岩永浩美

いわながひろみ



当選回数回

岩永浩美の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月24日第156回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○岩永浩美君 おはようございます。自由民主党の岩永浩美でございます。  ただいま委員長の方から御説明いただきました農業経営基盤強化促進法並びに農業災害補償法改正案の二法について御質問させていただきますが、まず、その前に農林水産大臣に。  過日の一般調査の中で農林大臣が、農村集...全文を見る
○岩永浩美君 そこで、この法案は、提案理由でも説明をしていただいております、農業をめぐる情勢が大きく変化する中で、担い手が創意工夫を生かした農業経営を展開するための条件を整備すること、そのことが提案理由の一つ。と同時に、担い手の存在を前提として、多様化した共済ニーズに対し少しでも...全文を見る
○岩永浩美君 じゃ、そこで、今回少し細かいことについて触れさせてもらう。農作物と畑作と畜産ですね、家畜共済。  まず、農作物共済についてお伺いをします。  まず初めに、加入に当たっての面積要件ですね。加入に当たっての面積要件について伺いたい。  今の農業共済は面積共済が一定...全文を見る
○岩永浩美君 二点目の、共済メニューの多様化が農業者に与えるメリットというふうに今度しているけれども、そのメリットとはどういうことをメリットに考えているんですか。
○岩永浩美君 先ほど局長は、十アール以下だったら任意加入ができるんだから、当然加入じゃなくてもそういう任意の過程の中でそのことは加入、だから、支障はないと、こういうふうにおっしゃるけれども、現実的にこういう地域では、自然破壊等があったり、あるいはこういう中山間の中においては高齢化...全文を見る
○岩永浩美君 私が今申し上げているのは畜産とかそういうことじゃなくて、水稲とか陸稲に当たっての農業災害について申し上げているわけです。農業災害について、そのときの共済制度がどうあるべきかということをお尋ねしている。畜産とかそういうのを含めた複合経営の中における共済制度を私は申し上...全文を見る
○岩永浩美君 それでは、じゃ、それなら、今回の共済制度の中で、選択権がなかったやつを選択権を今度は認めました。このことについては一定の私は評価をします。  ただ、個々の農家が自分の経営状態に応じてその一つの共済のメニューを選択することに評価はできるけれども、今まで、それぞれの地...全文を見る
○岩永浩美君 それでは、もちろん地域の御理解をいただくことは当然のことだし、それを浸透させるのは具体的には農業共済、農協団体、そこでやっていくことと思いますが、それなら、メニューの多様化が制度として今度実現する。実現すると、どの程度の組合がメニューを取り入れると、じゃお考えになっ...全文を見る
○岩永浩美君 メニューの多様化が制度として実現して、加入率については分からない。その前に、共済本来の相互扶助的な考え方ということがなくなってしまうことの方が大きくないですか。
○岩永浩美君 局長、そういうふうにお考えを申されるけれども、少なくとも農業共済は一番最初に出てこなければいけないのは相互扶助の精神が先に来なければ、どんなに共済のメニュー化を図ったとしても実効を上げないと思うんですよ。  私は、共済の一つの本来の姿が根底にあって、その中からそれ...全文を見る
○岩永浩美君 それでは次に、麦の赤カビ病の検査費用のことでお伺いをします。  麦の赤カビ病は人体や家畜に有害なカビ毒、検見や食糧事務所の検査でも発見できない非常に厄介な病気です。農水省の十四年度、病害虫発生予報でも、去年は東海以西の地域でやや多く発生をしておる。現在の共済の補て...全文を見る
○岩永浩美君 今年の五月の麦取り期からそれは可能ですか。
○岩永浩美君 今まで赤カビ病の発生については、大変やっぱり西南暖地、特に東海以西においては、雨季に麦の収穫時期が重なってくるために非常に赤カビ病の発生が多くて、麦農家の、麦作農家の皆さん方には大変このことは心配の種であっただけに、是非そういう一つの共済の制度上の中でも十分な配慮を...全文を見る
○岩永浩美君 大豆の単収は大体どれぐらいに見てこのことの八割ということで決めたんですか。今、局長は、大豆の単収が年によって非常にやっぱり乱高下するからそのことについては八割補償の方が妥当だという言い方ですけれども、単収はどれぐらいに見ているんですか。
