岩國哲人

いわくにてつんど



当選回数回

岩國哲人の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第164回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○岩國分科員 小坂文部大臣に初めて質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  大臣もおっしゃっておられますし、私もかねがね、海外から日本という国を見て、これからの日本の将来というものを考えるに当たって、日本は石油とか石炭、そういう資源に恵まれない、しかし、たった一つ...全文を見る
○岩國分科員 大臣、お聞きになりましたか。今三・五、よその国は五・五。仮に、二%日本の比率を上げるとすれば五・五%。あと二%上げるためには、GDPの二%を上げるためには、何兆円のお金を積み立てれば外国並みの五・五%になりますか。そんな難しい計算じゃないと思いますから。いやいや、大...全文を見る
○岩國分科員 いいですか、小坂大臣。あと十兆円。要するに、よその国並みに日本の子供たちのためにお金をかけるとすれば、あと十兆円我々は必要としている。  その十兆円を国がかけないで、今だれが負担しているのか。父兄ですよ。父兄が十兆円を負担しているということは、消費税で換算すれば、...全文を見る
○岩國分科員 いろいろな国や国情というのもありますし、それから、先進国に至るそういう近代化の過程が違っているということもあると思います。一概に比較するのは無理があっても、互いに比較しながら、今、よその国との教育競争というところに来ているんじゃないでしょうか。  国際化、グローバ...全文を見る
○岩國分科員 かけ声の割にはほとんどふえなかったということですね。まあ大臣も副大臣も苦い顔をしていらっしゃっている、そのお気持ちはよくわかります。あのかけ声の大きさに比べて何たることか、そういう思いでいらっしゃると思いますし、私も残念に思います。  まあこの点は、この場所で議論...全文を見る
○岩國分科員 ありがとうございました。  今、小坂大臣がいらっしゃるからこそ、私はこの信州教育を取り上げたい、また価値があると思ってきょうお話ししておりますけれども。  教育の地方分権ということがうたわれる。一方では教育の国際競争ということがうたわれる。そして日本の未来、やは...全文を見る
○岩國分科員 御努力はよくわかりますけれども、ただ、努力のスケールが一けた私は違うんじゃないかと思うんですね。やはりこれだけアジア外交ということに一般国民までが靖国神社のおかげで最近は関心を持っています、まあ皮肉を言っておりますけれども。  そういう国民までがアジア外交、大丈夫...全文を見る
○岩國分科員 それでは、現状はどうなっているのか。主な留学生受け入れの国ですね、それは十五か二十ぐらいしかないと思いますけれども。それぞれの窓口、現状はどうなっているのか、それをどういうふうに改良し、改善しようとしているのか。資料をぜひこの委員会の方にも出していただきたい、そのよ...全文を見る
○岩國分科員 突然の質問とおっしゃいますけれども、国会の質問は突然が原則なんですね。通告はむしろ例外じゃないかと思います。  ましてや靖国の問題、これはことしほど、この一年間、随分話題になったでしょう。とすれば、初等中等教育局長としては、学校の教科書にどういうふうに書かれている...全文を見る
03月09日第164回国会 衆議院 懲罰委員会 第1号
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○岩國委員長 これより会議を開きます。  理事補欠選任の件についてお諮りいたします。  委員の異動に伴いまして、現在理事が四名欠員となっております。その補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼...全文を見る
○岩國委員長 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に       甘利  明君    村上誠一郎君       平野 博文君    坂口  力君 を指名いたします。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十時六...全文を見る
03月16日第164回国会 衆議院 懲罰委員会 第2号
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○岩國委員長 これより会議を開きます。  去る二日、院議をもって付託されました議員永田寿康君懲罰事犯の件を議題といたします。  渡辺博道君から懲罰動議提出の理由について説明を求めます。渡辺博道君。
○岩國委員長 これにて趣旨説明は終わりました。  次回は、来る二十二日水曜日午前九時四十分理事会、午前十時委員会を開会し、本人永田寿康君から身上弁明を聴取することといたします。  本日は、これにて散会いたします。     午前十時十一分散会
03月22日第164回国会 衆議院 懲罰委員会 第3号
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○岩國委員長 これより会議を開きます。  議員永田寿康君懲罰事犯の件を議題といたします。  この際、本人永田寿康君から身上弁明をいたしたいとの申し出がありますので、これを許可いたします。永田寿康君。
○岩國委員長 これにて永田君の身上弁明は終わりました。  永田君は御退席願います。     —————————————
○岩國委員長 この際、お諮りいたします。  衆議院規則第二百四十条により、本人永田寿康君に対し、次回二十四日の本委員会に出席を求めることといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩國委員長 御異議なしと認めます。よって、議長を経由して本人の出席を求める手続をとることといたします。  次回は、来る二十四日金曜日午前九時四十分理事会、午前十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十時十八分散会
03月24日第164回国会 衆議院 懲罰委員会 第4号
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○岩國委員長 これより会議を開きます。  議員永田寿康君懲罰事犯の件を議題といたします。  本日は、本人永田寿康君に対する質疑を行います。  まず、理事会の合意に基づきまして、委員長から質疑を行います。  去る二十二日の委員会で、御本人から身上弁明をいただきましたが、情報...全文を見る
