小池晃

こいけあきら

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

小池晃の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月06日第171回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。    〔委員長退席、理事岩永浩美君着席〕  西松建設の企業献金が大きな問題となっております。法務省に最初にお伺いしますが、逮捕された西松建設の国沢幹雄前社長の被疑事実、説明してください。
○小池晃君 西松建設、パネルに示しましたが、(資料提示)九三年のいわゆるゼネコン汚職の際に副社長が逮捕され、有罪となりました。これを契機に、政治家への献金で西松建設の名前が出ないようにと、九五年に新政治問題研究会、九八年に未来産業研究会を立ち上げました。この二つの団体の責任者は、...全文を見る
○小池晃君 一千億円近いわけです。そのお金がこの二つの団体を通じて政治家に回る。まさにこれは公共事業の無駄遣いにつながるわけですし、税金が献金という形で政治家、政党に還流すると。これは許し難い、一刻も早く禁止すべきことであります。  この件で民主党の小沢一郎代表の会計責任者が逮...全文を見る
○小池晃君 知らなかったと、ちゃんと報告しているんだと、小沢代表と同じような説明をされるわけですが、これ、何か調べるの大変かのように言うけれども、新しい波のパーティー券買っていった政治団体そんなに多くないですよ。報告書で調べると、日本医師連盟、道路運送経営研究会など六団体。問題に...全文を見る
○小池晃君 ちゃんと調べているんですよ。新しい波イン大阪、イン愛知、イン東京と、年に三回ぐらいしかやっていないじゃないですか。一つ一つの規模、物すごく大きいんですよ。その全部、報告書見たんです。八団体しかないんです。そのうち二団体が突出して多いんです。けた違いです。何でこれで、分...全文を見る
○小池晃君 いや、そんなことを私聞いていないんですよ。パーティー券買った政治団体、八団体しかない。そのうち突出しているのは二団体だと。  じゃ、それが西松建設との関係がなければ一体どういう団体だというふうに考えるんですか。八百万円もお金を出してくれている、もうお得意様じゃないで...全文を見る
○小池晃君 詳細にわたって説明してくれと言っていないんです。根本的なところが、八百万円も買ってもらったところだったら、それが報告行かないというのはおかしいじゃないですか。おかしいと思いませんか、どうですか。    〔理事岩永浩美君退席、委員長着席〕
○小池晃君 到底納得できないですね。八百万円ものパーティー券買ってくれて、一体どういう団体なのか分からない。どういう資金が出てきたのか、もうえたいが知れない。そんなものを受け取るというのは私、極めて無責任だと思いますよ。逆に言えば、分からないで受け取っていたんだったら物すごく無責...全文を見る
○小池晃君 それじゃ、同じく西松建設におられた風間森夫さん、神田行道さんとは面識ありますか。
○小池晃君 風間森夫さんは新政治問題研究会の代表です。神田行道さんは未来産業研究会の代表。面識はないと。  面識もないような人が代表者をやっている政治団体が八百万円を超えるパーティー券を買ってくれると。私だったら不思議に思いますが、不思議に思わなかったんですか。
○小池晃君 返せばいいという問題ではない。しかも、返すと言うけど、二つとも解散したんですよ。ないじゃないですか。どこに返すんですか。西松建設に返すんですか。
○小池晃君 道義的な問題とは何ですか。
○小池晃君 自民党の派閥というのはこんなにいいかげんなものなんですか。八百万円ものパーティー券買ってもらって、一体どこのどなたか知らない、どんなお金か分からない、道義的な責任と言われても一体何なのか説明もできない。  総理、総理は一昨日の記者会見で、金の話が政治に対する不信につ...全文を見る
○小池晃君 一般論で済む話じゃないじゃないですか、これは。閣僚の疑惑なんですよ。閣僚が代表をやっている派閥の疑惑なんですよ。  しかも、人ごとじゃ済まないんだよ。これ、個別事案じゃないんだ。ちょっとこれね、自民党の資金管理団体である国民政治協会は二〇〇三年に新政治問題研究会から...全文を見る
○小池晃君 総務省に聞きます。国民政治協会が献金を受けた〇三年の政治資金収支報告書では、新政治問題研究会の住所はどこですか。
○小池晃君 国土交通省に聞きますが、西松建設本社の住所はどこですか。
○小池晃君 同じじゃないですか、総理。これは、あなた、一般論で済ませる問題じゃないですよ。国民政治協会というのは自民党の資金管理団体ですよ。そこが、新政治問題研究所の住所を西松建設と同じ場所で届け出たんですよ。これは、同じ、一体の政治団体だというふうに自民党の資金管理団体が認識し...全文を見る
○小池晃君 そんな説明ではこれは済みませんよ。  だって、西松建設と同じ住所で何の疑問も持たずにあなた方は総務省に届出出したんですよ。この問題は、これは自民党の問題ですから、これは他人事じゃないですよ、総理。国民に対する説明責任は、この問題では総理にあるんです。この問題では民主...全文を見る
○小池晃君 いや、必要ですよ。だって、国民がこれ疑惑持ちますよ。ちゃんと説明してください。もう一回答えてください。
○小池晃君 必要であります。  委員長に申し上げます。  西松建設の献金をめぐる疑惑解明するための集中審議を開いていただきたい。
○小池晃君 今日取り上げた問題を通じて、やっぱりこれは疑惑ありますよ。これは説明納得できないですよ、今のね。いや、個別にだれが受け取ったか、個々人の名前まで説明しろと言っているんじゃないんです。極めて大口の目立っている団体が一体どのような団体であったか知らない、どういうお金だった...全文を見る
○小池晃君 私は、全く反省がないと思いますね。この間の政治と金の問題繰り返されてきたその根源にやっぱり切り込むこともできないと。しかも、企業・団体献金禁止するから政党助成金をつくると言ったじゃないですか。政党助成金、赤ちゃんからお年寄りまで二百五十円、一人当たり、三百二十億円です...全文を見る
03月17日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  障害者自立支援法の見直しについて聞きます。  大臣は、二月二十四日付けで地方六団体あてに改正案の要綱を通知をしております。ところが、厚生労働省にその内容を示していただきたいというふうに何度もお願いしたんですが、昨日まで出せないというふう...全文を見る
○小池晃君 今の答弁でいうと、更にやはり現行の負担水準よりも引き下げる方向で検討をするんだというふうに受け取ってよろしいですか。
○小池晃君 見直しというのであれば、応益を応能に看板だけ掛け替えるようなやり方ではなくて、私ども、自立支援法はこれは廃止をして、憲法二十五条に基づく障害者の権利を全面的に保障する制度として新たに抜本的に転換をすべきだということを申し上げておきたいと思います。  さらに、支払方式...全文を見る
○小池晃君 利用者利用者と言うけれども、障害者から選択できるから日額制度にしてほしいという要望でも出ているんですか。
○小池晃君 育成会の代表の発言のことだと思うんですが、社保審部会では、育成会の代表も、月額制のデメリットとして定率負担があるから実態として行かない日も負担が発生すると、その辺も勘案して考える必要があるというふうに発言されております。応益負担でなくなればそういう問題なくなるんだから...全文を見る
○小池晃君 医療についても応能負担の方向だという御答弁、検討しているということですが、現在の負担水準、実態見るとどうか。  これ、私試算をしてみたんですが、住民税が年額十万円程度のいわゆる中間所得層で、心臓の手術で月をまたがって二十日間入院するというようなケースの場合、医療費総...全文を見る
○小池晃君 医療については応能負担になってないですよ。いろんな問題点がまだまだたくさん残っていると。  福祉サービスについても、さっき言ったように、支援費のときの、あるいはそれ以前の応能負担に比べれば負担の段階は極めて粗いです。そこのところはしっかり踏まえていただきたい。  ...全文を見る
○小池晃君 いや、私の言ったことに答えてないんですけれども。これが要するに提供されるサービス量の上限というようなことになるような方向で検討しているんですかと。
○小池晃君 回りくどいちょっと言い方なんですが、そういったことはしないと、介護保険みたいに負担限度額というような形は考えてないんだと。大臣、どうですか。そういったことは考えないんだと言ってくださいよ。
○小池晃君 そういうことではないと。  後期高齢者医療制度について聞きます。  一年以上保険料を納めてない、払えない人から保険証の取上げ始まろうとしておりますが、高齢者からの保険証の取上げというのは命の危機に直結します。絶対やるべきではないと。  資料の三枚目、四枚目に示し...全文を見る
○小池晃君 実際にそういうふうになっていくかどうかということをしっかり見極めたいというふうに思いますが、同時に、保険証の取上げについてはこれは後期高齢者だけではないわけで、後期高齢者以外の国保加入者についてもこの間きめ細かな対応をするんだという再三答弁をされていますよね。  私...全文を見る
○小池晃君 最後に、レセプトのオンラインの義務化の問題についてお聞きをしたいというふうに思います。  大臣にお伺いしたいんですが、レセプトオンラインの義務化、これに反対する裁判が始まっています。全国で約千七百名もの保険医、開業医の皆さんが裁判に立ち上がっておられる。かなりのこれ...全文を見る
○小池晃君 これは、全国保険医団体連合会のアンケート調査を見ますと、義務化されれば医科、歯科の一割、医科で一二・二%、歯科で七・二%が廃業すると答えているわけですね。これは医師会などからも同様の声が上がっているというふうに聞いております。  私は、こういう事務手続、オンラインの...全文を見る
○小池晃君 対応策やると。これもう僕、二、三年前からこの問題はここで質問をして、代行請求するんだとかいろんなこと言われてきたんですよ。でも、実施近づいてくるにつれ、やっぱりできないという声がこれだけ出ているわけですし、与党の中でもやっぱりそういう声出ているわけですから、私は、いろ...全文を見る
○小池晃君 これはもう見直していただきたい、撤回していただきたいというふうに思います。  最後ちょっと、もう質問はしませんが、実態を示して要望だけしておきたいと思います。  昨年九月三十日に医療課長通知が出て、医療機関に対する特定共同指導の実施に係る取扱いについてという通知が...全文を見る
03月18日第171回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  被爆の認定問題で官房長官に伺います。  十二日に東京高裁、本日広島地裁でも判決が出ました。いずれも現行認定行政の誤りを認めるものです。東京高裁では肝臓病についても放射線起因性を高裁として初めて認め、広島地裁では初めて国家賠償責任も認めま...全文を見る
○小池晃君 既に六十三名の原告が亡くなっているわけで、長官、東京高裁判決と言うけど、次の判決まで待つ必要ないじゃないですか。速やかに決断すべきだと思いますが、いかがですか。
○小池晃君 自民党の議懇も、国は、もはや司法、国民世論の不動の流れを認識し、無用の係争はやめるべきであることを十二分に悟るべきであると言っているんですよ。やっぱりこんなことを続けるべきじゃない、上告控訴は絶対すべきじゃないと思いますが、どうですか。
○小池晃君 被爆者には時間がないんです。やっぱり一刻も早くやるべきだと。今の私答弁では納得できないです。やっぱり、これまでの長官の発言に照らしても、直ちに決断をすべきだと申し上げておきたいと思います。  二階経産大臣に、前回、新政治問題研究会と未来産業研究会のパーティー券の購入...全文を見る
○小池晃君 前回大臣は、西松建設の国沢前社長について面識はあるとおっしゃいましたが、どんな付き合いだったんですか。パーティーで会うとか、一緒に食事するとか、ゴルフするとか。
○小池晃君 そんな全部克明に言ってくれというんじゃなくて、例えば食事をしたような関係だとかそういう、そのどんな付き合いだったのかと聞いているんです。
○小池晃君 前任者の金山良治さんとは面識はありますか。
○小池晃君 亡くなった西松の元相談役の平島栄さんは、生前、しんぶん赤旗の取材に対して、二階さんと西松の関係ができたのは、八八年に竣工した和歌山県の椿山ダムの建設のときだと答えております。国土交通省の建設業認可申請書によれば、金山氏はかつて西松建設関西支店椿山ダム出張所長です。その...全文を見る
