小池晃

こいけあきら

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

小池晃の2014年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月04日第186回国会 参議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  集団的自衛権について質問します。  まず、集団的自衛権とは何か。そして、日本国憲法に照らして集団的自衛権が行使できないとしている理由を説明してください。
○小池晃君 集団的自衛権の行使を可能にするということは、我が国に対する武力攻撃が行われていないにもかかわらず武力行使に参加をする、これを憲法九条が禁止しているのは自明のことであります。  そこで、こうした憲法解釈に基づくこれまでの日本の自衛隊の活動について聞きます。  二〇〇...全文を見る
○小池晃君 官房長官に確認しますが、このイラク特措法あるいは旧テロ特措法の第二条二項、三項は、米軍などに協力支援活動を実施するけれども、その場合も外国の領域で憲法が禁じている武力行使はしないと、武力行使と一体化する活動は行わないという意味ですね。確認です。
○小池晃君 私が聞いたことにちゃんと答えてくださいね。後半だけ聞いたんですよ。憲法の番人なんだから、安倍政権の番犬みたいなことをしないでください。  総理に聞きますが、今までのことも踏まえて、これまで政府は憲法に照らして、我が国に対する武力攻撃発生しないときには、海外での武力行...全文を見る
○小池晃君 いや、私が聞いたのは、集団的自衛権行使できるようにするということは、武力攻撃受けてなくても武力行使可能になるということですねと聞いているんです。
○小池晃君 そういうことを聞いているんじゃないんですよ。何か、これをやるのかどうかと聞いているんじゃないですよね。何でもできるとは言っていないんですよ。日本が集団的自衛権行使できるようになるということは、日本に武力攻撃が加わっていなくても武力行使が可能になるということですねという...全文を見る
○小池晃君 テロ特措法の国会審議の際に、当時の小泉首相はこう述べています。  NATOは集団的自衛権の行使として対米支援活動をすると言っている、NATO諸国は日本と違って彼らはアメリカと一緒に武力行使することを辞さないと言っている、明らかに日本とは違うんですと、日本は武力行使も...全文を見る
○小池晃君 ちょっと、ごまかさないでくださいよ。こうはっきり言っているじゃないですか、石破さんだって。そして、議論をすり替えている。  日本周辺のことであるように、先ほどからいろいろと言っているけれども、例えば昨年末に閣議決定をされた国家安全保障戦略では、ペルシャ湾及びホルムズ...全文を見る
○小池晃君 いや、だから最初に確認、認めたじゃないですか。集団的自衛権の行使というのは、我が国に対する武力攻撃、実際の武力攻撃なくても武力行使できるようになるという定義はお認めになったわけですから、それが可能になるということは、やるかどうかと聞いているんじゃないですよ、実際に我が...全文を見る
○小池晃君 何でもできるとは私、一言も言っていないですよ。言っていませんよ。  こういう集団的自衛権の行使が可能になるということは、結局、制約があると、今まで制約があると総理おっしゃった。その制約が、これは集団的自衛権の行使ができるとできないとでは違ってくるわけでしょう。それは...全文を見る
○小池晃君 さっきから同じことしか繰り返さないんですけどね、総理は。だって、国際法上の概念として集団的自衛権の行使をお認めになったわけでしょう、どういう概念かということは。だとすれば、それが可能になるということは、まさに日本だけ特別なことじゃないじゃないですか。  だから石破幹...全文を見る
○小池晃君 可能になるものがあるかどうかとおっしゃった。要は可能なんですよ。可能になるんですよ、これは。実際に何をやるかどうかは別なんです。可能になるわけです。今までの自民党政権というのは、そういう場合でも絶対に武力行使はしないと言ってきたわけですよ。我々は、一体化するということ...全文を見る
○小池晃君 三千人を超える犠牲者が出ているし、さらにアフガニスタン民間人の犠牲者数というのは、これは国連アフガン支援団の資料によれば二〇〇七年以降だけで一万七千七百人を超えているわけであります。そして、いまだに泥沼です。  日本に対する武力攻撃も発生していないときに自衛隊員を武...全文を見る
○小池晃君 首相は、アジア情勢の変化などを解釈変更の理由に挙げておられます。しかし、答弁書にあるように、たとえ情勢の変化を考慮したとしても、政府が自由に憲法の解釈を変更することができるという性質のものではないとしたのが従来の政府の立場であります。  集団的自衛権の行使を可能にす...全文を見る
○小池晃君 関係ないことをあれこれ答えられましたけれども、この閣議決定というのは、よく読めば、憲法解釈の変更がなぜできないのかという理由を列挙した上で、このようなことを前提に検討した結果、憲法解釈を変更することがおよそ許されないものではないとしているにすぎないわけです。  その...全文を見る
○小池晃君 集団的自衛権の行使を可能にするような重大な解釈の変更は誰もが受け入れる状況の中でなければならないし、見解が対立する問題があれば正面から改憲の議論をすべきだと、この国会答弁はその後の閣議決定で再確認をされているわけです。憲法の解釈を意図的、便宜的に行えば、最高法規として...全文を見る
○小池晃君 安保法制懇で議論しているだけじゃないじゃないですか。憲法解釈の変更をやろうとしているんじゃないですか。  ニューヨーク・タイムズの社説は、こう述べています。安倍氏はさきの国会で、国民は次の選挙で彼に審判を下すこともできると暗に示したが、それは立憲主義の誤った見方であ...全文を見る
○小池晃君 行使する権利を持つということが戦後の政治の根幹を変えることになるんですよ。  日本共産党は、集団的自衛権の行使、すなわち海外で戦争できる国にすることには断固として反対であります。もちろん、それは、憲法の明文そのものを変えることにも反対であります。  同時に今、憲法...全文を見る
○小池晃君 私、もうちょっと大きな認識を聞いたんですが。  こういう低賃金の広がりというのは、私は社会の本当に病理現象とも言える深刻な状況だと思うんですね。この打開のためには最低賃金の抜本的引上げが極めて重要だと思います。  最低賃金の大幅引上げというのは、必ずこれは消費に結...全文を見る
○小池晃君 最低賃金引き上げたとおっしゃるんですけどね、これ全国平均で五年前の七百三円から七百六十四円へ。ペースは若干上がってきていますよ。しかし、毎年十円ちょっとという引上げなんですね。この五年間のペースでいくと、千円になるのにあと二十年掛かるわけです。  大体、中小企業、私...全文を見る
○小池晃君 何かちょっと頼りない答弁なんですね。もっとこれ、きちっとがつんと物を言うべきじゃないですか。支払能力十分あるような大企業グループで最低賃金ぎりぎりなんて、こんなことはもう駄目だということをはっきり言うべきですよ。  神奈川県のマクドナルドで十五年間働いている三十六歳...全文を見る
○小池晃君 スピード遅いと認めながらああだこうだ言い訳して、これだから駄目なんですよ。これだから最低賃金なんて上がらないんですよ、厚生労働省がこんな態度を取っているから。駄目なんですよ、それじゃ。岸首相が言ったように、これこそが中小企業の活性化なんだと、こういう立場でやらなきゃ駄...全文を見る
○小池晃君 気持ちが分かるで済む話じゃないんですよ。気持ち分かってもらうだけじゃ何の意味もないんですよ。実際の具体的な行動が求められているんですよ。やっぱり日本を賃上げ社会にするための、私は本気で具体的な行動が求められているというふうに思います。それができるのは総理なんですよ。企...全文を見る
03月13日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  質疑順序変更に配慮いただいたことを感謝申し上げます。  十一日に閣議決定された労働者派遣法案は、派遣労働は臨時的、一時的という大原則を覆すもので、今日は内容についての議論は入りませんが、閣議決定に至った過程について絞って議論したいと思い...全文を見る
○小池晃君 ところが、今回の派遣法の議論の仕方を見ますと、産業競争力会議や規制改革会議で先行した議論が行われて、閣議決定で既成事実化していくと。こうした議論の進め方については、労働側から三者構成主義に反するという指摘が再三行われているわけであります。  八月の部会で労働側は、雇...全文を見る
○小池晃君 いや、大体そういうレール引いちゃってから部会でやりましたって、こういうやり方で労働側、私、納得できないと思いますよ。  しかも、オブザーバー参加ということをやったわけですね。労政審の職業安定部会、労働条件分科会で、過去にオブザーバー参加した例、紹介してください。
○小池晃君 オブザーバー参加認めたのは過去一回だけで、異例のことなわけです。しかも、派遣業界の代表を入れたわけです、今回ね。そして、その会議ではそのオブザーバーが労働側の主張への反論の先頭に立って何度も何度も発言をしている。報告書の中にも、直接の利害関係を有する派遣元事業主が非常...全文を見る
○小池晃君 それ以外の事実経過は。
○小池晃君 ところが、この要望書の二ページ目の一番下から三ページにかけて、例えば一番、登録型派遣及び製造業務派遣を禁止したり規制強化しないこと、二、特定労働者派遣事業については一般労働者派遣事業と同じ規制を行うこと、三、派遣可能期間の制限については業務ごとの制限でなく個々の派遣労...全文を見る
