岩佐恵美

いわさえみ



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岩佐恵美の1995年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第132回国会 衆議院 厚生委員会 第2号
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○岩佐委員 私、現地に参りまして、壊れた家が重なり合っている、それから火災でもって焼け野原がずっと続いている、そういう場面に遭遇をいたしまして、本当に消防車が足りなかった。あるいは消防車が来ても耐震の防火水槽が足りなくて水がなくて火事で亡くなられた。そうした多くの、五千二百人を超...全文を見る
○岩佐委員 十七日から十八、十九日くらいの初動のおくれ、そういうことももちろんなんですけれども、大体厚生省の現地の医療対策本部ができたのがようやくの二十二日なんですね、国立神戸病院に設置をされる。それまでは、兵庫、大阪、京都にある国立病院十八施設の被災患者の受け入れ、これが県立病...全文を見る
○岩佐委員 私はそういう数を聞いているのじゃなくて、数はもうそれではっきりしているわけですから、大臣に、厚生省が初動がおくれ、そして対策本部の設置もおくれている、そういう中で、やはり現地に派遣する国立病院からの派遣者の数だって、こういうふうに民間の機関に比べても少ないじゃないです...全文を見る
○岩佐委員 時間が大変限られておりますので、最初の基本的な姿勢のところでちょっといろいろと時間を費やしてしまっているわけですけれども、非常にそこの、何というか、数が、精いっぱいやったと思うということですけれども、現実にはこれだけの差ができているわけですね。それで、政府として精いっ...全文を見る
○岩佐委員 保険証がなくて氏名、住所等を聞いた患者に問い合わせてみたら該当者がいないとか、あるいは大震災直後の診療というのはカルテもないまま行われていて、レセプトによる請求ができない状況にある、そういう医療機関もあります。さらに、震災によって以前のカルテがなくなっている医療機関も...全文を見る
○岩佐委員 先ほどから出ております地域医療をどうするか。診療所が非常に大きな被害を受けて、被災六市内における診療所の被害というのは、診療可能が一千五百六十九カ所、診療不可能が九百六十一カ所と全体の四割に及んでいるわけですね。診療をしていても、建物が半壊をしていたり、医療機器が壊れ...全文を見る
○岩佐委員 時間がちょっと迫ってまいりましたので、質問をはしょってお伺いをいたしますので、適切にまとめてお答えをいただきたいというふうに思うのですが、障害者の問題です。  一つは、障害者の働く作業所、これが授産施設、認可の施設の場合はそれなりに再建の道は、困難ではありましょうけ...全文を見る
○岩佐委員 小規模作業所というのは、全国に三千を超えるそういう作業所があって、今の授産施設じゃ足りないから、だからみんなが必死になって、身近な地域でもってこういう作業所づくりをしているわけですね。それが、無認可の小規模作業所ほど古い家屋に間借りをするみたいな困難な状況の中でやって...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
02月10日第132回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○岩佐委員 本日は、阪神大震災関連で質問をさせていただきたいと思います。  阪神大震災は、死者五千二百名以上の本当に大惨事となりました。いまだに二十五万人近い皆さんが非常に不便な避難所生活を強いられております。この大惨事は、高速道路の倒壊、新幹線の橋脚落下、あるいは耐震防火水槽...全文を見る
○岩佐委員 公害健康被害補償法に基づく認定患者の皆さんのことですけれども、神戸市では千七百四十一名、尼崎市では四千三百二十四名おられます。震災の被害が最も大きかった灘区から長田区のJR神戸線南側の地域に多く住んでおられると伺っておりますけれども、先ほど大臣が答弁の中で触れられまし...全文を見る
○岩佐委員 環境庁は、認定患者が被災により認定期限内に申請できなくなった場合、二カ月以内の申請延長を認める特例措置をとるというふうに伺っているわけですけれども、災害救助法が適用される地域内での一月から三月までの更新予定者、こういう方々が確実に更新できるように手だてをとるべきだと思...全文を見る
○岩佐委員 その際、認定患者の中には避難生活を強いられ、役所に手続に行くのもままならない、そういう方々もおられると伺っています。だからこそ環境庁が被災実態を十分把握して、避難生活をしておられる認定患者に合った救済対策をとることが大事になっているというふうに思います。  また、更...全文を見る
○岩佐委員 現在でも二十五万人近い被災者の皆さんが避難所で集団生活を行っておられます。私も、長田区役所の避難所、一、二階が避難所になっているのですけれども、行きまして、その実態のひどさに本当に驚きました。ドアがあくたびに冷たい風が吹き込んでくる、そのすぐわきに、避難をされておられ...全文を見る
○岩佐委員 今、実態調査をされておられるということですので、ぜひとも気にかけて、積極的に取り組んでいただきたいというふうに思います。  次に、先ほどからずっと話が出ていることですけれども、震災復旧作業に伴う大気汚染の問題であります。  私も、長田区の瓦れきの山を見てまいりまし...全文を見る
○岩佐委員 また、大気汚染の中でも先ほどから議論がされております、とりわけ今深刻な問題になっているのがアスベストの飛散です。神戸市の東灘区の五階建てマンションの崩壊現場では、アスベストの中でも最も発がん性の強いと言われるクロシドライト、これがむき出しの状態で吹きつけられているとい...全文を見る
○岩佐委員 大事なことは、アスベストの場合解体前に撤去をするということですけれども、倒壊してしまっているわけですから今はそれができないということになる。そういう場合でも、アスベストの値が規制基準よりも高ければ作業を一たん中止して水をまくとか、あるいはシートで囲うとか、そのくらいの...全文を見る
○岩佐委員 兵庫県はアスベストを使用している高校や総合庁舎など六十五カ所を確認しているということですけれども、民間の建物については把握していない実態だと聞いています。  阪神大震災で損壊して解体、撤去しなければならないビルが一千軒とも二千軒とも言われているわけですけれども、アス...全文を見る
○岩佐委員 大臣、それもぜひやっていただきたいのですが、今私が申し上げたのは、要するに今古い建物についてはアスベストが使用されているんですけれども、いわゆる公共的な建物については結構各地方自治体でもっかんでいるんですけれども、民間の建物についてはつかんでいないのですね。ですから、...全文を見る
○岩佐委員 先ほどこれもお話に出てまいりましたけれども、市民用の防じんマスク三十万枚配布を決めたというふうに伺いましたけれども、被災地では現在解体、撤去作業が急ピッチで行われています。何か防じんマスクがとても足りないという実態にあるようですけれども、ぜひ市民にマスクが必要だという...全文を見る
○岩佐委員 次に、災害廃棄物対策の問題です。一千百万トンにも及ぶということですけれども、この災害廃棄物は当初尼崎沖と泉大津沖にある大阪湾フェニックス計画に運び込む予定になっていたわけですけれども、そのうちの四割近くが木材の瓦れきということで投棄ができなくなっています。神戸市内にあ...全文を見る
○岩佐委員 今度の地震の中でいわゆる水道施設が破壊をして、そして水道が機能を全く停止をしてしまった。頼りになるのは河川の水だとか地下水だとか井戸水だとか、そういうものだったということです。  やはり地下水の、特に井戸水については従来から本当に大事にしながら日本人は長いことおつき...全文を見る
○岩佐委員 汚染源を特定する調査には一カ所約三千万円かかるということです。  君津市の場合は、私も君津の東芝コンポーネンツの地下水汚染問題については何回か現地に行きましたし、また国会でも環境委員会で取り上げたのですけれども、これは調査改善に十二億円かかっているわけです。でも、汚...全文を見る
○岩佐委員 この問題というのはなかなか抵抗も強いですね。だからこそ今まで延びているわけですけれども、ぜひ積極的に取り組んでいただきますように申し上げまして、質問を終わります。  どうもありがとうございました。
02月14日第132回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○岩佐委員 阪神大震災の問題についてお伺いをしたいと思います。  まず最初に、五千三百人を超える方々が犠牲になられました。こうした皆様に深く哀悼の意を表すると同時に、私も現地に二回参りましたけれども、被災者の皆さん、本当につらい思いをしておられます。心からお見舞いを申し上げたい...全文を見る
○岩佐委員 被災医療機関についてですけれども、公立病院についてのみ二分の一補助です。そして民間病院では、救急病院についてのみ二分の一補助であります。そういうふうに言われています。公立学校等の補助は三分の二ですから、公立病院についてもこれと同じにすべきだというふうに思います。  ...全文を見る
○岩佐委員 激甚災害法で指定事業とされている福祉施設についても、通常の運営でもお金が足りない、これはもう大変な事態であるということは周知の事実であるわけですけれども、この福祉施設についても、ぜひ三分の二の補助にすべきだというふうに思います。  ある重度の障害者施設、ここは私直接...全文を見る
