岩佐恵美
いわさえみ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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10月23日 | 第107回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第2号 議事録を見る | ○岩佐委員 まず、大臣にお伺いをしたいのですが、不十分な賃上げ、増税あるいは保険料のアップ、教育費等の上昇で、国民の暮らしは今大変な状況にございます。そういう中で円高あるいは原油安、こうしたメリットを国民生活に十分還元させるということは大変大事なことだと思うのです。特に、冬場を迎...全文を見る |
○岩佐委員 電力、ガス料金について還元を積極的に、より一層推し進めていただきたい。そういうお立場で仕事をしておられるということは私も十分承知しておりますので、なお一層お願いをしたいと思っております。 私は、きょうは灯油の問題一つに絞ってお伺いしていきたいと思っております。 ...全文を見る | ||
○岩佐委員 そうしますと、去年の九月からことしの九月の間に、キロリットル当たり三万六百二十八円下がっているわけですね。これは七四・三九%の値下げになるわけです。ちなみに、昭和五十三年下期の原油輸入価格は、キロリットル当たり平均で一万七千百五十二円でした。その当時の小売価格は、一缶...全文を見る | ||
○岩佐委員 生協連試算のリッター当たり二十五円というのはそうそう外れた数字でもない、輸入の灯油製品価格と比べてもそう外れた数字ではないということを示していると思います。 今、灯油の価格交渉をめぐって一部で深刻な事態が起こっております。きょうのNHKのテレビ、ラジオで報道されて...全文を見る | ||
○岩佐委員 この生協の場合は、聞いたところによると、十数社の特約店と生協が契約をしたけれども、ある元売が特約店に対して出荷停止を言ってきたというようなことなわけです。ですから、そういう点では、個別事例が持ち込まれた場合には、それぞれのところで適正に対応していただきたいというふうに...全文を見る | ||
○岩佐委員 次に、東北地方での昨年の独禁法違反事件について公正取引委員会が対応されていますけれども、このことについて簡単に概要を御説明いただきたいと思います。 | ||
○岩佐委員 ことしの七月十八日付で口頭警告をされたということでありますけれども、今東北地方では例年のように需要期を迎えまして、消費者団体が主催をする石油業界との懇談会だとか、あるいは各県が主催をいたします消費者それから石油業界、そういう方々の会合がいろいろ開かれているわけでありま...全文を見る | ||
○岩佐委員 例えば岩手県の県が主催した懇談会でも、いわゆる個別の取引をそこでいろいろ丁々発止やるというような、そういう会合では決してないのですね。例えば出席者のメンバーを見ても、地婦連の役員の方とか、あるいは県の生活改善実行グループ連絡研究会とか、あるいは生活学校連絡協議会だとか...全文を見る | ||
○岩佐委員 元売も、別にその販売コストを計算している人が出てくるわけじゃないでしょうから、業界の全体の説明ができるようなそういう立場でやるわけでしょうから、そういう点はそう心配ないと思います。 通産省にちょっとお伺いしたいのですけれども、通産省もそうした一般的な価格について消...全文を見る | ||
○岩佐委員 そういう通産省の考えだというふうなことなのに、九月の初めに通産省が通産局を通して業界を指導して、その結果業界は、通産局から厳しい指導が来たので消費者団体のそういう会合にも出られませんとか、あるいは価格については一切口を開いてはいけないというようなかたくなな県の見解だと...全文を見る | ||
○岩佐委員 仙台通産局で伺ったのですが、九月三日に資源エネルギー庁からファックスで指導内容が来たということですけれども、この指導内容は今言われたような中身にはなっていないのではないですか。例えば「(別添二)」のところで、「昨冬の灯油問題に関する公取委の警告について」ということで、...全文を見る | ||
