小池晃
こいけあきら
比例代表選出
日本共産党
当選回数4回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月28日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第1号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今回の法案は、雇用保険に対する国庫負担率を本則の二五%に戻すのに相当する三千五百億円を補充するというものでありますが、来年度から本則に戻すわけじゃないわけですね。私たち日本共産党もこの二五%の本則に戻すことをかねてから要求してまいりました...全文を見る |
○小池晃君 失業給付の会計として四兆円というのは私はかなり潤沢なものだというふうに思っていますので、ここはやっぱりすっきり本則で国庫負担率を引き上げて給付を拡大すると、政権交代というのにふさわしい分かりやすいやり方を。何か心からちょっと賛成できないような、何か引っかかるような、こ...全文を見る | ||
○小池晃君 二百人を超える労働者が失業か十万円の賃下げかという過酷な選択を今強いられています。 URの子会社の派遣法違反のしりぬぐいで派遣労働者にさせられて、その挙げ句、嘱託という不安定雇用になれというふうに言われ大幅賃金引下げ、これは許されないと思うんですね。しかも、これ、...全文を見る | ||
○小池晃君 ということなわけですが、今回のUR、住宅管理協会の、もう雇ってやるから大幅賃金ダウンはのめというのは、これは余りに私ひどいやり方ではないかなというふうに思います。 一方で、都市再生機構も住宅管理協会も全部これ国土交通省の天下りだらけなわけですよ。都市再生機構の理事...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣、ちょっと、大臣に聞くとは言っていませんでしたが、昨日も予算委員会で我が党の大門実紀史議員がNTTの問題を取り上げました。やっぱり、こういう政府の本来口が利けるような企業の中でやっぱりこういう事態が起こっているということに対して、やっぱり労働行政をつかさどる厚労省...全文を見る | ||
○小池晃君 すべての省庁に対して、こうした非正規雇用を進めるような流れに対してしっかり物を言っていただきたいというふうに重ねて申し上げたいと思います。 残る時間、ちょっと後期高齢者医療制度のことを聞きたいんですが、これは予算委員会で私、大臣と、これすぐにやめると言ったのに先送...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私の言ったことに答えていない。 それは書いてありますよ。でも、それとは別に、高齢者の人口の、高齢者の負担率の増加分は国庫負担、国庫補助するものとして、自治体にはそういうふうに計算しろという事務連絡出しているんですよ。ところが、この部分、もう一回言いますよ、後...全文を見る | ||
○小池晃君 それは別の話なんです。 この後期高齢者負担率の上昇、二・六%の保険料上昇分については抑えるんだと。これ、負担を抑制するという予算委員会での私への答弁に反するじゃないですか。これ、おかしいじゃないですか。答弁に反すると思いますが、いかがですか。 | ||
○小池晃君 いや、だからそれは書いてあるから分かっているので、そうじゃなくて、それとは別に国庫補助しますというふうに言っていたのにしていないと。 だから、大臣、これは、長妻さん、廃止をすぐにやるというふうに言っていたこともやらないし、廃止するまでの間は痛みを抑える措置をとると...全文を見る | ||
○小池晃君 もう質問しませんが、私はやっぱり、ここで、だって皆さんと一緒に廃止法案通したんですよ。そのとき、すぐやめると、こういう痛みはもう許されないというので頑張ったんですよ。それを、やめることも先送りするし、痛みも実際に抑えるという、それはやっていることは分かりますよ、財政安...全文を見る | ||
03月04日 | 第174回国会 参議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 政府は相対的貧困率の数字をこれは初めて発表いたしました。九七年以降、最悪であることが明らかになったわけです。雇用破壊による非正規労働者の低賃金、これが配分の問題、これに加えて所得の再配分、すなわち税や社会保障の問題、そういった再配分の機能...全文を見る |
○小池晃君 そうだとすると、この重い負担をどう考えていくのかということが問われる。今日は、最も重い負担の典型として国民健康保険の保険料の問題を取り上げたいんですが、収納状況を御説明ください。 | ||
○小池晃君 これは国民皆保険制度となって以来最低、ついに八割台になりました。その根本が高過ぎる保険料にあるわけで、今パネルでお示ししておりますが、例えば所得三百万円の夫婦子供二人世帯、四人世帯で、札幌市で四十一万三千円、さいたま市で三十七万二百円、京都市で四十四万五百円、大阪市で...全文を見る | ||
○小池晃君 そのとおり、本当に払える能力を超えている保険料になっている。問題は、この原因は一体どこにあるのかということなわけです。最大の原因は、やっぱり国保会計に対する国庫負担を引き下げてきたことにあるのではないか。 今グラフをお示しをしておりますが、一九八四年には約五割、五...全文を見る | ||
○小池晃君 いろいろ並べられたんですけれども、かなりの部分は自公政権時代の継続なんですね。新しくやるものは失業者の今の保険料軽減なんですけど、これは国費としては幾ら投入するんですか。 | ||
○小池晃君 四十億円ですから、これはもうほとんどスズメの涙の話なわけです。今まで低く保険料を抑えてきた自治体の中にもこの春から引上げの動きが今ありまして、例えば、全国調査をやったんですが、新潟市は先ほど示したケースで三十六万八千九百円が三十九万七千八百円、東京二十三区も平均で七・...全文を見る | ||
○小池晃君 おととしの国会で後期高齢者医療制度廃止法案を出したときには、民主党の提出者である鈴木寛議員は市町村国保について、一番ダムの危ないところは国民健康保険だ、制度上は手当てされているけれども、本来そこに真水が投入されなければいけないのに断水がされている、九千億円弱の予算措置...全文を見る | ||
○小池晃君 聞いていないことに答えないでくださいよ。長妻さん、野党のときだったら絶対そう言っていますよ、聞いていないことに答えるなって。もう官僚があきれるほどの官僚答弁だと私は思います。 総理、私は政治の意思を総理に聞いているんです。引き上げようという方向をやはり示すべきじゃ...全文を見る | ||
○小池晃君 来年度、来年度というか四月から、国保だけじゃなくて、これは政管健保、いわゆる今は協会けんぽですが、中小企業の保険料の引上げも平均で四万三千円もの大幅なものです。労働者だけじゃなくて、これは中小企業事業主にも重い負担増になるわけで、こういう負担増はもってのほかであるとい...全文を見る | ||
○小池晃君 胸の痛み、一般的に聞いたんじゃないんです。この法律を作ったわけですよ、義務化すると。悪質だと言うけど、三十四万世帯ですよ。日本の三十四万世帯がそんなに悪質な人ばかりなんですか。私は、日本というのはそんな国じゃないと思います。かなり機械的に出されている自治体あるんですよ...全文を見る | ||
○小池晃君 是非、こういう本当に命を守るべき医療保険の負担が重過ぎて病院にかかれずに命を落とす、あるいはそのことを苦にして自ら命を絶つ、こんな国じゃいけませんよ。これを正すのがやっぱり新しい政権の責任じゃないですか。そのことをきちっとやっていただきたいということを求めて、質問を終...全文を見る | ||
03月15日 | 第174回国会 参議院 予算委員会 第12号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 政府は、利根川流域の八ツ場ダムの建設中止を決定しました。その結果、治水計画の根本からの見直しが必要となっております。そんなとき見逃すことができない問題が、高規格堤防、いわゆるスーパー堤防ですが、この計画全体の概要と進捗状況を御説明ください...全文を見る |
○小池晃君 事業開始から二十二年で、途中のところも含めて今も五・五%なんですね。このペースだと完成まで四百年掛かる、費用は十二兆円だと。見直しが必要じゃないですか。 | ||
○小池晃君 見直しが必要だとしながら、今、国土交通省と東京江戸川区が連携をして旧態依然たる事業が続けられています。江戸川沿川の北小岩一丁目を始めとして、北小岩、篠崎、今日資料をお配りしておりますが、地図もお示ししましたが、スーパー堤防建設、それと一体化した区画整理事業です。 ...全文を見る | ||
○小池晃君 これは旧政権時代に事業が創設された当初から今も住民の声を、意向を尊重するというようなことをずっと今まで言ってきたわけですが、実際、地元の方にお聞きすると事情は大分違うんですね。 地元の皆さんのアンケート調査を見ると、スーパー堤防の計画について白紙に戻すべきだという...全文を見る | ||
○小池晃君 どうも正確に住民の意向を把握していないように思うんですよ。私が示したアンケートは十八班地域の住民のアンケートですよ。九二%反対しているんですよ。 住民の意向をどういうふうに、じゃ国交省は把握されているんですか。 | ||
○小池晃君 私の質問に答えていない。どうやって把握しているんですかと、声を。 | ||
○小池晃君 町内会、住民の皆さんが九二%反対ってアンケートやっているんですよ。ごく一部の人から何か意見が出たからそれがすべてであるかのような考え方はおかしい。 江戸川区自身は、同意、不同意というような聞き取りはしていないというふうに区議会で答えているわけで、全く把握していない...全文を見る | ||
○小池晃君 治水は私も大事だと思います。それイコールスーパー堤防にならないわけで、スーパー堤防の整備が必要だとしている区間について、計画規模の洪水を対象にした通常堤防の整備状況を示してください。 | ||
○小池晃君 でも、完成堤防三割しかないわけですしね。スーパー堤防の前に普通の堤防の整備こそ私は必要だし、やっぱり治水というのはもっと幅広い視点でやらなきゃいけないはずだと。 今大臣おっしゃったように、淀川のような公募方式での流域検討委員会を大臣はかなり高く評価されていましたよ...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣は二〇〇七年の予算委員会で、やっぱり住民参加の流域検討委員会をつくってやるべきだと主張しているじゃないですか。何ではっきりこの利根川水系でもこれをやるというふうにおっしゃらないんですか。 | ||
○小池晃君 もう一つ、先ほどやっぱり住民の声を、いろいろおっしゃったけれども、やっぱり実際に現地に行って直接住民の声を聞く場をつくるべきだと思いますが、いかがですか。 | ||
