私がお話し申し上げたものを作文いたしたものでございますので、直ちにその内容についてはそのとおり申し上げたということではございませんが、ただ、流水占用料制度を改正いたしまして、...全文を見る
○井上(章)政府委員 議事録は拝見いたしました。
○井上(章)政府委員 その議事録は明治二十九年だと思いますが、読んでおります。
○井上(章)政府委員 拝見いたしております。
○井上(章)政府委員 そのとおりだと思います。
○井上(章)政府委員 存じ上げております。
○井上(章)政府委員 このたび建設省で概算要求いたしました流水占用料制度の概要につきましては、自民党の建設部会にお話し申し上げて御了承を得ております。
○井上(章)政府委員 先ほど自民党の建設部会で御了承をいただいたということを申し上げましたが、ただ条件がございまして、農業用水については今後調整するということに相なっております。  それから、この覚書でございますが、覚書につきましてはただいま先生がおっしゃったとおりでございます...全文を見る
○井上(章)政府委員 そのとおりでございまして、ただいま関係各省と合意を得られるべく打ち合わせをしているということでございます。
○井上(章)政府委員 私の両親は百姓でございます。  それで慣行水利権でございますが、これにつきましては私どもの考え方を率直に申し上げさせていただきますと、今までの流水占用料とは違いまして、これを財源として新しい事業を進めようということでございますので、私どもとしては、できるだ...全文を見る
○井上(章)政府委員 慣行水利権という事柄そのものを私どもは変更するというつもりは全くございません。
11月05日第103回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○政府委員(井上章平君) 花宗川の改修事業につきましては、先生御指摘のように、昭和四十三年から改修をいたしておりますが、現在までのところ進捗率は一六%強にとどまっておるわけでございます。八月の十三号台風で大きな被害を受けましたので、地元の方々の御要望も大変強うございますから、これ...全文を見る
11月22日第103回国会 衆議院 建設委員会 第2号
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○井上(章)政府委員 小川原湖総合開発事業は、昭和五十三年度より建設事業に着手いたしておりますが、今日まで工事実施のための測量、地質調査、用地調査等の調査を主体に進めております。工事としては、現在までに湖周辺の洪水防御を図るための湖岸堤の一部約四・七キロメートルを施行している程度...全文を見る
○井上(章)政府委員 漁業補償につきましては、昭和五十四年度以来逐次漁業実態調査、漁業影響予測調査等を行ってきておりまして、本年度もこれらについての一部追加調査を行っているところでございます。これは漁協が三つございますが、これらの方々に対してそういった漁業補償についての正式な交渉...全文を見る
○井上(章)政府委員 高瀬川総合開発事業の中にこの淡水化事業が含まれておるわけでありますが、この事業そのものは湖周辺の洪水、高潮の防除、塩害の防止という目的を持っておりますし、また十和田市等二市五町二村の水道用水、湖周辺の工業用水の確保、相坂川左岸及び小川原湖西部のかんがい用水の...全文を見る
○井上(章)政府委員 我が国のダムの設計におきましては、過去の地震の履歴を十分考慮いたしまして耐震設計工法で設計いたしておりますから、東海地震級の地震に対しても十分安全なようにつくられております。  それから、今御指摘ありましたような古いダムでございますが、我が国に近代的なダム...全文を見る
○井上(章)政府委員 この問題につきましては、水資源公団が会計検査院によって検査を受けておるところでございまして、今日までのところまだ検討中と伺っておりますので、しばらくはその推移を見守りたいと思っております。
○井上(章)政府委員 国会におきまして私どもの見解を今までも申し述べてきたところでございますが、水資源開発公団と私どもとの間に見解の相違はございません。
11月22日第103回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○政府委員(井上章平君) 流水占用料制度の改正を、私ども建設省といたしましては概算要求に盛り込んだわけでございます。  その内容につきましてはもう御承知いただいておるものと思いますが、流水占用料制度そのものは現行河川法の中に存在する制度でございますが、ただ、現在農業用水も含めま...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 御指摘のように、農業用水につきましてはさまざまな治水上等の機能があることを私どもも否定しておるわけではございませんし、またその用水特有の歴史的な長い経緯があることも十分存じ上げているところでございます。したがいまして、こういったことを十分考慮して対処すべ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) この問題に対しては数多くの御意見が寄せられておりますが、ただいま先生おっしゃいましたように、主として農業関係団体から数多くの反対意見が私どものところへ参っております。これらのことにつきましては、十分配意すべきことであろうと考えております。
