岩井國臣

いわいくにおみ



当選回数回

岩井國臣の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月08日第159回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○岩井國臣君 皆様方御承知のように、今私ども参議院では、参議院改革の大きな柱として国会における決算審査というものを重視いたしまして、その前倒しに取り組んでおるところでございます。予算は衆議院、決算は参議院というふうに単純に割り切るわけにはいきませんけれども、参議院としては決算を重...全文を見る
○岩井國臣君 十一月二十日に臨時国会が開かれていなければならないと思いますけれども、十五年度決算書を十一月二十日までに提出していただければ、早速、決算委員会をやりまして、その結果を十二月の予算編成に間に合わすことできるんですよね。そして、翌年になって通常国会が開かれれば、その予算...全文を見る
○岩井國臣君 是非、勝ち組の方はいいわけですけれども、そうでない方々もいろいろおられるわけで、不満がうっせきしておるわけでありますから、そこに対する一つの配慮というのは非常に大事なことではないかというふうに思います。  それと、今、鴻池委員長の顔をこう見ておってふっと思い出した...全文を見る
○岩井國臣君 いや、規制緩和もやらなければいけないし、金融も特段の配慮をしていかなければならない、これはまあ当然のことだと思うんですけれども、先ほど申し上げましたように、地域経済が本当に悪いんですよね。中央はいいんですけれども、地方は駄目なんです。したがいまして、地域再生につきま...全文を見る
○岩井國臣君 要するに、地方が大変なんですよね。本当に沈滞ムードというか、どうやればいいのか分からぬと、そんな状況があります。小泉改革に限らず、やはり改革は積極的に進めていかなければなりません、これはもう当然のことやと思うんですけれども。どうも、これはもう役人だけではないと思いま...全文を見る
○岩井國臣君 そのとおりだと思います。総理のおっしゃっていること、間違っているわけではないと思うんです。しかし、私が哲学云々と言うことは、今言われたようなこともさることながら、歴史と伝統文化を我々継承していくというときに、日本の国における歴史と伝統文化のその真髄は何かと。  恐...全文を見る
○岩井國臣君 日本がイラクの復興支援に五十億ドルですか、十五億ドルが無償で三十五億ドルが円借款、こういうことですけれども、イギリスとかフランスは幾らでしょうか。
○岩井國臣君 これは、アメリカは特別ですよ。これはちょっと横へ置いて、そうすれば、日本のイラクの復興支援に対するODA、断トツだということを私どもはしっかりと認識しておかなければならないというふうに思います。  そういう前提で、総理はイラク国民に対し、世界平和を願う日本国民の、...全文を見る
○岩井國臣君 是非よろしくお願いしたいと思います。  日本のODAの関係、まあある程度は国連ベースの支援ということにならざるを得ないと思いますけれども、できれば半分ぐらいは二国間タイドでお願いできればなと思ったりしておりますので、できるだけ日本の文民あるいは日本の企業が参加でき...全文を見る
○岩井國臣君 金は余り掛からないけれども、もう現地のニーズが物すごく強いと。そういう意味で、極めて足の速い、使い勝手のいいというか、足の速い支援だということで本当に喜ばれているんですよね。ですから、大いにこれから伸ばしていかなきゃいかぬと思いますが、実は問題もあります。  私、...全文を見る
○岩井國臣君 日本のNGO向けの無償資金というのは予算が格段に小さいんですよ。小さいんです。だからそこが一つ問題で、だからNGOを育てなあかんという問題が片方にあるんですよ。ですから、是非日本のNGOをしっかり育てていただいて、そして顔の見えるやっぱり無償資金にやってほしいと、そ...全文を見る
○岩井國臣君 私の持ち時間が大分なくなってきましたので、本当は、技術協力ですね、円借款と無償資金協力と並んで三大柱である技術協力の問題もちょっとやりたかったんですけれども、時間がございませんので、ちょっと次にダムの問題に移りたいと思います。これは円借款であります。  さて、マレ...全文を見る
○岩井國臣君 マレーシア政府とそれから現地のNGOとの話合いがどうのこうのという今お答えをされたと思うんですけれども、一月の二十三日に、外務大臣あて、川口順子様、財務大臣谷垣禎一様、経済産業大臣中川昭一様、国際協力銀行総裁にも来ていますけれども、このスランゴール導水事業、円借款の...全文を見る