○岩佐委員 一昨年の第百二十八臨時国会で成立をいたしました障害者基本法で、身体障害者、精神薄弱者とあわせて精神害者が障害者の範囲に明確に位置づけられました。  ところで、二月七日の厚生委員会での私の質問に、精神障害者は仮設住宅の優先入居の対象になっていない、そういうふうに佐野社...全文を見る
○岩佐委員 これは大臣も、ちょうど質問の最後の方でしたから御記憶だと思いますけれども、局長は、また再度冷たい答弁になりますというふうなことから始まりまして、それで精神障害者は、いろいろ言われて、対象に入れてございません、こういうふうに答弁をされたわけですね。全く私は不見識だと思う...全文を見る
○岩佐委員 そういう措置をとられたということは、精神障害者にとっては非常によかったというふうに思うのです。そういう点は迅速にとっていただいてよかったというふうに思いますが、ただ、再度冷たい答弁になりますがみたいなことから始まって、精神障害者が対象になっていないということというのは...全文を見る
○岩佐委員 次に、無認可の小規模作業所の問題について伺いたいと思います。  無認可の小規模作業所は、障害者の働く場として、共同で生きる場としてかけがえのない役割を果たしています。その無認可作業所の大半の施設は、公的な援助が極めて少ないことから、施設は民家の空き家であったり、戦後...全文を見る
○岩佐委員 実は、これは厚生省と何回かやりとりをしてきているところなんです。  それで、今言われたように、確かに認可の授産施設であれば、それは私も申し上げたように助成があるわけですね。そういう認可の作業所がたくさんあれば、それで、認可の作業所で間に合うわけですから、別に必要ない...全文を見る
○岩佐委員 建設に百五十万円の補助があっても、それはもう本当にどうにもならないわけですね。それで、今までの、きょうの流れを伺っていると、いわゆる小規模の作業所に対して国の従来の考え方があって、その考え方から出られないから、だから流れが従前どおりと同じようなお答えしか出ないのですね...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
02月15日第132回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
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○岩佐委員 昨年、入院時の食事が有料化されるとともに付添看護が来年三月に廃止されることになっています。病院給食の有料化で家計が苦しく、これ以上入院を続けられない、そういう事態も生まれております。同時に、付添看護の廃止に伴う医療現場の荒廃とも言うべき事態が生まれていて、非常に重大だ...全文を見る
○岩佐委員 この移行等の調査というのは、各自治体や何かを通じてやっておられるということだそうですけれども、それ以外に何か実態を把握をするということで調査をされているやに伺っているわけですけれども、その点についてもしわかれば教えていただきたいと思います。
○岩佐委員 全国保険・国民年金課長会議で、下田保険局医療課長は、付添看護を解消する上でいろいろ問題がある、付き添いに伴う患者の追い出し、病院の都合で安易に退院を強いるような事例については、厳正な指導をお願いしたいなどの発言をしておられます。昨年の法改定の審議で、いかに問題が多いか...全文を見る
○岩佐委員 その辺の認識がちょっと甘いのではないかというような感じがいたします。  それは、付添看護を廃止することとなった病院が、老人ホームの施設長あてに出した文書があります。これは、老人ホームの入所者が病気となって入院する際のお願いということになっているわけです。ここにこうい...全文を見る
○岩佐委員 実は、その新看護への移行によって看護婦の労働がふえ、患者の看護に手が回らない、患者の病状が悪化をする、医療事故がふえている、こういう実態にあります。  付添看護一一〇番に寄せられたものに、十数人の食事介助を一人で受け持っている。リンゴの皮をむいてあげる時間がなく、ご...全文を見る
○岩佐委員 付添看護を廃止したものの、看護婦等をふやせないため家族の付き添いを依頼することになる。婦長より、家族の人が付き添ってほしいと強く言われた。十七日ほど付き添ったが、五キロほどやせてしまった。主人と二人で商売をしていることもあり付添婦を頼んだ、しかし家族が付き添わないとだ...全文を見る
○岩佐委員 今実態調査を行うということで、もう実際に行ってそれが出てくるのだろうというふうに思うのですけれども、そういう調査も踏まえて本当に対応していかなければいけないというふうに思うのです。だから、頭から私たちはもう期限を絶対に動かせないんだとかそういうことにはならない事態だっ...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
02月17日第132回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○岩佐委員 私は、法案の個別、具体的な問題について伺ってまいりたいと思います。  まず、遺族補償費の支給について、現在まで確認された人数についてですけれども、いろいろあるようですが、私どもは十六名というふうに伺っておりますが、阪神大震災で亡くなられた認定患者の方々、公健法による...全文を見る
○岩佐委員 公害健康被害認定審査会が判断をするわけですけれども、今回の大震災のような特例の場合、地方の審査会だけでは判断が難しいだろうというふうに思います。国が一定の指針を出していく必要があるのじゃないかというふうに思います。  遺族補償の支給は、確かに法律の第二十九条で「指定...全文を見る
○岩佐委員 大臣、ちょっとその点について、地方自治体が判断が困難な場合ということだけではなくて、やはり今回の大震災で亡くなられた方や被災された方々、本当に大変な思いをされているわけですね。そういう状況ですので、積極的にそういう方々に対応していかれるというような姿勢を環境庁としても...全文を見る
○岩佐委員 このようなケースなのですけれども、阪神大震災の場合だけではなくて、長年にわたって公害被害者として認定をされ補償給付を受けてこられた患者が、たまたま死亡時にその発作による心肺不全以外の死亡、例えば心不全だった場合は全く補償されないということであります。また、指定疾病の起...全文を見る
○岩佐委員 次に、療養手当の問題です。  現在、診察、薬剤または治療を受けている認定患者は、その症状の程度に応じて療養手当が支給されているわけですが、その療養手当の支給を受けるためには、一カ月に四回以上の通院が必要です。今回の阪神大震災で被災をされ、通常のような通院ができなかっ...全文を見る
○岩佐委員 この問題も、実は阪神大震災の被災者だけの問題ではなくて、例えば東京の公害患者会の方からお聞きしますと、通常病院に行くと十四日分の薬が出るということで、月に二回の通院で済んでしまうというのが実態だと。また、自宅で吸入をやっていて一カ月に二回しか通院しない患者もおられる、...全文を見る
○岩佐委員 病院も大変込み合っておりますので、なかなか患者さんが月に四回行くというのが厳しい状況にもありますし、今も言われたように、いろいろ治療法の改良もあるわけですから、見直す場合は、できるだけ早くその点をやっていただきたいというふうに思います。  次に、公害被害者対策として...全文を見る
○岩佐委員 次に、大気汚染対策について伺いますが、先ほども議論があったところですけれども、昨年十二月に公表された環境庁の大気測定調査結果を見ますと、ぜんそくなど慢性呼吸器疾患の原因として注目をされている浮遊粒子状物質、SPMが首都圏に集中して発生しています。これは、先ほども環境庁...全文を見る
○岩佐委員 今お話があるように、SPMのうち一割から三割を占めると言われ、硫酸塩や硝酸塩などが空気中で反応しで発生する二次粒子の問題で、これが対象になっていないということが大変大きな問題でございます。アンモニウム塩の規制を急ぐ必要がある、こういう専門家の指摘もございます。  こ...全文を見る
○岩佐委員 そうすると、検討結果がいつごろまでに出て、どういうスケジュールでやるかなどということについても、ある一定のお考えがあるのでしょうか。
○岩佐委員 次に、ちょっと話題を変えますけれども、全日本運輸一般労働組合トラック部会は、トラック労働者と国民の健康を守ろうという提言を発表しで、自動車排気ガスの実態調査をもとに対策の抜本的強化を求めています。全国約一千五百カ所での実態調査を測定場所の汚染度でいろいろ見ているわけで...全文を見る
○岩佐委員 最後に大臣にお伺いしたいと思います。  東京都内の公害認定患者数は、去年の十月には国の公健法認定患者三万一千二百九人、都条例の指定患者が三万九千四百十二人、合わせで七万人を超えました。総数としては七万五十二人であります。国の認定患者数は、公健法を改悪した八八年当時四...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
02月21日第132回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○岩佐分科員 きょうはバス労働者の問題についてお伺いをしたいと思います。  バス労働者の労働実態は、長時間ただ働き残業がふえ、事実上休憩なしの連続勤務で、深夜勤務の後死亡者が出たり、乗務中に倒れる人が出るなど、非常に厳しい状態にあります。  そこで、具体的にお伺いしたいのです...全文を見る
