岩國哲人

いわくにてつんど



当選回数回

岩國哲人の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第166回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○岩國委員 岩國哲人でございます。民主党を代表して質問させていただきます。  まず最初に、これは私は余り好きな質問ではありませんけれども、柳澤大臣にぜひともこれだけは聞いてくれと私のところに手紙や電話がたくさん来ております。私のふるさと島根県からです。私の母も島根県人、私の妻も...全文を見る
○岩國委員 多くの委員がこの場で質問されました。しかし、私は、島根の男として、そして島根の母を持つ男として、この質問だけは聞かなきゃならぬと思いました。多くの方から、なぜ、ああいう立派な方が、よそでは全然そんな話をされないことをなぜ島根県でだけ、島根県は自民党だらけで、こういうこ...全文を見る
○岩國委員 総理、ふだんからこういう質問をお受けになって、あの格差、この格差、いろいろな言葉に接しておられると思いますけれども、日本じゅう差別が多い、もともとそういういろいろな伝統もありました。しかし、最近はこの格差という形で言われています。その格差の中で、私は、一票の格差、これ...全文を見る
○岩國委員 こういう人権そのものに直結する格差というものは、経済的な格差と同等あるいはそれ以上に、この内閣としてもしっかりと掲げて取り組んでいただきたい、そのように思います。  もう一つ、中央と地方の経済的な格差。けさほど小野寺委員からも、いろいろな、そういった地方の目線でとい...全文を見る
○岩國委員 FRB議長のいろいろな大事な演説というのは、日銀の、あるいは財務省の駐在員から必ず報告が入っているはずだと思います。入っていない演説はないと思います。  アメリカで注目されているのは、バーナンキ議長が、金利を上げるか下げるかについての発言ではなかったんです。ドルを上...全文を見る
○岩國委員 教育格差について、いかに深刻な状況になりつつあるかは、後ほどまた触れたいと思います。  今総理にいただいた答弁の中に、アメリカと日本は違うと。いろいろな違いはもちろんあります。しかし、似ている面が非常に多いということも、世界の中では、日本とアメリカはいろいろな、経済...全文を見る
○岩國委員 大田さんはバーナンキ議長のこれをお読みになっているようですけれども、教育と職業訓練、彼はこういうふうに言葉を続けて言っております。  職業訓練も一つの広い意味の教育でありますから、教育の場を広げること、雇用機会の創出をすること。そして、これはバーナンキ議長とは関係あ...全文を見る
○岩國委員 そういった教育の重要性を私は否定するものではありません。しかし、少なくとも、底上げというのは、経済の世界の中でそれをお使いになる場合には、やはりもう少し即効性があって具体的な数量化できるようなもの、それを私は掲げていただきたい、そのように思います。  次の質問に移ら...全文を見る
○岩國委員 失礼な質問をしたと思います。しかし、官房長官に私は、教育基本法のときに、総理それから各大臣は高校生に世界史を勉強しなさいとおっしゃっているけれども、総理の口から、自分も勉強したから、高校生の諸君、君たちも勉強しなさい、そうすれば若くして総理になれるんだよ、そういうメッ...全文を見る
○岩國委員 総理は抽象的な表現も随分されますし、また具体的なことも少しはおっしゃっていますけれども、一般の国民それから外国の人から見て美しいと思われるところは、まず、目で見てわかる、それがやはり美しい国の最低条件でもあり、一番わかりやすい一つの表現でもあろうかと思うんです。  ...全文を見る
○岩國委員 松岡大臣、それほど重要だと思われるのだったらもっと予算の上でもめり張りをつけて、要するに、山や森はどんどん弱くなっていくのを待っているわけにはいかないんです。そして、こういう林業就業者、集まれと言ってすぐに集まるものではないんです。もっと早く出動しなきゃいけない。 ...全文を見る
○岩國委員 こうした樹木医さん、順調にふえて活躍していただいているようですけれども、この樹木医に対しての予算がゼロというのはおかしいじゃありませんか、それだけの役割をしていただきながら。いいですか。林野関係の予算もふやしていない。役所は、林業については、どちらかといえば私は冷たい...全文を見る
○岩國委員 私がお手伝いしたことのその陳情をしているようで申しわけないと思いますけれども、しかし、これは世界のために、地球のために大切だと大臣も思っていらっしゃると思います。そして、美しい国というのであれば、日本は美しい地球を目指す、それだけの心構えを、憲法改正をされるときにはぜ...全文を見る
○岩國委員 地方に権限を渡す方が先行して、財源を渡す方がおくれている。言ってみれば、仕事はさせて、その下請代金だけがいつまでも支払いが滞っている、こういう状態が続いているわけです。  私は、野田当時自治大臣に聞きました。いつになったら権限や仕事だけではなくてお金の方も渡すんです...全文を見る
○岩國委員 労働分配率の比較、しかし、これは、各企業の利益の中からどれだけ賃金に回しているか。安倍総理も経団連の幹部の方にもおっしゃったようですけれども、そうした企業の利益をもっと働く人に渡せ、それは実感として、これは組合の人もおっしゃっていますけれども、日本の労働分配率は各国と...全文を見る
○岩國委員 奪われた利子が賃金となって返ってくるのであれば、私はこれはフェアな考え方だと思いますね、働く者からいえば。しかし、そうした企業が払うべき利子を払わないで済んでいるということは、当然、その企業の利益を増加させることに役立っているはずです。  これは、厚労省としても、そ...全文を見る
○岩國委員 総理、私はぜひ真剣に取り組んでいただきたいと思います。どんな政権ができても、どんな内閣ができても、いつまでもこれから逃げているようでは、要するに、与党も野党もみんな番号をつけられるのが嫌なんだ、あいまいにしておくのが一番いいんだ、それが日本の政治家のレベルよと、国民、...全文を見る
○岩國委員 もう時間が参りましたので、終わります。  最後に、柳澤大臣、繰り返すようですけれども、ぜひ命を大切にする政治を積極的にと願って赤ちゃんを産むお母さんの喜びをうたった一つの句を私は紹介します。「今までの 世界がどんなだったのか わすれそうです 君が生まれて」初めて生ま...全文を見る
02月20日第166回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○岩國委員 岩國哲人でございます。民主党を代表いたしまして、今年度予算につきまして、各大臣に質問させていただきます。  まず、先週質問いたしましたときに、柳澤大臣に、なぜ島根県でと、失礼だったとは思いますけれども、島根県のいろいろな方からこれだけは私たち納得いかないという声を私...全文を見る