04月07日第159回国会 参議院 憲法調査会 第5号
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○岩井國臣君 私の個人的な色合いが強くなっているかと思いますけれども、世界平和と国際協力ということにつきまして、私の意見を申し上げたいと思います。  今後、イラクはどうなるのか。北朝鮮問題も深刻ですけれども、当面、イラクの問題は世界最大の問題として我が国を大きく揺さぶっておりま...全文を見る
04月08日第159回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○岩井國臣君 テロの脅威と我が国の入国管理との関係から、まずテロについて触れさせていただきたいと思います。  スペイン総選挙における国民党の敗北は、我が国にとりましても人ごとではございません。スペインは、御承知のように終始一貫アメリカを支持いたしましてイラクへ軍隊を派遣したわけ...全文を見る
○岩井國臣君 スペインで与党が敗北した一因といたしましては、対米追随政策への世論の反発というものが指摘されております。  勝利した社会労働党が公約に掲げておる軍隊の撤去に乗り出せば、日本のイラク支援活動につきましても大きな影響が出てくるのではないか、こんなふうにいろいろと言われ...全文を見る
○岩井國臣君 ここが肝心のところでございまして、恐らく意見は真っ二つに分かれるのではないかと、そのように思いますけれども、私、私見によりますと、やはり私の意見としては、日本は日米同盟を基軸にして外交をやっぱり展開していくべきであるし、したがって自衛隊はイラクから撤退させてはならな...全文を見る
○岩井國臣君 国際テロの脅威は日本にも確実に迫っていると思います。テロ組織アルカイダの指導者の一人とされるアブムハンマド・アルアブラジと名のる人物が、昨年十一月、自衛隊をイラクに派遣すれば東京の中心部を攻撃すると二度にわたり警告いたしました。  幸い、テロは起こらなかったわけで...全文を見る
○岩井國臣君 まあそうですわね、よく分かりますわね。  ジェマー・イスラミア以外にも、フィリピン南部ではアルカイダとつながりのあるアブ・サヤフや、南部ミンダナオ島の分離、独立を目指すモロ・イスラム解放戦線、MILFなんと言われていますけれども、が活躍しておるようであります。イン...全文を見る
○岩井國臣君 テロ組織の活動が一つの国の中にとどまらないわけでございます。複数国あるいは複数大陸に及ぶグローバルテロリズムとの戦いにおいて、国際的な情報共有という問題、非常に重要な問題かと思います。  国連安保理決議千三百七十三、これ二〇〇一年に決議されたんでしょうか、そこでは...全文を見る
○岩井國臣君 米国では、テロ対策の一環として、二〇〇二年六月六日、出入国管理に関しても新しい制度が導入されたと聞いております。国家安全保障・出入国登録制度という制度であります。  この制度は、国家安全保障上懸念の対象となり得る外国人の出入国及び在留管理を厳格にするものでございま...全文を見る
○岩井國臣君 相当厳しいことをやっておるようですね。  それから、その上に、CIA、FBI、これも厳しい監視を行っているようですけれども、そういう状況は把握しておられますでしょうか。これも通告なかったんですけれども、どうでしょう。
○岩井國臣君 FBIにつきましては、米国内の数百人のムスリムに対しまして二十四時間監視体制取っておられるようですね。電話、インターネット、クレジットカードとか、すべてのものを何かチェックするような、そういう本当にちょっと考えられないような厳しい措置を講じておられるようであります。...全文を見る
○岩井國臣君 相当厳しいことをやっておられるみたいで、アメリカは完全に監視社会と化しているようですね。厳し過ぎると。  全米で二十以上もの都市でムスリム系の市民の権利を侵すというふうなこと、そういう懸念から、そういう厳しい監視に対して反対決議というか、反対する決議が出されておる...全文を見る
○岩井國臣君 ちょっと私どもの感覚からすると、びっくりするぐらい厳しいんですよね。しかし、テロから国民の生命を守るというためには、私はそういう行き過ぎとも思われるような厳しい監視もやむを得ないんじゃないかという気が実はしておるんです。アメリカの例も詳しくいろいろと調べておいていた...全文を見る