○小池晃君 是非やっていただきたい。 私たちは流域住民が主人公の河川行政に転換することを求めてまいりました。これは江戸川だけの問題じゃなくて全国にあるわけですから、やはりこのスーパー堤防という無謀で無駄な計画そのものをやっぱり徹底的に検証し白紙に戻すべきだということを申し上げ...全文を見る | ||
○小池晃君 国幹会議で決まったことをやっていくということになったら、結局一メートル一億円の外郭環状道路の建設を、まさに料金割引の財源を流用してやるということになりますよ。コンクリートから人へと言っていたのが、人からコンクリートに流用じゃないですか。 これ、大臣も年末の記者会見...全文を見る | ||
○小池晃君 既に投入した財源を流用するのと新たに国費を投入するのと一体どこが違うんですか。全く同じ、税金によって新しい道路を造るということは同じじゃないですか。言っていたことと全く違うでしょう。どうですか。 | ||
○小池晃君 全く今まで言っていたことと私は違うと思いますね、これは。やっぱり税金投入して新しく道路を造ることはしないと言っていたわけです。 BバイC持ち出すんだけれども、外環道の問題でいうと、このBバイCはとんでもない数字なんですよ。やっぱり地球環境の問題あるいは住民への影響...全文を見る | ||
03月16日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 三月十二日にB型肝炎訴訟の札幌地裁で和解勧告が出されました。これは和解協議に入るようにという勧告です。既に八名の原告が亡くなられております。これ待ったなしだというふうに思いますが、和解協議の席に着くべきだと思いますが、いかがですか。 |
○小池晃君 期日があると言うけれども、患者さんたちにとっては、これ時間がないわけですよ。 この問題ではもう既に最高裁の判決も出ていて、母子感染の否定ができればこれは予防接種による感染であるというふうに認定をし、集団予防接種については国の責任もしっかり認めています。まさに、超党...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、あらゆる角度で検討するのは和解協議の席に着いてからやればいいんですよ。実際、最高裁の判決から四年たっているけれども、国は被害者がどれだけいるのかも調査もしてないんですよ。今もこの病に苦しんで亡くなっている方もいるわけですよ。 政治主導と言うんだったら、まず...全文を見る | ||
○小池晃君 駄目だって。野党のときに言っていることと全然違うよ、長妻さん。こんな問題出たら直ちに結論出すというふうに迫っていたんじゃないですか。二か月も待つなんというのは患者さんが亡くなるのを待つようなことになるんですよ。そんな対応が許されるのか。 今、あなた、政治家としてや...全文を見る | ||
○小池晃君 今日、もう原告、弁護団、支援者の皆さんも傍聴に来られているんですよ。やっぱり今か今かと大臣の判断を待っているんですよ。私はこういうやり方、五月までだからというような対応は許されない。だって、結論出せと言っているんじゃないんですよ。話合いの場に着きなさいというのが和解勧...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、本当に今の対応というのは非常に問題だと思いますよ。まず会って協議の場に着くと、話合いの席に着くという回答をすると、こんなことはすぐにできることじゃないですか。しかも、もう繰り返し言うように、法律もできた、最高裁の判決まである、そして、これはまさに国の予防接種行政...全文を見る | ||
○小池晃君 政府を挙げて取り組むその前提がやはり和解協議の席に着いて話合いをすることだと、そのことをしっかりと国として言うということがまず第一だというふうに思います。一刻も早く答えを出すと。やっぱり本当に今か今かと待ち望んでいらっしゃる方いるんだから、一刻も早く結論を出していただ...全文を見る | ||
○小池晃君 これ結局、この案というのは同じ市町村国保の加入だというふうに言っているけれども、六十五歳未満と六十五歳以上をこれ別勘定で計算しているし、別勘定にしないとこういう制度は成り立たないんではないかなというふうに思うんですが、こういうことでいうと、結局、後期高齢者医療制度は七...全文を見る | ||
○小池晃君 といっても勘定は別になるんですよ。そうすれば、高齢者の保険料というのは高齢者の給付の中で一定の交付がどう入るかということで決まっていくわけで、これはやっぱり別の制度ということになってくる。 同時に、違うとおっしゃるんだけれども、六十五歳になったら被用者保険、現役で...全文を見る | ||
○小池晃君 私が言ったことに答えていないじゃないですか。被用者保険の加入者は六十五歳でもうこれ強制的に移るという形になるでしょうと、それは後期高齢者と同じじゃないですかと言っているんです。 | ||
○小池晃君 結局、被用者保険に入り続けるという提案も、この中には検討もあると。そういうふうになってくると、今度は、じゃ老人保健制度と一体どこが違うのかということになってきちゃうわけですね。 今日もお配りしていますけれども、この議論というのはまさに二〇〇〇年以降、附帯決議があっ...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、そういうやり方の方がかえって混乱するというふうに思います。やはり、直ちに以前の制度に戻すということで議論を始めるということが必要だというふうに思います。それが国民に対する公約だったはずだというふうに重ねて申し上げます。 その上で、長妻六原則というのが示されて...全文を見る | ||
○小池晃君 質問していることに端的にお答えください。 改革会議の議論ですけれども、後期高齢者医療制度の問題を検討する場ではあると思いますが、後期高齢者医療制度の制定というのはそれだけじゃなかったわけですね。高齢者医療確保法ということで、全体として医療費抑制の仕組みが盛り込まれ...全文を見る | ||
○小池晃君 ということは、この医療費適正化計画については見直さないということですね。 | ||
○小池晃君 基本的な枠組みは、じゃ、そのままにするということになるというふうに私は思いますよ。これ、来年度には中間評価が出て、三年後には先ほどの特別の診療報酬という動きにもなってくるわけで、私は、このまま進める、これは断じて許されないことだと思います。 それからもう一つ、特定...全文を見る | ||
○小池晃君 これ、受診率はやっぱり低下しているわけですよ。これもう現場でいってもやっぱりそういう声を聞くんです。やっぱり今までの自治体が全住民対象にしていた健診よりも、保険者ということになるとこれやりにくくなっていると。結局これが、健康づくりで医療費抑制だといいながら、実際導入し...全文を見る | ||
○小池晃君 じゃ、特定健診、特定保健指導という仕組みを見直すというつもりはないんですか。 | ||
○小池晃君 高齢者医療確保法というのはその中の一つが後期高齢者医療制度だったわけで、私は、今の答弁聞きますと、それ以外の制度、全体についてはそのまま、その枠内で改善を、手直しをしていくと。私は、後期高齢者というのは一つ象徴的な中身ではあったけれども、全体として本当に社会保障費抑制...全文を見る | ||
○小池晃君 これは、こういうやり方はやっぱりおかしいですよ。時と場合によると言うけれども、これで実際に、これを理由にして独自軽減策やめると市議会で答弁しているんです。これきちんと、じゃ、手を打ってください、これについては撤回をするなり。 私は、結局、収納率が低くなっているとい...全文を見る | ||
○小池晃君 だったら、ちゃんと具体的な措置をしてください。 終わります。 | ||
03月18日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 日本の家族関係社会支出は、ヨーロッパと比較をして、これは支給期間も支給額も極めて低いということが指摘されてまいりました。一方で、不安定雇用の増加や労働者世帯の収入減など国民生活は非常に困難になっていて、親の貧困と格差がそのまま子どもに連鎖...全文を見る |
○小池晃君 国際的に見ても日本の家族関係支出、特に現金給付が非常に低いということが言われていて、やはり教育費負担などが急増する中でこの引上げということは非常に大事だというふうに私ども思っていますし、日本共産党はかねてから、児童手当の支給金額の引上げ、支給対象年齢の拡充ということを...全文を見る | ||
○小池晃君 配偶者控除の廃止はマニフェストであるというふうにおっしゃいますし、今指摘をした財源の問題についても否定をされないと。幼保一体化は、私どもはこれ意見を持っておりますし、それは機会があればまた別の議論をしたいと思いますが。 私たちは、やっぱりこういう財源というのは、子...全文を見る | ||
○小池晃君 少なくとも、今の児童手当並みの事業主負担というのを維持していくということを考えるべきじゃありませんか。 | ||
○小池晃君 一方、重大だと思うのは、子ども手当が増額するということをもって企業の家族手当を削減するという動きが出てきているわけです。 日本経団連のいわゆる経労委報告ではこういうふうに言っています。従業員の生活保障として家族手当を支給する企業も多いが、今年六月から支給が予定され...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、減っちゃってから後では遅いわけで、駄目ですよ、やっぱりきちっと。さっきの答弁でいえば、前半だけで良かったんですよ。後で余計なことをおっしゃるからこれは問題なわけで、私は前の方をしっかり強調して企業に対しては物を言うという立場をやっていただきたいというふうに思いま...全文を見る | ||
○小池晃君 その上で、その認可保育所を、じゃどう造るのかということなんですよ。特にやっぱり大都市圏で認可保育所を造る場合に一番ネックになるのは土地の手当てなんです。東京社会福祉協議会保育部会が加入している私立の認可保育所に対するアンケート調査では、保育所新設のハードル、課題として...全文を見る | ||
○小池晃君 そういう手だて、基金事業なども存じ上げておりますけれども、利用できれば利用したいんだけど、これ、ネックはやっぱり土地の確保なんだという声はあるわけですね。借地料を継続的に負担できるような補助が約束されればできる、でもそれがないから難しいという声も聞いております。 ...全文を見る | ||
○小池晃君 しかし、東京二十三区に山林原野はそうないわけでありまして、これ、かなり利用できる部分があるはずなんですよ。首都圏見てもかなりあるわけですね。もちろんこれ、米軍基地なんかの分も入っているというふうにお聞きしていますから、しかし、それを除いても、移転した庁舎や公務員住宅の...全文を見る | ||