○小池晃君 一〇〇%同じだったら大変なことなんですよ。根幹部分ほとんど入っているわけですよ、これが。  私、三者構成主義の原則に反して労働者代表が入らない規制改革会議でどんどん方針決めて、閣議決定して、それが資料として配付される中で部会の議論が行われ、そして部会の座長は派遣労働...全文を見る
○小池晃君 これはストーリーじゃなくて、誰だってこういう経過を見たらおかしいと思いますよ、これ。これって、今までのやり方から見てやっぱり異常なやり方だと私は思う。  しかも、このオブザーバーの一人が青木秀登さんという人ですが、この方はランスタッド株式会社の執行役員です。これは、...全文を見る
○小池晃君 もう内容入る前で、入口だけでこれだけ問題がある法案なんてそうめったにあるものじゃないですよ。これ、私は、もう審議なんか入ったら大変なことになるということを予告をさせていただきたいと思いますし、連合のホームページには生涯派遣、正社員ゼロ社会につながるという指摘もある。も...全文を見る
○小池晃君 そんなこと分かった上で質問しているんですよ。往診の場合は除外すると、当然じゃないですか。  その定期的な訪問診療がこれでできなくなるという声が上がっていることをどう考えているのかと聞いているんですよ。
○小池晃君 だからといって、四分の一にするという話にならないでしょう。それはおかしいですよ、やっぱりこれは。  今日資料で配っているけれども、中医協で出ているのを見ると、私はおかしいと思うんです。これ資料の五ページに載せましたけれども、ペナルティーだと、悪質な紹介ビジネスに、と...全文を見る
○小池晃君 医療を受けられない状態が生じてからでは遅いんです。だから、直ちに手を打つべきだというふうに申し上げている。直ちにこれは見直すべきだと。  ちょっと時間の関係で次行きますが、今回の診療報酬改定の見直しで在宅医療に関してもう一点、資料の六ページ、七ページに、これは通知で...全文を見る
○小池晃君 聞いたことに答えてください。
○小池晃君 勝手にこんな議論が進んでいるわけですよ。おかしいと思いますよ、私。  そもそも同意書を作成すること自体が容易でないという現場の声もあるし、その同意書の要件に要介護四以上、認知症を除外するということは、結局それ以外の高齢者に対する訪問診療が制限されていく、審査の対象に...全文を見る
○小池晃君 介護保険でも要介護度の低い人を排除する、医療保険の訪問診療でも要介護度を基準にして切り捨てていく、こんなことをやったら本当に住んでいけなくなりますよ、生きていけなくなりますよ。こういうことをもう大臣は否定しないわけで、私はこれは大問題だと、引き続きちょっとこれは取り上...全文を見る
○小池晃君 今までこんなことを財務省だって言ってこなかったんですよ。そういう主張はしていないんですよ、振替はいかぬなんということは。  しかも、事実を見れば、九七年に消費税を増税したときに診療報酬を上げましたけれど、このときは、本来二年に一回しかない薬価基準の改定をやって、それ...全文を見る
○小池晃君 もう時間ですので質問しませんけど、そごはありません。  やっぱり、潜在技術料だということで、薬価基準の部分、引き下げた部分は技術料本体に回すということでやってきたんですよ。それをいつの間にかそんなことは言っていませんなんて、こういうことを与党だって許しちゃ駄目だし、...全文を見る
03月13日第186回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  両公述人、ありがとうございました。  介護の問題、結城公述人にお聞きしたいんですけれども、この間、独居高齢者やあるいは老老介護世帯の増加、高齢者の孤立、貧困化というのが進行していて、やっぱり介護と福祉の両面で対応が必要だというふうに主張...全文を見る
○小池晃君 先ほどから、地域支援事業化すると要するに地域活性化につながると、創意工夫が生かされるという議論もあるわけですが、一方で、予防給付の給付費の伸びは自然増より削減するような、たがもはまっているわけで、結局、これはやっていくとやっぱりサービスの切捨てということになっていくん...全文を見る
○小池晃君 今後の問題として大変懸念があると私も思うんですが、ちょっともう少し大きく社会保障全体ということで議論をさせていただきたいと思うんですけれども、社会保障と企業の責任ということでちょっとお伺いしたいと思うんですね。  山崎公述人のお話の中には特にそういう指摘はなかったん...全文を見る
○小池晃君 今の水準でいいんじゃないかというような御意見かとお伺いしたんですが。  結城公述人にお伺いしたいんですけれども、公述人は、企業が安定した雇用を創出して国内消費、内需を喚起してこそ社会保障の安定財源ができるんだということをかねてから主張されていると思うんですが、今日の...全文を見る
○小池晃君 この間接的な社会保障という点でいうと、更にやっぱり法人税や社会保障料負担というのを今後の社会保障の安定的な財源としてやはり活用していくべきだという理解でよろしいでしょうか。
○小池晃君 私どもも法人税率を引き上げるという主張を今しておりませんので、そこはやっぱりきちっと今の水準で、これ以上下げていくというようなことはやめるべきだという、そういうことであります。  時間もそろそろです。最後にもう一回介護保険にちょっと戻ってお伺いしたいんですが、特養入...全文を見る
○小池晃君 山崎公述人に、先ほどお話聞いていて一点、混合診療は余り賛成ではないというふうにおっしゃったので、そこは一致しているのかなという感じがしました。  どうして公述人は積極的でないのか、混合診療には賛成できないのか、その理由を簡単にお願いします。
○小池晃君 端的なお答えをありがとうございました。
03月17日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  最初に前回のちょっと続きを一問したいんですが、財政審の建議が、薬価マイナス改定分の診療報酬本体への振替をフィクションだと言っていることについて、私が、これはもう一九七二年の中医協建議のときから言ってきたことだし国会でも歴代の厚生大臣はそう...全文を見る
○小池晃君 フィクションだなんと言うのは許さないで、やっぱりきちっと財源なんだと、そういう考え方は一貫していると思うので、そういう立場でやっていただきたいということで、ちょっといまいちなんですけど、次に行きます。  年金問題ですが、昨年から始まってこの四月にも年金削減が行われよ...全文を見る
○小池晃君 今、実際には非正規雇用を拡大するような政治の下で、現役世代の賃金が下がり続けています。年金保険料の収入も減少しています。その結果、高齢者の年金額の切下げも行われる、これが内需を冷やす。私はこれは悪循環だと思います。  二〇〇〇年から二〇〇二年に物価が下がったときマイ...全文を見る
○小池晃君 物価変動率がマイナス三・五%、年金改定率マイナス三・二ですから、その差は既に〇・三%しかないわけで、資料をお配りしております、最初のグラフです。これがこの十四年間の物価と年金の変動を示しております。  二〇一四年度に政府はマイナス〇・七%の年金削減を予定していますが...全文を見る
○小池晃君 私は、これは世代間の問題ではなくて、やっぱりこういうふうに購買力すら維持できない、そういう年金にすれば、これは内需はますます冷え込むわけで、やっぱり経済を停滞させる悪循環になれば、これは現役世代の暮らしにも本当に打撃になるわけで、そういう議論では私は、現役世代だって納...全文を見る
○小池晃君 大臣も、ある意味ではそういう理屈もあり得るというふうに認めざるを得ない。今のやっぱり高齢者の生活実態、反映していないんですよ。しかも、何か物価だけで言われている、もらい過ぎだなどと言われます。これはもらい過ぎではないですよ。物価水準から見れば、もう既に物価の下落分は反...全文を見る
○小池晃君 消費税率を一%引き上げた場合の物価上昇率は、非課税品目ありますから、その影響を含めて〇・六から〇・七%程度と言われている。そこから、この四月に八%に引き上げた場合の物価上昇率は二%程度。それから、来年十月に一〇%に引き上げた場合の物価上昇率は一・三%程度と試算できます...全文を見る
○小池晃君 今、年金生活世帯というのは、アベノミクスと円安によって食料品、燃料代の値上がり、生活圧迫が始まっているわけですね。そこに消費税八%の増税、しかも〇・七%の年金削減。  さらに、二〇一五年度は何が起こるかというと、消費税を一〇%に上げようとしている一方で、年金は特例水...全文を見る
○小池晃君 制度がそうだから、決まっているから文句言うなというような、そういうことでは駄目だと思うんです。やっぱりこれだけの声が上がっているということをしっかり受け止めてもらわないと。  しかも、この不服申立ては却下の通知が既に出されているんですが、再審査請求を求める動きがある...全文を見る
○小池晃君 独立性を担保しているというけれども、実際に社会保険関係の異議申立て見ても、認容されているのは一割程度しかない、ほとんど却下されているんです。  私は、やっぱり、この十二万人を超える人が、単に署名用紙に署名したというんじゃなくて、行政不服審査請求にまで踏み切っていると...全文を見る
○小池晃君 これは全会一致で請願も採択されている問題ですので、是非、党派を超えて前向きに進めたいと思います。  終わります。
03月25日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  今回の法案は、育児、介護の休業補償を休業前賃金の六七%に引き上げ、一定の改善であると評価できると思います。  現状を見ますと、一方で産休すら取れないという実態があります。妊娠、産休取るなら解雇、雇い止めということが横行しているわけですね...全文を見る
