井上美代

いのうえみよ



当選回数回

井上美代の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第1号
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○井上美代君 きょうは三人の参考人の貴重な御意見をいただきまして、多くのことを考えさせられております。  時間も短いので、私は浅井基文参考人に質問をしたいと思います。  今、国会が始まったばかりですが、先月の三十一日の国会で森首相は施政方針演説をされまして、その中で、「軍事大...全文を見る
02月21日第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
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○井上美代君 井上美代でございます。参考人の本当に貴重な報告をお聞かせいただきまして感謝申し上げます。  三人の参考人の方に質問をしたいと思います。  国連常任理事国入りというのが本当に大変なんだということも、いろいろお聞かせいただきながら考えております。ドリフテさんの、アメ...全文を見る
02月26日第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、きょう緒方貞子さんに直接お話、御報告を伺いまして、改めてその一つ一つのお話の重さを感じております。  国連の活動はやっぱり現場を変えることだというふうに言われましたし、そして全世界の現場で働く職員の方々の命の安全を確保...全文を見る
○井上美代君 ありがとうございます。
03月05日第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号
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○井上美代君 井上美代です。  参考人の貴重な御報告、ありがとうございました。  参考人も言われたんですけれども、ブッシュ政権になって早くもさまざまな変化が出てきております。  ブッシュ政権は中国との関係を戦略的なパートナーから戦略的競争者に変化をさせました。また、ブッシュ...全文を見る
03月07日第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第5号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  参考人の三人の先生方の御報告をお聞きいたしまして、日本外交のあり方の問題を改めて考えさせられております。  私は、寺島参考人にまず最初にお聞きしたいのですけれども、日本の外交に関して河野外務大臣がことしの一月二十三日の内外情...全文を見る
03月22日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私はまず最初に、障害者の問題について質問をいたします。    〔委員長退席、理事亀谷博昭君着席〕  二十一世紀の最初の年に入っておりますけれども、二十世紀は特にその最後の四半世紀は、国際的にも障害者の人権保障、ノーマライゼ...全文を見る
○井上美代君 今、一つだけが本人負担だということで、あとのほとんどがもう本人以外の負担があるということなんです。障害者、特に二十歳になり、成人した障害者の方々はこのことを大変つらいと思っておられます。家族にいつまでも自分が迷惑をかけたくない、気兼ねなく自立した生活を送りたい、こう...全文を見る
○井上美代君 今、三つの審議会の答申を踏まえて検討したいというふうに言われたんですけれども、それは具体的にはどのように進めていかれますか。私はぜひ検討に早く入ってほしいと思うんですね。そしてもう一つは、審議会になるのかですけれども、そこに障害者団体の意見を確実に反映してほしいとい...全文を見る
○井上美代君 私は十四年を待つことはできないと思うんですね。もう本当に障害者は切実に願っておりますので、自立したいと言っております。  私は、先ほどもちょっと出たんですけれども、扶養義務の問題でもう一つお聞きしたいんですけれども、障害者施設の入所者の負担について、二十歳未満の場...全文を見る
○井上美代君 済みません、答弁は短くお願いしたいと思います、短く。
○井上美代君 それじゃ、私は次に乳幼児医療の助成制度の問題について質問いたします。  少子化問題への対応として乳幼児医療の助成制度の問題があるわけなんですけれども、私が役員をしております新日本婦人の会は一九六八年からこの運動を開始しました。そして、一九七四年に請願を採択させてお...全文を見る
○井上美代君 いいことであるということを評価していただいて自治体も喜ばれると思いますし、私たちも随分長くやってまいりましたけれども、本当にもっといいものにしていかなきゃいけないというふうに思っております。  私、いろんな政府の文書なども読ませていただいているんですけれども、九八...全文を見る
○井上美代君 先送りできない課題であるというのは、もう本当に私も同感です。そうだというふうに思います。ぜひ先送りしないで、優先順位も私はトップだというふうに思っています、これは。いろいろ問題はありますけれども、課題はありますけれども、トップだと思います。だから、ぜひ頑張ってほしい...全文を見る
○井上美代君 医療費を優先させていくということでありますけれども、私ももうぜひそれを優先させてほしいというふうに思います。  今自治体でやられているんですけれども、もういろいろ問題があるわけなんですね、所得制限があるとか。特に私は、償還払いと、いわゆるペナルティーと言われる調整...全文を見る
○井上美代君 はい。  時間がもう来たようなんですけれども、私はやはり公明党の国民への約束ということがあると思いますし、ちなみにこの乳幼児医療のことは、言ってみれば、その中では児童手当のことよりも先に書いてあるんですよね。だから、そういう意味でも私は乳幼児医療を一日も早くやって...全文を見る
03月27日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、遺骨収集について質問をいたします。  まず最初に、全体的なところを質問したいと思います。  第二次大戦での海外の戦没者数と、そしてまた遺骨収集の現状はどのようになっているのかということ。約半数の遺骨が収集されていない...全文を見る
○井上美代君 今後の遺骨収集の見通し、これは予算との関係があると思いますけれども、予算も含めましてお願いをいたします。
○井上美代君 十二年度についても教えていただきたいのですが。
○井上美代君 若干ふえているということですね。  私は、パプアニューギニアでの遺骨収集の状況がどうなっているのかということをお聞きしたいと思います。戦没者や収集について、何人、どのようになっておりますでしょうか。
○井上美代君 収集率についてはこれは四〇%になっていないかなと思いますが、そういうことでよろしいですか。  いずれにしましても四〇%に足らないというふうに思いますけれども、私はやはり異常に少ないというふうに思うわけなんです。なぜなのかということを手短に御答弁いただきたいのですが...全文を見る
○井上美代君 いろいろ事情がある、地域的ないろんな条件があるんだというふうに思いますが、これまで厚生省がどういう努力をされてきたのかということもちょっと手短にお願いいたします。
○井上美代君 私は、厚生省が相当苦労をしながら南方地域の遺骨収集に努力されたというふうに思うんですけれども、先ほどから出ておりますように相手国の事情等によって、自然条件などもあるんですけれども、収集できない地域を除いておおむね収集を終えていると、このように言っておられます。ただし...全文を見る
○井上美代君 この西村さんは、仕事を引退された後は、生涯の仕事としてパプアニューギニアでの遺骨調査と、そしてパプアニューギニアの人たちの役に立てばということで、さまざまなことをやっておられるんです。  この西村さんから次のような訴えがあったんです。これをぜひ聞いていただきたいと...全文を見る
○井上美代君 それでは、検討していくということをお約束いただいて私は胸がちょっとおりるような気がしております。どうぞできるだけ急いで、前向きに検討をすぐしていただきたいと思います。  それで、私は、こうしたわずかなお金ですけれども、心を込めて日本政府がやるということが非常に大事...全文を見る
○井上美代君 ぜひ大臣、そこのODAがそういうふうにやはりやられていても、こういう細かい、沼地に遺骨もあるというようなところに結びついていないんだと思うんです。だから、ぜひODAの中でそういうところにも活用してほしいというふうに思いますが、その点いかがでしょうか。大臣からぜひOD...全文を見る
○井上美代君 どうもいろいろありがとうございます。  それでは、DNA鑑定について最後に、時間が迫ってきておりますが、お願いをしたいというふうに思います。  厚生省は、遺骨収集の際、戦没者の遺骨の一部を焼骨せずに持ち帰っておられるということは、先ほどの木俣議員の質問でもはっき...全文を見る
○井上美代君 一言です。  DNA鑑定は十三年とおっしゃっているんですけれども、私はやはりDNA鑑定を早くしてほしいというふうに思います。検討会もだから早く立ち上げてほしいというふうに思っております。一番大事なところは、DNA鑑定を国の責任で行い、判明したものは遺族にお返しして...全文を見る
○井上美代君 ありがとうございました。     ─────────────
03月29日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、まず初めに、きのう薬害エイズの問題の判決が出ました。安部被告の無罪判決とは余りにもひどいではありませんか。患者の視点に立っていないと国民は怒っております。厚生行政の責任は重大であることを指摘して、質問に入らせていただきま...全文を見る
○井上美代君 四十歳代の卸売業で働く女性。仕事量は年々ふえているけれども人員の増員がされない、正規を減らし契約社員にどんどんかわっていると言っている。解雇されるよりはましと、なれないコンピューターに向かい、残業を申請できない中高年男性の声もありました。  日本は、今、異常なリス...全文を見る
○井上美代君 私は、ヨーロッパで三十五時間などという国があるわけなんですけれども、何といっても時間短縮が少子化を乗り越える大きな力になるというふうに思っておりますので、ぜひよろしくお願いをしたいというふうに思います。  次に、大臣に質問をしたいんですけれども、九八年の労基法の改...全文を見る
