岩井國臣

いわいくにおみ



当選回数回

岩井國臣の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月17日第140回国会 参議院 建設委員会 第4号
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○岩井國臣君 自由民主党の岩井國臣でございますが、このたびの不動産特定共同事業法の改正に関連いたしまして、若干の質問をさせていただきたいと思います。  政府の説明によりますと、我が国経済は緩やかな回復基調にあるとのことでございますが、土地は依然として下げどまったという感じはござ...全文を見る
○岩井國臣君 全く大臣のおっしゃるとおりだと思います。大いに期待しておりますので、大臣を先頭に建設省全体として頑張っていただきたいと、こう思うのであります。  次でございますが、今大臣の考えと関連これありでございますけれども、土地の有効利用対策というものと今回の法律改正との関係...全文を見る
○岩井國臣君 まだちょっと具体的なイメージがわきにくいのでございますけれども、今回の法律改正によりまして不動産特定共同事業という事業が都市開発等による土地の有効利用というものにどう関係してくるのか。つまり、本事業が土地の有効利用に活用されるわけですが、どのように活用されていくのか...全文を見る
○岩井國臣君 昨年の通常国会は御案内のとおり住専問題で大変荒れたわけでありますが、それでも一応基本的なスキームができました。そして、今そのスキームのもとで不良債権の処理がなされているわけであります。しかし、不良債権問題というのは、前々回の建設委員会で広中和歌子先生が御指摘なさって...全文を見る
○岩井國臣君 それはやってみないとわからぬところがあるんですけれども、私としては、ともかく少しでも不良債権担保土地が動いていくということを期待したいというふうに思います。  少し細かい話でありますけれども、法律の中身につきまして質問させていただきます。  今回の法改正のねらい...全文を見る
○岩井國臣君 個人投資家から資金を集める場合ですと、現行法ではともかく建築確認が終わらないとだめですよね、アクションを起こせない。しかし、今回の法改正ではプロの機関投資家だからということだと思いますが、自己規制が働く、自己責任でもって建築確認が終わらなくても資金が集められる、プロ...全文を見る
○岩井國臣君 不動産特定共同事業という事業をもっと活発に行われるように持っていく、そのためには機関投資家がともかく投資しやすい、そういう環境をつくることが肝要であるわけで、したがって今回法改正をしようということになったわけだと思いますが、今回の法改正で、この辺はどうなっているのか...全文を見る
○岩井國臣君 ちょっと何か、運用でというところですっきりしない面があると思いますけれども、ひとつ大いに行われるようにお願いしたいと思います。  さて、少し本論から離れますけれども、指定流通機構制度という制度が新年度、この四月からいよいよスタートするわけですね。建設大臣指定の不動...全文を見る
○岩井國臣君 愛称レインズという、片仮名でレインズというふうに命名されておりますが、これが広く一般国民に活用されるということを期待するわけですけれども、今の説明聞きますとちょっと具体的にわかりにくいので、お客さんの立場になって、今までよりもこういう点で便利になるんだというのを、こ...全文を見る
○岩井國臣君 さて、だんだんと時間がなくなりましたが、去る二月十日に閣議決定されました新総合土地政策推進要綱でございますけれども、これからその要綱に基づきましていろんな施策が実際に動き出していくと。それを期待しておるわけでありますが、本当に相当いろんな施策が総合的にというか盛りだ...全文を見る
○岩井國臣君 建設大臣の大変力強い決意を聞かせていただきまして、大変ありがとうございました。  ある面で、我が国経済は、建設大臣の双肩にかかっておる面もあると言えるかもわかりませんので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  終わります。
03月26日第140回国会 参議院 建設委員会 第6号
