岩佐恵美

いわさえみ



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岩佐恵美の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第112回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○岩佐分科員 為替差益の還元で物価が下がらなければならない、そういう時期でありますけれども、関東の大手私鉄各社が運賃の値上げ申請を出しました。しかも、今度の値上げの半分は十年先の混雑緩和のための設備投資額の前取り、代金を先にいただいて品物は十年先、そういう内容のものであります。 ...全文を見る
○岩佐分科員 具体的に伺っていきたいと思いますけれども、まず値上げ六社のうち、従来加算運賃制度をとっていた路線、そして今度の運賃値上げの申請でこれをどういうふうにしていこうとしているのか、具体的にお示しをいただきたいと思います。
○岩佐分科員 加算運賃は十年で解消する、これは昨年十二月の私の物価問題特別委員会での質疑の中で運輸省自身がお答えになったわけであります。例えば、京王相模原線の京王多摩川からよみうりランドまでの区間、これはもう建設後十七年たっています。それから多摩センターまでも十四年経過をしている...全文を見る
○岩佐分科員 土地の取得については鉄道側は坪一万円まで支出をしている、こういうふうに私は承知をしているわけでありますけれども、しかも、建設費について今お示しのように、開発者がかなりの部分を負担をしている。開発者といってもこれは東京都、それから住宅・都市整備公団、それに東京都住宅供...全文を見る
○岩佐分科員 今の御回答ではこれはもう利用者は納得できないということでありますけれども、幾つか値上げ申請の中で、私たちは水増しではないかという点で問題を指摘をしているわけですけれども、例えば資本費のとり方あるいは減価償却などどうなのか。特に資本費については、私も前回十二月の物特委...全文を見る
○岩佐分科員 伺いますけれども、過去の事業報酬と金利の関係、五十六年と五十九年についてお示しをいただきたいと思います。
○岩佐分科員 現在のプライムレートは何%ですか。
○岩佐分科員 今説明の中では、事業報酬率は金利だけではないんだ、いろいろなほかの条件があるけれども、それだけではないというふうに言われましたけれども、今までの考え方として、長期のプライムレートと事業報酬率が過去においてリンクしているということは常識的であったというふうに思います。...全文を見る
○岩佐分科員 私は、六十一年度のある社の長期の借入金等を加重平均をして金利が五・五%である、こういうふうに申し上げているわけです。それが頭から違うんだ、こういうふうに言われるのはちょっと心外なんですね。私たちもそれはしかるべくきちっと、ここで言うわけですから、ある社のというふうに...全文を見る
○岩佐分科員 それならそれでいいのですけれども、それは違いますと頭から言われても困るわけです。  それから大臣に、今いろいろ議論をしていてそういういろいろな問題があります。こういう点について、冒頭に申し上げたように、本当に細かく見て――私は別に私鉄がつぶれたらいいとかそんなふう...全文を見る
○岩佐分科員 次に、道路と鉄道の立体化によって生じる鉄道の高架下利用の問題について伺いたいと思います。  都市における道路と鉄道との連続立体交差化に関する協定、いわゆる建運協定によって、私鉄の工事費負担は七%、残りの九三%は自治体負担です。そして高架下利用は私鉄が九割、自治体が...全文を見る
○岩佐分科員 要は、今お示しをいただいた利用の割合でも既に一六%ですか、自治体が利用しているという状況になっているわけですけれども、建運協定では一割というふうになっている。これがネックになって、今都心部、郊外そうですけれども地価が高騰していて、特に駐輪場問題などこの高架下を利用し...全文を見る
○岩佐分科員 今の一割は、別に一割にこだわるということではないということでありますけれども、多摩センターとか永山とか府中、それから長沼―北野間の高架下利用は、自治体側の駐輪場等の利用の非常に強い要望が出ているわけで、これについては、自治体側の要望が受け入れられるような条件で話し合...全文を見る
○岩佐分科員 時間が参りましたので、最後に大臣の御所見を伺って、終わりにしたいと思います。  高齢化社会を迎えて、また国際障害者年のまだ最中でございます。今言われたように行政指導でかなりこういう障害者が利用できるような、あるいはお年寄りが利用できるような、そういう駅にしていくと...全文を見る
○岩佐分科員 終わります。
03月09日第112回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○岩佐分科員 家庭用LPガスについて伺いたいと思います。  今大変問題になっています家庭用LPガスは為替差益が十分還元をされていないということでありますが、輸入CIF価格は現在トン当たり二万二千円、この三年間で三分の一に下がっているわけであります。この家庭用のプロパンというのは...全文を見る
○岩佐分科員 一昨年にプロパン業界の独禁法違反事件が何件かあったと思いますが、簡単に概略を述べていただきたいと思います。
○岩佐分科員 つまり、公正取引委員会の調査では二つの問題が明らかにされたと思います。一つは、一九七三年からLPガスの販売方法がボンベ売りからメーター売りに変わりました。その結果、設備を取りつけた業者と消費者の関係が固定的になって、業者間での価格競争が起こりにくい状態がつくり出され...全文を見る
○岩佐分科員 LPガスの小売価格について見てみますと、高いところと低いところの差が非常に大きいわけです。通産省のモニター調査価格によると、十立米で最低が三千二百円から三千三百九十九円、最高が五千六百円から五千七百九十九円で差が二千四百円、これは平均価格四千六百円の五〇%に当たるわ...全文を見る
○岩佐分科員 もう少し詳しく聞きたいのですが、例えば情報の提供ですね。新聞とかラジオとかテレビとか、そういうメディアを通じての方法もあると思うのですけれども、そんなことも考えておられるのでしょうか。
○岩佐分科員 それから、LPガスの末端価格の引き下げについてはそれでいいのですけれども、今一番問題になっているのは、元売が去年の八月から十月にかけてトン当たり四千円、約一〇%の値上げをしている、値上げの動きが強まっているということです。通産省が小売に対して値下げしなさい、元売は値...全文を見る
○岩佐分科員 ただ、問題は、元売は値上げをする、小売は厳しく値下げをしなさい、これでは小売が悲鳴を上げてつぶれてしまう。元売も赤字体質になったら大変でしょうけれども、これは小売だって同じだと思うのですね。その点についてちゃんと考えていかなければいけないんじゃないですか。
○岩佐分科員 次に、安全性の問題をちょっと伺いたいと思いますが、昨年十二月の物価問題特別委員会で東京ガスのガス漏れ安全装置マイセーフについてお伺いをして、ことしからこの料金は無料になったということで大変よかったというふうに思っています。  マイセーフのついている家庭は、東京ガス...全文を見る
