小池晃

こいけあきら

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

小池晃の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
09月17日第143回国会 参議院 国民福祉委員会 第3号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  まず、厚生大臣にお伺いします。  八月二十日の予算委員会で宮澤大蔵大臣が答えていらっしゃるんですが、景気が悪くなった原因の一つに去年の医療費の自己負担増があったのではないか、こういう質問に対して、一つの要因であったと考えていますというふ...全文を見る
○小池晃君 いろいろ数ある中の一つというようなことじゃなくて、僕はかなり大きな要因であったというふうに思うんですね。  厚生省の保険医療費の動向を見ましても、九七年度の医療費の伸び率は対前年比一・五%増ということで、これは史上最低なわけです。とりわけ、被用者本人は昨年の九月から...全文を見る
○小池晃君 その医学的な問題を議論してもしようがないと思うんですが、腹水を二週間抜くような症例というのは、これはほとんどもう現場ではあり得ないと思います。二週間という縛りがかかっているんですからね。  それで、こういう患者さんですね、先ほどわからないとおっしゃったけれども、明ら...全文を見る
○小池晃君 もう最初から中医協で検討しなければだめだと、不備であるということがはっきりしているわけですから、これはやはり十月実施ということはやめていただきたい。  それからさらに、その二点目の看護料算定における平均在院日数の短縮の問題ですけれども、ちょっと時間がないので一つの例...全文を見る
○小池晃君 私ども別に病院の機能分化というのを原理的に否定しているわけではないんですよ。必要なこともあるとは思うんです。ただ、今回のようなボーダーラインのようなケースがいろいろあるわけですね、こういう機能分化を進めていく際には。そこに丁寧な手当てをしなければ、例えば今おっしゃいま...全文を見る
○小池晃君 最後に。  今言われたように、スタートさせてとおっしゃいますが、スタートさせたら大変な問題が起こります。これはもうはっきりしていると思います。今まで一般病院でかなり頑張って支えていたボーダーラインの患者さんが一気に吐き出されたときに患者さんたちが一体どういうことにな...全文を見る
09月24日第143回国会 参議院 国民福祉委員会 第4号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  私は、まず、この感染症法案の議論の出発点とも言える問題から始めたいと思うんですが、この間の感染症対策のおくれについて言えば、見直しについて言えば、ハンセン病やあるいはHIV感染患者などに対して過去非常にひどい差別、偏見が加えられてきた事実...全文を見る
○小池晃君 こういう答えが返ってくるとは思いませんでしたが、仮還付請求はするんですね。イエスかノーかでいいです。そうですね。
○小池晃君 衆議院の予算委員会では、公判に影響があるから公表できないというふうにお答えされていますね。もう影響はなくなったら、今度は仮還付請求はするけれども、それを公表するかどうかはまたそれぞれの人に確認しなければいけない。これはとんでもない話だと思うんですよ。  わかっていま...全文を見る
○小池晃君 大臣にお伺いします。  今、そういう回答がございました。これは、薬害エイズの真相究明に努めるというふうに当時の厚生大臣も確約された、一般的な情報公開という問題じゃないですよ。厚生省の責任においてこれだけの事態が起こったことについて深く反省をして、その真相の究明を厚生...全文を見る
○小池晃君 私、この問題はやはりこの感染症法案を考える上で出発点だと思うんです。  一般的に人権を尊重するということは幾らでも言えるわけです。ただ、それは個別の事態に即して最も人権が侵害されたときに国がどういう態度をとるか、それが鋭く問われてくると思うんです。一般的な人権尊重を...全文を見る
○小池晃君 これも私検察に聞いたんです。そうしたらば、どういうふうにおっしゃっていたかというと、厚生省から検察庁の意見は聞かれたと。ただ、厚生省自身が持っている押収品目録を公開するかどうかは、これはあくまで厚生省の決める問題だというふうにおっしゃっていましたよ。  今のは、おっ...全文を見る
