小池晃
こいけあきら
比例代表選出
日本共産党
当選回数4回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月24日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第1号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 長時間労働と自殺の問題について中村参考人にお聞きをしたいと思うんですが、厚生労働省の通達、過重労働による健康障害を防ぐためにでは、残業時間月四十五時間超えた場合は産業医による助言や指導、それから、月八十時間超える残業が長期間続いた場合は面...全文を見る |
○小池晃君 いや、そういうことじゃなくて、まあ、これについての御見解をお聞かせ願えればと思ってお聞きしたんですが。 ちょっとそれと絡んで、今労働現場で起こっている問題でいうと、成果主義賃金が拡大される、成果主義賃金あるいは裁量労働制の拡大という問題があります。社会経済生産性本...全文を見る | ||
○小池晃君 今の問題、高橋参考人にもちょっと御意見をお聞かせ願えればというふうに思うんですが、こういう働き方の変化が労働者のメンタルヘルスやあるいは自殺ということにどのような影響を与えるかということについてお聞かせ願いたいと思います。 | ||
○小池晃君 それで、最後に高橋参考人にお伺いしたいんですけれども、ちょっと今日参考人がお話しされたことと直接関係があるわけではないんですが、自衛官の自殺の問題で、この間、過去を見てみますと、最近、防衛庁からいただいた数字では二〇〇三年で七十五名と。陸自で四十八名、海自で十七名、空...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 | ||
03月04日 | 第162回国会 参議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 来年度予算案ですが、発表直後から大増税、大負担増路線だという批判が沸き起こっております。朝日新聞は「老いも若きも負担増」と書きました。毎日は、本格増税路線にと。読売は「増税路線色濃く」と、マスコミこぞってこう書いたわけです。 もちろん...全文を見る |
○小池晃君 まあいろいろおっしゃるけど、五百万というのは大変な数なんですね。で、増税額二千四百億円、一人当たり年間五万円になるわけです。 これ具体的にお聞きしたいんですが、独り暮らしの高齢者の場合は、今までは年金が十九万円を超えないと天引きされなかったわけです。これが今回の措...全文を見る | ||
○小池晃君 これは月四千四百円、年間にすると、これゼロだったのが約五万円ということになるわけですから、これ月十九万円の年金暮らしの方にとってみれば非常に重い負担になるわけです。 先ほど、標準的な年金には課税してないと言うけれども、そこで言っている標準的な年金というのはいわゆる...全文を見る | ||
○小池晃君 総理に聞いたんだ。 | ||
○小池晃君 いや、全く答えていないですよね。 あのね、高齢者が増えていくんですから年金額増えていくのは当然なんですよ。そのときにどうやって支えるのか、負担をどうやってだれに求めるのか、そして歳出削るんだったらどこ削るのかなんですよ。そこが問われているわけです。私はそのことを議...全文を見る | ||
○小池晃君 ごまかしなんですよ。私が聞いたことに答えていないんです。 総理は、一人一人の国民の暮らしが一体どうなるのかと考えようともしないのか、思いをはせることもないのか。私は、この通知を受け取った怒りを、怒りに震えている高齢者の思い代弁して、そしてこう聞いているのに、それに...全文を見る | ||
○小池晃君 責任ある政党って、何か自分の財布から出しているような言い方はやめてくださいよ。年金暮らしの方々の、方からその財源を取り出すなんていうのは、これほど本当知恵のないやり方はないと。 責任ある論議が必要だと言うんだったら、あなた国土交通大臣なんですから、国土交通省ね、関...全文を見る | ||
○小池晃君 負担増はこれだけじゃないんです。 | ||
○小池晃君 関空二期工事、八ツ場ダム、何がこれが経済の発展なんですか。国民の暮らしでしょう。個人消費が経済の六割ですよ。もう公明党という政党は福祉の党という看板は金輪際掲げない方がいい。今の議論ではっきりしたと。私、まともな説明もできないと思いますよ。 さらに、この増税の問題...全文を見る | ||
○小池晃君 全部増やせなんて言っていないんですよ。先ほど総理おっしゃったようにね、軍事費だって削るべきだと、公共事業は削るべきだと、大型開発、無駄遣いやめるべきだと言っているわけです。負担一切増やしちゃいけないって言っていませんよ。負担を一体どこに求めるのか、この問題なんです。 ...全文を見る | ||
○小池晃君 今の説明で全く理解できないですよ。全く説得力ないですよ。私の質問に全く答えていない。 役員報酬の実態は一体どうか。これ、やみに包まれています、分からない部分もありますが。例えば、日経新聞の調査では、主要企業百社の役員報酬の平均は三千二百万円です。公表されている中で...全文を見る | ||
○小池晃君 大企業どうなってもいい、つぶれてもいいなんて一言も言っていないでしょう。大企業減税は、大企業減税はそのままにしておいて、庶民減税だけ元に戻すのはおかしいじゃないかって言っているんじゃないですか。そのことに何にも答えていないですよ。よく分かった。役員の勤労意欲は大変心配...全文を見る | ||
○小池晃君 高齢化が進む中で社会保障予算が膨らむのはこれは当然のことで、どう支えるかです。しかも、もうこれ質問しませんが、時間が来たので、これ見てくださいよ。特別養護老人ホームの待機者どんどんどんどん増えていく一方で、今年の予算でもどんどん削っている。保育所の待機児童どんどん増え...全文を見る | ||
○小池晃君 これが小泉政治のやり方だと。こういうやり方では日本の経済も未来がないということを申し上げて、私の質問を終わります。 | ||
03月15日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 昨年十月十三日に西武鉄道が有価証券報告書の虚偽記載が発覚をいたしました。その時点で、西武鉄道の株について、年金資金運用基金で保有していた総量と時価総額をお答えいただきたいと思います。 |
○小池晃君 時価総額。 | ||
○小池晃君 厚生年金基金加えると一割以上が公的年金資金による保有なんですね、西武鉄道株というのは。西武グループで保有しているものに次ぐ規模を持っている。証券取引法の違反でツケが年金通じて国民に回ってきている、これは私重大な問題だと思うんですが、なぜその年金資金運用基金というのはこ...全文を見る | ||
○小池晃君 国民の大事な保険料なんですから、パッシブ運用で自動的に購入する仕組みなんだから、責任ないとは言えないと思うんですよ。 大臣、私、これ十月十三日当時の時価総額というと百二十億円、この価値が大幅に下落しているわけで、非常に大きな損失を生んでいるわけです。この責任につい...全文を見る | ||
○小池晃君 ということは、西武鉄道に対する損害賠償請求も考えておらないということですか。 | ||
○小池晃君 全体もうかっているからいいんだって、そういう言い訳にはならないんですよ。 今、売却したとおっしゃいますが、購入価格と売却価格を教えてください。 | ||
○小池晃君 国民の大事な保険料を運用する、運用の仕方としてアクティブ運用がある、パッシブ運用があると。アクティブ運用というのは、確かに市場に影響を与えますから、それは問題あると。一方で、パッシブ運用というのは、これはもう自動的に買っちゃうわけですよ。今回みたいに、こういう西武鉄道...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私の指摘の答えになっていないと思うんですが。 要するに、株式運用だと二つ方法あって、両方とも大変問題があるということなんですよ。やっぱりアクティブ運用をやれば、これはもうもろに市場に介入することになるし、パッシブ運用でこういうことになればもう本当に無責任体制...全文を見る | ||
○小池晃君 この老齢加算の縮小、廃止によってどういう事態が起こっているかというと、お葬式行けないとか、墓参り行けないとか、年一回の旅行をあきらめたとか、食事やふろの回数を減らしたとか、健康で文化的な最低限度の生活を保障する水準でないという指摘が続いています。 それに加えて、今...全文を見る | ||
○小池晃君 説明はいいから数字だけ言ってください。 | ||
○小池晃君 高校就学費用給付はあるけれども、トータルで見るとマイナスになっているわけですね。 具体的に聞きますが、大都市部で三十代夫婦と九歳、四歳の四人世帯の場合、〇四年度と〇五年度の扶助基準、どれだけ減りますか。 | ||
○小池晃君 それでは、三十代の母親、母子家庭ですね。子供三人、十六歳、十一歳、七歳、こういう母子家庭で生活扶助基準額と母子加算額の合計額はどれだけ減るでしょうか。 | ||
○小池晃君 学用品等学級費で基準額で言うと六千八百六十円ですね、通学費実費ですけれども。公立高校の場合は、自治体減免している場合は給付しないわけですから、これは給付額より削減の方が多くなるケースもこれ当然あると。しかも、三位一体改革で高校生向けの奨学金の補助金が、これは補助金廃止...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、市町村任せで無責任な話なんですよね。今、影響が私は出ているのかと聞いたのに、それについては一切答えがなかった。昨日、文科省お聞きしたら、検討していないんですね。本当に無責任だというふうに思うんですよ。 こうしたその影響も顧みずに生活保護基準切下げすることは、...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、その考え方が私は違うのではないかと思うんですね。これ、生活保護法というのは言わば憲法二十五条で決められた生存権を保障する最後のよりどころですよ。これが最低基準なんだと国が示すことによって、そこに安心が生まれる制度だと思うんですね。それをそうではなくて、全体が下が...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、それでは国の責任果たしたことにならないというふうに申し上げます。 しかも、今、自立支援プログラムということが進んでいて、受給者の実情に応じた支援を行っていくことはこれは大切なことだと思うんですが、例えば北海道の札幌市でやられているような例では、何月までに働き...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、個々の実情をしっかり見て対応していくということが考え方の基本なんじゃないですか。もう一度お答えいただきたい。 | ||
○小池晃君 最後に、来年度、セーフティーネット支援対策費というのが新設されます。これは、今まであった生活保護費の補助金やホームレス対策事業、在宅福祉事業費の補助金など、これは〇四年度でいうと総額百五十三億円なんですが、これが統合されて百三十六億円になるということなんですね。 ...全文を見る | ||
○小池晃君 はい。 こういう経済情勢、国民の暮らしの中で、最後のよりどころ、ホームレス対策も含めて、こういったものを十七億円も削るということは、いろんな理由があっても許されないことだということを申し上げたいと思います。 | ||
03月17日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 草加の公共職業安定所が満杯で、お聞きすると、駐車場もあふれていて周辺の道路に渋滞を起こすようなこともあるということも聞いておりまして、越谷に増設することは、草加だけで対応し切れないという点から、これは当然のことだというふうに思います。 ...全文を見る |
○小池晃君 必要な部分はやっぱりしっかり手当てしていくことが私は必要だと思うんです。 体制の整備と併せて職安の権限の問題も重要だと思うんですが、近年、サービス残業あるいは偽装請負といった違法な就業形態、最初から労働基準法や職安法に違反しているのを承知で求人するような事態も起こ...全文を見る | ||
○小池晃君 私、昨年の予算委員会で、この請負業務に監督官庁ないという問題も指摘をしましたけれども、専門的に対応する部署つくることはいいことだと思うんですが、実態はどんどんどんどんひどい方向へ進んでいるわけですから、実効性を持つ仕組みつくることが必要だというふうに思うんです。しかも...全文を見る | ||
○小池晃君 その緊急地域雇用創出特別交付金、これは毎年度一千億円以上の事業規模だったんですね。それに比べて、今いろいろおっしゃいましたけど、例えばコンテスト方式というのでいっても六十五億円程度だと思うんで、これは受皿というには余りにも小さ過ぎるというふうに思いますし、これでは受皿...全文を見る | ||
○小池晃君 最後に、ちょっと一言申し上げたいことがございます。 昨日、広島地裁での無年金障害者の判決に対して、厚労省、控訴しました。原告の鳥羽秀範さんのお母さんの智子さん、昨日国会に見えられて、七十一歳なんですが、こういう訴えをされてるんですね。全面勝訴という大きな判決が私の...全文を見る | ||
03月18日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 最初に、救急車のことを今日取り上げたいんですが、全国の救急車の出動件数が増えて救急隊の増隊が追い付かない、現場への到着時間が延びているというふうにお聞きしているので、改善が求められていることは確かだと思うんですが、消防庁にお聞きをしたいん...全文を見る |
○小池晃君 緊急度緊急度とおっしゃるけれども、緊急度の判断というのは極めて難しいと思うんですね。 あるスポーツ新聞のコラム見たらば、緊急度判断どう行うのか、骨折ならよくてひびじゃ駄目だとか、全治何か月ならいいとか、そういう決め方するのかと。有料になれば大幅な抑制できるのかとい...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、こんなこと検討されたらたまらないわけですよ。医療現場は大混乱する。 実際にもう既に起こっている事態がありまして、東京都では民間救急コールセンターの試行というのが去年の十月からやられて、四月一日から本格運用なんですね。これは利用者の負担、料金負担になっている。...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっとその、東京都は民間救急ということで宣伝しているんですが、そもそもこの言葉なんですね。 消防庁にお聞きしますけれども、このいわゆる民間救急というのはタクシーなどと同じような患者等搬送事業ということで、これ、この事業の指導基準を消防庁出していますが、あくまで緊...全文を見る | ||
○小池晃君 緊急でないものをなぜ救急と名前付けるのかというところが私これ大変疑問なわけですよ。あたかも、例えば東京都のこういうリーフレットを見ると、コールセンター〇三九—〇九九で「おー民急、おー救急」と、何かどこかで聞いたような、こういう、もうこれは国民、都民が見たらばこれ救急車...全文を見る | ||
○小池晃君 そんなことないですよ、このリーフレット見ると、この救急隊のかぶっているヘルメットかぶった人形が出ているんですよ。で、胸に一一九って書いてあるんですね。で、これ民間救急コールセンターに電話してくださいって、こういうリーフレット配っているわけです。これがどうして紛らわしく...全文を見る | ||
○小池晃君 これは厳重に見守るべきだというふうに思います。 引き続いて、乳幼児突然死症候群のことをお聞きしたいんですが、SIDSという名前付いていますけれども、保育所とか病院で突然急死する、過失により急死したような例を安易にこの病名を付ける、あるいはその疑いだというような診断...全文を見る | ||
○小池晃君 ほとんど何も言っていないみたいなことを言わないで、やっぱりこれ五十以上も訴訟起こっているんですよ。で、研究班任せにするんじゃなくて、大臣、これ政治家として御発言いただければと思うんですが、やっぱり厚労省がこういう問題責任持って、中身どうするというのは言えないというのは...全文を見る | ||
○小池晃君 非常に不満ですが、この問題、恐らくそういう方向になってくるだろうというふうには思いますが、どれだけ精度が高い剖検が行われるかということも必要だし、そのための体制整備も課題になるということも付け加えておきたいというふうに思います。 残る時間、保育への国庫補助金の問題...全文を見る | ||
○小池晃君 この国庫補助金の一般財源化がこれだけ大きな影響を生んだ、これだけ大きな影響を出した以上、国として当然対策を取るべきじゃありませんか。 | ||
○小池晃君 いや、無責任だと思います。 私は、少子化対策は国の責任だ、こう言いながら市町村任せにしていくということは、こういう事態が生まれているんですから、やはり厚労省としても実効ある手だて考える必要があるというふうに思うんですね。 それに加えて、民間保育所運営費への国庫...全文を見る | ||
○小池晃君 予算委員会では、将来にわたって適当でないとおっしゃっていますけれども、そういう趣旨でよろしいですね。 | ||
○小池晃君 これはもう断固としてそうしていただきたいと思いますが。 今も大臣の口からちょっとお話あったんですが、延長保育の問題です。 来年度予算で公立保育所の延長保育事業費補助金基本分が廃止をされると。これ今年度八十一億円出ているんですが、これが何人分に相当するのかという...全文を見る | ||
○小池晃君 これ去年、公立保育園の運営費の一般財源化やったときに、厚労省どう説明していたかというと、延長保育など多様な保育サービスの提供のための政策的な補助金については、公立、民間含め今後とも引き続き補助を行うこととしているので待機児童ゼロ作戦に支障が生じることはないと考えている...全文を見る | ||
○小池晃君 それだって、引継ぎだって、それが延長保育に役立つ補助金だったわけで、今のはちょっと言葉として難しいというか、中身が全然やっぱり筋通らないから説明できないんですよ。 閣議決定なんですね、これ。公営保育所の延長保育は二〇〇四年度までに民営並みの実施を目指すと。目標には...全文を見る | ||
○小池晃君 そんな、保育士さんの労働条件が改善しているような状況があるわけじゃないのにこういうやり方というのは、私、全く納得いきません。次世代育成支援といって仕事と子育ての両立を応援すると言いながら、それを支える保育所の保育士さんの産休、病休の補助金を一万三千六百人分も削減すると...全文を見る | ||
03月22日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 児童扶養手当法の改正法案、これは各種手当の額を物価が下落したときには減額をすると、物価が上昇しても据え置くと。しかも、目的も成り立ちも性格も違う十種類を一つにまとめて、今後、国会審議なしに処理してしまうという問題もあります。 そこでお...全文を見る |
○小池晃君 実態としては、大臣もお認めになるように、これ大変厳しい人たちばかりですね。 障害者についても多様とおっしゃいますけれども、雇用の問題でいえば、例えば十五万人以上求職していますけれども、就職三万人というような実態もあると。 かさ上げしていたのを戻すだけなんだとお...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、かさ上げしたのは政府の側なんですから、そのときに景気を理由にかさ上げしたんですから、それを解消するという以上、そこが改善したということがなければ私はそういうことはできないはずだというふうに申し上げているんです。そこのところは説明、これはできないと思うんですね、や...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、一つもいい指標ないわけですよね、収入が減っているし。しかも、就労収入でいうと百六十二万円ということですから、平均、月でいえば十三万円余りということになるわけです。しかも、雇用情勢は悪化して、不安定雇用が激増しているというのが今の実態だと。 大臣、平均年収も...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、それは理解できないんですね。やはり母子家庭の生活に比べて、やっぱり今の児童扶養手当の水準が低過ぎるというのが前提としてまずあるわけです。しかも、かさ上げした、かさ上げしたとおっしゃるけれども、それは経済情勢を理由に皆さんされた。それをやめるというのであれば、それ...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと私が聞いたことと答えが違うんですけれども、自立支援法のことは次に聞こうと思っていたんですけれどもね。 私が聞いたのは、障害者基本計画では年金、手当等による所得保障を引き続き推進すると、充実させるという、そういう決定をしているにもかかわらず、今回実質マイナス...全文を見る | ||
○小池晃君 閣議決定では所得保障を推進すると言いながら、手当は下げる、しかも自立支援法では大幅な負担増になる。結局、決して高くない現在の所得保障の水準すら下げることになってしまう。低所得者対策等やっていると言いますけれども、住民税非課税、障害年金一級月額八万二千七百五十八円、こう...全文を見る | ||
○小池晃君 もう答えになってないと思うんですが、実態としてそういう、私、ちょっと事前にお聞きしたらば、十八日の時点では、そういう都道府県のいろんな動き、把握してないということをおっしゃっておりました。 これ、全国腎臓病協議会の調査では、例えばこのほかにも滋賀県や奈良県で八月か...全文を見る | ||
○小池晃君 残る時間、シベリアの先ほど議論ありましたが、その問題を取り上げたいんですが、今年戦後六十年であります。戦争が引き起こした悲劇多くありますけれども、シベリアに不当に抑留された兵士、軍属の問題もその重大な一つだというふうに考えております。 第二次大戦後、ソ連政府は日本...全文を見る | ||
○小池晃君 先ほどちょっと話題になりました平和祈念事業の特別基金の問題ですが、総務省にお伺いしますが、この平和祈念事業特別基金設立以来の常勤役員の数と、そのうち官庁出身者の数、それから役員の退職金の支払実績をお示しいただきたいと思います。 | ||
○小池晃君 資料を配付いたしましたが、退職金出ているのは常勤の理事長と理事だけです。その常勤者で見ると、十名中九名が天下りであります。官庁を辞めるときに退職金を受け、基金を退職するときにまた退職金を受ける。総額は一億二千二百二十八万円、平均して千三百万円だと。 一方で、平和祈...全文を見る | ||
○小池晃君 もう質問はいたしませんが、この四百億円の出資金を取り崩して新たな慰労品を配ると、銀杯や時計を配るなどという報道もされていますけれども、もう本当にこういうやり方に対する怒りが広がっているんですね。当事者の皆さんにしてみれば、もう八十過ぎ、平均年齢は超えている、そういう人...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、児童扶養手当法による児童扶養手当の額等の改定の特例に関する法律案に対する反対討論を行います。 反対理由の第一は、本法案によって、各種手当額は物価が上昇しても増額されず、実質マイナス改定となり、物価が下落した場合には減額する仕組みが作られ...全文を見る | ||