○岩井國臣君 本当かなという感じ。  今回の法改正で不法滞在者に対する罰則の大幅な強化が図られておるわけでございますが、そういったことだけで不法滞在者が半減できるんでしょうかね。大丈夫ですか。
○岩井國臣君 私は今の施策だけではちょっと不十分じゃないかという感じを持っていましてね、あと幾つか質問させていただいて私の意見を述べますけれども、法務大臣の特例措置ですね、あれの大幅な緩和が必要ではないかなと実は思っておるわけです。  まず法務省にお聞きしますけれども、現在、不...全文を見る
○岩井國臣君 私は、その摘発に努めるのは当然でございますけれども、そのときにやっぱり大事なのは情報だと思うんですね。様々な在留者の中からいろんな情報が入ってくるというふうなことが大事ではないかな、そんなふうに実は思っておるんです。我が国にとりまして好ましい外国人は積極的に私ども受...全文を見る
○岩井國臣君 我が国は不法滞在者に対しまして、幾つかの諸外国で試みておられるようないわゆるアムネスティー政策を取っておりません。私も基本的にはいわゆるアムネスティー政策には反対であります。この辺が野党の皆さんとちょっと考え違ってくるのかも分かりませんけれども。条約における人権、い...全文を見る
○岩井國臣君 そこがちょっと違うんですね。私はそこが違うんです。  元々その人権思想はフランス革命からきていますが、そのもう一つ前はロックの哲学からきているんですけれども、そこは私はちょっとおかしいと思っているんですよ。そんな時間、それを語る時間ありませんのでやめますけれども。...全文を見る
○岩井國臣君 やっぱりちょっと消極的だなという感想ですよ。先ほどもちょっと言いましたけれども、やっぱり差別化は差別化で一つ課題としてあるし、それから共同化は共同化、共生社会という問題あるわけですから、そこはやっぱりしっかり物事として分けてやっていかないといかぬのではないか。やっぱ...全文を見る
○岩井國臣君 終わります。  ありがとうございました。     ─────────────
04月13日第159回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○岩井國臣君 まず、前田参考人にお伺いいたしたいと思いますが、先ほど不法滞在者対策の話をちょうだいいたしまして適正な在留資格認定というものについていろいろサジェスチョンをいただいたわけでございますけれども、これは一般的な不法滞在者対策と、こういうことですが、特に難民認定との関連で...全文を見る
○岩井國臣君 外国人問題につきまして、私は、私の言葉で言うと、えせけしからぬ外国人については徹底的に差別化を図るというか、峻別しなければならない。差別化という言葉を使っているんですけれども、と同時に、いい外国人はできるだけ日本は受け入れて、移民政策につきましても積極的にやりながら...全文を見る
○岩井國臣君 さらに横田参考人に、もしお分かりであれば教えていただきたいと思いますが、所管の問題です。  難民認定と入国管理行政を分けるべきか、同じ、同一の方がいいのか、どちらでもいいのか、そこの問題でございますけれども、諸外国の実例というのをもしお分かりになっておったら、どう...全文を見る
○岩井國臣君 ありがとうございました。  それで終わらせていただきたいと思います。
04月15日第159回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○岩井國臣君 難民認定とは、条約難民と偽装難民を差別する作業であるかと思います。難民を偽装して入国を企てるテロリストは断固排除しなければなりませんけれども、そういう仕事は言うまでもなく入国管理行政そのものではないかと思います。また、私は、条約難民にしろそうでないにしろ、合法的に我...全文を見る
○岩井國臣君 難民認定が法務省以外の省庁が行うべきだとの主張がなされるのは、強制退去にかかわる業務を法務省が所管しているために、同一省庁では公正中立が保てないのではないかという危惧に基づいているものと思われます。  そこで、法務大臣にお尋ねいたしますが、難民認定に関しまして法務...全文を見る
○岩井國臣君 行政改革に当たりましては、一般的にですけれども、中央省庁等改革の推進に関する指針というのがございまして、その指針に基づいて既存組織の合理化を図るということになっているかと思います。そういう政府の原則的な立場を私は当然支持したいと思います。  そこで、私と若干立場が...全文を見る
