岩國哲人

いわくにてつんど



当選回数回

岩國哲人の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第151回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○岩國委員 岩國哲人でございます。  民主党・無所属クラブを代表いたしまして、総理の政治に対する姿勢、あるいは最近の一連の経済情勢、そういったことについて質問させていただきたいと思います。  この委員会でのやりとりを聞いておりまして、非常に悲しい思いをしました。ころっと変わる...全文を見る
○岩國委員 来年の約束をされたとははっきり私は記憶しておりませんけれども、ことしはだめだ、こうおっしゃったわけですから、バレンタイン監督はまだ待っているかもしれません。  それはそれといたしまして、本日は、危機管理の問題について、私も外国に長くいましたし、いろいろなこうした政府...全文を見る
○岩國委員 総理は先手先手とおっしゃいますけれども、電話はいつかけられたのですか。事故は十日。待てど暮らせど、向こうからは電話はかかってこない。ブッシュ大統領の電話がかかってきたのは十三日の夜の十一時二分でしょう。あと一時間したらもう十四日になろうというとき、三日間もたっています...全文を見る
○岩國委員 いろいろなレベルで連絡があるのは、それは当然のことです。しかし、事故に遭われた御家族あるいは大勢の日本人が関心を持っているのは、日本を代表して電話をするのは森総理。それは当然の常識です。なぜ三日間も、そして結局、総理の電話はワシントンへ向かってかけられることはありませ...全文を見る
○岩國委員 これは、各水産高校それから各県庁の財産目録には、水産実習船とか訓練船と書かれています。漁船と書かれている例はありません。しかし、ブッシュ大統領が使った言葉は、フィッシング・ボート、そういうふうな言葉です。フィッシング・ベッセルズ。ニューヨーク・タイムズもフィッシング・...全文を見る
○岩國委員 私は、外交というのは、自分の国の国民の心をしっかりとつかむこと、同時に、相手の国の政府と相手の国民の心をしっかりとつかむこと、これだと思います。今回の対応は、決して森総理のゴルフ場云々だけではなくて、その後のフォローが次々と、ふだん日本の外交官が何を心がけているかとい...全文を見る
○岩國委員 大変前向きな御答弁をいただきましたけれども、文部大臣も、そして総理も一体となって、ぜひ、こうした悲劇をばねとして、海洋国家日本の、そういう現実面に、よその国から感謝されるような技術や能力を持つ、そういう決意でこれから予算その他に必要な修正を、足りないのであれば加えてい...全文を見る
○岩國委員 これ、いただいたのを読み上げましょうか。「報償費につきましては、その適正な執行を図るためにその使用に関しての外務省としての内部の手続を整えておりますが、報償費の性格に鑑み、」難しい性格なんでしょうね、「そのような内部手続に係る文書を公表することは差し控えたいと考えてお...全文を見る
○岩國委員 これだけいろいろな点から問題になり、そして、残念ながらよその省のお金の使い方まで疑惑がどんどん広がっている、国民の疑惑の目は。そういうときに、外務省としては、出しにくいかもしれませんけれども、あえてそれを公開し、そしていろいろな方の批判も仰いで、きちっとしたルールをつ...全文を見る
○岩國委員 総理はダボスの国際会議で、我が国の経済は本格的な回復の軌道に既に乗り始めたと。このことが随分話題になりました。しかし、景気の見通しの下方修正はその日から始まったじゃありませんか。総理が外で言われたことと中で起きておったことは、はっきり言って違っておったのです。  麻...全文を見る
○岩國委員 とても理解できない答弁ですけれども、そういった経済計画、経済予測というのは、もう少しいろいろな前提を置きながらもシミュレーションをして、総理大臣なり財務大臣が、国民の皆さんに、街頭ででもどこでもわかりやすく、何十兆何十兆の話だからなかなかわかりにくいのです、家計に合わ...全文を見る
○岩國委員 年度内に解消するということは、来月中ということですね。(片山国務大臣「そうです」と呼ぶ)  官房長官、何か答弁なりコメントなりいただけますか。職場における男女差別の解消について、今、片山大臣からはそういった部分的な明確な回答はいただきました。ありがとうございました。...全文を見る