○岩國委員長 以上をもちまして、私からお尋ねすることは終わりました。  次に、委員各位から質疑の申し出がありますので、順次これを許します。平沢勝栄君。
○岩國委員長 以上で平沢勝栄君の質問は終了しました。  次に、葉梨康弘君。
○岩國委員長 以上をもって葉梨康弘君の質問は終わりました。  次に、平野博文君。
○岩國委員長 次に、大口善徳君。
○岩國委員長 永田君、簡潔にお願いします。
○岩國委員長 その件は理事会において諮らせていただきたいと思っております。  以上をもって大口善徳君の質問は終わりました。  次に、綿貫民輔君。
○岩國委員長 綿貫委員より、前衆議院議長としての大変重みのある御意見を、懲罰委員会のあり方、また制度についていただきました。真摯に受けとめ、これから全委員で参考にさせていただきたいと思います。  永田君。
○岩國委員長 以上をもって綿貫民輔君の質問は終わりました。  これにて本日の永田君に対する質疑は終了いたしました。  永田君は御退席願います。      ————◇—————
○岩國委員長 この際、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。  委員の異動に伴いまして、現在理事が一名欠員となっております。その補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岩國委員長 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に坂口力君を指名いたします。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十一時五十二分散会
03月29日第164回国会 衆議院 懲罰委員会 第5号
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○岩國委員長 これより会議を開きます。  証人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  議員永田寿康君懲罰事犯の件の審査に関し、ライブドア送金指示メール問題について、来る四月四日火曜日午前九時四十分に西澤孝君を証人として本委員会に出頭を求めたいと存じますが、御異議ありま...全文を見る
○岩國委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  衆議院規則第五十三条の規定により、その手続をとることといたします。  次回は、来る四月四日火曜日午前九時二十分理事会、午前九時四十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午前...全文を見る
04月06日第164回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第7号
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○岩國委員 民主党の岩國哲人でございます。  私は、この憲法が改正か護憲か、こういった議論がずっと続けてこられた中で中学、高校、大学を過ごしてまいりました。また、その間二十年間、アメリカ、ヨーロッパで日本という国を外から見てまいりました。その中で考えてきたことを率直に申し上げた...全文を見る
○岩國委員 まず最初に、辻元委員の日本は法治国家だろうかという疑問について、私も長年考えてきました。そして、私の論文にも書いておりますけれども、日本は立派な放置国家だと思います、六十年間この大切な問題を放置してきたという意味の放置国家なんです。世界のどこにこんな放置国家があります...全文を見る
04月28日第164回国会 衆議院 財務金融委員会 第14号
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○岩國委員 おはようございます。民主党の岩國哲人でございます。  久しぶりに当委員会で質問させていただく時間をいただきまして、大変うれしく思っております。  けさ七時のNHKのテレビニュースを見ておりましたら、いろいろなニュースの中で、とりわけ、偽装建築会社の偽装決算、あるい...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  そうした日本の企業の経営者の倫理観がとりわけ最近極度に低下してきている。私も長い時期いろいろなところでお世話になってまいりましたけれども、アメリカ、ヨーロッパ、日本、とりわけ日本だけが悪いというわけではありませんけれども、この低下の度合い...全文を見る
○岩國委員 私も、ニューヨーク取引所、何回も入って、そのすぐ近くに私どもの本社もありました。しかし、ニューヨーク取引所は、東京証券取引所あるいはロンドン取引所に比べて、そんなにすぐれた取引所だという感じは私はいたしませんでした。  ニューヨーク取引所の取引は一番大きい、利用する...全文を見る
○岩國委員 そうしたSECの存在というのは、実際にそのマーケットで働いておった人たち、私もかつてはその一人でしたけれども、どこの国にも増してSECがちゃんと不正は摘発してくれる、そういう安心感があるからこそ、働く人も仕事がしやすいし、フロリダに住んでいる人、カリフォルニアに住んで...全文を見る
○岩國委員 私は決して西室参考人を個人的に非難するつもりはありません。しかし、東証というのはそういう国の大きな事業であって、聞かれるまでは答えないということでいいのかどうか。そして、この郵政の民営化は、日本の金融・証券市場を場合によっては大きく塗り変えていくかもしれない存在である...全文を見る
○岩國委員 十一月八日とおっしゃったのは十月八日のことだろうと思いますけれども……(西室参考人「失礼、十月八日です」と呼ぶ)十月八日に東証に西武の方から直接連絡があった……(西室参考人「西武からですね」と呼ぶ)西武の方から。そして、東証の方から金融庁の、多分監視委員会だったかもし...全文を見る
○岩國委員 つまり、当日にそれを連絡されなかった理由は何だったのか。  それから、私の質問以降に、改めて東京証券取引所の方からその日付を変えて説明があります。十月一日に金融庁にまず連絡があって、一週間後の十月八日に東京取引所に連絡があったと。どっちが正しいのですか。西武鉄道は十...全文を見る