○岩佐委員 次に、ちょっと量の問題について、一言伺っておきたいというように思うのです。 昨年までは、九月末在庫六百七十万キロリットルを確保していたわけでありますけれども、ことしは六百万キロリットルに灯油の在庫量が減らされているわけです。これは皆さんの説明では、灯油の輸入がある...全文を見る | ||
○岩佐委員 最後にちょっと長官にお願いしたいのですが、今の在庫を六百七十万から六百万キロリットルに減らして、輸入をふやすから大丈夫ということなのでありますけれども、一応業界誌等に書かれているところでは、 九月末灯油在庫の目標を六百万キロリットルへ引き下げたばかりであり、供給不...全文を見る | ||
○岩佐委員 終わります。 | ||
10月28日 | 第107回国会 衆議院 環境委員会 第2号 議事録を見る | ○岩佐委員 公害健康被害補償法の見直し答申案の問題で伺いたいと思います。 六日の中公審環境保健部会の答申案は公害指定地域の全面解除、新規認定患者の打ち切りなどの重大な内容であり、公害多発地帯の現状や患者の実態とはおよそかけ離れたもので、本当に怒りを禁じ得ないものであります。 ...全文を見る |
○岩佐委員 答申案について具体的に伺ってまいりたいと思います。 今日の大気汚染の実態は依然として深刻であります。このことは環境庁自身の調査でも明らかでありますし、また東京都の八年間にわたる複合大気汚染に係る健康影響調査では、窒素酸化物等の急増によって道路の沿道被害が子供や婦人...全文を見る | ||
○岩佐委員 患者さんたちはそういう点について、これはもう不十分だということを言っていますし、私どももやはり委員の中に加えるべきだということを主張していることについて幾つか具体的な事例を申し上げたいと思うのですけれども、中公審は被害者抜きの運営の中で、過去に二回も重大な問題で財界と...全文を見る | ||
○岩佐委員 医者や疫学者が一人もいないのに、法律や経済、行政学、そういう分野の方々が集まられてどうして大気汚染による健康影響調査について評価を行い得るのか、常識では考えられないということであります。東京都の調査結果については、本年三月二十八日参議院の環境委員会で、東京都の報告書を...全文を見る | ||
○岩佐委員 今の専門委員会の鈴木委員長の発言というのは「公害研究」十月号に掲載されているわけでございます。委員長が、自分のまとめをするときには東京都のその資料が反映されていないし、それからこういう資料が欲しかったのだということを切々と訴えておられるわけです。その問題について大臣の...全文を見る | ||
○岩佐委員 本当に矛盾に満ちていると思うのですけれども、鈴木委員長は、結局疫学的報告というのは今までなかったのだ、それで東京都なりの他の資料が欲しかったのだ。そういう状況の中で専門委員会の結論が見切り発車的に、資料がないままに出てしまっているわけです。そして、今度作業小委員会では...全文を見る | ||
○岩佐委員 鈴木委員長がこんな公衆衛生のイロハを無視をする、そういう発言をされたというのは到底信じられないのですけれども、それならばそのときの議事録をきちんと公開をしてもらいたいと思うのですが、いかがでしょうか。 | ||
○岩佐委員 重要な問題でもめているので、私はその点は納得ができません。 さらに、その作業小委員会では、指定地域の全面解除の根拠を専門委員会の最後の部分、「しかしながら、昭和三〇〜四〇年代においては、我が国の一部地域において慢性閉塞性肺疾患について、大気汚染レベルの高い地域の有...全文を見る | ||
○岩佐委員 ここに、先月の十二日に環境庁が患者会の皆さんに説明された際のやりとりのテープを起こしたものがあるのです。(資料を示す)それによりますと、大気汚染が今日と三十年代、四十年代と違うという比較検討は本文のどこに書いてあるのか、それもなしに一体この結論はどこから導き出されたの...全文を見る | ||
○岩佐委員 同時に、作業小委員会及び環境保健部会の審議内容についても明らかにしていただく必要があると思うのです。これは先ほどの継続ですけれども、環境庁に資料としてこうした審議内容についてぜひ出していただきたいということを要望したいと思うわけですが、先ほどからいろいろと出せないとい...全文を見る | ||
