岩國哲人

いわくにてつんど



当選回数回

岩國哲人の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第159回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第1号
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○岩國委員 これより会議を開きます。  衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。  これより委員長の互選を行います。
○岩國委員 ただいまの加藤公一君の動議に御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩國委員 御異議なしと認めます。よって、増田敏男君が委員長に御当選になりました。     〔拍手〕  それでは、委員長増田敏男君に本席を譲ります。     〔増田委員長、委員長席に着く〕
02月27日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第2号
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○岩國委員 民主党の岩國哲人でございます。  石原国土交通大臣に、所信表明を中心に質問させていただきたいと思います。  先ほど、今村委員の方からも、平成の大検地というお話がありましたけれども、我が国の国土の管理というのはどのようになっているのか、それをまずお伺いしたいと思いま...全文を見る
○岩國委員 これは、株式についても、それから国債についても、それから人口の中に占める外国人、こういうのは大体常識として把握すべきものじゃありませんか。我が国の株式について外国人保有によるものは一七・七%、国債については二・八%、人口については一・二%。なぜ、この実体資産である国土...全文を見る
○岩國委員 国土の一割は外国人に持たれているという国はちょっとないんじゃないかと私は思うんです。  数字の議論をするのではなくて、私は、石原大臣にこういうことにこれから少し関心を持っていただきたい。  今、拉致の問題から始まって、北朝鮮の問題、イラクの問題、いろいろな国際的な...全文を見る
○岩國委員 これは、早急に、国土交通省を中心にして、そういう外国人が持っている土地が具体的に把握できるような体制だけはとっておくべきではないか、私はそのように思いますから、国土交通省で早急に検討されることを要望します。  次に、財務省の方では、外資がどれだけの土地を所有し、そし...全文を見る
○岩國委員 私は、財務省にも、それから法務省にも、それから国土交通省にも問い合わせてみました。ぐるぐるぐるぐる回って、要するにどこも把握していないんです。法務省は、一筆一筆自分のところはやっているけれども、とても足し算できるような情勢ではございません。財務省は、税金だけはいただい...全文を見る
○岩國委員 それでは、確認させていただきますけれども、新生銀行で起きたような膨大なキャピタルゲインがあっても、ゴルフ場あるいは日本の土地の売却益については日本の政府は税金をかけられるということですね。
○岩國委員 要するに、私が言ったことは正しいということですね。さっきおっしゃったことと同じことを繰り返されるばかりじゃないですか。要するに、新生銀行で起きたようなことは土地の場合については起きないんだということをはっきり確認してください。
○岩國委員 はい、ありがとうございました。  次に、石原大臣にお伺いします。  小泉内閣の重要なテーマは、雇用の確保、雇用の増強ということにあります。そういった観点から、平成十六年度国土交通省の公共事業予算は、昨年度比で三・二%減少して約六兆円ということになっていますけれども...全文を見る
○岩國委員 端的に言って、何万人の減少が予想されておりますか。
○岩國委員 いろいろな県でそれぞれの地元の調査機関あるいは県庁、県知事、県議会等がそういったマイナスの影響を心配し、そしていろいろな、かなり具体的な数字がそれぞれの県でひとり歩きしているのは御存じのとおりだと思います。  例えば、島根県一つとれば五百人とか、これは全県それぞれに...全文を見る
○岩國委員 この辺でこの議論は打ち切りたいと思いますけれども、やはり予算の中で一番大きな予算を抱えているこの国土交通省であるからこそ、こういった雇用に対してインパクトが大きいと私は思うんです。これは世間の常識。だからこそ、学者のつくったマクロの数字を当てはめて幾ら幾らという数字だ...全文を見る
○岩國委員 そういった自然再生ということは、非常に世界的な潮流でもありますし、ぜひ国土交通省としても推進していただきたいわけですけれども、自然を再生するというよりも、自然の破壊をとめることの方がむしろ大切ではないか。イラクの復興事業についても、アメリカ軍が壊して日本がその十分の一...全文を見る
○岩國委員 全国で、利水ダムあるいは治水ダム、多目的ダム、いろいろな名前のもとでダム建設が進められておりますけれども、事業費がその中で最も大きなものは、恐らく近々のうちに事業費が倍増ということが予定されている八ツ場ダム。私もつい最近その読み方を覚えたんですけれども、八ツ場ダムは、...全文を見る
○岩國委員 その利水の計画は、以前に比べて〇・一トンふえたから倍額にするという今話が聞こえたんですけれども、〇・一トンといえばバケツ三杯ぐらいの話で、それで、その事業費を倍増しなきゃいかぬぐらいの規格変更あるいは工事変更というのは必要になるんですか。  それが一つと、各県別にど...全文を見る
○岩國委員 こうした最初の計画からもうかれこれ五十年ぐらいたっているダムがいまだに完成しないで、それでも周辺の地域は何とかやっていけるというのは、ひょっとしたらこの水、余り要らないんじゃないかという感じを受けるんですね。  それと、一九八六年のころからの物価の比較ということです...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  次に、高速道路の問題に移らせていただきます。  昨年十二月二十五日に、四年ぶりでしたが、開かれました国幹会議に、私も委員として参加いたしましたけれども、二十人の委員を呼んで、実際に審議された時間はわずか四十五分間。その前の四十五分間は、...全文を見る
○岩國委員 こうした国民的な関心も非常に高い、日本の財政にも大きな影響を与える、また、国民生活、日本の国際競争力にも大変大事な問題でありますから、四年ごとに一回という間隔をまず縮めるということも大切なことだし、審議時間を十分確保するという、この二つの方向をしっかりと確保する方向で...全文を見る
○岩國委員 どうもありがとうございました。  ところで、この新直轄方式、我々民主党は高速道路の無料ということを言っておりますから、新直轄方式は、結果としては、今までの有料道路を前提とした高速道路の整備の仕方に風穴をあけたという点では、私は評価しております。  しかし、これから...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  今いただいた御答弁についてもいろいろと質問したいこともありますけれども、いずれこうした道路関係の法案が出たときに、もっと時間をいただきたいと思っております。  私の質問時間は終わりましたので、同僚の玉置委員に交代いたします。  ありが...全文を見る
03月01日第159回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○岩國分科員 民主党の岩國哲人でございます。  本日は、金融行政について三点、竹中大臣に質問させていただきたいと思っております。  まず最初に、ペイオフの解禁について、大臣の今現在の心境あるいは御計画等についてお伺いしたいと思います。     〔主査退席、倉田主査代理着席〕
○岩國分科員 ただいま竹中大臣の御見解、確かにごもっともな一般論ではあると思いますけれども、私は、このペイオフについては、いま少し、いろいろな日本的な事情のもとでは、またさらに日本が今置かれている環境の中では、再検討の余地が大いにあるんじゃないかと思うわけです。  まず一つには...全文を見る
○岩國分科員 大臣の御意見を伺いましたけれども、こうした不安な雰囲気、暮らしの不安、職業の不安、そういった中で、新たな、預金そのものにも何か不安が出てくるということについても、私は、これは余計な不安を与えることは決して得策ではないと思いますから、これからの経済情勢、雇用の情勢、そ...全文を見る
○岩國分科員 それでは、どの程度に調査を行われたのか、あるいは全く行われなかったのか、そういったことについて、この場で大臣として答弁ができないということでしたら、担当官、どなたかここにいらっしゃいますか。——いらっしゃらない。とすれば、この席でなくても、後日、どういう調査が行われ...全文を見る
○岩國分科員 三番目、最後の質問ですけれども、最近、金融審議会で、銀行に生命保険の販売を認めよう、窓口販売ですね、こういうことが審議されているということが報道をされておりますけれども、これについては、私はいろいろな問題があるんではないかと思うんです。  といいますのは、銀行から...全文を見る
○岩國分科員 その二点に加えまして、さらに二点。  もう一点は、銀行が最近多角化し、金融商品・サービスをいろんなお客さんに放し出した。実際に、その取引先の八割の人が銀行から勧められたと答え、そして、そのうちの五割の人が自分の意思に反しておつき合いしました、こういうふうに世論調査...全文を見る
○岩國分科員 そういった銀行の窓口販売、これは一遍許可してしまいますと後返りのできない問題でありますから、将来的にはそういう時期は来るかもしれませんし、また、来た方がいいという大臣の御意見も私は理解できないわけではありませんけれども、こういう環境の中で性急にそういうことをやって混...全文を見る
03月19日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第6号
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○岩國委員 おはようございます。けさは、石原大臣の御出席をいただいて、この国土交通委員会における質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、この法案に関連いたしまして、石原大臣のイメージされている都市再生の理想都市は、どういうところを頭に置いておられるのか。  これは...全文を見る
○岩國委員 大臣がイメージしておられるごく一端をお述べいただいたと思いますけれども、確かに、この都市再生について、また、まちづくり交付金についての期待というのはございますけれども、神戸の例を挙げられましたけれども、ちょっとその辺は、今度の法案のイメージと関連がそうあるかなと実は率...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  ヨーロッパ、日本、各地方の自治体が随分たくさん、戦後、まちづくりのお手本ということで出かけました。その報告書なんかを見ますと、非常に混乱もあるわけですね。これがまちづくりと言われて見てきた町と、あるいはこれがまちづくりと言われて書いてきた...全文を見る
○岩國委員 例えば、今度の法案のサブタイトルであります稚内から石垣まで、稚内を調べてみました。稚内は、たしか来年、市町村合併なんですね。それから、石垣も調べてみました。これも合併の協議会が今進みつつある。  稚内から石垣まで市町村合併の話が進んでいるときに、市町村合併でどれぐら...全文を見る