○岩國委員 大臣、毎日のようにこうして謝罪のお言葉を繰り返していただいてはおりますけれども、お言葉だけではなくて、これからの仕事の面で、あるいは身のあり方を含めまして、今後どういうふうに、こうした島根県民だけじゃありませんけれども、全国の女性に対しても、しっかりと、それが御自身の...全文を見る
○岩國委員 文科大臣からは、そういった教育に直接関連したコスト、費用というものをお答えいただきましたけれども、朝昼晩と、着物は着せて、それから食事も食べさせなきゃいけない、風邪を引けば病院にも連れていく。一般的な、教育以外の、一人の人間として育っていくためのコストというのはこの中...全文を見る
○岩國委員 これは、質問通告の中にも「生育・教育コスト」というのは書いてあります。そしてまた、御担当の大臣であれば、当然こういうことに対して関心を持たれなければ、赤ちゃんをもっとふやしなさい、産みなさい、しかしコストはあんたたちが持つのよと、それぞれの家庭の負担というものも考えな...全文を見る
○岩國委員 いや、一概にお答えいただかなくても、前提を置き、そして仮定を置いてでもいいですから、どれぐらいのオーダーになるものなのか、そういうものを我々も頭に入れて、今度の地域活性化のパッケージ、渡辺大臣の方で主宰しておられますけれども、そのパッケージからいって、国と地方の自治体...全文を見る
○岩國委員 御説明ありがとうございました。  そこで、金融担当大臣にお伺いしますけれども、こうしたお金の流れというのは、人の流れを変えるということもなかなか難しいけれども、お金の流れを変えるということもこのグローバルな世界では非常に難しいことであります。しかし、人も出ていく、金...全文を見る
○岩國委員 それから、地方の中でも特に離島ですね。隠岐島、佐渡島あるいは五島列島、いろいろな島の問題。  特に、参議院で青木幹雄先生が指摘された、隠岐島では赤ちゃんを産むときにもヘリコプターを使って出雲市へ飛ばなきゃならない。出雲市の子供たちはコウノトリの話を知っております。赤...全文を見る
○岩國委員 島根県全体としては人口は減っておりますけれども、出雲市はふえている、そういう局部的なところはあります。海士町も、隠岐島全体の中の一部の地域では人口がふえているというだけであって、私が伺ったのは、隠岐島全体としてどうなのか、佐渡島全体としてどうなのか。お答えはありません...全文を見る
○岩國委員 なぜ島根県が一番借金が多いんですか。その原因はどこですか。もちろんその原因は二番目、三番目にも全部共通するものですけれども、県民一人当たりの残高がこのように多くなったその原因、一つ二つ挙げてみていただけませんか。  いつまでも知事が、多選で二十年間やっておったからで...全文を見る
○岩國委員 大臣のおっしゃるとおり、確かに、県土面積の割に人口が少ないところ、それは、それだけの県土をメンテナンスしなければならない。それは、国がやらなければ県がやらなければならない、県がやらなければ市町村がやらなければならない。日本という小さな、大切な国をそれだけ維持管理する、...全文を見る
○岩國委員 今大臣は、イエローカードという表現が適当なのかどうかは別として、八つの市に対して指導をしていらっしゃる。指導をしていらっしゃるんですね。一応危険な数字に来ているということで指導をしていらっしゃるかどうか。その指導というものは、具体的にほかの六市に対してはどのような指導...全文を見る
○岩國委員 先ほど、若い人が地方から大都市へ、こういう転出傾向がとまっていない、依然として続いているということを申し上げましたけれども、これに関連して、二つ質問したいと思います。  一つは、伊吹文科大臣に、こうした進学のためにふるさとを離れなければならない、どうしても離れて勉強...全文を見る
○岩國委員 こうした政府の統計全体について言えますけれども、統計の作成が非常に遅い。それから、発表がまた非常に遅い。ですから、国民経済とか県民一人当たりの所得とかいうのも二年か三年前の数字。言ってみたら、東京を出発して名古屋へ行って、大阪の天気予報を気にしているときに東京の天気の...全文を見る
○岩國委員 私は島根のことを例にして質問させていただきましたけれども、島根に起きていることは、青森でも山梨でも、あるいは鳥取でも、全国至るところにこういうのは共通しているところです。ですから、島根県がたまたまいろいろな格差を背負っているということで私は引き合いに出しましたけれども...全文を見る
○岩國委員 時間が参りましたので、質問を終わります。ありがとうございました。
03月01日第166回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○岩國委員 民主党、岩國哲人でございます。  総理初め関係各大臣に、いわゆる格差の問題について質問したいと思います。  今、大げさに言えば、日本列島は分断の危機にあります。経済的、社会的な意味においていわゆる格差が拡大しているんじゃないか、どこまでいったらとまるのか、いつこの...全文を見る
○岩國委員 大臣、特に、いろいろな施策を進めていらっしゃる中で、この県は余りにも格差がひど過ぎる、この県も大変だなと思われる県、たくさんあると思います。十五も二十もあるでしょう。その中で特にこれはと思う県を具体的に五つ挙げてください。
○岩國委員 大臣、ありがとうございました。  別に、島根県がワーストの中に入っていないから不満だと言っているわけではありませんので。私は島根のことしかよくわかりませんから、島根という物差しで見て、それよりも悪いところもあればいいところもある、それを一つの目線として言っております...全文を見る
○岩國委員 総理にそうした計数的な答弁をしていただいて大変失礼をいたしましたけれども、しかし、総理の頭の中に、この経済格差、所得格差、地域間格差というものが、どれだけの勢いでどれだけ広がりを見せているか、それを私は知りたかったんです。  この二十年間をとってみても、最近の五年間...全文を見る
○岩國委員 総理から御答弁いただけませんでしたけれども、総理が地域格差と言うときに、どこの国がもっと深刻で、どういう対策をとろうとしているのか、そのエッセンス、要点だけでも知って内閣を指揮していただきたいと思うんです。  今、大田大臣からお答えいただきましたけれども、しかし、地...全文を見る
○岩國委員 資料をお配りしてないのかもしれませんけれども、アメリカの場合には、アラスカとか、あるいはワイオミングとか、こういう小さな州が幾つもあります。そうしたところで、州と州の間の格差と、ニューヨークを一〇〇とした場合の州民一人当たり所得というのを見た場合に、この二十年間に、時...全文を見る
