岩佐恵美

いわさえみ



当選回数回

岩佐恵美の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
09月09日第143回国会 参議院 本会議 第8号
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○岩佐恵美君 私は、日本共産党を代表して、地球温暖化対策の推進に関する法律案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  気候変動に関する政府間パネル、IPCCは、産業革命以降人為的影響による地球温暖化が既に起こりつつあることを認めました。そして大気中の炭酸ガス濃度が二倍に...全文を見る
09月22日第143回国会 参議院 国土・環境委員会 第4号
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○岩佐恵美君 本日は、参考人の皆様にはお忙しい中、大変ありがとうございました。日本共産党の岩佐でございます。  まず最初に、私、この法律の審議が行われていることを外国の方が知って、そして、今度の法律はあのCOP3を受けて日本が何か積極的にやろうとしている大変な法律だというふうに...全文を見る
○岩佐恵美君 最初の環境庁の何か原案では、事業者に対して排出計画を出させる、あるいは抑制計画を出させて、そしてそれを知事に報告するし公表する、あるいは計画が不備な場合にはそれをまた公表するとかという事業者規定があったけれども、それはどうも通産の省エネ法との関係で二重規制になるから...全文を見る
○岩佐恵美君 ありがとうございました。
09月24日第143回国会 参議院 国土・環境委員会 第5号
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○岩佐恵美君 地球温暖化問題は、本会議でも申し上げたように人類の生存基盤にかかわる最も重要な環境問題であり、政府は究極的課題というふうに言われていますが、私たちは待ったなしの課題だと考えております。きょうは、CO2発生源の二〇%を占める運輸部門、その中でも八八%を占める自動車の問...全文を見る
○岩佐恵美君 先ほど申し上げたように今度の判決は、被害者が過去のことではなくてまさに被害が現在進行形ですから、これからもこのままの状況であれば被害者がふえていくということになるわけですから、非常に重大だというふうに思います。  判決は、現段階での最高水準の医学的、科学的知見に基...全文を見る
○岩佐恵美君 横ばいというよりも悪くなっている、そういう面もあるのではないでしょうか。  今言われた資料、いただいたのをちょっと見ているわけですけれども、例えば東京について言えば、自排局の二酸化窒素の場合、前年よりも七%悪くなっているわけです。それから大阪の場合には、一六・二%...全文を見る
○岩佐恵美君 これも非常に悪いわけですね。  それで、国内の自動車保有台数の伸びについて伺いたいと思いますが、八〇年と比較して現在どのぐらいふえているか。それと、ディーゼル車の台数の伸びについて御説明いただきたいと思います。
○岩佐恵美君 結局、車の台数がふえている。その中でもディーゼル車がふえている。  ディーゼルというのは自動車総数の一八%を占めているわけですけれども、NOx排出量で言えば七五%を占めているわけですから、そういうディーゼル車がふえるということは環境に大変大きな負荷を与えるというこ...全文を見る
○岩佐恵美君 自動車の対策については後でまた議論したいと思います。  公害問題についてもう一つ伺いたいんですが、公害患者の実態ですけれども、公害健康被害補償法の改悪がされてから、国の認定患者は八九年の十万七千二百七人から九六年には七万四千百九十五人と三万三千十二人も減ってしまっ...全文を見る
○岩佐恵美君 従来の答弁の域を出ないわけですけれども、そういう姿勢だからなかなか公害はなくならないということなのではないでしょうか。  被害者の健康と命を守るために、新たな犠牲者を出さないために、先ほどいろいろと対策を言われましたけれども、何はともあれとにかく車の総量規制という...全文を見る
○岩佐恵美君 実は、九〇年十一月に出された「窒素酸化物自動車排出総量抑制方策の在り方について」という中間取りまとめがございます。  この中では、工場とか事業場に係る自動車排出ガスの総量規制が必要、あるいは自動車の使用車種規制等が必要だというふうに述べていて、そしてそれは、削減目...全文を見る