○岩國委員 ちょうど三年前に都市再生本部というものが設置されましたね。この都市再生本部を設置された目的は、石原大臣、何だったんでしょうか。
○岩國委員 確かに、戦後の復興期、それから高度成長期を中心に各市町村のインフラ整備が進んだ。しかし、そのどの都市をとってみても、都市が年をとってきて、人も年をとってきている。人も都市も両方年をとってしまっている。だからこそ、今こそリフォームということは非常に合理性があると思います...全文を見る
○岩國委員 そういった都市再生本部の活動実績、それから取り組まれた事例を今御説明いただきましたけれども、成功例として取り上げられた臼杵市ですか、あるいは東京の中でいえば六本木ヒルズの人のにぎわい、これは新聞等でも詳しく報道されておりますけれども、実際にそういった都市再生本部が成功...全文を見る
○岩國委員 今度の国土交通省関連の法案、非常にたくさんございますけれども、中には非常に厳しい対応を各自治体に迫るものもあったり、中には将来的な希望を育てるような法案もあったり、石原大臣が関係していらっしゃる、今度の、今国会中に提出される、既に提出された、あるいはこれから提出される...全文を見る
○岩國委員 非常に関心も強いし期待も高いという法案のようですけれども、当然、これは採択をめぐって、嫌な言葉ですけれども、いわゆる議員の口ききだとか圧力だとか、あるいは密室談合での採択だとか、こんなことは、採択されなかった自治体の方が、事実だろうと事実でないと、こんなことをよく言っ...全文を見る
○岩國委員 今程度の説明だと、どうも納得できたと私は思えないんですね。恐らく、今までのどの法案についても、類似案件についても、今のような御答弁をずっと続けてこられたんじゃないかと思うんです。  今回だけはどういう点が違うよと、例えば申請のフォームについて具体的に、各自治体の、今...全文を見る
○岩國委員 私は、あえてきょう質問で取り上げましたのは、昨日、これを担当しておられる現場の方に、具体的にどういうフォームを考えているのか。フォームは大体一カ月後ぐらいをめどに考えますと。  大体、法案を出して、しかもいろんなところから問い合わせも多いのであれば、もうそろそろそう...全文を見る
○岩國委員 四十七条三項というのは、今度の制度全体の性格をあらわしているというよりも、既にほかの事業で、あるいはほかの制度で補助金という性格のものを受け取っているときには、二度取り、三度取りはだめですよ、こういう条例がここに書き込まれている、こういう説明を聞いたんですけれども、こ...全文を見る
○岩國委員 それでは、これは補助金とは違う性格のものとは言えないんじゃないですか。このまちづくり交付金という名前だけれども、まちづくり補助金を受け取ったら電力法のあの補助金はだめですよと、これもニッカ、サントリーのように、二度取り、三度取りの補助金を否定しているだけであって、みず...全文を見る
○岩國委員 今のこれは問題ですよ。そういう、我々こんなにたくさんの国会議員がおって、その前で、交付金と書いてあるから交付金だ、補助金と書いていないから補助金でない、そんないいかげんな説明はありますか。  委員の皆さん、あけて読んでみてください、この四十七条の第三項というのを。自...全文を見る
○岩國委員 いいですか。この四十七条に出てくる交付金を全部補助金と書きかえて読んでみてもすらすらとそのまま読めるんですね。つまり、補助金同士のバッティング、二度取りはだめですよということなら、これは全部交付金を補助金と書きかえて条例を出してみても同じことなんです。  逆に、この...全文を見る
○岩國委員 大臣のそういうお考えを受けて、条文修正、どこかされますか。それをぜひ御検討いただきたいということを、これは理事会でもぜひ御検討いただきたいと思います。要望しておいて、次の質問に移らせていただきたいと思います。  確かに、交付金あるいは補助金という制度があるからこそ、...全文を見る
○岩國委員 都市再生、私も、地方都市の市長をしておりましたから、そういった地方の都市がどれだけ苦しいか、よくわかっているつもりです。  東京の所得の七割しかないところで、東京のガソリンの一割高いガソリンを買わなきゃいかぬ。言ってみれば、七十円の所得で百十円のものを買うということ...全文を見る
03月30日第159回国会 衆議院 本会議 第18号
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○岩國哲人君 民主党の岩國哲人です。  質問の前に、去る二十六日に六本木ヒルズで起こった、幼稚園を卒園したばかりの六歳の男の子が自動回転ドアに挟まれて死亡するという痛ましい事故に対して、遺族の皆様そして関係者の皆様に対して、深くお悔やみを申し上げたいと思います。  さて、ただ...全文を見る
04月09日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第12号
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○岩國委員 岩國哲人でございます。  民主党を代表して、質問させていただきます。  去る三月十九日の本国土交通委員会におきまして、いわゆるまちづくり法案の審議過程で、私は、石原大臣は法案における成功事例としてどこを例に挙げられるかと、お答えは六本木ヒルズでありました。その六本...全文を見る
○岩國委員 大臣は、六本木ヒルズの成功例として、あのときに、建設額は二千六百億円、それから訪れた人が二千五百万人ですか、何かそういうふうな具体的な建設額を引用されたのは和泉参考人、そして、それをこの席においてたしか聞いておられたと私は思いますし、決して大臣自身がそれを積極的に提案...全文を見る
○岩國委員 いや、私は、大臣にそのときに、大臣としての所見を述べていただきたいということを質問しているはずです。議事録を調べていただきたいと思います。  それでは、次に、道路公団の民営化について質問したいと思います。  道路公団の民営化は、採算性あるいは必要性の観点から、現在...全文を見る
○岩國委員 そうした新直轄方式で既に採用されてしまったいわゆる点数の低い組の中では上の方からやっていこう。しかし、その前に、この二十七を選ぶ前に、結局、A、B、C、D区間というのは、BバイCでもってD区間というものが圧倒的多数採用されているわけですね。  したがって、選ばれたも...全文を見る
○岩國委員 この議論、まだまだ私は続けたいとは思いますけれども、事の発端は、要するに有料道路制でもって九千三百四十二キロを整備しますという政府の約束、これがもう既に破綻しておるということに原因があるんですよ。破綻をサロンパスか何かであっちこっち張って歩くから、結局、全体の像が見え...全文を見る
○岩國委員 これは、けさいただきました道路関係四公団の債務返済イメージの試算例、きょうの日付になっておりますね。大臣は、これは当然御承知で我々に出されたと思いますけれども、この収入見通し、これは一割値下げということを織り込んでつくられたものであるかどうかということを確認していただ...全文を見る
○岩國委員 要するに、一〇%料金を下げた場合には交通量が三%ふえたということですか、〇・三というのは。そういうことですね。その点を確認していただくことと、もう一つ、今局長の答弁の中に、生産性の向上という言葉がありましたね。途中でずっと数字を挙げられたのは、それは生産性の向上の数字...全文を見る
○岩國委員 弾性値〇・三ということですけれども、去年の四月一日、ちょうど一年前に、民営化推進委員会から試算として出ているもの、この中では、弾性値は〇・五で出ておるでしょう。この資料はお持ちですね。民営化後平均一〇%の料金引き下げ、収入は五%減と設定、こういった資料を我々は受け取っ...全文を見る
○岩國委員 これは、四十五年間で債務を返済するという大きなプロジェクトの場合に、長期予測はどうかということは、けさいただきましたこの試算なんかもがらっと変わってくるんですね。  一つは、経済成長率が高ければ、当然車の利用料は高くなる、収入は高くなる、返済は早く進む、こういう面と...全文を見る
○岩國委員 要するに、こういう試算を出された以上は、いろいろな前提をこれから組みかえてもう一回やり直しますということではなくて、ちゃんと政府の意見としてやはり出してもらわなければ、これは道路局長の私案としてここに持ってこられたわけじゃないでしょう。政府の重要な法案として民営化法案...全文を見る
○岩國委員 その成長率と金利との相関関係というのは、予算委員会で担当の大臣が答弁されたこととこの試算表とでは、依然としてその食い違いは残るでしょう。  いや、かた目にとか低目にとか、そういう気持ちはもちろんわかりますよ。こういう試算をつくる以上は、できるだけ外れたくない、外れる...全文を見る
○岩國委員 要するに、無料にして有効な活用の道をもっともっと広げるということは経済にプラスになるというんであれば、私は、そういうシミュレーションなり調査というものをやるべきだと思うんです。自分たちが持っている偏見あるいは誤解というものに基づいて、いつまでも有料制でもって、千二百十...全文を見る
○岩國委員 きょうもここでまた六十年が出ましたし、また、きのうも何かおとといも六十年というのが、我々が欠席している間に随分この質疑に使われておりましたけれども、六十年なんということを我々は一遍もそういう案は出しておりません。我々が近々出す案は、それとは違います。それから、公共事業...全文を見る
○岩國委員 では、時間が終わりましたので、終了いたします。ありがとうございました。
○岩國委員 岩國哲人です。  民主党を代表して、質問させていただきます。  ただいま玉置委員からも発言がございましたけれども、総理は大変な御心労の中をこうしてこの委員会に御出席いただいたことをまず感謝し、残り四十八時間、全力を挙げて、三人の人質の救出のために全力を尽くされるこ...全文を見る
○岩國委員 いや、総理の答弁を伺いまして、私は何度も記録を調べました。総理ははっきり百点とおっしゃっているんです。百でもなく、百倍でもなかったんです。総理の今のお気持ちが正しいとすれば、はっきり百倍とか百とおっしゃるべきだったと思うんですね。  それは、道路公団の改革について自...全文を見る
○岩國委員 十兆円をはるかに上回る金利をもう払ってきたわけです。  総理、そこでお伺いいたしますけれども、こうやって、高速道路、日本の基幹道路、国の防衛のために、あるいは災害のために必要なこういう基幹道路を、こういう借金で金利を払ってつくるものなんでしょうか。私は、こういう国の...全文を見る
○岩國委員 通貨の価値はそれによって維持できなくなりますか。そうすると、法律で政府が通貨の発行権限を持っているということはおかしいということになります。既に四兆円以上発行していらっしゃるわけです。  そういう、税金でもって金利をずっと払い続けるということ、これから毎年二兆円近く...全文を見る
○岩國委員 そういったことはもう事前に調べさせていただいておりますけれども、そういう政府紙幣発行に踏み切らないということ、踏み切ることは禍根を残すと総理はおっしゃいましたけれども、私はむしろ踏み切らないことの方が禍根を残すことになると思います。  四十兆円、その債務のために、あ...全文を見る
○岩國委員 レクでそういう説明を伺いました。ですから、十キロ単位で仮に発注したとしても、その中に料金所がある、だから、料金所込みで発注しているから、その分だけ取り出すことはできないというお話ですけれども、実際の工事は、料金所をやっている建設会社は別のところがやっているでしょう。道...全文を見る