○岩佐分科員 大手三社のほかにも、中小の都市ガス三十六社も既にこのマイコンメーターをつける方針だというふうに伺っておりますけれども、全体が早くつくようにするための手だてを講じていくべきではないかというふうに思います。  それから同時に、簡易ガスは全国に千六百社以上あるというふう...全文を見る
○岩佐分科員 その他の家庭用LPガスの安全性、安全装置についてはどういうふうになっているのでしょうか。
○岩佐分科員 そうすると、都市ガスよりもちょっと条件が厳しいといいますか、そういうことだと思いますが、都市ガス、簡易ガスは事業者負担でマイコンメーターをつけていこうということですけれども、LPガスの場合には小さい業者が多いわけですね。だから、LPガスの業界が負うとか、あるいはそれ...全文を見る
○岩佐分科員 今の低利の融資と言われても、なかなか業界にとってはそれが低利であるというふうには言いがたい、非常に負担が大変なんだという声が出ているわけです。今言われたように、量産で安くなって一個一万五千円、それをもし二千万戸につけるとすると全体で三千億ですか、十年ですから一年間で...全文を見る
○岩佐分科員 最後に、そういう小売いじめにならないように、きょうは大臣がおられないので残念でございますけれども、通産省挙げてやっていただきますように重ねて念を押させていただきまして、終わりたいと思います。
03月22日第112回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○岩佐委員 まず、大気汚染の状況について伺いたいと思います。少しも改善されていない、それどころか悪化をしていると思います。  昨年十二月発表の一九八六年度の大気汚染結果についてどうお考えか、御意見を伺いたいと思います。
○岩佐委員 気象のせいにするわけにいかないので、いかなる気象の条件においてもきれいな環境が保たれていかなければいけないわけであります。今お話がありましたように、NOx総量規制を行っている東京、神奈川、大阪の自動車局では未達成が六十八局中五十二局、七六・五%にも達しているわけであり...全文を見る
○岩佐委員 その対策について発表されたものを伺ったところでは、もし対策がうまくいって一九九〇年度、つまり三年後の自動車局での環境基準の達成、これが東京では五五%、神奈川では四七%、つまり五割から六割が未達成、そういう状況で全く大気が改善されるという点では展望のない状態であります。...全文を見る
○岩佐委員 ことしの二月の公害認定の申請、これは私どもの新聞の調査、赤旗の独自調査では二月の一カ月間だけで八千人以上です。これは一年間の認定患者数に大体近い数となるわけでありますけれども、私たちは公害はなくなっていない、潜在患者さんはたくさんいるし、これからも患者さんはふえる、そ...全文を見る
○岩佐委員 二月に申請しないと大変、そう考えて申請された患者さんは確かにおられると思います。ただ、この方々は患者会の皆さんの運動の範囲といいますかそういうかなり意識があってこれはしないと大変だなというふうに思われた、そういう方々が大半であるというふうに推定をされます。恐らく法制度...全文を見る
○岩佐委員 自動車の場合には洋服と違って注文でつくるわけではないわけですね。既製のものをユーザーが買うということになります。公害を出すという車、これを一番よく知っているのはつくっている人たちであります。その人たちが燃費が安いよとか力があるよということで売り込むわけですから、それは...全文を見る
○岩佐委員 しかし、現に前国会では、こういう五百億円については、これはもうちゃんと関係方面は協力をする、合意を得ているというふうにはっきり答弁されておられるわけですね。それが今、国が積極姿勢を示した方がいいからある程度積み上げるんだとか、いろいろ言われるけれども、私、それは環境庁...全文を見る
○岩佐委員 そこのところはもう従前、前国会でも議論したところでありますので、これは強く大臣の方に――自工会について免罪をするような、そういう事態というのが患者さんを苦しめる、あるいは新規の患者さんをつくり出すということにつながるおそれが非常に強いわけですから、そこのところはきちっ...全文を見る
○岩佐委員 予防事業の内容についてちょっと伺いたいと思います。  この事業は基本的には既存の認定患者以外の人を対象にしているわけでありますけれども、患者さんたちの中からは、患者の健康回復に役立つような事業を行うべきだ、こういう意見もありますけれども、この点についてはどうですか。
○岩佐委員 現在の既存患者に対する保健福祉事業、この充実を求める声が強いわけであります。  尼崎市の認定患者を対象にして行われたアンケート調査、これでは、福祉事業の改善を非常に望むかという問いに対して、はいと答えた方が六一・一%、いいえが一四・一%、わからないが二四・二%、つま...全文を見る
○岩佐委員 大臣、保健部長といつもやり合いますと、今みたいにすぐ木で鼻をくくったような答弁しか出てこないわけであります。非常に私はこの点よくないというふうに思っているのですね。やはり患者さんのために行っている事業でありますから、患者さんの意見を十分聞きながら、聞く耳を持ちながらや...全文を見る
○岩佐委員 新規の予防事業の中にぜんそく児のキャンプ合宿があるわけです。これは対象が認定患者でないという点は違うのですが、内容的には従来の福祉事業の中で転地療養の一つとして行われてきたキャンプ合宿と同じものだと思います。中公審答申では、予防事業と従来の福祉事業とは性格は違うけれど...全文を見る
○岩佐委員 そこで、私が予防事業と福祉事業とびしっと線を引いてどうのこうのできないのじゃないかということで最初にお話をしたわけですけれども、下に行けば予防事業も福祉事業も同じになるわけですね。そういう点は十分踏まえてやっていかれるだろうと思いますけれども、これも先ほど木で鼻をくく...全文を見る
○岩佐委員 やはり矛盾が生じると思いますので、そこもきちっと対応していかれるように、後でまたまとめて大臣の答弁の中でちょっと触れていただきたいと思いますけれども、時間がありませんので幾つかまとめてお伺いさせていただきたいと思います。  現在、民間団体などでぜんそく児のサマーキャ...全文を見る
○岩佐委員 これで終わりたいと思いますけれども、新しい予防事業について、その財源についても内容についても今までちょっと指摘してきたような問題点がいろいろあると思います。特に心配なのは、基金五百億円を積み上げる、そういうことで既存の患者さんを切り捨てるようなことが行われる、こういう...全文を見る
03月25日第112回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○岩佐委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、公害健康被害の補償等に関する法律の一部を改正する法律案に対して、反対討論を行うものです。  本法案は、昨年の第百九国会において強行された本法律の抜本改悪――第一種公害指定地域の全面解除、新たな公害患者認定の打ち切りという大改悪を...全文を見る