○岩佐恵美君 蛇口のひねりっ放しというかあけっ放しということの意味は、今新しい道路が次々とあの地域で計画をされている、そういうことですから、その問題をきちっと見直していかないとなお一層深刻な事態になるということで申し上げたわけで、その点も含めて御検討いただくということで理解をさせ...全文を見る
○岩佐恵美君 アメリカでは大問題になっているということですね。今の御説明では随分のんびりしているのではないだろうか、本当にその点急いで環境基準の設定をしてもらいたいというふうに思います。  時間がなくなってきているので聞き苦しいかもしれませんけれども、私の方から、総量規制をどう...全文を見る
○岩佐恵美君 低公害車の問題について、私もフェアに行ってまいりましたけれども、技術面での進歩を否定するわけではありませんけれども、すぐに切りかわるということではないわけですね。なかなか時間のかかることであります。  今問題になっているのは、とにかく渋滞緩和が排出効果になるんだと...全文を見る
09月28日第143回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○岩佐恵美君 私は、まず防衛庁の背任事件について伺いたいと思います。  自衛隊の装備品の調達をめぐる防衛庁背任事件は、ついに前防衛施設庁長官が起訴されるという重大事件に発展をしています。防衛庁調達実施本部の幹部が軍需企業と癒着して、天下り枠の確保、拡大と引きかえに年間二兆円に及...全文を見る
○岩佐恵美君 総務庁は九一年に防衛庁の調達補給業務について行政監察を行っているわけですけれども、前回の監察にもかかわらず今回このような重大事件が起こっているわけです。今指摘したような点も含めまして、不正の構図を断ち切るしっかりとした監察を行うべきだと思います。  先ほどの答弁で...全文を見る
○岩佐恵美君 しっかりやっていただきたいと思います。  次に、仙台の公聴会でもちょっと触れられましたダイオキシン問題に絞って伺いたいと思います。  まず、大阪府能勢町の豊能郡美化センターの焼却場周辺の土壌から最高八千五百ピコグラムのダイオキシンが検出をされましたけれども、その...全文を見る
○岩佐恵美君 土壌の調査もやるというふうに聞いていますけれども、どうですか。
○岩佐恵美君 今回の事態は、たまたま昨年五月の排ガスの調査測定で高濃度のダイオキシンが検出をされ、運転を中止して周辺土壌を調査したために発覚をしたものです。  排ガスをはかるときに、この施設もそうだったんですが、いろいろと燃焼方法を操作するなどが行われる、いわゆるごまかしが可能...全文を見る
○岩佐恵美君 厚生省として予算的にヘリコプターで監視をする、そういう予算もつけているということを聞いておりますので、とにかくしっかりとやっていただきたい、住民の命と健康を守っていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  次に、公正取引委員会に伺いたいと思うんですが...全文を見る
○岩佐恵美君 地方自治体の焼却施設建設の発注額は年間で三千五百億円に及ぶと、その九割を大手メーカー十一社が受注していると言われています。  埼玉県所沢市の市議会の厚生常任委員会の報告書によりますと、西部清掃事業所の問題で市議会に呼ばれた荏原製作所の参考人が「ダイオキシンガイドラ...全文を見る
○岩佐恵美君 このようなことが起こる根本は一体何なのかということを考えてみますと、日本ではごみの発生をもとで抑えない、出たごみをどう処理するかということばかり考えているんですね。しかも、その処理をほとんど焼却に頼っている、こういう事態になっています。  日本の一般廃棄物の焼却率...全文を見る
○岩佐恵美君 やればできるのですから、しっかりとやっていただきたいというふうに思います。  私は、九五年の容器リサイクル法の審議の際にも衆議院の連合審査でダイオキシン対策として塩ピにはマークをつけて徹底した分別収集を行って燃やさないことが重要だというふうに言いました。ところが、...全文を見る
○岩佐恵美君 何かよくわかりませんでしたけれども、あわせてちょっと最後に伺いたいんです。  今、ごみの処理についていえば、上手に燃やせば塩ビなどを投入しても大丈夫だ、そういう方向でやるのか、それとも原因物質を解明して徹底した分別収集を行ってダイオキシン発生のリスクを抑えていくの...全文を見る
○岩佐恵美君 きょうは、公述人の皆様にはお忙しいところ、ありがとうございます。  先ほど勝又公述人からは女性の議員に激励をいただいたということで、大変ありがとうございます。  天野公述人に最初に伺いたいんですけれども、先ほどとちょっとダブるかもしれませんけれども、あっちこっち...全文を見る
10月01日第143回国会 参議院 国土・環境委員会 第7号
