小池晃
こいけあきら
比例代表選出
日本共産党
当選回数4回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月15日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第1号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 女性を産む機械という柳澤大臣の発言というのは、これは単なる言葉遣いの問題ではないというふうに思います。今の女性は余りたくさん産んでくれない、産む役目の人が一人頭で頑張ってもらうしかないという、こういう言葉が付いているわけで、これは正に女性...全文を見る |
○小池晃君 その長時間労働の実態が一体どうなっているかということなんですが、私持ってまいりましたのは、これは昨年十二月に日本労働弁護団が発表した長時間労働酷書というもので、ここに電話相談で寄せられた事例が挙げられているんですが、例えば製造業で男性で三十代の後半、残業は月二百四十時...全文を見る | ||
○小池晃君 今おっしゃいました残業代割増しですけど、まずやっぱり圧倒的にサービス残業野放しになっているわけで、これはやっぱり根絶することが大前提であると思うんです。しかも、今回検討されている案というのは、四十五時間までは変わらない、八十時間までは努力すればよい、八十時間超したとき...全文を見る | ||
○小池晃君 その理解が得られていない理由として、今、残業代が出ないということが先行したというふうにおっしゃいましたけれども、これ残業代出ないというのは事実ですよね。要するに、この制度の対象となった労働者というのは労基法の労働時間管理の適用から外れるわけですから、すなわち、その労基...全文を見る | ||
○小池晃君 要するに、この対象となった労働者からは残業代がなくなるという事実はお認めになった。 しかも、別に国民はそんなこと誤解していませんよ。これは、ホワイトカラーエグゼンプションの対象というのは年収要件とかいろんな報道もされているわけですから、その人たちがその対象になるん...全文を見る | ||
○小池晃君 それは全く実態が違うと思いますよ。私が最初に紹介したように、今の労働者というのは本当に厳しい長時間労働、さらされているわけですよ、実例挙げたように。ホワイトカラーエグゼンプションの対象というのはこれ管理職一歩手前の人だと。すなわち私が紹介したような、毎日、百数十時間も...全文を見る | ||
○小池晃君 総理が手を挙げている。 | ||
○小池晃君 技術的じゃないよ、これは大事な問題だよ。 | ||
○小池晃君 実態全く分かってないですよ。 厚生労働省の調査で、専門業務型の裁量労働制も企画業務型の裁量労働制も、その適用労働者は何て言っているか。労働者の不満で一番多いのは業務量が過大だということですよ。それから、労働時間、在社時間が長いというのはその次ですよ。裁量労働制にな...全文を見る | ||
○小池晃君 全く実態を踏まえてない、どこか別の国の話しているんじゃないかという話ですよ、今の労働者の実態から見れば。 私、国民は決して、この問題、総理は誤解だとおっしゃったけど、誤解しているんじゃないと思います。この本質を見抜いているからこそ、これだけ多くの反対の声が上がって...全文を見る | ||
○小池晃君 午前中に引き続いて、長時間労働の問題をお聞きします。 安倍首相は、サービス残業の問題については、衆議院の本会議で、周知啓発、監督指導の強化、悪質な違反が認められた事業主に対する厳格な対応をという答弁をされたんですね。具体的にどうするのかが大事であると思います。 ...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと具体的に基準局長にお聞きしますが、今年度と来年度でサービス残業に対する予算額はどうなっておりますか。 | ||
○小池晃君 これは、二〇〇四年は一億五千二百万、二〇〇五年は一億四千三百万、二〇〇六年が一億三千九百万、そして来年度予算で一億二千五百万円と、毎年こう減っているわけですね。これでは、やっぱり解消どころか後退しかねないという実態だと思うんです。 しかも、その内容が非常に巧妙にな...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、その後の経過、推移を見ても、大企業の実態というのは改善したとはとても言えない、悪質さを増しているということになるんではないかと。 私、先ほどその指針、通達に基づいてやっていくという御答弁あったんですが、二〇〇一年の四月六日にサービス残業解消のための通達を出...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、基準局長でしょう。私が聞いたのは、厚生労働行政のトップである大臣がやっぱり率先して具体的に行動することが必要なんじゃないか。柳澤大臣、やはりこれをなくすために、日本経団連のトップに対して本気でこのサービス残業解消のために取り組むべきだと、大臣自ら言いに行くべきじ...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、そんなことは知っているわけで、それだけでは不十分なわけだから大臣自ら率先していくべきじゃないかと。これは決意を示すと、厚生労働行政として、サービス残業を許さないと、これが必要なんじゃないですか。少子化対策で頑張るんだというのであれば、率先してそういうことをすべき...全文を見る | ||
○小池晃君 厳格に対応しながら、公表は一例も今までないわけでしょう。ないんですよね、これは。だから、やっぱりこれでは駄目なんですよ。労働者は是正されるまで待っていられないんですから、これ速やかに指導、勧告すると、従わなければ直ちに公表するというふうにしなければ、今言った仕組みだっ...全文を見る | ||
○小池晃君 いすゞ自動車では、労働者が申入れもして、やっと二か月間雇用期間が延びたというんです。それでも今年四月までという細切れな雇用契約になっているわけですね。 大臣、これインターネットで出ているんですが、十一月三十日の経済財政諮問会議の議事録、これを見ますと、大臣はこう言...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、それはおかしいでしょう。だって、議事録ではっきり出ているんですよ。もうそういう場合は必ず長期雇用を申し込まなければならない義務があるんだと、こういうふうに経済財政諮問会議で発言されているわけですから、これはそういうことを期待するということじゃないですよ。長期雇用...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、これは契約だからそれは自由なんだとは一言も言ってないですよ。 もう一回読みますよ。期限が終了したときに更に使おうとする場合には必ず長期雇用を申し込まなければならない義務があるんだと、これが労働者派遣法の趣旨だと、こう言っているじゃないですか、全然違いますよ。 | ||
○小池晃君 これはちょっと納得できませんね。これ趣旨だと言っているんじゃないですよ、この趣旨は。 私は、この長期雇用を申し込まなければならない義務があるというのは、これは当然のことだというふうに思いますよ。やっぱり派遣労働者を直接受け入れるというんであれば、これは雇用の安定と...全文を見る | ||
○小池晃君 これでは、やはり労働者の権利は守れないと私は思うんですね。 このいすゞの問題では、栃木県の知事と労働局長連名の要請書があります、このいすゞの工場がある栃木県ですね。栃木県の雇用情勢についてこう言っているんですね。求人数は増加傾向にあるが若年層の正規の職員、従業員の...全文を見る | ||
○小池晃君 今ある法律でできることをやらずに、新しい法律があるからというんじゃ、それじゃ説明になっていないんです、今ある法律だってできる、やるべきことをやるべきなんですよ。 私、じゃ大臣にお聞きしたいけれども、その会社の基幹的業務をやっているわけですね、恒常的に必要な部分を担...全文を見る | ||
○小池晃君 そういう姿勢では不安定雇用から抜け出そうという労働者の期待にこたえることができないんですよ。再チャレンジなんて絵にかいたもちになるんですよ。私は、しかも、今経済財政諮問会議などで議論されている労働ビッグバンなんというのは、こういう雇用申込義務すらなくして、もう派遣労働...全文を見る | ||
○小池晃君 二十五年前に、そういう、これからは医師過剰になると言って減らして、今医師不足だって大問題になっているじゃないですか。OECDの平均とどんどんどんどん乖離していっているじゃないですか。この医師数の抑制という政策自体誤りだったんですよ。そのことを率直に認めなければ、私は現...全文を見る | ||
03月06日 | 第166回国会 参議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 貧困と社会的格差の広がりは大変深刻であります。とりわけ国民健康保険の高過ぎる保険料、そして保険料を払えない人からの保険証の取上げ、これが命の格差まで生み出している。マスコミも深刻な社会問題として取り上げております。 昨年度の国民健康保...全文を見る |
○小池晃君 結局調査やってないという答弁ですね。私は、払うことができるのに払えない人のことを問題にしているのではない。もう保険料払うことができない人のことを私は問題にしているんです。 私は、保険証の取上げを自治体には押し付けながら、その実態を一切調査していない、影響を調査して...全文を見る | ||
○小池晃君 そんな丁寧なことが現場で行われていたらこんな事例が生まれるはずないでしょう。こういう実態がたくさん出ているんですよ、実際に受診を控えね。病気の場合は除外する特別な理由入っていますよ。しかし、病気の人が次々保険証取り上げられている。そういう実態が現実にはあるんです。これ...全文を見る | ||
○小池晃君 そうなってないのであればそういう指導をするというふうにおっしゃった。そういう指導をきちっとしていただきたい。 実態としては、正に生活に困窮している人からも保険証取り上げているんです。こういうことはしないんだということを明言していただきたい。──いや、総理に聞いてい...全文を見る | ||
○小池晃君 実態としてはそういったことはやられてないんです。しかも、資格証は滞納者との接触の機会を増やすためだというふうにおっしゃった。納付率を上げるためだとおっしゃったけれども、滞納率がどんどん伸びるのと同時並行で資格証が伸びているんですよ。資格証を幾ら発行したって国保の滞納者...全文を見る | ||
○小池晃君 これのどこが広く薄いんですか。四十五万円、これはちゃんと自治体当局にまで確認している正確な数字ですよ。総理、これが実態なんです。年間所得二百八十万円の世帯で四十五万円、これ決して、先ほどから繰り返していますが、極端に高い自治体ではない、これが実態なんです。これは、こう...全文を見る | ||
○小池晃君 さすがにこれが払える水準だとはとても言えないと思うんですよ。しかも、何でこういうことになってきているか。暮らしを支えるべき社会保障制度が暮らしを壊す、襲い掛かってきているような実態があるわけですね。 これ、経過をちょっと見ていただきたいんです。(資料提示)一九八四...全文を見る | ||
○小池晃君 一九八四年に医療費の四五%から給付費の五〇%に下げたわけでしょう。国庫負担比率を大幅に下げたんですよ。それが大きな原因である、そのことをお認めになりますね。 | ||
○小池晃君 ですから、この間の制度改悪で国庫負担比率下がったことは事実なんです。これは否定しようがない、今お話があったように。 私、財政が厳しいから仕方がないんだとおっしゃるけれども、だったら、何で金持ち優遇の一兆円の証券減税は継続するんですか。六割以上の大企業の法人税の設備...全文を見る | ||
○小池晃君 手を挙げているじゃないですか。あなたはいいよ。 | ||
○小池晃君 医師の勤務実態というのは研究時間だって十分な勤務時間なんですよ。しかも、待機と言うけれども、休憩と言うけれども、患者さん来るまで待機している時間、こういうのは全部無視するんですか。こういうのは立派な勤務時間ですよ。厚労省の調査というのは、そういうのは全部無視して、実際...全文を見る | ||
○小池晃君 具体的で実効性のある措置をとらなければいけないというふうにおっしゃる。じゃ、具体的に国が何をやってきたか。国公立病院などが産科や小児医療を守る先頭に立つべきだと私は思います。ところが、花巻でも産科医療の危機のきっかけになったのは、これ県立病院の撤退なんです。 厚生...全文を見る | ||
○小池晃君 私が言ったことに全然答えてないんですよ。いろいろやると言ったけど、国公立病院減らしてきたのを、じゃ早期に復活させる、このぐらいのことをせめてやるべきじゃないかって、一切答えていない。 | ||
○小池晃君 今までどんどんどんどん率先して減らしてきたのに、そういうこと言ったって具体的なことが全くないじゃないですか。私はやはり、そういう意味では本当に国は口先だけじゃなくて、それこそ今まで廃止した病院を復活させる、そのぐらいのことを決意を持ってやるべきだと思いますよ。当然やる...全文を見る | ||
○小池晃君 今総理は偏在だというふうにおっしゃったんですね。厚生労働省の見解も、医師は足りないんじゃない、偏在なんだと言うんです。 偏在という言葉は、どこかで余っている、どこかで足りない、こういうのが偏在と言うわけですね。厚生労働省は病院と診療所の偏在とか診療科目による偏在と...全文を見る | ||
○小池晃君 じゃ、厚くいる都道府県とは一体何県ですか、言ってください。──駄目、駄目、ちょっと、ちょっと止めてください。 | ||
○小池晃君 答えられないんですよ。医師が足りている県なんてないんです。絶対的不足なんですよ。 私、いろんな対策、先ほど総理おっしゃったけれども、例えば医学部の入学定員を増やす、これいいことだと思います。しかし、見てみますと、たった十年間だけ、しかも一〇%増やす、終わったらこれ...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、医師不足の問題というのは、国民健康保険の問題とともに、社会保障に対する国の支出を抑制してきた、こういうやり方が本当に現場で矛盾を生んでいるんだということだというふうに思います。やっぱり、この転換をなくして国民に安全な医療を提供することは決してできないというふうに...全文を見る | ||
03月13日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今回は、緊急の措置として、年金相談業務の急増などを踏まえて、社会保険事務所の統合、分割を実施するというものであります。人員格差の是正は当然のことであって、賛成であります。 問題は、今回の分割による新たな事務所の設置で、年金相談の業務が...全文を見る |
○小池晃君 三か所設置しても、特に越谷、市川については全国平均の二倍なわけですね。実態をお聞きしても、やはり土曜日開くようになっても相談件数は増え続けていて、待ち時間の長さというのが問題になっております。 職員の過重労働も大変懸念されると思います。いただいた資料で、一年間で一...全文を見る | ||
○小池晃君 全体変えずに中で異動するだけということではやはり解決しないと思うんで、しっかり利用者や現場の職員の声を聞いて対応をしていただきたいと思います。 この際、来月から施行される改定医療法十九条の問題についてもお聞きをしたいと思います。 近年、安全、安心だけではなくて...全文を見る | ||
○小池晃君 やはり、満足のいくお産、喜びを持って子供を産むということは本当に大事なことだと思うんですね。そういう声にこたえている助産所の役割は大きいと思います。 ところが、四月から施行される改定医療法十九条によって廃業に追い込まれるんではないか、あるいは新規開業が不可能になる...全文を見る | ||
○小池晃君 具体的にお聞きしたいんですが、嘱託医療機関として届けられた医師あるいは医療機関に何らかの新たな義務というのは発生するんでしょうか。 それから、いろいろお聞きしていると、嘱託医療機関になってくれるようにお願いしたけれども、書類を交わすのではちょっと困るということで断...全文を見る | ||
○小池晃君 産婦人科学会などは契約書のモデルなどを示して、かなり、まあ私が見てもこれではなかなかちゅうちょをするような中身になるようなものも示しているようですが、文書は必要ないんだということであります。 同時に、やはり周産期ネットワークに助産師を組み込んで医療機関との連携を進...全文を見る | ||
○小池晃君 なかなかそういうふうになってないという実態をお聞きしているんでね。やっぱりもう一歩踏み込んでほしいなと私は思うんですが。 四月から義務化までこれは一年間の猶予期間を置くということで、一年あるからという説明もされているようなんですけど、実際、お産というのは、妊娠三か...全文を見る | ||
○小池晃君 やはり、満足のいくお産を求める願いにしっかりこたえていただきたい。 助産所と医療機関の真の連携というのを進めるためには、私は改定された医療法十九条の早急な見直しも必要なのではないかというふうに思っております。いずれにしても、積極的な努力を求めて、質問を終わります。 | ||
03月15日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 ちょうど一月前のこの委員会で、大臣は私の質問に対して、生産現場で働く労働者はベルトコンベアーの仕事、労働時間だけが売り物ですというような答弁をされて、これは労働者の本当に人格、尊厳を踏みにじる発言だというふうに思います。こういう立場では、...全文を見る |
○小池晃君 正規雇用、非正規雇用なんて生易しいものじゃないと思うんですよ。本当すさまじい環境ですよね。こういったところで何年も暮らす、もう本当に想像を絶するんですよね。私行ったら、もうあちこちからいびきが聞こえてくる。とても寝れるような状態じゃないですよ、普通の感覚で。まあかなり...全文を見る | ||
○小池晃君 本来はやはりなくしていくべき雇用形態なんですよ。しかも、さっきから大臣もちらっとおっしゃったし、今も答弁であったけれども、好んでこんな生活すると思いますか。大臣、さっき好んでと言ったけれども、インターネットカフェで寝泊まりしながら日々の日雇労働をやる。これ、好んでそう...全文を見る | ||
○小池晃君 彼らの実態ですが、紛れもない労働者です、雇用労働者。しかし、雇用保険、労災保険、社会保険も関係ない、まあある意味で労働基準法すら守られない世界に置かれています。 日雇派遣であっても、同じ派遣会社の下で働いていれば、これは社会保険への加入も可能になる場合もあるかもし...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、そういう条件を満たせばそれは社会保険の対象になるかもしれないけれども、そういう条件を満たさない労働者の場合、今全く被用者保険入りようがないじゃないですか。そこはそういうことですね。 | ||
○小池晃君 いや、しかし、実態は日雇健保、日雇雇用保険に入っているような労働者、こういう労働者なんかいないわけですよ、実態としては。全くこういう働く形態になると社会保険制度からはじき出されるというような今の制度になっているわけですね。 そもそも、いろいろおっしゃるけれども、じ...全文を見る | ||
○小池晃君 そもそも、こういう日雇派遣というような働き方がどうしてできるようになったのかということなんです。 労務供給事業というのは、これは職業安定法四十四条で禁止されていますが、一九八五年に労働者派遣事業法が制定されて穴が言わば空けられた。当初は限定した業務、業種だったわけ...全文を見る | ||
○小池晃君 こうした働き方を続けたいと願っている若者がいるというのは、私、とんでもない認識だと思いますよ。こういう実態をやはりなくすと。こんな働き方を望んでやっているような若者はいませんよ。 みんな本当に条件がなくて、もうアパートを借りるような敷金、礼金、当座のお金もない、ア...全文を見る | ||
○小池晃君 是非きちっと調査していただきたいし、やはり職業訓練の拡充とか、住む場を確保する問題とか、あるいは生活資金の貸与とか、厚生労働省だけではなくて、やはり閣議、内閣に提起をしてこういった問題に対する対応をしていくべきだということも申し上げたいと思います。 残る時間、リハ...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、とんでもないですね。だって、そうなると必要なリハビリを打ち切られているという指摘をしたのに、それ全部大丈夫だと、やっているんだと、ちゃんと大丈夫なんですよという答弁してきたわけですよ。ところが、実態違ったと。しかも、中医協の会長、何と言っているかというと、介護保...全文を見る | ||
○小池晃君 制度の責任じゃなくて現場の責任にする発言ですよ、今のは。けしからぬと思いますね。 私、ちょっと確認だけなんですが、ポリオあるいはポストポリオ症候群の方は、これは症状の改善が見込めないという理由で今まで打ち切られていましたが、今回、これは上限日数制限から外れるように...全文を見る | ||
○小池晃君 もう質問しませんが、これはやはり、これは誤りなんですよ、明らかに。これはやはり、こういうやり方したら必要な人、打ち切られるというのはもう野党からもみんなが指摘をしたけど、そのとき全部否定してきて、結局見直さざるを得なかったじゃないですか。これは誤り、しっかり率直に認め...全文を見る | ||
03月20日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 二十三日に東京地裁で薬害C型肝炎訴訟の判決が出されます。フィブリノゲン製剤あるいは第Ⅸ因子製剤といった血液製剤によるC型肝炎蔓延の責任を国と製薬企業に問う裁判であります。これらの血液製剤は止血剤として使用されました。とりわけ、フィブリノゲ...全文を見る |
○小池晃君 そうすると、本来ならば昭和三十九年、一九六四年に承認されたフィブリノーゲンはこの第一次再評価の対象となるべきものだと思うんですが、これは最後までならなかった。なぜでしょうか。 | ||
○小池晃君 配付資料を配らせていただいております。そこの最初にあるんですが、フィブリノーゲンのこの名称変更の資料なんですね。一ページ目と二ページ目にございます。これは、今御説明あったように、一九七六年にフィブリノーゲンの製造、販売名の変更が承認されたその当時の書類なんです。これ見...全文を見る | ||
○小池晃君 要するに、薬は何も変わってないんですよ。フィブリノーゲンという名前がフィブリノゲンに変わった。その結果、昭和三十九年に承認、審査、承認された薬が昭和五十一年に新薬として登録されたことになって、その結果、再評価の対象から外れたということなわけですね。一文字というか、伸ば...全文を見る | ||
○小池晃君 そんなこと聞いてないじゃない。 大臣ね、これおかしいと思いませんか。だって、薬はそのままなんですよ。本来であればこれは非常にその審査がずさんだった、ある意味で。そういう時期に承認されているからもう一回再評価しましょうという対象になるべきものだったのが、一文字変えた...全文を見る | ||
○小池晃君 いいです、もう。じゃ、いいです、はい。 | ||
○小池晃君 私ね、これは本当に一つの、いろんな局面でこのフィブリノゲンの拡大については国の責任があると思っておりますが、ただ、このたった一文字の名称変更で第一次再評価の対象から外れた。この当時、有効性を証明するデータってなかったわけですよ、当時も、今もですけれどもね。しかも、有効...全文を見る | ||
○小池晃君 ここのところでもやはり国の責任を私、問われると思うんです。 血液製剤の材料をもうこのとき献血にしておけば被害は広がらなかったわけですね。ところが、売血が温存され、日本ブラッドバンクはミドリ十字と社名を変えます。沈没し掛かっていた状態から脱出する。 その次、六ペ...全文を見る | ||
○小池晃君 あのね、大臣、やっぱり原爆の先ほどの議論もありましたけれども、大臣の周りの官僚の言っていることだけ聞いていたら解決しないと思いますよ。やっぱりそれは責任問われるわけですから、実際に現場でやっている官僚は。だから、そういう説明するんでしょう、大臣に。しかし、やはり政治的...全文を見る | ||
○小池晃君 簡単に。 | ||
○小池晃君 いろいろと、いろいろとおっしゃったけれども、ほとんど聞いていて分からないと思いますけれども、いずれにしても結論としては有効性証明されていないんですよ、ここは有意な差はないわけですからね。 二〇〇五年一月以降の新規処方患者数は今までで何人なのか。昨年九月以降、直近ま...全文を見る | ||
○小池晃君 この間、承認の迅速化ということを背景にして条件付の承認という薬が増えているんですよ。医薬品工業協会、医薬産業政策研究所の研究によりますと、大体四割ぐらいの薬が承認条件を付けて承認されている。サンプル数がそもそも少ないオーファンドラッグ以外の新承認薬だけ見ても三五%。こ...全文を見る | ||
○小池晃君 だからといって、そうではないって断定ができるんですかと。しかも、その研究自体が非常に問題があるということがこの間報道もされているわけですね。 私は、そういう意味では、きちっと安全性担保するための添付文書の改定は必要だと思っていますし、やはりその因果関係証明されない...全文を見る | ||
○小池晃君 この人、今何やっていますか。 | ||
○小池晃君 退官後。 | ||
○小池晃君 その後、どうしていますか。 | ||
○小池晃君 その後、どこにいるんですか。 | ||
○小池晃君 要するに、安全対策課長、安全審査課長、被害、副作用の担当にいた、そういう人が今、中外製薬にいるわけですね。しかも、二年間と一月ぐらい公益法人にいて、すぐ中外製薬に行っているんですよ。 大臣ね、これ薬害エイズのときもそうだった、それからフィブリノーゲンもそうですよ、...全文を見る | ||
○小池晃君 法律違反でないからといって許されるのかと。 やっぱり、研究者には製薬企業からもうそれこそ一千万単位で金が行っている。で、厚生労働省の担当者が正に製薬企業にね、もう二年間のクーリングオフったって、その後すぐ行っているわけですよ。こんな在り方で薬事行政に対する私は信頼...全文を見る | ||
03月22日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 児童手当の拡充は国民の要望でもあり、当然だと思います。今回の措置は決して十分ではありませんが、子育て世代の経済的負担軽減のため更に拡大を図るべきだと思っています。 その点で、昨年の法改正については三位一体改革の名の下に国の負担を半分に...全文を見る |
○小池晃君 今後のことは課題として残っているわけですが、そういうことだと。 子育て世代の悩みについてはいろんな調査結果がありますけど、やっぱり費用が掛かるというのがトップです。内閣府の十七年版国民生活白書を見ますと、一人の子供を二十一歳まで育てる費用が千三百二万円、二人目が千...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、三歳になったらまた元どおり元に戻るということでは、やはり子育て世代の願いにこたえることはできないというふうに思うんです。 諸外国見ますと、アメリカを除く先進国のほとんどで手当制度があって、フランスが一番手厚いわけですが、そのほかスウェーデンは十六歳まで支給...全文を見る | ||
○小池晃君 ほかの制度も充実していて、だけど児童手当が少ないというのであればともかく、ほかもやはり子供に対する支援全体に少ないわけですから、やっぱり見直す必要があると。 我が党は、衆議院で予算の抜本組替え案、提案しましたが、児童手当については第一子、第二子、月額一万円に倍増す...全文を見る | ||
○小池晃君 六歳未満の未就学児の医療費の無料化を行うとすれば、国の負担というのは一体いかほどになるんでしょうか。 | ||
○小池晃君 そうすると、国庫負担二分の一というようなことにすれば千九百億円程度の国の負担になるかと思うんですが、そういうことでよろしいですね。 | ||
○小池晃君 少子化に歯止めを掛け、子育てを支援する、その上でやはり国の制度として乳幼児医療費の無料化を実施していくべきだというふうに思います。 続いて、今日、原爆症の認定訴訟で、東京地裁で二十一名については原爆症の認定申請却下処分を取り消すという原告勝利の判決が出されました。...全文を見る | ||
○小池晃君 一般的な知見と異なると言うけれども、負け続けて負け続けて、しかし司法で争い続けるという方が私は一般的な理解と懸け離れた態度だと思いますよ。こういうやり方はやっぱりやめるべきだと、到底国民の理解は得られないと思うんです。 しかも、具体的に実態見てみると、これ専門家に...全文を見る | ||
○小池晃君 このやり方自体も、小西訴訟の東京地裁判決でも違法だというふうに言われたわけです。これ実態見ますと、一件当たりの審査時間はおおむね三分から八分だと、平均四分だというんです。 広島県の医師会長で二年間にわたって委員を務めた碓井静照さん、この方が読売新聞のインタビューで...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、そういうふうにちゃんとやっているんだったらいいんですよ。しかし、やられていないって現に二年間委員やった先生が言っているわけですよね。個人情報と言うけれども、名前のところ隠せばいいじゃないですか、そういう事前配付のものは。そんなことは幾らでもできるはずなんですよ。...全文を見る | ||
○小池晃君 安易に乗っていくという話じゃないでしょう。十二回の司法判断ですよ。そういう発言は非常に問題だと私は思いますね。 やっぱり冒頭申し上げたとおり、この仙台地裁判決、東京地裁判決とも、これ以上司法の場で争い続けるということはやめるべきだと。これは、控訴は絶対にしないでい...全文を見る | ||
○小池晃君 おかしい。何も変わっていないんだったら何で十代使用制限したんですか。十代使用制限したということは、何らかのこれ問題があると思ったから使用制限したんでしょう。しかも、昨日タミフルの異常行動が〇四年以降十五件報告されていることが分かったんですよ。九件については今回初めて明...全文を見る | ||
○小池晃君 国民に対して正確な情報を流すというのは最低限の務めだと思うんですけれども、それを隠ぺいする。しかも、成人の異常行動も報告されているわけですよ。夜中の報告というのは、これは十代だけの使用制限なんですね、ところが。何でこれでいいんですか。九歳だったらいいんですか、二十歳だ...全文を見る | ||