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○岩井國臣君 世はまさに改革の時代に入った感がございますが、住宅金融公庫につきましても民営化したらどうかという意見が一部にございます。つまり、住宅金融公庫そのものを廃止したらどうかという意見があるわけですね。建設大臣、こういった意見に対しまして建設大臣はどう思っておられるのか。 ...全文を見る
○岩井國臣君 大体今のお話でわかりましたが、金融公庫の廃止、つまり民営化論ですけれども、それほどではなくて融資業務撤退論というのもございます。行財政改革の立場からは官民の役割分担というものを全面的に見直す必要があろうかと思いますけれども、住宅金融公庫につきましても当然その見直しを...全文を見る
○岩井國臣君 今、大臣のお考えをお聞かせいただいたんですが、私も全く賛成でございます。  私は、民間企業のビヘービアというものを基本的には信用できない側面というものがやはりあると言わざるを得ない、そう思っております。もちろん、民間企業というものは自由経済社会におきましてその国の...全文を見る
○岩井國臣君 わかりました。基本的に中低所得者に対する配慮が十分行われているということ、それでわかりましたが、今、住宅金融公庫から金を借りた場合、基準金利は三・一%になっておりますが、その〇・二%高い金利、すなわち三・三%を覚悟すればどんな金持ちでも借りることができるようになって...全文を見る
○岩井國臣君 それは技術的に難しい面があると思うんですけれども、何か感覚的にはちょっとしっくりしない面がございまして、私は個人的にはやはりどこかで線を引くのが国民全体に理解してもらえるのじゃなかろうかなという気がするんですね。私は、所得制限を何らかの形で設けた方がいいんじゃないか...全文を見る
○岩井國臣君 安心いたしました。現在まさに超低金利時代ですから、そういうときでもある程度政策誘導効果があるということ。いずれ金利はもう少し大きくなるだろうと思いますが、そうなればまたさらに政策誘導効果が発揮されるということだとお聞きいたしました。  次の質問に移りますけれども、...全文を見る
○岩井國臣君 特別損失金、特損と言っております累積額が、今の説明で本年度は五千百二十五億円、平成九年度末、来年度末六千七百十億円、そういう見込みで、しかも今後平成十三年度まで続くとのことでございますけれども、結局平成十三年度まで続きまして、最終的に累積額というのはどこまで額的にふ...全文を見る
○岩井國臣君 特別損失金、国の予算といいますか利子補給の予算措置が十分行えないのでこれが当然出てくる。ですから、また財投から金を借りるとこれは特損になるわけですけれども、それがふえていく、これからずっとふえていくと説明があったわけですが、これはやっぱり借金なんですね。これは間違い...全文を見る
○岩井國臣君 さて、冒頭に建設大臣から住宅金融公庫に関する民営化論あるいは融資業務撤退論についての基本的な認識というものをお伺いしたわけでございますが、私も全く同感で、これから急速な高齢化の進展に対応して、高齢者に配慮した住宅の普及というものが特に期待されるわけでございますので、...全文を見る
○岩井國臣君 今度の法改正でリフォームもバリアフリーということでやる場合には基準金利が適用されるということで、画期的なことではなかろうかな、こんなふうに思います。ぜひ前向きに積極的にバリアフリーの問題といいますか、高齢化社会に対応するさまざまな問題に取り組んでいただきたいと思いま...全文を見る
○岩井國臣君 総裁、どうもありがとうございました。  それでは最後に、建設大臣にお聞きしたいと思います。  これからの我が国経済は、多くの方が言われておりますように、民間企業の活動が自由に行われるようできるだけ規制緩和を進めて、そしてできるだけ民間活力というものを活用していく...全文を見る
○岩井國臣君 ありがとうございました。
03月27日第140回国会 参議院 建設委員会 第7号
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○岩井國臣君 昨年末、十二月の終わりでありましたが、国土開発幹線自動車道建設審議会、俗に言う国幹審が開かれました。そして、高速自動車国道の整備促進に向けまして、全国各地の大変熱い期待を受けながら、基本計画と整備計画の追加が行われました。これらの新年度予算の一つの大きな前提になって...全文を見る
