岩國哲人

いわくにてつんど



当選回数回

岩國哲人の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第162回国会 衆議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○岩國委員 おはようございます。民主党衆議院議員の岩國でございます。  民主党・無所属クラブを代表して、総理そして関係各大臣に、国政全般、とりわけ経済の実態、そして政治献金をめぐる疑惑等について質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、総理にお願いがあります。  ...全文を見る
○岩國委員 それでは、人が渡っていれば、信号は赤でも青とみなされるということになりやすいんです。岡田代表が聞いたのは、今の信号は赤だからとまったのか、青だから渡ったのか、それを聞いているときに、人が渡っていれば信号は青に決まっています、こういう考え方を子供たちにさせてはいけないと...全文を見る
○岩國委員 この点についてはまた同僚委員からも質問があると思いますけれども、こうした、他国の軍隊によって保護され守られなければならないという一般環境が存在する地域というのは、私は、明白な青信号の地域とは言えないと思います。  現に、大野防衛庁長官が緊急で出張されました。大野防衛...全文を見る
○岩國委員 赤信号がもうすぐ青信号に切りかわる直前だというふうな感じでおっしゃっているんじゃないかと思いますけれども、もうそろそろ青信号だというような感触が本当に世の中に満ちておるのかどうか。  例えば、厚生労働大臣にお伺いいたします。  生活保護費というのは、生活が苦しいと...全文を見る
○岩國委員 ただいま厚生労働大臣にお答えいただきましたように、困窮生活保護対象の世帯数は五割も激増しているんですね。そして、毎年毎年、当初予算で一兆円以上計上しながら、補正予算で毎年二千億円以上をまた補正しなければならない。事態は悪化に悪化を重ねているということがこの数字で非常に...全文を見る
○岩國委員 明らかに、困窮を超えて、自殺しなければならない。経済的理由だけの原因では私はないとは思いますけれども、この経済実態の悪化ということが、生活困窮世帯の世帯数が広がる、そして自殺が過去五年間一年たりといえども三万人を下回ることがない。世界の先進国のどこにこんな国があります...全文を見る
○岩國委員 そうした貯金は、残念ながら、収入が伸びない、むしろ家計所得が減っているために、貯金の取り崩しというものが昨年から始まっております。今までの貯蓄心の非常に高かった日本人にとっては、これも異常なことなんです。やむにやまれず最後の貯金にまで手をつけなければならない家庭がふえ...全文を見る
○岩國委員 百五十四兆円、丹念に御計算いただきまして感謝いたします。  決して福井総裁のときからこれが始まったわけではありません。私は、速水日銀総裁にもここへ来ていただいて、同じことを、なぜゼロ金利政策が昨年、一昨年から始まったのかということを三年前に質問しました。私は速水総裁...全文を見る
○岩國委員 総裁、ありがとうございました。  私は、今、家計を中心とする経済というところに政治の座標軸を移すべきだと思います。今まで大企業中心で、銀行が助かれば、企業が助かれば雇用が助かる、本当にそうだったでしょうか。利益がふえた大企業は外国へ結局移転し、外国の雇用をふやすお役...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。
○岩國委員 貸倒引当金が積まれておりまして、そしてその結果として、その分国庫収入は減少するわけでございます。説明としてはまことに理路整然。しかし、結果として国民の財布を傷めるということには全く変わりはありませんね。  どこか外国のヘッジファンドでも買ってくれるという話でもないし...全文を見る
○岩國委員 大臣の立場にある方が、評論家なら一方的な話をされても結構です、期待であろうと希望であろうと何であろうと。しかし、内閣の閣僚であるならば、行政権の一端を担っておられる方が述べられる数字は、新聞は三十二年後と報道しておりますから、訂正されるんだったら訂正された方がいいと思...全文を見る
○岩國委員 少なくとも二十年以上、違法な、違反した状態でもって、この西武という株式の取引が堂々と取引所の中で行われていたことになります。  にせ札が今問題になっておりますけれども、にせ株式の取引も私は大きな問題だと思います。金融庁としては当然、これについては、今度の補正予算でも...全文を見る
○岩國委員 治安とかセキュリティーの問題があるから、そう簡単に一般見学者にはお見せできないと。それほど治安状態があそこは悪いんですか。私は行ってみましたけれども、すぐそばに三越の本店はあるわ、旧三井銀行の本店はあるわ、私は日本でも一番治安状態のいいところだと思っています。そんなに...全文を見る
○岩國委員 突然の御質問ということですけれども、国会の質問は突然が原則なんです。そんな、あらかじめ予定して、しかも、そういう問題企業からのお金が入っておったかどうかは気にならないんですか、小泉総理。  私は調べました。昨日、総務省で調べたところでは、一年間に一千万円、少なくとも...全文を見る
○岩國委員 こうした透明性を高めるというのは、与党、野党を問わず、我々国会議員、政治家の職業としての信頼度は、残念ながら、官僚の方よりも郵便局の局員よりも、職業としての信頼度は低いところに落ちてきております。我々の面目にかけても、ぜひ与党も野党も一緒になって、そして小泉総理自身が...全文を見る
02月07日第162回国会 衆議院 予算委員会 第7号
議事録を見る
○岩國委員 民主党・無所属クラブを代表いたしまして質問させていただきます。岩國哲人でございます。  まず最初に、北側国土交通大臣に質問いたします。  北側大臣は、こういう政策資料をごらんになったこと、おありですか。これは、昨年の参議院選挙で使われた自民党の政策パンフレット、い...全文を見る
○岩國委員 当時、北側大臣は公明党の政策調査会長のお立場でおられましたから、連立与党である自民党がどういうことを有権者に訴えておるかということは一番関係を持って精査されたはずだと思います。  この中のどこに、選挙が終われば税金を上げますということが書いてあったか。お読みになって...全文を見る
○岩國委員 こうした自民党の政策公約集について、事もあろうに北側大臣に質問をさせていただくというのは奇異に思われたかもしれませんけれども、やはり私は、連立与党として選挙を戦った以上、昨年の参議院選挙で連立を組んでおられなかったら、私は自民党の政策公約集についてあれこれ心配される必...全文を見る
○岩國委員 人が聞いているときに、一般の人が関心を持っているときに言わないということは、どういうことを意味するかということは政治家ならわかるはずでしょう。(発言する者あり)尾身さん、うるさい。人が質問をしているときに妨害しないでください。  人をだましてお金を集めた人は詐欺師と...全文を見る
○岩國委員 当時は、閣僚の一員ではなく、公明党を代表する立場でそういうことを発言し、それはそれで私は、筋を通してこられたということは承知いたします。  しかし、国民の目に触れたのはこちらの方なんですね。参議院選挙でマニフェストとして我が党も訴えました。そして、自民党のこの中で、...全文を見る
○岩國委員 そうした、一年も一年半も前から議論を煮詰めて、そして定率減税の縮小という方向が既に決まっておったのであれば、当然ここに書くべきじゃないでしょうか。私は、二万字も用意して、そして、どこにもそうした税金をふやすということが書かれていないということは、そういうことが書いてい...全文を見る
○岩國委員 私は、公明という名前を批判する気持ちは全くありません。私は、こういう政治の世界に入る前から、自民党、公明党、いろいろな皆さんとのおつき合いがありました。公明という名前に尊敬の念さえ私は持っておったんです。  そして、公明という言葉は、いろいろな解釈の仕方があるでしょ...全文を見る
○岩國委員 大臣が今、民営化のプロセスの中で考えるというふうな御発言がありましたけれども、私はそこに間違いがあると思うんですね。民営化ということにとらわれる限り、この問題は行ったり来たり、どっちが先かわからなくなってしまうんです。  日本の金融市場を世界に冠たる健全な金融市場の...全文を見る
○岩國委員 麻生大臣に重ねてお伺いしますけれども、今挙げられた中にフランスが落ちておりますね。フランスも民営化をした国の中に入っております。これは総務省の郵政行政局のいろいろな資料を受け、若干の説明も私はいただいております。フランスもあったはずです。  その五つの国の中で、政府...全文を見る
○岩國委員 要するに、私が確認したかったのは、現在郵便事業を担当していらっしゃる麻生大臣として、外国の例を部下の皆さんがあれこれあれこれ研究され、膨大な資料を持っておられます。にもかかわらず、そこから二重丸をつけられるのは一つもなかったということなんです。どこの国も成功したことが...全文を見る
○岩國委員 民営化についても、仮にこの郵政公社が郵便会社として黒字を続け、さらに黒字が大きくなるというコースを歩んだとしても、いわゆる民業圧迫という問題がそこに出てくるんです。その会社が大きくなったがゆえに、あの会社、あの会社、あの会社が破綻したり、そこの利益額を圧縮するのでは、...全文を見る
○岩國委員 そうした民間の方からの要望というか意見、提案として、新しい郵便貯金銀行なるものが、仮の名前ですけれども、誕生するとすれば、少なくともこの規模以下に抑えてもらわないと今までと同じような弊害がそのまま続く、あるいは逆にますます格差が拡大する、その規模は百兆円なのか百五十兆...全文を見る
○岩國委員 依然としておわかりいただけてないようですけれども、適切な、適切な対応とおっしゃいますけれども、これは小泉総理もそうですけれども、適切に適切に。適切にと言われる言葉ほどあいまいなものはないんですね。適切に対応をしておった銀行が二カ月後に破綻してみたり、適切な指導をしてお...全文を見る
○岩國委員 今、政府・与党がお考えになっていらっしゃる、保険料負担を計画的に上げていく、そしてその最高限度までいく、そのときの企業の雇用者負担、そこまでは大臣も閣僚の一員として署名されたでしょうから、やっていけるという確信、自信、見通しは持っていらっしゃる、そのように理解してよろ...全文を見る
○岩國委員 それであるならば、なぜ日経連その他の経済界の団体から、こうした雇用者の年金保険料負担というのは経営の負担になってきている、あるいは海外移転も考えなきゃいかぬとか、そういう不協和音が出てくるんですか。自民党さんと経済界とが仲よくしていらっしゃるのであるならば、そういう声...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  次に、厚生労働大臣にお伺いいたします。  こうした企業に雇用者負担を求めなければならないという考え方、私は、全く個人的にでありますけれども、企業の雇用者負担はゼロにすべきだ、そういう考えを持ってはおりますけれども、しかし、大勢としては、...全文を見る
○岩國委員 そういう国際比較という観点からいうと、日本はまだまだ低い方に位置しているということでしょうか。もう既に一番高いところにまで来ているということですか。もう一度、その点だけ御説明いただけませんか。
○岩國委員 それでは次に、株価について、株式市場について財務大臣にお伺いいたします。  株式市場の水準あるいは株価の居どころ、こうしたことについては、経済財政諮問会議といったようなところで活発に議論もされている、そのように思います。この経済財政諮問会議、財務大臣としては御出席に...全文を見る
○岩國委員 直近のそうした会議では、株式市場について、大臣としてはどういう認識を発言されたんでしょうか、出席していらっしゃる以上は何らかの発言もしていらっしゃると思いますけれども。
○岩國委員 最近公表された経済財政諮問会議、第一回、第二回、私は読ませていただきました。第二回は、平成十三年の一月に行われております。今からちょうど四年前ということになりますね。そのころの株価は、今より二割高い一万三千八百円のころだったんです。その一万三千八百円のころでさえも、株...全文を見る
○岩國委員 総務大臣、厚生大臣、お忙しいでしょうから、どうぞお引き取りいただいて結構でございます。  次に、西武鉄道の株式の問題について質問させていただきます。  西武鉄道の株式取引について、違反状態で長年取引が継続されておったということは大変残念なことであります。こうした点...全文を見る
○岩國委員 私がお伺いしているのは、潔白宣言がいつまでにできるというめどは全くないのかどうかということ。もう一度お答えください。
○岩國委員 私の質問に二度も答えていただけなかったということは、要するに、潔白宣言はきょう現在も出せないし、しばらくの間、疑惑の、違反株式の取引はきょうもあしたも続けられるということですね。  次に、この西武鉄道に関する、また経営者に関する納税状況についてお伺いいたします。 ...全文を見る
○岩國委員 結局、支払い段階で源泉徴収をした、しかし、実質的な所有者と名義的所有者が違っている場合には、税金を払わなくてもいいのに払ったことになってしまった人、あるいは払うべきだったのに払わないで済んでいる人、そういう不公平というものは出ておりませんか。お答えください。
○岩國委員 私は、固有名詞、個人の名前を挙げて、この人は払い過ぎになりました、この人は払わないで得をしておりますということではなくて、そういう関心を持って当然やっておられますねということを確認したかったんです。やっているんですね、そういった不公正がどこに生じ、あなたはもらい過ぎ、...全文を見る