○岩國委員 総理に質問させていただきます。  この民営会社の株式の三分の一は政府は保有し続ける、こういうことを発言しておられますけれども、これは四十五年たっても五十年たっても、とにかく三分の一はちゃんと政府が持つんだというように理解してよろしいんですか。総理はどういうお気持ちで...全文を見る
○岩國委員 それでは、上場後にも三分の一を持っているということももちろんあり得るということでしょうね。
○岩國委員 総理の三分の一発言というのは、私は、総理の一つの民営化に対するある信念あるいは哲学というものに裏づけられたものであるように理解しましたので、私はその真意をお伺いしたかったわけです。  今の御答弁をいただきますと、三分の一は当分の間、しかも上場すれば臨機応変に、それよ...全文を見る
○岩國委員 総理、一九七二年十月、今から約三十年前ですけれども、高速料金のプール制が始まり、そして三十年後の、つまり二〇〇二年の十月には無料開放される、こういう約束で始まったプール制。三十年間に債務返済は終わる。この、高速道路は有料制でつくる、そしてプール制で三十年後に返済する、...全文を見る
○岩國委員 よく聞いてみればみるほどやれそうだという自信がわいてきたという総理と、我々、よく聞いてみればみるほどこれは問題が多過ぎる、むしろ今よりも悪くなるんじゃないか。  政府が三十年間かかって守れなかった約束を、民間会社がどうして守れるという保証があるんですか。逆に言えば、...全文を見る
04月14日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第14号
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○岩國議員 私は、民主党・無所属クラブを代表いたしまして、ただいま議題となりました高速道路事業改革基本法案について、その提案理由及び内容の概要を申し上げます。  言うまでもなく、道路は国の骨格をなす重要な社会資本であり、基本的には税で整備するものであります。ところが、高速道路に...全文を見る
04月20日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第15号
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○岩國委員 民主党を代表して質問させていただきます岩國哲人です。  まず最初に、秋田県知事さん、それから大分県知事さん、地方を代表して、きょうは大変貴重な御意見、いろいろとお聞かせいただきまして、本当にありがとうございました。私も、ある時期、地方自治に携わった人間として、本当に...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  秋田県も、私が育ちました島根県も、両方とも裏日本と呼ばれてうら寂しいところにおるわけですけれども、この統計によりますと、秋田県の県民所得は東京に比べて七割しかない、島根県は六割しかない。  それで、秋田県へ行きますと、大体東京の一割高い...全文を見る
○岩國委員 そういった実情を私も地方へ行くたびに実感するわけですけれども、いわゆる地方と言われている、そういう秋田県を初め各県は、今のこの有料制を前提にした高速道路が次々と整備されていっても、有料制である限りは、私は、地方の経済というのが東京並みの豊かさに追いつくことは絶対にでき...全文を見る
○岩國委員 今から八年前、九年前になりますか、阪神大震災のときに、私は国道九号、山陰の側におったわけですけれども、当時は、九州ナンバーが細い国道九号を占領しまして、地元の島根ナンバーは横断することもできないぐらいだったんです。これはもう、九州の経済力は大阪に、東京に大きく依存して...全文を見る
○岩國委員 それでは、広瀬知事さんにお伺いしますけれども、大分県の高校を卒業し就職する、県内就職率と県外就職率は今どれぐらいの比率ですか。
○岩國委員 大分県の場合は、全国平均よりも、いろいろな立地条件、あるいは今までの御努力で相当恵まれていらっしゃると思うんですね。全国のいわゆる地方というところの県は、大体四割か三割、そういったのが現状でして、若い労働力がどんどん東京、大阪に吸収されて、そして、高速道路ができ上がる...全文を見る
○岩國委員 私も、今横浜に住んで、そばを高速道路が走り、そばを二四六という一般道も走っておりまして、ところが、この二四六というのは一般の人が使うわけですけれども、最近はぎっしりと朝から晩までトラックが占領しているんですよ。  したがって、一般の人がなかなか走れないという意味で迷...全文を見る
○岩國委員 先ほど野間参考人もそういう御意見がありましたけれども、民間だったらきめ細かい料金設定をしてくれるだろう、それは一つの例かもしれません。  しかし、その程度のことはと言っては失礼ですけれども、私はお役人の方にもできることだと思うんですね。弾力的な料金設定ということは、...全文を見る
○岩國委員 広瀬知事さんらしく慎重に言葉を選んで御発言いただいておりますけれども、はっきり言って、要するに今までがお粗末過ぎたから、少しは変えてみたらよくなるんじゃないかという御意見でしょうか。
○岩國委員 私は、官の経験というのはごくわずか、六年間ぐらいしかありません。しかし、地方の市役所の職員ですけれども、本当に責任感を持って公務員というのは仕事をしていると私は思うんです。民間の会社に私は三十年おりましたけれども、その三十年で見てきたいろいろな会社もあります、外国の会...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  繰り返すようですけれども、こういう国家的なサービスというものを、なぜ国土交通省のお役人が、道路局長を先頭にして、私たちに任せてくれ、責任を持って民間会社なんかに負けないようなことをやってみせますと言ってこないのか、私は非常に心外に思ってい...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  道路の収入は売上利益に実態として反映されない、結果的に、道路株式会社といって誤解を招くような社名になっているわけですね。ですから、法案内容の修正どころか、私は、これは法案の名前そのものを変えないと成り立たないんじゃないかと思うんです。 ...全文を見る
○岩國委員 この収支状況、いろいろな試算が出ております。金利四%というところも確かに大きな問題であって、あの金利そのものが狂えば、四十五年ということも非常に赤ランプがともってきますし、また、四十五年の間にわずか一割しか、民間、民営化と言いながら、大きな幻想を持たせて、そして、値下...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  それでは、野間理事長さんにもう一問お伺いいたします。  アメリカもドイツもイギリスも、トラックの運転手さんは、税金払ったら、あとは無料で乗り放題ですね。日本では、税金払っただけでは勘弁してもらえなくて、使うと料金を払う。その上、自動車、...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。大変興味あるデータを提供していただきました。  要するに、アメリカのトラックに比べると、日本のトラックは五倍の税金を運んで走っているということですね。最近は、その税金を運ぶのが嫌だから、下の方を走ろうと。脱税とは言いませんけれども、節税として...全文を見る
○岩國委員 時間が参りましたので、終わらせていただきます。  四人の参考人の皆さん、どうもありがとうございました。
04月21日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第16号
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○岩國議員 ただいま民主党の高速道路事業改革基本法案について御質問いただきましたけれども、無料化した場合の債務返済は、今までの債務は国が承継することになっていますから、基本的には税で返済するということを基本点に考えております。  しかし、そういった債務返済のほかに、管理費用、補...全文を見る
○岩國議員 今、大変興味深く、石原大臣と樽床委員との質疑を伺わせていただきました。  私もああいう経済の世界に三十年おりましたから、やはり複雑な話というのはうまくいかない、これはマーケットの原理です。二番目に、複雑な話というのは投資家を惑わすことが多い。これは政治家として避けな...全文を見る
○岩國議員 先ほども岡本委員の方からも、そういった償還計画についての質問がありましたけれども、これは今までの資産も債務も国が承継することになりますから、当然、これは国の借金として税金で返済していきます。  しかし、税金だけではなくて収入も高速道路の事業には伴ってくるわけです。収...全文を見る
○岩國議員 主はあくまでも税金です。
○岩國議員 もちろん、我々も、税金はどんどん野放しで使っていこうというつもりは全くありません。今の財政事情は、我々政治家以上に国民の皆さんが痛切に感じているんですから、税金は少なくしなきゃならぬ。ですから、今まで以上に優先順位を厳しく選別し、また効率的な管理、補修というものを心が...全文を見る
○岩國議員 道路特定財源については、最終的には高速道路事業改革推進本部、これは内閣総理大臣が本部長という中で、予算の中での組み替え、あるいは道路特定財源のあり方を決めていくわけですけれども、今現在の考えは、この道路特定財源を直ちに廃止する考えはありません。料率を上げる考えもありま...全文を見る
○岩國議員 樽床委員の御理解で正しいと思います。
○岩國議員 他党のそういった党内のポストについて大変関心を払っていただいているようですけれども、この三カ月の間、一カ月の間とおっしゃいますけれども、佐藤代議士は、あれは去年、選挙の前の国土交通大臣を党内でやっていただいておりました。ですから、少し順序が違うんじゃないかと思います。...全文を見る
○岩國議員 この高速道路無料化というのは、年金の問題に比べてはるかにわかりやすいんですね。無料にするかしないか、それだけですから。新聞も、何回も繰り返し繰り返し、年金のようにああだこうだというふうなことを説明する必要もない。ですから、これはもう十分に国民の皆さんに知れ渡っていて、...全文を見る
○岩國議員 我々は、数字はもう既に示しております。数字というのは二つだけ、三という数字とゼロという数字。通行料はゼロ、時期はいつか、三年後、この二つさえあれば我々の法案は全部説明できるんです。一番基本的なことはそうでしょう。  通行料金を幾らにするか、一割下げるとか、二割下げる...全文を見る
○岩國議員 まず、債務返済スキームについて少し詳しくお話しした方がいいと思うんです。  民主党案は、三年以内に高速道路原則無料化する、これが三とゼロ、先ほど申し上げましたけれども、それを明記しているところです。民主党のマニフェストを忠実に実現するためのものは全然変えておりません...全文を見る
○岩國議員 二番目の、二重負担ではないかということについてですけれども、これは現在とどこが変わるんでしょうか。  私は、今の首都高それから阪神、そういったところの料金をさらに上げるならともかく、今の料金をそのまま維持して一定期間後にそれを廃止していきたい、そういう考えでおります...全文を見る