○岩井國臣君 わかりました。ああいう報道を見ますと、私のような立場の人間でもあるいはと、こういう気になるわけでございまして、一般の国民があれを見れば、本当にそう思っちゃうと思うんですね。したがいまして、今御説明いただきまして明らかになったように、あの朝日新聞の報道は全くの間違いで...全文を見る
○岩井國臣君 よくわかりましたが、これも先ほどの問題と同じように、国民の間には建設工事、公共工事のコストが高過ぎるという感じがございますね。アメリカとか諸外国に比べまして、それは土地も高い、資材も高い、労賃も高い、流通経費も高い、何から何までそれは我が国のコストは高いわけですから...全文を見る
○岩井國臣君 昨日の建設委員会で市川委員から、建設省が法案審議のために用意された資料がまことに不親切というかわからぬと。あれは私もわからぬですよあんなのを見たって、必死になって見てもわかりませんよ。ですから、やはり建設省は依然として知らしむべからず、よらしむべしというのが、私が建...全文を見る
05月12日第140回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○岩井國臣君 自由民主党の岩井國臣でございます。  最後に時間がございましたら、地方都市の中心商店街の問題を念頭に置きながら、情報産業政策について通商産業省に若干お聞きしたいと思いますが、きょうは主として公共事業について経済企画庁にお尋ねしたいと思っております。  御案内のと...全文を見る
○岩井國臣君 事実をはっきりさすために確認させていただきたいと思います。  新聞の見出しには、「経企庁が試算」とございますね。これは先ほどの説明だと間違いだと、こういうことだと思いますが、そういうことですね。確認させてください。
○岩井國臣君 新聞には「経企庁が試算」というふうな見出しになっておったわけでありますが、それは間違いである、こういうことであります。  そして、新聞には、「経済企画庁は二十五日、国からの補助金の存在が地方自治体の財政支出をゆがめ、非効率を生んでいるとする研究を発表した。」と、こ...全文を見る
○岩井國臣君 経済企画庁の公式発表ではないということを確認させていただきました。  次は中身ですが、新聞はともかく、今回の研究成果に示されております中身、報告書の中身、これは、先ほどの説明でもうわかっておるといえばわかっておるんですが、要するに経済企画庁の公式見解というものでは...全文を見る
○岩井國臣君 以上で明らかなように、公共事業が地方財政をゆがめているとする三月二十六日の朝日新聞の記事ははっきり間違いだと言える部分がありますし、さっと読めば、公共事業が地方財政をゆがめているとする今回の研究成果があたかも経済企画庁の公式見解であるかのように、そういう印象を与えて...全文を見る
○岩井國臣君 それはいいんですけれども、それでもってあたかも経済企画庁の公式発表であり、しかもまた公式見解であるというふうな記事が、朝日新聞というのは大新聞です、全国新聞です、地方新聞じゃないんです、それに載ったら、やっぱり訂正記事を載せるとか何かしなきゃいかぬのじゃないでしょう...全文を見る
○岩井國臣君 次に内容に移りますが、先ほどの御説明のように、今問題にしております報告書というのは経済企画庁の経済研究所の中の一プロジェクトチームがいろいろ研究をやられたその成果、こういうことです。  回帰分析というのをやっておられますね、回帰分析。私も中身をつぶさに見ましたが、...全文を見る
○岩井國臣君 おっしゃるとおりなんです。その公共サービスをたったの四分類というのは、これはちょっと粗っぽ過ぎるんですね。  社会資本といいますか、公共投資の中に災害復旧費とかそれから災害対策費なんというのが入るんです、あるんですね。そういうようなものは、災害が起こった年は物すご...全文を見る
○岩井國臣君 今御答弁いただいたとおりだと思います。私の持っているのと数字がちょっと違うところがありますけれども、大体そんなところでございます。  一九八七年、昭和六十二年、私、三年目の数字を言いますが、三年目の数字で二・一八。それから一九九一年、平成三年ですけれども、これが二...全文を見る
