岩佐恵美

いわさえみ



当選回数回

岩佐恵美の1987年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月06日第108回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○岩佐委員 近年、障害者、高齢者、乳幼児の災害などによる被災率が高まっていると消防白書で報告をされています。この点について、今、障害者の方々の中から防災対策に対するいろいろな希望が強くなっているわけでございます。昨年の三原山噴火の際には、障害者の施設利用者の避難が村当局及び消防の...全文を見る
○岩佐委員 きょうは傍聴席に聴覚障害の方々が来ておられます。火災とか病気あるいはガス漏れなど緊急事態のときに、しゃべることのできない方々にとって通常の電話連絡はもちろんできません。  多摩市では、昨年の二月下旬から、ミニフアックスを利用して障害者の家庭と消防署を結ぶ聴覚障害者緊...全文を見る
○岩佐委員 多摩市のように自治体が自主的に緊急システム等障害者防災対策をとっているところは全国的にあるでしょうか。
○岩佐委員 多摩市の場合、消防署内のミニフアックスの設置補助、電話使用料、電気代を市が負担しているわけです。このような障害者対策について、各地方自治体任せではなく、全国どこに住んでいても安心して暮らせる環境をつくっていく必要があると思います。国が障害者のための緊急通報システムを自...全文を見る
○岩佐委員 あわせて、先ほど厚生省の方からお話のあった日常生活用具給付及び貸与事業ですけれども、幅広く多くの障害者が利用できるようにこれを広げていく必要があると思うのです。特にミニフアックスを必要とする障害者はかなり多いわけですけれども、そういう方々にいろいろな制限を設けないで、...全文を見る
○岩佐委員 昨年三月に災害弱者のための防災対策研究会の報告書が出されました。それによると、「音、光、熱、振動、映像など」「情報関連機器、身体障害者の歩行、避難補助などのための行動補助機器の開発が急がれる必要がある。」と提言しています。  例えばパトライトにつきまして、緊急のとき...全文を見る
○岩佐委員 それから手話通訳ですけれども、手話通訳は聴覚障害者の意思伝達に欠かすことができません。きょうも傍聴席で手話通訳の方が活躍をしてくれているわけですけれども、先ほどの聴覚障害者緊急通報システムでも、真夜中に事故が起こる、あるいは朝の忙しいときに隣近所にちょっと頼めないとい...全文を見る
○岩佐委員 国、地域の防災計画において、現状では障害者の防災対策が明記をされていません。国土庁は昨年三月に、先ほど申し上げました「災害弱者が安心して暮せる地域を目指して」という防災対策の調査報告書をせっかく出しておられます。国、地方の防災計画に障害者、お年寄りへの対応を明確に確立...全文を見る
○岩佐委員 せっかく自治大臣がお見えですから、自治大臣にちょっとお伺いしたいと思います。  多摩市では、先ほど申し上げた障害者の緊急システムをきちんと条例でつくろうということで今作業を進めているんだけれども、参考にすべきものがないので困っているというようなことで、国レベルで国が...全文を見る
○岩佐委員 それから、地域の防災計画をつくったとしても、障害者にわかる手引書がないとよくわからないということになります。障害者が地域の防災計画に参加できる障害別の手引書をつくる必要があると思います。例えば視力障害者向けには点字の手引書あるいは聴覚障害者、肢体不自由者向けにはさらに...全文を見る
○岩佐委員 最後になりますけれども、国土庁長官にぜひやっていただきたいというふうに思いますのは、先ほどから障害者の防災については各省庁にまたがる、そういう事業なわけですね。これをやはり国土庁で、防災計画を出しておられるその国土庁がそれぞれ縦割りを全体として包括してまとめていかれる...全文を見る
○岩佐委員 終わります。     —————————————
05月15日第108回国会 衆議院 環境委員会 第1号
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○岩佐委員 最初に、水俣病問題について質問いたします。  三月の熊本地裁の判決に対して国や県はこれを控訴し、チッソも追って控訴しました。私は、この国のとった態度は全く誤っている、三十年以上も被害者を苦しめてきた責任の重大性を全くわかっていない、このことを強く批判したいと思います...全文を見る
○岩佐委員 現在五千人を超える方々が水俣病と認定してほしいと申請をしておられます。今度の判決に照らしてみれば、国の基準で認定されていないこれらの方の中に水俣病患者が多数おられることは間違いないというふうに理解されます。ところが、損害賠償はもちろん、十分な医療も受けられず苦しんでお...全文を見る
○岩佐委員 患者さんは特別医療事業について、現状では極めて不十分だと訴えておられるのです、例えば、はりやきゅうが対象にならないとかあるいは申請して一年たつと適用される治療研究事業の場合はばり、きゅうも対象となるのに特別医療事業では対象にならない、そういうことはおかしいというような...全文を見る
○岩佐委員 却下された方が裁判で患者さんだということで認められているわけですね。ですから、今度の判決の基準に照らせば、特別医療事業を受けている人のほとんどが水俣病と認定されていいというふうに私どもは受け取っています。ですから判決を機会として、これはぜひ改善をしていくべきだというこ...全文を見る
○岩佐委員 次に、八王子の問題、片倉町というところにあります森林三ヘクタールほどになりますか、その面積で不法な産業廃棄物及び土砂が投棄をされている、そういう件について御質問をしたいというふうに思います。  現地は、当初、水田を二千平米の広さで二メーターぐらいの高さに埋めて畑にす...全文を見る
○岩佐委員 委員長、大臣が今いないのですけれども、現地の写真をちょっとお見せしたいと思うのですが、よろしいですか、――その写真を見てもおわかりいただけますように、現地では産業廃棄物そのものが捨てられるというような状況になっているわけです。森林の樹木もそのままなぎ倒されて土砂の下に...全文を見る
○岩佐委員 次に、農水省に伺いたいと思いますが、無許可でこのように森林の原形をとどめないような姿にしていく、これが現地の写真であります。当地は林地開発変更許可を受けているのかどうか、お伺いしたいと思います。
○岩佐委員 要するに何の許可ももらっていないわけですね。明確に法律違反であると思います。これは直ちに対処をすべきであるというふうに思います。特に近年、このような悪質な例が都市近郊地域でふえています。委員長の地元であります千葉でも恐らく同じような状況があるんだというふうに私は思いま...全文を見る
○岩佐委員 違法な投棄が行われていると思われる面積は、山林が二ヘクタール半ぐらい、田畑が四千五百平米、原野が三百五十二平米、全体で三ヘクタール以上という状況になっているわけで、本当にこれは大変な事態だと思います。それから、先ほど写真をお見せしましたけれども、田部井さんのお宅はすり...全文を見る
○岩佐委員 先ほど申し上げたように、年々公害事犯がふえているわけであります。しかも、公害事犯の中で産業の不適正処理が占める割合が高いわけです。例えば五十六年から六十年までを見ましても、公害事犯が五十六年の場合は五千三百七十四件、そのうちの産廃に関するものが四千五百二十一件、五十七...全文を見る
○岩佐委員 きょうは建設省にもおいでいただいていますが、要するにこれは、捨て場がないままにどんどん開発が行われていっていることが大きな問題だと思います。建設省は廃材の処理についていろいろ細かく行政指導をしているというふうに伺ってはいますけれども、私ども都市近郊に住む者にとっては、...全文を見る