○岩國委員 再び経済の方に返りますけれども、こういった予算の使い方、これについては、まだまだ国民の間には、ばらまき、薄まき、鉄火巻き、こういうふうな公共事業が日本じゅう多過ぎるんじゃないか、こういう印象が非常に強いわけです。そして、そのばらまきはどこに入ったか。中尾建設大臣の逮捕...全文を見る
02月23日第151回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○岩國委員 民主党を代表して、質問させていただきます。  まず最初に、河野外務大臣に、えひめ丸の事故について。  私は先般の質問でも、フィッシングベッセル、漁船という単純な、あるいは誤解を招きやすい、そういう表現は適切ではなかったのではないかと。そうしたアメリカ人の心の中に、...全文を見る
○岩國委員 二月二十日のプレスコンファレンスでわざわざそれを取り上げられたことは、二度目、三度目の措置であったという外務大臣の御答弁でありますけれども、それならば、なぜ、埼玉県のその方が私の質問を見て、外務省、本当にどうなっているんですかと聞かれたときに、送られてきたのがそのたっ...全文を見る
○岩國委員 逆によくなられる、かえって気分が引き締まってスコアがよくなるという場合もそれは考えられないことはないと思いますから、いずれにしても資料として資料請求をお願いいたします。
○岩國委員 いや、今の御注意はどういうことでございましょうか。
○岩國委員 いや、私が官房長官にお願いしたことは、何ホールまでされたのか、そしてそこに必ずスコアというものがあるはずですから、こういった危機管理のときに、最高責任者としてどういうインパクトがそういうところにもあらわれるものか、これはみんな関心があることですから、ぜひそういった資料...全文を見る
○岩國委員 行政改革というのは、役所の中の事務の合理化に、今の元号制度の方が便利なのか。あるいは、世界的に使われている西暦の方に切りかえて、役所の仕事はもう西暦で、二〇〇一年とか二年とか三年とか。天皇陛下がかわられるたびに呼び方を変えなければならない。あるいは、昭和五十三年から平...全文を見る
○岩國委員 あったら教えていただきたいと思います。私はあるはずがないと思うのです。  西暦を全然使わない、役所の中で西暦をまず否定し、自分の国の年号しか使わないような役所が三千三百あって、そういう国がなぜ二千円札を発行するのか、私はその辺からおかしいと思っておりまして、そして、...全文を見る
○岩國委員 なぜ日本の代表的な新聞は全部併用し、むしろ西暦を頭に出しているのですか。それから、この元号制度というものも日本が独自に始めたものではありませんでしょう。これはよその国から伝わってきたものをまねたにすぎないのです。朝鮮半島から中国から、そうした千二、三百年前から始まった...全文を見る
○岩國委員 そうした、政治と株式市場が妙な意味で非常に密接に癒着しておった、政治家の銘柄を冠した何々株、何々株というのが言われた、これは日本の特有な現象だったと思います。それの極端な反動として、今度は、政治の世界にいる者はむしろ株式を持たない方がいいんだというキャンペーンのような...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  しかし、オーソドックスな方法で解決できる、あるいは異常な事態には税金を投入する、これが今まで行われてきたことですけれども、しかし、今株式市場がよそとの比較から見ても異常な事態にある、そういうことを考えると、異常な事態にはある程度異常な対策...全文を見る
○岩國委員 私の質問時間が終わりましたので、ここで終わります。どうもありがとうございました。
05月23日第151回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○岩國委員 おはようございます。民主党の岩國哲人でございます。  きょうは武部大臣に、水産業のあり方あるいは漁村のあり方について、また海に関する教育について、幾つか質問をさせていただきたいと思っております。  まず最初に、小泉内閣発足、その所信表明の中で、我々は今水産基本法を...全文を見る
○岩國委員 大体、水産基本法という、我が国の歴史の中でも非常に大切な水産について、今までの漁業を水産に言葉を変える、私はこれは賛成です、非常に視野を広げていくという観点から、時代の変化に適応したものと評価いたしますけれども、その水産基本法を上程する国会において、所信表明の中で、余...全文を見る
○岩國委員 しゃべればそれだけ大切にしているということには決してなりませんけれども、小泉総理は非常に雄弁で、いろいろなことについてたくさんしゃべっておられます。  しかし、その短い所信表明の中で、水産は一回、漁村は三分の一回。それでは、今まで歴代の総理大臣、長い方の森さんや橋本...全文を見る