○岩佐分科員 今私が尋ねておりますのは変形労働制をとっていない場合のことです。  今言われたように、変形労働制をとったとしてもこういうケースというのは考えられないということでありましたけれども、変形労働制をとりますということでいって、それで労働者ときちっと事前に話し合うというこ...全文を見る
○岩佐分科員 当然支払われるべき残業手当、これが不払いになっている、そういうケースについて、至急調査の上、不払い分をきちんと払わせるよう指導していただきたいと思います。この点についていかがでしょうか。
○岩佐分科員 バス労働者の場合、ダイヤによってそれぞれの日の勤務の長短があります。労働時間の長い日に休暇をとった場合、通算制というさっきの賃金精算方式をとりますと、一カ月の総労働時間に満たない場合が出てまいります。一カ月の総労働時間に満たない分を基本給または手当から差し引く、こう...全文を見る
○岩佐分科員 非常に長い労働時間の日にたまたま年次有給休暇をとってしまったということがあるわけですね。それは、たまたま短い日の場合もあるでしょう。長い日にとってしまった。これも、労働者の有給休暇をとりたいという、ちゃんと理由の立つそういうことでとるわけですね。そうした場合に、あな...全文を見る
○岩佐分科員 次に、最低基準を決めた告示九十九号、自動車運転者の労働時間等の改善のための基準というのがありまして、そこでは運転時間が連続四時間を超えないこととされています。ところが、実際現場では、京王バスでもあるいは西鉄バスにしろ、連続四時間を超えている、そういう事例が日常的にあ...全文を見る
○岩佐分科員 次に、休憩の問題です。  京王バスの労働協約では、休憩は一時間となっています。休憩時間は、労働者が権利として労働から解放されること、全く自由に労働者が使用できること、こういうことを保障しなければならないわけです。自動車の運転者に特例が適用されているわけですけれども...全文を見る
○岩佐分科員 委員長、ちょっとお許しをいただいて、大臣にこの表をちょっと見ていただきたいのです。  このケースは、京王のバスダイヤでありますけれども、見ていただけますように、一番上の一八〇という表示があるところですが、ここに三分、一分、七分、三分、こういうふうに折り待ち時間があ...全文を見る
○岩佐分科員 大臣に後で一緒にちょっとお願いをしたいと思うのですが、こういう個別具体の例を、本当に労働者の皆さんは随分苦労されて何年も、もう六年くらい問題にしてきているのですけれども、なかなか是正されなかったという実態がありますので、ぜひ積極的に是正するようにお願いをしたいという...全文を見る
○岩佐分科員 別の表をまたちょっとお示しをさせていただきたいと思います。  これは、西鉄の勤務予定表並びに実際に働いた表でございます。これは、一九九四年、去年の六月の実績なんです。この表を見ていただきますと、Aは西鉄バスの谷さんの特定した勤務予定表、そしてBは実際の勤務。このA...全文を見る
○岩佐分科員 この具体的な事例については本当に乖離をしているということはお認めいただけると思いますし、また、これがたまたまレアケースであるならば、私が別にこの委員会で取り上げる必要もなかったわけですね。要するに、こういうことで日常茶飯事、労働者の現場実態がこういう状態に置かれてい...全文を見る
○岩佐分科員 現場は物すごく大変な事態で、労使で話し合って済まない面もありますから、やはり力関係というのもあるわけですから、ぜひ労働省として積極的に取り組んでいただきたい。今までいろいろと問題があるということをお認めいただいたわけですから、その点よろしくお願いしたいと思います。 ...全文を見る
02月21日第132回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○岩佐分科員 私は、首都圏中央連絡道路、圏央道問題、そしてその関連でお伺いしたいと思います。  八王子の都市計画審議会は、今月七日、八王子都市計画道路一三一号首都圏中央連絡道路と、八王子都市計画道路三三二号東京八王子線の都市計画変更を行いました。八王子都市計画道路一三一号圏央道...全文を見る
○岩佐分科員 重ねて伺いますけれども、これらの圏央道計画というのは、鉛直方向の基準がない九〇年二月の橋、道路等の技術基準という通達に基づいて設計をされています。この委員会の検討結果に基づいて、これらの圏央道計画の道路、トンネル、橋、こうしたすべてについて、阪神大震災並みの地震にも...全文を見る
○岩佐分科員 八王子都市計画道路一三一号圏央道計画で一番問題だと思うのは、地域の環境を無視した八王子南インターチェンジの構造物です。南浅川の狭い谷部に、谷部を通る国道二十号の上に、高尾山、南浅川トンネルの出口、八王子・城山トンネルの入り口、南道路の浅川トンネルの入り口、これを結ぶ...全文を見る
○岩佐分科員 裏高尾の谷間では、見解書の作成に当たって、逆転層の補足調査を行っているわけです。ぜひここについても調査をやるべきだというふうに思います。  ぜんそくなど慢性呼吸器疾患の原因として注目をされている浮遊粒子状物質、SPM、これが逆転層で発生する、このことはよく知られて...全文を見る
○岩佐分科員 SPMについては、国立の環境研究所でも花粉症、ぜんそくなどの原因になっている、そういうことが指摘をされているわけですから、きちんと評価をすべきだというふうに思います。  それで、東京都内の大気汚染の状態については、この問も環境委員会で取り上げたんですけれども、とに...全文を見る
○岩佐分科員 前に説明をしていただいたことから何の具体的な前進もないんですね。実は、中央道をつくったときには、木下沢や小仏に残土を捨 てて、自然公園の役割を著しく低下をさせただけじゃなくて、小仏川の清流の流量、これを半減させてしまったわけです。自然環境等に影響を与えない残土処理...全文を見る
○岩佐分科員 今の答弁では到底納得できないのですね。建設省が環境に十分配慮してどんなことをやれるのだろうかというふうに思います。そういう点で、残土処理計画を、建設が始まってもいないのでわからないということではなくて、本当に責任を持ってやるべきだというふうに再度申し上げておきたいと...全文を見る
○岩佐分科員 この南道路の計画交通量というのは二万一千百台から四万六千九百台になるわけですけれども、先ほど申しましたように、この大気汚染の測定についても、恐らく使われる現状からかけ離れたような、そういうような大気汚染の測定になっているわけで、これもちゃんと実態を反映したそういう大...全文を見る
○岩佐分科員 時間がなくなってしまいましたもので、もう一問、ここだけはちょっと伺っておかなければいけないものですから……。  圏央道の秋川インターに関する建設省の設計説明会が二月の十三日に行われました。ところが、建設省は、土地改良区の地権者のみに案内を出し、計画周辺の関係住民を...全文を見る
○岩佐分科員 今の答弁で、住民の了解を得て、理解を得て測量を行ったと言われますけれども、現地では、了解していない、そう言う人がいっぱいいるし、また、測量が正式に行われたということは理解できない、そういう理解はできないんだということで、私どもの上田副委員長も、そこのところは質問主意...全文を見る
○岩佐分科員 終わります。
03月10日第132回国会 衆議院 環境委員会 第6号
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○岩佐委員 年々大気汚染の実態が都市部を中心に深刻になっていっていることは周知の事実であります。特に東京などは、移動発生源と固定発生源の割合が、移動発生源が七以上じゃないか、こんなふうに言われているわけです。  そこで、「車種別自動車保有車両数の推移」、調査室が提供した資料です...全文を見る
○岩佐委員 先ほどの意見具申では、現状の水準を下回らないというのは「当面の暫定措置」であって、今後「石油製品の品質水準の見直し等を図っていく必要がある。」としています。とりわけ、ガソリンに含まれるベンゼン、軽油に含まれる硫黄の早急な低減が図られる必要があるというふうに指摘をしてい...全文を見る
○岩佐委員 アメリカのカリフォルニア州では、自動車用の燃料について、九二年に発がん性物質のベンゼンの排出やオゾン形成を低減させるため、二・七%の酸素を含有する改良型ガソリンを使用する、九五年にはスモッグの最もひどい九都市は改良型ガソリン以外は販売しない、それから揮発性の有機化合物...全文を見る
○岩佐委員 カリフォルニア州の大気資源局、ARBは、大気有害物質規制措置を開発をしてベンゼン及び六価クロムに対し規制措置を適用しております。これによって、大規模のクロムメッキ工場において九九・八%の排出コントロールを要求をしているわけです。  具体的な問題でありますけれども、秩...全文を見る
○岩佐委員 私も現地に行きまして工場と話をしたのですけれども、工場は、みずからが汚染源であるということは認めているわけですね。確かに最近減ってはきているわけですけれども、今現状もいろいろ問題があるということを感じています。  それをちょっと申し上げたいと思うのですけれども、昭和...全文を見る
○岩佐委員 今の厚生省の認識は私はちょっと甘いのではないかというふうに思います。実際、有価物として路盤材に利用しているのは、九一年にスラグからクロム回収をすることになった以降のスラグが路盤材として使用されているわけですね。九一年以降のものについても、全量再利用されるということには...全文を見る
○岩佐委員 いずれにしても、大気やあるいは水質汚染の原因になっている一万二千トンのペレットというのも非常にクロムの含有量が高いわけですね。本来からいえば、コンクリできちっと固めた上に容器の中に入れて密封しなければいけないのですが、現地は岩盤がしっかりしているから大丈夫ですというこ...全文を見る