○小池晃君 椿山ダムは二階大臣の元の選挙区の地元でもある、その地元のダムだと、そのときの担当者だと。そういう長い付き合いが西松とはあると。ところが、収支報告を見ても西松建設の名前は出てこないんですよ。ほかにも建設業者は出てくるんですが、西松建設の名前がない。しかし、ダミー団体はい...全文を見る
○小池晃君 生前聞いているんです。
○小池晃君 風聞で物を言っているんじゃなくて、その方に生前、しんぶん赤旗の記者が直接取材しているんです、確認していますから、これは事実なんですよね。  それで、やはり疑惑の解明とともに再発の防止は必要だと思います。十六日の記者会見で、官房長官は、企業献金は極めて限定的にするべき...全文を見る
○小池晃君 極めて一般的であります。やっぱり企業・団体献金禁止しなきゃいけないというふうに改めて申し上げますし、疑惑について開き直るような態度は許されないということは申し上げておきたいというふうに思います。  介護保険のことについて聞きます。  来月から要介護認定制度が変更さ...全文を見る
○小池晃君 軽くなる。
○小池晃君 だから軽くなっているんですよ。
○小池晃君 いや、同じ人なんですよ、母集団ね、同じ人なのに認定方法変えるだけでこうなると。これは厚労省の数字の基にグラフ作っていますから間違いないんです。  今もお話ありましたけれども、認定調査のときのテキストも問題になっていて、これも次の二枚目に書きましたけれども、重度の寝た...全文を見る
○小池晃君 自立って言葉を換えても、それを介助していないってなっただけで基準時間に影響ないんですよ、同じことになるんですよ、これソフト変わらないんだから。  大体、実施直前になって見直すって後期高齢者のとき同じようなことをやって、それで結局大問題起こったこと忘れちゃったんですか...全文を見る
○小池晃君 だから見切り発車をすべきじゃない、やっぱりきちっと検証しなきゃ駄目だ、だからいったん中止して検証し直すべきだと。どうですか。
○小池晃君 方針がぐらぐら変わる方がよっぽど大変です、現場は。役所がやったって言うけど、この要介護認定の見直しに関連した事業はどこに委託しましたか。
○小池晃君 みずほ情報総研、NEC、東芝ソリューション、三菱UFJ総研、そういったところに委託してやっているんですね。この今のテキストを直すというやつだって、これは三菱UFJ総研なんですね。こんなのやめたらどうかと、もう。これ七百億円大体掛かっているというんですよ、要介護認定に。...全文を見る
○小池晃君 この要介護認定ですが、介護保険が始まってケアマネジャーという専門家が生まれたわけですね。今現場に十万人いるわけですよ。私は、一番家族のことも本人のこともよく知っているのはケアマネジャーなんだから、その専門家に任せてその人たちが必要なケアプランを作る、そしてそれを審査会...全文を見る
03月24日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  医学部の入学定員が医師不足に対する世論に押されて増える、これは今までの医師数抑制の閣議決定の誤りが明らかだと思います。  文部科学省にお伺いしますが、来年度国立大学医学部入学定員が増える分、国の経費負担はどれだけ増えるんでしょうか。
○小池晃君 三百六十一名の定員増に対して、私も驚いたんですが、五千六百六十三万円しか国の負担が増えないわけですね。これ、一人当たりにするとわずか十五万円なんですよ。やっぱり増やす経費が少な過ぎる上に、学費が高過ぎるんだというふうにこれ思うんです。  そもそも、昭和三十一年に作ら...全文を見る
○小池晃君 これ、今日お配りした資料の二枚目には、附属病院の債務残高だけじゃなく、医学部を持つ大学の平成十九年度末での債務残高の表をお配りしておりますが、これだと一兆円を超えるわけですね。  附属病院に対する運営費交付金も年々減り続けていると思いますが、年次推移をお示しください...全文を見る
○小池晃君 大臣、今までのちょっとやり取り聞いていただいて、経営努力して頑張って収入が増えれば、収支にお構いなく運営費交付金どんどん減っていくわけですよ。最初の約六百億円から二百億円ですよ、来年度予算だと。頑張れば頑張るほど自分の首絞めるような構造になっているわけですね。それに加...全文を見る
○小池晃君 このままじゃ駄目だと強力にやっぱり厚労省から物を言うべきですよ、これ。  臨床研修の見直しのことを今おっしゃられましたけれども、大学の研修医を増やしたいというのであれば、やっぱりこういう財政負担の問題を解決することが私は先決だと。地域の研修枠に上限を設けて大学にでき...全文を見る
○小池晃君 より良い医師を育てるというのが一番大切な視点なので、その視点でやっぱりきちっと議論をすべきだと。  それから最後に、原爆症認定の問題で、これは予算委員会で私は河村官房長官にお尋ねしましたが、千葉訴訟の東京高裁の上告期限が迫っています。この問題、一点だけ。これは上告す...全文を見る
○小池晃君 こんなのは絶対上告すべきじゃないですよ。早く結論を出していただきたい。午後にも聞きますから、ちょっとそれまでにちゃんと返事できるようにしてください。よろしくお願いします。  終わります。
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  派遣切り、非正規切りが広がる中で、不当なリストラを許さないということが最も大事な雇用対策だと思います。今日は、自動車大手のホンダでの非正規切りの問題を取り上げたい。  ホンダは、売上不振を理由にして、鈴鹿、狭山、栃木と熊本で既に期間労働...全文を見る
○小池晃君 しかし、こういう繰り返し繰り返し短期雇用であれば、これは期間の定めのない雇用とみなすというのが判例の考え方だし、それが労契法の考え方ですよね。
○小池晃君 大臣、こういう働かせ方をどう思います。これ、ホンダの狭山工場のAさんは、会社は一か月、二か月と言うけれども、人生というのは二か月ごとにあるわけじゃないんだと。こんなやり方で、二か月先分からないので結婚も子供もできないと。こんなやり方許されていて、安心して働ける環境なん...全文を見る
○小池晃君 大臣、これ労働契約法の精神、趣旨からいったら、こういう在り方はやっぱり問題があるというふうにはっきり言っていただきたい。
○小池晃君 配慮していないですよ、これは全く。  これ、ホンダからは事情を聴き取るなり調査をして、労働契約法に基づいて継続雇用させるということをきちっとやっていただきたい。これ調査を求めます。いかがですか。
○小池晃君 そぐわないと思いますので調査をしていただきたいと思います。  法案についてですが、私どもは、今回の法改正に当たって、離職理由での差別をやめること、緊急に非正規対策だというのであれば、給付日数もすべて非自発と同じ日数に引き上げるべきだと求めております。  今回の改正...全文を見る
○小池晃君 より幅広く対象とする方向で検討するということですね。うなずいていらっしゃいますけど、それでよろしいですね。  六か月以上の期間満了で引き続き雇用を望んだにもかかわらず雇い止めになった場合は、特定理由離職者とするというふうに今回なっているわけです。これ、改正案の条文で...全文を見る
○小池晃君 これ、大臣、該当しないと、四十歳で加入期間五年から十年だと、六か月の給付が三か月になっちゃうわけですね。  労働者というのはその六か月だけの契約を望んだわけじゃないんですよ。やっぱり直接雇用の要件が更新なしだった、だから拒否したら働けないというのでやむを得ずそういう...全文を見る
○小池晃君 三月三十一日に一斉に二百人切られるんですね、マツダなんかは。それで、みんな、自分たちは継続雇用を望んでいるから、今回ので、ああ、三月三十一日になって助かったと思っていたら、実はそうじゃなかったとなったら、これは本当に大きな失望を与えると思うので、きちっとここは運用の面...全文を見る
○小池晃君 いや、給付が開始してから四週間に一回の認定というのは、それはいいと思うんですよ。最初のところなんですよ。やっぱりとにかくお金なくなって大変だと、暮らしつなぐというときにもっと考慮が必要だと。これ、引き続き検討していただきたいというふうに思います。  それから最後に、...全文を見る
○小池晃君 これ、本当、きちっと指導していただきたい。二百五十人ですよ。かなり大規模な事実上の内定取消し、強要なんですね。  社会に初めて出るときにこんな裏切りをされるというのは、私は本当に学生にとってみても、こんなつらいことはないと思います。本当に今の指導じゃ弱いと思いますの...全文を見る
○小池晃君 午前中も申し上げましたけれども、あの東京高裁の判決に対して上告する理由は何一つないと私は思います。自民党の議員懇談会も無用な係争はやめるべきだという意見書を出しております。やはり、この上告は絶対にすべきでないということを重ねて、上告期限あと二日ぐらいだと思いますが、絶...全文を見る
03月30日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  戦没者の遺族に対する特別弔慰金の支給は、遺族の皆さんが受けた労苦から見て当然であります。我が党は、制度創設以来、賛成をしてまいりました。  個別通知の問題はもう何度か質問がございまして、受給対象者には今回新たに個別に通知するということで...全文を見る
○小池晃君 是非、与党の皆さんにも、そういう方向でこの問題を解決する努力をやっぱり立法府としてやるべきだということを申し上げたいと思います。  続いて、戦争被害の問題で、衆議院の委員会で我が党の高橋議員が東京大空襲の被災者の問題を取り上げまして、大臣は、諸外国ではどうしているの...全文を見る
○小池晃君 しかし、法の下の平等ということに照らせば、軍人軍属は補償されるけど民間被害者は補償されないというのはこれは法の下の平等に反すると思うんですよ。  特別な事情ということでいえば、私、空襲被害者の方からお話聞きました。やっぱり今も恐怖感が残っているというんですよ。今も外...全文を見る
○小池晃君 一般の市民も、やっぱり一億火の玉だといって戦争に協力させられたんですよ。空襲が終わった直後に配られた紙には何て書いてあるかと。これね、こういう焼け野原になっていよいよ何もなくなった、これから戦いだ、そういう文書を国が配っているんですよ。私は、軍人軍属だけじゃなくて一般...全文を見る
04月02日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  前回、旧グッドウィル・グループ、現ラディアホールディングスのシーテックの内定辞退強要について質問をいたしました。その後、同じグループの株式会社シィーエスアイでも同じようなことをやっているという告発がありました。  それによれば、シィーエ...全文を見る
○小池晃君 大臣、こうした事実上の内定取消しで途方に暮れている若者が今たくさんいるんじゃないかと。しかし、これは厚労省発表の内定取消し千八百四十五人には含まれていないわけですね。全体像を把握できないというふうに厚労省言うんですが、徹底調査が必要だと思いますし、ハローワークや労働局...全文を見る
○小池晃君 きちっとそういう立場で行政を貫いていただきたいことと、委員長に求めますが、やっぱり雇用問題でいろんな事態が今起こっております。是非この委員会で集中審議、あるいは日本経団連などの代表や労働側なども呼んで参考人質疑、是非やっていただきたい。
○小池晃君 要介護認定制度の問題について聞きます。  四月一日から変更されました。先ほど森田議員からも問題点指摘されて、これは認定調査項目が減らされ、コンピューターソフトが変えられ、認定調査員などのテキストも変わって、これは二〇%が軽度に認定されるということもある。もしそうだと...全文を見る
○小池晃君 私、実は厚労省内部での検討資料というのを入手したんです。これは昨年省内で検討した資料で、今日お配りをしております。これ、資料の一枚めくっていただいて一ページ目には、要介護認定について要介護二、三が著しく増加しているというふうにして、その理由として、不適切な重度変更が行...全文を見る
○小池晃君 局長も替わられたことだし、それ以前の検討のものなのかもしれない。しかし、これ、私、かなり書かれていることはそのとおりにその後なっているなというふうに読んで思っているんですよ。  実は、介護予防を導入した国会の審議の中でも、厚労省は、要支援二と要介護一の見込みは七対三...全文を見る
○小池晃君 いや、私が聞いたのは、実際七対三にせよという指導をしているんじゃないかと。実際に、これはもう公開されている資料ですが、東京の北区の介護保険運営協議会の議事録では、区の介護保険課長が、要支援二と要介護一について厚生労働省はこれを六対四、最終的には七対三にしろという指導が...全文を見る
○小池晃君 これ是非調べていただきたい。  問題は、何でこういう低く要介護度を抑えるような方向での制度変更が行われるのかということなんですね。そのねらいがこの資料の後ろから二枚目に、予算要求スケジュールの取扱いについてというところに出てまいります。何て書いてあるかというと、省と...全文を見る