○岩國委員 読売新聞に既に、二月五日ですか、報道されておったように思いますけれども、既に具体的な、経営者の堤さん初め、そこに不正があったかどうか、あるいは脱税と言われるようなものがあったかどうか、これについては着手しておられますか。それも答弁できないんですか。
○岩國委員 こうした大企業、あるいは大企業の経営者による不正事件、大変私は残念なことでありますけれども、伊藤大臣にもう一問だけ。  私は、これは竹中さんが金融担当大臣のときも取り上げましたけれども、UFJによる為替、外為法違反、それから判この偽造、あるいはサインのにせサイン。最...全文を見る
○岩國委員 UFJというのはもはや一民間銀行とは言えないぐらいに、現に国が告発していらっしゃるでしょう、いろいろな不正事件に絡んで。国の絡むものは告発できるけれども、一般民間の人にとってはなかなかそういう手段はとりにくい。そして、大きな銀行の言ったことだからといって、ほとんど裁判...全文を見る
02月18日第162回国会 衆議院 予算委員会 第15号
議事録を見る
○岩國委員 岩國哲人でございます。民主党・無所属クラブを代表して質問させていただきます。  まず最初に、政治と金をめぐる疑惑の問題について。  毎日のように、残念なことですけれども、政治についていい話が新聞に出てこない。橋本元総理大臣をめぐるこの疑惑が毎日のように報道されてい...全文を見る
○岩國委員 総務大臣として、政治資金の収支、そういったものの報告、そして適正な管理、それぞれの国会議員に、良心を持って、法律に基づいて提出させるという仕事を担当しておられるのは、内閣の中で、麻生大臣、あなたではありませんか。それが、一人一人の良心に従えば結構です。では、良心に従え...全文を見る
○岩國委員 私は、この予算委員会で大臣に、そこの席に座っておられる皆さんに、役人としての答弁を期待しているわけじゃないんですよ。あなたは役人ですか、何級の公務員なんですか。大臣として、政治家として、自民党の幹部のお一人として、私は国民の皆さんにかわって御意見を伺っているんです。単...全文を見る
○岩國委員 大臣であっても国会議員であっても、お役人と同じ程度のレベルの答弁しかいただけないということを大変残念に思います。要するに、権限がないということを隠れみのにして、それ以上の、人間としての声をお出しにならない。何のために我々はここに座っているのか、非常に残念に思います。 ...全文を見る
○岩國委員 今足し算をざっとしますと、過去十年間に約一億ということですね。一億円のお金、これは検察の手によっていずれ明らかになるでしょうけれども、その期間ずっと、違反していた、違法な株式が取引され、それによってその企業が得た利益の中から献金されていたとするならば、その政党は、どの...全文を見る
○岩國委員 いや、一大臣としてここに座っておられても、今まで再三、一政治家としての意見をお述べになった例をたくさん私はここで聞いております。ここで、大臣でありながら政治家としての意見を言ったといって非難された大臣が今までありますか。ありませんよ。むしろ称賛されたでしょう。  要...全文を見る
○岩國委員 まず、調査の対象になったのは、すべてのとおっしゃいましたけれども、具体的な社数でおっしゃってください。そして、その社数の中で、さらに再調査が必要というふうに絞り込んでおられる、その段階で再調査の対象となっているのはどれぐらいなのか。とても再調査まで行ってはおりません、...全文を見る
○岩國委員 あれはジョウバとは言わないで、一般には上場(じょうじょう)と言うんですね。ジョウバというのは馬の話で、私は今牛の話をしておりますから。しかし、所管しておられる企業の数は何社ありますか。上場会社の数ぐらいは御存じではありませんか。  そして、大臣の官庁の中では、自分た...全文を見る
○岩國委員 こうした仕事、屋上屋を重ねるというのは決していいことではありませんけれども、それぞれ所管される大臣は自分の庭先ぐらいは、そういう行政指導あるいはその他の、売り上げとかそういった製品のことだけではなくて、企業の源泉となる資金がどういう形で調達されているのか、汚れたお金が...全文を見る
○岩國委員 大臣が今おっしゃいました、健全な経営をやっているかどうか、健全な経営の根幹、基本は、うそを言わないことでしょう。そうじゃありませんか。健全な経営を指導し、健全な経営に重点を置いてとおっしゃるのであれば、こういうことは一番最初に調べなきゃならない。金融庁がもたもたと百四...全文を見る
○岩國委員 そうした調査が終了するめどぐらいは、私ははっきりさせるべきじゃないかと思うんです。めどもなしに、あと百日かかるのか二百日かかるのか、そんなたらたらした話では私はおかしいと思います。今、市場原理という声が聞こえましたけれども、まさに市場原理を尊重するなら、市場経済を重視...全文を見る
○岩國委員 そのときに各国がどういう体制をとったか。今度は、大きな国債を抱えた国がそういう津波に襲われるというのはかつてないことなんです。イギリスにもアメリカにも起きたことのないことがこの日本に初めて起きようとしている。私は、もっと危機感を持って、そういう資本主義における津波に対...全文を見る
○岩國委員 皆さんがよくお手本にされるアメリカ。そのアメリカが、世界最大の郵便の国でありながら民営化しないのは、なぜなんですか。民営化しないには理由があるでしょう。あれだけ議論の好きなアメリカが、あれだけ民間を大切にするアメリカが民営化しないのにはどういう理由があるんですか。 ...全文を見る
○岩國委員 当然その内容、そしてその背景、その真意というものは、詳しく、郵便局の大好きな小泉総理には御説明されたんでしょうね。されたんですか、されなかったんですか。けさ初めてその報告書を目にされたんですか。閣議の中でこれは議論されたんですか。所管大臣として小泉総理と激しい議論をそ...全文を見る
○岩國委員 郵便局へ持っていったお金は民のお金であって、郵便局の窓口を越えれば別にそれは公的資金になるわけじゃないんです。あくまでも、持っている人のお金が個人であれば、たとえそれが郵便局の中に置かれていても、それは公的資金ではなくて民の資金なんです。郵便局、郵政省の皆さんが、預か...全文を見る
○岩國委員 こうした民間企業の中小企業への貸し出しというのは、これだけの、いわゆるじゃぶじゃぶという表現をされたり、ゼロ金利あるいは超緩和、いろいろな表現をされながら、中小企業への貸し出しというのは伸びていないでしょう、民間銀行で。  むしろ、強制するのであれば、民間銀行に強制...全文を見る
○岩國委員 まだまだ郵政民営化については私は議論したいことはたくさんあります。利便性を高める、利便性を高めるとおっしゃいますけれども、一般国民の素朴な感情は今以上の利便性をそれほど私は求めていないと思います。今の利便性で十分満足している人もおると思います。それ以上に、もっともっと...全文を見る
○岩國委員 大臣はいろいろな国際会議に出席されますけれども、アメリカの政府に対して、京都議定書への参加をどのような形で働きかけましたか。あるいは、小泉総理みずから働きかけた形跡はありますか。お答えください。
○岩國委員 それでは、文部科学大臣にお伺いいたします。  教科書会社に対して何らかの働きかけはしておられますか。こうしたいろいろな、小学校一年生、かつては「サイタ サイタ サクラガサイタ」、その辺から、日本で生まれた国民としての喜び、そして自然の大切さ、花の美しさ、そこから小学...全文を見る
○岩國委員 私は、学校教育の中に、環境の大切さをもっと訴えるべきだと思います。そして、あらゆる教科書の中で一番なじみが深い、そして一生忘れないのは国語の教科書ではないかと私は思います。その国語の教科書の中の、今、大臣はあそこに桜、あそこに竹、あそこに松とおっしゃいましたけれども、...全文を見る
○岩國委員 そうした農業の持つ非常に多様な価値というものは、温暖化防止、それからこうした京都議定方式からさらに見直しされるべきだと思います。  特に、各県別の山林面積。山は土曜日も日曜日も休まないでCO2削減に努めています。県庁の職員は給料をもらって土曜日日曜日休んでいますけれ...全文を見る
02月28日第162回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第2号
議事録を見る
○岩國分科員 民主党・無所属クラブを代表いたしまして、中川大臣に質問いたします。また、議論もさせていただきたいと思います。  まず、中小企業税制のあり方について、日本の中小企業をもっと強いものに復活させることについてどういう方策があるのか。やはり大きな決め手は、私は税制のあり方...全文を見る
○岩國分科員 大臣のおっしゃるように、確かに、税金だけではなくて、そういった中小企業を支える人づくり、今度のそういった税制改正の中にも教育訓練に対する一つの軽減措置というものが出ている、私はそれは非常にいいことだと評価しております。  また、いわゆる物、金、人。中小企業に対する...全文を見る
○岩國分科員 日本の大きな問題は、廃業したり倒産したりしても、もう一度新しく開業することができない。  最近の傾向として、この開業率と廃業率、確かに一円企業と言われるようなところは、一円の会社が一万できても一千万円の会社が一つなくなれば、件数だけではなくて、資本金を加重してどう...全文を見る
○岩國分科員 税金を払えるような会社であるか、税金も払えない、倒産はしていないけれども税金も払えないような会社、どんどんふえているんじゃないんですか、中小企業の中に。資料をいただいた中で見ましても、一番直近で見ますと、税金を何とか払っている会社は八十万、全く払えない会社が百八十万...全文を見る
○岩國分科員 今の中小企業のあり方について、農業との比較についてこの間予算委員会で、私は、中川大臣と隣に座っておられた島村大臣、お二人に質問をしたことがあります。決して私は農業を軽視するものではなくて、私自身も農業を大切にしてきたつもりです。農業には経済活動以外の役割があるという...全文を見る
○岩國分科員 そうした中小企業税制について、抜本的に新しい体系に組みかえるか、あるいは一に対して二十倍、これは非常に短絡的な一つの切り口ではあります、それは私もよくわかっておりますけれども。一に対して二十の税収というのであれば、イーブンにするんだったら今の二二%という税率を思い切...全文を見る
○岩國分科員 一つの例を挙げて、例えば、資本金一億円ぐらいの中小企業が東京からニューヨークへ、あるいはロンドンへ、パリへ、フランクフルトへ、こういったいわゆる先進国と言われるところへベースを移した場合に、一億円の資本金で仮に二千万円の利益を上げているという場合、この五つの国の中で...全文を見る
○岩國分科員 ぜひそういった国際比較というものも参考にしながら我々も議論したいと思うし、我々もまた大臣に要望したいことも出てくるわけです。ですから、一千万の場合、二千万の場合、三千万の場合、中位数として、こういう所得金額で一番多いゾーンは大体どこなのか、その辺を中心にして議論がも...全文を見る
○岩國分科員 もう質問時間が終わりましたから、最後に一問。  そうした、中小企業というと会社を経営する、サラリーマンを退職された人が会社を始めてみたい、あるいは女性でも会社を持ってみたい、あるいは若い大学生でも、こういう分野だったら自分も会社の社長になってみたい、いろいろな動機...全文を見る
03月01日第162回国会 衆議院 予算委員会 第19号
議事録を見る
○岩國委員 民主党の岩國哲人でございます。  総務大臣、大変お忙しいようですので、最初に優先して総務大臣関係の質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず最初に、郵政改革について。  先般も私は質問させていただきました。アメリカの議会では、二度郵政改革に...全文を見る
○岩國委員 USPSはバツだというのはどういう意味ですか。民営化についてバツということですか。USPSはそういう報告を受け入れないという意味でのバツですか。そして、そのときが初めてだったんでしょうか。麻生大臣、お願いします。
○岩國委員 そのときの総理の反応はどうだったんですか。もう既にそのときは、郵政民営化という大きな方針は自民党としても政府としても出しておられた。それと全く逆の方向が、日本と一番近い、いろいろな経済のシステムが似ているところ、そして日本よりも大きな、世界で一番大きな郵便国と言われて...全文を見る
○岩國委員 それでは、竹中大臣にお伺いします。  今こういった郵政民営化を担当していらっしゃいますけれども、二年前の七月三十一日付、この報告書については、いつ、どういう形で知って、この件について総理と議論されたことはおありですか。
○岩國委員 それでは、いろいろな国際比較とおっしゃいましたけれども、世界の郵便量の中で、民営化に手をつけた、あるいは既に実行している国の郵便量のシェアはどれぐらいですか。  そして、私は具体的にお伺いしております。アメリカという一番大きな郵便国が、全く小泉内閣の考えている反対の...全文を見る
○岩國委員 郵便事業という一番本体、基本的な業務部門については、アメリカも日本もほとんど変わらないんじゃないですか。貯金部門については変わっているというところはあったとしても、郵便貯金にかわるセービングズボンドという形で、ほとんど郵便貯金と同じような形で一般の人たちは貯金もできる...全文を見る