○小池晃君 私はさらに、第三回の議事要旨、第四回の議事メモについてもその存在が明らかになったわけですから、これも公開すべき、仮還付請求、ただし証拠採用された場合には直ちに公開すべきだというふうに考えております。  そして、一連のこういう薬害エイズの真相究明にきちっと責任を果たす...全文を見る
○小池晃君 さらに、第二十二条の退院の要求あるいは第二十五条の審査請求の特例に関する患者、感染者の告知の問題であります。  基本問題小委員会の報告書では、これまでの予防法が人権尊重の観点からの体系的な手続保障がされていないと指摘して、例えば入院の勧告及び命令の場合の事前手続とし...全文を見る
○小池晃君 法令上この感染症法案には担保されていないんですよ。厚生省令に定めた事項というのはありますよ。ただ、退院に関する請求ができるということは明記されていないわけですね。  例えば、精神保健法を見ると、退院の請求に関して、任意入院の場合でも措置入院の場合でもこう書いてあるん...全文を見る
○小池晃君 長いから書くんだと、精神保健法は明記してあるんだというのは説明になっていませんよ。長い短いの問題じゃないですよ。これはその置かれた状況を見れば、新しい未知の感染症だというふうに言われて強制的な入院をされる患者さんの不安というのは、それは精神保健法の措置入院なんかと比べ...全文を見る
○小池晃君 わかっている説明を長々しないでください。  新感染症の患者さんがどういう状況に置かれるか想像しますと、例えば緊急の状態で入院する、あるいは出血熱のような状態かもしれない、呼吸器の症状が強いのかもしれない。入院する、そしていろいろ検査をする、既存の疾患の診断基準は当て...全文を見る
○小池晃君 私は、この前文の表現も、こういった科学的根拠のない感染症脅威論、これがやはりこれまで社会防衛的な感染症政策を生んで、感染者の人権を侵害してきたものではないかというふうに考えるものであります。  検討小委員会の報告書でもどう書いてあるかというと、今日の感染症を取り巻く...全文を見る
○小池晃君 私は、この法律の運用に当たっても、本来のやはり尊重という趣旨が貫かれる、実行に当たってそういう人権を本当に尊重しないような事態が発生するおそれが非常に強い。特に一番拘束的な、強制的な入院の場面においてそういう人権尊重の項目が欠落していることを最後に指摘して、質問を終わ...全文を見る
10月01日第143回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第2号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  私は、何のための男女共生かということでの問題意識をちょっと申し上げたいと思うんです。  ともすれば現実の社会の困難というのを男だけでは担い切れないということによって生まれてくる共生という議論があると思うんです。例えば、社会保障負担である...全文を見る
10月09日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第8号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  深刻な不況のもとで、今国民生活は大変な状態になっています。家計の消費支出は八月まで十カ月連続でマイナスという大変な事態になっております。私は、七月の選挙で当選するまで病院で医者をやっておりましたが、診療の現場では消費税の増税と医療費の値上...全文を見る
○小池晃君 技術的に多々難しい問題があるということでございます。私は、今言われたような本当に低所得者の方に手を差し伸べるのであればもっと常識的にいい景気対策があるんじゃないか、そのことを申し上げたい。  個人消費が十カ月連続で落ち込んでいる。これに最も効果のあるものは、これは消...全文を見る
○小池晃君 我が党は、租税特別措置法の改正という形で出しているということを御承知いただきたいと思います。御党が御党がとおっしゃいますが、これは何も日本共産党のみが主張している、そういうことではないと思うんです。  例えば税制に対する意見、そういう違いを超えてこういう意見がありま...全文を見る
