岩佐恵美

いわさえみ



当選回数回

岩佐恵美の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月19日第128回国会 衆議院 環境委員会 第1号
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○岩佐委員 きょうは私は水問題に絞りまして質問をいたしたいと思います。  ことしの十月十二日発表の東京都のアンケート調査によりますと、東京の家庭の三割が浄水器を使っています。その理由に、「おいしい水にするため」という方が四五・五%、「臭いが気になった」三四・三%、「水に不安があ...全文を見る
○岩佐委員 今、厚生省は水道水源保全のための法律が必要との認識に立って各省庁との詰めの作業を行っている。そう伺っています。なぜ総合的な規制法が必要と考えられたのか。また、厚生省の有識者懇談会の提言の基本はどういうものだったのか、簡単に御説明をいただきたいと思います。
○岩佐委員 少し個別問題について伺いたいと思いますけれども、一般廃棄物処分場、八王子市の戸吹の問題について伺います。  九一年から九二年にかけての環境アセスのための水質検査で異常に高いBOD、CODの数値が出ました。この処分場は八六年にゴムシートが破損して事故を起こしました。そ...全文を見る
○岩佐委員 実は、九二年度のこの戸吹の水質分析結果では、浸出水のBODの最大値が三百四十ミリグラム・パー・リッター、CODが二百二十ミリグラム・パー・リッター、今の地下水、これについてはBODが三十六ミリグラム・パー・リッター、CODが九十ミリグラム・パー・リッターとなっています...全文を見る
○岩佐委員 非常に複雑な説明ですけれども、要するにゴムシートだけでは間に合わないということですね。それが漏れているから、だからそれだけのCODとかBODの高い値が出ていたということです。  戸吹からの汚染水が流れ込んでいる大棚川というのは都民の飲料水である多摩川の支流に当たりま...全文を見る
○岩佐委員 同じ八王子市の川口町にある産業廃棄物処分場問題について伺いたいと思います。  ここでは、ことしの八月に処分場から黒沢入川に汚水が流れ出しました。下流の集落に卵の腐ったような悪臭が漂い、住民から苦情が寄せられました。ここは安定型の処分場です。私は、この事故の後現地に調...全文を見る
○岩佐委員 戸吹のごみ処理場についても、それから今の川口町の産業廃棄物の処分場につきましても、これは両方とも最終処分地の所有者はゴルフ場なのです。後者についてはゴルフ場の真ん中にある産業廃棄物の最終処分場でありまして、住民の皆さんはそこにそんな処分場があるというのは全く知らなかっ...全文を見る
○岩佐委員 今、多摩の地域においては、あちこちの地下水からトリクロロエチレンなどの有害物質がかなり検出をされて、その量も箇所も一向に減らない、むしろふえる、そういう傾向にあるわけで、つくるときは大丈夫大丈夫と言うのですけれども、これが結果的には重大な問題を引き起こしているというこ...全文を見る
○岩佐委員 天台峰の問題ですが、ことしの六月十五日に、この開発計画のちょうど真ん中にオオタカの営巣が確認されました。三羽のひなが巣立ちました。オオタカは、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律で国内希少野生動物に指定されています。きょう長官の所信表明でも、この問題に取...全文を見る
○岩佐委員 実は京都の事例だというふうに伺っていますけれども、オオタカの営巣木が見つかったら周りの木を全部切ってしまってひどいことになってしまった、オオタカの巣を壊すような調査がやられたというふうに伺っています。ちょうどこの計画地のど真ん中に巣が確認をされているわけですので、開発...全文を見る
○岩佐委員 水の対策について、現状では不十分だから国民が不安と不満を持っているのですけれども、今安全で良質な水の確保のために早急に水源保全のための法律をつくるべきだと考えます。  先ほど話があったように、厚生省は保護区域の指定だとか有害物質や農薬の規制、ゴルフ場や産業廃棄物処理...全文を見る
○岩佐委員 しつこいようですけれども、厚生省がその法律、関連のものだけを先にやってしまうということになりますと、では総合的にやるというものが後継になってしまう、そういうおそれがあるという、こんな危惧もされているわけですね。本当に国民は安全でおいしい水を望んでいるわけですね。それは...全文を見る
○岩佐委員 伺った限りでは、厚生省が目指しているものも環境庁が目指しているものもそう変わらないというふうに思うのですね。ただそれが、何かどこかで足並みがそろわないでややこしくなって、そして片っ方が見切り発車で行くみたいな、そういうふうなことになってしまうと、それはそれで必要なこと...全文を見る