○岩國委員 大臣、漁村を大切にしたいというお気持ち、そういった御出身の地の影響も受けていらっしゃると思いますけれども、漁村漁村と一概に言われますけれども、漁村の数は大臣の頭の中に幾つぐらい入っていますか。日本の中で漁村というのは百なのか、千なのか、五百なのか、アバウトな数で結構で...全文を見る
○岩國委員 大臣御承知のように、行政区分でいいますと、三千三百市町村ございますね、今、市町村合併を進めようとしていますけれども。その三千三百市町村の中に、漁村と言われる地域、集落、あるいは丸ごと含めまして、三千三百の中の幾つぐらいが漁村と言われる地域を持っておりますか。
○岩國委員 それでは、その資料はまた後ほどで結構ですから。  それから、先ほど、漁獲量が半減しておる、あるいは漁業者の数は三分の一近くに減っておる。過去四十年間に相当激減してきているわけですけれども、武部大臣、その間農水省の職員の数はこの四十年間にどれぐらい減ったのか、それから...全文を見る
○岩國委員 農水省全体の職員としては、四十年の間に少し減っていますね。
○岩國委員 これは、大体四十年の間に、農水省全体としては職員が約半減しておるんですね。二万六千人減っています。しかし、その中で、一つふえているのは水産庁だけです。漁獲高は半減し、漁業者の数は三分の一に減り、お役人だけがふえている。これは少しおかしくありませんか。  こういった点...全文を見る
○岩國委員 行政改革という大きな流れの中で、決して痛みをふやすだけではなくて、農村を含め、漁村も含め、こういった漁業資源の確保という場合には、あくまでもこれは人があっての仕事だと思うのですね。とりわけ漁業においては、水産業においてはそうだと思います。であるからこそ私は、漁村のあり...全文を見る
○岩國委員 我が国の水産業を、こういった基本法までつくってしっかりと守っていき、育てていこうという決意であれば、水産高校から出た高校生がどれぐらい漁業に従事しているか、この数字は一番大きな判断材料じゃないでしょうか。四十歳になって、どこかそこら辺の丸の内の会社をやめて漁業に帰って...全文を見る
○岩國委員 今武部大臣が、将来の教育、水産高校のあり方を中心に、いろいろ自分のお考えをお話しになりました。その一つ一つ、大変意味のあることだ、いい方向だと思いますから、ぜひ、大胆に、早く実行していただきたい、私はそのように思います。  こうした小さいころからの教育、小学校の教育...全文を見る
○岩國委員 文部省の予算、農水省の予算、いろいろ縦割りでやりくりしにくいところはあるかもしれませんけれども、今私が申し上げましたように、農村、漁村、山村を守るという観点からいえば、これは一文部省の行政や予算でやらせて、あるいは自治体がコストということでもって統合させるというふうな...全文を見る
○岩國委員 これは県だけでもないし、しかし、水産庁もある程度こういったことに対して、保安林の規定を変えたりしてそれを育成するような方法をおとりになったと私は理解しておりますけれども、予算的なことではなくて、そういう保安林も対象にして、こういった魚つき保安林あるいは漁民の森というも...全文を見る
○岩國委員 そうした、夢のあるといいますか、山の中でもそういった水産業が試みられ成果を上げるということは、山村と漁村との交流ということを私は先ほど強調させていただきましたけれども、そういったことも、一つのわかりやすい理解を深めていくこと、そして、こんなに大きな海を持ちながら、なぜ...全文を見る
○岩國委員 要するに、水産庁の予算の六割が公共事業ということですね。  そして、武部大臣は、公共事業についてこれからどんどん見直しをし削減していくんだという小泉政権の方向の中で、水産庁のこの六割という公共事業、これはどれぐらいに減らしていくお考えですか。     〔鉢呂委員長...全文を見る
○岩國委員 世間一般は、小泉内閣は、相当勇断を振るって公共事業も減らしていくんだ、そういった見直しは行われるんだということのようですけれども、今の武部大臣のお話を伺っていますと、減らすどころかこれから公共事業をどんどんやる、こんな感じに聞こえます。  それから、技術研究について...全文を見る
○岩國委員 それでは、水産基本法の審議ですから、水産庁関係の公共事業について。  今まで行政監察でむだだと指摘されたようなことはありますか。あったとしたら、それは件数で、金額でどういうものがむだと指摘されておるんですか。  これは、橋本総理の九六年の十一月二十九日の所信表明の...全文を見る