○井上美代君 私は別の法律をつくってほしいと思っておりますけれども、通達を四月の初めに出されます。その通達の中に私はこういう問題について明確に入れていかなければいけないんだというふうに思っております。だから、ぜひ私は通達の中身に入れていただきたいと。  私は重ねていかに大変かと...全文を見る
○井上美代君 私は、開示の問題についてもやはり大臣、厚生労働省のところではっきりさせていかなきゃいけないと思うんですよ。労働者本人に見せない、そういう時間管理台帳というのはないというふうに思います。時間管理は労働者への開示がある、そういうものでなければ本当の時間管理というのはでき...全文を見る
○井上美代君 大臣、私は改ざんのことを通達に書いてくださいと言っているんじゃないんです。そういう事実を示しまして、そういうことも企業の中ではやられているよということを申し上げました。そして、やはりこういうことがないように、ただ始業と終業の時刻だけを握るだけではこのサービス残業をや...全文を見る
○井上美代君 大臣、私は個々の問題を言っているのではありません。例を挙げましたのは、調査の中身を言いました。これは全くの個々ではありません。統計も挙げましたでしょう。大臣、あなたがもし事業主だったら、労働者に時間管理の台帳を見せてくれというふうに請求されたらどうですか。きっと大臣...全文を見る
○井上美代君 大臣は見せられるということですが、そのことが見せられるようにやはり企業に指導をされるべきだと思うんです。だから、そのように通達に盛り込んでほしいということを私は申し上げているんです。  通達が四月の初めに出てくる、そこがどのように書いてくださっているかということを...全文を見る
○井上美代君 もうこれで終わりますが、私はこのサービス残業の問題というのはやはり国民的な問題だというふうに思うんです。だから、やはりサービス残業根絶の国民的なキャンペーンをしていく、そして例えば監督署にはきちんとサービス残業の一一〇番などもつくってやっていくということをしなければ...全文を見る
04月05日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、まず最初に、吉本参考人とそして金参考人に質問いたします。  まず、障害者の差別を禁止する明確な規定を法体系の中に盛り込むということが非常に重要であるというふうに思っているのですが、この点についてどのようにお考えになって...全文を見る
○井上美代君 今、法案の質問をしているんですけれども、申し立ての部分の答弁がなかったんですが、お二人。免許取得を許されなかった場合の不服申し立ての問題ですが、お二人に。
○井上美代君 ありがとうございました。
04月12日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  雇用対策法の一部改正案を中心に質問をいたします。  政府自身も景気の後退を認めている現在の状況の中で、一層リストラの拡大が進もうとしております。日経連が六年前、「新時代の日本的経営」という財界の労働力戦略を発表して以来、過剰...全文を見る
○井上美代君 失業が出ることは当然だという宮澤財務大臣と同じだということだと思います。  私は、政府の経済政策は、結局は人員削減、そして賃金カットなどのリストラをして、企業収益を回復させようという戦略だと思います。しかし、現在は企業が利益を上げればやがて国民が潤うだろうというふ...全文を見る
○井上美代君 今、経緯とか労働組合等の意見を聞くとかと言われましたけれども、法案そのものには安易な解雇を規制する仕組みというのはないということが今明らかになったというふうに思います。  再就職援助計画には計画作成までの経緯が書き込まれるということですけれども、その計画作成に至る...全文を見る
○井上美代君 そのような内容が書かれるということですけれども、再就職援助計画は職業安定所の所長が認定をし、そしてその上で国が財政的な支援をするということになっています。  職安の所長が計画作成に至る経緯の内容を見まして、そして再就職援助計画の前提となるリストラ計画に対して、これ...全文を見る
○井上美代君 今の御答弁のように、職安所長にリストラの計画を出して問題があっても規制はできないということです。  ここで、やはり大変になってくるというふうに思いますが、再就職援助計画については組合との協議は義務づけられておりますけれども、対象となる一人一人の個人との協議というの...全文を見る
○井上美代君 今、労働組合が総意を述べると言われましたけれども、これはあくまでも労働組合の総意でありまして、個人一人一人は意見が違うというふうに思うんです。だから、それを反映することは組合の中ではできない。だから、私は本人の意見を確認する協議をきちんと義務づけるべきだと、このよう...全文を見る
○井上美代君 今の御答弁は、結局、再就職・能力開発の支援とそして解雇回避努力義務、これは代替するものではないという答弁ですね。
○井上美代君 答弁は非常にあいまいであります。このあいまいなところがあるからリストラにつながっていくわけなんですが、企業が再就職支援をすれば整理解雇を認めるなどということになったら、まさに私はこの法案はむき出しのリストラ促進法案であると、こういうふうになると思います。  現在、...全文を見る
○井上美代君 私は大臣にお聞きしたんですけれども、そもそも解雇の規制なしにこのリストラの、今の時期、どうしてどんどん失業していくのをそのままにしていられるのですか。リストラで先ほど申し上げましたように大量の失業者が出ているんです。これをただ見ているだけで済ましていこうということな...全文を見る
○井上美代君 では、リストラが進む中で、この転職支援そして再就職支援法案はいわゆるセーフティーネットの役割を果たすとでもおっしゃるのでしょうか。私は全く違うと思います。  私は、ある人事・労務専門弁護士の著書、「原則倒産時代 大リストラの展望」というのを読みました。この中で、再...全文を見る
○井上美代君 団体交渉と言われますが、両方に言い分があるときには団体交渉ができます。しかしながら、ここでは人権侵害が行われているんです。それを団体交渉でやりなさいと言うのは余りにもひどい態度ではございませんか。大臣、いかがでございましょうか。大臣にお願いしています。大臣です。
○井上美代君 大臣に先ほどので答弁をお願いします。
○井上美代君 私は、やはりこういう人権侵害に対してはぜひ積極的に調査をしてほしいと思うんです。今の大臣の御答弁をぜひ一日も早く実行に移してほしいというふうに思います。  今、この労働委員会の制度の問題も出ましたけれども、この方たちは労働省にも要請書を出しております。そしてまた、...全文を見る
○井上美代君 今後、やはり先ほどから、午前中の質問も含めて、リストラが進められ、そして失業者がふえるということはもう確実です。こういう中で、それに従わない者が、人権問題が起きて、そして被害を受けるということが出てくるというふうに思いますので、私は法務省の人権擁護局が、やはり長々か...全文を見る
○井上美代君 やはり大変な急増ぶりだというふうに思います。  ところで、この日本DBMのホームページを見ますと、これらの再就職支援会社のねらいが書かれております。大変わかりやすく書いているんですけれども、「従来の「リストラ」は割増退職金などを主軸に実施されていますが、社会環境の...全文を見る
○井上美代君 どうしてそういう無責任なことを言われるのかわかりません。行政が指導をするときだって決まりがあって指導ができるんでしょう。しかしながら、今のような答弁では、私は今誇大広告の問題を申し上げましたけれども、一つ一つこれは相当の問題があるんですよ。時間も限られておりますから...全文を見る
○井上美代君 先ほどこの禁止の問題で言われたんですけれども、誇大広告をして実際に仕事を紹介してもらえなかったとか、いろいろ不満が出てくると思うんですよね。それは声になって反映されると思うんです。そのときに、やはり基準を持ちながらそこを調査し、そしてそういう事実があるとすればきちん...全文を見る
○井上美代君 私は非常に重要な時期に今あると思うんですね。このような法律を出してきておられるのと現状とがかみ合っていないわけなんです。だから、そういう点ではこういう業者がいるということについては徹底して調べてほしい、そして今言われましたようにはっきりさせてほしい、そういうふうに思...全文を見る
○井上美代君 大臣、私はいろいろ調べたものを述べさせてもらいましたけれども、大臣の見解をお聞きしたいと思います。特に私は、この解雇規制法に、やはり今判例になっております解雇四要件について法律にしていかなければいけないということを強く思っておりますけれども、大臣の見解を述べてくださ...全文を見る
○井上美代君 私はもう時間の限られるところでほんの少しの例を挙げましたけれども、今労働者は泣いております。生活ができないだけではありません。やはり私は、外国でもそうですけれども、一人の労働者の後ろには子供がおります、そして妻がいます、おばあちゃん、おじいちゃん、家族がいます。私は...全文を見る
○井上美代君 私は、日本共産党を代表して、経済社会の変化に対応する円滑な再就職を促進するための雇用対策法等の一部を改正する等の法律案に対し、反対の討論を行います。  法案の内容に入る前に、今回の重要法案をたった一日の審議で採決してしまうことに断固抗議いたします。  今回の改正...全文を見る
04月18日第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第6号
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○井上美代君 井上美代でございます。  ことしは二十一世紀の冒頭の年であり、長期的な視野で今後の国際関係を見る必要があります。今日の国際社会の秩序維持をいかに確立するのか、そのかぎを握るのが国連憲章であるというふうに思います。  今、国連憲章の目指す方向を否定する者はだれもい...全文を見る
○井上美代君 今、全会一致でないとゼロになってしまうという問題が出たんですけれども、調査会というのはやはりいろんな意見があって、それを出し合って、きょう、かなりフリーにいろんな討論ができたと思うんですけれども、それを出し合って重ね合わせ、深めて、そして新しい時代にふさわしいさらに...全文を見る
○井上美代君 何も、調べてそれをただ出しているということではないと思うんです。きょうのいろいろな意見もまた報告書の中で反映させられると思うんですけれども、あの報告書自体もやはりいろいろ一致したもので書く。もちろん、違ったところがあればそれはそれでまた書かれると思うんですけれどもね...全文を見る
05月23日第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第7号