○岩佐委員 終わります。どうもありがとうございました。      ――――◇―――――
10月22日第128回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○岩佐委員 まず提案者にお伺いをさせていただきます。  この法律が本当に被害者の救済、業務認定の促進になっているのかどうかということです。  例えば、臨時措置法施行後から平成四年末までの認定申請者件数は三百十三件、処分件数が百四十件、そのうち認定はたったの三十三件、棄却が百七...全文を見る
○岩佐委員 申請者数が少ないという問題については、今数字を申し上げましたように、臨時措置法施行後から平成四年まで三百十三件あって、問題は、処分件数が少ない上に認定が非常に少ないということが問題なんですね。処分件数百四十件、そのうち認定はたったの三十三件だ。またこの改正後も、申請で...全文を見る
○岩佐委員 臨時措置法が持つ役割が大事である、これはだれの立場に立って大事かということが一番大きな問題だと思うのです。被害者の皆さんは、本当にその被害を救済してもらえる、そういう立場に立ってこの法律が動いているかどうか、そのことが一番大きな問題なのではないでしょうか。裁判で大多数...全文を見る
○岩佐委員 中公審の判断についてはちょっと後でまた議論をさせていただきたいと思いますけれども、私たちは今までの判断がよかったということで中公審が考えているというふうには理解をしておりませんので、その点後で議論をしたいと思います。  長官にお伺いしたいのですけれども、これは平成二...全文を見る
○岩佐委員 長官に急に伺ったものですから、なかなか御理解をいただけなかったのかなというふうに思いますが、次に進ませていただきます。  臨時措置法が施行されてから一体どれだけの方が亡くなっているのかということですが、平成四年度末の未処分者の二千百九十一人中三百三十九人が亡くなって...全文を見る
○岩佐委員 私は一人の患者さんの悲痛な訴えを改めて長官に聞いていただきたいと思います。  この方は二人の息子さんを水俣病で亡くして、一人娘は水俣病京都訴訟の原告で、みずからも原告として訴訟に参加をしておられる柳迫ハツエさんです。恐らく長官はこの御本人から手紙を受け取られて、そし...全文を見る
○岩佐委員 最高裁まで持ち込まれたら何年かかるかわかりません。これでは多くの原告が被害救済されることなく亡くなることになります。これほど残酷なことはないと思います。「生きているうちに救済を」の患者さんの必死な声を今受けとめるべきだと思います。  環境庁に伺いますが、全国の地方自...全文を見る
○岩佐委員 原告の救済なしにこの水俣病問題の解決はないということは、これはもう当然のことです。これだけの患者救済を求める世論があります。とにかく早く解決してほしい。しかも、歴代の環境庁長官、例えば昭和四十七年の大石武一長官、それから昭和四十八年の三木武夫長官、昭和五十二年の石原慎...全文を見る
○岩佐委員 先ほど長官からお話がありました細川総理ですけれども、総選挙前に行われました被害者・弁護団へのアンケートに、和解による早期解決が望ましいと述べておられるのですね。そして、九〇年九月の県知事として和解勧告を受け入れた記者会見では、たとえ総理大臣から罷免されても、水俣病問題...全文を見る
○岩佐委員 提案者の園田提案者にお伺いをさせていただきたいと思います。  園田提案者も、被害者・弁護団へのアンケートに、党派を超えて早急な解決に全力を注ぐことは全く変わりありませんというふうに答えておられます。その態度は今変わらないのかどうか。そして、今その問題について本当に御...全文を見る
○岩佐委員 行政の根幹ということが先ほどからたびたび出てきていましたけれども、国の見解では、国は国民の活動にどこまで介入すべきか、国が責任を持つべき分野を過大に広く認めるならば過剰な規制を行わざるを得なくなるおそれすらある、こう言っているわけですけれども、水俣病で問われている問題...全文を見る
○岩佐委員 私は別に、国民一般に対する過剰な規制をしなければいけないということを言っているわけではありません。判決の国の責任の中身も、そういう意味では国の責任をきちんと明示をしている中身は常識的なものであるというふうに思います。国に責任があるからこそ、国は現段階として国の責任の一...全文を見る
○岩佐委員 水俣病の認定業務の促進に関する臨時措置法の一部を改正する法律案に対する反対討論。  私は、日本共産党を代表して、水俣病の認定業務の促進に関する臨時措置法の一部を改正する法 律案に対し、反対の討論を行います。  反対理由の第一は、本法が患者救済に役立っていないこと...全文を見る