○政府委員(井上章平君) ただいまのところはございません。
○政府委員(井上章平君) ただいまも申し上げましたように、この問題につきましては関係省庁と打ち合わせいたしました上でしかるべく政府原案ができるようになるという手順でございますので、その段階で先生の御指摘のありましたことは十分念頭に置きまして、関係各省と調整してまいりたいと考えてお...全文を見る
○政府委員(井上章平君) この問題につきましては、建設省として概算要求を出したわけでございますので、やはり内容変更につきましては手順を要するものであろうと考えます。したがいまして、先生の御意見につきましては十分承知いたしましたが、現在各省と協議中でございますので、協議の中で反映す...全文を見る
○政府委員(井上章平君) ただいまの先生の御意見は十分承知いたしたところでございます。
○政府委員(井上章平君) ただいま先生の御指摘の件につきましては十分理解いたしておりますので、今後対処いたしたいと思います。
11月27日第103回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○政府委員(井上章平君) 北摂ニュータウンに関連いたしまして武庫川の改修が大変重要であるということは私どもも認識いたしております。  この武庫川につきましては、昭和四十五年から中小河川改修事業に着手いたしまして以来、鋭意改修を進めてきたところでございますが、さらに北摂ニュータウ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) ただいま御指摘の流水占用料制度の改正でございますが、この流水占用料そのものは現行の河川法に設けられているものでございまして、河川水を利用する者から徴収することができるとされておりますが、現在種々の減免措置が講じられているところであります。一方、産業の進展...全文を見る
○政府委員(井上章平君) ただいま建設省におきましては、概算要求ということで提出いたしておりまして、関係行政機関と話し合いを進めておるところでございます。
○政府委員(井上章平君) ただいま現行の河川法によりますと、流水占用料の収入帰属はすべて都道府県ということになっております。したがいまして、これを河川に入れますためにはそれぞれ収入の帰属と管理主体とを一致させる必要がございますので、この魚河川法の改正を必要といたします。
○政府委員(井上章平君) それの概要は、ちょっと私見ておりませんが、ただいまそこに書いてありますような事柄は、私どもが建設省として概算要求の内容として掲げたものでございまして、それを実現いたしますべく、関係の行政機関とただいま話し合いをいたしているところでございまして、まだどうい...全文を見る
○政府委員(井上章平君) ちょっと見せていただくとありがたいんでございますが。
○政府委員(井上章平君) ただいま申し上げましたように、この制度の改正につきましては、私どもまだ概算要求として提出いたしておる段階でございまして、関係省庁と協議を整えて政府案に至るという過程がございますので、まだ内容は流動的なものでございます。したがいまして、そこに書いてあります...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 私どもが概算要求に提出いたしました内容については、できるだけ部下、職員にもあるいは関係機関にもお知らせいたしたいわけでございますので、そういった意味でつくられたものというふうに推定をいたすわけでございます。
○政府委員(井上章平君) 調査いたしまして報告いたします。
○政府委員(井上章平君) 先生ただいま御指摘がありましたように、昭和五十八年度に会計検査院から特に掲記を要すると認めた事項といたしまして、八ツ場ダム等の事業について事業効果の発現が著しく遅延しているという指摘がございました。でございますが、一般的に申し上げまして多目的ダムに伴う水...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 五十八年の家計調査によりますと、一世帯当たりの水道料金は二千三百円程度でございますが、今回の流水占用料制度の改正に伴う現行の減免措置の見直しによります負担増がどのようになるかということにつきましては、ただいま先生御指摘がありましたように、大体一世帯一月当...