○岩佐委員 今のところ、中公審で審議が継続状態にあります。まだ答申案も出ていない、そういう段階でありますけれども、先ほど同僚委員の何人かの質問の中でも、環境庁が経団連だとかあるいは自動車工業会、もちろん企業という言い方をされましたから、そういう方々と折衝をされてこられた、そういう...全文を見る | ||
○岩佐委員 大臣、今こうした公健法をめぐって緊迫した事態、患者さんにとっては命綱とも言えるそういう制度が抜本的に崩されようという事態でありますから、ぜひその点患者の皆さんあるいは被害者の方々、公害がひどい地域の方々の立場に立って行政を進めていっていただきたいというふうに強く要望し...全文を見る | ||
○岩佐委員 最後に国民のと言われましたけれども、大臣、国民といっても、被害者、患者さんの立場に立って環境庁はこのことをしっかりとやっていただきますように重ねてその点強調、要望させていただきまして、私の質問を終わりたいと思います。 どうもありがとうございました。 | ||
10月30日 | 第107回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○岩佐委員 きょう私は、食品の安全と表示の問題について伺いたいと思います。 当委員会で厚生省の政務次官が、物質名表示をできるだけ早く実施すると約束をされたのが一九八一年です。そして、一九八三年には食品添加物の全面表示を実施すると約束をしておられます。ことしの一月に食品添加物表...全文を見る |
○岩佐委員 消費者にとってわかりやすいというのが表示の基本でありますけれども、例えば当委員会で私が食添の個別表示が必要だということを申し上げ、政務次官がその実現を約束された、その問題のときにはプロピレングリコールという保存料が問題になっていたわけです。プロピレングリコールという物...全文を見る | ||
○岩佐委員 原材料としてかなりの量の添加物が使用されている場合には、当然これは表示をさせるべきだというふうに私は思いますし、消費者もそういう希望が強いわけですので、私は当委員会で強く要望をしておきたいと思います。 それから、全面表示の実施の際に厚生省は一貫して、天然添加物につ...全文を見る | ||
○岩佐委員 天然添加物については二百五十とかそれ以上とか、いろいろ数え方にもよるのでしょうけれども、かなりの数になるわけです。そして、毒性があるのではないかとかいろいろ指摘をされているものもかなりあるわけです。それで、順次順次と言われますけれども、やはり食べ物の安全ですから、日程...全文を見る | ||
○岩佐委員 そうすると、六十二年の全面表示はそういう日程でやる、しかし、六十二年が終わってから天然添加物をやるよというのではなくて、並行して天然添加物の表示の問題も作業を進めていくということなんでしょうか。 | ||
○岩佐委員 いつごろ、ある程度まとまるという見通しをお持ちで作業をされているのですか。 | ||
○岩佐委員 何か、ちっともはっきり作業の日程をおっしゃらないので、そんなに出し惜しみをしないで、天然添加物については非常にこれは国民の関心も高いし、それから早急に進めなきゃならないということを何度も認めておられるわけですから、やられることを切に要望をしておきたいと思います。 ...全文を見る | ||
○岩佐委員 それで、この輸入食品の検査率についてあわせて伺いたいのですが、厚生省のいわゆる行政検査、自主検査がそれぞれ五十八年、五十九年、六十年、どういうぐあいになっているか、ちょっと教えていただきたいと思います。 | ||
○岩佐委員 輸入件数が非常にふえているのに、行政検査が〇・二%ずつ毎年毎年落ちてきているという感じになっているわけですね。 それで、そのうちちょっと六十年の違反件数、これが何件あるのか。 それから四条違反、食品が腐敗したり変敗したりカビや有害物質による汚染、異物や昆虫の混...全文を見る | ||
○岩佐委員 この違反の中身、各国別に見てみますと、六十年では北アメリカ州の四条違反というのが三六%、南アメリカ州では四・六%、そしてヨーロッパ州で一一%、合わせて五〇%以上がアメリカ及びヨーロッパになるわけですね。 それから六条違反になりますと、ヨーロッパで六〇%、北アメリカ...全文を見る | ||