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○井上美代君 共産党の井上美代でございます。  私もほんの少しですが意見表明をしたいと思います。  東アジアの安全保障及び我が国外交のあり方についてですが、私たちは外交について四つの転換を求めております。  それは、第一に、紛争問題を解決する際には、軍事優先ではなく、話し合...全文を見る
○井上美代君 今、入澤先生から古典的だなんということを言われましたけれども、私は最も新しい世界を自分なりに見ながら意見を言っているんですね。だから、今日の時点に立って物事を考え、そして意見を述べています。だから、例えばアジアに、日本がこのアジアを中心にしていないということは今いろ...全文を見る
05月29日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  最初に、法案の中にもある水道事業の一部民営委託拡大が水道事業全体の民営化に道を開くようなことになることはないかということを最初にお聞きしたいと思います。もう一点ですけれども、水道事業の自治体の責任後退になるようなことはないかと...全文を見る
○井上美代君 もう一つは、水道事業の自治体の責任なんですが、それが後退することはないかということ。
○井上美代君 それを確認いたしまして、先へ進みたいと思います。  国民が飲む水の大半というのが水道水に依存をするようになった今日、水道法の中にあります清浄にして豊富低廉な水の供給ということがいよいよ大事になってきているというふうに思います。この重要な課題なんですけれども、朝日新...全文を見る
○井上美代君 ミネラルウオーターというのは食品衛生法で清涼飲料水として扱われております。現在、水源地の周辺環境も新たないろんな化学物質などに汚染されているという場合がありまして、さまざまな変化をしているんですね。そういうことで、メーカーというのは、原料水も熱やそしてまたオゾン、そ...全文を見る
○井上美代君 やはりもう一度、四十六項目で調査をしてみたいというお話もありましたけれども、やはり水はそのまま飲みますし、子供も大人も飲みますし、その体力からすれば子供は小さいわけですね。だから、そういう意味でも私は、水については商品も相当ふえていますから、そういう点で検査が必要だ...全文を見る
○井上美代君 やはり今、例えばミネラルウオーターだけでも百社ということを言われましたけれども、五十九社ですよね、検査をしているというのは。半分ちょっとぐらいしかしておりませんし、ミネラルウオーターのすべてが自主的ではあるというけれども、やはりこの四十六項目できちんと検査をしてほし...全文を見る
○井上美代君 今、外国のものと国内のものがあるんですけれども、特に外国のものは町で見ておりますとグアムあたりからも来ているんですね。ヨーロッパあたりだとEU基準があるんですけれども、国内で基準をきちんと持っているのかどうかというところもはっきりしない中で、今言われました六年に一応...全文を見る
○井上美代君 いずれにいたしましても、ぜひよろしくお願いをしたいと思いますし、何といっても水のことについては国民も大きな関心を持っておりますので、御答弁を実践してほしいと思います。  私は、続きましてダム建設と水道料金の値上げ問題について質問をしたいんです。  厚生省が補助金...全文を見る
○井上美代君 最後に、資料の二枚目に「宮ケ瀬ダム及びその関連事業」というのを出しております。  宮ケ瀬ダムというのは、全国で最大規模のダムです。平成十二年九月、全事業費九千六百億円の経費がかかっているんです。専用工事費が三千四百七億八千六百万円、そして建設の利子が、これは驚くん...全文を見る
○井上美代君 ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、終わります。
05月31日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  国家権力の圧力をはねのけて立ち上がった原告の皆さんの闘いが、政府・厚生省を断罪し、国会の責任も厳しく問う勝利判決となり、控訴断念に追い込みました。首相官邸に押しかけた元患者の皆さんの人間の尊厳、人間回復をかけたあの執念と気迫が...全文を見る
○井上美代君 その二点だけであるならば、なぜにこの判決は、過去のハンセン病対策に関する事実認定にも問題があるとか、それから施設入所施策の転換のおくれと国民への啓発活動の不足などと、こんなことをおっしゃるんでしょうか。それをお聞きしたいんです。  大臣が言っておられるのと衆議院の...全文を見る
○井上美代君 これから検証をするというのであれば、私はその違った見解を答弁の中で次々と言われているということはおかしいと思いますよ。そして、大臣がそれを指摘されないということもおかしいと思っているんです。私は、大臣自身が本当にどういうふうに考えておられるのか。政府声明というのは国...全文を見る
○井上美代君 それ以外のことはないというふうになりますと、私は答弁で本当に誤解を生じるような、先ほど全部これを読み上げたんですけれども、そういう答弁はやめていただきたいというふうに思います。そして、やはり何といっても控訴を断念したんですから、だからそこのところに基づいて前へ進むと...全文を見る
○井上美代君 私は、昭和四十年以降は優生手術は同意によって行われたなどと軽いことではないということを強調したいわけなんです。国は昭和四十年代の終わり以降は手術は行っていないというように言っておられるんですけれども、そのときは既に在園者の年齢というのは四十九歳に達しているんです。だ...全文を見る
○井上美代君 今、当直の話が出ましたけれども、当直というのは夜は寝ていらっしゃるんです。そして、夜の巡回はしておられないですね。だから夜間の見回りがいないんです。  だから、衆議院でも出ましたように、不自由者棟は夜間の見回りがなくて、介護の必要な人が大変ふえていて、そして目が見...全文を見る
○井上美代君 私は、今手厚くやっているというふうに言われましたことと、現場が違っているというギャップのところをごらんになっていないんじゃないかというふうに思うんですね。私は、副大臣がみずから行かれて、そしてどうなっているのかというのをごらんになったらいいというふうに思うんです。だ...全文を見る
○井上美代君 次に、私は、沖縄格差の問題で御質問したいというふうに思います。  今回、与党案では、一九六〇年以降で区切って、そして沖縄も含めて賠償の対象とするというふうに報道されております。しかし、一九六〇年以降で区切ると、沖縄の場合は賠償の対象とならない方が出てしまう。これは...全文を見る
○井上美代君 私は、もう一つあれしたいのは、やっぱり先ほどから皆さんが言っておられる教育ですね、啓蒙、これが大事だと思って私は全生園からこれをお借りしてきたんです。(資料を示す)これは、入園者の自治会がつくられた「人権を学び行動する子どもたち ファースト・ステップ」というビデオな...全文を見る
○井上美代君 私は、最後に質問をして終わりますけれども、ハンセン病の資料館のことは首相談話にも入っております。そしてもう一つ、すぐ近くのところにハンセン病の研究センターがあります。この二つの重要性についてお願いをしたいというふうに思います。  このハンセン病の資料館の問題も、大...全文を見る
06月07日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代です。  私は、確定給付企業年金法案は、これは企業年金の受給権を守るために新たな企業年金を創設するなどの施策を行うものだと思います。現在、厚生年金基金、それから適格退職年金の財政というのは大変厳しくなっておりますが、これらの企業年金の受給権がど...全文を見る
○井上美代君 次に、現在の企業年金の給付額が大体どの程度のものなのか、そしてまた現在受給している人の受給額はどうなっているのか、厚生年金基金、そして適格退職年金の平均の月額を述べていただきたいと思います。
○井上美代君 今、年金額等が明らかになりましたけれども、厚生年金基金は代行部分を除くと三万二千円ですね。そして、公的年金である厚生年金の平均月額が十七万七千円なんです。だから、五分の一ぐらいであるということがはっきりいたします。  私は、こうした年金がやはり高齢者の生活にとって...全文を見る
○井上美代君 厚生年金基金の解散、そして給付の引き下げが急増しているということが今の数字でわかります。  給付の引き下げは、二〇〇〇年度は、一九九九年度で計算しますと実に三倍以上になっているんですね。適格退職年金についても、一九九九年度は前年度に比べて契約件数が約三千五百減って...全文を見る
○井上美代君 最低保全給付というのは、それまでの勤務期間に対応した給付のことです。最低積立基準額というのは、その最低保全給付を支払うのに必要な積立額だということなんです。  私は、ここに、厚生省の年金局企業年金国民年金基金課が監修になられて発行されております「財政運営基準の解説...全文を見る
○井上美代君 一九九九年度までに切り下げを行った基金が七十五ありますが、そのうち最低保全給付を切り下げたのは五十九です。二〇〇〇年度だけで給付の切り下げを行った基金が百七十七あります。そのうち、最低保全給付を切り下げたのが百五十六もあります。これを計算してみますと、切り下げを行っ...全文を見る
○井上美代君 給付水準の引き下げを行った基金数と引き下げの理由を今答弁してくださいました。今、簡単に答弁されましたけれども、一番多いのが百六十四という、この理由の中で挙げているのでは三つ目になるのですが、「設立時又は直近の給付水準の変更時から五年以上が経過しており、かつ、給付設計...全文を見る
○井上美代君 今、大臣、それほどでもないと。私は、経営困難で切り下げているのはたった七つだと、多くがそうじゃない理由で切り下げているんだということを申し上げたんです。だから、そこは非常に約束とも違うし、そして生活費をやっと掛けている人だっているわけなんです。だから、そういうふうに...全文を見る
○井上美代君 先ほどの答弁ではわずかに七つということが出ておりますのに、そのようにまた言いわけをしたりされるというのはおかしいと思います。  私は現状もいろいろ聞いております。きょうも傍聴にもおいでになっておりますけれども、現状と、今そちらが答弁されました数字というのは重なって...全文を見る
○井上美代君 大臣に私はお聞きしているんですけれども、大臣なかなか御答弁いただけないんですけれども。  この給付年金が不十分であるというふうに先ほどから御答弁くださっております。そして、いいものにしていかなければいけないというふうに先ほどから御答弁くださっておりますが、こういう...全文を見る