03月29日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 冒頭、先ほど報告がありました監修料の問題についてちょっとお聞きしたいんですが、監修料、組織的にプールしていたのは社会保険庁だけだという、そういう説明でしたね。厚労省各局別にこの間の監修料の受領額と受領人数を示していただきたいと思います。 |
○小池晃君 今お聞きしますと、保険局は二億円、社会保険庁は四億円の監修料を受け取っている、しかしほかの局が全く今出てこないというのも、これも疑わしいんですが、これだけの監修料を受け取りながら、社会保険庁以外は全く組織的なプールをやっていなかったというのは、厚労省の十九階と二十階だ...全文を見る | ||
○小池晃君 社会保険庁のそういう実態は非常に問題だと思いますが、大臣、こういうルールでやっていたのは社会保険庁だけで、二億円、二億六千万円の監修料を受け取っている保険局とかいろいろあるわけですけど、もうほかでは一切やっていなかったのに社会保険庁だけだと、こう言われても、私、これは...全文を見る | ||
○小池晃君 なぜか社会保険庁だけでって、それね、何か日本七不思議みたいなことを言われたって、それは納得できないですよ、これは、こういう説明では。これ、私、全省調査やったとおっしゃるけれども、こういう形で社会保険庁だけでやっていたことでほかでは一切やっていません、こういう説明では納...全文を見る | ||
○小池晃君 成し得るか成し得ないというよりも、そもそも医療ということの考え方に照らしてこれは間違っているんだということを、私、はっきり言うべきだというふうに思います。 さらに、今後の医療制度改革の方向として国保の広域化ということが言われていて、今回のはまあ第一弾だと言われてい...全文を見る | ||
○小池晃君 財政対策はもちろん大切だと思いますが、私は、市町村こそ身近に住民の実態を把握しているわけですから、その地域医療の改善に必要な対策立てることできるし、その実現のために都道府県が支援をする、そして国が財政的に支えると。それこそが地域分権、地方分権だというふうに思いますので...全文を見る | ||
○小池晃君 赤字保険者が実態として見ると七割以上なわけで、広域化を機会にその値上げのチャンスだということで上げているというのが実態だと私は思うんです。 大臣、大臣は就任の会見でこう言っているんです。赤字の市町村がただ単に集まっても赤字の総額は変わらない、これを都道府県に面倒見...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、今回の法案の中に国としての必死の努力というのはどこにも見えてこないし、正に赤字の自治体併せただけでも赤字が増えるだけ、そのとおりでね。やっぱり必死で努力するというのであれば、国がしっかり財政的に支えるということに踏み出す時期なんだと、それ最後にちょっともう一回議...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、これでは本当に安定的な運営できない自治体が出てくる危険があるというふうに思うんですね。 それに加えて、こういう動きもあります。都道府県の財政が逼迫しているということも重なって、これまで独自で、都道府県単位で補助金が出ていたところが、それを削減するという動きが...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと無責任だと思うんですよね、やっぱり。これが本当に都道府県の事業に影響を与える危険があるわけだから、そういったことをやっぱりしっかり把握した上で対策考えるべきだというふうに思います。都道府県が判断することですから知りませんということではいけないのではないかと思い...全文を見る | ||
○小池晃君 続いて、収納対策の問題をお聞きしたいんですが、市町村国保の約五世帯に一世帯が保険料を滞納して、短期保険証が百五万、資格証明書が三十万世帯ということになっている。収納率年々低下して、二〇〇三年度九〇・二一%、このままだと九割切るというふうにも言われていますが、局長に、こ...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私は意識の問題じゃないと思うんですよ。経済情勢もちろんあるし、それは確かだと思いますが、若年者の意識の問題で片付けたらこの問題絶対解決しないというふうに思うんです。 これ実態見ますと、国民健康保険、自営業者というイメージよりも、今無職世帯の比率が大幅に増えて...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣。 | ||
○小池晃君 もう少しちょっと、政治家としてこれどうとらえるかということをお聞きしたかったんですが。 資料をお配りして、今大臣が言われたことを、ちょっと先取りで大臣お話しになったんですが、資料の一枚目にあるように、本当に中間層に大変重い負担になっているというのが実態です。これ、...全文を見る | ||
○小池晃君 私、こういう実態を一刻も放置することできないと思うんです。是非、この問題については地方が本当に安心して国保運営できる財政措置をすることこそ国の責任だし、国の負担削減を先行させるというのは余りに無責任だということを申し上げたいというふうに思います。 さらに、今後これ...全文を見る | ||
○小池晃君 収納率を引き上げるために、厚労省は総合的収納対策、収納率確保緊急プランというのを打ち出されました。市町村にも緊急プランの作成を求めていますが、この中で、資格書を発行してない保険者は発行に努めることと強調しております。資格証明書を発行してない市町村数はどれだけ今あるので...全文を見る | ||
○小池晃君 厚労省は、二〇〇四年度から特別調整交付金の交付に当たって資格証明書の発行を条件としているんです。今までこの問題、私も何度か委員会で取り上げてまいりましたけれども、厚労省の説明は、資格書の発行というのは滞納者との接触の機会を増やすためという説明を繰り返しされてきたわけで...全文を見る | ||
○小池晃君 まあ適切なものではないと思いますが。 そもそも、この資格書の問題をお伺いしたいんですけれども、滞納者との接触の機会を増やすためだと、収納率向上させるためだという説明をされてきましたが、この資格証明書を発行したことによって収納率というのは改善したんでしょうか。厚生労...全文を見る | ||
○小池晃君 結局、何の根拠もないわけですよね。 同時に、その資格書の発行というのが住民の医療機関への受診あるいはその健康状態に深刻な影響を与えているという、そういう指摘もございます。この点についてはどうですか。資格書の発行によって医療機関への受診などにどういう変化を与えたか調...全文を見る | ||
○小池晃君 全く調査もしていないし、根拠のない説明でしかないと思うんですね、今のは。 全国保険医団体連合会の調査では、資格証明書を発行されている世帯は受診率が極端に低いということが報告されております。例えば、福岡県では一般被保険者と比べて百分の一、神奈川県では二十五分の一と。...全文を見る | ||
○小池晃君 アドバイスをした、それで、した結果できたマニュアル、今日、資料の四枚目に、ちょっと特徴的なところだけですけれども抜粋してまいりましたが、私、これ見ると、例えばこんなこと書いてあるんですね。 電話の催告、ア、イ、ウ、エとあって、「勤務先への催告」というのがあって、「...全文を見る | ||
○小池晃君 こういうマニュアルが自治体の職員の元に渡って、こういう滞納している人を敵とみなして、それで過酷な取立てをやるということで本当にいいんだろうか。やっぱり国民健康保険というのは国民皆保険を支える最後のとりでだし、日本のやっぱり社会保障制度の本当に根幹、医療保険の中で根幹の...全文を見る | ||
○小池晃君 給付費の五〇%だから限界なんだと、保険制度で限界だとおっしゃいますけれども、かつては違ったわけです。かつては、八四年までは、これは給付費じゃなくて医療費に対する比率だったわけですね。八四年に、それまで医療費の四五%だった国の負担割合を給付費の五割ということに変えた、医...全文を見る | ||
○小池晃君 先ほど申し上げましたように、給付費の五割ということじゃなくて、医療費に対する比率でかつてやっていたわけですから、保険制度になじまないという議論は成り立たないと思いますし、やはり真剣に、国保の問題解決のためには国庫負担の引上げということを検討するべきだと、それ抜きに国庫...全文を見る | ||
03月30日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今日は、四名の参考人の皆さんありがとうございました。 最初は浅野参考人にお伺いをしたいんですけれども、今回のこのやり方ですね、都道府県の調整交付金の創設と。国はその一〇%の国の調整交付金を九%にしたから関与が弱まったと言いたいのかもし...全文を見る |
○小池晃君 ありがとうございました。 あわせて、先ほど乳幼児医療費の問題お話あったんですけれども、確かに国の調整交付金がペナルティー的に使われている面が、これは乳幼児だけじゃなくて障害者医療などでもある。本来、こういうペナルティー的な調整交付金の使い方というのはどうなのかと。...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 引き続いて辻参考人にお伺いしたいんですけれども、先ほどもちょっと議論ありましたけれども、生活保護の問題で、辻さんの団体はこの生活保護世帯の方々の本当よりどころとなっていると思うんですが、今も既に制度改悪進んでいますし、これを国庫負担削減す...全文を見る | ||
○小池晃君 生活保護もそうなんですが、いろいろと、母子家庭に対するいろんな施策も含めて、何というか、憲法二十五条というのは生存権ということをきっちり保障しているわけで、今やられていることというのは、本当に国として最低限やらなければいけないような部分に次々と切り込んでいる。例えば、...全文を見る | ||
○小池晃君 山本参考人にちょっとお伺いしたいんですけれども、国保を市町村単位から広域化する、県単位という話があるんですが、単純に見ますと、小規模な自治体ほど収納率もいいし、国保の財政いいと思うんですね。一番悪いのはやっぱり政令指定都市。規模が大きくなればなるほど運営困難になってい...全文を見る | ||
○小池晃君 山口県の柳井市長の河内山さん、衆議院では参考人で来られているようですけれども、国保新聞なんかのインタビュー見ますと、やっぱり小規模自治体では収納対策はかなり徹底してやっていると、そういう中で、払うべき人にはほとんど払っていただいているという現状があるんだという、そんな...全文を見る | ||
○小池晃君 最後に渡辺参考人に。 先ほど渡辺参考人のお話の中で、乱暴な医療費の抑制のやり方というお話あって、これは正に経済財政諮問会議の民間議員が言っているようなことを指しておられるんだと思うんですが、先ほども同様の質問あったわけですが、そもそもこの考え方の枠組みとして、GD...全文を見る | ||
○小池晃君 終わります。 ありがとうございました。 | ||
03月31日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 介護保険法施行法の方について最初に聞きたいと思うんですが、これはいわゆる発足時の特別対策のうち、介護保険法施行前からの特養ホーム入所者の負担軽減という措置ですが、今回、一方で、旧措置入所者で非該当要支援入所者の継続入所の経過措置を打ち切ら...全文を見る |
○小池晃君 行き場のない高齢者、たとえ一人であっても生まれてもいけないと思いますので、ここは最後まで責任持って追い掛けていただきたいというふうに思います。 あわせて、ホームヘルプサービス利用者の負担を、これは制度発足最初は三%、二〇〇三年度から六%に軽減していったわけですが、...全文を見る | ||
○小池晃君 十一万人超える方が対象となっているわけです。この方々が六%負担が一〇%負担になると、平均するとどれだけ利用者負担が増えるのか、一人当たりの平均と及び総額の見込みをお示し願いたいと思います。 | ||
○小池晃君 二千円とはいえ、低所得の高齢者の現状というのはこの負担に耐えられる状況にあるのか。 あわせて、国の対策が不十分なために多くの自治体が国の軽減措置に上乗せした制度をつくってまいりました。例えば、東京では十九の自治体が在宅の特別対策のいわゆる横出し、上乗せを行っており...全文を見る | ||
○小池晃君 私、そういうことでは本当に厚生労働省として責任果たしていることになるのだろうかと思うんです。やっぱり、住民にしてみれば、国の制度と自治体の制度が両方合わさって軽減されている。国がやめればやっぱり自治体にそういう影響が出てくるということを、やっぱりそこまで見てこれ考える...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣、今までの議論を踏まえてお聞きしたいんですけれども、これ激変緩和ということで始めて、五年間の措置だったとは言うけれども、やはり低所得高齢者の生活実態というのはこの五年間でむしろ悪化しているわけです。医療費が負担増えていますし、年金も下がってきていると。これは六%を...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私は、やはり在宅の方はこれ、負担軽減始めたけれども継続するというわけですよ。やっぱり今の経済情勢考えれば、良くなっている要素は恐らく、高齢者の介護を受けているような生活の方には、今の経済指標見たって良くなっているような指標一つもないと思いますよ。だから、そういう...全文を見る | ||
○小池晃君 これはやっぱり一つ一つについてちゃんと影響を踏まえて検討したのだろうか、私はそこは極めて疑わしいというふうに今の説明聞いても思うんですね。特別な位置付けを持ったものを廃止するのであれば、それに対して影響をしっかり検討する必要あるはずだ。 加えて、廃止される補助金の...全文を見る | ||
○小池晃君 養護老人ホームは、社会的不適応の方も含めて一人では生活できないいろんな課題を持った高齢者に対する支援の場です。最後のセーフティーネットでありますから、これは今後とも措置制度を維持するように強く求めたいというふうに思います。 続いて、放課後児童健全育成事業についてお...全文を見る | ||
○小池晃君 これによっていろんな被害が出てくると。実際にはその補助金額が減らされる学童出てくるんですね。 例えば、この長時間加算、障害児加算、土日祝日開設加算、こういう加算なくなる。この三つの加算すべて受けていた学童保育では、これまで合計百二十一万八千円の加算があったのに、そ...全文を見る | ||
○小池晃君 ですから、積立金からの受入れ約十億円減らしているわけで、私、その子育て支援を充実させるためにも、この積立金を本当に有効に使うべきだというふうに思うんです。 大臣、とりわけ重大な影響予想されるのは、これ障害児加算がなくなることで、この障害児の今学童保育への入所希望が...全文を見る | ||
○小池晃君 私、いろいろと実態聞きますと、本当に非常にわずかな予算の中で頑張っておられる。働いている指導員の方の労働条件なんかも本当に大変なんですね。そういう意味では、やっぱり細かい問題もちろんありますが、全体として抜本的に財政的な支援を強めるということを含めて検討するべきときな...全文を見る | ||
○小池晃君 是非そこにとどまらずにやっていただきたいということを重ねて申し上げたいと思います。 続いて、国民年金法のことですが、今回の法改定の中身は、昨年の年金課税の見直し分に加えて、定率減税の縮小による増収を充てるということで、この手当てのやり方には我々反対です。今日は運用...全文を見る | ||
○小池晃君 社会保険庁にお聞きをしたいと思うんですが、これ、今年度、扶養親族等申告書の送付数と高齢者から返ってきた数は幾つでしょうか。 | ||
○小池晃君 十八万件ぐらい返ってきていないわけです。 サラリーマンの場合は、これ出さないと経理部辺りからこれ出してくださいというふうになるわけですが、年金暮らしで、例えば独り暮らしの高齢者の場合、扶養親族等申告書出しなさいと言われても、扶養家族いないからというふうに思っちゃう...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣ね、この仮に十八万件のうち、いろんな事情があって出さない人もいるんですね。だから、誤解によって出さなかった人が一万件だったとしても、これ一年間で十億円ぐらいの取り過ぎになるわけなんですよ。一人一人にとってみると、これ十万円税金を取られ過ぎちゃうというのは私は深刻な...全文を見る | ||
○小池晃君 財務省にもう一回お聞きしたいんですが、これ、取られ過ぎちゃったということに気付いた場合に救済する制度はあるんでしょうか。 | ||
○小池晃君 この高齢者に税負担を広く求めるということ自体に我々は賛成しているわけじゃないですが、こういうことをやる以上、やっぱりきちっとその権利を保障するような広報、周知徹底すべきだし、この名称については財務省、国税庁の方にも是非検討していただきたいというふうに思います。これ、や...全文を見る | ||
○小池晃君 霞が関と行ったり来たりするのが減るから裁量が増えるということにはならないわけでね、これは仕組みそのものにも私大変な問題があると思いますが、問題は、その金額がこれまでに比べて大幅にこれ減っているわけですね。 〔理事武見敬三君退席、委員長着席〕 今回、介護施設...全文を見る | ||
○小池晃君 とてもこれで大丈夫とは言えないと思うんですね。厳しい予算の中で頑張ったんだということにしか御説明できないと思うんですが、加えて、その八百六十六億円のうち二百二十五億円は介護予防の拠点整備の予算とされていますから、実際に今までの補助金との関係でいえば六百四十一億円という...全文を見る | ||
○小池晃君 そんなことないわけでね、あるところを増やせばあるところを減らすわけで、全体として基準額減らしているんですから、これ、全体として減額はこれは動かし難い事実であると思うんですね。 大臣、今日は資料で配付させていただいて、これは予算委員会で使ったものをもう一回ちょっとお...全文を見る | ||
○小池晃君 待機者の数は、これ、緊急に入所が必要だという、厳選して発表している県もあって、そういったものの積み上げでできている数字ですから、何かこれが正確でないかのような言い方は私はおかしいと思う。もしそういうことをおっしゃるんであれば、きちっと調べるべきだし、現時点である数字、...全文を見る | ||
○小池晃君 国からどれだけ交付金来るのか分からないということで、自治体独自の上乗せをカットする動きも出てきています。横浜市ではグループホーム整備を進めるために行ってきた市の上乗せ補助金三億円を削減すると。 結局、こういう中で整備が進むのだろうか。本当に住み慣れた地域で暮らして...全文を見る | ||
○小池晃君 いろいろやっていて待機児減っているんだったら、ああそうですねと言ってもいいんだけれども、増えているわけですから解消されていないわけです。そういう中で予算を減らすということが、これはおかしいじゃないかと言っているわけですね。 しかも、この厚労省の通達を見ますとこう言...全文を見る | ||
○小池晃君 補助金を交付金と変えたからといって自由度や裁量が拡大するわけじゃないんだと。現場のやっぱり要求というのがあって、それを本当に下回るような規模の財源しか用意されていなければ、本当に、運用というのは本当に制約的にならざるを得ないわけで、やっぱりこの名前変えるだけじゃなくて...全文を見る | ||
○小池晃君 日本共産党を代表して、国の補助金等の整理及び合理化等に伴う国民健康保険法等の一部改正案に対する反対討論を行います。 国庫補助負担制度の改革は、本来、確実な税源移譲と地方交付税などによる確実な財政措置を伴うことが必要です。また、地域格差なく社会保障を行うことは憲法二...全文を見る | ||
04月07日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 個別労働紛争についてお伺いしますが、〇三年度の相談件数は十四万、そのうち紛争調整委員会のあっせん受理件数が五千三百五十二、労働局長の助言・指導申出受付件数が四千三百七十七と。先ほども議論ありましたけれども、両者合わせて六・九%で、相談件数...全文を見る |
○小池晃君 相談だけで解決する人もそれはいるでしょうが、実態、相談内容を見ると、解雇にかかわるものが約三〇%と最も多くて、次が労働条件の引下げで一五・八%。雇用情勢の今の悪化の下でこういうトラブル多いわけですから、今お話あったように、やはり解決のための窓口を広げるということが非常...全文を見る | ||
○小池晃君 委員の中には労働法に余り詳しくない人も含まれていると聞いておりますので、やはり個別労働紛争の解決のために国が責任持って研修や体制の強化というのは今後も必要だというふうに考えます。求めたいと思います。 社労士の役割について大臣にここでちょっとお聞きをしたいんですが、...全文を見る | ||
○小池晃君 次に、労働争議不介入規定にかかわってお聞きしますが、二十三条規定で言う介入とはどういうケースなのか説明してください。 | ||
○小池晃君 まあ三つの類型というかケースがあると。この中で、今回の改正で社労士がかかわることができるのはどのケースで、かかわれないのはどのケースか、理由も含めてお話しいただきたい。 | ||
○小池晃君 あと、試験や資格、研修のことをお聞きしようと思っていたんですが、ほとんど議論がされましたので、質問の方は省略します。 最後、残る時間、ちょっと先日質問した問題について年金局長にお聞きしたいんですが、西武鉄道株で年金資金が大きな損失を生んだ問題で、前回、年金資金運用...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、もう質問してから一か月ぐらいたっているわけで、慎重に検討って何をもたもたしているのかなというふうに思うんですよ。 年金資金運用基金に聞いたんですね。そうしたら何て言っているかというと、株価下落と西武の虚偽記載との因果関係がどれだけ証明できるか分からないって、...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、納得できないんですよ、私。株式運用をやって、国がそういう責任を持つんだったら、当然株主としての責任はあるんですから、そういうときに何かもたもたして、本来こういう事態が起こったときに運用機関はどういう対応すべきなのか、国はどうすべきなのかということを、その指導とい...全文を見る | ||
○小池晃君 後ろ向きだか前向きだか知りませんけれども、慎重に検討すると言って、また聞いても慎重に検討すると。これで責任果たせるんですかと。私、やっぱりこういう国民の大事な保険料を預かっているんだという認識に欠けているんじゃないかというふうに思いますよ、こういう対応では。 大臣...全文を見る | ||
○小池晃君 終わります。 | ||
04月14日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 年金や社会保険による施設を一からげにしてたたき売りにするというのは、正に大切な財産を損なうという点で誤りを重ねることになるのではないかと。天下りの受入先として利用をしながら、そういう問題一切責任が問われないと。地域住民や利用者あるいは職員...全文を見る |