○岩國委員 とおっしゃる以上は、当然のことながら、高校を卒業して、そしてその高校を卒業した十八歳の子供たちが地元で勉強できるのかどうか。遠くまで子供を大学へ進学させるために親の負担は、特に地方の県は、五〇%、六〇%、七〇%の所得で、それだけの四年間の学費を支えていくということは大...全文を見る
○岩國委員 文科大臣、私が伺ったのは、過去十年間にどれだけふやしたかということを端的におっしゃっていただけませんかとお願いしました。十年前に民主党はありませんでした。十年前からやらなかったことを民主党のせい、それも事実とは違いますけれども、十年前の話を民主党のせいにしようというの...全文を見る
○岩國委員 そうした期待だけではなくて、それは、政策的、強力に誘導し、人が先か金が先か、両方ともそろうような形でもって、地方に若い人が残り、そして地方の企業が活性化するような方向に強力に誘導しなければ、この格差の問題は、来年の今ごろ、もっと深刻なことになっていくんじゃないかと思い...全文を見る
○岩國委員 格差拡大につながるものではないと大変自信を持って断定されましたけれども、これは私は一つの大きな注目点ではないかと思うのです。  地方の人たちが、こういう計数的な所得格差に対する不安だけではなくて、目で見てすぐわかる、例えば、郵便局の建物がなくなった、あるいは郵便局の...全文を見る
○岩國委員 最後に総理にお伺いいたします。  イラクへの自衛隊派遣、これは我々は反対いたしました。大量破壊兵器があるというアメリカの説明に説得され、ミーも行くからユーも行け、一緒に行って、大量破壊兵器は結局発見されないで、発見されたのはアメリカそのものが大量破壊兵器だったという...全文を見る
○岩國委員 今こそ日本の出番、主張する外交とおっしゃる以上、ぜひ、提唱する外交へ踏み切っていただきたい。そのことをお願いして、私の質問を終わります。
04月10日第166回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○岩國委員 民主党の岩國哲人でございます。  民主党を代表いたしまして、尾身財務大臣初め各大臣に質問させていただきます。  まず最初に、尾身大臣の御認識もお伺いしたいと思いますけれども、この決算行政監視委員会という委員会について、いろいろな委員会がたくさんございますけれども、...全文を見る
○岩國委員 そういう認識をお持ちの大臣の御出席でこの委員会はきょう開かれておりますけれども、私は、そうした、予算の適正な執行が行われているのか、あるいは行政が公平であったかどうか、国民に対する義務を果たしておったかどうか、いろいろな観点から質問を申し上げたいと思いますけれども、残...全文を見る
○岩國委員 それでは、原子力安全・保安院は経済産業省から独立した機構ですか、それとも経済産業省の監督指揮下にある組織ですか。  この質問は私はあえて申し上げますが、原子力発電を推進したいという立場の経済産業省と、そして今度のような事故を監督する立場、言ってみれば証券市場の推進を...全文を見る
○岩國委員 遠い席から何回も何回も出ていただいて大変気の毒に思いますけれども。  経済産業省というその立場と今の原子力安全・保安院の任務とは矛盾していると私は思うんですね。決して原子力安全・保安院というところが原子力発電の推進を妨害する役目を負っているとは言いませんけれども、原...全文を見る
○岩國委員 原子力発電四季報というのを私はたまたま受け取って、その最後のページに「原子力発電所関連の主な不祥事」、これは、自分たちの業界の不祥事をみずからこういう四季報に載せるというのは非常に珍しいし、大変賢明だなと思われるかもしれないけれども、これは、やむにやまれず、新聞がどん...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございます。  次に、県庁の裏金について質問いたします。これは総務省の担当か検査院の担当になるんでしょうか。  日本の各地で知事選が行われ、そして終了しました。新しい知事さんが、あるいは今までの現職の知事さんがこれからまた任につかれるわけですけれども、こ...全文を見る
○岩國委員 これはレク取りのときは総務省にたしかお伺いしておったと思うんですけれども。  失礼、会計検査院です。
○岩國委員 私の部屋の手落ちだったかもしれませんけれども、会計検査院、この質問はレクでは話しておりますけれども、おいでいただいていないようですから、今からでは……(発言する者あり)来ていただいていますか。では、来ていらっしゃるんだったら……(発言する者あり)政府参考人としてではな...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございます。  次に、中小企業対策についてお伺いいたします。  お手元にお配りしました資料をごらんいただきたいと思います。その中で、農業関係予算と、そして中小企業関係の予算、これを見ていただきますと、資料1をごらんください。  左の方は、これは、いわゆ...全文を見る
○岩國委員 山本副大臣の選挙区であります福岡へ私も呼んでいただいて、たくさん中小企業の方も周りにいらっしゃった。そのころのその方たちの御苦労と、今は全く変わっていないどころか、今の方がむしろ困っている、苦しんでいらっしゃる方が多いんじゃないですか。ほかの選挙区のことを申し上げて恐...全文を見る
○岩國委員 こうした平成十七年度の決算を我々はここで審議させていただいておりますけれども、しかし、その平成十七年度のときの議論というものが二年たってまだ十分に生かされていないというのは、恐らくここで議論したことは、あと二年してもまた同じことをおやりになるんじゃないかと。現に、そん...全文を見る
○岩國委員 こうした医療制度の改革の方向が、医療現場から見ると、将来の国の医療費負担というものが非常に過大視されているんじゃないか、そのような批判も私は聞いております。そうした点について、医療費の将来推計というものを厚生労働省が発表された。その中では、二〇一五年の国民医療費を約四...全文を見る
○岩國委員 こうした医療格差というものが全国的に広がり、しかも、格差そのものが拡大しているという認識は厚生省もお持ちだろうと私は思います。しかし、それは地方にだけ起きている問題ではなくて、東京のすぐそばの神奈川県でさえもそれは起きております。地方から見れば、神奈川県はもう十分首都...全文を見る
○岩國委員 日本という国は、私も海外から日本を随分長いこと見ておりましたけれども、いわゆる資源に乏しい国です。石油もない、石炭もない、鉄鉱石も少ない。そういう資源の乏しい日本で、たった一つの資源は人間という資源だ、私はそう思い続けてきました。これからの日本の国際化というときに、ど...全文を見る