○小池晃君 二十三区の土地を時価で買うようなお金があれば、だれも苦労をしないわけですよね。国が保有しているまとまった土地が現にあるわけだし、これはやっぱり待機児解消という国家的事業でしょう、緊急事業でしょう。やっぱり私は、財務省にはこれを時価より例えば低価格で、ただで出せとは言い...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣、ネックの財務省が前向きと言ったんですから、これ是非考えるべきだと。政府も各省の担当者を集めて会議もやったというふうにお聞きしておりますが、実際には検討進んでないわけで、やっぱり保育行政担当する厚労省として、普通財産を所管している財務省、あるいはURなんかの土地も...全文を見る | ||
○小池晃君 終わります。 ───────────── | ||
03月19日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今日は診療報酬のことをちょっと取り上げたいんですけれども、ネットで〇・一九%のプラスということで、これはマイナスだった前回改定に比べればそれは一歩前進だというふうに思うんですけれども、やっぱり率直に言ってこの今の医療の危機を打開する中身で...全文を見る |
○小池晃君 このペースでは、本当にやはり追い付かないというふうに率直に言って思うんですが。 そもそも、今回の改定が〇・一九%、七百億円のプラスであるということ自体に疑義が出ているわけですね。後発品のある先発品の薬価引下げ分が改定財源に入っていないわけです、これが六百億円分。ち...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私が言ったのは、改定財源に充てなかった理由は何ですかと聞いているんです。 | ||
○小池晃君 前の政権からそうだったんだ、一貫してやっているんだというふうにおっしゃるんですけど、これ私ちょっとやっぱり納得できないんです、この説明はね。 一貫してやってきたと言うけど、今言ったように前回改定限りの話だったわけですよね、この後発品の節約効果を入れると。しかも、前...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと私の質問に答えていないと思うんですね、今のは。ちょっと別の話をしていますよね。 やっぱりちょっと無理があると思うんですよ。この十二月二十二日の中医協総会に報告された薬価部会の改革骨子を見ても、これどう見たって後発品のある先発薬の引下げ分は改定財源にするとい...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、一貫してやっていたというんじゃなくて、二十二日の時点では、厚生労働省としてはこれは財源として考えていたわけですよね。それが政府の中の交渉の中で結局変わってしまったと、まさに財務省の手練手管と圧力の中で六百億円の財源が消えてしまったということになるんじゃないです...全文を見る | ||
○小池晃君 私、冒頭言ったように、マイナス改定に比べればよっぽどこれは前進だというのは言っているわけで、ただ、やっぱり政治が変わった、政権交代だというのであれば、もっとすっきりした形で、こういうことをこんなところで言われないようにきちっとやってほしかったんですよ。 具体的な点...全文を見る | ||
○小池晃君 再診料は下がっているわけですよね。 その地域医療貢献加算というのが、これがやっぱり私は本当にいかがなものかというふうに思っているんですよ。患者さんに緊急時に連絡先を知らせるとか、あるいは患者さんからの電話などの相談による標榜時間外の対応、つまり夜間対応ができるよう...全文を見る | ||
○小池晃君 当然だと思うんですよ。ところが、地域医療貢献加算というのは夜間対応で付くというふうになったら、これは受け止められたら困るというけれども、受け止めますよ。やっぱりそういうふうに声上がってますよね、実態として。 私も、この間、地域でいろいろと開業医の先生ともお話しして...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、そういうことをされていることは十分承知した上で私、言っているんでね。ネーミングも大事ですよ。だって、後期高齢者医療制度の怒りというのはかなりやっぱり実際、大臣だって感じていらっしゃるわけでしょう。 私は、こういう形で仕組みをつくっていくということは、本当にそ...全文を見る | ||
○小池晃君 直ちに検証していただいて、柔軟に、新しい政権になったんだから、二年ごとの改定待たずに見直すということも含めてこれは直ちにやっていただきたい。 それから、窓口負担の問題をちょっとやりたいんですけれども、昨日の予算委員会の集中審議で大臣も、国際的に窓口負担高いと。総理...全文を見る | ||
03月23日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 日本の家族向けの社会保障給付費が国際的に見ても低いということは今日の委員会でも問題になっていますが、これ決して現金給付だけじゃなくて、現物給付の水準も低いわけであります。比較可能な最新データで見ると、OECD加盟三十か国のうち、現金給付の...全文を見る |
○小池晃君 それに対する国としての財政的な責任、どう果たしていくのかということが大事になっていくと思うんですが、今日資料でお配りしたのは、これは総務省の資料です。 これは、来年度予算の骨格が決まった昨年の十二月二十五日に来年度の地方自治体向けの財政政策について説明資料を作って...全文を見る | ||
○小池晃君 ただ、総務省は地方にこれ配っているわけですよね。もう子育て政策は地方財源ですと。やっぱりこういう先走りは私は非常に問題ではないかなというふうに思うんです。 これ、実は四大臣合意の文書の中にも気になる箇所がございまして、この四大臣合意の中で、「子ども手当については、...全文を見る | ||
○小池晃君 と大臣はおっしゃるんですが、衆議院の総務委員会で我が党の議員がこの最終的なの意味をただしたところ、小川総務大臣政務官はこう言っているです。現金給付で地方が負担をしている七千億、そして増収になる四千億の一兆円で、もし国の側が地方に自由に子ども政策を任せてみようという決断...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、それはいいんです。私もそういうふうにしていただきたいと思うんです。それは大事なことだと思うんだけれども、政府全体の合意としてはどうもそういうことになっていないんではないかという懸念を持つわけであります。 それから、大臣は先ほどの木庭議員の質問に対しても答えて...全文を見る | ||
○小池晃君 その考え方は、それは私もそうだというふうに思いますが、実態としてじゃどうかというと、三月五日に閣議決定された地域主権整備法の中では、これは国が関与すべき基準について大幅に減らしてきている。しかも、同法、これ附則で、児童福祉施設などの基準については、関係法律の施行の状況...全文を見る | ||
○小池晃君 私も、何でもかんでも、はしの上げ下ろしまで国が物を言うということをせよと言っているわけじゃなくて、分権というんだったら、例えば前回取り上げたような旭川市の国保料を引き下げるということに対してやめるというのを介入するとか、あるいは今も子どもの医療費を現物給付で無料化する...全文を見る | ||
○小池晃君 最後は聞かなきゃよかったなとちょっと後悔していますけれども。 そうじゃなくて、やっぱりきちっと現物給付について質も財源もきちんと国が責任を持つという仕組みを発展させるという立場でこの行政には臨んでいただきたいと。 その際に、医療の問題もちょっと私は問題にしたい...全文を見る | ||
○小池晃君 でも、個別の単価を見ると減っているんですよね。私は、こういうことでは、今重視しなければいけない医療の分野で、診療報酬で幾ら手当てするといっても、国立病院機構を担ってきたのは政策医療分野、不採算だというところを担ってきた部分あるわけで、私はこれ大問題だというふうに思うん...全文を見る | ||
○小池晃君 実際見ると、例えば小児救急医療は箇所数の変更なんですよ。小児救急医療拠点病院は十三か所から十二か所になっている。小児輪番、休日は二十四か所から二十三か所、夜間は、夜間はちょっと増えていますね。ただ、総合周産期母子医療センター、これも箇所数、五七・四%圧縮しています、こ...全文を見る | ||
○小池晃君 この隣に東京都の土地が実はありまして、都立養育園の跡地の一部、これは賃貸料無償で保育所や老人ホームを設置するために提供することを東村山市に対して提案をしているんですね。それで、東村山市はこれを受け入れて、保育所を設置する予定で事業主の公募を始めているんです。一方で、こ...全文を見る | ||
○小池晃君 終わります。 | ||
03月24日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今日のお話でも、これまでの委員会の議論でも、やはり子育て世代の経済的な状態は非常に大変であって、現金給付の拡大は必要であるということでは、それを否定するという議論はないと思うんですね。ただ、五兆円という規模に、取りあえず今年の法案の範囲で...全文を見る |
○小池晃君 安川参考人です。 | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 ちょっと話題変えて、子ども手当の制度の問題について、原田参考人とそれから森田参考人、ちょっと御意見聞きたいんですけれども。 外国人に対する給付というのがかなり話題になっていて、これはある意味では児童手当の制度をそのまま援用したというこ...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 やっぱり子どものための施策ですから、子どもの権利という視点でしっかりこの問題を議論していくことが非常に大事だと思いますので、今日の御意見踏まえてしっかり国会でも議論させていただきたいというふうに思います。 終わります。 | ||
03月25日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 子ども手当創設、今年については、これは十五歳以下の扶養控除廃止されますが、来年度中は負担増になる国民はほとんどおりませんので、その限りにおいて、来年度の範囲で私ども賛成しておりますが、これは問題は二〇一一年以降です。配偶者控除や成年扶養控...全文を見る |
○小池晃君 総理はそういう認識示されたんですけれども、菅財務大臣が衆議院の本会議で我が党議員の質問に対して、各種控除の拡充によって所得再配分機能が低下をしているんだという答弁をされておりまして、これは要するに控除の拡充で課税最低限の引上げが行われて所得再配分機能が低下していると。...全文を見る | ||
○小池晃君 私も所得控除を手当と比較したらば、それは高額所得者に所得控除の方が有利であるというのは、それは当然そうだと思うんですよ。そういうことを議論しているわけじゃなくて、菅大臣の答弁というのは、所得控除自体が高額所得者優遇というふうに考えておられるような、そういう答弁だったも...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、それは分かるんです、セットであればと。だから、配偶者手当を出すために配偶者控除を廃止するわけじゃないわけで、これ全く手当違うわけですから、これはその分野においては私は議論は成り立たないと。 ということでいうと、やっぱり配偶者控除の廃止というのは、これはやは...全文を見る | ||