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 二重負担になるかという御指摘でございますが、水道等の事業者が多目的ダムについてその費用の一部を負担いたしますのは、これは河川の渇水期におきまして、渇水時において安定的な取水を可能にするための施設でございます。その持ち分などに応じた負担を行っているものであ...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 治水事業につきましては、ただいま先生御指摘のように国民の生命、財産を守る最も基礎的な公共事業でございますので、これにつきましては国民全体の負担において行われるということで今日まで続けてきたわけでございます。しかしながら、昨今の財政事情で非常に治水事業全体...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 訂正申し上げます。静観と言いましたことは間違いでございました。
○政府委員(井上章平君) この問題につきましては、現行の河川法を改正いたしませんと治水事業に入れませんので、したがってその件につきましては法改正を伴うものと私どもは思っております。したがいまして、概算要求時に出しましたのは、そのような法改正が行われるという前提でお願いいたしておる...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 流水占用料制度は先生お話しのように昔からある制度でございまして、ただ現実にはいろんな減免措置が講じられております。特に、農業用水と上水道については今日まで全く取られておりません。工業用水については、県によって違いますが、大体流水占用料は徴収されておる、発...全文を見る
○政府委員(井上章平君) この流水占用料制度を改正いたしまして、治水財源を拡充ということでございますが、しかし何と申しましても国民の生命財産を守る治水事業そのものについては、やはり国政の基幹的な事業でございますので、これは一般財源で支弁されるものであるというふうに私ども考えており...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 現在の河川法によりますと、河川からの収入の帰属はすべて都道府県ということになっております。
○政府委員(井上章平君) 今回の制度改正におきましては、土地の占用料につきましても流水占用料と同様の制度改正を行いたいと思っております。  ただ、土地の占用料につきましては、現在状況をいろいろ把握いたしておりますが、ほぼ適正水準で占用料が既に取られておりますので、増収は余り期待...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 一級河川につきましてはここに資料ございますが、ゴルフ場となっておる総面積あるいは占用料については把握いたしておりますが、二級河川については、これは都道府県が管理いたしておる河川でございますので私どもで掌握をいたしておりません。
○政府委員(井上章平君) これにつきましては、いわゆる治水事業につきましては法律に基づきまして補助されております。
○政府委員(井上章平君) これは農林水産省の所管事業でございます。
○政府委員(井上章平君) 使われておりません。
11月28日第103回国会 参議院 建設委員会 第2号
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○政府委員(井上章平君) ただいま先生お話ございましたうち、美和ダム、横山ダムは当建設省所管ダムでございますので、これについては誤りございません。
○政府委員(井上章平君) 先生御指摘のように、特に中部地方のダムの堆砂が多い傾向にございますが、日本全国全般を眺めますと、例えば建設省所管のダムにつきましては堆砂率は四・四%でございまして、これは建設省所管二百十のダムについて昭和五十八年度の調査結果でございますが、総貯水容量六十...全文を見る
○政府委員(井上章平君) 先生御指摘のように、一部のダムにつきましてはかなり堆砂が進行いたしておりまして、機能上も憂慮をすべき点がございます。そういうことでございますので、建設省といたしましては、特に堆砂の進んでいるダムについて貯水池の上流末端部にいわゆる貯砂ダムをつくりまして、...全文を見る
12月11日第103回国会 参議院 内閣委員会,社会労働委員会,商工委員会,運輸委員会,建設委員会連合審査会 第1号
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○政府委員(井上章平君) 河川区域内の土地の使用料は、現行河川法によりますとすべて都道府県の収入ということになっております。それで都道府県の土地の占用料の収入でございますが、昭和五十八年度の実績で申し上げますと約三十二億円でございます。これの一、二級河川別につきましては、都道府県...全文を見る