○岩國委員 これは実際に国民の立場、あるいはこういうことについていろいろと悩んでいらっしゃる立場の方からいえば、この丸印とペケ印は全く私は逆だと思いますよ、赤信号と青信号が。  そして、それは喪失するという表現をされましたけれども、喪失させるわけでしょう、法によって。私は別に失...全文を見る
○岩國委員 それでは、今現在、日本に居住している人の中に重国籍を持っていらっしゃる方はどれぐらいあると思っておられるか、それが一つ。  それから、先般、四月四日の新聞で私も知りましたけれども、高さんとおっしゃる御家族、ある国に拉致された。ある国というか、報道では北朝鮮ということ...全文を見る
○岩國委員 何度もお出かけいただいて恐縮ですけれども、この特定の事件を新聞では北朝鮮国籍と。それは、日本で生まれて日本の国籍を取得しないという意思表示をされたから一つの国籍だけを持っておられたのか。  また、こういう特定の国に限らず、二重国籍、日本以外の国籍を持っていらっしゃる...全文を見る
○岩國委員 そうした御本人がカナダの国籍を、あるいは台湾の国籍を、フィリピンの国籍を持っているということも、それは出生のときあるいは結婚のときに必ずしも適切に報告されるかどうか。あるいは、報告を忘れた場合、あるいは場合によっては隠ぺいされた場合、いろいろなケースがあり得ると思いま...全文を見る
○岩國委員 最近三年間においてそういう事案は承知していないという御答弁がそのとおりであるとすれば、もう既に日本は十分そういった点においては国際社会の中で成熟した社会になりつつあるという一つの根拠になり得るのではないか、そのように私は思います。  次に、質問をかえまして、こういっ...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  しかし、もっともっと総務省としては、こういうせっかく新しい法律ができてインフラ整備ができたわけですから、持って安心、使って便利、あなたの命を守る一枚のカード、どんどんどんどん、最近思いがけないところで災害が次々と出てきているでしょう。だか...全文を見る
○岩國委員 時間が終わりましたので、終了いたします。ありがとうございました。  委員長に重ねてお伺いいたしますが、この決算委員会のあり方について、それから参考人要求についても理事会でお諮りいただきますようにお願いいたします。ありがとうございました。
04月23日第166回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第1号
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○岩國分科員 民主党の岩國哲人でございます。  この決算行政監視委員会におきまして、我が国の厚生労働関係の行政の実態とこれからの方向について柳澤大臣に質問したいと思います。  まず最初に、国民の関心事でナンバーワンに挙げられておりますのは年金であります。私も、いろいろな国に住...全文を見る
○岩國分科員 ありがとうございました。  私は、先ほど申し上げましたように、これからの企業の行動形態あるいは経営形態も、国境を越えてますますグローバル化し、またいろいろな政治的、社会的、経済的要件の変動を受けやすい、ある意味では普通の給与所得者以上に利益が変動しやすい環境の中で...全文を見る
○岩國分科員 大ざっぱに言って、十年後には給与所得の約一〇%を企業が負担する、それを給与に振りかえる。ただし、被雇用者が、その分を今と同じ年金に積み立てるかどうかは本人の自由裁量、自由選択に任せる。したがって、企業としてはそれだけの年金負担がなくなり、いわゆる年金リストラという嫌...全文を見る
○岩國分科員 国民年金の根幹をなす納付、国民の一番大切な義務を実行しない、そして、実行させることに非常に無理があるというのは、今のような形態そのものが一つの壁にぶち当たっているということじゃないでしょうか。  例えば、一つの解決方法としては、消費税ですべて納付させるという形で納...全文を見る
○岩國分科員 御丁寧に御答弁いただいて感謝いたします。  私は、大臣がおっしゃった自助、共助の精神というものは、もう既に、国民年金の納付状況を見ますと、崩れつつあると思います。いわゆる人口の多いところほど納付率がどんどん下がっているということは、全国押しなべて見れば、加重平均す...全文を見る
○岩國分科員 こういう国民の資産の売却については最大限の配慮、注意、慎重さが必要だと私は思いますけれども、今の、抵触しないと考えておりますとは、だれが、いつ、どういうふうに判断されたのか。  二番目に、二番札以降を公表しないというやり方は、おっしゃったようなメリットはあるかもし...全文を見る
○岩國分科員 時間が参りましたのでこれで終わりますけれども、二番札以降を非公開にするということのメリットともう一つはデメリット。特に、一部のこういう入札に常時参加されるような人は独特のネットワークか何かをお持ちになって、国民の資産がかなり広範囲に価値の上で侵食を受けている、大きな...全文を見る
04月24日第166回国会 衆議院 決算行政監視委員会第一分科会 第2号
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○岩國分科員 おはようございます。民主党の岩國哲人でございます。  本日は、会計検査院大塚院長初め幹部の方に御出席いただきまして、国のこうした行政監査のあり方、その中で会計検査院が機能を十分に果たしているのかいないのか、問題があるとすればどういった点に問題があるのか、国民に対す...全文を見る
○岩國分科員 院長のお話では、まだまだ随分ほかにも思い当たることがおありのように思いますけれども、言葉として一般的に使われているのはそういうことかもしれません。  そこで、こうした不適正支出と私はあえてお伺いしましたけれども、今いみじくも院長がおっしゃったように、官の行いの中に...全文を見る
○岩國分科員 大変御苦労さまでございますけれども、その当時を上回ると推計されるような、またはその広がりにおきましても、ぜひ私は、一斉検査どころか徹底検査を実施すべきじゃないかというふうに思います。  また、地方自治体においても、政令都市の数もふえてきておりますけれども、県庁でさ...全文を見る
○岩國分科員 そこで、院長のおっしゃった、国の金がと。要するに、国の金がというのは、国税として入ってきたものが地方に補助金という形で出ていく。国を経由していったお金がそういうところで適正に行われるということをきれいにする、見届ける、そして納得して次の予算の編成に移る、これは大変大...全文を見る