○岩佐委員 きょうは、あとダイオキシンの問題をお伺いしようと思いましたけれども、時間がなくなりましたので、これで終わりたいと思いますけれども、先ほど六価クロムの問題について、地方自治体では規制を持っている、そういうところがありますね。国としてもそういう規制値をしっかりつくって、そ...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
03月10日第132回国会 衆議院 厚生委員会 第5号
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○岩佐委員 戦傷病者や戦没者遺族に支給される障害年金や遺族年金等の額について、これは恩給の改善に準じて一・一%引き上げることになっている。この根拠について先ほどのやりとりで、確たるものがあるわけではない、その都度その都度決定される、そういうものであるという説明がありました。これは...全文を見る
○岩佐委員 従軍看護婦に対する慰労給付金ですけれども、平成元年以降、平成四年度に八・五%引き上げただけで、平成七年度も引き上げる予定はないという状態になっております。この辺について、どうしてそうなっているのか、御説明をいただきたいと思います。
○岩佐委員 平成七年度も引き上げる予定はないわけです。この問題について、平成七年度はそれはだめだということになったとしても、来年度はきちんと対応すべきだというふうに思いますけれども、その点、いかがでしょうか。
○岩佐委員 この制度は、昭和五十三年、各党の合意で発足した際、「恩給制度を準用し、戦地加算を考慮して、兵に準ずる処遇とする」、こういうことになっております。恩給の改善に準ずる援護年金は、平成元年から六年度まで、先ほどの説明でも五年間で一五・九%の引き上げが行われているわけです。制...全文を見る
○岩佐委員 大臣にお伺いしたいのですが、従軍看護婦だった方から手紙が来ております。軍人と同じ行動をされ、昭和二十八年までソ連に抑留をされておられた方ですが、  軍人同様のきびしい教育を受けて召集に応じ、外地にて終戦を迎えました。傷病兵とともに捕虜となりあちらこちらと引き回され食...全文を見る
○岩佐委員 大臣、やりとりをしっかりと聞いていていただきたかったのです。先ほど総理府の方からは、与党三党で去年の末にこの問題についてはしっかりと対応していかなければいけないということで、物価スライドだけじゃなくて恩給並びで、そういう点も含めて検討するということになったそうでありま...全文を見る
○岩佐委員 しかし、結果的には十人のうち三人がおやめになる。この点について、さっき局長から、委員の皆さんに説明が不足したという点はある、こういう答弁がありましたけれども、そういうところをしっかりと踏まえていかないと、この問題というのは前進はないというふうに私は思うのです。その点、...全文を見る
○岩佐委員 このような施設をつくるに当たって、今言われたように、後世に何を残すのか、そのことが問われていると思います。真実を直視をする、そして過去から教訓を引き出す、二度と戦争を起こしてはならないという平和憲法の精神に基づいたものが求められているはずだと思います。私は、厚生省の性...全文を見る
03月14日第132回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
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○岩佐委員 日本共産党の岩佐恵美でございます。  本日は、参考人の皆様には、大変お忙しい中当委員会にお越しをいただきまして、ありがとうございました。  先ほどからいろいろ参考人の皆様方の発言を伺わせていただいて、本当に国保の将来というのはなかなか厳しいという実態を改めて痛感を...全文を見る
○岩佐委員 最後に小山参考人にお伺いをしたいと思いますけれども、先ほど、国の負担を四五%に戻すべきだというようなことを初め、公費負担をすべきだということを言われました。実態もるる述べられて、本当に身につまされて、これが国保料が上がったらどうなるのだろうということで新たに心配になり...全文を見る
○岩佐委員 本日はありがとうございました。
03月15日第132回国会 衆議院 厚生委員会 第7号
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○岩佐委員 生活保護世帯の学資保険の問題について、まず最初にお伺いをしたいと思います。  昨日の福団地裁の判決は、進学のための貯蓄を認めないことは、憲法二十六条にも、生活保護法が定める自立助長の目的にも反すると指摘をしています。厚生省のとった措置は、私はまともな教育を受けていな...全文を見る
○岩佐委員 医療保険に対する国庫負担の削減と医療費抑制による医療のゆがみが拡大をして、制度を改善すべきだ、そういう認識は一致しているわけですけれども、問題は、これをどう解決をしていくかということだと思います。  元厚生事務次官の幸田氏は、医療関連サービス振興会のセミナーで、「医...全文を見る
○岩佐委員 国保加入者の状況を見ますと、無職が四割近くで、六十歳以上の六割が国保に加入をしておられます。その結果、二四・五%が所得ゼロで、百万円以下の世帯が四五%を占めております。それだけに低所得者対策が求められてきたわけでありますけれども、政府は国庫負担を減額をするということだ...全文を見る
○岩佐委員 国保の体質を考えるならば、思い切った国庫負担をしない限り財政的に成り立たないのは明らかです。ところが、一九八四年に国庫負担を四五%から三八・五%に引き下げました。また、制度改悪を行って国庫負担を削減をして、その分を被用者保険と加入者に負担をさせる、そういう道をとってき...全文を見る
○岩佐委員 今の説明にありましたように、国保だけで四百三十三億円もの国庫負担が減るということになります。保険基盤安定制度は、九三年及び九四年の暫定措置でありますから、継続の法改定がなければ国は保険基盤安定制度の総額千二百四十六億円の二分の一つまり六百二十三億円を負担をするはずだっ...全文を見る
○岩佐委員 東京・八王子市の例ですけれども、地方交付税の不交付団体であります。このため、平成四年から七年までの四年間で、事務費負担金、助産費補助金、保険基盤安定の一般財源化によって補助金がもらえなくなった金額は、合計で十三億六千二百五十万円にもなるわけです。地方交付税化すると、結...全文を見る
○岩佐委員 たまたま数字があったので私は八王子の例を申し上げたのですけれども、不交付団体だからといって富裕である、財政的に余裕があると決して言えないことはもうわかった話でありまして、これらの影響というのは結局はその住民が、保険を払う人が負担をするか、あるいは税金で、地方税で何とか...全文を見る
○岩佐委員 厚生省は、国保料の応益割をふやして応能割との比率が五対五になるようにしようとしているわけです。東京都区部の場合で応益割五割にしたとして試算をしてみますと、低所得者は一・五倍もの保険料の引き上げとなります。  また、東京都日野市の例ですけれども、応益が現状で一五・六%...全文を見る
○岩佐委員 国保の減免基準、これは非常に低く定められているため、収入が生活保護基準を下回っていても減免が受けられません。生活扶助基準との比較で見ますと、六割減額の対象世帯は保護基準の五四・四%です。生活保護世帯の半分近い収入でないと、六割減額を受けられません。また、四割減額世帯は...全文を見る
○岩佐委員 しかし、今言ったようなそういう実態から見て、減免基準を上げていかなければ、やはり生活保護基準以下の収入、そういうところでこれだけの減免措置しか受けられない、そういう実態が改められないわけですから、効果が上がらないというふうに思います。ぜひこの減免基準を改善すべきだ、そ...全文を見る
○岩佐委員 現実にはしかし、所得の低い人が大変な思いをしている、それで保険料がなかなか払えない、こういう実態になっているわけですから、そこのところをきちんと解決をしていかなければ、私は、この国保の制度というのは破滅していくのじゃないかというふうに思います。そこは、先ほどから言って...全文を見る
○岩佐委員 市長、助役あるいは各部課長が土曜、日曜あるいは夜間に訪れる、このことだけでも庶民はびっくりするわけですね。それで払ってくれと言われると、借金しても払わなければいけない、こういうケースも出てくるわけですね。だから、一般論として、企業も一生懸命営業努力でいろいろ経営を変え...全文を見る
○岩佐委員 基準超過医療費共同負担制度のことですけれども、一人当たり医療費の高い市町村に対してペナルティーを科して医療費抑制に努力するようしむける制度でありますけれども、発足当時、対象市町村が七十六だったものが、平成四年には六十に減少してきていました。基準給付費の一・二倍を一・一...全文を見る
○岩佐委員 その点についてはどうもそうではないというふうに思いますけれども、時間もありますので……。  最後に、保険基盤安定制度あるいは国保財政安定化支援事業、いずれも「安定」の文字を使って施策を行っているわけですけれども、国保制度は安定とはほど遠い状況になっています。これは、...全文を見る
○岩佐委員 今回の改正によって、国が国保で四百三十三億円、そして老人保健法で二百八億円負担を軽くする、こういうことについては厳然たる事実であります。そういう点を改めない限り、なかなかこういう大きな問題は解決することができない、そういうふうに思います。そのことを指摘をいたしまして、...全文を見る
○岩佐委員 私は、日本共産党を代表して、国民健康保険法等の一部を改正する法律案に反対の立場から討論を行います。  今回の改正は、三年以内の見直しを前提として今までの制度を延長したものが大部分となっていますが、いずれも医療保険の国庫負担を削減して国民負担と地方負担をふやすという従...全文を見る