○小池晃君 私の質問に答えていない。何で十代に限ったんですか。それには何か根拠があるんですか。十代に限ったということは、じゃ九歳の子はもういいわけですか。二十歳の子はいいんですか。科学的根拠があって十代に限定したんですか。 | ||
○小池晃君 だから、予防的にとおっしゃるけれども、予防的に処理しなければいけないようになったのには何か根拠があるんですかと、今回そういうことに踏み切った根拠は一体、じゃ何なんですかと。だって、今までの知見は変わっていないとさっきからおっしゃるじゃないですか。それにもかかわらず変え...全文を見る | ||
○小池晃君 原因究明を待たずに予防的措置をやるということ自体は否定いたしません。そのことは大事だと思います。しかし、どういう根拠でやったのかと。十代なら十代を制限した根拠というのは一体何なのかと、それが極めてあいまいなんですよ。実際、十代以外の被害者だって出ているわけですよ。にも...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、その何か経験とか本当にさじ加減みたいな形で行政をやっていくというのは、本当に国民の行政に対する信頼を揺るがせると思いますよ。 加えて、やっぱり、おととい取り上げた中外製薬に天下りした安倍道治氏のことについてまたお聞きしたいんですが、安倍さんは一九八四年十月か...全文を見る | ||
○小池晃君 その当時の上司、生物製剤課の課長は一体だれですか。 | ||
○小池晃君 松村明仁氏というのは、正に薬害エイズ事件に深くかかわった、刑事裁判の被告になった方であります。 松村被告に対する検察の冒頭陳述、私、見てみましたが、ここに八か所、安倍道治氏の名前が出てくるんですね。かなり深くこの問題にかかわった人物であるということがこの検察冒頭陳...全文を見る | ||
○小池晃君 断固避けなければいけないと言いながらですよ、実際に研究者には、厚生労働省の研究班の主任研究者には製薬企業から何百万円も寄附金行っているわけじゃないですか。これでどうして公正なんですか。そして、中外製薬には、正に薬害に深くかかわってきたような人物が天下りしているんですよ...全文を見る | ||
03月27日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今の議論ありましたので、ちょっと順番変えて、法案に入る前に薬害の問題をお聞きしたいと思うんです。 二十三日に薬害肝炎の東京地裁の判決が出て、東京、福岡に続いて三たび国の責任が裁かれた。国の責任はこれ揺るぎないものになったと私は思ってい...全文を見る |
○小池晃君 それがおかしいんですよ。やっぱり民事訴訟の係属中でも当事者同士が直接話し合うということは日常的にやられているんです。しかも、薬害エイズにしても、ハンセン病にしても、訴訟係属中にきちっと原告団と政府が会って、政治解決やっぱり必要なんですよ、この問題は。だとすれば、担当者...全文を見る | ||
○小池晃君 神経障害についても。 | ||
○小池晃君 結局、今の数字をお聞きすると、二〇〇四年は全体で四十六件で、うち十代は十四件だけなんです。それから、二〇〇五年は百八十三件ですが、十代は五十三件だけなんです。 今日、資料の三枚目にお示しして、二〇〇五年の精神障害の部分だけに限った数字を、表を配っておりますが、先日...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、説明変わっているんですよ。この間、十代になぜ限定するかといったら経験的なデータで十代が多いからだと、だから十代だと言ったけど、今答弁は十代はリスク、ベネフィット考えて十代だと言ったんだと言っているわけですね。 いろいろおっしゃるけど、やっぱり十代の使用制限と...全文を見る | ||
○小池晃君 医薬品機構の方では、これまで異常行動による転落の犠牲者あるいは突然死の場合については、これは副作用救済給付については不支給という決定をされているようです。これは一体なぜですか。 | ||
○小池晃君 大臣、被害者の方々はこの不支給決定を撤回して速やかに支給してほしいという要望も出しておられるんですね。 因果関係について否定的だと、これは先々週ぐらいまではそう言っていましたよ。しかし、それは見直すと、やっぱりこれ撤回すると。方針変わってきているわけですよ、明らか...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、その結論が変われば、もちろんこの救済給付の不支給という決定についてもこれ見直しということになりますねということを聞いているんです。大臣、大臣。 | ||
○小池晃君 そんな仕組みのことを聞いているんじゃない、政治の問題として聞いているんですよ。やっぱり今まで因果関係がないということで不支給になっていたんであれば、もし因果関係否定的となれば、これは個別のケースがどうなるか、それはもう個別にあると思いますよ。しかし、基本的にはその因果...全文を見る | ||
○小池晃君 これは当然のことだと思うんです。 それから、天下りの問題を前回、私、質問しました、厚生労働省から中外製薬に。大臣は利害関係が判断をゆがめるようなそうした事態というのは断固避けなければならないと答えて、これは私、全くそのとおりだと思うんです。だとすれば、やっぱり二年...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私はそういう天下り一般の、今は一般論として言っているんではないんですよ。やっぱり薬害ってもう立て続けに問題になってきている。正に、薬害エイズのときにミドリ十字の問題、まあミドリ十字はフィブリノゲンも。全部天下りの構造があったわけですね。それがやっぱりこういった薬...全文を見る | ||
○小池晃君 もし現実にゆがめていたら、それはとんでもないことなんですよ。そんなこと絶対にあっちゃいけないんですよ。問題は、そういった疑いを抱かせる行政に対する中立性、公正性を、信頼を損ねるような行動を取っていいのかということが問われているんじゃないですか。当然ですよ、もし天下った...全文を見る | ||
○小池晃君 そういう姿勢ではやっぱりこの構造を変えられないと、私、思います。 中外製薬から自民党の政治資金団体である国民政治協会に対する政治献金、九三年から二〇〇二年までの十年間だけでも四千七百十一万円、私どもの調査で出てまいりました。公的医療保険をその収入源として命と安全性...全文を見る | ||
○小池晃君 一般歳出全体。 | ||
○小池晃君 それは通告してあるよ。 | ||
○小池晃君 それだけじゃなくて、国庫負担を除く雇用対策予算の比率は何%ですか。 | ||
○小池晃君 本当にわずかなんですよ。雇用対策費というのは、雇用保険に対する国庫負担を除くとわずかに四百七十三億円です。これは失業率五%だった〇三年時でも五百三十億円。ずっと低い額で推移してきて、今年最低になっている。 大臣、日本の就業者のうち雇用者というのは八五%を占める五千...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、どんどん雇用保険の国庫負担削っているからこういう数字でいろいろ示しているだけじゃないですか。 それは、雇用保険に対する国庫負担だって大事な国庫支出だと思いますよ。しかし、もうこの間どんどんどんどんそれを削っているわけですから、そんなに何かむきになって胸を張る...全文を見る | ||
○小池晃君 それが一番大きいんですよ、この財政について言えばね。雇用保険財政は潤ったかもしれないけれども、失業者はセーフティーネットからどんどんはじかれていると、こういう現実が生まれているわけであります。 引き続き、その雇用保険の今の実態についてお伺いしたいんですが、日本の労...全文を見る | ||
○小池晃君 今お話があったように、今日、資料の二枚目に入れておりますが、これが厚労省が作ってもらった表なんですけれども、大体一千万人雇用保険加入していない人がいる。今答弁でもお認めになりましたように、この中には雇用保険に本来入るべき資格を持っている人もいるはずなんですね。 と...全文を見る | ||
○小池晃君 個人請負は。 | ||
○小池晃君 今あったマルチジョブホルダーと言われるような幾つものパートを掛け持っているような労働者、あるいは日雇派遣、実際は雇用されているにもかかわらず、契約だけ個人請負にされている人々等々、実際には働いていながら、雇用者でありながら、毎日毎日働いていながら雇用保険の枠外に置かれ...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、調査するかしないかと言っているんです。 | ||
○小池晃君 実態分からなきゃ設計なんかできないでしょう。調査しなきゃ設計なんかできないでしょう。さっきから言っているんだから、実態把握していないって。だったら調査ぐらいしたらどうなんだと。今こういう働き方が大問題にもなっているときなんだからね。 大臣、調査ぐらいするべきじゃな...全文を見る | ||
○小池晃君 どういう重視をするのか見守っていきたいというふうに思います。 私たち日本共産党は、これまでも、この学卒者、フリーターなどの職業訓練の問題、そのときに生活保障をすべきだということを提起してまいりました。やっぱり非正規の若者などの多くが実際には雇用保険制度の枠外に置か...全文を見る | ||
○小池晃君 今の枠組み一歩も出ない答弁ですよね。フリーターをなくすというんだったら、やっぱり雇用対策予算そのものを大幅に増額することが必要だし、再チャレンジといいながら、フリーター二十五万人常用化プラン、この予算は昨年の二百二十四億から二百十八億に減らしているわけです。その上、雇...全文を見る | ||
○小池晃君 資格要件を一年にすると安易な離職にならないという根拠は何ですか。 | ||
○小池晃君 根拠全く示せない。 元々、自発的離職には給付制限期間三か月というペナルティーあるわけですね。安易な離職を防ぐというんであれば、このためにやっていたわけで、この給付制限だけで十分安易な離職というのは防げるんじゃないですか。 | ||
○小池晃君 全く説明になってないと思うんですね。 前回の給付の見直しの際に、給付制限に加えて、これは離職理由によって給付期間の差別化したわけですね。今回、さらに資格要件まで差別化する。六か月で得られていた要件が十二か月になることは、これは正に不利益な扱いになるわけです。 ...全文を見る | ||
○小池晃君 不利益な扱いをされる失業者、二万人以上いるわけです。 社会保険制度の制度改定に当たって、突然、受給が減るというのはあるかもしれないけど、受給資格が喪失する、突然、受給資格が喪失する、こんな不利益を被る改定を行ったこと今までありますか。 | ||
○小池晃君 あのね、給付が減るとか減らないじゃなくて、全く受けられなくなるという改定ですよ。しかも、年金の場合は、年金の引上げだって我々は大反対だけれども、でも、何年も時間掛けて始めて、で、毎年一年ずつ上げていくというふうなことをやっているわけでしょう。ところが、今回、これは十月...全文を見る | ||
○小池晃君 全然、駄目ですよ。 衆議院の審議でも、正当な理由のある自己都合離職については資格要件を六か月とするよう省令に書き込むという答弁もあるようですが、正当でない自己都合離職というのはどういう離職なのか、その判断というのは一体だれがどうやってするんですか。 | ||
○小池晃君 大臣は答弁で、雇用保険というのは離職をしたときにその後の生活をある一定期間助けてもらうということと述べておられるんですが、私、失業給付というのは失業時の生活保障だけじゃないと思うんですよ。これは再就職するための能力開発、あるいは就職促進給付もある。 で、同じ期間、...全文を見る | ||
○小池晃君 一体、雇用保険というのは何なんだと。今の大臣のお話だと、自己都合離職者というのはこれは給付対象にならなくたってやむを得ないと言わんばかりの話ですよ。これはおかしいんですよ。 やっぱり、自己都合ったって、例えばリストラの最中だって自己都合離職というのは出てくるんです...全文を見る | ||
○小池晃君 余り分かってもらえないような感じなんで困っちゃうんですが、ちょっと具体的な事例で聞きますけど、ちょっと別のケースで、期間工の場合の問題ですよ。いすゞ自動車の工場で昨年三か月の有期雇用で働いていた労働者が、たまたまその後二か月、三か月、合計八か月って、そういうことになっ...全文を見る | ||
○小池晃君 これまでだったらば、半年以上働いたら受給資格がある。職安に行けば、受給申請やって次への再就職相談もできる。しかし、差別化されれば職安に行っても給付が受けられるかどうか分からないということになるわけですね。 大臣、私、今有期雇用の主流というのは三か月なんかになってき...全文を見る | ||
○小池晃君 労働政策審議会というのはあくまで審議会なんで、国会が最高機関なんで、労働政策審議会で決めたからこれでいくんですって、それじゃ説明になっていないんですよ。 やっぱり私は、こういう受給資格そのものを奪うというような乱暴なやり方というのは、これは大変問題が大きいというふ...全文を見る | ||
○小池晃君 それはもうやっていることなんです。 | ||
○小池晃君 派遣先に処分が行われないじゃないですか。こういうふうにもう明々白々ですよ。間違っちゃいましたという話じゃないでしょう、故意でやっている。これに対しても何もできない、そういう仕組みでいいのかということですよね。 この派遣、偽装請負の問題も含めてですが、キヤノンの問題...全文を見る | ||
○小池晃君 もうマスコミみんな出ているのに、これ言えないわけでしょう。だから、こういう問題なんですよ。こういう受け入れた側の企業に対しては物も言えない、腰が引けている、これが今の労働行政なんですよ。これでいいのかということが本当に私、真剣に問われていると思うんですよ。 キヤノ...全文を見る | ||
○小池晃君 幾つかのタイプじゃ駄目なんだと、直接雇用義務を課すというふうにしなければこの問題は解決しないんだ、だって法律違反やっているんだから。それに対するペナルティーというのは必要なんですよ。やっぱりそういう点では本当に問題がある。 キヤノンは三月二十四日の記者会見で、派遣...全文を見る | ||
○小池晃君 そういう通達出していることは、それはそれで私ども評価をいたします。 しかし、やっぱり実態を見れば、個々の企業ね、この規制をかいくぐって違法行為が蔓延しているという実態があるわけですよ。そういう意味では、やっぱりそのキヤノンなんていうのは正に日本経団連の会長出身企業...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 以上で質問を終わります。 | ||
03月29日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 雇用保険法をめぐる文書配付の問題については、立法府を愚弄するものでありまして、厳しく抗議をいたします。国会は採決する機械ではありません。やはりその多数を与党が取っているからといって、もう予定調和的に議案が通っていくかのような、そういう姿勢...全文を見る |
○小池晃君 その財源財源というふうにおっしゃるんですけれども、これ引上げの財源としては、当初、与党や政府は、公的年金等控除の縮減、老年者控除の廃止、あるいは定率減税の廃止ということを挙げておられました。 財務省にお聞きしますが、公的年金等控除額の縮減、老年控除の廃止、定率減税...全文を見る | ||
○小池晃君 トータル二兆八千四百億円の税収増になっているわけです。 一方で、基礎年金に対する国庫負担はこの間どれだけ増えたのか。年金局長、〇四年以来国庫負担は少しずつ増やされてきたわけですが、来年度予算において今までの引き上げられた国庫負担の増加分というのは幾らになるんでしょ...全文を見る | ||
○小池晃君 二兆八千四百億円の税収増がありながら、基礎年金の国庫負担に回されたのは五千百億円ということになるわけであります。 私ども反対いたしましたけれども、政府・与党は、この国庫負担率の引上げの財源として、年金課税の強化、あるいは定率減税の縮減、廃止ということを充てるという...全文を見る | ||
○小池晃君 着実に歩んできたと言うけれども、五分の一しか回っていないわけですよね。国民は、この増税というのは国庫負担引上げのために使うんだという宣伝されていましたから、そう理解している人が多いんです。ところが、五分の一だと。 しかも、これ最初何と言っていたかというと、これ言い...全文を見る | ||
○小池晃君 結局、この経過振り返れば、基礎年金国庫負担の引上げというのは、年金課税の強化、あるいは定率減税の廃止の口実に使われたにすぎないんじゃないか。 しかも、安倍首相は今何と言っているかというと、これは昨年九月の党首選の討論会で、二〇〇九年には基礎年金の国庫負担の引上げの...全文を見る | ||
○小池晃君 これは、一昨年末時点で五千六百二十人だから、余り増えていないんですね。そもそも、当初のいわゆる坂口試案で対象者とされたのは二万四千人ですから、非常に少ない。なかなかやっぱり周知徹底も遅れているし、手続も非常に、簡素化したということは、手続で簡素化ということは言われては...全文を見る | ||
○小池晃君 しゃくし定規に当てはめたらそういう話になるんですけれども、それでいいんですかと私は言っているんです。やっぱりせめてこれぐらいはという話なんですよ。しかも、公平性とかっておっしゃるけれども、私はその統合失調症の方でこういう事情をしんしゃくして運用することに国民から不公平...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、実態としてはやっぱり本当に患者さんたちの暮らし、大変なわけですよ。毎年、何年間も要望を出し続けている、そういう疾患もあるわけです。この間、四年間、新たな疾患の追加がない。だから、患者団体の皆さんも、今回は追加されるんじゃないかということでかなり期待もされていた...全文を見る | ||
○小池晃君 特定疾患については、これは二〇〇二年度まではほぼ毎年対象疾患を一つずつ、あるいは二つとか、追加してきたという経過がある。しかし、四年間追加がないわけです。これは何でなんですか。何かもう追加しないというような内部での取決めでもあるんですか。それとも、これで打ち止めではな...全文を見る | ||
○小池晃君 いろいろ検討したけど増やさなかったと言うけれども、二〇〇三年以降も要望は出続けていたわけです。こういったものが対象とならなかったというのは、これ予算の問題がやっぱりある。 特定疾患の予算というのは、二〇〇一年度、二〇〇二年度の二年間、前年度比で一〇%ずつ減少いたし...全文を見る | ||
○小池晃君 予算を増やしていると言っているけれども、でも、疾患が増えないというのはやっぱり予算の増やし方が足りないわけですから、ここはしっかり見直していただきたい。 以上です。 | ||
○小池晃君 日本共産党を代表して、国民年金法改正案に反対の討論を行います。 本法案が、基礎年金の国庫負担二分の一と国民年金法本則に明記されているにもかかわらず、国庫負担率の引上げを更に先延ばしする、そういう法案だというのがその理由であります。 二〇〇四年改正の際に、与党は...全文を見る | ||
04月10日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今回の法案の積雪寒冷地の被保険者への特例一時金の削減問題についてお聞きをしたいと思います。 これは、北海道を始めとする自治体、季節労働者の皆さんからはたくさん削減反対の声が与野党を問わず寄せられていると思うんです。この要望書を見ますと...全文を見る |
○小池晃君 それに代わる施策はあるのかと。ちゃんと答えてくださいよ、質問聞いて。 | ||
○小池晃君 従来以上にと言うけれども、取りあえず〇八年度以降はということですが、その先はどれだけ確保できるか不明なわけです。いろいろ言うけれども、冬期援護制度そのものが終わるということはこれは紛れもない事実で、これはやっぱり見直すべきだと思います。 それに加えて、その冬期援護...全文を見る | ||
○小池晃君 これ、生活実態をお聞きしているんですが、例えば旭川市の季節労働者からの訴えです。 妻と子供五人家族で、建設会社の通年雇用で働いていたんだけれども、五年前から仕事が激減して季節雇用になったと。日給は九千円、年収は二百十七万余り。特例一時金が二十六万九千円、技能講習給...全文を見る | ||
○小池晃君 自民党の選挙の公約には賞味期限があるということは、これからの選挙で大いに宣伝をさせていただきたいと思います。 これ、変えるんだったらちゃんと説明しないと駄目ですよ。それを変えずに、なし崩し的に全く逆の方向へ持っていくなんというのは許されないと思います。 大臣は...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、五十日が四十日になるんだって大打撃なんですよ。大臣、期待でしょう。期待じゃ駄目なんですよ。実体ちゃんとできてからだったら分かるけれども、それは期待しますと言いながら実体できてないのに打ち切るというのは余りに無責任じゃないかと言っているんですよ。命綱なんですよ、こ...全文を見る | ||
○小池晃君 これは容認できません、特例一時金の削減は。五十日、維持すべきだと思います。 同時に、きちっとその通年雇用の施策を解決するというのであれば、具体的なことをやっぱりしっかりやるべきだと思います。 二つちょっと考えを提案したいんですが、一つは、実施予定している通年雇...全文を見る | ||
○小池晃君 今までの施策の枠組みやっぱり一歩出てきちっと支援、季節労働者の通年雇用のための施策を取るべきだというふうに、それは検討していただきたいと思います。 それから、雇用保険制度の一つの日雇雇用保険についてもお聞きしたいんですが、日雇労働者と規定されている人は現在何人で、...全文を見る | ||
○小池晃君 非常に大きな開きがあるわけですね。これは本来加入できる条件の労働者が加入していないということになるんじゃないですか。何でこんなことになっているんですか。 | ||
○小池晃君 そうはいっても、実態をお聞きをしますと、ちゃんと適用されているのかなって疑問に思うようなケースが一杯あるんですよ。 例えば、京都府、滋賀県辺りでは、警備業者が事業を受注できたので日雇雇用保険の事業所の登録を地元の職安に申請に行ったら、窓口で建設、警備業ではできない...全文を見る | ||
○小池晃君 この日雇労働者対策というのは、このホームレス対策法が制定されたときにもう予防措置として重要だと位置付けされてきたわけであります。先日、日雇派遣という労働者の問題も私取り上げました。やっぱり政府はきちっと必要な手帳を交付する、必要な業種の登録を行う、で、不安定雇用から抜...全文を見る | ||
○小池晃君 必要な人にはきちんと適用していただきたい。 最後に、三事業の問題ですが、もちろんホテル事業などの本来の趣旨から逸脱したものについては、これは政府の責任、逆に明確になっていないように思います。 必要な事業もあるはずで、例えば人材確保等支援助成金、看護師等雇用管理...全文を見る | ||
○小池晃君 制度がなくなってもきちっと後継策があることは周知徹底していただきたいと思います。 終わります。 | ||
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、雇用保険法等の一部を改正する法律案の原案及び修正案に反対の討論を行います。 反対する第一の理由は、雇用保険への国庫負担の五割削減によって、制度への国の責任が大きく後退しているからです。 そもそも、失業給付への国の責任は、勤労権を保障...全文を見る | ||
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 前半、政府に質問します。 先日の質問で、東京労働局がフルキャストに対して業務改善命令を出した件について、悪質だと、厳正に指導するように求めました。ところが、その後、東京労働局が今年一月五日の契約でフルキャストグループのフルキャストHR...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、独立なんかしていないですよ。ホームページ見たら、もうフルキャストグループで一体としてこれ宣伝しているんですね。れっきとしたフルキャストグループの一員なんですよ。そういう言い訳は私、通用しないと思います。どういう検討の上にこういう業務委託に至ったのか、これは事実関...全文を見る | ||
○小池晃君 これは著しく不適当ですよ。もう派遣法違反の違反率というのは非常に高いわけで、そういう違反企業に様々な事業を委託して雇用関係の助成金が流れていくという構造は、私、これ大問題だと思うんですね。 大臣、派遣法違反について厳正にやっていると言うけれども、厚労省が行っている...全文を見る | ||
○小池晃君 これは是非厳しく再検討、総点検していただきたいというふうに申し上げたいと思います。 それでは、参考人の方々にお聞きをしたいと思うんですが、最初に日本経団連専務理事の紀陸参考人にお伺いします。 四月六日の経済財政諮問会議で、労働時間の短縮や数値目標を掲げるという...全文を見る | ||
○小池晃君 はい。 | ||
○小池晃君 日本経団連のサービス残業についてのちょっと取組について引き続き聞きたいんですが。 二〇〇一年に厚労省がサービス残業根絶の通達出したときに経労委報告で、労働基準行政に対して通達を基に企業の実態を無視したかのような指導がなされている、企業の国際競争力の強化を阻害しかね...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと実態も御紹介をしながら、更にお聞きをしたいと思うんですが、東芝、これは日本経団連副会長企業で、経営対策委員会の会長企業でもあります。日本経団連が三月二十日に提言出されましたね。その中で、ワーク・ライフ・バランス推進に関する企業の事例集というのがあるんですね。そ...全文を見る | ||
○小池晃君 もう一つお伺いしたいのは、偽装請負への是正指導の問題なんですが、日本経団連の御手洗会長は経済財政諮問会議で、法令遵守当然だがということはまくらに置いておられますが、請負法制に無理があり過ぎると、これを是非もう一度見直してほしいというふうに発言されました。 これは、...全文を見る | ||
○小池晃君 是非、やっぱり企業の社会的責任ということが国際的にも大きく問われている中で、こういう会員企業の中で違法行為が行われているという実態についてきちっと対応していただきたいなと思います。 最後に、連合の古賀参考人にお伺いしたいと思うんですが、今、日本経団連の紀陸参考人と...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 以上で質問を終わらせていただきますが、野川参考人は先ほど、今後出されてくる労働法制についての御意見聞かせていただいて大変参考になりましたので、ありがとうございました。 今日も御手洗会長の発言をいろいろと引用させていただいて御質問させて...全文を見る | ||
04月12日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 前回の委員会で、自民党の坂本由紀子委員から、雇用保険法の改正について成立が遅れているのは国会そのものの責任だという発言がありました。これは厚労省、大臣自身が謝罪されまして処分もされたように、厚労省の責任であることは明白であります。しかも、...全文を見る |
○小池晃君 このいわゆる軍人軍属だけでなくて、あの戦争の被害者全体に対して国として補償する、償うということは非常に大事なことだと思います。 そこで、関連して、その一つである中国残留孤児の問題について伺いたいと思います。 日本に帰国したいわゆる残留孤児は現在、何人ということ...全文を見る | ||
○小池晃君 今、全国十五か所で訴訟が行われていますが、原告人数は二千二百十二人です。二千五百十三名の帰国者のうち九割近い方が、やっと帰ってきた母国を相手にしてやむにやまれず訴訟に踏み切っているという事態になっているわけですね。 この間の判決は、東京地裁の特異な判決を除きますと...全文を見る | ||
○小池晃君 孤児の皆さんの実態をお聞きしますと、これ、原告団・弁護団が全国の原告二千二百人を対象にアンケートやっています。生活保護を七割以上の方が受けていることと、その生活保護を受けている方が一番不満に感じているのは金額が少ないこと、それから、中国に帰ると生活費が減額されてしまう...全文を見る | ||
○小池晃君 今年度予算に盛り込んだというのは、これは新たな施策じゃないわけですよ。総理が指示したのは、これは新たな施策なわけですね。時間もこれ夏までといってももう四月も半ばで、総理も余り時間を掛けずにやってほしいという、そういうことも答弁している。そういうことでいうと、首相の指示...全文を見る | ||
○小池晃君 それじゃ何も言ってないに等しいんでね。昨日、中国残留孤児全国連絡会の代表の方が与党のプロジェクトチームに申入れもやっているんですね。その中身では、やはり新たな給付金制度がどうしても必要だと。その水準としては、やっぱり考慮すべきものとしては、総務省が発表している同世代の...全文を見る | ||
○小池晃君 孤児の皆さんが抱えている問題も様々なので、この夏までにすべての問題が解決するわけではないと思うんですね。大臣、やっぱり、大臣も面会されていますけれども、やっぱり継続的な協議の場というのをやはりしっかりつくるべきではないか。控訴の取下げもそうなんですが、やっぱり孤児問題...全文を見る | ||
○小池晃君 それ、実態を知りたいんだったら、やっぱりきちっと定期的な協議の場つくって、もう本当に様々な問題抱えていらっしゃるんだから、そういう場にやはり着くべきだということを申し上げたいと思います。 それから、続いて靖国神社問題なんですが、国立国会図書館が資料集出しまして、こ...全文を見る | ||
○小池晃君 会合は事実だというふうにおっしゃる。 それで、打合会の厚生省側の参加者名も記載されているんですが、これらの人物は実在した人物ですか。 | ||
○小池晃君 この記録集見ますと、六九年の一月三十一日に靖国神社の社務所で開かれた会合で、神社側は厚生省との再確認事項として、法務死没者のA級十二名、それから内地未決死没者十名を合祀可としています。その後、七〇年に総代会で合祀を決定しています。 それから、BC級戦犯の合祀につい...全文を見る | ||
○小池晃君 積極的にということじゃない、私、聞いているのは、関知してない、関与してない、経緯は承知してないと。これ承知しているじゃないですか。今の話聞いたって、全部綿密に打合せしてやっているということじゃないですか。だから、大臣、承知してないとか関知してないという言い分はもう通用...全文を見る | ||