○岩佐委員 大臣、結局年々二万件ずつ輸入件数がふえているわけですね。そして加工食品も、本当に私たちにとってよくわからない、過去に経験したことのないようないろいろな添加物あるいは異物が入り込んできている実態というのがふえているわけです。今の厚生省の課長のお答えもとても自信がないみた...全文を見る | ||
○岩佐委員 大臣、かつて物価問題特別委員会でも横浜の検査所を視察したことがございます。そして今申し上げたように、自主検査を合わせても大体一〇%の検査率なんですね。これは貿易摩擦に関係なく、要するに、入ってきた荷物を国内でもって決められた基準、決められた検査方法によってチェックをす...全文を見る | ||
○岩佐委員 それから次に、食塩のとり過ぎということで、添加物の一部、ナトリウムをカリウム、カルシウム、マグネシウム等に置きかえるという作業を進めておられるということでありますけれども、添加物からくるナトリウムは、食塩としてとるナトリウムの何%に当たるのでしょうか。 | ||
○岩佐委員 まさに大臣が言われた貿易摩擦問題なんですけれども、規制緩和食品添加物の要求リストがあります。アメリカから百二十八品目、それからECから五十四ですか、これはちょっと数字を言っていただきたいと思いますけれども、このアメリカとEC関連で、今こうしたカリウム、カルシウム、マグ...全文を見る | ||
○岩佐委員 依然として、ECリスト五十九品目、A(1)リスト百二十八品目は一体どうなのかということで、消費者の側からすれば、厚生省はこれから順次、またまたふやしていくのではないかということで見ているわけです。 ナトリウムのとり過ぎ、そういうことで、今食品添加物を指定しようとい...全文を見る | ||
○岩佐委員 そういうナトリウムのとり過ぎという名目のもとに食品添加物の指定が拡大されていくことについて、消費者の皆さんは、これは一体どういうことなのかということで非常に不安を持っているわけですね。今も、全体のナトリウムのうちほとんどが食塩で、食品添加物からくるものは七%から一〇%...全文を見る | ||
○岩佐委員 そういう上に立ってナトリウムとかカリウムとかカルシウムとかマグネシウム、そういうものを一まとめにして塩類ということで何か一括許可をする、そんな話も出ているのですけれども、その点いかがですか。 | ||
○岩佐委員 ますます大変な問題だと思うのです。一九七二年の国会の附帯決議では、食品添加物については極力これを抑制するというのがあるわけですけれども、それに反して一九八三年には十一品目ふやされ、それに引き続いて今度、どうも今の話だと減塩というような名目で、二十品目以上あるのですか、...全文を見る | ||
○岩佐委員 ナトリウムを減らすなら食塩の摂取量を減らすのが一番早いわけですから、そういう点ではこれは説得性がないというふうに思っています。 その問題に関連して、以前当委員会で塩分、糖分のとり過ぎの問題を指摘をして、そして厚生省がその表示をやります、制度化をしますということで答...全文を見る | ||
○岩佐委員 実効性は何割ぐらい。 | ||
○岩佐委員 時間がなくなってきたので大変申しわけないのですが、今農水省からも来ていただいているのですが、お答えをいただいていると時間がなくなってしまいますので、私の方からちょっと説明をしたいと思うのです。 大臣、農水省も同じように、今の栄養成分について作業を進めているわけです...全文を見る | ||
○岩佐委員 終わります。 | ||
12月11日 | 第107回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○岩佐委員 まず、銀行の手数料についてお伺いをしたいと思います。最近、相次いで銀行の手数料が大幅に引き上げられています。また、新設手数料もつくられているわけでございますけれども、大蔵省にお伺いいたします。実態をつかんでおられますでしょうか。 |
○岩佐委員 五十三年当時には一覧表で資料として出しているわけなので、今の御答弁は納得できないわけでありますけれども、時間がありませんので、私ども自身が調べました六十一年十一月現在の手数料についてちょっと申し上げたいと思います。 例えば手形・小切手帳の発行手数料でありまずけれど...全文を見る | ||