○岩國委員 そうした日本の会社、あるいは公社でなくてもいいと思いますけれども、民でできることは民にやらせるということであるならば、むしろ国際競争力に強い民間企業を育てて、そういう企業に海外へ進出させるというのが民主導の考え方ではありませんか。出たいという日本のいろいろな有力な会社...全文を見る
○岩國委員 郵政ばかりやっているわけにいきませんので、あと一点申し上げます。  今、市場競争、そうした中で、民営化されて、それが佐川とかヤマトとか日本通運とかというものと競合していけば、佐川、ヤマトあるいは日本通運が払っておった税金は恐らくなくなるでしょう。利益も減るでしょう。...全文を見る
○岩國委員 こうした公共性の高さということを言うのであれば、またそれをいろいろな形で、特殊な対応というものをこれから国会としてもしていかなければならない。  ならば、私は、政治資金規正法においてはっきりと、こういうメディアについては政治献金ということは禁止すべきではないかと思い...全文を見る
○岩國委員 もう少し、政治資金を担当していらっしゃる大臣として、政治の立場からはやはりこういうものは規制した方が国民にわかりやすいとか、そういう発言を私は期待しておりましたけれども、それは結構です。  次に、政治資金規正法、または収支報告書を我々は出しておりますけれども、総務省...全文を見る
○岩國委員 アメリカ、イギリスでそれぞれ政治資金の透明化に効果があったかどうかという私の質問に対してストレートな御返事はいただけませんでしたけれども、その辺の認識はどうですか。
○岩國委員 ありがとうございました。  次に、政治資金規正法に絡んで、新聞にも連日のように、繰越金がどんどん、橋本派について書かれていますね。繰越金が毎年毎年それだけのお金がたまっているかというと、中身はどんどん減っている。そうすると、この政治資金規正法あるいは収支報告書という...全文を見る
○岩國委員 こうした虚偽記載について課徴金をかけろというのは、自民党から最近提出されている。対象は、我々の収支報告書ではなくて有価証券報告書に対して。つまり、人には課徴金をかけろ、こういう話ですよ。  私は、この政治資金規正法で、今までのように、うっかりしておりましたといったよ...全文を見る
○岩國委員 総務大臣、ありがとうございました。どうぞ総務委員会の方へ。  次に、法務大臣にお伺いいたします。  同じ政治資金規正法について。  この規正法の「正」という字が、私は最初、間違っておるんじゃないかと思ったんです。「正」と書いてあるけれども、意味は正しくない。ほと...全文を見る
○岩國委員 起訴されて、実際に刑務所へ入った人は一人もおらないんですか、起訴だけで終わって。
○岩國委員 要するに、両方とも、規正法とは書かれていますけれども、制約する効果はほとんどなかったということじゃないでしょうか。あれだけ世間一般に新聞でどんどん書かれている割には、大臣もうなずいていらっしゃいますけれども、調べれば調べるほど、これはざる法と言われるにふさわしい名前だ...全文を見る
○岩國委員 私は、このことについてもう二度も三度も、潔白宣言、いつ出せるのか。ちょうど狂牛病でBSEの問題があったときに、安心宣言があって、そして初めて国民が安心を取り戻したように、株式市場の安心を取り返すためには、とにかく、少なくとも一社あったということは、ほかに何社あるかもし...全文を見る
○岩國委員 細田長官、私、用意しておりましたけれども、先ほど、麻生大臣と竹中大臣から大体聞きましたので、大変失礼いたしました、どうぞ御退席ください。  今、伊藤大臣の答弁に私は大変落胆しております。何度も何度も抽象的な、精神的な発言ばかりで、では、自主点検とおっしゃったけれども...全文を見る
○岩國委員 その数字を金融庁はいつ把握されましたか。
○岩國委員 新聞社に正確な数字で報道されているということは、金融庁がそういうところに数字を与えない限り出ていかないはずでしょう。質問した私になぜ回答がないんですか。私はそれを待っておったじゃありませんか。あした質問するからといって通告したら、こういうものができておりますと、質問し...全文を見る
○岩國委員 一件の違いもなしに、まことに正確な数字が新聞に既に報道されている。金融庁の守秘義務というのはどうなっているのかと驚きます。  最後に、もう時間がありませんから一問だけお伺いします。  この明治安田が突出しているということについては、もうかなり前から、どんどん金融庁...全文を見る
○岩國委員 社長自身の関与がないという報告を真に受けるというのは、少し私は検査が甘過ぎると思います。既に内部からは、社長自身が関与しているという情報ももたらされてきております。  この点についてしっかりと検査されることを要望して、私の質問を終わります。ありがとうございました。
03月02日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
議事録を見る
○岩國委員 民主党の岩國哲人でございます。  小泉総理大臣初め関係大臣に、今回の一連の予算、とりわけこの増税と言われる国民の税負担の増加について質問いたします。  まず最初に小泉総理、この定率減税の削減、言いかえれば税負担の増加について、景気判断と政治判断の両面から質問いたし...全文を見る
○岩國委員 担当の大臣あるいは専門官の方のいろんな御説明もあろうかとは思いますけれども、予算の最高責任者である総理自身がどういう景気認識を持っていらっしゃるかということは、これは非常に大事なことなんです。どういう景気認識に基づいてこうした国民の税負担をふやすべき、あるいはふやして...全文を見る
○岩國委員 総理はどういう家に住んでいらっしゃるのか、私は総理の家の踊り場を見に行ったことはありませんけれども、今の感じとしては、相当長くて広い踊り場じゃないかと。しかも、複雑な階段になっておって、上がってきたのか下がってきたかもよくわからないような設計になっているんじゃないか、...全文を見る
○岩國委員 小泉内閣の中で使われたのは竹中さんだけです。十五年一月、昨年一月。それからどんどん景気は上がったでしょうか。  それから、もう一つお伺いします。昨年の参議院選挙が行われた七月、その前の六月、この辺と今では、景気はよくなっているんでしょうか、悪くなっているんでしょうか...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。総理の堅調に推移しているという、総理自身の御判断は承っておきます。  それを踏まえて、二月二十二日に発表されました内閣府の月例経済報告、これは総理も当然ごらんになっていますね。この月例経済報告を読みますと、個人消費は一休み、そして輸出とか生産...全文を見る
○岩國委員 そうした、そろそろ消費税か、あるいは何らかの形で税負担がふえそうだという雰囲気の中で、去年の参議院選挙は戦われたんです。そして、その中で、そういう一般の新聞さえもそのような観測記事を書いているときに、自民党の政策集そのものの中にそれが書かれていないということは、一般の...全文を見る
○岩國委員 総理自身の御答弁も、微妙に表現が違うときもありますけれども、私は、今までお伺いした総理自身の御答弁の中では、きょうは一番前向きに答えていただいたと思っております。そうした、橋本元総理自身が決断される、そして、それが与野党のためにも国会のためにも望ましいというふうに受け...全文を見る
○岩國委員 自民党として決定されて、そして国民の期待は、ただの内規ではなくて、これは法案化すると。だから、自民党も法案を出し、我々も法案を出し、ただし、昨年出された自民党の法案の中にはこれは含まれておらないから、我々としては自民党と協議をし法案化を進めたい、その法案化を進めること...全文を見る
○岩國委員 総理、あと一つだけ御質問します、郵政民営化について。  きょうも予算委員会でその話が出ております。私も総理がいらっしゃらないときにこの点は伺いましたけれども、麻生大臣、竹中大臣から、アメリカの大統領あての報告書の中で、アメリカの米国郵便庁は、民営化のいろいろな議論が...全文を見る
○岩國委員 そうした事情は各国いろいろ違いますけれども、そうした世界で一番大きな郵便国であるアメリカが、郵便事業については国営が一番よろしいと。貯金、簡保の扱い方についてはいろいろな各国のバリエーションがあってもいいと思いますけれども、何も一番本体の郵便事業まで民営化しなければ、...全文を見る
○岩國委員 そういった調査状況がいつ完了するのか。いつから安心して取引が行われる状態になるのか。きょうも疑惑の株式は取引されているのか、もう疑惑の株式はないというふうにはっきり言い切れるんですね。最後に一言。
○岩國委員 質問を終わります。
03月30日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
議事録を見る
○岩國委員 岩國哲人でございます。民主党を代表いたしまして、谷垣大臣、伊藤大臣に質問をいたします。  まず最初に、株式市場について。  株式市場はよく経済、景気の鏡という表現もされます。同時に、実体経済にも非常に影響を与える、単なる鏡ではなくて実体経済にも非常に大きな影響を与...全文を見る
○岩國委員 四年たってまだ一七%下がったままというのは、決してこれは合格点とは言えないんですね。経済政策、景気対策についても合格点とは言えない、いろいろな事情はあると思いますが。  さて、株価はまだ一七%下がったまま、その一七%下がったこの四年間に、小泉政権発足以来、国民負担は...全文を見る
○岩國委員 結局、株価水準は下がったままで国民負担率はほとんど横ばい。したがって、国民の苦しさというのは決して軽くなってはいないんですね。土地の評価損、株式の評価損をそこの中に入れていくならば、むしろこの四年間は決していい四年間ではなかったと思うんです。しかも、この四年間の間に国...全文を見る
○岩國委員 かつてはそういうこともあったでしょうけれども、今現在は余裕資金を株式で運用するという企業は非常に減っていると思うんですね。余裕資金があれば、どんどん返済に回す。むしろ大臣がおっしゃったように資本参加、つまり、経営に参加し、経営に支配力を持っていこう、これが日本の株式持...全文を見る
○岩國委員 今副大臣の答弁の中に、対外証券投資に日本のものがどれぐらい含まれているか把握していないとおっしゃいました。私が聞いているのは、対内証券投資に日本の金が幾ら入っているかということなんです。  行って帰ってくる、帰り道の船に乗っている日本人がどれぐらいいるかということで...全文を見る
○岩國委員 これぐらい、いわゆるグローバルとか国際化と言われるようになれば、やはりそれなりの、外国の資本が日本の株式や土地をどれだけ持っているのか、そして、その中に、日本から外国経由で帰ってきて、実質的にある会社が隣の会社のビルを支配している、極端に言えばですよ、そういったことは...全文を見る
○岩國委員 そういった監視体制というのは、後から追いかけて、後からどうなったというときには大体事件は終わっているんですね。そういう安全保障というのは、そういう名義書きかえが行われた後というのは、もう取引は行われて、支配権は既に移転してしまっているということですから、そんな分析は全...全文を見る
○岩國委員 十億円の投資、そして自分が千二百億円を投資して、結果として六千億、七千億の利益を上げている。私の質問にお答えになっていないのは、それに対して日本国政府は幾ら税金をかけることができたのかということ。金額を教えてください。
○岩國委員 要するにそういう点が、私は、さっき谷垣大臣は至って不勉強でとおっしゃいましたけれども、まことに不勉強だったと思うんですね、売却の段階から、当時の越智大臣のころからですけれども。そして、今、小泉政権のいろいろな政策について我々はいろいろな委員会で議論をしておりますけれど...全文を見る
○岩國委員 そうした三つの世界の主な取引所の中でそれぞれに株式の買い集めが進められるという場合に、今度の証取法改正はそれに十分対応できるようなものになっているんですね。その点を確認していただきたい。  それから、関連してですけれども、今度のフジテレビのいわゆる買収に対する対応策...全文を見る
○岩國委員 具体的な名前を挙げるのは問題があるかもしれませんけれども、例えば三菱銀行は、東京、ニューヨーク、ロンドン、三つの取引所に上場されています。東京の真夜中にロンドンやニューヨークの取引所においてシティバンクの大量取引によって三菱銀行が買収される、そういうことはあり得ない、...全文を見る
○岩國委員 一般論としてで結構ですけれども、この勲一等旭日大綬章ですか、それから藍綬褒章、それはどういう功績を評価してお受けになるのか。
○岩國委員 そういう立派なお方が今問題を起こし、そしてそういう損害を株式市場に与えておられるわけです。今までこういう賞をお受けになった方で、その後取り消しされた方はありますか、お答えください。
○岩國委員 次に西武鉄道について、国税庁の方、御出席だと思いますけれども、いわゆる偽名株、株主として名前を偽って、実際にそのとき配当金は実質の株主に行ったのか名義上の方に行ったのか。二番目に、国税庁は、税金はどちらから税金を徴収されたのか。これは私は以前もこの委員会で質問させてい...全文を見る
○岩國委員 今度の西武鉄道の偽名株の問題、それからライブドアとフジテレビにおいて、いろいろな証取法関係で、株式とは何ぞやと。議決権を持ったものを株式と呼ぶのか、議決権は分離して配当だけをもらうものを株式と考えるべきなのか。この際、こうした新しい法改正の前に、この委員会でも、それぞ...全文を見る
04月06日第162回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
議事録を見る