04月19日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 消費生活協同組合法の一九四八年の成立以来、およそ六十年ぶりの改正で、必要な改正であり、賛成の立場で質問したいと思います。 生協は、戦後、食料を始め生活物資の供給を中心とする事業から出発をして発展しております。行っている事業も購買事業だ...全文を見る |
○小池晃君 具体的な中身をお聞きしたいと思うんですが、現行の県域規制については、先ほどからも御議論あるんですが、一つの生協が県を越えて事業活動を行うことを禁止しています。組合員が県境を越えて生協の店舗を利用する場合に、例えば通勤先で、自宅と通勤先が県が違うなんてこれは幾らでもある...全文を見る | ||
○小池晃君 生活圏の拡大とか都市の広域化といった事情は、これは医療福祉事業にとっても同様だと思うんです。医療事業を行う生協のない府県もあることを考慮すれば、やはりその県域規制の緩和を購買事業だけに限定する理由はないと思うんですね。医療福祉事業にも適用されるべきではないだろうか。 ...全文を見る | ||
○小池晃君 先ほども御議論あったんですが、災害時の緊急物資の提供は、これは制限なく員外利用が認められている一方で、医療、福祉については、今の御議論であったように行政庁の許可は要しませんが、現行は上限なしであるにもかかわらず、今度の改正では員外利用は組合員の利用分量の額の同量以内ま...全文を見る | ||
○小池晃君 医療生協などでは、組合員拡大を一生懸命やっていますからね。実態としてはほとんど問題にならないとは思うんです。しかし、医師法との関係でいえば、これは組合員でないので帰ってくれということにはこれは当然ならないわけですから、やっぱりこれは考え方としては災害時の緊急物資の提供...全文を見る | ||
○小池晃君 それから、本改正は、これまで法定化されていなかった理事会及び理事の権限と責任に関する規定を明確にする、必要な規定を整備するというものになっております。 例えば、一定の規模以上の生協に員外監事の設置を義務付けるということになっているわけです。経営規模の拡大に伴って、...全文を見る | ||
○小池晃君 今後様々政省令など出していくときに、是非その点についての御配慮をお願いしたいと思います。 大臣にこの問題の最後にお聞きしたいんですが、現行の生協法というのは、これは理事会についての規定がないなど実情に合わない部分があります。本改正によって、それらを含めて整備するこ...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 ちょっと続いて研修医の過労自殺問題について残る時間お聞きしたいんですが、日大板橋病院で臨床研修中だった女性の研修医が昨年四月に自殺をされました。過労でうつ状態ということで労災認定をされました。 臨床研修の必修化以降、研修医の過労自殺が...全文を見る | ||
○小池晃君 私、労働行政という立場で最初に基準局長にお聞きしたいんですけれども、やっぱりこの女性の場合も、労働時間多いときで週八十七時間、日当直年間七十七回あったというふうに報道されております。 労働行政の点から見て、現在の研修医の労働実態、特に長時間労働の実態についてはどう...全文を見る | ||
○小池晃君 医政局長の方に今度はお伺いしたいんですが、厚生科学研究などで研修医の労働実態についての調査もございます。筑波大学の前野助教授らによれば、研修医の三人に一人が八十時間以上、七人に一人は九十時間以上勤務していると。九十時間ということは休日なしで一日十三時間という計算になる...全文を見る | ||
○小池晃君 勉強してまいりたいということなんですが、これはやっぱり一刻を争う私は話だと思うんですね。 この女性研修医の方も、うつ状態になっていって、病院に向かう電車内で泣くこともあったと。最後は、研修に行けない日が増えてきたけれども、これ以上休んだら単位がもらえなくなるといっ...全文を見る | ||
○小池晃君 もう少し前向きに言ってくれるかなと思ったんですけれども、やっぱり大臣は、予算委員会の総括質疑のときに、私の質問に、研究時間とか休憩時間は労働時間でないとおっしゃった、やっぱりああいう考え方が根底にあるんじゃないですか。やっぱりもっと実態を見て、やはりきちっと、こういう...全文を見る | ||
04月24日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 介護福祉士、社会福祉士の定義規定、義務規定の改正というのは、これは介護福祉ニーズの多様化、複雑化に伴うものであります。また、介護福祉士取得に国家試験を義務付けるなど、資格取得方法の見直しは専門性の向上につながるというふうに思います。しかし...全文を見る |
○小池晃君 いや、ですから、条約の条文のどこにそういう規定があるんですかと。これ抵触する部分というのを私、一生懸命探したけど見付からないんです。 | ||
○小池晃君 いや、この二項の(c)見ましたけど、別に国家試験に合格しなければいけないという規定にはなってないと思うんですが。 | ||
○小池晃君 前提としている議論でやったのかもしれませんが、これ、だからといって国家試験を合格しなければ資格は付与されないというふうにも読めない部分ではないかなというふうに思うんですね。 しかし、そもそもこの時間の経過を見ますと、条約に署名したのは二〇〇六年の九月です。今回の制...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、しかし、そういう議論があって、一つの意見として出ていたわけじゃなくて、ちゃんと検討会の報告書という形で出された後に署名しているわけですね。ちょっと今の説明では納得いかないんですよ。 しかも、私の言ったことに答えていらっしゃらない。日本の制度について説明してい...全文を見る | ||
○小池晃君 そんな将来の話をしているんじゃないんです。正に、その条約の協議しているさなかに厚生労働省の中では制度見直しの議論が進んでいたわけですよ。条約結んで十年たって制度を改正するという話じゃないんです。 そういう点でいうと、私は、国内での制度改正がほぼ厚生省内、内部といっ...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、分からない、分かりません。納得できません、こういうやり方は。 日本のやっぱり介護、福祉にかかわる制度、資格、養成について、EPAが直前にその制約となるような協定を結んでしまうというのは、私はどう考えてもおかしいと思うんですね。 ちょっと確認したいんですが...全文を見る | ||
○小池晃君 看護師についてはそういうことであれば安心ではあるんですが。 大臣、私、先ほど大臣の答弁で、現行の制度で協定を結んだと、その制度の変更がされたら相手国に混乱を与えてしまうから、これはこういうことをせざるを得ないんだとおっしゃったんだけど、条約を結んで十年後とか二十年...全文を見る | ||
○小池晃君 国際協調は大事だと思いますが、どのような資格になるのかというのは、これは国民の安全、命にかかわる問題です。我が国の主権にかかわる問題です。それがこういう形で変更を迫られる、私はこれは日本の主権にもかかわる重大問題だというふうに思います。 中村局長は先ほどの議論の中...全文を見る | ||
○小池晃君 今後検討したいというのは、介護保険制度の中にこれは位置付けられるわけですね、制度上はね。 先ほど言ったように、暫定措置といいながら、実際期限もなく続いていく。今回のその法改正の趣旨というのは正に介護職の資質向上のはずだったわけですが、一方でそうした趣旨掲げながら、...全文を見る | ||
○小池晃君 これで准介護福祉士と介護福祉士の報酬上の格差も出てくる。私、介護保険上にもこういう身分上の格差が制度上こう位置付いていくというのは、これ大変問題だと。介護保険制度に対する国民の信頼にもかかわる問題にもなるんじゃないかというふうに思うんですね。 やっぱりこれは本当に...全文を見る | ||
○小池晃君 さっき厚生労働省は改定をしなければいけないと言ったじゃないですか。外務省は改定する必要はないと言っているじゃないですか。これでいいんですか。大臣、いいんですか、これで。こんな姿勢だったら、このままずっと続きますよ、准介護福祉士は。これでいいんですか。 | ||
○小池晃君 いや、その思っているだけじゃなくて、何も行動しないんですか。外務省に対して、これは直ちに改定すべきだという意見を厚生労働省として言わないんですか。 | ||
○小池晃君 性急過ぎるんじゃないんですよ。国内制度の改定を議論しているさなかにこんな条約結んだのがいけないんですよ。原因つくったのはEPAじゃないですか。おかしいですよ、議論が。だから、その性急だから言えないなんというのはおかしい。 しかも、先ほどもちょっと議論ありましたが、...全文を見る | ||
○小池晃君 今のお話のとおりなんですね。 しかし、フィリピンEPAの状態をこのまま放置していたら、やっぱりこれタイやインドネシアと結んだ場合も准介護福祉士という制度を前提にした合意になっていく危険性があると思うんですね。だって、フィリピンでは准というのは認めてもタイやインドネ...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、それは当然だと思いますけどね。でも、フィリピンですよ。これはそんなに、先ほど言ったように、すぐにやることはできないというんじゃなくて、やっぱり直ちに外務省に対して申入れをするべきだというふうに思います。 それから、ちょっと関連してお聞きをしたいことがあるんで...全文を見る | ||
○小池晃君 その介護ベッドについては、二十七万四千人が利用していたのが一万人ですよね。二十六万四千人の人がベッドを奪われたわけですね。制度改悪前の四%にまで激減している。 私、この見直しの実施のときに申入れにも行って、局長にこれは貸しはがしだと言ったら、貸しはがしという言葉は...全文を見る | ||
○小池晃君 二十七万人中二十六万人が不適正だったと言うんですか。それは、そういうことでしょう。こういうことについて、やっぱり本当に重大な責任だと受け止めていただかないと困ります。 そのことを申し上げて、質問を終わります。 | ||
04月25日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 私たちの基本的なこの法案に対する考え方は、専門性の向上、資質の向上というのはこれ当然必要である。そのために資格の一元化というのも出てきたはずであるにもかかわらず、なぜか法案提出の直前になって准介護福祉士という制度が盛り込まれてきて、正に法...全文を見る |
○小池晃君 重ねて、介護福祉士の労働実態の問題をちょっと石橋参考人にお伺いしたいんですけれども、在宅のヘルパーの二割弱は介護福祉士の資格を持っているけれども、実際に今の働く実態がやっぱり力量の向上に果たして結び付いているのかというと、事業所のヘルパーさんのお話聞くと、やっぱり事業...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 続いて、板山参考人にお伺いしたいんですけれども、板山参考人のインタビューが載っている「厚生サロン」という雑誌などを見ると、やっぱり介護報酬の引下げについてかなり怒りを持ってお話しされています。 その中で、やはり調査そのものが大変問題で...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 それから、問題の准介護福祉士問題なんですけれども、石橋参考人にちょっとお伺いしたいんですけれども、現場の皆さんの率直な声として、こういう准という資格者が入ってくることに対して、どんな不安の声、疑問の声が上がっているか、ちょっとそういうリア...全文を見る | ||
○小池晃君 小島参考人にお伺いしたいんですけれども、今みたいな現場の混乱というのは本当に心配なんですね。 それで、先ほど修正すればというお話で、実際にこの准介護福祉士制度がスタートするまでに、何というか、停止スイッチが押されて新規参入がされないとなれば、それはそれで解決するか...全文を見る | ||
○小池晃君 最後、京極参考人にお伺いしたいんですが、先ほど参考人は、今回の法改正というのは国試を経た者と経ない者を区別するんだと、やっぱり国家試験ということを通じて身分、スキルアップ確立させるんだということを力説されました。 この主張をされればされるほど、国家試験に受かった人...全文を見る | ||
○小池晃君 既に資格を持っている方がちょっと心配になるような御発言はちょっと受け入れ難いなということはちょっと一言申し上げておきたいと思います。 終わります。 | ||
04月26日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。外務省にお聞きをします。 一昨日の審議で審議官は、協定締結の過程で、昨年七月の厚生労働省の検討会においてそういう方向が示されていたということでございますが、そのような可能性についてはフィリピン側にも説明をしておったと答弁されています。 ...全文を見る |
○小池晃君 いや、だからちゃんと答えて。そのようなというのは、要するに制度が一元化されて国家試験合格が条件になると、養成施設でも国家試験合格しなければ介護福祉士になれないという、そのような方向で検討されているということを説明したということなんですね。 | ||
○小池晃君 ごまかしちゃいけないよ。あなた、答弁では、昨年の七月に検討会でそういう方向が示されていた、そのような可能性と言っているんだから、一般的な制度改正の可能性について議論したんじゃないでしょう、これは。要するに、そういう方向という、ここで言っているそういう方向というのは正に...全文を見る | ||
○小池晃君 ということは、その時点で准介護福祉士なんというのは影も形もなかったんですよ。だとすれば、そういう可能性を説明したということは、当然日比FTAと制度改定がそごを来す可能性があるということになるじゃないですか。そこはどう説明したんですか。 | ||
○小池晃君 駄目だよ、そんな説明じゃ。だって、そこが変わる可能性があるというふうに説明したのであれば、それは当然その条約とここは矛盾してくることになるわけでしょう、あなた方の説明によれば。そこはどうなるんだという説明はしなかったんですか。 もし、制度の改正の可能性、要するにい...全文を見る | ||
○小池晃君 私、これ本当に無責任だと思うんですね。 しかも、じゃフィリピン側は、養成施設コースでも国家試験合格が必要になる可能性があるというふうに説明されたら、それはどうフィリピン側は受け止めたんですか。それじゃ話が違うじゃないかということになるじゃないですか。フィリピン側の...全文を見る | ||
○小池晃君 本当に、この日比FTAが私は本当にずさんに結ばれたというふうに思いますよ。明らかにこういう方向になる、こういう制度変更があるとすればこの協定に引っ掛かってくる可能性があるということは明らかであるにもかかわらず、それを説明もしない。しかも、その中でのやり取りについても言...全文を見る | ||
○小池晃君 やむを得なくなんかないですよ、これは。余りに拙速なやり方だったということだと思います。 それから、もう一つ聞きたいのは、これは厚労省側なんですけれども、准介護福祉士を置く理由の一つとして日比EPAとの整合性が言われていますが、もう一つ審議の中では理由として、養成施...全文を見る | ||
○小池晃君 要するに、そういう関係であるならばいいんですが、しかし教育課程、養成施設の教育時間が延びたという議論自体は、これは審議会では全くなかった議論が後からくっ付いてきているわけで、こういうやり方自体は非常に問題だというふうに申し上げておきたいと思います。 しかし、大臣、...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、社会福祉士・介護福祉士法改正案及び同修正案への反対討論を行います。 反対の理由は、本法案が、介護福祉士の資格を国家試験の受験を必須とする一元化により資質の向上を図ると言いながら、養成施設卒業者について、国家試験に合格しなくても准介護福祉...全文を見る | ||
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 救急医療体制についてお聞きをしたいと思います。 消防庁にお聞きをしたいんですが、一一九番通報の段階で緊急度、重症度を選別することについて、消防庁が救急業務におけるトリアージに関する検討会の報告書を最近まとめられています。これです。これ...全文を見る | ||
○小池晃君 これ、いろいろまだまだ問題山積だと思うんですよね。 それから、救急車の有料化の問題についてもお聞きしたいんですが、これもいろんな議論、検討されたようですけれども、かなり前向きに検討されていた横浜市なども、救急車の有料化は不適当だという結論を出しているようです。これ...全文を見る | ||
○小池晃君 そのまず前にということで言いますと、先ほど答弁にもありましたけれども、要するに救急体制の問題なんですよ。十年間で出動件数は六五%増加しているのに対して、やっぱり救急隊数の、言い換えれば救急車の数の増加はわずか九%だと。六五%出動は増えているのに九%しか増えていない。こ...全文を見る | ||
○小池晃君 大いにそれやるべきだと思うんですよね。真にといっても、誤ったトリアージ、あるいは料金が障壁になって重症者を搬送しないというようなことは絶対あってはならないというふうに思うんですね。やっぱりこういうやり方を先行させていくと救急業務に対する国民の信頼が揺らぐことにもなって...全文を見る | ||
○小池晃君 やっぱり善意で助けようというときに、大人用のだと大きいから接触しちゃってショートしたりとかいろいろとトラブルが起こり得るわけですね。だから、やっぱりきちっと備えておくと。だから私、こういうのが備えあれば憂いなしと言うんだと思うんですけれども、きちっとやっておく必要があ...全文を見る | ||
○小池晃君 お聞きするところでは、全国すべての商店街が申し込んできても対応できるぐらいの規模で考えているみたいなお話もあったんですけれども、これは非常に私はいいことだと思うんですね。 ただ、商店街だけが安全、安心であっては、ほかのところだって安全、安心でなければいけないわけで...全文を見る | ||
○小池晃君 検討課題として受け止めていただいたということで、是非お願いしたいと思います。 救急体制の充実にとってドクターヘリは重要だと思います。今から十六年前の九一年三月十三日の衆議院の予算委員会の分科会で我が党の辻第一衆議院議員が取り上げまして、当時消防庁長官だった木村仁さ...全文を見る | ||
05月10日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 日本の労働者が海外転勤を命じられた場合に、年金、健康保険は、会社が雇用関係がないと意思表示をしない限り適用が継続されるわけです。今回の法律によって、社会保障協定の締約国との関係では、年金、健康保険料の二重負担は解消されることになります。 ...全文を見る |
○小池晃君 年金、健康保険、雇用保険については、雇用関係が継続している限り海外転勤したとしても被用者保険に加入し続けることができる制度となっているわけです。一方、今お話あったように、労災保険については、海外転勤についてこれは原則としては加入できないんですが、任意加入である特別加入...全文を見る | ||
○小池晃君 この事案では、救済されないので会社を相手取って損害賠償訴訟が提起されています。 裁判の中では、会社側は、被災者の業務上の負荷とか過重性を全く無視して、精神疾患と業務との関係ももう否定して、遺族に対して、不当な責任転嫁だと、会社に義務なきことを強いる難癖、言い掛かり...全文を見る | ||
○小池晃君 悪質な企業では、こういう法律上は雇用関係切って海外派遣するというようなこともあるので、この辺は非常に重大な問題だと思うんです。 三つ目にちょっと紹介したいのは、これは実名で紹介したいと思うんですが、萩原幸次さんという方です。この方は、ライター製造大手の株式会社東海...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと確認したいんですけれども、この場合、子会社の社長さんなんですね。で、海外なわけです。一般論でお聞きしますが、子会社の社長であっても、またこれがたとえ海外であったとしても、本社の具体的な指揮命令の下で仕事をしていれば労災保険上は労働者としての扱いになるという原則...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、この場合は中小企業主特例が適用される可能性があったわけです。 大臣、今お話を聞いていただいて、この萩原さんの場合、佛山東海の社長さんになったときは従業員数が三百人以下だったんですけど、その後三百人超えたのでこの中小企業主特例の適用対象から外れると。中国とい...全文を見る | ||
○小池晃君 何か随分冷たいなという感じがするんですけどね。だって、やっぱり中小企業といったって、中国での企業規模と日本の企業規模って同じしゃくし定規に当てはめるということじゃないんじゃないかとも思いますし、こういう人のケースの場合は何らかの救済策あって私はしかるべきだと思うんです...全文を見る | ||
○小池晃君 じゃ、特別加入制度についてもやっぱり見直しというのはこれ全く考える余地ないという、そういうことですか。 | ||
○小池晃君 非常に冷たい答弁なんですが、やっぱり労働者はそういう中で本当に命奪われている実態あるわけですから、それに対してどうするのか、これまともに真剣に考えていただきたいというふうに思います。 それから続いて、年金の問題ですが、この協定が結ばれてきて、アメリカの問題を聞きた...全文を見る | ||
○小池晃君 非常に大きな乖離があるわけですね。これはやはり、先ほども議論ありましたけれども、もちろんアメリカ在留邦人と在日アメリカ人の数の差もあると思いますが、日本とアメリカの年金の最低加入期間の差というのもここには何らかの形で影響しているのではないかと思うんですが、いかがですか...全文を見る | ||
○小池晃君 全く関係がないわけではないと。 先ほども議論ありましたけれども、主要国では年金の最低加入年限はゼロから十年、日本は二十五年、余りに長いと思うんです。これは確立した国際標準があるわけではないと思うんですが、やっぱりこの長い最低加入年限の問題というのはこれは考える必要...全文を見る | ||
○小池晃君 日本国民のためにこそこれは見直すべきであるというふうに申し上げます。 終わります。 | ||
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 来年四月から後期高齢者医療制度が発足するわけで、この保険料が一体どうなるのかということをちょっと今日はお聞きをしていきたいと思います。 財源構成は言うまでもないんですが、給付費の半分を保険料で賄い、その四割が現役世代、一割が後期高齢者...全文を見る | ||
○小池晃君 同じく試算では、応益割の平均月額を三千百円というふうにしておりますが、この根拠は、じゃいかがでしょうか。 | ||
○小池晃君 今の計算の仕方でいうと、給付費だけなわけですが、事業としては、保健事業や事務費、葬祭料なども含まれてくるわけで、これより増大するのではないかと。したがって、応益割の金額もあるいは応能割の料率についても、どれだけかというのはこれは分かりませんが、試算より例えば一割程度増...全文を見る | ||
○小池晃君 したがって、試算より若干増えるであろうということですね。 | ||
○小池晃君 素直に増えるって言えばいいのにね。減る要素ないわけですから増えるわけであります。 応益割、応能割、合わせて平均月六千二百円ということですが、実際はもっと多くなる可能性も高い。しかし、応益割額を取りあえず月三千百円として、料率を先ほど試算であった七%、八%ということ...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、これは今の高齢者の実態から見て大変な負担になることは間違いないというふうに思います。大臣も、今まで国保加入していたところについてはまあ今までどおりということですが、やはりその扶養家族の場合は増えるということはお認めになっています。 しかも、その中身自体が納得...全文を見る | ||
○小池晃君 高額な収入を得ている人ほど保険料を軽減されるんですね。七十五歳以上で給与所得者というのは三十万人であります。そのうち二十万人は役員なんです。 例えば、日本経団連の前会長の奥田碩さんは来年四月の後期高齢者医療制度発足時に七十五歳になるんですね。今トヨタの取締役をやっ...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、これ、応益割ちゃんと組み込んで計算していますから、余りちょっととんちんかんなことを言わないでほしいんですけど。 応益割も組み込んで言っています。そんなに低い人のところを言っているんじゃなくて、かなり高い給与収入を得ている部分でいえばこういう傾向になることは間...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、利便と言うけれども、別に年金から天引きしてくれなんて国民はだれも頼んでないと思いますね。そういうことで何か国民が何か望んでいる、国民のためにやっているような説明はちょっといかがなものかと思います。業務の簡素化のために暮らしが脅かされていいはずはないと私は思います...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣、国保料、介護保険料を合わせて三割近くが天引きされることになるわけですね。これ月額一万五千円が年金天引きの下限ですが、私は、その月一万五千円の年金というのはそもそもやっぱりこれは生存権を保障する水準ではないというふうに思っています。 ただでさえ少ない年金から介...全文を見る | ||
○小池晃君 半分以上天引きしちゃいけないなんて当たり前です、それは江戸時代だって五公五民という言葉あるんだからね。そういう、常識ですよ、そんなの当然ですよ。それで配慮をしているなんてとんでもない。しかも、一万五千円の年金だったら、じゃ生活保護へ行けというんですか。それは私は暴論だ...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと別の聞き方したいんですが、ある年齢を超えた場合に、同じ医療行為であっても診療報酬点数が、例えば七十五歳過ぎたら下がるというようなこともこれは医療の保障という点ではあってはならないと考えるんですが、この点はいかがですか。 | ||
○小池晃君 それは加算でしょう。加算だったらいいと思いますよ。例えば、後期高齢者だったら手間暇掛かると、いろんな配慮が必要だと、だから加算するというようなことはそれはあり得ると思う。減点するということはあっちゃならないんじゃないんですか。いかがですか。 | ||
○小池晃君 私、今の答弁聞くと非常に不安になるんですね。果たして後期高齢者に対しても必要な医療が提供されるのか、手抜き医療になるんじゃないか、そういう不安が増してくるわけであります。 大臣、私、原則確認していただきたいと思うんですが、そもそも年齢による医療内容の差別というのは...全文を見る | ||
○小池晃君 差別をするべきでないと、しないというふうに言えと言っても言わないわけですね。適切な年齢に応じた医療だということになれば、後期高齢者にはそれにふさわしい水準の医療ということで、これ手抜き医療になる危険性はありますよ。今の答弁ではそういう危険を本当に私は強く感じるわけです...全文を見る | ||
○小池晃君 自己負担についてもお聞きしたいんですが、経済同友会が最近提言出しまして、七十四歳までは患者負担三割、後期高齢者は二割というふうにしています。 患者負担増というのはこれまでも繰り返し行われて、結局、受診抑制から、早期発見、早期治療を遅らせる弊害ばかりが目立つわけであ...全文を見る | ||
○小池晃君 そのほか医療にかかわる問題、幾つか聞きます。 歯科診療における診療報酬についての独自ルール、いわゆるローカルルールという問題です。これは一昨年四月の当委員会で、神奈川県でそういう県の独自ルールを保険医の皆さんに押し付けているという実態を私紹介しまして、そのとき水田...全文を見る | ||
○小池晃君 支払基金だけが周知の努力をしていないようなので、これは撤回したことを周知するように厚生労働省からも指導をしていただきたいというふうに思います。 それから、神奈川県で行われているようなこういう四者協議あるいはローカルルールというのは全国でどうなっているか調査を求めま...全文を見る | ||
○小池晃君 診療報酬の解釈は全国統一だという原則ですから、こういうローカルルールのようなものはもう根絶するように引き続き指導を求めたいと思います。 それから、社団法人日本口腔インプラント学会が専門医制度規程を作っております。この規程の案の段階では、専門医資格の条件の一つとして...全文を見る | ||
○小池晃君 専門医資格の条件として歯科医師会員であることがなぜ望ましいのかというのは、私、歯科医師会員であるというのは変わったと言うけれども、ますます疑問が深まるわけで、これは問題提起はしておきたいと思います。 最後に、レセプトオンラインシステムの問題についてお聞きしたいんで...全文を見る | ||
○小池晃君 私が法律の条文読んでも、オンライン請求を義務化するところまで委任しているとはとても読めないんですね。 この義務化というのは、これはいろんな意味で権利義務生じるわけですよ。その従来の方式全部変えるわけですし、猶予期間以外の救済規定はありませんし、費用負担についても代...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、それはやりたいところがやるのは別にいいんですよ。義務にするわけでしょう。すべての開業医、医療機関にこれ義務にすることが、法律を変えることなく省令の変更だけでできるのかと、そういう権利義務の変更が。それを聞いているんですよ。 | ||
○小池晃君 いや、それは駄目ですね。それはさっき言ったように、法律上あの法律からオンライン請求を義務化するというところまで委任しているとはとても読めないですよ。こういうふうに、新たなかなり大変な義務を負わせることを私は省令だけでやるということ、すべてに義務にするわけですから、そも...全文を見る | ||