○小池晃君 大臣、二千件近い相談に対して是正指導は十九件ですよ。今いろいろと言われたけれども、是正されたからいいんだということで、企業名公表ゼロなんですね。これで厳正な指導是正が行われていると言えるんでしょうか。
○小池晃君 いろいろおっしゃるけれども、違法だと大臣が言明するようなことが一四%も起こっているわけですから、これで厳正にやっているというんじゃ、まだまだやっぱり努力は必要だと思うんですよ。今の水準で私は実態に合っていないと思う。  それから、同じ調査では、育児休業を取得しなかっ...全文を見る
○小池晃君 これはやっぱり不十分ですね、こういう調査じゃ。制度がないというのはこれ大問題なわけですから。  今回の改正では、このときのアンケートで、収入が減り、経済的に苦しくなると思ったということが休業給付の引上げを決めたというふうに説明聞いています。しかし、そもそも大前提とし...全文を見る
○小池晃君 これ、徹底した対策が必要だと思います。  対象外だったという労働者に対してもこれは施策大切で、全労連は、依然として六割の女性が妊娠、出産を機に退職し、男性の取得率も低いということで、今回の引上げだけでは大きな改善が望めないと指摘をされています。  今、女性労働者全...全文を見る
○小池晃君 きちんと対応していただきたいと思います。  具体的な事例について聞きます。  世界有数の半導体メーカーであるルネサスエレクトロニクス、ここは二〇一〇年から大規模なリストラをやっています。昨年も三千人削減、この数年間で従業員を四万八千人から二万七千人へと半減させてい...全文を見る
○小池晃君 二〇一〇年には、NTTが行った介護義務のある労働者への広域配転指示は育介法二十六条違反だと、これは最高裁で確定しています。  事業所閉鎖など大規模なリストラの場合は、広域配置転換が多いんですね。遠隔地への配置転換を命じて事実上の退職強要ということが行われています。有...全文を見る
○小池晃君 もうちゃんと具体例示して言っているんだから、こういったことにちゃんと個別名で答えないと、私は労働行政、役割果たせないと思いますよ、きちんと企業の責任をやっぱり追及するのが労働行政の役割なんだから。  大臣、ルネサスというのは、これは政府の全面的な支援を受けている企業...全文を見る
○小池晃君 厳正な対応をしっかりやっていただきたいというふうに思います。  来年度予算では、この雇用調整助成金、これを千百七十五億円から五百四十五億円に半減させる一方で、労働移動支援助成金を前年度の一億九千万円から三百一億円へと、実に百五十八倍になる。資料の三枚目に出ております...全文を見る
○小池晃君 一方の労働移動支援助成金ですが、これは中小企業が事業規模を縮小する際に限られていたものを今回大企業にも広げると。しかも、これまでの要件は再就職が実現した場合だったんですけれども、今度は再就職支援の委託をしたときから一人上限十万円。で、額もこれだけどんと増えているわけで...全文を見る
○小池晃君 こんな制度、今までなかったわけですよ。これはやっぱり現実には大企業のリストラに活用されるのは、私、目に見えていると。これ、拡充した内容を見ると、さっきも言ったように、委託しただけで一人上限十万円、言わばつかみ金のようなものが一事業所で最大五百人分出るわけですね。  ...全文を見る
○小池晃君 こういった形でお金が出ていく仕組みなわけですよ。  先ほどのルネサスは、神奈川県の玉川事業所では三十人近い育児、子育て中の女性たちが組合を通じて会社に通勤可能な配転を求める訴えをしていますが、このままでは失業せざるを得なくなるわけです。一方では、会社は五百億円を超え...全文を見る
○小池晃君 ですから、要するに、十分に利益を上げて黒字で、そういう場合でも対象になるということですね。はっきり答えてください。
○小池晃君 利益を上げながらリストラを進める企業に助成金を支払うというのは、もう盗人に追い銭という感じがしますよ、これ、はっきり言って。  これ、長野にあるソニーの安曇野の事業所でも大規模なリストラやられています。ここは実は数年前にソニー東京事業所から長野県の安曇野事業所への広...全文を見る
○小池晃君 それが大問題なんですよ。ルネサスがこれまで退職強要の面談をした際に求めたのは、再就職支援会社が行うキャリアセミナーとキャリア相談を受けることなわけです。ルネサスが契約している再就職支援会社というのはどこか。パソナ、ランスタッド、マンパワーなど五社ですよ。  今回、ル...全文を見る
○小池晃君 何にもしないで受け取ったら、それは犯罪ですよ。そんなことを言っているんじゃないんです。こういう仕組みを、特定の企業とかと言うけど、これ竹中平蔵さんのやっている会社ですよ。もう実際に政策決定過程にどおんと座ってやっている人たちじゃないですか。そういう人たちが労働行政をゆ...全文を見る
03月27日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  私どもは、この法案の範囲内は、これは前進的な中身だと思っております。ただ、雇用保険制度全体で見ると、これはもう抜本的に改革をする、国庫負担率は本則どおりにし、基本手当のやっぱり拡充が必要だというふうに思っております。そういう立場でちょっと...全文を見る
○小池晃君 非常に今後のやはり雇用保険制度改革で重要なポイントだと思います。  それから、雇用調整助成金の問題、これは新谷参考人と遠藤参考人と、お二方にお聞きしたいんですが、これはやっぱり大事な役割を果たしていると。ただ、今回要件がまた元に戻っていくというか厳格化というか、そう...全文を見る
○小池晃君 ここは労使一致ということで、是非そういう対応を政府にも求めていきたいと思います。  小林参考人に、お書きになったものを拝見しまして、日本は高等教育に対する支出が非常に少ないということを憂慮されております。特に専修学校という点に着目して国の支援策、具体的にこんなことを...全文を見る
○小池晃君 震災被災者の対応なんかでは一歩前進したというふうにも聞いていますので、是非そういう方向で国会でも働きかけていきたいというふうに思います。  ありがとうございました。
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  雇用保険制度では、離職理由が自己都合とされると待機期間というペナルティーが設けられた上に給付期間にも格差が付けられるわけです。今回、特定受給者の基準が見直されて、残業四十五時間超えが三か月以上で離職した場合などは自己都合としないと。これは...全文を見る
○小池晃君 雇用保険の国庫負担を本則どおり二五%に引き上げて、削減された基本手当、元に戻すことも併せて、やはりこの自己都合というのが、自己都合、これは本当に判定、非常に微妙な問題もありますから、運用の面でと併せてやっぱり改革もこれは考えていく、必要だというふうに思います。  そ...全文を見る
○小池晃君 ハローワーク職員の精神、行動の障害による長期療養者、一・九%です。これ、国家公務員平均の一・五倍に上ると。やっぱり常勤、非常勤共に過重労働が懸念されますし、結果としてハローワークの職員が過重労働で苦しんでいるというのは、これは本当に私は大きな矛盾だというふうに思います...全文を見る
○小池晃君 しっかりやっていただきたいというふうに思います。  残る時間、雇用に関わって、最低賃金制度について聞きます。  三月十九日に高知県議会で、全会一致で最低賃金の改善を求める意見書が可決されました。そこでは、地域別最賃で高知県は全国最低、フルタイムで働いても百二十万か...全文を見る
○小池晃君 十五か国、いただいた資料を見ますと、OECD加盟国では日本とカナダとスイスだけです。地域別最賃というのはまさに少数派だし、先進国の大勢は全国一律最低賃金制だと思います。  私、予算委員会でもこの最低賃金の問題取り上げて、アメリカやドイツでは大幅な引上げという動きがあ...全文を見る
○小池晃君 とはいうものの、現在の水準ではとても暮らしていけないというのが声であります。  そもそも、今御説明あったように、生活保護水準クリアしていると言うけれども、本当なんだろうか。生活保護基準を時給換算する方法にいろんな問題があるんではないかというふうに思うんです。  ま...全文を見る
○小池晃君 異なる制度の比較が困難だということを理由にして、やはり生活保護水準を下回ることが最初から分かるような設定すべきでないと思うんです。  生保と最賃の整合性の趣旨については、これは法制定当時の労働基準局長の答弁では、最賃は生保を下回ってはならないということだと説明してい...全文を見る
○小池晃君 労使で労使でと言うけれども、その労側の要求が少しでも入って、幾つか譲って労使で決着付いているんだったらいいですけど、全部労働側の主張は退けられているじゃないですか。全部使用者側どおりのことになっている。何のための公益委員かという議論ですよ、これでは。こういうことでいい...全文を見る
○小池晃君 だから、さっきから言っているように、それだって労働側の要求を全部退けてやっているわけでしょう。  正月、夏休みも含めて、業種、企業の違いも含めた平均値は、厚労省の例えば毎月勤労統計の平均所定内実労働時間なんかも使えるじゃないですか。何でこれを使わないんですか。
○小池晃君 毎年の変動があるから使わないんだと言うんだったら、何で住宅扶助については、安定している住宅扶助の特別基準値を使わずに支給実績値を使って、変動している数字を何で使うんですか。ダブルスタンダードじゃないですか。御都合主義もいいところじゃないですか。とにかく低く抑えるための...全文を見る