○岩井國臣君 まあ、そうですね、今までの入国管理行政で中立公正は保ってきてないんだとは言えませんから、政府としては。しかし片方で、やっぱり本当にそうは言うけれども、胸張って言えるのかという批判もあるわけでありますので、やはり政府としてはというか、法務省としてはそういう批判に対して...全文を見る
○岩井國臣君 一昨日、角田先生が不法滞在者の在留特別許可について誠に鋭い質問をしておられましたけれども、私も全く同感でございます。  そこで、大臣にお尋ねしたいと思いますが、NPO等しかるべき善良な組織が支援しているような場合など、今後大幅に特別許可を与えるべきであるというふう...全文を見る
○岩井國臣君 先般の参考人質問で、難民認定と出入国管理行政について、諸外国の例をちょっと私はお聞きしたんですけれども、まあいろいろありますよというちょっと答えだったんでございますが、少し具体的に法務省の方でお分かりになっておれば教えていただきたいと思うんです。
○岩井國臣君 終わります。  ありがとうございました。
04月26日第159回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○理事(岩井國臣君) 坂口厚生労働大臣、発言ございますか。
○理事(岩井國臣君) それでは、ただいまの松井孝治君御指摘の件につきましては、理事会で協議することとしたいと思います。
05月11日第159回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○岩井國臣君 私、今回の裁判員制度に必ずしも反対というわけではないんですけれども、果たして我が国の現状においてこういう制度がいいのかどうか、かなり素朴な疑問を持っておりますので、そういう立場から幾つかの質問をさせていただきたいと思います。  まず最初の疑問は、現在、我が国の状況...全文を見る
○岩井國臣君 まだちょっとよく分からないんですけれども、ヨーロッパ、アメリカ、世界の各国、G8の話されましたけれども、G8、ほかの国がこうだからこうでなけりゃいかぬということはないと思うんですよね。宗教一つ考えても、多くの国は一神教だし、こっちは多神教だということがありますので、...全文を見る
○岩井國臣君 国民の現在の裁判制度に対する不信感みたいなものがあって、何とかしなきゃいかぬのだと。いろいろ問題点は、それはあろうかと思いますけれども、その点について、午前中、江田先生は極めて不信感が国民の間に渦巻いているみたいな感じのことをおっしゃいましたよね。ですけれども、法務...全文を見る
○岩井國臣君 司法の国民化ということは極めて私はやっぱり大事なことだとは思います。そういう司法の国民化という目的を達成するために、今回の裁判員制度もその一つかも分かりませんけれども、それ以外にもいろいろと政策があろうかと思うんですね。要は、そういういろんな政策のうち、現在急がなけ...全文を見る
○岩井國臣君 私は、政策の選択の問題だろうと思っておりまして、まだちょっとこの裁判員制度そのものは我が国においてちょっと早過ぎるのではないか、まだほかにやるべき政策が幾つかあるのではないかという気がして仕方ないわけであります。  要は、これ裁判ですからね、裁くわけです、人を裁く...全文を見る
○岩井國臣君 今大臣、コミュニケーションという言葉を使われました。午前中の質疑の中で、政府参考人からもコミュニケーションという言葉があったかと思います。合議体でございますから、裁判官のコミュニケーション能力が求められるというふうな意味合いでコミュニケーションという言葉が使われたと...全文を見る
○岩井國臣君 憲法の解釈みたいな話はもう私は余りよく分かりませんので、もうこれ以上突っ込んで議論はできないと思いますけれども、今お話しになったようなこと、国民に、一般国民に、我々も含めて、合憲であるということを分かりやすく平易な言葉でどこかに何かお書きに、これ法律になったらですよ...全文を見る
○岩井國臣君 その辺がどうも分かりにくいところがあるんですね。  戦後の教育改革だけが原因でないと思いますけれども、近年、記憶力は優れているけれども判断力弱いという人、増えているようなんですね。判断力というものは、その人の経験だとか学習から生まれてくるものだと思いますけれども、...全文を見る
○岩井國臣君 政府のお考えは分かりましたけれども、もう近年、御承知のように、親が自分の子供を殺すというようなケースもいろいろ出てきておるわけだし、そこまでいかなくても家庭がもうおかしいというのが多いんですよね、現実は多いと思います。したがって、私はいい加減な判断力しかない人とそれ...全文を見る