○小池晃君 これは是非調査してください、これね。こういうことが、これ恐らく、そのほかのペーパーも今日は配っていない部分で言うと、与党の厚生労働部会なんという日程も書き込んであるものもありますから、そういったところに出されているのかいないのかということも含めてきちっと調査をしていた...全文を見る
○小池晃君 いや、あのね、混乱するといっても、こんなまともに検証もしていないようなもので実際の要介護度が下がっちゃったという人が出たら大混乱しますよ、それこそ。だから、そういうふうになる前に、だって、後でもし間違っていたら検証すると言うけど、その人にとってみれば生き死ににかかわる...全文を見る
○小池晃君 いったん判定されてから不服審査しろ、区分変更を申請しろと、それは酷ですよ。だから、そういったことにならない前にいったんやめなさいと、今あるんだから止めなさいと、是非そういう方向でやっていただきたい。  それから、ちょっと介護に関連することで一点聞きますが、これは四月...全文を見る
○小池晃君 余り反対する人はいないと思いますので是非検討していただきたいし、改めて要介護認定制度の変更を見切り発車しないでいただきたい。これは介護切りになっちゃいけません。これはいったんやめて検証し直すということを改めて求めて、私の質問を終わります。
04月21日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  要介護認定制度の変更に関する厚生労働省の内部文書を前回の質問で取り上げまして、先週、厚労省は内部文書の存在を認めまして、今お配りのような説明資料を配っています。  大臣にお聞きしますが、厚労省はこの文書の内容と今回の要介護認定の見直しと...全文を見る
○小池晃君 いや、それは無理があるって。だって、そういう、あそこで書かれているような中身で実際は見直しが行われているんだから。それは個別にすべて一〇〇%一致していませんよ。しかし、やっぱりそういう動機で議論が始まったと、省内でそういう検討していたということは、これ事実じゃないです...全文を見る
○小池晃君 いや、しかし、内部文書の中にはもっとほかのことも書いてあるわけです。例えば、利用者負担は二割にするとか、利用限度額、支給限度額引き下げるとか、これ実際に検討もしていたんだということは認めているわけで。  実は、昨年五月の当委員会で私、大臣に質問しているんですよ。その...全文を見る
○小池晃君 いや、だから省内では数字先にありきの議論がやられているということなんですよ。どういう介護が必要か、どういう医療が必要かじゃなくて、数字出してどんどん切るという議論しかしてないということじゃないですか。  私、介護度が良くなって下がった、それは喜ぶ、当然ですよ。同じ介...全文を見る
○小池晃君 でも、そうは言うけれども、それは今まで要介護認定を受けていた人はそうかもしれないけれども、新たに受ける人は全然その対象にならないわけですよ。そうすると、これはかなりやっぱり行政としても公平性を欠くんじゃないですか。  だから、併せて言うけれども、間違っていたというこ...全文を見る
○小池晃君 区分変更とか不服審査というのは大変なんですよ。ちょっと、それはやっぱり無理があるって。その火の不始末だって、「たまゆら」の事件みたいなのがあって、やっぱり介護の問題で火の始末というのは大事じゃないですか。  だから私は、やっぱりそういう悪あがきはやめて、もうこれは、...全文を見る
○小池晃君 大臣、今言ったように、申告した十八人のうち十人は同一業務、同一職場で三年以上働いて、これ派遣先となる日本電気硝子に直接雇用申込義務が生じる状態だったんですよ。本来だったら四月に直接雇用をされていなきゃいけないような人が、結果として二十日間待たされて、そして解雇されると...全文を見る
○小池晃君 いや、大臣、もっと政治家としてきちっと言ってくださいよ。やっぱりこういう事態はいけないということをちゃんと大臣が言ってくれないと、労働局はこんな対応続くんですよ。はっきり言ってください。
○小池晃君 故意や意図的じゃなくたって、実態として、解雇の前日まで動かないということをいいと思うのかと。こんなことあっちゃならないということをやっぱり言うべきじゃないですか。大臣。
○小池晃君 滋賀県労連は、舛添大臣に対して、労働局の調査は事前通告なしで抜き打ちでやるべきだと、解雇などの場合は、申告後、調査結果出るまでは凍結をさせるべきだと、外国人労働者の場合の調査には通訳などを配置せよというような要望書を出しているので、後で大臣にもお届けしたいと思いますが...全文を見る
○小池晃君 そんなことないんですよ。各労働局が出しているチェックポイントとかでも私、調べましたよ。ちゃんとそこには、受託業務について、注文主と受託者の混在又は共同する形で処理していないことと、チェック項目にちゃんと入っているんですよね。そういうことをやってきた。方針の変更は明らか...全文を見る
○小池晃君 いや、そう言ったのは、だって日本経団連とか日本自動車工業会、電子情報技術産業協会、情報サービス産業協会、みんなこういう形に直してくれといってきて、これが出ているから私ども言っているんです。  やっぱり外形的な要素がなけりゃ、だってどうやって判断するんですかと。そのほ...全文を見る
○小池晃君 それは無理なんですよ、そんなのは。それはだって、じゃ外形的な要素で今までそれで告発して、そこは明確だから偽装請負だというふうに判断してきたんですよ。それなくなったら、例えば実際の指導の中身、何を会話しているか、そこまで全部労働者の側が立証して告発しなければ偽装請負だと...全文を見る
○小池晃君 いや、全くやっていることと言っていることと違うと思う。これ、今までの指導とはっきり言って違うんですよ。今までは、だからパーテーションなどで混在をさせないということが基準だということをマニュアルでも言っていたと。いろいろと偽装請負を告発するときもそういったことがきっかけ...全文を見る
04月23日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  議論聞いていると、何かこれが通るともう不正がまかり通ってとんでもないことになるというような感じなんですけど、私は日本の国民にもっと希望と信頼を持っていいんじゃないかなというように思いますし、とんでもないことやったのは、年金の保険料を流用し...全文を見る
○小池晃君 でも、これ見ていただければ分かるんですが、認定されているわけですよ、適用事業所で消えた期間も働いていたことは。しかも、消えている期間の前後はその事業所での加入期間がこれはあるわけで。もちろん、本人は保険料を納付されていたとはっきり主張されているわけで、こういう事案でな...全文を見る
○小池晃君 だから、その四人は別の会社に就職したんだから、それは当然別の事業所に行っているわけで、今のは何の説明にもなっていないんですよ。  この方は働いていたと、ちゃんと。だって、この事案というのを認定しているじゃないですか、第三者委員会で、その期間はずっと働いていたんだと。...全文を見る
○小池晃君 第三者委員会が保険料の納付の証明にこだわる余りに十分に救済が進んでいないという現状は、本当にこれは党派を超えて解決しなきゃいけない問題だというふうに思いますし、趣旨はいいんだという発言が与党の方からも相次いだわけで、是非これは建設的な方向で議論を進めるべきだということ...全文を見る
○小池晃君 かなり回復につながっているわけですね。それで、これは去年取り上げたときにはこの百七十だったわけですが、それ以降もこういう同じ事業所の中で同様のというケースはいっぱい出てきているわけで、これは処理終わっていますか。
○小池晃君 大臣、まだ経過途中だというんですけど、これ迅速にやっていただきたいのと、やっぱり期限区切ってきちっとこういう仕事をやっていただきたいと思うんですが、大臣、いかがですか。
○小池晃君 続いて、保険料の徴収の問題についてお聞きしたいんですけれども、経済危機の中で医療や年金の保険料の徴収、滞納事業所が今増えております。滞納があってもこれ一律に機械的に対応するんじゃなくて、やっぱり個別の事情を十分に踏まえながら納付をしてもらう、そういう対応が求められると...全文を見る
○小池晃君 そうであればいいんですが、現場を見ると実態いろいろあるわけですね。  先日、こういう相談がありました。能登観光自動車という観光タクシーなどやっている石川県穴水町の会社です。能登地震があって、それまでは順調だったんだけれども、それ以降かなり資金繰りが大変になっていると...全文を見る
○小池晃君 それは去年の。
○小池晃君 ところが、一定の措置って、一週間後に差し押さえるって、一定の措置とは言えないですよ。今年も二月分の納付が強く迫られていて、どうしても資金繰り付かないから、二月分の社会保険料四十万円、これを四月末までに半分、ゴールデンウイーク明けに半分、これで払うと申し入れたんだけれど...全文を見る
○小池晃君 だって、これだって、私が国会で取り上げるぞ、質問するぞと言ったら、翌日になったら分割納付でいいよと。これ偶然とは思えないんですよ。  こんなことやったら、全部国会で追及していかないとこういうひどい仕打ちがまかり通るということになるんで、大臣、実態こうですから、きちっ...全文を見る
○小池晃君 いや、私はこういうことで倒産に追い込んで仕方がないですねという対応は許されないと言っているんですよ。だから、それ、やめるって言ったんだから、素直に認めなさいよ。  最後に、今日四時から臨床研修制度の見直しをめぐって部会が開かれると。これで疑問の声が今、医療界からたく...全文を見る
○小池晃君 これだけ多数の声が寄せられているんです、大臣。そしてしかも、昨日私が厚労省に聞いたら、数は把握してないと言った。こういう状況で、四時からこの省令の改正の結論をたった二時間で出してしまうと。こんなこと、私、許されないと思いますよ。今、医療界を挙げて慎重に検討すべきだとい...全文を見る
○小池晃君 そもそも、医師不足の解消を研修医の強制的な配置で行うということは許されないし、そこには良い医師を育てるという一番大事な観点が私は欠落していると思います。  臨床研修の見直し、特に都道府県別のこの上限設定は撤回すべきだと、パブリックコメントを通過儀礼にするようなやり方...全文を見る
05月08日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  新型インフルエンザに対する空港や港での水際対策が行われているわけですけれども、今日はもう一つの水際である在日米軍基地での対策についてお聞きをしたいと思います。  最初に、日米合同委員会の合意では、およそ三か月ごとに米軍人軍属の入国者数、...全文を見る
○小池晃君 知っているけど言えないんだと。  問題になるのは、直接米軍基地から入国するような数だと思うんですが、これは知っているんですか。把握しているんですか。
○小池晃君 これで独立国なのかなという感じがするんですが、在日米軍基地には検疫官はどれだけいるんですか。
○小池晃君 数把握していないのに、置いていますというのは矛盾じゃないですか。だって、九六年の検疫に関する合同委員会の合意では、これは港及び飛行場ごとに一又は二以上の者を検疫官として任命すると合意しているのに、数知らないと。実際にこれが実行されているかどうか分からないじゃないですか...全文を見る
○小池晃君 これでは担保になっていないと思うんですね。  しかも、基地から直接入国する米軍人軍属には、日本の検疫法に基づく積極的な疫学調査、これは適用されるんでしょうか。外務省、答えてください。
○小池晃君 それは次に聞く予定だったところなんですが、検疫法に基づく積極的な疫学調査を今、日本でやっているわけですよ。入国した人については滞在市の保健所に連絡をするとか、あるいは入国後の健康調査、これはやっているんですかと、米軍人軍属について、米軍基地を通じての。
○小池晃君 でもね、いやいや、容易だったら、きちっと日本と同じように健康調査を十日間やってくださいと言っているんですよ。  大臣、今の議論を踏まえて、要するに、基本的に日本側と同様の措置、お願いをしているんだということですが、その検疫体制の実態がどうなのかの把握すらできていない...全文を見る
○小池晃君 疫学調査をしていない。
○小池晃君 近隣自治体からも声が上がっていますし、やっぱり付近の住民、不安に思っていますので、日本でやっているのと同じルールを厳格に適用してやるということを最低限やらせるべきだということをきちっとチェックをして、米軍側の検疫体制についてもきちっと公表を求めてください、報告を求めて...全文を見る