○小池晃君 最後の問題はちょっとやっぱり私も意見を異にするんですが、今年の防衛費、軍事費の中で一番増えているのは米軍再編経費ですから。米軍再編経費が四百八十億円増えていますから。これは、グアム協定のときに野党時代民主党は反対しているわけですから、やっぱり私はこの問題でも間違ってい...全文を見る | ||
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 ちょっと冒頭、保育所の入所待機児童数、昨年十月の数字が本日発表されまして、四万六千五十八人ということで、昨年同月よりも五千人以上増えておりますが、この数字についての大臣の御所見と、やはりこの委員会でも繰り返し議論になってきたように、この問...全文を見る | ||
○小池晃君 認可保育所の設置を基本に解消を図っていくということで進めていただきたいと思います。 それから、子ども手当の創設に伴って学童クラブの財源がどうなるのかが心配されていたわけですが、来年度は今年と同様に児童手当勘定で実施されることになりまして、この委員会の質疑の中でも大...全文を見る | ||
○小池晃君 是非こういう拘束力のある基準を作るという方向で検討を進めていただきたいと思います。 実は私の、うちの子も今年、小学校に入学するんですよね。保育だと延長で七時半までなんですけれども、学童になると六時というふうになるわけで、これ、帰るときもお父さん、お母さんで分担して...全文を見る | ||
○小池晃君 私ども、このバウチャー制度の導入というのは、結局、市場原理に任せていくということになりかねない危険性を持っておると思っておりまして、子どもの貧困が問題になっている中で、やはり格差広げるようなことについては、これは我々はやるべきでないというふうに思っております。 今...全文を見る | ||
○小池晃君 保育所が充足していればそういう質の問題ということにもなってくるかと思うんですが、圧倒的に足りない中で直接契約制度というようなことになれば、私はむしろ現状のお父さん、お母さんたちの苦労を、困難を、特に大都市部では深刻にするだけだというふうに思います。 それから、直接...全文を見る | ||
○小池晃君 この間、例えば介護保険制度にしても障害者にしても、契約制度的なもの、あるいは契約制度を導入してきた。その中で、やっぱり基盤整備が遅れているときにこんなことをやれば利用者にとっては本当に大変な事態になるんだということは、これは民主党の皆さんも指摘をされてきたことではない...全文を見る | ||
03月31日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 本法案は、旧措置入所者の負担軽減を継続するもので、当然だというのが我々の立場です。 その上で、お聞きしたいのは、特養の待機者四十二万人ということが発表されまして、今回は特に待機者の五割が在宅だとか、あるいは要介護四、五だけでも六万七千...全文を見る |
○小池晃君 今、三年間で十六万増やすというお話があって、そういった形で大幅に力を入れていくことは、これはいいことだというふうに思うんですが。 ただ、結局、こういうことでいくと第四期の終わりの二〇一一年までに第五期の整備目標のうち四万人分先取りしてやるということになっていくわけ...全文を見る | ||
○小池晃君 これはやっぱり見直すべきだと。こういう路線全体転換するというのであれば、きちっと参酌目標ということについても見直すべきだと思います。そもそも二〇〇五年の制度改定のときに大幅に引き下げられたという計画もありますので、参酌標準見直して必要な施設整備を進めていくということを...全文を見る | ||
○小池晃君 猶予ということは、要するに存続は前提だということで検討されるということなんですか。 | ||
○小池晃君 すると、要するに、以前、予算委員会では基本的に廃止という方向性は変わらないというようなことをおっしゃっているんですけれども、要するに廃止する、ありきということで議論するという今までのやり方とは変えるという理解でよろしいですね。 | ||
○小池晃君 大事な問題なんでちょっとしつこく聞かせていただきましたけれども、やっぱり行き場がないというような事態は絶対生み出さないという立場で臨むべきだということを重ねて申し上げたいというふうに思います。 最後に一点、ちょっと介護に絡んで、資料をお配りしておりますが、厚労省が...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、これは、負担についてはこの設問しかないんですよ。やっぱりちょっとこれは不適切だというふうに思います。これを基に政策決定するようなことはしないでいただきたいということを重ねて申し上げて、質問を終わります。 | ||
04月08日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今回の改正法施行によって予算事業は廃止されるわけですね。それ以降、新型インフルエンザワクチンが引き続き新臨時接種で実施されるのかどうか最初に確認をしたいんですが、今の新型インフルエンザウイルスの病原性などが大きく変化しないとした場合に、今...全文を見る |
○小池晃君 その三価ワクチンとなった場合のことについても聞きたいんですが、三価となれば、B型とA香港型が任意接種なんで、それがセットになってくると。そうすると、費用とか被害救済とかがどうなっていくのかということなんですけど、三価のうちの一価接種費用の三分の一しか減免されないという...全文を見る | ||
○小池晃君 三価のこと、三価の。 | ||
○小池晃君 その枠組みということは、結局、三分の一予防接種法、三分の二はPMDAと、そういう分け方してやるということなんですか。 | ||
○小池晃君 それから、新型インフルエンザの病原性が変化した場合に新臨時接種の指定から外れる可能性があって、そうすると接種費用の補助とか予防接種法による被害救済の対象とならなくなる可能性がある。同じワクチンなんだけれども、ある瞬間から副作用被害の救済額が下がるというのは、これは国民...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと今のは、先ほどの質問に対する答弁として言うはずの話だと思うんですが、それは負担軽減はきちっとやっていただきたいというふうに思うんですけれども、病原性変化した場合の対応なんですよ、私、聞いているのは。ウイルスが同じ場合で、普通の人から見ると同じワクチンなのに何で...全文を見る | ||
○小池晃君 そういったこともあるので、やはり病原性の変化による新臨時接種から外すということについては、やっぱりよくよくその病原性などもチェックをして、国民的な世論なんかもしっかり踏まえて私は対応していくということを是非やっていただきたいなというふうに思います。 それから、この...全文を見る | ||
○小池晃君 そのキャンセルとか予約の重複とかということもおっしゃっているんですけど、それだけではないと思うんですね。使い勝手の悪い十㏄のバイアルということをやったということもこれ影響しているし、それからキャンセルとか重複予約というのも、結局、感染のピーク時に必要量が供給されなかっ...全文を見る | ||
○小池晃君 第二波というんだけど、国の在庫が先ほどの答弁でも六千八百万回分あるわけですよね。それから、流通在庫だけでも千四百十万回分。だから、いざというときの対応というのはこれで私は十分できるというふうに思います。 秋からは、更に現在のワクチンと同程度か、より安価な三価ワクチ...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、今の段階でしっかりやっぱりそういうメッセージを私は送っておくと。だから、そういうためにしっかりこの活用はしてくださいということと併せて、それでも最後に残った場合については、これはちゃんと国でやりますよということをやっぱり言うと。 だって、そういうことをやり...全文を見る | ||
○小池晃君 きちんと検討していただきたい。GSKからのキャンセル分で二百五十何億円の支払を免れているという問題もあるわけですし、買取りに必要なのはその十分の一以下ですから、これは真剣に検討していただきたいというふうに思います。 予防接種法による被害救済制度が設けられたわけです...全文を見る | ||
○小池晃君 予防接種法の被害救済制度というのは、国家が関与して、その下で行われた予防接種の副作用被害について違法行為がなかったとして救済するという考え方に基づいてつくられているわけです。 母子感染の可能性がなくて集団接種を受けてB型肝炎に感染した方たちについて、これは予防接種...全文を見る | ||
○小池晃君 何を言っているんですか。実際、この問題について札幌B型肝炎訴訟の判決でどうなっているかというと、国はいろんなこと、今言ったような予防接種以外の様々な感染経路の可能性があるんだという主張を前政権時代にやったんですよ。その結果、最高裁は、母子感染の可能性がないことを認定し...全文を見る | ||
○小池晃君 後ろ向きでないという話あったんだけれども、私は、やはり札幌の裁判の最高裁判決で何と言っているかというのがこの問題を考える上で本当に大事だと思うんです。 札幌の裁判の最高裁判決は、因果関係の証明は、一点の疑義も許されない自然科学的証明ではなく、蓋然性を証明することで...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、その協議、検討する上でもちゃんとテーブルに着くと。和解勧告はテーブルに着きなさいというんですから、やっぱりテーブルに着くべきだと、そこが出発点なんだというふうに思うんですよ。 去年の四月に山井さんはこう言っているんです。救済してほしいと思ったらみんな裁判しな...全文を見る | ||
○小池晃君 だったら何で会わないんですか。原告の皆さんが昨日まで二日間、厚生労働省前で座込みをされた。昨日、私も行きまして、こういう皆さん帽子をかぶって、テントで座込みを二日間されてきたんですよ。それで、大臣、この問題にかかわる大臣と面会を求めてきた。ところが、結局、実現しないま...全文を見る | ||
○小池晃君 何年もとおっしゃるけれども、肝炎の患者さん、特に肝硬変になっていたり、あるいは肝がんを発症していたり、そういう人たちには時間がないんですよ。野党の時代に、こういう問題で一番熱心に国会でも会ってくださいと大臣に詰め寄っていたのが民主党の皆さんじゃないですか。 私は、...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、固まってから会うというんじゃないと思いますよ。いろいろ考えているんだったら、そういう段階でこそ、それは話を聞くんですよ、皆さんの声を。それが判断する一つの大きな、最大の大きな私は材料になるんじゃないですか、そう思いますよ。 これから、二十日、二十一日も、原告...全文を見る | ||