○小池晃君 そういう形の上だけの話じゃなくて、政治家としてやっぱりちょっと、これ労使の話合いの結果だと言うけれども、労働側の主張をことごとく退けて、それで結果だと言っているんでしょう。だから、さっきから言っているように、幾つかは労働側の主張を取り入れているんだったら私もそんなに言...全文を見る
04月01日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  原爆症の認定訴訟について最初に聞きます。  三月二十日に大阪地裁、二十八日には熊本地裁で判決が出ました。いずれも、昨年十二月に国が定めた新基準で却下された被爆者を原爆症と認定したわけであります。  しかし、厚労省は昨日、大阪地裁で原爆...全文を見る
○小池晃君 いや、それは、新基準は結審後にできたわけですから、新基準そのものを司法判断できないのは当然でしょう。でも、結果として、新基準に基づいて再認定求めたら却下したわけですよ。その人たちが原爆症と認定されるという判断が、司法判断が下ったわけでしょう。そのうち三人についてはそれ...全文を見る
○小池晃君 私の言ったことに答えていないと思いますね。  今回の大阪地裁の裁判で、私、ひどいなと思ったのは、例えば骨髄異形成症候群の原告について要医療性を争った人については、これは放射線起因性は認められるけれども、高齢で輸血などができないということで、単なる経過観察だから要医療...全文を見る
○小池晃君 いや、全然理解できないですよ。だって、じゃ、誰がこの判断するわけですか。これ、保険者に届け出るというわけでしょう。保険者がそんなことを判断できるわけないんですよ。診療報酬や療担規則や法律があるから保険者は判断できるんですよ。それを超えて、保険者がこれは合理性があるかど...全文を見る
○小池晃君 いや、でたらめな議論だということが本当よく分かりますね。  だって、結局、何でもかんでもやるわけじゃないと言うけど、何でもかんでもやることになりますよ、それだったら。もうエビデンスなくたって患者さんがこれをしてほしいと言ったと、それで医師と合意したら、これどんどんや...全文を見る
○小池晃君 立法論としてというんだって、さっき聞いたでしょう、今の保険外併用療法というのはまさにそういう保険外治療の合理性、妥当性、安全性、有効性を一定クリアするために作ったルールじゃないですか。このルールで何で駄目なのか説明できていないですよ。どうなんですか。
○小池晃君 あした使おうというものを、何で安全性がそんなにチェックできるんですか。そういったことができないからちゃんとルールを作って、いきなり全部保険診療にならずとも、保険外併用療法という形でワンクッション置いて、そこでまず試して、それで安全性も確認して保険診療にと、そういうルー...全文を見る
○小池晃君 これ、文書には確かに、広く使用される実績があれば保険収載され得ると書いてあるんですけど、こんな、実績さえあったら保険収載していったらば、エビデンスに基づく医療が崩壊するじゃないですか。きちっとやっぱり実績あるいは安全性、有効性とちゃんと検討してやらなければ、私は本当に...全文を見る
○小池晃君 今の保険外併用療法のルールで十分やれるんだ、これが一番合理的なんだということをしっかり主張して、こういうばかげた議論は直ちにやめさせてください。よろしくお願いします。  子宮頸がんワクチンについて最後お聞きしますが、私どもはワクチンの公費負担を求めてまいりました。子...全文を見る
○小池晃君 私は、いろんな課題があると思っております。ワクチン定期接種を始めた後のフォローアップ、それをやっぱりチェックしていく仕組み、日本版ACIP発足したというけれども、結局、結核感染症課が事務局という水準で、やっぱりアメリカの水準なんかとはかなり違いがあると思います。しっか...全文を見る
04月08日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  法案ですけれども、ストレスチェックを職場改善につなげることを明記をしておりません。法案作成の前提になった労政審の報告書も、対策の方向性として、個人が特定されない形で集団的に分析された評価結果を入手し、当該職場ごとのストレス状況を把握し、職...全文を見る
○小池晃君 これは実施後の課題ということで、是非考えていく必要があると思っています。  それから、法案には面接指導を受けることを申し出たことを理由とする不利益取扱いの禁止はあります。しかし、受診しないとか受診内容を報告しないというようなことを理由にした雇い止め、解雇、様々な労働...全文を見る
○小池晃君 丁寧な対応を求めていきたいというふうに思います。  先月、最高裁では、心の疾患については社員の申告がなくても会社に安全配慮義務がある、事業所の責任は免罪されないという判決が出されております。労働者からの申出がなかったからといって、うつ病の発症などが個人責任にされて、...全文を見る
○小池晃君 是非しっかり参考にしていただきたいと。  やっぱりきちっと法制化したり、様々な制度、先ほども長時間労働の話があったけれども、やっぱり三六協定で特別条項なんていうのはもうどんどんどんどん天井なしでやっているのが実態で、それで過労死を超えるような基準で働かせているわけで...全文を見る
○小池晃君 しっかりやっていただきたいというふうに思います。  また、法案では重大事故を繰り返す事業主に対して公表する制度をつくるわけですが、労災の死亡事故が年間千人超えているというのは本当に重大だと思います。  建設業についてお聞きしますが、厚労省の報告では建設業で働く労働...全文を見る
○小池晃君 これ、早く発表して、必要な対策取っていただきたいと思います。  受動喫煙の問題について聞きます。  前回提出法案の義務規定から努力義務規定になって、後退したわけですね。今回、義務規定変更した理由として、建議での義務化すると国の現行の支援がなくなるとの意見に十分留意...全文を見る
○小池晃君 努力義務にする法律を通そうというときに予算は減るというのは、これはやっぱりおかしいというふうに思うんですよ。この法案が成立して、多数の事業者の申請が殺到して予算が不足したらどうするのかと。  大臣、これは予算はもう通ってしまったので、これ変えることはできないわけです...全文を見る
○小池晃君 十分協力していると思うんですけれども。是非頑張ってほしいと思います。  原発労働者の健康問題について聞きます。  福島第一原発の中で死亡事故が起きました。三月二十八日に、掘削作業をしていた下請会社の作業員が土砂の下敷きになり死亡した。本当に痛ましい事故で、御冥福を...全文を見る
○小池晃君 ありとあらゆる手だてをやっぱり取ると。それから、やっぱり本格的な医療施設みたいなものも私は考える必要があるというふうに思っています。  放射線被曝によってがんや白血病を発症し、労災認定になった場合の給付について聞きます。  労災保険の仕組みでいうと、認定を受けると...全文を見る
○小池晃君 そういう堅苦しいことでいいんですか。大臣、やっぱりこれ異常事態だったわけですよ、非常事態だったわけですよ。そこで献身的に頑張ったわけですよ。仕組みはそうだというのはそのとおりだと思うんだけど、やっぱりここはちょっと特別な手当て考えるということを、これはすぐにでなくても...全文を見る
○小池晃君 私は、これは本当に真剣に考えるべきだと思います。  それから、今回の福島第一原発の事故を受けて、緊急作業従事者の一部には健康手帳を出すことになって管理することになりましたが、それ以外の原発事故の関連作業従事者に対しては事業主の管理責任という、行政は監督指導をするだけ...全文を見る
○小池晃君 私は、三・一一の前と後とでは違っていると思うんですよ。やっぱり、今の除染、廃炉の作業というのは通常の業務ではないわけですよ。線量が今の瞬間はそんなに高くない場面もあるのかもしれません。しかし、やっぱりああいう異常な環境の中で働いているという人たちに対して、私は、国が責...全文を見る
○小池晃君 いや、全ての原発作業員の健診をやりなさいとは言っていないんですよ。今おっしゃったように、厳しい環境の中で働いたというこのデータベース登録者だけでもせめてやっぱり、これは国策として原発推進した、そしてあの緊急作業だって国の命令でやったわけじゃないですか。それで被曝をした...全文を見る
○小池晃君 このくらいやるべきですよ。リーフレットを作っているんだから、そこのところの下の方に、ここに書いてくださいと返信用のはがきか何かを付けて、それを労働者に、集まっている場所あるわけだからそこで配る、それが返ってくる、それだけでいいじゃないですか。  やっぱり労働者にして...全文を見る
04月10日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  ブラック企業にはびこっている固定残業代制度についてお聞きをしたいと思います。  今、居酒屋チェーンなんかで、これを悪用して正当な残業代を支払わない手口が広がっております。こういう会社は、募集の段階では長時間労働を前提にした賃金を所定内賃...全文を見る
○小池晃君 具体例ですが、北海道の田井自動車という消防車両などを製造している企業の雇用契約書とそれから給与の明細の書類、昨日厚労省に渡しましたので大臣も御覧になっているかと思います。これは、雇用契約書では給与の中に残業代が入っていることは明示されていません。ところが、十九万円とい...全文を見る