○岩井國臣君 くどいようですけれども、私の身の回りの人にいろいろお聞きしますと、こういう心配もあるんですね。やはり法律あるいは裁判ということについて専門家でない一般の国民が裁判員ということで裁判に参画すると、やっぱり法と事実に基づいて判断できればいいんだけれども、どうしても感情に...全文を見る
○岩井國臣君 次に、辞退の問題に移りたいと思います。  裁判員となることを法律上の義務としたとしても、どうしてもやりたくないという人が現実にいる以上、そのような場合にどう対処するのかという問題、どうしても生じてくるのではないかというふうに思います。裁判員になることを義務とする場...全文を見る
○岩井國臣君 辞退の事由、その他やむを得ない事由、政令で定めるということになっておるわけでありますが、やむを得ない事由というのは、政令でその範囲を拡張するということではなくて、本来法律で定めるべきところを、範囲を明確にするという趣旨だと思います。その他やむを得ない事由の範囲を、解...全文を見る
○岩井國臣君 もう大体政令の中身が決まっているのかなと思ったら、これからまあ広く意見を聞いて定めるんだいうことでございますので、ちょっと、じゃ私、気になっている、こういう場合どうかというのをどうお考えになっておるかですね。それも国民の意見を聞いてから、それから考えるんや、検討する...全文を見る
○岩井國臣君 じゃ、私はとても人を裁く自信はありませんという人はどうなりますでしょうか。
○岩井國臣君 次に、同じような質問でございますけれども、いわゆる思想、信条を理由とした辞退、つまり裁判員として人を裁くことそのものがその人の思想に反する、宗教上の理由だとかいろんな理由があると思いますけれども、そういう人を裁判員にすると、憲法上保障された思想の自由を侵害することに...全文を見る
○岩井國臣君 なかなか難しいですね。  冒頭に申し上げましたように、私は、現在の我が国には裁判員制度を導入する土壌というものが果たして育っているのかどうか、その点大いに疑問にも思っておるわけでございます。素人が裁判に参加することによってその裁判の適正、裁判への信頼というものが損...全文を見る
○岩井國臣君 終わります。  ありがとうございました。
05月19日第159回国会 参議院 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会 第3号
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○岩井國臣君 今日はお三人の参考人には大変貴重な御意見を賜りまして、誠にありがとうございました。大変参考になりました。  まず最初に、大山礼子参考人にお聞きしたいと思います。  先ほどは多様な意見の反映ということを言われましたけれども、これからの我が国はますます多様な社会にな...全文を見る
○岩井國臣君 それでは、飯尾参考人にお聞きしたいと存じます。  多分、飯尾参考人も同様のお考えだとお見受けしておるんでございますけれども、私は、世の中の物事というのはすべからく二元的にでき上がっているのではないかと、そのように思います。  禅の言葉に「両頭截断して、一剣天に依...全文を見る
○岩井國臣君 ありがとうございました。  次に、金指参考人にお聞きしたいと思います。  金指参考人は、先ほど、大変ユニークなというか、分かり良いといいますのか、お話ちょうだいいたしました。要は国民が主体でありますので、国民の関心が持てるような国会でないと意味がないというか、や...全文を見る
○岩井國臣君 実は、私は劇場国家日本というようなことを言っておりまして、政治もまたこれ面白い劇的空間ではないかなと、こんなふうに実は思っておるわけで、そういうことで政党文化とかゲームとしての国会という言葉に、まあ我が意を得たりというか、大変含蓄のある言葉ではないかなと、こんなふう...全文を見る
○岩井國臣君 これは余り時間がないんでございますけれども。  先ほど、大山参考人のお話によりますと、どちらかといえば拘束名簿式の比例代表制の方がいいのではないかということを言われたかと思いますし、逆に飯尾参考人の方は、そうではなくて、もっと個人的な色彩を結果として出てくるように...全文を見る
○岩井國臣君 終わります。ありがとうございました。
05月26日第159回国会 参議院 憲法調査会 第8号