○小池晃君 病院の質の問題でもいろんな評価がされていると思うんですが、その点について御紹介を若干していただけますか。 | ||
○小池晃君 そうした中で、本当に賃金が低いことを是とするわけではないし、もっと良くあるべきだと思いますが、しかし非常に過酷な中で職員の皆さん頑張ってこられて、一方で関係公益法人の歴代役員は厚生労働省出身者、言わばいわゆる天下りで占められてきていると。こういう天下り役員の下でこうい...全文を見る | ||
○小池晃君 先日ちょっと話題にもなりました新宿の東京社会保険協会会館の問題にかかわってお聞きしたいんですが、これ、この会館の建設にかかわって東京都内の三つの社会保険診療所から財政が拠出された、そういう問題があるというふうに思います。この問題についてどのようにお考えか、お聞かせくだ...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 続いて、吉矢参考人にお伺いをしたいんですけれども、先ほど非常に現場のリアルなお話をお伺いして、やはり大切な役割を改めて感じましたが、聞くところでは、大阪の福島区の大阪厚生年金病院は二十日間で二万二千人の住民の存続署名が集まったというふうに...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと併せて聞いちゃったのがまずかったのかなとも思いますが、そもそもやっぱりこういう売却しないで現状のままでいくのが一番いいというふうに恐らくお考えだというふうに思うんですが、やっぱり厚生年金病院という形で残っていかないといろんな被害、デメリットがあり得ると思うんで...全文を見る | ||
○小池晃君 あと、先ほど同僚委員の方から減価償却費入れると大半赤字になるんじゃないかという指摘があって、ちょっと吉矢参考人が何かお答えになりたかったような御様子があったので、あの指摘に対しておっしゃりたいことあればお答え願えればというふうに思っておりますが。 | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 私も先ほど吉矢参考人のお話をお聞きして思い出したのは、東京北社会保険病院、国立病院、王子病院の跡地に造られる病院が全社連委託でなくなるという経過の中で、非常に優秀なお医者さんたちが不安を感じて離れるというふうな経過があって、やっぱり医療機...全文を見る | ||
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 先ほどの四人の皆さんの、地域の皆さんにとっても、あるいは職員にとっても大事な施設を乱暴になくしていくやり方に対する懸念ということには、完全に同意もし共感もいたします。 しかし、ここにおられる四人の皆さんの責任というのは、全くそれとは別...全文を見る | ||
○小池晃君 全員天下りなわけですが、厚生年金事業振興団について特にお聞きをしたいんですが、これ調べてみますと、昭和二十六年以来九名の理事長、これ全員が厚生事務次官の出身者であります。何でそのすべて、これ厚生事務次官が理事長を昭和二十六年以来務めてきたんでしょうか。厚生事務次官でな...全文を見る | ||
○小池晃君 現在の理事見ましても、常勤理事三名すべて厚生省の出身者であります。 これを見ますと、学識経験者の枠が四名あります。学識経験者四名のうち三名が厚生省ということになっている。一名、慶応大学の方もいらっしゃいますが、学識経験者四名中三名が厚生省というのは、これは、学識経...全文を見る | ||
○小池晃君 国民から見れば全く納得できない構造だと思うんです。 先ほど、私、四名中三名と言いましたが間違いで、理事長一名含めて五名中四名が、学識経験者五名中四名が厚生省の出身者ということになっているというわけです。 重ねてお尋ねしますが、吉原参考人は年金局長を二年間務めて...全文を見る | ||
○小池晃君 一つぐらい覚えていていただきたかったと思いますが、グリーンピア田老、グリーンピア津南、グリーンピア南紀、グリーンピア安浦、グリーンピア指宿、十三か所のグリーンピアのうち五か所が吉原年金局長の在任中に造られているんですが、これは事実ですね。間違いございませんね。 | ||
○小池晃君 たまたま同じ時期じゃない。昭和五十九年六月から六十一年六月まで年金局長を務めておられて、今私が申し上げた五つのグリーンピアは昭和六十年四月から六十一年四月までの間にすべて開設をしているんです。 重ねてお伺いしますが、二年前の当委員会で私、天下りの問題、退職金の問題...全文を見る | ||
○小池晃君 これはそれぞれの法人が報酬規程等公表しておりますので、それに基づいて計算させていただいた。 先ほど、ちょっと私、言い間違えたかもしれませんが、退職金が総額で一億二千二百万円、それからボーナスを含めた役員報酬が二億六千五百万円、総額三億八千七百万円という計算でした。...全文を見る | ||
○小池晃君 私、聞いたのは、直接その報酬が出ているかどうかは別として、グリーンピアは正に年金資金から出ているわけです。十三か所のうち半分近くを当時年金局長在任中に開設されたんですよ。そして、こうした特殊法人からのこれだけの高額な報酬受け取ってきているわけです。これは事実です。 ...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、誤解でも何でもなくて、そういうことを言い出したら、もう役所の責任なんか問われないということになりますよ。とんでもない責任のなすり付け合いみたいな議論は、国民から見れば、本当にそういったことが一切不問にされて、そして実際の利用者や住民や職員にだけ痛みが押し付けられ...全文を見る | ||
04月14日 | 第162回国会 両院 年金制度をはじめとする社会保障制度改革に関する両院合同会議 第2号 議事録を見る | ○小池議員 日本共産党の小池晃です。 日本共産党を代表して、意見表明を行います。 社会保障制度の改革を議論するに当たって、まず、議論の前提について述べておきます。それは、社会保障制度について、国民が何を求めているのかということです。 この間、年金、医療、介護と、社会保...全文を見る |
○小池議員 先ほど御質問がありましたのでお答えしたいと思うんですが、与党の皆さんから、最低保障年金制度と生活保護制度を同一視するような議論がいろいろされておりますが、これは全く制度の性格が違うということをぜひ御理解いただきたいというふうに思います。ミーンズテストを行い、ありとあら...全文を見る | ||
04月19日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 最初にお伺いしますが、今回の独立行政法人は五年たてば解散すると。こういうふうに期限を付けた独法というのは過去例があるんでしょうか。 |
○小池晃君 極めて異例な形なわけです。 先日の審議の中で、議事録読んでいましたら、青柳運営部長がこう言っているんですね。二、三年程度で売却するとなればたたき売りになることも懸念されるが、五年間で当たるというのは最適な方法ではないかと考えていると。 私、これ読んで分からない...全文を見る | ||
○小池晃君 今のはちょっと説得力ないと思うんですよ。 先ほど議論もあったように、期限定めれば、これはそのときになれば必ず売るんだというなら、これ資産価値どんどん下がるわけですよね。足下を言わば見られるということになるじゃないですか。五年と二、三年で何も違わないんで。 結局...全文を見る | ||
○小池晃君 結局、こういう期限を切ったやり方では、たたき売りになる懸念もあるということを認めざるを得ない。 お聞きしたいのは、五年後に解散する際に、「機構の資産及び債務は、その解散の時において国が承継する。」となっておりますが、この国が承継するというのはどういう意味でしょうか...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣にお伺いしたいんですが、私、やり方が本当にこれおかしいと思っていまして、まずその三百二十八の施設それぞれについて、これを売却していいのかどうかということを徹底的に検討をすると。その上で、一つ一つ厚生労働省として検討して、その結果、売却、廃止が必要だともし判断すれば...全文を見る | ||
○小池晃君 今度の三百二十八施設というのは、もうそれぞれ本当に経過も目的も違う施設であります。厚生年金病院、保養ホーム、あるいは社会保険診療所。 大臣は国民の要求なんだ、国民の願いなんだとおっしゃるけれども、国民から厚生年金病院売れという声来ましたか。一律にやらなきゃ駄目だと...全文を見る | ||
○小池晃君 いろんな宿泊施設などについてはそういう声があった、我々もそういう主張をしたことは事実ですが、しかし、こうした医療機関も含めて売却しろなんという声は、私は、国民からは上がっていない。自民党の中で一部あったのかもしれませんが、それは国民の声ではなかったし、もう例外なく取り...全文を見る | ||
○小池晃君 機能を維持すると言うけれども、その担保は極めて弱いというふうに私は思うんです。 厚生年金病院の取扱いについて伺いたいんですが、先日小林議員が、私どもの小林議員が仮定の話として、厚生労働大臣が定めるものから除外すれば対象外にできるのかという質問に対して、そういう仮定...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、その趣旨を聞いているんじゃなくて、法案の構成として、純粋に読めば厚生労働大臣が定めるものとしか法案には書いていないわけで、社会保険病院とか書いていないわけですから、これは法案の仕組みとしてはそういったことも除外することが可能な仕組みになっているということですねと...全文を見る | ||
○小池晃君 厚生年金病院の取扱いについて、これ整理合理化計画まだ決まっていないわけですよ。これも私、順番おかしいと思うんですね。言わば白紙、どうなるかというのはまだ分からない状況の中で中身は言わば白紙委任で、売却するという枠組みだけ作るという法案にこれ賛成しなさいと言われたって、...全文を見る | ||
○小池晃君 これは審議のやり方としても、法案の枠組みとしても極めて無責任な中身になっているというふうに私は思うんですね。 それから、健診についてちょっとお伺いしたいんですが、社会保険関係施設では年間百十七万人が政管健保の生活習慣病予防健診を受けて、これは健診事業全体の三六・一...全文を見る | ||
○小池晃君 これ今まで目標すら持たずにやってきたということ自体が非常に驚きなわけですが。 これは、健診実施率引き上げるために民間の実施機関を増やしていくということは、もちろんこれは大切なことだし、受けやすくすることは当然だというふうに思うんです。しかし、現時点でも健診の実施率...全文を見る | ||
○小池晃君 この政管健保の健診の実態を見ますと、予算で見ると、五年前に比べて二五%、百四十億円も予算減らしているわけです。私ども、これ保険財政に依存しているからこういう事態になるわけで、必要な国庫負担を投入すべきだということをかねてから主張してまいりましたが、やはり、この病気の早...全文を見る | ||
○小池晃君 これね、箱物売るんじゃないんですよね。病院というのは正に、その職員の意欲とか質とか、あるいは地域住民の信頼とか、地域の医師会との関係とか、近隣医療機関との連携とか、そういうものが病院の価値になっている。そういうときに、この信託銀行とか不動産会社とか、そういう人たちに売...全文を見る | ||
○小池晃君 ですから、今例として挙げられたような信託銀行、不動産会社、コンサルティング会社という人たちが、病院という極めて、医療ということを扱う、そういったものを売却する担当者として、これで利用者や住民や職員に対する責任が果たせるんですかと、私はお尋ねしているんです。 | ||
○小池晃君 こうした施設運営を委託しているのは、厚生年金事業振興団、全国社会保険協会連合会など九十五の法人になります。 今日、配付資料でグラフ作りましたが、本当に年を追うごとにこの公益法人の数は増えていっているわけですね。これらの法人には厚生労働省、社会保険庁からの天下りが何...全文を見る | ||
○小池晃君 七百人以上の天下りの受入先になっているという、本当に驚くべき実態だと思うんです。 あわせて、これらの法人から天下り役員に対して出された退職金の総額をお答えいただきたいと思います。 | ||
○小池晃君 厚生年金事業振興団は数字すら明らかにしていない。しかも五年間だけしか出ない。なぜ五年間しか明らかにできないんですか。 | ||
○小池晃君 これね、本当にとんでもないと思うんですよ。天下り先九十五法人もつくって、その状況を示すデータは五年分しかそろっていないと。しかも、一番大きい厚生団は公表すらしないと。こういう状況で、国会でこの問題を明らかに議論しろって言われたって、本当に余りにも無責任な話だと私思う。...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、だから、それだったらまずそれを徹底的にやるべきじゃないですか。 国民が怒っているのはね、別に厚生年金病院に対して怒りなんて持っていないんですよ。こういうものに対して本当に政治家や官僚がどうかかわったのか、そこを徹底的に究明しろというのが、私国民の願いだと思う...全文を見る | ||
○小池晃君 今の説明では全く私は納得できないし、これを聞いている国民もそうだというふうに思う人いないと思うんですね。 正に、やり方、本当に暗い過去を封印するためにこの独立行政法人というごみ箱を作って全部投げ込むと、そういうやり方で、経過は一切こんなやり方をしたって明らかになり...全文を見る | ||
○小池晃君 日本共産党を代表して、独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構法案への反対討論を行います。 反対理由の第一は、年金資金を流用してきた政府・与党の責任、施設建設に政治家が関与したり、官僚の天下りの受入先にしてきたことに対する責任を何ら明らかにしないまま、年金・健康...全文を見る | ||
04月21日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 最初、政府にお聞きしますが、臨床検査技師の検査業務、これはもう技術の進歩、あるいはその複雑な検査機器を使わなければいけない、それから厳密な精度管理の下で仕事を、膨大な件数の検査を実施しなければならない。そういう意味では、本当に質の向上を図...全文を見る |
○小池晃君 医療現場での必要性、役割は高まっている中で、学校は定員は減っているんですね。私は、やはり一定の目標というのは国として持ってこの養成に当たっていくということは必要なのではないかと思うんですが、大臣、その点での御見解をお聞かせください。 | ||
○小池晃君 自然に任せるのではなくて、やはり国としての方針というのは、私、必要だというふうに思うんです。 さらに、先ほど議論になりました「指導監督」を「指示の下に」と今回改正する問題について次にお聞きをしたいんですが、まず、繰り返しになるかもしれませんが、政府の方にお聞きをし...全文を見る | ||
○小池晃君 提案者にお聞きをしたいんですが、先ほど提案者は、指導監督を指示に変えても拘束力という点では変わらないんだという、そういうお話あったんですが、これも先ほど同僚議員から指摘あったように、「法令用語の常識」というのを見ますと、これは、指導というのは本質的に相手方に対する法的...全文を見る | ||
○小池晃君 差異が生じないということなんですが、若干、私の下にも不安の声というか疑問の声が来ていまして、病理診断にかかわるドクターなんかは、指示の下ということになると、医師の指示があれば、基本的に細胞診あるいは胃や大腸の生検を行った場合に診断まで行うことができるということになりは...全文を見る | ||
○小池晃君 それから、臨床検査技師の検査項目十六項目となっていますが、省令というふうに今回変える理由について。 それから、新しい生理学的な検査項目出てきた場合に、これ厚労省の判断だけで機械的に取り組むのではなくて、やはり関係団体などとの協議を行うべきだと思うんですが、その点い...全文を見る | ||
○小池晃君 あわせて、衛生検査技師十三万三千人と言われていますが、今回資格廃止ということで雇用の不安が生まれないかということもあると思うんですが、その点どのように考えておられるか、教えてください。 | ||
○小池晃君 はい、分かりました。 今後のことをちょっと政府に残りお聞きしたいんですが、業務独占の範囲なんですけれども、検体検査について、中には非常に高度のものもあるし、そもそもやっぱり検体を受け取って目視して、色や粘度やそういったことも含めて専門家として判断するというところか...全文を見る | ||
○小池晃君 検体検査の結果いかんでは本当に人体に影響を及ぼすわけですから、私はやはり人の命、健康ということを優先した考え方でこの問題にも臨んでいくべきだ、今後の検討を求めたいというふうに思っております。 時間ないんですが、輸血の問題もちょっとお聞きしたかったんですけれども、や...全文を見る | ||
○小池晃君 終わりますが、医療機関の現場では保険適用されるのかどうかということが分からないという声も上がっていますので、是非、社会保険事務局や支払基金にも改めて周知徹底をお願いしたいと思います。 終わります。 | ||
04月22日 | 第162回国会 両院 年金制度をはじめとする社会保障制度改革に関する両院合同会議 第3号 議事録を見る | ○小池議員 日本共産党の小池晃です。 前回、最低保障年金制度を速やかに実現することを提案しました。それによって、無年金者がなくなり、月三万円の国民年金とか月十万円の厚生年金など、今の貧し過ぎる年金額を底上げすることができる、二十五年間保険料を払い続けないと一円も年金がもらえな...全文を見る |
04月25日 | 第162回国会 参議院 決算委員会 第9号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 神奈川県の池子の森の米軍住宅の建設問題についてお聞きしたいんですが、私も現地へ行ってまいりまして、本当に首都圏有数の照葉樹林であると。市長さんともお話をしました。実感したのは、本当に後世まで残すべき自然の宝庫だということであります。総面積...全文を見る |
○小池晃君 ちょっと確認したいんですが、これ、一九八七年の今お話あったアセスの非常に膨大な報告書ですけれども、このときも逗子側ではなくて横浜市側含んで、一つとしてアセスしているわけですが、その理由についてちょっとお聞きします。 | ||
○小池晃君 鳥は空飛んでいても、横浜市と逗子市の境見えるわけじゃないですから、それは当然、トータルとして評価するということになると。 今、私、資料でお示ししたのが正にその池子の森の地図ですが、これで環境影響評価書で八十七種が池子の森で鳥類について観察されたというふうに報告され...全文を見る | ||
○小池晃君 だからね、それじゃ何のための環境影響評価だったということになると思うんですね。全く私、それ以後全く調査していないというのは無責任過ぎると。これ、環境影響評価書を見ても、米軍住宅建設後の環境モニタリングを約束しているんですよ。これ、建設後の変化を調査するというのは、これ...全文を見る | ||
○小池晃君 防衛施設局は、環境影響評価書で住宅供用後の環境管理については完璧を期すというふうに述べていたんです。にもかかわらず、県が言わないからやらないというのは、私、無責任だと。神奈川県に対して防衛施設庁何と言っているかというと、提供用地の将来的、長期的環境保全については長期的...全文を見る | ||
○小池晃君 横浜側の建設進めながら対応しているなんというのは本当に矛盾だらけだと思いますよ。 防衛庁長官、今度答えていただきたいんですが、これは在日米軍が自ら持っている日本環境管理基準というものです。日本の基地の環境基準をこんなに分厚いものを米軍は作っているわけです。これは目...全文を見る | ||
○小池晃君 実際環境モニタリングもやってないんだから、何か大丈夫だなんていうことをいろいろと言う根拠ないと思いますよ、私。やはり、三割の森を削って、しかもその米軍の基準に照らしたって、どう考えたって許されないような住宅建設を唯々諾々と進めるというのは私本当に情けない。アメリカ言い...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私が聞いたのは直接言ったのかと。まあ衆議院でも親書を渡したということは答弁されていますが、私は、やはり日本国民が地元自治体を挙げて反対しているのだから、その意思を直接大臣の言葉で伝えるのが外務大臣としての責任だというふうに思います。 そもそも、この横須賀の空...全文を見る | ||
○小池晃君 入っていようが入っていまいが、もう地元住民のみならず、首都圏全体の本当に関心集まっている問題です。 アメリカは太平洋艦隊に二隻目の空母を配備する計画がある。先制攻撃戦略のために、前線拠点強化、これがもう正にアメリカの至上課題となっていて、原子力空母の横須賀母港化と...全文を見る | ||
○小池晃君 そういうことでは本当に日本の外交を預かる外務大臣としての責任を果たしていると言えないと。 神奈川県の大和市長も言っているんです。通常型空母だろうと原子力空母だろうと、市のスタンスは母港化返上だと。これが本当に地元住民の皆さんの声だというふうに思いますので、私どもは...全文を見る | ||
04月26日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今回の特例法は、これは保険料の二重払いを防ぐ、それから必要な加入期間について日本とフランス、日本とベルギーの保険期間を通算する、必要な手当てでありますから、賛成であります。 いろいろと今大事な問題は確認がされたと思うんですが、私一つ確...全文を見る |
○小池晃君 関連して、在外邦人について大臣にちょっとこれはお聞きをしたいんですが、昨年、議員立法でいわゆる無年金障害者に対する特別障害給付金の支給に関する法律が成立をいたしました。これはしかし在外邦人は対象になっていない。八六年四月以前に海外に在住していた日本人、邦人、国民年金に...全文を見る | ||
○小池晃君 これは是非しっかり対応すべきだと思いますが、その今お話あった四月からスタートした制度なんですけれども、これはしっかり実施することが必要なんですが、ちょっとお聞きをします。 この支給には窓口での、市区町村の窓口での請求が必要なわけですが、現在、現時点での申請状況をお...全文を見る | ||
○小池晃君 これ、そもそもどの程度の支給を当初見込んでいたんでしょうか。 | ||
○小池晃君 対象二万四千人考えていたんだけれども、四月十五日までの受付件数が約二千六百件なんです。これ中身見ますと、四月一日から八日までの受付が千六百件、その後一週間で増加したのが約千件、増えるどころか減っているという実態があって、この二万四千件という支給見込みに照らして余りにも...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、これやっぱり、二万四千件と言いながら受付が二千六百しかないというのは本当に重大だと思っていまして、私、広報の仕方にも大変問題あると思うんですよ。 例えばホームページのトップページに、厚生労働省の方のホームページには特別障害給付金制度の説明ないんですね。社会保...全文を見る | ||