04月14日第132回国会 衆議院 環境委員会 第8号
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○岩佐委員 まず、悪臭についての九三年度の総苦情件数九千九百七十二件のうち、約半数が規制対象とならない発生源からの苦情となっています。九三年度末現在、規制地域がある市区町村の数は千六百四十、全国の五〇・三%であります。苦情件数が比較的多い移動発生源、建設作業現場、下水、用水、ごみ...全文を見る
○岩佐委員 悪臭への苦情が多い廃棄物最終処分場についてですけれども、これも管理型の場合、現行で規制する悪臭四物質をさらに拡大をする、また安定型の場合でも排水処理対策の義務づけとあわせた悪臭対策、こういう検討がされていくべきだというふうに思います。これらについても今後検討をしていっ...全文を見る
○岩佐委員 この豊島の問題は、少し整理をしていくと、二十年前の一九七五年十二月に、豊島総合観光開発株式会社が産業廃棄物処理業の許可を香川県に申請したところから始まります。豊島の島民は、有害な産業廃棄物の持ち込みに反対運動を行いますが、香川県は七七年六月、許可申請を受理してしまいま...全文を見る
○岩佐委員 その調停の方向ですけれども、別に調査結果を公表するというだけではないと思うんです。その点、今後の対応まで含めてやられるというふうに理解をしているんですけれども、いかがですか。     〔石破委員長代理退席、委員長着席〕
○岩佐委員 調停をやるに際して、双方の立場を考えてなかなか踏み込んでお答えがないようですけれども、私どもとしては、公害等調整委員会と いうのが調査結果に基づいて、調査結果を出すというだけではなくて基づいて有害物をなくしていく、撤去していく、そしてもとの状態に戻していく、そういう...全文を見る
○岩佐委員 この実態調査で、廃棄物の溶出試験では、二十一地点三十三試料が鉛の基準値を超過をしている、総水銀が一地点一試料、PCBが三地点四試料、ベンゼンが四地点四試料、有機塩素系化合物が七地点七試料が基準値を超過しています。  ボーリングにより採取した廃棄物含有量試験では、十三...全文を見る
○岩佐委員 さらに、ダイオキシンの問題ですけれども、分析結果を見ますと、六地点十七検体の廃棄物と四地点四検体の浸出水すべてから検出をされています。廃棄物の最高値は、毒性等価濃度換算で一グラム当たり三十九ナノグラム、浸出水は一リットル当たり二十八ナノグラムとなっています。厚生省が暫...全文を見る
○岩佐委員 香川県当局は、公害等調整委員会の実態調査結果について、廃棄物の浸出水の化学分析などに異議を申し立てるなど、責任回避を図っているわけです。しかし、浸出水をろ過した後に検査をする、あるいは有機塩素系化合物を揮発した後に検査をする、そして汚染数値を低くする、そういう香川県の...全文を見る
○岩佐委員 厚生省がいまだに廃棄物であるか有価物であるか微妙な問題ですみたいなことを言っているようでは、豊島の問題が解決されていかないのですね。やはり過去の問題をきちっと直視していかなければ、これからの対策というのは出てこないわけですね。厚生省、きちんともっと厳しく対応をしていく...全文を見る
○岩佐委員 これは二枚の航空写真であります。一枚は業者が産業廃棄物を持ち込む以前の、ちょっと黒っぽい方ですね。それが一九六六年七月の写真ですから、約三十年前の写真であります。もう一枚は九二年六月、最近の写真であります。  ごらんいただけばおわかりいただけると思うのですが、業者の...全文を見る
○岩佐委員 香川県知事は、公害等調整委員会の専門委員や国の指導を受けて対処したいというふうに今言っております。私は、本当に今国のリーダーシップが問われているというふうに思います。国として、豊島の廃棄物を九四年三月に厚生大臣が指定した廃棄物処理センターの香川県環境保全公社で焼却をさ...全文を見る
○岩佐委員 次に、東京八王子市の上川町黒沢地区の産業廃棄物の問題であります。  これは何回か国会で取り上げているのですけれども、現在親会社の横浜オール清掃の破産で休止状態になっている東京環境センター廃棄物処分場の現地を調査しました。この東京環境センターの処分場というのは、三千平...全文を見る
○岩佐委員 大体、安定五品目だけだったらそんな異臭が発生するなんということはあり得ないのですよ。物すごく臭いのだということです。私は、対応が非常に甘いというふうに思っています。大体、安定五品目というのは一体何なんだということがここでも問われているわけであります。今、業者に対してき...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
04月26日第132回国会 衆議院 厚生委員会 第9号
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○岩佐委員 今回の法改正によって、精神保健法では措置入院及び通院医療、結核予防法では命令入所と適正医療費、これが公費優先から保険優先になるわけですけれども、精神及び結核医療に対する国の責任が後退する、そういうことになるのではありませんか。その点について大臣のお考えを伺いたいと思い...全文を見る
○岩佐委員 確かに、今度の改正では、精神、結核とも医療費の本人負担は削減をされるわけです。しかし、保険優先とすることによって国庫負担が百四十七億円減ります。そのうち、精神保健で社会復帰対策事業費等が十九億円、施設整備事業が二十一億円、計四十億円が増額になっているだけなわけです。国...全文を見る
○岩佐委員 結核予防法第三十四条の「一般患者に対する医療」、これは入院を排除していないわけですが、精神保健法の第三十二条では入院を排除しています。今度の改正では「通院医療」と改定をすることになっています。なぜ精神と結核が異なっているのでしょうか。また「通院医療」とする必要があった...全文を見る
○岩佐委員 しかし、結核の場合、入院したら大部分が公費負担の対象となるわけですが、精神障害者が入院した場合、公費負担医療となるのは措置入院だけですね。入院している方々のうち措置入院の方というのはわずか一・九%にしかすぎないわけですね。ちなみに、精神障害者のうち入院患者は三十三万人...全文を見る
○岩佐委員 精神保健法第三十二条の「一般患者に対する医療」を通院医療に限定するのではなくて、結核予防法のように入院も含むものとして、医療保護入院や任意入院も対象にすべきだというのは、現在医療費が非常にかさんで患者さんの生活も脅かされている、そういう実態を踏まえて、本当に必要ではな...全文を見る
○岩佐委員 入院の必要があるけれども本人の同意が得られない精神障害者に対する入院、これが医療保護入院ですが、こういう人たちの中にも非常に生活が大変というような実態があるわけですね。今も言われたように、限られた財源の中でどうしていくかということが先に立つようなそういう感じがいたしま...全文を見る
○岩佐委員 今でも結核の後遺症で苦しんでいる多くの患者さん、特に低肺の患者さんに対する対策の強化が求められております。特に、低肺患者の緊急入院の体制の確立あるいは呼吸器教室の普及あるいは低肺ホームの建設などとあわせて、公費負担医療、更生医療の対象にすべきだ、こういう要求が強いわけ...全文を見る
○岩佐委員 患者さんの期待にこたえられるようにきちんと対応していただきたいというふうに思います。  また精神保健法に戻りますが、障害者基本法を受けて福祉施策研究会は中間まとめをことし一月十二日に出しました。その中で、精神障害者の福祉の法制上の位置づけについて三つの案、つまり ...全文を見る
○岩佐委員 大臣にちょっと確認をさせていただきたいと思いますけれども、この福祉施策研究会の中間まとめで、「障害者の三区分を超えて障害者総合福祉法を作るという議論は、これまでとかく縦割行政の弊に陥りやすかった現状に対し、先進的な考え方を含むものである。」と評価をしています。障害者団...全文を見る
○岩佐委員 この中間まとめにありますように、総合的なという面も、この法律をして一本にまとめていくというようなそういう点も指摘をされているわけですから、しっかりとそこら辺も見ていただいて検討していただきたいということを申し上げておきたいと思います。  精神障害者の手帳の問題です。...全文を見る
○岩佐委員 阪神・淡路大震災の被害を受けた長田区の保健所に参りました。そこでは、精神科の医師及び精神科のソーシャルワーカーの方が、震災で心の傷を負った精神障害者やお年寄りあるいは被災者の治療や相談に乗って、てきぱきと活動しておられました。この精神科ソーシャルワーカーの方にいろいろ...全文を見る
○岩佐委員 そして、心のケアが平常時でも一般化していない中で、災害時に一般化することは非常に困難と強く感じたと、平時の体制強化の必要性を精神保健の関係者の方々が訴えられています。  阪神・淡路大震災では、PSWの方が活躍をしておられましたし、病院、診療所あるいは精神保健センター...全文を見る
○岩佐委員 早く決断をしていただきたいと思います。  次に、精神保健センターや保健所の相談事業の拡充が必要だと思います。  提案理由説明でも、昨年地域保健法が成立し、地域保健対策の枠組みの見直しか行われており、地域精神保健の施策の一層の充実が求められているというふうに述べてい...全文を見る
○岩佐委員 私は、実態からいって非常に危惧をするわけであります。その点は指摘をしておきたいと思います。  最後になりますが、精神障害者の社会復帰施設は、種類だけ多くて、施設数が少なくて、厚生省自身が絶対量の不足と言わざるを得ない状況にあります。例えば、社会復帰対策の当面の目標は...全文を見る