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○岩井國臣君 私たちは歴史と伝統文化を生きています。過去と現在と未来というプロセスの中で、今私たちは現在を生きています。未来の人たちにとって今を生きている現在の私たちの諸活動そのものが歴史と伝統文化であるわけでありまして、そういう意味で私たちは歴史と伝統文化を生きているのでありま...全文を見る
05月27日第159回国会 参議院 法務委員会 第20号
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○岩井國臣君 三権分立でございますが、三権分立というのはもう小学生も知っている当たり前のことだと思いますけれども、余りにも当たり前というのでしょうか、かえってその哲学的な意味とか具体的な在り方となるとよく分からない面がございます。  人は、長い歴史的経験に基づきまして、主権者で...全文を見る
○岩井國臣君 前回の裁判員制度については私大分いろいろ迷っておったんでありますけれども、今回のこの行政事件訴訟法の改正は、もちろん私は積極的に大賛成であります。三権分立を逸脱したやや行き過ぎたやり方だという一部の批判は、むしろ私は立法府として厳粛に受け止めなければならない問題であ...全文を見る
○岩井國臣君 アメリカの裁判はすこぶる短く、何か月もの長期裁判が行われる裁判は非常にまれだというふうに言われておりますけれども、なぜ日本の裁判は長くなるのか。私は、裁判というものは早ければいいというものではないと思います。十分に慎重な審理が大前提でありますから一概には言えないと思...全文を見る
○岩井國臣君 ありがとうございました。  なかなか現在の行政も複雑になっているし、極めて専門的でありますので、その事件にかかわる訴訟ということになると大変だと思いますけれども、是非頑張っていただきたいと思います。  次の質問でございますが、我が国の行政訴訟提起件数でございます...全文を見る
○岩井國臣君 それでは、ちょっと再び三権分立に戻らさしていただきたいと思います。  行政にチェック機能ということがよく言われるわけであります。行政に対するチェック機能というのは、国民の負託を受けている立法にはそもそも本来的な機能として備わっているかと思います。立法は、国民の立場...全文を見る
○岩井國臣君 スペインの違憲立法審査制度というのがありますけれども、この制度は憲法裁判所を作って審査をしております。これに対し、日本の違憲立法審査制度というのは、通常の裁判所が具体の事件を裁判する際に、その前提として事件の解決に必要な限度で審査を行う方式になっておるかと思います。...全文を見る
○岩井國臣君 さて、それでは各論に入っていきたいと思います。  まずは処分性の問題でございます。  取消し訴訟におきまして、その対象となる処分に該当しないとして却下されることがあるのは、市民の権利救済の観点からすると問題があると。その辺が一番の問題だ、そういう指摘があるわけで...全文を見る
○岩井國臣君 次に、原告の適格要件の問題に触れさせていただきたいと思います。  取消し訴訟では、法律上の利益を有しない限り、結局、原告適格を有しない限りということですが、却下されるということがあるのは、処分性の問題の場合と同様に市民の権利救済の観点からすると、やはり問題があるの...全文を見る
○岩井國臣君 次に、第二十五条の関係でございますが、二十五条に執行停止の考え方、これは基本的には変わっていないわけですが、第二項において「回復の困難な損害」という文言が「重大な損害」というふうに変わっておりますね。それでまた、新たに第三項が新設される、これらの変更によりまして今ま...全文を見る
○岩井國臣君 大分時間がなくなってきたんですけれども、あと一、二。  今回の改正案によりますと、出訴期間等の教示に関する条項が新設されております。行政庁が書面による処分をする際に、その相手方に対して、当該処分に係る取消し訴訟の被告、出訴期間及び不服審査前置の要否を教示しなければ...全文を見る
○岩井國臣君 時間がなくなりましたので、一つ要望だけさせていただきたいと思いますけれども、要するに、なかなかこれ難しいんですね。一般国民に分かりにくいところが多々あると思うんですね。要は、今まではこういうことは行政訴訟にならなかったけれども、今回の法改正でこういうふうに可能になっ...全文を見る
○岩井國臣君 終わります。
06月01日第159回国会 参議院 法務委員会 第21号