06月02日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  五年前の年金制度改革のときは、政府・与党が百年安心だというふうに大宣伝をされました。今回、財政検証を行われていますが、やっぱり経済前提が余りに現実と遊離しているのじゃないかという指摘がありました。経済成長率、物価上昇率、賃金上昇率、この十...全文を見る
○小池晃君 要するに、国民年金納付率が現状よりもちょっと良くなっても、六五%のままでも、政府が〇四年改正で約束をしていた支給開始時点の五〇%を切るだけではなくて、受給開始後二十年後には四〇%を切るということが明らかになるわけであります。  更に聞きますが、今回の財政再計算の経済...全文を見る
○小池晃君 未来のことはともかく、当面のことでいうと、じゃどうかというと、今回の再計算のバックデータ、今日、資料の二枚目にお配りをしましたけれども、これは今年の名目賃金上昇率がプラス〇・一%になっていますし、来年は三・四%というふうに急上昇するという、こういう数字で計算されている...全文を見る
○小池晃君 もう当面の数字も長い数字もそういう目で見れないんですよね、こういう数字出されるとね。  大臣にお聞きしますけれども、もちろん経済は好転してもらわなきゃいけない、しなきゃいけない、それから納付率だって上がらなきゃいけないですよ。このままでいいなんて私は思いません。そう...全文を見る
○小池晃君 いや、だからそれはすり替えだというの。だって、要するに、そういう方向にしなきゃいけないというのは私もそうだと言ったんですよ。しかし、振り返ってどうだったというんじゃないんですよ。今年の数字だって八割で設定しているわけでしょう。ところが、六一・五%だというわけですよ。賃...全文を見る
○小池晃君 いや、今のは反論になっていないって。出生率は、それは実態、私、これ、反映している数字、唯一認められる数字ですよ。あと、だって、納付率にしたって経済指標にしたって全然認められない数字。こういうものを出して信頼してくださいなんて言ったって信頼得られないんだということをやっ...全文を見る
○小池晃君 政治家の関与も報道されているんですが、この件に関して、当時国会議員から何らかの働きかけがあったのかどうか。これは、元障害保健福祉部長、元企画課長などにその点について問いただすなどの調査はやっていますか。
○小池晃君 何で慎んでいるの、おかしいじゃないの、省内にいるんだから。  〇四年二月当時の障害保健福祉部長は、現在独立行政法人福祉医療機構理事の塩田幸雄氏、それから同じく企画課長は、現在雇用均等・児童家庭局長の村木厚子さん、今いらっしゃいます。  村木さんは、〇四年二月ごろ、...全文を見る
○小池晃君 私、その言い訳は通用しないと思うんですよ。これ、施策の中身、細目について聞いているんじゃないんです。今、厚生労働行政の公平性、公正性に社会の疑惑の目が向けられているんですよ。その当時、やっぱり担当者だった以上、あなたは厚生労働省の幹部としてこの疑問に対してちゃんと答え...全文を見る
○小池晃君 いや、駄目だって。だって、この障害者団体の証明書には企画課長だったあなたの公印が押されていたというのは、さっき答弁があったんですよ。ね、ちゃんと答えてくださいよ。これじゃ駄目ですよ。
○小池晃君 官房長、当時の企画課長が、まさに公印が押されていたというわけですよ。ね。だったらば、それについて元課長である村木さんに、調査委員会としてその件について調査する、聴くというのは当然じゃないですか。何でやらないんですか。やってないんだったら、今そこで聴いてください、隣にい...全文を見る
○小池晃君 こういう場でって、国会で問われているんだからね、知っている人がそこにいるんだから、おかしいじゃないですか。  委員長、これ止めてください。ちゃんと答えさせてください。
○小池晃君 大臣、今ちょっと横で聴いていただいて、事務次官は記者会見で、組織的に行われるとは理解し難いと述べているんですよね。  しかし、この逮捕された係長というのは、〇四年の四月に異動したばかりの係長が、見ず知らずの相手に偽の稟議書を作成して、決裁途中の稟議書を外部に出す、こ...全文を見る
○小池晃君 いや、おかしいですよ。省を挙げて調査するというのであれば、組織的関与があったかなかったか、当時の担当の上司に聴くのが一番のまず調査すべきことじゃないですか。それをやっていないというわけでしょう。その当人も、ここでね、国会でこうやって問いただしても答えないというわけです...全文を見る
○小池晃君 別に捜査資料を取ってこいなんて言っていないんですよ、一言も。調べられることを調べたらどうなんですかと言っているんですよ。当の御本人がいるんだから、そこに。なぜ聴かないのかと。これすらやらないっていうのは、私、本当に、やれることやっていますって言うけど、一番やんなきゃい...全文を見る
○小池晃君 おかしいと思います。やはり、国会は国会で独自の真相究明の責任があるんです。  私、冒頭申し上げたように、この案件というのは、まさに厚生労働行政の公平性、公正性が問われているわけですよ。障害者の皆さんに大変な負担を押し付ける議論をする一方でこういうことをもしやっていた...全文を見る
06月04日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  今日の議論の中で、年金の財源で消費税、消費税って話が飛び交っているんですが、ちょっと待っていただきたいと思いますので、そういうことでちょっと今日は質問したいと。  元々この基礎年金国庫負担二分の一引上げの安定した財源というのは、五年前の...全文を見る
○小池晃君 いや、だから安定した財源というのはまさに定率減税と年金課税だったということじゃないですか。そういう文脈にしか読めませんよ。  この年金課税の強化と定率減税の廃止によって基礎年金の国庫負担割合の引上げにどれだけ充当されたのか、お答えください。
○小池晃君 年金課税の強化と定率減税の廃止で国税分だけで増税二兆八千四百億円なんですね。そのうち、実際にはその二割足らず、一七%しか充てられてないということなわけですよ。  今度の法案では、これは二分の一引上げの安定した財源として先ほどから消費税の増税だというようなことをおっし...全文を見る
○小池晃君 いや、五年前にはそういう議論はなかったんです。まさにこれでやるんだと、これ大宣伝されてましたよ、選挙でも。私は、これは約束違反というのは言い過ぎだとしたら、じゃ言い換えます、二枚舌だというふうに申し上げたいと思います。  やっぱり、消費税の増税というのは、年金暮らし...全文を見る
○小池晃君 数字だけ言ってください。
○小池晃君 国庫負担割合の引上げによって財政計算上は基礎年金給付費に占める事業主負担というのは四千億円減少するということになるわけです。当面はこれ引上げ財源は埋蔵金というわけですが、これを政府が想定しているように消費税で賄った場合に被保険者、まあ事業主の負担という、こういうのはど...全文を見る
○小池晃君 大臣、基礎年金に対する国庫負担引上げの財源を消費税に求めれば、この試算に示されているように結局、事業主の負担は軽減される、そして勤労者や低所得者の国民年金受給世帯に負担が増える、こういうことになると、これは間違いないんじゃないですか、大臣、いかがですか。大臣に答えてほ...全文を見る
○小池晃君 いや、でも、これ実際にシミュレーションすればまさにこういう傾向になるわけですよね。私は、こういう形で消費税だけで財源をつくっていくというやり方では逆にやっぱり年金の持っている所得再分配機能、社会保障制度の再分配機能を大きく壊すことになるんじゃないかと、大きな議論として...全文を見る
○小池晃君 そういうやり方では所得再分配機能、壊れると。  ちょっと資料の二枚目見ていただきたいんですけれども、逆に、経済財政諮問会議なんかでは所得再分配機能は強化されるという議論がやられております。これは、昨年十一月二十八日の経済財政諮問会議に出された内閣府の資料ですけれども...全文を見る
○小池晃君 これは生涯の受給を計算したわけじゃないんで、そういう議論というのは私は根拠がないと思うんですが、そもそもこの試算の年金給付というのは、この年金に対する国庫負担の投入額の半分以上を国庫負担二分の一への引上げに充てるという、そういう前提になっているわけですよね、これは。 ...全文を見る
○小池晃君 ところが、この内閣府の試算というのは、この年金給付というところ、半分以上は国庫負担引上げ分なんで、何かこれを見ると年金の給付額が増えるかのような印象を与えて、これで逆に再配分なんだという、そういう議論なんですね。別に国庫負担二分の一に引き上げたことによって年金の給付額...全文を見る
○小池晃君 ちょっとそういうことをこのグラフから私は読み取れないというふうに思いますし、こういう形で、消費税こそ何か再配分機能が強いかのような議論というのは、私は世論を誤った方向に導くものではないかなということに、非常に疑問を持っております。  最後、ちょっと大臣にお聞きしたい...全文を見る
○小池晃君 その六月十一日というのだって、そこまで引っ張るということ自体問題だし、大体その判断をするためにこそ会うべきじゃないですか。その声を聞いて、当然私は上告なんか絶対にすべきでないと、そんなこと許されないと思いますけれども、やっぱりその上でも一刻も早く会うと。大臣、今週が無...全文を見る
○小池晃君 与党もこの問題では勧告的意見を出している。東京高裁の判決を踏まえて、線引きせずに全員の救済をと。私たちの主張してきたこととも一致する中身であります。私、この方向でこそやっぱり解決すべきだと。大臣、与党の意見も我々の意見も一致しているわけで、これ、怖いものなしですよ、だ...全文を見る
○小池晃君 この問題でお金を出すことに反対する声なんてありますか。ないですよ。そんなに巨額な費用というわけじゃないですよ。やっぱりこういう問題について、本当に御高齢で大変な暮らしをされている方に対して、国がお金を出すことに私は、国民は絶対に反対の声なんか上げないですよ。そのことは...全文を見る
○小池晃君 今の発言があった、その十一日よりも早く会うという方向で努力するということなんで、とにかく今週中あるいは来週早々にでも必ず会っていただくということを求めて、私の質問を終わります。
06月09日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  冒頭、被爆の問題で、上告を断念されて原告被爆者とお会いになったと。前回の委員会で大臣に求めたんですが、実現して大変良かったというふうに思っています。  問題は、しかし、これからだと思うんですね。医療分科会というのはまさに今まで切り捨てを...全文を見る
○小池晃君 是非、大臣のイニシアチブを期待しております。  それから、年金の問題へ行きたいんですが、年金財政を考える上で支え手の問題は非常に大事だと思うんです。  年金局長にお伺いしますが、二十歳代の厚生年金の加入者数というのはどうなっているか。二〇〇〇年と、直近である二〇〇...全文を見る
○小池晃君 大幅に減少しているわけであります。  国民生活基礎調査では雇用形態による公的年金加入状況も示されているんですが、二十歳代のパート、アルバイト、派遣社員の公的年金の未加入率をお示しください。
○小池晃君 いずれにしても、こういう非正規労働者の中での年金未加入は問題だと思うんですね。  国民生活基礎調査で年齢階層別に加入者数が出ているので、二十九歳以下、二十代の一号と二号の加入割合をグラフにして今日は資料でお配りをしております。これを見ますと、トレンドとしては、九〇年...全文を見る
○小池晃君 要するに、非正規労働が増えているというのがこういう二十代での厚生年金から国民年金というこういう流れになっている、基本的な認識なんですけれども、お伺いしたい。
○小池晃君 こうした問題をどう解決するかということなんですが、非正規労働者の年金加入を進める制度改正というのはもちろんあると思うんです。ただ、それ以前に現行制度でもできることがあるはずだと。本来、年金に加入すべき人たちが未加入で放置されているという問題、これはあると思うんですね。...全文を見る
○小池晃君 ですから、先ほどの七百万人と比べると差は八十万人以上あるわけです。これはもちろん、私どもも分かっていて、その適用条件の違いがありますから、二十時間、三十時間とあるので、それもかなりあるだろうと思うんだけれども、でもやっぱり相当部分が、本来厚生年金に加入すべき人が未加入...全文を見る
○小池晃君 大臣、やっぱり社会保険庁の調査でも厚生年金未適用事業所って十万以上あるんですよね。それから、適用事業所の中でも本来加入すべき人で適用されていない人いるはずで、社保庁の事業所調査では資格取得の届出漏れが六万件以上発見されている。  大臣にお伺いしたいのは、やっぱりこう...全文を見る
○小池晃君 私はその適用のやり方で、例えばもう一時間でも働いたら事業主分だけは保険料を取るとか、そういったことだって考えていいんじゃないかなというふうに思うんですよ。そういった形でむしろ逆に正社員化のインセンティブをつくっていくというような考え方はあり得ると思うんですけど、そうい...全文を見る