○岩國議員 中野委員から大変貴重な御質問をたくさんちょうだいいたしまして感謝しておりますけれども、これは一番大事なところだろうと思います。  民主党は、国が債務を承継し、国の責任においてということは、予算の中で債務を処理していく。なぜなら、四十五年後に有料化制を廃止して、四十五...全文を見る
○岩國議員 大変迫力と意欲に満ちた御質問というか御提言をいただいて、私も、聞いているうちに、それほどいろいろとやること、できることがあるならば、中野さんのような方が社長になられるんだったら、ちょっと考えないでもありませんでしたけれども、しかし、私は、この民営会社にはいろいろな問題...全文を見る
○岩國議員 高木委員の御質問にお答えしたいと思います。  まず、この基本法案ということを考えましたのは、我々がそうした、二年前でしたか、交通基本法案というのを提示し、これは残念ながら廃案となっております。  この高速道路無料化という政策を我々が党として正式にマニフェストとして...全文を見る
○岩國議員 私自身も、この課金という言葉には、もう少し優しい言い方はないかなと思っておりますけれども、はっきり言って、これは通行料というふうに理解していただいていいと思います。  通行料以外に何か新しい新税を設けるとか、そういったようなことを今現在、我々、考えているわけじゃなく...全文を見る
○岩國議員 高木陽介議員の質問にお答えしたいと思います。  まず最初に、高速道路を無料化すれば現在の四公団の収入はなくなりますけれども、債務返済その他の財源をどこから持ってくるのかということでありますけれども、民主党がマニフェストで掲げました高速道路原則無料化を実現した場合には...全文を見る
○岩國議員 先ほど高木委員の御発言の中に、借金減らしは景気ダウンにつながるんじゃないかという、私の聞き違いでなければそのようにおっしゃっていたと思うのでありますけれども……(高木(陽)委員「いや、景気ダウンじゃなくて景気頼み。景気頼みでそれを返そうとしていると」と呼ぶ)景気頼みで...全文を見る
○岩國議員 数字がないないとおっしゃいますけれども、私は、午前中、申し上げました。一番大切な数字は既に明確にしてあります。政府の案にはそれさえもないんです。  三年後というものに相当する数字がどこにありますか。四十五年という、ただ希望的観測しかないんです。通行料金の収入はどうな...全文を見る
○岩國議員 ETCについては、私どもの考え方は以下のとおりです。  これは、無料化を行った後でも課金の制度が残る区間も一定期間、一定路線について存在するということ、したがって、その区間についてはETCの利用によってスムーズな料金徴収が行われるというメリットはこれからも継続して存...全文を見る
○岩國議員 再雇用対策については、例えば千二百十三の料金所は撤廃される、千二百十三の料金所に使われているお金が千二百億円。  例えばの案ですけれども、千二百億、千二百の老人ホームに毎年一億円、そしてそういうところで働いていただく。こういった雇用対策も選択肢の一つとしては考えられ...全文を見る
○岩國議員 物事の考え方として、今ある雇用の場を守らなければならないから今の有料制を守らなければならない、したがって、二重三重の負担というものを利用者に押しつけなければならないというのは、私は本末転倒だと思うんです。  国民全体の経済をいかに活性させるのか、そして、高速道路とい...全文を見る
04月23日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第17号
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○岩國議員 葉梨委員の御質問にお答えしたいと思います。  まず最初に、三とゼロしかないという答弁、確かに私はいたしました。それは、しっかりと私の答弁を聞いていただきたいと思います。三とゼロさえもない、その例えとして私はそれを使っておりますし、三に相当する三十年とか二十年とか十五...全文を見る
○岩國議員 強制できる条項はありません。しかし、繰り上げ償還条項がついているものは少なくとも手が打てるということを私は答弁申し上げております。  それから、国債と政保債、政府案は政府保証のついた債券です。我々民主党案は国債です。国債と政府保証債は、どこの国においてもスプレッドが...全文を見る
○岩國議員 端的にとおっしゃいますから、なりませんとお答えしておきます。
○岩國議員 民主党の考えていますのは、こういった道路財源も含めて、要するに地方自治体に、今の個別的な補助金の体制を、一般交付金と総合的な交付金の体制に切りかえていく。その中で、島根県は島根県なりに、茨城県は茨城県なりに、やり方もこれから選択肢が広がっていくでしょう。  二番目に...全文を見る
○岩國議員 老人ホームを建設するかどうかの議論をここでしているわけではありません。我々が政権をとれば、老人ホームはどれぐらいそのために予算を使うか、使わないか。また、自治体によって、たくさんあるところとないところと、いろいろあるでしょう。我々がなぜここで、老人ホームを幾つつくる、...全文を見る
○岩國議員 地方の高速道路だから課金をする、中央だからしないとか、そういう地域的な差別をすべきではないと我々は考えています。関東だろうと、それから島根だろうと、新しい高速道路をこれからつくろうというときには、原則として無料ということを私どもは申し上げております。何度もこれは繰り返...全文を見る
○岩國議員 穀田委員の質問にお答えしたいと思います。  まず、民主党は、政策の中でもとりわけ雇用対策を重視しているところでありますから、決して、高速道路無料化ということについて、失業者が町にあふれるということを想定しているわけではなく、むしろ、これによって雇用の場が広がっていく...全文を見る
○岩國議員 官から民へ、民でできることは民でということは民主党としても繰り返し申してきたわけでありますし、今小泉総理が答弁されたように、我々も意見をともにするものであります。  しかし、先日の参考人の意見を聞きましたときにも、公共財を使って公共サービスを展開するというのは、民で...全文を見る
○岩國議員 繰り返すようですけれども、実際にできるかできないかということを四十五年先に、三十年間かかってできなかった約束を今度は四十五年という、さらに土俵の場所をずらしてまで、これがどうやって信用できるんでしょうか。三が信用できないんだったら、四十五の方がもっと私は信用できないと...全文を見る
○岩國委員 あっちへ座ったりこっちへ座ったり、大変民主党も人使いの荒いところでございますけれども。  岩國哲人でございます。  民主党を代表して、総理に主として質問させていただきたいと思います。  これは国土交通委員会とは全く関係のないことで一問。これは、私の順番、めぐり合...全文を見る
○岩國委員 総理御自身は、今まできちんと支払っていらっしゃったという公的な記録をお出しになる御用意は当然おありだと思いますけれども、その点だけ確認させていただきたいと思います。
○岩國委員 しつこいようですけれども、公的な記録をお出しになる用意がいつでもおありだと。私自身は余り関心は持っておりませんけれども、そういう要求があればお出しになれるということでよろしいでしょうか。
○岩國委員 それでは、この民営化法案について総理に質問させていただきます。  総理自身は、上場を目指して、こういうことをおっしゃっているわけですけれども、この上場自身について、総理は、民営化会社六社、一応誕生するわけですけれども、この六つの民営会社が上場できるというお話は、だれ...全文を見る
○岩國委員 そうすると、民営化推進委員会からの報告書に、上場できる、すべきだということが書かれていたことでもなく、今のお話ですと、総理自身の希望あるいは思いという言葉でずっと上場ということをお話しになったんでしょうか。一度でも周りの方に、あるいは担当の役所に、これは上場できるかど...全文を見る
○岩國委員 確かに、今まで、戦後、民営化が行われ、NTTも上場されました、JRも上場されました。しかし、NTT、JRと決定的に幾つかの点において今回の道路公団は違っておるのです。何が違うか。まず、上下一体でないということなんですね。  JRの上場申請が行われたときに、JRも、総...全文を見る
○岩國委員 JRの場合にも、上下分離で上場できる、そういう見通しで申請をし、取引所と交渉を始めたのです。しかし、実体がない、資産のない会社の上場は認められない、資産のないところに自主的な経営権がない。したがって、急遽方針を転換して、上下分離から上下一体に切りかわったのです。そうす...全文を見る
○岩國委員 第二の問題点は、政府保証をつけるということです。  政府保証をつけるというのは、上場会社としての資金調達能力が恵まれない、増資もできない、社債を発行しても、上場会社でないから買い手が見つからない、そういう会社に対しては政府保証をつけなければならないのです。  しか...全文を見る
○岩國委員 そこで、この道路民営会社ですけれども、総理、今までこの四十年間、日本は高速道路をつくって、借金をして、金利を払って、そして立派に道路が日本各地にできたわけですけれども、三十年後には無料制にいたします、それまでは国民の皆さん通行料金を払ってくださいと、三十年後に無料化と...全文を見る
○岩國委員 私もそのような資料をいただいております。つまり、四十四兆円徴収して、その大半は金利として消えているんです。国民への福祉でもなければ老人ホームでもなければ、要するに、日本銀行と金融機関とお金持ちに奉仕したのが三十兆円なんです。一般の人から四十四兆円集めて、そして三十兆円...全文を見る
○岩國委員 受け取りが百二十六兆円、これも先ほどから私が、景気任せ、車任せ、人任せと言っている、しかし、試算は試算としてその数字は使わせていただいたとしても、金利の方はきちっと出ていかなければ、四%の場合、五%の場合あるいは七%の場合。七%の場合には、私のラフな計算ですけれども、...全文を見る
○岩國委員 民主党は確かに、総理に対して、何度も何度も予算委員会で、国債発行については制限的であるべきだという意見を申し上げてきましたから、総理の今の御発言になったと思います。  しかし、民主党は政府紙幣の発行に一遍も反対したことはありません。もちろん賛成したこともありません。...全文を見る
○岩國委員 恐らく、小泉総理は、この民営化推進のときは上下一体ということを思っておられて、恐らく今でも、夢の中では上下一体でずっと考えていらっしゃる。だから今のような答弁をされるんです。これは上下一体じゃないんです、総理。石原大臣の説明をよく聞いてください、これは上下分離で来てい...全文を見る
○岩國委員 時間が参りましたのでこの辺で終了いたしますけれども、再度繰り返します。  上場の可能性が極めて少ない、そして社名そのものも投資家に多くの誤解を与える、そして複数の会社の間で利益調整、業績調整が行われる、こういう奇妙な民営会社を私はつくってはならない、そのように思いま...全文を見る
○岩國委員 皆さん、大変お疲れのところ申しわけありませんけれども、最後の一時間をおつき合いいただきたいと思います。  まず、石原大臣にお尋ねいたします。  この管理費の中で、人件費が占めるウエートは大体何割ぐらいですか。
○岩國委員 管理費のいろいろな定義があるようですから、端的に、毎年の人件費は幾らですか。大きい管理費だろうと、小さい管理費だろうと、人件費が何百億と、概数で結構ですから。
○岩國委員 我々がちょうだいしました債務返済イメージの試算例、この四月九日付の一枚目のところに、管理費は三〇%カットというところがありますね。この管理費というのは、絶対額で幾らですか。そして、三〇%カットというときには、今の人件費も対象になるんですか。