○岩永浩美君 大豆も主要作物の一つにだんだんなってきているんですよ。米政策の転換に伴って麦、大豆が非常に主要作物に位置付けられてきている。  それは、地域的に非常にやっぱり単収が、東北・北海道と九州・四国・中国、その地域とは随分また違ってきているんではないかと思う。これは、全国...全文を見る
○岩永浩美君 今、その一つの資料の統計の取り方、五か年のうちの中庸三か年を基準にしてと、こういうふうにおっしゃった。  しかし、大豆はその一つの三か年のデータというのは取れないんですよ。減反をしブロックローテーションでやっていくと、やっぱり三年に一遍ずつその資料が、単収の中に上...全文を見る
○岩永浩美君 それなら、今おっしゃる御答弁、そういう御答弁をなさるなら、そういうデータが得られない場合は統計単収による算定を可能にするように改めるべきではないんですか。その統計単収でできるようにすべきじゃないですか。
○岩永浩美君 しかし、現場ではそのことは可能だと認識していないんですよ。あなた方の一つの指導は、五年のうちの中庸三年の中でその地域のデータを基にして算出をしろということをしてあるわけです。指導していると言うけれども、現場の中で周知徹底されていなければ、それ全相殺方式に加入できない...全文を見る
○岩永浩美君 それは強く要請をいたしておきます。  次に、家畜共済について伺っておきたい。  一昨年九月にBSEが発生をしました。畜産農家は、牛の出荷制限を行ったり、高齢牛については死廃事故として処理をしたり、共済金を手にする農家が多かったために、今、保険料率の改定で改定掛金...全文を見る
○岩永浩美君 実際問題に、BSEが発生した当時に共済金によってその農家経営を支えてきた。その人たちの今次の掛金率の改定で上がった分については具体的には何らかの形で措置をするということですか。
○岩永浩美君 今措置は決めていなくても、そういう一つの要件が出てきた場合には考慮していくということで理解するんでしょうか。
○岩永浩美君 それなら、風評被害による収入の減少の場合はどうなりますか。
○岩永浩美君 例えば、北海道とかそういうところにはワンブロックに一戸の畜産農家という形があり得ると思いますが、私どもが住まいする佐賀あるいは九州の場合には、一戸の農家が百頭、二百頭飼っているところもあれば、一戸の農家が百、二百の飼養頭数で五軒ないし十軒が一緒になって畜産団地を経営...全文を見る
○岩永浩美君 そういう畜産団地の実態としてあり得ることだけれども、発生した農家だけには共済が成り立って、同じ地域の中の同じ形で飼育をしている農家には対象とならないとすれば非常に問題がそこに生じないかと思うけれども。実態としてあり得ることなんですけれども、それはもう共済の制度になじ...全文を見る
○岩永浩美君 現実の問題としてあり得ることについて、共済制度の中でも十分に私は検討に値することではないのかなと。ただ、団地そのものが一つのやっぱり一戸の農家と同じような形に形取っている場合にはそういう形というのはあり得ることではないのかなと私は思いますから、是非そのことについては...全文を見る
○岩永浩美君 全体的な声にはなっていないというのは、どういうところでそういう意見が出ますか。これは現場からの意見ですか。
○岩永浩美君 牛の場合には、期首と期末では随分、やっぱり成長の過程によって随分違ってくるので、それを一年でやっていくと、どうしてもやっぱり掛金率の問題、不公平感が出てくる。そういう点で、半年に一遍ぐらい見直してもらえれば有り難いなという御意見があること、そのことも十分に耳を傾けて...全文を見る
○岩永浩美君 具体的にそういうのを担保していただくことは結構だけれども、一々チェックというのは、株式法人、生産法人に自治体の人が直接その都度やっぱり介入していくということは非常に問題があると私は思いますよ。だから、そこについてはどういう形でチェックを強化していきますか。
○岩永浩美君 それは当該する企業の立地市町村ということですか、それとも農協ですか、農業委員会ですか。
○岩永浩美君 それなら、今までの農業委員会の、今ある農業委員会の機能では十分にそのチェック体制が、できる体制には私はなっていないと思う。  現実的に、それまでのチェックをする体制を強化していくなら、農業委員会の体制そのものも強化しなければいけないし、その企業会計等々が十分に理解...全文を見る