○岩井國臣君 いや、全くそのとおりなんです。そのとおりでして、波及効果、乗数効果というのはあったんだけれども、他のいろんな民間サイドの要因で、相当の公共投資をしたんだけれども景気回復がなかなか思うようにいかなかった、ですからバブル等の影響で要するにその押し上げ効果というものは顕在...全文を見る
○岩井國臣君 長官のおっしゃるとおりだと私も思います。  ただ、今までとかく公共事業、そのやり方ですね、中身にはいろいろ検討すべき課題はあると思いますけれども、どうも最近の風潮は公共事業そのものが悪いんだとか補助事業そのものが悪いんだとか、そういう論調がちょっと気になるものです...全文を見る
○岩井國臣君 ありがとうございました。  私は、CALSこそこれからの情報産業振興のかぎを握っておるのではないかなと、そんなふうにまで思っておるんですけれども、それはともかくといたしまして、CALSの普及を図る上でポイントとなる課題というのは何でしょうか。その辺をお答えいただけ...全文を見る
○岩井國臣君 今の御説明はよくわかりました。  私は、CALSが普及するにはやはり地域における情報システムというものが整備されないとだめかなと。そのために、今おっしゃったようないろいろな問題があるわけで、それを早急に解決していかなければならないと思います。要するに、その地域で広...全文を見る
○岩井國臣君 それじゃ、具体的にどんな取り組みをやっておりますか。
○岩井國臣君 我が国の情報化を促進していくためには、当然、大企業を含めたりーディング産業がどのように育っていくのかということもありますが、先ほどもちょっと申し上げましたように、商店街みたいなものも含めてですが、要するに中小企業というものが元気を出していかないといかぬのじゃないか。...全文を見る
○岩井國臣君 最初にも触れましたけれども、地域における情報ネットワークの整備というものを進めていかない限り我が国の情報産業の振興はあり得ないんじゃないか、ちょっとオーバーな言い方かもわかりませんが、そんなことをちょっと考えております。地域における情報ネットワークの整備というものを...全文を見る
○岩井國臣君 ありがとうございました。終わります。
06月13日第140回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○岩井國臣君 去る五月十三日、ちょうど一月前になりますけれども、鹿児島県の薩摩地方で比較的大きい地震がございました。川内川の直轄堤防で七百メートルの縦に大きな亀裂が発生いたしましたし、道路の方は六十数カ所でのり崩れがあったと。そして、学校の建物も半壊、全壊、かなり大きな被害があっ...全文を見る
○岩井國臣君 阪神・淡路大震災も活断層に基づく地震であったということでもございますし、ぜひ科学技術庁を中心にそういった活断層に関する調査を強力に進めていただくようお願いをしておきたいと思います。  先ほど述べましたように一昨年、平成七年の六月ということですけれども、議員立法で地...全文を見る
○岩井國臣君 先ほど述べました緊急事業五カ年計画に基づいてかどうかわかりませんけれども、阪神大震災の後、気象庁のみならず自治省によりまして、消防庁ということだと思いますけれども、全国的に震度計の大増設が行われているんですね。まず、その設置状況をお聞かせいただきた  そして、先ほ...全文を見る
○岩井國臣君 ひとつ、しっかりやってくださ  それで、この質問は国土庁になるのかどうかわかりませんが、地震防災緊急事業五カ年計画、これは地方公共団体の地域防災計画がベースになっておるわけです。  まず、その五カ年計画の前に地域防災計画についてお聞きしますが、地方公共団体の地域...全文を見る
○岩井國臣君 時間がございませんので、国土庁長官にお聞きいたします。  地域防災計画というのがあって、そして地震防災緊急五カ年計画というのをつくることになっているわけです。私は、いろいろとお聞きしますと、国土庁の地域防災計画の方もそうですし、五カ年計画の方もそうなんですけれども...全文を見る
○岩井國臣君 国土庁が直接市町村を指導するということはなかなか難しいと思いますけれども、少なくとも都道府県に対しましては強力にひとつ指導していただくようにお願いしたいと思います。  五月の地震で、宮之城高校を初め学校関係の被害が大変大きかったわけであります。今までどのような措置...全文を見る