○岩佐委員 環境大臣に写真等をお示しして現地がどういうことなのか説明をさせていただきたいと思いますけれども、よろしいですか。――大臣、今資料をお示ししましたけれども、この地域というのは既に許可をとっている地域の奥にずっと広がっている、そういう不法投棄の場所なわけです。既に許可をと...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
05月19日第108回国会 衆議院 本会議 第18号
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○岩佐恵美君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、公害健康被害補償法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  加害企業の費用負担で医療と生活を支える公害健康被害補償制度は、不十分とはいえ、公害患者にとってまさに命綱であります。それを非情にも切り...全文を見る
05月21日第108回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○岩佐委員 大気汚染防止のための緑地造成についてまずお伺いいたします。  この事業は、既にこれまで質疑で明らかにされたように、公健法の地域指定解除の見返りとしての基金の一部を財源とするものであります。このこと自体大変大きな問題があります。公健法の改悪には、患者団体を初め関係自治...全文を見る
○岩佐委員 目的について、大気汚染防止のためという点が違うと言えば違う。しかし、緑地は多かれ少なかれどんなものでも大気をきれいにするために役に立つという点で今までのグリーンベルトも大気汚染防止のためということに該当しないというわけではないと思いますし、また、地域の問題についても、...全文を見る
○岩佐委員 要するに今までのグリーンベルトは、公害防止事業費事業者負担法第七条によって、四分の一から二分の一を該当地域の企業が負担をするということになっているわけですね。残りを国と自治体で半分ずつ持つということで、六十一年度グリーンベルトの実績は約百二十億円であります。このうち企...全文を見る
○岩佐委員 としますと、四十億円くらいということになりますかね。  それで、新事業の方は企業負担はないわけで、そのかわり公健法の基金の方からお金が入ってくる。このお金ですけれども、さっきからいろいろ議論になっているのですが、話によれば五億円ぐらい、そういう話もあるわけですけれど...全文を見る
○岩佐委員 その点についてはいろいろ議論があるところで、推測しかないわけですけれども、いずれにしろ今までグリーンベルト、これでやっている事業の場合には事業者が負担をしなければいけない、そういうことになっているわけですけれども、今度の新事業ではこの事業者の負担というのは全く消えてし...全文を見る
○岩佐委員 私は一つ段階を飛ばしたかもしれません。つまり、従来グリーンベルトの事業でいくと、六十一年度四十億円ぐらい企業が負担をしているわけでございます。今度その新事業が出てきますと、企業は、従来のグリーンベルトのようなお金を出す仕事、こういうのはいやだよということになると、グリ...全文を見る
○岩佐委員 心配がないといっても、財源的にはそういう違いがれっきとしているわけでありますので、その点そういうことがないように、グリーンベルトの事業が縮小するというようなことがないように、そしてその事業はもっともっと拡大をされていくべきだというふうに私たちは思っておりますので、その...全文を見る
○岩佐委員 自然公園の一部に集中しないように先ほどからの御説明がされています。他の地域に利用者を誘導するということですが、そんなにうまくいくのでしょうか。これまでのところは相変わらず込んだままで、込み合う場所が広がるだけではないのかという危惧もされるわけでございます。何か今自然公...全文を見る
○岩佐委員 これまで環境庁は国立・国定公園等については主に開発を規制する、そういう側に立ってきていると思うのです。ところが、今回こういう事業を明示することによって開発を推進する、そういう側に立つのではないか。昨年環境庁が、リフレッシュ・イン・ナショナルパーク・プランという名前で、...全文を見る
○岩佐委員 先ほど宿舎、スキー場というようなお話があったわけでありますけれども、宿舎ができますと、結局利用者は車でそこまで行きたい。私はよく八ヶ岳に登りますけれども、八ヶ岳でもひなびた小屋が、だんだん利用客が多くなれば道路がいつの間にか広げられていく、そういう事態があちこちで起こ...全文を見る
○岩佐委員 次に、業務全体についてですけれども、率直に言って新しい環境問題への対応、昨年五月の事業懇談会の中間報告、これから見ると、余りにも今回の事業は貧弱な内容だ。先ほど先輩の皆さんが指摘をされたところでもございます。ことし一月の中公審の意見具申「社会経済条件及び公害の態様の変...全文を見る
○岩佐委員 この間産業廃棄物の問題では、八王子の例を出して当委員会で質問をいたしましたけれども、この中間報告の中でも廃棄物処理施設の整備、最終処分場跡地の緑化などを挙げているわけですね。こうした問題こそ事業団が大いに取り組んでいく問題だと思うのですが、いかがでしょうか。時間が迫っ...全文を見る
○岩佐委員 今産業廃棄物の問題について貸し付けをやっているわけですね。これを事業団が直接乗り出して、もっと具体的に進めたらどうかという点についてはいかがですか。
○岩佐委員 先ほどの五つの論点の中で、一番具体的に胸を張って答えられたのが閉鎖性水域の水質汚濁対策という感じがするのですが、これについて法案では合併浄化槽への融資を新たに加えているわけであります。町田市などではこの浄化槽に対する要求が強いのです。浄化槽がないために住民間でいろいろ...全文を見る
○岩佐委員 下水道予定地域は外すとか、住宅金融公庫の貸し付けとの調整でかなり対象を狭くするということでありますが、これでは対象が限られてしまうのではないかと思いますが、その点いかがでしようか。
○岩佐委員 中公審の意見具申で今後の重点施策とされている土地利用対策の中では、今後も住工分離対策等について積極的に推進していく必要があると述べています。住工混在型の公害防止対策として住工分離を進める上で、事業団の工場移転用地事業は大きな役割を果たしてきています。この数年間をとって...全文を見る
○岩佐委員 環境庁はいたずらな肥大化を避けるということで、工場移転用地業務を廃止しようとしているわけですけれども、結局スクラップされるものの大きさの割には新たな業務は大した規模にならないのではないか。先ほどからいろいろお伺いしていてもその疑問はぬぐいされないし、結局全体としてこの...全文を見る
○岩佐委員 もう一つ。今回の改正によって、集団設置建物のうち中小企業庁の所管となる中小企業構造高度化事業はどのくらいを占めるのか。環境庁所管の事業はほとんどなくなってしまうのではないかと思います。今までのグリーンベルト造成も、内容的には余り変わらず、企業の負担が少ない新しい緑地造...全文を見る
○岩佐委員 そこは意見は違いますが、終わります。
05月21日第108回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第3号
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○岩佐委員 きょうは消費者信用の問題についてお伺いをしたいと思います。  一九八四年の秋以降、消費者信用のあり方について金融制度調査会の専門委員会で検討が行われてきております。この中で特に焦点となっているのが利息制限法の見直しと個人の信用情報の取り扱いであります。都市銀行等金融...全文を見る
○岩佐委員 どのような方向でということについてお答えいただけませんか。
○岩佐委員 個人信用情報とプライバシー保護は大変密接な関係がありますし、重要な問題だと思います。昨年の三月、「情報商品としての個人情報の収集、提供等に伴うプライバシー保護等に関する総合実態調査」が発表されております。これは経済企画庁の委託調査でありますけれども、この調査内容につい...全文を見る