○井上美代君 質問したいことがありますので先に進みますが、今の御答弁では全く私の質問の答えにはなっておりませんので、私は、今の点につきましては、持ち帰って検討もしていただきたいと思いますし、改善をしていただきたいということを主張しておきます。  厳格な基準を設ければ確定給付年金...全文を見る
○井上美代君 今回の確定給付企業年金法案には、確定給付企業年金から今度は確定拠出年金、いわゆる日本版の四〇一kですけれども、これに移行できる規定が設けられております。そして、今回の制度改正で、厚生年金基金そして適格退職年金など、従来の確定給付型の企業年金も日本版の四〇一kに移行で...全文を見る
○井上美代君 今御答弁がありましたけれども、厚生年金基金以外の確定給付企業年金の受給者については、もとの企業の企業年金が丸ごと確定拠出年金に移行してしまうと、年金として給付を受けることはできなくなり、一時金として受け取るしか方法がないということです。これはやはり、過去にさかのぼっ...全文を見る
○井上美代君 予想どおりの答弁でちょっと残念なんですけれども、私はやはり、給付のとき確定をしていないととても不安だと思うんですね。これだけ経済が激動しているんですから、やはり給付されるときにきちんと決まっているということが大事なんだというふうに思います。  ここに、厚生労働省の...全文を見る
○井上美代君 代行のメリットは、規模を大きくすれば資産運用がリスク分散などで安定化するという点、これを言っておられるんだと思いますが、今回、代行返上でかなり規模が縮小する企業年金が出てくるのではないかというふうに考えるわけです。こうなると、資産運用が大変不安定化していくということ...全文を見る
○井上美代君 最後の質問になりますけれども、アメリカでは、積み立てをまじめにしない、放置するモラルハザードを防ぐために、課税措置などとともに、支払い保証制度の拠出金について、積み立ての不足が大きくなるほど拠出金を引き上げるなどペナルティーを講じております。このような工夫を重ねれば...全文を見る
○井上美代君 質問を終わります。     ─────────────
06月13日第151回国会 参議院 本会議 第31号
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○井上美代君 私は、日本共産党を代表して、確定拠出年金法案、いわゆる日本版四〇一k法案について質問をいたします。  本法案そのものについての質問に入る前に、老後の生活保障の根幹をなす公的年金制度について質問いたします。  政府は、昨年、厚生年金など公的年金の報酬比例部分の給付...全文を見る
06月14日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  本日、参考人の陳述を聞き、改めて国の政策の誤りへの認識を深めました。  一九五三年八月、参議院厚生委員会は、政府原案のまま戦前のらい予防法と全く変わることのない政府案、これをそのまま新法として成立をさせました。この法律には当...全文を見る
○井上美代君 今、御答弁がありましたけれども、やはり控訴を断念したという立場から、国家賠償の立場で和解に臨んでほしいというふうに思っているのですが、その点はいかがでしょうか。
○井上美代君 私は、確かにこれから和解はされていくんですけれども、やはり国側とそして原告側の話し合いが行われるわけですから、大臣がその和解のときにどういう態度をとってくださるかというのは大きな影響があるというふうに思います。その意味で、ぜひ私は熊本判決にきちんと準じながらやってい...全文を見る
○井上美代君 よろしくお願いをいたします。  それで私は、本法案では、補償を受ける要件として法の施行日に生存していることとなっております。したがって、この支給の対象とならない提訴後に死亡した遺族あるいは死亡後の遺族提訴者がいる、これについてもやはり熊本判決の基準で和解すべきだと...全文を見る
○井上美代君 私は、適切にというように非常に抽象的に言っておられますが、そこにやはり熊本判決というのがあるわけですから、そこに準じながらやっていただきたいということでこの質問をしております。大臣、この点いかがでしょうか。
○井上美代君 私は、この点についてもやはり熊本判決が本当にすばらしい判決だと思いますが、もう本当に調べに調べておられますけれども、まだ調べ切れなかったというぐらいのことが言われて、不明な部分もまだ残しながら判決をしたということを誠実に言っておられます。そういう点では、大臣が言われ...全文を見る
○井上美代君 私は、無らい県運動というのは隔離政策と一体のもので、隔離政策によって差別と偏見が大きく広がりましたけれども、それを徹底的に日本じゅうからたたき出す、これが無らい県運動ですけれども、そのことによってやはり差別と偏見はもっと深く浸透していったんだというふうに思うんです。...全文を見る
○井上美代君 私は、戦後につきましても、戦後、療養所を拡張して、そして全国的に一斉に検診を行い、患者の強制収容を進めました。都道府県は競って無らい県運動を進め、そしてベッドだけでも三千五百から戦後ふやしております。この戦後の無らい県運動についてもやはり国の責任を認める内容になって...全文を見る
○井上美代君 私はぜひ、指示を出すという、国がそういう行動をしているわけですから、今後こうした問題について徹底的に明らかにしながら国民の前に公開をする、そして謝罪をするということが重要であるというふうに思います。  特に、けさでしたか、毎日新聞に自治体の都道府県の全知事のアンケ...全文を見る
○井上美代君 やはり国民の間に、間違った国の政策をやってきたことがぜひ伝わるようにお願いをしたいというふうに思います。  私も、先ほど出されておりました不自由者棟の問題に触れたいというふうに思います。  これは、先ほど参考人の高瀬さんからも訴えられていた中身ですけれども、我々...全文を見る
○井上美代君 重病だから押せないんじゃなくて、やはり押しても当直の人は休んで眠っていらっしゃるわけですから、そういう体制をまず変えてほしいと、そういうことです。だから、ボタンが押せたからそれで安心というわけではないということを申し上げているんです。よろしくお願いしたいと思います。...全文を見る
○井上美代君 やはり今こういうふうに大きく変わっているのを企業が御存じないなどということもあり得ますので、ぜひ指導の文書も出していただいて、努力していただきたいというふうに思います。  私は、学校教育の中で、憲法に保障された基本的人権の尊重の教育として、元患者たちへの差別と偏見...全文を見る
○井上美代君 ハンセン病のパンフレットはないということです。私は、これはやはりぜひつくっていただきたいというふうに思います。  まず、教科書の問題も聞きたいんですけれども、今、公民の授業の中で、基本的人権を保障された日本国憲法に照らしながら、学校教育の中で、公民の授業の中できち...全文を見る
○井上美代君 最後の質問で終わりますけれども、やはり先ほど岡山県の小学校六年生の道徳の副読本に、患者を早く療養所へ連れていくようにというのが、きのう報道もされ新聞にも出ているわけですけれども、こういうことが起きておりますので、私は最後に大臣にお聞きしたいんですけれども、やはり厚生...全文を見る
○井上美代君 終わります。
06月19日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  まず最初に質問したいのは、今なぜ確定拠出年金を導入するのかという問題です。  政府の「確定拠出年金法(案)のあらまし」という、こういうこのパンフレットが出されております。これを読んでみまして、制度のメリット、デメリットなどと...全文を見る
○井上美代君 私は先日、この委員会の審議の中で大臣にお聞きいたしました。確定拠出年金と確定給付企業年金と、どっちが国民の老後保障にふさわしいとお考えになりますかということをお聞きしました。大臣は、企業にとっては確定給付、個人にとっては確定拠出がいいというふうに答弁をされました。 ...全文を見る
○井上美代君 私は、やはり確定給付年金の給付のところでの、出口のところでの確実性があるという点で、こちらの方がよりいいというふうに思っているわけなんですけれども、確かに経済の動きの中でこの四〇一kについての利点を言っておられるんですけれども、私はやはりその利点というのが情勢の動き...全文を見る
○井上美代君 大臣に、企業年金制度と退職金制度をそのままにして、その制度に上乗せして確定拠出年金を導入することはないだろうと私は思っているんですけれども、その点、いかがでしょうか。
○井上美代君 それは、この四〇一kの方に移行していくというふうに考えてよろしいですね、今の御答弁は。
○井上美代君 もう一度お聞きいたしますけれども、そうして給付年金を選択する人もいると。そういうふうになりましたときに、給付年金をそのままにして、それはそれとして企業に置いておいて、そして確定拠出年金を導入するということがあり得るだろうかということですが、いかがでしょうか。
○井上美代君 これが実施に移されたときに、三つが横並びに並ぶのかということを私は今言おうとしているんです。  日経連の幹部の発言もあるんですけれども、これはここを担当しておられる幹部です。企業としては、既存の企業年金制度や退職一時金制度をそのままにしておいて、既存制度とは別枠で...全文を見る
○井上美代君 私は、やはり労働の流動化の問題も大変心配しております。流動化によって労働者が本当に生活できて働く意欲を持ってやれるということであればこれはまた別ですが、そうはならない、今の今日の現状から見てそういうふうになっていないというところに問題があるというふうに思いますので、...全文を見る
○井上美代君 私、大臣の今の答弁をお聞きしまして、大臣のリストラに対する現状認識というのは甘いんじゃないかなという気がするんです。経済動向と年金とは別だというふうに言われたんですけれども、それは今つくっているところでは別に考えながらつくっておられるというふうに思いますけれども、こ...全文を見る
○井上美代君 この仕組みも財界が要望したものなんですね。    〔委員長退席、理事亀谷博昭君着席〕  これは、一九九八年の九月に経団連の出した「確定拠出型企業年金制度の導入を求める」という文書があります。「退職一時金、既存の企業年金の原資の一部又は全部を確定拠出型企業年金へ移...全文を見る
○井上美代君 さらに政府参考人にお聞きしたいのですけれども、解散した七十五の基金のうちに積み立て不足のまま解散した基金の数というのは幾らでしょうか。答弁をお願いします。
○井上美代君 今まで解散した七十五でしたか、の基金のうちに一九九七年以降に解散したのが六十六ですか、そのうち、純粋に経営上の理由で解散した基金というのは、純粋に経営上の、これは答えていただきましたかしら、さっき。