○岩井國臣君 もういよいよ梅雨入りでございまして、いろいろお聞きしたいことがあったんですけれども、時間がなくなりました。いろいろ質問通告させていただいておりましたけれども、これで終わります。  ありがとうございました。
07月31日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○岩井國臣君 自由民主党の岩井國臣でございます。  党を代表する形で質問させていただきますが、まず北海道の問題から入らせていただきたいというふうに思います。  もう言うまでもないことですが、北海道は農林水産業というものが最重要産業でございますけれども、今後、観光産業についても...全文を見る
○岩井國臣君 昨年、私も現地を視察させていただきまして、今御説明ございましたけれども、これは大変な状況だなというふうに感じたわけでございます。ことしはまた現地におきましていろんな人の話も聞くことができました。これは早急に何とかしなければならないのではないか、そういうふうに思った次...全文を見る
○岩井國臣君 ただいま御説明のように、ちょっと見通しがつかぬというふうなことだと思うんです。大変残念なことだというふうに思います。  次は、国土庁にちょっとお聞きするわけですけれども、国土庁におかれましては現在、ポスト四全総、新たな国土計画を策定中でございます。恐らく自然との共...全文を見る
○岩井國臣君 さて、北海道開発庁長官、以上のやりとりを聞いていただいて、いかがでしょうか。私は、今後、北海道開発庁といたしましては流域を視野に入れた総合対策を各方面との連携のもとに、総合調整官庁としてのメリットを生かしながら水質汚濁対策を積極的に実施していく必要があるのではなかろ...全文を見る
○岩井國臣君 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  次に沖縄の問題に移りますが、沖縄は古くからサンゴ礁の海とともにその生活、文化がはぐくまれてきたというふうなことがあろうかと思います。しかし、その美しいサンゴ礁の海がいわゆる赤土流出問題で多くの被害をこうむりまして、三十年来の...全文を見る
○岩井國臣君 県条例は言うまでもなく遡及適用はないわけですし、今御説明ございましたようなことで、どうもまだちょっと決め手に欠けるのではないか、何か靴の底から足をかいているような感じでございまして、もどかしい感じを受けるわけでございます。  したがいまして、沖縄開発庁は、美しいサ...全文を見る
○岩井國臣君 この赤土流出問題につきましては、私もそれなりに重大な関心を持っておりますので、引き続きいろいろ御検討をいただき、前向きに取り組んでいただきたいと思うわけですが、ちょっと時間の関係もありますので、フリー・トレード・ゾーンの話に移らせていただきます。  沖縄経済は、言...全文を見る
○岩井國臣君 さて、次のテーマに移ります。  次は、会計検査のあり方について少し議論させていただきたいと思います。  二週間ほど前の日本経済新聞にこういう記事が載っておりました。福島県只見町の町営温泉ホテルに絡んでの記事でございます。只見町は、町おこしのために都会からの観光客...全文を見る
○岩井國臣君 今御説明いただいたわけですが、細かい数字の話はともかくとして、いずれにしろ大変大きな額の国費が投入されておるということだと思います。  私が今申し上げたいことは、補助事業であろうが地方単独事業であろうが、相当国費が入っているということでございます。したがいまして、...全文を見る
○岩井國臣君 都市住民の分も含めて国民の税金が投入されるということなんですよ、町民の税金だけじゃないということです。  只見町の町営温泉ホテルの場合、去る七月十七日の日本経済新聞によりますと、今のところ赤字が黒字になる見通しというものは全く立っていないというふうなことなんですね...全文を見る
○岩井國臣君 私、昨年の十一月二十七日の決算委員会で申し上げましたけれども、あのときの話をちょっとしますが、平成六年度の地方単独事業というのは十七兆円、補助事業が十一兆円、単独事業の方が六兆円も多いんですね。しかも、それについて会計検査院のメスが入っていないということで問題にした...全文を見る
○岩井國臣君 私が今問題にしておりますのは、町村のいわゆる箱物でございます。箱物が効率的に利用されているのかどうか、そういう問題でございまして、国費が入っている以上、会計検査院が中心になって何らかのチェックが必要ではないか、そういう問題提起をしておるわけであります。  会計検査...全文を見る