○小池晃君 私これ、せっかくやはり党派を超えて一致してつくった制度なんだから、きちっと責任持って広報していくということが必要だと思うんです。 あわせて、これ、四月に請求すると五月から給付されるという制度で、しかし、現実の受付件数見ると、これ、なかなか五月支給ということにならな...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、柔軟に対応するというのが、実際現場の話聞くとそうなってないんですよ。 この問題、昨年も私、委員会でも取り上げて、できる限り実態に応じた判断するんだという答弁もあったんですが、実際はこれ、住所、署名、捺印があれば取りあえず受け付けて書類は後でというふうにしてい...全文を見る | ||
○小池晃君 現実には私、混乱あるんですから、私はこのことだけでも広告ぐらい出してもいいぐらいのテーマだと思うし、このことについての、もう市区町村に任せるんじゃなくて、社会保険庁としてダイヤルか何かつくって、お心当たりの方は電話してくださいと、やっぱりこういう新しい制度始めるんです...全文を見る | ||
○小池晃君 判決の重みを受け止めるという御発言ありました。本当にこれは重い判決だと思いますので、控訴しないように強く求めたいと思います。 それから年金の問題、引き続きお聞きしたいんですが、国民年金の納付率が低いと、八〇%に上げるという説明でやっておるわけですが、結局、〇四年度...全文を見る | ||
○小池晃君 年金改革の最初の年から前提となる数字がずれてきているわけであります。この点で保険料の督促業務をやられているわけですが、社会保険庁、二〇〇二年からこれを民間企業に委託をされている。委託件数、委託料、それから、どのような企業に委託しているのか、お示しいただきたいと思います...全文を見る | ||
○小池晃君 どのような事業者、企業に委託したのかもお聞きしたんですが、お答えなかったんで、私、資料で二枚目にお配りしました。この二十四業者に二〇〇三年度委託をしていると。二十四の業者のうち、NTTマーケティングアクトなどを含めて十四事業者がNTTの関連会社なんですね。 私の下...全文を見る | ||
○小池晃君 私、これはやはり見直すべきだと。これ、NTTに委託していることを被保険者に通知することも事前にやってないわけですね。それから、民間委託、法律の根拠もこれ、ないと聞きました。国民年金法の規定もない一般的な業務の委託だと。やはり以前この委員会でも取り上げましたけれども、厚...全文を見る | ||
○小池晃君 終わります。 | ||
04月28日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 看護師の不足が改めて医療現場で問題になりつつありまして、日本看護協会が今年二月に実施した調査では、二〇〇三年度の新卒看護職員の十二人に一人が一年以内に離職をしたとされております。 今日、文科省おいでいただいていますが、国立大学病院の看...全文を見る |
○小池晃君 勤続一年未満、三年未満で増加していますけれども、その原因はどうでしょうか。 | ||
○小池晃君 日本病院会など病院関係四団体の調査でも、四九・七%の病院が看護師不足を訴えている。六八・六%の病院が採用困難だというふうにしていますが、医政局長にお伺いしますが、今需給見直しの作業をやられているわけですが、やはりその必要数、養成数を大幅にこれは見直していくという必要が...全文を見る | ||
○小池晃君 ある看護雑誌に大学病院の看護部長さんが座談会をやっておりまして、ちょっと大臣にこれを紹介したいんですが、こんな議論になっているんです。 新卒者ケアできる余裕が現場の中になくなっている。せっかく勉強して免許取った人が一年もたないと。私立大学の看護部長会というのが二、...全文を見る | ||
○小池晃君 外国のお話出ましたけれども、百床当たりの看護職員の数、全然違うわけですよ。イギリスは日本の三倍です、アメリカは日本の六倍看護職員がいるわけです。だから、短いけれどもそれだけの人手があるわけですね。日本は少ないところに、今急激にそういうプレッシャー掛かってきているという...全文を見る | ||
○小池晃君 目標とか指針を示されても、財政的な裏付け、診療報酬上の裏付け、やはりそういうものがなければこれは絵にかいたもちになるわけでありまして、むしろ矛盾はますます深まるわけですから、そこのところを本当に真剣に考えていく時期なんだということを問題提起をさせていただきたい、是非検...全文を見る | ||
○小池晃君 障害者加算を算定している患者でも、その条件が、もちろん条件があればですけれども、歯周疾患指導管理料、これは算定できますね。このことも確認をさせていただきたい。 | ||
○小池晃君 何でこんなことを聞いたかというと、これは神奈川県で指導医療官がいずれもこれ算定できないという一律のルールを指導しているんですね。 お尋ねしたいんですが、診療報酬にないような新たなルールを県の独自ルールとして保険医の皆さんに押し付けるということは、これはあっていいん...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、ルールにないものを別のルールとして示すと。個別の解釈についてはありますよ、しかしこれは一律に駄目ですと、そういうのはいけないんじゃないですか。 | ||
○小池晃君 神奈川県保険医協会の調査では、支払基金の審査内容について問題があると答えた開業歯科医が八八・三%なんです。保険診療を進める上で現場のドクターの大半が問題があるというふうに言っているようなことでは、私、本当に信頼関係ないのはゆゆしき事態だというふうに思いますので、こうい...全文を見る | ||
○小池晃君 医療上の必要性がありながら、保険外負担に取るというのは、私、根本的に間違いですよ、これ。血漿交換療法をやる事態というのは本当に救命治療で、やはりこれをやらなければ助かるか助からないかと医師が判断してやっているわけですから、こういったものはやはりきちっと保険で対象にして...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、だから、その不当に高くしないようにするというそういう通知出したんですけれども、保証はないじゃないですかと。 私、この治験の薬剤料というのはメーカー負担当然であって、これまでもメーカーは無償提供でやってきているし、どうしても採算ベース乗らないんだったら国が支援...全文を見る | ||
○小池晃君 今、亡くなった方は六百人を超えたと。 私は、本当にけしからぬと思いますのは、アストラゼネカは、今年一月の検討会まで推定使用患者数八万六千八百人と言っていたのを、三月二十四日になって急に間違っていましたと、実は四万二千人でしたと、もう半分なんですよ。これだけたくさん...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、これね、半分、八万七千人が四万二千人ですからね、誤差の範囲の話じゃないんですよ。 それで、患者数の把握については、検討会後一か月たっていますけれども、どうなっていますか。 | ||
○小池晃君 まだその使用者数も把握できてないと。 これね、検討会の中でもやはり全例調査、すべての使用患者を登録して追跡調査行うべきだって意見出ました。これ、世界で初めての承認だし、作用機序が不明の薬だと言われているし、どういう人に効くのかということを克明に科学的に判断する上で...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、承認時に全例調査はすべきだったと私は思うんです。で、それしなかったと。それしなかったときの当事者が今検討会で厚労省の責任者として座っている。 大臣、この一点だけ取っても、私は、これ疑念招くんじゃないですか、こういう人を配置しておくということは。だって、審査、...全文を見る | ||
○小池晃君 たまたまって、そんな。 | ||
○小池晃君 全く納得できません。 終わります。 | ||
05月17日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今回の法案の中心というのは、これは予防重視の仕組みに変えることで、地域支援事業それから新予防給付の導入ということが柱になっていると思うんで、この問題ちょっと議論したいんですが、軽度の要介護者に対する介護が要介護度を悪化させているんだという...全文を見る |
○小池晃君 まあ、いろいろとおっしゃいましたけれども、日医総研のデータですね、島根県のはね。これ七千八百七十八名対象で、施設入所者も含むわけです。それに対して、厚労省の介護給付費の実態調査報告は、これは在宅だけで百三十八万六千二百人、規模が全然違うんですね。 大臣、これはもう...全文を見る | ||
○小池晃君 端的にしゃべってください。 | ||
○小池晃君 要支援というのは下りようないんですからね。それは上がる方が、悪くなる方が多くなるというのは、これは物の道理だろうというふうに思うんですね。加齢に伴って一定悪化することはこれ避け難いと思うんですが、しかし、この給付費の実態調査見ても、これ要支援では悪化、三一・二%ですけ...全文を見る | ||
○小池晃君 厚労省の調査ですよ、これ。 | ||
○小池晃君 じゃ、その改善していただきたい数字というのはどれだけなんですか。何%改善すればこれは効果があったというふうにおっしゃるんですか。 | ||
○小池晃君 そんなこと聞いていないからいいよ、もう。ちょっと質問以外のことを答えさせないでくださいよ。駄目だよ。もういいよ、いいよ。大臣、答えてください。 | ||
○小池晃君 私は全く説得力ないと思いますよ、それは。 じゃ、要するに、要介護三、四、五よりも改善度が高くなければ効果がなかったと言うんですか。でも、八割の人がね、大臣、介護サービスを受けることによってその状態を維持され、あるいは改善しているというのは、これは十分胸を張っていい...全文を見る | ||
○小池晃君 もう少しこれ素直にこういう数字読んでほしいと私は思うんですけれどもね。 これ、長崎だけの話じゃないんですよ、これね。実は、こういう現象が起こっているということは厚労省自身が国会で答弁されているんですよ。衆議院の四月六日の委員会で西副大臣が東京の品川の例を挙げられた...全文を見る | ||
○小池晃君 それは何ゆえだということを主張しているんじゃなくて、現象として、正に要支援、要介護一、軽度者に対するサービス熱心にやっている。長崎、何でこうなっているかというと、被爆者の利用料の軽減なんかがあって、軽度の人が比較的利用しているということを聞いているんです、私。 そ...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、その現象は、じゃ一体なぜ起こっているのかということを真剣に検討すべきじゃないですか。これやはり、こういう形で軽度の人に対するサービスを手厚くやっているところで重度者が減っているんだとすれば、それは正に今のシステムが有効に働いているということにもなるわけですよ。...全文を見る | ||
○小池晃君 じゃ、それは各県別に統計を出してください。これ、私ども調べた範囲では、要支援認定率の増加に従って中重度の認定率が増加する、皆さんの説明によればそうなるはずなんですが、そうなっていないし、それから要支援の人が多いところに限ってみると、要支援の認定率が増加するに従って中重...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、理解できません。 私は、本当に予防重視ということは大事なことだと思うんです。今のシステムで軽度の人に対するサービスが要介護度を悪化させるのであれば根本的にシステムを見直す必要だって確かにあると思う。しかし、実態を見ればそうではないと。軽度の人に対するサービス...全文を見る | ||
○小池晃君 その点で言うと、介護保険法を始めるときは、老後の不安にこたえる、社会全体で支える、措置と違ってサービスを選択できるという説明されていたんですが、実態としては、私は全体として利用が広がったことは間違いないと思いますが、やはり低所得者中心にサービスの抑制ということは非常に...全文を見る | ||
○小池晃君 介護保険導入前の九九年に比べて、全体としては二倍ぐらいの利用者の増加があるけれども、低所得者は一〇%減少したと。こうした状況を踏まえて研究会としての提案がされていると思うんですが、何と書かれているか、御紹介願います。 | ||
○小池晃君 私、これ非常に貴重な提言だと思うんですね。五年の見直しということであれば正にこういったことにどう対応するかということが私必要だろうというふうに思うんですが、厚労省としては、こうした低所得者のサービスが抑制されているという実態どう考えておられるのか。やはりどういう手だて...全文を見る | ||
○小池晃君 今、数字、都合のいいところだけ読み上げられたようですけれども、第一段階四六・九、第二段階四二・六、第三段階四三・〇、第四段階四四・〇、第五段階四六・七ですね。第一と第五は高いです。なぜかといえば、第一というのは生活保護世帯が主ですから、これは利用料負担ない人たち。それ...全文を見る | ||
○小池晃君 五年の見直しというときに、やっぱりこういう事実から目そらして、できるだけそういったところにはメス入れないというのは私はやっぱり姿勢として間違っているというふうに思いますし、これはやっぱり国民にとってみれば一番深刻な問題なんですから、見直しというのであればこういったとこ...全文を見る | ||
05月19日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今日はホテルコストの問題を中心に取り上げたいと思うんですが、これは先ほど議論あったように、十月からホテルコストそれから食費の全額徴収が始まって、これは年額、総額では三千億円になる。一人当たり平均、年三十九万円の負担増。これだけの負担が、最...全文を見る |
○小池晃君 所得に応じた上限額があることは私も承知しておりますが、例えば新第三段階、これは本人、世帯非課税で、年収八十万円から二百六十六万円、現在。この場合で、食費、居住費合わせて、厚労省の試算でも要介護五の場合は一万五千円から二万五千円の負担増になるんですね。こういう層にとって...全文を見る | ||
○小池晃君 制度の仕組みは私が言っているんですから、説明し直してくれなくたっていいんです。影響はどうなのかと聞いているんです。 私は、今日資料をお配りしましたけれども、実例で、実態でどうなるのかということをちょっと考えてほしいんですね。 例えば、東京都内の特養に入所中の六...全文を見る | ||
○小池晃君 八割は持っていかれるような制度にしても、問題はないというふうに言うのかと。 ちょっと大臣、どうですか、今のこういう実態があると。これ八十万円から二百六十六万円と非常に広いわけで、二百万円以上という生活実態とかなり違うわけで、そういう意味では、こういう七万円程度の年...全文を見る | ||
○小池晃君 この社会福祉法人の減免なんですけれども、これは法人の負担が非常に大きいわけです。最初の一%までは法人の持ち出しになるし、それ以降のその減免分は、半分が国と地方で半分が社会福祉法人ということになる。例えば五%減免というふうになった場合には、法人の持ち出しが三%で国が一%...全文を見る | ||
○小池晃君 それは都合よ過ぎる話でね、国の責任で、制度改定でこれだけ負担が増えるときに、救済の制度だっていうことでこれを上げるのであれば、私は、もっと国がこの際この制度に対して責任果たそうという検討だってあっていいじゃないかと。 大臣、いかがですか。この制度で、もし先ほど私が...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、ほんのもう本当にわずかな負担だと思うんですよ、これある程度伸ばしたとしてもね。このくらいのことをやるというのは当然のことだし、現に今、この社会福祉法人の減免といっても、実施するのは法人の判断任せですし、二〇〇二年度の実施施設六割にすぎないという実態もあるわけです...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、それは分かって言っているんです。そこを分けたことは知っているから、だから八十万円以上となったのは、それは知っているわけです。 ただ、八十万円から二百六十六万といったって、かなりその生活実態違うじゃないかと。特に、やはり百万円前後のところにかなりやっぱり独り...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと時間稼ぎやめてくださいよ。 | ||
○小池晃君 いいから、もうそのことは議論しないんだよ。そこから先のことを聞いているんだから、答弁やめてください、もう。 | ||
○小池晃君 そこから先の話聞いているんですよ。 大臣、どうですか。だから私が言っているのは、そこまで分けたことは、それはもちろん私はいいことだと思っていますよ。そこから先だってもっと配慮があっていいんじゃないかと。このことについて検討する余地があるのかどうか、まあいい、それは...全文を見る | ||
○小池晃君 このことは真剣に検討すべきだと。私は、市町村だってやはり現場の住民のいろんな問題接しているわけだから、これやはり前向きにとらえる議論に持っていくことだって十分可能だというふうに思います。ここにはやはり検討を加えるべきだと。 それから、先ほどの負担の関連でちょっとお...全文を見る | ||
○小池晃君 従来型の特養の個室はこれまではホテルコスト取れなかったし、従来型の特養ホームの個室でこれまで特別な負担がなかった場合でも、それが今回の扱いで準個室ということになれば、これは確認、イエスかノーかだけで結構ですが、準個室ということになれば、低所得者も含めて、すべての利用者...全文を見る | ||
○小池晃君 これ、具体的に言うと、第一段階、新第二段階では一万五千円、新第三段階では四万円、新第四段階以上では五万円程度の料金を考えておられるようですが、実は、先ほど冒頭で紹介した東京の男性のケースというのは、現時点では個室に入っておられるんですね。ホテルコスト払っていないんです...全文を見る | ||
○小池晃君 この方は社会福祉法人の減免制度を取ったとしても年金の範囲超えるような負担になっちゃうんですよ、これ、もし二分の一減免したとしても。 従来型の個室というのは、これは認知症に対するケアとかあるいは感染症対策という点から使用する場合も多かったと思うんですね。こうした必要...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、ひどい話だと思うんですね、これは。これしかも、十月からこれ実施するというんですよ。実際、今入所されている方は、自分の部屋がこれからどういう扱いになるんだろうか。これは個室・ユニットだったら分かりますけれども、今の従来型に入っていて、今の個室に入っている、私の部屋...全文を見る | ||
○小池晃君 ユニット型の個室というのは、療養型あるいは老健の場合、どういう扱いになるんですか。 | ||
○小池晃君 現行の療養型、老健であれば、従来からある個室というのが、ユニット型というよりは普通の個室が圧倒的だと思うんです。こういう従来からある個室の扱いはどういうふうになるんですか。 | ||
○小池晃君 老健に入っている方の実例を紹介すると、これは東京のある老健施設に入所している六十代の男性です。要介護五で、年金九万円の方です。現行制度では、利用料三万四千円、食費が二万四千円、それから日用品費が八千円、合計六万六千円です。今回の制度改悪で、利用料は三万三千円にちょっと...全文を見る | ||
○小池晃君 これ何もないわけですね。補足給付があったとしても、新第四段階以上はもう対象外になる。 そもそも、今回ホテルコストを取るときの説明としては、在宅とのバランスだと言っていたんです。先ほどの説明もそうでした。しかし、老健、療養型というのは、建前といいますか、皆さんの説明...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私指摘したように、居住施設でないという性格もあるわけでしょう、療養型、老健の場合は。そういう場合、居住費の二重取りということにならないんですか。公平、公平と言うけれども、施設に入りながら居住費払い、なおかつ自分の家の家賃も払うと。それから、その食費についても、公...全文を見る | ||
○小池晃君 私、このくらいの見直し、検討すべきだと思いますよ。こういうことすらしない。これでは私、老健、療養型というのは、正に低所得者にとってみれば使えない施設にどんどんなっていくという危険が本当に強いというふうに思います。 それから、ちょっと在宅の問題で、デイサービスにも新...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、認められません。一回四百円、少ないと言うけれども、実態をいろいろと聞いてみると、例えば福岡県のあるデイケア施設ですが、これは一か月約八十人利用しているんですが、毎日来たいという人が三四・一%、週五日以上来たいという人が四〇・二%なんですね。非常に回数多い。現在一...全文を見る | ||
○小池晃君 あなた、実態も見ないで何で言えるんですか。二十回使ったら、それはその人の実態も見ないで、何も知らずに、ケアマネジャーが立てたプランを不適切だと。問題じゃないですか。そういう回数が必要な人だっていたっておかしくないじゃないですか。そういう機械的な一律なやり方が日本の介護...全文を見る | ||
○小池晃君 厚生労働省というのは平均で仕事しているんじゃないですよ。国民というのは平均だけで生きているんじゃないですよ。いろんな人がいるんですよ。二十回必要な人だっているわけでしょう。そういう人にどういう施策が必要か考えずに、何で厚生行政できるんですか。私、大問題だと思いますよ、...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私が聞いたことは、石毛委員の質問だったと思いますが、通所介護の方では調理コストが自己負担になっている、一方で、訪問介護では調理コストは介護保険で負担していると、これは整合性が取れないから検討するというふうに言ったことの意味を聞いているんです。 | ||
○小池晃君 これは本当、断じてこんなことは許されないというふうに思います。そのことは確認しておきたいというふうに思いますが。 関係者が更に心配しているのは、本人の収入、年金額が変わらないのに、税制改悪で利用者負担が大幅に増える。まあ税制改正の影響なんですが。 最初に確認で...全文を見る | ||
○小池晃君 総務省にお聞きしますが、税制改革で年金収入幾らから市町村民税を支払うことになるのか。まず夫婦二人世帯の場合、それから次に単身世帯の場合、これでお答えいただきたいと思います。 | ||
○小池晃君 新たに非課税から課税になる人数、概算でお示しいただきたいと思います。 | ||
○小池晃君 これまで本人非課税だった人、百万人が新たに課税になる。その場合、保険料段階は新第三段階から少なくとも第五段階へ少なくとも二段階上がっていく。その結果、保険料は、基準額四千円だとすると三千円から五千円、毎月二千円、年間二万四千円の負担増になるし、利用料、ホテルコスト、食...全文を見る | ||