○小池晃君 納得できませんけど、終わります。 | ||
04月13日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 改正法の検討規定、附則六条のことについて最初にお聞きをしますけれども、これ、一項と二項に分かれております。二項は五年以内となっているんですが、一項は特に期限の定めがありません。 一項の検討事項というのは、先ほどからも議論になっているH...全文を見る |
○小池晃君 そういうことであればもう安心だし、これはもう急いでやっぱりやっていただきたいというふうに思うんですが。 その抜本見直しの中身で、今日も議論になっているHibワクチンのことをお聞きをしたいんです。 これ、細菌性髄膜炎の日本での患者数は毎年約一千人を上回る推定です...全文を見る | ||
○小池晃君 この数字を見ると、欧米では全数調査ですけれども、日本は定点調査ということで実態がやはりきちんと把握されてないのではないかという印象を受けるんですね。 やはり日本でも全数把握可能なシステム、もっと本当はこの今の数字より実態は多いんではないかという気もいたしますので、...全文を見る | ||
○小池晃君 検討課題というんじゃなくて、やはりきちっと把握できるシステムをつくっていただきたいというふうに思います。 それから、市販されているんですが、希望者が増えている一方でワクチンが足りないという声がたくさん寄せられております。大臣、これ、国としてはどうやって必要数を確保...全文を見る | ||
○小池晃君 次に、足立政務官でしょうか、安全調査、副反応の調査、これはどうなっているのか、重篤な健康被害などが生じているのかどうか、御紹介ください。 | ||
○小池晃君 今の副反応の数字というのは、大体DPTの数字とほぼ同じというふうに、調査結果になっていると思うんですが、その辺についてはどうですか。 | ||
○小池晃君 厚生科学研究でもDPTの全身反応とほぼ同程度という結果になってきているということだと思うんですが。 髄膜炎というのは、ベテランの小児科医でも早期発見、これなかなか大変な病気です。やはり小児救急外来においては、髄膜炎かどうかということを鑑別することが救急医にとっても...全文を見る | ||
○小池晃君 厚生労働省にちょっと数字をまた聞きたいんですが、Hibワクチン、肺炎球菌ワクチンの定期接種化公費助成について、国に寄せられた意見書は何件あるのか。 それから、先ほどもちょっと質問あったようですが、多くの自治体で費用助成しているんですけれども、実際に費用助成している...全文を見る | ||
○小池晃君 今、全国の自治体で費用助成が広がっていて、鹿児島県の伊佐市、北海道の豊浦町など四自治体で全額補助をしています。 さきの百七十三国会では、参議院のこの厚生労働委員会、当委員会では、細菌性髄膜炎ワクチンの公費による定期接種化の早期実現に関する請願、これも採択をされてい...全文を見る | ||
○小池晃君 副反応の問題での厚生科学研究の数字も今日初めて私もお聞きしましたし、そういう点でいうと、いろんな問題、クリアされる問題はクリアしてきているんじゃないか、何よりも世界ではもう定期接種の流れが常識になっているようなそういう予防接種ですから、やはりこれは一刻も早く実現をすべ...全文を見る | ||
○小池晃君 五割から七割というのも十分高い数字なんですよね。これはやっぱり守れる命はしっかり守るというのは政治の責任ですから、しかもマニフェストで言っていたことですから、これはきちっとやっていただきたいと。そこでこそ政治主導という役割を果たしていただきたいとお願いしたいというふう...全文を見る | ||
○小池晃君 研究班を立ち上げていることは評価できるんですけれども、この間、政府の研究も何度も中断をしているんですね。やっぱり非常に不十分ではないかというふうに率直に言わざるを得ません。今回の研究班も現場の医師が一生懸命訴えて努力で認められたわけで、国が、今までの政権がこの病気に積...全文を見る | ||
○小池晃君 是非、例えばイギリスでも保健省がホームページで慢性疲労症候群の紹介をしている、必要な情報を提供する、そういったこともやられております。今、何十万人もいる可能性があるという答弁もありましたし、これはやはり大事な病気であるという認識を厚生労働省としてもお持ちだという答弁だ...全文を見る | ||
04月19日 | 第174回国会 参議院 決算委員会 第6号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 二〇〇八年度の予算審議で最大の焦点は道路特定財源の一般財源化でした。まさに道路国会だったわけです。 今日は、道路行政の問題点をただしたいんですが、その前に一点お聞きしたいのはスーパー堤防のことなんですけれども、大臣、昨日、東京江戸川区...全文を見る |
○小池晃君 事業の実施じゃなくて見直しでしょう。見直しをするんだという方向できちっと住民の方の声を大臣に直接聞いていただきたいというふうに思います。 大臣は、高速道路利便増進事業のための税金三兆円のうち一兆四千億円を使って東京外環自動車道、東京外環道路の建設費などに充てるとい...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、これは全く理解できません。 こういうやり方をすれば、やはり逆行だと、今まで言っていたことと違うというふうに国民は受け取ることは当然ですし、利便増進事業だからいいんだと言い出したら、便利な道路はもう幾らでも造れる、歯止めなくなるということになるんですよ。しかも...全文を見る | ||
○小池晃君 かつての主張と全然違いますよ。もう余りにも無理があります。 だって、馬淵副大臣は予算委員会でも追及しているんですよ、これ、国幹会議。異様な会議だ、異様な光景だと、わずか二時間でやっているというふうに批判している。民主党の大河原雅子参議院議員も、この国幹会議、こんな...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、めちゃくちゃそごがありますよ。アリバイ的な会議だと言ったんですよ。アリバイ的な会議で決めたことで、それで突き進むんですか。それは納得できないですよ。廃止する会議ですよ。廃止する会議で決めたんだからやるんだと、これ矛盾しているって。 廃止すると言うんだったら、...全文を見る | ||
○小池晃君 BバイCのこと。 | ||
○小池晃君 それはおかしいよ。BバイC見直すんだったら、その見直した新しいBバイCの基準でやるべきじゃないですか。それを再検証と言うんでしょう。 私、本当に無責任だと思うよ。だって、もう本当に不十分で不透明で形骸化した廃止しなきゃいけない会議だと言いながら、そこで決まったんだ...全文を見る | ||
○小池晃君 建設先にありきの議論じゃないですか。やってみても変わらないだろうって、環境への影響も見ないでそうならないだろうなんて、そんなこと何で言えるんですか。余りに無責任だよ、これ。 東京外環道の環境影響というのは、私は、単に反対だから、そういうことで議論を止めたら議論にな...全文を見る | ||
○小池晃君 来年の話じゃないんだ、これね。外環道というのはこれからもう長期にわたる事業なんですよ。大臣だって、一回高速道路、こういう巨大事業を始めたらなかなかストップ掛けられないというのは、八ツ場ダムのことでも十分痛い経験しているんじゃないですか。そういう長期的な計画だからこそ、...全文を見る | ||
○小池晃君 順番が違うんですって。だって、道路国会のとき馬淵さんが徹底的に言っていたのは、センサスの数字が古いんだと、新しい数字でやり直せと言っていたじゃないですか。そういう議論に照らせば今の言い訳は全く通用しないですよ。 私は、外環道だけに何でこだわるんだと言うけれども、一...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私が聞いたのは、何でこの三つでこんなに全然違うんですかって聞いているんですよ。全然違うじゃないですか。けたが全く違いますよ、この三つ、同じ外環道で、東京の部分と埼玉の部分と千葉の部分で。これはなぜですかと聞いているんです。時間ないから、端的に言ってください。 | ||
○小池晃君 説明できないということがよく分かりました。 それで、今おっしゃったけれども、データ出しますと言っているんですが、昨年十月の圏央道の裁判で、国交省側の証人は、圏央道のこのデータを開示しろという請求に対して開示できないと言っているんですよ、裁判で。おかしいじゃないです...全文を見る | ||
○小池晃君 きちっとこれは開示していただきたい。 じゃ、裁判で言ったその政府証言、訂正するんですね。 | ||
○小池晃君 はい、もう質問しません。 データ、これきちっと開示をしていただきたい。大体、業者任せでやっているからこういうことになるんですよ、でたらめなことに。きちっとこれはデータ開示する。 私もう一回言いますけれども、高速道路利便増進事業というのは料金割引のための財源なん...全文を見る | ||
04月20日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 後ほど採決される年金遅延加算法について、これは、公布日以前に支給された場合には遅延加算金が自動的に加算されるけれども、それ以後は申請しないと駄目だということで、公布日前に支払を行われた方が漏れなく手続できるように個別に周知をしていただきた...全文を見る |
○小池晃君 いまだに十都道府県が下回っているわけです。これは今日お配りした資料を厚生労働省から示していただきました。 これによると、例えば東京は三十五円、大阪は十二円引き上げれば生活保護水準を上回ることになるんですが、大臣、もちろんこの状態の改善、解決は必要だと思うんですけれ...全文を見る | ||
○小池晃君 数字の上でこの乖離がなくなったからといって、生活保護水準の生活できるということは、そうはなっていないという実態があります。 今日お配りした資料の二枚目はその事実を示すものでありますけれども、大阪の労働組合、大阪労連が実態、労働生活相談の中で出た具体的な事例です。 ...全文を見る | ||
○小池晃君 今の経過なんですが、これ月百七十三・八時間だとすると、年間では二千八十五・六時間になるので、これ実際には所定内で二千時間を超えて働くことなどできませんから、労働側が小委員会で主張したことは私はこれは当然だと思うんです。 続いて厚生労働省、もう一回聞きますが、一般労...全文を見る | ||
○小池晃君 ですから、百七十三・八時間の厚労省の基準と、だから実労働時間とでは月当たり二十・八時間の差がある。その分、現実の最低賃金水準よりも水増しされることになるわけであります。 大臣、私、お聞きしたいのは、一般労働者の現実の所定内実労働時間を働けば生活できるだけの賃金を保...全文を見る | ||