10月26日第128回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○岩佐委員 先ほどから議論になっておりますアセスメント法の制定につきましてお伺いをしたいと思います。  総理は既にもう御存じだと思いますけれども、アメリカでは一九六九年に、環境汚染や自然破壊を未然に防ぐためにいわゆるアセスメント法がつくられ、それが世界に広がり、アセスメント法は...全文を見る
○岩佐委員 調査研究が早く進むように見守るだけではなくて、ぜひプッシュをしていただきたいというふうに思います。  九二年の六月、地球サミットで採択をされたリオ宣言では、各国は効果的な環境法を制定しなければならないとあります。私は、実りある環境基本法にまず欠かせないのは、憲法が保...全文を見る
○岩佐委員 きょうはせっかくの総理質問の機会ですので、公害、環境問題で最重要課題となっています水俣病問題について伺いたいと思います。  さきの通常国会で環境基本法案を審議した際、当時の宮澤総理は五月十八日の衆議院環境委員会で、水俣病問題について、「この問題が、いわゆる環境問題に...全文を見る
○岩佐委員 総理は行政の根幹云々と言われるんですけれども、水俣病で問われている問題の根本というのは、公害発生源であるチッソの垂れ流しをいかに規制するかということだったんです。そ れを、国はチッソの垂れ流しを規制しできませんでした。ことし三月の熊本地裁の判決では、「被告国には、食...全文を見る
○岩佐委員 きっぱりとした御回答がいただけないのが非常に残念ですけれども、今国は患者を切り捨てる、そういう措置をし、そして裁判の場で救済されてもなかなかきちっとした、オーソライズされた、そういう形になっていかない。それで高齢化して、患者の皆さんは本当に悔しい思いの中命をなくされる...全文を見る
○岩佐委員 きょうは環境基本法に対する質疑ですけれども、この環境基本法は、前自民党政府が、財界や産業界あるいは事業官庁の強い要請を受けて環境アセスメントの法制化や情報の公開などを見送った法案に、さきの通常国会で修正された二カ所を加えただけで再提出されたものです。  総選挙の際、...全文を見る
○岩佐委員 先ほど総理にも伺ったところですけれども、ことし六月に釧路で開催されたラムサール条約締約国会議で、日本政府が条約事務局の提案した環境アセスメントの法制化による義務づけに強く反対して、世界における環境後進国の姿を改めて浮き彫りにしました。アセスメント法は、先進国では今や常...全文を見る
○岩佐委員 要綱に基づくアセスが合わせメントである、だから国民の皆さんは今、本当に環境基本法の成立の際にこの問題について政府としてどう対応されるのか、そこのところに非常に関心を持っているわけですね。  私が住んでおります東京の多摩の地域ですけれども、ここには豊かな自然が非常に多...全文を見る
○岩佐委員 この二つの計画をめぐりましてさまざまな問題が生じています。きょうは環境アセスにかかわる問題に絞ってお伺いをしたいと思います。  まず、この間お伺いをいたしました八王子川口土地区画整理事業によるいわゆる川口リサーチパーク開発の問題です。これは事業者である東京都と住宅・...全文を見る
○岩佐委員 私が伺っておりますのは、評価書案及び見解書ではどうなっているかということを伺っているのです。
○岩佐委員 住民によって確認された後、東京都も住都公団もオオタカの営巣であるということを確認しました。東京都や住都公団は、評価書案では全くオオタカの営巣を欠落させていたのです。営巣が確認されても付加的な調査で済ませ、見解書の説明会を強行さえしようとしました。自然保護団体の強い抗議...全文を見る
○岩佐委員 ところで、オオタカですけれども、このオオタカは、尾崎洋さんという東京オオタカ保護連絡会の方のレジュメをちょっと引用させていただきますと、「オオタカは気品に満ちた勇壮な鷹で、古来鷹といえばオオタカを指すといってもよいほど珍重され、愛好されてきた。しかし、里山の雑木林を主...全文を見る
○岩佐委員 そこで、もう一つ、このオオタカの問題で、毎年三から五つがいのオオタカの繁殖が確認をされている、こう言われる長渕丘陵の問題です。  長渕丘陵は、東京の中で面として現在残された最大のまとまった丘陵地でありますけれども、今この地域、二百十ヘクタールの地域を開発する、こうい...全文を見る
○岩佐委員 ちょっと前後しますけれども、八王子の川口リサーチパーク計画の地域では、都の貴重種に指定をされているクロムヨウラン、黒い茎の、何か葉っぱがないランで、かわいい白い花が咲くランなのですけれども、関東では恐らくここしか見られない、高尾山にもない、そういう貴重種なのです。これ...全文を見る