○小池晃君 時間なので終わりにしたいと思いますが、保険料は二年間の経過措置あっても三分の一ずつ上がって、三年目からは二千円増になってしまう、今二百六十六万円までの方が二百十二万円まで、しかも単身者の場合百五十五万円まで、こういうことになってしまう。利用料については、結局またもや社...全文を見る | ||
06月06日 | 第162回国会 両院 年金制度をはじめとする社会保障制度改革に関する両院合同会議 第4号 議事録を見る | ○小池議員 日本共産党の小池晃です。 少子化や年金の空洞化に対する与党の危機感は余りに乏しいというふうに思います。出生率については、昨年の年金改革の前提は、〇四年まで一・三二、〇七年が一・三一で下げどまり、二〇五〇年には一・三九というものでした。ところが、先日発表された〇四年...全文を見る |
○小池議員 先ほど枝野議員から御説明がありまして、旧制度分の給付財源の不足分に消費税を充当するということも含まれているということでありました。その上で、二点指摘ができるかと思います。 そうだとしても、消費税が積み立てられていくということについては変わりがないということでありま...全文を見る | ||
06月07日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 伊藤参考人にお伺いしたいんですけれども、先ほどからちょっと保険料の対象年齢の引下げの議論がされていますけれども、この点については伊藤参考人はどういう見解をお持ちか、ちょっと最初にお伺いしたいと思います。 |
○小池晃君 引き続いて、新予防給付の問題について、先ほどのお話もお聞きしたんですが、やはりここが今回の法案では一番問題になっております。軽度の人に対するサービスが悪化させるということも根拠ないし、新予防給付で提供されるというサービスが要介護度を改善させるということも科学的根拠がな...全文を見る | ||
○小池晃君 続いて、ホテルコストのことをお聞きしたいんですが、ちょっと本間参考人にお聞きしたいんですけれども、これは私も質問で取り上げたんですが、ホテルコストで一番大変になってくるだろうというのは新第三段階の人で、年金が大体七十万円から百万円ぐらいの層ですね。新第三段階は非常に広...全文を見る | ||
○小池晃君 このホテルコストの問題、伊藤参考人に続けてお伺いしたいんですけれども、十月からやると。私のところにも地方議員の方から、もうとんでもない話だと、九月議会で条例を作って十月から取れというのかと。これ地方自治法違反じゃないかというような話まで来ているんですが、こういうやり方...全文を見る | ||
○小池晃君 保険料の問題、引き続いてちょっとお伺いしたいんですが、宮城参考人に。 宮城参考人の嘉手納町というのは月額の保険料五千二百二十五円だというふうにお聞きをしていまして、高齢化が進んでいるんで本当に大変な状況だと思うんですが、これを解決するにはどうしたらいいのかというこ...全文を見る | ||
○小池晃君 この点、保険料の徴収の問題について伊藤参考人に、やはりどういう改革が求められているのかという点をお聞きしたいのと、今回の法案で遺族年金あるいは障害年金からの天引きという問題が出てきているんですが、この問題点、どのようにお考えか、お聞かせ願いたいと思います。 | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 終わります。 | ||
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 前回のホテルコストの問題に続いて今日は基盤整備の問題を取り上げたいんですが、介護保険制度制定当時の議事録をこう見ますと、当時の小泉厚生大臣が繰り返し言っていることは、保険あってサービスなしとしないということなんですね。それが約束をされてい...全文を見る | ||
○小池晃君 これも議論したことですが、直ちに必要ないとおっしゃるけれども、これは厚労省がお示しになった三十四万人という数字で、これは都道府県によってはすぐに入所が必要な人に限ってカウントした県もある。しかも、複数申込みとおっしゃいますが、名寄せ整理した県もある。大体、この数字につ...全文を見る | ||
○小池晃君 弾力的と言うけれども、国の二分の一補助という責任を放棄して自治体任せにしているだけの話なんですよ、これ。全く何の保障もない。しかも、重点的に配分すると言うけれども、今年度、地方からの特養ホームの整備要望に上限を政府として設けております。 厚労省、四月二十八日に都道...全文を見る | ||
○小池晃君 その上限ですね、地方の整備に重大な影響出ているわけです。例えば、横浜市、川崎市を除く神奈川県ですが、ここは二〇〇一年から三年の平均整備数の先ほど言った上乗せ措置で一・三三倍になっているんですね。それでも三百八十五人分ということになります。一方で、県のまとめている新規整...全文を見る | ||
○小池晃君 地域のニーズ踏まえていないじゃないですか。過去三年の平均、上限にしろと言っているんでしょう。そういうもう本当に機械的な上限を設けて施設整備制限しているんですよ、皆さんのやり方は。 しかも、これ、当初は五月上旬に交付額の内示というふうに言われていた。内示後、直ちに準...全文を見る | ||
○小池晃君 私、こういうことでは本当に当初の約束をずっと破り続けることになるというふうに言いたいと思うんです。 しかも、更に今後大幅な施設整備の抑制が出てくる計画になってきております。来年度から第三期事業計画の参酌標準が示されまして、市町村の計画検討進んでおりますが、最初に簡...全文を見る | ||
○小池晃君 この施設整備について、これまでの参酌標準と新しい参酌標準の違いを、これも端的に御説明願いたいと思います。 | ||
○小池晃君 もう一つ追加すると、今まではいわゆる三施設と、それから認知症グループホーム、有料老人ホームは別の数字だったのが、これは一つになるわけですね。そこが違いだということなんですが、うなずいていらっしゃるので、そういうことだと。この標準に基づくと一体どうなっていくのかというこ...全文を見る | ||
○小池晃君 ですから、その六万五千人、一割近くの方が施設にいられなくなるということになるわけであります。 続けて、介護予防でどういうふうになっていくのか、あるいは利用者割合でどう変化していくのかですが、今のままの状態で、介護予防なしで要介護二から五の人数というのは二〇一四年度...全文を見る | ||
○小池晃君 百三十二万人と。一方で、その介護予防効果によって一割削減されると二百九十万人になるんだと。その場合の三七%というのは、これは何人分になるのでしょうか。 | ||
○小池晃君 結局、三百二十万人の四一%は百三十二万人、二百九十万人の三七%というのは百八万人なわけですから、差引き二十四万人分の整備が減る、そういう計画なんだということになると思うんです。 さらに、参酌標準に有料老人ホームや認知症グループホームを加える問題であります。 こ...全文を見る | ||
○小池晃君 重なり合っている、達成されているという、それは施設造っているんだからいいじゃないかとおっしゃるけれども、これは全然違うわけですよ。有料老人ホームの八四%は営利企業。社会福祉法人、公益法人、一割です。ほかの施設に比べれば圧倒的に利用料負担高い。さらに、高額の入所一時金も...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、その全体としてカバーしているんだとおっしゃるけれども、莫大な入所一時金に加えて月額十七万円負担できる高齢者はどれだけいるのかということなんですよ。 一方で、特養、老人保健施設、療養型、それぞれの利用料、利用者負担額の平均幾らですか。簡単に、数字だけでいいで...全文を見る | ||
○小池晃君 ですから、その三施設と比べれば有料老人ホームの利用料というのは月十万円以上高いんです。こういう神奈川県みたいに比較的有料老人ホームの整備が進んでいるような地域で、今回のように一括してこの枠をかぶせて、三施設の整備が遅れれば、これは局長、結果として低所得者が施設入所しづ...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、まああきれた話でね、自分たちで勝手にこういう上限を、勝手につくっておいて、超えたらこれ交付金出ないんですよ、はっきり言って、事実上。で、それをそこから先は自治体の責任だって、余りにも無責任じゃないですか。こういうふうに事実上作れないような基準作っているんですよ。...全文を見る | ||
○小池晃君 この調査では新型特養七十五施設のうち居住費取っているのが四十六施設、まあ四割の施設は取ってないんですね。これが実態なんです。要するに、二〇〇三年の時点では新型個室で居住費払っている人は七百人もいなかった。で、三十四万人以上が相部屋、あるいは個室に入っていても居住費負担...全文を見る | ||
○小池晃君 そうすると、その時点で相部屋の方は十四万人程度になるということになると思うんです。現状でいえば、ほとんどの人が、新型特養に入っている人でももうごくわずかしか個室負担していない。それが三十六万人ぐらいいるんでしょう、現時点でいえば。それが結局、二〇一四年になると個室料を...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと、聞いてないことを答えないでくださいよ。 | ||
○小池晃君 聞いていることに答えてください。 | ||
○小池晃君 そんなこと聞いてないから、いいってば。 | ||
○小池晃君 聞いていることだけ答えてくれと言っているんです。 | ||
○小池晃君 ちょっと、委員長、聞いてないことに答えていますよ。ちょっとやめさせてください。 | ||
○小池晃君 ちょっと、委員長の言うことも聞きませんよ。 | ||
○小池晃君 ちょっと、質問に答えてないじゃないか。聞いたことに答えてないじゃないか。 私が聞いたのは、新第三段階の人で具体的に九万五千円の負担が入ってくる、個室が圧倒的に多くなるという世界で、七万円、八万円しか年金ないという人に対してどうするんだというふうに聞いているんですよ...全文を見る | ||
○小池晃君 なってないよ。 | ||
○小池晃君 まあ、老健や療養型施設についてはそれもないわけであります。 それから、もう一つ聞きたいのは、ホテルコスト、食費が保険外となることで、これ消費税負担が新たに生じると思いますが、その点はどういうふうに考えているんですか。 | ||
○小池晃君 これ、混乱が生じるのは必至ですよ。十月っていつですか、もうすぐじゃないですか。これ、地方自治体なんかは九月議会しかもうないところあるんですよ。条例作ってどうするんですか。今日の参考人質疑でもあれだけ問題になっているんですよ。これ、私、もう介護保険課の職員が全員出て、全...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、混乱が生じるのは必至であると私は申し上げているんです、こんなやり方では。 今日はこの基盤整備の問題取り上げてまいりましたけれども、そもそもなぜ特養ホームの待機者が三十四万人にも増えたのかということを私真剣に考えるべきだと。これ、特養ホームというのは、民間の...全文を見る | ||
○小池晃君 私の指摘したことに全く答えてないですよ。私が言ったのは、このままのこういう参酌標準計画でいけば、個室負担が払える人しか入れないような個室ばっかり増えていく、あるいは有料老人ホームのようなところばっかり増えていく。もちろん必要ですよ、そういう施設も。個室も必要ですよ、当...全文を見る | ||
06月09日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 最初に、一昨日の参考人で出た問題なんですが、やはり今の保険料負担が大変低所得者に重いと。特に定額の保険料だと最低額と最高額で三倍しか違わないということで逆進的だという指摘があって、定率制にすべしというような御意見がありました。 そこで...全文を見る |
○小池晃君 この数字は年金だけを基準にしていて、そのまま当てはめるわけにはいかないとは思うんです。それ以外に収入がある方ももちろんいるし、あるいは障害年金、遺族年金、公租公課の禁止原則もありますので一律に取るわけにいきませんが、あくまで目安として見ると、定率制ということにする場合...全文を見る | ||
○小池晃君 これ国保なんかに比べても非常に逆進性強い構造になっているわけですね、三倍しか違わないわけですから。市町村実務とおっしゃいますが、ドイツなんかはもう定率制でやっているという、そういう実例もあるわけであります。私はやはり低所得者に本当に重い構造を真剣に検討する必要があると...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、問題ないと言うけれども、二〇〇三年四月に発行された「介護保険の実務」、これは介護保険課の方が書いている本ですが、特別徴収となる年金の範囲については、公租公課禁止規定の趣旨等に配慮し、遺族年金、障害年金、老齢福祉年金は含まれてないというふうに言っているんですよ。こ...全文を見る | ||
○小池晃君 納得できません。遺族年金、障害年金を算定基準にしてないから、ただ天引きしているだけだから、これは公租公課禁止原則に反しないんだというのはへ理屈ですよ。これは明らかに年金から取られるわけですから、受け手側からすれば。年金から天引きで差っ引かれるわけですから、これは正に公...全文を見る | ||
○小池晃君 院内での介助は病院がやるんだとおっしゃいますけど、医療保険で病院の待合室で待っている間の介助って給付されていますか。されてないですよ。診療報酬にもないですよ。それなのに、病院に入ったら全部病院の仕事だと。おかしいじゃないですか。だったら、JRの電車に乗っている間はもう...全文を見る | ||
○小池晃君 単なる待ち時間ったって、どれだけの時間あるか分かんないわけですから、その時間はその対象外だと言われたって、ヘルパーさん、待ってなきゃいけないわけですよ。時間が決まっていて何時に出てくるってわけじゃないんですよ。これは何分後、何時間後に出てくるか分かんないわけですから、...全文を見る | ||
○小池晃君 是非これは検討を求めたいというふうに思います。 引き続いて、新予防給付の問題で、適切なサービスは提供されるんだという答弁が繰り返されているんですが、依然として心配はあるわけです。 衆議院でのいわゆる確認質問に対する答弁について、また確認質問的になるんですが、ち...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、だからいろんなケースがあると思うんですよ。仕事辞めてまで支えようということになるんですか。あるいは、元々家事全然やったことがないような家族にもそれを求めるんですか。あるいは、病気あるいは腰痛で介助が困難だとか、そういうケースについてもこれは駄目だというふうに言う...全文を見る | ||
○小池晃君 すっきりしないんですが、地域の支えや支援サービスやほかの福祉施策ということを言っていますが、これはどういう意味なんですか。これについても説明をしてください。 | ||
○小池晃君 民間企業によるサービスなども想定されているんですか。想定したものではないのであればそういうふうに言っていただきたいのと、費用が高くて使えないような場合はどういうふうに判断するんですか。 | ||
○小池晃君 今回のシステムで要支援一、二というふうに認定されると、地域包括支援センターに行くということになるわけです。利用者は今までケアマネジャーを頼りにしてずっと暮らしてきた。ところが、新予防給付になった途端にここを引き離されてしまうと。今までのケアマネジャーから離れて地域包括...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、そもそも介護保険制度というのは予防重視のシステムとして出発したはずのものですから、アセスメントも、マネジメントの主体まで別体系にしてしまうということ自体は全くおかしいというふうに思っていますが。 さらに、ちょっとお聞きしたいんですけれども、介護報酬の問題です...全文を見る | ||
○小池晃君 そうなると、支給限度額がどうなるのかということになるわけですが、適切なサービスは受けられるんだと。そして、見守り的な援助というのは報酬上評価するんだと。それに更に筋トレなどの新しいメニューも加わるんだと。それなのに、要支援二の限度額は要介護一よりも下げるというのは、こ...全文を見る | ||
○小池晃君 そういうことでいうと、今回の改定の趣旨というのは、様々今あるいろんな事業が地域支援事業に組み入れたからといって、そのことが理由で利用料負担を取るということではないと、必ずしもそういうことにならないと。ましてや、一割負担にしなければいけないということではないということで...全文を見る | ||
○小池晃君 さらに、自治体の負担増の問題について取り上げたいんですが、この事業費の上限が三%ということになっているんですが、この三%をめぐって自治体では大変な議論が起こっております。 例えば東京足立区の区議会では、区側の答弁なんですけれども、地域支援事業に組み込まれるのが二〇...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、理事者側はそんな答弁していませんよ。これ超えるから大変だという答弁をしているんですね。 私は、国の基準を超えてやっているからけしからぬみたいな言い方というのはとんでもないというふうに思いますね。やはり国の基準を超えて本当に地域住民のために保健事業をやっている...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、区の当局はそう言ってないんですよ。今のままで行くと、国の実施内容が明らかでないので判断は難しいというふうに言っていますけれども、仮に事業総額が給付費の三%を超えた場合、一般財源投入できるかどうか不透明ですと。現在のサービス基準を後退させることはできるだけ避けた...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、一か所が大体五百人から六百人ぐらいの高齢者のマネジメントをするということになるわけですね。今、ケアマネジャー、五十なんというのはとてもできない、もっと下げろという議論があるときに、なおかつ、衆議院の参考人質疑では、介護保険以外の様々な支援を視野に入れなければい...全文を見る | ||
○小池晃君 私はやはり、地域の六百人近くのこういう高齢者のマネジメントを、わざわざせっかく定着してきた在宅介護支援センターとはまた別に新しいものをつくって、そこで六百人の管理をしていくなんというのは本当に机上の空論、絵にかいたもち、そういうふうに思います。これは、実際問題としては...全文を見る | ||
○小池晃君 保健師さん、数増えていると言うけれども、それは非常勤も含めた数なんです。常勤の数は、総務省の調査では二万七千五百二人。これ、何と地方交付税で措置している数より少ないんです。 それが実態なので、本当に、保健事業の分野はもちろん、地域包括支援センターも含めて全体として...全文を見る | ||
○小池晃君 その制度を、今後、公的助成をなくす、事業者負担の掛金三倍にする、支払われる退職金は現行水準から一割カットするということが出されてきているわけです。 ちょっと局長にお答えいただきたいんですが、二〇〇六年から新規加入率が一〇〇%の場合、掛金と退職金の推移をお示しいただ...全文を見る | ||
○小池晃君 資料をお配りしてあるんで見ていただきたいんですが、五年間こういう数字になるわけです。今お話あったとおりです。ちなみに、この制度での直近の退職者の平均在籍期間というのは五年なんです。というか、五年間でほとんどの方が退職するんです。 今お話あったように、入って五年間は...全文を見る | ||
○小池晃君 だって、平均在籍期間五年なんですよ。だから、大半の人は五年で辞めるわけです。五年間見てみれば、事業主が払った掛金よりも退職金の方が少ないんだったら、これは任意で入るんだったら、事業主入らないんじゃないんですか。こんなことしないで貯金していた方がよっぽどいいじゃないです...全文を見る | ||
○小池晃君 これは要するに、二〇二五年には職員数が二・三、四倍になるという、こんなふうになれば非常に私はすばらしいことだと思いますが、この老人保健施設、福祉施設を二〇二五年には倍にするという計画は余り聞いたことがないんですが、これは何が根拠なんですか、この人数の根拠は。 | ||
○小池晃君 これ、施設のいろんな、前回議論したような計画とは全く別に、過去の職員数の伸びを基に計算しただけなんですよ。こういうふうに多くなっていけば掛金は低くなるということでこういう数字出しているんですが、これは正に机上の空論そのものだと私思うんですね。 大臣、最初のこの数字...全文を見る | ||
○小池晃君 もう質問しませんが、この共済手当、介護保険制度の方ももちろん反対ですが、こちらの法案についても重大な問題点があるということを指摘して質問を終わります。 | ||
06月13日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第24号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 増子参考人にお伺いしたいんですが、新予防給付の問題点、指摘していただきました。 これ、マネジメントの主体が地域包括支援センターということになって、選択の自由を踏みにじるという先ほど御指摘もありましたが、これは専門家の関与は保健師という...全文を見る |
○小池晃君 それから、参考人のお話の中で、ヘルパーの待遇改善がやはりこの問題では必須なんだというお話ありまして、早急な改善という御提言もあったんですが、具体的にどういう改善策が必要なのか、御提案いただければと思うんですが。 | ||
○小池晃君 野中参考人に続いてお伺いしたいんですが、ホテルコストの徴収の問題で、中身もともかく、これ十月一日からやるということで、ほとんど利用者には知られていないし、私は厚生労働省が本当に一人一人説明してほしいと思っているぐらいなんですが、これ大混乱生まれるんではないかと思います...全文を見る | ||
○小池晃君 野中参考人は先ほど適切な公費負担が必要なんだという御発言もされまして、かつて介護保険制度始まる前は、高齢者介護に対する国庫負担五〇%でした。臨調行革前は八割でした。それが今の制度では二五%になっております。この国庫負担比率についてはどのような御見解をお持ちでしょうか。 | ||
○小池晃君 久野参考人にお伺いしたいんですが、先ほど筋トレによって日常の歩行能力が改善されるというデータをお示しになりました。統計学的にいうと、やはりコントロールスタディーする場合は無作為化がどうしても必要になってくると思うんですが、この教室参加者、非参加者という母集団の選定に当...全文を見る | ||
○小池晃君 統計的に有意差ということを証明するのであれば、やはり私は無作為化というのは当然必要ではないかというふうに思っております。 それからもう一点、医療保険と介護保険のすみ分けというお話が野中参考人、増子参考人からそれぞれ出されまして、ちょっとその点についてお伺いしたいん...全文を見る | ||
○小池晃君 増子参考人にお尋ねしますが、医療保険と介護保険のすみ分けについて参考人からは在宅の問題でお話あったんですが、施設においてはどのような問題点あるとお考えか、お聞かせ願えますか。 | ||