○岩國委員 人件費の抑え方というのは、ある程度人員も削減して、それから一人当たりの給料は落とさないというやり方もあるでしょうし、この間、秋田県知事さんがおっしゃったように、公務員もある程度の賃下げは受けてもらわなきゃいかぬというやり方もあるでしょう。また、その組み合わせもあるでし...全文を見る
○岩國委員 これは、十七年度にその三割カットを実現するという前提で、この試算をつくっていらっしゃいますね。ですから、十七年度といっても、もうあと一年そこそこで三割カット、これは相当な大なたを振るわれるんだなと思いますけれども、私の経験あるいは見聞きした範囲では、人を一人も減らさな...全文を見る
○岩國委員 こうした管理費コストという細かい点、しつこくお伺いするわけですけれども、これはこの試算イメージ、金利もそうです、通行料収入もそうです、将来の予測ですから大変御苦労されたこと、よく私もわかります。金利もマーケット任せだし、通行量も景気任せ、お天気任せだし、しかし、管理コ...全文を見る
○岩國委員 石原大臣は行革大臣も担当され、私もその委員会で何回か質問させていただいたことがありましたし、そうした行革に大変熱心に取り組んでこられたと思います。  広い意味で言えば、この道路公団も行政改革の大きな柱であり、そして、その管理コスト、運営コスト、行政コストを下げるとい...全文を見る
○岩國委員 こうした委員会の答弁で発言されたことをお約束という大変重みのある、さらに裏づけのある発言をちょうだいしたわけですけれども、そこで、近藤総裁に御答弁をお願いいたします。  道路公団の運営責任者として、就任されたときに人員整理については断固として行わないということをはっ...全文を見る
○岩國委員 総裁はわざわざ読んでいただきまして、それは私も資料をいただいて読んでおります。しかし、それがあるからといって、人員整理を行うのか行わないのか、何もはっきりとそこには出てこないわけです。お気持ちはわかりますよ。だれだって、責任者になれば、人員整理というのは一番やりたくな...全文を見る
○岩國委員 それでは、次の質問に移ります。  二月二十七日に行われたこの部屋での国土交通委員会の議事録に、石原大臣の発言として、これは上場に関する質問が出たときだ、早期に上場できる条件を整えてその保有株式を売却するということは極めて重要であると、総理も昨日の予算委員会で答弁をさ...全文を見る
○岩國委員 今のPA、SAの、サービスエリアの建物というのは、一〇〇%これは今度の民営会社の資産としてバランスシートに計上できるんですね。局長答弁の後、石原大臣から先ほどの件の御答弁をお願いします。
○岩國委員 これは、東京証券取引所のだれと、いつ確認をおとりになったんですか。  局長の最後の言葉と我々は思っております。JRも全く同じことをやっておったんですよ。そして、具体的に上場の手続を開始したら、仕組みを振り出しに返してつくり直さなきゃならなかったんです。  JRは、...全文を見る
○岩國委員 具体的に、どの路線をどっちにつけるとか、あるいはどの施設を幾らで買わせるとか、どこにつけるとか、バランスシート、六社のそれぞれにいろいろな割り当て、箇所づけというのは皆さんがお得意なことですから、それは立派にされるだろうと私も思っていますよ。  しかし、この委員会に...全文を見る
○岩國委員 私が申し上げているのは、規模がどうとか利益がどうとか、そういう計数的なもの以前に、基本的な枠組みで、この枠組みを変えなきゃいけませんよと言われる心配はないという確認はおとりになったんですか、その点を聞いているのです。  端的に言えば、上下一体なのか上下分離なのか、上...全文を見る
○岩國委員 JRの場合に問題になったのは、三つの点が問題になったのです。  一つは、重要な営業施設が他者の所有であるということ、これが一番。それから二番目には、JR三社の間で収益調整が行われる、そういう仕組みになっておったということ、これが二番目のバツ印。三番目が、今局長のおっ...全文を見る
○岩國委員 これ以上追及しても、どこまで調べた、どなたと会って、どう言われたということをおっしゃらないだろうと思います。  しかし、これは非常に大切な点だということ、しかもJRはそれで大変苦労させられたということ、この点を踏まえれば、上場がほとんど前提になっている民営化話なんで...全文を見る
○岩國委員 この上下一体でなければならないとおっしゃったのは、それを承知でおっしゃったとすれば、総裁は、道路サービス業よりは飲食業の方が基本業務だと思っておられるのじゃないですか。PA、SAの飲んだり食ったり、車が走る部分じゃなくて車がとまる部分の上下一体、これが実体的な上下一体...全文を見る
○岩國委員 総裁のその御判断というのは、どちらかといえば、一〇〇%自主性が確保できているのは付随的な業務についてだけであって、基本的な業務においては、総裁自身は、今でも私は、資産を持たない会社の自主経営権というのはどういうものか、それは伊藤忠商事においていろいろな会社をたくさんお...全文を見る
○岩國委員 もう一点お伺いいたしますけれども、債務償還が終わっても料金を取り続ける、こういう発言を記者会見でなさっていらっしゃいます。つまり、四十五年後に債務が全部償還されても料金を取り続けるのは正しいんだ、それが公平な考え方だというふうにお考えですか。
○岩國委員 それは一つの新聞だけじゃなくて、複数の新聞がそれを紹介しております。  そして、そうした管理コストが必要だから、その管理コストの負担は使う人に負担してもらった方がいい、そういった趣旨の発言をされて自民党の中でも大騒ぎというふうなことまでが記事の中に書かれておりました...全文を見る
○岩國委員 その点においては、我々三年後に無料化、総裁は四十五年後に無料化、管理コストはそれぞれ税金、その点については同じだと思います。ただ違うのは、政府は四十五年かかる、こっちは三年かかって無料化を先に実現しよう。  さて、この無料化について、近藤総裁が昨年の十一月、この民主...全文を見る
○岩國委員 それでは撤回されますか。無料化を掲げてきた、日本で最初の政党は自民党だったんです。そして、無料化というのは二〇〇二年に実現することになっておったんですね。  そして、今度は、これから四十五年先に延びましたけれども、四十五年たったら日本の高速道路は無料。無料だけれども...全文を見る
○岩國委員 総裁の御答弁は二転三転しております。そういった償還経費について言ったんだということは一度もおっしゃらなかったでしょう。すべての物には適正なコストがある。つまり、一般理論として私に答弁されたし、そのただほど高いものはないとおっしゃったときの総裁の表情、それからそのときの...全文を見る
○岩國委員 明らかに、予算委員会で何の問題を議論しているかということをよくおわかりになった上でそのように御発言されたということは、私は適切な発言ではなかったと思います。  それでは、あと時間が少々残っておりますから、もう一つお伺いしますけれども、このイニシアル問題について、就任...全文を見る
○岩國委員 我々民主党は、理事会を通じて、藤井前総裁に何度も何度もこの委員会に出席していただきたいと。それは、イニシアル問題に限らず、この道路公団について一番長く、一番深い経験を持っておられるのは藤井前総裁なんです。だからこそ、我々は前総裁に聞きたいことはたくさんあります。イニシ...全文を見る
○岩國委員 これは一部の小さな私企業の社長交代の話とは全く違うんです。こういう国民の財産を管理し、公的サービスを提供し、そして税金でそういう職についておられた方お二人がいまだに顔合わせもしていない、これは私はびっくりしました。  私は、何回かソーシャルな意味ではお会いになってい...全文を見る
○岩國委員 しかし、そういった国民的疑惑の解明のためには、近藤新総裁は今後ともその努力を傾注されることを私は希望しておきたいと思います。  また、本日は、いろいろと失礼な発言もさせていただきました。近藤総裁の勤務された伊藤忠さんと私は三十年間おつき合いさせていただいた、そのこと...全文を見る
05月10日第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第12号
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○岩國委員 おはようございます。  民主党を代表いたしまして、質問をさせていただきます。  まず最初に、いわゆる日米物品役務相互提供協定改正協定第五条第三項に、日本語、英語、両方ともでありますけれども、「日本国の自衛隊による武器の提供」という記述に対して「アメリカ合衆国軍隊に...全文を見る
○岩國委員 アメリカ側にわざわざ問い合わせていただいたようですけれども、この草案をつくったとき、あるいは古い協定を検討したときに、お互いにどういう理解をしておったんですか。極端な話、私が質問しなかったら、じゃ、問い合わせしなかったみたいな話になりますけれども。  こういうことに...全文を見る
○岩國委員 「武器システム」という概念が日本には存在しないんですか。これだけ広範囲にいろいろな国との情報交換が進み、あるいは法制度やあるいは協定を進めながら、日本はいまだに「武器」という表現しかできないのか。「武器システム」という表現が確立されておらないからなのか、あるいはあえて...全文を見る
○岩國委員 こだわるようですけれども、こういう文章の表現そのものも、できるだけ対等の精神というものがどこにも、隅々にまで私は行き渡るべきものだ、そう思うからです。  それから、今確認されましたように、英語の表現でも、「ウエポンシステムズ」と複数になっているということは、アメリカ...全文を見る
○岩國委員 このACSAに相当するものは、アメリカはよその国とはどことも協定を結んでおらないわけですね。そういう前提でなら今のお話は納得できますけれども、ACSAに相当するものが他国との間に結ばれているとすれば、当然、この書き分けの問題というのは今おっしゃったように出てくるわけで...全文を見る
○岩國委員 要するに、多数の国とこのような協定を結んでおって、それぞれの国内法云々ということでありますけれども、ちゃんと書き分けをしているかどうかということの確認をもっととるべきじゃありませんか。アメリカの大使館かどこかに聞かれて、そう説明を受けました、はい、さようでございます。...全文を見る
○岩國委員 私自身も含めて多くの人は、恐らく理解できないと思います。こういう大事な協定がなされておって、それがいろいろな国において、アメリカだけではなくて、相手の国においても一般的に公開されておらないとか、あるいは、十年たったそれさえも公表されておらないとか、私は、随分調査が不十...全文を見る
○岩國委員 今、大臣の御答弁をいただきましたけれども、外国人もその対象になるということ、それから、肉体的、人権的な損失は含まれないということ、この二点は条文の上でどこで明示的に表現されておりますか。
○岩國委員 法律の上でははっきり明示的には書かれていないということでありますけれども、今の大臣の御答弁をもってそのように運用されるというふうに理解してよろしいわけですね。
○岩國委員 次に、武力攻撃事態等において自衛隊あるいは米軍が高速道路を利用する場合のその高速道路の通行料金は支払う必要があるのかどうか。  現在、道路公団民営化の法案も出ておりますけれども、これから四十五年間、自民党・政府案によれば通行料金を徴収する、我々民主党は三年から先は高...全文を見る