○岩佐委員 この横沢入地域は、今お話のように面積六十三ヘクタールの高級住宅地開発が計画をされています。この丘陵は、伊奈石などの遺跡だけではなくて、オオムラサキだとかゲンジボタルだとかキツネなどの多種の生物が生息をし、貴重な里山の自然環境がそっくり残されております。  さきに挙げ...全文を見る
○岩佐委員 これは住民の皆さんがつくられたのですが、この地域にぜひ都立の自然史博物館をつくってほしい、都立てなくてもいいですけれども、国立てもいいということですが、横沢入を自然と人々の触れ合いの里として生かしたい、そういう地元の方々の夢、希望があります。  その図を見ていただき...全文を見る
○岩佐委員 ただ見守ったり、あるいは指導を報告を受けた上でということではなくて、積極的にぜひ指導をしていただきたいというふうに思います。  次に、文化財、遺跡に関してもう一つの問題があります。圏央道計画、日の出インター建設予定地の三吉野遺跡群保護の問題です。  私は先日、山梨...全文を見る
○岩佐委員 周知の埋蔵文化財包蔵地域は、圏央道本線部とインターチェンジ部と全く重なります。その重なっている部分の面積は約四万平米あるわけです。実は、この計画地、圏央道計画の隣接地で、日の出町が今区画整理事業で道路建設を行っています。遺跡の確認調査のために一〇%試掘を実施した、そし...全文を見る
○岩佐委員 工事を中止をしていたということは、それは当たらないと思います。私は現に現地に二十一日に行きまして、どんどんと工事が行われている。それから二カ所のうち一カ所の遺跡については、ここにあったはずだという現地で見た人が、そこに側溝をつくるということで土管か何かを埋める、そして...全文を見る
○岩佐委員 この圏央道建設予定地内の四万平米にも及ぶ周知の埋蔵文化財包蔵地を調査をするには、恐らく調査日数というのは少なくても二年から四年かかる、こういうふうに見られているわけですけれども、建設省は今関係住民に対して工事計画の説明会も行わないで、来月十七日にこの予定地に近接したと...全文を見る
○岩佐委員 全く住民が知らないうちに、私も起工式の御案内をいただきましたけれども、新聞には橋脚をこの部分につくる、そういうような発表がされている。これじゃ本当に工事計画の説明も行わないでどんどんと着工だけ強行するという図になるのではないでしょうか。  圏央道の計画が公表されてか...全文を見る
○岩佐委員 膨大な遺跡群があるそのわずか、包蔵地からちょっと外れているかもしれませんけれども、わずかな鼻の先ですね、そこに橋だけ、橋脚だけつくる、こういうむちゃくちゃな工事があるのでしょうか。  八〇年の国勢調査に基づいて行ったような環境影響評価、これは遺跡のこと一つとっても問...全文を見る
○岩佐委員 環境庁がそういう姿勢だから住民の非常に不信を買うのではないでしょうか。  高尾山の問題でも本当に、私この委員会でやりましたけれども、環境アセスは非常にずさんでした。例えば、谷間であるところに大きなジャンクションをつくる、そういう大規模道路計画にもかかわらず大気汚染の...全文を見る
○岩佐委員 建設省に伺いますけれども、秋留台開発、圏央道建設による残土処理はどうされるのでしょうか。
○岩佐委員 四百万立米という膨大な量がこの工事計画で出てくるわけですけれども、私は秋留台開発で今進んでいるDECという開発計画を見ましたけれども、丘を削ってその残土を法違反の形あるいは条例違反の形で、本当に仮置き場という名称で積み上げている、そして爪やあるいは地下水を汚染している...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
○岩佐委員 私は、日本共産党を代表して、議題となっています環境基本法案に対する修正案の趣旨を説明いたします。  修正案は、既にお手元に配付されておりますので、詳細な説明は省かせていただきます。  その内容は、第一に、基本理念に、良好な環境が人類共通の財産であること及びそのもと...全文を見る
11月09日第128回国会 衆議院 厚生委員会 第2号
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○岩佐委員 きょうは大臣所信に対する質問でございますけれども、まず医療費の自己負担の問題についてお伺いをしたいと思います。  今、医療保険審議会で病院給食の自己負担が検討されているということですけれども、厚生省としてどのような方向で進めるということなのか、伺いたいと思います。 ...全文を見る
○岩佐委員 栄養士さん、看護婦さんたちは、成人病の治療には食事指導が最も大切だとか、病気の回復、自然治癒力というのはあくまで食事が源、また薬物だけで回復が望めないことは患者本人がよく知っています、それは食べることによって体力がつくからですと、病院給食が治療の一環であることを強調さ...全文を見る