○岩佐委員 これは、第一勧銀の為替自動振込機のリーフレットなんですけれども、窓口で利用者が伝票に必要な全額を記入して、そして銀行の人が今までは機械を操作していたわけですね。ところが最近では、利用者自身に機械操作をさせる。しかも、手数料は大幅な値上げを先ほど申し上げたようにされてい...全文を見る | ||
○岩佐委員 利用者は、機械化されて値上げをされる、そんなものは納得できない、こう言っているわけです。手数料の大幅な引き上げについてある金融の学者は、金利が自由になった大口預金を集めるため、銀行は、大口利用者への預金金利を上げる結果、コストがかさむ、利ざやが少なくなる、それに、業務...全文を見る | ||
○岩佐委員 今私が問題にしているのは、消費者が犠牲になる、これは大変なことになりますよということで、経済企画庁として、消費者の立場に立って、大蔵省はああ言っているわけですから、やはりきちっと何らかの対応をしていかないと大変な事態になるということを申し上げているので、大臣の基本姿勢...全文を見る | ||
○岩佐委員 どうも時間がないので、そこのところ余り議論ができないのですけれども、大臣、そうなっていないわけですね。手数料は今どんどんと一方的に上げられているわけですね。それは、多少は手数料の上で競争があるかもしれないけれども、しかし利用者にとって、そんなにあっちの銀行、こっちの銀...全文を見る | ||
○岩佐委員 それから、今都銀などでは個人ローンの分野でさらに利益を上げようということで、消費者ローンの利息制限法の適用除外とか、あるいは利息制限法の撤廃そのものをさせようということで大変動いているわけですね。 八五年七月二十三日の金融制度調査会の第四回消費者信用専門委員会で、...全文を見る | ||
○岩佐委員 前回も当委員会でちょっと取り上げた問題ですが、輸入食品が年間二万件もふえているということで、私たちの身近なところに大変出回っているわけですね。そういう中で町田市の消費者展で展示をされたものについて、ちょっと物を持ってきたのですけれども、これら商品について製造年月日だと...全文を見る | ||
○岩佐委員 最後ですけれども、家庭用の密封パックについてちょっとお伺いをしたいと思います。 これが密封パック器なのでありますけれども、これは食品などをポリ袋に入れて脱気した後密封する器械です。空気を遮断して保存するので鮮度もおいしさも長もちなどの宣伝で、昨年ごろより大手家電メ...全文を見る | ||
○岩佐委員 終わります。ありがとうございました。 | ||
12月12日 | 第107回国会 衆議院 環境委員会 第3号 議事録を見る | ○岩佐委員 私は前回の当委員会で公害健康被害補償制度改悪、つまり全国四十一指定地域全面解除の中公審答申の不当性、また患者の皆さんの置かれている困難な実態についてお伺いをいたしました。きょうは、四月八日の第三十回環境保健部会議事速記録について伺いたいと思います。 保健部長のお手...全文を見る |
○岩佐委員 要するに速記録、今私が読み上げたものとあなたがお手元に持っているものと相違がないかどうかということを私はお伺いしているのです。それだけ答えてくれれば結構です。 | ||
○岩佐委員 これは十日の参議院の環境委員会においても、沓脱委員と環境庁との間でやはり同じやりとりがあるわけですね。これはもう非常に重要な問題点なんです。それについて、問題だからこそこういう議事録、速記録が私たち国会議員の手に入るという事態になっているわけです。ここのところは、何だ...全文を見る | ||
○岩佐委員 まさに今のことが、結局その鈴木さんが所属している専門委員会の報告、そういうことと全く違っている。そういうことが今私が読み上げた中で指摘をされているわけであります。これは前委員会でもかなり議論をしているところですので、このことについて繰り返し言うことは避けますけれども、...全文を見る | ||
○岩佐委員 指定地域を決めるときにはちゃんと物差しを決めておいて、解除するときに物差しも決めないでばさっと全部切り捨てる、そういうところが非常に問題なわけです。その点について大臣の御意見を伺いたいのです。 それで大臣、これは今大変深刻な問題になっています。そして、患者さんにと...全文を見る | ||