○岩國委員 岩國哲人でございます。民主党・無所属クラブを代表して、食育基本法について質問させていただきます。  私は海外にも長く住んでおりまして、いろいろな国の食べ物、飲み物、多様な食材あるいは食べ方、飲み方、そしてその味に接してきました。二人の娘をイギリスとフランスとアメリカ...全文を見る
○岩國委員 食育というものの大切さを私は否定するわけではありません。昔から衣食住と言われて、食事は人生にとって、人間にとって大変大切なものだという認識は私も十分持っております。しかし、それを教育の中に位置づけるということに関しては、非常に私は違和感を感ずるんです。  日本の伝統...全文を見る
○岩國委員 私は、教育について関心が、大体、時には四番、時には六番ということはありますけれども、経済問題の次に、教育については非常に関心が高い。それは、教育の中の胃袋の問題ではなくて、頭とハートのことをお母さんたちは心配しているんです。ですから、教育についてもっとよくしてほしい、...全文を見る
○岩國委員 別に知能テストをやっているわけじゃありませんけれども、宮腰議員、地産地消ということを大変強調しておられますけれども、この食育法と地産地消との関連度はどういうふうに考えていらっしゃいますか。簡潔にお答えいただきます。
○岩國委員 戦後間もないころ、我々が小学校のころですけれども、こうした地産地消という言葉はほとんど聞かれませんでした。  宮腰議員はまだそのころはお生まれになっていなかっただろうと思いますけれども、そのころ我々が学校で教えられたのは、松下委員長さんは少しは関係あるかもしれません...全文を見る
○岩國委員 私もそれはもちろん調べてみました。しかし、法律の、ローではなくて、今おっしゃったのはガイドラインという形でもって発表されている。そして、いろいろな関係先にそれが流されているんですね。  私は、ガイドラインでそれは結構だと思います。一つの、どういうものをめどにすればい...全文を見る
○岩國委員 この学校給食というのは、私は日本の食生活の改善に大変大きな影響を与え、そして、大変大きなプラス効果があったと高く評価しています。  五十年間に幾らのお金がこれに使われましたか。国によって、地方自治体によって、そして家庭が食材は負担していますね。国と地方自治体とそして...全文を見る
○岩國委員 そうした、国が食育ということを大切にするならば、二百億円はなぜ一番近年において三十億円に激減しておるのか、この辺も私は問題だと思うのです。子供の教育のためにそれほど大切であれば、そして、子供の胃袋、体のことをそれほど心配するのであれば、文部科学省が幾らそれにお金をかけ...全文を見る
○岩國委員 私は、こういうことは問題だと思うんですね。財政再建ということをうたう小泉政権が、財政再建の道半ばにしてこの新しい法律をつくって、この新しい法律のために幾らお金がかかるかという試算さえもだれ一人していないとすれば、大変問題ですよ。しかも、学校給食は、去年から始まったんじ...全文を見る
○岩國委員 私はこの場で急に聞いたんではなくて、質問も予告もしてあります。私は関係省庁に二回も聞いています。この霞が関の中をぐるぐる走り回って、そんな国民統計が出ていないなんてことはおかしいではありませんか。衣食住と言われる国民の基本的な三つのコスト、生活コスト、暮らしのコストに...全文を見る
○岩國委員 法律が成立していないから、実施されていないから影響は調べておりませんと小坂先生がおっしゃいましたけれども、影響の調査というのは、この法律を実施したらどういう影響が出るかということを調査するのであって、やってから調査というのは、私はおかしいと思うのですね。やはりこの法律...全文を見る
○岩國委員 努力規定であって義務規定ではないという御説明をいただきましたけれども、私は、努力だろうと義務だろうと、これは小さな親切、大きなお世話だと思うんですね、こういうことを法律の条文の中に書くこと自体が。書かなければそういうところはやらないのかという、地方に対する不信が根底に...全文を見る
○岩國委員 この食育基本法案の概要ということで、このイメージ図が我々のところに配られてきておるわけですけれども、この中で左の方に「食を大切にする心の欠如」、こういった指摘があります。この「食を大切にする心の欠如」は、私は、今までの政府の農業政策、全体的な経済運営の中で村がなくなっ...全文を見る
04月19日第162回国会 衆議院 本会議 第20号
議事録を見る
○岩國哲人君 ただいま議題となりました証券取引委員会設置法案につきまして、提案理由及び内容を御説明いたします。  総会屋への利益供与、特定顧客への損失補てん、相場操縦、インサイダートレーディング、我が国証券市場は不公正取引がまかり通ってまいりました。また、最近においては、ニッポ...全文を見る
04月20日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第20号
議事録を見る
○岩國議員 このたび証券取引委員会設置法案を提出させていただきました背景は、今までの我が国の戦後の資本市場、これはアメリカ的な法制とともに制度が輸入されたのですけれども、戦前の銀行中心の経済とその辺が非常に混乱されて、アメリカの資本主義市場というか、マーケットのシステムというもの...全文を見る
○岩國議員 田村委員の御質問にお答えいたします。  先ほど伊藤大臣の方から、人数的には五百人と。向こうの規模と比べると、現在は四対一、過去においてはもっと接近したときはありました。したがって、五百人というのは数字的には一つのめどだろうと思いますけれども、問題は、今田村委員のおっ...全文を見る
○岩國議員 田村委員の御質問にお答えします。  カネボウの経緯について我々もいろいろなところから情報を集めておりますけれども、まず、機構が支援を決定した段階でどの程度決算数字を検証しておったか、その点について大いに疑問があるのですね。支援を決定してから調べてみた。そして、五月三...全文を見る
04月25日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
議事録を見る
○岩國分科員 民主党の岩國哲人でございます。  総務大臣初め御担当の幹部の方に、寒冷地手当及びその他の公務員に対する手当を中心に質問させていただきたいと思います。  まず最初に、私が出雲市長をしておりましたときに、寒冷地手当を廃止すべきではないかという方向で、当時の自治大臣に...全文を見る
○岩國分科員 いつ付で返事を私に出していただいたんですか。大臣のときではもちろんありません。しかし、自治大臣という立場、今は総務大臣であれば、私は自治体の長にきちっと返事を出すべきじゃないかと思う。私は、単に意見の言いっ放しじゃなくて、大臣の意見を求めているんですから、これが我が...全文を見る
○岩國分科員 私が質問している、地元出身者にもすべて適用されて支給されているのかどうか。つまり、百人の勤務所、職場があった場合に、寒冷地でないところからそこへ来た人があれこれお金がかかる、これならわかります。地元で、親の時代からずっと何代もいて、いい就職先が見つかったというので役...全文を見る
○岩國分科員 それでは、役所の場合はどうですか。地方公務員あるいは国家公務員の場合に、地元で採用され、地元でずっと勤務する人にも手当が支給されているのか、あるいは転勤者の転勤期間だけに限定して支給をされておるのか、どちらでしょうか。
○岩國分科員 そうすると、北海道なら北海道でずっと一生勤務をする場合も寒冷地手当は支給されるわけですね。それは民間会社の場合も同じですか。
○岩國分科員 だから、私はそういう調査の仕方は甘いと思うんですね。国民の大切な汗の結晶の税金を使おうというときに、その辺は大した調査しておりませんとか、自分のお金で払う立場になって調べてみてください。世間一般で考えてもおかしいでしょう。  そこでずっといて、家もあって、ちゃんと...全文を見る
○岩國分科員 その調査の点で、民間企業だけではなくて官の世界でもちゃんと調べてください。  今度、市町村合併で、今まで支給対象になっていない市と支給対象になっているところが合併した場合にはどういうふうになるのか。さらに、住居地基準で支給されているんですか、それとも勤務地の基準で...全文を見る
○岩國分科員 そうすると、住んでいるところは寒冷地だけれどももらえないという人もいるわけですね。それから、住んでいるところは寒冷地対象じゃないけれども、昼間、寒冷地と言われているところへ勤務しておるからその人はもらう、こういう理解、解釈でよろしいんですか。
○岩國分科員 今度出雲市が周囲と合併しています。そうするときに、島根県の頓原町というところは依然として十六年以降の改正で残っていますね。そこに住んでいる人が出雲市役所に勤務すると寒冷地手当はもらえない。そうですね。出雲市に住んでいる人が頓原町の役場に勤務していると、その人はもらえ...全文を見る
○岩國分科員 では、改めて確認してください。
○岩國分科員 地方公務員に対する指導というのも、全国余りばらばらにならないように、とかくむだ遣いということは、役所に対する批判の目は厳しいわけですから。先ほど総務大臣もおっしゃいました、昔、まきを買わなきゃいかぬ、冬になるとまきの値段が上がるから夏の間に買いなさいという優しい気遣...全文を見る
○岩國分科員 いただいた資料の中に特殊勤務手当というのは、それも含めて今二十六とおっしゃいましたか。(須田政府参考人「はい、そのとおりでございます」と呼ぶ)  二十六の中に特殊勤務手当がありますね。その特殊勤務手当というのは、一本じゃなくて、その中にまた細目がたくさんあるんでし...全文を見る
○岩國分科員 各地方自治体ごとに条例で定められている。名前のつけ方もいろいろあるでしょう。それについて調査されたことはありますか。調査されると、類型で何項目ぐらい、何種類ぐらいのメニューがあるんですか。
○岩國分科員 去年初めて調査されたということにちょっとびっくりしましたけれども、それまで調査したことはなかったということですね。特殊勤務手当の実態調査というのは去年までは行われていなかったということでしょう。初めてとおっしゃるのは、そういうことじゃないんですか。
○岩國分科員 その昨年公表されたというものを、ぜひ私もいただきたいと思います。また、それに基づいてどういう指導、監督、勧告がなされたか、その結果はどうであったのか、それもあわせて教えていただきたいと思います。  私が関係した出雲市の場合も、二十五の特殊勤務がありました。それを九...全文を見る
○岩國分科員 そうすると、合わせて八四%ということですか。そして、残り一六%の自治体はいまだにゼロ%の民間委託だ、こういうことですね。
○岩國分科員 質問を終わります。どうもありがとうございました。
04月26日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
議事録を見る
○岩國委員 民主党を代表して質問をさせていただきます岩國哲人でございます。  ただいま、竹本委員から、民主党提案の証券取引委員会設置法案について御質問がありました。御質問に対する答弁が伊藤大臣の方からありませんでしたから、私がかわってそのことについて答弁しなきゃならない。それが...全文を見る
○岩國委員 ただいま伊藤大臣から御答弁いただきましたけれども、当面考えられるあらゆるケースを想定し、かつ、六十年ぶりの大改正と言われる会社法の改正とも十分にすり合わせを済ませてこの証取法改正案を上程されたということであります。  その一つ一つを検証させていただきたいと思います。...全文を見る
○岩國委員 それ以外、二番目、三番目、四番目、五番目の方法としてはどういうものが想定されて、この証取法改正というのはつくられておるのか、お答えください。——御答弁、ちょっと難しいようですけれども。  この、取引所の中で株式を取得する、こういう十九世紀から続いているような方法だけ...全文を見る
○岩國委員 今おっしゃった、委任状、プロクシーファイトに対する手当てというのは、この証取法改正の中で行われておるのか、それは会社法の中で行われておるのか、それも関連してお答えいただきたいと思います。  しかし、自分が日本の会社を、一カ月以内にこの会社の経営権を支配したいと思うと...全文を見る
○岩國委員 要するに、会社を守るということは、ある意味では株主を守るという場合もあり得るわけですね。  友好的それから非友好的、我が国の新聞では敵対的という、いかにも戦争用語が使われておりますけれども、もともと外国では友好的または非友好的。友好的な場合にはそれほどのルールという...全文を見る
○岩國委員 そうすると、ニューヨークで買い付けたソニーの株式二〇%は、だれの名前として東京取引所ではカウントされるんですか、三分の一ルールでは。  皆さん、そういうことをちゃんとお調べになってつくっておられるのかどうか。二番目は二番目の、これから四つの法案、また出てくるんですか...全文を見る
○岩國委員 では、向こうでそれを買い付けた投資家の名前で議決権が行使できるということですね。間違いありませんか。そのアメリカン・デポジタリー・レシート、アメリカ預託証券という預託証書を発行しているアメリカの銀行が議決権を行使するんじゃないんですか。それを買っている実質的な投資家が...全文を見る
○岩國委員 預託証券の原株は日本の、アメリカの銀行のサブカストディアンバンクが持っているわけでしょう、副受託銀行が。その副受託銀行は、実際の、アメリカでだれがADRを、何とかさんが何株、何とかさんが何株ということは、それぞれ内訳で行使できるんですか。そういう点はこの証取法改正の中...全文を見る
○岩國委員 ADRというのは、一本名義でアメリカの株式の、アメリカ側にある、アメリカの銀行がその預託を受けているわけです。その内訳で議決権が行使できる、そしてそれは三分の一ルールのときにはきちんと計算できるということを確認して今答弁されたわけですね。  その前提が崩れているとす...全文を見る