○岩佐委員 関係者の意見をしっかりと聞いて進めていただきたい。そのことを申し上げて終わりたいと思います。
○岩佐委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になりました精神保健法の一部を改正する法律案の修正案の趣旨を御説明いたします。  今改正で措置入院及び通院医療を「公費優先」から「保険優先」の仕組みに改めることによって国庫負担が七十億円減ることになり、そのうち社会復帰対策事業...全文を見る
05月12日第132回国会 衆議院 厚生委員会 第11号
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○岩佐委員 自国の食糧は自国で賄う、これは常識であります。国際的にもそうなっていると理解をします。  農水省に伺いたいんですが、食糧自給率、カロリーベースで、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、イギリス、オーストラリア、これらの国々がどうなっているか、お答えをいただきたいと思い...全文を見る
○岩佐委員 日本の食糧自給率は、先ほどからも論議がありますが、九四年は米不足で三七%にまで下がっております。その前年も四六%と、先進工業国の中で最低であります。しかも欧米の最低の七三%に比較して格段に低いわけです。WTO協定絡みで日本はお米の自由化を決め、段階的に輸入量をふやす、...全文を見る
○岩佐委員 現在でも欧米諸国に比べて食糧自給率が最低であるのに、主食であるお米を自由化をする、この問題について、日本の食糧自給率が将来的にミニマムアクセスを受け入れたらどうなるかということを試算もしないで、既にその自由化を受け入れてしまったわけです。農政審議会にその点を指摘をされ...全文を見る
○岩佐委員 お米の自由化へのアメリカなどからの外圧と同時に、安全性についても規制緩和の圧力がますます強まってきているわけです。食の安全については、国民の健康と命を守る重要課題であります。国際化という名目での規制緩和は、私は絶対に許されないことだというふうに思います。  日本で認...全文を見る
○岩佐委員 極力制限的に使用する、この点もきちんと入っているわけですけれども、その点もあわせて守っていかれるわけですね。
○岩佐委員 今度の法改正では、天然添加物についても今後指定制をとることになります。しかし、現に使用されている天然添加物一千五十一品目については、全部検査なしで添加物リストに加えることになります。しかし、天然添加物だからといって安全とは言えない。これは先ほどから論議があるところであ...全文を見る
○岩佐委員 要するに現状を追認するというやり方、これは結局は添加物の指定拡大につながるということで、私は、安全性をチェックをして要るもの、要らないものを振り分けて、それでリストに載せていくのだったらまだしも、全くそっくりそのまんま、現状で使われているから、はいどうぞとリストに載せ...全文を見る
○岩佐委員 百歩譲って五年程度で、とにかくしっかりそこは消費者の不安がないようにきちっとこたえていく、そして危険なものがあればどんどんリストから外していく、あるいは不要なものがあれば外していくというような厳正な態度をとるべきだというふうに思います。  次に、農薬について。残留基...全文を見る
○岩佐委員 この十九品目は、従来日本の使用方法にはない、いわゆる農作物の収穫後使用、ポストハーベストであります。収穫後使用ですから、規制基準の設定というのは当然緩いものになります。  例えば有名なバレイショの除草剤のクロルプロファム、この残留基準というのは五〇ppm、従来の日本...全文を見る
○岩佐委員 登録保留基準と残留基準の関係ですけれども、登録保留基準というのは、さっき局長が説明されたようにメーカーの申請主義で決まるものですね。それで、残留基準と登録保留基準を比べてみると、これは従来、登録保留基準の方が緩いのですよ。それがもう圧倒的に多いわけですね。今度も、厚生...全文を見る
○岩佐委員 結局、諸外国の基準を日本が取り入れていくということになるのですよね。従来ポストハーベスト農薬の使用をしないで済んできたものが、そういうことを想定した残留基準を決めていけば、それはもう、使用者は外国との競争がありますということで、厚生省が安全だと言ったのだから使用基準を...全文を見る
○岩佐委員 動物用の医薬品の残留基準設定について次に伺いたいと思います。これまで厚生省は、抗生物質、抗菌剤、合成抗園剤、ホルモン剤の移行残留、これはゼロ基準である、つまり残留してはならないという考え方をとってきました。それは、これらの物質が食品にとって何らの必要もなく、食品は本来...全文を見る
○岩佐委員 厚生省が食品衛生調査会に基準値設定を諮問しているホルモン剤のゼラノール、ドレンボロンアセテート、これはアメリカ、オーストラリアでは使用されていますが、EUでは使用禁止になっているものです。そして日本でも現在使用されていないものであります。これらの基準をつくるということ...全文を見る
○岩佐委員 農水省にその点伺いたいと思いますけれども、生産者から、農業と同じですけれども内外同じ土俵でやっていかなければ経済的に成り立たなくなる。厚生省が残留基準をとにかく決めてくれた。今までは使わないで来たけれども、これからはその基準値以内でとにかく使いたいというふうなそういう...全文を見る
○岩佐委員 結局、抗生物質や合成抗菌剤、ホルモン剤などの残留基準値を設定するというのは、今まで野放しであった。検出限界でやってきたというようなことを整理をする、そういう点もあるのかもしれませんけれども、むしろ外国の使用実態に合わせてその基準を決めていく、あるいは作業をしていくとい...全文を見る
○岩佐委員 次に、検査体制の問題であります。  輸入検査率は九三年度で一四・七%、うち、指定検査機関は八・五%、外国公的検査機関が二・三%、行政検査率はわずか五・二%にしか過ぎません。しかも、検査フリーパスの継続輸入、これは八九年では三万七千二百二十八件でありましたが、九三年に...全文を見る
○岩佐委員 先行サンプルから検出されたことを厚生省が把握していなかった。そういう点は問題だったと思いますし、再発防止のために手だてを尽くすということでありますから、その点は大いにやっていただきたいというふうに思います。  現在、動物検査官は二百六十三人おられます。それから、植物...全文を見る
○岩佐委員 厚生省は先ほどからの論議で、ADI、一日摂取許容量をクリアしているから大丈夫、そういうことで食品添加物や農薬や動物用医薬品などを次々と認める、こういうふうな態度になっているわけですけれども、これでは国民は複合汚染にさらされるばかりだと思います。また、ADIというのはあ...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
05月17日第132回国会 衆議院 厚生委員会 第12号
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○岩佐委員 本日は、参考人の皆様にはお忙しい中、御出席をいただきましてありがとうございました。  まず、この改正に直接かかわることではないのですが、厚生省がこれからやろうとしているそういう基本姿勢にかかわることなのですけれども、今国民の間には食の安全に対する不安が大変強まってい...全文を見る
○岩佐委員 内山参考人にちょっと科学の現場のことを伺おうと思ったのですけれども、時間が来てしまいましたので、これで終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。
○岩佐委員 午前中の参考人質疑でも出された問題ですけれども、今回の法改正では栄養成分表示について、アメリカのように加工食品全部に義務づけをするのではなく、表示をしてもしなくてもいい、こういう選択制、つまりEU型を採用しています。栄養成分表示の義務づけについては、塩分、糖分、脂肪な...全文を見る
○岩佐委員 その点については、事業者に多大な負担をかけるということで消費者の利益というのが受け入れられなかったということでは、私はよくないというふうに思います。  次に、製造年月日表示についてですが、厚生省は、禁止するものではない、つまり認めるというふうにしていると思いますが、...全文を見る
○岩佐委員 公正取引委員会に伺いたいのですが、製造年月日表示について事業者団体が一切禁止すると、独禁法違反になるという見解をとっていると理解をしておりますけれども、そのとおりでしょうか。
○岩佐委員 重ねて伺いますが、例えば生活協同組合が製造年月日表示を製品にした場合に独禁法違反になるのでしょうか。
○岩佐委員 農水省に伺いますが、二月十七日の通達で独禁法違反問題について触れているわけですが、農水省として、生協が製造年月日表示をとることが独禁法違反と考えているのかどうか。製造年月日との併記にすると、何かペナルティーを科すなどということがあるのでしょうか。
○岩佐委員 製造年月日表示については、国民生活センターの調査で、消費者のうち、「必ず見る」が六四・八%、「見ることが多い」二五・七%と、九割以上の方々が買い物の際利用し、国民の間に定着をしております。湿気の多い日本での製造年月日の表示は、食中毒を防ぐためにも必要だったし、果たして...全文を見る
○岩佐委員 食の安全確保の課題というのは、ますます重要になってきています。行政の情報公開はもちろんのこと、さまざまな手続や、あるいは決定機関に消費者が参加できるように、これが午前中でも消費者の参考人の方々から強く要望があったところですし、私もその点は、これはもう実行されていくべき...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