○井上美代君 経営難といっても、非常に企業自体が追い込まれて倒産になっているというような、非常に純粋に経営上の理由で解散したというのは九だけなんですね。やはり今倒産がすごく多いんですけれども、多くは企業本体というのは存続しているんですね。しかも、大多数は積み立て不足のまま解散をし...全文を見る
○井上美代君 解散それから給付の引き下げがやっぱりやられているわけですけれども、だから受給権が保護されていないというふうに思うわけなんですけれども、その点はどうですか。
○井上美代君 今の御答弁なんですけれども、やはり今の後半の部分がそうかなと思うんですが、政府は、確定給付から確定拠出に移行する場合、積み立て不足を残したまま移行することはないと、こういうふうに言っておられるんですけれども、そうすることで受給権を守るのだというふうに主張しておられま...全文を見る
○井上美代君 先ほど受給権が踏みにじられて積み立て不足のまま解散がふえていることを明らかにいたしましたけれども、こういった現状のもとでは、移行前に解散するときに、積み立て不足を企業負担で解決せず給付の切り下げで解決し、そして確定拠出に移行する企業がたくさん出てくるのではないかとい...全文を見る
○井上美代君 やはり移行のときに受給権を脅かされる、しかも過去に積み立ててきた分を持って移行するというふうになるわけで、私は大臣の今の御答弁を聞きながら、やはりそこの労働者の受給権というのをどう確保できるのかということにもっと神経を使わなきゃいけないし、もっと今後の方策としても考...全文を見る
○井上美代君 この点で特に注目をすべきなんですけれども、それは退職金の前払い制度、今言われましたけれども、給与への上乗せ方式の導入が広がっていることです。  これも社会経済生産性本部のアンケートですけれども、前払い制度の導入の障害になっているのは何かというアンケートをしているん...全文を見る
○井上美代君 今、私は確定拠出年金が退職金の前払い制度の受け皿になるのではないかということを思っているんですけれども、退職金についても、確定拠出年金に移行するのではなくて、やはり将来の給付が確定したものとして企業がきちんと責任を持つべきだというふうに思うんですね。  これは、九...全文を見る
○井上美代君 国際的な流れでいいますと、退職金も企業年金も退職給付会計として賃金の後払いとして位置づけられて、それから受給権を保護するという流れになっております。政府が進めようとしているのはまさにそれに逆行して、一括して自己責任の名のもとに受給権を後退させる方向に向かっていると私...全文を見る
○井上美代君 この中退金なんですけれども、ことしの二月に省令の改正がありましたね、そしてこの中退金制度が大きく変わりましたよね。その概要、国庫助成の仕組みがどう変わったのかということですね。そして、いろいろ助成率なども変わってきているんですけれども、ちょっとだけそこを答弁をお願い...全文を見る
○井上美代君 今言われましたように四月一日から改正、私の立場から言えば改悪ですけれども、されております。掛金に対する助成率を三分の一から二分の一にと、言ってみれば一・五倍にしております。そして、助成期間が半分になるわけですから、国の財政負担の削減であることはもうはっきりしていると...全文を見る
○井上美代君 今、中退金の四月一日からの改正なんですけれども、やはりどう考えてもこれは、三分の一を二分の一にして、そして五千円の上限をつけて二十四カ月から十二カ月にしたというのは、全体を見ますと、これはやはり改悪であるというふうに思うんですよね。だから、そういう点で本当になかなか...全文を見る
○井上美代君 質問を終わります。
06月21日第151回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
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○井上美代君 私は、日本共産党を代表し、確定拠出年金法案に対する反対討論を行います。  まず、法案の内容に入る前に、当委員会での審議が極めて短時間で拙速なものとなったことに抗議の意思を表明いたします。国民の老後保障に関する重要法案である本法案は、多方面の専門的な知見を踏まえた慎...全文を見る
10月18日第153回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代です。  私は、狂牛病の対策についてまず最初に御質問をします。  狂牛病の発生は、日本の畜産や酪農、そして関連産業、肉販売業者、そしてまた消費者等にもう本当に深刻な影響を与えております。政府が一九九六年四月にWHOの勧告をきちんと受けとめて、...全文を見る
○井上美代君 今、在庫のことを言われましたけれども、流通についてはどうでしょうか。
○井上美代君 流通してたまっている分があるわけです。
○井上美代君 今、御答弁されたんですけれども、きのう農水大臣が買い入れて保管する期間というのは消費者の信頼が回復するまでと、こういうふうに述べられているんですね。これが事実ならば、私は随分国民をばかにしたことだというふうに思うんですよ。廃棄処分にして、今後流通するのはすべて検査済...全文を見る
○井上美代君 今お答えいただきましたけれども、市場隔離する、保管をするということですけれども、じゃ保管したものをどうするかというところがやっぱり一番重要なところだと思うんですね。これはやはり大臣がどのようにそれを処分していかれるかというところが一番大事で、これから決めていかれると...全文を見る
○井上美代君 今、農水省の方からお答え出ていますけれども、やはり厚生大臣は重要なポストにいらっしゃる閣僚のお一人です。やっぱり今後の問題については政治的な問題もありますので、ぜひ答弁を願いたいと思います。
○井上美代君 今そういうふうに、腐っていく肉だというふうに言われたんですけれども、それが保管されて何に利用されるかというのはやはり国民の大きな関心事ですね、それがどういうふうにされるのかということ。それをきちんと廃棄をしていかなければいけないということで、先ほどからやはりどういう...全文を見る
○井上美代君 今かなり詳しく言ってくだすったんですけれども、やはりああいう事実を話していただいて、それがまたひっくり返ってしまうようでは困るわけなんですけれども、だけれども情報公開を今後もやって国民に伝えていただきたいというふうに思います。  次に、私は雇用問題に移っていきたい...全文を見る
○井上美代君 小泉総理のあの答弁というのは、新規のものを足して毎月を足されたんですね。だから、前から就職できないでいらっしゃる方のは足していないからそういうことになったわけなんですけれども、八月の有効求人倍率というのは、今御答弁くださいましたけれども、〇・五六というのが求人倍率の...全文を見る
○井上美代君 やっぱりこれはふえておりますし、労働時間はふえておりますし、そして年休取得率は、十年前は五二・九、そして十二年が四九・五ですから、うんと低下しているということになると思います。  これは厚生労働省が事業者に聞いた調査なんですけれども、先進各国と比べて異常な労働時間...全文を見る
○井上美代君 今、まだ出ていないということでございますけれども、サービス残業をなくそうということであるならば、やはり調査も必要ですし、そこをきちんと把握した上でやっていくということがなければいけないというふうに思いますので、ここのところはぜひ今後きちんとつかんでいただかないと、こ...全文を見る
○井上美代君 それで、私次にやはり大臣にお聞きしたいんですけれども、きのうの衆議院の質問のところで、やはり調査には、実態調査に現場にも行ってみるということを答弁されていたというふうに思いますけれども、今、やはり至急に調査をしてほしいというのが、日産だとかマツダだとか三菱、東芝、ソ...全文を見る
○井上美代君 大臣にも私ぜひ現場を、お忙しいお体というのはテレビ見ているだけでもわかりますけれども、ぜひやはりこのように大企業のところで次々とリストラ計画が出されているわけですから調査をしてほしいというふうに思っております。  大臣が行かれない場合でも調査はできるわけで、そうい...全文を見る
○井上美代君 私は、続いて質問ですけれども、監督官の増員の問題なんです。  やはりこのサービス残業をきちんとやっていくというためには、実態調査をする上でもやはり体制というのが非常に大事だと思うんですね。監督官については数が全国で三千五百七十五人いらっしゃるんです。それしかいらっ...全文を見る
○井上美代君 これはサービス残業、余りにも長く続いていて、言ってみればこんな犯罪的なことが続くなんというのはおかしいと思いますので、きちんとやっていただきたいというふうに思います。  それで、私は中高年の労働者の問題に移っていきますが、六十歳以上の労働者の再雇用の問題なんです。...全文を見る
○井上美代君 時間ですね。  だから、このようなことが幾つもの企業でやられているんですけれども、この事実を大臣はどのようにお考えになっているのか、そしてどのように指導をされようとしているのか、そのことを御答弁いただいて、終わりにしたいと思います。
10月30日第153回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、最初に個別接種とそして本人の同意の問題でお尋ねをしたいと思います。  まず、一つ目ですけれども、これは平成六年に義務接種が廃止されて、そして個別接種が推進されるようになるわけなんですけれども、そういう中で、ワクチンは集...全文を見る
○井上美代君 今御答弁がありましたけれども、学校内の施設において学童を対象としてインフルエンザの集団接種を行っている県がまだあるんですね。長崎県で二町あります。また、熊本県でも五町ありますし、また沖縄でも一村残っているということなんですけれども、これについて厚生労働省としてどのよ...全文を見る
○井上美代君 やはり、子供の一人一人の意思というのが尊重されるということが非常に重要だというふうに思いますので、こうした残っているところについてはきちんとした指導をやっていかなければいけないというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  私は、接種を希望する人に個別に...全文を見る
○井上美代君 やはり、痴呆老人も大変ふえてきていることですし、ぜひそこのところはきちんとお願いをしたいというふうに思います。  私は、利用者の負担の問題でお聞きしたいというふうに思います。  予防接種法では、定期の接種については市町村等が実費を徴収することができるというように...全文を見る