05月11日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第18号
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○岩國委員 民主党の岩國哲人でございます。  本日は、渡辺行革担当大臣に今後の公務員制度のあり方について、特に今、世間一般で問題になり、先ほど吉井委員からもいろいろ関連質問がありました天下りを中心として、この天下りというものをどういうふうに改革しようとされているのか、その改革の...全文を見る
○岩國委員 こういう問題が、なぜ先進国あるいは資本主義の枠組みの日本でだけ行われておって、同じような環境にあるアメリカで、イギリスで、フランスで、ドイツで行われていないのか、そういうことの解明なくして、この問題は私はとても解決できないと思うんです。  日本では、年金の問題だろう...全文を見る
○岩國委員 失礼ですけれども、大臣の漫談のようなお話ばかり聞きに来るために私はここに立っておるんじゃないんです。いいですか、もっと端的に。  今までに年功序列の問題があれだけ言われながら、依然として改まらないのはどこにあるのか、省庁の縦割りという問題はどこにあるのか、そういうこ...全文を見る
○岩國委員 今度の公務員制度改革、いわゆる新人材バンクの中心になっておられるのはだれとだれか。渡辺大臣と安倍総理大臣でしょう。これは、新聞も何回も何回も繰り返して言っておるじゃないですか。それ以外の人のことを言っているのではなくて、中心になる人は、少なくとも、直接的な体験なり経験...全文を見る
○岩國委員 事務方が調べたという報告書を出してください。私はきのうも聞きました。ないじゃないですか。あるあるあると言う。どこかのテレビ番組じゃありませんけれども、あるあると言いながら実際にはない。なぜ、そういうものを出してもらえないんですか。  それから、我が国特有と大臣は何度...全文を見る
○岩國委員 全く何もやっていないということはないということは、大臣、どうやって確認されたんですか。一遍でもごらんになったことがあるんですか。私がきのうも要求して、そういう具体的な外国の事例は調べたことはございませんと私は言われているんです。それを大臣があるあるとおっしゃるのは、関...全文を見る
05月25日第166回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第4号
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○岩國委員 民主党の岩國哲人でございます。  本日は、お忙しい日銀総裁にも御出席いただきまして、心より感謝しております。  まず財務省にお伺いいたしますけれども、日本政府が円安介入を始めた時期はいつだったのか、今日に至るまで円売りの累積総額は幾らなのか、その二つをお答えいただ...全文を見る
○岩國委員 こうした巨額な円売り介入を行ったわけですけれども、これに匹敵するほどの自国の通貨の売りという形で介入した先進国の例はほかにございますか、尾身大臣。
○岩國委員 私が調べた範囲でも、G8のメンバーである先進国の中でこれだけの巨額の円売り介入をやった例はないのではないかと思います。  その結果として、円は今百二十円で推移しておりますけれども、この円売りがなぜ中止されたのか、他国からのどういう批判があったのか、その批判に配慮した...全文を見る
○岩國委員 ファンダメンタルズを反映するというのであれば、介入すべきではないと思います。しかし、それだけ先進国に例がないほどの介入をされたということは、それほどの、経済の実態を反映していないという判断があったからではありませんか。  逆に、いつからそれを中止されたのか。その中止...全文を見る
○岩國委員 さらにこの点についてお伺いしたいと思いますけれども、今の百二十円という為替レートが、仮に円売り介入がなく、百円でずっとこの十年間推移しておったとすれば、日本の企業利益にはプラス効果だったのかマイナス効果だったのか、その点を端的にお答えいただけませんか。  百二十円で...全文を見る
○岩國委員 特定の産業を意識しない、また特別な目的もなしに、なぜこれだけの円介入が行われるんですか。為替レートの百二十円と百円では、日本の輸出企業に対するインパクトは非常に大きな違いがあるんじゃないんですか。また、それを政府は意識して、政策目的を持ってそれだけの円売り介入をされた...全文を見る
○岩國委員 一般的に言われていることは、金利を下げれば、その国の通貨の価格は為替レートで下がる。そのような動きをしているのが一般的ではありませんか。  今、ゼロ金利政策に対する海外の批判にはどういうものがありますか。つまり、この為替レート、円安の水準に放置しておくことは、米国そ...全文を見る
○岩國委員 そういう御答弁をいただきましたけれども、昨年、アメリカの選挙において民主党が勝利をおさめた。その後、アメリカの産業界を中心として、日本の今の為替レートに対する批判が起きております。また、現に、そうしたゼロ金利政策に固執し、今、円売り介入がとまった、その辺からゼロ金利政...全文を見る
○岩國委員 我々国会議員に、いつもこのように、日銀の政策委員会のいろいろ議論された議事要旨というのを届けていただいております。  一番最近のものを見ましても、こうした家計へどういう影響が出ているかという議論がなされていないように思います。企業収益の動向あるいは海外金融情勢、そう...全文を見る
○岩國委員 そうした議事録要旨が一カ月以上たつという、今の非常に変動の激しい経済の中で、私はぜひ、総裁の立場からもこれを変える御努力をしていただきたいということを申し上げたいと思います。  次に、我が国のトップクラスの銀行が、預金に対する利子をほとんど払わない、最高水準の利益を...全文を見る
○岩國委員 今共通ルールと申されましたけれども、G8の国を対象にして、その中で、利子も払わず、税金も払わず、そういうトップクラスがどこの国に存在しておりますか。お答えいただけませんか。
○岩國委員 私は、金利政策は日銀の専権だとおっしゃっておりますけれども、金利政策も、大きな意味で見れば内閣の責任の中に入ってくるんじゃありませんか。国民の暮らしを守る、仕事を守る、それが内閣の責任でしょう。  こういうゼロ金利政策の結果として、企業から見れば、金利は少なくなる、...全文を見る
○岩國委員 ことしから税金が変わりました。大企業の税金は下げる、国民の税金は上げる、これはあべこべじゃありませんか。こういう三重の追い風、三重の利益を何年も大企業中心に吹かせておいて、その結果として、国民に対して御苦労さまでしたという感謝の言葉とともに減税が行われるならばともかく...全文を見る