○小池晃君 先日の予算委員会で我が党の吉良よし子議員が質問して、大臣も未払残業事案の中での固定残業代制については調べるというふうに答弁をされていると思います。現実には、ブラック企業で行われている固定残業代制の多くがサービス残業になっていて、過労死を招くような長時間労働を招いており...全文を見る
○小池晃君 私は、労基署の定期監督とか労働相談などを通じて、重点的にやっぱり問題意識を持って、労働時間が把握しにくい、労働者の側が自覚しにくい、どれだけ残業をやらされているかというのはやっぱり分かりにくい、そういう中で結局サービス残業を生み出す温床になっている面、あると思うんです...全文を見る
○小池晃君 福岡市議会での我が党議員の質問に対して市の保健福祉局長は、アルコールやギャンブルによる生活の乱れがあるのではないかといった情報を受け付けるというふうに答弁をしているんですが、しかし、そもそも一体どの家庭が生活保護を受給しているのかというのは、これは守秘義務掛かっていて...全文を見る
○小池晃君 私は、やっぱり不正受給の是正だとして密告を市民に強いるような、そういう社会でいいんだろうかというふうに大変疑問を持ちます。  国連の人権規約委員会でも、日本に求めているのは生活保護受給手続の簡素化です。そして、生活保護受給に伴うスティグマの根絶です。今回のようなやり...全文を見る
○小池晃君 若干ではなくて大幅にやらなきゃいけないし、こういう本筋の行政こそやるべきだということを重ねて申し上げます。  同一建物への訪問診療報酬大幅カット問題、引き続き、前回もやりましたが、今日は報酬の大幅カットに加えて、配付をしておりますが、この通知でこういう訪問診療に係る...全文を見る
○小池晃君 前回も指摘したけれども、何でこの書類に要介護度、認知症の日常生活自立度を書かせなければいけないのか。これ全く関係ないじゃないですか、訪問診療の診療請求事務に。何でこんなことを入れるんですか。
○小池晃君 簡素化というんだったら、こんな書類作らないのが一番いいんですよ。  それで、しかもこれ、今伝送のフォーマットもないということで、これをわざわざ別に紙で届けなきゃいけないわけですよね。だから、もう現場からは、これは支払側も含めて、これ大変だという声が今上がってきていま...全文を見る
○小池晃君 少なくとも、この書類については撤回していただきたい。これはやっぱり見合わせて、ちゃんといいやり方考えないと、とにかく電子請求との関係でも大変現場は混乱するということです。  それから最後、ちょっと時間の関係でもうこちらは言うだけにしますが、原爆症認定訴訟の大阪地裁に...全文を見る
04月15日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  次世代育成支援法に関して、児童扶養手当と公的年金の併給制限の見直しについて聞きます。  今回の改正は、併給制限を見直して、年金額が手当を下回るときはその差額分を支給するというもので、これは我が党もかねてから改善を求めてまいりましたので一...全文を見る
○小池晃君 父子家庭に様々な制度を拡大していることは承知もしているし、それは必要だと思うんですが、厚労省の立場は、児童扶養手当と老齢年金というのは所得保障という点で同一だから併給はしないというんだけれども、目的は違うわけですよね。老齢に伴う年金と、一人親ということで必要な経費の児...全文を見る
○小池晃君 いや、検討はしてくださいよ。それは、様々おっしゃるような矛盾とか課題あることは私もよく承知をしております。しかし、やっぱり現実にこういう困難抱えている方もいるわけですから、どういう形で答え出せるか、やっぱり検討していただきたいと思います。    〔理事高階恵美子君退...全文を見る
○小池晃君 今、明確に広がるのは十万人だということがあったわけで、千五百七十万人のうち十万人だと。率にして〇・八%なわけで、一歩前進というか、半歩前進というか、親指の先ぐらいの前進というか、まあそんな印象を受けるわけですね。  国際的に見るとどうかと、今日資料をお配りしましたけ...全文を見る
○小池晃君 改善してきていると言うけれども、七年前に比べて二ポイントでしかないわけですね。今、様々な社会的な状況が違うんだというお話ありましたけれども、ただ、日本の中だけ見たって、パートのやっぱり女性労働者だけ特別な状況にあるわけですよ。  この十五年間の勤続年数別の賃金比較見...全文を見る
○小池晃君 私は、やっぱり最大の原因は、同一労働同一賃金という均等待遇が、先ほど緩いというお話ありましたけど、非常に不十分であるということが根底にあると、その上にいろんな要素もあると思いますけど、やっぱりそこをしっかり正していかなきゃいけないと思うんです。  ところが、今回、均...全文を見る
○小池晃君 比較の仕方はちょっと後でもう一回議論しますが。  新八条の問題についてですが、先ほどからも議論あるんですけれども、待遇の相違は、職務の内容及び配置の変更の範囲その他の事情を考慮して、不合理と認められるものであってはならないと。不合理であるかどうかは何をもって基準、判...全文を見る
○小池晃君 私は、何の基準も示さないで裁判で訴えろと、裁判所へ行きなさいと、それだったら厚生労働省要らないという話になりますよ。これはやっぱり、裁判に訴えるかどうかだって基準もなければ訴えられないじゃないかという話も先ほどありましたし、パート労働者がやっぱり裁判に訴えるという、こ...全文を見る
○小池晃君 いずれにしても、私はこの仕組み、裁判でということを答弁で言うというのは、僕はちょっと無責任過ぎるというふうに思います。きちっと厚生労働省としての基準を示し、やっぱり行政指導をやるということを最低限やるべきだと。  それから、人材活用の仕組みを、通常の労働者と比較する...全文を見る
○小池晃君 いや、それが現実的じゃないんじゃないかと思うんですよ。だって、多くはパート労働者として雇用されたとき、そのときにその人が転居を伴う配転が想定される、そんなケースってレア中のレアじゃないですか。こんな規定を置いたら、私は、これは誰も対象にならない、最初からそういう対象に...全文を見る
○小池晃君 私はやっぱり、この仕組みはハードルになります、高いハードルになります。やはりその人材活用の仕組みというのはこの要件から外すということでなければ、やっぱり均等待遇を広げていくということにはならないということを重ねて申し上げたいというふうに思います。  それから、通勤手...全文を見る
○小池晃君 だから、そうじゃないですか。それでいいんですかというんですよね。  この間、ちょっと議論あったけれども、法律で除外しておいて指針で認めるというんだけれども、使用者側が法律では除外しているというふうに開き直ったときに、指針にありますで労働者の利益守れるんですか。局長、...全文を見る
○小池晃君 いや、だから、逆転しているんじゃないのって。指針でやるから大丈夫ですって、ちゃんと法律で除外しておいて後で指針でって、それ逆でしょうが。それで、だから労働者を守れるんですかというんですよ。
○小池晃君 法律より省令の方が何か偉いみたいな話で、ちょっと納得いかないな、僕は。  やっぱりこの問題、法律できちっと義務付けないでおくと、やっぱり企業任せになるとパート労働者の権利守れないと思うんですよ。だから私は、法律からは削除した上で指針で対応すると、これが筋だというふう...全文を見る
○小池晃君 私はこの議論は本当分からない。だって、通勤手当というのは、正社員だってパートだって通勤するんですよ。何でそこで差別するんですか、そもそも。職務の履行に必要不可欠な費用じゃないですか、通勤費というのは。だって、雇用先、指定された職場に行かなきゃ仕事できないんだから、その...全文を見る
○小池晃君 何かその通勤手当の中にA型とB型とあるみたいな訳の分からない議論がやられているんだけど、私は、通勤手当というのはまさに職務に密接に関連する賃金だと思うけれども、その労政審の議論、あるいは厚労省が今おっしゃっているように、通勤手当そのものは職務に関連する賃金ではないけれ...全文を見る
○小池晃君 要は検討していないじゃないですか、こういう議論をやっているのに、労政審でも。  だったら、ちゃんと検討しました、調査しました、通勤手当なるものの中にはこういうものもありました、こういうものもありましたと、だから、という議論だったら分かりますけれども、何の調査もしない...全文を見る
○小池晃君 賃金の低いパート労働者にとって通勤手当支給が、出るかどうかというのは本当に決定的なわけですよね。やっぱりこれは、私は、この不支給を許すようなことになってしまったらば、やっぱりパート労働者の均等待遇にはならないし、就労機会を奪うことになるというふうに思います。貧困と格差...全文を見る
05月08日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  法案に入る前に幾つか質問したいんですが、四月二十三日のノーモア・ヒバクシャ岡山地裁判決について、昨日、厚労省は控訴断念をいたしました。この裁判は、三歳のときに長崎で被爆をして、被爆の当日、八月九日に爆心地から四百メートルのところに入市をさ...全文を見る
○小池晃君 やはり手紙でなくて、大臣が直接会って私は謝罪していただきたいと思います。重ねて求めますが、いかがですか。
○小池晃君 手紙を出していただくということ自体は、それは私はいいことだと思うんですね。ただ、やはり直接会って、こういう経緯で、本当にある意味では完全な過失ですよ、国の、これははっきり言って。それによって人生が狂わされたということなわけだから、これはやっぱりきちっと会って謝罪をすべ...全文を見る