○岩國委員 今、私の質問に対して、にわかな御質問ですということをおっしゃいましたけれども、きょうは傍聴の方も随分来ていらっしゃいます。まるでにわかでない質問ばかりを我々がここでやっているかのような誤解を与えますので、すべての質問はにわかな質問であるはずなんですから、私のあの質問だ...全文を見る
○岩國委員 それでは、委員長にお願いします。  資料要求をさせていただきたいと思いますけれども、昨年の行政監察に対して、一割のむだがあると指摘された。そのむだに対して、どのようなものがむだであったのか、そしてそれに対してどのような対応が水産庁としてなされたのか、農水省として、こ...全文を見る
○岩國委員 この水産基本法の法律について、これは水産資源を守っていくという観点と、水産資源をこれからさらに能力グレードアップを図っていくという観点から、いろいろな環境面との抵触ということがこれから出てくるんじゃないかと思います。  守るという観点からいえば、中海は干拓などしない...全文を見る
○岩國委員 環境省のそういう助言がなければそういう言葉が入らなかったということのようで、環境省が大変適切な助言をされたことは我々も評価しなければならないと思っております。  逆に、環境省が助言し提案したにもかかわらず入らなかった項目はどういう項目ですか。あるいは、全部入れてもら...全文を見る
○岩國委員 私の質問に対して答えていただいてない部分、つまり、どういう点がこの法律に盛り込まれなかった、いや、それは合意事項で全部カバーされたのか、それでさえもカバーされていない点はどういう点があるのかということです。
○岩國委員 先ほど、環境省と農水省との間の合意事項があると。これは書面で残っているはずですね。それは公表されておりますか。もし公表されていないとしたら、本委員会に提出していただきたいんですが、その点は。
○岩國委員 それでは、その合意事項なるものも本委員会に早急に提出していただきたい、そのことを要求しておきたいと思います。そうした大事な合意事項がありながら、この委員会で委員が目も通さないでそのまま採決するということは適切ではない、そのように思います。  予定時間が参りましたので...全文を見る
06月05日第151回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号
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○岩國委員 岩國哲人でございます。民主党を代表しまして、本日の議題であります確定拠出年金、また、それを取り巻く年金一般の問題について質問させていただきたいと思います。  確定拠出年金については、仕組みそのものと、またスタートするタイミング、そしてだれがどういう役割をするのか、あ...全文を見る
○岩國委員 ということは、内閣の支持率はまた上がるということでしょう。株価が下がれば内閣の支持率は上がる、こういう新しい相関関係に入っておりますけれども、きょうは、既に前場で一万三千円を一時割るという騒ぎになってきておりまして、小泉内閣発足以来、マーケットはその水準からさらに下が...全文を見る
○岩國委員 六百億円は国民の損失にならない、ツケは回ってこないということで、安心していいということでありますけれども、それならば、なぜ、この五十三の転貸法人のうち十九法人が取引停止をしておるわけですか。十九協会については融資を行わない、新規融資が行えなくなっている。回収が安全であ...全文を見る
○岩國委員 五十三の転貸法人のうち十九がもう融資を受けられなくなっているということは、こうした今までの貸付業務そのものが随分ずさんだったということじゃありませんか。五十三分の十九というのは三件に一件ということで、これはかなり高い比率だと思わざるを得ませんし、結局、こうしたことはど...全文を見る
○岩國委員 私が資料請求し、そちらからいただいた資料によりますと、結果は、過去四年間、二つの型それぞれについて、一遍もマーケットを上回ったことはないんです。四打席連続三振ですよ。右バッターに立っても、左バッターに立っても、両方で四打席連続三振でしょう。  そして、この四年間にど...全文を見る
○岩國委員 そうした多額な報酬を払った割には、結果的には、こういう専門家といえどもいい成績じゃなかったわけです。私は、適正な報酬を払うということについては、必要なことだし、また、そうしたいい仕事をしてもらうためには適正な報酬というのは必要だろうということはよくわかっておりますけれ...全文を見る