○小池晃君 総理にお聞きします。  今言われたように、金融安定化法では破綻の蓋然性の高い金融機関への資本注入はできない。しかし、今度自民党が提案をされた新しい早期健全化の枠組みは、法案にも書いてありますが、著しい過少資本行であっても入れる。例外というふうに書いてあるのは、債務超...全文を見る
○小池晃君 そうです。
○小池晃君 私は総理に本当は答えていただきたかったんですが、本会議でも、これは与野党間で協議しているけれども、節目節目でみずからが決断をしてやっているとおっしゃったじゃないですか。把握されていないんですか、中身を。大変問題だと思います。  これはやはり、国民が忘れもしないあの三...全文を見る
○小池晃君 全く同じ法案を通すなんて、そんなばかなことをするわけないじゃないですか。幾ら芸がなくたってそんなことはしない、そのくらいわかります。資本注入の対象の要件がほぼ同じだと申し上げているんです。  そして、今の十兆円問題、ごまかしですよ、これは明らかに。法案の最後を見れば...全文を見る
○小池晃君 私の言ったことが全くわかっていらっしゃらないんです。預金者保護の名目を使えないじゃないか、そういうふうに主張したんです。そのことにお答えにならない。  それから、今まで銀行業界に何らかの負担増を、今以上に何らかの負担増を求めていますか、このことに答えてください。どう...全文を見る
○小池晃君 私は、法案そのものについて聞いているんじゃないんです。今、そういう声もありましたが、そういうことじゃないんです。健全な銀行の不良債権を買い取るということについて、その考え方についてお聞きしているんです。これは預金者保護の名目が通用しないじゃないかということをお聞きした...全文を見る
○小池晃君 銀行の自己責任原則、これ貫くべきだと私たちが言っているのは、単に国民の血税の不当な投入けしからぬ、税金使うからけしからぬと言っているだけではないんです。この自己負担原則、自己責任の原則を確立してこそ金融業界に健全な自己規律が確立するし、本当の金融システムの信頼が回復で...全文を見る
10月14日第143回国会 参議院 本会議 第17号
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○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、衆議院提出の金融機能の早期健全化のための緊急措置に関する法律案について質問します。  バブルの時代の乱脈経営のツケをなぜ国民の税金で穴埋めしなければならないのか、国民の間に広がるこの怒りと疑問に政府は何一つ答えておりません。それどころか、...全文を見る
10月16日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第11号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  まず、宮澤大蔵大臣にお聞きをしますけれども、大蔵大臣は、八月一日の朝日新聞のインタビューでこう述べておられます。「公的資金の三十兆円を増額する用意は。」という質問に対して、「(増額は)いりようがないと思う。健全銀行への資本注入でも、破たん...全文を見る
○小池晃君 まさに今おっしゃったとおり、金融再生法が成立した、三党修正を経てかなり変わった形で成立をした。そして早期健全化法案が今審議され、これに追加されようとしている。要するに、法案が変わったから投入する公的資金の額が二倍に膨れ上がったということをまさにお認めになったんじゃない...全文を見る
○小池晃君 銀行がどんどん不良債権を切り捨てていったら、中小企業の人たちは不良債権に扱われて破綻するしかなくなるんじゃないですか、切り捨てていくだけになるじゃないですか。それは全く説明になっていないというふうに思うんです。  それと同時に、今経営健全化計画というふうにおっしゃい...全文を見る
○小池晃君 一般論として努力をしているということは幾らでも言えると思うんですが、今現在どういう政治が行われているか、どういう対策がとられているかということが問題だと思うんです、指導がきちっとできているかどうか。  三和銀行の問題をこの国会が始まった最初の予算委員会で取り上げまし...全文を見る
○小池晃君 私がまさにきょう質問するその日に報告がある。本当に偶然の一致にしてはすばらしいものだと思いますが、この資金回収マニュアルも我が党が国会で取り上げなければ明らかにならなかった。そして、私が質問するというその日に処分が報告される。金融監督庁は一体何をやっているんですか。こ...全文を見る