○岩井國臣君 実は私は、リージョナルコンプレックスというようなことを日ごろ言っております。  リージョナルコンプレックスというのは、言うなれば地域づくりのためにつくる地域のいろんな人のネットワーク組織のことを言っているんです。小さいものは趣味のサークルといったものから、大は商工...全文を見る
○岩井國臣君 ハードとソフトと、こう言うわけでありますが、やっぱりソフト面の取り組みが大変弱いんです。人材派遣の話を今していただきましたが、地域でそういう地域づくりの動きがあるような場合に、指導するというのか、そこへ一緒に行って、都市と農山村の交流という形でいろんな活動をやってい...全文を見る
○岩井國臣君 新しい国土計画策定作業真っただ中だと思います。私は、三大ネットワーク、こう言っておるんですが、一つは交通ネットワーク、それから情報ネットワーク、今取り上げさせていただいたわけで、長官からも大変前向きな答えをいただいたわけでありますが、もう一つはエコロジーネットワーク...全文を見る
○岩井國臣君 新総合土地政策推進要綱の眼目は、言うまでもなく土地の有効利用でございます。  しかし、土地の有効利用といいましても、閣議決定の要綱を見る限りにおいて、必ずしもイメージがはっきりしません。土地政策審議会の答申の中で土地の有効利用を図る際の基本的方向というのが示されて...全文を見る
○岩井國臣君 土地政策審議会の答申では、自然の豊かさの回復ということが居住、業務、環境等都市機能のバランスの回復と並んで土地政策の重要な目標になっている。しかし、具体的な施策を記述いたしました閣議決定の要綱の段階になりますと、自然の豊かさの回復という言葉は出てこない。言葉が出ない...全文を見る
○岩井國臣君 別に、審議会の言うとおりに政府がやる必要はないわけですけれども、しかし、せっかく土地政策審議会というのがあるわけですから、その審議会の中で、先ほど言いましたように、都市機能のバランスの回復というのと、それから自然の豊かさの回復という二つの柱があるわけですよ。今、確か...全文を見る
○岩井國臣君 都市部におきまして治水緑地の増大を図るというふうなことは、財政上の問題もありますが、土地取得の困難性から現在ほとんどあきらめられているのではないか。重要だということをおっしゃいましたけれども、現実には余り大都市においては行われていない。したがいまして、そこはちょっと...全文を見る
○岩井國臣君 確かに安全の問題、災害の問題は極めて重要な課題ですから、それを無視して環境問題に取り組めというようなことを言っておるのではなくて、両々相まって、都市における自然の豊かさの回復というものもまさにこれからの都市政策の重要な課題になるということを今申し上げておるわけで、ぜ...全文を見る
○岩井國臣君 平成六年度は指名契約制度の大改革によって大混乱がございましたですね。大手ゼネコンに受注がかなりシフトしてきた。建設省の特段の御努力によりまして、今の御説明にもございましたけれども、全国的にはおおむねもとの状態というか平常状態に戻ってきたということでございます。まこと...全文を見る
○岩井國臣君 一昨年十月三十日の決算委員会で私の質問に対しまして会計検査院はこういうふうにお答えになっております。  本院におきましては限られた人員によりまして効率的な検査を実施してきておりますが、特に本年は阪神・淡路大震災で公共構造物に多大な被害を受けておりまして、公共構造物...全文を見る
○岩井國臣君 現在は、現場の非破壊検査というのはほとんど行われておらず、手抜き工事というか不良工事の発見は書類検査が中心になっている。したがって、本来施工のために不必要な写真とか書類がただ単に会計検査のためだけにいっぱつくられておる。施工業者は悲鳴を上げておるんですよ。何でそんな...全文を見る
○岩井國臣君 自治省との関係におきましてはどのような措置を講じておられるんでしょうか。
○岩井國臣君 言うまでもなく、補助金というものは適正に使われなければなりません。公共工事の場合、その執行者である市町村には当然発注者としての責任がある。予定価格というものは適正に設定されなければならない、間違っても歩切りがあってはならないと思います。歩切りによりまして手抜き工事が...全文を見る