○岩國委員 時間がなくなりましたので、この辺でこの質問は終わりたいと思いますけれども、私が鶴島参考人に伺った話は、十月八日に来たんだと。そしてその後、これは東京証券取引所からファクスで私はいただいております。それが、今の西室参考人のおっしゃることとは全く違うことがここには書かれて...全文を見る
05月11日第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
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○岩國委員 民主党の岩國哲人でございます。  本日は、民主党の法案と、それから政府提出の法案、両法案について質問させていただきたいと思います。  まず最初に、農水大臣にお伺いいたします。  農水大臣、ノーと言える日本という言葉について、御存じですか。御存じか御存じでないか、...全文を見る
○岩國委員 そういうタイトルで本を出版された方もいらっしゃいますけれども、私は、今日本にとって、イエス、ノーのノーよりも、むしろ農業の農が大切ではないか、そんなふうに思います。  今、教育基本法、六十年間、教育の荒廃きわまれりということがありますけれども、もう一つ、日本の農業の...全文を見る
○岩國委員 農水省では、農村の数は幾ら、山村の数は幾ら、漁村の数は幾ら、数字もわからないでこんな法案出しておられるはずはないでしょう。では、きちっと具体的に、今現在、どの県に幾らあるのか、それをはっきり言っていただけませんか。そうでなければ、やみくもに二十年、三十年前の日本だけを...全文を見る
○岩國委員 そうすると、こういう制度あるいは補助金も含めて財政的な支援は、農業集落という自治体か行政組織を使って行われていくんですか。そのとき市はどういう立場なんですか。村はどういう立場ですか。あくまでも日本の行政組織であるならば、市町村がこれを実行するわけでしょう。この新しい政...全文を見る
○岩國委員 大臣の御答弁をいただきましても、担当の方の御答弁をいただきましても、自治体の数のきちっとした把握もできていなくて、これで本当に効果を発揮するものなんですか。自民党のマニフェストの中にも、農村、山村、漁村という言葉は随分出てまいります。数は幾らあるんですか、村の数は。村...全文を見る
○岩國委員 大変作業的にやりにくいことでしょうけれども、私が一貫して申し上げたいのは、政府にも民主党にももう少しこういった、これからの農政というのは数字をしっかりとつかんで、押さえて、目標を立てて、実行して、それがなかったことが今までの六十年間の一つの欠点だったのではないかと思う...全文を見る
○岩國委員 八〇%という数字を民主党案で出されたことはないということですね。小沢代表は、一〇〇%ということを最近おっしゃっていますけれども、代表の一〇〇%とこの法案の六〇%の落差はどこにあるんですか。
○岩國委員 そういうお考えはよくわかりました。  しかし、日本が仮に自給率一〇〇%、私は難しい目標だと思いますけれども、一〇〇%を可能にしたときの日本は、アジアの周りの国から食料をある意味では買わない国になってしまうんですね。  このアジア外交の中で、食料外交というのが私は非...全文を見る
○岩國委員 日本の農家を重視し、そして私も農業、農家に愛情を持つ者の一人ですけれども、だからといって、一〇〇%ということを政治家あるいは政策として打ち出すことは、いろいろな外交面で誤解を与えかねないという面があるということだけ指摘しておきます。もちろん、一〇〇%にほど遠い現状で、...全文を見る
○岩國委員 では、民主党案についてお伺いいたします。  現在の四〇を五〇、それから五〇を六〇、それぞれのタイムスパンとしてはどういう時間的な数字を頭に置いて考えていらっしゃいますか。
○岩國委員 それでは、農水大臣、それから民主党法案提出者の方にお伺いしますけれども、十年間で五%上げた工業先進国の例はどこにありますか。十年間で一〇%上げた国の例を挙げていただけますか。いや、カナダがやった、ニュージーランドがやったと、安心を与えるような答えをいただきたいんです。
○岩國委員 民主党案は、イギリスという国の一つのことを参考にして、ある意味では現実的におつくりになったと評価したいと思います。  さて、政府案にかえりまして、中川大臣が御答弁いただいたアメリカの百何十%が百何十%に、我々、一〇〇%にもいかない国の政策を今ここで論じているのであっ...全文を見る
○岩國委員 こうした、農家の担い手をしっかり支えよう、そして数をふやしていこう、日本の農業の足腰を強くしていこうというのが、民主党でもあり、また政府提案の御趣旨だと思いますけれども、参考人の御意見の中には、この法律、難しくて読みにくいと。  参考人としては、これからの、特に農家...全文を見る
○岩國委員 私は、大変大切な、大事な点だと思うんですね。これから、法律を理解してもらおうというときに、国会の法律は、一般的に言って我々でも理解できない難しいものが多いわけです。また、法律である以上、制約はあると思います。しかし、本当に、読んでもらって、理解してもらって、アクション...全文を見る
○岩國委員 そうした学校教育の中で、教科として、あるいは実習として、もう少し農業を見直して、そしてそれは、農業を支えるためだけではなくて、自然こそ最良の教師であるという言葉があるように、パソコンから学ぶのではなくて、液晶スクリーンから知識やそういうことを勉強するのではなくて、やは...全文を見る
○岩國委員 こういった学校教育、特にこれからの中学生、小学生に農業に親しみを持たせ、農業の大切さを知り、それを頭だけではなくて、自分の手と足を使って汗と涙の中でしっかりと身につけさせる、それが自信にもつながると私は思うんです。ですから、食育基本法ができたときには、今、篠原委員おっ...全文を見る
○岩國委員 もう一つ、農業教育、これは農業とは言えないかもしれませんけれども、そういう自然を大切にという観点から、林業、山を大切に、森を大切に、林を大切に、木を大切に。  温暖化防止の効果として、これは林野庁の外郭団体がおつくりになったパンフレット、ここに、年間七十二兆円の効果...全文を見る
○岩國委員 我々政治家は、二度と日本に生まれることを許されることはないというのが運命だと思います。これだけいろいろな悪い法律をつくってきて、六十年間国民に苦労をかけてきて、日本に生まれることは許されないとしたら、どこの国の農業だったらやってみたいと、今までいろいろ研究された中で、...全文を見る
○岩國委員 時間が参りましたので、ここで同僚の小宮山泰子委員にかわらせていただきます。  ありがとうございました。