○岩國委員 黙って聞いていれば、それだけの収益が上がったかのごとく聞いていらっしゃる方もあるかもしれませんから。まるでこの委員会の中では、もうそういう大手の金融機関は損をするものだという認識がこれだけ充満していますから、驚く人が一人もいないんです。専門家と言われる保険会社でさえ毎...全文を見る
○岩國委員 生保会社の場合には、そういった、ほかの事業で幾らもうけたか、あるいは死差益、人の死亡年齢を勝手に短く、あるいは長く想定して、それでまた死差益を操作しておる、そういうこともありますから、一番信用ができるのは利差益、先ほどいただいた数字だと思います。  それから、最大の...全文を見る
○岩國委員 アメリカの例をいろいろと引用されますけれども、この問題について、アメリカと日本とは全く比較にならないぐらい条件が違っているのです。一つも、二つも、三つも、四つも違っています。  もう一つの例を挙げましょう。  日本では、個人が株式を持っている比率は一〇%ぐらいしか...全文を見る
○岩國委員 今いただいた数字、ニューヨーク市場のマーケットとこちらの市場のマーケット、規模において今大体三対一です。規模に必ずしも比例する必要はありませんけれども、しかし、今伺った数字、人数において、アメリカのSECは十二倍、予算において三十倍。いいですか、規模においては、わずか...全文を見る
○岩國委員 今の告発件数は、いわゆるインサイダートレーディングに関するものだけではなくて、その他の不透明な価格形成も全部含めた数字を答弁していただいたと思いますが、それで間違いありませんね。
○岩國委員 特にマーケットで問題になるのは、内部取引、最近の金庫株の議論についてもそうですけれども、売り手もインサイダー、買い手もインサイダー。そういう金庫株を私が認めるべきではないと主張する根拠は、売り手も買い手もインサイダー、結局ダブルインサイダーになるからです。今、片っ方だ...全文を見る
○岩國委員 私は、四〇一kというのがアメリカで育ち、またアメリカの議会も良心のとがめることがなかったのは、強力なSECがあること、そして株式が十分に民主化されて大衆にも広く持たれている、支配権そのものも透明である、監視機関も強力なSECがいる、そして大衆も四五%それを持っていると...全文を見る
○岩國委員 雇用者と被雇用者との力関係というのが十年前、二十年前の、採用される者の立場も結構強かった、そういう社会環境と今では条件が違ってきているのではないでしょうか。どちらかといえば、採用される者は確定給付型が欲しい。そういう会社に入りたいと思っても入れない。確定給付型が欲しい...全文を見る
○岩國委員 皆さん、おわかりになったでしょう。今日本の政府は世界のどこもやったことがないような壮大な挑戦をしようとしているのです。経済的な実験を年金のマーケットで。  資本主義の国でやった例を私は知っています。私自身もそういうのを担当しておりました。しかし、社会主義の国で共産主...全文を見る
○岩國委員 大臣も、そうした勉強をしなきゃならぬ、訓練もしなきゃいかぬ、それはいつか日本もそういう時代を迎えるだろうと思います。しかし、それがなぜ今でなければならないのかというのは、我々が政治家として判断しなきゃならないことです。国民の代表として。制度だけつくりました、判断はあな...全文を見る
○岩國委員 制度の趣旨は私はもちろん理解しておりますけれども、今の環境、今のタイミング、こういう条件の中でそういうリスクのあるものを今まで教育のない人たちに押しつけるような形、それは選択の自由があるとおっしゃいますけれども、結果的に雇用の現場では必ずしも選択の自由というものになっ...全文を見る
○岩國委員 時間がなくなりましたけれども、それは、三つ四つの中に元本保証型が一つあったからといって全体の安心をカバーするものではない、それはおわかりで答弁していらっしゃると思いますけれども。  私は、四〇一kじゃなくて四八〇kというのを導入したらどうかと思っています。四十年間、...全文を見る
11月13日第153回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○岩國委員 民主党を代表して質問させていただきます。新内閣が発足しましてから初めての質問をさせていただきますので、各大臣、できるだけ要領よく、簡潔にお答えいただきたいと思います。私もできるだけたくさん質問させていただきたいと思います。  まず、小泉総理にお伺いいたします。  ...全文を見る
○岩國委員 私が総理にお伺いしましたのは、前任者の森総理は、負の遺産を克服し、つまり克服するではなくて克服して、それが終わったから本格的な回復軌道に乗り出した、こう全世界に説明されたのです。  これは明らかに間違いだったのでしょうか、それとも言い過ぎだったのでしょうか。それとも...全文を見る