○岩國委員 こうした支配権、経営権をめぐる戦いというのは、一票の差でも経営権がどっちかへ動く、こういう大変大きな問題です。この委員の方も、その程度のということは大変失礼ですけれども、大事さはわかっていただける。選挙のときだって、我々は選挙に出ると一票の差で勝つことも負けることもあ...全文を見る
○岩國委員 この証取法改正で、現行とそれから改正案のポイント、その中のどこに今のような項目は入っておりますでしょうか。
○岩國委員 そうすると、簡潔にお答えいただきたいんですけれども、転換社債の所有者は、議決権を既に所有しているものとしてカウントしておられるのか、それは転換という正式な手続がとられるまではカウントの対象の外に入っているのか、どちらですか。
○岩國委員 転換が行われなくても、転換社債を発行していれば、記名者、無記名者どちらにかかわらず、それはどうやってカウントできるんですか。転換社債というのは無記名式で発行されているんですから、Aという人が市場の中で既に二五%持っている、そして、これからさらに五%、しかし、実際に転換...全文を見る
○岩國委員 そうすると、その転換社債をいつ購入したのか、だれの名義になっておったのか。転換社債はほとんどのものは無記名が原則でしょう、私募債以外、公募されたものは。矛盾しておるんじゃないですか。計算に入れるんだったら記名式で特定できなければおかしいし、無記名のものが計算の中に入る...全文を見る
○岩國委員 ワラント社債も無記名、したがって、そこから分離されて売買されるワラントそのものも無記名だからこそ売買できているんでしょう。そういうワラントについても、株数換算が幾らで、ましてや、転換社債は社債として利子をもらっていきます、私は何も株式に転換する気持ちなんかありませんと...全文を見る
○岩國委員 さあ、それでは、今までの取引は、株数も、それから取引を実行する時間帯も価格も、この三つのポイントはほとんど決められているんです。それは証券会社の法人部に聞いてみてください。値段を決めないで取引しているような証券会社の法人部員は一人もおりませんよ。値段も決めないで、三菱...全文を見る
○岩國委員 これは、私は先ほど立派な取引だということを申し上げましたけれども、これを世間では談合というんですね。談合によるいろいろな企業再編、その企業再編が日本の経済には貢献したことも私は否定しておりません。しかし、これだけオープンに一般株主の利益を尊重しろということを、この時期...全文を見る
○岩國委員 会社型投資信託が認められているとすれば、その会社型投資信託は無記名で取引されておるのか、記名式なのか、その確認を先にしてください。
○岩國委員 会社型投資信託の売買は自由にできる。会社型投資信託が持っておる、例えば東京三菱にしろソニーにしろ、そういう株式を、会社型投資信託というものを買うことによって、実質的には、必要なときにはいつでもその議決権を行使することができる、この方法はありますか、ありませんか。
○岩國委員 つまり、投資法人の過半数を買い占めた人がいるとすれば、その投資法人の名前でもって議決権を行使することはできる、こういうことですね。確認してください。
○岩國委員 要するに、これからは、会社の経営権を支配しようと思う人たちは、伊藤大臣がおっしゃった、十九世紀のような、株式だけを買うという、単純と言っては失礼ですけれども、オーソドックス、普通のやり方以外に、どうしてもという執念を燃やす投資家、企業家というのは、会社型投資信託という...全文を見る
○岩國委員 それでは、持ち合い制度について伊藤大臣は肯定される、積極的に、これは日本的な慣習として、経営権を守る意味で有効な手段として認知していこうというお立場ですか。それとも、持ち合いという制度は、株主平等の原則からいっても、あるいは議決権の一票の格差を設けないことからいっても...全文を見る
○岩國委員 こうした持ち合いというのは、表現を変えて言えば、議決権の信託がずっと行われているということです。  フジテレビがニッポン放送の株式を貸し株した。貸し株したというのは、さあ、それを持って五年間配当を受け取ってくださいよというのではなくて、議決権を相手に渡そうという、議...全文を見る
○岩國委員 大株主の情報程度しか提供されておらないわけでしょう。  しかし、本当にこれから大切な情報というのは、大株主の中に三十年間常にイエスとしか投票したことのない株主はどれぐらいいるのか、そういったことが私は本当は必要ではないか、そのように思います。  次に、質問を変えま...全文を見る
○岩國委員 この親子の上場、中には親子孫上場、こういうことについて、伊藤大臣、外国のそういう例と比較してどのようにお考えになりますか。
○岩國委員 外国の例はどうなっているんですか。
○岩國委員 それでは、ニューヨーク取引所で親子上場というのはどれぐらいの例があるんですか。米国内でも、そういう例は一流企業の名前も含めてどんどんあるのか、ほとんどないのか。ヨーロッパではどうなのか。そういったところでこの親子上場について批判はありませんか。
○岩國委員 今、例として挙げられた、八四%を別会社に所有されている会社が上場されているんですね、間違いなく。
○岩國委員 先ほどは、伊藤大臣、こういった親子上場については、認めるか認めないかは取引所の担当官が淡々と粛々とやっておる問題だと。しかし、あるべきこれからの取引所、あるべき資本市場の姿として、親子上場は望ましいと考えておられるかどうか、その点を再度御答弁をお願いします。
○岩國委員 そうした親子関係というのは、必ずしも公平な情報公開あるいは経営の独立性といった点からは、決してほかの株式と同一に扱うことは難しいわけですね。ですから、その点について何らかの方針というのが、しかも今度は取引所そのものが自分の株式を上場しようという、純然たる民間会社にお任...全文を見る
○岩國委員 この財務制限、フィナンシャルコベナンツと一般に言われている中に、例えば資産を処分してはならない、それから持っている子会社の株式を売却してはならない、富士電機が富士通の今持っている株式を処分してはならない、そういった子会社の株式所有を義務づけている、そういうものはありま...全文を見る
○岩國委員 そうしたことは、私は、情報公開という観点からも大切なことだ思うんです。これは最初の質問のTOB、支配権取得、経営権を支配する、こういうことにも絡んできて、ある一定の株数は売却できない制限を負った会社があり、自由に買えない、それは一般の投資家にも私は情報公開すべきだと思...全文を見る
○岩國委員 コストといっても、その条項を義務づけることで一年間に何億もお金のかかる話ですか。A4の紙一枚そこへつけそろえるだけの話じゃありませんか、そもそも契約の中に書類はできているわけですから。コストコストと大げさにおっしゃる、そういう後ろ向きの姿勢はよくないと私は思います。御...全文を見る
○岩國委員 そうした財務制限条項の中で、とりわけ株式の処分について、売買について制限を受けている、受けているその発行会社、また受けているその所有対象の子会社的な存在、このA社またはB社がともに上場されている場合に、さっき私は聞きました、親子上場の例がありますと。両方とも上場されて...全文を見る
○岩國委員 市場に出てこない、市場には出せない株がどれぐらいあるかという、それは大事な情報だということは局長もお認めになりました。それについては考えてみたいと。証取法の中のどこにそれが入っているんですか。入らないままでここに出てきているんですか。どうぞ、お答えください。
○岩國委員 有価証券報告書の中に、その他経営に重大な情報というものはそれぞれの発行会社が記載することになっているでしょう。その対象として、こういった株式の売却制限、自分が持っている株式についての売却制限と、大株主によって持たれている自分の会社の株式についての売却制限と両方あります...全文を見る
○岩國委員 私は、こういう点が、まだまだ証取法改正の検討の視野の中から随分抜けているものが多いんじゃないかと思うんです。  私はきょう一時間ちょっと時間をいただいておりますけれども、その中で、私が取り上げた幾つかの私の懸念に対して、ああ、この証取法改正ができてきれいなルールがで...全文を見る
○岩國委員 五年間というのは、私はおかしいと思います。例えば、転換社債の償還期間が二十年あって、発行されてから五年でもう文書は消えていくんですか。私が幾つか問い合わせしたら、五年の壁、あそこでも五年の壁、あそこでも五年の壁、あそこでも五年の壁、もう五年以上たった、しかもマーケット...全文を見る
○岩國委員 質問時間が終わりましたので、最後に私の意見を申し上げますけれども、私は、余りにも時代感覚が欠落しているということ、投資家保護といいながら、投資家を保護するための情報公開の姿勢が余りにも欠落している、こういうものを今、国会で審議するのも恥ずかしい、そういう思いをお伝えし...全文を見る
04月26日第162回国会 衆議院 法務委員会 第15号
議事録を見る
○岩國委員 民主党の岩國哲人でございます。  まず、大臣に、今回の会社法改正案に当たりまして、どういう認識とそれから意欲を持ってこれに対応されたか、それをお伺いしたいと思います。  今回の改正の一番最大のポイントは、大臣自身、何だと思っておられますか、今回の改正案の一番の大き...全文を見る
○岩國委員 大臣自身、自分としてはこれが一番大事だと思われるポイントは何ですか、一つだけお答えください。
○岩國委員 これだけ経営者側も、投資家それから個人株主を含めまして、TOBだけではなくて、会社のあり方について関心が非常に高まっています。これは私は、資本主義社会にとってはいいことだと思っているんです。政治に対する関心だけではなくて、こういう会社の形態のあり方について。  大臣...全文を見る
○岩國委員 私の質問がちょっとおわかりいただけていないのかもしれません。会社を起こす云々ではなくて、会社を買収する。今世間一般で、よくお茶の間番組と言われるようなところにまで、大臣もごらんになっていると思います。そういう日本の会社というのは守られやすいのか、攻められやすいのか、外...全文を見る
○岩國委員 そうすると、今度の会社法改正の方向としては、今まで外国の会社に比べて攻められやすい、守りにくかった、ポイズンはなかった、黄金株はなかった日本の会社に、毒は持ってくる、黄金は持ってくるというやり方で、日本の会社を守るための防壁を高めようという方向でお考えになっていらっし...全文を見る
○岩國委員 それも一つということは、要するにそういう方向を肯定していらっしゃるということですか。  日本の会社というものを私はヨーロッパから十年、アメリカから十年見ておりましたけれども、日本の会社というのはヨーロッパ、アメリカの会社に比べて非常にハードルが高い、防壁が既に高いん...全文を見る
○岩國委員 先ほど、そういった防衛力をより高めるんだ、集団安全保障体制の上にさらに個別的自衛権も発動していくんだ、こういう発想ですね、この会社法改正は。そこまで必要なんですか。  外国の企業の防衛体制と日本の企業の防衛体制とを国際的視野から見てお考えになって、日本の企業は過剰防...全文を見る
○岩國委員 それではちょっと答弁にならないと思うんですね。防衛力というのは、防衛したいと思う人がやることが防衛力なんですよ。防衛したいと思わない人は、何も防衛力なんか発揮する必要はないわけですから。防衛したい人には防衛力を、防衛したくない人には、何とおっしゃいますか。  要する...全文を見る
○岩國委員 私は、こういった過剰な防衛力というものに対して、既にいろいろな取引所からも、あるいは有識者の方からも批判的な意見が出ているということは御存じだと思います。そうしたこれからの株主の地位、あるいはそういった国際的な慣行というところから見た場合も、過剰な防衛力を内蔵したこの...全文を見る
○岩國委員 転換社債については。
○岩國委員 そうすると、転換社債を発行する時点で、例えば、一億株まで発行できるという会社があるとすれば、七千万株が既に発行済みとすれば、残り三千万株の枠に見合う転換社債の発行を、逆算して社債として発行できる、こういう考え方でしょうか。お答えください。
○岩國委員 もうちょっとお近くに座っていただいた方がいいんですけれども。  例えば、この三千万株を見合いにして三百億円の社債を発行した、そこまでは許されるわけですね。しかし、転換価格の修正条項でもって、三千万株だったはずのものが五千万株、六千万株、七千万株と社債の発行期間十年、...全文を見る
○岩國委員 たしか、転換社債の発行枠というのは、資本金の四倍までとか、そういう制限があったんじゃないんですか。全くありませんでしたか。もう個々の会社が決めれば十倍でも百倍でも発行できる、こういうことですか。普遍的な法律というものは必要じゃないですか。
○岩國委員 私が聞いておるのは、一般株主の権利が侵害されるような大量な株式が転換社債という裏口を使って大量発行されてしまう。表玄関から出ていくのは、ちゃんと発行授権資本枠というものがあって、ちゃんとそこでヘッドカウントができるわけですね。裏口から深夜ひそかに出ていった、深夜ひそか...全文を見る
○岩國委員 いいですか。あなた、転換価格と転換によって発行される株数との関係というのは頭の中にちゃんと入っていますか。  転換価格について制限がないということは、転換価格百円とセットされたものが八十円になり、七十円になり、そして極端に言えば一円になる。転換価格の修正に限度はあり...全文を見る