○岩佐委員 最初に、知床の国有林の伐採問題について伺いたいと思います。  昨年四月、林野庁は、住民や自然保護団体の反対を押し切って強引にAブロックの伐採を行いました。私は、伐採前の一昨年の十月、そして伐採後の昨年六月と二回にわたって現地を視察しました。最初に行ったとき、林野庁は...全文を見る
○岩佐委員 地元斜里町では、昨年の選挙で御存じのように伐採反対の町長が当選をしています。それから林野庁長官の私的諮問機関、林業と自然保護に関する検討委員会、ここでは二月の二十四日の会合で、伐採は慎重にすべきだという意見が大勢を占めた、そして実質的な伐採断念を求める方針を固めた、そ...全文を見る
○岩佐委員 林野庁も、木を切るばかりじゃなくて植物、動物含めてこういう自然の資源を保存するための施策をするということは非常に結構なことだというふうに思っているわけでありますけれども、シマフクロウの場合に、ねぐらとなる何かかなり大きなミズナラの木じゃないと穴が――かなりシマフクロウ...全文を見る
○岩佐委員 次に、東京町田市でテニス場つきクラブハウスが違法につくられた問題について伺いたいと思います。  太陽物産という会社がつくったテニスクラブのハウス建設に関連して、市当局から東京地検八王子支部に告発が出されております。この事件について、概要、ちょっと説明していただき、ま...全文を見る
○岩佐委員 このテニスクラブは大林組と東急世紀建設という二社が工事を請け負っています。昨年の秋に完成をして十一月には落成式までやったわけですけれども、今説明があったように第一種住専地域でありますからクラブハウスはとても建てられない、そういう地域、それを無届けで建築をして、市が工事...全文を見る
○岩佐委員 このテニスクラブなんですけれども、テニスクラブというと一般庶民のテニス熱が最近ありますからそういうものかと思われるかもしれませんけれども、ここは実はそうじゃなくて、会員権一千万円、年齢制限が四十歳以上、人も何か三百五十人、ヘリポートがありまして、ヘリコプターで人を運ぶ...全文を見る
○岩佐委員 そういうつかさつかさで先ほどから議論になっているところですけれども、やはり環境庁が緑を守るということで積極的に役割を果たしてもらいたいという希望があるわけですね。そういう点での基本姿勢を伺ったわけですけれども、次の問題に行かせていただきたいと思います。  圏央道計画...全文を見る
○岩佐委員 つまりこの資料は、環境庁として環境評価の物差しを示したものではない、単に内外の学者の研究を紹介したというだけのものであるということです。  この見解書の引用部分なんですが、これは五十六年三月に出されたものだというふうに承知をしていますが、資料の日付が十二月になってい...全文を見る
○岩佐委員 要するに、これは環境影響評価書の物差しだということで見解書で引用するということになると、これはもう読む人を欺くことになるわけですね。もし建設省が故意に概要を引用したとしたら大変な問題だと思うのですね。それに、個々の名前が、この文献はだれだれのものであると本文にちゃんと...全文を見る
○岩佐委員 要するに、谷といっても、今説明があったように幅が四キロから八キロぐらいの広いところなんですね。ところが圏央道が通る裏高尾の谷というのは、これはもう峰から峰まで広いところをとったって一キロちょっとしかないわけですね。そういう点では、狭いところでは数百メートルしかないわけ...全文を見る
○岩佐委員 二百万立米の残土が残るわけですね。  実は、中央高速道路の工事の際、裏高尾では大量の残土が出て、小仏川の源流それから小下沢の入り口付近に捨てられたままになっているのですね。私も見にいきましたけれども、残土が山になっている。それが多少移動しているというようなこともある...全文を見る
○岩佐委員 前に梶木又三環境庁長官に私、実は三多摩の地域の坂沢という、ここはやはり谷の部分ですが、沢があって、谷になっていて、あれは十ヘクタールのところで、そこに産業廃棄物を捨てるというような話があって、これは質問の中で絶対だめだということでお話をして大分頑張っていただきまして、...全文を見る
○岩佐委員 環境庁というのは、国の機関で環境を守るという意味で非常に大事な役割を果たされているし、それから全国各自治体あるいは国民から非常に大きな期待を持って注目をされている、そういう機関だというふうに私は理解をいたしております。ですから、現在の仕組みの中で、あれこれ挙げればいろ...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
04月13日第112回国会 衆議院 社会労働委員会地方行政委員会連合審査会 第1号
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○岩佐委員 国民健康保険法の第四条「国及び都道府県の義務」というところで、「国は、国民健康保険事業の運営が健全に行われるようにつとめなければならない。」こう国の義務を規定しています。また第五条では、「市町村又は特別区(以下単に「市町村」という。)の区域内に住所を有する者は、当該市...全文を見る
○岩佐委員 大臣は御存じだと思いますけれども、実際には悪質な滞納者とは言えない人に保険証を出さない、そういうことによって結果的に善良な市民が苦しめられる、そして非常にそのことを思い悩みながら死去をされる、そういう非常に痛ましい事件があるわけであります。  この事件は、三月七日の...全文を見る
○岩佐委員 大臣、いずれにしろ、こうした保険証が交付をされないことによってこういう痛ましい事故が起こる、保険証が交付されなかったということのない時代には起こり得なかったそういう事故だというふうに思うわけであります。  例えば金沢市の例でも、国民健康保険の資格証明書が郵送されてい...全文を見る
○岩佐委員 現在、被保険者証の未交付の方々は何人おられるのか、それから資格証明書の方は何人か、お答えいただきたいと思います。
○岩佐委員 兵庫県保険医協会の調査でありますが、十六市、四十六万三千世帯中未交付の世帯二万八千世帯だということであります。これは全体の六・一%を占める。伊丹市では七・八%、神戸市では七・四%と、都会ほど高くなっているわけであります。県全体では四万世帯に上る、こういうふうに言われて...全文を見る
○岩佐委員 ただ、局長、資格証明の場合には、全額医療費を窓口で払わなければいけないということで、保険証とは違う扱いになるわけですね。  それから、先ほど窓口でよく対応されるようにということでありましたけれども、それがそういう答弁できちっと確認をしていただいているのならば、やはり...全文を見る
○岩佐委員 しかし、実際には資格証明というのは窓口でお金を全額払うということになっているわけでありますから、そういう点で資格証明をぽんと送られてきて、保険証とは違う扱いということになれば、患者さんはその病院に行くのが非常におくれてしまうということにもなるわけですし、それから医療機...全文を見る
○岩佐委員 この件については大臣の答弁もありますので、ぜひその点できちっと対応していただきたいと思います。  次に、退職者医療制度の創設に伴う見込み違いの問題ですけれども、影響額として六十二年度の補正で一千八億円を補てんされているわけですけれども、どういう計算根拠によるものなの...全文を見る