○井上美代君 市町村によって負担が異なることになるのですが、インフルエンザのワクチンの法定実施のための実施要綱だとか、そしてまた概要だとか、そういうのが既につくられつつあるわけなんですけれども、厚生労働省としてはその実態をどのように把握しておられるのか、お聞きいたします。
○井上美代君 既に自治体ではかなりいろいろやっておりますので、やはり結果としてこれからやるというのはいいと思いますが、やはり事前にもつかみながら考えていくということが大事ではないでしょうか。  東京の場合ですけれども、特別区は接種単価で四千五百円ですね、そして自己負担が二千二百...全文を見る
○井上美代君 私は、高齢者社会に非常に急速に進行しつつあるということがはっきりしているわけですから、やはりそうした区内だけで決めていくというのではなくて、お年寄りが全国どこへ移動していっても現住所にいるときと同じ条件で接種ができるというふうにしなければいけないと思うんですね。 ...全文を見る
○井上美代君 私は、やはりこれは今後の課題として重要な課題だというふうに思っております。今言われましたように、既に連携をしているところがあるんですね。だから、やはり連携を市町村が相互にやり合いながらやっていく、そのためにはやはり厚生労働省の援助が必要だと思うんですね。そういう点で...全文を見る
○井上美代君 やはり、予防接種というのがありますが、インフルエンザに限りませんので、そういう点で全国的にやれるのもあるわけで、ぜひ今後の検討課題としてやっていただきたいというふうに思います。  横浜市では特別養護老人ホームの高齢者の入所施設では全額の公費負担をして接種を行ってい...全文を見る
○井上美代君 費用の問題で先ほど御答弁がありましたけれども、今年度の分について地方交付税交付金は七十億円という御答弁がありました。  これはインフルエンザがこの法律が成立いたしますれば五百億のお金がかかるということでございますが、今年度については半分ということになりますので、そ...全文を見る
○井上美代君 事務費が二十億で、そしてかかる費用が五十億で合わせて七十億というふうに出ているわけなんですけれども、接種費用の八割というのは市町村が負担をすることになっております。  私は、大臣にお聞きしたいんですけれども、法定接種とする以上、やはり交付金をもう少し上げなければい...全文を見る
○井上美代君 やはり、東京は交付金もないということですけれども、二千二百円というのは余りにも高いと思うんですね。これで注射をしに行きましょうなどというお年寄りというのはなかなか大変なことだと思いますから、そういう点でもぜひ御検討を願いたいというふうに思います。  あと、インフル...全文を見る
○井上美代君 接種者の意向調査なんですけれども、それを見ますと減っているということが今の答弁でもわかると思いますが、接種者がやはり減っているわけですね。その金額によって減っているわけです。無料の場合には四百四十六万本ですけれども、千円になれば二百七十万本となりますし、減っているわ...全文を見る
○井上美代君 大臣、いかがでしょうか、今の問題。女性の問題にかかわっているものですから、お願いしたいと思います。
○井上美代君 終わります。
11月06日第153回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  きのう、薬害ヤコブ訴訟の生存原告の一人であります千葉県の山村桂子さんが亡くなられました。十月五日に超党派のヤコブ病問題を考える国会議員の会で千葉県の病院にお見舞いに伺ったばかりです。どんなに無念だったことでしょうか。桂子さんと...全文を見る
○井上美代君 私は、まだ発症はしておられないけれども不安を持っていらっしゃる方がたくさんいるということを申し上げました。  イギリスでは国と民間団体が協力をして患者と家族などへの支援体制というのをつくっておられるということです。小人症治療で用いられた成長ホルモン製剤で十六人が薬...全文を見る
○井上美代君 支援体制というのは、先ほど言われましたように、二十万から二十五万という人たちが受けているわけですから、私はぜひ早期にきちんと相談体制をつくってほしいというふうに思います。  新しいことでもありますので、私は大臣にもお答えをいただきたいというふうに思っております。御...全文を見る
○井上美代君 何よりも国として責任を認めてきちんと解決をしていくということが私は多くの方々の不安を取り除くことになるんだと思うんですね。被害を受けた方や家族にできる限りの支援をする立場にやはり立つべきだと思いますので、ぜひそれを実行してほしいというふうに思います。  次に、私は...全文を見る
○井上美代君 我が国で初めての遺体からとった医療用具、今答弁があったとおりです。厚生省が承認するに当たっては慎重に判断するのが当然だったと思います。実際はどうだったのか。  私はここに、コピーではありますが、そのときの書類を持っております。これを見ますと、書類はわずかに九枚です...全文を見る
○井上美代君 これは、先ほど申し上げましたように、初めてのケースです。しかも、死体からとっているという、そういう特殊なことです。だから、ほかのと比較をされては困るというふうに思います。  申請書には「原材料 ひとの硬膜」とあります。どのような死体から硬膜を集めるのか、承認に当た...全文を見る
○井上美代君 どのようなドナーから硬膜を集めたのか、医療用具の安全を審査する立場であれば確認するのが当然ではないですか。確認したかどうか。それさえもしていないわけですよね。ないんですよね。全く信じがたいことです。そのまま頭の中に使うそういうものを、当時は当時はとおっしゃいますけれ...全文を見る
○井上美代君 治験には、今答弁されましたけれども、計画を立てるというのが当然なのに、その計画があったかわからない。我が国で初めて人の遺体からつくった医療用具だということ、そしてまた全く死体の病歴も不明です。そして、その死体からとった硬膜なのです。記録ももちろんその硬膜にはついてい...全文を見る
○井上美代君 それは私は言いわけにすぎないと思うんです。  しかも、この臨床試験の報告書にサインをした元教授なんですけれども、お一人の方は亡くなっておられます。そしてもう一人の方が元気でいらっしゃるんですけれども、最近、臨床試験としてはやっていないと、このように本当に答えておら...全文を見る
○井上美代君 当時としては、当時としてはというふうに言われますけれども、責任があるのははっきりしているんじゃありませんか。実際にあるのはこれっきりなんですよ、これっきり。何も治験はされていない、裏づけもないわけなんです。だから、私はそれは厚生労働省の言いわけにすぎないというふうに...全文を見る
○井上美代君 大臣はテレビをごらんになりましたでしょうか。私、ここにビデオを持っているんです。ぜひ、後でお手元にお届けしますので、見ていただきたいというふうに思います。  やはり、忙しくても見れる短いビデオなんですけれども、私は、ここで証言をされているその大学の教授の言葉を聞き...全文を見る
○井上美代君 私はやはり、今裁判が行われておりますし、二十五人の人が提訴して三人が残っておられる。山村さんはきのう亡くなられました。家族を初め関係者は、もう大変な苦しみとそして悲しみの中で裁判にまで立ち上がられたんだと思うんです。だから、一日も早く全面的な解決をしなければならない...全文を見る
○井上美代君 このビデオにも出てこられますけれども、生存の青年がいらっしゃいます。ヒロ君というのですけれども、生存被害者の一人であり、北海道に住んでおられます。一歳のときに脳腫瘍の手術を受けられました。手術は成功いたしましたが、手術後十四年たって発症されました。ことしは十八歳にな...全文を見る
○井上美代君 私は、では引き続き牛海綿状脳症、BSEについて質問をいたします。  この間私、国民の信頼を取り戻すのにはどうすればいいかということで質問をさせていただきました。何といっても今、肉をみんなが食べなくなっているんです。牛肉も食べませんけれども豚肉まで食べないというふう...全文を見る
○井上美代君 国の責任の部分と、そしてこのように、これは私、けさ見たばかりでよくまだ事実は確認しておりませんけれども、こことの関係というのはどういうふうになりますでしょうか。
○井上美代君 私は前のときに凍結の答弁をいただいているんですけれども、凍結したものについて焼却をするのかどうかという、その辺はどうでしょうか、答弁していただきたいのですが。
○井上美代君 国の責任において。
○井上美代君 私は、何といっても、それはもう全部焼却をしたよと、そして十八日からは全頭検査できちんと検査をしているよと、ここのところがはっきりしてくれば国民のところでも信頼が回復してくるのではないかというふうに思うんですね。  もう長引く不況の中で、年末に向けて本当に多くのとこ...全文を見る
○井上美代君 はい。  売り上げは四割減になってしまった、廃業するしかないと、こういう状態が年末に向けて出てきておりますので、そういう点でもぜひ努力をしてくださいますことをお願いして、私の質問を終わります。
11月08日第153回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、皆さんも触れられた、まず不利益扱いの問題について質問をしたいというふうに思います。  本改正法案によって、育児休業を取得したことを理由とした解雇禁止、これを解雇その他の不利益扱いの禁止としました。そのほか、不利益扱いに...全文を見る
○井上美代君 何しろ、できるだけ法文できちんと明記してほしいというのが私どもの願いでございます。  今、指針で定めるということを言われました。指針には降格などということを列挙をされるというふうに聞いているんですけれども、出産や育児をしている労働者に対して、残業ができないから労働...全文を見る
○井上美代君 時間外労働の免除を請求したことをもって昇給ストップは不利益扱いということですよね。これについて、私はぜひ指針の中で押さえてほしいというふうに思っているんです。それで、きのう大臣にもお目にかかりながらみんなと一緒にお願いしたこともありましたけれども、私といたしましては...全文を見る
○井上美代君 やはり一つでも入れていただくと。本当に、今裁判までしなきゃいけないというようなそういう現状になっている今日の女性労働者のことを思うと、私もとてもじっとしていられないようなそういう思いになるんですけれども、ぜひ一つでも多くのことを指針の中で内容として明確に入れていただ...全文を見る
○井上美代君 やはり、私は休業後の人事考課のマイナス査定、休業中のマイナス査定、いろいろケース・バイ・ケースで判断していかなければいけないのではないかと思っておりますので、ぜひその点は検討していただきたいというふうに思います。  あと、航空会社の各社の様子をいろいろ調べました。...全文を見る