○岩永浩美君 少なくとも、農村社会における荒廃地を作らないこと、優良農地を残していくこと、自然環境を保護していくこと、そのことはWTOに示している多面的利用を十分にやっぱり機能させていくための農村社会の本来のあるべき姿だと思う。そのために農業委員会の役割は大変大きくなっていくので...全文を見る
06月10日第156回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
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○岩永浩美君 おはようございます。自由民主党の岩永浩美でございます。  食糧法の審議に入る前に、先般、農林水産省設置法が今国会で成立したことに伴って、間もなく食糧庁は五十年余りの長い歴史の幕を閉じることになりました。食糧庁は、言うまでもなく今提案されている食糧法に深いかかわりの...全文を見る
○岩永浩美君 食糧庁の廃止については、小泉内閣の構造改革、正に役所の中における農林省が我が身を削って構造改革の先端を成し遂げてきたことを私自身も高い評価をしたい。  ただ、心配なのは、九千人の職員の転属という大きな一つのやっぱり措置を講じたことによって、職員の士気あるいは今まで...全文を見る
○岩永浩美君 それでは、是非そこに支障がないようにお願いをしておきたいと思います。  まず最初に、米政策の総括であります。  それは、今まで戦後五十数年の歳月が過ぎて、日本の農政の中に米政策、それぞれの時代背景がありました。一つは、全量買上げの食管制度、そして現行の食糧法、新...全文を見る
○岩永浩美君 今、大臣から、全量買上げの食管法についての役割と評価についてはお伺いをしました。  それでは、現行食糧法、現行食糧法は民間の自主性を一定度尊重することを前提にしています。政府は的確な需要見通しの策定や公表、生産調整の円滑な推進、備蓄の機動的な運営、計画的な流通の確...全文を見る
○岩永浩美君 そこで、現行の食糧法、水田農業政策と新政策との、今度、比較でお願いをしたいんですが、平成十一年度の水田を中心とした土地利用型農業活性化大綱に基づいて十二年度からもう既に実施されていますね。これは、生産者、市町村、生産者団体における水田農業推進協議会が、水田における米...全文を見る
○岩永浩美君 二十二年度にそのあるべき姿を実現するためには、まず今回の米作り政策に対する新政策に対して農業団体並びに農業者の理解、周知徹底がどうしても不可欠だと。  生産者へのアンケート調査によると、新しい米政策に対する生産者の理解や周知が十分に進んでいるとは思われない。東北地...全文を見る
○岩永浩美君 今、長官から御答弁いただきましたように、西日本地域における周知徹底が十分ではないということ、今後パンフレットの作成等によって浸透を図りたいというお話ですが、ただ単にパンフレットを作成し、そのビラを配ったとしても効果が、周知徹底するとは限らない。少なくとも十六年度にそ...全文を見る
○岩永浩美君 それぞれの地域で御理解いただきたいといっても、そういう一つのやっぱり、まだ十分に理解されていない部分ということもあろうかと私は思います。そういう一つのやっぱり区分け、その一つの制度についての説明、そのことが周知徹底されないと、やっぱりちょっとこれはおかしいんじゃない...全文を見る
○岩永浩美君 私は、長官の御答弁、正に農家並びに生産団体がそういう形で意識改革が進んでいることは大変いいことであり、それだけで十分に機能していけば言うまでもありません。  ただ私は、地方公共団体は今度は改正案で情報提供と指導などで側面から支援するということにしていますけれども、...全文を見る
○岩永浩美君 それは地方公共団体に義務付けますか。
○岩永浩美君 明記してあることは義務付けてあるということで理解していいですね。
○岩永浩美君 米政策は国の基本政策ですから、生産団体が自主的にやることはもちろんですが、地方公共団体が十分にそのことに関与することは明文化されている、その明文化されていることを是非実行をしていただきたいことを強くお願いをしておきます。  また、生産調整配分におけるネガからポジ方...全文を見る