○岩佐委員 今の問題について自治省、済みませんがお願いします。
○岩佐委員 ここに札幌市の例があるのですけれども、国民健康保険運営協議会、ことしの二日十五日に開かれたものですけれども、市当局は次のように指摘をしています。ちょっと長いのですけれども読み上げますが、保険医療部長の発言であります。   一点目の退職者医療制度等に伴う千八億円に対す...全文を見る
○岩佐委員 しかし、実際には今の札幌の指摘もありますし、またほかの、例えば大阪だとか川崎だとかそういうところでも、一体これからどうなるのだろうかということで非常に不安だという話があるわけであります。  これは東大阪の例ですけれども、老健拠出金の按分率改正で退職者医療の見込み違い...全文を見る
○岩佐委員 時間が限られておりますので、厚生省、余りしゃしゃり出てこないでいただきたいと思うのですね。自治省にいろいろとそういう実情や何かについてどうなのかということを伺っているわけで、現実に決着がついたといっても、自治体の中ではこういう例がありますよということを申し上げているわ...全文を見る
○岩佐委員 一昨年の連合審査で斎藤前厚生大臣は経塚議員に対して、「保険料も相当引き上げられてきて、なかなか限界に近い状況にきているように私は感じております。」こう答弁をされておられますけれども、大臣、この認識はいかがでしょうか。
○岩佐委員 六十三年度も国保の老人保健医療拠出金が削減をされる。多くの市町村が退職者医療制度の創設に伴う見込み違いに引き続いて保険料の引き上げ、一般会計繰入額の増額、こういうことを迫られているのが実態であります。厚生省は六十三年度の国保の値上げの実態をつかんでおられるかどうか伺い...全文を見る
○岩佐委員 先ほど申し上げたように、今でさえ払えない方々がかなりふえているというような実態でありますけれども、六十三年度、これは確たる数字ではありませんが、値上げをする市町村は全国の大体六割くらいになるのではないかと言われていると聞いています。こういうふうにどんどんと値上げをされ...全文を見る
○岩佐委員 医療費にすぐに責任を転嫁するということではなくて、もう少しそこのところはきちんと実態を見ていかなければいけないと思うのです。既に保険料は五十九年度から六十一年の三カ年間で二〇%上がっています。一方所得は一一%しか上がっていない。だから、払えるのですかと伺っているのは、...全文を見る
○岩佐委員 ちょっともう一度、五十六年と六十一年と聞いているのです。
○岩佐委員 厚生省に伺うと余りきちっとした答弁が出てこないで、呼ばないときにいろいろと答えをされるという感じですけれども、五十六年は八百三十八億で六十一年は一千二百九十二億円であります。ですから、この五カ年間に五四%も滞納額が上昇しているわけです。この保険料の引き上げというのは経...全文を見る
○岩佐委員 そこのところが、みんなで助け合うというのもそれは大事なことでありますけれども、国がやるべきことをやらないで地方に負担をさせたり、あるいは加入者に負担をかぶせたり、そういうところに大きな問題があるというふうに私たちは思っているわけであります。  次に、市町村の六十一年...全文を見る
○岩佐委員 それで、ちょっと私は東京日野市の例を持ってきたのですけれども、国保税と国庫支出金を比べてみますと、国保税の割合が格段にふえているわけであります。五十七年度国保税の割合は二七・五%、国庫支出金は五三・五%でした。これがあの補助金カットされた五十九年にどうなるかといいます...全文を見る
○岩佐委員 大臣、財源措置を一応したということでいいというふうにはならないと思うのです。本来国が持つべきものを持たない、それを地方に責任を転嫁している、そういう点が一番大きな問題だと思っています。また地方もこうした問題を非常に深刻に受けとめているわけであります。  今度の改正に...全文を見る
○岩佐委員 この計画は、地方自治体の自主的な考え方、例えばこの部門では上乗せ医療をしてきちっとやっていきたいと思うというような、地方自治体あるいは住民の人たちのいろいろな希望、期待があると思うのですけれども、そういうものに対する干渉とはならないのですか。
○岩佐委員 基準超過費用額、これを定める問題でも、保険者が医療機関を通じて医療費を仰制する、そういう努力をすることになって、医療サービスの低下、つまり国民が期待する医療とならないことが危惧をされるわけであります。老健法の改悪が非常にいい例ですけれども、この制度を導入することによっ...全文を見る
○岩佐委員 最後に、先ほど自治大臣はこの暫定的な措置はうまくいかなければもとに戻すというような御発言をなさったわけでありますけれども、もとに戻すというのはどこに戻されるのでしょうか。
○岩佐委員 私は、もとに戻すというのは、四五%の補助率に戻すということあるいは軽減の十割給付をする、未交付をなくす、こういう方向だと思うのですけれども、自治大臣、補助金カットはもうだめだと言いながらずっと土俵を明け渡しているわけですから、戻すのだったら思い切ってそういうところに戻...全文を見る
○岩佐委員 最後に、厚生大臣に御意見を伺いたいと思います。  先ほど自治大臣に伺ったことと同じなんですが、本来国が四五%のお金をちゃんと出す、あるいはその軽減について十割給付をするということで責任を持たれる、未交付を生じることがないような状態にするべきだと私は思います。そうでな...全文を見る
○岩佐委員 はい。以上で終わりますけれども、最後に、人間の命は地球より重いわけでありますから、軽々に制度をあれこれいじって、そして本当に医療が必要な人たちをはじき飛ばす、あるいは地方自治体に負担を押しつけるということがないようにしていかなければならないというふうに思っているわけで...全文を見る
04月21日第112回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第4号
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○岩佐委員 最初に、公団家賃問題について伺いたいと思います。  現在、公団家賃の一八%、平均で四千七百円の値上げ申請が行われ、ことしの秋十月から値上げをされようとしているわけでございます。今回の値上げの計算の基礎というのは地価を基礎とするということになっておりますので、今回の値...全文を見る
○岩佐委員 今お話がありましたように、大体値上げを申請している段階で自分の団地の値上げがどのくらいになるかというのは、居住者はわからないわけですね。一人一人の居住者にとっては、平均値で物を考えるわけじゃないのです。自分のうちの家賃がどのくらい上がるのか、それが非常に心配なわけです...全文を見る
○岩佐委員 そうしますと、公営住宅にも入れない、そして家賃の値上げの中で高齢者あるいは障害者、母子家庭の皆さんというのは本当に大変なわけですね。公団は、こういう方々には特別の措置をしておりますというふうに言われるのです。ところが、この特別の措置というのが、家賃が四万七千八百円以下...全文を見る
○岩佐委員 次に、たばこの問題について伺いたいと思います。  厚生省は、昨年の十月に喫煙と健康問題に関する報告書を出していますが、喫煙と健康についての基本的考え方を簡単にお聞かせをいただきたいと思います。