○岩佐委員 在宅患者とのバランスということで、治療の一環である給食を保険で見ない、こういう議論が今あるわけですけれども、もし仮にこういう議論をとるとすると、治療行為の保険で見る範囲を縮小することになりますし、治療そのものを否定することになります。入院中の治療を切り捨てるということ...全文を見る
○岩佐委員 現場の栄養士さんは、在宅で安定期に入っている食事療法と入院中とは精度管理が違う、病院の食事はたくさんの栄養士と専門の調理士が力を合わせてつくっているものであり、食べるということでは同じであっても、かかわっている人員や技術は全く家の食事と違うと言っております。まさに今、...全文を見る
○岩佐委員 国民の医療に対するニーズの多様化というお話がございましたけれども、五年前に導入しました一品追加による有料の特別注文食、これを実施している病院が、全国一万病院の中でわずか十六です。昨年実施した特別材料食を使った選択メニューによる差額徴収、これを導入している病院も全国で大...全文を見る
○岩佐委員 五年もたってこれだけの数字というのは、これは制度が間違っているということからくることは明らかだと思います。  この給食の有料化の問題について、結局医療費をだれが負担をするのか、こういうようなことから発生をしているのだと思いますけれども、国民医療費に占める国庫負担とい...全文を見る
○岩佐委員 次に、医療関連サービス基本問題検討会で給食等の外部委託について検討されているようですけれども、給食センター方式についてどう考えておられるのでしょうか。
○岩佐委員 病院給食は、医学、栄養学に基づいた個別対応が必要なものです。私が伺ったある病院では、二百八十床の病院ですけれども、八十種類もの給食をつくっています。患者さんの症状に応じた、自己治癒力を引き出す、心の通った温かい食事を非常に努力してつくっておられます。もし、これを一カ所...全文を見る
○岩佐委員 大臣にお伺いいたします。  お米の自由化、関税化、これに反対のお立場は今も変わらないかどうか、伺いたいと思います。
○岩佐委員 実は今、病院給食現場でお米の確保が困難になり、キロ当たり百円から百二十円もの値上がりとなっています。これは二五%から三〇%以上の値上げとなっています。  きょう、農水省に来ていただいておりますが、こうしたお米の異常な暴騰の実態を把握しておられるでしょうか。
○岩佐委員 このようなお米の値上がりというのは、病院がその分を負担するか、あるいは食事の質を落とすか、そういうことを迫られる重大な事態だと思います。厚生省としても、お米の確保と、そしてこういう負担に対してどうするのか。調査をされ、対応を真剣に考えるべきだと思いますけれども、この点...全文を見る
○岩佐委員 実態を調査して具体的に把握をされ、対応していただくという点についてはいかがでしょうか。
○岩佐委員 大臣、緊急輸入もいいのですけれども、今申し上げているのは、個別具体の、病院給食の対応について厚生省としてどうされるのでしょうかということで伺っているわけです。何か対応される部門が現在のところないというふうにちょっとヒアリングの段階では伺ったものですから、ぜひこの面につ...全文を見る
○岩佐委員 それで、お米の輸入の問題です。輸入検査についてお伺いをしたいと思います。  厚生省は、輸入米について事前にサンプルを送らせて、それを検査して、また輸入時にも検査をする、そういうことですけれども、私の調べたところでは、例えばタイの場合で見ると、稲作で使用される可能性の...全文を見る
○岩佐委員 時間になりましたので、これで終わりたいと思いますが、最後に、先ほど住議員が指摘をされた富山のお医者さんの自殺の件ですけれども、あの論議を伺いまして、やはり立ち会った医師会の会長さんなどからもきちんとヒアリングをされて、そして、二度と再びこういうことが起こらないようにし...全文を見る
○岩佐委員 私は、日本共産党を代表して、心身障害者対策基本法改正案について発言します。  心身障害者対策基本法が成立してから二十年余りが経過しましたが、この間、国連障害者の十年の取り組みを初めとする障害者運動の前進と世論の高揚の中で、心身障害者対策基本法の改正を求める声が高まっ...全文を見る
11月30日第128回国会 衆議院 本会議 第11号
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○岩佐恵美君 私は、日本共産党を代表して、政府の財政演説に対し質問いたします。  まず初めに、私は、民主主義を根底から揺るがす小選挙区制を初めとする政治改革法案が、多くの問題を残し、しかも修正点については一切本院の審議もないまま、採決強行されたことに対し、強く抗議するものです。...全文を見る