12月03日第144回国会 参議院 国民福祉委員会 第1号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  今、深刻な不況のもとで家計消費は大変冷え込んでいます。そして、それに加えて将来不安で消費はますます冷え込んでいる。中でも介護保険制度に対する不安というのは非常に大きいんじゃないかと思うんです。  厚生省は、十一月二十六日に、医療保険福祉...全文を見る
○小池晃君 先月までは年金制度の趣旨から見て三十六万円が限界だと、そういう見解だったわけです。ところが、今変わったということについて全く説明されていないんではないかと思うんです。私は、やはり月一万五千円という低額年金からの保険料の天引きというのは決して許されるものではない、こうい...全文を見る
○小池晃君 全く市町村任せだと。非常に無責任だと思いますよ。これは大変ですよ、市町村が。  そして、さらにつけ加えれば、先ほどから市町村からの要請があって特別徴収の額を徴収の効率化のために引き下げたというふうにおっしゃいましたが、要するに徴収が困難だということじゃないですか。徴...全文を見る
○小池晃君 払えなければ安定化基金でとおっしゃるということは、それは市町村はいいですよ、介護保険の財政はいいですよ。受ける方、被保険者は、払えない人は排除されるじゃないですか。そういったことを最初からもう前提として、年金額が極めて少なくて保険料が払えない人は排除されるということを...全文を見る
○小池晃君 今はっきり認められました。二千六百円はイメージだと言いますけれども、国民は二千五百円、二千六百円が保険料と頭に入っていますよ。そういう宣伝がされていますからね。  実際、今、上乗せ横出しとおっしゃいましたけれども、それ以前の問題として二千六百円という数字自体が上がる...全文を見る
○小池晃君 今適用されることが確認されました。政令に書き込むべきだというふうに主張しておきたいと思いますが、その上でやはり多々問題点はありますので、今後ともこの問題を大いに取り上げていきたいと思います。  以上で終わります。
12月10日第144回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  長引く不況の中で、今、社会保障制度に対する不安が広がっております。  まず、総理にお聞きいたしますが、この不況を吹き飛ばす上でも社会保障制度の充実が求められているというふうに思うんですね。その中でも、高齢者介護の問題は国民の将来不安にと...全文を見る
○小池晃君 おっしゃるとおり、まさに期待もありますが、不安も非常に強まっているのではないでしょうか。  その最重要問題である介護保険制度の根幹となる要介護認定、この問題についてきょうは質問したいと思います。  現在行われている九八年度の要介護度認定のモデル事業の規模と概要、そ...全文を見る
○小池晃君 今回、全市町村で行われているモデル事業、一次判定をコンピューターでやって、二次判定は審査会でやる。その一次判定の結果がおかしいのじゃないか、認定審査会の現場からはことしのコンピューターの一次認定が昨年度の場合よりも低く出ている、そういう声が多数寄せられております。 ...全文を見る
○小池晃君 全く違うんですよ。ここに書いてあるような患者さんの状態と厚生省が示している例は全く違う。  さらに、こんな例もあります。資料2を見ていただきたいと思いますが、この方は体の機能は一定に保たれているんですが、いわゆる痴呆がある方であります。金銭の管理ができない。幻視や幻...全文を見る
○小池晃君 介護される方の重症度じゃなくて介護時間だということを言われましたけれども、寝たきりで鼻からチューブが入って流動食を胃の中に流しているような人ですよ。御家族にとってみれば一番大変な介護が必要だというのは、だれの目から見ても明らかだ。そういう人がⅡとかあるいはⅢとかと出て...全文を見る
○小池晃君 これ、答えられないと思うんですね。  総理、最後にお聞きしますけれども、要介護度認定というのは、介護サービスの上限を定める介護保険制度の根幹とも言える部分だと思うんです。そこが、このように恣意的にコンピューターソフト一ついじることでかなり変えられる。これはやはり介護...全文を見る
○小池晃君 終わります。