○岩佐委員 私は、日本共産党を代表して、食品衛生法及び栄養改善法の一部改正案に反対の立場から討論を行います。  今改正案は、WTO協定に合わせ、輸入促進のための条件整備を図ることを主な目的にしています。そのため、日本の食品安全基準を規制の緩いコーデックス食品規格に合わせ、食品添...全文を見る
05月31日第132回国会 衆議院 商工委員会厚生委員会農林水産委員会環境委員会連合審査会 第1号
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○岩佐委員 法案審議に先立ちまして私、先日、栃木県内のPETボトルリサイクル工場を見てまいりました。  まず驚いたのは、工場敷地内に未処理のPETボトルが山のように積み上げられていました。この工場は、年間処理能力五千トンから八千トンだそうであります。一昨年の九月から運転を開始し...全文を見る
○岩佐委員 次に塩化ビニールの問題なんですが、PETボトルや廃プラスチックの再商品化を困難にしております。さらに、ダイオキシンの発生の源ともなっているわけです。これまで塩化ビニール等塩素系プラスチックも含めて、ごみを全部焼却をしてきました。しかし、ダイオキシン汚染の実態から、当面...全文を見る
○岩佐委員 私は非常に認識が甘いというふうに思っております。焼却炉からかなりダイオキシンが出ている。これは調査をして、なかなか公表されてないのが今実態ですけれども、情報公開ということでだんだんこういう資料がどんどん出ていくことになると、本当に大きな問題に今もなっていますし、もっと...全文を見る
○岩佐委員 私が言っているのは、再商品化の問題もありますけれども、現時点で全部塩ビは丸ごと焼却炉に行っているわけですから、そういう点からしても、塩ビについてはそういうマークをつけて、そしてきちっとメーカーに、現時点でも問題があるわけですから、処理をさせるというような方向が望ましい...全文を見る
○岩佐委員 そこら辺、私は納得がいかないので、ぜひきちっと対応していただきたいということを申し上げておきたいと思います。  PETボトルの協議会は当初、二〇〇〇年までの再資源化率を五〇%まで高める。そのためには、二〇〇〇年までに再処理施設五カ所程度の設置を推進するとしてきたわけ...全文を見る
○岩佐委員 先ほど申し上げたように、事業者にとって都合のいい数字でなくて、本当に環境のことを考えて厳しい水準、そういう義務量を課していくべきであるということを申し上げておきたいと思います。  次に、リターナブル容器使用の拡大を事業者が積極的に進める、そのための環境づくりの問題で...全文を見る
○岩佐委員 リターナブル瓶の回収率は、ビール瓶で九七%、一升瓶で八四%と言われているわけですけれども、リターナブル瓶が全体に占める割合というのが、生産量ベースで二五%と大幅に低下をしているわけです。リターナブル瓶そのものの使用、これを拡大していくことが大事だと思います。  ドイ...全文を見る
○岩佐委員 先ほどから議論があったのですけれども、私もちょっと確認をさせていただきたいと思います。  今、市町村が分別収集を行っています。その分別収集、今度は新しく分別収集計画を立てるわけですけれども、この計画を立てる際に、例えば、再商品化に当たってこれだけの量しか引き取れない...全文を見る
○岩佐委員 指定法人に大量の資源物が集められれば、供給過剰になって、既存の資源物を回収している専門業者の資源物の流れ、回収専門業者の業界、これが崩されてしまう、そういう危惧があります。そうならないような手だてが当然とられるべきだと思いますけれども、その点について通産省のお考えを伺...全文を見る
○岩佐委員 では、私の意見を申し述べさせていただいて、終わりたいと思います。  深刻なごみ問題解決の基本は、一般廃棄物の約八倍、最終埋立地でも五・五倍も排出をしている産業廃棄物、及び、東京二十三区内では一般廃棄物の中で六五%を占める事業系一般廃棄物への対応だと考えます。大量生産...全文を見る
06月06日第132回国会 衆議院 厚生委員会 第14号
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○岩佐委員 各病院は従来、準夜勤務を終えた看護婦さんの安全確保の立場から、病院の努力で車送りを行ってきました。厚生省はそれを平成五年の七月から、制度外、予算がないということで、労使協議を拒否をして一方的に廃止をしてしまいました。車送りが廃止をされてしまったため、看護婦さんたちは自...全文を見る
○岩佐委員 その夜間の通勤加算手当ですね、それについて増額をするということできちっと対応をしていくべきだというふうに思います。そう聞いていますけれども、引き続きそういう努力をしていくということなのかどうか、改めて、再度伺いたいと思います。
○岩佐委員 夜間通勤加算手当について、具体的に数字がなかなか出てこないのですけれども、二キロから五キロまで三百八十円、それに対して要求が六百円、五キロから十キロ七百六十円を要求が千五百九十円、十キロ以上千百四十円を三千二百十円とするという要求が出ているようでありますけれども、引き...全文を見る
○岩佐委員 次に、きょうは先ほどから議論があります禁煙週間の最後の日であります。それで、少しこの問題についてお伺いしたいと思います。  世界禁煙デーに当たり、WHOの事務局長は声明で、たばこが原因で年間三百万人が死亡し、現在の状態が続けば四十年以内に死亡者数は一千万人になる可能...全文を見る
○岩佐委員 三月八日発売の米国医師会月報では、乳児突然死症候群に喫煙が深く関係していることが統計的にも裏づけられたと報告しています。  これによると、父親が喫煙している家庭の場合、非喫煙家庭の三・四六倍になるとされています。受動喫煙による乳児の突然死が明らかにされているわけです...全文を見る
○岩佐委員 事務局レベルのそういう連絡会議も必要ですけれども、思い切って強力なといいますか、そういう機関も必要なのではないかというふうに思います。ぜひ検討をしていただきたいと思います。  一九八九年には一二・七%だった。実数にして五百八十七万人だった女性の喫煙率ですが、九四年に...全文を見る
○岩佐委員 全国小売酒販組合中央会は、五月の総会で酒類の自動販売機二十万台を二〇〇〇年までに撤廃することを決議しました。未成年者のアルコール中毒が深刻な社会問題になっている今日、酒類の社会的管理が必要との判断をしているわけです。酒販組合が自動販売機撤廃を決定しているのに、たばこ業...全文を見る
○岩佐委員 先ほど大臣が答弁の場で、参議院では少し前から委員会室が禁煙になったというお話をされましたけれども、私は、分煙という点からいっても、委員会で吸わなくても別に吸う場があるわけですから、厚生委員会が模範となって衆議院でも委員室では吸わない、吸う方はちょっと席を外して吸うなど...全文を見る
○岩佐委員 委員長の許可をいただき、発言いたします。  今回の改正で、受験資格を中卒から高卒に引き上げることは、現状では受験者の約二割が中卒であること、高校中退者が十万人を超えていること、高校の義務教育化の見通しか全く立っていない等の事情を考慮しますと、「当分の間」という経過措...全文を見る
10月24日第134回国会 衆議院 厚生委員会 第2号
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○岩佐委員 私は、まず最初に、厚生省が今進めている試験研究機関の再編問題について伺いたいと思います。  厚生省は、ことし一月に続いて四月、八月と試験研究機関の具体的な再編計画を明らかにしました。この再編計画案について、厚生省は、事前に試験研究機関で働く職員の意見を聞きませんでし...全文を見る
○岩佐委員 職員の意見を十分踏まえてということは、職員の意見をお聞きになるということですね。
○岩佐委員 再編計画案では、特殊法人の社会保障研究所を廃止して人口問題研究所と統合するというふうになっています。特殊法人の定員は二十三人であります。これを国家公務員とすることになるわけですから、当然、従来の総定員にプラスされなければならないはずであります。ところが、実際には定員枠...全文を見る
○岩佐委員 人口研の再編というのは来年の秋になるわけですが、続いて平成十年には公衆衛生院の再編が予定をされています。憲法でもうたわれている公衆衛生という言葉が全くなくなり、組織的にも解体されるに等しい大編成であります。公衆衛生の理念を含め、何の議論もなく計画が打ち出されてきた。こ...全文を見る
○岩佐委員 次に、HIVの問題について伺いたいと思います。  裁判所の所見では、何ら落ち度のない原告らがこうむった容認できない被害あるいは被害者の「死亡に至るまでの病態は極めて悲惨」などと、この事件、薬害の深刻さについて指摘をしています。被害者は今、被害者の気持ちに沿った早期解...全文を見る
○岩佐委員 その答弁だと、先ほど来のお考えと同じになるわけですね。今私がお話をした部分というのは、要するに、裁判で決着をつけるとすれば非常に長い時間がかかるということで、それで和解勧告になるわけですけれども、しかし、その前提として、今読み上げたように、被告らには原告らのHIV感染...全文を見る
○岩佐委員 この点については、これからも議論はしていかなければいけないというふうに思いますけれども、余りその「法的責任の存否の争いを超えてこということだけを強調されて、何か所見が法的責任がないというふうに言っているように勝手に解釈をされるということではなくて、枠組み全体を重大に受...全文を見る