○小池晃君 安岡参考人にお伺いしたいんですが、参考人はいろんなサービスを地域で展開されているわけですが、今回、小規模多機能、地域密着型ということがある意味でいうと今度の制度改革の中で唯一前向きなところかなと思っているんですが、実態が全然伴っていないじゃないかと、先ほど増子参考人か...全文を見る | ||
○小池晃君 増子参考人、この小規模多機能、地域密着型、実効が危ういというお話ありましたけれども、その点で何か付け加えることあれば、最後にお聞きしたいと思います。 | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 | ||
06月16日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第26号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 軽度の要介護者の悪化の原因ということが最初から非常に議論になってきたわけですが、この問題について新しい調査結果が出されております。 今日、資料で配付をしておりますけれども、これ業界紙のシルバー新報という新聞でも一面トップで紹介されてい...全文を見る |
○小池晃君 直ちに普遍化できないと言うけれども、お聞きしますが、こういう軽度の要介護者の要介護度悪化要因について調査した研究というのはありますか。私はほかに見たことないんですが、どうですか。 | ||
○小池晃君 ほかにこういう分析というのは余りないんですよ。その結果、局長は答弁していない、今答えていないんだけれども、過剰介護という項目をわざわざ作って、この研究会の皆さんはどちらかといえば介護予防を推進する積極的な立場の方たちだから、過剰介護というのはあるだろうということで項目...全文を見る | ||
○小池晃君 ケアマネジャーさんが一番実情をよく理解しているはずじゃないですか、把握しているはずじゃないですか。そのケアマネジャーからの聞き取りを専門的知識を持った保健師さんたちが分析し、まとめた調査なんですよ。私は、これ、注目すべき検討結果だと思うし、同時に、ここで一番その重度化...全文を見る | ||
○小池晃君 そんな一般的なことじゃないんですよ。これは、要介護度が悪化した人だけを対象にして、なぜ悪化したのかを分析して、その悪化要因として病気、認知症と言っているわけです。だとすれば、そこに対する手だてがなければ介護予防は何の役にも立たないということになるじゃないですか。 ...全文を見る | ||
○小池晃君 予防対策の重要性を否定している研究ではないですよ。今の新予防給付の予防の中身がこの中身に合っているのかと私は言っているんですよ。がんや脳血管障害やあるいは認知症が、なぜ慢性退行性疾患の予防ケアで維持されるんですか。そんな、関係ない話なんですよ、これ。私は、まじめに介護...全文を見る | ||
○小池晃君 この居住費、食費の見直しは三千億円程度だというふうに説明されていたと思うんですが、ということは二千億円が施設整備の見直しで生まれるということなんですね。それと、その地域支援事業と新予防給付のそれぞれについて数字を言ってください。 | ||
○小池晃君 新予防給付で来年度から一千億円の削減になるということなわけです。これ、軽度者の給付の制限というのは既に現場では行われております。 私どもの方に来た話で、東海地方のある県なんですが、事業者に対してこういう指導が、これは文書も含めて寄せられているんですが、されているん...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、違うんですよ。現場では既に一律にそういうサービスカットするような指導をやっているんですよ。こういうことが正しいんですかと。私の質問に答えていただきたいんですが、生活援助中心のサービスが一律に不適切だという指導は正しいんですか。 | ||
○小池晃君 それが実際やられているんですよ。ケアカンファレンスをやりなさいとか、ケアプランのどこが問題ですというんじゃないんです。一律に要支援者には駄目ですという指導が現場では既にやられているんです。 これは、昨年十月に皆さん方が介護給付適正化推進運動というのを始めて、介護給...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣ね、大臣は適正な給付はそれは提供されるんだというふうに答えているけれども、現場ではケアマネジャーが幾ら適正だと頑張っても、今どんどんどんどん切られる実態が起こっているんですよ。 こういう中で、大臣が適正なものは提供されると言うけれども、決めるのは保険者じゃない...全文を見る | ||
○小池晃君 なるはずだと言っているけれども、もう実態はそうなってないんですよ。それが実態なんだと。そのことを知っているはずなのに、やはりそういう答弁では私は国民の今の本当に不安にこたえることできないということをちょっと申し上げたいと思います。 重ねて、介護保険が施行されてから...全文を見る | ||
○小池晃君 ですから、要介護五に限って言えば、これは在宅の比率が下がってきているという実態があるわけです。 これ数字で見ますと、在宅サービスの利用者は要介護五で言うと三万七千人ぐらい増えているのに対して、施設利用者は八万八千人増えている。これ、要介護の軽い方はもう全く逆で、在...全文を見る | ||
○小池晃君 私はそんなことではないと思うんですね。 これは、在宅でやはり長時間の介護を要する方から聞こえてくるのは、介護保険になるまでは制限なく必要なサービスを受けることができたのが、これ高過ぎる利用料の問題もあるし、同時に、やはり利用限度額、支給限度額ができて、二十四時間の...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私が言っているのは、要介護五で二十四時間見守り必要だったら、参考人質疑でありました、実態として、そういうサービスを提供しようとすれば月六十万ないし七十万、場合によっては百万超えるようなケースもあるんだと。しかし、今、要介護五では三十五万、三十六万と。これでは、も...全文を見る | ||
○小池晃君 私、平均の話については前も議論しましたけれども、平均で見たら救われない人が出てくるんだと。平均で見たら社会保障できないんだということを何度も言っているはずです。実態としてそういう人はもう見れないんだということがあるわけですから、今の限度額では。 私、五年目の見直し...全文を見る | ||
○小池晃君 日本共産党を代表して、介護保険法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 反対の理由の第一は、新予防給付の導入により、軽度者のサービス利用が今まで以上に制限されることです。新予防給付をめぐる厚生労働省の説明はことごとく破綻しています。軽度者のサービス利用が...全文を見る | ||
07月07日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第30号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 元請責任が後退するのではないかという問題について最初にお聞きをしたいというふうに思います。 労働者就業機会確保事業についてなんですが、この事業における労働者の権利保護について端的にお聞きをしますが、送り出し業者の方が倒産した場合に、送...全文を見る |
○小池晃君 今度は受入れ業者が倒産した場合ですが、受入れ業者の方が倒産したような事態の場合、送り出された労働者の賃金あるいは労働者としての権利、これは一体だれが守るということになるんでしょうか。 | ||
○小池晃君 しかし、実態として考えると、そういう事態に立ち至れば、受入れ業者倒産すれば、送り出し業者もこれ被害者なわけですよね。受入れ業者が倒産した場合には送り出し料が送り出し業者に入ってこなくなるわけでありますから、結果として受入れ業者が経営悪化、倒産すれば、送り出した業者の経...全文を見る | ||
○小池晃君 別の送り出し先を見付けるといったって、今月分の送り出し料は入ってこないし、すぐに見付かる保証なんか何もないんですよ。 聞いているのは、今月、受入れ業者倒産すると、送り出し料入ってこないと、そうしたら、送り出し業者の資金繰り、大変なことになるわけですよね。その結果、...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣、私、お聞きしたいんですが、今私が言ったようなケース、これは想定され得るわけですね。要するに、受入れ事業主が窮状に陥る、まあ倒産するような事態になって、送り出し事業主に対して送り出し料金を支払わない、このために送り出し事業主が窮状に陥ってしまう、ピンチになると。そ...全文を見る | ||
○小池晃君 今ちょっと極めてあいまいな言い方なんですが、やはり今言ったようなケースの場合に、私は、送り出し料金が支払われないような場合に、建設業法四十一条三項の元請の立替払の勧告の対象になり得るんでないかと、そういったことを検討すべきでないかと思うんですが、その点についていかがで...全文を見る | ||
○小池晃君 私は厚生労働省としての姿勢を聞いているので、国土交通省との調整が必要であっても、やっぱりそういう立場で、これは厚生労働省というのは労働者保護することを目的とする省庁なわけですから、やはりそういう立場で法の運用をしていくべきだという立場でやはり調整していくべきじゃないか...全文を見る | ||
○小池晃君 これは、私が言ったケースというのは特殊なケースじゃなくて、大いに考えられるケースだと思うんですね。そういうときに、やはりきちっとこの今の法律を元請責任という形で対応していくということは、厚生労働省としては是非やっていただかなきゃいけないと。そもそもこの法案自体、確保事...全文を見る | ||
○小池晃君 お配りしている資料の一枚目に載せているのは、これは建設通信新聞という業界紙の昨年の七月十二日付けで、「注目企業」ということでマルソという会社が紹介されています。記事のタイトルは「どこでも迅速に人材派遣」と、もう「派遣」と書いてあるわけです。社長は何と言っているかという...全文を見る | ||
○小池晃君 これは労働者派遣法に違反するんじゃないですか。 | ||
○小池晃君 これのみでと言うけれども、これ、業界紙に堂々と出ているんですよ。人材派遣だって大見出しになっているわけですよ。社長が派遣していると言っているじゃないですか。何でこれが労働者派遣法違反じゃないんですか。これだけで十分に派遣法違反の疑いが強いんじゃないですか。そんな腰の引...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、これ記事の書き方の問題じゃなくて、宿舎を十五か所、拠点こう持ってて、呼ばれたらすぐに行きますよと、こう言っているんですから、これは記事の問題じゃなくて、実態は派遣ですよ、これ、間違いなく。こういうことが業界紙に出てんですよ、堂々と。しかし把握してなかったと。こん...全文を見る | ||
○小池晃君 今回の労働者就業機会確保事業とのかかわりで聞きますけれども、実際には人を派遣しているだけなのに、請負業だというふうに偽って事業主団体の構成員に紛れ込むことがあるんじゃないかという懸念があるわけですが、そんなことはないっていうふうに言えるんですか。 | ||
○小池晃君 あり得ないとおっしゃいますけれども、先ほど話題になりましたグッドウィルの問題ですね。 グッドウィルというのは、あの介護で有名なコムスンなんかの親会社で、建設とは何の関係もない人材派遣会社だと思いますが、二枚目の資料にあるように、先ほど御指摘あったように、建設作業に...全文を見る | ||
○小池晃君 制度的にあり得ないと言うけれども、派遣法違反で指導をした、そのグッドウィルが行政の指導の下、子会社に移管いたしますということで、正に建設会社という名前をつくることでこれを、法の網をかいくぐるということをやっていることを堂々とホームページで言っているわけですよ。こういう...全文を見る | ||
○小池晃君 調査を行った六割が指導を受けているわけで、なぜこんなことになるかというと、結局、労災が起こるとかあるいは内部情報が寄せられて調査に入って問題が発覚すると、だから調査した千件のうち六百指導するという、こういう高率の指導になっているんだろうと。しかも請負には監督官庁ないと...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、実態を見ると、本当にその今の答弁では心もとない実態があるというふうに思います。そこのところは本当にきちっとやっていただきたいと。 最後、ちょっと一つだけお聞きしたいことがあるんですが、昨日大阪地裁が、中国残留孤児の皆さんに対して不当な判決が出ました。この判決...全文を見る | ||
○小池晃君 終わります。 | ||
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、建設労働者の雇用の改善等に関する法律案に対する反対討論を行います。 反対する第一の理由は、労働者就業機会確保事業が建設労働者の権利を侵害し、雇用不安を一層高める危険があるからです。 そもそも、雇用者と使用者が分離されれば、雇用責任は...全文を見る | ||
07月08日 | 第162回国会 両院 年金制度をはじめとする社会保障制度改革に関する両院合同会議 第6号 議事録を見る | ○小池議員 日本共産党の小池晃です。 国民年金の位置づけについて発言をいたします。 先日発表された厚生労働省の二〇〇四年国民生活基礎調査では、いわゆる高齢者世帯、六十五歳以上の高齢者のみ、または十八歳未満の未婚者が加わった世帯、この数は過去最多の七百八十七万世帯、十年間で...全文を見る |
07月15日 | 第162回国会 参議院 郵政民営化に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 最初に、総務大臣にお伺いをしたいと思いますが、今、全国どこに住んでいても今は郵便貯金のサービスを受けることができます。それは法律上の規定があるからにほかなりません。郵便貯金法の第一条では、「郵便貯金を簡易で確実な貯蓄の手段としてあまねく公...全文を見る |
○小池晃君 総理、まあ大事なこと言っていただければそれで結構なんですよ。 総理、私は今度の法案をよく読んでみたんです。今、麻生大臣が大事だとおっしゃったこの第一条の規定がこれどこにもないんです。第一条、廃止されているわけです。つまり、新しくつくる郵便貯金銀行にはこの大事な規定...全文を見る | ||
○小池晃君 なるはずだというのは、それは説明になっていないんですよ。これ、義務がなくなったというところが非常に大事なところだというふうにこれは指摘をしたいんですね。で、第一条なくなるんですから、いろんな言い訳しても、結局このサービスを提供するよりどころである義務なくなるわけです。...全文を見る | ||
○小池晃君 総理、時間短いんですから、総理全部答えてください。通告してませんから。 | ||
○小池晃君 私、郵便局のことを聞いたんじゃなくて、銀行がなぜ減っているのかと聞いたんですが。 先ほど経営判断だというふうにおっしゃった。確かにまあ経営判断なんだろうと思うんですが、経営判断というような生易しいものじゃない実態があると思うんです。で、なぜこれだけ銀行が店舗数を減...全文を見る | ||
○小池晃君 あのね、私の言ったこと理解されていない。 要するに、民間銀行は戦略二つに分けているんですよ。富裕層を徹底的にサービス強化して、そこはもうけると。それから、下の層も、これは徹底的なローコスト化という戦略でもうける。どっちももうけると、収益を上げるということで徹底して...全文を見る | ||
○小池晃君 あのね、議論をすり替えている、総理は。 私は、郵便貯金と銀行の性格の違いは最初に確認したはずです。あまねく公平にという法律の規定に基づいて、銀行がマスというふうに呼ぶような小口の貯金だけを対象にして店舗数維持して全国あまねくサービスを提供してきた、それが正に郵便貯...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、今回の郵政民営化というのはそういうことではなかったというふうに説明してきたじゃないですか。結局、この庶民の大切な小口貯金をあまねく全国で提供するという義務は法律上なくなるんですよ。そこが歯止めなんだ。歯止めなくなるんですよ、法律上の。そうなれば、サービスの大幅な...全文を見る | ||
○小池晃君 業種別、業種別に数を。 | ||
○小池晃君 企業名言えないんですか。 | ||
○小池晃君 時間参りましたが、これ結局、民営化でビジネスチャンスが広がるような企業の出向者を集めて準備室つくり、で、昨年四月からアメリカと何度相談しているのかというふうに聞いたらば、十七回、郵政民営化準備室はアメリカと意見交換をしている。で、国民にはまともに説明しない、いまだに不...全文を見る | ||
07月19日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第31号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 最初に一問だけ介護保険のことをお聞きしたいんですが、今年十月からホテルコスト、食費が保険給付対象外になる改悪が先日行われました。大混乱しておりますので、改めて実施中止を求めたいというふうに思いますが、財務省に一言お聞きしたいことは、新たに...全文を見る |
○小池晃君 当然そういうふうにすべきでないというふうに思いますので、そういう方向でお願いしたいと思います。 続いて、高齢者医療制度の問題についてお聞きをしたいんですが、いろいろ報道されておりまして、被用者保険の被扶養者である前期高齢者から保険料を徴収するという案も検討されてい...全文を見る | ||
○小池晃君 そこで、こういう方にその保険料をもし徴収するとすると、被用者保険というのは基本的には加入者の収入に対して保険料が定率で賦課されているわけであります。被扶養者の分も言わばそこに含まれているはずのものであって、それとは別に、その前期高齢者にだけは被扶養者分のその保険料を徴...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、この前期高齢者から保険料を取るというのは、年金の削減などで非常に暮らしが悪化している層でありますし、やるべきじゃないというふうに思いますが、引き続き、七十歳以上の一定以上所得者の窓口負担を現行の二割から三割に引き上げるということも検討されているやに聞いております...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、それ聞いてない。人数。 | ||
○小池晃君 老健の対象でない七十歳以上の高齢者というのがおりますから、私は更に人数が増えると思うんです。 いずれにしても、百万人以上にこの三割負担という負担がかぶさることになるわけで、私は決して一握りの高額所得者だけの問題ではこれはないというふうに認識をしております。 大...全文を見る | ||
○小池晃君 決めていないと言っても、新聞報道であれだけ出てきているわけですから。 やはり、こういう層に、先ほど若年者、現役世代とのバランスということをおっしゃいましたけど、そのバランスということを踏まえて、一定以上所得者でも二割、三割に対するバランスを付けていたはずなので、私...全文を見る | ||
○小池晃君 一番というか、それしかないわけです。 そうすると、要するに、行政としての対策としては、吸引をどうやって根絶するかということと、過去に吸引をして病気になった人をいかに救済するか、これがやはり基本になってくるだろうということで、具体的に聞きたいんですが、経済産業省がこ...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、二〇〇三年までの労災認定件数六百三十三人に対して、今月企業が発表した死亡者数は三百五十八名です。療養中の方含めて四百二十三名なんですね。経済産業省が発表した被害者数は四百六十二名なんです。既に労災認定の数に近づきつつあるわけですよ。 企業とかあるいは経済産...全文を見る | ||
○小池晃君 命を守る省なんですからね。そういう意味じゃ、事業所の都合で考えるんじゃなくて、私は、これはいろんな細かいことあると思いますよ。ただし書付けるとか、いろんな手もあるかもしれない。しかし、基本的に情報公開していくということは当然じゃないですか。大臣、いかがですか。基本的な...全文を見る | ||
○小池晃君 これは情報公開すべきだと思います。 ちょっと労災認定の問題についてお聞きしたいんですが、アスベストを原因とする労災認定、二〇〇三年、合計で百二十一名にすぎないんですね。なぜこういうふうに後れているのかということをいろいろと具体例をお聞きをすると、認定の作業歴の証明...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、今おっしゃったように、長い時間たった後の証明になるわけですね。二十年、三十年たってからと。そうすると、その材料が実はもう使われていないとか、あるいは会社倒産しているとか、そういうケースもたくさんあるわけですよ。この方の場合も、この管使われてないという、もう既に...全文を見る | ||
○小池晃君 是非そこのところをできるだけやはり拾い上げる方向で、これだけの大問題になってきているわけですし、臨むべきだということを重ねて強調したいと思います。 それから、問題としては、実際に中皮腫やあるいは胸膜肥厚斑ということになかなか医者の方で気が付かない、あるいはそれがア...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、それは私も教科書の隅にあった記憶はあるんですけれども、ほとんどその後そういったトレーニングというのはされてないんですよね。だから、やっぱりこういう問題意識高い専門家のところに行くと診断付くんだけれども、そこに行くまでもう全然診断付かないと。そういったところに行っ...全文を見る | ||
○小池晃君 是非、関係省庁会議でやはりその従来の枠を超えた対策をしていく必要があると。 その点で具体的には、アスベスト被害が出た事業所付近住民の健康診断を行うこと、無料で行うこと。それから、労災補償の対象とならないような親方の問題なども含めて救済制度をつくることも必要だろうと...全文を見る | ||
○小池晃君 最後に、この問題、ヨーロッパなどでは既に禁止されているような国もたくさんあります。日本では使用され続けたと。細田官房長官は十一日の会見で、より早く禁止措置がとられればよかったというふうにおっしゃっておりますが、大臣、日本のこの対応がやっぱり遅れたんじゃないかと、このこ...全文を見る | ||
○小池晃君 質問しませんけれども、アメリカはもう物すごい賠償措置をとって、物すごい企業の訴訟がこの問題で相次ぐような状況になっていますから、そういう点で、一律に時期の問題だけで比較できない。私は、世界の流れからいえば明らかに遅れていたというふうに思います。 終わります。 | ||
07月22日 | 第162回国会 両院 年金制度をはじめとする社会保障制度改革に関する両院合同会議 第7号 議事録を見る | ○小池議員 伊吹議員の方から、最低保障年金制度の考え方について、保険料を払うことが前提なのかどうかという御質問がありました。 私どもの考え方を述べたいと思うんですが……(発言する者あり)でも、私たちも最低保障年金制度を提案していますので、一言言わせていただきたいと思います。 ...全文を見る |