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○岩佐恵美君 まず最初に、私は、磐梯朝日国立公園西吾妻地区の登山道整備にかかわる問題について質問をしたいと思います。  現地は、福島県と山形県の県境の白布峠から尾根を通って馬場谷地という湿原に至る登山道、そこの整備ということで自然破壊の工事が行われております。経過を説明していた...全文を見る
○岩佐恵美君 私は、九月十四日に現地を見てまいりましたけれども、登山道の脇の樹木を伐採したり、湿地を掘って丸太を埋め込むなどの非常に乱暴な工事で驚きました。  延長約三キロの登山道整備の名目で、湿原埋め込み用輪切り丸太、縦六十センチ、直径三十五センチというものですが、その資材を...全文を見る
○岩佐恵美君 ここは、林野庁自身が、森林生態系の厳正な維持を図る保存地区を取り巻く保全利用地区、いわゆるバッファーゾーンに指定をしたところでございます。白布峠からの登山道はブナ帯に続いてオオシラビソ群落が広がって、私も歩いていて本当にすばらしいところだなというふうに思いました。標...全文を見る
○岩佐恵美君 この林道整備が行われたところは第二種の地域ですね。
○岩佐恵美君 それで、環境庁は、出先の北関東国立公園・野生生物事務所長が、林野庁が設置をした検討委員会、ここに報告書がありますけれども、この検討会に参加をしていたと思うんですが、どうでしょうか。
○岩佐恵美君 丸太が重かったので運搬車を入れたという説明なのですけれども、私は運搬車を入れることなど全く常識外だというふうに思いますけれども、事はそれだけでは済まないんです。つまり、馬場谷地湿原、今あった第二種特別地域に指定されているそういう湿原に直系三十五センチ、長さ六十センチ...全文を見る
○岩佐恵美君 私は、環境庁の代表がそういう計画の協議の場に参加していて、それで専門の学者からそういうことを指摘されて、そしてそれについてちゃんと調べることもなく見逃してしまった。本当に環境保護という仕事をみずからやらなければならないというプロ意識に欠けている。もう残念でならないん...全文を見る
○岩佐恵美君 もともと国立公園内の登山道整備というのは環境庁の補助事業として都道府県が今までやっていたものだと思います。それが、さっき指摘をしました森林生態系保護地域バッファーゾーン整備事業ということで、九三年から林野庁が参入してきた分野でございます。  今回の自然破壊工事の大...全文を見る
○岩佐恵美君 事務所一カ所について平均三人ぐらいの配置だということだと思います。また、国立公園の現地の管理事務所というのは私も何カ所かちょっと歩かせていただきましたけれども、一人のところもあれば二人ぐらいというところもあって、一人で見なければいけない公園面積というのはかなり広範囲...全文を見る
○岩佐恵美君 しっかりとお願いをしたいというふうに思うんです。  今、側溝の問題については、これは環境庁が知っていてやったというのではなくて、その側溝は全く知らなくて現地で勝手に林野庁がつけてしまった工事でということでありますので、環境庁は被害者というか、国立公園を管理するもの...全文を見る
○岩佐恵美君 このように西吾妻の問題については国立公園の中でこういうことが発覚をしたわけですから大きな問題になって、現地でもたまたま自然保護団体の熱心な方がおられたから非常に大きなニュースになったということですけれども、二度とこういうことが起こらないように、林野庁、環境庁とも全国...全文を見る
○岩佐恵美君 次に、開発に絡む猛禽類の保護について伺いたいと思います。  環境庁は一九九六年に「猛禽類保護の進め方」というマニュアルを出しています。オオタカの営巣中心域の定義についてどうなっているのか、またそこで避けるべき行為はどういうことなのか、簡潔にお答えいただきたいと思い...全文を見る
○岩佐恵美君 この「営巣中心域」に「営巣木および古巣周辺」というふうな記述があるわけですけれども、古巣周辺というのはオオタカに特別にそういう指定があるわけですけれども、それはどういうことなんでしょうか。
○岩佐恵美君 そこで、建設大臣にお伺いしたいのですけれども、先ほど自然と共生できるようにしていかなければだめであると考えるという大変積極的な御答弁がありましたけれども、実はイヌワシなどの猛禽類については繁殖率が非常に低くなっています。トキの二の舞かと言われるような危機的な状況が生...全文を見る
○岩佐恵美君 大変力強い発言で私もよかったというふうに思っております。  最後に環境庁長官にお伺いをしたいわけですけれども、先ほどの論議でも、環境庁はもうちょっとしっかりしていただきたいという思いというのはもうみんな持っているような気がするんですね、大変申しわけないんですが。 ...全文を見る
○岩佐恵美君 終わります。