○小池晃君 これは訂正で済む話じゃないですよ。だって、一年以下と一年以上では天と地ほども違うわけです、罰則規定が。  元々、この法案は、この委員会でも私、取り上げましたけれども、もう労働者派遣事業の在り方を抜本的に、根本的に転換するような大改悪なわけですね。しかも、労政審の審議...全文を見る
○小池晃君 いや、これだけもう法案提出前からこの委員会でも何度も取り上げられているような大問題の極めて重大な法案で、しかも重大なミスがあったわけで、ほかの例と一緒にされたら困ります。これはもうあり得ない、撤回すべきだと。議論入れませんよ、こんなので。潔くもう撤回したら。議論入る条...全文を見る
○小池晃君 これ、訂正は院が認めなきゃできませんよ、国会法で。どうですか。
○小池晃君 まあ、これ以上やってもあれなので。  ちょっとこれは、本当にもう審議に入る条件が完全に失われた法案だと思いますので、撤回を求めていきたいというふうに思います。  法案に入ります。  私どもは、一九九九年の中央省庁再編以来、独法化が国民生活に関わるサービスの低下に...全文を見る
○小池晃君 資料も配付させていただきましたけれども、今あったように大幅な予算削減を行われて、現場では、例えば施設のメンテナンスなども十分にできず、雨漏りの対策も満足にできないという話も聞いています。  大臣、これ、今までのようなこういう削減を今後も続けていって、基盤的な技術研究...全文を見る
○小池晃君 医薬基盤研究所も国立健康・栄養研究所でも、非常勤の研究職員あるいは任期付きの研究職員が増えている、その問題についてちょっと次に聞きますが、これ、数見ますと、二〇〇五年と比べて一三年度は、非常勤研究職員数、任期付研究職員数は、医薬基盤研では任期付研究職員が二十人増えてい...全文を見る
○小池晃君 この間の独法化による人件費抑制のあおりを受けて、不安定な非常勤研究職員、任期付研究職員が増えているわけですね、比率が。激増していると言ってもいいと思います。  現場の職員の話では、常勤の研究者が退職すると、その後の新たな採用は任期付きになっていて、任期付職員の方は常...全文を見る
○小池晃君 研究の結果というのは、そんなに短期間で結果が出ないことだっていっぱいあるわけですよ。そういう点でいうと、やっぱり国が、特に厚生労働省が責任を持っているような研究機関で、やっぱりとにかく短期に結果を出せというような形での雇用ばかり進めていくというのは私は問題がある、もっ...全文を見る
○小池晃君 この附則第二条に雇用が含まれるということを確認させていただきました。  それから、内閣官房からも来ていただいていますが、今度は、国立健康・栄養研究所から独立行政法人医薬基盤・健康・栄養研究所、新独法に職員を引き継ぐことはこれは法文上にも入っているということなわけです...全文を見る
○小池晃君 分かりました。  新しく設立される独立行政法人に雇用をきちんと継承する責任を果たさせる、その責任を内閣官房としても果たしていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。
○小池晃君 私は、日本共産党を代表し、独立行政法人医薬基盤研究所法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、医薬基盤研究所も国立健康・栄養研究所も、独立行政法人化後は五年ごとに業務運営費や人件費の削減目標が定められ、短期的評価、効率化と採算性優先の名...全文を見る
05月13日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  質疑順序の変更を認めていただいてありがとうございます。  ノーモア・ヒバクシャ訴訟の大阪地裁で五月九日、また原告勝訴の判決が出されました。原告の原爆症認定申請を却下した処分を取り消すことを命じたものであります。  この二人の原告は、昨...全文を見る
○小池晃君 しかし、厚労省は、新しい審査方針に照らして認められなかったということをわざわざ結審後に裁判所にそういう意見書を出しているんですよ。情報を伝えているんですよ。それを踏まえて裁判所に判断することを求めてそういう結果が出たんですから、これはそういう言い分は私、通用しないとい...全文を見る
○小池晃君 いいです、もう。  六時間で二百五十七件ですね。一人当たり一分半にも満たないわけですよ。こういう時間で審査しているということは、結局、医療分科会での審査は事務局が作成した一覧表で審査して、そのまま承認あるいは却下というふうにしているのではないか。  例えば、今回の...全文を見る
○小池晃君 その事務的な審査が大問題なんです。後でそのことは私、問題にしたいと思うんですが。  しかし、実際にこれだけの、六時間で二百五十七件の審査をする中で、私は、審査委員が一人一人の生の声をちゃんと聞いて審査をするということにならない、なるはずがないと、こんなやり方では。審...全文を見る
○小池晃君 早かったら間違っていいんですか。早かったら見落としていいんですか。それで人生変わるんですよ。そんな考え方でやっているから、やっぱり被爆者の実態に応える、この審査の方針で言っていることと全く違う審査になっているじゃないですか。これでいいのかと私、言っているんですよ。 ...全文を見る
○小池晃君 国家賠償請求認められて、控訴しなかった事案について、今更こんなところで弁解しちゃ駄目だよ。とんでもない答弁だよ、今のは。じゃ、あなた、おわび状を送ったと言ったけれども、おわびの気持ち全然ないじゃないですか。おかしいよ、これ。  大臣、担当部局がこんな態度だからやはり...全文を見る
○小池晃君 この頃よりはって、これは碓井先生の言っている頃とは審査の方針も違うわけですから、それは当然だと思います。  しかし、現実に今起こっている状態、変わっていないんではないかと。だって、大臣いろいろおっしゃるけれども、きちっと情報が提供されていないじゃないですか、審査委員...全文を見る
○小池晃君 間違いと言えるかどうか分からないって、まさか岡山地裁のことを間違いと言えるかどうか分からないと言ったんですか。あれは間違いでしょう、あれはそうでしょう。大臣うなずいているからもういいけれども。  きちっとやっていると言うけれども、実際に提供するべき情報が提供されてい...全文を見る
○小池晃君 大臣、被爆者、高齢化が進んでいるわけです。被爆当時の状況の証言というのは本当に困難になりつつあるわけです。それから、比較的若い被爆者でいうと、被爆した当時非常に小さい子供でしたから、やっぱり覚えていないという実態があるわけです。これも証明が困難になっている。ところが、...全文を見る
○小池晃君 援護法の改正も含めて、私は、これは党派を超えて本当に解決すべき課題だということを全会派の皆さんに申し上げたいと思います。  終わります。
05月14日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  今回の法案については、今まで予算事業で非常に不安定だった、自治体の超過負担もあったという中で、法制化をされ、対象疾患も大幅に広がるということで、やはりその患者団体の長年の取組の成果が実ったものだというふうに思っております。  同時に、伊...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございます。  人工呼吸器なしにはもう生きていけない人に千円を、あるいは難病で苦しむ子供に毎日食費百三十円をと、そういうことをやっぱりしていく国でいいのかなと私は率直に思うんですよね。やっぱり、そういったことを本当に今後の課題の中で見直していくことを是非国...全文を見る
○小池晃君 やはりこれは治療を進めていく上でも研究進めていく上でも非常に大きな役割を果たしてきたと思いますので、更に充実を図っていきたいと思います。  それから、伊藤参考人に、ちょっとこの法案そのものとは離れるんですが、政府に規制改革会議というところがありまして、混合診療という...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  最後に福田参考人に、難病、県単事業がやられていると思うんですね。今度の制度で疾患拡大するとかなりその部分は恐らく入ってくるだろうとは思うんですが、同時に、超過負担なんかなくなるわけで、財政上は一定のプラスにも自治体側はなると思うので、県単...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。終わります。
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  福島参考人にお伺いをしたいと思うんですけど、自己負担の問題なんですけど、先ほど参考人のお話からも非常に複雑な思いが伝わってきたように思います。全体として、やはり今回、既認定者について言うと、やっぱり六割以上の人は負担が増えるということがあ...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございます。  それから、トランジションの問題なんですが、これ実は十年前のこの委員会で私質問していて、そのとき尾辻当時厚生労働大臣は、よく整理をして検討させていただきたいと、いろんな制度をこの際ですから整理してみたいという、そういう答弁をされていて、それか...全文を見る
○小池晃君 この問題で、衆議院の附帯決議を見ますと、児童が成人しても切れ目のない医療及び自立支援が受けられるよう、指定難病の拡大、自立支援事業の取組促進を図るという中身になっています。これはこれで必要なことだと私は思うんですが、指定難病の拡大ということになってくると、今おっしゃっ...全文を見る