○小池晃君 IT加算は初診料三点ですよ。これで設備投資の費用だって言えるんですか、胸張って。全然足りないですよ、こんなんでは。私は、やはりこれだけのことを診療側に求めるのであれば、当然何らかのその経済的なインセンティブというのがあってしかるべきだというふうに思います。 それか...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣の今の答弁と、私は閣議決定の三か年計画のニュアンス大分違うようにお聞きをしました。個人情報保護第一にこの問題はやっていくんだということでやっていただきたいと思います。 終わります。 | ||
05月16日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 時間の関係ですべての方に質問できないかもしれませんが、御容赦ください。 最初に幾つか坂本参考人にお伺いしたいと思っているんですが、この改正案では、正規の、通常の労働者への転換を推進するために事業主に対して一定の措置をとるように義務付け...全文を見る |
○小池晃君 それから、今回の、まあ法体系の問題もあるんですが、公務員はこの適用除外になっております。現実には公務員の世界で非常にパート労働が増えているという実態がある中で、先生もそういう裁判にも取り組んでおられると思うんですけれども、公務パートの実態とその問題解決に何が必要なのか...全文を見る | ||
○小池晃君 これも今度の法律自体の大きな問題点だと私どもも思っております。 それから、ほかの参考人の方からも御指摘があったんですけれども、いわゆるフルタイムパートの方々が今度の法律では全く救われないではないかと、この点について御意見をお聞かせいただきたいというふうに思います。 | ||
○小池晃君 続いて鴨参考人にお伺いしたいんですけれども、現場の実態をお話しいただいたんですが、ちょっといろいろ聞くと、ダブルワークとかマルチプルジョブホルダーの問題というのが非常に深刻になっていると聞くんですね。法の抜け道みたいな形で、非常に長時間労働、正社員並みあるいは正社員以...全文を見る | ||
○小池晃君 それと、参考人がお配りいただいた資料で六枚目に、いわゆる三要件を満たすパートがどれだけいるかということで政府が説明している資料がありまして、これを根拠に五%なんだという議論があるわけですよね。昨日もやり取りがあって、柳澤大臣は五%どんぴしゃというわけじゃないんだという...全文を見る | ||
○小池晃君 龍井参考人、坂本参考人にもこの数字についてちょっと御意見をお聞かせ願いたいと思うんですが、この五%という数字のほかに、パート労働者の中で期間の定めのあるという方が八割、だから残りの二割掛ければ、五%掛ける二〇%で一%になるんだと、あるいは一%未満だと、大体そんな人は見...全文を見る | ||
○小池晃君 安倍政権としては再チャレンジ支援策の目玉みたいな形でこれを出してきている。ところが、実際にその対象になる人がどれだけいるかが極めてあいまいであるというのは、もうこれ大問題ではないかなというふうに思います。 龍井参考人に、そもそもこういう安倍政権が再チャレンジ支援策...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。終わります。 | ||
05月17日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 おとといの質疑、昨日の参考人、そして今日の質疑も通じて、今求められているのは、やはりパート労働者だというだけで賃金や福利厚生などで差別されている実態を正して、本当の意味での均等待遇ということを近づけていくということだろうと思います。 ...全文を見る |
○小池晃君 いや、意味がよく分かりません。だって、三つの要件があって、そのうちの二つを満たしているのが大体四、五%だというのがあの結果だと思うんですよ。それとは別に、三つ目の要件でこれが二一%だってあるんだから、考え方としては、三つの要件満たせばそのカテゴリーになるんであれば、そ...全文を見る | ||
○小池晃君 今の説明というのは、もう恣意的解釈というのの見本みたいな話だと思うんですよね。勝手に推測ですよ、これ。これ、丸付けた人はきっと、自分は有期だから、これは有期だから自分は該当しないんだろうと思ったに違いないという、勝手に推測しているだけの話で、私は統計の見方としては非常...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、これ結構大事な問題でしょう。だって、この法案で差別禁止の対象になるのはどれだけなのかと。それを御随意にというのはちょっと無責任ですよ。やっぱりこれは大事な問題だし、しっかり言うべきだと思います。これで、そういう大事な問題のところで恣意的な解釈やるというのは、私は...全文を見る | ||
○小池晃君 いやいや、それは私の言っていることに答えてないと思うんですけれどもね。 要するに、一般労働者の場合でいうと、家族的責任を有する労働者が転勤に応じられないという場合に、それを理由とした不利益取扱いというのは許されないはずだと思うんですよ。ところが、短時間労働者の場合...全文を見る | ||
○小池晃君 今の説明でも、ちょっとその権利侵害だということに対する答えになっていないと思います。 更に危惧されるのが、この法改正きっかけにして、正社員の中から転勤に応じられない人をパートに変更してその賃金と労働条件引き下げる危険があるんじゃないか。パート労働者の処遇改善のため...全文を見る | ||
○小池晃君 およそあってはならないと言うんですけれども、その一方的な不利益変更というのは、じゃ、その個別労使紛争の中で、実態としてはどうなっているんですか。たくさんあると思うんですが、実態を御説明してください。 | ||
○小池晃君 実際にはこういう表に出てきたものだけでも非常に多数の理不尽な不利益変更がまかり通っているわけです。 実例をちょっと紹介したいと思うんですが、栃木県の東武グループの子会社の株式会社東武スポーツ、ここは二〇〇二年の二月に正社員のキャディー職二十数名に対して、一年契約の...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、駄目だと思いますね。 しかも、今の議論は現にいる労働者の例ですが、新規採用についてどうなのか。この法改正きっかけにして、今後これから雇用する者のうち転勤できない労働者は正社員としないでパートにすると、そういうルールを作った場合は、転勤できる労働者以外はパート...全文を見る | ||
○小池晃君 結局何も言えないということじゃないですか。企業がそういう採用ルールにしても何も言えないと。何のための労働行政か。私は、この法案がかえって正社員も含めて労働条件悪化させる危険すらあるということを今の答弁を聞くと本当に思いますよ。 しかも、この対象は一体どういう人たち...全文を見る | ||
○小池晃君 いずれにしても、今のお話聞くと、これは結局、大企業の場合はこういう同視すべき労働者というのはそもそもいない、あるいは三要件という点では中小企業の方がむしろ適用されやすいということでいうと、余り大企業には影響を与えないような基準にむしろしたのかなというような疑問すら私、...全文を見る | ||
○小池晃君 結局、だから今の話でいけば、やっぱり大企業だって一杯問題事例あるわけですよ。それを三要件、同視すべき労働者なんという仕組みを持ち込んだがために非常にいびつな格好になって、本来救われるべき労働者が救われないということに私はなっているんじゃないだろうかというのを今のお話聞...全文を見る | ||
○小池晃君 相談件数全体十七万件で、そのうちパート三万件、派遣・契約社員が二万件ということをお聞きしているんですが、そういう数字はありますよね。 | ||
○小池晃君 パート、非正規で全体の四割超しているわけですね、高い比率なんです。しかも、雇い止めの相談というのは、これは相談すること自体大変難しいケースが多いと思うんですが、しかし六千件近くもある。しかも、これもほんの氷山の一角で、ほとんどは権利すら知らされずに泣き寝入りしていると...全文を見る | ||
○小池晃君 さらに問題なのは、昨年九月以来、すき家はサービス残業の是正と未払分の支払を求める労働組合首都圏青年ユニオンとの団交を拒否し続けて、既に八か月を過ぎています。それまでは団交してきたんです。ところが、サービス残業問題が出てきたら突然団交拒否なんです。 政策統括官、来て...全文を見る | ||
○小池晃君 このサービス残業の監督指導における結果では、どういう産業に多いのか。例えば、今取り上げた外食産業などはどうなのか。また、パート労働者、短時間労働者のサービス残業というのはどの程度あるというふうに把握されているのか、お答えいただきたいと思います。 | ||
○小池晃君 今パート労働者のサービス残業の実態はお答えなかったんで、そういう統計はないのかなと思うんですが、UIゼンセンの調査では、独身パート労働者の三人に一人がサービス残業を強いられているという回答もあります。 やはり労働基準法違反のサービス残業については、企業名の公表や、...全文を見る | ||
○小池晃君 具体例の紹介をいたしましたけれども、法案の中身の問題でもう一回戻りますと、やっぱり均等待遇ということを言うのであれば、これ、有期雇用の労働者を対象としなければ、やはり多くの非正規雇用というのは救われないだろうというふうに思うんです。いわゆるフルタイムパートの問題につい...全文を見る | ||
○小池晃君 今後今後と言うのではなくて、やっぱり今回の法案でそれ入れるべきだというふうに思いますし、私どもはそこが本法案で修正すべき点だということを申し上げたいと思います。 それから最後、ネットカフェ難民、日雇派遣の問題について。 三月十五日の当委員会で、私、質問いたしま...全文を見る | ||
○小池晃君 既にこの問題では独自の調査もやられておりまして、昨日厚労省にはお渡ししましたけれども、今度の日曜日に東京の明治公園で全国青年大集会というのが開かれる予定で、その実行委員会である首都圏青年ユニオンや日本民主青年同盟などがネットカフェ暮らしの実態調査というのをやっています...全文を見る | ||
○小池晃君 ハローワーク行けと言うけど、行けるんだったらもう既に行っていると思うんですよね。それは行けない実態があるからこういう人たちが生まれているわけで、今までの施策の延長線上では救えないと思うんですよ。だから、私が言ったような緊急の取組でも、まず手掛かりでも、何か厚労省として...全文を見る | ||
05月22日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 最初に、昨日、規制改革会議が提案した労働法制の提案文書について、先ほどのちょっと議論もありましたので、お聞きをしたいと思うんです。 先ほど室長は、この提案というのは一般論であって、特定の法案について言及したものではないというような趣旨...全文を見る |
○小池晃君 しかし、今正にこれは、この法案は国会で審議されているわけですよ。しかも、その中で、野党としてはこれは問題点を指摘をしていますし、政府の方からは、厚生労働省の方からはできるだけこの均等の対象を拡大すべくやっていくんだという答弁されているわけですね。それは、我々としては是...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣、正に今審議されているパート法案について厚生労働省の国会答弁とも百八十度異なるような見解が出されているわけですよ。しかも、それだけではない。同一労働同一賃金にも反対。最低賃金を引き上げることにも反対。しかも、中身を見ますと、例えばこんなことも書いてあるんです。行政...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、報道ではこれが規制改革会議の提言であるかのような報道がされているわけですから、これは一般的にはそう受け止められている。 しかも、中身見ますと、例えば最高裁判例についても、最高裁の判例が社会経済的に合理的な結果をもたらしているかどうかを政策判断の観点から厳格...全文を見る | ||
○小池晃君 百円ショップっていうのは、在庫管理は極めてラフなんですね。要するに、レジなんかも百円のものを何点買ったというような形でしかやっていませんから、いわゆるPOSシステムみたいなのはほとんど導入されていない。そういう中で一%のロス率というのは、かなりこれはもう当然ぐらいのこ...全文を見る | ||
○小池晃君 こういうダイソーのように同視する正社員がいないパート労働者というのは救われないわけで、一方で非常に無法な解雇、雇い止めなんていうのが行われているというのがこれが現実なんですよ。トラブルがあれば労働行政へというけれども、結局、現状では裁判で何年も掛かってということになる...全文を見る | ||
○小池晃君 同一労働同一賃金じゃなくて、同一方法あるいは同じ賃金表ということで、何の目安も設けないで比例で適用するということになると、結局、事業主の判断によって正社員とパートの格差というのは付けることが可能になってくるわけです。 丸子警報器の判例では、パートと正社員の労働内容...全文を見る | ||
○小池晃君 いろいろとおっしゃったけれども、結局、合意がないんでできなかったというだけの話ですよね。最低賃金の問題で言っているんじゃないんですよ。正社員との賃金格差の問題でやっぱり一定の歯止めが必要じゃないかと言っているんですよ。 私、やっぱり八条の対象が極めて限定されるだけ...全文を見る | ||
○小池晃君 今のような基準では非常に恣意的な判断になってくる危険性、極めて高いし、私はこういうものは持ち込むべきでないということを改めて申し上げたいというふうに思います。 それから、本案というのはパート労働者の処遇改善のためだというけれども、実態としてどうかというと、パート労...全文を見る | ||
○小池晃君 この調査、三年前にも行われていますが、最賃を要素とするという数字が一四%から、今お話あったように、二一%に上がってきています。六四%という同じ地域の同業同一職種の賃金相場というのも、結局その地域の最賃という場合が多いと思うんです。 私、いろいろと実態お聞きしました...全文を見る | ||
○小池晃君 中小企業の問題について言えば、中小企業支援としっかりセットでやっていけばいいわけでありまして、やはり世界の流れ見てもやっぱり全国一律ということになっていると思いますので、そういう方向でやるべきだということは申し上げておきたいと思います。 それから、ダブルワークの問...全文を見る | ||
○小池晃君 ダブルワークの労働者の実態、今日、資料をお配りしております。これは大阪労連が低賃金で働く労働者に家計簿とか食事内容などを報告してもらう生活証言運動・家計調査をやっているので、その一例です。 これは公立学校の臨時事務職員の四十三歳の女性なんです。これは専門学校生と小...全文を見る | ||
○小池晃君 この方の場合、これ公務パートですからね、今回の法案の対象にすらならないわけですね。 私、本当に根本的に見直す必要がある。やっぱり同一価値労働同一賃金という原則と、最低賃金、先ほど否定されたけれども、やはり本当に安心して暮らせる水準まで引き上げていくということがどう...全文を見る | ||
○小池晃君 三つの施設も配慮義務にとどまっているわけですが、その指針にほかは残すんだとおっしゃるけれども、指針ではほとんど実効性がなかったということが参考人質疑でも言われているわけです。 私は、この間議論されていますが、今回、法律上の努力義務とすることと、これまでの指針の努力...全文を見る | ||
○小池晃君 非常にこれは現場が混乱する危険があると思うんです。 それから、慶弔手当や貸付制度などの福利厚生も均等処遇にすべきだという要求は切実だと思うんですね。うれしいこと、悲しいことがパートや正社員で違うはずがないんですよ。これは本来同一であるべきなんです。 実際に、慶...全文を見る | ||
○小池晃君 差別をなくすために法に書くんですよ。それをやらないというのは、私は本当に大きな後退だと思うんです。 それから、短時間正社員制度の問題なんですが、フルとパートの行き来ができる仕組みという点で非常に有効だと言われています。私たちは、均等待遇を前提として、子の養育とか家...全文を見る | ||
○小池晃君 均等室の体制問題についてもお聞きしたいと思うんですが、これは全国で二百三十六人だということなんですけれども、いろいろと事情をお聞きすると、各局で短時間労働者担当の人は一人、大きな県で二人程度というふうに聞いています。 実態を聞きますと、神奈川県では、これは全国でも...全文を見る | ||
○小池晃君 さらに、体制問題で、今回見直しされる短時間労働援助センターについてもお聞きします。 これ委託を受けてきたのは二十一世紀職業財団なんですが、ここにもパート労働者がいると聞いています。業務委嘱者という呼び方だそうですけれども、全員社会保険に未加入だというんですね。なぜ...全文を見る | ||
○小池晃君 パート労働者支援するセンターのパート労働者が、社会保険適用しないようにぎりぎりの労働条件で雇っているって、私これ本当にどうなのかと、支援する財団がこんなんでいいのかというふうにこれ率直に言わざるを得ません。 業務の縮小に当たってパート労働者の雇い止めというのはこれ...全文を見る | ||
○小池晃君 今後もそういう問題、起こらないんでしょうね。私、パート労働者の相談に応じるところがこういうふうに、まるで見本にならないような、社会保険適用しない、あるいは身分も不安定ということに置いておくというのは非常に重大な問題だということは指摘をしたいと思うんですが。 まあそ...全文を見る | ||
○小池晃君 ここのところはしっかり引き継ぐ必要があると思うんですが、私、非常に問題だと思うのは、この短時間援助センターの調査研究事業の停止というのは、これは法案の事項のはずなんです。ということは、その施行は七月なんです。ところが、既にこのセンターへの委託は現場では今年四月に打切り...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私、これちょっと経過おかしいと思うんですね。 大臣、もしもこのまま法律成立すれば相談業務というのは増えるわけだけれども、その相談業務は委託やめてしまう。しかも、いろんなことを理由にして、法案が成立する前に早々と実態としては業務委託が打ち切られている。こんなこ...全文を見る | ||
○小池晃君 現在の均等室の体制で新たな要求にこたえるのは極めて困難なわけですから、やはりしっかり相談業務続ける保障、責任があるというふうに思いますし、私は、法案の成立待たずに、法事項であるこの事業の打切りということが先行的に現場で起こっているということは、これは何というか、法治主...全文を見る | ||
05月24日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号 議事録を見る | ○小池晃君 私は、短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部を改正する法律案に対し、日本共産党及び社会民主党・護憲連合を代表して、修正の動議を提出します。 その内容は、お手元に配付されております案文のとおりであります。 これよりその趣旨を説明します。 パート労働...全文を見る |
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部を改正する法律案に対して反対、日本共産党、社会民主党・護憲連合提案の修正案に賛成の立場で討論を行います。 本法案は十四年ぶりとなる改正案であり、多くのパート労働者が期待してきたに...全文を見る | ||
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 本法案、衆議院の青少年問題特別委員会の関係の議員の皆さんが正に超党派で作業を進められた。勉強会も、何か聞くところでは月二回、十三回開かれたというふうに聞いております。そういう御努力重ねて超党派で法改正にこぎ着けたということについて、最初に...全文を見る | ||
○小池晃君 そこで、要するに児童虐待防止法ですから、児童虐待がなくなると、少しでも減らしていくということが目的だと思うんですが、今回の改正によりまして、この間増加しているようなケースに適切に対応していけるというふうにお考えでしょうか。そこについて説明をお願いします。 | ||
○小池晃君 さらに、本改正で、第四条の国及び地方公共団体の責務に、虐待を受けた児童等に対する医療の提供体制の整備を加える、こうしております。これは非常に大事ではないかなと思っているんですけれども、具体的に提出者、発議者としてどのようなことを期待、想定されているのか、お答えください...全文を見る | ||
○小池晃君 今お話あったように、虐待を受けた子供たちに対する医療ケア、精神的ケアというのも非常に大事だと思うんです。 その点で、少年院の在院者に対する法務省の法務総合研究所のアンケート調査で、やはり虐待を受けた経験のあるという方が非常に高率を占めていまして、きちっとケアされて...全文を見る | ||
○小池晃君 さらに、この法案について懸念の声も寄せられておりまして、委員の部屋にもファクスなども来ているんではないかと思うんですね。先ほども御指摘ありました。私の部屋にもメールやファクスが来ております。 ちょっと紹介すると、この方、現在、小一の不登校の息子がいます。息子はアス...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 児童虐待の相談件数については非常に増加しているわけですけれども、氷山の一角であると同時に、ほとんど児童相談所がかかわっていないケースがあるというふうに言われておりまして、やはり体制づくりというのは非常に重要だと。先ほど、予算については超党...全文を見る | ||
○小池晃君 本改正で、虐待が疑われるときに児童相談所の職員等が安全確認、臨検又は捜索、こういう規定が設けられて、一方で、虐待を行った保護者に対しては、都道府県知事の勧告に従わなかった場合ですけれども、一時保護、施設入所等必要な措置を講ずると、面会や通信の制限を行うというふうにして...全文を見る | ||
○小池晃君 さらに、改正案で新たに先ほども指摘しました臨検の制度を創設されて、この言葉の響きについては私もちょっと先ほどと同様の感想を持ちますが、しかし、この実施に当たっては、裁判所や警察との連携というのは非常に重要だと思います。児童福祉司とか児童相談所の職員のみならず、きちっと...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 最後の質問ですが、日本子ども虐待防止学会なども、やっぱりこの問題については社会全体の仕組み、家庭の在り方、それ自体にまで踏み込んだ検討が必要だと提言をされております。その点で言いますと、〇六年の国民生活白書では、ゼロ歳児を持つ共働きの夫婦...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 終わります。 | ||
05月24日 | 第166回国会 参議院 法務委員会、厚生労働委員会連合審査会 第1号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今回の少年法の改正案では触法事件について警察の調査権限を付与し、押収、捜査、検証なども可能としております。これまで触法事件への対応の中心となってきた児童相談所については、警察官の調査を基に処分を決める、特に殺人などの重大事案は家裁へ全件送...全文を見る |
○小池晃君 今までの対応に問題があったという認識でないとすれば、立法の根拠自体に重大な疑問を持つわけであります。 現行法は、触法事件というのは、これは児童相談所が中心となって対応するということを予定しております。重大事件であっても児童福祉的な対応が必要だと児童相談所が判断すれ...全文を見る | ||
○小池晃君 そうおっしゃいますけれども、児童相談所の調査の範囲も判断の範囲もこれ大幅に減らされているわけです。警察の調査というのは、これは今強調されましたけれども、しかしこれは事実の確定に限られているわけで、児童の健全育成という観点から必要な事実を把握するということにはならないわ...全文を見る | ||
○小池晃君 非行相談、虐待相談が十年間で約二倍になっている中で職員は一・三倍だから、厚労省としても非常に体制はこれで十分だとは言えないと、だからこそ体制の強化に図っているという、そういう御答弁だったと思うんですね。 しかも、中身もいろんな問題点指摘されておりまして、特に都市部...全文を見る | ||
○小池晃君 さらに、この触法少年の処遇というのは非常に、児童自立支援施設での育て直しということでいうと高い専門性が要求されると思います。特に施設長がそのことが問われると思うんですが、これは、お聞きしますと、施設長のうち、児童福祉施設の最低基準八十一条の一号と二号の人数で見ますと、...全文を見る | ||
○小池晃君 いろいろな努力はされてはいるんですが、お金も人も非常に今地方大変なときに、地方に丸投げするような今のようなやり方では、やっぱり福祉的対応が必要といってもなかなか絵にかいたもちということになってしまうんではないか。 柳澤大臣にお伺いしたいんですが、やはり人材面あるい...全文を見る | ||
○小池晃君 これまで指摘したように様々な課題あると思うんですが、そういう中でも改善の方向で進んでいると思うんです。困難な中でも、十四歳以下の事件について児童相談所などが努力して対応してきたという実績はあるわけです。 国立武蔵野学院前院長の徳地昭男氏が参考人質疑でも述べておられ...全文を見る | ||
○小池晃君 だとすれば、やはり集団的規律を重視する少年院というのは、幾ら努力してもやはり家族のような環境を用意する、精神科医との協力の下で育て直しを行う児童自立支援施設と同等の機能を果たす、これは本当に難しいことだというふうに思うんです。やはり触法少年を立ち直らせて再び罪を犯させ...全文を見る | ||
○小池晃君 個々の対応が必要だからこそ、全件法的に原則送致するというやり方が重大な問題なんだと申し上げているんです。 改めて、非常に重大な問題だということを指摘して、質問を終わります。 | ||
05月29日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 四月十日の質疑で、労働者派遣法違反で行政処分を受けたフルキャストグループに関して質問いたしました。 このほかにも、雇用関連業務の委託先企業が法令違反をやっていないか総点検をして、違反が摘発された企業やグループ企業への委託や指定は見直す...全文を見る |
○小池晃君 排除する方向でというのはもう少しはっきり言ってほしいんだけれども、大臣は片方で仕事をお願いしながら片方で行政処分するというのはおかしいじゃないかとはっきりおっしゃったわけだから、大臣、やっぱりこれはきちっとけじめ付けていくということですよね。そこをちょっとはっきり言っ...全文を見る | ||
○小池晃君 こういうのは、やっぱり毅然とした態度で臨んでいただきたいというふうに思います。 それから、法案では雇用対策基本計画の廃止が先ほども問題になっています。なぜ、これまで閣議決定してきた政府としての雇用対策基本計画をなくすのかという問題なんですが、これは、これまで経済計...全文を見る | ||
○小池晃君 中期ビジョンというのが出ているわけですが、これは実態としてどうなのか。政府全体の方針ではないわけですよね。これは厚生労働省の行政運営上の方針ということなのかどうか。こうした計画の中には主人公たる労働者の意見は一体どのように反映されるのか、その仕組みについてはどうですか...全文を見る | ||
○小池晃君 その閣議決定の基本計画から厚労省の政策目標ということですから、明らかに、格下げという言葉が適切かどうかは分かりませんが、そういう位置付けになってくる。一方で、先ほどから議論になっているように、規制改革会議あるいは経済財政諮問会議の方からは、労働者の代表は排除されており...全文を見る | ||
○小池晃君 大体、中期計画みたいなものはほとんどなくなっているからこれもなくすんだというのは、余りにも乱暴な話でね。先ほどのやっぱり話もありますけど、経済計画については、なくなったというのはやっぱり私も聞いていて根拠ないなと思います。やっぱり国として責任ある雇用対策の計画を出さな...全文を見る | ||
○小池晃君 全然答えていないじゃないですか。これから先、百万人以上のフリーターそのままでいいのかと聞いているんですよ。これ、この計画ではこれに答えていないんですね。しかも、この数字の問題点として、派遣労働者が入っていないわけです、このフリーターの数には。 実は、内閣府の調査と...全文を見る | ||
○小池晃君 派遣労働者を全部フリーターに入れろなんてことを私は言っていないんですよ。さっきから言っているように、登録型派遣は入れたらどうかと。 元々実態としてはパート、アルバイトと同じ働き方をしながら、間接雇用ですから派遣会社に一部賃金も差し引かれるわけで、直接雇用のパート、...全文を見る | ||
○小池晃君 余計なこと言わないでいいから。きちっとやっぱり政策課題であるというふうに認めていただいたというふうに私、受け止めます。 さらに、先日の質疑では、日雇派遣労働者の人数は不明だという答えがあったんですが、延べ就労数というのは、これは業者の側、日雇派遣を専門とする派遣事...全文を見る | ||
○小池晃君 これ、実態把握急いでやるべきだというふうに思います。 やっぱり登録型派遣、日雇派遣、雇用対策の対象となるといいながら、やっぱり一番大変な事態に置かれている人たちがこういうところなんですね。だから、やっぱり大臣、政策課題だというふうに私は先ほどおっしゃったと思うんで...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、ちょっとその話は違うんじゃないですか。だって、寮付きの会社の求人ということと住居を確保するための相談支援というのは、これ違うと思うんですよ。やっぱり、しっかり家を確保するという問題と、寮付きの会社の求人というのは非常に重大な問題があるんですね、実態を見ると、後で...全文を見る | ||
○小池晃君 私、そういう姿勢ではこの問題を解決することにならないし、むしろそういう労働者を非常に苦境に追い込むことになるんだというふうに思うんです。 実態をちょっとお話ししたいんですが、寮のある会社なら、じゃ何でもいいのかというと、すごい実態があるんですよ。 例えば、紹介...全文を見る | ||
○小池晃君 総数や実態も把握されていないんですね。 今、東京ではやっているレストボックスという会社があるんですよ。これ、一晩千五百円程度で二段ベッドに宿泊できるような場所なんです。そこに泊まると自動的に建設現場などの仕事と一体になっていて働きに行くことができるっていう宣伝して...全文を見る | ||