06月05日第164回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
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○岩國分科員 民主党を代表いたしまして、小坂文部大臣に、小泉内閣の教育に対する姿勢、また、今審議中の教育基本法についてお尋ねしたいと思います。  まず最初に、小泉総理は就任当初、米百俵という例えを強調されて、小泉内閣の方針としては教育に重点を置いていくんだというメッセージをお出...全文を見る
○岩國分科員 数字を挙げて御説明いただきました。  それは大変感謝いたしますけれども、この五年間の成果というときに、もう少し文部科学省としては、内閣が今終わろうとしているときに、私が質問するまでもなく、自分たちの自己点検というのをやってみるべきじゃありませんか。  米百俵で登...全文を見る
○岩國分科員 そういった三十ドル、四十ドル、五十ドル単位の数字でほとんど変化がない、その中で、先進国でやはり、くどいようですけれども、米百俵という、あの非常に鮮やかなメッセージは全く裏づけられてはおらない。よその国も横ばい、日本も横ばいなら、米百俵という言い方は全くなかったんでは...全文を見る
○岩國分科員 そうした決意を今拝聴させていただいたわけでありますけれども、いわゆる経済的な格差、それから中央と地方の格差、いろいろな格差がこれから広がろうとしている、そういう懸念が出てきておりますけれども、その格差の中の一つ、中央と地方の格差について、一点お伺いしたいことがありま...全文を見る
○岩國分科員 私が伺ったのは、御飯を一切食べさせないで、この四百八十四万円で十八歳にすることができますか。そんな答弁を私は期待しているんではないんです。子供一人を産んで、下着から、そしていろいろなスポーツをさせることも必要でしょう、学校の教科書は、小学校は無料かもしれないけれども...全文を見る
○岩國分科員 その数字を使いますと、十八歳までは約一千万円ということになりますね。一千万円プラス先ほどの五百万円。つまり、島根県でも長野県でも、一千五百万円かけた十八歳を、それから東京、大阪、名古屋へ持っていかれるんですよ、大学がないために、職場がないために。こういう教育赤字とい...全文を見る
○岩國分科員 親それぞれの考えだということは、政府や国の責任をやや放棄していらっしゃるような響きがあって、余りうれしい答弁ではありません。  明治初期のころ、明治中央政府は全国の県に、各町村に小学校をつくりなさいと。ただし、免除規定を設けました。財政負担でどうしてもできないとい...全文を見る
○岩國分科員 それを公布された天皇陛下のお許しは、だれがいつ、とりに行ったんですか。
○岩國分科員 いつだれがその奏上をされたという記録を、必ずこの委員会に提出してください。  そうした人の名前でさえも、紙一枚の法律で簡単に変えられなかったでしょう、私の名前が変えられなかったと同じように。それが、私の名前を変えられないような法律が、なぜ日本の憲法の字を変えるぐら...全文を見る
○岩國分科員 ニホンでもニッポンでもいい。世界の国の中で、先進国の中で国の名前が二通り。人によって、そのときの気分でどんどんと扱われる、そういうことはありますか。  同じ飛行機の中でもニホン航空と言い、片一方はオール・ニッポンと言い、この辺もまた、同じ空を飛ぶ飛行機もいいかげん...全文を見る
06月08日第164回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第12号
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○岩國委員 民主党の岩國哲人でございます。  教育基本法、政府案及び民主党案それぞれについて質問したいと思いますけれども、まず、それに先立ちまして、本日の新聞に一斉に報道されておりますドミニカ移民の訴訟の問題についてお伺いいたします。  けさから審議が行われておりますから、既...全文を見る
○岩國委員 教育基本問題を論ずべきこの委員会において、この質問はどうかと思われたかもしれませんけれども、私の隣に座っておられた、きょうもこの委員席に座っておられる羽田孜元総理大臣、元外務大臣に、この問題について、これは国のあり方として非常に問題がある、これは子供たちにこの日本とい...全文を見る
○岩國委員 私は、日本とイギリスとフランスとアメリカ、四つの国で二人の娘に教育を受けさせてきました。四つの国、それぞれのいろいろな特徴があります。そういう父親としての体験、感想を踏まえて、この教育基本法の問題については非常に関心を持ってまいりました。  先ほど質問いたしました、...全文を見る
○岩國委員 常用体とか新しい字を使ってもよろしいといって、次々と新しい字に変わっていきました。橋本龍太郎首相、龍という字は、難しい字を今でも使っていらっしゃいます、御本人も、戸籍も。  日本国憲法にも名前があるはずでしょう。天皇陛下が公布されたその名前を新しい字に差しかえていい...全文を見る
○岩國委員 小坂大臣、いつも親切に御丁寧に答弁していただいて感謝しておりますけれども、天皇陛下にしかるべく奏上されたものと理解しておりますという小坂大臣のその御答弁は、事実とは異なってはいましたけれども、これが日本人の良識そのものなんです。私もそう思っていました。天皇陛下にお話し...全文を見る
○岩國委員 字にこだわるようですけれども、私は、日本(にほん)の歴史と文化を尊重しと。文化の中の一番中心になるのは、私はこういった文字文化ではないかと思います。特にこの政治の世界では、言葉そのものが政治、政治は言葉なりと言われるぐらい。  次に、もう一つ、国の形についてお伺いし...全文を見る
○岩國委員 それでは民主党にお伺いいたします。  まず最初に、この法案に日本(にっぽん)国と、この三文字をおつけになったのはどういう意味があるのか。ほかの基本法に日本(にっぽん)国と冠した基本法は一つもないはずです。なぜこの法案にだけ日本(にほん)国というのがついているのか。 ...全文を見る
○岩國委員 教育における憲法だから日本(にほん)国を冠すると言うのであれば、農業における農業基本法も、これは日本(にっぽん)国農業基本法。ほかにもたくさんいろいろなものがあり得ます。最近の食育基本法もその一つでしょう。  ですから、私は、法律の中で、日本でたった一つという憲法で...全文を見る