○岩國委員 政党も政治家もということを総理がおっしゃいましたけれども、日本は世界で一番たくさんのお金がある、千四百兆円、千五百兆円。世界で一番たくさん個人金融資産のある国が世界で一番不景気、これはどうやって説明できるのでしょうか。お金がないから不景気、これはわかりやすく説明できま...全文を見る
○岩國委員 森内閣から小泉内閣へ交代された。仙谷委員の質問にもありましたけれども、とにかく、内閣が交代するときには、たとえ同じ自民党内閣であっても、そこできちっとした反省なり総括なり、なぜその内閣がかわらなければならなかったのか、ましてや小泉首相の場合には前内閣を支えてこられた立...全文を見る
○岩國委員 私が総理大臣から質問を受けましたから、では私がお答えしましょう。  しかし自民党も、だめだ、だめだと言われて負けた選挙は去年の衆議院選挙。これは自民党は負けたとはっきり認識されましたでしょう。国民も時々目覚めることがあるという説明なんです。日本人、有権者がずっと居眠...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございます。  ぜひ声高にそうした平和の面における、鬼手仏心という言葉がありますけれども、強い手は使わなければならないけれども、日本という国はアメリカやイギリスとは違うんだという、その違う顔、金も出す、技術も出す、口も出す、しかししっかりと顔を出していただ...全文を見る
○岩國委員 外交というのは、文化を大切にすることも外交だとおっしゃいましたけれども、外務省の文化とはどういうあれをつけていらっしゃいますか。  例えば、今外務大臣が一番熱中していらっしゃる外務省改革、これについて私も今まで予算委員会でも質問をしてまいりました。外務省の幹部が、課...全文を見る
○岩國委員 もう少し簡潔にお答えいただきたいんですけれども、そういう、支出項目は何なのか、受け入れた科目は何なのか。お金が名札もつかないで動いているはずはないわけですから、出す人には出す人の名目があり、それから受け取る外務省にはその名目があるはずです。それはどういう名目なんですか...全文を見る
○岩國委員 大臣として、そのお金が外務省の中で、課長、部長、皆さんが払っていらっしゃる、そのお金は、今どこにどういう名目で置かれているのですか。外務省というお役所の中は、お金が名札もつけないであっち行ったりこっち行ったりしているのですか。ちゃんと名札ぐらいついておるんじゃないでし...全文を見る
○岩國委員 今度の予算要求で、外務省の機密費は五ないし一五%、一説には一〇%ぐらいカットして要求がなされておる、このように新聞では報道されております。  そうした不正な使用がなかったら、なぜ外交機密費を減らす必要があるんですか。不正な使用がなされたのがそれ以外の旅費とかいうこと...全文を見る
○岩國委員 この問題についてはいろいろな委員からも質問が出ておると思いますけれども、そうした機密費の不正使用があったとはっきりわかるような予算請求の仕方は、私は、依然として疑惑を残すと思いますし、また、それぞれの外務省の幹部からお金を徴収する場合に、どういう理由か、それをやはり国...全文を見る
○岩國委員 景気が悪ければ金利を下げる、それは二十世紀までの古い教科書にそう書いてあったと思います。今はもう違うんじゃないでしょうか。日本においても、給与生活者よりも年金生活者の数が多くなろうとしているときには、この経済学は、もう書きかえなきゃならない経済学だと私は思います。 ...全文を見る
○岩國委員 十年後あるいは五年後というスパンを見ましても、我々もそうありたいと思うし、また政治家の一員として、みんながそういう日本になるように協力しなければならないということは、私も共感いたします。  恐らく、そういう一つのマクロの経済がそのときには回復しているであろうというこ...全文を見る
○岩國委員 次に、塩川大臣に、中小企業に対する税制についてお伺いしたいと思います。  塩川大臣の選挙区においても中小企業の人は非常に苦しんでおられる、それはもう十分よく御承知のとおりだと思います。そうした中小企業の方に対して、わかりやすくて元気の出る抜本的な税制改革、私は、小泉...全文を見る
○岩國委員 日本の会社の九九%は中小企業でありますし、また、中小企業の大半は、数からいうと、大臣のおっしゃるなりわい的中小企業、企業的中小企業というよりもなりわい的なものが多いと思います。  しかし、そういう人は現に数が多いということ、そしてそういうところにおける雇用もまた無視...全文を見る