○岩佐委員 たばこは喫煙者本人だけではなくて周りの人にも影響を与える、そういう点で今大きな社会問題となっています。特に、未成年者に対する悪影響については十分に配慮する必要があるわけで、我が国では未成年者喫煙禁止法で未成年者の喫煙が禁止されているわけです。ところが、成人の喫煙人口が...全文を見る
○岩佐委員 今お話があった小学校、中学校に配られている喫煙防止に関する保健指導の手引書ですけれども、これが現場の先生のお話ですと届いていない学校もある。あるいは、届いていても書棚にほこりをかぶっている。あるいは、先生方がこれを利用してどういうふうに教育をしていいのか、自分で自主的...全文を見る
○岩佐委員 どうも従来型の答弁なわけですけれども、ぜひ積極的に現場の先生方の意見を聞きながら、柔軟に対応していただきたいと要望を申し上げておきたいと思います。  昨年十一月、東京で開催された第六回喫煙と健康世界会議では、政府がテレビによるたばこの広告を禁止するよう促すという勧告...全文を見る
○岩佐委員 我が国の場合、たばこ事業法四十条「広告に関する勧告等」で、広告が過度にわたることがないよう努めることをたばこ広告を行う者に求めて、大蔵大臣は広告の指針や勧告を出せることになっています。しかし、実際には、日本たばこ産業と外国のメーカーでつくっている日本たばこ協会の自主規...全文を見る
○岩佐委員 たばこ事業法の四十条二項では、大蔵大臣が、一項の趣旨に照らして必要があると認める場合には、あらかじめ政令で定める審議会の意見を聞いて、製造たばこにかかわる広告を行う者に対して当該広告を行う者の指針を示すことができる、こういうふうになっているわけであります。こういう規定...全文を見る
○岩佐委員 もう一度確認しますけれども、その審議会の中で指針づくりについてこれを進める、広告のCM対象の指針をつくるということについても作業をする、これはそういうことでいいわけですね。
○岩佐委員 当然議論が及ぶ、つまり指針づくりについても検討するということになるという理解ですが、その点でちょっと伺いたいのですが、審議会の委員の構成であります。  私がいただいている審議会の委員、十五名になるわけでありますけれども、この審議会委員十五名のうちの九名がたばこ産業と...全文を見る
○岩佐委員 厚生省に伺いたいのですが、WHOの勧告もあります。厚生省として白書の線に沿って、今後具体的にどのように進められるのか、伺いたいと思います。
○岩佐委員 大臣、今いろいろ議論をいたしましたけれども、たばこのCM問題というのは非常に深刻だというふうに思います。  今、たばこの問題については大蔵省からも話を聞きましたし、それから国民の健康という点では厚生省、子供の教育は文部省、各省庁にまたがっていて、一省庁だけで対応でき...全文を見る
○岩佐委員 終わります
04月27日第112回国会 衆議院 商工委員会環境委員会連合審査会 第1号
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○岩佐委員 モントリオール議定書で決められた削減のテンポですけれども、緩やか過ぎるという批判がございます。そこで伺いたいのですが、規制対象のフロンについて、フロンが開発されました一九三〇年代から五十年たっているわけでございますけれども、全世界でつくられましたフロンの量、そして大気...全文を見る
○岩佐委員 現在、年間約百万トン生産をされているわけでありますけれども、議定書の削減のテンポを守ったといたしまして、二十一世紀を迎えるまで、つまりことし一九八八年から二〇〇〇年末までの十三年間、その間にフロンがどれだけ生産をされますでしょうか。
○岩佐委員 これまで一千五百万トン生産をされてきて、そしてその一部が成層圏に届いている、そういう状態で南極のオゾンホールなどが大問題になっているわけでございます。それなのに、二十一世紀までにあと一千万トン生産される、こういうことでありますから、十分な規制ではないというふうに言われ...全文を見る
○岩佐委員 議定書では、最終目標はオゾン層を破壊する物質の放出をなくす、つまり放出をゼロにすることだというふうに言っているわけです。こういう基本姿勢に立ちまして、研究などを含めまして積極的に対応していくべきだというふうに思いますが、環境大臣の御所見を伺いたいと思います。
○岩佐委員 生産の段階での規制によって削減をしていくことはもちろん重要ですけれども、フロンを使用する事業者の段階でフロンを排出させない、そういう対策をとっていくことが重要であると思います。この点について、環境庁として特にここを強調したいというような点があれば伺っておきたいと思いま...全文を見る
○岩佐委員 つくる方での規制とそれから排出の規制、これは両方きちんとやっていくことが重要であると思います。  その排出の点でありますけれども、政府は指導をされていかれるということですけれども、例えばその回収・再利用について、今までの論議の中で、洗浄用のフロン113については技術...全文を見る
○岩佐委員 法案では、フロンガスを破壊した分について生産量に上積みをすることができることになっております。フロンの破壊については、オゾン層に対する破壊作用をなくすこと、また人体や地上の環境にとって有害な物質を放出しないこと、この二点が重要であります。破壊の技術についてはどこまで開...全文を見る
○岩佐委員 今、消費者の間でもフロンについては大変関心が高まってきております。欧米ではもう既にヘアスプレーの使用禁止をしているわけですけれども、日本でも化粧品のスプレーでフロンを使用していない商品も出てきております。     〔尾身委員長代理退席、渡辺委員長着席〕  地婦連が...全文を見る
○岩佐委員 大臣、告示の見直しも含めて今やっておられるようでありますので、消費者対策という点についてもぜひ積極的に、生産段階での規制とあわせてやっていただきたいと思います。  その点、大臣の御所見をいただいて、また環境庁長官にも、消費者に対する啓蒙啓発は大変重要であります。先ほ...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
05月12日第112回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第5号
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○岩佐委員 まず、食品添加物の規制問題について伺いたいと思いますけれども、この規制は国民の食生活の安全確保のためにされるべきものであるというふうに私たちは理解をしています。そして、国によりて、食習慣とか気候、風土、国民の体質、安全に対する考え方、これが異なることによって対応が変わ...全文を見る
○岩佐委員 そこで、非関税障壁というものがどういうものなのかということも伺いたいと思います。
○岩佐委員 そこで、この委員会で私も何回か取り上げてまいったんですが、加工食品の栄養成分表示についてお伺いをしたいと思うのです。  厚生省は、一九七七年以来、法制化に関する調査研究を行いました。一九八四年以降、加工食品栄養成分表示制度調査検討費として予算措置を行って、栄養情報サ...全文を見る