○岩國委員 全体的とか相互交流とか、そうした原因を分散して答弁を避けておられますけれども、日本のこうした超低金利、日銀総裁がさっきおっしゃったように、世界に例がない異常な金利政策が、このように、資料二で皆さんにお届けしておりますけれども、十年前からのこの急増ぶりを見てください。決...全文を見る
○岩國委員 レクでも申し上げておりますけれども、これは、ある調査機関が調べたものを日本経済新聞が最近の記事の中に引用しております。これは世界全体の数であります。  先ほど申し上げましたように、世界全体のヘッジファンドの規模を膨らましているのは、源泉はどこにあるか。日本のゼロ金利...全文を見る
○岩國委員 先ほどから私が超低金利政策、ゼロ金利政策といろいろな現象との関連について質問しますと、それは因果関係はない、実証できないとおっしゃりながら、日本の経済がよくなった一部の面についてだけは具体的に因果関係はあるとおっしゃる。私は、それは余りにも我田引水ではないかと思います...全文を見る
○岩國委員 そうしたモニタリングの大切さということを力説されましたけれども、そのモニターする責任は、財務省の方ですか、金融庁の方ですか、日本銀行ですか。それとも、三者連携してやる体制は今できておりますか。いろいろレクでお伺いしますと、先ほど尾身大臣から逆に質問を受けましたけれども...全文を見る
○岩國委員 ヘッジファンドについては、いろいろな企業経営者に無用な、あるいは過大な不安を与えつつあるという現状に絡んで、私は、一刻も早く、我が国政府としても、何らかの規制あるいはルールづくり、あるいは、課税対象になるのかどうか、国籍はどうなのか、ディスクロージャーは十分なのか、そ...全文を見る
○岩國委員 要するに、三年前から議員の中でもこういう推進議員連盟ができ、そしてエネルギー問題が叫ばれているにもかかわらず、我が国の予算には一銭も計上されておらなかったということですね。幾ら予算化されておったのかということに対して数字が出てこないということは、今までは全くゼロベース...全文を見る
○岩國委員 ぜひそういう意気込みで、少なくとも国会内のいろいろな手続、時間もかかることとは思います。まず、先ほどおっしゃいましたように、国民運動も必要でしょう、国民世論を結集するということも必要でしょう。一方では、国会内で、やるとするならば手続的にどれぐらい時間がかかるのか、少な...全文を見る
○岩國委員 WHOからもこうした報告が出るということを視野に入れて、経済産業省も委員会を設立されておる。私は、特に小さい赤ちゃんを中心としてその影響は大きいのではないかということに対して、できるだけ早く一応の結論を出して、進める工事は進める、とめる工事はとめる、そうしないと、住民...全文を見る
○岩國委員 私は、この決算委員会が決算行政監視委員会と拡大され、充実された、その意味というのは、こういう行政不信に的確に対応する、そして、必要とあればこの決算行政監視委員会の中でも議論をする、そういうことを視野に入れて、そのような法改正、制度改正が行われたと理解しております。 ...全文を見る
○岩國委員 もうほとんどの人が、あるいはすべての人が、恐らく五千万の中に入っていると思っています。そういうことを解消するためにも、信頼度を高め、透明性を高め、記録性を高めるためにも、細田博之議員がこの間提案されました、私の出雲市でささやかながら実行し、実験し、厚生省から予算もいた...全文を見る
06月05日第166回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号
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○岩國委員 岩國哲人でございます。  けさは、この委員会で、尾身財務大臣初め各閣僚の皆さんに、主として、日本の教育を支える税制のあり方について、また、日本経済の底辺と言っては失礼ですけれども底上げの中心となる中小企業をめぐる税制について、その他、今後の財政再建の上で欠かせない国...全文を見る
○岩國委員 そうした政府の施策が効果をもたらしているかどうかという検証、実証はされましたか。  政府が、二五%から三〇%に、そして、直近では三〇%から四〇%に引き上げられました。二五%から三〇%に控除限度額を引き上げられた結果として、どれだけ寄附行為がふえたんですか。幾らふえた...全文を見る
○岩國委員 こうした個人の寄附行為に対する助成を主な目的としてされたこの改革、私が文科省からいただいておりますのは、特定公益増進法人に対する個人からの寄付金額の推移について、平成十五年度十七億円、それが直近では十一億円。約三割以上減っておるじゃないですか。ふえることをねらって結果...全文を見る
○岩國委員 こうした個人の寄附行為を少しでも奨励しようという目的で皆さん考えていらっしゃるわけでしょう。我々もそれを期待しているわけですから、予告してあることについては正確に答えていただきたいと私は思います。  次に、二五から三〇に引き上げてもふえたという結果が出ていない。にも...全文を見る
○岩國委員 大臣は初めてお聞きいただいたということです。聞く限りよさそうとおっしゃいますけれども、私が言う限り、いい制度に決まっておりますから。  尾身大臣、必ず早急に検討する、税制の立場から検討してみたいということをはっきりお約束いただけますか。
○岩國委員 ありがとうございました。  ただいまは税制と教育との関係についてお伺いしましたけれども、今度は財政と教育についてお伺いいたします。  教育費の負担、これはいろいろなところに影響しておりますけれども、最近非常に気になることは、大臣が所管していらっしゃる審議会の一つだ...全文を見る
○岩國委員 何か歯切れの悪い御答弁ですけれども、財政審議会を所管する省庁はどこなんですか。文部科学省ですか、国土交通省ですか。財務省じゃありませんか。そしてこういうところが、目的は財政再建を目的にと。つまり、財政再建というにしきの御旗を掲げれば、地方の中学校や小学校の数がどんどん...全文を見る
○岩國委員 大臣、お忙しいとは思います。しかし、新聞の見出しぐらいはちょっと目を通していただきたい。私でさえも読んでいるんですから。私でさえも、財務とか財政という字が見出しに並んでいると、必ずその記事を読みます。  財政審議会がこのようなことを提案しておる。これは毎日新聞の五月...全文を見る
○岩國委員 毎日新聞の五月三十一日の記事にこれがちゃんと載っておる。だから私は質問に取り上げ、そして、ちゃんと質問予告もしてありますから。  財政再建、大変大切に思っておられることは、そういう大臣の姿勢は尊重いたします。財政再建を大いに進めてください。しかし、財政再建が大切なの...全文を見る