○岩國委員 アメリカも日本と同じ立場に追いやられたことはあります。当時のアメリカは今の日本、そして当時の日本は今の中国、そういった立場で、賃金格差が非常に激しかったとき、しかし、アメリカは賃金カットをやらないで結果的にはずっと来ています。  私は、賃金というのは最後に手をつける...全文を見る
○岩國委員 株式は、企業がよくなる、利益を出す、したがって買いたくなる、これが一番オーソドックスなあるべき姿であるということは全くおっしゃるとおりだと思います。  同時に、企業が悪くても、金融相場といって、ほかに買うものがないから消去法で株式を買おう。金融相場は日本でも何回も起...全文を見る
○岩國委員 私がいただいた資料と少し違っているのかもしれませんけれども、このいただいた資料では、正常債権が、政府系金融機関だけ見ますと百六十兆円、それから、問題債権の分類に入るのではないかと思われるものが十兆円ぐらい。これを民間の不良債権と同じような分類をされた場合には、件数、金...全文を見る
○岩國委員 数字が少し、民間の集計その他の資料と合わないようですけれども、こうした政府系金融機関の不良債権等の監督は、政策金融課というところが所管しておられるということですけれども、この政策金融課の人数は何人ぐらいおりますか。
○岩國委員 私が担当の方のヒアリングでいただいた数字は、二十人ぐらいの人数でやっていらっしゃると。  二十人ぐらいの検査体制で、この不良債権の問題というのは正確に国民に説明できるような調査ができるものでしょうか。民間の不良債権についても、何度やり直しても、やり直すたびに数字が変...全文を見る
○岩國委員 いずれにしても、政府系機関のそうした不良債権あるいは不良債権の懸念があるものについて、しっかりとこの予算委員会に資料を提供していただきたい、早急にそれをやっていただきたいとお願いいたします。  また、十六人の体制でやっておられるということですけれども、これで本当に十...全文を見る
○岩國委員 一億円と総理はおっしゃいました。一億円は、それはどういう数字に基づいて一億円の支出がなされるんですか。五億受け入れておったから一億ですか。十億に対して一億ですか。一億に対して一億ですか。  二番目に、それは和解金という名目で伝票が切られて帳簿に計上されておるのか、そ...全文を見る
○岩國委員 受け入れたKSDの方はどういう項目で受け入れているのか。坂口厚生大臣、お答え願います。
○岩國委員 総務大臣にお伺いします。  こうした公的助成を受けておる政党が特定の公益法人に対してこういう和解金とか支援金とか寄附金を払うということは、これは堂々と認められていることなんですか。全く異例なことで、前例のないことでしょうか。お答えください。
○岩國委員 今まで前例があったかという点についての答弁が抜けております。
○岩國委員 こうした公的助成を受けている政党が特定の公益法人に寄附、支援をするということは、私は全く異例なことではないかと思います。こういったことはあってはならないはずですし、また、調査がいつから始まっていつ終わったのか、それから受け入れたお金が幾らだったのか、総理はそれを明らか...全文を見る
○岩國委員 あれだけ国民の間に非常な関心を呼び、政治不信の一つの大きな原因になり、あるいは森内閣退陣の一つの原因になった問題でもありますから、実際どれだけ受け入れたのか。さっき党員の人数については、七五%対二五%、二五%は党員の認識がない。その二五%の認識のなかった人が幾ら払われ...全文を見る
○岩國委員 小泉総理の熱意の一端は伺いましたけれども、それならばなぜ国民が一番注目している所信表明の中でたった一行半。しかも、森総理までは、農村は農村という一つの独立した単語として使われてきたんです、農村、山村、漁村。これが、小泉総理になると農山漁村と三つ一からげ。それから、森内...全文を見る
○岩國委員 今大臣のおっしゃることに、二つ問題があると思います。  一つは、長く乗る人はたくさんお金を払う。では、東海道線で大阪まで行くときに、のぞみで短く乗っている人の方が高い料金を払っています。ゆっくり行く汽車は安く払っているでしょう。これだってやはり、どこから見るかという...全文を見る
○岩國委員 質問時間が尽きようとしておりますので、質問通告させていただいた各大臣に大変申しわけない結果になりました。  最後に、私は、小泉総理に対して国民的な期待は非常に強いものがある、支持率は我々野党が期待したほど下がってこない。なぜか。支持率は上がる、景気は下がる、株価も下...全文を見る