○岩佐委員 実力派大臣のそういう御答弁をいただいて大変よかったと思うのです。とにかく厚生省と農水省の縄張り争いということになると、総理大臣、内閣のところで調整する以外にないというふうに思うのですけれども、なかなかそういう機会がなくて、経企庁長官がそのことを本当に消費者の立場からや...全文を見る
○岩佐委員 今回のアメリカの言う非関税障壁、この理由は、天然添加物の表示義務がないから今度はだめなんだよということのようでございまして、その点、今まではあるからだめだということだったのだけれども、今度はないからだめだ、本当にアメリカの要求というのはいろいろと変わるし、大変なものだ...全文を見る
○岩佐委員 そうしますと、合成添加物については、告示をして、そしてある一定の猶予期間といいますか、いわゆる包装等の準備だとか、そういう合理的な猶予期間を見ながら、即時に行うということだと理解をしていいわけですね。
○岩佐委員 合成添加物について二年間必要だということですか、それとも天然添加物の作業をいろいろするために、その作業の終了の期間を見て二年ということにしているのでしょうか。そこのところはちょっとよくはっきりしないのですが、合成添加物についてはもう準備ができているわけですね。告示をす...全文を見る
○岩佐委員 現在でも天然添加物を表示しているものがあるでしょう。ですから、何も二年待たなくてもやれるものについてはどんどんやっていってもらうというような業界の指導が必要なわけですね。合成添加物についても同じだと思うのです。何も二年先のものを表示したといって合法でありますということ...全文を見る
○岩佐委員 いずれにしても、この食品添加物問題については、国民が非常に望んでいたことでありますし、積極的に取り組んでいただきたい、このことをさらに強調しておきたいと思います。  課長、もう一つ。いわゆる告示を出すときに行政指導を何か通達みたいなものできちっとやられるわけですね。...全文を見る
○岩佐委員 次に、エアゾールの製品について伺いたいと思います。  兵庫県立生活科学研究所では、エアゾール製品の燃焼区分表示について、市販のエアゾール製品五十二銘柄について試買テストを行っております。その結果、爆発性については、表示と同一であったものが二十五銘柄、表示よりも一ない...全文を見る
○岩佐委員 ヘアスプレーや殺虫剤などエアゾール製品というのは六十二年度で約四億四千万本が製造されている。だから相当な数になるわけですね。一人で四本以上ということですから、四人家族だと二十本ばかりあるということになるんでしょうか。こういう大変な普及率であります。  四月の十八日に...全文を見る
○岩佐委員 国民生活センターでもこのスプレー缶についての苦情とか相談を受けていると思いますけれども、その内容について簡単に御説明をいただきたいと思います。
○岩佐委員 要するに、この国民生活センターへの件数が少ないというのは、直接業者の方へ物は行ってしまうというようなこともあるから少ないんだろうと思いますけれども、それにしてもかなりそういう意味でいえばやはり件数があるのじゃないかというふうに思いますし、また内容も、いざ、あわやという...全文を見る
○岩佐委員 その作業はいつごろをめどに考えていますか。
○岩佐委員 厚生省は、こういうエアゾール缶の爆発等に伴う事故、やはり把握をしておられると思いますけれども、廃棄に当たりまして一律に穴をあける、そういう指導も自治体によってはやっているようなんですね。これでは危険だということで穴をあけないでくださいというようなそういう指導もあるよう...全文を見る
○岩佐委員 時間が来ましたので、このエアゾールの問題缶については、ちょっとここにサンプルを持ってきましたけれども、これはレインガード、それからこれはエアーサロンパス、これは缶であります。それからこれはトリートメント、これも缶なんですね。こういうようなガスが入っているわけです。これ...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
05月24日第112回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○岩佐委員 最初に、生物農薬の安全性の問題について質問をいたしたいと思います。  最近行われました食品衛生学会で、生物農薬として使用されているバチルス・チューリンゲンシス菌、略してBT菌、これが食中毒菌と同じ毒素を生成すると指摘をされ、新聞でも大きく報道されました。この食中毒菌...全文を見る
○岩佐委員 このセレウス菌というのは非常に熱に強いわけですね。今説明があったように、チャーハンだとかあるいはピラフだとか、高熱でつくった料理でもやはり時間を置いて食べると中毒を起こす、そういう厄介なものであります。このセレウス菌と同類のBT菌、これが生物農薬として使用されていて、...全文を見る
○岩佐委員 下痢毒素をつくる菌をキャベツとか大根、こういう生で食べるようなものに使うということは大問題だと思います。登録の際に、厚生省からは直接口に入るような作物には使わないようにというふうな意見がついたと聞いています。ところが、農水省が告示した登録事項では、今説明があったように...全文を見る
○岩佐委員 環境庁として環境汚染をする危険のある農薬については登録保留基準を決めるあるいは使用規制をしたりする、そういうことができるわけであります。しかし、このBT剤については対象としていません。一九八六年から五カ年計画で生物農薬についての安全性評価方法の研究をしているということ...全文を見る
○岩佐委員 次に、環境庁は先日第三回自然環境保全調査の一環として全国の河川についての調査結果を発表されました。これによりますと、河川に人工的に手が加えられて自然な河川が失われているということであります。  今回サケ、アユなどの魚が川をさかのぼれるかどうかという調査で、多くの川で...全文を見る
○岩佐委員 同時に、大事なことは川をきれいにするということだと思いますが、八王子の浅川地区で婦人のグループの皆さんが三年前から木炭で川を浄化する、そういう取り組みをしておられます。このグループの実験場所は南浅川に流れ込む小さな川で、上流は暗渠になっていて約千人の家庭からの排水が集...全文を見る
○岩佐委員 こうしたことにつきまして環境庁としても積極的に後押しをしていっていただきたい。そういうことで、きょうそういうグループの方々も来ておられますので、せっかくですから大臣の決意を一言お聞かせいただきたいと思います。
○岩佐委員 きょう、理事会で御了解をいただいたのですが、「新奥多摩キャンピングビレッジ構想」についてちょっと資料をお示しさせていただきたいと思います。  この問題ですけれども、八王子市の上川町というところに坂沢川という川があります。この谷合いの山林約六・五ヘクタールがことし二月...全文を見る
○岩佐委員 この業者が地元にこういう「ビレッジ構想」という資料を配っているわけでありますけれども、それによりますと、「千丈の谷の谷底を適当な高さに埋めながら」、こういうところがあるわけであります。ここは深いところでは百メーターぐらいある谷を恐らく土砂で埋め立ててしまうだろうという...全文を見る