○小池晃君 まずは、まずはと言うけれども、新政権になったんだから、自公政権時代の数字をそのまま使って、実際には働けない労働時間を根拠にしたんでは本当に必要な最低賃金額が出てきませんから、これはきちっと、これはすぐできるはずですから、一か月賃金、所定内実労働時間で計算すべきだと思い...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、選挙のときと大分違うじゃないですか。そんなことを言ったら、八百円だって十年ぐらい掛かっちゃいますよ、今のペースで十円ずつだったら。 私は、これは日本経済の回復のためにやっぱり今こそこういう分野が必要なんだというのが民主党の主張だったんだし、これはやっぱりちゃ...全文を見る | ||
○小池晃君 全体の五割も導入されているんですね。やっぱりこれ、きちんとやられていないと大変なことになると思うんです。 このケースでは、労基署は変形労働時間の違反を認めたんです。是正指導をしたんですが、会社はそれに従わずに、二年分のところを一か月分しか是正しなかったんです。です...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、ほかにもある可能性があるんじゃなくて、これは大いにあるじゃないですか。だって、労基署の指導に従わないでやっているんですよ。裁判でようやくこれが認定されたんですよ。だから、私はここに対してはちゃんと点検に入るべきだと思いますが、どうですか。点検するかどうか答えてく...全文を見る | ||
○小池晃君 きちっと指導をしていただくように、これはこっちでこれからも見守りたいというふうに思います。きちんとやってもらわないと困ります。 今回のように、アルバイトなど有期労働者が圧倒的な店舗で働いて、シフトの勤務の変更というのはもう日常茶飯事なんですよ、こういうところは。勤...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、でも、現実にこういうことが起こっているんだから、やっぱりしっかり問題意識持ってやってもらわないと困りますよ。やはり、こういう事態を放置することは許されないというふうに思いますので、この問題、引き続き私、取り上げていきたいというふうに思います。 それから、今日...全文を見る | ||
○小池晃君 責任ある発言ができないから会わないって、私は勘違いしていると思いますよ、国民は何のためにあなたたちに政権を渡したんですか。責任ある回答ができないから会わないなんて、そんな対応をするために政権渡したんじゃないですよ。野党のときだったら、真っ先にあなたたち駆け付けて会いな...全文を見る | ||
○小池晃君 何で会わないんですか、今日夕方まで厚生労働省の前に座っているんですよ、行って手を取って話を聞くだけでいいんですよ。ここで回答できなくても、それは無責任なことを言われちゃ困りますよ、でも話を聞いてあげてくださいよ。それが新しい対応を考えていく土台になるんじゃないですか。...全文を見る | ||
○小池晃君 官僚と議論しているだけでは私は結論は出ないと思います。声を聞くと、それが解決の第一歩だということを重ねて申し上げます。 終わります。 | ||
04月22日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 ちょっと法案に入る前に、その前提となる問題で、今日ちょっと急に大塚副大臣に来ていただきましてありがとうございます。 昨日、行政刷新会議の規制・制度改革に関する分科会ライフイノベーションワーキンググループが開かれまして、混合診療の原則解...全文を見る |
○小池晃君 そういうふうにならないようにするとおっしゃるんだけれども、昨日、終わった後で松山事務局長は、混合診療については委員は基本的に拡大の方向で考えるべきだという方ばかりだというふうに記者団に答えているんですね。これでフラットな議論になるんだろうか、私は一直線の議論になりかね...全文を見る | ||
○小池晃君 拙速かつ短絡的にしないためにも、やっぱり地域医療関係者なんかの声を聴くような場をつくるべきでないか、そのことはどうですか。 | ||
○小池晃君 大臣は先日の委員会で、混合診療は慎重な議論が必要だというふうに述べています。私は、やっぱり慎重な、本当に綿密な議論をしなければいけない重大なテーマだと思っていますが、大臣、今のような議論の進め方について厚労省として容認されるんですか。やっぱりきちっと、もっと慎重な、徹...全文を見る | ||
○小池晃君 何か報道によれば、民主党の中で混合診療の推進ということをマニフェストに入れるというような議論もあるやに聞いております。そんな方向にかじを切るようなことが絶対にあってはならないというふうに思っていますので、(発言する者あり)ないないという声があるので、それを信じていたい...全文を見る | ||
○小池晃君 やっぱり国庫負担の増額なしにただ広域化してもすべての自治体にメリットがあるわけじゃない、当然だと思うんですが、今回のこの広域化等支援方針の策定は都道府県の判断だけでやることになるんでしょうか。簡潔にお答えください。 | ||
○小池晃君 ということになると、結局、この事業への参加、例えば、具体的には対象が拡大された保険財政共同安定化事業の拠出は市町村は拒否できないということになりますね。 | ||
○小池晃君 結局、この仕組みだと、広域化の方針が策定されたら市町村はそれに従う努力義務が生まれますし、結局これは拒否しようとしたってできない。もし拒否すれば都道府県調整交付金の配分が行われないということになりますから、成り立たない。結局、市町村の自治事務であるこの国保事務の広域化...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、国によるペナルティーはなくなったけれども、都道府県がやるんだといっても、市町村にとってみれば上からの押し付けという点ではこれは変わりないわけですから、地方主権、地方分権と言うけれども、そういうことになっていないんじゃないかなというふうに思うんですよ。 それか...全文を見る | ||
○小池晃君 これだけのペナルティーが掛かっているわけですね。東京都の資料をもらいましたが、これ見ますと、二〇〇七年度四十五自治体、二〇〇八年度五十一自治体が減額対象となっていて、国保一世帯当たりのペナルティー額千円超える自治体が十二自治体あります。中には、一世帯当たり三千百十五円...全文を見る | ||
○小池晃君 国としてはしないと。しかし、仕組みとしては広域化支援方針にいろんな仕組みが組み込まれているわけですね。 それで、ちょっと確認したいのは、この広域化等支援方針に収納率の達成状況に応じて助言、勧告の措置が盛り込まれれば、都道府県調整交付金の収納率によるペナルティーが盛...全文を見る | ||
○小池晃君 一応、これはもうこういうふうに詳しく聞くって通告してありますから、ちゃんと聞いておいてほしいんですけど。 そういうことだということで、結局、だから都道府県の判断でペナルティーを科さないという道もできてくる仕組みなんだろうというふうに思うんです。 足立政務官は、...全文を見る | ||
○小池晃君 こういう仕組みについてはちゃんと周知をしていただきたいというふうに思っております。 私はやはり、全体としてこういう形での強引な広域化、国庫負担を入れるようなことをしないで強引に広域化に持っていくようなやり方についてはやめるべきだということを重ねて申し上げたいと思い...全文を見る | ||
○小池晃君 上告はしないでいただきたい。重ねて申し上げて、質問を終わります。 | ||
04月27日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今日は、参考人の皆さん、大変ありがとうございました。 質問させていただきたいと思うんですが、最初に石川参考人に、やはりこういう医療保険制度の在り方を考える上で、医療現場で起こっている実態ということが出発点だと思いますし、そういう点でリ...全文を見る |
○小池晃君 ありがとうございます。 渡邊参考人にちょっとお伺いしたいんですが、今のは東京の自治体の実態だったんですけれども、先ほどお話ありましたように国保自体が非常に変化してきていると、自営業者主体の保険から無職者あるいは非正規労働者の保険へと変化して、負担能力を超えるやっぱ...全文を見る | ||
○小池晃君 やっぱりその制度の土台になる国の財政負担の、前政権時代の措置の継続だけじゃなくて、やっぱり抜本的な対策が私は必要だと思っていますので、是非そういう方向で努力をしたいと思います。 協会けんぽのことで健保連の白川参考人にちょっとお聞きしたいんですけれども、本則で国庫負...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 小林参考人にちょっとお伺いしたいんですが、苦しい立場なので余り一六・四じゃ本当は駄目なんだとはとても言えないとは思う、それは分かるんですけれども、分かると言っちゃいけないのかな、そういう発言だったと思うんですが。今回の仕組みって、三年間一...全文を見る | ||
○小池晃君 ありがとうございました。 終わります。 | ||
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今日、協会けんぽの問題に絞ってお聞きをしたいと思います。 この料率の引上げの原因なんですが、改めて確認をしたいんですけれども、これは協会けんぽの財政悪化ということですが、主な原因ということでいうと、これは加入者の所得の大幅な減少という...全文を見る | ||
○小池晃君 給与が減っていることが最大の一番大きい理由だというふうに大臣もおっしゃった。これが、保険料がそういう中で上がるということになります。医療保険料で一・一%、それとは別に介護の保険料も〇・三%の引上げだと。協会けんぽの加入者の平均総報酬額は三百七十四万円ですが、局長、平均...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと具体例を紹介すると、私ども聞いた話では、地下鉄の清掃職場で委託会社に勤務して働いている労働者、五十三歳の男性なんですが、年収は税込みで百六十万円、月十三万四千円でもう生活保護水準を下回る暮らしをされています。もう文字どおり、つめに火をともすような暮らしです。こ...全文を見る | ||
○小池晃君 その景気回復にこういう形というのは一番冷や水を浴びせることになるんではないかと、やっぱり景気の根本は消費ですからね、内需ですからね、やっぱりそういったところに一番、それで、分かち合う、分かち合うといっても、それは一番弱いところに配慮をすると。そういったところは、やっぱ...全文を見る | ||
○小池晃君 年々上昇し続けるという想定になっていまして、最悪の場合、二〇〇九年、八・二%だったものが、二〇一二年には一〇・二%にまでなると。協会けんぽの保険料率が一〇・二%になった場合に、今年度と比較して平均で医療保険料は幾ら上昇するんでしょうか。 | ||