○小池晃君 事前には、何か共同浴場とか共同トイレとか寮としての自治とか、そういうのが条件だと聞いたんですが、そうじゃないんですか。簡単に。 | ||
○小池晃君 そうすると、こういうのは対象になってこない可能性もあると思うんですね。非常にやっぱり問題だと思うんです。 寮付きの働き口というのは今本当に広がっていて、NHKが漂流するフリーターという番組やりましたが、そこでも紹介されていました。請負会社などが普通のアパートを寮と...全文を見る | ||
○小池晃君 住居と仕事を結び付けた、昔は飯場、ひどい場合は逃げ出すことができないタコ部屋なんというのがあったわけですね。 現代の日本で、正に働きたくてもお金がないということで、住むところがない人にその弱みに付け込むと言うとあれですが、困っている人を対象にした言わば貧困ビジネス...全文を見る | ||
05月31日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第24号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 外国人労働者問題についてお聞きをします。 今回導入されようとしている外国人雇用状況報告制度ですが、これは就労状況にとどまらずに就職、離職のたびに一人一人の氏名、在留資格、在留期間、国籍などを報告し、法務省から求められればこれらの情報を...全文を見る |
○小池晃君 情報提供について、厚生労働省の側から、例えばこれは不法就労している者に限るとか、あるいは在留期間が切れている者に限るとか、条件を加えてその運用をすることはこれは可能なんでしょうか。 | ||
○小池晃君 要するに、特に条件を付けることもできないし、法務省から求められた場合はこれは拒否権はないということになるわけですか。 | ||
○小池晃君 しかし、求められればこれは拒否することはできないという仕組みですね。 | ||
○小池晃君 やっぱり現実問題としては、法律どおりの運用ということになれば人権を守るような運用というのは最初から排除されているというふうに思うんです。 大臣、やっぱり、非常に劣悪な労働条件で働いている方の実態をしっかり把握する、不法就労を解消して労働市場の健全化図るということは...全文を見る | ||
○小池晃君 国家公務員には告発義務もあるわけですし、人身売買などの悪質なケースではきちっと対応できるはずなんですね。新しい報告制度つくらなくても、現行制度でやっているはずだと思うんです。守秘義務があるというけれども、結局、合法的に働いている外国人も含めて、特別永住者は除きますが、...全文を見る | ||
○小池晃君 いろいろやっているとおっしゃるんですが、昨年の質問以来もいろんな事例が、相談が寄せられています。 今年の二月、これは福島県の事例ですが、縫製企業で十六人のベトナム人が働いていた。時給三百円程度で、最賃の半分以下です。しかも、そこから毎月二万円から三万円の労働基準法...全文を見る | ||
○小池晃君 今紹介した愛知の事例でも、帰国させるぞというふうに脅して違法な労働条件で働かせていたということが報道されています。 これはいろんな事件にも発展していて、昨年殺人事件になった千葉県農業協会の事例では、高額な研修費を返すためにもっと残業したいと研修生が主張したためにト...全文を見る | ||
○小池晃君 引き続き、地域雇用開発促進法について聞きます。 これは、地域に居住する労働者に関し、就職の促進その他の地域雇用開発のための措置を講じ、もってこれらの者の職業の安定に資することを目的とするとしているんですが、簡潔に、同法に関する施策の〇五年の予算と雇用実績、お示しく...全文を見る | ||
○小池晃君 一万二千人、そのほかに特別基金からの事業がありますが、これ含めても全国で二万三千人、地域雇用対策としては非常に規模が小さいと言わざるを得ないですね。 自治体を本当に地域経済活性化させて、安定した雇用を増やして地域に定着する人を増やすというのは、これは更にそれが地域...全文を見る | ||
○小池晃君 望ましいとおっしゃるのであれば、こういうことはどうなのかなと。例えば、京都府が条例で企業誘致の基準に正社員雇用を位置付けるような条例を作りました。これ地元雇用促進補助金というものであります。それまでは正規、非正規どちらでも一人三十万円という助成だったのを、正規雇用の場...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣、ちょっと大臣、せっかく大臣って聞いたんだから、やっぱりこういう具体的にこういうふうなやり方って示したんで、こういうのいいと思いませんか。率直に感想をお聞かせ願いたい。 | ||
○小池晃君 それから、若者の雇用の問題、前回も取り上げたんですけれども、実はこんな調査があるんです。 名古屋市立高等学校教員組合というところが高校を卒業してから六年ないし八年後の卒業生の生活状況等を調査した「どうしてる はたらく卒業生」という報告があるんです。これ、十年前にも...全文を見る | ||
○小池晃君 是非、こういう離職の理由などを把握するための調査をしていただきたいということを求めたいと思います。 最後に、ちょっと通告していないんですが、今朝、新聞報道で年金の例の問題、いわゆる宙に浮いた記録問題で、五千万件について一年以内に調査をするんだという報道がされていま...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、ちょっと今ので言うと、やはりそういう一年以内にじゃ五千万件全部について処理をするということで、そういう方向で検討して進めていくということでよろしいんですね。 | ||
○小池晃君 この問題、本当に国民の深刻な不安の的になっていますので、政府の責任で解決していくことを求めていきたいというふうに思います。 質問は以上で終わります。 | ||
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の雇用対策法及び地域雇用開発促進法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。 雇用対策法は、その目的で、国が安定した雇用の維持を図ることで完全雇用の達成を目指すとし、国の雇用対策を具体化する雇用対策基本計画を策定して...全文を見る | ||
06月05日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第25号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 消えた年金の問題に国民の世論が沸騰をしています。昨日発表されたJNNの世論調査では、不安を感じている人が七九%、衆議院で強行採決された社会保険庁解体法案、年金時効撤廃法案について、この法案で国民の不安が解消されないと思っている人が八八%で...全文を見る |
○小池晃君 こういうもう本当にはっきり政府の責任である問題を、解体、分割、民営化という形で三年後に消えてなくなる、国の責任が消えてなくなるようなことをやはり絶対認めてはいけないというふうに改めて思うわけです。 この消えた年金問題、基礎年金番号に統合できない記録が五千九十五万件...全文を見る | ||
○小池晃君 今まで全く分からなかったかのように、初めてこういう数字に接したかのようにおっしゃるんですが、私、そんなはずないと思うんです。 ここに「社会保険庁二十五年史」という本を持ってまいりました。これは一九八八年に刊行されたものなんです。この中に「業務処理方法の改善」という...全文を見る | ||
○小池晃君 見通しが甘いで済む話じゃないと思うんですよ。国民が保険料を納入したのにそれに見合う給付が消えてなくなる、これ詐欺ですよ、こういうことは。しかも、こういう事態になり得る、こういう複数の問題があって大変だということ自体、国民には全く知らされてなかった。昭和六十二年の時点で...全文を見る | ||
○小池晃君 あのね、正面から答えていただきたいんですが、これは社会保険庁の責任というふうにおっしゃるけれども、この省令、導入時の手続についての省令は厚生労働省令、厚生省令です、当時。正に厚生省が決めたんじゃないですか。しかも、その制度設計を厚生省全体でこう取り組んだわけでしょう。...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、これは正にこの基礎年金番号導入をめぐる経過を含めて歴代厚生労働大臣の責任だというふうに申し上げたい。極めて重大だと思います。国の責任で直ちに解決のための真剣な対策を行うというのはこれは当たり前のことだと。 そこで、問題はその対策が十分なものなのかということで...全文を見る | ||
○小池晃君 現時点ではその人たちは権利を奪われているわけですよ。 それから、今言ったけれども、名寄せして統合できれば元の持ち主に返ると言うけれども、これ名寄せできない部分があれば、それは消えることになるじゃありませんか。 大臣、自民党のビラ、これ、御心配要りません、あなた...全文を見る | ||
○小池晃君 そんなこと言ってないんですよ。これ消えていないんだというような宣伝すること自体が国民の不信をあおっているということ、まあ正面からもう答えられないんだと思う。こういう宣伝はすべきではない。 それから、実際に、じゃ、それはもうなくす方向でいくと、それはいいですよ。それ...全文を見る | ||
○小池晃君 そうすると、今の話だと、プログラムできるところまでまた時間掛かるわけですから、そこから一年間。一年より短くなるわけですよ、実際の作業は。ますます私、困難だと思う。 しかも、そもそも、じゃその五千万件の内容というのがどうなのか。先ほども議論ありました。年齢しか示され...全文を見る | ||
○小池晃君 私、これほど無責任な話はないと思うんですよ。だって、国民が支払った保険料なんですよ。それがどれだけ宙に浮くのか、どれだけ国民の年金が奪われる可能性があるのか、失う可能性があるのか、そんなことが示されないで何で議論ができるんですか。これはだって架空のものじゃないんです。...全文を見る | ||
○小池晃君 あなたね、そういうこと言うもんじゃないよ。だって、あなた方がデータ示さないからこういう数字にしかならないんじゃないですか。最低加入年数に達していないのがどれだけいるのか、受給権がないのがこの中でどれだけいるのか、そういう最低限のことすら示さないで、粗っぽいって何ですか...全文を見る | ||
○小池晃君 ヒットしないどころじゃないですよ。三振王ですよ、こんなことやったら。国民は、五千万件、ああ、やってくれるんだ、一年でと、自分の記録見付けてくれるんだというふうにみんな思っていると思う。しかし、見付けてくれるのは、名前と生年月日と性別が一致しているものだけ見付けてくれる...全文を見る | ||
○小池晃君 国民をばかにした話だと思いますよ、今のは。同じことやるんだと、結局、加入者に対しては、九七年から十年かけてやったことと。だから、一年でできるのかできぬのかって議論最初しましたけど、結局、一年でできるような、前やった同じことしかやらないということなんですよ、これ。しかも...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、今のままでは本当に実りのない作業になる可能性が高いと思いますよ。 しかも、このやり方、同一人物である可能性のある記録が見付かった場合、同一人物の記録が存在する旨を通知するというんですね。その記録は見せないというわけですよ。さっき青柳さんは、記憶を呼び起こして...全文を見る | ||
○小池晃君 私、これ余りに不親切。国民、被害者なんですよ。例えば、あなたに同一人物の記録と思われるものがありますって手紙来ますよ。思い出せない、びっくりする。それで出掛けていって、そして、いや、言えません、思い出してくださいって言うんですか。こんな不親切なやり方ない。 当然、...全文を見る | ||
○小池晃君 よすがになるじゃなくて、その記録というのはその人のものなんですから、所有は。ちゃんとそれは基本的に見せるということを原則にやるべきなんですよ。だから、そこは全部見せないと、そこは工夫だとさっきから言っているけれども、そういう考え方でやらなきゃ、何かヒントを出すみたいな...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私の言ったのは、その三千万件の中には死亡者というのは入っているんですかと聞いているんです。 | ||
○小池晃君 そうすると、遺族年金を通じて、そこについては統合をされていくということであると。これについてはちょっとよく検討したいというふうに思います。それですべての人が救われるのかどうか検討したいと思うんです。 それから、文字どおり消えている年金の問題であります。証拠がないと...全文を見る | ||
○小池晃君 対処させていただく用意というのは、具体的にはどういうことですか。 | ||
○小池晃君 結局、申し出てくるのを待つという姿勢でしょう。今までのチェックが、じゃ正しくやられていたんだったら、それは保証があるんだったらそれは今の議論も成り立つかもしれませんよ。しかし、根本的に今までやってきたことを見直そうという議論をしているんでしょう、今。そこではねられた人...全文を見る | ||
○小池晃君 私は今のような話を聞くと、やっぱりこういう姿勢を変えて解決する方向で臨むのかというのは、甚だ疑問に感じざるを得ない。 それから、その立証責任の問題で、文書による証拠、記録がなくても、これは国が責任を持って調査して、何らかの手掛かりがあれば支給する。例えば、先ほどあ...全文を見る | ||
○小池晃君 冒頭言ったように、国の責任で起こった事態で被害者には何の責任もないのに、被害者の側にだけあれこれあれこれ注文を付けて細かい証明をさせるというのは、私、根本的に間違っていると思うんですよ。やっぱり少しでも手掛かりがあればこれは基本的に解決する、そういう姿勢で臨まなければ...全文を見る | ||
○小池晃君 それから、数字の問題、引き続き。 社保庁のコンピューター台帳といわゆる特殊台帳と言われる国民年金紙台帳との突き合わせの問題で、先ほども足立議員からありましたが、三千件のサンプル調査の結果、これ示すべきだと思うんですが、先ほどいろいろぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ言って、...全文を見る | ||
○小池晃君 違うこと言わないで。 三千件のサンプル調査について、結果、さっきいろいろとあれこれ言って、出せないと言ったから、それ出すべきじゃないかと言っているんですよ。出しなさいよ、そのくらい。 | ||
○小池晃君 審議妨害ですよ。情報隠しですよ。こんなやり方で本当に審議続けられませんよ、この法案は。 それから、過去六年間に再裁定で二十二万件の受給額が変わったということも言われている。この再裁定で増額された人は何人なのか。減額された人は何人なのか。その結果、受給額はどれだけ変...全文を見る | ||
○小池晃君 この数字も出していただかなければ審議は進みません。 それから、これも衆議院で要求出ているもので、今回初めてではないですが、五十八歳通知の際に三十六万人の方が記録訂正要求をやっています。却下されたのは何人で変更されたのは何人か、これも示していただきたい。 | ||
○小池晃君 こういう最低限の数字、しっかり出していただかなければやっぱり私は議論できないというふうに思います。 それから、時効の問題について最後お伺いしたいんですが、わざわざ今回、特例法ということになったわけですが、厚生労働省として運用で時効適用をしなかったという事例は過去ど...全文を見る | ||
○小池晃君 ということは、要するにその裁定の申請は正しかったけれども、その裁定を間違えた、いろんなミスがあった、そういうケースで時効の適用をせずに支給した、そういうケース以外は時効の適用をしなかったケースはないということですか。 | ||
○小池晃君 瑕疵あるというのは具体的にはどういうことですか。 | ||
○小池晃君 裁定時に、要するに社会保険庁が算定に組み込まなかった、社会保険庁のミスで支給されるべきものが支給されなかった、こういうケースに限って時効を適用しなかった、そういう説明ですね。 | ||
○小池晃君 しかし、実際調べてみますと、今回、時効特例法が救済の対象とした、裁定時には情報が見付からなくて後からその納付記録が見付かって加入記録が訂正された、こういうのは今回の法律じゃないと救済できないと言うんだけれども、今までも行政の裁量の範囲内で時効を適用せず遡及して支払って...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私が言ったのは、これは実際にそういうケースがあるということを、今まで何も言ってこなかったけれども、こういうケースがあるという事実を私は指摘をしているんです。 やっぱり、この紹介した二例以外にも、社会保険審査会の裁決集を見ると、行政側に責めがある場合はこれ時効...全文を見る | ||
○小池晃君 組織の要求があるからという発言は撤回していただきたい。侮辱ですよ、それは。 私は、年金というのは正に、今回の事態で明らかになったのは、国民の大切な財産を三十年、四十年預かる大事な大事な仕事なんだということが今回の事態で明らかになったんですよ。だとすれば、それは国の...全文を見る | ||
○小池晃君 取り消すんですね、じゃ、取り消すんですね。 | ||
○小池晃君 終わります。 | ||
06月07日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第26号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 資料要求について、前回、委員会で私、求めました五千万件の記録に係る厚生年金、国民年金別の平均加入月数、保険料総額、そして給付費総額幾らか。二つ、マイクロフィルム台帳とオンライン記録の突合に係る三千件のサンプル調査の結果。三つ目、過去六年間...全文を見る |
○小池晃君 五千万件の宙に浮いた年金記録に加えて、昨日の衆議院厚生労働委員会で、旧台帳の千四百三十万件がマイクロフィルムのままになっていてオンラインに入力されていないということが明らかになりました。この千四百三十万件の中には基礎年金番号に統合されていない、いわゆる宙に浮いた年金記...全文を見る | ||
○小池晃君 最後の一行だけでいいんですよ、答弁はね。 この千四百三十万件の中にはいわゆる宙に浮いた年金記録に相当するものが入っている。これも含めて一年以内で統合することができるんですか。 | ||
○小池晃君 いろいろ言うんだけれども、その中には五千万件の宙に浮いた記録と同じような性格を持つ記録が入っている。これは先ほどもお認めになった。これは一年以内に名寄せすべき記録であることに違いないと思うんですよ。ここは間違いないですね。 | ||
○小池晃君 ちょっと聞き方変えますが、機械に入っているかマイクロフィルムに入っているかの違いはあるけれども、本来はやはり名寄せ、統合すべき性格の記録がそこにあるという認識でよろしいですね。 | ||
○小池晃君 私、やり方がおかしいと思うんですよ。 その新聞報道では、名寄せのためのコンピューターソフトの完成というのは来年三月だというふうに言われている。まだ九か月もあるわけですね。先ほどの答弁では、何か月掛かるか分からないと、それは答えられないとおっしゃったけれども、しかし...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私の言ったことに答えてくださいよ。 少なくとも、じゃ千四百三十万件は、それが終わってから別のトラックでやるというんじゃなくて、一定の時間があるわけだからその間に処理して、そして来年のまあその三月なり四月なりコンピューターソフトができ上がったところで入れればい...全文を見る | ||
○小池晃君 だったらばせめて、国民は、五千万件と言われていたところが実は六千万件だったのかと今みんな驚いているわけですよね。だとすれば、こういう国民のやっぱり不安にこたえるのが政治の責任だと。だから、別のトラックでと言うけど、急いでやって、そしてコンピューターソフトでき上がるまで...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、それが終わるまで待てなんて言っていないんですよ。だから、それはそれでやっていただいて、だから、市町村にあるまでも含めて全部、元台帳とチェックしてからとなるとそれは一定遅れるというのは、それは理解できますよ。 しかし、少なくとも千四百三十万は業務センターにある...全文を見る | ||
○小池晃君 私、やっぱりこれでは国民の不安、解消しないと思いますよ。やっぱり今のやり方は本当に余りにも不十分だし、千四百三十万件、だったら、来年の春ぐらいまで九か月ぐらいあるんだから、そのくらいできないのに、何でじゃ五千万件、来年の五月までにできるのかという話になるじゃないですか...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、それは何かと。 | ||
○小池晃君 やはり、情報は元々これ被害者のものなんですよ。国のものじゃないんですよ、その人が納めた保険料の納付記録なんだから。何だか出しちゃったら、そうでない人が、あっ、これ自分だという、何か自分の納付記録だとしてしまうんじゃないかなんというのは非常に私はおかしな考えで、基本的に...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、社会保険審査会の裁決というのはちゃんと裁決集に載っているわけで、これは厚生労働省が編集して、裁決集出ていますよね。その中に、例えばその二〇〇五年の裁決も含めて、時効に掛かることを理由として過去の五年を超える遡及支払、そういう例、ひっくり返した例というのはちゃん...全文を見る | ||
○小池晃君 私、これとんでもないと思うんですよ。これ、私の手元に関西地方の男性が書かされた時効に関する申立て書がある。この方は六十歳で厚生年金受給するときに、若いときに払った厚生年金の保険料について、これは申請したんだけれども、社会保険事務所の方から記録がないというふうに却下され...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私が聞いているのは、この被害者には責任ないでしょうと言っているんですよ。イエスかノーかで答えてください。 | ||
○小池晃君 とんでもないよ。記録なくしたのは社会保険事務所じゃないの。それはそのとき見付けられなかった本人が悪いというわけですか。こういうことでやってきたから国民の不信どんどんどんどん高まっているんじゃないですか。私、今の発言本当にとんでもないと思う。 しかも、こういう人に対...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣ね、時効に関する申立て書だ、さも請求者に責任があるかのように、再裁定請求が遅延した、遅れた理由まで書かせる、そして支給の遡及は五年間に限るということを了承させる、こういう書類を出させるというのは、私、全く許し難いことだと思います。 大臣は、責任者としてこういう...全文を見る | ||
○小池晃君 こういうケースで時効を適用しないという社会保険審査会の裁決あったわけで、少なくとも、こういう裁決を契機にして行政を転換していれば事態は深刻にならなかった、被害者出なかった。私は、これは政府自ら時効を利用して国民の権利を奪ってきたんだから、消えた年金じゃなくて消した年金...全文を見る | ||
○小池晃君 そういう条文の構造じゃなくて、その扱い、時効の扱いがそれぞれどうなっているのか説明してほしいと言っている。 | ||
○小池晃君 つまり、この法案の構造というのは、その法施行時の受給権者で再裁定を行った方等については、これは一〇〇%年金受給権を、支払うということになっているわけですね。ところが、この法施行時の被保険者である人の債権というのは、これは時効によって自動消滅する債権から時効を援用しなけ...全文を見る | ||
○小池晃君 このようにこの法案が時効について受給権者と被保険者でなぜ扱いを変えたのか、説明してください。 | ||
○小池晃君 つまり、その受給権者については、確かに与党の言うように、時効によって言わば消した年金は支払われるようになる。しかし、今の現役世代、加入者について言えば、これは支払うかどうか、すなわち時効を援用するかどうかについては行政が判断するということになるわけであります。 そ...全文を見る | ||
○小池晃君 結局、じゃ、その年金受給権者にとってみれば、これは一〇〇%救われるかもしれないけれども、今の現役世代は結局同じことになるんじゃないですか。これは政府の責任があるかどうか帰責性が問われるという中で、個々やっぱりこれは受給権者の責任だと言って切り捨てられると、そういう危険...全文を見る | ||
○小池晃君 分かりました。 それから、前回の質問の二万人問題なんですが、要するに、その本人が記録の誤りを申請したにもかかわらず証拠がないとして却下された人が、昨年八月から今年三月までのほぼ半年だけで二万六百三十五人いると。これは本当に直近ではねられた人なんだから、これは直ちに...全文を見る | ||
○小池晃君 こんなことも言えないんですか。申出を待つって、やっぱりその総務省の第三者委員会になったとしても申出待つって言うんですか。そうじゃなくて、行政の側からアプローチすると、待ってるって、申請主義、そういう立場じゃなく対応すべきじゃないかという考え方を私聞いているんですよ。は...全文を見る | ||
○小池晃君 じゃ、そういうことでやっていただきたいと思います。 最後、コムスンの問題についてお聞きをしたいと思います。 まず、ちょっと大臣に確認したいんですが、今回の処分で、六万人と言われる利用者がいるわけですが、こういった人たちには何の責任もないわけです。私は、こういう...全文を見る | ||
○小池晃君 これをきちっと引き継ぐということは事業体の方には義務付けられていると思うんですが、そこのところをちょっと説明してほしいんですが、省令がちゃんとあると思うんですけど、そこをちょっと言ってくれというふうに言っておいたはずなんですが。 | ||
○小池晃君 利用者に犠牲を強いるようなことは絶対にあってはならないというふうに思うんです。 そこに加えて、先ほどからちょっと若干議論のあることなんですが、このコムスンが、親会社のグッドウィルグループがそのグループ企業の日本シルバーサービスに譲渡すると、これホームページに出てい...全文を見る | ||
○小池晃君 こんな法の網をかいくぐるようなやり方を絶対認めちゃいけないというふうに思います。 終わります。 ───────────── | ||
06月08日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第27号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 参考人の皆さん、本当にありがとうございました。特に、中村御夫妻と梅原参考人がやっぱり実際の体験を語っていただいたことは本当に大事だと思っておりまして、やっぱり皆さんのお話をお伺いして、年金というのは本当に一人一人の人生が懸かった問題である...全文を見る |
○小池晃君 それで行ったらば、払っていないと。 | ||
○小池晃君 その記録を見せられたときというのは、それは奥様の方なんですか。 | ||
○小池晃君 率直に、そのときどんなことを思ったかお聞かせ願えますか。 | ||
○小池晃君 その後、先ほどのお話では神奈川の事務局に十三回行かれた。行くたびに行くたびにもう門前払いみたいなことが繰り返されたと。 先ほどもちょっとお話ありましたけど、足を運ぶたびにどんな思いをされてこられたのか、お聞かせいただけますでしょうか。 | ||
○小池晃君 梅原参考人にもちょっと実際の経験をお伺いしたいんですけれども、梅原参考人は七年前に気が付かれて行かれたわけですよね。そのときのやっぱりお気持ち、一体どういうお気持ちだったか、ちょっとお聞かせ願えますでしょうか。自分の記録がなくなっているというのを見たときに、どんな感じ...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 この間、この皆さんを支えてこられた廣瀬参考人、原田参考人にちょっとお伺いしたいんですが、特例納付のケースですね、いずれもね。やっぱりその特例納付の場合に、こうした事態が起こってきたその背景、原因などについてはどのようにお考えでしょうか。そ...全文を見る | ||
○小池晃君 皆さんのケースというのは、これはいわゆる五千九十五万にも入らない、最近明らかになった千四百三十万にも入らない、それ以外の部分ということになるわけですね。 それで、今回の政府の対策でもそこのところは非常に、ほとんど示されていない。特に、厚生年金の場合はある程度事業所...全文を見る | ||
○小池晃君 本当にもう私もそうだなと思います。 大野参考人にもちょっとお聞きしたいんですが、やっぱりこの問題解決するには、まあ第三者機関とかその問題もありますけれども、考え方をやっぱり転換すると。とにかく、救うという立場で、証拠がなければ駄目だというんじゃなくて、やっぱりある...全文を見る | ||
○小池晃君 第三者機関的な組織が必要、判定するところはね。ただ、それが第二の社保庁みたいになったらこれは何の意味もないんでね。やっぱり、考え方のところで今言ったような転換が必要なのかなというふうに、今日のお話をお聞きして、この問題は本当に大事な問題だということを改めて感じました。...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。終わります。 | ||
06月11日 | 第166回国会 参議院 決算委員会 第11号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 年金というのは、国の歳出、支出の中でも大きな部分を占めます。その年金の問題に今国民の怒りが沸騰しているわけです。こんなに急速に怒りが広がった原因は、私はやはり土壌があると思うんですね。百年安心だと言って、保険料をどんどん引き上げ、給付はど...全文を見る |
○小池晃君 やはりこの問題が一体なぜ起こったのかということもしっかり解明する必要があると思うんです。 その点で、やはり九七年に基礎年金番号を導入した、このことがきっかけになったことはこれは間違いない。それまで一人が幾つも年金番号を持っておられた。それを一つに統合するという作業...全文を見る | ||