○岩國委員 ということは、一円まで下がるんじゃなくて、三十五円とかそういうところで自然に天井につかえるということですね。転換価格の変更には限度がない。しかし、今おっしゃったことは、転換価格も逆算して授権資本の枠の中でおさまるように自然に一定の底、フロアが出てくるんだ、こういうこと...全文を見る
○岩國委員 私は、この会社法改正の中心になっていらっしゃるんじゃないかと思いますけれども、そういう局長さんが、例えば転換社債を買った人が百億、みんな一億ずつ持っているとします。一年後に転換した人、結構です、あなたは授権資本の枠の中でございます、あなたはちゃんと真正の株式をもらいま...全文を見る
○岩國委員 いいですか。私は最初からずっと一貫して聞いているのは、一般株主、個人投資家の株主権を希薄化させてはならないということなんです。一部の経営者あるいは取締役会の決議によって、今持っている株主の権利が、五年間たんすの中に大切に大切に、お父さんからもらった株式、娘さんが大事に...全文を見る
○岩國委員 全く局長は、一般の企業をちゃんと視野に入れ、それから将来の株主、将来のその転換社債を取得するであろう投資家、投資家というのは、平成十七年四月二十日の投資家が二十年間じっと同じ人ということはまずあり得ないわけです。転々流通するわけですから。ですから、十五年後の転換社債を...全文を見る
04月27日第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第22号
議事録を見る
○岩國委員 参考人の皆さん、おはようございます。民主党衆議院議員の岩國哲人でございます。  本日は、四人の参考人の皆様、大変御多忙な日程の中を本委員会に御出席いただきまして、心からお礼を申し上げます。また、四人の参考人の皆さんが、常日ごろ、それぞれのお立場で我が国の健全で信頼さ...全文を見る
○岩國委員 体力とフットワークはいいけれどもちょっとばかり頭の方がというふうな印象を持っていらっしゃるようですけれども、確かに日本の市場とか日本の企業というのは、私は決して防衛力が弱いとは思わないんです。例えば日本の企業は守らなければならない、たとえ悪い企業でも日本の会社だったら...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  最近の日本のTOBで、それから私が外国にいたときのそういう場面で、一番の違いは、今鶴島参考人がおっしゃったように、一般株主に向けたキャンペーンがほとんど行われないんですね。何か、密室、赤坂のどこかで会ったの会わないのとか、テレビ画面で登場...全文を見る
○岩國委員 先ほど透明性という点について御指摘がございました。この透明性について、情報公開についてお伺いしたいんですけれども。  こうしたTOBの案件を計画しようというときには、ウォール街ではそうした戦略を、ボタンを押す人は必ず三人集めるんですね。一人はCPAですよ、公認会計士...全文を見る
○岩國委員 以前、日本の公認会計士が行われる会計監査の基準というのは、日本の基準、外国の基準とは随分違った時代がございましたね。最近は、GAAPと言われるところにどんどん近づいております。かつては、日本の財務諸表の中で、偶発債務というものは必ずしも記載する必要はなかったり、退職給...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  次に、鶴島参考人と藤沼参考人に短く質問させていただきたいのは、文書の保有期間ですね。  文書、いろいろな届け出書、報告書がありますね。取引所に連絡して八年前のあの社債発行のときの条件とかそういったことを聞きましても、五年ぐらいしか保存し...全文を見る
○岩國委員 そうすると、有価証券報告書といったようなものも、東京証券取引所では、十五年前、二十年前、少なくともその有価証券が流通している期間中は、それに関する書類はきちんと取引所は保存されておりますね。確認だけ。
○岩國委員 これは金融庁に尋ねても、取引所に尋ねても、そういったものは大体五年ぐらい保存していらっしゃる、有価証券報告書。まあ、証券のいろいろな条件を一番よくあらわしているのは有価証券報告書なんですね。そして、虚偽報告が行われるのもそこが舞台になるわけですから、有価証券報告書はも...全文を見る
○岩國委員 次に、質問を変えまして、今度は外資による日本企業の取得ということについてもう一度返りたいと思います。  証券業協会の会長及び神田参考人にお伺いしたいんですけれども、外資について、日本の投資家による企業のTOB以上に、外資に対する企業のTOBの壁は高くすべきだという御...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  決して私は時価総額を膨らませるとか、人為的にかさ上げするということで申し上げたのではなくて、日本の経済政策の大切な一環として株式市場に対してはキャピタルゲインをゼロにするとか、そういった形で、わかりやすい、個人投資家の、国民資産の形成にも...全文を見る
05月13日第162回国会 衆議院 法務委員会 第17号
議事録を見る
○岩國委員 民主党を代表して質問いたします岩國哲人でございます。  まず最初に、法務大臣に、今回の、明治以来の百年に一回の大改正ということで大変な、この法案の書類を見ただけでも、これは今までの新記録だそうでございます。法務委員会が数ある委員会の中で新記録をつくったというのも、こ...全文を見る
○岩國委員 大臣、大変正直に、これからの勉強ということですから、我々議員もこれから勉強しなければならないわけです。  ところで、先ほど、自民党の議員の方からも、これはまくらにでも使うよりしようがないなとおっしゃっておりました。私はきょうの質問のまくらに使おうと思って実はこれを持...全文を見る
○岩國委員 これは、その中身が問題だとおっしゃいました。今までの我々の質疑は中身が薄かったというふうにおっしゃっていることはないと思います。中身は濃いという前提で答えていただかなきゃいかぬのです。中身の濃い時間を何時間ぐらいこの審議にとっていただきたいと願っておられるのか。  ...全文を見る
○岩國委員 今まで審議時間にどれぐらい使われたんですか。そうすると、一時間当たり何条のスピードでやってきたのか。これは簡単な割り算ですから、どうぞお答えください。  大臣が一生懸命計算していらっしゃる間に、私は、まず委員長にお伺いしたいと思います。  委員長は、この委員会の長...全文を見る
○岩國委員 三十時間で、この会社法の法案だけでページ数約九百ページ。一時間当たり三十ページのスピードでこの委員会は審議をしておる。世間の人はこれを信用するでしょうか。一時間当たり三十ページ。私も相当速く読める方ですけれども、これは読むだけでも一時間三十ページ。本当に中身の伴った審...全文を見る
○岩國委員 もちろん、私は量的な評価ということで満足するものではありません。ですから、十分に質疑をこなすためには、私は一時間三十ページのスピードでは足りないということを申し上げているんです。  世間一般の人にそんな話を聞かれて、褒めてくれる人がいるでしょうか。要するに、衆議院と...全文を見る
○岩國委員 私は、はっきり言って胸が痛みます。こういう法務委員会の中で、このせっかくの条文に、十分手を触れることもないページがたくさんあるんです。白きやわ肌に手を触れもせずといったような言葉がありますけれども、私は、この条文は本当に私の方に向かって泣いているように思うんですね、全...全文を見る
○岩國委員 いろいろな改正点の中、午前中も読みやすくするということがここでありましたね、わかりやすくする。その一つの方向が、片仮名をなくすということで読みやすくしようと。私は、確かにそれは非常に大切な点だったと思うんです。  今、世の中は片仮名の方に流れているんですね。若い人た...全文を見る
○岩國委員 こういったことは、一般に、法律の文章としては、私自身の経験を踏まえても、片仮名が多過ぎる文章よりも平仮名の方が親しみやすいな、日本人的かもしれませんけれども、私もそういうふうに思います。しかし、世間一般がどんどん片仮名化している中であえて平仮名に踏み切るには、それなり...全文を見る
○岩國委員 その第一章が始まる前に、一番最初に書いてある大事な文章はありませんか、日本の国会がこれを決めたとか……(発言する者あり)失礼しました。商法の方です。
○岩國委員 この「朕」という言葉、商法はある意味ではこの会社法の親法みたいな立場にあるわけですね。今度は会社法を独立させる。その本家本元の商法の方で「朕帝国議会」という言葉がそのまま残っておりますけれども、これはなぜ今なお引き継がれて改正もされないで使われるんですか。「朕」という...全文を見る
○岩國委員 戦争は終わり、国の体系は変わって、しかも、商法のような経済活動に非常に大切な法律の中に、私は「朕」という言葉が残っているのはおかしいと思うんです。大臣、そう思われませんか。  それから、「帝国議会」という言葉そのものも、百年に一回の、明治以来の大改正というんであれば...全文を見る
○岩國委員 そうすると、二十一世紀もずっと「朕」「帝国議会」がこうして六法全書の中に残っていく、それは全然問題はないし、おかしくないことだ、こういうふうにおっしゃっているんですか。
○岩國委員 今この場で答えていただけないということであるならば、この法案の採決までに必ず大臣の名前で回答を出していただきたいと私は思います。「朕」というのが何を意味するのか。「帝国議会」が何を意味するのか。そして、商法のここに、それは法律の一部ではないという判断を今示されましたけ...全文を見る
○岩國委員 では、先ほど、「朕」「帝国議会」という表現、それが経済関係法の中心にいまだに座っておることについての大臣の見解を出していただきたいということを私はお願いしました。  委員長、必ずそれをお取り次ぎいただきますようにお願いします。
○岩國委員 今、局長の方からそうした数については答えていただけませんでした。日本の法体系の中で「朕」という言葉が残っている法律は全部で幾つあるのか、そのリストを出していただきたい、「帝国議会」という表現も。  一遍この辺で我々も知っておいた方がいいんじゃないでしょうか。こういう...全文を見る
○岩國委員 私は、二十一世紀に入って、これから百年、少なくとも五十年使えるような法律をつくろうというのであれば、西暦化を大胆に決定すべきだったと思いますし、少なくとも、今局長がおっしゃった併用ということぐらいも、読みやすく、わかりやすく、計算しやすく、そこまで気遣いをした法律をつ...全文を見る
○岩國委員 そうしたすべてを私は西暦と言っているんじゃなくて、現実的に併用ということもし得るわけですね。  そして、年号というのは、御承知だと思いますけれども、これは神様がおつくりになったんだったら、出雲の人たちは抵抗があったと思います。よく調べてみると、これは神様がおつくりに...全文を見る
○岩國委員 大臣は形容詞としては近代的とか民主主義とおっしゃいますけれども、朕が居たり帝国議会があったりするようなのは全然近代的でもないと思うんですね。  それから、民主主義とおっしゃいますけれども、この会社法改正の中には、いわゆる企業を防衛しよう、そういう立場の、一般株主の権...全文を見る
○岩國委員 また、この自己株式取得ということについては私はいろいろな問題点があると思うんです。私は否定しているのではありませんよ。自己株式取得というものは、ルールを相当明確にし、レールもロールもルールもしっかりとさせなきゃならぬのは、この自己株式取得ということに対する法的な手当て...全文を見る
○岩國委員 有価証券報告書で公開されている例もある、しかし、それを強制しなきゃ意味がないじゃないですか。やっている会社とやっていない会社がある、こういう点についても、まだ私は今の答弁は不十分だと思います。  それから、四分の一ルール、三社、四社、五社で四分の一を超えている場合、...全文を見る
○岩國委員 そういう公的な機関であるかのごとく詐称する、これからもそういう人たちがいると思います。例えば、政府機関でもないのに政府機関であるかのごとく思わせる、県の名前、市の名前を使って会社の名前の上にかぶせる、そういうものは禁じられているとはっきり局長はおっしゃいましたね。 ...全文を見る
05月18日第162回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
議事録を見る
○岩國委員 民主党を代表して、質問いたします。岩國哲人でございます。  ただいま、我が党の岡本委員から、国土交通関連のJR西日本の事故についての質問がなされておりましたので、流れとして、私は順番を変えまして、国土交通に対して質問させていただきたい、そのように思います。  こう...全文を見る
○岩國委員 社内資料については一切目を向けない、手を出さないというのが国土交通省の監督省としての方針であるということをまず確認させていただきます。  それでは、どの範囲まで皆さんは目を通すのか。監督官庁と言っておられるが、文書にも全然目を通さない監督官庁はあり得ないと思う。監督...全文を見る
○岩國委員 法律によって見なくていいとか、そういったことがあるとしたら、私は、そうした法律こそ変えなければ大変危険なことだと思うんですね。国土交通省をまるで免責するような法律が現在存在するとするならば、こういう事故の根源はJR西日本とか東日本の経営者のところにあるのではなくて、そ...全文を見る
○岩國委員 私の手元資料によりますと、JR西日本はこの十五年間に乗客を二割ふやし、私鉄は二割減らしております。これだけ急激なお客さんの変化があって、もっと多く、もっと速く、この事業方針は見事に成功しているんです。だからそれが収益につながっているんですね。速く走らせることによってお...全文を見る