○小池晃君 いつもこうだといいんですけれども。これは本当に大事な課題だということを申し上げたい。  さらに、ちょっと具体的に、じゃ本当に雇用の問題を安定させていくという上で、ちょっと直近の問題を大臣にお伺いしたいと思っているんですが、六月四日に広島と山口の労働局が大手自動車会社...全文を見る
○小池晃君 今の問題は極めて重大だというふうに思っております。そういう重大な法違反があった。  ところが、労働局はそういう是正指導をしたと、これは申告者にちゃんと労働局の方が報告している。ところが、マツダは何と言っているかというと、六月四日に記者会見をやって、その資料では、クー...全文を見る
○小池晃君 是非、これはそういうことを言っておりますので、厳しくやっていただきたいということを重ねて申し上げたいというふうに思います。  それから、問題は、じゃ、その申告した労働者の雇用がどうなったのかという問題なんですね。申告しても結局雇用が失われるということでは労働者にとっ...全文を見る
○小池晃君 一般的にはそうなんです。しかし、実態として何が起こっているかというと、申告者はやっぱり派遣法四十条の四の直接雇用申込み義務の指導を求めているんだけれども、結局、派遣法には三十五条というのがあって、通知がないということでこれを指導しようとしないというのが、実態としてはそ...全文を見る
○小池晃君 こういうふうに至った事態というのは、そもそも労働局の対応に時間が掛かり過ぎたということもあって、その間に雇用が失われているということもあるわけですから、速やかに対応するように求めていきたいというふうに思います。  今日はちょっと余りに大臣の答弁がいい答弁が続いたので...全文を見る
06月11日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  年金の受給資格期間の問題、この間、何度か当委員会でもありましたけれども、お伺いしたいと思うんです。  日本においては最低加入期間が二十五年で、世界的に見ると非常にこのような長期は少数なんですが、主要国の受給資格期間について簡単に紹介して...全文を見る
○小池晃君 今紹介があった主要国すべて十年以下なわけですね。それで、最低加入期間そのものがない国が三か国。  今お話ありましたけれども、社会保障協定を結んだか、あるいは結ぼうとしている国全体を見ても、最低加入期間なしが五か国、五年というのが三か国、十年というのが四か国、十五年が...全文を見る
○小池晃君 低額年金は、受給期間短くしなくたって既に国民年金受給者の平均四万という実態があるわけで、それはそれでやっぱり低年金の問題というのはあるわけですよ。別に最低加入期間を短くしたからといって、今より年金額が減るわけじゃないんですよ。ゼロの人が増える、ゼロの人が低年金になると...全文を見る
○小池晃君 いや、私もそうだと思いますよ。それは、そんな雇用状態が続くような社会にしておいちゃいけないというのはそうですよ。  ただ、率直に、現状を見ればやっぱり厳しいですよ。大臣、甘いですよ。二十五年間保険料を払い続けられるかどうかって、やっぱり自信を持って言える今非正規雇用...全文を見る
○小池晃君 だから、せめて最低十年って言ったんじゃないですか。期せずして意見が一致したわけだから、是非そういう方向で議論をしていただきたいというふうに思います。  それから、社会保障カードの問題について今日は聞きたいんですが、これ実は本委員会で舛添大臣が委員だったときに、当時の...全文を見る
○小池晃君 まあ、自宅で見れるという話なんだけれどもね、これ、ICカードリーダー必要だし、結構手間掛かるわけですよ。  既に、利便性という点では、社会保険庁が住基カードを使った年金加入記録照会、年金見込額の試算を電子申請するシステム、稼働させていますが、この利用件数、過去、直近...全文を見る
○小池晃君 四年で千百、ちょっと、ちゃんと一年ごとに言ってほしかったんですが、百七十四件、三百二十七件、まあ二〇〇七年が消えた年金大問題になって四百十件、去年はまた下がって二百八十八件。そんなに多いとは言えないですよね、これ。利便性の向上といってもやっぱり利用する人は限られてくる...全文を見る
○小池晃君 そうはいっても、ほかには試算がないので、これしか頼るところがないわけです。  これ、人件費もしかも入っていないわけですね。これだけの多額な費用が掛かる。それから、プライバシーの問題どうかというと、これは、厚生労働省はプライバシーの観点から社会保障カードには個人識別番...全文を見る
○小池晃君 別々に持っているというんだけれども、やっぱりデータベース、中継のところではつながるわけだから、これはやっぱり危険性というのは否定できないと思うんですよね。膨大な経費も先ほど言ったように掛かってくる。利便性といっても、実態としてはやっぱり国民が家からカードリーダーを使っ...全文を見る
○小池晃君 いや、私が聞いたのは、併給調整できないということじゃないでしょうと聞いたんですよ。できないことじゃないでしょう、やっているんだからね、それは事実ですから。  大臣、経済財政諮問会議の民間議員提案では、これは個人会計導入の最大の理由というのは、負担と給付のバランスを目...全文を見る
○小池晃君 憲法二十五条からいっても、社会保障を個人責任、自己責任の世界におとしめるようなやっぱり個人会計というのは導入すべきでないというふうに私どもは思いますので、このカードの導入というのをそういったことの入口にするような議論には是非しないでいただきたいということを申し上げて、...全文を見る
06月16日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  村木厚子前雇用均等・児童家庭局長が逮捕されました。  大臣にまず最初に伺いたいんですが、今障害者団体から怒りの声が上がっているんですよ。というのは、当時の障害保健福祉部企画課というのは障害者に重い応益負担を押し付ける自立支援法の法案作成...全文を見る
○小池晃君 しかし、やっぱり行政としての責任というのは、これ問われる。  ちなみに、村木前局長の、企画局長、後任の企画局長はどなたですか。
○小池晃君 松嶋賢という人は大ニュースになった人なんですね。国から十億円の補助金を受けていた社会福祉法人の理事長から高級車を受け取っていて、大変な社会問題にまでなったわけですよ。  大臣、二代続けてこの企画課長がこういう大問題を起こしていたとすれば、これは本当に重大、ますます重...全文を見る
○小池晃君 報道の中では、自立支援法の法案作成の中での事件であって、これは何らかの圧力があったんじゃないか、政治家の関与が背景にあるのではないかと、そういう指摘もされているわけであります。  厚生労働省、官房長、内部調査やられていると思うんですが、政治家からの働きかけという点に...全文を見る
○小池晃君 中身を言っているんじゃない。それも調査対象になっていると、内部調査の調査対象でもあるということですね。
○小池晃君 なぜわざわざ書類を偽造までしたのか、何らかの圧力があったのか。これは真相の解明が必要だし、国会の責任が問われているというふうに思いますので、塩田幸雄元障害保健福祉部長を参考人として招致をして、国会の場で真相解明の場を設けることを求めたいと思います。  委員長、どうで...全文を見る
○小池晃君 年金の問題に入ります。  九日の当委員会で私は若年非正規労働者の適用漏れ問題について指摘をいたしましたが、この問題で二〇〇六年度に総務省が行政評価をしております。  資料でお配りしておりますが、未適用事業所数と未適用になっている被保険者の試算、それから適用に関して...全文を見る
○小池晃君 総務省は、本来適用すべき事業所の三割、被保険者の七%が未適用だという重大な指摘をしているわけですが、この勧告を受けて、雇用保険と厚生年金の突合データ、常時活用できる電算システムの構築の状況どうなっていますか。簡単に、やっているかやっていないかだけ答えてください。
○小池晃君 簡潔に。
○小池晃君 具体化していないんですよね。それだけ言ってくれればいいんですよ。  検討、いまだに、勧告からもう二年以上たつのに、三年ですね、いつ始めるかも決まっていないと。一方で、社保庁は事業所の適用漏れをなくすために戸別訪問とか職権適用をやっていますが、戸別訪問などによる加入指...全文を見る
○小池晃君 二年で。
○小池晃君 適用に結び付いた事業所の数は若干増えているんだけれども、これ全体としては適用事業所数は減っていますし、戸別訪問の加入指導件数も、これは聞きましたけれども減っていますし、職権適用件数も二けたの低水準で来て、更に去年より、〇七年は前年度より減少しているという事態です。 ...全文を見る
○小池晃君 安心しろと言われても、年金機構への移行の前にしてむしろ取組弱っているんだから、安心できるわけないじゃないですか。それ全部解決しなきゃいけないなんて言ってませんよ。こんなちょっと惨たんたる有様のままでいいのかと私は申し上げているんで、これは駄目だと思います。ちょっと抜本...全文を見る
○小池晃君 ただ、全体として、大臣、そういう声届いてないですか。私のところだけなんですかね。もうとにかく、軽くなってるぞという声、共通して自治体の担当者からも出てますよ。そういう傾向が出てるんですね。  大臣はこの問題について、これ検証するんだというふうにおっしゃったけれども、...全文を見る
○小池晃君 大混乱が起こるといっても、別に新しいことをやるわけじゃないんです。今までのシステムをやるというだけなんですから、私は混乱はそんなに起こらないと。むしろ、必要な要介護認定が受けられないで今まで受けていたサービスの水準を下げなきゃいけないという人が出る方がよっぽど混乱が出...全文を見る
○小池晃君 それは詭弁です。だって、これは認定制度の違いによってだけ下がるということを問題にしているんです。もちろん、要介護度が軽くなることはみんなが喜びにするんです。制度の変更だけで軽くされてしまう、そういうやり方は許されないんではないかと言っている。  引き続きこの問題取り...全文を見る
06月16日第171回国会 参議院 厚生労働委員会、財政金融委員会連合審査会 第2号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  与謝野大臣に専ら伺います。  経済財政諮問会議に提出をされました骨太の方針で、経済財政の中長期試算を出されています。世界経済順調シナリオで十年以内にプライマリーバランスが黒字化するためには消費税七%の引上げが必要だという試算なんですが、...全文を見る
○小池晃君 国民は、社会保障に消費税を上げた分使うんだと聞けば、それは、その社会保障の給付にこれは反映されて社会保障の水準が上がるというふうに普通は一般的には理解されると思うんですよ。ところが、そうではないんだと。要するに、この七%という計算の場合もすべてが機能強化になるわけじゃ...全文を見る
○小池晃君 つまり、この七%の引上げということを言っているわけですが、中期プログラムの工程表を踏まえた機能強化ということだと二〇一五年で三・三から三・五ということですから、要するに七%のうちの社会保障の機能強化に回るのは半分程度ということにこれはなるわけですね。  つまり、要す...全文を見る
○小池晃君 しかし、今の社会保障の水準維持のために使うといっても、消費税で入ってきたお金には色が付いているというわけじゃないわけですよ。これ、結局、社会保障のために使いましたと言いながら、もう今まで社会保障に使っていた財源は、これは別に回せるということになるわけで、例えて言えば、...全文を見る
○小池晃君 いや、それはごまかしだと思う。やっぱり、消費税は社会保障のためだというけれども、これ、赤字の穴埋めに使うということを今認めたわけじゃないですか。結局、そういうことになるんですよ、こういう路線で行ったら。そうじゃないですか。だって大臣ね、これは結局、社会保障のためだとい...全文を見る
○小池晃君 いや、結局こういう形でやれば、先ほど、繰り返しますけれども、お金色付いていないわけだから、やはり赤字の穴埋めに回っていくと。しかも、行政の肥大化には使わせないんだというふうに盛んにおっしゃいますよね。ということはこれ、行政のスリム化には使えるわけですよね。そういうこと...全文を見る
○小池晃君 しかし、その国民の中には大企業や財界というのは、これはいないということなんですか。結局、だって、中期プログラム見たら、一方では法人税の実効税率は引き下げると書いてあるわけですよ。そうなれば、そこの部分の赤字に回っていくということにこれは結果としてなるんじゃないですか。...全文を見る
○小池晃君 いや、だから答えてくださいよ。消費税率引き上げた分が、結局、法人税率引下げの穴埋めに回る可能性は否定できないでしょうと。