○岩國委員 私は、宮内庁からすべて記録をいただきました。今、今上陛下は、即位されてから、即位のときも、即位十年のときも、それから古希のお祝いの席でも、公式の場ではすべて日本(にほん)としかおっしゃっていません。  一昨日、シンガポール、マレーシア、タイ、これは一部新聞にも報道さ...全文を見る
○岩國委員 文字の国、言葉の国と言われる日本が、失礼ですけれども、こういうざまなんですね。教育基本法を論ずる前に、我々は、まだまだ国の枠づくりをきちんとしなきゃならないという点を強調しておきます。  次に、安倍官房長官、もう一問だけ。  小泉総理は、内閣総理大臣に就任されて、...全文を見る
○岩國委員 この米百俵というのは、米百俵を食べてしまえということじゃないんでしょう。森内閣のときの六兆五千七百八十四億円、それからずっと今、五兆一千三百二十四億。どんどんどんどん右肩下がりの文部省の予算になっております。そして、文部省予算で見ますと、対GDP比で一・三%だったもの...全文を見る
○岩國委員 子供の数が減ったから一人当たりの金額はふえていますよというのは、まるで社会保険庁のおっしゃっていることとちょっと似ているような気がします。分母が小さくなったから一人当たりの教育費がふえている、そういう面も評価してくれということかもしれませんけれども、これは、子供が減っ...全文を見る
○岩國委員 では、民主党にお伺いします。  民主党案で最も私は高く評価したいのは、こうしたお金の面をしっかりと基本法の中にうたい込んでいこうと。  日本は、国の形がおかしい。凜とした国とはとても言えない。次に、それでは、お母さんがお金をしっかり出してくれる国なのか、教育費を。...全文を見る
○岩國委員 これは、一般的な教育コストの国家の負担が少な過ぎる、家計費の負担が多過ぎる、外国に比べて。日本では子供を産みにくい、学校へ行かせにくい、そして、十八歳まで、二十二歳までのコストのほとんどは家計が負担しなければならない、私はこれを一日も早く是正すべきだと思います。  ...全文を見る
11月02日第165回国会 衆議院 教育基本法に関する特別委員会 第6号
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○岩國委員 民主党を代表いたしまして、質問いたします。  まず最初に、憲法と教育基本法の関連、今、松本委員からの質問がありましたし、昨日の議論も私は聞いておりました。大臣の、施行、要するにその日が法律としての、名前がついて、実質的に誕生して、そして人間でいうならばきちっと戸籍登...全文を見る
○岩國委員 要するに、現行の教育基本法は、お父さんに相当する今の昭和憲法の前にお生まれになって、そうするとだれの子だったかというと、おじいさんの子供だということになるわけですね。そうでしょう。  私は、東京大学で勉強したときに、一番最後に、宮沢俊義教授、憲法の第一人者と言われた...全文を見る
○岩國委員 私は答弁する立場にはありません。しかし、新しい憲法の後でつくられたならば、学校の子供たちに説明できるのは、憲法に基づいて憲法の後にできている。時間的な系列も一番理解しやすい。私は、憲法も教育基本法も、今、学校教育が問題になっておりますけれども、学校の先生が子供たちに説...全文を見る
○岩國委員 私自身もいろいろな国で仕事をし、住んでまいりました。一番最初に私が外国へ参りましたのは六〇年代でした。アメリカという国へ着いて、そしてそのときに、アメリカの建国の都市と言われるフィラデルフィア、そこで一人の日本人の高校生を私は紹介されました。田中眞紀子さんとおっしゃる...全文を見る
○岩國委員 そうしたおおむねということは、世界史を勉強されなかった閣僚もいらっしゃったということですね、全員とはお答えにならなかったから。  ちょうど年金保険料の未納のときのような答弁を思わせますけれども。時期はどうとか、あれがどうとか、制度がどうとかということから見ますと、未...全文を見る
○岩國委員 そうした選択的必修という時期を我々は過ごしております。その中で、世界史も日本史も勉強した学生も多数おります。ただし、世界史を避けた高校生もいたでしょう。その選択制の時代に、大体何割ぐらいの高校生が世界史を勉強しておったのか、そして、これは各県別によってこの履修率の差と...全文を見る
○岩國委員 私は何回も文科省に問い合わせをしました。何らかの形で、県別になぜこんなにばらつきがあるのか、それがまた、大臣が再三おっしゃっている県の教育委員会の役割にも影響してくると私は思うんです。  これから地方の時代と言われ、教育委員会に任せていけば、昭和五十五年、五十六年—...全文を見る
○岩國委員 ぜひ、そうした既に卒業して社会で活躍しておられるであろう人たちにも一つの道を開き、そしてそこへ奨励する。それをどうしてもしない人にはパスポートを一時凍結するとか、実はそういう意見をおっしゃる方もございます。そこに私は一理もあると思うんです。世界の歴史を勉強しないで、た...全文を見る
○岩國委員 いろいろな財政措置、広い視野から、特にこの教育というシビルミニマム、教育ミニマム、日本人の子供だったらどこに生まれてもどこで育っても、東京で働いても大阪で働いても、どこの出身ということでもって肩身の狭い思いをすることがないように、私の願いはそれなんです。  地方分権...全文を見る
○岩國委員 周恩来があの戦争について彼なりの歴史観に基づいて語った。しかし、周恩来は決してそれにためらうことなく、常にその歴史観を国民に、そして外国に発信しておりました。  私は、これまでもそうですけれども、これからの日本の総理たる者は、もっとそれをやらなきゃならぬのじゃないで...全文を見る
○岩國委員 それでは質問をかえます。  政治は最高の道徳である、これはよく使われる言葉ですね。と言い、また言われながら、政治家がそのお手本を示さなければならない。今、日本で教育を論じているときに、文部大臣、今の日本の政治家は、政治は最高の道徳であり、お手本を示しているという認識...全文を見る
○岩國委員 余りいいお答えをいただいておりませんけれども、政治は最高の道徳である。道徳というのは必修科目か選択科目かどこかに入っているわけでしょう。その道徳の先生は、教室の中の先生ではなくて、ここに座っている、この国会の中で働いている政治家であるべきなんです。その一人一人について...全文を見る
○岩國委員 もう一つ、国会の中と外とのそうした違いというものを御紹介したいと思いますけれども、子供をめぐるいじめ、それから殺人、自殺、もう痛ましいことが毎日のように新聞、テレビで報道されております。子供を大切にと言いながら、永田町あたりからはチルドレンの泣き声が聞こえてくる、こう...全文を見る