○小池晃君 これはやっぱり法律の立て方とか、あとはまあ、そもそも雇用・児童家庭局と健康局という、そこがトランジションしていないところもあるわけで、やっぱりちょっとこれは本当に知恵出して解決しないと答え出ないと思っていまして、十年間やると言ってできなかったのは、これやっぱり積み残し...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。終わります。
05月15日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  最初に、おとといの原爆症の認定の問題で一問だけ聞きます。  佐藤局長が、原爆症の認定について、間違いと言えるかどうか分からないがそういうものがないように努めると答弁されたんですが、岡山地裁の判決のケースは、これは書類見落としですから明ら...全文を見る
○小池晃君 法案の質疑に入ります。  この法案に対する基本的な立場としては、やはり予算事業から法定化されて対象疾患も大幅に拡大すると、患者団体の本当に悲願ですから、これは大きな一歩だと思いますが、がですね、問題点は多々あって、第一条に希少性という定義を入れてしまったこと、それか...全文を見る
○小池晃君 今の答弁で、第一条で言う難病というのは患者数で限定される概念ではないということは確認をしたいと思うんですね。  とはいえ、今もちょっと前倒し的にいろいろとお話ありましたが、福祉、就労支援、相談事業も含めて、いわゆるその難治性の慢性疾患に苦しむ広範な人たちを国が支援し...全文を見る
○小池晃君 衆議院の厚生労働委員会の参考人質疑で、線維筋痛症友の会の橋本裕子さんは、法案が送られてきて一ページ目に希少と書かれてあるのを見てショックで死にそうでしたというふうに陳述されています。線維筋痛症の患者は二百万人に上って、希少性が要件になると難病の定義から外されるんではな...全文を見る
○小池晃君 慢性の痛み対策研究というお話があったんですが、それは線維筋痛症に絞った研究ではないわけですよ。対象は二千七百万人だというふうに聞いていますから、これはもう、線維筋痛症は二百万人と、全く違う枠組みでの研究なわけですね。    〔委員長退席、理事西田昌司君着席〕  一...全文を見る
○小池晃君 追加公募をするというんであれば、是非これは継続していただきたいと、やっぱりこれだけ苦しんでいる方いるわけですから。  橋本さんは、衆議院の参考人で、数は多くても難病は難病ですと、希少性が含まれてしまうと、総合支援センターとか相談センター、あらゆる対策の対象外になる、...全文を見る
○小池晃君 線維筋痛症については、ステージ四、五の重症で寝たきりの状態にある患者さんというのは、二百万人と言われる患者のうち一五%程度というふうに言われています。こうした方々に対して、介護保険の適用拡大などやっぱり生活支援の施策が必要ではないかというふうに考えているんですが、この...全文を見る
○小池晃君 など。
○小池晃君 是非、私は検討していただきたいというふうに重ねて求めたいと思います。  それから、筋痛性脳脊髄炎について高鳥政務官に昨年の委員会で私質問しまして、政務官は、客観的な指標も加味した診断基準が早急にできるように支援したい、慢性疲労症候群が障害者総合支援法の中における対象...全文を見る
○小池晃君 そういう方向で是非前向きに進めていただきたいというふうに思います。  それから、指定難病についても、人口の〇・一%程度以下という対象の限定にも危惧の声が上がっているわけです。パーキンソン病関連疾患、潰瘍性大腸炎など、患者数が人口の〇・一%前後になる疾患の患者さんから...全文を見る
○小池晃君 衆議院からそういう答弁なんだけど、これ、自民党の難病プロジェクトチームの決議でも、パーキンソン病、潰瘍性大腸炎については、従来の経緯も踏まえて、継続して助成の対象とすることと決議しているんですよね。共産党と自民党が言っているんだから怖いことないじゃないですか。大臣、は...全文を見る
○小池晃君 加えて、患者団体から不安の声が上がっているのは重症度分類なんですね。パーキンソン病は、現在でもヤール1、2の患者さんは医療費助成の対象外となっていて、パーキンソン病友の会の方は、ヤール1、2が特定疾患受給から外されていることで治療開発研究も進んでいないという指摘もして...全文を見る
○小池晃君 高額かつ長期というような形で一定の配慮をされていることは、私もこれは評価できるというふうに思うんですが、やっぱりいま一歩踏み込んで、難病の世界の中に重症、軽症ということを持ち込んでいくという考え方そのものをやっぱりよく検討する必要があるというふうに申し上げたいというふ...全文を見る
○小池晃君 規制改革会議の議長への個人的な意見があるからって、それで政策決められたらたまらないんですよね。そんなむちゃくちゃな話ないんですよ。  しかも、この選択療養制度については、これは難病団体など患者側からだけじゃありません。昨日は、国民医療推進協議会、日本医師会など医療・...全文を見る
○小池晃君 安全性、有効性を確認しながら進んで保険診療に入れるんだったら、今の制度で何の問題もないわけですよ、保険外併用療法でそれを活用していけばいいわけで。今の話聞いたら、もう完全にこの目はなくなったと。もうこんなの意味ないですよ。もうやめると。  大臣、先ほどスピードアップ...全文を見る
○小池晃君 わらをもすがるというのは私が言ったんじゃないんですよ。患者団体が、JPAが、やっぱりわらをもすがる思いでやっている患者にとってみると、こんなことは対等なものになりませんという主張なんですね。私はそうだと思います。これはきっぱり、これはもう昔話にするように頑張っていただ...全文を見る
05月20日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  今日は難病患者の自己負担の問題について質問します。  昨年発表された当初案というのは、これは高齢者医療の限度額を参考にしたということで、本当に大幅な負担増が出されてびっくりいたしまして、患者さんの中にも怒りの声が大きく広がったわけです。...全文を見る
○小池晃君 六十三億円でできるということであります。少なくともやっぱり低所得、非課税世帯については無料を継続すべきだと私は思います。  佐賀のSLEの患者さんが特に心配していたのが入院時の食費でありまして、従来は入院した場合の食費は自己負担限度額の算定に含まれていましたから、ほ...全文を見る
○小池晃君 消費税の増収が五兆円になるということであります。だとすると、今の例えば食事療養費を無料継続二億円というのは、二万五千分の一なわけですね。  私は、やっぱりこのくらいのことはすべきなのではないかと。難病患者の多くは重篤な疾患で働けず、入院も長期にわたる。特にお子さんの...全文を見る
○小池晃君 公平の名の下に、本当にこういったところまで同じ仕組みにしていく。私は、一般の国民から、難病のお子さんの食事代が無料になったからそれは不公平だという声は起こらないと思いますよ。やっぱりそれだけ大変な状況にある以上、しかも社会保障の議論というのは、この場でいつもやるのは兆...全文を見る
○小池晃君 そのいっときでもというのが例えば一分なのかとか一時間なのかとか、いろんな問題が逆に出てきますよ、そういうことを言い出したら。だから、やっぱり二十四時間、じゃ、二十四時間もういっときも外さないということだけにするのかとかそういう議論になってくると、ますます混乱すると私は...全文を見る
○小池晃君 まさにその装置を使わなければ生命維持できない人たちで、この人たちの無料措置を継続するのに掛かる公費は幾らですか。
○小池晃君 日本筋ジストロフィー協会の理事長は、憲法二十五条は生存権を保障している、生きるということは息をするということだ、誰もが平等に保障されるべきだというふうにおっしゃっておられます。  大臣、人工呼吸器、体外循環、生命を維持するために必要な治療ですよ。これはやっぱり鼻マス...全文を見る
○小池晃君 先ほどからずっと議論をしてきて、自己負担そのものの問題も食費の問題も、無料ということについては、ほかの制度との公平を担保するということで無料というのは駄目なんだというようにずっと衆議院でもおっしゃってきています。  しかし、新制度案の負担設定の基になっている障害者の...全文を見る
○小池晃君 いや、だから、無料を目指すということを確認しているわけですよね、この問題については、医療については。自立支援医療については、障害者の人権保障という立場から、財源を確保して無料化を目指すということを約束している。  この自立支援違憲訴訟団との和解文書を受けて、政府は総...全文を見る
○小池晃君 重要課題というふうに確認をしているわけですよ。だから、そもそもやらないという話じゃないはずなんです、これは、無料化というのは。目指すべき課題なんですよ。  私は、今まで議論させていただいて、何というか、公平という名の下に何でも負担を求めていくという、こういう社会でい...全文を見る
○小池晃君 今回、法制化される、対象疾患も広がるということで、私どもも賛成するわけです。  でも、やっぱり本当にきめの細かい対策、もう本当に困っている人たちに対して、やっぱりしっかり目が届く行政ということをやっていく必要があるということは、重ねて私は申し上げたいというふうに思い...全文を見る
○小池晃君 検討すると、そのぐらい言ってくださいよ。やっぱりこの問題、十年前に検討すると言って十年やっていないんだから。やっぱり検討すると。  これは障害者認定の問題もあります。失明すれば障害者認定するとか透析になれば指定すると言っているけど、それじゃ遅いわけですよ。そうなる前...全文を見る
○小池晃君 終わります。