○岩國委員 いいですか。私は、先般の予算委員会でも、予算審議に当たっても当初予算とそれから補正予算、大体、毎年毎年、補正でこんなに大幅に、当初予算の一割、二割はオンしてやってくる、結果はそうなっているでしょう。当初予算の段階から、年内に補正予算でまた一五%ふやしますよという補正予...全文を見る
○岩國委員 私は、森岡さんの後援会へのいろいろなレターを私のところにもいただいて読ませていただいて、大変正義感に満ち満ちたことをお伝えになっていらっしゃる、すばらしいと思っています。  しかし、正義感という観点からいえば、あなたのやっていらっしゃることは、私は間違っていると思い...全文を見る
○岩國委員 国土交通の方、お忙しいと思いますから、どうぞ御退席いただいて結構です。  もう質疑時間が終わりましたので、最後に申し上げたいと思いますけれども、今、財務省の御答弁の中に、有利子負債がどんどん減っていった、収益が改善したと。大企業はよくなっていますよ、当然です。これは...全文を見る
06月02日第162回国会 衆議院 予算委員会 第22号
議事録を見る
○岩國委員 民主党を代表して質問いたします。岩國哲人でございます。  本日は、総理にわざわざ御出席いただいておりますから、いずれ郵政民営化特別委員会等で各閣僚の皆さんにも御質問させていただくこともあろうかと思いますので、できるだけ多くの質問を総理にさせていただきます。  まず...全文を見る
○岩國委員 私は、委員会でも、本会議ではなおさらそうですけれども、やはり一流の国の立法府としては、それなりの雰囲気というものがあろうかと思います。私は決して頑固でもありませんし、特に古いとは思っておりませんけれども、そういう意見も多数あるということを申し上げておきます。靖国に参拝...全文を見る
○岩國委員 お調べになったことはないというのは、私は間違っていると思います。天皇によって任命された総理大臣の肩書を使う人が、任命された天皇陛下がその神社に行っておられるか行っておられないか、当然、普通の人間だったら気になるはずでしょう。  天皇陛下は伊勢神宮に行っておられます。...全文を見る
○岩國委員 私が調べましたら、天皇陛下は一回も靖国には参拝していらっしゃらないと私は思います。  何回か参拝されたということを総理は承知しておられるんですね。そして、そのときに国会も問題にすることはなかった。中国も韓国も問題にすることはなかった。総理大臣を任命した国民統合の象徴...全文を見る
○岩國委員 いやいや、結構ですよ、先ほど聞いておりますから。天皇の参拝あるいは参拝されないということについて、総理が十分にお調べになっていないということはよくわかりました。  それでは、今までの総理大臣について、どういう参拝の仕方が行われたか。私はそれなりの資料を入手いたしまし...全文を見る
○岩國委員 そのときに中曽根総理がなぜ行くべきでないかという説明をされた。それは、今回の靖国問題に絡んで総理自身お調べになったことはありますか。  どういう気持ちで中曽根総理が一度参拝され、そして二度目は参拝されなかったかということについて、中曽根総理が間違っておられるのか、中...全文を見る
○岩國委員 中曽根総理のお名前を挙げましたけれども、それ以外に自民党の総裁としての先輩、あるいは総理としての先輩、今御存命中の方は何人もいらっしゃいます。そういう方の御意見で、小泉総理と一人でも同じ意見の方が先輩の中にいらっしゃいますか。橋本総理あるいは宮沢総理、森総理あるいは海...全文を見る
○岩國委員 けさの新聞等も報道しておりますけれども、今まで総理を経験された方で小泉総理と同じ意見をおっしゃっている方は一人もいない。こういう新聞記事を見ると、余計国民は心配になるんです。  小泉総理は、先ほどひとりよがりという表現が、どなたかお使いになったか、あるいは総理だった...全文を見る
○岩國委員 こういう難しい関係にはありますけれども、あの中国の若い学生たちと一遍議論をしてみたい、そういう機会があるならば、早く来るならば、そういう機会を持ってみたい、そういうふうな思いは持っておられませんか。
○岩國委員 だれかが段取りしてくれれば、そういう機会が来ればそのときに考えるというよりも、総理、私は日本の総理大臣としてもっと勇気を持っていただきたいと思うんです。そういう大きな役割を持ち、責任を持っておられる政治家の一人として、私はそういう機会をぜひつくってもらいたいと念願し、...全文を見る
○岩國委員 今まで何回も議論してまいりました。ドイツの例、オランダの例、イギリスの例、ニュージーランドの例、いろいろな例があります。ドイツのように、民営化に踏み切って、結局、ポストはふえたけれどもポストオフィスは減ってしまったというがっかりの例とか、あるいはニュージーランドのよう...全文を見る
○岩國委員 郵貯とか保険がなければアメリカと同じようにしっかり国営でやっていけるんですか。しっかりというのは、民間会社に命令することじゃなくて、しっかりの自信があれば国がやるべきことでしょう。国がやってくれた方が安心だ。アメリカも国でやっている。ならば、しっかりと国営で、官営でや...全文を見る
○岩國委員 それでは、麻生大臣にお伺いします。  麻生大臣、これ以外に、もうちょっと易しく、あるいはもっと魅力的な、何かこれはいいなと御自身が思われたような名前というのは頭の中に浮かんだのか、案として提示されたのか、全くそんなのはなかったのか、三つのうちの一つをお答えください。
○岩國委員 これは、漢字の方が感じがいい、こういう御意見ですけれども、その漢字の漢は、ちょっと字が違うんじゃないですか。これは両方とも官庁の名前ですよ。官庁の官を使って、その「官字」を使っているんでしょう。  郵政というのは、これは官営時代、国営時代の名前そのままですよ。昔の名...全文を見る
○岩國委員 法務大臣、これは、法務委員会での答弁と違っておりますよ。  寺田民事局長は、この中にも何人もその部屋の中で答弁を聞いていただいた方がいます、要するに、公的機関を連想させるような名前は認められないとはっきり答弁されたんです。そして、私はそれを受けて、明快な答弁をありが...全文を見る
○岩國委員 法務大臣、あなたの答弁、私は問題だと思いますよ。  こうして明らかに、では、あらゆる名前が、おかしな名前が出てきても、こういう業務をやらないことになっております、取引相手の勉強が足りません、こんなことを一々言うんですか。これが法治国家の法務大臣のおっしゃる言葉ですか...全文を見る
○岩國委員 これでは答弁にならないじゃないですか、委員長。聞いておられましたか。  日本で一番大きな会社ができようというときに、その会社の名前に疑問がある、疑惑がある、問題があるということを私は指摘しているわけですよ。  委員長、ちょっと時間をとめてくださいよ。甘利委員長、お...全文を見る
○岩國委員 私は、法務委員会で質問し、そして寺田民事局長から答弁を受けたのは、公的機関を連想させる名前は許されないということなんです。いいですか、この名前は公的機関を連想させるどころか、公的機関そのものの名前なんです。  郵政というのは、百年以上も国民が育て支えてきた名前なんで...全文を見る
○岩國委員 いいですか、法務大臣は、あのとき、私の前でその質問を聞いておられたでしょう、答弁も聞いておられた。法務大臣が今ここで紹介された寺田民事局長の答弁は違いますよ。公的な業務がある場合には云々というのは、そんなものはついておりませんでした。それから、特定の法案によってそれを...全文を見る
○岩國委員 私は、これは官名詐称罪で告発すべき問題だと思います。  そういう、法務省自身の答弁がぐらついたり、そして、官名、官の名前そのものを使わせて、公的機関をなくす、公的サービスをなくすというのであれば、公的な名前を連想させるような言葉は払拭するのが世間の常識、世界の常識じ...全文を見る
○岩國委員 株式を三分の一保有しなければならない、これは大変議論の多いところでありますけれども、しかし、転換社債が無記名で発行された場合に、その転換社債が一晩にして転換されて株式になる。転換社債の保有制限あるいは取得制限といったものがなければ、この三分の一条項は抜け穴になってしま...全文を見る
○岩國委員 要するに、大臣のお話を伺えば伺うほど、私は、谷垣大臣が税金をふやすということは間違いだと思うんです。こうした一般の家庭が苦しいからこそ、生活保護予算というのはふえているわけでしょう。これは、とても増税を認めるような環境にはありません。  そして、郵政民営化の問題につ...全文を見る
06月07日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第9号
議事録を見る
○岩國委員 民主党の岩國哲人でございます。  四人の参考人の皆さんには、大変お忙しい御日程の中を、こうして私たちのために貴重な御意見を御陳述いただきまして、心から感謝いたしております。  四人の参考人の皆さんに一つずつお伺いしたいことがありますけれども、まず最初に、私は世界の...全文を見る
○岩國委員 島根県だけではなくて大都市も最近そうですけれども、日本は非常に災害の多い国なんですね。アメリカがどうやった、イギリスがどうやった、ドイツがどうやった、ニュージーランドがどうやった、オランダがどうやった、そういう議論がここでは非常に多いんですけれども、大体民営化をどんど...全文を見る
○岩國委員 今までのポストサービスの中の金融機能というのは、いわゆるお金のセーフティーネットの役割を果たしておった。お金のセーフティーネットの時代から、これからは暮らしのセーフティーネットへ、私は、もっとそれを広げていくべきじゃないかと。そういう発想でこの二万四千七百の拠点という...全文を見る
○岩國委員 私は、不幸にして慶応大学で学ぶ機会がなかったものですから、少し間違った学問をしてきたかもしれません。違った大学で勉強し、違った場所で、私は現場というのを見てきました。社会主義の国も共産主義の国も、そして典型的な資本主義のアメリカも、いろいろな国を私は見て、そこでいろい...全文を見る
○岩國委員 そうすると、今度できる郵便貯金銀行というのは、私の家内が行ったら、貯金通帳をもらうんでしょうか、預金通帳をもらうんでしょうか、どちらでしょう。  その辺も、翁参考人は今度の民営化の設計に深くかかわってこられたということですけれども、郵便貯金銀行と書いてある以上は貯金...全文を見る
○岩國委員 翁参考人が設計に参画されたこの郵便貯金、これを民営化して銀行になって、そしてその郵便貯金銀行は銀行法の規定を受けるんです。銀行法の中には貯金という言葉は出てこないでしょう。この銀行は一体、銀行法でできないことを堂々と看板で掲げようという。このごろは、牛肉でも、産地を間...全文を見る
○岩國委員 私の理解が少し足りなくて、大変失礼を申し上げました。  しかし、私は、そういった地域での介護、福祉をやるだけの体力をつくるためには、やはりそれだけの適正な利潤を上げなければならない。金融機関が適正な利潤を上げるためには、地域だけに限定されたのでは利益性が悪くなるんじ...全文を見る
○岩國委員 中期計画、その達成度については、非常に努力し、いい方向へ行っていると評価をしておられるようでありますけれども、我々の中で議論になりましたのは、この中期計画、少なくとも最初の四年間きちっとやってみて、努力半ばでだめとか、あるいは中途半端にいい評価をするのではなくて、四年...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  それから、先ほど加藤先生のお話を伺っています中に一つ気になりましたことは、公務員共済、こういった二十七万人あるいは四十万人という負担の問題ですね。公務員という肩書であるがゆえに、年金の負担が大きくのしかかっている。  これは我々も予算委...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  もう一つ、切手の問題。切手というものは、今度、郵便事業株式会社、民間会社が発行することになります。民間会社が切手を五千億、一兆円と、これは限度がありませんから、お客さんが買いに来れば売らざるを得ない。もうことしの切手の販売額は、これで売り...全文を見る
○岩國委員 そういうことは議論さえもされなかったんでしょうか。私は驚かざるを得ないんです。この債務を継承しなければ、だれが窓口でお金を払い戻しするんですか。  こういう会社が上場できますか。山崎参考人、あなたはそういう世界にいらっしゃったから、こういうわからない債務をたくさん抱...全文を見る
○岩國委員 こういう会社が上場できるという前提で考えているこの法案、私は道路公団のときにも申し上げました、資産を持たない会社がなぜ上場を許されるのか。  結局、国鉄の場合には、上下分離が上下一体になって初めて、そのときに上場要件が認められて、上場されています。道路公団は、その問...全文を見る
○岩國委員 私の時間が参りましたので質問を終わりますけれども、私は、こういう普通の会社の、あるいは普通の公団の場合には、道路公団でも国鉄でも、それから電電公社でも、だれも計算できない債務というものを民営化した例は全くないんです。それが切手という、株式でもない、債券でもない、第三の...全文を見る
06月21日第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会 第17号
議事録を見る
○岩國委員 岩國哲人でございます。民主党を代表いたしまして質問いたします。  まず最初に、細田官房長官。先ほども、この国会の審議時間、国会の立場に対してコメントをいただきました。立法府に対しては最大の敬意を払っていらっしゃるということでありますけれども、立法府に対する最大の敬意...全文を見る