○岩國委員 子供をいじめてはいけないと言って、逆に子供を泣かせる。  もう一つ。学校の先生は、教室で、いじめはいけないと一生懸命教えています。しかし、政治の世界、最高の道徳である政治の世界では、集団いじめが去年の総選挙でも行われたことは、新聞、テレビの報道のとおりです。子供は泣...全文を見る
○岩國委員 ここで選挙論議したくはありませんけれども、私は、先ほど……(発言する者あり)静かにしてください。先ほど私が申し上げましたように、一部の国民は、その集団いじめをテレビ、ドラマで見て、楽しんでいる人も非常に多い。残念なことです。そして、今まで投票に行かなかった人たちが行っ...全文を見る
○岩國委員 民主党案のそうした教育にかけられる情熱というものは、そういう点で伝わってはまいりますけれども、しかし、何も法律の名前に、前例のないところまで、名称だけで思いを伝えるのではなくて、私はもう中身だけでも十分じゃないかと思います。ですから、ほかの労働基本法、農業基本法と同じ...全文を見る
○岩國委員 子供たちは小学校へ入って、小学校一年生の教科書にはどちらの読み方が書いてありますか。大臣に答えていただいてもいいんですけれども、場合によっては局長でも。小学校一年生の教科書で、一番最初にこの国の名前はどういうふうに読むことになっているんですか。
○岩國委員 小学校一年生の教科書では漢字で「日本」と書いてあるというけれども、漢字で「日本」という字はどう書くんですか。「日」「本」と書いて、そこに振り仮名でニホンと読ませているわけでしょう。小学校一年生に行った子供たちは、日本人はみんなニホンと読むことを教えられて、そしてこの国...全文を見る
○岩國委員 時間が迫ってまいりましたけれども、民主党の教育基本法案についてお伺いします。  これは党内でもいろいろな議論があられたわけですけれども、こういった教育については、法律をつくって、我々政治家が、もっと勉強しなさい、もっと勉強しなさいと。そして、先ほどから申し上げました...全文を見る
○岩國委員 あと一問だけ、民主党に質問いたします。  こうした地方分権という民主党の大きな政策、これは自民党も共通しておりますけれども、とりわけ熱心なこの地方分権の中で、教育分権はどういうふうに位置づけていかれるのか。逆に、教育分権と一見逆行するような、そういう財政的な補助、支...全文を見る
○岩國委員 時間が参りましたので、質問を終わります。ありがとうございました。     —————————————
11月22日第165回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○岩國委員 民主党を代表して質問させていただきます。岩國哲人でございます。  まず最初に佐田大臣にお伺いしたいと思いますのは、この法案は、安倍総理大臣の所信表明にある、道州制を確立したいというその政策とどのような関連があるのか。それを十分視野に入れてこの特区法案を出しておられる...全文を見る
○岩國委員 ビジョンをつくるのに三年というのはちょっと長過ぎるような気がいたします、はっきり言って。そのビジョンさえもまだできておらない。ビジョンをつくるのに三年もかかるのに、ビジョンをつくるための一里塚としてこの法案を位置づけるというのはちょっとおかしいんじゃないか、そのように...全文を見る
○岩國委員 こういう日本の改造あるいは制度改革という場合には、今まで日本の場合には、ほとんどの国もそうですけれども、総論がしっかりとしておって、それを各論に移していく、総論から各論へという手法で来ましたけれども、今回、言ってみれば逆の形で、各論を積み上げて、そこから一つの総論をつ...全文を見る
○岩國委員 安倍内閣はどっちなんですか。二層制ですか、三層制ですか、四層制ですか。
○岩國委員 どうもはっきりしないんですけれども、こういった実験というのは、将来どこの終着駅を目指してやっていくかによって、また実験に関係する人たちも、将来、三層制なのか、四層制で行われるのか、北海道以外の人たちも、注目点というのはやはりそういうところにあるわけです。  中国地方...全文を見る
○岩國委員 そうすると、今の都道府県はなくして、それを再編して道州制に持っていくというお考えが強いようにお見受けいたしますけれども、それではお伺いします。  この道州制の道というのは、北海道の道とどう違うのですか。
○岩國委員 北海道の道をとって、この道州制法案の法案に使っておられるということですか。そうしたら、州はどういう意味ですか。
○岩國委員 それは法学用語辞典、行政用語辞典を見ても、大臣のおっしゃったような解答は出てこないと思いますよ。  州というのは、道と州とはどういうふうに位置づけていらっしゃるんですか。道の下に州があるんですか。例えば、九州の州とこの法案の州とはどこが違うのか。四国は四国道になるの...全文を見る
○岩國委員 そうすると、日本の中には道と呼ぶところと州と呼ぶところ、この二つに分類されることになるんでしょうね、今の御説明であれば。州を選ばなければ道を選ぶ、道を選ばなければ州を選ぶ、道も州も選ばないというところはあり得ないということですか。
○岩國委員 将来的には、知事選挙というのは道知事選挙か州知事選挙ということになるんでしょうね、今の県知事も都知事もなくなるわけですから。そのように理解させていただきたいと思います。  ところで、道州制というのは、大きくまとまれば効率がよくなるという一つの期待感がそこに私はあるよ...全文を見る
○岩國委員 今、林副大臣、近接性と。隣近所が一緒になる、これはごく自然なことではありますけれども、しかし、文化の違い、江戸時代からのいろいろな県民性の違い等あって、逆に、隣近所だから仲が悪いというのは全国いっぱいあるんですね。  ですから、必ずしも隣近所、結果的にはそうなった方...全文を見る
○岩國委員 鳥取県側が分県運動を起こした。今の地方分権の分権とは字が違うわけですね。そういう意味では、鳥取県は日本の分県運動のはしりだったかもしれません。  しかし、道州制というふうに近接性とかいろいろなことでもってくくってみても、私はまた同じことが起きるとは言いませんけれども...全文を見る
○岩國委員 県同士の合併というのはこれから私はあってもいいと思いますし、あるいは広島県と島根県の合併が当時行われておれば大変大きなインパクトにもなり、瀬戸内海を持つ、そして日本海を持つ、非常に強い自治体が誕生しておったかもしれません。  これからの道州制を考える場合に、さっきの...全文を見る