○岩佐委員 もともと、加熱製剤が開発されたというのはウイルス性肝炎対策としてでした。しかし、八三年の後半には、エイズウイルスの感染防止のために加熱製剤が有効である、日本においても早期の開発が必要である、そういう認識のもとに、厚生省として血液製剤の製造業者及び販売業者に対して開発を...全文を見る
○岩佐委員 これは先ほど来議論をされてきたところでありますけれども、八八年の国会答弁でははっきりと、昭和五十八年八月に加熱処理製剤の早期開発を指示、こう答えているのですね。八五年の質問注意書に対する答弁では、「昭和五十八年十一月に、血液製剤の製造業者及び輸入販売業者に対し、エイズ...全文を見る
○岩佐委員 加熱製剤の開発要請から許可をされるまでに二年近くかかっています。これは先ほども議論をされているところですけれども、アメリカのバクスター社では、当時開発が終了していました。だから、安全性、有効性確認の治験等が必要だったにしろ、緊急性が求められている、そういう医薬品であり...全文を見る
○岩佐委員 優先的に承認を行うということで結果的に時期がそろったと言ったって、余りにも時期がそろい過ぎているのじゃありませんか。今の説明では本当に納得がいかないのですね。厚生省が結局はこの問題にかかわって、そして時期を一致させるというようなことがあったのじゃないですか。  そう...全文を見る
○岩佐委員 大臣の大臣答弁を伺いたいと思います、今の天下りについて。
○岩佐委員 大臣、これは百名近くも天下っているということ自体が異常なんですね。業務局と製薬会社あるいは団体とのそういう緊密な関係というのは、これはもう本当に広くみんな知っていることだし、みんな心配していることなんですね。そういう問題について、今の、別に癒着しているわけでも何でもな...全文を見る
○岩佐委員 私には資料を出さないで、大臣には十五人と説明したようですけれども、それは役員だけでしょう。それで、役員に天下ったというだけじゃなくて、いろいろな担当部門にも天下っているわけですから、今の、職業の自由とかそういうことで判断をされるというのはおかしいと思うのですね。  ...全文を見る
○岩佐委員 最後に、障害者問題について伺いたいと思います。  午前中、同僚議員とのやりとりの中で、厚生省として総合プランをつくって関係方面に働きかけていくというふうに言われておられました。そこで、ぜひ大臣に閣議等で、例えば、各省庁割りのプランだけでは困るわけですから、町づくりに...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
10月31日第134回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○岩佐委員 まず、水俣病問題について伺いたいと思います。  先ほどから議論があるわけですけれども、ちょっと重複する部分があると思いますけれども、最終解決案の受諾に当たって、二十九日、全国連の橋口三郎原告団長は、私たちが求めてきた要求からすると決して十分な到達点ではないが、文字ど...全文を見る
○岩佐委員 次の問題に移りたいと思います。  日光連山の立ち枯れについて伺います。  私は九月の十九日、二十日、続けて白根山と太郎山に登ってまいりました。大変でした。二千五百を超える山と二千三百を超える山、連日して登ったわけですから、ちょっと大変でした。白根山のコースは菅沼茶...全文を見る
○岩佐委員 その被害の原因についてなんですけれども、林野庁は緊急調査結果で、奥日光地域で報告されている樹木の衰退原因として、しま枯れ、風害、凍害、病虫害、シカ等による食害、酸性雨及び霧を挙げています。  凍害、食害については同報告書で無理があるとしているので、これは無理だと思い...全文を見る
○岩佐委員 しま枯れだけじゃなくて、林野庁に聞いてみるとさらに風害ということを強調しているのですね。立ち枯れの原因を一九八二年八月の十号台風、たった一回の台風のせいだ、こういう説を言っておられるわけですけれども、先ほど説明がありました環境庁の調査でも、衰退地点の比率というのが北か...全文を見る
○岩佐委員 酸性霧というのは酸性雨の十倍酸性度が高いというふうに言われています。雨は高層から落下してくるために下層での大気汚染物質を取り込む時間は短いわけですけれども、霧というのは地表面付近で発生して、微小滴であるためふわふわと大気中に漂って、そして汚染物質を多量に取り込むことに...全文を見る
○岩佐委員 今言われましたけれども、酸性雨、酸性霧、土壌の酸性化、そして松枯れなど、大気汚染が自然や環境に及ぼす影響が非常に大きな問題となっています。原因究明はもちろん必要なんですが、その究明に時間がかかり過ぎて、因果関係がはっきりするまで何の手も打たないということになってしまう...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
11月08日第134回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
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○岩佐委員 まず最初に、血友病患者の皆さんが汚染された血液製剤によってエイズウイルスに感染された、このことについて質問をしたいと思います。  「NHKスペシャル 埋もれたエイズ報告」で明らかにしていますけれども、一九八三年夏ごろ、金沢大学医学部の宮脇利男氏が血友病患者の免疫機能...全文を見る
○岩佐委員 エイズ研究班に報告はなかったのですか。あるいは議論されたかどうか。
○岩佐委員 アメリカで一九八二年の夏に血友病の皆さんで最初の犠牲者が確認をされている、そういうことからずっと八三年の初めにもこのことが疑われ、そしてこの研究班そのものが持たれたわけですね。先ほど説明があったように、確かに臨床的な意味はわかっていないというふうにはなっていますが、し...全文を見る
○岩佐委員 さっきの宮脇さんの件もそうなんですが、栗村先生の件もそうなんですけれども、御当人に聞かれればわかるはずなんですね。あるいは当時の野崎課長ですか、そういう人に聞けばわかる話なんですね。私は、厚生省がわかりませんと二、三日前からずっと言っていてもわからないというので、きょ...全文を見る
○岩佐委員 先ほど栗村教授の件で私は言いましたけれども、私、ちっとも厚生省は努力してないというふうに思います。  それで、私は、感染症対策課長の野崎貞彦氏あるいは同補佐森尾真介氏、こういう人たちをぜひこの委員会で参考人として呼んでほしいというふうに思います。委員長にお取り計らい...全文を見る
○岩佐委員 抗体検査については、検査対象となった血友病患者本人にHIV検査を行うこと、また、検査結果が陽性であるということが知らされませんでした。その後も、本人への告知は医師の判断に任されて、結局、厚生省はこの状態を放置をしてしまった。そのために、先ほども論議がありましたけれども...全文を見る
○岩佐委員 エイズ患者認定の第一号についてちょっと話を進めたいと思います。  この米国在住の同性愛者である日本人男性が公表されたわけですけれども、この男性は、一九八八年に出されました「日本のエイズ症例」というのがありますが、これは随分高い本ですが、この本に掲載されていないのです...全文を見る
○岩佐委員 大体、一つ一つが本当に何か答えになっていないのですね。もう時間がありませんので、これ以上はなかなか追及できませんけれども、やはり集中審議なり参考人審議なりが本当にやられていく必要があるというふうに思います。  大臣、訴訟においても国会の審議の場でも、厚生省は今みたい...全文を見る
○岩佐委員 私は、大臣の今の答弁ではどうも薬害の根絶はおぼつかないという印象を持ったわけです。これからももっと議論をしていく必要があるというふうに思っています。厚生省は、原局はそんなに最大限努力をしたなんて全然思いませんので、その辺は申し上げておきたいというふうに思います。  ...全文を見る
○岩佐委員 処分組合が、電気伝導度データを除く一部のデータを公開しました。日本環境学会の検討では、その一部公開された資料からでさえ、九〇年十一月二日に採取した地下水は、蒸発残留物が三一九〇ppm、全窒素濃度が三七・八ppmという異常な高濃度値が検出をされています。これは、ゴムシー...全文を見る
○岩佐委員 そこで、八二年七月の公害防止協定の第八条三項では、「異常を認めたときは、」「直ちに関係機能を停止し、原因を究明して必要な措置をとらない限り再開できないものとする。」と明確に規定されています。もし異常を認めたとき、どう指導されるのでしょうか。
○岩佐委員 日の出の第二処分場問題についても、住民と処分組合との理解あるいは解決がないまま、処分組合は今建設を強行しているのですね。  厚生省は、これまで、処分組合と地域住民との間に紛争があることを理由に、九五年度予算の内示を保留してきました。谷戸沢処分場の汚水が流出していると...全文を見る
○岩佐委員 最後に、谷戸沢処分場のようなゴムシートを敷いた処分場というのは全国に千五百六十七カ所あります。日の出の最終処分場のように一極集中型、こういう広域処分というのはもうこれからの時代に合わないのじゃないか。自区内処理を目指す方向に方向転換をしていかなければならないのじゃない...全文を見る
○岩佐委員 終わります。
○岩佐委員 同じく渡部先生にお伺いしたいのですけれども、脳死状態につきまして、どこをもって脳死状態、脳死というかということです。  私たちは、その脳死状態ということについて、これは医学的に本当に死とできるのかということで疑問を持っているわけですけれども、最近、低体温療法で脳死と...全文を見る