○小池晃君 今までの歴史を見ると、これは結局、消費税で二十年目に今年なったわけですが、この間、三月までで二十一年分になりますが、これで徴収した消費税は二百十三兆円なわけですよ。この二十一年間で法人三税の減収というのは百八十二兆円になっているわけで、私は、こういう形で、社会保障だと...全文を見る
06月18日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  ちょっと冒頭、大臣、私もついさっき聞いた話なんですけれども、逮捕された村木前局長の件で、障害者団体に対して厚生労働省から励ましの手紙を出してほしいという連絡が行っているというんですよ。私、耳疑っているんですけれども、調査中だというふうに大...全文を見る
○小池晃君 厚生労働省の官僚の方から障害者団体に対して励ましの手紙を村木さんに出してくれという依頼が行ったというんです。
○小池晃君 これ、調査をしていただきたい。これはゆゆしき事態だと思いますので、ただしていただきたいと思います。  年金について、今年は年金の物価スライドがありませんでした。平成二十年平均の物価指数の対前年比変動率は一・四%で、名目賃金変動率の〇・九%を上回っているということで、...全文を見る
○小池晃君 ただ、その現行物価スライドは、社会保険料負担も反映されないわけですよね。  今、高齢者の生活にとって一番負担が増えているのはやっぱり社会保険料部分、後期高齢者保険料なんかも含めてですね。やっぱり私は、この物価指数を、年金全体じゃなくて、例えば最低生活保障である基礎年...全文を見る
○小池晃君 この一部負担金減免制度というのは、本来公平性の観点からいえばすべての自治体で実施されるべき制度でありますし、非正規雇用の広がり、あるいは不況の深刻化の中で生活苦しい方は増えているわけですから、これは制度の必要性が増していると思うんです。  大臣にお伺いしますが、今御...全文を見る
○小池晃君 基準を示すということになると、今既にやっている自治体の関係者からは制約されるんじゃないかという心配の声が上がっているので、低所得者に対するものを含めて今やっているその制度を否定しない、手を縛るものでないというふうにしていただきたいと思うんですが、その点確認します。大臣...全文を見る
○小池晃君 今やっているものを、手を縛る、制約するようなものにはしないということでいいですね。イエスかノーかでお答えください。
○小池晃君 今お話もありましたが、やっぱり財政影響というのを自治体は心配をしているわけです。これは未収金検討会の報告書でも、市町村への財政影響に対する配慮等の対策を検討すべきと、こうなっております。やっぱり今、自治体財政厳しい中で持ち出しが増えるようなことになると、二の足を踏む自...全文を見る
○小池晃君 大臣、基本的な認識をちょっと聞きたいんですけど、やっぱりこれ、今こういう社会状況、苦しい人が増えている中で、この制度をやっぱり前向きに広げていくという基本姿勢で臨むべきじゃないかと思うんですが、その点について、大臣、スタンスをちょっと言ってください。
○小池晃君 是非そういうふうにしていただきたい。  一部負担金減免制度を持っている自治体のうち、低所得を理由にする減免制度を持っている保険者は百五十五なんですね。基準はいろいろあるんですが、ほぼすべてが生活保護基準を参考にして減免の判断を行っております。  最後に、大臣に伺い...全文を見る
○小池晃君 やはり、年金財政と並んで国民健康保険というのは今の財政問題で非常に深刻な問題だと思いますので、きちっとセーフティーネットとしての役割を果たせるように見直していくということを引き続き求めていきたいというふうに思います。  終わります。
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  十六日に示された骨太方針二〇〇九の原案では、年金など社会保障の自然増二千二百億円の抑制を決めた骨太方針二〇〇六を踏まえて歳出改革を継続するということで、今もそういう御発言がありました。  二千二百億円の抑制路線というのはどれだけの被害を...全文を見る
○小池晃君 だから、二千二百億円の削減で大変なことになってきたというのは分かっていながら、一方で別に予算を確保して入れるって、何でそんなことをやるんですかというんですよ。そんなことしないで、二千二百億円の削減をきっぱりやめると言えばいいじゃないですか。冷房を入れて寒くなり過ぎたか...全文を見る
○小池晃君 その対応は矛盾している、きっぱりやめるべきだと。  財源、財源と言うけれども、このまま削減続ければ十三兆円になる。一方で、補正予算ではたった一回で特別会計含めて十五兆円のばらまきをやったわけですよ。生活保護の母子加算二百十億円です。十五兆円あれば七百五十年分でありま...全文を見る
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、国民年金法等の一部を改正する法律等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本改正案には、現行三分の一となっている基礎年金の国庫負担割合を二〇〇九年度から二分の一に引き上げるという内容になっています。一九九四年に衆参両院厚生委員会...全文を見る
06月23日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  有期雇用労働者の育児休業について聞きたいと思います。  昨年度の育児休業給付の受給者の総数と、そのうち常用雇用者と期間雇用者の人数、それから比率についてお示しいただきたいと思います。
○小池晃君 今の数字に明らかなように、期間雇用者というのはほとんど取れていないというのが実態だと思います。  局長にお聞きしますが、今回の改正案には、しかし有期雇用労働者の取得要件の緩和は盛られておりません。労働政策審議会ではそういう意見があったと聞いていますが、なぜ盛られてい...全文を見る
○小池晃君 周知は重要だと思いますよ。ただ、やっぱり資格要件自体見直さないと、雇用の継続というのが育児休業の前提だと言うけれども、要するに、今期間雇用といっても、雇用の継続前提でみんな、もう雇用、雇用つないで期間雇用やっているわけですよ。これが実態なわけですね。  例えば、実際...全文を見る
○小池晃君 大臣、育休切りに対しては厳格に指導することを求める通達も三月には出されているんですが、こうした実態は続いているわけですよ。しかも、三菱重工のような巨大企業がこういうことをやっているということは本当に許されないんじゃないですか。大臣、こうした実態が起こっているということ...全文を見る
○小池晃君 きちっと指導していただけるということで受け止めてよろしいですね。
○小池晃君 その法律自体もやっぱり不十分、問題点あると思うんですよ。今もありましたように、実際、労政審ではこれ見直すべきだという意見も出ているわけで、これやっぱり期間雇用者の要件緩和というのは引き続き重要だと。継続雇用の見込みというのはこれは極めてあいまいで、企業に都合よく利用さ...全文を見る
○小池晃君 もう次なるステップは待ったなしだというふうに思います。  今言いましたけど、派遣労働者や期間労働者など非正規で働く女性は五三%、実際は常用雇用と区別のない働き方しているけれども、今真っ先にそういう人が切られているわけであります。こんなことを野放しにしていたらば、幾ら...全文を見る
○小池晃君 是非、恒久化、より拡大を図っていただきたい。  最後に、介護休業の問題をお聞きしたいんですが、NTTのリストラ裁判で、年老いた両親を介護すべき事情があったにもかかわらず、北海道の苫小牧から東京へ配置転換された原告について、今年の三月に札幌高裁が、育児・介護休業法二十...全文を見る
○小池晃君 気持ちは近いと言っていただいたのでそれを是としたいというふうには思いますが、しかし、やっぱり私は、企業の社会的責任というのを社会的に問うていくというのは当然なんだけれども、実態を見ていただきたいんですよ。もう本当に無法なんですよ、企業というのは。やっぱり枠組みかぶせな...全文を見る
06月25日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
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○委員以外の議員(小池晃君) お答えいたします。  今御指摘がありましたとおり、母子加算の廃止は、母子家庭の子供の就学の機会も奪い、貧困の連鎖を拡大していると思います。  先ほどより政府からきめの細かい対応が必要なんだという答弁が繰り返されているんですが、それは母子加算の上に...全文を見る
06月30日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号
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○小池晃君 WHOの臓器移植の指針の改定問題についてちょっとお聞きをしたいんですけれども、それとそれに関する決議について。  一つは、ここで言っている移植ツーリズムとか臓器売買というものについては、厚生労働省としてはどういう定義というふうに考えているのか、これが一点です。  ...全文を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  脳死下の臓器移植に対する国民の理解を広げる上でも検証作業というのは大変大事だと思いますし、やられているお仕事に心から敬意を表したいと思うんですが、八十一例、既に脳死下臓器移植が行われているわけですよね。そういう中で、既にいろいろと今まで検...全文を見る
○小池晃君 リアルタイムですぐにやるというのは、それは恐らく無理だろうと思うんですけれども、今のお話でいっても、ということはもっと昔の、かなり前の事例もまだ検証されてないということがあるというふうにお聞きをしたわけですよね。御家族の事情とかいろいろあると思うんですが、やっぱり中心...全文を見る
○小池晃君 先生にいろいろと言っても仕方がない問題なのかもしれないので。  ただ、八十一例で五十五例の検証ということは、二十六例やられていないのがあるわけですから。そうすると、単純に計算しても平成十九年、それで、かなり最近のものもやっているとすれば、二、三年あるいは四、五年前の...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。
07月02日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
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○小池晃君 有賀参考人にお聞きをしたいと思うんですけれども、脳死下の臓器移植がなかなか増えないという実態は、これは解決をしなきゃいけないと思うんですね。先ほどのお話の中で、いわゆる四類型の施設の中でも三五%が体制不備でできていない。厚労省自体が脱落させていると。それから、四類型以...全文を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  横田参考人と柳田参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、ちょっと最初に横田参考人に、先ほどの議論の続きになるんですが、参考人は、要するに小児科学会のコンセンサスというのはA案でもB案でもC案でもD案でもE案でもないと、そして要するに三つ...全文を見る
○小池晃君 分かりました。  何か先ほどのお話聞いていたら、何か小児科学会はA案を支持されているようなちょっと印象に聞こえたので、そうではないということがはっきりしましたので良かったと思います。  それから、柳田参考人にお聞きしたいのは、大変ずっしりと心に響くお話を聞かせてい...全文を見る
07月06日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  宮本参考人と井手参考人にお伺いをしたいんですが、宮本参考人には腎移植を待っている患者さんが一万人超えるという数字も出していただいて、もうこれは本当に解決が必要だと思うんですね。その点で、いただいた資料でいうと、死体腎移植は一九八九年の二百...全文を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  谷澤参考人とぬで島参考人にお伺いしたいんですけれども、谷澤参考人のお話で、移植が必要な子供たちを実際診療している小児科医の中で小児の脳死診断が医学的に可能だと答えている人が三二%、それから虐待の判断が適正に行えると答えた人が一二%というの...全文を見る