○岩國委員 御確認していただきまして、ありがとうございました。  次に、消防車等の緊急車両、あるいはボランティア、あるいは、民間組織であるけれどもかなり継続的にそういったことに協力しておって存在感が十分に認知されておるようなところ、急に何かボランティアでございますと言ってあらわ...全文を見る
○岩國委員 それでは次に、いわゆる国民保護法案について、三点お伺いしたいと思います。  武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律案の中で、国民と住民はどのように使い分けをしておられるのか。在日外国人は国民に含まれるのか、住民に含まれるのか、両方に含まれるのか、ど...全文を見る
○岩國委員 例えば、国民という概念は非常に広いわけでありますけれども、日本国籍を持って、その時点において外国にいた、しかし、帰らなければならないのに帰ることができなかった国民、これも当然、損失の補償に条件的には私は対象になるだろうと思うんです。  逆に、日本にたまたま居住してお...全文を見る
○岩國委員 同じ国民保護法案の中で、次のような条文があります。「国及び地方公共団体は、自主防災組織及びボランティアにより行われる国民の保護のための措置に資するための自発的な活動に対し、必要な支援を行う」、こういうところがございます。具体的にどのような支援をされるお考えがあるのか。...全文を見る
○岩國委員 同じ地域に複数の町内会が存在するということは極めてまれだろうと思います。しかし、これからはそういう可能性がふえていくという蓋然性は否定できないわけでありまして、そうした場合における、緊急事態におけるそういった住民に対する避難指示、そういったものが行政的にどういうふうに...全文を見る
○岩國委員 そうすると、世界の軍隊あるいは軍隊に近い組織の中で、国内で使う名刺と国外で使う名刺が違っているのは日本の自衛隊だけですか。つまり、表の日本語の方は軍隊でないと書かれてあって、裏の英語で書かれた方は全部軍隊と書かれている、そういう組織は日本の自衛隊だけなんですね。
○岩國委員 確認どうもありがとうございました。  という御答弁に基づいてさらに伺いますけれども、そうしますと、外国では軍隊として行動し、そして、国境を越えて日本国に入ると途端に軍隊としての権利も資格も喪失するということになるわけですね。  そうすると、アメリカ合衆国の軍隊と共...全文を見る
○岩國委員 ジュネーブ条約との関連において再度お伺いしますけれども、ジュネーブ条約で禁止されている、その禁止項目の対象になるというときに初めて、日本国内においても自衛隊は軍隊としての扱いを受ける、こういうことなんでしょう。  つまり、日本国内においても、軍隊でないということがは...全文を見る
○岩國委員 今、林局長、答弁の中で、自衛のためにだけ武力を行使する、そういう軍隊であると。私は、そういうことを憲法の上ではっきりさせないからこういう混乱が起きてくると思うんです。国境の外へ出たら軍隊、自分の国へ帰ってきたら軍隊という肩書を外さなきゃいかぬ、こんな二重人格の組織とい...全文を見る
○岩國委員 憲法にはっきりと書き込むことによって初めて、憲法に書いてあるから中学校の先生が社会科の時間に教えることができるわけです。憲法にも書いてないようなことを、あの政党はこういう定義を言っている、あの政党の中では、あの人とこの人がこういう協定をしてこういう軍隊組織を言っておる...全文を見る
○岩國委員 それでは、井上大臣、川口外務大臣にも同じようにお伺いします。  こういった、自衛隊を憲法上明確に位置づけること、表現云々は別として、それについて賛成ですか反対ですか。それぞれの大臣の御意見をお伺いします。
○岩國委員 それぞれの大臣の御意見を伺いましたけれども、戦後何十年ということをまだ二十一世紀になって言っているのは、要するに、問題の先送りにしかすぎないと私は思うんですね。  憲法にどのように規定するかということをもっとまじめに、真剣に、そうしないから、いろいろな国際協定を結ん...全文を見る
○岩國委員 外務大臣は女性であられますけれども、女性の場合もかなりこの虐待被害の被害者の立場に立っているわけですね。御自分がそういう目に遭われたらという思いも含めて、今までに報道されたことについて、外務大臣として、ジュネーブ条約に違反している可能性があるという程度の表現で済む問題...全文を見る
○岩國委員 私は断定しているわけじゃありません。しかし、少なくとも、一行だけ、今までに報道されたことが事実であるとするならば、点を打って、日本の政府としてはこう考えると。それは、事実であるかどうかは、アメリカ政府でさえも一〇〇%はまだわかっていない、こういう立場をとっている以上、...全文を見る
○岩國委員 時間が参りましたので、終了します。  御答弁ありがとうございました。
05月12日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第20号
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○岩國委員 おはようございます。民主党を代表いたしまして質問させていただきます岩國哲人でございます。  まず、今回の景観緑三法案の中で、広告物についていろいろな規制を強化していこう、私は大変好ましい規制であろうと思っておりますけれども、看板の規制については、許可する段階での規制...全文を見る
○岩國委員 地方自治体でいろいろな権限を使って実行することは、昨日も金沢市長さんのお話を伺いました。そして、これからは、もう個別にあちこちに看板を掲示させるのではなくて、集合的にやってはどうかという提案もなさっていらっしゃって、これは非常にいい提案ではないか、そのように思っており...全文を見る
○岩國委員 政治活動の自由ということは、ちょうど営業活動の自由。しかし、それも広告物に関しては規制しようという方向にありますから、いつまでも政治活動だけが特権を与えられるというよりは、やはりそれは歩調を合わせて、政治活動についても、これだけ美観だとかまちづくりだとか景観だとかいう...全文を見る
○岩國委員 それでは、この問題はそれぐらいにしまして、次の問題に移らせていただきたいと思います。  次は自動販売機。  世界の中で日本ほど自動販売機がはんらんしている国はないと言われるわけですけれども、こういったものについて、これは災害時の障害にもなる、消防車等の活動について...全文を見る
○岩國委員 そうした自動販売機の多くを見ますと、大抵のところは軒下に、公道に接し、すれすれのところまで軒下を使っているんですね。もちろん機械そのものは公道にはみ出ているわけではありませんけれども、人が公道に立たなければ利用できない向きになっているわけです。  ということは、民間...全文を見る
○岩國委員 難しいからやめるとか、難しいから前向きの検討もしないというのは、私はちょっとおかしいと思いますよ。難しいからやめるのは民間企業の論理であって、難しいからこそ役所があるんじゃないですか。易しいことだったら役所なんか置く必要はないんです。私はそのように思います。  次に...全文を見る
○岩國委員 これは名木になればなるほど古い屋敷に、あるいはお寺に立っているものが多いわけですが、その周りの環境は激変しているわけです。  最近、国土交通委員会で、私も御一緒して京都市に視察に出かけましたけれども、今まで低い木づくりの家が隣にあったのが、突然大きなマンション。当然...全文を見る
○岩國委員 木や植物から、今度は川の話に移らせていただきます。  地方における河川の水面、水の面積、これは江戸時代に比べると、今では、この東京、首都圏の水の面積、池とか川とか、水面の広さそのものが江戸時代に比べて半減しているんです。半減しているだけではなくて、川へ行くまでの距離...全文を見る
○岩國委員 目指していらっしゃるというお考えはよくわかりましたけれども、何年後にはどれぐらいの水面を回復したいという目標値は持っておられますか。例えば、いただいた資料なんかによりますと、国交省の方でもいろいろな調査をしていらっしゃるようですけれども、十年間にどれぐらいの水面を回復...全文を見る
○岩國委員 次に、川に関連して、今度は橋の問題についてお伺いしたいと思います。  橋は、それぞれの地域住民がいろいろな希望を出す場合もあるし、出さないで、昔で言えば建設省、今の国交省がどんどん進めてしまう場合もありますし、最近は、地元の住民あるいは議会の意見を聞いてからデザイン...全文を見る
○岩國委員 道路とか建築物についてはかなり意識が進んできているという印象を私はこの法案の中から受けますけれども、やはり橋についても、大阪の場合には、八百八橋と言われたぐらいに橋の多い町であったわけですね、浪花は。しかし、八百八橋といっても、全部というわけにいきませんけれども、やは...全文を見る
○岩國委員 こういった緑の比率、当然、東京と出雲市を比べるというのは不公平な話ですから、もともと緑しかないようなところと緑を失うことによって栄えたところと、簡単に比べるわけにもいきません。  したがって、人口規模等で類似のところとは、自分のところのいいライバル、いい意味の好敵手...全文を見る
○岩國委員 出雲市は、環境探偵団とか、それから緑の少年団、木づくり校舎。夏休みには、塗り絵ノートで五十の木の種類を覚えさせる。名前を覚えなければ愛情というのはわいてこないものです。人間と人間が仲よくしたいと思うときは、まず一番最初にやることは名前を覚えることです。  ですから、...全文を見る
○岩國委員 政党に対する献金であったとしても、かなり巨額なものがこれは集中的に行われているわけですね。  ですから、我々、石原大臣とこうしていろいろな法案について議論させていただき、充実した審議に対して、私は、ある程度の評価をしてきておりますけれども、こうした新聞の一面に、我々...全文を見る
○岩國委員 本日中にそれは決着をつけていただきたいということを要望して、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
06月16日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第26号
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○岩國委員 おはようございます。民主党を代表して質問させていただきます岩國哲人でございます。  いよいよ国会も最終日、この最終日の大変きつい日程の中を、こうして大臣以下、皆さん御出席いただきまして質疑をさせていただきますこと、大変感謝しております。  この国会を振り返ってみま...全文を見る
○岩國委員 そもそも都市整備公団は、事業者を公募する時点で、募集要項の中にはっきりと、集合住宅を建設することと、これを制約づけていますね。集合住宅、つまりマンションをつくりなさい、こういう前提で募集をしている。しかし、そこにマンションができるということを前提にするならば、事前に周...全文を見る
○岩國委員 その要項をつくられたのはいつで、配付されたのはいつで、それから、会長と直接に会って説明されたのはいつなのか。再度御答弁をお願いします。
○岩國委員 その募集要項の中に、住民に対して指針を示された中には、緑地帯を残すという指針案を使用して説明されたんでしょう、二月二十六日には。ところが、業者向けの募集要項の中にはなぜその文言が削除されているんですか、緑地帯を残すという文言が。  違った書類を使って、住民にはこの書...全文を見る
○岩國委員 ですから、その辺がおかしいのじゃありませんか。  この青葉区というのは、私も今そこに住んでおりますけれども、つい十年前までは緑区の一部だったんです。緑区から分家して、今でも青葉区に住んでいる人は緑区だと思っている人があるし、緑も青葉も似たようなものですけれども、緑か...全文を見る