○井上美代君 聞けばいろいろ現場にはたくさんの問題があるということを感じているんですけれども、休業を取得した際に、指針には降格や、そしてまた身分の転換、休業期間以上の昇進ストップなどを列記するということを聞いておりますが、そういうはっきりとしたケースのみしか列記されずに、それ以外...全文を見る
○井上美代君 女性労働者はもう長年そういう差別の中に置かれておりまして、もうなかなかそれは職場では、特に今競争原理、市場原理が動いているときでありますので、そういう点でも大変ですので、ぜひこの指針というものの中で明確になるように書いていただきたいということを再度お願い申し上げまし...全文を見る
○井上美代君 配慮というふうに聞いたときに、やはり事業主に求められている配慮かなと私は思ったわけなんですけれども、きちんと本人の意思もそこに反映するということでよろしいんですね。
○井上美代君 やはり、事業主が育児をするわけではないわけですから、労働者自身が育児を、介護をするわけですから、本人自身がそれが両立できる、働き続けたいと思っているわけですから、それが両立できるかできないか、その判断、希望をしっかりと聞くということで今御答弁をいただきました。  ...全文を見る
○井上美代君 かなり配慮というのがはっきりしてきたというふうに思います。  今まで、やはり転勤命令というふうになりますと、主観的に私ども思うのは、事業主が配慮したんだと言えば許されることがありましたけれども、そういうことがあってはならないというふうに私も思います。転勤命令は、や...全文を見る
○井上美代君 御答弁いただきましたけれども、きのう大臣のところにお伺いしてお願いを申し上げたのは、並々ならない思いで伺ったわけなんです。女性の皆さん方と御一緒でしたけれども、いろいろとこれから周りのことも整備してというようなお話だったんですけれども、これは特別に、どうしても子供の...全文を見る
○井上美代君 もう本当に働く全女性がそれを待ってじっと見詰めておりますので、きょうも傍聴席に皆さんおいでになっておりますけれども、ぜひ実現させてもらいたいと思います。  私は、ある女性から話を聞きました。季節の変わり目などは毎週のように子供が調子を崩して本当に困った、これでは普...全文を見る
○井上美代君 私は、子供の状態などについてもやはり今日の状況というのは非常に深刻な状況だと思うんですね。  特に、子供も預けられながら暮らしておりますけれども、親との触れ合いが少ないということが、愛の欠乏症とでもいいますか、そういう状態になっていて、子供が理性を失い何しろ泣きわ...全文を見る
○井上美代君 時間外労働についてもお聞きしたいわけですけれども、この免除請求権というのは、やはり希望者には認めるべきだというふうに思っております。  例えば、同居の家族がいるからといって請求できないということでは現実的には非常に困るというふうに思いますし、深夜業では妻が職業につ...全文を見る
○井上美代君 それでは、またいろいろ問題点も見ていただきながら引き続き検討もしていただきたいということをお願いして、次に移ります。  私は、制度の適用対象の問題で質問をいたします。  まず最初にお聞きしたいのは、全雇用者に占めるパートの率、そして派遣、契約社員、こうしたいろん...全文を見る
○井上美代君 どうもありがとうございます。  私もいろいろ見ていたんですけれども、非正規の雇用者というのはこの十年で非常にふえているということなんですね。九二年で九百五十二万人ということ、そして二〇〇一年で一千三百六十万人ということですから相当に膨れ上がっているということがわか...全文を見る
○井上美代君 新規についてはほとんど正社員を採用していないで、数カ月で雇用契約を何回も何回も繰り返しながら自動更新をしているんですね。そういう場合に、妊娠や出産が予定されれば契約を切るというやり方をやっている企業がありますね。若い女性を契約社員で雇用して、妊娠や出産がわかれば契約...全文を見る
○井上美代君 ありがとうございました。  私は、次に休業期間のことでお尋ねをしたいと思います。  介護休暇は現行制度では一生に一回のみ三カ月と、こういうふうになっておりますよね。ことしの全労連の調査を見ましたけれども、両親を見るための休暇をぎりぎりまで我慢をしていました、休む...全文を見る
○井上美代君 これはやはり現状からすれば非常に深刻な現状がありますので、今後の検討課題としてぜひやはりやっていただきたいというふうに思います。  あと、中小企業の助成制度の充実の問題についてお聞きしたいと思います。  代替要員の確保について、育児休業のとりにくい原因の大きな一...全文を見る
○井上美代君 実績は十分伸びていないというふうに考えられますけれども、代替要員の問題というのは、労働者にとっても事業主にとっても休業を利用できにくい大きな問題点があるんじゃないかと思うんですね。  それで、その辺はどのようなんでしょうか、活用を十分し切れていないんじゃないかとい...全文を見る
○井上美代君 業務量が減っているということもあるかと思いますけれども、やはり日本の総労働時間というのはそれで見るとふえているわけですね。昨年よりも総労働時間はふえているわけなんです。また、サービス残業も言ってみれば五割ふえているわけですね。だから、やはり代替要員の確保、そこが担保...全文を見る
○井上美代君 女性労働者の場合には中小企業で働いている人たちが非常に多いですし、そういう点でもこの中小企業の助成制度の充実によってこの育児・介護休業法がもっとみんなが活用できるものになればいいと思いますので、ぜひその点検討を願いたいというふうに思います。  次の質問は、私、男性...全文を見る
○井上美代君 私、例えばで申し上げますけれども、夫が三十万円、妻が二十万円の共働きの場合、夫が育児休暇をとったとしたら、夫は十二万、そして妻二十万、足して三十二万円。妻がとれば、夫三十万円、妻八万円ですか、それで三十八万円と、こういうふうになるわけですね。どっちを選ぶかということ...全文を見る
○井上美代君 私ども、そういうことで六割を検討していただくように提言をしておりますが、今後いろいろ研究もされていくと思いますし、またこの法律の矛盾ももっと現場の中で明らかになっていくと思いますので、ぜひそういう点を見ながら改善をしてもらいたいというふうに思います。  何といって...全文を見る
11月14日第153回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第2号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  きょうは、北川参考人、そして高橋参考人、遠いところからわざわざおいでくださいまして感謝申し上げます。  私は、東京に長く住んでいるものですから、首都といいますとやはり東京だという気がしているんですけれども、私、このたび初めて...全文を見る
11月15日第153回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第3号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  きょうは岐阜の方からわざわざお越しくださいまして、いろいろ今お話を伺いながら、相当力を入れて、そして遠大なプランを持っておられるということを改めて勉強させていただきました。ありがとうございます。  最後の方では国会決議によっ...全文を見る
○井上美代君 今、東京のお話が最後に出ましたけれども、私は長く東京に住んでおりまして、首都は東京だと思っておりますし、東京の問題でまずお話をしたい、質問をしたいと思っているんです。  きのう、東京の世論調査結果、これに関する世論調査結果が出ました。それによりますと、この首都移転...全文を見る
○井上美代君 今質問をしましたのにお答えいただいていない部分がありますので。  一般予算の八千五百億円の負債と、それとこの移転の高い費用の問題との関係、その辺をどのように知事がお考えになっているのかということをお聞きしたいんです。
○井上美代君 終わります。  今後、また検討させていただきます。
○井上美代君 ちょっと誤解をされているようですから一言申し上げます。  首都移転と私が言ったとおっしゃっておりますけれども、それは、私は新聞をそのまま読みましたので、私の見解ではありません。
11月22日第153回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  待機児童の増加は本当に深刻で、その解消の問題というのは大変急がれているというふうに思います。厚生労働省は四月段階の待機児童数しか余りお使いになりませんけれども、昨年の十月段階では五万六千人と前年を上回っているんですね。今、資料...全文を見る
○井上美代君 今の御答弁をお聞きしましたけれども、これまでの保育所の歴史を考えてみますときに、公立保育所で見たならば、八〇年代から九〇年代にかけて九百カ所の公立保育所を減らされております。表に見るようにそこははっきりしていると思います。そして、その分もう本当にやむにやまれぬ親の思...全文を見る
○井上美代君 大臣に質問いたしましたので、一言、大臣、お願いいたします。
○井上美代君 哲学を持っていて認可をしてほしくないと思っていらっしゃる方もおいでになると、それは確かだと思います。だから、認可をしてほしいという人たちをすぐに認可できるようにしなければいけないと思うんです。私は、無認可にこれだけ国はお世話になって今日まで来たわけなんです、だからそ...全文を見る
○井上美代君 時間がないんですよ。私は三十分しかないですから。
○井上美代君 短くしていただきたいと思います。
○井上美代君 済みません、時間がないんです。
○井上美代君 なかなか安心できないものですから。  私、時間が欲しいんですけれども、時間がありませんので。  私は随分数字を挙げたんですけれども、やはりこういう事態になっているということを説明するために数字を挙げたんです。だから、その数字に答えていただかなくていいんです。そう...全文を見る
○井上美代君 きょうはもう五十人ぐらいの方が後ろで傍聴してくださっているんですけれども、皆さん方が一番体験しておられることです。今調べると言ってくださったのですけれども、ぜひ調べてほしいというふうに思います。  大臣、いかがでしょうか。
○井上美代君 やはり事実を調べるということがもう一番改善にとっても大事であるというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  それで、私は、最低基準の省令がありますけれども、その第四条ですけれども、「児童福祉施設は、最低基準を超えて、常に、その設備及び運営を向上させなけ...全文を見る