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○岩井國臣君 自由民主党の岩井國臣でございます。  今日は、お三人の参考人におかれましては、大変貴重な御意見を賜りまして、誠にありがとうございました。  司法改革審議会から始まりました一連のこの行政事件訴訟法の改正に関連する動きの中で、最高レベルの、正に核心をついた御意見をそ...全文を見る
○岩井國臣君 次に、原告の適格要件の問題についてお聞きしたいと思います。  取消し訴訟では、法律上の利益を有しない限り原告適格を有しないとして却下されることがあるわけでございますけれども、処分性の問題の場合と同様に、市民の権利救済の観点からすると問題であるという指摘があるわけで...全文を見る
○岩井國臣君 先ほど斎藤参考人は、今回の法改正、必ずしも十分じゃないけれども、改正せぬよりもした方がいいんだろうし、これをてこにして、今、園部参考人言われましたように、前向きの積極的な判例を増やしていくというところに意欲を持っておられるんじゃないかと思います。  私もそういうこ...全文を見る
○岩井國臣君 終わります。
○岩井國臣君 今、江田先生の方から司法の行政に対するチェック機能の話がございました。三権分立の問題というのはなかなか難しい問題かと思います。憲法ではもちろん三権分立ということになっているんですけれども、実態は必ずしもそうはなっていないかもしれない。行政の力が強過ぎるのではないか。...全文を見る
○岩井國臣君 今回の改正では、確認訴訟が新しく明示されることとなっております。しかし、確認訴訟はこれまでも可能であったわけですよね。今回、明示することになったわけでありますが、今までどのような場合に確認訴訟が使われてきたのか。幾つかの判例の積み重ねというものもあるのではないかと思...全文を見る
○岩井國臣君 今まで余り確認訴訟が活用されてこなかった。不可能というわけではなかったんだけれども、なかなか活用しにくかったというか、されなかった。  確かに、取消し訴訟中心主義の考え方があったのかなとか思ったりしておりますが、そういう意味で、取消し訴訟の対象となるものはいいんで...全文を見る
○岩井國臣君 先ほど江田先生の話にもその行政の適法性、違法でないと、適法性と、こんなものは当たり前で、それだけじゃなくてもっと行政の自由裁量の部分まで入り込んだ形で適正なものにしていかないといかぬのじゃないか、そういうお話があったわけでありますし、今回もそういう意味で、山が動いた...全文を見る
○岩井國臣君 今回の改正案では、審理の充実、促進のために行政庁の資料の提出の制度が新たに規定されました。国民の視点からは、行政訴訟の審理が充実し、迅速に結論が出されなければならないのは当然だと思います。  そこで、最高裁判所にお尋ねいたしますが、現在、行政訴訟につきましてどの程...全文を見る
○岩井國臣君 ちょっと時間がなくなってきましたので、釈明処分のことを一つ質問用意しておったんですが、これはもう割愛させていただきまして、最後の質問、体制の、裁判所の体制の問題について御質問をさせていただきたいと思います。  行政訴訟につきましては、専門的な体制の整備がやはり必要...全文を見る
○岩井國臣君 もう行政は御案内のとおり、近年大変複雑になってきておるし、専門的にもなって難しいですね。とても難しくなってきておるということでございまして、裁判所の方がそれに十分対応できないとやっぱり困るわけでございます。そういうことで、質的な意味においてもしっかりと体制を整えてい...全文を見る
06月03日第159回国会 参議院 法務委員会 第22号
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○岩井國臣君 我が国が知的財産立国を目指し国富の源泉となる知的財産の創造活動を推進するためには、知的財産権を適切に保護する制度が不可欠であります。同様に、国際化の時代、我が国が電子政府の構築を目指し経済や取引のIT化を推進するためには、経済活動の基礎となる不動産に関する権利を適切...全文を見る
○岩井國臣君 法務省では、昨年、今御説明のありました電子政府構築計画に基づきましてCIO補佐官として外部専門家一名を配置されたと承知しておりますけれども、その役割を御説明願いたいと思います。
○岩井國臣君 不動産登記は、現在全国で約二億七千万筆の物件を対象といたしまして、年間約二千万件の申請があるわけですね。そういうことで、我が国の私法秩序の正に基盤を成す制度であるかと思います。  そこで、お聞きいたしますけれども、私は、知的財産の保護と同時に、不動産という基礎的財...全文を見る