○岩井國臣君 終わります。  ありがとうございました。
10月16日第141回国会 参議院 建設委員会 第1号
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○岩井國臣君 去る八月二十六日から二十八日までの三日間、関根委員長、山崎理事、福本委員、小川委員、緒方委員、そして私岩井の六名は、福井県、石川県、富山県など北陸地方等の建設諸事業について実情を調査してまいりました。なお、二十六日の福井県での調査におきましては、松村龍二議員が現地参...全文を見る
12月02日第141回国会 参議院 建設委員会 第2号
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○岩井國臣君 ただいまは、坂野先生から国土建設行政におきます現下の重要問題につきまして質疑をいただきました。私は、その辺の基本的な問題を踏まえながら、やや具体的な諸問題につきまして質問をさせていただきたいと思います。  先週の金曜日でございますが、財政構造改革の推進に関する特別...全文を見る
○岩井國臣君 ありがとうございました。  さて、皆さん御承知のように、建設国債と赤字国債は同様に国の借金であるからこれを区別することはおかしいという議論がございます。法案が通りました翌日、十一月二十九日の日本経済新聞の社説でこういうふうに言っております。「私たちは再三、法案の欠...全文を見る
○岩井國臣君 どうもありがとうございました。  私の質問の関係では大蔵省に対する質問はもうございませんのでお引き取りいただいて結構です。ありがとうございました。  さて、先ほど坂野先生のお話にも出てまいりましたけれども、公共事業に大変むだが多いというマスコミ等の意見といいます...全文を見る
○岩井國臣君 今、建設大臣から下水道を例示にお話ございましたけれども、地方へ行きますと下水道が整備されていない。相変わらずくみ取りの便所である。したがって、孫が実家へ行くのを嫌がるんです。したがって、父親や母親も子供を連れて実家へ帰りたがらない、そんな状況ですから、もう若い人がや...全文を見る
○岩井國臣君 ぜひ頑張っていただきたいと思います。  さて、先般まとめられました政府の緊急経済対策におきまして、高速国道の施行命令を早急に出せというふうなことになっておるかと思いますが、昨年十二月の国幹審で整備計画路線に決まりました路線について施行命令をいつどのように出されるの...全文を見る
○岩井國臣君 道路特定財源についてでございますけれども、道路特定財源を旧国鉄の債務でありますとか林野の債務に回せという意見が根強くございます。今なお根強い。これは道路整備の緊急性や道路特定財源の本質というものについて十分な理解が得られていないという面もあろうかと思うんですけれども...全文を見る
○岩井國臣君 わかりました。わかりましたが、ちょっと国民にはわかりにくい面があるんですね。ぜひ、わかりやすくもっとPRに努めていただければというふうに思います。  以上で財政構造改革と公共事業にかかわる問題につきましては質問を終わりまして、次に民活による新しい住宅・社会資本整備...全文を見る
○岩井國臣君 現在の住宅着工の著しい落ち込みに対しまして、先ほど税制の問題は坂野先生からも出たわけですけれども、そういった税制の問題とあわせて、公庫融資の思い切った改善措置が必要ではないかなというふうに思ったりしておるのでございますけれども、その辺はいかがでしょうか。
○岩井國臣君 土地とか住宅は民活の最たるものでございますから、強力な政策展開をぜひお願いしたいと思います。  これも先ほど大臣の御答弁の中にちょっと出てきておりましたが、都市開発の問題あるいは都市基盤整備の問題といいますか、金融機関の貸し渋りによりまして都市開発が進まないという...全文を見る
○岩井國臣君 次に、国土庁長官にお尋ねさせていただきたいと思います。  先ほど、坂野先生の質問に対するお答えで、税制の話で、地価税はできるだけ制度そのものは存続したいから廃止ではなくて凍結だというふうなお答えであったかと思いますが、そういった問題。それから、国土利用計画法に基づ...全文を見る