07月07日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  森岡参考人と米本参考人にお伺いしたいんですけど、森岡参考人にまず。  本人同意をやはり外すべきではないという、子どもの権利条約も引いてお話しになったことは大変大事なことだというふうに私どもも思っているんですが、一方で、そのことがあること...全文を見る
○小池晃君 要するに、それで増えないんだという批判があるものですから、そういう批判に対して参考人としてはどうお答えになるかということです、一点目は。
○小池晃君 お答えいたします。  この法律案には大人の提供を増やす道筋がないんではありません。むしろ、そのための条件整備に資するものであるということを是非お酌み取りをいただきたいというふうに思っているわけです。  まず第一に、臓器移植の問題でいいますと、やはりドナーの数が増え...全文を見る
○小池晃君 しっかり国民的な議論を行って一年で結論を出すということをはっきり書いてあるわけです。  この法律案は、子供の脳死判定基準それから臓器の提供に関して、子供の自己決定及びその親の関与が認められる場合について、それから虐待を受けた子供の身体からの臓器の摘出を防止するために...全文を見る
○小池晃君 お答えいたします。  これは提出者としての検討した統一の見解ということでお答えしたいと思いますが、最初の答え、問いについてはイエスということになります。  この法律案は、子どもに係る脳死及び臓器の移植に関する検討等について定めている。それとともに適正な移植医療の確...全文を見る
○小池晃君 まとまっていないといいますか、これはまさに、例えば先日の参考人質疑でも、日本小児科学会の小児科医に対するアンケートでも、小児の脳死判定できないという答えが多数になっていたり、虐待児を排除することはできないという答えが多数になっているわけで、専門医の中でも意見が分かれて...全文を見る
○小池晃君 そのことについて、我々発議者として統一的な見解を持っているということではございません。
07月09日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第24号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  A案提出者のこれまでの説明に私、いろいろ疑問があるんでちょっと今日はお伺いしたいと。  提出者は、小児の長期脳死例について、これはおととい冨岡議員がお話しになりましたが、無呼吸テストや時間を置いての二回の検査が実施されているわけではござ...全文を見る
○小池晃君 おとといの答弁では報道の例でという頭は付いていないんですよ。それは一般的にお答えになっているんで、それは事実と違うでしょうと。今はもう事実上認められました。  要するに、無呼吸テストもきちっと行った上での小児の長期脳死例は存在するということでよろしいですね。確認しま...全文を見る
○小池晃君 きちっと提案者としては、やはりその正確な事実を伝えていただきたい。それがやっぱり共通の理解の前提になると思うんです。  それから、これも一昨日議論になったことなんですが、法的脳死判定が終了した後に例えばその本人の拒否カードが発見される、そういうケースで、様々な事情で...全文を見る
○小池晃君 それは治療の法的根拠なんでしょうか。医療保険を給付するということが書いてあるだけにすぎないわけで、それは結局、あくまで脳死判定後の治療というのはこれは医療機関の配慮、善意に頼り、その医療行為に対して保険を給付するということにすぎないのではありませんか。
○小池晃君 ここはちょっと見解が違います。やはり、医療に対する法的根拠が、それは法的脳死判定が行われれば死体という扱いになるわけで、しかもA案というのは脳死は人の死だと明文化するわけですから、現行法に比べてもよりその点での法的根拠というのはなくなっていく危険性が私はあるというふう...全文を見る
○小池晃君 ということになりますと、現行法は本人同意が原則だから知的障害者の有効性については検討事項となって、ガイドラインでは除外されてきたわけです。ところが、A案というのは、先日の答弁では、これは現行法と何ら変わらないし、障害者などの意思表示ができない方であることが判明した場合...全文を見る
○小池晃君 拒否の思いがあるかもしれないと、だから除外するということであれば、それは障害者だけに限られる話ではなくて、それは障害者でない人も含めてそういう考え方になるんじゃないですか。そうすると、今の説明だとA案の根拠がちょっと私は崩れるような気がするんですが、いかがでしょうか。
○小池晃君 すべきであるという立法者の意思は分かるんですが、除外する根拠が、法的な根拠がA案だとこれはどこにあるんですかと聞いているんです。どこにあるんでしょうか。私は別に、A案支持しているわけでもないですし、除外を外せと言っているわけではないですよ。ただ、除外ということを続ける...全文を見る
○小池晃君 こういった問題は、やっぱりきちっと論理的な根拠、法律的な根拠がないと、私は障害者の皆さんの人権を損なうということにつながる危険性を感じるんですよね。その点はちょっと指摘をしておきたいというふうに思います。今の説明ではちょっと説明になってないんではないかと。  それか...全文を見る
○小池晃君 いや、そんな当たっているところもあるとかないとかという話じゃなくて、私が言っているのは、その投与の妥当性とかその医学的根拠について言っているわけじゃないんです。国民に対してちゃんと脳死判定された後で臓器を取り出すときには鎮痛薬や麻酔薬を使うことはあるんですよということ...全文を見る
○小池晃君 いや、ちゃんと、じゃその説明するのであれば、答弁はこういうふうにすべきなんじゃないですか。筋弛緩剤も麻酔薬や鎮痛剤も投与することはありますが、それは生きている方の痛みを取るための麻酔とは異なりますと、こういうふうに言うのが必要なんじゃないですか。こういうふうに訂正して...全文を見る
○小池晃君 いや、そういう説明になっていないんですよ、趣旨説明も。だから、そこは、ちょっと福島委員、どうですか、これはやっぱり直さなきゃ駄目じゃないですか。私は、共通のやっぱり正しい理解がなきゃいけないと思いますよ。
○小池晃君 私は今の答弁はおかしいと思います。  一般の人だからこそ、きちっと正確な事実を伝える必要があるんですよ。一般の人だから、分からないから適当な説明、適当な説明と言うとちょっと語弊がありますけれども、そこを、何というか、誤解を与えないようにということで正確な情報を伝えな...全文を見る
○小池晃君 これは修正していただきたい。  こういう情報が本当に飛び交っているんですよ。国会の議事録に残っちゃいけないと思うんです。  もうちょっと時間がないので、後はちょっと質問しようと思っていたんですが、私は、やはり脳死を人の死とするという議論があたかも国際的な趨勢である...全文を見る
○小池晃君 今、梅村議員が指摘された点は大変大事な点だったというふうに思いますし、柳田邦男氏が追加資料を皆さんの下に届けたと思うんですが、やっぱりその中でもきちっと検証するんだということを強調されているので、やはり人の心の揺らぎ、ドナー家族のいろいろな思いも含めてきちっと検証して...全文を見る
○小池晃君 二つに分けてお答えしたいと思うんですが、現行の脳死判定手順、脳死判定基準についての評価でございます。  現行の法律の規定による臓器の移植に関しましては、先ほども答弁しましたように、まずは移植医療の適正な実施を図るための検証が必要であるということで、同法を改正して検証...全文を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  修正案提出者に二点お伺いをしたいと思うんですが、脳死を人の死とすることについては、国民的な合意がないからこの部分は現行法のとおりにするという御説明がありました。しかし、本人同意を必要としないということについては、これはA案のとおりになって...全文を見る
○小池晃君 かなりゆっくり分かりやすく言ったつもりなんですが、要するにこの法律の構造、要するに六条二項はそのまま残すという理由は社会的合意がないからだとおっしゃるわけですよ、国民的合意がないからだと。脳死は人の死とすることについては国民的合意はありませんと言いながら、私自身は本人...全文を見る
○小池晃君 先ほどの河野委員の説明で新しい話がちょっとあったように思うんですけど、先ほどA案の説明をされたときに、ちょっと確認したいんですけど、脳死は人の死を前提として、脳死判定は死の確認行為というふうに考えられるというふうに話されたと思うんですけど、間違いありませんか。
○小池晃君 いや、私、そういう、今まで議事録でそういう言い方されたことはありました。ちょっとなかったように思うんですが、死の確認行為ということになるとこれは既に死んでいるということが前提になって、そこには、じゃ、本人の意思が第一だというこれまでの議論などすべて超えて、それからこの...全文を見る
○小池晃君 しかし、死の確認行為なわけですよね、脳死判定というのは。ということはもう、これは既に、本人の意思がどうあろうと、家族の意向がどうあろうと既にこれは死んでいるということを確認するということになるじゃありませんか。
○小池晃君 ちょっと非常に微妙な問題なんで、私、これ議事録とか見て議論しないとちょっと。  で、今日ちょっとこういう形で議論を進めていること自体に私は大変違和感というか疑問を持ちます。やはり、きちっと議事録で、非常に大事な問題を議論していて、やっぱり語句一つ一つが非常に大切な問...全文を見る
11月09日第173回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  今日は、後期高齢者医療制度のことについて総理にお伺いをしたいと思います。  これは年齢だけで差別する世界に例を見ない医療制度であると、放置すれば負担はどんどん上がっていく、若い世代にも重くのしかかる、直ちに廃止しようということで御一緒に...全文を見る
○小池晃君 私、明らかにやっぱり態度が変わっていると思うんですね。  昨年の廃止法案の審議のときに、民主党の議員はこう言っているんです。後期高齢者が、何で自分たちは区別、差別されるんだと、非常に不安とそして怒りに満ちた制度になってきた、そしてその混乱は、旧老人保健制度の持ってい...全文を見る
○小池晃君 診療報酬のそういう仕組みをなくしたとしても、七十五歳で区切るという制度の根幹は全く変わらないんですね。  総理は本会議でいろんな意見をいただいたんで方針変えたとおっしゃったけど、どこから意見が出たんですか。
○小池晃君 そんなにひどい制度だったら、後生大事に守らなくてもすぐにやめればいいではないかと。  意見ということでは、やっぱり自治体からいろいろ意見が来ていると思うんです。自治体の意見をやっぱりよく聴くことは大事だと私は思います。自公政権が犯した間違った政治によって自治体に負担...全文を見る
○小池晃君 いや、今おっしゃったことは全部分かっているんです。ただ、だからそのためにもやっぱりいったん戻すという当初の議論にやっぱり戻るべきでないかと。  老人保健制度というのは、これは高齢者が現役時代の医療保険に加入したまま負担軽減を受けるという制度ですから、年齢だけで区切っ...全文を見る
○小池晃君 軽減措置とると言うんだけれども、今言われている軽減措置の範囲で計算しても、例えば東京都でいうと、少なくとも単身者では約一万円、夫婦世帯では一万二千円以上保険料が上がるんですね。これだけ問題があるとおっしゃるんだったら、やめればいいじゃないですか。これほど分かりやすい解...全文を見る
○小池晃君 信じられないような制度を続けようという方が私には信じられないです。やっぱりこれは国民から見ればおかしいです。  もう一つ、私取り上げたいのは、やめると言っていたものをすぐにやめない、その一方で、自民党政権も手を付けなかった問題に踏み込もうとしている。保育所の問題であ...全文を見る
○小池晃君 そうなんですね。それで、この報告書では日本の最低基準が世界最低だということも書いてある。二歳児の場合で、七畳間の広さで六人子供がいて先生が一人ですよ、これが実態だと。ここで食事もお昼寝も遊ぶのも一緒にやる。これ六十年前の基準ですからね、引き上げるのが当然だと。  今...全文を見る
○小池晃君 私は、これは理解できないんですね。やっぱり最低基準というのは絶対に壊してはいけない最低の、最後の基準ですよ。待機児童の解消というのは、私は、詰め込んで解消するんじゃなくて保育所を増やすことによって解消すると、これがやるべきことだと。土地がないというのであれば、国有地の...全文を見る
○小池晃君 福島さん答弁に立ってきたんであえて言うけどね、六月の厚生労働委員会で、あなたは「東京であっても児童にとって必要な基準については安易な緩和は問題だというふうに思っています。」と質問されているんですよ。おかしいですよ。無責任だと。  総理ね、やっぱりこれは撤回していただ...全文を見る