○岩井國臣君 不動産登記法上、登記所備付けの地図は、登記された土地の位置及び区画を表し、登記簿と一体となって具体的な各筆の土地の位置及び区画を策定することになっております。このように、各筆の区画及び地番を明確にするものというのが法十七条地図でありますけれども、全国の登記所に備え付...全文を見る
○岩井國臣君 平成十五年六月、内閣に設置されました都市再生本部、これ本部長は内閣総理大臣でございますけれども、その本部におきまして、民間と各省連携による地籍整備の推進という方針が決定されました。これを平成地籍整備と、こう言いますけれども、これは、都市再生の円滑な推進のためには、土...全文を見る
○岩井國臣君 この平成地籍整備というものは、今後、国として最大の力を入れてやっていかなければならないと思います。法務省のやるべきこと、国土交通省のやるべきこと、両々相まった形で強力に推進されていくということが必要であるかと思います。  明治になって近代国家になりまして、明治の地...全文を見る
○岩井國臣君 この不動産の登記というのは極めて難しいというか、大変な作業なんですね。地図さえあればいいというんじゃないですね。だけれども、やっぱり地図がしっかりしていないとこれはどうにもならぬですよね。あとはやっぱり境界確認ですよね。境界争いのないようにしかるべきジャッジをして、...全文を見る
○岩井國臣君 終わります。  ありがとうございました。
10月22日第161回国会 衆議院 国土交通委員会 第1号
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○岩井副大臣 国土交通副大臣の岩井國臣でございます。  私は、主に運輸行政全般を総括、さらにテロなどの危機管理関係と北海道関係を担当しております。  委員長初め委員各位の御指導、御鞭撻を心からお願いする次第でございます。よろしくお願い申し上げます。(拍手)
10月26日第161回国会 衆議院 国土交通委員会 第2号
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○岩井副大臣 公共交通機関に関するテロ対策といたしましては、警察機関などとの連携のもと、国土交通省では、陸海空の交通事業者及び施設管理者に対して、テロ対策の再点検及び徹底を指示してきているところでございます。その中で、御指摘のように、テロを未然に防止するためには、水際対策が極めて...全文を見る
10月26日第161回国会 参議院 国土交通委員会 第1号
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○副大臣(岩井國臣君) 国土交通副大臣の岩井國臣でございます。  主に運輸行政全般を総括、さらにテロ対策などの危機管理関係と北海道関係を担当しております。  委員長を始め委員各位の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げまして、ごあいさつに代えさせていただきます。  ありがとう...全文を見る
10月27日第161回国会 参議院 議院運営委員会 第4号
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○副大臣(岩井國臣君) 小野孝君は十一月十九日に、佐々木建成君は十一月一日に、三橋滋子君は十月三十一日にそれぞれ任期満了となりますが、小野孝君は再任し、佐々木建成君の後任に長尾正和君を、三橋滋子君の後任に廻洋子君を任命いたしたいので、国土交通省設置法第十八条第一項の規定により、両...全文を見る
11月02日第161回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○副大臣(岩井國臣君) 北近畿タンゴ鉄道から正式の申請はもちろんまだ来ておりませんけれども、補助をしてもらいたいという意向は来ておりまして、いろいろ連絡を取りながら必要な作業は始めております。  今、松井先生おっしゃいましたとおり、鉄道施設の災害復旧につきましては、ある一定の条...全文を見る
○副大臣(岩井國臣君) 非常災害のときにはもう何と申しましても情報が的確に伝わり、入ってくるということが大事でございまして、今回、由良川につきましては若干その辺に、まあ事務所の方は適正にやっておったということでございますけれども、トータル的に何か問題がなかったか、今後どういう対応...全文を見る