○小池晃君 ですから、先ほど言っていただいた昨年度からの数字四万三千円を加えると、七万五千円の上昇になるわけです。しかも、保険料率の引上げは一〇・二%で打ち止めにはなりません。今回の法改正で上限が一〇%から一二%に引き上げられます。 そこでお聞きしますけれども、平均総報酬額の...全文を見る | ||
○小池晃君 ですから、今回の法改正というのは、最高で十万円、九万九千円とおっしゃったけど、まあほとんど十万円。この負担増を押し付けるという仕組みになっていくわけであります。 政府が協会けんぽの財政を再建するという三年間に保険料は上昇していく、その一方で国庫補助率は一六・四%で...全文を見る | ||
○小池晃君 一六・四%にするっていっても、本則で戻すわけじゃないんですよね、これ固定しちゃうわけですから、三年間は。それはおかしいではないかと私、言っているんです。たとえ一六・四%に今年なったとしても、本則に戻しておいて実態に合わせて引き上げるという、もう本来の法律の在り方でやっ...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと答えになっていないよね。やっぱりこれじゃ駄目ですよ。 上げることは分かっているんですよ。一三%に据え置いてきた前政権の責任は私も重大だと思いますよ。だから、それは、私たちは、でもそれ批判してきたわけだから、これを言う権利は十分あると思っていますし、これ上げ...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっとそれでは納得できないですね。やっぱりこれはこういう形で三年間固定化して一六・四%から一歩も出ないというのは、私は国民の生活が第一という民主党の政策に照らしてもこれでは納得はいかないというふうに見られても仕方ないと思いますよ。 それから、財源の問題でちょっと...全文を見る | ||
○小池晃君 こういう問題、保険料を人件費に使わないというのは年金のときも大分話題になったわけですよ。これは額的にいうとそれほど、全体の割合でいうとそれほど大きな割合ではないかもしれませんが、私はやっぱりこの問題、人件費を保険料で負担させているようなやり方、長妻大臣、こういうのは一...全文を見る | ||
○小池晃君 どうもちょっと野党のとき言っていたことと違うじゃないですか。こういう保険料は医療のために使うんだと、年金のためだけに使うんだというふうにおっしゃっていたのに、これはもう仕方がないんだと、こういう仕組みなんだというのは、これ国民的にも納得得られませんよ、それでは。それで...全文を見る | ||
○小池晃君 今日の参考人質疑でも大分問題になって、総報酬割自体が悪いと言っているわけじゃないんだと健保連もおっしゃっていたんですね。やっぱり、その議論の進め方が問題だし、大体、これを国庫負担引き上げるための財源に肩代わりするというのはおかしいではないかと。私はもう本当にそうだと思...全文を見る | ||
○小池晃君 納得できませんが、終わります。 | ||
05月11日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 B型肝炎訴訟の問題について最初に伺います。 長妻大臣は先ほどから和解協議に臨むのかどうかはこれは政府の対応が確定していないんだというふうにお答えになっていますが、長妻大臣自身は和解協議に着こうという立場で閣内で主張されているんでしょう...全文を見る |
○小池晃君 いや、だから、それ結論出てないというのはさっきから何度も聞いているんですよ。長妻さんはその協議の場で着くべきだというふうに主張しているんですかと聞いているんですよ。イエスかノーかで答えてください。 | ||
○小池晃君 政治家としてやっぱり物を言ってくださいよ。 二〇〇七年十月三日の衆議院本会議でこんな質問があるんです。 C型肝炎訴訟については、いたずらに訴訟を長引かせるのではなく、国は高裁の判決を待たずに和解のテーブルに着くべきだと考えますが、お考えをお聞かせください。民主...全文を見る | ||
○小池晃君 これ、この問題取り上げるの私三回目なんですけれども、今日も和解協議に応じるんだというニュース流れましたよね。だから、全国から原告団の皆さん、患者の皆さんが集まっているんですよ。たった今まで私お話聞きましたけれども、やっぱり、あのニュース流れて、いよいよ会ってくれると思...全文を見る | ||
○小池晃君 いたずらに訴訟を長引かせないんだと、一刻も早く和解のテーブルに着くべきだと、薬害C型肝炎のとき、あなたそう言っていたじゃないですか。それが、期限ぎりぎりまで答えを出さないんですか。それがどこが政治主導なんですか。私はこういう態度は本当にがっかりしていますよ。民主党に期...全文を見る | ||
○小池晃君 でも、勘定が別ということは、これは医療費が保険料に跳ね返っていくという仕組みという点では、これは後期高齢者医療制度と基本的な構造は同じですよ。 しかも、それだけじゃなくて、今回の案の試算では、七十五歳以上に五割の公費を投入した場合は公費負担が九千億円減少するという...全文を見る | ||
○小池晃君 考えにくいと言いながら、今の制度設計では九千億円減少する案になっているわけですよね。 今おっしゃったように、やっぱり公費負担を増やさない制度なんというのはちょっと考えられないと私も思いますし、どんな制度設計しても、やっぱり公費負担を増やさなければ高齢者に対して十分...全文を見る | ||
○小池晃君 九月というのは秋ですよ。これやっぱり駄目だよ。ちゃんと、これ大争点だったわけだし、選挙のときに。それを、争点を参議院選挙でしっかり明らかにする、私は最低限の政権与党としての責任だというふうに思いますよ。この問題をしっかり選挙の争点にするという責任を果たしていただきたい...全文を見る | ||
○小池晃君 鳩山首相は優先課題だと衆議院の予算委員会で言っているんですから、厚生労働大臣がそういう後ろ向きじゃ困りますね。 国の制度がない下で自治体が無償化を進めているんですが、ところが、国はその窓口負担引き下げたり無償化した自治体に対して定率国庫負担金を引き下げるペナルティ...全文を見る | ||
○小池晃君 二〇〇七年度は二百七十七億円ですから増えているわけですね。子供の貧困対策とかあるいは子育て支援、障害者対策、一生懸命頑張って予算使っている自治体ほど国庫負担が減額される、しかもその額が増えている。これはおかしいと思うんですよ。 大臣、障害者対策や子育てを応援するた...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと、今のは自民党政権のときと全く同じ答弁ですよ。(発言する者あり)それで、もっと悪いという声もあったけれども、いや、本当もっと悪いよ。だって、掲げてきた政策と照らして、だって、チルドレンファーストだとか障害者を、これは自立支援法間違っていたと言っている政権が、何...全文を見る | ||
○小池晃君 もう国民が第一とか公約実行とか、そういうポスターは全部はがした方がいいですよ。もう全然言っていることとやっていること違うと思いますよ、私。 それから、診療報酬のことをちょっと聞きたいんですけれども、今回、医科、歯科共に明細書発行が義務付けられて、私どもは医療の情報...全文を見る | ||
○小池晃君 一回じゃ分からないと思いますよ。だって、レセプトの内容を理解するのは医療従事者にとってだってそう簡単なことじゃないわけですからね。 しかも、これを説明すればいいんだとおっしゃるけれども、診療所では明細書発行体制加算はわずか一点で、病院にはないわけですよ。足立さん、...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、患者のために進められるべき情報開示が実際の患者さんのニーズと懸け離れたものになってはいけないというふうに思いますし、ましてや医療現場に悪影響を与えるというようなことは絶対にあってはならないというふうに思います。これはやっぱり、きちっと見直すべきところは見直すこと...全文を見る | ||
○小池晃君 その三割減算も乱暴だと思うんだけれども、専門医でない入院医療機関の医師が患者さんの専門的な病気まで含めて、例えば骨折で入院して整形外科へ入ったときに糖尿病の薬の処方まで含めて全部やりなさいというのは、ちょっとこれも乱暴な話だと思うんです、私。逆に医療連携を阻害すること...全文を見る | ||
○小池晃君 そうおっしゃるんだったら、何でこんな改定がされるんですか。足立さん、ちゃんと見てなかったんですか。現場の実態に合わないこういう改定が出てきちゃうというのは、やっぱり問題ですよ。こういうふうに実際にできてからいろんな声がばあっと上がってきているわけでね。 やっぱり私...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、国民健康保険法等の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。 反対の第一の理由は、本法案が後期高齢者医療制度廃止の先送りを前提とするものだからです。高齢者の家計状況からすれば保険料などの負担軽減は当然ですが、後期高齢者医療制度を維...全文を見る | ||
05月25日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 今回の改正で児童扶養手当は父子家庭にも支給されるようになるわけですが、シングル家庭への所得保障としては遺族年金もあります。しかし、遺族年金、遺族基礎年金の場合は、母子家庭には出るんですけど、父子家庭の方には出ないということにこれなっている...全文を見る |
○小池晃君 大臣はかつて国会で舛添大臣に対して、いろいろ評論的なお話は分かるけれども、それをもう何十年も議論しているんですかと、遺族厚生年金は配偶者に出るわけだから、別に夫だろうが妻だろうがこれは受給される、そうしたら遺族基礎年金の男女差を即刻直すということを明言してほしいと舛添...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、整合性という点では、今回の児童扶養手当の父子家庭への支給と整合性は合う話だというふうに思っておりますし、せめて受給権を持っている子供に支給を停止すると、こういうことだけでもやめる、そういったことも含めて、これ即刻やっぱり手だてを打っていくということを改めて求めた...全文を見る | ||
○小池晃君 直ちにやるべきだと改めて申し上げます。 児童扶養手当は、二〇〇二年の母子福祉法の改正で受給後五年後の一部支給停止制度を導入されたんですが、大臣、この一部支給停止をストップさせるために必要な金額はおおよそ幾らなんでしょうか。 | ||
○小池晃君 これ三億円で停止できる、廃止できるわけですね。民主党は、マニフェストでもこの一部支給停止の廃止を書き込んだ。私は、せっかく児童扶養手当法の改正するのであれば、これはやっぱり併せて廃止するということをやるべきだと思うんですが、その点もう一度お答えください。 | ||