○岩國委員 現在の知事さんは、道民の一票一票をいただくときに、既にそのことを明らかにしておられたかどうかということなんです。  そのときに一言も言わず、決して隠したとは私は言いませんけれども、道民の住民投票が必要だという意見も随分この委員会では出ております。私も、それができるな...全文を見る
○岩國委員 全国を視野に入れてというのは、私が一番最初に質問し、確認していただいておりますから、それは理解しております。  しかし、今回は、次々と質問に立たれる方も北海道関係の議員も多いし、また、四十七都道府県の議会の中で、この法案について一生懸命質問している議会がどこにありま...全文を見る
○岩國委員 各県議会も恐らく関心を持っていると思います。安倍内閣の方針としては、将来的にはこれは道州制に移行するんだ、そして、安倍内閣を支持された県会議員あるいは県知事の中には、そういう期待感も持って注目しておられるでしょう。だからこそ、六カ月後、四カ月後に行われる知事選挙をなぜ...全文を見る
○岩國委員 少し数字を出して説明してください。大体、これが理想的な形で円滑に実行された場合には、国土交通省の人数は五%減らすことがさらに可能であるとか、あるいはコスト的に三%カットが可能であるとか、皆さん検討されるときには何らかのそろばんを持って検討しなければ、形容詞ばかり使って...全文を見る
○岩國委員 文部科学省にお伺いしたいと思いますけれども、道州制は文部科学行政にどのようなプラス効果があるのか、こうした行政改革という観点から。  それから、ついでにもう一つ。教育基本法で、郷土を愛する心を育てるとか、こういった文言が民主党の案にも自民党の政府の案にも出てきますけ...全文を見る
○岩國委員 道州制、自分の郷土がそういった東北道になるのかどうなのか。皆さんも御経験だと思いますけれども、ふるさと会なんというのは単位が小さければ小さいほどよく盛り上がっておるんですね。単位が広くなればなるほど何となく一次会でみんなさっと帰ってしまって、二次会へ行ったらしっかりと...全文を見る
○岩國委員 例えば、東北五県がこの道州制に手を挙げて、五年後あるいは十年後にその指定を受けるということになった場合、県庁という存在はなくなるんですか。県知事選挙というのは行われないで、東北州なのか道なのかわかりませんけれども、その道知事選挙というのは、五県の住民が一票ずつを行使し...全文を見る
○岩國委員 今、林副大臣から御答弁いただきましたけれども、そうすると、安倍内閣の方針は、その答申に沿って忠実にやっていこうというのが一つのビジョンとして、あるいは前提として、あるということですか。そうであれば、ここであれこれ質問するのは非常にむなしいことになりますから。  要す...全文を見る
○岩國委員 それでは、お伺いしますけれども、一部の構想かもしれませんし、結果的にはそれに近いものになるかもしれませんけれども、仮に中国五県が一つの中国道とか中国州になった場合、県庁へ行くのに、島根県民は岡山とか広島まで、岡山まで三時間、広島まで四時間かけて行かなきゃいけなくなる。...全文を見る
○岩國委員 重ねて言いますけれども、私は、地方自治、そして行政サービスには適正規模と適正距離という感覚が必要ではないかと思うんです。住民との適正な距離はどれぐらいがいいのか、ぬくもりが感じられて、そして顔が見えて声が聞こえる、そういう適正規模というものがある、そして行政サービスに...全文を見る
○岩國委員 確かに、佐田大臣のおっしゃるように、地方自治の時代といえば、これは国があれこれ口出しするんじゃなくて、横浜は横浜のやり方で一番いいというものを選ぶべきだ、その結果がこれであればよろしい、四国は四国でやるべきだ、それも一理あると思います。  しかし、教育行政というのが...全文を見る
○岩國委員 最重点項目、一番最初に掲げておられたのは、経済、景気の回復、そして失業率を下げる、これは結果的には惨たんたる結果になっています。それは道知事だけの責任ではありませんけれども、その最大重点項目として掲げた公約は惨たんたる結果になっている、したがって、次の二期目に仮に出馬...全文を見る
12月06日第165回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○岩國委員 岩國哲人でございます。民主党を代表いたしまして質問させていただきます。  最近、新聞、テレビ等で毎日のように報道されておりますのは、県庁の裏金づくり、これが大きな問題となっております。それに加えて、総務大臣御存じのように、知事自身の裏金づくり。役所で裏金をつくって、...全文を見る
○岩國委員 岐阜とか長崎、これについては県庁の、役所としての組織的な裏金づくり。私が今、特に総務大臣に御意見を伺いたいと思いましたのは、広島県知事の、これはもう既に新聞等にも発表されております。ですから、こういったことについて、総務大臣として、我々議員を含めて、それぞれの政治資金...全文を見る
○岩國委員 私が総務大臣にお伺いしたいのは、こういう事実を知っておられるということを今答弁していただきました。十一月二十九日の新聞に、知事の裏金発覚相次ぐ、収支報告形骸化のおそれ、これはごく最近の新聞です。こういう収支報告に対する信頼感が大きく揺らいでいる。それ以上に問題なのは、...全文を見る
○岩國委員 大臣として、もう少し真剣にこういうことに取り組んでいただきたいと私は思うんです。  収支報告はただ受け取るだけ、それでいいのかどうか。やはり総務省という権威のある役所に出す以上、それは信頼あるものが出ているものと一般の国民も思うわけです。それが形骸化しているとなれば...全文を見る
○岩國委員 形式的な審査権という一つの壁があるというお話ですけれども、その壁をどのように打破するのか、具体的な方策は御検討になっているのか。そのままで仕方がない、あってはならないこと、あってはならないことがあってはいけないからこそこういう仕組みをつくっているわけであって、その仕組...全文を見る
○岩國委員 大臣にさらにお伺いいたしますけれども、こうした知事、市長の資金パーティーというものについて、大臣自身は、個人的な御見解でも結構です、これからも自由に続けさせた方がいいのか。相次ぐ役所の裏金づくり、あるいは毎月一人ずつ知事が逮捕される、このような事件が相次いでいる中で、...全文を見る
○岩國委員 最近総務省が、多選の問題、多選の弊害について検討され、多選禁止が法律的にどのように可能であるかということについて取り組んでいらっしゃることを私は評価したいと思います。同時に、すぐにもやれることは、こうした知事、市長が資金パーティーを自粛するような指導もされるべきではな...全文を見る