○岩佐委員 地権者は産業廃棄物の処理場として土地を売ろうとしていたわけですから、同意をするわけがないのですね。水資源を確保するという点で保安林指定をするという対象地域であって、大変重要なところだと思います。地質的にも五日市断層という大きな断層が走っていて、崩れやすい地域であります...全文を見る
○岩佐委員 大臣からも一言お願いしたいと思います。
○岩佐委員 終わります。      ────◇─────
09月13日第113回国会 衆議院 環境委員会 第1号
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○岩佐委員 あした当委員会として環七等視察をするわけでありますけれども、きょうは大気汚染の問題について質問をいたしたいと思います。  先月発表されましたNO2の測定結果は、東京、神奈川、大阪の三県とも昨年よりも悪化して深刻な事態となっております。東京二十三区の場合、二十ある一般...全文を見る
○岩佐委員 環境庁としては、NOxが悪化したのは天気のせいだとか、あるいは景気が上昇したからだ、そういうような分析をされているようでありますけれども、気候や景気のちょっとした変動で住民の健康が守れなくなるような汚染が発生する、これではどうしようもないということであります。  そ...全文を見る
○岩佐委員 今の数字からもはっきりいたしますように、ディーゼル車の車の台数がふえています。それから、直噴式が非常にふえてきているわけですね。それで、ディーゼル車の場合、ガソリン車に比べまして排出基準が何倍も緩くなっています。乗用車や軽量トラックの場合、最新の規制でも同じ大きさのガ...全文を見る
○岩佐委員 先ほど数字を申し上げましたように、ディーゼル車が非常にふえている、ディーゼル車の中でも直噴式がふえている。直噴式の場合には、副室式に比べましてNOxの排出量が一・五倍から二倍になっているわけですね。これは燃費が安いとか効率がいいとかそういう経済性を優先させたことからこ...全文を見る
○岩佐委員 ディーゼルの乗用車についての伸びというのは、さっき数字で示しましたようにこの十年間で大体六倍にふえていて、もっとふえると思うのですね。規制値はガソリンに比べて倍緩いわけですから、この辺はもっと真剣に考えていく必要があると思います。  それからもう一つ、最近はほとんど...全文を見る
○岩佐委員 今の大気汚染がひどくなってきているその原因の大きな一つは、大都市に道路が次々とつくられ、自動車の交通量がどんどんふえているところにあると言われています。道路をつくる際にはアセスメントが行われるわけでありますけれども、この予測が、悪いのですけれども当たったためしがないと...全文を見る
○岩佐委員 再度重ねて、その点についてはきちっと位置づけていただくように要望をしておきたいと思います。  それから道路をつくる際に、大気汚染については道路からの影響とバックグラウンド濃度との両方の予測値を合計して予測値を出しているわけです。ところが、このバックグラウンドの予測が...全文を見る
○岩佐委員 これは重大な問題なんですね。できもしないような数字を前提にして、バックグラウンド濃度を予測してこういうアセスがやられ、そして結局強行されていくということになるわけですから。  この王子線のさらに延長として、現在首都高新宿線の建設が計画をされています。最近そのアセス案...全文を見る
○岩佐委員 現状でも、この王子線の環境基準の破綻ということを見てもわかるように、今の新宿線の問題については重大な問題があるわけでありますけれども、ここにもう一つ大きな問題があります。  このアセス案では、こうした架空の前提で計算をいたしましても、なお一九九五年の供用時点では、大...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
10月25日第113回国会 衆議院 決算委員会 第7号
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○岩佐委員 先ほど、環境庁長官尾瀬に行かれましたかという御質問に対して、まだ行っておられないということでございましたけれども、私はことしの十月の初めに尾瀬に行ってまいりました。いろいろ視察をしてまいったわけでございますけれども、その観点から幾つか問題を提起をしたいと思います。 ...全文を見る
○岩佐委員 この間尾瀬に伺いましたときに、利用者はどのくらいなのですかというふうにお伺いしたら五十万から九十万人と、利用者の数だけでも大変大きな推測の幅があるわけです。ですから、今やられている調査は大変重要だと思います。特にミズバショウの時期に利用者が集中をするということでござい...全文を見る
○岩佐委員 尾瀬の植生の変化として、湿原の乾燥化、それからお化けミズバショウ、私も見てまいりましたけれども、コカナダモといういわゆる外来植物の侵入、こういうような汚染が指摘をされているわけでございます。こうした環境汚染が恐らくオーバーユースから来るのだというようなことが言われてい...全文を見る
○岩佐委員 そういう長期的な観点に立って、そういうことも視野に入れながらぜひやっていただきたいと思います。  現地を伺ってもう一つ感じたことは、調査もさることながら、すぐにやってもいいのではないかということも幾つか気がつきました。それは自動車の規制なんですけれども、現在、土・日...全文を見る
○岩佐委員 次に、トリクロロエチレンなどの有機塩素系溶剤による地下水汚染の問題について伺いたいと思います。  先ほどから議論のあるところでございますが、昨年の三月、千葉県の君津市で井戸水の汚染が検出されました。最近になってそれが市民に知らされ、大問題になっているところです。私の...全文を見る
○岩佐委員 厚生省は、そこのところ、対応は各地方自治体に任せている。しかし、ちょいちょい汚染が起こるわけではないのですから、その報告を汚染が起こったときに厚生省に一報くれというぐらいのことは、これは言っておかしくないと思うのですね。何も、対策をひっくるめてもう全部そちらで完結して...全文を見る
○岩佐委員 何で、その都度報告させるということについて、じゃそうさせましょうというふうにならないのか不思議ですね。つまり、汚染の井戸があったということになればそれは何かの原因で汚れるわけですから、一報を早く厚生省の方にもらっておいた方がいろんな対応について視野が広くできるでしょう...全文を見る
○岩佐委員 それは県を通じてもらえばいいわけですよ。年に一遍じゃなくて、そういう汚染があったときにその都度もらえばいいのですね。一年に三件か四件だというときだってあるわけでしょう。そんなに頻繁に起こるわけじゃないわけですから、それは十分できるのじゃないですか。そこのところは私は強...全文を見る
○岩佐委員 この厚生省の指導を受けまして、県も市に対して、社会的に見てまずいので使わない方がいいというふうに答えたということでございます。それにもかかわらず市はこの井戸水を使ってしまいました。この井戸からは二PPm、暫定基準の六十七倍もの高濃度のトリクロロエチレンが検出をされてい...全文を見る