○岩井國臣君 それでは、民活による新しい住宅・社会資本整備の手法に関連いたしまして、まず最初にSPC、特別目的会社の問題についてちょっとお尋ねしていきたいと思います。  自由民主党の中に金融システム安定化対策小委員会というのがございます。去る十一月二十六日に宮澤喜一元総理を本部...全文を見る
○岩井國臣君 本年度から敷地整序型区画整理事業というのが始まりました。規制市街地の区画整理事業では、公園用地などの公共施設の用地を減歩で生み出していくというのはなかなか難しいんですね。そういうことで勢い敷地整序型にならざるを得ない、そういうふうに思います。しかし、良好な市街地の形...全文を見る
○岩井國臣君 大変前向きの御答弁をいただきましてありがとうございます。  もちろん、こういった問題は周辺の生活環境との問題がありますので慎重にしなければならないと思います。軽々にやるわけにいかぬと思いますが、そういう中でやはり前向きにひとつ御検討をいただければありがたいと思いま...全文を見る
○岩井國臣君 今説明がございましたように、我が国の場合は欧米先進諸国と比べて金融システムが違うんですね。違うというか、おくれているんだろうと思います。  これからいよいよビッグバンで我が国の金融システムも大きく変わっていくと思います。その中で恐らくプロジェクトファイナンスという...全文を見る
○岩井國臣君 三つの視点を言われましたが、四つ目の視点があるんです。地球温暖化の防止、エネルギーの問題がありますので、それをひとつ考慮に入れて御検討いただきたい。  それで、運河といいますか閘門といいますかの技術は我が国にはほとんどないんです。過去閘門をつくっていますけれども、...全文を見る
○岩井國臣君 パナマ運河の話が出ましたけれども、パナマ運河の改築につきましては日本政府も深くかかわっているんです。建設省からも技術者を出しておるし、運輸省からも出しておるし、いずれ運輸省と建設省は一緒になるわけでありますから、ひとつ前向きに御検討いただければと思うんです。  そ...全文を見る
○岩井國臣君 建設省では去る八月五日に、「最近の建設業の経営問題への対応について」という今後の対応方針をおまとめになりましたけれども、その実施状況はどうなっているんでしょうか。  そういった対応策を講ぜられたにもかかわらず、先ほどからの話のように建設業の倒産が激増している、不安...全文を見る
○岩井國臣君 歩切りの横行とか、それから悪徳不良業者の横行で中小建設業の営業利益率が著しく悪くなっておるのではありませんか。  いろいろ通達といいますか通知は出していただいておるわけです。一片の通知だけでなく、建設省は本気で歩切りや悪徳不良業者の横行を食いとめるべきではないでし...全文を見る
○岩井國臣君 時間がございませんので余り突っ込んだ議論はできませんが、今御答弁いただいたようなことでいろいろやってはいただいておるわけです。しかし、実効が上がっていないと思います。ぜひ、もっともっと本気でこの問題と取り組んでいただく必要があるのではなかろうかと御指摘だけさせていた...全文を見る
○岩井國臣君 各県に建設業協会という組織がありますけれども、そういった組織とも十分連絡をとりながら、連携をしながら適切に対応していただくようにお願いをしておきたいと思います。  あと、だんだん時間がなくなってきたんですけれども、中心商店街の問題とかそれから高度情報化の問題とか、...全文を見る
○岩井國臣君 ことしも全国各地に大小さまざまな水害が発生いたしましたけれども、新聞報道なんかを見ておりますと、高知県は四万十川の支川の中筋川とか、あるいは三重県の宮川などでダムが大変な威力を発揮したということでございます。  最近、ダムがむだな公共事業の代名詞みたいに言われてい...全文を見る
○岩井國臣君 時間になったんですが、ことしは水害だけではなくて土石流の災害だとかがけ崩れの災害が多発したんじゃないかといます。例年よりも多いんじゃないかと思います。  そういったことしの災害の特徴を踏まえまして、ちょうどがけの五カ年といいますか、第四次急傾斜地対策事業五カ年計画...全文を見る
○岩井國臣君 先ほど坂野先生から補正予算の話がございまして、建設大臣から御答弁がございました。立場上極めて慎重な御答弁であったと思いますが、よくわかります。しかし、私といたしましてもやはりこの点について触れざるを得ない。自民党全体の空気からして触れざるを得ないと思いますので、お許...全文を見る
○岩井國臣君 ありがとうございました。終わります。