○小池晃君 これからの対策で権利、取り戻す方もいらっしゃるかもしれませんが、既に亡くなられた方もいるわけで、私、本当に責任、これ重大だと思うんです。 問題は、この解決であります。基礎年金番号に統合できていない五千万件を超える記録について、総理は先ほど最後のお一方まで解決すると...全文を見る | ||
○小池晃君 その今ちょっと早まって答弁されたことなんですが、文字どおり消えた部分どうするかという話で、今お話、消えた部分の話をしているんです、完全に消えたのもあるんですよ。記録なくなった場合、それどうするのか。これは、今までは証拠持ってこいってやっていたわけですね。これ本当にとん...全文を見る | ||
○小池晃君 最後に、こういう時期に社保庁を解体するというのは余りにやはり無責任だということを申し上げたい。やっぱり、三年後になくなってしまう、これだけ重大問題になっているときに、その責任一体だれが負うんですか。社会保険庁、年金部門だけでも四分割する、国の責任も分割・民営化か、国の...全文を見る | ||
06月12日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第28号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 年金記録のことについてお聞きをしますが、千四百三十万件の記録について、これはオンラインに収録されていないということであるわけですが、昭和二十九年四月一日以前に取得をして、同日前に喪失をして、昭和三十四年三月三十一日まで再取得をしていない、...全文を見る |
○小池晃君 変更がないということなんです。 ところが、ここに私、持ってまいりましたのは、社会保険庁の年金保険部の業務第一課と第二課が発行した三十年史という本なんですね。この中に何と書いてあるかというと、昭和二十九年四月一日以前に取得をして、同日前に喪失し、昭和三十四年三月三十...全文を見る | ||
○小池晃君 それ、ちょっと今の説明よく分からないんですけれども、だって千四百三十万がマイクロフィルムだと言っているわけでしょう。そのほかに磁気テープ化されたものも旧台帳の中にあったということなんですか。 | ||
○小池晃君 だって、おかしいじゃないですか。マイクロフィルム化したものは、処理した後もマイクロフィルムのままで残っていたとさっき答弁したでしょう。それは変わらないんだと言ったわけじゃないですか。変化するというのはちょっとおかしいですよ。これ私、徹底的に調べていただきたい。 何...全文を見る | ||
○小池晃君 もうまるで迷宮の世界ですよ、これ、本当。質問するたびに新しい数字出てくる。 今、そこ、ファイル持っているでしょう。そのファイルを国会に出してくださいよ。それで説明しているんだったらそこに全部書いてあるんでしょう。駄目だよ、それ出してください、そのファイルを出すよう...全文を見る | ||
○小池晃君 そのファイルを出していただきたい。だって、その中に全部書いてあるんでしょう。だって、おかしいんですよ。だって、そのマイクロフィルムに入っていたものはそこでもう固まるんだから。いろいろ処理してもそれはマイクロ残るんですって説明していたんだとすれば、新規裁定すれば減ってい...全文を見る | ||
○小池晃君 今日分かったなんか、噴飯物ですよ。大臣、こういうことをちゃんと記録しているんですよ、やり方を、社会保険庁の中で。何か職員がどうのこうのとか怠慢だとか言うけど、システムとしてこういう間違いが起こる構造をつくっていたのが社会保険庁じゃないですか、そして厚生労働省じゃないで...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、そういうことじゃなくて、こういう事態になったことについてこれだけ議論になってきていたわけですよ。なぜこれだけ宙に浮いた記録が生まれたのかと、漢字の仮名、振り仮名振るとき間違えたんじゃないか、そういうことが議論になっているときに、ちゃんとこういう、これははっきりあ...全文を見る | ||
○小池晃君 じゃ、無作為じゃないんじゃないですか。作為が入る余地が一杯あるんじゃないですか。 しかも、このサンプル調査というのは特殊台帳とオンライン情報の照合だけですから、すなわちその特殊台帳というのは、特例納付の場合、あるいは一年間の中に未納やあるいは免除があるような特殊な...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、これだけじゃ間違いの調査にならないんですよ。 それから、結果も出されました。先ほど、保管ありの自治体が千六百三十六自治体だという回答です。しかし、この保管ありかなしかじゃなくて、一体どこまで保管しているのかが問題なわけです。そもそも保存義務期間は五年間だっ...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、保管ありが千六百三十六というのはほとんど何の慰めにもならないんですよ。一年分ぐらいの可能性もあるわけですね。 保管状況を調査するのであれば、保管しているかどうかだけではなくて、いつごろの記録まで保管しているかまで調査しなければこれは意味がないはずであります...全文を見る | ||
○小池晃君 そんなのんべんだらりとした話じゃないんだよ。すぐに調べなさいよ。これで保管しているかどうかなんという調査結果ですなんて言える代物じゃないんですよ、これは。全く無意味だ。直ちにいつの時点まで保管しているのかの緊急調査をしていただきたい。 それから、あわせて、この調査...全文を見る | ||
○小池晃君 作業をしているんだったら、ちゃんとそれは言いなさいよ。こうやって国会で指摘しなければ、作業をしていることすら我々には言わないでしょう。このことを気が付かなければこの結果がどうなっている、これ五月三十一日まで締切りでやっているんでしょう。この結果を出してくださいよ。 ...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、それは特殊台帳と照合したというのは野党の要求でやっている、それは分かるんですよ。ただ、じゃ、この数字が間違いの比率を示すものかというとそうじゃないでしょうと。これはあくまで特殊台帳の、非常に特殊な、一部未納、一部免除という人たちのデータとオンラインがどれだけ合致...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、だからそのとおりですよ。それはやって当然でしょう、全貌を把握する調査。だから、その中身、今何を、全貌を調査するためにどういう調査をやっているのかを国会に対してきちっと報告をしていただきたいと言っているんです。(発言する者あり)何で必要がないんですか。それは非常に...全文を見る | ||
○小池晃君 もう別にいいです、答弁は。官僚の皆さんができないと言ったことは実はできると、知らないと言うことは実は知っているということではないかとしか思えないようなこの間の経過ですから、もういいです。 やっぱり、本当にこの問題は本当に不安が広がっている。しかし、前提として、やっ...全文を見る | ||
06月14日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第29号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 自分の年金が宙に浮いてしまっていないか、あるいは消えてしまっていないかと、国民の不安は広がっております。昨日、私も社会保険庁の業務センターへ行ってまいりまして、ねんきんあんしんダイヤルの電話を受ける場面を見てきましたが、対応に追われており...全文を見る |
○小池晃君 いや、私も別にそれを先にやれと言っているわけじゃないんですよ。それは突合作業大事ですから、それはもう急いでやっていただく。それこそ同時並行でできるじゃないかと思うんです。しかも、何かこういう問題を聞くと、システムから情報を出すのが大変だ大変だと。例えば、五千万件の保険...全文を見る | ||
○小池晃君 一兆四千億円も正に掛かっているんですよ、これ、システムに。それは税金であり、そして九八年以降保険料でしょう。一兆四千億円も国民のお金を使いながら、こんな簡単な情報すら出せない。私、本当にこんなに国民をばかにした話ないと思いますよ。 総理、私は何も難しいことを申し上...全文を見る | ||
○小池晃君 私はこれ順番というのはおかしいと思うんですよ。今ある履歴だけでも送れば、正しく記録されていればそれで安心できるわけでしょう。違うなと思った人が問い合わせを行く。そうすれば今の大混乱だって少しは改善するかもしれない。私は、これはこの問題を解決する、国民の不安にこたえると...全文を見る | ||
○小池晃君 私たちは、こういう不安にこたえるためには、本当に知恵を出し合ってやるべきだと思うし、政府の総力を挙げてやるべきだというふうに申し上げたいと思います。 それから、最後、介護保険にかかわってお聞きをしたい、不正申請で行政処分を受けたコムスンの問題です。 これは、正...全文を見る | ||
○小池晃君 単なる意見を聞いたんじゃありません。広報誌に登場して称賛したその責任は重大であると、そのくらいの責任も認められないのかということを厳しく批判をします。 終わります。 | ||
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 先ほどの続きをやりたいんですが、今まで社会保険庁はオンラインシステムの契約相手であるNTTデータあるいは日立の関連企業に、先ほど答弁で約一兆四千億円の支払という答弁がありました。これは、NTTデータ関連三社、株式会社NTTデータ、株式会社...全文を見る | ||
○小池晃君 これは、報道によりますと、年金関連だけでNTTデータの売上げの一割を占めるというわけですね。まあ本当に莫大なお金であります。 資料をお配りしておりますが、しかもこのグラフで見ますと、九七年まではこの経費は国庫負担だったわけです。それが九八年から保険料財源から、まあ...全文を見る | ||
○小池晃君 理由として上げたわけじゃないといいながら、事実は何より雄弁で、やっぱり保険料になってからどんどん上がっているわけですね。しかも、この一兆四千億円にはNTTに対する残債千五百億円入ってないわけですから、これも実はこれから払われる。で、正に今まで保険料から流用されてきた。...全文を見る | ||
○小池晃君 口で無駄遣いしないといっても、事実この間の経過を見れば、これは保険料ということになればやはり使い放題という構造になってきた。その事実を踏まえれば、これは非常にこういう流用が拡大していく危険性は否定できないと。 それから、今回の様々な事態に対する対応、これ大臣ね、今...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、だったらね、おかしいですよ。新たに使う部分については税だということであって、消えた年金問題の解決は全部税でやるというのと違いますよ、今のは。だって、そうじゃないですか。それは切り分けできないんですから。だから、今みたいに消えた年金問題については保険料は使わないん...全文を見る | ||
○小池晃君 これね、三年前に質問したときは一億二千万円だったんですよ、月の借料が。それが減ってはいるんですね。じゃ、何でこれは、その分は本当に言葉は悪いけどぼられていたのかというふうにも言いたくなるんですが。しかし、それにしても九千万円、これは相場から見ても非常に高い家賃だという...全文を見る | ||
○小池晃君 全くここを明らかにしないわけです。 そこで、私ども調べたものを二枚目の資料に入れております。 三年前の当委員会で私が指摘をし、これは当時の青柳運営部長も認められたのが四名、谷口正作、ちょっと敬称略でいきます、これは元社会保険庁次長でNTTデータの常務取締役をや...全文を見る | ||
○小池晃君 今言った八名は全員厚生省及び社会保険庁に在籍をしておりました。資料にすべて最終役職名も入れておきました。これら全員はNTTデータ及びNTTデータシステムそして社会情報クリエイトにその後就職をしているということが社会保険庁の内部で出している名簿から明らかであります。確認...全文を見る | ||
○小池晃君 この三名はその後日立公共システムサービスに就職をしている、天下りをしているわけであります。こういう癒着の構造があるわけですよ。社会保険庁からNTTデータあるいは日立公共システムサービスにこれだけ大量に、現在まだいるかどうかというのは全部確認できていませんが、ここに就職...全文を見る | ||
○小池晃君 社会保険庁が日本年金機構になったら押し付け的あっせんの土壌が手品のように消えるなんてだれも信用しませんよ。 大臣、今ですら、社会保険庁の段階ですらこういう事実はこちらが調べなければ明らかにならない。今後更にこれが、日本年金機構になれば、もう正に真っ暗やみになってい...全文を見る | ||
○小池晃君 こういう関連企業から、もう一つあるのは、自民党国民政治協会に政治献金が行っているわけですよ、企業献金が。これ九八年に保険料がシステム経費に使われるようになってからだけの数字を見ても、調べてみますと、日立製作所から二億二千百九十六万円、自民党国民政治協会に企業献金行って...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、これだけ国民がこの問題に怒りを上げているときに、こういう構造が白昼堂々まかり通っているということに本当に怒りを覚えるし、私は、政党、政治家の責任が厳しく問われているということを申し上げておきたいというふうに思います。 それから、三千件のサンプル調査の問題につ...全文を見る | ||
○小池晃君 極めて不十分だと、これで全体の傾向を把握することは到底できない、信頼の置けない調査であるということを申し上げたい。やるのであれば、一定の事務所丸ごとやるとか、あるいは、昨日視察に行った東京であれば、東京都内全部まとまっているんですから、それをまとめて調査するとか、そう...全文を見る | ||
06月18日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第30号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 参考人の皆さんありがとうございました。 最初に、佐藤参考人にお伺いをしたいと思うんですが、参考人のお話の中で、年金行政の問題点として申請主義への過度の依存という御指摘がありました。これは私もそのとおりだと思うんですね。今回の宙に浮いた...全文を見る |
○小池晃君 私もこれ是非やるべきだと思っていまして、やっぱりこれで実際正しい記録を送られればそれで安心できる人も一杯出てくるだろうと思いますし、やっぱりこれだけの問題を国民にもある程度率直に協力も求めて解決していくという姿勢が必要なんじゃないかなというふうに思っています。ありがと...全文を見る | ||
○小池晃君 磯村参考人にちょっと引き続き、第三者機関のことで、先ほど今のままだと現場が混乱するというふうにお話しされましたが、これは法的根拠なしに、ある意味で一回行われた行政処分をひっくり返すようなことができるんだろうかということは大変疑問に思うんですが、こういう法的な根拠が一切...全文を見る | ||
○小池晃君 それから、社会保障番号のこと、若干さっき話題になりまして、山田参考人に御意見をお聞きしたいんですが、安倍首相も社会保障番号の導入ということを言い出しています。 それで、これは今の宙に浮いた過去の問題解決する手段にはなり得ないということが一つあると思うのと、医療、年...全文を見る | ||
○小池晃君 引き続き、山田参考人にお伺いしたいんですけれども、今回、年金の問題でかなり急速にやっぱり世論が変化して国民の怒りが広がっていますが、やっぱりこれだけ内閣支持率が一週間でもう二〇%ぐらい下がるような事態になったということは、やはりこの間の政府が進めた年金制度の制度改定な...全文を見る | ||
○小池晃君 西沢参考人にお伺いしたいと思うんですが、年金保険料の納付率の向上ということが今回の法案の一つの目玉になっていて、参考人は国税庁に強制徴収を委託することについて、個人の資産を把握できない新機構がなかなかそういう対象者を特定することは難しいんじゃないかというコメントもされ...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 それから、最後、山田参考人にお伺いしたいと思うんですが、やっぱり今回の事態を通じて、安心できる年金制度をつくるということが本当に大事になってきていると思います。 先ほど、空洞化などの実態についてもお話があったんですけれども、今の日本の...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。終わります。 | ||
06月19日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第31号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 この間、二回ほどやって、今日三回目になるんですが、保険料の納付記録を送るという問題なんです。これを、今、保険料払っているいわゆる加入者、それから年金受け取っている受給者、ここにやっぱり至急、直ちに送るということがなぜできないのかという問題...全文を見る |
○小池晃君 いや、だから、ちょっと今のじゃ納得できないんですよ。だって、それは名寄せは大変だと思いますよ。大体、給付システムと加入者のシステム全く別だということ自体、これはどうなんだろうなと思うんですが、それをインターフェースして名寄せする、それは確かに私も時間掛かると思うんです...全文を見る | ||
○小池晃君 私の言っていることに正面から答えていただいていないと思うんですが、紙台帳あるいはマイクロフィルムとの突合をやってから、それで修正してから突合というのは、それは段階論になっちゃうと思うんですよ。だから、それは同時並行でやるという性格だと私は思うんです。 ただ、そうで...全文を見る | ||
○小池晃君 そういうふうに順番付けるのは私はおかしいと思います。やはり、国民の不安にこたえるために何をするのかということで私は前向きな提案として申し上げているんだから、しっかり検討していただきたい。 それから、共済年金の問題についてちょっと今日質問したいと思っているんですが、...全文を見る | ||
○小池晃君 要するに、九七年当時の現職組合員と受給権者に番号を付番されたということは、九七年の時点で退職をされていて、かつ受給権者になっていない人の保険料の納付記録には基礎年金番号が付番されていないという理解でよろしいですか。 | ||
○小池晃君 同じことを地方公務員共済についてもお伺いしたいと思います。 地方公務員共済についても、これは九七年に退職をしていて、かつ、その時点で受給権者になっていない人には基礎年金番号は付番されていないということになるんでしょうか。 | ||
○小池晃君 それでは、続いて私学共済についてもお伺いします。 同じ質問になりますが、九七年で退職をしていて、かつ受給権者になっていない人の納付記録には基礎年金番号は付番されていないということですか。 | ||
○小池晃君 ちょっと厚労省、社会保険庁にお伺いしますが、宙に浮いた年金記録というものの定義は一体どういうことなんでしょうか。 | ||
○小池晃君 だとすると、今お話のあった国家公務員共済、地方公務員共済、そして私学共済の九七年の時点で退職をされていて、かつ受給権者でなかった方の記録については、その後、年金受給が始まったときに基礎年金番号が付番されていれば付番されているわけですが、そうならなければこれは基礎年金番...全文を見る | ||
○小池晃君 これは数字を出していただきたいと思います。 地方公務員共済について、同じように、九七年退職していて、かつ受給権者になっていない人、どれだけいたんでしょうか。 | ||
○小池晃君 これも出していただきたいと思います。 私学共済についてはどうでしょうか。 | ||
○小池晃君 私、大臣、基礎年金番号に統合されていない記録、これが問題になってきたわけですね、この間。ある意味では、厚生年金、国民年金については五千九十五万ということで出てきたけども、共済年金にも同じような性格のものがあるわけじゃないですか。いや、先ほどきちんと管理していたから違う...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと待ってください。(発言する者あり) | ||
○小池晃君 先ほどの年金記録、基礎年金番号統合されていないという性格でいえば、私は共済年金の問題も、厚生年金、国民年金の問題も、性格としては同じであるというふうに考えます。大臣は、基礎年金番号に未統合のものを統合するということが我々のゴールであるというふうにも言われている。一年以...全文を見る | ||
○小池晃君 よろしくお願いします。 現時点で非常に委員会は不正常な状態になっております。これも与党が強行採決を繰り返すような姿勢が原因であるというふうに考えますが、こういう不正常な状態では質問、委員会の続行というのは、私はこれ以上続行することには反対いたします。 以上で終...全文を見る | ||
06月28日 | 第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第33号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 最初に、自民党中川秀直幹事長が、一億人に対して加入履歴、納付記録を一刻も早く知らせることが不安、不信の除去に最も有効だというふうに指摘をしたということについて、これ、私この委員会で大体都合四回ぐらい同趣旨の提案をしてまいりまして、それとほ...全文を見る |
○小池晃君 それは別に統合しなくても履歴を送るというのはできるわけですから、そういう意味では、突合してからよりもむしろ手間としてはこれは掛からないはずの仕事なんですね、再三言っているように。 今の話だとやっぱり来年度ということになってくる、来年夏以降ということになってくるんじ...全文を見る | ||
○小池晃君 これは急いでやるということですね。うなずいていらっしゃいます。 無年金に対する対策についてもこれに併せて聞きたいんですが、その二十五年の加入期間に満たされずに掛け捨てになってしまった人というのは、これはやっぱり一番深刻な人だと私ども思っています。こういう人たちに対...全文を見る | ||
○小池晃君 個別的とは言うけど、結局、一般的に無年金の方はそうなっている可能性があるので注意してくださいということになっちゃうわけで、私はこれでは対策としては不十分だと。 大臣、これはやっぱり、年金がゼロになるか、掛け捨てになるか、それとももらえるかというのは、その人の老後の...全文を見る | ||
○小池晃君 これは是非検討をしっかり本当にやるべきだというふうに思います。 〔委員長退席、理事阿部正俊君着席〕 それから、今日資料でお配りしましたが、基礎年金番号設定のための基本計画、これは社会保険庁の方からいただいた資料です。これは要するに、九七年、基礎年金番号を導...全文を見る | ||
○小池晃君 要するに、これ過去記録の整理は取りあえず後回しにして、その時点で加入している年金で番号を全部振ってしまおうということだったと思うんですね。私、こういうやり方が今日の事態を生んだ一つの背景にあると思うんです。 これは一ページ目には、なぜその基礎年金番号を導入するのか...全文を見る | ||
○小池晃君 この資料の二ページ目にはこんなことも書いてあるんです。三年から五年ごとに被保険者記録を通知することによって、管理している被保険者記録と本人とのそごを防止することができる、こんなことを言っているわけですね。 これ、なぜこういうことを提起しながらやらなかったんですか。 | ||
○小池晃君 いや、大臣ね、これ十五年前ですよ。十五年前に三年から五年ごとに通知するということを提案、考えているわけですね、当時。さも、ねんきん定期便って新しく考えたかのように言うけれども、結局十五年前からこういう計画あった。しかも、今やろうとしている定期便というのは十年ごとでしょ...全文を見る | ||
○小池晃君 その点は明確だと思います。 それから、この間、この委員会でも取り上げた共済年金の宙に浮いた記録問題ですが、これは要するに、九七年の基礎年金番号導入時に共済についてはその時点での加入者と受給権者だけに番号を付けたことによって、九七年一月の時点で退職をしていって、かつ...全文を見る | ||
○小池晃君 未支給につながるリスクはない、大丈夫だというふうにおっしゃいますが、三共済、財務省、総務省、文科省においでいただいていますが、この百八十一万件のそれぞれの記録の中に年金受給年齢である六十五歳を過ぎた記録というのは一つもないんですか、それぞれお答えください。 | ||
○小池晃君 一人もいないのかと。 | ||
○小池晃君 いずれにしても、これはないとは言えないわけですよ。未支給につながるリスクがないんだと、ほとんどこれ大丈夫なんだと、社会保険庁はそういう無責任なことを私言うべきでないと思いますよ。これはきちっと調べなければ、実際は受給漏れになっているケースだってあるかもしれないじゃない...全文を見る | ||
○小池晃君 これは一元化の問題とは別問題です。基礎年金番号に統合されていない記録という点では同じなんだから、それは総理の約束との関係でやるべきだと申し上げているんです。きちっと私は総理の公約との関係でやるべきものであるというふうに思います。 それから、天下りの問題ですが、社会...全文を見る | ||
○小池晃君 一切とか十分とか言うけど、具体的には何もないじゃないですか。こういうことをきちっと決めてから機構というのは議論すべきなんじゃないですか。法案だけ通しちゃって、後からそういう規制考えるというのは、私は全くとんでもないあべこべな議論だというふうに申し上げたい。こういう中で...全文を見る | ||
○小池晃君 この病院の行方なんですが、〇二年に出された社会保険病院の見直し方針では、単独で経営自立ができる病院と、それから単独での経営自立は困難であるが地域医療にとって重要な病院、これは基本的に存続するとなっております。聞くところでは、五十三か所のうち昨年の赤字は二病院のみだとい...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣、この問題では、例えば社会保険中央病院とか診療所がある新宿の区議会では、全会一致で公的医療機関としての存続という意見書が上がっています。社会保険中央病院の実情を聞くと、黒字にしないと駄目だ、つぶされちゃうということで、ベースアップもストップされている。将来不安から...全文を見る | ||
○小池晃君 これは病院と同様に、社会保険診療所、健康管理センターというのも健診機関としての役割を果たしておりますので、しっかり公的な機関として継続していくべきだと思います。急性期医療も健診も、非常に今医療体制が弱体化している下で、やはりその公的な機能をしっかり強めていくことこそ必...全文を見る | ||
○小池晃君 雇用する責任というのは、これはあくまで設立委員にあるわけですね。しかし、審査会というのは労働条件に責任を負うという立場にありません。雇用責任のない機関が職員採用に対して意見を言うということになっているわけですが、そこでお聞きしたいんですが、職員採用審査会というのはもう...全文を見る | ||
○小池晃君 これは、じゃ、決定権ないと言いますけれども、労使当事者でないような機関が個々の応募者の採否を左右するようなことは、これはあってはならないはずですね。そういうことにはしないでいただきたいというふうに思います。 それから、法人の採用、配置転換、分限などの判断基準につい...全文を見る | ||
○小池晃君 続いて、国民年金法の問題についてお聞きをしたいんですが、二〇〇二年の国民年金被保険者実態調査によりますと、これ大臣、国民年金保険料の滞納者のうち、国保料、国民健康保険料を完納している人は五八・三%だというわけです。すなわち、年金の保険料は払えないんだけれども、でも命だ...全文を見る | ||
○小池晃君 今、大臣は起こりがちだと。確かに起こりがちだと思うんですよ、やっぱりね、生活苦しいですから。その中で一体何に出すか。まずやっぱり命だと。そういうときに、国保料を払っているにもかかわらず年金の保険料を滞納するだけでやっぱり保険証を取り上げる、これは本当に私は許されないや...全文を見る | ||
○小池晃君 十三月以上未納の方ってどれだけいるんですか。 | ||
○小池晃君 かなり広範な人が対象になるわけであります。その中には、今後六十歳まで保険料を納付しても例えば最低加入期間に達しないという方もいるはずですが、そういう人にまで短期証の発行を対象とするんですか。 | ||
○小池晃君 短期証発行の対象者、最大三百四十二万人というお話もありました。しかし、そういう方の中には、やっぱりお子さんが病気であるとか例えば失業したとか、いろんな事情があるはずです。年金保険料を払いたくても払えないという事情をいろいろとお持ちだと思うんです。 そこでお聞きしま...全文を見る | ||
○小池晃君 今まで年金については納付特例はかなり機械的に一定の基準を示す人は全部やっていたわけでしょう。そういうことを聞いているんです。まあうなずいていますが。 大臣、これはやっぱり先ほど言ったように、命の問題だから何とか国保料払っているけれども、年金までは回らないという人が...全文を見る | ||
○小池晃君 ただ、これは自治体の裁量にあくまで任せられるべき問題ですよね、性格としては。そういうふうになっているはずです、構造としては。やっぱり短期証の発行については自治体の裁量権があるということも申し上げておきたいと思います。 その上で、短期証というのはペナルティーじゃない...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣、短期証というのは接触の機会を増やすんだと、ペナルティーではないんだとおっしゃるんですが、現場はそうなっていないんですよ。もう納付相談と関係なく、短期証を郵便で送り付けてそれっきりというような、そういう対応が一杯あるんですよ。短期証の発行はどんどん増えている、そう...全文を見る | ||
○小池晃君 そう言ったんじゃなくて、こういう制度によって国民年金の保険料の納付がどれだけ向上するというふうに見込んで提案しているんですかと聞いているんです。 | ||
○小池晃君 年金未納対策と言いながら納付率向上にどれだけ役立つか言えないんですよ。こんないい加減なことでペナルティーを国民に科すということは私は断じて納得できないということを申し上げておきたいと思います。 それから、今、安倍自公政権が社会保障番号制度を導入するということを言い...全文を見る | ||