○岩國委員 どういう仕組みになるかによって金額が変わってくる、御答弁のとおりだと思います。  したがって、その仕組みについて、どういう前提を置いて、どういう仕組みにすればこれだけの金額に膨らむ、どういう仕組みにすればこれは大きくなり過ぎる、税の専門家のお立場からも、もっとシャー...全文を見る
○岩國委員 ふるさとというその四文字は、日本人の心を非常に打つ言葉の一つだと思います。有名な童謡もあります。それだけに、日本人はふるさとという言葉に弱いんです。弱いし、また、そのふるさとを明確に税制の上できちっと定義づけるということも非常に私は難しいと思います。  今、御答弁の...全文を見る
○岩國委員 聞けば聞くほど心配になるのがこのふるさと納税。政府の骨太とか基本方針の中に盛り込もうというのであれば、少なくとも皆さんの事務レベルでは相当研究が進んだ上で、研究会とか審議会の方へたたき台として出さなきゃいかぬでしょう。  島田晴雄先生を中心とするこの研究会というのは...全文を見る
○岩國委員 要するに、参議院選挙、国民の関心も大変盛り上がっているようです。その中で、こうした、地方を大切に、地方を活性化しようという一つの具体的な構想としてこのふるさと納税に関心が高まっておるとき、これは参議院選挙の投票には間に合わない。参議院選挙の結果を踏まえてから考え直すと...全文を見る
○岩國委員 総務省の方でも財務省の方でも、ぜひ、地方への消費税の配分のあり方について、こうした東京と地方との格差ということが国会でこれほど議論されているわけですから、その格差を縮小する役割ではなくて、格差を拡大するお手伝いまでこの消費税がやっているという結果を踏まえて、地方への消...全文を見る
○岩國委員 私は、こうしたフラットタックスという、私が言っているからというのではなくて、いろいろな方もおっしゃっている。アメリカの大統領選挙でも一つの大きな政策として打ち出されたことは皆さんよく承知のとおり。世界に例のないいろいろな問題を抱えている日本だからこそ、そして、職場をも...全文を見る
○岩國委員 私は、国会が責任を持って限定的に、そして、日本経済、財政再建に貢献するやり方は幾らでも工夫できると思いますという意見を申し上げまして、時間が参りましたので、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
06月06日第166回国会 衆議院 内閣委員会 第26号
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○岩國委員 岩國哲人でございます。  まず、渡辺大臣にお伺いしたいと思います。  先ほど、細野委員と官房長官あるいは大臣との美しい国をめぐっての議論を私も拝聴しておりました。資料として、この社会保険庁長官、正木長官の美しい人生のお手本がここに示されているわけですけれども、こう...全文を見る
○岩國委員 七点お伺いします。  大臣は、私が一カ月前に質問したときに、もうその資料には目を通しておられたんですか、おられなかったんですか。  二番目に、その資料はいつ作成されたものですか。  三番目に、その資料はこの法案を審議している委員にはちゃんと届けられておりますか。...全文を見る
○岩國委員 そうしたその資料によれば、ぜひその資料は全委員に届けていただきたいと思います。せっかくこれだけの国会議員が、何カ月もこの法案をめぐって、官僚制度を理解し、外国との違いを理解した上でこの法案を採決されたということになっているわけですから、大臣が読んでおられて、大臣が答弁...全文を見る
○岩國委員 私は悲観的過ぎるかもしれませんけれども、人間のやること、こうしたA省庁とB省庁、大きな官の世界の中で、貸し借りの関係の中でやられれば、今と五十歩百歩、縦割り、押しつけ型の天下りというものが結局、透明化されたような幻想を振りまくことによってこれからも継続されるということ...全文を見る
○岩國委員 ぜひ早急に、人材交流センターの法案が採決されて終わったから、もうしばらく公務員改革はお休みだということではなくて、私は、本当の公務員制度改革というのは、毎日毎日の日常の勤務体系の中に求めるべきじゃないかと思うのです。何か六十歳が近くなったから、そのときの退職をどうやっ...全文を見る
○岩國委員 地方公務員と中央の公務員を一括採用するということは、これは無理ですから、採用された後、現場同士の人事交流、それを通じてさらに人材の育成に大きな刺激を与えるという意味でも、ぜひ実行に移していただきたいと思います。  次に、社会保険庁にお伺いします。  社会保険庁の、...全文を見る
○岩國委員 作業の内容にもよりますけれども、十五人の方が一年間かかって四万件とすると、五千万件を片づけるためには何人が一年間延べ人数として必要になりますか。ちょっと割り算して答えていただけませんか。
○岩國委員 五千万件を一年間で、こういう手形を出されました。その手形に対して、ある新聞では、これは約束手形なのかやけくそ手形なのかとやゆされたような表現が出ておりますけれども、五千万件を一年間でやるとすれば、二百五十日間で一日二十万件、そしてそれを十五人の体制でやるとすれば、一分...全文を見る
10月23日第168回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○岩國委員 民主党の岩國哲人でございます。  民主党を代表いたしまして、鴨下大臣、また環境省の皆さんに御質問させていただきたいと思います。  まず最初に、いよいよ来年は環境をテーマとしたサミットが我が国で初めて開かれる、こういう大変世界的な注目を浴びる大事な時期に大臣に就任さ...全文を見る
○岩國委員 今の御答弁ですけれども、そういったことはもういろいろな方がそういう表現を使って話されていることでありまして、やはり日本だから、そしてこういう時期だからこそ、こういう言葉が、こういう表現が出てくるんだという、新鮮なインパクトを持ったメッセージをぜひ用意していただきたいと...全文を見る
○岩國委員 そういう新しい発想というメッセージと、そしてもう一つは、メッセージだけではなくて、具体的に日本はこういう行動プランを持っているんだ、美しい星の国といったような表現もありましたけれども、具体的に、一つ一つ日本でできること、来年の新しい年度からもう始めておるとか、あるいは...全文を見る
○岩國委員 決して、出雲が始めたから、そういったことではありませんけれども、そういう古代文化の発祥の地の一つでもあるところから、自然との共生、いろいろな考え方が綿々として流れてきて、そういうところに世界の各国は、中国、ロシアでさえも参加し、そして日本がこういうことにイニシアチブを...全文を見る
○岩國委員 こうしたいろいろな環境政策を進めていく上で必要なのは金と教育だと思うんですね。金の面についても教育の面についても後ほどお伺いしたいと思いますけれども、そうした例えば身の回りに木のお医者さんがいるということを子供たちに教えるだけで、子供たちにはすぐわかるんです。人間のお...全文を見る