○岩佐委員 来年いつになるかわかりませんけれども、当委員会に法案としてかかってくるというようなことが今言われているわけでありますが、私どもとしては、中公審の答申は決して立派な答申ではない、これはやり直すべきだ、科学的ないわゆる批判にたえ得るものではない、むしろつくられた委員自身が...全文を見る | ||
○岩佐委員 現在、ことしの七月に提出をされました環境影響評価書、アセスの審査の手続が進んでいます。ところがこのアセス案が驚くほどずさんだ、とても科学的なものとは言えないという専門家、自然保護関係の団体の方々あるいは住民の方々からも批判の声が上がっております。特に、環境への影響を予...全文を見る | ||
○岩佐委員 今お答えになったように、オヒョウもミヤマムグラも間違いだった。ハルニレの間違いについて都の街路計画課長は、九月十八日付読売新聞の地域ニュース欄で「オヒョウを例にとると、マニアに盗まれないように確認場所を明記しなかったのが、かえって誤解を招いたようだ。キメ細かな実踏もし...全文を見る | ||
○岩佐委員 要するに、通し番号にするのをしなかったんだということなんですか。 | ||
○岩佐委員 いや、資料編では四十地点載ってないわけですね。それから、高尾山以外のところは五十地点が載ってないわけですよ。報告書では、八十六地点で調査を行った、こうなっているわけですね。 | ||
○岩佐委員 そうすると、参議院段階で上田参議院議員に局長が答えられた「調査をしたけれども、記載をしなかった」ということとは違うわけですね。 | ||
○岩佐委員 昆虫の調査でもあきれるほどずさんなんですね。高尾山では代表的なエゾゼミが書かれていない、あるいは小学生でも知っているミヤマクワガタがない。それから、アオマツムシもない。アオマツムシというのは大変うるさく鳴くんだそうです。道路沿いで車の騒音にも負けないくらい鳴き続けると...全文を見る | ||
○岩佐委員 高尾山を含む小仏層を専門的に研究しておられる方の報告では、蛇滝下の部分に幅三十メートルにわたる破砕帯を伴う断層が東西方向、つまりトンネルと直交する方向に走っていることが指摘をされているのです。これはもう大変なことなんですね。 それで、建設省のある技術者が、これは朝...全文を見る | ||
○岩佐委員 専門家が破砕帯の断層があるということで不安であるという指摘をしているわけですね。それで建設省は、今言ったように、結局工事の直前になってボーリングをする、そして確かめるんだというようなことなので、これでは納得をさせることができないのですね。高尾山にあれだけの豊かな植生が...全文を見る | ||
○岩佐委員 余りここでもって議論をする時間がないのですけれども、ちょっとそのままにしておくとあといけないというふうに思うのですが、一般的には今説明されたようなことで、岩盤が高尾はかたいはずだというふうに従来言われてきたのです。それは私も専門家の人と話をしたときにそういう話がされて...全文を見る | ||
○岩佐委員 ちょっと時間がなくなってまいりましたので、大気汚染の問題について伺いたいというふうに思います。 巨大なジャンクション、五十メーターの高さのものですが、巨大なジャンクションが裏高尾の地域にできるわけです。この裏高尾にできますジャンクションの交通量というのは、資料編に...全文を見る | ||
○岩佐委員 この調査についてですけれども、住民の方々は学者の協力を得て、長期にわたって九ヵ所、いわゆる自記温度計によってはかっています。狭い谷合い特有の異常に強い逆転層が観測をされて、一日に最高十七・五時間も逆転状況があるということが調査をされていますし、また曇天やあるいは夏場で...全文を見る | ||
○岩佐委員 ちょっと大臣の答弁の前に一言。 石本長官のときに、高尾山に一度お見えになるというお話だったのですが、お見えにならないうちにおかわりになってしまいました。その点も含めて――まあ知床は見に行かれて、択伐が行われない、しかもその前に調査が行われるというような結論を引き出...全文を見る | ||
○岩佐委員 終わります。 |