○岩佐委員 つまり、民間企業の四社に一社が個人情報を持って、一社当たりの平均保有情報量が百四十二万人に上っている。大変な数であります。しかも、その半数は、本人がそのような情報がファイルされていることを全く知らされていない。そういう恐るべき実態であるということもこの報告の中で明らか...全文を見る
○岩佐委員 現在、大蔵省と通産省、それぞれ通達を出して、通達行政で行われているわけですね。これでは不十分だということで、合弁護士の皆さんやあるいは消費者の皆さんが非常に声を上げておられるわけです。しかも、この銀行の情報が、今のところはそれぞれの、例えばいわゆる銀行系の個人信用情報...全文を見る
○岩佐委員 長官の時間に合わせてちょっと順序が、もう少し丁寧にお伺いしていけばいいんですけれども、前後になっています。  実は今の銀行など情報を集めている四つのグループの流れがあるわけですけれども、これらはいわゆるブラック、過去にいろいろトラブルを起こした、そういう名簿であるわ...全文を見る
○岩佐委員 それで、大蔵省に細かい点をちょっとお伺いしたいのですけれども、今幾つかの流れで情報が集められているわけですけれども、先ほども申し上げたいろいろなグループの情報量というのは大体どの程度になっているのか、それからどういう情報が集められているのか、簡単に御説明いただけますか...全文を見る
○岩佐委員 大変膨大な情報量であるわけであります。  それで、何の瑕疵もないのにいわゆるブラックリストに載せられそして借り入れを拒否される、そういうような個人信用情報をめぐるトラブルというのは大変多くなっているというふうに伺っています。  今、近畿弁護士連合会のこのトラブルに...全文を見る
○岩佐委員 時間もありませんので先を急ぎたいと思いますが、先ほど話をしていた大蔵省の現行通達、これは事故情報、つまりブラックを対象にしているわけですけれども、長官とのやりとりで言いましたように、今後ホワイト情報についても相互交流を認めていく、そういう方向なのかどうかお伺いしておき...全文を見る
○岩佐委員 現在そういう行政指導のもとでいろいろと情報収集が行われている。この問題について、結局行政指導では指導の及ぶ範囲は限られているし、強制力もないではないか、だから行政指導と業界の自主規制ではプライバシーの保護は不十分だというようなことで、近畿弁護士連合会は、法案を作成すべ...全文を見る
○岩佐委員 最後に。この現行の通達でも非常に大きな問題になっているわけですから、見守っている間に大変な事態に立ち至る、そういうことを私たちは非常におそれているわけで、現行通達を必要とあらば改正するなり法ができるまでの間でもきちんと対応していくということを強く要求して、この件につい...全文を見る
○岩佐委員 その際に、これは東京都の消費者センター東部支所消費者団体連絡会が出された資料でありますが、蛍光染料が子供用のハンカチ、子供用の浴用タオル、これから大分出ているということでございます。子供はこういうタオルや何かをよくしゃぶるということでありますので、この点についてもぜひ...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
05月22日第108回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○岩佐委員 まず、規制の対象となる野生生物の範囲について伺いたいと思います。  先ほどからの答弁でも明らかなように、ワシントン条約の附属書Ⅰの全部と附属書Ⅱの一部を政令で指定する、こういうことになっているわけでありますが、これでは附属書Ⅱの部分と附属書Ⅲの全部が規制の対象外とな...全文を見る
○岩佐委員 附属書Ⅱ、Ⅲは国際商取引が認められている種だからそういうことであると思いますけれども、それは輸出国の正式な許可があるということが前提だと思います。実際にはさまざまな不正な方法によって輸入がされています。トラフィック・ジャパンが二月に発表した資料、これは通産省と大蔵省が...全文を見る
○岩佐委員 次に、附属書Ⅰ、Ⅱのうち、留保されている鯨類六品目、ジャコウジカ、イリエワニ、トカゲ類三品目、それからタイマイ、アオウミガメ、ヒメウミガメの計十四品目の問題についてお伺いしたいと思います。  国際会議では、密輸出された野生生物を日本は堂々と輸入し国際的な不正取引を助...全文を見る
○岩佐委員 ジャコウジカについて少し伺いたいと思います。  先ほど留保撤回のために努力をしているという話がありましたけれども、五十九年に厚生省が通達でジャコウの使用量を削減するよう指導したら、翌六十年の輸入は前の年の一・五倍近くにふえたわけであります。これは、近い将来の留保撤回...全文を見る
○岩佐委員 厚生省の輸出事前許可はいつからということですか。
○岩佐委員 通産省。
○岩佐委員 トラフィック・ジャパンのニュースレター八四年第一巻第四号を見ますと、日本がジャコウを輸入する背景でどれだけのジャコウが殺されているか、そのことが記されています。これによりますと、ジャコウは成長した雄からしかとれないわけでありますけれども、狩猟は無差別に行われ、雌や子ジ...全文を見る
○岩佐委員 次に、べっこうの輸入についてですけれども、雑誌「野生生物」八五年十一月号に、大蔵省の日本貿易月表から作成したワシントン条約締約国からの日本のべっこう輸入の統計数字が出ています。これを見ると、インドネシア、パナマ、トリニダードトバゴ、西ドイツ、タンザニア、こうした国から...全文を見る
○岩佐委員 今長官お聞きのように、通産省に対してそういう照会があって、結局現在の対応の中では通産省はこれに返事をしてない、国際的な信義にもとるということで、これが国際的な問題になっていることでありますので、こうした問題は早急に解決をしていくべきだと思いますけれども、いかがでしょう...全文を見る
○岩佐委員 農水省にお伺いしますが、五十五年からアオウミガメについての調査研究を実施してこられたということでありますけれども、人工養殖の技術的な見通しはついたのでしょうか。それから、今後その見通しがついたということで留保撤回するような望みというか、そういうことについての早急な何か...全文を見る
○岩佐委員 次に、イリエワニについてお伺いしたいと思います。  イリエワニは附属書Ⅰに掲載をされ、商業的取引は禁止されていますけれども、日本は留保を続けているわけです。パプアニューギニアでは一九八一年から、オーストラリアでは一九八五年からランチング計画、いわゆる飼育下における繁...全文を見る
○岩佐委員 長官にちょっとお伺いしたいのですが、今まで数は少ないのですがジャコウジカ、アオウミガメ、それにイリエワニについて少し議論をいたしましたけれども、結局、日本がいろいろ考えて努力をすれば、アニマルギャングと言われなくて済む事態をつくり出すことができるというふうに私は思うの...全文を見る
○岩佐委員 不正輸入された野生生物で税関で発見をされ任意放棄されたものが、五十六年から六十一年まで六年間に三百三十八件、四千八百五十個体となっています。これらの動植物は、原産国に返されたものがキンクロライオンタマリン、ブラジルヘ十一別返された、またオランウータンがインドネシアに返...全文を見る
○岩佐委員 最後の質問になりますけれども、外から国内に入ってくる野生生物の水際チェック、これを強化するべきだ、先ほどから議論があったところであります。特に人の配置の問題でありますけれども、アメリカでは、専門の係官を十八カ所の通関所に二百人配置をしている。一カ所平均十人強であります...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
07月28日第109回国会 衆議院 環境委員会 第1号