07月28日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第33号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 障害者の皆さんの中から大きな反対の声が上がっている法案です。今日も大変たくさん傍聴の方がお見えです。 五月に続いて七月の緊急大行動では、一万一千人の方が参加をして、このままの障害者自立支援法案では自立できないという訴えをされています。...全文を見る |
○小池晃君 いや、答えていないんですがね。 五年前は応益負担にすればだれもが安心してサービスを受けられなくなると言っていたのに、一体何が変わったのかと。五年前は激変緩和とか円滑な移行なんて、議事録調べましたけれども、一言も言っていませんよ。応益負担にしたら安心できなくなる、サ...全文を見る | ||
○小池晃君 結局、だから、障害者が自立できるか生きていけるかということから始まった議論じゃなくて、正に、おっしゃるように、財政のことしかない議論なんですよ、これは。 本会議で小泉首相は義務的経費にするから安定するんだと盛んに言っている。今日もそういう議論がありました。本当に義...全文を見る | ||
○小池晃君 そんなことないですよ。今言ったのは、私、非常に大事な事業ばかりなんですよ。これ、裁量的経費にすれば、柔軟に柔軟にとおっしゃるけれども、柔軟に削ることが十分に可能なんですよ、これ。支援費と同様に、やっぱりこれ必要なサービス受けられなくなると。これでは不安の声上がるのは、...全文を見る | ||
○小池晃君 それは障害者の皆さんの実態に合った議論じゃないんですよ。役所の理屈ですよ。裁量的経費であろうが義務的経費であろうが、これ、低い水準であればこれはサービス受けられないんですよ。同じことになるじゃないですか。 結局、肝心の水準示されていないんですよ、補助基準も報酬も。...全文を見る | ||
○小池晃君 質問に全く答えていないんですよ。そういう仕組みについては分かっているんですよ。 しかし、義務的経費になるから安心だと言うけれども、補助基準についても報酬についても示されていないわけでしょう。その水準が低ければ、幾ら義務的経費になったって必要なサービス提供されないじ...全文を見る | ||
○小池晃君 それを年末に出すというんで何で議論ができるんだと私は言っているんですよ。その水準が示されなければ議論のしようがないじゃないですか。 だから、結局、いまだに補助基準も示されない、義務的経費にするから大丈夫だ、こう言うけれども、義務的経費であろうが裁量的経費であろうが...全文を見る | ||
○小池晃君 いずれにしても、今のを足し上げれば、今ほとんど費用負担なしの方が、社会福祉法人の減免を利用しても一万円以上の負担増になるわけですよ。さらに、預貯金があったり親が課税者であれば一般になりますから、これは社福減免の対象外になってくる。年金収入の半分近く、三万円を超える負担...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 これは総務省にもお尋ねして、住民税についても試算していただいてまとめた表がお配りした二枚目の表です。これ、結局、障害者が扶養親族から外れた場合には、収入三百万円の世帯で所得税、住民税合わせて年間十万五千四百円の増税になります。六百万円の世...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、だから、選択できないって、こんなんじゃ。こんな、個人になったら大増税になるような仕組みになるわけですから、これはごまかしなんですよ。 結局、そもそも、もう一つ聞きたいのは所得保障の問題なんです。衆議院の修正で所得確保の検討規定が盛り込まれました。これから検討...全文を見る | ||
○小池晃君 だからね、これでは議論にならないんですよ。やっぱり所得が増えれば、順序逆なんですよ、全く、所得増えれば負担増やしていいと私言いません。しかし、所得確保するというのは、これ議論の前提があるべきで、その保障がないのに、大臣、率直におっしゃいました、年金や手当が増える見込み...全文を見る | ||
08月03日 | 第162回国会 参議院 厚生労働委員会 第34号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 先ほど、今の議論をお聞きしていて、非常に私どうかなというふうに思ったのは、対策は打ち出しましたと、責任問題の検証はこの後ですという議論なんですけれども、私、これは順序が逆じゃないかというふうに思っていまして、対策を打ち出すからには今までの...全文を見る |
○小池晃君 間違っていたからこそ検証しなければいけないということになっているわけで、そのところのやはり基本的な認識というのははっきり私は示すべきだと、それが議論の前提だというふうに思いますが、ちょっとそこで押し問答しても進まないので、じゃ具体的にどういう問題があったのか、ちょっと...全文を見る | ||
○小池晃君 昭和四十六年、三十年前なんですね。その通達は、そういう発がんの可能性指摘して、しかし需要は急速に増加していると。だから、注意して使うという方向が打ち出されているわけです。これが実際、その後、よりその発がん性ということが確定していく中でどう変わっていったのかと。私自身は...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、これ、私、ここに持ってまいりましたのは、一九八七年に産業医学振興財団が発行した「産業医学シリーズ」の「石綿」という資料です。この資料の中に、旧労働省労働基準局の化学物質調査課が、我が国の法規制とILOの動きと題した文章を書いております。その中でかなり、かなりと...全文を見る | ||
○小池晃君 以前に承知していたとすれば、こういうILOやWHOが、それまではがん原性物質という可能性を指摘していたのが断定しているという動きの中で、ヨーロッパはこれを受けて八〇年代に次々と、アイスランド、ノルウェー、スイス、デンマーク、スウェーデン、禁止措置をとっていったわけです...全文を見る | ||
○小池晃君 徹底を図っているって、その時期に正に、壊したって大丈夫ですと、破損しても危険はありませんと、こんなパンフレットを業界団体出している。これが実態なんですね。 それから、ちょっと別の問題でお聞きしたいんですが、一九八六年にILO総会で石綿の使用における安全に関する条約...全文を見る | ||
○小池晃君 結局、つまり、厚生労働省対応をしていなかったから、国内法を整備できなかったから、これだけ時間掛かって、厚生労働省の対応を待って条約を承認したということになるわけです。批准がこれだけ二十年遅れた原因も、正に私は厚労省の対応の遅れにあったことは明らかだというふうに思うんで...全文を見る | ||
○小池晃君 先ほどの条約もそうですが、建築基準法施行令も、厚生労働省の対応を待って、で、石綿の規定を削除した。この点でも、厚労省の対応の遅れが他省庁の対応を遅らせているということになっているわけです。 国土交通省に更にお聞きしたいんですが、今回、規定を削除しましたが、これは在...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、これが使われると、駆け込み的にやられるという危険も報道されている。私は、これ、在庫も含めて直ちに国土交通省、禁止すべきだと思いますが、なぜそれをやらないんですか。 | ||
○小池晃君 結局これも、やはり厚労省の対応で、在庫をまだ使えるというふうになっているからこういうことになっているわけです。 大臣、これやはり、二〇〇八年までに全面禁止ということはありますけれども、直ちにこれやはり使用禁止にするということに、他省庁が厚労省眺めで止まっているわけ...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、要請だけじゃなくて、これ直ちにやはり法律で使用禁止という措置をとるべきじゃないですか。 | ||
○小池晃君 大臣、私、いろんな角度から問題取り上げましたけれども、やはり厚労省が基本的に、昭和四十六年の通達の時点から発がん性を指摘しながら、使い方気を付けますと、言わば管理して使えばいいんだというところからスタートした。この時点から更にその発がん性ということが医学的にもかなり確...全文を見る | ||
○小池晃君 いや大臣、その検証という意味は、正に九月に出される緊急対策というのは、やはり管理して使用すれば安全なんだという一種の基本的な安全神話といいますか、安全だと言っているわけじゃないですけれども、管理して使えばいいんだという考え方にしがみついてきた。検証という中には、そうい...全文を見る | ||
○小池晃君 私が聞いたことにお答えになっていないんですけれども、私が言ったのは、やはりこの間の考え方として、管理して使用すれば安全だというところにやはり厚労省の対応の基本を置いてきたこと、このこと自体をやっぱり見直すような検証が必要なのではないかと、その点についてお伺いしたんです...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、それが、これからそうするというのは、それはいいんですよ。これまでの対応にやっぱりそういう問題点があったということをやはり検証なり反省なりの土台にするべきではないかと私は申し上げているんです。もう一回、どうですか。 | ||
○小池晃君 国とアスベストを製造し続けた企業の責任というのがはっきりすれば、今後の対策や被害者の救済策、あるいは解体工事の安全対策などでの対応もはっきりしてくるというふうに思うんです。私は、関係者や小規模事業者に責任を転嫁するというのではなくて、やはり国の責任明確にして、制度面、...全文を見る | ||
○小池晃君 是非、それをしっかりやっていただきたいというふうに思います。 前回、労災認定の問題も私取り上げまして、簡素化という点では一定の方向も出されて、ちょっともっともっとやはり、私は、基本的には医学的に石綿による肺がんあるいは中皮腫ということであって、建材の九割にアスベス...全文を見る | ||
○小池晃君 最後に、先ほど岸本参考人からも御指摘がありました抗がん剤の承認の問題なんですが、アリムタ、ペメトレキセドですね、一般名。岸本参考人はそれよりも早期発見だとおっしゃって、それは私もそのとおりだというふうに思うんですが、既にアメリカやEUでは承認されているわけです。やはり...全文を見る | ||
10月04日 | 第163回国会 参議院 予算委員会 第1号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今国会に提出されました障害者自立支援法案をめぐる問題についてお聞きをしたいというふうに思います。 障害者の福祉制度、あるいはその更生医療や育成医療などの医療制度は、今までは収入に応じた負担でありました。それが自立支援法では一律一割負担...全文を見る |
○小池晃君 三障害一体化することやあるいは義務的経費化すること、前進面があることを我々は一切否定していないです。そういうことはこれまでも指摘をしているんです。しかし、最大の問題として、障害者の皆さんから指摘をされているのは、それじゃ、それで一割負担ということでそんなこと認められる...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、ごまかしですよ。減免制度をしたとしても、これは一万二千六百円の負担になるはずですね。ですから、平均七千円の工賃をはるかに超えるんですよ。 しかも、いろんな減免があるとおっしゃるけれども、家族に課税収入があれば減免の対象外なんです。それから、貯金が三百五十万円...全文を見る | ||
○小池晃君 私、提案している大臣が法案の中身理解していないことに愕然としますね。今の二万五千円の手元金残すというのは入所施設の減免の話ですよ。この次に質問する話ですよ。全く中身分かってないじゃないですか。通所施設に通う場合に手元金残すなんという仕組みは今回の法律の中にどこもないん...全文を見る | ||
○小池晃君 今のはでたらめなんですよ。定率負担はゼロですよ、確かに。しかし、食費、光熱費あるでしょう。それ、トータルで個別減免で一体幾らになるのか、説明していただきたい。 | ||
○小池晃君 その方が分かりやすいんですけれどもね。要するに結局、手元に二万五千円残すところまでは全部取り立てるという仕組みなんです。これは一日八百円ということですね。 何で二万五千円の手元金が残ればいいというふうに判断したのか、根拠を示していただきたい。 | ||
○小池晃君 ですから、これ、年収二百万円、生活保護水準はるかに下回る水準ですね。一日八百円ですよ。それしか残さない。ここから日用品だ、医療費、交通費、電話代。外出もままならないし、洋服も買えないし、人間らしい生活など本当に無縁だと。もし病気になったら多額の持ち出しになるということ...全文を見る | ||
○小池晃君 全く仕組み違うんです。あのね、収入十万円までは二万五千円しか残らないんです。収入十万円超えた途端に十万円超える部分について半分を残すという仕組みなんです。だから、十万円の収入なんて、障害者なんてほとんどいないですよ。そういう人たちみんな二万五千円しか残んないんです。二...全文を見る | ||
○小池晃君 年収二百万円で暮らしていらっしゃるというのは本当に大変な実態だと思いますよ。しかし、この法案というのは年収二百万円の生活水準で日本の障害者暮らせという法案なんですよ。そんなことが許されるのかということなんですよ。 私ね、今の今日のやり取りで本当に日本の障害者施策が...全文を見る | ||
10月11日 | 第163回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 本当に今日はお話をお聞きして、立場の違い超えて法案の問題点が浮き彫りになるようなお話をお伺いできたかなというふうに思っております。本当にありがとうございます。 時間の関係でちょっとお聞きするのは限られるかもしれませんが、質問させていた...全文を見る |
○小池晃君 ありがとうございました。 今ちょっとお話もありました障害者センターの調査というのも、今日、資料を配付していただいております。御自身の経験からも、本当に特に経済的な問題でそういう生活でなければ分からないような様々な困難があろうかと思うんですが、調査結果と併せてちょっ...全文を見る | ||
○小池晃君 この大阪障害者センターの調査、四千三百五十二世帯という非常に大規模なもので、厚労省がこういう調査まともにやっていませんから非常に大事な資料ではないかというふうに拝見して思ったんですが、障害者団体の中には、ある程度の負担はやむを得ないんだというような声も若干お聞きをして...全文を見る | ||
○小池晃君 障害程度区分判定の問題について古田公述人と塚本公述人からお話がありまして、これ、政府は必要なサービスは続けるんだと言っている以上、もしこれで今までサービス受けていた必要な人が除外されるとすると、これ法案の根幹にかかわる重大問題ではないかというふうに思っているんですが。...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、では塚本公述人。 | ||
○小池晃君 じゃ、一言お願いします。 | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 | ||
10月12日 | 第163回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 塩見参考人に最初に幾つかお聞きしたいんですが、先日の委員会で厚労省の局長が答弁で、サービスは買うものだというふうに言ったんですね。私驚いたんですが、こういう発言にどういう御感想をお持ちなのか。障害者が買えと言われて今買える、そもそもこうい...全文を見る |
○小池晃君 ありがとうございました。 〔委員長退席、理事武見敬三君着席〕 先ほど塩見参考人のお話の中で、中央でも地方でも大阪でも慎重審議を求める運動が広がったということなんですが、障害者の皆さんがどんな思いで運動をされているのか。それから、先ほど事業者の立場で賛成とい...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 橋本参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、先ほどメモで渡しておりますが、大変貴重なお話をお聞きできて大変うれしく思っております。 やはり御心配なところで重度障害者の包括支援の問題で、やはりこれがどの程度保障されるのかということが示...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 本当にこういう大事なところが明らかにされずに、介護保険のこの間の改定のときも同じような経過あったんですが、これは非常に問題が大きいというふうに私も思います。 伊藤参考人に御質問したいんですが、自立支援医療の問題点ですね。これとにかく一...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 おっしゃるように、本当に体系一つにまとめるということと、個々の、それぞれの事情に応じて制度をつくるということは、これは両立し得る問題だと私は思いますので、是非そういう方向を目指したいというふうに思います。 小田島参考人にちょっと一言だ...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 塩見参考人に、最後になるかと思うんですが、お伺いしたいんですけれども、グループホームの利用者の問題について先ほどもお話があったんですが、ちょっと具体的な例も含めて利用状況を、今度のこの法案によってどんな事態が懸念されるのか、そこをお聞かせ...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 大変今日の参考人の皆さんの最初のお話と、それから今の質問も通じて、やっぱりいろんな問題点が審議すればするほど出てくる法案だということがよく分かりますし、皆さん共通しておっしゃるように、本当に大事な問題がたくさんありますから、慎重な審議をや...全文を見る | ||
10月13日 | 第163回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今日ここにお持ちしましたのは、この自立支援法に反対する皆さんから寄せられたファクス、手紙。大臣、ちょっと見てください。もう本当に、すべてではない、一部ですけれども、持ってまいりましたけれども、それぞれの議員の部屋に、同じようだと思いますけ...全文を見る |
○小池晃君 しかし、実態はどうか。私、精神科のデイケア利用されている方にお話聞きました。デイケアに定期的に通うことが社会復帰の第一歩になっているんだと、ところがこの日数減らすしかないというお話をお聞きしているんです。 ある二十代の女性で、家族と同居されて、年金が三級、まあ月五...全文を見る | ||
○小池晃君 軽減措置とったとおっしゃるんだけれども、例えば、重度かつ継続というカテゴリーを設けてその負担の軽減を図っているということもおっしゃっております。 ちょっと参考人に聞きたいんですが、統合失調症、狭義の躁うつ病、難治性てんかん、三疾患に限定したこの根拠、これを教えてく...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、その三疾患にした根拠を示してくれって言っているんです。 | ||
○小池晃君 今の検討のことを聞いているんじゃないんですよ。三疾患示したわけでしょう。 私、資料でお配りして、皆さんのところにあると思うんですが、何でこの三疾患に限定したのかという根拠として、厚労省が私のところへ届けてきた資料がこれです。 要するに、レセプトを抜粋して医療費...全文を見る | ||
○小池晃君 今の説明、全く科学的に成り立っていない議論ですよ。なぜこの三疾患が高額な医療費が掛かるのか、全くそういう説明になっていないんですよ。 一方で、その二枚目めくっていただいて、先日の検討会に日精協、日本精神科病院協会が出した分析では、要するに疾患カテゴリーで特定できる...全文を見る | ||
○小池晃君 資料に基づかないでたらめな提案しているんですよ。今ごろ資料に基づいて検討するのは遅過ぎるんですよ。それをあいまいにしたまま法案だけ通すなんてこと許されるんですか。 大臣、これ、三疾患に限定することは合理性ないと、不公平性を生む危険もあると、ここまで言われているんで...全文を見る | ||
○小池晃君 順序があべこべなんですよ。今の大臣おっしゃった話は、法案作るときに既にやらなきゃいけない話なんです。そこをしっかり固めた上で出してこないからこういうことになるわけで、これ、私ここが、本当に拙速なやり方がここに象徴的に表われていると。こういう大事な問題、だって、これに当...全文を見る | ||
○小池晃君 駄目だというところからスタートしたと、二十七項目加えたと、今回の結果踏まえてロジック組み直すと、それは分かりました。 ということは、今回のモデル事業の結果踏まえてロジック組み直して、実際の認定に使用する前にはもちろんもう一回実際のモデル事業を行うわけですね。そこを...全文を見る | ||
○小池晃君 それはモデル事業をもう一回やるということですね。もう一回、その実際に新しく作ったロジックによって実際の障害者の障害程度区分の認定やるということですね。 | ||
○小池晃君 やるとは言わないんですね。これは、私、役所の方に聞いたら、やる予定ないというふうにおっしゃっていた。 これ、本当にひどい話で、車に例えたら最初の走行試験で欠陥車だともうはっきりしているんですよ。ここは直しますというふうに言っているんだけれども、四月から実際にもう始...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、認識、それ改めていただかないと、五〇%二次判定で変更しているんですよ、ちょっとやそっとじゃないんですよ。二次判定があるからいいんだというのは余りにも乱暴な議論で、一次判定で一定の合理性、妥当性ある結果出なければ、それは二次判定で正確な判定なんかできませんし、しか...全文を見る | ||
○小池晃君 私も、変更率が少しでもあったら駄目だなんて言っていないですよ。五〇%と二〇%、三〇%、全然違うんですよ。五〇%は変更しなきゃいけないというのは、もう一次判定やらなくてもいいぐらい、関係ないんです。だから、それは分かっていますよ。だから、七十九項目だからそうなるんでしょ...全文を見る | ||
○小池晃君 高齢者介護の経験でやられたら困るんですよ。全然違うんですよ。本当に、私、こんな短期間でコンピューターソフト作り直すところから始めて実際動かす、実際の認定やるわけですから、四月から。これは余りにも乱暴だと。こういうことをまず徹底的に議論し、検証することこそ、私は障害者の...全文を見る | ||
○小池晃君 アメリカというのは自由価格の国ですから余り参考にならないと思うんですが、ドイツも参照薬価制度の影響なんかもあるかもしれませんが、これ、開発国はイギリスなんですね。輸入している薬なんです。日本でつくっているわけじゃないんです。それが、イギリス、フランスでは九十円台が日本...全文を見る | ||
○小池晃君 入っていないんですよ。実態としてはイギリス、フランスの二倍以上の薬価が放置されているんですよ。メス入っていないじゃないですか。 あるいは更生医療や育成医療にかかわる問題として言えば、心臓ペースメーカーの問題がありますが、この心臓ペースメーカーのイギリス、フランスと...全文を見る | ||