○岩永浩美君 区分出荷をされていった場合には、食糧事務所の方である程度チェックするから可能だと思います。しかし、それ以外に、それぞれの農家が保有米として自分のところで保有して、そのことが過剰米、一軒の家だけでやるということじゃなくて、非常に豊作のときにそれ以上の一つのやっぱり過剰...全文を見る
○岩永浩美君 平場の農業と中山間地域を持っている地域の農業とおのずからやっぱり違います。そういう画一的にやることについては問題が一面において出てきます。しかし、だからといって、特化することについての弊害も矛盾も出てきます。しかし、日本の一つのやっぱり置かれている地形から考えると、...全文を見る
○岩永浩美君 大変結構な御答弁ですが、やっぱり予算措置の中で形をちゃんと数字で示していただかないと、本当に消費の拡大に寄与することにはならないと思いますから、予算が伸びてないから私は言っているんです。だから、来年度の予算にそういう一つの形、文科省だけではなくて、食糧庁と一緒になっ...全文を見る
○岩永浩美君 この経営所得安定対策については、また後日の委員会の中で質問をさせていただきたいと思う。  そして最後に、中山間地域の直接支払について伺っておきたい。  今、中山間地域において直接支払が行われていますね。平成十二年度から十六年までの五年間の措置として導入されていま...全文を見る
○岩永浩美君 これ、見直すということは、廃止ではなくて継続をしていく見直しですね。
○岩永浩美君 是非そのことは継続してやっていただくことをお願いをして、質問を終わります。
07月25日第156回国会 参議院 議院運営委員会 第44号
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○岩永浩美君 本日は、お手元に配付いたしました資料のとおり議事を進めることとし、必要に応じて延会手続を取ることを御提案したいと思います。
11月27日第158回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○委員長(岩永浩美君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。  議事に先立ち、一言ごあいさつを申し上げます。  去る九月二十六日の本会議において農林水産委員長に選任をされました岩永浩美でございます。  本委員会の運営については、委員各位の格別の御指導、御協力をいただ...全文を見る
○委員長(岩永浩美君) 委員の異動について御報告をいたします。  去る十八日までに、日笠勝之君、渡辺孝男君、国井正幸君、田中直紀君及び本田良一君が委員を辞任され、その補欠として市川一朗君、千葉国男君、福本潤一君、段本幸男君及び小川勝也君が選任されました。     ──────...全文を見る
○委員長(岩永浩美君) 理事の補欠選任についてお諮りをいたします。  委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任については、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「...全文を見る
○委員長(岩永浩美君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に加治屋義人君及び段本幸男君を指名いたします。     ─────────────
○委員長(岩永浩美君) 次に、国政調査及び継続調査要求に関する件についてお諮りをいたします。  本委員会は、従来どおり農林水産に関する調査を行うこととし、今期国会閉会中も継続して調査を行うため、本件の継続調査要求書を議長に提出したいと存じますが、御異議ございませんか。    ...全文を見る
○委員長(岩永浩美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(岩永浩美君) 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。     ─────────────
○委員長(岩永浩美君) 次に、委員派遣に関する件についてお諮りをいたします。  閉会中の委員派遣につきましては、その取扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(岩永浩美君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時三分散会