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○岩佐委員 まず今度の法律案の審議に当たりまして、環境庁長官の基本姿勢について幾つかお伺いをしたいと思います。  ことしの三月三十日に水俣病第三次訴訟の判決が出されています。この判決を踏まえてこの法律案の審議をしていく必要があると私は思っておりますけれども、この判決に照らして、...全文を見る
○岩佐委員 今の長官の御答弁は全く判決の精神を受けとめたものだとは言えないと思います。水俣病の悲劇を生んだ政府自身の責任に対する反省が全く見られないわけです。一九七二年ストックホルムでの人間環境会議に出席された当時の大石環境庁長官は、水俣病に関して次のように発言しておられます。こ...全文を見る
○岩佐委員 判決は、国や県が汚染の最もひどかった時期に被害の拡大を食いとめるための必要な措置をとってこなかったことは行政上なすべきことを怠って住民に被害を与えたということで違法行為である、こういうふうに指摘をしています。具体的には食品衛生法や漁業法等の適用によって汚染された水俣湾...全文を見る
○岩佐委員 アメリカの国立衛生院の疫学部長をしていたカーランド博士という方が昭和三十三年、三十五年に水俣現地を訪れています。そして、昭和三十五年に「ワールド・ニューロロジー」、国際神経学会誌という雑誌、これに水俣についてのレコメンデーションズ、勧告を発表しています。その中の第一項...全文を見る
○岩佐委員 水質問題等について今説明があるわけですけれども、各省庁ともいろいろできませんでしたというようなみずからの理屈を言っているわけでありますけれども、私は、患者さんにとってそれはもう全く背信行為であるというふうに思います。例えば水俣病の公式発見というのは昭和三十一年五月とさ...全文を見る
○岩佐委員 七年も訴訟の中で苦しめられて、そしてまたようやく勝訴判決が出たにもかかわらず賠償金は一円も支払われない、そして今なお苦しんでいる患者さんたちは本当にあしたどうやって生きていこうか、そういう状況に置かれている。そういうことについて、私はもっともっと長官に胸の痛みを感じて...全文を見る
○岩佐委員 先ほどから認定制度について議論があります。私も後で議論をしたいと思いますけれども、要するに患者切り捨ての認定制度。現地熊本や鹿児島でも認定しないという実態にある中で県外なんかもとよりという感じなわけですね。こういう姿勢だから現在の患者さんたちは救われない、健康調査なん...全文を見る
○岩佐委員 今度の判決でもう一つ重要なことは、原告患者のすべてが水俣病だと認められたということです。七十名の原告患者の行政認定審査によります認定、棄却の内訳はどうなっているか、ちょっと教えてください。
○岩佐委員 認定されていたのが五名だけだったということですね。つまり、あとはみんな国や県が認めてこなかった患者さんです。これが裁判では水俣病だということで認められた。このことは、今の県や国の行っている認定審査制度に大きな問題があることを示しているというふうに思います。  そこで...全文を見る
○岩佐委員 認定制度について少し質問を深めたいと思います。六十一年度末までの延べ申請者数、うち認定、棄却、保留、未審査の内訳、過去三年間の合計がどうなっているか、ちょっと教えていただきたいと思います。
○岩佐委員 申請しても認定されない人が非常にふえているわけですね。特にこの三年で二千六百三十人も申請して認定は百八十三人、一割にも満たないわけです。棄却が二千五百五十人とふえている。非常に認定が厳しくなってきているというふうに思いますが、なぜこんなに厳しくなっているのでしょうか。
○岩佐委員 先ほど同僚委員からこの点について議論があったわけでありますけれども、この一つの原因について私たちは、先ほど同僚委員が指摘をされたように昭和四十六年の環境庁事務次官通知の要件と、五十二年の環境保健部長の通知の中身が違ってきていることによることが多いのではないかと思ってお...全文を見る
○岩佐委員 要するに、五十一年以前、判断条件が出される以前には認定が棄却の一・五倍あったわけですね。ところが、判断条件が示された後は逆に棄却の方が認定の七倍になっている。数字が歴然と今申し上げたような事実として裏づけをしているというふうに思うわけですけれども、この点いかがでしょう...全文を見る
○岩佐委員 全く納得できない答弁であります。事実が歴然と示していることだというふうに思います。  次に、昨年六月から特別医療事業が実施されているのですが、この特別医療事業の対象になる人はどういう人でしょうか。簡単に。
○岩佐委員 昨年六月以降の熊本県、鹿児島県における生存する棄却者と、そのうち四肢抹消の知覚障害を有する人の数はどれだけでしょうか、割合でいうと何%になりますか。
○岩佐委員 要するに、四十六年通知の基準に照らせば、これらの特別医療事業の対象となる患者は皆さん水俣病になる。熊本では六七・三%、鹿児島では八〇・八%の方が対象になることだということを私は示していると思いますし、やはり四十六年、五十二年の通知は明らかに違いがあるというふうに思いま...全文を見る
○岩佐委員 なるほどというふうに思えないわけですけれども、この認定促進臨時措置法の施行後の国の認定審査会の開催状況、それから認定審査処分の実績を示してほしいと思います。
○岩佐委員 この法律はもともと昭和五十三年に制定されたときから、同年の環境庁事務次官通知とセットであります。認定促進ではなくて棄却促進、つまり患者切り捨てを進める役割を持つものだということで、私たち共産党は一貫してこの法律に反対をしてまいりました。実際にはこうした批判もあって申請...全文を見る
○岩佐委員 再度提案者にお伺いしたいと思います。  この法律自体、施行されてから結局その認定制度がいかに問題が多いかということで、臨時措置法を延長しても患者切り捨てを促進するだけだということで患者さんから期待されない、しかも棄却された患者さんは再び申請する、これを繰り返すという...全文を見る
○岩佐委員 率直な提案者の御意見だったと思います。ただ、県の方が国にも一緒に解決してもらいたい、そのために努力してほしいのだというようなことを期待している割に、国の制度は余りにも患者の皆さんに評判が悪い、そして裏目に出ているという実態があるわけですから、少しもありがたく思われない...全文を見る
○岩佐委員 私、前回の委員会でも指摘をしました。現在の医療事業についてはいろいろと不満が多いわけです。治療研究事業は、棄却されてしまうと再び申請しても一年間受けられません。そこで、棄却されないように検診を拒否する人がいて、三回以上検診に呼び出されても来なければ給付を打ち切る、こう...全文を見る
○岩佐委員 現在の医療事業は、実際には医療費を給付しているにもかかわらず、医療費を給付するという法的根拠はありません。研究費という名目で支出されているわけですね。医療補償ではなく、患者を研究対象とすることに対する代償という形をとっています。このため、研究の役に立たないはり、きゅう...全文を見る
○岩佐委員 提案者にお伺いしたいと思います。  六十一年度の特別医療事業への国の補助金は、患者さん千五百十七人に対して三百九十三万円、一人当たり二千円ちょっとであります。同じ六十一年度の国の認定審査会関係の予算は、先ほど答弁ありましたが八百三十三万円です。これだけかけて、一回審...全文を見る
○岩佐委員 八年間で百九人、数千人の患者さんからすれば本当にわずかな事業でしかすぎない、わずかな実績でしかすぎないということであります。また、国の認定と県の認定のパーセントの比較がありましたけれども、別に私は国が悪くて県がいいというふうに言っているわけではありません。この認定制度...全文を見る
○岩佐委員 熊本県の年間予算が四千五百億円になっているのですね。そのうちの六百七十億の県債でありますから、これは非常に重大な問題だと思います。だから当委員会でも県知事をお呼びして御意見をお伺いしたらというような意見も私ども持っていたわけでありますけれども、その点について、県債も泥...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