○小池晃君 でも、以前示している数字があるでしょう。それをお示しいただきたいと思います。 | ||
○小池晃君 でも、下がったといっても二倍、三倍なんですね。そこは同じ意見だとおっしゃるのであれば、私は、こういう患者さんから本当に悲鳴のような声が上がっているときに財源の問題を言うのであれば、やっぱりこういったところにこそ切り込んで、こういう患者に負担を押し付けるようなやり方やめ...全文を見る | ||
○小池晃君 自立支援法の前にやらなきゃいけないこと一杯あるんじゃないですか。もっともっとメスを入れなきゃいけない部分、もっともっと改めなきゃいけない部分、たくさんたくさんあるんじゃないですか。そういうことをしっかりやらずに障害者にだけ負担を押し付けるようなやり方がやはり一番の怒り...全文を見る | ||
○小池晃君 これは当然検討しなければいけないというふうに思います。 あわせて、更生医療のことについてお伺いしたいんですが、育成医療については激変緩和措置が設けられたと。私は、激変緩和措置といっても、これでも激変だというふうに思っておりますが、少なくとも十八歳未満については設け...全文を見る | ||
○小池晃君 それでは不十分だと思うんですね。 先ほど議論の中で、育成医療の激変緩和措置に要する国費は二億円だというお話がありました。本当に国の予算全体から見ればわずかな努力でできる話で、更生医療だってその数倍の規模でできるはずなんですね。 私、これ高額療養費制度というのは...全文を見る | ||
○小池晃君 貸付制度でやれというのはちょっと余りにひどいですよ。それじゃ対応になってないですよ。今まで二千円ぐらいで済んでいたんですよ、公費負担制度であれば。それがいきなり九十万円取られるということになるという物すごい過酷な負担増になるわけですから。 私は、激変緩和できない、...全文を見る | ||
○小池晃君 本当にこの法案ですね、いろんな問題点、私はまだまだあると思うんです。本当に審議時間、これでは足りないというふうに思うんですが。 ちょっと、最後になるかと思うんですが、議論させていただきたいのは、義務的経費になるから安定するんだという議論があります。義務的経費にする...全文を見る | ||
○小池晃君 それじゃお約束にならないんですって。大きく変化することはないというふうに言われても、大きくというのがどういうものなのか、ぐっと下がって、いや大きくない、小さいというふうに説明するのかもしれないと。これでは本当に当事者の皆さん安心できない。昨日の参考人質疑でも、日本AL...全文を見る | ||
○小池晃君 実態調査に基づいて基準額決めるといっても、現状はそのサービス利用できない自治体も多数あるわけで、今の単純に標準的な利用量を基準にするということになると、御懸念いろいろ出ているように、下がる自治体出てくる危険性もある。 私は、やっぱりこういう問題、どの程度のサービス...全文を見る | ||
○小池晃君 日本共産党を代表して、障害者自立支援法案に対する反対討論を行います。 本法案は、精神を含む三障害の福祉制度の一元化や在宅サービスに係る費用の義務的経費化などの前進面もありますが、財政削減ありきの政府方針の下で、障害者と家族に負担の増大を押し付け、障害者の生活と権利...全文を見る | ||
10月20日 | 第163回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 昨日発表されました医療制度構造改革厚労省試案についてお聞きをします。 後期高齢者の医療制度の創設というのがあるんですね。これによって被用者保険の被扶養者、扶養家族には新たな保険料負担が生じることになるわけですが、この新たな保険料徴収の...全文を見る |
○小池晃君 その後期高齢者一人当たりの保険料をお示しいただきたいと思います。 | ||
○小池晃君 七万二千円ですから月六千円になるわけですね。 国保やあるいは現役で働いている本人の方は今までも払っていたわけですが、家族であった場合は今まで払っていなかった。言わば世帯主というか、息子さんなり娘さんなりが報酬に応じて支払っていたわけですが、それとは別に月六千円掛か...全文を見る | ||
○小池晃君 過大な負担にならないと言うけれども、別に収入変わらないけれども突然取られるようになるわけで、これ私、本当に深刻な問題だと思いますよ。しかも、そういう家族というのは、言わば本人が払っているわけですから、保険料、今までは。御家族の、御子息なりの収入に応じて払っているのに、...全文を見る | ||
○小池晃君 もういいです。いいです。分かりました。 | ||
○小池晃君 いや、だから今の説明でもよく分からないんですよね。だって、わざわざ国保は県単位にするというのに、国保に入っている、大半が入っているところは市町村単位で新たに制度を組むというのは、ちょっとよく分からない。 それから、窓口負担の引上げも提案されていて、二割から三割へと...全文を見る | ||
○小池晃君 私の言っていることに答えてないですよ。 私が言っているのは、経済的問題を言っているんじゃないんです。経済的弱者が多いから軽減したということじゃなくて、これは老人医療の特性があるから、受診頻度が高い、有病率が高い、だからこそ軽減してきたじゃないかと。そこを無視して、...全文を見る | ||
○小池晃君 道理がないと思います。私、そういうのは公正とは言わないんです。老人医療の特性に照らしていえば、やっぱり負担軽減していくことこそ公正なやり方だというふうに思います。こういうやり方は、やっぱり逆に病人増やす、早期発見、早期治療を遅らせるという結果にしかならないと思うんです...全文を見る | ||
○小池晃君 簡単で。 | ||
○小池晃君 制度の仕組み、説明、私が言ったの繰り返さないでほしいんですけれども。 こういう本当に深刻なときにこれだけ負担が増えるということを、私は、まあ言わば受難者ですよね、そういった方に受益者負担だという形で負担を押し付けるやり方は、これ撤回すべきだというふうに申し上げたい...全文を見る | ||
○小池晃君 患者負担増二千億、受診抑制で二千億、合計四千億、これ全体やっぱり患者負担増だと私は思うんです。 先ほども指摘ありましたが、健保組合の負担も二千二百億円増えて、保険料一人当たり八千円増える、患者負担も増える、一方で国庫負担は二千二百億円減ると。余りにも御都合が良過ぎ...全文を見る | ||
○小池晃君 それ、無責任なんですよ。だって、これ提案しているんですから。これ明らかに今まで言っていることと違うじゃないですか。国会答弁にも法律にも違反する。これはどうなのかとはっきり言わなきゃ、それは駄目ですよ。無責任ですよ。これから議論をしてくださいなんて、そんな無責任なことで...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、厚労省としては、保険免責制度の導入というのは、やはり今までの国会答弁に照らして問題があるというふうに考えているんですね。 | ||
○小池晃君 今回の提案は付録みたいなのが付いていて、厚労省の意見の後に各方面の意見というのが出ているんです。一般病床のホテルコスト問題、それから免責制の問題、診療報酬の二〇%カットと。もう本当にこういうことをやられたら日本の医療はもうがたがたになるというふうに私は思いますし、はっ...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、明らかに低いですよ、これは。 だって、その一人当たりの医療費というのは、経済レベルによってこれは大きく左右されるわけですよ。やっぱりその医療費の水準をどう見るかというのは、対GDP比で見るというのが私は一番自然な考え方だし、その中でいえば正に、低いというか、...全文を見る | ||
○小池晃君 そういう御意見を一々盛り込んで、わざわざ最後に紹介して、こうやれば経済財政諮問会議の言うとおりにできますよなんということを示す必要ないじゃないですか。厚労省としてはこう考えると、それで何でいけないんですか。意見は勝手に言っていただければいいんですよ。そんなことで、こう...全文を見る | ||
○小池晃君 最近狂っていないと言うけれども、給付費ベースで昨年五月の推計では、二〇二五年五十九兆円が今回の資料では五十六兆円になった。足下でも狂ってきているんです。やはりこういうでたらめな推計で国民の不安をあおるのはやめるべきだし、これだけ医療の構造改革とまで言うんであれば、やっ...全文を見る | ||
10月25日 | 第163回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 年間総実労働時間千八百時間というのは国際公約で、十九回も閣議決定をされながら一度も実現しなかった。それどころか、正社員の労働時間は逆に伸びております。ところが今回、時短促進法をなくしてしまい、改善を労使の現場に任せるというわけですね。日本...全文を見る |
○小池晃君 しかし、面接指導の基準というのは八十から百時間になると。もちろん、法的に事業主の責務を明確にしたことはいいと思うんですよ。じゃ、なぜそのときに今までの八十時間の面接指導の基準をそのまま義務化しなかったのかと。 過労死や過労自殺で亡くなられた家族の皆さんは、過労死し...全文を見る | ||
○小池晃君 医学的に脳・心疾患の可能性が飛躍的に高まる時点で本格的な措置をするというのでは対策にならないと私は思うんです。 しかも、八十時間前提になっているけれども、もっと別の数字も出てきていて、社会経済生産性本部が今年の八月に産業人メンタルヘルス白書というのを出していまして...全文を見る | ||
○小池晃君 これは前進ではないと思いますね。しかも、実態から比べれば、私は過労死防止に基づかない、結び付かない措置だというふうに思うんです。 もう一つの問題点としては、労働者本人の申出を要件としていることです。これは現行、現状では会社側の有形無形の圧力で労働者が申し出ることが...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、現場の実態は大分違うと思うんですね。いろいろとお話をお聞きすると、例えば、過労自殺した二十四歳男性の方ですが、残業で一日の勤務が約十七時間になる。過酷な労働で精神的、肉体的な疲労が蓄積して、何度も上司に退職を申し入れたが慰留され働き続けたと。ノイローゼかもしれな...全文を見る | ||
○小池晃君 いろいろおっしゃいましたけれども、労働者が申出を行った場合に心配なのは、不利益取扱いを受けるのではないかということなんですね。不利益取扱いをしないことは明文化されていないんですね。なぜなんですか。 | ||
○小池晃君 いや、だから、それだけやるのであれば、あってはならないことまでだと言うんだったら、何でそれは禁止すると、不利益取扱いしないと明文化しないのかと私聞いているんです。あってはならないことだったら、しっかり法律にしっかり書き込むというのは当然じゃないですか。 | ||
○小池晃君 今の説明では納得できません。 百時間超えないと面接指導しないという基準も、本人の申出が必要だという基準も、これは過労死を増やすことすらあれ減らすことにはならないというふうに思いますし、不利益取扱いしないという当然のことすら法文化されておりません。本人の申出という要...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、私はこの四十五時間というのが出発点になるべきだと思うんですね。現実には、じゃ、その四十五時間の段階でどれだけの措置が行われているのか。月四十五時間を超える時間外労働の場合の様々な今までの措置の実施率の調査、簡単に報告してください。 | ||
○小池晃君 月八十時間を超えた場合の医師面談と両方やった場合が一七・五%あると思うので、要するに四十五時間で何らかのことをやっているのは三六%、四割弱の事業場で極めて不十分なわけですよ。 局長ね、過労死の防止というのであれば、正にこの四十五時間というのが、脳・心疾患の発症との...全文を見る | ||
○小池晃君 何かよく分からないのですけれども、努力義務とするよう勧奨するというのは、かみ砕いて言うとどういうことなんですか。 | ||
○小池晃君 要するに、分かりやすく言うと、事業主にそうしてくださいとお願いするというだけの話でしょう、四十五時間のところは。イエスかノーかで言ってください。 | ||
○小池晃君 それは、お願いするだけで何の保証もないんですよ、ここは、四十五時間というのは。 大臣、これ時間外労働、月四十時間を超えて長くなるほど業務と脳・心疾患の発症の関連性強まると判断されるからこそ、過労死防止通達でも四十五時間以上で医師の助言、指導を必要にしたんですよね。...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、本当に、過労死した家族抱えた家族から見れば、一歩一歩というけど、何と遅々とした取組なんだというふうに、本当に怒りといら立ちを覚えていらっしゃると思うんです。こういうやり方では本当に過労死なくすということにはならないというふうに思うんです。 ちょっと、更に今日...全文を見る | ||
○小池晃君 結局、労使合意すれば何時間働かせてもいいということになるわけですね、これ。これ、実際に厚労省の資料を見ると、一千時間を超えているところが〇・四%ですが存在しています。正に青天井ですよね。 更にお聞きしたいんですが、直近の調査でこの特別条項付き協定を結んでいる事業場...全文を見る | ||
○小池晃君 正に大きい企業ほど特別条項付き協定を結ぶ率が増えるわけなんですね。三百一人以上ではこれ半分以上ですから、例外でも何でもない。 局長、こうした実態を少しでも改善するということで通達出されたと思うんですが、通達出された理由とその後の状況を簡潔に御説明願いたいと思います...全文を見る | ||
○小池晃君 その後の実態どうかというのはちょっとお答えなかったんですが、まあ、今調査中だというふうに一応事前にはお聞きをしているんですね、結果出てないと。 私、現在どうなっているか幾つかの大企業で調べてみました。驚くべき結果なんですね。これはその通達出た後の協定ですよ。出た後...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、現状はそうなっていないんですよ。 私、持っている資料では、ある事業場のある企業、大企業ですが、その資料の中には、この特別条項付協定のことをエスケープ条項って書いてあるんですよ。要するに、特別な事情に限るっていうけれども、現場では正にエスケープ、残業やり放題の...全文を見る | ||
○小池晃君 是非、私が指摘した事業場については調査をしていただきたいというふうに思いますが、局長、約束していただけますか。 | ||
○小池晃君 改めて、本当に過労死なくすために、過労死基準のところで縛りを掛ける以前の問題として、抜本対策として労働基準法を改正して時間外労働の上限規制に踏み切るべきだということを重ねて主張をしたいというふうに思います。 引き続き、労働安全衛生上に重要な問題でありますけれども、...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、それは今やっていることで承知しているんですが、要するに一年だけじゃ駄目なんじゃないですかと、今後のことをどうお考えなんですかと。来年の健診の問題であるとか、あるいは手帳の交付要件の問題等、やはり恒久的な対策が必要ではないかというふうに考えておりますが、大臣、いか...全文を見る | ||
○小池晃君 その要件の見直しに当たって、例えば有機溶剤の被曝、ベンジジンは三か月以上、クロロメチル、ベンゾトリクロリド、舌かみそうですけれども、これ三年以上作業に従事したことで交付されるわけです。ところが、アスベストはレントゲン上の病的所見がある場合だけ交付するというふうになって...全文を見る | ||
○小池晃君 局長に、ちょっとそれは一つの考え方として、こういう従事歴だけということを基準にしていくというのも一つの考え方としてはあり得るかどうか、ちょっとお答えいただければと思うんですが。 | ||
○小池晃君 それから、その健康管理手帳の保持者、これから増える、増やす方向でやられるんだろうと思うんです。その場合、指定病院で健診を受けるわけですが、数が現状では非常に少ないと。既に治療の実績がかなりあるような医療機関から指定病院にしてほしいという要望も上がっているんですね。 ...全文を見る | ||
○小池晃君 これは、退職者の健康管理というのはアスベスト被害を救済する上でも非常に重要な役割を果たすので、やはり使う仕事に従事していた方すべて健康管理手帳の対象にする、それ以外の周辺住民の救済などももちろんですが、そういう方向で改善するように求めたいというふうに思います。 次...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、集計しておりませんということは、要するに、アスベストによる労災保険の請求日というのは、受理日等ですね、厚労省としては調査していないということなんですか。 | ||
○小池晃君 要するに、そういうのを調べてないんですよね、いろいろお聞きすると。過労死や過労自殺については一応これは受理日と給付日ということでデータを取っているようなんですが、アスベストについてはデータない。平成十七年度については、これだけ問題になったので、まあちょっと言葉悪いです...全文を見る | ||
○小池晃君 これ実態をいろいろと紹介したいと思うんですが、東京土建一般労働組合のまとめでは、東京土建にかかわった昨年度の、昨年度のですよ、昨年度の申請数が十七あるんです。ところが、処理が終わっていないのが五件もあるというんですね。昨年度ですから、要するに、もう最後に、例えば今年の...全文を見る | ||
○小池晃君 それでは、労災認定迅速化するといっても、実際は平均でやるんだと、長くなるものは置いておいていいんだというのでは私はまずいというふうに思うんです。実効性のある通達にならないと思うんですね、そういう姿勢では。本当に迅速化するためには、私はやはり一つは体制の強化もこれどうし...全文を見る | ||
○小池晃君 私は是非ちょっとそれだけじゃ不十分だと思いますので対策考えてほしいと。しかも、十年というこの期間の問題がやっぱり決定的に大きいというふうに思うんで、そのことをちょっとまた後で聞きたいんですが、その十年というのが問題になってくるのは肺がんの場合なんですね。 私は、ア...全文を見る | ||
○小池晃君 この点で、たばこの問題もあるんですが、それだけじゃなくて、私、肺がんのやっぱり労災認定基準の見直しがどうしても必要なのではないかというふうに思っているんです。 やはり、十年という暴露期間を証明するというのは本当に私は大変なことになっているというふうに思いますので、...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、疫学的に十年が発症の転機になるかどうかという問題と、十年間の暴露歴を被害者に証明させるという問題は、これは別問題だと思うんです。そこのところは柔軟に考えるべきだと思うんですよ。 大臣、やっぱりどんどん病状は悪化しているし、本当に、言わばある意味じゃ肺がんとい...全文を見る | ||
○小池晃君 最後に、アスベスト問題に関する厚労省の検証の内容についてちょっとお聞きしたいんですが、厚労省が労災補償状況という報告書の中で、労災認定件数は一九七九年度以前、肺がんで十八名というふうになっているんですが、初めて労災認定されたのはこれはいつのケースになるんでしょうか。 | ||
○小池晃君 独立行政法人産業医学総合研究所の森永謙二さんが今年出された「職業性石綿ばく露と石綿関連疾患」という本があります。この中で森永氏は、石綿による肺がんは一九六〇年ごろ初めて労災認定されたと表まで示して書かれているんですね。この本は八月の厚労省の検証でも引用されている本なん...全文を見る | ||
○小池晃君 そうすると、今回の一九七三年というのはどういうことになるわけですか。原発性、石綿による原発性の肺がんだということになるわけですか。分かりました。ちょっとそこが違ったので、検証の内容についてお伺いしました。 最後、一言だけ。 先ほどちょっと谷議員の質問の中で被爆...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、労働安全衛生法等の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。 反対する第一の理由は、今回の労働安全衛生法改正が、過労死及び過労自殺、精神障害の発生を防止するための措置を後退させるものだからです。 今日、事業主による労働時間管...全文を見る | ||
10月27日 | 第163回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 前々回に続いて今日はホテルコストのことをお聞きしたいんですが、介護保険施設入所者の食費、居住費、十月から全額自己負担で負担増になって、しかも基準費用額を超える料金の徴収という事態が起こっています。要介護五、利用料四段階の場合、食費の基準は...全文を見る |
○小池晃君 これは、基準額どおりに徴収しても減収になる、利用者には負担増で。どうすればいいのかという事業者の声に対しては、取れるところから取ればいいんだというふうに厚労省は説明をされておるようです。 共産党の議員団として九月に実態調査を申し入れましたが、こういう契約料金がどの...全文を見る | ||
○小池晃君 そこで、今回の医療改革試案なんですが、療養病床に入院する七十歳以上の高齢者について、介護施設と同様に食費、居住費の負担を見直すということが出されている。介護のときには、たしか施設と在宅の公平ということが理由だったと思うんですね。今回の療養病床で、在宅と施設の公平という...全文を見る | ||
○小池晃君 介護のときには在宅と施設の公平ってつないで、今度は介護と医療の公平というのでつないで、この公平というのでどんどんつないでいったら、どんどんどんどんその負担は重い方に行かざるを得ないと私は思うんです。 それから、すべての患者にこれ、負担を求めるということになるのか。...全文を見る | ||
○小池晃君 重ねて、こういう医療施設で居住費を徴収している国は世界にあるんでしょうか。 | ||
○小池晃君 医療施設で居住費取っている国なんかないですよ、それは。 介護施設と同様に、先ほどの契約による青天井というような、そういう契約による料金の設定ということもこの医療の病棟では考えるんですか。 | ||
○小池晃君 だから、一定以上の所得の場合に、契約による料金の設定のようなことは、介護のような、介護施設で出ているような、そういう契約料金みたいなものはないんですか、あるんですか。 | ||
○小池晃君 以上の議論を踏まえて大臣にお聞きをしたいと思うんですが、介護施設で大変な負担増になっている実態があります。 私はファクスをいただきまして、ちょっと紹介したいんですけれども、十月一日に改悪介護保険のスタートする日の未明、老健センターに入所していた近所の人が、料金が高...全文を見る | ||
○小池晃君 食費については既に一部自己負担あるわけですよ。それから、ついの住みかじゃないでしょう、医療機関は。特別養護老人ホームだったら百歩譲ってそういう議論成り立つかもしれないけれども、自宅はちゃんと残して、そして療養病棟に入院している人、これが本当に多いと思うんですね。そうい...全文を見る |