○岩國委員 文科省も一生懸命取り組むべきことだと思いますけれども、環境省ももっと文科省の方にいろいろなリクエストを出していただいて、環境政策というものを担うのはすべて人なんですね。人の教育がきちっとしていない国には環境政策を実行できるはずがないんです。ですから、出雲市が素朴な形で...全文を見る
○岩國委員 私は、森元総理と当時お話ししたこともあります。歴代の総理の中で、お名前にきへんを使った方はたくさんいらっしゃる、森さん、あなたは名字に木という字を三つも使っていらっしゃる、その割には木に対する気遣いが足りないんじゃないかと。私は、木を大切に、森を大切に、それをずっと出...全文を見る
○岩國委員 時間が来ましたので質問を終わります。ありがとうございました。
11月07日第168回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
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○岩國委員 岩國哲人でございます。  本日は、財務大臣また金融大臣に、日本の金融行政を中心にして質問させていただきたいと思います。  質問の順番を変えまして、今、石井委員がお取り上げになったキャピタルゲインタックス一〇%をめぐって、最初に質問させていただきたいと思います。 ...全文を見る
○岩國委員 今、キャピタルゲインタックスを上げるか下げるか。私は一〇%をさらに下げるべきだと思っていますけれども。〇%にしてキャピタルゲインタックスの税収をゼロにしてでも、おっしゃるような経済活性効果があって、おつりが来るようなゼロレートであれば、私はやるべきだと思うんです。 ...全文を見る
○岩國委員 こういった一〇%、二〇%、先ほどの石井委員との議論を伺っていて、これは相当渡辺大臣も、本腰を入れて一〇%を守っていかなければならない、日本経済の今の状況から見ればと私は理解しておりましたけれども、残念ながら、キャピタルゲインタックスからどれだけ税収が上がっているかとい...全文を見る
○岩國委員 私もそのように聞いたことがあります。しかし、監督局のそうそうたる七人の方たちが全部ニホンと言い、ニホンと決めたはずと。いや、ニッポンが正しいという人は、この七人の中に一人もおられなかったんです。つまり、ニホンと言うのがごく普通だ、そういう常識、感覚を持っておられたんで...全文を見る
○岩國委員 一般的にはとおっしゃいますけれども、教育。私は教育こそ日本の未来への一番大切な投資であり、国の根幹をつくるものだと思います。  日本の子供たちにどう教えているのか。教科書をごらんになったことはありますか。  まず、音楽の時間。音楽の時間で、小学校へ入ったかわいい一...全文を見る
○岩國委員 一般的に商標として、会社名としてニッポンが好きなとき、あるいはオリンピックの応援のときはニホンよりニッポンの方が元気が出る、そういう場合もあるでしょう。しかし、外国の人に正式な日本の呼び方はどうなんですかと聞かれたときに、いや、どっちでもいいんですよという答えをするの...全文を見る
○岩國委員 一つお答えいただきたいと思いますのは、こうした兼業によって、保険業務、生命保険も扱うようになってから、銀行の貸出業務において、生命保険と抱き合わせとあからさまには言われないまでも、生命保険を買っていただければ貸し出しも前向きに、あるいは有利な条件で、あるいはもっと早く...全文を見る
○岩國委員 それでは、質問の仕方を変えます。  貸出先に対して販売された生命保険の件数、実績というのはちゃんと数字は持っておられますか、それが事後的になされたものも含めて。今現在のアウトスタンディングの貸出残高、貸出件数の中で、生命保険の販売がどれだけそういうところに対して行わ...全文を見る
○岩國委員 先ほど渡辺大臣がいいことをおっしゃいました。強者の立場を利用する、そういうふうなことがあってはならない。私も全く同感であり、そう思うからこそ、そういう調査をしておかなければならないと思うんです。いつの間にか、貸出先には、もうほとんどと言っていいほど生命保険が銀行から売...全文を見る
○岩國委員 これは、はっきり言って、私自身が七枚のトラベラーズチェックを買いました、東京三菱銀行の京橋支店で。しかし、その七枚のうち一枚は、もう既にだれかに販売した数字だったんです。パリのオペラ座のところで現金にかえようとしたときに、当然、それはダブりトラベラーズチェックだという...全文を見る
○岩國委員 ありがとうございました。  さて、日本の銀行は、押しなべて次々と規模が大きくなりました。これも皆さんの金融行政の結果でしょう。その結果として、手数料、お客さんが払ういろいろな手数料がありますね、送金手数料だとか振り込み手数料だとか何とか。  一番よく使われる手数料...全文を見る
○岩國委員 あったものが下がったという例を幾つか紹介されましたけれども、今までなかったものがあるようになった例というのはないんですか。
○岩國委員 一般に、私の家内も含めてですけれども、今までなかった手数料が最近あれこれ取られるようになった、郵便局の場合もそうですけれども。そういうことを私は耳にしておりますから、あったものがどうなったかだけではなくて、なかったものがあるようになったかどうか、そちらの方の調査もしな...全文を見る
○岩國委員 それから支払い利子。利子所得が家計の中に、要するに、一般国民の奥さんたちの財布の中にどれだけ入っていっているか。家計全体に対する利子所得、今お手元に配付した資料がございますけれども、資料の一をごらんいただきたいと思います。  家計所得そのものは、小泉内閣以来、二〇〇...全文を見る
○岩國委員 金利低下は結果だったのか。金利低下は、銀行を強くし、大きくするための原因ではなかったのか。  今の大臣の答弁は、金利低下は結果であって、政策の結果として金利が低くなった、したがって、利子が少ない。逆に考えれば、預金者の収入となるべき所得を銀行に移転させることによって...全文を見る
○岩國委員 今答弁をいただいたとおり、銀行が大きくなれば、合併を重ねていけば、地方の支店の数は減っていくんですね。  手数料は上がる、利子は減る、場所は遠くなる、そしてお金は県の外へ出て行く。これが、グローバリゼーション、ディレギュレーションの結果として、今、日本で起きているこ...全文を見る
○岩國委員 今まであった銀行が急になくなるということは、使っていらっしゃる利用者から見たら大変なことじゃないかと思います。それが、こういうディレギュレーション、自由化とか規制緩和という結果によってやりやすくなったのは銀行の方でしょう、お客さんじゃなくて。そして、お客さんに何の通知...全文を見る