08月18日第109回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○岩佐委員 私は、たびたび当委員会におきまして患者さんの大変苦しんでおられる実態について述べてまいりました。自分が何も悪いことをしないのに、なぜこんなにぜんそくだとかあるいは慢性気管支炎だとかで苦しまなければいけないのか。家庭が破壊をされたり、子供たちが元気に学校へ通えないとかあ...全文を見る
○岩佐委員 大臣、このように毎年毎年九千人もの新しい公害患者が発生をしているわけですね。ところが今度の法律というのはこういう患者さんを全くばっさりと切り捨ててしまうわけです。私はどうしてもこのことについて納得がいかないのです。大臣の、患者さんの気持ちに立った、実態に立った、そうい...全文を見る
○岩佐委員 今の予防事業等についてはまだ後で議論をいたしますけれども、こういうことで患者さんが救われるというふうに私どもは全く思っていませんし、また環境がこれからよくなるという具体的な対策についても非常におぼつかないというふうに思っています。九千人もの新しい公害認定患者がふえてい...全文を見る
○岩佐委員 最近十年間の全国の気管支ぜんそくの患者数の推移ですけれども、このもと資料、これは一体どういう資料なのか、御説明をいただきたいと思います。
○岩佐委員 この調査について専門委員会では検討しているのでしょうか。
○岩佐委員 どうもちょっとはっきりしないのですけれども、専門委員会で検討したのかどうかということをまず伺っています。中公審では検討したのですか。
○岩佐委員 この最近十年間の気管支ぜんそくの患者数の推移という資料、これが本当に専門委員会で議論されているのですか。大体専門委員会の報告の中にこういう資料の評価、分析というのは出てこないわけですね。そこのところをはっきりさせてください。
○岩佐委員 これは非常に重要な問題なんですね。つまり、最近十年間の気管支ぜんそくの患者数がふえていると先ほど目黒部長はとうとうと言われました。患者さんのふえと同じなんだ、そういう患者さんがふえているのは別に大気汚染によるものでないという否定するための資料となって、この最近の十年間...全文を見る
○岩佐委員 いいです、時間がありませんから。ちょっと争点をそらさないでもらいたいのですね。ここは非常に重要な論点なんですよ。わかっておられてそらすというのは非常に心外なんですね。  要するに、専門委員会でこの数字をちゃんとこれはどうだという分析、評価をする、した上でそれを皆さん...全文を見る
○岩佐委員 聞いたことに答えてください。  それで問題は、専門委員会では検討されたであろう、そして部会ではそれははっきり検討されている、つまりここに一番大きな問題があるわけですね。医学的知見に責任を負っている専門委員会でこういう資料がきちんと議論されているかどうかということにつ...全文を見る
○岩佐委員 二酸化窒素の環境基準の達成について先ほどから話になっております。昭和六十年度の東京二十三区、川崎、横浜、大阪、この市内の結果について、先ほどから出ておりますので繰り返しませんけれども、東京の場合には二三%しか達成していない、つまり七割以上が未達成である。川崎も横浜も同...全文を見る
○岩佐委員 横浜は。
○岩佐委員 川崎が九、横浜が八ですね。  これらを見ると、結局改善どころかますますひどくなっている。東京も、まだ資料が出ていませんけれども、もっと悪くなるだろうということが言われています。今の大気汚染の状況は、五十三年の緩和規制値さえ守られていないということだと思います。五十三...全文を見る
○岩佐委員 いろいろな対策を講じられているというふうに言われても少しもよくならないし、間尺に合わないんじゃないかというふうに思うのですね。例えば東京の場合、二酸化窒素の七割から八割が移動発生源、つまり自動車排ガスによるというふうにされています。道路がつくられて車がふえれば汚染が広...全文を見る
○岩佐委員 私は今の答弁を伺っていても、やりますやりますと言ってからもう既に七年、十年もたってこんな状態ですから、それこそ相当大変な決意をしなければこの問題には取り組めないと思いますね。一方で公害はなくなりましたよということを言って、そして一方では強めます、これは本当に自己矛盾だ...全文を見る
○岩佐委員 他にも原因があるということはこの法律ができたときかもわかっていたことなんですね。何も最近わかったことじゃないのです。  ここに昭和四十七年の公健制度を検討した中公審の損害賠償負担制度専門委員会の医療分科会の報告がございます。この中で、公害と健康被害の基本的考え方とし...全文を見る
○岩佐委員 それは昭和三十年代、四十年代のように顕著には影響があらわれていない、これはずっと一貫して主張されておられるところですね。三十年代、四十年代、これはどういう調査なんですか。
○岩佐委員 常識として頭の中にあるのかあるいはどこにあるのか知りませんが、そういうものを使いながら判断したということが繰り返されるわけですけれども、どういう調査が、これもはっきりさせてもらいたいのですね。ちゃんと特定して出してもらいたいと思います。  それで、三十年代の調査とい...全文を見る
○岩佐委員 それでは、四十年代に行われたそういう調査と現在の調査との比較、これは同じ方法でやられた、そういう比較なんですか。
○岩佐委員 大体四十年代に行われた調査と今回の環境庁の二つの調査のやり方は違うわけですね。先ほどからこの二つの調査についてもいろいろと議論がありました。一つは、地域の選び方の問題です。北の寒いところから南の暖かいところまで、気候の違うところがごちゃまぜになっている。もう一つは、対...全文を見る
○岩佐委員 そこが一番問題なんですね。要するに、大体物差しの違う、私どもから言えば不十分な調査をあれこれ継ぎはぎをする、そして総合的に判断して指定解除する、これでは全く筋が通らないですね。要するに解除の結論に持っていくためのいろいろな資料を駆使する。今回の環境庁の二つの調査は、全...全文を見る
○岩佐委員 かつての調査を、それはもう世界的にも非常にすぐれた調査だ、そういうふうに自慢されるのはいいと思うのですが、現在のそれと比較する調査というのは本当にお粗末なものである、これは専門家が指摘をしているところであります。それに加えて、東京都の複合大気汚染にかかわる健康影響調査...全文を見る
08月21日第109回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○岩佐委員 前回議論いたしました、気管支ぜんそくの患者はこの十年間全国的に増加をしている、この増加率の問題でありますけれども、この増加率は、認定のぜんそく患者の増加率と同水準だという論拠になっている厚生省の調査の件であります。この厚生省の患者調査というのはもともと大気汚染の影響を...全文を見る
○岩佐委員 要するにこの調査は、公害の指定地域での患者さんはふえているけれども、全国的にもそういうぜんそくの患者さんがふえているから、だから公害の指定地域に特有のことではない、他の原因があるんだというようなことでこの資料は使われているわけですね。  今言われたように、これはもう...全文を見る
○岩佐委員 答弁をそらさないで、ちゃんとやってくださいよ。
○岩佐委員 要するに非常に重要な具体的な事実について当委員会で、その専門委員会で資料が討議をされたかどうかということすらわからないし、言えない、こういう状況の中で指定地域を全面解除する、これはもう本当に許されないことなんですね。  この指定地域の全面解除というのは公害企業、財界...全文を見る
○岩佐委員 大体、産業界は代表者そのものが入っていらっしゃる、患者は、その患者を診ている人が入っている、これじゃ患者自身が入っていることにはならないわけですね。中公審の設置を定めた公害対策基本法の目的は、「公害対策の総合的推進を図り、もって国民の健康を保護するとともに、生活環境を...全文を見る