○岩國委員 そういった住民の皆さんの不信を招くような行為を、一民間開発業者ならともかく、都市公団、島根県でも神奈川県でも東京でも同じことですけれども、やはり役所に対する信頼感というのは、薄れたりといえども、今でもかなり強いものがあるんです。お上を頼る、お上だから信用しよう、都市公...全文を見る
○岩國委員 都市公団の今までの案件の中で、その契約解除条項が発動された例はありましたか。あったとすれば、具体的に、いつ、どこの案件で発動されたことがあるか、御説明ください。
○岩國委員 皆さん大変まじめにお仕事をしていらっしゃることは私もよく理解しますけれども、事前の説明といい、きょうの説明といい、事前の説明では条項がないような説明を私は受けておったし、その後、お調べになると条項があるということ。その程度の条項だからこそ、発動されたことは一回もないん...全文を見る
○岩國委員 そういった点について、行政に対する不信、あるいは都市公団の仕事の進め方に対する不信ということがこれ以上広まることのないように、この絶滅危惧種と言われる問題、そして、地名があおば山の手台地区と、青葉という名前、山の手という名前、いかにもこれからの人たちが買いたくなるよう...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  ぜひとも、そういう強い方針、そして、行政は変わったんだ、国土交通行政は、緑や景観やまちづくりについてはもう根本的に変わってきたんだということがよく隅々までわかるような、これは都市公団の開発行政を含めても、緑の保存、それからこういった動物、...全文を見る
○岩國委員 こうした補助金、交付金、いろいろな名称はありますけれども、とかく行われるのは、そのときに交付金を決裁した官庁、それから、それを受けた自治体の市長、知事、五年、十年たったらかわっているでしょう。結果的にそれはあいまいにされたままで、厳しい評価というのが、民間会社の場合で...全文を見る
○岩國委員 地域の人が失敗したから結果的に地域の人が目的を達成できなかったという形において責任をとっているんだという考え方もそれはあるでしょうけれども、しかし、交付金というのはその地域の人以外の税金がそこへ使われているわけですから、私はもうちょっと厳しい線がそこへ出されるべきじゃ...全文を見る
○岩國委員 これだけ全国的なダム予算が削られている中で、本当に毎年六百億の予算が確保できるのかどうか、私たちは非常に危惧を感じているわけです。また、こうした一都四県の関係するところがそれだけの負担を県予算の中でちゃんと計上しているのかどうか。それから、その水を利用する計画、利水計...全文を見る
○岩國委員 それでは、当時副会長だった井堂氏のおっしゃっていることは、これが虚偽だということでしょうか。
○岩國委員 顔は浮かばないけれども、名前は御存じだったんでしょうか。お会いになったことは全くないということですか。
○岩國委員 この件については、我が党の他の委員からも質問が出るかもしれませんし、引き続き民主党としてもこの疑惑を解明しなければ、国土交通大臣の権威としても問題があろうかと私は思いますので、その点を申し上げて、私の質問を終わります。
10月19日第161回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○岩國委員 おはようございます。本日は、久しぶりに予算委員会で小泉総理初め各大臣に質問させていただきたいと思っております。  私の選挙区は昨年から横浜市の青葉区、緑区、総理もよく御存じのところだと思いますけれども、そこでは年金問題、イラク問題、街頭演説をしておりますと大変関心が...全文を見る
○岩國委員 そうしたゼロ金利政策は結局どこの国の経済を下支えしているのか。アメリカの経済の下支え、アメリカ経済を支えるために、PKOに日本のお金が動員されているわけです。そういう一面もあるということも御承知いただきたいと私は思います。  それからもう一つは、国債発行と日銀券の発...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  やはり、経済、企業活動を担当する大臣として、若い人に希望を与えるというのが一番大切なことですよ。これは政治家全体に言えることであって、世界の政治家が一番苦労しているのは、税金を取ることじゃありません。若い人にどれだけ希望を与えるか、これが...全文を見る
○岩國委員 そうした職を求める若者と提供する企業、そのミスマッチも問題ですけれども、私は政策のミスマッチが一番問題だと思っているのです。一番大きな三つの三金政策、ああいう大きなミスマッチを起こしている限り、日本の体力は決して回復することは私はないと思います。  次に、総理に、政...全文を見る
○岩國委員 残念ながら質問時間がなくなりましたので、これで私の質問を終わりますけれども、私は、総理は、一議員として、一政治家として、具体的な議論にもどんどん発言されるべきです。それだけの経験を長く持っていらっしゃるわけですから。  私は、我が党の小沢一郎代議士の意見も聞きました...全文を見る
○岩國委員 そして、年金受け取りには年金手帳、番号がついている。政治家自身も、私は、番号をつけて、きちっと行儀よくなれるような仕組みを持つことも必要ではないかということを最後に申し上げまして、私の質問を終了いたします。ありがとうございました。
10月29日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○岩國委員 おはようございます。民主党の岩國哲人でございます。  谷垣大臣と伊藤大臣に、財政一般、それから金融行政について幾つか質問させていただきます。  まず最初に、ことしの数多くの台風、とりわけ最近の新潟の大地震、けさも新潟では寒い寒い朝を迎えられた多くの方がいらっしゃる...全文を見る
○岩國委員 委員長、今の答弁でおわかりになりましたか。数千億円と。一千億円のことを数千億とはだれも言いませんから、二千億以上九千億の間ということでしょう。その程度の漠然とした数字で対応されようとするんですか。  こうした自然災害が話題になっているときに、これに関連して業界にどれ...全文を見る
○岩國委員 一社当たり最高金額でどれぐらいの負担が今現在では既に想定されていますか。破綻した大成火災海上の場合には、七百億円の支払いで経営破綻が起きたわけです。ことしのこういった自然災害、昨年に比べて明らかにふえています。一社当たり最高限度は、名前をおっしゃらなくても結構です、A...全文を見る
○岩國委員 現地における災害への対応を進めると同時に、金融庁においても、こうした金融的なマイナスインパクトが、新潟の地震が丸の内の直下型の地震になったということのないように、しっかりとそういう保険会社の経営に対するインパクトというものはお調べになるべきだと私は思います。  この...全文を見る
○岩國委員 それでは、早急にそういうことを業界として、これは当然私はディスクロージャーの対象にもなるべきだと思います。  各年度において、満額支払いの件数は幾らあったのか、満額支払われなかったケースはどれぐらいあるのか、訴訟に持ち込まれたケースがどれだけあったのか、その訴訟の結...全文を見る
○岩國委員 八月十九日に予告された、その原因は何ですか。何に基づいて予告されたんですか。どこからの情報、いつ入手して。
○岩國委員 今までの検査のローテーションからいえば、間隔は二年六カ月あいておった。それが、このときは二年三カ月と、三カ月早目にされた。私は結果的にはそれは適切な繰り上げだったと思いますけれども、それにしても、二年六カ月でなくて、三カ月繰り上げて早目に実行しようと思われたのは何か根...全文を見る
○岩國委員 そして、立入検査が行われ、それから、八カ月前の数字、三月期決算について検査結果が通告されたのが十一月二十七日。結局、八カ月もたって、その数字がほとんど違っておった。これは、検査の結果、指導されて数字が変わったというのではなくて、既に、その三月期の決算、そして五月末の株...全文を見る
○岩國委員 それは伊藤大臣にお伺いします。  こうした困難な時期にこの金融行政を担当されるのは大変なことだろうと思います。今までの経験された大臣以上の実績、知識、経験というものがなければ、こういう行政は引き受けられるものじゃないと思います。  そういうお立場で、この足利銀行の...全文を見る
○岩國委員 それでは、証券取引法上の虚偽記載にこれは該当するのではないかと大臣自身が思っているケースはありますか、今までの銀行検査の中で。銀行の持っている辞書には粉飾という字はないのかどうか、それをお答えいただきたい。
○岩國委員 伊藤大臣の適正に適正にと、皆さんよく適正に処理されておりますとか、適正に行われておりますと。それでは、この足利銀行の監査報告書、それから株主に対する営業報告書の中で、こういった経営破綻をにおわせる言葉は一つも使われていない。株主は安心して持ち続ける、あるいは投資家は改...全文を見る
○岩國委員 今まで公的資金投入が行われた銀行等における刑事犯、それから民事犯、これで起訴されている件数はありますね。刑事に関しては三十三件、それから民事に関しては九十四件、この資料の中にもそれは出ておりますけれども、そうした中で、今まで銀行関係のこうした不祥事件、経営破綻に関連し...全文を見る
○岩國委員 要するに、皆さん、そういうのを訴訟を起こされたり起訴されても最後までフォローする、最後の最後まで本当に悪いケースは刑務所に入れてみせるという迫力も何にもないじゃないですか。要するに、バッターボックスに何回も立っているけれども、一回もバットを振ったことがない、ノーヒット...全文を見る
○岩國委員 谷垣大臣に質問させていただきます。  今、こうした足利銀行その他に公的資金を投入し、次々と銀行の国有化が日本では進んでおります。一方では郵便貯金という、公営で十分やっていけるところを今度は民営化しようと。アクセルとブレーキを踏んでみたり踏まなかったり、こういう点で非...全文を見る
○岩國委員 もともと、強かった日本の銀行が最近のように経営上どんどん弱くなってきたのは、私は、いわゆるBIS規制に原因があると思います。  BIS規制というのは、アメリカ、ヨーロッパのほとんどの銀行のように、株式を持たない、人間の体でいえば、八頭身がいいのか九頭身がいいのかわか...全文を見る
11月16日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○岩國委員 おはようございます。民主党の岩國哲人でございます。  金融庁と財務省、それぞれの大臣に質問させていただきたいと思います。  けさは、小林、平岡、それから今の馬淵、それぞれの三人の委員から、こうした金融庁の検査体制についての懸念あるいは欠陥、そういったことについての...全文を見る
○岩國委員 私がお伺いしたのは、十五年間にどのようにふえたか。十五年前の水準と現在の水準と比較して、訴訟はどんどん減っているかどうか。法が整備され、金融庁の仕事が軌道に乗り、結果としてこういう顧客との取引はどれだけ減ったのか。十五年前の水準と今と比べてどうなんですか、お答えくださ...全文を見る
○岩國委員 それじゃ時間のむだじゃありませんか、十五年前の数字のかわりに去年の数字だけずらずら並べられても。  私が知りたかったのは、こうした大きな時代の流れの中で、日本のそうした投資家あるいは取引先とこういう金融機関との間に、最近のUFJのようないろいろなトラブルもあります、...全文を見る