○小池晃君 将来に向けてのという話で、今問題になっている過去の宙に浮いた記録の解決とは関係ない話なんです。しかも、社会保障番号を導入しているアメリカでは、社会保障番号の盗難などで年間二十万人成り済まし被害ということに遭っているというふうにも報道されています。大臣、この制度というの...全文を見る | ||
○小池晃君 今日、一時間にわたって議論させていただきましたけれども、最後に社会保障番号の問題で言えば、これはそもそも日本経団連が一人一人の負担と給付の関係を明確にしてカットしていくということが最初のねらいで、消えた年金問題というのは言わば国の行政運営能力が問われている問題で、こう...全文を見る | ||
10月16日 | 第168回国会 参議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○小池晃君 テロ特措法にかかわってお聞きをします。 テロはもちろん許されません。日本共産党は、一般市民を犠牲にするテロにも反対ですし、報復戦争に対しても反対であります。テロ根絶のためには国際的な司法や警察の力、世論と共同行動の発展こそが重要であり、テロの土壌である貧困や教育の...全文を見る |
○小池晃君 私、六年前、報復戦争開始直後にアフガン国境の近くまで参りまして、米軍のクラスター爆弾で傷付いた親子を見ました。干ばつと飢餓で苦しむ人々の実態も見ました。肉親を殺された方は口々に語っていたのは、私たちはタリバンでも何でもないんだと、ところが、アメリカはテロリストをねらっ...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、そのタリバンが今やアフガン国土の半分以上を実効支配する、こういう事態に立ち至っているわけですよ。こういう現実に正面から向き合わなければいけないと思います。 正にアメリカによるアフガン空爆、これが更なるテロを引き起こして、外務省が退避勧告を出さざるを得ないよ...全文を見る | ||
○小池晃君 これは米軍の強襲揚陸艦イオウジマであります。(資料提示)米軍の発表では、昨年九月四日と二十二日に日本の補給艦「ましゅう」からこのイオウジマに対して給油が行われ、この九月四日と二十二日の間にイオウジマの艦載機であるハリアーがアフガニスタンに対して百三十六回の攻撃飛行を行...全文を見る | ||
○小池晃君 正に支援してきたわけですね、こういう活動を。 それだけではない。今やってないと言うけれども、今年に入ってからも空爆支援やっているんですよ。 これは今年の二月十七日のやはりアメリカ軍の発表している写真であります。(資料提示)これはアラビア海上の空母アイゼンハワー...全文を見る | ||
○小池晃君 OEFで使われるということは、正にアフガン空爆に使われているということなんですよ。それが市民を殺しているという事実があるわけですよ。しかも、このOEFだけじゃないんだと、OEF―MIOなんだとおっしゃりたいんだろうと。今後その給油支援は海上阻止行動に限定するというけれ...全文を見る | ||
○小池晃君 今の大臣の答弁は、正にOEF、アフガン空爆を今後も支援するとはっきり言っているということじゃないですか。正にそういうことになるんですよ、この法律はOEFの支援を排除してないということになれば。 総理、だから言っているんです。こういう活動を続ければ、必ずそれは単なる...全文を見る | ||
○小池晃君 アメリカ軍の行動はそんなことになっていないと私は申し上げているんです。この後ももう次から次へと形を変えてアメリカ軍は周辺海域に入っているんですよ。ボクサー遠征打撃群、バターン遠征打撃群、ステニス空母打撃群、そしてこの七月から八月にかけてもエンタープライズ空母打撃群がこ...全文を見る | ||
○小池晃君 何か先入観でおっしゃるんですが、私はアメリカだけだとは言っていないですよ、一言も、この議論を通じて。しかし、OEFの活動の中心に座っているのは正にアメリカである、これは紛れもない事実だと思います。 ですから、そういう活動に対して支援をすれば、正にテロを拡大する最大...全文を見る | ||
○小池晃君 アメリカ信頼するで済む話じゃないでしょう。これだけ国の大問題になっているときに、信頼するの一言で何の担保もなく認める議論じゃないですよ。 総理、お聞きしているんです。答えていただきたい。こういう形で支援を続けることが許されるのか、総理、答えてください。基本的な問題...全文を見る | ||
○小池晃君 OEFを支援すると言っているんだから、これはアフガン空爆支援すると言っているということなんですよ、それは。私は、こういう活動を続ければ、正に海上行動だけじゃない、アフガン空爆を支援することになるでしょう。それは法律排除していないんだから。これからそれはできますと言うけ...全文を見る | ||
10月25日 | 第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 後期高齢者医療制度が来年四月実施されて、なかなか保険料の額も示されないで不安の声も広がっているんですが、現時点で全国の一人当たりの給付費の見込みの数字をお示しいただきたいと思います。 |
○小池晃君 この後期高齢者の保険料というのは、考え方としては給付費の一割ということになるわけですから、今の数字でいえば、現時点での全国平均の保険料の推計値ということでいうと八万六百円ということになるという理解でよろしいですね。 | ||
○小池晃君 これがそのままそうならないことは理解しているんですが、七万四千四百円という以前お示しになった数字の考え方でいけば、その七万四千四百円の考え方でいけば八万六百円という、大体目安としてそうなるということは間違いないじゃないですか。余りごちゃごちゃごちゃごちゃ言わないではっ...全文を見る | ||
○小池晃君 今お話あったように、給付費の一割で計算すると八万六百円ということになるんですが、葬祭費、保健事業なども加わるわけですから、これは高くなる要素もあるわけで、やっぱりこういう数字を早く示すべきだと思うんですね、不安の声広がっているんだから。 しかも、具体的に幾らになる...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、与党の検討事項というのは、あくまで扶養家族の部分についての検討で、この国保加入者の分については検討ないんじゃないですか。私、この部分含めて、やはりまるで長生きしたことに対するペナルティーであるかのようなこんな保険料で課すことは、何というんですかね、人の道に反す...全文を見る | ||
○小池晃君 それはいい。 | ||
○小池晃君 ペナルティー、ペナルティー。 | ||
○小池晃君 それから、健保組合から高齢者を締め出すような動きも実は起こっておりまして、資料の二、三、四枚目にちょっと実例紹介したんですが、これは大阪のあるトヨタの下請企業の健保組合が従業員の皆さんに配っている資料を今日お配りしているんですね。 これ見ますと、高齢者の新しい制度...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、これはどう考えても許されないことなんですけれども、やっぱり後期高齢者医療制度を導入することでこんな動きまで起こっているんですよ。これは、正に国の負担を減らすためにこの制度を導入して、その負担が健保組合に行くということで、こういう形で切り捨てるような動きも起きてき...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、ますます今の説明聞くと不安になるわけですよ、心身の特性だからみとりだと、手抜きだということになりはしないかと。 大臣、私、こういった形でもう大きく変わらなければいいなんて差別が起こるようなやり方で診療報酬つくっては絶対いけないと思うんですが、大臣、いかがで...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、この骨子の最後に何が書いてあるかといいますと、後期高齢者の負担を考慮し、制度の持続可能性に留意した効果的、効率的な医療提供の視点が必要であると、こう書いてあるわけですが。 局長、これは三月の部会で健保連、日本経団連が出した意見書に配慮してというか、それを踏...全文を見る | ||
○小池晃君 要するに、介護保険の改定のときも日本経団連は持続可能性だということで給付抑制の提言やって、それで今、実際には予防給付だということで必要な介護を受けられない介護難民だというふうな事態生まれているわけで、私は、そういう意味でいうと、後期高齢者の医療給付の抑制、差別医療、こ...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、これは最初からやっぱり、我々が国会で指摘したことが現実の問題になってきているからこそ与党の中からも見直しの声が出ているわけですから、立ち止まって最初から考え直す、四月実施は中止すべきだというふうに改めて求めます。 それから、歯科保険医のちょっと自殺という痛ま...全文を見る | ||
○小池晃君 これ、本当に現場でいろんな問題が起こっている。この人、この先生の例だけじゃなくて、自分も犯罪者のような扱いをされたというような話、一杯来ているんですね。立会いというのもなかなか機能していないと。やっぱり立ち会った先生だって、それはなかなか、盾突いたら後で何言われるか分...全文を見る | ||
○小池晃君 これ重大じゃないですか。こんな大事な情報が廃棄されているというわけですよ。私、これ例えば、今この二〇〇二年にもう一回再報告で来たものだけ見ても、やっぱりすさまじい中身書いてあるわけですね。例えば、あるドクターの報告では、これは二十歳代の若い母親が乳児を抱えながら入退院...全文を見る | ||
○小池晃君 簡単にやってください、時間ない。 | ||
○小池晃君 私は原本自体を廃棄したことが非常に許し難いことだというふうに思いますが、しかしやっぱり、大臣は調べ尽くすというふうにおっしゃったんですから、写しがあるのであれば、私は、二〇〇二年に再報告を得たものと照らし合わせるだけじゃなくて、その写しも含めてすべて照らし合わせる作業...全文を見る | ||
○小池晃君 終わりますが、廃棄、原本はしたけれども写しは残っている。そのこと自体が本当なのかどうかということも含めて、今までないないと言っていたものが出てくるとか、そういったことはもう数知れずあったわけですから、私は本当に写しが保存されているのかどうかも含めてきちんと調べていただ...全文を見る | ||
10月30日 | 第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 年金保険料の無駄遣いを許さない、そして年金に対する信頼を回復する、そのために年金保険料は年金給付以外に使う道を遮断する、これは重要なことだと思っておりまして、民主党提案の法案に賛成の立場で質問をいたします。 最初、政府の方に。 先...全文を見る |
○小池晃君 ですから、具体的に言えば、今年度保険料を充てた経費で来年度から保険料を充てられなくなるものというのは、これはないという理解でよろしいんですね。 | ||
○小池晃君 だから、結局、法律できても変わっていないわけですよ。しかも、現実的には、使っているものは恒久的に使えるようになったわけですから、これは正に流用の恒久化以外の何物でもないというふうに、素直にそういうふうに読めるわけです。 そして、今は相談、広報、教育、情報提供という...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私の質問に答えていないんですけれども、何で相談、教育、広報が福祉事業なんですかと。 | ||
○小池晃君 だから、こういう言い方をし出すと、もう要するに福祉事業の名前で教育、広報やっていたら、今度、教育、広報の名前で福祉ができるんじゃないかと、そういうふうにやっぱり思っちゃうわけですよね、今みたいな説明されると。だから、非常にやっぱり緩いんです、これ。 それから、今年...全文を見る | ||
○小池晃君 今の中で年金相談に関するシステム経費というのが七百四十四億円、大きいんですけれども、これは相談センターとかあるいは裁定申請を行うときの社会保険事務所の窓口に置いてある端末とか、あるいは業務センターのホストコンピューターの中で相談事業にかかわる部分とか、あるいは例えば相...全文を見る | ||
○小池晃君 ということは、今言ったようなものもここへ入ってくるということで、結局、そうすると、待合室造ったから箱物造りということに、今すぐの瞬間でもそういうふうになるんじゃないか。それで、今後はやっぱりこういう解釈によってどんどん広がっていく危険性は私は絶対ないとは言えないと思う...全文を見る | ||
○小池晃君 提案者にお聞きしたいと思うんですが、政府は大丈夫なんだと、無駄遣いしっかり見直すんだと言うんですが、やっぱり今の現状を見ても、私が今まで指摘してきたように、運営費あるいは相談、教育、広報という名目で、これは実際は流用ですよ、はっきり。使われる構造がやっぱりつくられてい...全文を見る | ||
○小池晃君 私も、やはり大臣言うように、税であっても保険料であっても無駄遣いはしちゃいけない、それは当然のことだと思うんですが、やっぱりこの間のいろんな事態というのは、国民は本当に信頼を失っているわけですよね。先ほどから与党の方から外国ではやっていないと言うけれども、外国ではゴル...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 それから、先ほどちょっと議論ありましたオンラインシステムの問題、経費どうなったのか、ちょっと議論を続けたいんです。 今日、資料もお配りをいたしましたが、これ、九八年の財革法で保険料流用できるようになってから私どもこれシステム経費は伸び...全文を見る | ||
○小池晃君 簡潔に言って。結論だけ言ってよ。 | ||
○小池晃君 分けなくていいから、総額で言って。 | ||
○小池晃君 全部合わせて、累計で。 | ||
○小池晃君 一兆七千億円ものお金が〇七年度予算までで使われているわけです。〇五年までの決算で一兆四千億円という答弁だったのが、更にその後三千億円増えているという実態です。しかも、来年度概算要求では千四百七十八億円要求が出ていますので、これが加われば一兆八千三百六億円ということにな...全文を見る | ||
○小池晃君 二〇一一年以降、新システムで下がるというのはそれは承知しているんですよ。そこに行くまでだってまだ一千億円以上毎年出続ける、それが保険料から出続けるという仕組みが理解が得られるのかと私は聞いているんです。 | ||
○小池晃君 その生命線と言っていたものが五千万件の消えた年金生み出したわけでしょう。 | ||
○小池晃君 そこの反省があれば、私は、保険料から出し続けるなんということは当然反省して、別に税金だったら無駄遣いしていいなんて私は一言も言っていません。しかし、やっぱりこれを深く反省して、絶対二度とこういうことを繰り返さないというやっぱり姿勢としてこの保険料から出すことはやめると...全文を見る | ||
○小池晃君 何かもうちょっと違うこと言ってくれるかなと思ったんですけど、やっぱり今までの大臣とほとんど変わらないなと、ちょっとがっかりいたしました。 ちょっと済みません、残った時間ですね、薬害肝炎の問題で、前回の質疑で聞いたことでちょっと答弁に大変重大な疑問がありますので確認...全文を見る | ||
○小池晃君 要するに、そうすると、その四百十八例のうち百四十一例以外は写しが確認できていないということですね。これはなくなっているということになるんじゃないんですか。 | ||
○小池晃君 大臣ね、前回の議論、私、ごまかしだったんですよ。私が聞いたらば、写しはあるって言いました。しかし、よくよく聞いてみたらば、三百近く写しが残っていないんですよ。その中に一体どういう記録があったか分からないじゃないですか。これ保存期間が過ぎたからといって廃棄した、この責任...全文を見る | ||
○小池晃君 あと一点。 昨日、会議がありましたね。大臣が欠席したということが今日報道されているんですが、これは皆さん大変がっかりされたというふうに聞いています。なぜ大臣出なかったんですか。これ、解明に背を向けていると思われても仕方ないんじゃないですか。 | ||
○小池晃君 参加した方の話では、大臣出るはずで、みんな待っていたけど、結局来られなかったと聞いていますから、私はこういう姿勢では非常に疑問を抱かれるというふうに思います。 そのことを指摘して、終わります。 | ||
11月01日 | 第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今日の質疑聞いておりますと、法案とは別の資料の問題とか財源の問題とか、ふだん余り政府の方からはきちんと説明していただいていないような問題を厳しく与党の皆さんが指摘しているので、今後、閣法の際の追及の参考にさせていただきたいなというふうに思...全文を見る |
○小池晃君 三千七百二十七億円の保険料を使った、建設費だけでも千九百五十三億円、それが四十八億円ということですから、建設費の二・四%ということで、大変な損失をつくったわけであります。今日、資料の一枚目にお配りしましたが、こうやって比較すると、本当に国民が血がにじむような思いで納め...全文を見る | ||
○小池晃君 局長はこれまで委員会で聞かれて、この経過については、一昨年十二月に那智勝浦町と香港ボアオの契約が結ばれた翌年一月に報告を受けた、それまでは知らなかったんだと。二〇〇四年二月四日にいろんなことがあったと思うが、それは知っていたのかという質問に対して、いや、それは知らない...全文を見る | ||
○小池晃君 契約内容は知らなかった、あいさつしただけだと、いまだにそうおっしゃるんですか。 今日、資料をお配りいたしました。これは那智勝浦町の担当課長が作られたグリーンピア南紀についてというメモの一部を持ってまいりました。これ、二〇〇二年五月から二〇〇四年五月までの経過を記し...全文を見る | ||
○小池晃君 重大ですよ。国会で言ったこと、全くうそだったんですよ。翌々年まで全然知りませんでしたと、あいさつ行っただけですなんて全くうそじゃないですか。厚生労働省にこういう報告が行かないはずがないんですよ、当時。しかも、このメモには、これは二〇〇四年二月二日には、二階事務所よりテ...全文を見る | ||
○小池晃君 これ重大ですよ。 メモでは二階氏何と言っているか。中国と日本の慣習の違いから、この○氏、オーナーですね、から申出書、町長から受入れ書の交換をと、契約を促す発言しているわけですよ。競争入札じゃなくて随意契約で行われた経緯に正にこれは二階氏が深くかかわっていたというこ...全文を見る | ||
○小池晃君 冒頭申し上げましたように、これは担当課長が、那智勝浦町の担当課長が作ったメモであります。二階氏のかかわりについては、それはもう調査をしていただきたい、きちんと。 しかし、それはそれとして、正に厚生労働省としてこういう経過になって、売却計画が破綻にまで行ったというこ...全文を見る | ||
○小池晃君 翌々年です。 | ||
○小池晃君 年金資金運用基金というのは監督責任あるんでしょう。そして、そこの理事長は厚生労働事務次官を務めた近藤純五郎氏ですよ。全然知らないなんて済む話じゃないんですよ。 大臣、この経過を見れば、正にこの平成十六年二月の段階から年金資金運用基金が深く譲渡契約そして賃貸借契約を...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、その三つのルールに照らして重大なんですよ。これは公共的用途に用いることと言っていたけれども、実は香港系の業者のリゾート施設に使われるという、そういう契約だったんじゃないか、それが破綻したと。これ正に、この三つのルールに照らして果たして妥当な賃貸借契約が結ばれた...全文を見る | ||
○小池晃君 私、国民の財産の譲渡を本当に無責任だと思いますね、自治体がやっているからいいんだと。国の責任は一体どこへ行ったんですか。私、極めて責任重大だということを申し上げておきたいと思いますし、このメモは、例えば当初は、この売却額についても二〇〇二年の七月には十億切るのではと書...全文を見る | ||
○小池晃君 私も、こういったことを二度と繰り返さないという政治の決意を示す上でも今度の法律は極めて重要だというふうに考えます。 続いて、昨日総務省が年金問題の検証委員会の報告を出しました。 総務省おいでいただいておりますが、いろんなことが、サンプルの年齢別の内訳、男女別の...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、どれだけ国民の払った保険料がこう宙に浮いているのかというのは一番国民知りたいところなんですよ。で、それをわざわざサンプル集めながら調べないというのは、私は今の説明ではちょっと理解できない。大臣ね、これやってないんですね。まあそれは、これはやるべきだというふうに改...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、細かい数字はいいです。 | ||
○小池晃君 しかし、大臣は一人残らずやるんだと、もうすべてやり尽くすんだとおっしゃったけれども、一割難しいと。そうすると、大臣がおっしゃったすべて解決するということは、これはできないというふうに変更されるわけですか。 | ||
○小池晃君 これ、できない、できないとあげつらうつもりはございませんので、一人残らずやると言明された以上、そして三月までにとおっしゃられた以上、そのためのあらゆる努力を払っていただきたいというふうに思います。 それから、薬害肝炎のことについてお伺いしたいんですが、厚生労働省が...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、厚生労働省としてこれを資料に加えたわけですね。これをね、公表されたわけです。 そこで、お聞きをしたいんですが、この文章を書いた人の名前、東京支社の今村という判こが押してあります。この文書の作成者がこの東京支社の今村さんという方だと思いますが、この今村さんと...全文を見る | ||
○小池晃君 今村泰一さん。旧厚生省ではどういう職歴だったでしょうか。特に薬務関係に関して言ってください。 | ||
○小池晃君 これね、どういうことだか分かります、大臣。ミドリ十字でこの問題の打合せの文書を作ったのは、当時ミドリ十字東京支社長の今村泰一さんなんです。今村泰一さんという人は、十年前に厚生省を退官して天下りをして、ミドリ十字の東京支社長になったんです。それでこういう文書を作っている...全文を見る | ||
○小池晃君 頑張れって、そういう問題じゃないよ、これは。本当にひどい構造ですよ。薬害エイズのときからずっと同じなんですよ。そういう構造の中で、本当に多くの人が命を落としているんですよ。そのことを本当に真剣に反省して、これ徹底的に解明しないといけないと思います、私、この構造を。二度...全文を見る | ||
○小池晃君 もう時間ですのでやめますが、そうじゃないんです。一回報告したものは前出した報告書を出せばいいということをわざわざなお書きで書いているんです。 大臣ね、これが結局二名と百九十七名の差になったわけですよ。きちっとこのときにフルネームも含めてメーカー側が持っているものを...全文を見る | ||
○小池晃君 日本共産党を代表して、民主党提出の年金保険料流用禁止法案に対する賛成討論を行います。 強制加入である公的年金の管理運営は国の責任で行われるべきものであり、九七年以前は国民年金法など個別法によって事務費の国費負担が規定されてまいりました。ところが、九七年の財政構造改...全文を見る | ||
11月20日 | 第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 最初に、最低賃金法について質問します。 労働者の四人に一人がワーキングプアと言われている中で、日本の最低賃金は〇一年から〇七年までの上昇率、わずか二・九%で、下支えどころか平均賃金を引き下げるおもしになってきたのではないか。 最初...全文を見る |
○小池晃君 この最賃の水準の生活というのは一体具体的にどういうものか。いろんな取組がありまして、今日、資料でお配りしたものの二枚目に体験告発をやった労働組合がまとめたものがあるんですね。これは宮城県の全国一般労働組合ですが、宮城の最賃額の十二万円弱で一か月暮らした体験をまとめて、...全文を見る | ||
○小池晃君 やはり審議会任せじゃなくて、国の本当にイニシアチブ、責任が求められている分野だと私は思うんですね。これ、法案、衆議院で修正されましたが、全国最賃制の導入や、労働者や家族の生計費を原則とするという規定は盛り込まれていないわけです。 先ほどお話あったように、現行は都道...全文を見る | ||
○小池晃君 九か国ということで、今日、資料の一枚目にお配りをいたしました。中国、インドネシア、日本、フィリピン、カナダ、メキシコ、パナマ、ベネズエラ、シリア、私どもの調べでも、ILOの資料ではこの範囲です。しかも、これらの国の最賃の数というのは、例えば中国は三十九、インドネシア三...全文を見る | ||
○小池晃君 二〇〇五年のILOの報告書では、この日本のケースを特異なケースだというふうにしております。地域別最賃など複数の最低賃金については、最低賃金制の決定が変質するというふうに指摘をしています。 そもそもこの最低賃金の役割というのは、これはILOの報告書でも繰り返し格差と...全文を見る | ||
○小池晃君 きめを細かく、千円超えれば何も私もこう申し上げないんですが、やはり全国一律でないということが複雑にし、最低賃金引き上げることをやっぱり障害になっているという面もあると思うんで、これはやはり世界の流れを見ていただいて、やはりきちっと全国一律というふうにすべきだというふう...全文を見る | ||
○小池晃君 もう大体分かりました。 | ||
○小池晃君 最後、大事なことを言っていただいたと思いますが。 私どもは、世界の流れからも実態からも、最賃額決定の要素は労働者と家族の生計費を基本とするというふうに原則にすべきだと思いますし、全国一律制、支払能力を削除して生計費原則にするものにこの参議院で是非修正をするべきだと...全文を見る | ||
○小池晃君 判例に沿った立法化だという点は極めて疑問なんで、この点は次回でも更に議論したいと思うんですが。 あくまで労使合意が原則だというふうにおっしゃる。しかし、先ほど局長もおっしゃったように、一番労働条件変更で多用されているのは就業規則の変更で、労働政策研究・研修機構の実...全文を見る | ||
○小池晃君 そんなこと言ったって、罰則付きの法律があったってサービス残業はある、偽装請負はあると。これが日本の実態なんですから、今の実態から見れば合意原則なんというのは、これは絵にかいたもちになるのは間違いないというふうに私は思うんです。 それから、労働契約法に書かれているの...全文を見る | ||
○小池晃君 実態何が起こっているかというと、東武スポーツ事件というのがあるんですね。これ東武のゴルフ場のキャディーさんが訴えているんですが、心配しなくていいと、給料下がらないんだというふうにだまして、無理やり契約書を判こを押させて有期雇用に変えたんですね。 これが裁判で争われ...全文を見る | ||
○小池晃君 非常に危険な法案だと改めて指摘します。 それから一点、先ほど薬害C型肝炎の問題で、田辺三菱製薬が三十八人死亡されたという、そういうことを発表された。これ二〇〇二年の段階でこの方たちは元気だったのかどうか、あるいはその時点で感染を御存じだったのかどうか。私、重大だと...全文を見る | ||
11月22日 | 第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 最初に長谷川参考人に最低賃金法についてお伺いをしたいんですけれども、先ほど千円以上という話もありましたが、連合の当初の要求ということに比べると、やや不十分さが残る法案になっているんではないかと思うんです。更なる改善を求めるとすればどのよう...全文を見る |
○小池晃君 ありがとうございました。 生熊参考人にお伺いしたいんですが、全労連も最低賃金せめて時給千円にというスローガンを掲げて、労働団体を超えた共通の要求になっているというふうに思うんですが、先ほどから中小企業の経営を圧迫するという議論があるので、この点についての見解をお願...全文を見る | ||
○小池晃君 続いて生熊参考人、伊藤参考人にお伺いしたいんですが、労働契約法について。 判例法理を立法化したんだということが繰り返し出てくるわけですね。足しも引きもせずという話あったんですが、現実には七つの項目が四つに整理されている。これ十分に立法化されたというふうにお考えかど...全文を見る | ||
○小池晃君 それから、合理性の判断については、この間、結局裁判なんだということが議論されてきているわけですね。これも生熊参考人、伊藤参考人にお伺いしたいんですが、伊藤参考人から先ほどそういう趣旨の御発言もありましたけれども、やっぱり労働者の現状の実態から見て裁判なんてとても簡単に...全文を見る | ||
○小池晃君 それから、続いて生熊参考人にまたお聞きしたいんですが、就業規則の取り扱われ方、周知という話がありますが、伊藤参考人からリアルな実例かなり示されたんですけれども、これが実態どうなっているのか。せめて文書配付義務のようなものがあるべきではないかというふうに思うんですが、そ...全文を見る | ||
○小池晃君 労働契約法についてはいろんな問題点があると思うんですが、やっぱり格差と貧困、格差社会急激に広がっているというときに労働条件を一方的に変更できるような仕組みを立法化するということが、何でこんなことをやらなきゃいけないのかという、根本的に私疑問に思います。そのことを申し上...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 それから、労働契約法、今回問題になっているわけですけれども、労働契約と言われる以前に今の労働者の置かれている実態といいますか、私も偽装請負の問題なんかを国会で取り上げてきて、偽装請負をただして正社員化を求めるという闘いを応援してきているん...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 私も実際、徳島の阿南市まで行って労働者等の話聞きましたけれども、本当にひどい。朝日新聞の一面で大々的に正社員化、直接雇用って出たんですが、それが裏切られるというような事態が起こっていて、本当にその非正規雇用の労働者の不安定さというのはもう...全文を見る | ||