○岩佐委員 患者の意見を聞いたとしても、それは参考程度じゃないですか、しかも回数はわずか一回じゃないですか。このときには産業界からも同時に意見を聞いているのですよ。意見を聞いてもらうだけというのと、審議会の場で委員としてちゃんと発言をする、こういう立場はこれはもう根本的に違うので...全文を見る
○岩佐委員 大体都合のいい資料しか出さない、都合の悪い資料を出さない、これは非常に問題だと思うのですね。  委員長にもお願いをしておきたいと思います。当委員会として私どもが再三要求している資料について、全部、膨大なものを、先ほども滝沢委員が言われました、全国民一人一人に配れなん...全文を見る
○岩佐委員 しかし、現実には中公審の答申が出る前に、環境庁は財界といろいろ四百億だとか五百億だとか、そういう話をしている。しかも、指定解除を前提にしてそういう話し合いをする。これらがいろいろな出版物、例えば「エネルギーと環境」あるいは一般の新聞だとかそういうところで報道されている...全文を見る
○岩佐委員 学識経験者以外に産業界の代表は入っているのですね。さっき申し上げたように経団連の岩村さん、鉄鋼連盟の小林さん、自動車産業界の代表、そういう人たちは入っています。しかし、一方の患者さんが入っていないですね。その点についてどうですかということを伺っているのです。
○岩佐委員 大臣、そういうことでは全く誠意がないですね。産業界の意見をいろいろ知っている人が学識経験者で入っていれば、では、産業界だって入る必要ないじゃないですか。この議論ばかりでやっていると時間を食いますので次に移りますけれども、本当に誠意がないということをつくづくと痛感をして...全文を見る
○岩佐委員 いろいろな原因がある中で大気汚染の占める割合が何%かをはっきりさせるということがそもそも現在の科学の到達点で可能なんでしょうか。他にどういう原因があるのかも、そのすべてについて解明されているわけでもないわけですね。この二要件というのはもともと無理なことを求めている。 ...全文を見る
○岩佐委員 この間の裁判の判例は、例えば昭和四十七年の四日市判決では、大気汚染以外にも年齢、気象、遺伝因子、たばこなどの他の原因があることを認めておりますけれども、これらのさまざまな原因の中で大気汚染がどれだけの割合を占めるかなどという定量化を試みていないわけですね。そして、大気...全文を見る
○岩佐委員 しかし現実に、現在九千人の新規認定患者が発生をしている。認定されておられる方だけでそれだけおられるわけで、もっと多くの患者さんが発生をしておられる。ところが、その発生しておられる方、過去においては因果関係があったけれども、今の時点ではもう因果関係がない、それは資料が足...全文を見る
○岩佐委員 環境庁が実施した疫学調査の問題ですけれども、前委員会でも指摘をしました。一つは、地域のとり方がまずい、これはもう申し上げました。もう一つは、対象者の年齢のとり方、幼児や高齢者など病気にかかりやすい層を除外しています。前回の答弁では小学生の親をとったから結果としてそうな...全文を見る
08月22日第109回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○岩佐委員 きょうは、参考人の皆様には土曜日、しかもお昼抜きで本当に御苦労さまでございます。  まず私は、吉田先生にいろいろと専門的なことについてお伺いをさせていただきたいと思いますが、先ほど東京都の調査の概要、また評価についてある程度お話をされたと思いますけれども、ダブる面も...全文を見る
○岩佐委員 それで、この調査によりまして、結論として、今先生がこの調査を振り返られて、現状を踏まえられて一番強調されたい点は何でしょうか。
○岩佐委員 さらに環境庁の二つの調査ですね。これについてはいろいろ手法等私も当委員会で問題点があるということで指摘はしておりますけれども、いずれにしても、環境庁自身が別々の部局で行った調査が結論的には同じ結果になるという点では、大気汚染が疾病に与える影響があるんだ、そういう調査に...全文を見る
○岩佐委員 これらの東京都の調査でも環境庁の調査でも、大気汚染と疾病との関係についてこれは因果関係があるというようなことで認めているというふうに思うわけですが、実は中公審の、これは四十九年の公健法ができるときの医療分科会の中間報告というのがございます。先生も御存じかもしれませんが...全文を見る
○岩佐委員 それから吉田先生にちょっと見ていただきたい資料があるのですが、委員長、ちょっと……。  この資料は、私、再々この委員会で取り上げてまいっている資料なんですが、中公審の答申の中で、「気管支ぜん息の患者は、この十年間全国的に増加傾向にあり、その増加率は、昭和五十年代後半...全文を見る
○岩佐委員 館先生のお話がせっかく出ましたから、この資料が専門委員会で出され検討されたかどうかだけちょっとお答えをいただきたいと思います。評価は結構でございます。それがされたかどうかだけ。
○岩佐委員 森脇参考人にお伺いをしたいと思いますが、昨日の委員会で、中公審に患者代表が入っていなくても患者さんを診ているお医者さんが入っているからいいんだというような環境庁長官の答弁がありました。この点について参考人はどうお考えか、聞かせていただきたいと思います。
○岩佐委員 この委員会での審議が十八日、二十一日、二十二日と続いております。きょうも後ろの傍聴席を見ていただいても、本当にお昼抜きで皆さん立ったまま、議員席は随分空席があります、いすがありますが、傍聴席はいすがありません。それで皆さん立ったまま、きょう本当に患者さんの皆さんはせき...全文を見る
○岩佐委員 きょうは、参考人の皆さんには長時間ありがとうございました。御苦労さまでした。  終わります。
08月25日第109回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○岩佐委員 中曽根内閣のもとで、公的私的を問わず諮問機関を重用して、国会を軽視する姿勢が非常に目につきます。公害補償法の問題でも、中公審の各種委員会の討議資料また会議録は、本委員会で再三要求しているにもかかわらず出てきていません。したがって、私は委員会の審議は尽くされたものだとい...全文を見る
○岩佐委員 私は今の答弁、本当に誠意がないと思うのですね。今までこの委員会で科学性についていろいろ議論をしました。しかし、肝心の資料が出てこないのであります。出てきている資料から見ただけでもその非科学性、ねじ曲げ、こういうものが明らかになってきていると私は確信を持って言い切れるの...全文を見る
○岩佐委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、公害健康被害補償法の一部を改正する法律案に対して反対討論を行うものです。  本法案は、現在の公害指定地域をすべて解除することを前提とするものであります。大都市や幹線道路沿道におけるNO2を中心とする大気汚染は改善されず、患者もふ...全文を見る
08月25日第109回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第2号
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○岩佐委員 最初に私鉄運賃の問題について質問をいたします。  さきに関西大手私鉄五社とそれから京成電鉄の運賃値上げが行われました。関東の大手私鉄についてもこの秋にも値上げ申請が行われるのではないか、そういう報道もされているわけでありますけれども、今円高為替差益の還元あるいは原油...全文を見る
○岩佐委員 今私が問題にしている関東大手七社の決算、これはどういうことになっているか、ちょっとお示しをいただきたいと思います。
○岩佐委員 今説明があったように、これから値上げを予定をされるというような会社については大変黒字を計上している。これも税金対策などいろいろ差し引いてそれで控え目に見積もった、控え目に計算をした、そういう中でこういうことが明らかになっているわけであります。  ちなみに、いわゆる内...全文を見る