○岩佐委員 厚生省は国民の健康を守る立場の省でありますので、今後きちんと総合的にやっていっていただきたいということを強く要望しておきたいと思います。  今回の汚染源としては、半導体素子を生産している東芝コンポーネンツ君津工場の名前が上がっているわけです。周辺にはほかにトリクロロ...全文を見る
○岩佐委員 今のマニュアルの件ですけれども、東芝コンポーネンツ君津工場でつくっているマニュアルの文書を現地でもらったのですけれども、これは、通産省が結構いいマニュアルだということで御紹介いただいたのは六十二年八月に改訂された分でありまして、その前の六十一年十一月の分を見てみると、...全文を見る
○岩佐委員 環境庁としては昨日の都道府県の担当者会議で直ちにそういう措置を講じられたというのは本当によかったと思うのですけれども、厚生省の方はまだおくれているようですので、大臣からも厚生省に対して、環境庁がやったから厚生省やれというのもちょっと言いづらいかもしれませんけれども、そ...全文を見る
○岩佐委員 先ほどの答弁の中で、地下水については環境庁として法整備に向けて作業を進める準備をされるということでございました。私も初めてきょうこの委員会で伺ったわけでございますけれども、この法整備について、有機溶剤だけにするのか、それともいろいろなものも含めていくのか、それから大体...全文を見る
○岩佐委員 この点については、またこれからいろいろと論議をしていかなきゃいけない問題だと思いますけれども、積極的にやっていくべきだというふうに思います。  同時に、地下水だけではなくて、トリクロロエチレンなどの大気汚染ということが今大変問題になっています。大気については水のよう...全文を見る
○岩佐委員 最後に大臣、大気の問題につきましても、工場が割と密集していて人家が近所にあるという場合もありますので、今そういう作業は進めておられるということですけれども、その点も含めて環境を守るという立場から、大臣に一言御決意を伺って、質問を終わりたいと思います。
○岩佐委員 終わります。ありがとうございました。
11月08日第113回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第2号
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○岩佐委員 最近の地価の異常な高騰の原因は、土地の地上げだとか買い占めなど、先ほどから指摘をされております投機的行為にあります。その投機的行為、買い占めを促進したのが金融資本の過剰融資です。この問題について昨年秋、私は当委員会で取り上げました。しかし、まだまだ地価は下がっておりま...全文を見る
○岩佐委員 去る十月二十五日付の東京新聞の報道では、「法人による転売の約九五%、約六千八百件に金融機関などが抵当権を設定しており、抵当限度額は約二兆五千億円。このうち、ファイナンスなどの貸金業融資が約二九%、約七千三百億円と、銀行などの他の金融機関による融資と比べて最も大きかった...全文を見る
○岩佐委員 きょう皆さんのところにお配りをいたしましたけれども、金融機関の不動産融資について昨年から引き続きまして今回も表にしてみたわけでございます。六十三年三月期は六十二年三月期よりも伸び率は全体としては下がっています。しかし、都市銀行の中でも一〇%以内の伸び率の銀行は十三行中...全文を見る
○岩佐委員 大蔵省は、銀行の不動産業への融資残高がすぐに土地投機につながるわけではないというふうなこと童言っておられますけれども、し かし、先ほど申し上げたように、首都圏の地価が今かなり上がっている。西多摩地域なんか非常に上がっているわけです。そういうところで、ではどうなのかと...全文を見る
○岩佐委員 次に、住宅・都市整備公団の多摩ニュータウン豊ケ丘の分譲宅地の建設コンペについて伺います。  この地域はもともと学校用地だったものです。これを公団が民間に譲渡をして、住宅建設をすることにしたものです。総面積は二・一五ヘクタール、総額四十六億六千五百五十万円、こういう大...全文を見る
○岩佐委員 公団は、八月二十二日の参議院予算委員会で「リクルートコスモスは現在多摩ニュータウンで工事の建設中でございますが、今までのところ何ら支障は起こっておりません。」こういう答弁をしています。これは事実と違います。私は現地に行ったのですが、周辺住民の方々からリクルートコスモス...全文を見る
○岩佐委員 公団の南多摩開発局総務部宅地募集課が示した分譲申し込み要綱、これに建設指針というのがあります。多摩ニュータウンの敷地Aについては、「建物配置にあたり、周辺の市街地との調和に配慮する。」「中・低層集合を主体とし、一ha当たりの住宅戸数の限度は概ね一〇〇戸とする。」こうな...全文を見る
○岩佐委員 民間デベロッパーが開発をした場合に、公団の分譲住宅よりも平米当たり十万円、百平米で一千万円高くなるのです。現在でさえ公団の分譲価格が高くなって、もうなかなか入れないというような状況が生まれているわけです。本当にもう分譲住宅は庶民の手が届かないところにいっている。それが...全文を見る
○岩佐委員 きょうの新聞で、不動産経済研究所のマンション発売戸数調査の結果が報道されています。それによりますと、六十三年十月の首都圏のマンション発売戸数は二千九百五十戸、前年同月比一五・八%減ということで、五十五年から五十八年ごろの七千戸に比べると格段に少なくなっているということ...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
12月06日第113回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第4号
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○岩佐委員 参考人の皆様におかれましては、きょうは本当にお忙しいところ御苦労さまでございます。私が最後でございますので、もうしばらく御協力をいただきたいと思います。  今日の土地問題は、東京、首都圏を中心といたします都市地域での問題にほかならないというふうに思います。地価の狂乱...全文を見る
○岩佐委員 お三人の参考人の皆さんと私との意見の一致は、投機があったということ、これはもう社会的にもそういうことで意見は一致をしているわけです。  この投機の問題について、皆さんからも御指摘がありますけれども、銀行資本など金融資本の過剰融資ということが指摘をされています。私もこ...全文を見る
○岩佐委員 この銀行の融資問題については、政府がもうちょっと的確に時期早くきちっと対応していればここまでこなかったのではないか、そういう気持ちも含めて再三取り上げてきているわけでございますけれども、次の質問に移らせていただきたいと思います。  今、良質で安い公共賃貸住宅あるいは...全文を見る
○岩佐委員 私の持ち時間、もう終わりなんですけれども、最後に、開発利益の問題なんですが、東京の場合に、事業所が来ますとそれに伴って労働者、従業員の方が来られる、それによって非常に社会資本が増大をしていく。ですから、東京に来られるという企業は開発のためのある一定の負担が必要である、...全文を見る
○岩佐委員 どうも長時間ありがとうございました。終わります。