○岩國委員 先ほど、知事のいわゆる裏金報道について質問させていただきましたけれども、この広島あるいは静岡以外の知事についても、既に報道されている県はほかにどこがありますか。
○岩國委員 総務省として、既に新聞で報道されている県の名前を挙げてください。
○岩國委員 資金管理団体の収入として総務省に報告がなされているものと違う、いわゆる裏金という表現で新聞は報道しておりますけれども、収支報告書にあらわれていない大きな収入がある、それが報道されている県は、この二つだけですか。二つ以外にはありませんか。総務省として、知らぬ存ぜぬ、新聞...全文を見る
○岩國委員 問題となるような、表の収入とかけ離れた大きな収入がある県は、この二つの県以外にはないということですね。答弁はそのように理解してよろしいですか。
○岩國委員 新聞に報道されているかされていないかさえも確認がとれないということですか、この二県以外には。おかしいじゃありませんか。もちろん、いろいろな情報を持っていらっしゃるでしょう。少なくとも、活字になっている、一般国民の、納税者の目に触れているものがありながら、それはこの二県...全文を見る
○岩國委員 そのすべてについては知らないけれども、一部については知っているというふうに理解すればいいんですか。一つも知らないのか、すべては知らないのか、どっちなんですか。あなたの日本語はとても理解に苦しむわけです。三番目、四番目はないということなのか、四十七の知事について全部を知...全文を見る
○岩國委員 それでは、この委員会に提出してください。この二県以外に、表の金と裏の金と非常に大きな隔たりがあるもの。  そうした収支報告書を形骸化しようとしている。収支報告書というのは皆さんのお仕事ですよ。皆さんのやっている仕事を形骸化しようとしていることに対して、大臣、なぜそれ...全文を見る
○岩國委員 大臣御承知のように、国会の中でもこの政治資金の取り扱いについては問題が非常に大きくなってきております。これは国会としても真摯に取り組むべき問題だと私は思います。同時に、国会と同等に、あるいはそれ以上に、納税者の皆さんの不信を買うかもしれないこういう知事、市長の資金パー...全文を見る
○岩國委員 いわゆる温暖化現象ということに伴って大幅な見直しを私はかつて要求し、二年前にそれは実行に移されたわけですけれども、この寒冷地手当というのは民間企業においてどの程度支給されているのか。特に北海道において、北海道で採用され北海道で勤務している民間企業、北海道電力とか、ある...全文を見る
○岩國委員 それでは、北海道電力で採用され、あるいは北拓銀行で採用された民間のサラリーマンにも支給されているということですね。  本社が東京にあって転勤で北海道へ行くから手当を受けるというのを除外して、北海道に本社があり、北海道でしか転勤はない、そういう人を対象にして、同じよう...全文を見る
○岩國委員 国家公務員であれ、そして特に地方公務員の場合に、転勤というものはなくて、ほとんど四十年間を北海道の中で勤務される。同じような民間企業の形態と比較しなければ、意味がないじゃありませんか。日本通運の、あるいは三菱銀行の札幌支店、そういう場合には寒冷地手当があってもごく自然...全文を見る
○岩國委員 私は、その推測は間違っていると思います。少なくとも甘いと思います。  札幌市役所の人でどれぐらいの比率で転勤ということがあるのか、北拓の場合もどれだけ北海道以外のところへの転勤があるのか。およそ転勤ということとほとんど無縁の事業所において、それと同じ民間企業とを比較...全文を見る
○岩國委員 私は、調査は必ずしも十分だとは思いません。したがって、北海道の地元企業が新入社員を採用したときに、普通の給料以外に寒冷地手当という名目でそういうものを支給しているかどうか、再度私は実態調査をしていただきたいと思います。  次に、質問をかえまして、生活保護についてお伺...全文を見る
○岩國委員 景気の動向というのは大きな要素、ファクターであるという御説明ですけれども、そうすると、小泉内閣が始まってから約五年間、イザナギ景気を超える景気、このように政府は発表しております。イザナギ景気を超える景気であるならば、その間、保護世帯はどれぐらい減ったのか、御説明いただ...全文を見る
○岩國委員 私が厚生労働省からいただいたこのデータに基づけば、イザナギを超えると言われているこの五年間に、生活保護世帯も、被保護人員数も、それから、そのために使われた税、保護費も、どんどんふえているじゃありませんか。この五年間で、生活保護のために使われたお金は約倍増しております。...全文を見る
○岩國委員 過去のデータはそのようになっております。なぜ小泉内閣になってから、好景気になっても生活保護がふえていったかということを、御自分の仕事をしながら疑問に感じたことはありませんか。全く疑問を感じておられないから、さっきのような、失礼ですけれども、のうてんきな答弁になってしま...全文を見る
○岩國委員 財務大臣、大ざっぱに言って、国債の個人所有と、個人以外の、いわゆる機関投資家、銀行、保険会社の比率は、今現在どういう比率になっておりますでしょうか。大ざっぱな数字で七割、三割とか、八割、二割とか。
○岩國委員 言ってみれば、九五%はいわゆる法人、機関投資家の所有で、利払いはほとんどそういうところの利ざやとして国から払われているわけです。ゼロ金利ということでもって今金利は低目に抑えられていますけれども、このゼロ金利政策が解除された場合に、この国債利払いはどれぐらいに増加すると...全文を見る
○岩國委員 こういう試算までしていただいて、ありがとうございました。  大臣、おわかりのように、今は七兆円で済んでいるものが、ゼロ金利が解除され、そして景気が回復すれば十四兆円に倍増するわけですね。税収の中から十四兆円、そのほとんど、九五%が、個人納税者じゃなくて法人、銀行、機...全文を見る
○岩國委員 私は、尾身大臣の御答弁には二つの点で間違いがあると思います。  一つは、ハイパーインフレーションを起こすと。どれだけの金額を発行するかはこの国会が決めることじゃありませんか。どこかコントロールのきかないところがどんどん政府紙幣を印刷して、にせ札をつくっている、そんな...全文を見る
○岩國委員 政府紙幣を借金と考えているところが私はお考えが足りないと思うんです。  政府紙幣の発行は、株式会社でいえば、自己株式を、自分の株式を発行することなんです。他人資本を入れることじゃありません。社債を発行するか、株式を発行するか。日銀が紙幣を発行するというのは、日銀が借...全文を見る