○岩佐委員 今為替差益の還元など社会的に大きな問題になっています。こうした私鉄の運賃の値上げ、これは私などがいろいろ経理内容を見ても当然認められないものというふうに思っておりますけれども、長官、この私鉄の運賃の値上げについて、値上げがいろいろ取りざたされることのないように対応して...全文を見る
○岩佐委員 次は、手づくり食品の表示の問題についてお伺いをしたいと思います。  最近、消費者の本物志向に乗って手づくりと銘打った食品がかなり目につきます。ことしの二月、神戸の生活科学センターはハム、ソーセージ、調理済み食品、冷凍食品、調味料、菓子など多岐にわたる手づくり食品の試...全文を見る
○岩佐委員 東京都地域消費者団体連絡会から再三にわたってこの問題に対して適切な対応を早くとるよう公正取引委員会に要望が出されております。この点について一部業界が受け入れたということでありますけれども、ハムや何かもかなり出回っていますし、また是正するといっても一体いつごろそういうも...全文を見る
○岩佐委員 少し頼りない答弁という感じがしないわけでもないのですけれども、手づくりとそうでないものと差異がないということがもうはっきりしているわけでありますから、その点はどんどんやっていただきたいと思うのですね。そのことを強く要望をいたします。  長官、こういう問題について公正...全文を見る
○岩佐委員 次に、厚生省に食品添加物問題でちょっと伺いたいと思うのです。  六十一年四月四日に食品添加物問題についての課長通達が出されておりますけれども、この通達の内容をまず説明してください。
○岩佐委員 これが「暮らしに役立つ食品添加物」というパンフレットですね。今私は内容を説明してくださいということを申し上げたのですが、課長は趣旨を説明されました。通達の内容を私の方で読み上げましょうか。それとも課長の方で読み上げていただけますか。
○岩佐委員 そして、このパンフレットは、経済広報センター、つまり経団連が出している資料ということであります。これは厚生省が一緒につくったのですか、それとも内容について事前に何か相談があったのでしょうか。
○岩佐委員 私たちは、こういうパンフレットを消費者に薦める、これは本当に納得できないのですね。例えば食品添加物の積極面をすごく強調しているわけですね。例えば十七ページの「食品添加物がなくなると」どうなるか。「都市の豊かな食生活は守れません。もし、食品添加物がなくなると多くの加工食...全文を見る
○岩佐委員 これは加工食品でも食品添加物が使われていないものはたくさんあるわけですし、別に添加物がなくなったからといって加工食品が店頭から全部消えるというものじゃないわけです。そういう点でも非常に不正確です。  それから、その次の十八ページに、「科学が安全をまもる」という項で、...全文を見る
○岩佐委員 しかし、実際には、このパンフレットを読んだら、安全性が保たれているんだ、今のものは大丈夫なんです、どんどんお使いなさい、それ以外に読めないわけです。むしろ私たちは、こういう食品添加物については、国会の論議では、食品添加物のずさんな使用許可あるいは食品公害の被害を生み出...全文を見る
○岩佐委員 大体今言ったように赤色二号についても、現在指定されているものだって安全論争があるのですよ。PGだってそうだし、あるいはOPPだってビフェニルだってBHAだってみんなそうじゃありませんか。そういう議論があるものが指定されているわけですね。科学の結果を待っていて総合して人...全文を見る
○岩佐委員 それは長官が言われるように、食品添加物についてすべてがわかっているわけじゃなくて、いろいろな論争があります。だからこそ私たちも、再点検強化、その点検をちゃんとしなさいよ、悪いものは悪いということでちゃんと見直しをしなければいけない、そういうことを強化するようにというこ...全文を見る
○岩佐委員 ちょっと長官、さっきから内容について問題があるわけですよ、消費者から見れば。私たちずっと食品添加物をやってきた、取り組んできた人間から見れば、問題があるわけですよ。議論があるところなんですよ。安全性が常に確保されているなんという、そんなふうに言えないわけですよ。時代の...全文を見る
○岩佐委員 私は、ちょっと時間がなくなりましたので、質問を保留します。  それで、アフラトキシンの問題について、お呼びもしてあるので、ちょっと伺っておきたいと思います。  アフラトキシン、これは輸入食品にしか出ないものですね。猛毒でこれを食べたら発がん性がすごくある、一〇〇%...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
10月13日第109回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第4号
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○岩佐委員 東京都心に端を発した地価の暴騰は、首都圏全体さらには全国の大都市圏に広がり、労働者、サラリーマンのマイホームの夢を完全に打ち砕いております。都市再開発地域では地上げ屋が脅迫、暴力ざたで長く生活してきた市民を追い立て、今や都心の夜はゴーストタウン化しています。お年寄りの...全文を見る
○岩佐委員 政府の責任については、私どもだけじゃなくて、政府の内部でも大臣やらあるいは自民党の議員の方からこういう民活路線が地価の高騰を招いたんだというようなことも指摘をされているわけで、ちょっときょうは時間がありませんのでそのことの議論はまた別の機会に譲りたいと思いますけれども...全文を見る
○岩佐委員 昨日のNHKのテレビでも、後藤田官房長官、この規制区域の指定につきまして実施をしなければならないというような発言をしているわけでありますけれども、近藤長官、今の答申を受けて、この規制区域の指定について、けさ閣議が行われたということでありますけれども、閣議でどういう方向...全文を見る
○岩佐委員 要するに、一言で言えば、おやりになるということですね。
○岩佐委員 金融機関の土地関連の融資についてお伺いをしていきたいと思います。  金融機関は、今までこの委員会で議論がありましたが、一九八五年七月三十一日、八六年四月十六日、八六年十二月十九日、過去三回にわたって自粛通達が出されているわけであります。しかし、この通達が出ているにも...全文を見る
○岩佐委員 適正な土地取引が行われるように行政指導をしていくというような通達の中身になっているわけでありますが、一体この適正な土地取引の基準があるのでしょうか。この点について昨日の答申では、「監視区域内の届出対象土地取引に係る不勧告通知の確認等の効果的な基準の設定、各金融機関にお...全文を見る
○岩佐委員 今価格の問題も言われましたけれども、別に基準があるわけじゃない。そういう意味では大蔵省としてもなかなか指導しにくい状態にあるだろうというふうに思います。その点、国土庁、これをどういうふうにしていかれるのですか。
○岩佐委員 通達に基づいて半期ごとに融資の報告をとっているということでありますけれども、建設業者、不動産業者向けの土地関連融資の状況を金融の各業態ごとにちょっとお示しをいただきたいと思います。
○岩佐委員 不動産業向けの金融機関の融資というのが全体で三十兆円を超える。それから建設業向けが十四兆八千億。全体で四十五兆円ということになっているわけであります。このいわゆる個別金融機関ごとの土地関連融資、これを明らかにしていただきたいと思います。
○岩佐委員 大蔵省がそういう姿勢だから、国民に銀行が、金融機関が信用を失うような事態を引き起こしているのだということが言えると思うのです。  委員長、ちょっと私の調べた資料をお配りをさせていただきたいと思います。  これは、私自身が調べた各銀行別の貸付残高であります。見ていた...全文を見る
○岩佐委員 御苦労さまでしたじゃなくて、政府がやっていただきたいのです。