○小池晃君 終わりますが、ナショナルミニマムはできるだけ守るじゃない、保育所もできるだけ造るじゃないですよ。やっぱり断固としてやらなきゃ駄目だと申し上げて、質問を終わります。
11月17日第173回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  最初に、行政刷新会議の事業仕分について質問したいと思います。  そもそもこのメンバーの人選自体に私は大変疑問を持っておりまして、例えば厚生労働分野の事業仕分を行う第二グループに入っている福井秀夫さんという人がおります。この方は、自公政権...全文を見る
○小池晃君 ちょっと歯切れが悪いなというふうに率直に思うんですが、今回の事業仕分では、例えば新規学卒者への就職支援の廃止とか、あるいはそのパート労働者の均等待遇推進等助成金の削減見直しとか、私は、ちょっと今の御時世からいうとこれはいかがなものかなという中身もあるんですね。  大...全文を見る
○小池晃君 やっぱり国民の立場に立って判断できる人選が必要だと思いますし、もちろん中の一人ではあるかもしれません。しかし、メンバーを見ると、どうもそういう、この間、構造改革路線を推し進めてきたようなそういう方が非常に私は目立つと、マスコミでもそういう指摘もされているかと思うんです...全文を見る
○小池晃君 大臣、医療費、私ははっきり聞きたいんですけれども、今ネットの伸び抑制するっておっしゃったけど、そうなんですか。診療報酬全体底上げするのが新政権の方針なんじゃないですか、医療費全体を抑えるんですか、そこをはっきりさせてください。
○小池晃君 ネットでプラス、当然だし、この間、抑制続いてきているわけですから、本当に深刻なやっぱり事態になっているわけで、私は大幅な増というのが今求められているというふうに思います。  老齢加算の問題についてお聞きします。  新政権になって母子加算復活しました。一方で、老齢加...全文を見る
○小池晃君 今のでは理由がよく分からないんですよ。やっぱり母子加算は復活するけれども、老齢加算はなぜ検討するということにとどまるのか。  老齢加算の廃止によってどういう声が上がっているかというと、こんな声です。交際費を捻出することができなくなって親族や友人との交流が絶たれてしま...全文を見る
○小池晃君 私は、やっぱり政治が変わったんだというのを本当に分かりやすい形でもっと国民に示していくと。予算委員会では後期高齢者医療制度の問題取り上げましたけれども、こういったところでやっぱり新政権の姿勢が問われているんだということは重ねて申し上げたいというふうに思います。  そ...全文を見る
○小池晃君 この覚書の当事者は厚生省の社会局長と、それから元厚生省社会局長、天下りの大学理事長と、それから大学の学長さんの三者の覚書なんですね。人事は事前承認が必要で、常時連絡を密にするということも書かれていますし、寄附行為の変更、給与規程などの変更についても社会局長の承認を受け...全文を見る
○小池晃君 ちょっと、やっぱりこういうのは本当に私は徹底的に、ほかにもこういうことがいっぱいあるんではないかなというふうに思うんですよ。やっぱり徹底的に解明する必要がある。  それから、資料の二枚目以降は、これは社大の評議員の改選取扱いについてという文書なんですが、これは昨年、...全文を見る
○小池晃君 いや、でも、これは別に秘密で取った資料でも何でもなくて、情報公開請求で昨年、厚生労働省出したんですよ。そのことは間違いないですね。
○小池晃君 こういうのをどう思います、こういう資料があるんだかないんだかもはっきり言わないと。私は、やっぱりこういったことについて本当に徹底的にうみ出さないといけないと思いますが、大臣、いかがですか。
○小池晃君 大学の内部の皆さんの声としては、やっぱり厚生労働省の意向をちらつかせたこういう天下りのシステムについて非常に強い批判があるんですね。だから、今回、OBがいるというだけで補助金減らされるということで、実際こういう人たちにこそ厳しい対処が必要なんではないかという声が大学の...全文を見る
○小池晃君 終わります。
11月19日第173回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  前回取り上げた社会事業大学の問題では、人事の覚書、翌日破棄されたと。それから、ずっとないないと言っていた文書は探したら翌日見付かったと。まあ一体何なんだという感じもしないわけではないですが、徹底的な解明を引き続き求めたいと思います。  ...全文を見る
○小池晃君 この問題については、内容的にはもう各会派、基本的に思いは一致している、すり合わせも大分進んでもうあと一歩というところまで来ているわけです。やはり、国会の責任が問われているというふうに思います。是非、いろんな国会の動きあるでしょうが、やっぱりこの問題については、本当に各...全文を見る
○小池晃君 検討はしていただきたいんだけれども、現実に毎月毎月十五万人失業給付切れている、この事態にやっぱり直ちに対応するということを考えなければ、私、本当年末深刻な事態になると思うんですね。  ちょっとお聞きしたいんですが、失業給付の積立金は見込みとしてどれだけになるんでしょ...全文を見る
○小池晃君 四兆四千億円というお金があるわけですね。  アメリカでは十一月五日に、失業給付期間を最大二十週間百四十日延長する、これは法案を可決をいたしました。日本は法律を別に改正しなくても全国延長給付という制度があるわけで、私は、毎月毎月十五万人現実に目の前で失業給付が絶たれて...全文を見る
○小池晃君 限られた財源とおっしゃるけれども、四兆四千億円、来年末でもう、積立てがあるのであれば、やはり今目の前で失業給付を切られているという人たちに対して私は、もう緊急事態なんですから、これは発動を考えるべきだというふうに思いますし、ワンストップサービス、これデーなわけで、これ...全文を見る
○小池晃君 あらゆること、できることをあらゆることをやるという立場で臨んでいただきたいと思いますが。  私は、雇用対策というのであれば、やっぱり大企業が横暴なリストラ、脱法的な雇い止め、今もやっているわけで、やっぱりそこにどう立ち向かうかということが本当に問われていると思うんで...全文を見る
○小池晃君 是非そういったことをしっかりやっていく、このことが本当に今大事になっていると思います。  JFEスチールっていう大企業のちょっと例を御紹介したいんですけれども、ここでは川崎市の京浜事業所というところで、構内下請の労働者、二重派遣とか偽装請負で使い回された挙げ句に、今...全文を見る
○小池晃君 もうこのケースは典型的なやっぱりケースだというふうに思います。労基法二十条違反になると私どもは思います。JFEスチールといえばもう大企業中の大企業です。その工場内でこういう労働基準法違反がまかり通っているというのが現実なわけです。  今日お配りした資料で自動車メーカ...全文を見る
○小池晃君 大臣、それじゃ自民党の大臣が言っていた答弁と変わらないですよ。駄目ですよ、それじゃ。  やっぱり、雇用の原則は正社員なんだと、労働者を守る立場に厚生労働省立たなければ、大企業の側も資本の論理でがんがんがんがんやるんだから、やっぱりそこは、ちょっと政権替わったんだった...全文を見る
○小池晃君 結局、でも、時限措置といっても期間というのは今もお話なかったわけで、私は、やっぱり子供にとってみれば、たとえ一年、二年であっても本当に貴重な発達と成長の期間ですから、かけがえのない期間ですから、やはり一定の期間だからということでこれは合理化することはできないだろうと。...全文を見る
○小池晃君 今回の最低基準の見直しでは、面積だけではなくて消防法や建築基準法に上乗せした安全基準についても、今までは従うべき基準だったのを、これを参酌標準にするということですから、最低基準を下げるということは、それは自治体が決めるんだというのはそれは無責任な話で、最低というのは、...全文を見る
○小池晃君 政務官、こうもおっしゃっているんですよ。待機児童を解消するためには多少保育の質が低下しても仕方がないんじゃないかという、主人公たるべき子供の視点がちょっと欠けているんじゃないかと。まさにそういう視点が欠けた議論ですよ、今のこの規制緩和の議論は。  山井さんは、政治家...全文を見る
11月27日第173回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  今回の新型インフルエンザ対策について、現場でいろいろお話をお聞きすると、国の方針に振り回されてしまって困るんだという声を結構聞くんですね。これは国の側にも言い分は恐らくあるんだろうというふうに思うんですけれども、やはり新型ワクチンの供給量...全文を見る
○小池晃君 大臣、資料もお配りしているんですが、ほとんど無料か極めて負担軽減を図っているわけですが、各国がどういう理由でこういう措置をとっておられるというふうにお考えか、大臣の情報でも考え方でもお聞かせ願いたいと思いますが。
○小池晃君 その仕組みに入っている理由は何なのかということもあると思うんですね。やっぱり費用負担できるだけ軽減しようとしている。季節性ワクチンについては日本の定期接種と同様の対象を無償としているところ多いんですけど、やっぱり新型についてはこれ全国民対象を無償にしているところが多い...全文を見る
○小池晃君 長妻大臣、やはり無償接種ということについてこれは真剣に考えるべきではないか。  いろんな枠組みがあると思います。例えば、優先接種の分については無償にするとか、あるいはその優先接種の中で今住民税非課税部分の低所得者だけというふうになっているんですが、むしろ逆に、やっぱ...全文を見る
○小池晃君 いや、季節性インフルエンザと違うわけですよ。やっぱり優先接種という形でかなり国策的に、これは重症度防止というだけじゃなくて、やっぱり蔓延防止ということでやっている以上、私はもう一歩踏み込んでやるべきではないかと。それから、全国民分確保するためだということで輸入も入れた...全文を見る
○小池晃君 ちょっと私が言ったことに正面からの答えじゃないので。  大臣、これはこれからも続くわけですよ。やっぱりこれからの対応も含めて、私はこういう、これからある意味じゃパンデミックの時代に入ってきたわけで、考え方をこの問題について一歩進めて、やはりもっともっと公費負担、諸外...全文を見る
○小池晃君 今後、更に踏み込んだ対応を求めたいと思います。  今、H5N1のお話がありました。やっぱり強毒性インフルエンザに対する対策引き続き重要でありますが、今回、国内ワクチンの製造余力を新型ワクチンに振り分けたために、H5N1のプレパンデミックワクチンの備蓄量が、今年増やす...全文を見る
○小池晃君 そういう大きな方向はいいんだけれども、取りあえず、じゃ来年どうするのかということもあって、六十億円概算要求出されていると思うんですけれども、ただ、これ結局今年も、そういったことで確保していたけれども、新型ウイルスの対応で使っちゃったわけですよね、そっちに。  私は、...全文を見る
○小池晃君 インフルエンザという名前が付いているけれども、全然違うわけだからね。この枠組みの中で両方やるというのは無理なわけで、今年それやっちゃったわけですよ。やっぱりそうじゃいけないと。やっぱりこれはこれで別のものとして、これ国家のある意味で本当に最重要の危機管理の部分なんだか...全文を見る
○小池晃君 トータルとして感染症の病床を見ると、三年間で三千四百床近く減少しているわけです。中でも、結核病床が非常に危機的であると思います。  結核予防会にお聞きをすると、許可病床数に比して稼働病床数を見ると、結核予防会の数字でいうと、許可病床数九千四百九十九に対して七千六百八...全文を見る
○小池晃君 何かちょっと味気のない話ですね。政治家同士の討論だと言うんだったら、もうちょっとこう、何とかならないのかなと、率直にちょっと申し上げたい。  それで、医療体制の問題、さらに保険の問題を聞きたいんですが、無保険の人が新型インフルエンザになったときの医療は大問題なわけで...全文を見る
○小池晃君 いや、僕は一律にと言っていないんで、考え方としては同じじゃないですかと、そういう考え方で、そういう姿勢で当たるべきじゃないかと、そう言っているんですよ。どうですか。
○小池晃君 何で保険料の収納率が低いかといえば、高過ぎるんですよ。支払能力に応じてないんですよ。だから国保の収納率低いんだから、やっぱりそこも考えて、私はきちっと国民の立場に立った対応をしていただきたいというふうに思うんです。  それから、その短期証を発行されればいいかというと...全文を見る
○小池晃君 是非、この茨城の事情も踏まえて、私は全国調査やるべきだと思います。やっていただきたいし、今、自宅訪問などを含めて市町村に改めて指導するとおっしゃったのは、これは是非やっていただきたい大事なお話だったというふうに思います。  石川県では、実際これで交付されずに留め置き...全文を見る