○岩國委員 それじゃ、外為法違反は財務省で検査しておられるんですか。だれが検査しているんですか。一つの銀行の営業姿勢、あるいは経営方針というものが適切かどうかということを検査するのはどこなんですか。それじゃ、あの法律で日銀が、あの法律で財務省が、あの法律で国税庁が、あの法律で金融...全文を見る
○岩國委員 谷垣財務大臣は今の私の一問一答を聞いておられたと思います。それに対して余りお顔に反応らしいものが全然出てこなかったんですね。私はびっくりしております。外為法違反と言ったら、びくっとされるのが本当は普通じゃないかと思うんです。まるで他人事のような、全く感動のない形で、そ...全文を見る
○岩國委員 突然のお尋ねというのが国会の原則なんです。その原則を破ってまで、私は昨日通告してあるんです。それでも出てこないということは、突然でも出てこないし、前もっても出てこないし、どうやったら出てくるんですか。     〔鈴木(俊)委員長代理退席、委員長着席〕
○岩國委員 きのう私は来ていただいて、十五年間の銀行、保険、証券、くくりやすいくくり方でいいから、それで質問のための資料をいただきたいと。ゆうべ、結局私の手元に資料は来ませんでした。ですから、今ここで私は質問いたします。  それでは、個別銀行について伺いますけれども、今金融庁か...全文を見る
○岩國委員 金融庁の検査では、外為法は、堂々と隣の部屋で行われておってもそれは検査の対象ではないということのようですけれども、印鑑や署名の不正使用、これについてはこの四回の検査の中で指摘はあったんですか、発見されたんですか。検査報告書というのは公表できますか。
○岩國委員 その検査報告書というのは、具体的な固有名詞は別としましても、どの程度まで公開されているんですか。どういう時点で、どの程度まで公開されておるのか。それから、検査を受けたそれぞれの銀行は、ディスクロージャーという観点から、それを株主あるいは取引先に公開しておるかどうか。そ...全文を見る
○岩國委員 こうしたいろんな関連法案がここで審議され、次々と活動範囲が広がるにつれて、検査体制の充実ということが私は非常に大切だと思うんです。  ディレギュレーションが進めば進むほど、そうした質、量ともに検査人員の充実、この点で伊藤大臣、今の検査体制は人数的にはどれぐらいで、そ...全文を見る
○岩國委員 検査体制が十分できましたという時点まで、新しい法律をつくることとか新商品を認めることとか新しい業者を参入させるということは一切ストップしたらどうなんですか。  まるで順序が逆だと私は思うんです。とにかく緩和して、新商品を出して、そこでまたいろんな不正がどんどんふえて...全文を見る
○岩國委員 九百四兆円ということですけれども、その三年先の二〇二〇年には、まず確実に、この試算を見ただけでも、一千兆円という大台に達する可能性が非常に大きいというふうな印象を私は受けました。  これは金利が二%という前提でなされたようですけれども、金利が二%じゃなくて、八百兆、...全文を見る
○岩國委員 十年の国債ということは、十年たったら現金でお返ししますというのが十年という国債なんですね。借金も、十年の借金というのは、十年後にはお金を返しますというのを借金というんです。国債というのは、国が同じことを言って十年間お金を借りることです。しかし、日本の国債は十年たっても...全文を見る
○岩國委員 現時点ではそういう計画もないということであれば、年度内に行われることはないというふうに理解してよろしいかどうか。  それから、海外でPRされるときに、日本の投資家はこういう商品を買っておりますよという説明だけに行かれるのか。海外の大手の機関投資家を集めて意味のある説...全文を見る
○岩國委員 大臣が先ほど将来的なシミュレーション、どこの会社でも、日立の社長でも東芝の社長でも、海外の投資家と会うときには、この十五年物のストレートボンドは、あるいは転換社債は、どういう収益の見通しによって裏づけられて返済は可能でありますと、この一番大事なポイントを言えないような...全文を見る
○岩國委員 質問時間が終わりましたので、ここで打ち切らせていただきますけれども、谷垣大臣、こういう異常な危機には異常な発想が必要なんです。異常な危機に並みの普通の発想では、国債はどんどんどんどんふえるばかり。そして、日本国民は全部利払いのために奴隷のように働かなければならない。そ...全文を見る
12月01日第161回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号
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○岩國委員 おはようございます。民主党を代表して質問させていただきます。  まず最初に、東京証券取引所は、今回の西武鉄道のこういった事件について、いつ、どこで、だれから、どういう方法でこれを知り得たのか、それを御説明いただけませんか。
○岩國委員 十月八日のその連絡はどこからあったんですか、上場審査部に対して。
○岩國委員 その連絡を受けてから二営業日が経過しておりますけれども、その間に東京証券取引所としてはどういう対応をされたんですか。
○岩國委員 社長は二営業日ということを強調されますけれども、実質的には五日間ぐらいあったわけでしょう。のんべんだらりと、朝出勤して夕方になったら帰っていくという程度の感覚でこの連絡を受け取っておられたのか。この取引所の上場審査部の中で、だれか一人ぐらいは、これは大きな事件になりそ...全文を見る
○岩國委員 こうした、新潟災害と比較するのは適切ではありませんけれども、日本の信用市場にとって大きな損害を、ダメージを与えるのは、これは地震では震度五か六か、震度七に相当するわけです。そのときの危機管理体制は一体どうなっておったのか、東京証券取引所において。そういう危機管理能力に...全文を見る
○岩國委員 時間が終わりましたので、終了いたしますけれども、再度、その五日間に東京証券取引所としてこういう緊急事態にどういう対応をしたか、詳細な報告をこの委員会に提出していただきたいということを委員長にお願いしたいと思います。  二番目に、取引手口の公開を去年の五月から停止して...全文を見る
○岩國委員 岩國哲人でございます。民主党を代表して質問させていただきます。  まず最初に、伊藤大臣にお伺いいたします。  今回の西武の株式の問題、金融庁は、この問題について、いつ、だれから、どこで、どういう方法でお知りになりましたか。
○岩國委員 十月の初旬というのは、十月一日と十月九日で大分違います。きょう取引所の社長からは、十月八日に取引所の方に連絡があったと、こういうことでした、これは西武側から。金融庁の方にはそれよりも先にあったということですか、それよりおくれてあったということですか。
○岩國委員 これは大変大事なことだと思います。十月の一日に西武は金融庁に連絡をしておきながら、十月八日まで取引所に連絡を怠っていたということが、ここではっきりとわかったわけです。  この事実について、金融庁は、取引所側と連絡、協議されましたか。大臣自身は、今答弁される瞬間は、金...全文を見る
○岩國委員 十月一日にそういう連絡を受けたときに、取引所と金融庁との間には何らかの連絡はありましたか。
○岩國委員 一体、金融庁と取引所の関係はどうなっているんですか。こういう金融の根幹をなすような株式市場、資本市場で何かが起きようとしている。西武から、もう一度いろいろと調査をしたいという連絡は毎年必ず一回はあるんですか。五十年間に何回あったんですか。そういう、これはと思うような連...全文を見る
○岩國委員 同じような言い方、同じような表現で、ついきょうの午前中、この席で鶴島社長から、十月八日に初めての連絡がありましたと。つまり、このなぞの一週間。こういった情報というのは、場合によっては株価にも大きな影響を与えることにもなりますし、西武の株価だけではなくて、ほかの株価にも...全文を見る
○岩國委員 事実関係を調査したいというわざわざの電話があれば、これは何かが起きていると思わなきゃいかぬでしょう。そうじゃありませんか。受けた担当官は、どういう報告を上司にしておったのか。西武から毎年毎年、盆暮れにそんな連絡があったのならばともかく、何かおかしいと思うのが普通の感覚...全文を見る
○岩國委員 そういうときには取引所にまず連絡すべきじゃありませんか、何かが起きているということであれば。取引所は十月八日まで何も知らなかったんです。その一週間、金融庁の方ではどういう作業をし、実態解明に何らかの、自分なりの努力をしておられたのかどうか。のんべんだらりと、そのうち西...全文を見る
○岩國委員 次に、谷垣大臣に税務の観点から質問したいと思います。  こうした西武鉄道の株価形成あるいはこうした変則的な株主構成が税務の方にどういうインパクトを与えたか。結果としてこれは脱税につながっている、少なくとも巨額の節税につながっているという推理が成り立ちます。この点につ...全文を見る
○岩國委員 各税務署で所得額の公開が行われておりますね。当然こういう方たちは高額所得者の中に入っておられて、毎年毎年数字が公開されておったと思います。過去五十年間にわたって、西武鉄道、日本テレビの株価、上場されて以来あるいは上場前から、この課税関係について、関係されるこの三人の公...全文を見る
○岩國委員 過去において三人の方それぞれについて公開されている範囲について、すべてをこの委員会に提供していただきたいと思います。これは、国民はそういう疑惑の目で見ております。株式市場があるいはこうした変則的な株主構成がそういう節税、脱税目的のために行われたということであれば、これ...全文を見る
○岩國委員 その件はそういうことで、これからはもう、計画を進めておられるときは、わざわざ私が、そういうことを実行されてはどうですかという気持ちも含めて聞いている人間に対して、まるでそんなことはやりたくないみたいにおっしゃる必要は全くなかったと私は思いますので、ぜひこれからはそうい...全文を見る
○岩國委員 忘れる前に、委員長にお願いしておきます。  先ほど私が要求しました資料、中塚委員が要求しました資料については、必ず理事会でお取り計らいいただきますようにお願いいたします。よろしいですか。
○岩國委員 ありがとうございます。  今谷垣大臣の御答弁をいただきましたけれども、それは金利水準二%で計算しているケースですか、三%ですか。金利水準についてはどういう、長期国債の金利水準を何%と置いて、利払いについてこういう試算、平成二十九年の年間利払いが十六兆円と大変な金額で...全文を見る
○岩國委員 三%で計算したものをお答えいただけますか。三%ではどういう結果が出ておったか。
○岩國委員 そういうお答えが出るだろうと思って、私も調べておきました。  二月二十六日、谷垣大臣はこの委員会で、仮に三%と置いた場合どうなるかという仮定計算も行っているわけでございます、こう答弁していらっしゃるじゃないですか。三%のがないとは、いつの間になくなったんですか、それ...全文を見る
○岩國委員 ということは、これから三年間は金利はやや三%に近いケースもあり得る、しかし、三年過ぎたら三%というケースは非常に少ないから必要はなくなった、こういうことですか。なぜ、今から三年間だけ二%と三%と両方計算しておいて、三年を超えた部分については二%の計算だけしか試算されな...全文を見る
○岩國委員 時間が尽きましたからこれで終わりますけれども、私は、ゼロ金利政策の国民的なコスト、家計に対するマイナスインパクトについても大臣と議論したいと思いました。時間が尽きて残念ですが、またその点は別個いたします。  それから、今の国債のシナリオについては、いろいろな前提を置...全文を見る