○岩佐委員 大臣、歯切れが悪いのですね。私が調べてもすぐわかるようなものを、やはり必要なときに必要な措置をとるということで、おやりになると一言言っていただければそれで済むわけで、時間の節約にもなりますので、ぜひそうしていただきたいというふうに思います。  土地の担保の評価、これ...全文を見る
○岩佐委員 今の資料の一番最後についているのですが、港区浜松町一丁目百三の十三、三十六・三六平方メートルの土地のことでありますけれども、この土地は三筆に分かれていて、百三の十五、百二の三十三、この三つになります。この合計が百七十・四七平方メートル。この土地を東海観光株式会社が六十...全文を見る
○岩佐委員 個別銀行の個別融資ということでありますが、一般論としてこういう事態があった場合は大問題になるのじゃありませんか。
○岩佐委員 そういうことだからどんどんと地価がつり上がるということになるのじゃありませんか。だから行政指導を七月から行ってそういう面もいろいろと是正をしているというふうに理解しているのですけれども、その点はどうなんですか。
○岩佐委員 近藤長官、今大蔵省が七月からいろいろ特別ヒアリングを行っている。ところがこの太陽神戸銀行の融資は、八月の七日に二十五億の根抵当権が設定されていることになるわけです。今のようなことではちっとも展望がないわけですね。幾ら答申が出たって、政府が気張ったって、今の大蔵省の姿勢...全文を見る
○岩佐委員 この土地転がしについては、このようにフジタ工業、フォレスト企画、公保、武富士、共立エステートという格好で転がされています。一八一-二〇七の例の場合には、最初は五十八年四月十六日に初穂、それから仮登記が地産トーカン株式会社、五月十日に行われ、七月一日にフジタ工業が正式に...全文を見る
○岩佐委員 この真正な登記名義の回復というのは、言ってみればアクシデントが起こったときに利用される、そういうもので、だから税制上の措置があると聞いているわけでありますけれども、大蔵省、その点ちょっと説明してください。
○岩佐委員 時間がなくなりましたのではしょって質問しますが、悪用されればチェックできるのかというと、現在できない状況にあるわけであります。  この例は、フォレスト企画から公保へ、公保から武富士へと土地が移転されるときにこの方法が使われています。まさに不正な手段を用いた税逃れであ...全文を見る
○岩佐委員 済みません、時間がなくなりまして、関係省庁お呼びしてあるところ、自治省などお呼びしてあるところあるのですが、きょうの質問はこれで終わらせていただきたいと思います。  最後でありますが、今大臣から大変前向きな答弁をいただいたのですが、この具体的事実についてぜひ調査をし...全文を見る
○岩佐委員 終わります。ありがとうございました。
12月22日第111回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第3号
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○岩佐委員 本日は大臣が御就任されて初めての質疑になるわけでありますが、経済企画庁は、国民の暮らしを守る、そういう立場に立つ大変重要な官庁であるというふうに思います。そういう立場で御奮聞いただきますことをまず最初に心からお願いしたいと思います。  先ほどから議論になっております...全文を見る
○岩佐委員 それから東京ガスの問題なんですが、安全装置、マイセーフと呼んでいるガス漏れ対策の機器でございますが、これはリース代月三百九十円と大変高いのです。安全は金で換算できないのだ、私が東京ガスにお伺いをしてこの問題を高過ぎるのではないかというふうに言いましたらそういうお答えが...全文を見る
○岩佐委員 要するに現在の百四十九万戸も含めて無料で拡大をしていくということですね。
○岩佐委員 それから贈答品についてちょっとお伺いをしたいと思います。  ここに日本消費生活コンサルタント協会の「贈答品の中身と価格」という調査があります。これは非常によく調べられた調査だと思いますけれども、本来、通常の販売では円高メリット、円高差益が還元されている商品が、事贈答...全文を見る
○岩佐委員 大臣、それはちょっと、下がったのは結構なことでいいのですけれども、もっと下がるべきところに下がってないじゃないか。それから贈答品について、確かに高いものを贈るというのがいいという消費者の気持ちがあるかもしれません。しかし、値段が高くても量をちゃんと適正にふやしていけば...全文を見る
○岩佐委員 ちょっと公正取引委員会に私の言い方が不十分だったのかもしれませんが、贈答品として決まった規格でデパートとかスーパーだけじゃなくて小売店にもずっと流れるわけですけれども、その流す量が少なくなったり、あるいはこの価格で売りなさいよという指示がいくという問題であります。いず...全文を見る
○岩佐委員 混雑緩和について、私たちはこれは大いにやっていただきたいというふうに思っているわけですが、特定都市鉄道整備事業の認定が行われると、私鉄五社は来春にも運賃の値上げもあわせて申請をするということが言われております。その特定都市鉄道整備促進特別措置法は、大手民鉄の複々線化工...全文を見る
○岩佐委員 例えば鉄道部門値上げに当たっては、恐らく赤字だということでの決算を出してきて、そういうことから値上げが行われていくんだと思いますが、東武鉄道の場合、六十一年度三月末決算で三十四億九千九百万円の赤字となっているわけですが、経常利益の二・四倍の法人税を払っている。また一・...全文を見る
○岩佐委員 輸送力増強、スピードアップ、これは多くの皆さんの希望であります。そういう中で見過ごされるのが事故の問題であります。事故統計にあらわれない接触事故などが多発をしています。輸送力増強とあわせて安全対策もきちんと行うべきだと思います。  つい最近というわけではないのですが...全文を見る
○岩佐委員 次に、特別加算運賃制度について伺いたいと思います。  各社の皆さんにいろいろ伺っているのですけれども、個別の事情はあるようですが、おおむね十年ぐらいで解消していきたい、こういうようなことを伺っているわけですが、その点いかがでしょうか。
○岩佐委員 東急、京浜急行、小田急各社はもうそろそろ見直しをしようというようなお話があったわけでありますが、ちょっと個別の問題について伺いたいと思います。  京王相模原線、小田急多摩線、これの特別加算運賃なんですが、京王相模原線は京王多摩川から多摩センター間十一・五キロ、四十九...全文を見る
○岩佐委員 それから、私鉄各社、円高差益が大分出ているようでありますが、各社トータルで結構ですが、その額は幾らになっておりますか。
○岩佐委員 この為替差益については、皆さん、サービス改善に使いなさい、そういう指導をされているというふうに伺っているわけでありますけれども、これもまた具体的ですが、京王の場合、六十一年度の円高差益は四億円となっています。京王多摩センター駅のことなんですが、たくさんの利用客がいるわ...全文を見る
○岩佐委員 運輸省は昭和五十八年三月に公共交通ターミナルにおける身体障害者用施設整備ガイドラインというものを出しておられます。ことしは国際障害者年の中間年でございます。設備投資計画にきちっと位置づけて促進をしていくということで既におやりになっておられるというふうに伺っておりますが...全文を見る
○岩佐委員 次に、営団地下鉄の安全対策について伺いたいと思います。  地下鉄で電車内に大事な忘れ物をして、急いで届けても、ラッシュ時以外はホーム要員がいないため途中の駅では捜してもらえない、終点まで持っていかれてしまう、そういう点では地下鉄というのは大変だという声があります。 ...全文を見る
○岩佐委員 済みませんが、あと一問だけ。  食品添加物の個別名を全面的に表示するとの答弁が当委員会での私の質問に対してあったのが八一年六月ですから、もう六年以上たっています。ようやく来年実施の運びになったのですが、問題が幾つかあります。  一つは、ばら売りです。ばら売りもちゃ...全文を見る
○岩佐委員 終わります。