11月27日 | 第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 冒頭、前回取り上げた薬害C型肝炎の問題について、四十七名の方が亡くなられているということが今日報道されました。四百十八人の命のリストのうちほぼ特定できた二百五十名の中で四十七名ですから、これは一九%、約二割、全体にすれば約八十名ということ...全文を見る |
○小池晃君 違うんですよ。私聞いたら事務方は、私、医薬局に電話したんですよ、指示出しているんですかと。そうしたら、出してないって言っているんですよ。どうなっているんですか、違うじゃないですか。 | ||
○小池晃君 重大だと思いますよ。大臣は出したつもりでいても、現場じゃ出してないんじゃないですか。そういう事態になっているんですよ、だとすれば、本当だとすれば。これはしっかり調べて、どういう経過だったのか報告をしていただかないと困る。 その上で、今日大臣は、メーカー任せだと時間...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣は、じゃ、事務方から製薬企業に指示が出たことを確認されたんですか。 | ||
○小池晃君 全然駄目だと思いますよ。私、これ製薬企業の責任はもちろん一番ですよ。しかし、一日一日が今本当に大事なわけですよ、この被害者の方にとってみれば。もう本当にどんどん進行していく病気です。これをやっぱり対応を更に後手後手で、二〇〇二年の対応だって悪かった。それをまた今回処理...全文を見る | ||
○小池晃君 死因を特定する指示を厚生労働省の事務方は製薬企業に出していないんですから、大臣のところにそういう報告が上がってくるはずがないんですよ。そういう事態に今なっているということをきちっと調査していただきたい。これは私は重大な問題だと思います。 引き続いて労働契約法につい...全文を見る | ||
○小池晃君 つまり、使用者側は刑事罰を科せられる可能性がある行為を行ったとしても、労働者の側から辞めるという自由しかないわけで、これではもう労働者保護とは言えないのではないかというふうに思うんです。 就業規則にはいろんなことがあるということが参考人質疑でも取り上げられて、今日...全文を見る | ||
○小池晃君 ところが、周知といっても、引き出しに入っているだけとか見れないイントラネットに入っているだけという実態なんだということは前回も申し上げたとおりで、やはり事前に示されていなければ争いようもないわけであります。 その上で、本法案で、使用者が就業規則を変更した場合、裁判...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、今言ったみたいに、私が言ったように、ちょっと私の質問に答えてないんですけれども、訴訟で最終的には今言った合理性の判断もしなければいけないわけでしょうと、そういうことができる労働者がどれだけいるのかというふうに私聞いているんですが、答えありませんでした。 や...全文を見る | ||
○小池晃君 それから、本法案には労働組合等との協議の状況ということが明記されていて、これは少数組合、労働者個人との協議も含まれると答弁がありました。 大臣は、この労働契約法によって企業の社会的責任を世に周知させ、その合理的な行動を求めるために法律が必要だと。そういう趣旨からす...全文を見る | ||
○小池晃君 それを使用者にはどのように徹底するつもりか、あるいは使用者団体だけではなくて、労働組合やあるいは労組の全国団体通じて労働者に対して周知もすべきではないかというふうに考えるんですが、その点いかがですか。 | ||
○小池晃君 いや、だから、今言ったこと、局長でも結構ですけれども、周知の仕方についてお伺いしたい。 | ||
○小池晃君 それから、労働者の範囲をどうするのかという点も大きな論点なわけですが、ILOで二〇〇六年六月に雇用関係に関する勧告が採択されて、雇用関係が存在する条件として経済従属性を考慮に入れるということが提案されております。この勧告採択に日本政府賛成しておりますが、大臣は、労働者...全文を見る | ||
○小池晃君 それから、最低賃金制度にかかわってお聞きしたいんですが、資料をお配りしております、三枚目以降を見ていただきたいんですが、建設請負会社のエム・クルー、これはネットカフェ難民を扱う会社として登場して、社長がホームレスだったこと、あるいは竹中平蔵さんと非常に仲がいいというか...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、そういう一般論じゃなくて、こういう貧困ビジネスというのはかなり大きなトレンドになってきている中で、厚生労働省としてもこれはやっぱり一定の問題意識持って調査をするという態度、必要じゃないですか。 | ||
○小池晃君 それから、最低賃金について生活保護を下回ってはいけない、これ当然の話なんですが、生活保護制度には勤労控除という仕組みがございます。勤労収入を得るために特別な経費が必要になることから、平均でいうと月二万三千百三円、時給だと百三十一円です。 基準局長は、これ、労働して...全文を見る | ||
○小池晃君 審議会で検討というけど何を要素とするのかと、基準をやっぱり責任を持って示すべきであるということを申し上げたいと思います。 最後に、最低賃金審議会の構成についてお聞きしますが、労働者委員が何名か。ナショナルセンター別にはどうなっているのか。それから、パート労働者とか...全文を見る | ||
○小池晃君 やっぱり当事者がいなけりゃこんな議論できないと思うんですが。 ちょっと、もう時間ないんで答弁はいいですが、厚生労働省が把握している労働組合の構成比率は、連合で言うと六六%、連合以外で三三%だというふうに私はお聞きしました。大臣、この最低賃金審議会の労働者委員が長年...全文を見る | ||
○小池晃君 四十年ぶりの最賃法の改定に労働者の期待は大きいわけですが、なかなかいろんな問題がある、事業者の支払能力定めているのはOECD加盟三十か国で日本とメキシコだけというような問題もあります。更なる修正を是非することを呼び掛けたいということで、質問を終わります。 | ||
○小池晃君 私は、ただいま議題となっております最低賃金法の一部を改正する法律案に対し、日本共産党を代表して、修正の動議を提出いたします。 その内容は、お手元に配付されております案文のとおりであります。 これよりその趣旨について御説明いたします。 今日、貧困と格差の拡大...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、労働契約法案、最低賃金法改正法案に反対、最低賃金法修正案に賛成の討論を行います。 労働契約法案に反対する理由は、本法案が労働契約の締結、変更について労使合意を原則と定めながら、使用者が一方的に決められる就業規則による労働条件の不利益変更...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、社会福祉士・介護福祉士法改正案への反対討論を行います。 反対の理由は、介護福祉士の資質向上のため国家試験を必須とする資格取得方法を一元化すると言いながら、養成施設卒業者については、国家試験に合格しなくても准介護福祉士という別の国家資格を...全文を見る | ||
12月04日 | 第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 偽装請負を告発して正規雇用を求める労働者に対して、違反した企業側が直接雇用申込み義務を拒否したり短期雇用を繰り返したりするという事態が続出しているんですが、日亜化学の偽装請負問題、今お配りしております朝日新聞で昨年十一月一面、大きな記事が...全文を見る |
○小池晃君 しかし、法律の網かいくぐってこういうことが行われているわけであります。 厚生労働省、お聞きしたいんですが、労働者派遣法第四十条の四では、派遣限度期間を超えた労働者に対して派遣先による直接雇用申込み義務があります。日亜化学だけじゃなくて、これ、キヤノン、いすゞ、松下...全文を見る | ||
○小池晃君 私が聞いたのは、この四十条の四で、この違反によって、厚労省指導して直接雇用になったというケースが何件あるのかと聞いているんです。 | ||
○小池晃君 ないわけですね。しかも、そのサンプル調査を見ますと請負八千四百四人のうち直接雇用は四百六十七人だとお聞きしていますが、期間の定めのない雇用はそのうち何人ですか。 | ||
○小池晃君 ですから、わずかこれ〇・二%なわけですよ。それから、派遣では四十二人ですが、期間の定めのない雇用になったのはゼロ人、一人もいません。これはサンプル調査の結果ですが。 大臣、これ法律がほとんど私機能していないと思うんです、法律に基づく是正指導をやられていないと。やっ...全文を見る | ||
○小池晃君 ただ、そういう場になれば、これは労使合意、労使合意で歯止めになる部分ももちろんあるんですが、日本経団連が駄目だという法律が出てこないと、国会が幾ら力関係が変わっても審議会が正に国権の最高機関のようになってしまっては、私は政治の責任を果たせないと思うんですよ。だから、そ...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、これは待ったなしの課題だと思っておりますので是非進めたいと思っております。 続いて国保の問題についてお聞きしたいんですが、国民健康保険料の収納率が一定の基準に達しないことを理由にして国民健康保険の調整交付金を減額するというペナルティーがやられています。二〇〇...全文を見る | ||
○小池晃君 これは、昨年度末で全国の自治体数は千八百なわけですから、実に半数近い自治体がこのペナルティーの対象になっています。 これは、二〇〇六年度に最大の減額幅二〇%が適用されている自治体は千葉県の八街市と大阪の門真市です。八街市は、これは二十六億円の国保料総額に対して八千...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私が言ったこと答えていないんですが、結局、これ減額された分は不用額になるわけでしょう。そういう扱いになっているんでしょう。 | ||
○小池晃君 大臣にお伺いしたいんですが、収納率が低い自治体に対して更にペナルティーで調整交付金減らすわけですね。その収納率低い自治体というのは、根本原因というのは、これは国保に対する国庫負担削ってきたことにあるというふうに私ども思っています。支払能力を超えた保険料が住民に押し付け...全文を見る | ||
○小池晃君 いやそれは、きめの細かいことをやると言いながら、一方でこういう正に収納率低下に拍車を掛けるようなやり方になりませんかと私申し上げているわけで、やっぱりこれは見直すべきだというふうに思います。そのことは申し上げておきたいと思います。 それから、保険法の改正についてち...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、医療給付に現物給付、民間保険を認めるべきでない、そういう方向で検討するというのは当然だと思います。そういうふうに当然していただきたいと思いますが、介護ではやるんだという議論も今ありました。 例えば、生命保険の給付として有料老人ホームの入居権の取得というような...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、これ医療行政、介護保険行政にとっても重要な問題だというふうに思いますので、厚生労働省としてもきちっと対応していただきたいということはこれ要望として申し上げておきたいというふうに思います。 最後に、生活保護の問題について。 十一月三十日に検討会の報告書が出...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、そういうやり方をやっていったら、貧困と格差が問題になっているときに更に一層全体としては貧困を進めることになっちゃうじゃないかということを申し上げているんですよ。その生活保護水準以下で暮らしているワーキングプアが激増している、こういう人たちの実態を把握してそして底...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、百人に十人が百人に一人よりも低い水準に据え置かれているということが問題なんじゃないですか。その実態を把握しなきゃいけないということじゃないですか。 できないできないと言うんだけれども、かつて厚生省は、厚生行政基礎調査で、一九五三年から六〇年代半ばまでは、生...全文を見る | ||
○小池晃君 私が言ったことに答えていないじゃないですか。私が言ったことに答えていない。それじゃなくて、やはりその生活保護水準以下で暮らしている人たちの実態について調査する必要があるんじゃないかということを言ったんです。それに答えてくださいよ。 | ||
○小池晃君 どういう調査なのかはっきりもうおっしゃらないので何とも言えません。 しっかり実態を把握することが必要だし、私は、この生活保護の基準を引き下げるということは他に連動する問題が非常に大きい。国民生活に重大な影響を与えます。絶対にこの中身での切下げはやるべきでないという...全文を見る | ||
12月06日 | 第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 肝炎医療費の支援は必要な措置でありますが、なぜこの問題が起きたのか、その原因と責任の問題をやっぱりきちんとしませんと、その補償も極めて不十分なものになってくるというふうに思います。与党が衆議院に出している法案では、不幸な出来事と言っている...全文を見る |
○小池晃君 この広がりを国は食い止めることができなかったのかどうか。一九七七年にはアメリカのFDAが承認取消しするわけですが、それ以前からいろんなチャンスがあったんではないかということについて、幾つかの点を指摘をしたいと思うんです。 最初に、そのFDAの決定の伝わり方について...全文を見る | ||
○小池晃君 これ、お粗末過ぎると思うんですね。予研というのは国立機関であります。そこで知っていたにもかかわらず、旧厚生本省にはその情報が行っていたかどうか分からない。余りにもお粗末だというふうに思うんですね。 実は、その三年前の七四年に細菌製剤課は指導して、旧ミドリ十字がフィ...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、私が聞いているのは、七四年の時点でアメリカ医師会がそういう指摘をしてきたことを厚生省は承知していた可能性があるんじゃないかと聞いているんですが、イエスかノーかでお答えいただけますか。 | ||
○小池晃君 都合の悪いことは記録が残っていない、都合のいいことだけはやけに詳しく今日も今も説明があるわけですね。やっぱりおかしいですよ。これは私は分かっていたと思うんです。 こういう経過で、実はミドリ十字はフィブリノーゲンの添付文書をどんどんどんどん安全だ安全だという方向に、...全文を見る | ||
○小池晃君 それは先天性低フィブリノゲン血症に対する使用だと思います、今言われたのは。 それから、B型肝炎だから云々というのは後知恵なんですよ、それは。これはもう二〇〇二年のときも私言いましたけれども、これ「血液製剤」という、今問題になった予研の安田純一さんが書かれた本、これ...全文を見る | ||
○小池晃君 いいよもう、いいよ。 | ||
○小池晃君 みんなミドリ十字の重鎮になっているわけですよ。ミドリ十字の社長以下、全部薬務局の役人ですよ、これ。松下廉蔵薬務局長、小玉知己薬務局細菌製剤課課長補佐、今村泰一薬務局企画課課長補佐、富安一夫薬務局監視指導課課長補佐。その松下廉蔵薬務局長のときにこの文書を薬務局が監修で作...全文を見る | ||
○小池晃君 駄目ですよ。大臣、本当後退しているよ。私、今言ったのは、一般的な責任じゃないですよ。これは明らかに犯罪ですよ。 それで、これは患者さん、被害者の側からすれば、どんな薬を使われたのか薬の名前すら知らされていない、どんな副作用があるかすら知らされていない、それで使われ...全文を見る | ||
○小池晃君 できるだけ多くでは駄目です。すべての人を救済する、そのことこそ、この問題の私は出発点だということを改めて申し上げたいと思います。 それから、一つ、ちょっと薬事行政に関連して聞きたい。 例のタミフルの問題で、研究者が製薬企業から寄附受けた場合の基準が作られている...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣、三百万円ですよ。利益相反だということが問題になっているときに、一円だって受けていたら審議、決定に参加できないというのは当然じゃないですか。それが三百万ですよ。一社三百万ですからね。競合企業が二社あったら六百万ですよ。五つあったら千五百万円ですよ。大臣、この三百万...全文を見る | ||
○小池晃君 私はこれは納得得られないと思います。 それから、最後、ちょっと今裁判の問題に関して国が見直しを求められている問題として、一つ原爆症の認定問題についてもお聞きしたいんですが、これ私たちは機械的に切り捨てる今の基準を廃止をして、やはり放射線起因性として認められる疾患は...全文を見る | ||
12月11日 | 第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 年金未統合記録五千万件、そのうち名寄せが千百万件、統合の必要のない記録が約三割、これもよく精査する必要があると思っておりますが、四割近くの千九百七十五万件が今後特定困難だと。 先ほど、やってみないと分からないというふうに大臣おっしゃっ...全文を見る |
○小池晃君 これは重大だと私は思いますよ。だって、六月十四日の当委員会で安倍首相が、一年間以内に五千万件についてすべて突合していく、このように宣言をいたしておると。最後の一人に至るまで徹底的にチェックをし、そしてすべてお支払をするということをお約束したいと思いますと。五千万件すべ...全文を見る | ||
○小池晃君 そういうことというのは、要するに、じゃ払えなくなることも予想されるということですね。 | ||
○小池晃君 だから、コンピューター上のことだけじゃなくて、ありとあらゆる努力を一、二、三、四とやってもなお一定程度残るというふうに言っているわけですから。いいですよ、もう大臣に聞きますから。大臣、だから、そういうことで言えば、正にこの答弁は実現不可能になったということに私はなると...全文を見る | ||
○小池晃君 資料三。 七月五日の政府・与党取りまとめで、来年三月までに約束したのは、コンピューター上で、五千万件の名寄せと、その結果記録が結び付くと思われる方々へお知らせすると。要するに、約束したことは、五千万件全部というふうに約束したんじゃないと。要するに、名寄せをするけれ...全文を見る | ||
○小池晃君 そんな約束じゃなかったというふうに国民はみんな思っていますよ。これ聞いたら、みんなテレビの向こうでうそつきって言いますよ。 だったら、この論理でいったら、例えば一件しか名寄せできなかったとしても、それは約束を果たしたということになるじゃないですか、そういうことです...全文を見る | ||
○小池晃君 そういうことだよ、だから。結局、だから、五千万件やるというふうに言いながら、千百万件で約束を果たしたことになるんだと。こんなでたらめが通用するはずがない。だって、あの選挙の最中に皆さん何と言っていたか。今日、何か町村官房長官は、選挙の最中だから短縮して言ったんだ、そん...全文を見る | ||
○小池晃君 街頭演説の話じゃないでしょう。だって、この間ずっと委員会でも議論してきて、そんな説明は一度も我々聞いていません。国民だってみんな、五千万件、ああ、やるんだ、あれだけ言って約束して、もうやるんだというふうにみんな思っていますよ。しかも、そのときだけの話じゃないんですよ、...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣の答弁でしょう。 | ||
○小池晃君 じゃ、今四割残っているわけですよ。二次名寄せやったら、じゃ、十一月一日に答弁した、二次名寄せで一割になると言ったんですよ。一割になるんですか。 | ||
○小池晃君 選挙のときのせりふだからとか、勘だからとか、そんなことで、国民みんな心配していることを、あなた余りに無責任だよ。でたらめじゃないですか。口先だけだよ、本当に。 この問題で、例えば、じゃまた別の角度で聞きますよ。この問題議論したときに、与党、自民党、公明党の皆さんは...全文を見る | ||
○小池晃君 私、この問題は、本当に国民に対する背信行為だし、公約違反だというふうに思います。 しかも、先ほど言ったように、この記録を見ると、死亡が判明した者というのは除外しているんですが、亡くなった人というのは、これは年金出てないで亡くなっている可能性だってあるわけですよ。遺...全文を見る | ||
○小池晃君 これ、被告は国なんですからね。 そして、ロイターあるいはCNNでも全世界にこのニュース流れているんですよ。世界のトヨタがこんな過労死に追い込むような働かせ方していいのかと。私、これ日本社会全体にかかわる問題でもあると思いますよ、こういう世界的企業の社会的責任という...全文を見る | ||
○小池晃君 薬害C型肝炎について伺います。 四百十八名のリストの中で、八八年六月以降に薬剤を投与された方は一体何人なのか。そのうち、C型肝炎抗体検査、スクリーニングがされるようになった八九年十一月、ですから九〇年以降の方は何人なのか。数字だけ簡単に局長答えてください。 | ||
○小池晃君 これは八八年、今御報告があったように、緊急安全性情報が出た後に七十六名、あのリストの中だけでもこれだけいるわけですから、私は、これ緊急安全性情報というのは十分機能しなかったということだと思うんです。しかも、八九年十一月以降というのは、これは医学的にはC型肝炎のスクリー...全文を見る | ||
○小池晃君 そんな当たり前のことじゃなくて、何で要するにC型肝炎ウイルスが除去できる技術的な状況になったのに感染者が出ているのかと、そこは厚労省としてはどう考えるのかと聞いているんです。 | ||
○小池晃君 そんなことじゃなくて、ちゃんと事実というのはもうはっきりしているんですよ。 大臣、この四百十八名のリストに入っていながら、今マスコミなどでも取り上げられていますが、愛媛県の加地智子さんの例。先月十六日に十六年間知らされなかったままこのことが明らかになって原告に加わ...全文を見る | ||
○小池晃君 簡単に。 | ||
○小池晃君 私はそんなことを言っているんじゃないんですよ。 技術的には可能になっていたんですよ、その時点では。それをやらなかったわけですよ。やられなくて感染している。だから、技術的に全く分からない段階で使われてという問題と比べれば私はより、これで感染させられた人の思い、大臣考...全文を見る | ||
○小池晃君 しかも、東京地裁の判決というのが線引きの土台にされようとしているときに、この八九年以降の感染者というのは東京地裁の原告にはいないわけですよ。いないんですよ。だから、東京地裁の判決というのは、この問題、被害者救済の司法判断していないわけですから、この八九年以降の感染者に...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣、昨日の決算委員会でも、それから今日も、国民から支持される決断が必要なんだというふうに何度も繰り返していらっしゃった。 私は、投与された時期やあるいはその投与された薬剤によって、この人は救われる、この人は救われない、これは国民から見ればやっぱりおかしい、到底支...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私は和解案について聞いているんではなくて、そういう形で国民的な支持を得るというふうにおっしゃっているから、そういうやり方が支持を得られるというふうにお思いかということを、これも政治家として大臣に率直にお伺いしているんです。 | ||
○小池晃君 私は線引きするようなやり方は到底国民の支持を得られないというふうに思いますので、大臣がやはり政治的な決断をすべきだと。十三日待たずに、やっぱり原告にも会って、福田首相が、決断をするということを強く求めたいというふうに思います。 それから最後、労働者派遣法の問題で、...全文を見る | ||
○小池晃君 要するに、法律作ってからゼロなんですよね。一回も是正指導をやられてない。だから、法律がやっぱり全く機能してないと。だから、私前回も申し上げましたけれども、実態はやっぱり偽装請負も含めて派遣法期間制限違反が横行しているのに法律が機能してないわけです。 大臣、やっぱり...全文を見る | ||
○小池晃君 私はきちっと違法な派遣を是正できる法律に変えるべきだということを申し上げたいと思います。 それから冒頭、もう一回、やっぱりこの年金記録問題については、今日の答弁は私は全く納得できませんし、この間国会で議論してきたことと比べても非常に重大な国民に対する公約違反である...全文を見る | ||
12月25日 | 第168回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 ねんきん特別便のこの発送が始まったわけです。ところがこれ、肝心の宙に浮いた記録の情報は、中身は何ら被害者には示されない。記録が漏れている可能性がありますというふうに書かれているだけなんですね。 こうした被害者が、社会保険庁に聞きますが...全文を見る |
○小池晃君 現場で一体何が起こっているか、ちょっと大臣に聞いていただきたいんですよ。 東京日野市にお住まいの田中容子さんという方からお手紙いただきました。この方は、今年九月に夫の田中彰さんが亡くなって、遺族年金を申請するために九月の末に八王子社会保険事務所に行った。社会保険事...全文を見る | ||
○小池晃君 そういう官僚答弁じゃなくて、今の私、話して、大臣、どう思います。これは問題あるケースだと思いませんか。 | ||
○小池晃君 調査していただきたい。 これ、マニュアルがどうもあるらしいんで、これは委員会として提出を求めていただきたいと思います。 | ||
○小池晃君 それで、六月の当委員会で私の質問に対して柳澤大臣は、記憶を呼び起こしていただくよすがになることは提供したいと、こう答弁しているんですね。ところが、ねんきん特別便にもこれは入っていない、ほごになっているんです。 大臣、これ、私、消えた記録というのは国の所有物ではない...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、私が示した実例は正にそうなってないんですよ。成り済ましだといって被害者の側を最初から悪人のように見立てるようなやり方、考え方間違っているんですよ。国が悪いんですから、社会保険庁の責任なんですから。相談に来る人、被害者なんだから。そういう立場でこれ根本的にやり方...全文を見る | ||
○小池晃君 社会保険庁に聞きたいんですが、これ私、事案を見ますと、七件ともその事業所に勤務している他の加入者にも同様の改ざんが行われている可能性が高いような性格のものばかり。しかも、今の実例お聞きになって分かると思うんですが、申立人の同僚の方に関してもさかのぼってこれ認定している...全文を見る | ||
○小池晃君 検討したいだから何にもやっていないんですよ。私おかしいと思うんですよね。もうちゃんと認定されているんだから、そういう被害者の権利を守るというんだったらその程度のことはするのは私当然だと思うけれども、まだやっていないわけですね。 大臣、この総務省の第三者委員会で訂正...全文を見る | ||
○小池晃君 今後の課題と言うけれども、要するに、今回もらった特別便で、ああ大丈夫だ、自分はこれで正確だと思っても、実は標準報酬月額が大幅に下がっていると、そういうケースがあるわけですよ。だから、そういう問題があるんだということをちゃんと言っておかないと、国民がこれで安心しちゃった...全文を見る | ||
○小池晃君 被爆の認定問題をお聞きします。 原爆症認定の在り方の検討会が十七日に報告を取りまとめましたが、これは、判決すべてが原因確率の見直し、厳しく批判した。ところが、その抜本的な見直しをされなかった。六十年余にわたって苦難を抱えてこられた被爆者の皆さん、そして今病を抱えて...全文を見る | ||
○小池晃君 やってみたいと言うだけで、私はどれだけの計算できるのかと言ったけど、答えられないんですね。これから検討するという中身である。結局、入市被爆による線量評価というのは極めて限定的なもので、私は原因確率で切り捨てるということと同じことになると思うんです。しかも大臣、研究者が...全文を見る | ||
○小池晃君 ABCCと言うけれども、これも当事者の皆さんに聞くと、個人データの信頼性については当時ABCCに対して反発が非常に強かった、正直に証言しているとは限らない、しかもすべての人を対象にしていないという問題もあるわけです。 先ほどあったように、医師の診断書と言うけれども...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、やっぱり被爆者の実態から出発するということが裁判が示した方向じゃないですか。それにこたえて認定の見直しを、検討会を立ち上げて検討したんだから、私はその裁判の結果に、C型肝炎の問題では司法の判断を超えられないんだと、司法のせいだ、司法のせいだと言う。ところが、原爆...全文を見る | ||
○小池晃君 与党PTの話もありましたが、これも新たな線引きという面も実はありまして、東京訴訟の原告に当てはめても、認定された人の中にも外れてしまう人も出てくるという問題もあります。やはり私たちは、日本被団協が求めているように、現行の審査方針を廃止をする、放射線の影響が否定できない...全文を見る | ||
○小池晃君 だとすれば、これはきちっと、立法というのであればこのことを書き込むべきだということを申し上げたいというふうに思います。 それから謝罪、これはハンセン病の法律についてはきちっと謝罪ということが趣旨にも盛り込まれている。これもしっかり入れていくのが当然だと思いますが、...全文を見る | ||
○小池晃君 フィブリノゲン製剤の認可は一九六四年であります。この大阪地裁の判決では何と言っているかというと、承認申請時の資料はずさんなものである、当時の基準を満たしているのか、当時のその薬剤の承認の基準を満たしているのか疑問を生じかねないものだと指摘をしているんです。大臣、全員救...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、議員立法を作るというのであれば当然政府としての責任の明確化、謝罪が盛り込まれなければいけないというふうに思っていますし、認定についても、第三者機関というのではなくて、やっぱり裁判でやっていくということが必要だというふうに思いますし、常設の協議機関ということもこれ...全文を見る | ||
○小池晃君 終わります。 |