○井上美代君 最低基準の上乗せをするなということはないということでよろしいでしょうか。
○井上美代君 時間がなくなりましたけれども、私は五十六条の七について質問をしたいと思います。  改正案の五十六条の七ですけれども、市町村に対して、公立保育所の整備ではなく、今後の保育所整備について多様な事業者に土地を貸与するなどという、PFI方式などの措置を講じて民間企業などの...全文を見る
○井上美代君 懸念は消えません。  私は、最後に短く。  株式なども参入することになるわけですね。そういうことで、それは配当にまで行くわけなんです。この問題についてどのように、もうけの、やっぱり利潤追求の対象になっていくわけですから、そのことについて御答弁願いたいのと、そして...全文を見る
○井上美代君 終わります。
11月28日第153回国会 参議院 本会議 第14号
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○井上美代君 私は、日本共産党を代表して、雇用対策臨時特例法案について質問をいたします。  九月の完全失業率は五・三%、過去最悪となりました。求職をあきらめた潜在的な失業者を加えれば、十人に一人が失業をしております。また、先日発表された全国私立学校教職員組合連合会の調査によると...全文を見る
11月29日第153回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、きょうの重要なこの法案にすぐ入りたいのですが、この間、二十二日の児童福祉法の審議の中で答弁をいただいていない内容がありますので、それを一問だけ、本当は幾つかあるんですけれども、ほんの一問だけやらせていただきたいというふう...全文を見る
○井上美代君 これからやることですけれども、非常に重要な中身だというふうに思いますので、理念の話も出ましたけれども、ぜひ徹底をして、本当に良心的に命を預かるものとしてやっていっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それで、いよいよきょうの重...全文を見る
○井上美代君 今、御答弁いただいたんですけれども、女性のみということであるならば、私はずっと未来永劫に変えないということを言っているんじゃないんです。このたび変えるということですので、しかもそこには女性のみというのがあるわけですから、だから私は変えなくていいのではないかと、こうい...全文を見る
○井上美代君 その点について、私もう一つ聞きたいんですけれども、発議者の議員のお一人が五月の看護協会の定期総会にお出になって、そして男性の助産婦には反対が強い、まず名称を変更しようと考えたと、こういうふうに説明をされたということなんですが、その事実関係と、それから、まずというのが...全文を見る
○井上美代君 環境整備をやるということで言われましたけれども、日本共産党は、もう男性助産師導入というのは、当事者の女性たちの合意が図られておらず、やはり単純に男女参画時代だからというそれだけの理由でやってはならないというふうに思っておりまして、やはり女性の自己決定権というのがある...全文を見る
○井上美代君 いよいよ時間が、二十九分までですか、時間がなくなってきているんですが、時間いっぱいやらせていただきますが、私は、円議員がお話しされました助産婦や保健婦の実態ですね、この養成学校がずっと閉鎖されてきているというのを心配しております。看護大学へ移行される傾向がずっと出て...全文を見る
○井上美代君 私はやはりこの問題というのが非常に重要だということを冒頭で申し上げたんですけれども、この間、私もずっと国際会議にも出て、女性たちの、男女が平等であるということをずっと学んできております。  去年の六月に開かれました、ニューヨークの国連で開かれました国連の特別総会、...全文を見る
○井上美代君 終わります。
12月06日第153回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
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○井上美代君 日本共産党の井上美代でございます。  私は、先日の本会議の質問で、政府の雇用対策の最大の問題点というのはルールなき大量解雇を野放しにしていることだということを指摘いたしました。今重要なことは長時間労働の抜本的改善で、そして雇用拡大を急ぎ進めていくことだというふうに...全文を見る
○井上美代君 私は、六十歳定年を決めていて五十九歳というのでやめさせていくわけですから、やはり国民としてもこれを聞いたら絶対に納得できないと思うんです。私も今の答弁では納得いたしません。  こんな制度が許されるならば、大臣、五十八歳でもいいし、五十七歳でもいいし、五十五歳でも企...全文を見る
○井上美代君 どこまでもないと、それはないということを言っておられるんですが、私は今の答弁でも納得はしません。  国民の雇用というのは守られなきゃいけないというのはもう憲法二十七条にも書いてあるとおりだと思います。やはり、定年制を形骸化することになるということは、私、今のままで...全文を見る
○井上美代君 今、判例が話されましたけれども、やはり面談の様子を私聞いておりますと、面談を逸脱しているというふうに思うんですね。だから、そういう点では非常に深刻な実態だというふうに思います。    〔理事中島眞人君退席、委員長着席〕  この件について労働局の方にも、地方の労働...全文を見る
○井上美代君 実態の調査を厚生労働省でやるということについてはどうでしょうか。
○井上美代君 やはり、いろんなこういう企業の労働者についてのやり方が出てきておりますので、ぜひ調べて、よろしくお願いをしたいというふうに思います。  この住友金属というのは、年休もとれない長時間過密労働になっているという問題がもう一つあるんですね。  三年前の一九九八年の八月...全文を見る
○井上美代君 この住友金属というのは需要が回復して生産が回復してきているんですね。生産量も引き上げられてきていて、それで一定の記録もつくっているんですけれども、こういう状況の中で長時間過密労働が広がっている、リストラ、人減らし、それから臨時休業制度がずっと継続されていると。これだ...全文を見る
○井上美代君 やはり、賃金カットのための休業は私はおかしいと思うんです。  普通に考えればそうなると思いますが、現場の労働者からは臨時休業はやめさせてほしいというすごい声が出ているんです。年休をとれるようにしてほしい、年休がとりたいんだということがもう切実な声で出てきております...全文を見る
○井上美代君 要員配置を労働者は言っているわけですけれども、その点はどうでしょうか。
○井上美代君 厚生労働省、重要であるということで、私も非常に重要だと思うんです、今。この企業の場合を見ても、要員、業務、この計画をきちんとして有給休暇がとれるようにするというのは、今、労働者にとっては健康上も命の面からも重要だというふうに思いますので、私はぜひそこのところを厚生労...全文を見る
○井上美代君 三十九条の年休を取得する権利に照らしてどうなのかということをお聞きしたわけなんですけれども、やはりその趣旨にこれは反しないのか、その精神に反しないのかというのが私思っていることなんですけれども、この文章を見て、ただこれを放置するのならば、私は厚生労働省の存在意義、そ...全文を見る
○井上美代君 目標を定めるということを肯定されたんですけれども、その目標を定めるということが大変だというふうに思うんですね。これは重大な中身だというふうに思うんですけれども、出勤率を経営の目標にするということなんですね。  そして、通常、年間の出勤日というのは二百六十日ぐらいな...全文を見る
○井上美代君 もう本当に周知徹底をしなければ、企業はやはり利潤追求をしているわけですから、そういう点でもなかなか労働者のこうしたもう当然になっているその権利さえも守れない、守られない、そういう状況があるというふうに思うんです。私はぜひこれについても調査をお願いしたいというふうに思...全文を見る
○井上美代君 福岡の労働局に聞いていただいて、厚生労働省としてはこういう問題が出ているということについてどのように認識し、そして対策をとられるでしょうか。
○井上美代君 この事例も非常に深刻ですので、ぜひ調査をし、厚生労働省としても対応をしていただきたいというふうに思います。期待をしています。  年休については、請求を労働者がやらなければとれないということを言われました。それはもう法的にはそうだというふうに思うんですけれども、労働...全文を見る
○井上美代君 付与日数が若干ふえたということを言われましたけれども、確かにふえているんですけれども、先ほど比較しましたように、ヨーロッパ方面と比べたら全くお話にならない日数ですからね。だから、そういう意味で、それが多くなったから取得率が減っている、下がっているということが今言われ...全文を見る
○井上美代君 大臣の御答弁にありましたように、今これだけの大失業時代、だからこそ人手が足りていない、人件費を削っている、そういう中で、大臣も言われましたように、本当に働く人たちがリフレッシュしてやっていけるような、そういうものにするということがやはり求められているということで、私...全文を見る
○井上美代君 お互いに理解を深め人間関係もうまくいくということが、お互いに融通をきかせてということがあると思いますが、私が先ほどから挙げているのは、やはりこうした大失業時代に本当に人が足りないでいるという現場、このことを思うと、今、年休がとれない、五〇%を割ったというその一つの要...全文を見る
○井上美代君 経営方針もあるんですけれども、やはり厚生労働省としてそこを努力していただくということもあるんだと思いますが、そこはいかがでしょうか。
○井上美代君 私は、この原因が要員不足であるということをずっと申し上げてきたわけです。だから、とれるようにするためには労働大臣としてそこを、人が足りなくなっているところをどう経営者の人たちを指導していくのか、啓蒙していくのか、そういうことであると思うんですね。そこをぜひ考えてほし...全文を見る
○井上美代君 そうしたら、企業がそのようにやることについて厚生労働省としてはどのような対策をとられますか。要員の問題については何もおっしゃらないのでしょうか。それは認めておられないのでしょうか。
○井上美代君 私は、もう終わりますけれども、年休の完全取得をすれば百四十万人の雇用拡大ができるんだということもきちんと据えて、要員の問題をしっかりと踏まえて要員計画なりなんなり、今、厚生労働省が力を入れておられるところを押していただきたいというふうに思います。  これで質問を終...全文を見る