○岩國委員 今までも、何回、そしてこの三日間で四回、こうした政府側の答弁の非常に誠実さが足りない、正確さも足りない、また、答弁席へ歩いてくるその歩き方も遅い、こういうことも含めて、本当にこれが内閣の最重要法案なのかどうか。私は、この点、大いに反省していただきたい、そういうふうに思...全文を見る
○岩國委員 というお答えをいただきましたのでお伺いいたしたいと思いますけれども、これらの決議文、要請、申し入れに対して今回のこの民営化法案というのは、全銀協の立場からこれはほぼ受け入れられる、全面的に受け入れられる、そのようなものになっておるかどうか、御意見を聞かせてください。
○岩國委員 こうした、九月十日付、全銀協の名前でこれはホームページにも掲載していらっしゃいます。この中でいろいろな項目を挙げておられますけれども、規模の縮小、これについては受け入れられるということですか。二番目に、規模縮小を図るための具体的な仕組みが明示されていないことについて懸...全文を見る
○岩國委員 全銀協としては、昨年九月十日のこうしたいろいろな要望事項に対して、すべて受け入れられる、そして民営化法案については反対する理由は失った。この郵便貯金銀行が全銀協に加入を申請された場合には、もちろん、何の条件もつけずにその加入を認められるということでよろしいでしょうか。...全文を見る
○岩國委員 それは、全銀協発足以来、今まで加入を申請して受け入れられなかった銀行は過去においてありますか。  そして、何度も何度もおいでいただいて恐縮ですから次の質問もさせていただきますけれども、全銀協に加入している銀行はすべて預金保険料を支払うということが義務となっているのか...全文を見る
○岩國委員 そうすれば、全銀協に加入していながら払わない銀行があったとしても、その会員資格は停止されることはないというふうに理解してよろしいですね。  それからもう一つは、預金保険料を年間幾ら払っているかということは経営上のそんなに極秘事項なんでしょうか。有価証券報告書にも発表...全文を見る
○岩國委員 私の先ほどの質問は、全銀協の斉藤常務に、全銀協という組織を運営しながら、加盟銀行が払っているか払っていないかということさえも把握していないのが実態なのかということを確認していただきたいということ。  二番目に、各銀行は、有価証券報告書、そういったものについて、これは...全文を見る
○岩國委員 この質問は通告してあります。なぜ、お出かけになる前に、一つの銀行だけでもいいから、有価証券報告書に記載してあるかどうかぐらいのことを、調べてお出かけいただくのが常識じゃないかと思います。時間があったのに調べない、調べたくないというのは、何か別な理由でもあるんですか。 ...全文を見る
○岩國委員 これは、骨格経営試算、そういったものについても郵貯銀行が払う数字というものが出ております。この試算の数字は、受け取る預金保険機構の方から見てもその数字はほぼ妥当だというふうに考えておられますか。
○岩國委員 それではお伺いします。  例えば百万円の預金をした場合に、今、利子に対してどれぐらいのその預金保険料のコストがかかっていますか。  これは試算をしてもらいました、郵政民営化準備室の方で。百万円について幾らのコストになるのか、まあ、いろいろな前提は置いてありますけれ...全文を見る
○岩國委員 一般の人が聞いたら、これは全くわからない話ですよ。そうした、政府の準備室が試算した、十年分の預金保険機構にこれだけ払いますという数字を具体的に出しているでしょう、試算として。そしてあなたは、先ほど、その試算は妥当なものだと思っていらっしゃるわけでしょう。全く違っている...全文を見る
○岩國委員 そうすると、それはことし一年ぐらいもつ数字であって、一体、十年先をどうやって試算されたんですか。全くおかしな、二年目、三年目、四年目、五年目はどういう料率を掛けておられるのか。どうぞお答えください。
○岩國委員 そうすると、我が国の一般預金者に対する対応というのは、払う利子よりも多い保険を負担させると。〇・〇八三ということは、〇・〇三よりも二倍、三倍大きいわけです。一の利子をもらうために三のコストを保険として払わされるのか。こんな保険業務というのはあるのでしょうか。私は全く理...全文を見る
○岩國委員 私はそのとき気になりましたのは、竹中大臣は貯金を持っておりますと言われたんですね。預金についてはお触れにならなかったんです。貯金と預金はどのように竹中大臣の頭の中では区別されているんですか。貯金と預金の違いを御説明ください。大臣がお答えになったその貯金は持っているとい...全文を見る
○岩國委員 竹中大臣、こういう貯金と預金の区別さえ、ほかの大臣にお願いしないと説明できないんですか。あなたはいろいろなところで講演もしていらっしゃる。学校でも、わかりやすい経済教室、わかりやすい経済教室の根本は、貯金か預金か、これが一番大事なことじゃないですか。株式と債券の違いの...全文を見る
○岩國委員 経済効果に差異はないということですけれども、竹中大臣、貯金と預金はどっちが安全なんですか。一般の人はどういうふうに理解していると理解しておられますか、お答えください。
○岩國委員 では、伊藤大臣にお伺いします。  銀行へ行って我々がもらうのは預金通帳ですね。銀行で貯金通帳も発行できるのかどうか、端的にお答えください。——大臣に聞いています、大臣に。
○岩國委員 伊藤大臣、これはそんなに難しい問題じゃないと思うんです。一般の人に、銀行へ行って貯金通帳をもらえるんですかと聞かれたときに、あなたならどう答えるかという程度の話なんです。それをわざわざ、局長だか部長さんだか知りませんけれども、そういう方を呼ばないと自分の知識が頼りない...全文を見る
○岩國委員 では法務大臣、お伺いします。  まず、げたしか売らないげた屋さんが靴屋という看板を掲げて靴の組合に加入できるのか。靴もげたも同じ履物だ、都会ではちょっと違いますけれども、田舎へ行けば同じようなものですよ。そうすれば、同じようなものだから履物に変わりはないでしょう。た...全文を見る
○岩國委員 それは、世間一般では、貯金というのは政府の保証がついているものと、これは、明治二十三年に郵便貯金ができてから、そういう前提、そういう信用でもって今まで受け入れられてきたんです。貯金という言葉は、法律的には預金も貯金も同格、私もそう思います。しかし、経済的には、暮らしの...全文を見る
○岩國委員 それでは、全銀協にお伺いします。  全銀協のメンバーの中に、貯金という名前を使った銀行はありますか。ないはずでしょう。仮に、この貯金銀行という名前の銀行が加盟を申請すれば、名前についても何の異議も申し立てないでこれは加入を認められるのか。三番目。日本政府投資信託銀行...全文を見る
○岩國委員 斉藤常務、ありがとうございました。相当勇気の要る御答弁だったんじゃないかと私は思います。きょうは全銀協の会長にお願いしましたけれども、どうしても公務ということで、やむなく常務理事に御出席いただきまして、その点は大変感謝しております。  しかし、今の点について、加盟銀...全文を見る
○岩國委員 要するに、銀行という名前だけが義務づけられているということは、それが私は一番すっきりしていると思うんです。投資信託銀行だとか生命保険銀行だとか、こういう紛らわしい、紛らわしいどころか、売りもしない商品を掲げてお客さんを窓口に吸い寄せて、そしてその営業を拡大していこう、...全文を見る
○岩國委員 明快に御答弁いただきましてありがとうございました。要するに、担当の大臣も担当の局長も、これから日本の銀行は貯金という商品を扱ってもよろしい、そういう名前の商品を扱ってもよろしいということをこの国会の場ではっきりと答弁されたわけですから、私はそれを踏まえて、次に麻生大臣...全文を見る
○岩國委員 これは、三年前の六月、総務委員会で自民党の谷本議員、黄川田議員がこれについて質問しておられます。三年前の六月の総務委員会。そして、片山大臣、佐田副大臣がそれについて答弁しておられますけれども、この三事業一体で公社化に移行するという件につきましては、いろいろな説明があり...全文を見る
○岩國委員 こういう、同じ政権でありながら、内閣がかわるたびに考え方がころころくるくる変わるのでは、一体我々は何を信用したらいいんですか。同じ小泉内閣の中で、三年前の総務大臣が、公社化にするために、三事業一体で遂行するために公社化でやるんだということを説明し、国会の皆さんに決めて...全文を見る
○岩國委員 三年間に急に郵便が減ったわけではありません。要するに、三年前の公社化法案のときの意図が、本当は公社化が一番いいものだという信念の裏づけが本当はなかったからじゃないんですか。公社化として、そして次には民営化に持っていこうということだからああいう法案でやっておる。そのとき...全文を見る
○岩國委員 突然のこととはいえ、全銀協で銀行の将来展望というものを一生懸命考えていらっしゃる方であるならば、こういった郵便貯金銀行が誕生することでどういう影響が出てくるのか、その結果として国民に対するサービスはふえるのか、もっと悪くなっていくのか、そういうことに対して公式の見解と...全文を見る
○岩國委員 谷垣大臣、それは私は全く甘過ぎると思います。そうすれば、五兆円積んでも売却益には全然影響はないんですか。  つまり、配当を払う上に基金を強制的に積み立てさせられる、これは第二の配当なんです。第二の配当負担があるとすれば、経営者としては、そういう義務がつけられている経...全文を見る
○岩國委員 それでは、地方の郵便局を維持するために、この一兆円の運用益はすべて一〇〇%地方自治体の負担なしにこれは実行されるということですね、地方自治体の負担を求めないんですから。出雲の郵便局は、田舎の稗原というところに、山間地にあります。それを維持するためにぜひともこの基金を使...全文を見る
○岩國委員 それでは、郵便局はしっかりと維持されていながらも、別の理由で、地域貢献という形でこのお金が使われるということはあるということですね。つまり、その地域のインフラサービス、社会的サービス、郵便局がありながらもそれでは不十分だというと、かつてのNTTのお金を全国自治体が一億...全文を見る
○岩國委員 質問時間が終わりましたので、残念ながら私の質問は終わりますけれども、この地域貢献基金の使い方、そして、民営化に対する国民的な負担がどれぐらいあるか、はっきりと数字できちんと試算を出していただきたいし、また、地域貢献基金の使い方の基準についても、郵便局のあるなしと関係な...全文を見る
10月06日第163回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第2号
議事録を見る
○岩國委員 発言の機会をいただきまして、ありがとうございます。民主党の岩國哲人でございます。  私は、外国にも長くおりましたので、外国の学校あるいは青年、社会のあり方等を見て、それをこの委員会でも発言させていただきたいと思っておりますけれども、時間の制限がありますので。  年...全文を見る
10月11日第163回国会 衆議院 懲罰委員会 第1号
議事録を見る
○岩國委員長 これより会議を開きます。  一言ごあいさつ申し上げます。  去る九月二十二日の本会議におきまして、私が懲罰委員長に選任されました。まことに光栄に存じます。  申し上げるまでもなく、当委員会は、議院の秩序維持及び規律保持に関し重大なる責務を課せられており、その職...全文を見る
○岩國委員長 これより理事の互選を行います。  理事は、議院運営委員会の決定の基準のとおり、その数を五名とし、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩國委員長 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に       安倍 晋三君    亀井 善之君       島村 宜伸君    藤村  修君       神崎 武法君 を指名いたします。  本日は、これにて散会いたします。     午前十時二分散会
10月13日第163回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第3号
議事録を見る
○岩國委員 午前中、お二人の先生のお話も伺い、また、各委員の皆さんの御質問も伺いました。その中でも、最近私が特に感じるのは、この日本国にとって一番大切な憲法そのものの正当性が十分とは言えないという認識がまだまだ残っている、この点は非常に残念だと思います。  私も、いろいろな国の...全文を見る
○岩國委員 前回、二十歳か十八歳かということについて、ほとんどの方は十八歳という御意見の方が多かったように思いましたけれども、私は、十八歳は日本においては少し時期尚早ではないかという意見を申し上げました。そして、詳しくはまた次回と申し上げ、この機会を待っておりました。  ヨーロ...全文を見る
○岩國委員 もう三度目で、三杯目はそっと出して短くやりたいと思いますけれども。  先ほど笠井委員の方から、この九条改正反対にいろいろな世論調査、やれ六八とか七二%、私ももちろん見ております。しかし、これは私は非常に誤解を招きやすい結果だと思うんですね。  なぜかといいますと、...全文を見る
10月20日第163回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第4号
議事録を見る
○岩國委員 民主党の岩國哲人でございます。  委員長から先ほど在外邦人の投票ということについても意見をということでございましたから、あえて申し上げたいと思います。  私は、自分の人生の中で二十年間日本における国政投票権を奪われていた、そういう珍しい体験をしてまいりました。決し...全文を見る