○小池晃君 三億円程度の問題で着地できないというのは、私はちょっと納得できないですよ。やっぱりこの児童扶養手当の支給停止制度というのは、言わば小泉構造改革の冷たい政治の象徴のような話としてこれは大問題になったわけで、これはやっぱりそれをなくすんだというのが政権交代だったはずですし...全文を見る | ||
○小池晃君 もう実際に役に立つような情報提供をしていただきたい。 それから、今、新成長戦略における国有財産の活用についての検討についてお話あったんですが、前回も私、指摘したんですけれども、保育や介護という分野では市場価格で土地を買ったり借りたりできないという事情があるわけです...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、国有財産を、財政面、もちろん無視しろというわけじゃないけれども、やはりこれを活用して今の国民の期待にこたえていくという方向の行政が必要だと思います。 大臣、東京都は、自治体に対して都有地を低廉な価格で社会福祉目的に賃貸しています。世田谷区ではこれを利用して認...全文を見る | ||
○小池晃君 是非、政府を挙げてこれは取り組むべきだということを改めて申し上げたいと思います。 それから、障害児の保護者に支給されている特別児童扶養手当についてお聞きをしたいと思うんですが、内部障害を抱えるお子さんに関連していろんな問題が起こっています。そもそも認定基準が内部障...全文を見る | ||
○小池晃君 だから、私が言ったのは、機械的に判断するんじゃなくて、個別によく事情を総合的に判断してやっていくべきではないかということを申し上げたわけですが。 この基準がそもそも古いということもいろいろあって、障害年金については、今年度は心疾患、ぜんそく、てんかんの認定基準を改...全文を見る | ||
○小池晃君 障害年金の見直しだけではなくて、この特別児童扶養手当の基準自体にあっている不合理な点もこれは見直すということが必要ではないですかと私は申し上げたので、是非そういったことも含めて改定をしていただきたいというふうに思うんですが。 それと併せて、障害年金の方は、本人の病...全文を見る | ||
○小池晃君 ちょっと何か、そんな読み上げないで。私が言ったのは、それは今の現状でしょう、今言ったのは、そうじゃなくて、それでいいんですかと。やっぱりきちっと、医師の診断書だけじゃなくて、トータルなその人の状態をやっぱり踏まえて判断するような仕組み考えたらどうですかと言っているんで...全文を見る | ||
○小池晃君 いや、私は、やっぱりそういったことも含めて、医師の診断書だけでは判断できない部分あると思うから、ちょっとそういうことでとどまるんじゃなくて、ちゃんと検討してください。 そもそも、今基準の問題を言ってきたんですけど、その基準の問題だけじゃなくて、ここ数年、結構、支給...全文を見る | ||
○小池晃君 なっていないんだけど、実際そうなっちゃっていて、さっきの実例は今言われたような知的障害とかと違いますよ。やっぱりこれは、こういったことを適用しないのでは私は制度の意味が本当に損なわれると思いますし、今起こっているのは、前年と診断書ほとんど同じなのに、一般状態区分が下が...全文を見る | ||
○小池晃君 総合的な判断だというふうに言うんだけれども、昨年の担当課長会議で、これは障害程度認定基準に該当しないものを認定していた事例ということで、特に内部障害で一般状態区分及び検査値等が基準を満たさないものを認定したものと、一般状態区分をもう絶対視したかのような、そういうことに...全文を見る | ||
○小池晃君 大臣にちょっと今まで議論してきたことを聞いていただいて、今回、通知も出ているんですけれども、これは厚生労働省による都道府県の指導監査の結果を受けたものなんですけれども、指導監査は支給中のケースはチェックしているんですけれども、不支給事例はチェックしてないんですね。 ...全文を見る | ||
06月01日 | 第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号 議事録を見る | ○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 五月十一日のこの委員会で、私、入院中の患者が他院に受診した場合の診療報酬の削減と投薬制限の問題について質問をいたしまして、これは政府の方も問題点を認められました。長妻大臣も、これはよく問題点を調査していきたいというふうに答えたんですけれど...全文を見る |
○小池晃君 規定なくすということは私重要な答弁だというふうに思いますが、六月まで、六月、あとどのくらいか分かりませんが、直ちにやっぱり、そうであればこれはいったん凍結をするという手だてを政府の方で打っていただきたいということは重ねて申し上げたいと思いますが、中医協も含めて、これは...全文を見る | ||
○小池晃君 私は今の禁止理由は妥当なものだと思うんですが、与党の中に一部ではあれ医療関連業務を専門業務に加えろという解禁論があることに危惧を覚えております。 大臣にお聞きしますが、医療関連業務を適用除外とする立場、大臣、変わりありませんか。 | ||
○小池晃君 もう現時点とは言わず、これはしっかりそういう立場でやっていただきたいと思うんですが。 医療関連業務については、これは原則は適用除外というふうにしながら、二〇〇三年に社会福祉施設における医療関連業務が解禁をされまして、二〇〇四年には医療機関の医師、看護師について紹介...全文を見る | ||
○小池晃君 これは、二〇〇三年の医療分野における規制改革に関する検討会で、医療関連業務の派遣、一部解禁をするときに、これは医療事故などの懸念が強く出されたんですね。その場合に、実際に行われた場合の検証ということを求めていたという経過もございます。しかし、今の答弁にあるように、一部...全文を見る | ||
○小池晃君 きちっと実態を把握をしていただいて、専門業務は、今派遣法の審議、衆議院でも行われていますが、より厳格に絞り込むべきだというふうに私ども考えておりますし、新たな業務への拡大などということは到底許されないということも申し上げておきたいと思います。 それから、年金につい...全文を見る | ||
○小池晃君 この支給要件の特例が六十五歳未満の方にしか対象になっていないということで、実際に起こっているケースを紹介したいんですけれども、心筋梗塞のために六十七歳で亡くなった方、これ実際の例です。運転手をされていた方なんですが、最近十年以上はもうずっと欠かさず保険料を払っていたと...全文を見る | ||
○小池晃君 これはやっぱり、年金の保険料の徴収には熱心だけれども、受給権を保障するということに非常に無頓着でやってきた今までの政治の反映だというふうにも私は思うんです。 やっぱりこういう矛盾を解決する、最低加入期間を短縮するのはもちろんですけれども、こういうやっぱり制度の矛盾...全文を見る | ||
○小池晃君 法的な論点が煮詰まっていないから控訴するというのはおかしいですよ。それは、控訴断念をして原告の皆さんと話合いをして解決をしていくというのが政治の責任でしょう。私は今のは納得できません。 大阪の泉南地域というのは、ほかに例を見ないほど零細な工場群がもう石綿紡織産業の...全文を見る | ||
○小池晃君 苦しみが分かっているんだったら控訴すべきじゃないでしょう。今もどんどんどんどん原告の方からも亡くなっている方出ているわけですよね。アスベストというのは本当に後になって出てきて、じわじわじわじわ進んで、そして発症すれば一気に悪くなっていく。その苦しみを私も医療機関で実際...全文を見る | ||
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 政府にまず伺います。 本法案は、障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて障害保健福祉施策を見直すまでの間の措置として提案をされておりますが、二〇一三年八月までに障害者自立支援法を廃止をして新法制定と。この政府の立場に変更はある...全文を見る | ||
○小池晃君 今いろいろとおっしゃいましたけれども、そういうことを言いながら、この法案には平成二十五年八月という期限も障害者自立支援法の廃止という文言も入っておりません。旧与党が衆議院に提出した法案の段階ではその文言が明記されています。 提案者にお聞きしますが、何で明記されてい...全文を見る | ||
○小池晃君 説明になっていません。だって、その文言が入らない議案を自ら提案しているんですよ。ということは、結局基本合意の立場を変えるということになっちゃうじゃないですか。そういうふうになりませんか。私は、そう取られたって仕方ないですよ、これ。 | ||
○小池晃君 基本合意が実行される間の措置であるといいながら、基本合意に盛り込まれている二〇一三年八月の期限も障害者自立支援法の廃止すら明記されていないということについては、これは与野党合意だからということ以外の説明はありませんでした。結局、合意先にありきに、当事者の意見も聞かずに...全文を見る | ||
○小池晃君 緊急措置だったら別に法律作らなくたって、政令、省令、予算措置でできることはいっぱいあるんですよ。それをかえって法律作って一年六月なんてなったら先送りすることにつながっていきますよ、こんなことをやったら。 それから、何よりもやっぱり重大な問題は、先ほどからあるように...全文を見る | ||
○小池晃君 簡潔にお願いします。 | ||
○小池晃君 答えてないですよ。だから、聞いていることにちゃんと答えてくださいよ。 旧与党案を原告団、弁護団に説明したのはいつですかと言っているんですよ、提出する前に。 | ||
○小池晃君 だから、要はこの改正案について説明していないんですよ、出す前にも。五月二十四日に会ったと聞いていますけれども、そのときは何も示さなかったというふうに聞いていますよ。それで突然こういう分厚い法案が出てくるわけですよ。これで当事者の皆さんが納得できるかと、納得できるわけな...全文を見る | ||
○小池晃君 二十四日か二十五日かは分からないけど、その翌日には法案を出しちゃったわけですよ、与党は。こういうやり方がやっぱり私は一番の怒りを呼んでいるんだと思う。 大臣、この法案の施行準備に当たって、やっぱり十分に意見聞いてやらなきゃいけないんじゃないですか。そういうふうにし...全文を見る | ||
○小池晃君 意見を聞いて合意をつくってやっているんだったら、こんなふうに障害者団体の皆さん声を上げるはずありません。今日もこんなふうにたくさんの方が傍聴にお見えになって、かたずをのんで見守るなんて事態が起こるわけありません。やっぱりやり方間違っていたんです。そのことをしっかり私は...全文を見る | ||
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、障害者自立支援法改定案に対する反対討論を行います。 反対の最大の理由は、障害者のことを障害者抜きで決めないということを約束をした国と自立支援法違憲訴訟原告団・弁護団との基本合意に反して、障害者の意見も聞かず、強い抗議の声を押し切って強行...全文を見る |