05月29日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  年金記録問題について伺います。  一月に社会保障審議会の年金記録問題に関する特別委員会から報告書が出されて、その冒頭で、この報告書は年金記録問題の幕引きの報告書ではないと強調しております。今後の課題への万全の対応を切望すると述べています...全文を見る
○小池晃君 報告書は、紙台帳とコンピューター記録の突き合わせが終了して一つの節目を迎えて、これ以上は御本人からの申出と記憶などを基に調査していく方法しかないと書いてあって、これでもう本人任せかというふうにも読んだんですが、今の大臣のお話を聞くと、決してその本人からというだけではな...全文を見る
○小池晃君 年齢じゃないよ、加入期間。
○小池晃君 今日お配りした資料の中に加入期間別の推計あるんですが、一年以上だけで全部足し合わせると七百十五万件あるわけですね。一年以上の記録となれば、これは年金の増額にも少なくない影響を与えます。五年、十年の記録ともなれば、これは受給資格にも大きく関わってくることにこれからなって...全文を見る
○小池晃君 何かやっぱり聞いていると、ちょっと待ちの姿勢という感じがするんですね。積極的にやはりこちらからどんどんアプローチするということをもっとまだまだやらなきゃいけない時期ではないかというふうに思うんですね。  それから、今こんなことが起こっています。  先日、私の事務所...全文を見る
○小池晃君 前より減ったからいいというもんじゃないんですね、これ。最近増えてきているわけですよ。何で最近になってこう増えてきているんですか。理由を説明してください。
○小池晃君 再裁定に関わる職員体制はどうなっているんでしょうか。この間の推移も簡単に説明してください。
○小池晃君 今説明なかったんですけれども、正規と准職員は体制は余り変わっていないんだけれども、特定業務契約社員が増えているというふうに聞いているんですね。  紙台帳との突合結果を受けて通知が行っているわけだから、回答がどんどん入ってきて処理すべき案件が増えるのはこれは分かってい...全文を見る
○小池晃君 日本年金機構全体の体制、私、大変問題あるんじゃないかというふうに思うんですね。  機構は、発足時に大幅に人員削減をしたわけです。一昨年以降、紙台帳とコンピューターとの突き合わせが終わる前から、准職員と特定業務契約職員・アシスタントで三千百四十八人、人減らしをしてきて...全文を見る
○小池晃君 何か物すごい複雑な雇用形態になっているわけですよ。  職員の六割以上が有期雇用なんですね。通常の基幹業務も行っているような、経験を積んだ有期雇用職員が更新の上限を迎えようとしているというふうに聞いています。  年金機構は無期雇用化を図る方針だと聞いていますけれども...全文を見る
○小池晃君 大臣は、衆議院の委員会の審議の中で、必要な体制は確保する、正規化も進めていきたいというふうに答弁されていますが、現場では雇い止めが横行している実態があります。こういう雇い止めやめる、不利益な条件変更は行わないように、私は厚労省としてしっかり物を言うべきだというふうに思...全文を見る
○小池晃君 年金問題の解決、特に記録問題というのは本当にやっぱり力が要るわけですよ。例えば、この記録を見てぴんとくる、これはこういう職歴だったんではないかというようなことは、やっぱりかなり経験がないと、特にやっぱりいろいろ聞くと、GHQ時代の職歴とか年金記録とか、そういったことを...全文を見る
○小池晃君 後で納めればいいと思うと言うけど、保険料は高くなるわけですからね。しかも、最後に例えば十年だけ納めればいいやと言うけれども、十年分の保険料を一気に納めるということは百八十万円ぐらい納めるということですよ。それでもらえる年金というのは年額十九万三千二百円。わざわざそんな...全文を見る
○小池晃君 三党協議で合意があったから象徴的だからというのは、それは政治の側の理屈であって、受給者の事情と全く関係ない話ですからね。私は、考え方として、受給権を保障すると。やっぱり二年という時効だって短過ぎるんですよ、本来は。そこを、じゃ見直すとか、やっぱり幅広く年金受給できる、...全文を見る
○小池晃君 私、今資料の二ページに、どの学校が申請しているか出ているんですが、これ見てびっくりしちゃったんですね。非常に限られているわけですよ。あの大学もあの大学もないわけですね。厚労省辺りにかなり多数輩出しているであろう大学なんかもないわけですよ、私の母校はあったのでほっとした...全文を見る
○小池晃君 これは、学生の年金権の保障という点で、やっぱり余りにもこれでは駄目だと思いますので、万全の対策を厚労省、文科省共に求めたいというふうに思います。  それから、年金にも深く関わる雇用の問題ですが、昨日の産業競争力会議で議論された新たな労働時間制度についてお聞きをします...全文を見る
○小池晃君 時間で測るのが労働者保護の大原則じゃないですか、労働法の。そこをやっぱり厚生労働省自らが例外をつくるような議論をするのはおかしいですよ。  今日お配りしている資料の最後に、雑誌で竹中平蔵氏がこんなことを言っているわけです。上の方ですが、ようやく話が進もうとしているの...全文を見る
○小池晃君 今だって労働基準法で、実際には残業時間の上限が法定されていないわけですよ。そういう中で、サービス残業が横行しているわけですよ。長時間労働が広がっているわけですよ。だから、過労死防止法を超党派で作ったわけじゃないですか。その流れと全く逆行するようなことを何でやっていいの...全文を見る
○小池晃君 そう言うけれども、実際には首相が参加する場で政府の大方針として、あんな産業競争力会議で方針を議論していってしまったらば、実際には労政審の議論は形骸化するということになるじゃないですか。それが今回、労働者派遣法が出てきた経過として大問題になっているのに、また同じことを、...全文を見る
○小池晃君 煮詰まっちゃったらまずいじゃないですか。産業競争力会議で煮詰まって、大体方向決まってしまいましたと。首相もいるわけですよ。そこで決めた政府の大方針だなんということになったら、労政審の議論形骸化するじゃないですか。こんな議論のやり方認めていいんですかと言っているんですよ...全文を見る
○小池晃君 煮詰まったって言ったじゃないですか。
○小池晃君 煮詰めるという議論がありましたけれども、やっぱり煮詰めちゃいけないんですよ。やっぱり、こんなことでやったらば本当に労働政策立案の大原則が壊れることになりますよ。企業側の委員なんかは労使の合意があればいいんだと言っているけれども、労使の合意があれば何でもやるということに...全文を見る
06月02日第186回国会 参議院 本会議 第27号
議事録を見る
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、医療・介護の総合的確保を推進する法案について質問をします。  政府が強行した消費税の増税は、国民の暮らしに重くのしかかっています。総理は、今回の増税を社会保障のためと言いますが、本法案に盛り込まれている新施策のうち、消費税増税分を充てるの...全文を見る
06月03日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  事務次官に伺います。  事務次官が国会、委員会に参考人招致されるということはめったにあることではありません。もちろん、与野党合意でこうなっているわけです。この参考人招致ということになったことについて、どのように受け止めていらっしゃいます...全文を見る
○小池晃君 先ほど、十九本の法律が一緒になったものだったからという御意見もありました。私もそういう面もあるようにも思うんですが。より根本的には、本当にこんなに分厚い法案ですよ、読み通すことすらもう不可能なようなね。  やはり厚生労働省の中に、今、国会は与党が多数であると、衆議院...全文を見る
○小池晃君 私は、この文書の誤りの問題については、やっぱり徹底的な審議を行う、きちんと情報を出す、こちらからの質問に対しては正面から誠実に答弁する、そういう方向で全省を指導することが、私は、村木さん、あなたのこの問題に対する対応として求められていることだというふうに考えますが、い...全文を見る
○小池晃君 もう一つの大問題が、労働者派遣法の条文の誤りなわけです。これは派遣事業者に対する罰則規定で本来一年以下の懲役とするところを一年以上の懲役としました。  この誤りが何で分かったのか、それを説明していただきたい。誰がいつ発見したのか。厚労省内で誤りを発見したのか、それと...全文を見る
○小池晃君 これ、私、大変なことだと思うんですね。この外部からの指摘がなければ、全く誤った法律が成立する危険があったわけですよ。そういう点でいうと、その影響というのは、この趣旨説明の文書以上に私は重大だと。結局、そういう全く間違った法案が成立してしまっていたらば、国会も含めて責任...全文を見る
○小池晃君 本当に重大だと思うんですよ、私、これね。  今後、私たち、厚労省の提出法案、もちろん今までもちゃんとチェックはしていますけど、本当に条文の一字一句まで含めて徹底的に検討しなければ、これは間違った法律を作ってしまう危険があるわけですよ、こんなことであれば。まさにこれか...全文を見る
○小池晃君 私は、おわびとか説明で済む話ではないというふうに思います。これはもう出直すしかないと。きっぱり撤回をして、審議入りなどということはこれは院の違いを超えてやっぱりやめていただいて、今回のこの問題をきちっと総括した上で改めて別の場所で議論するということにするしかないという...全文を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  介護保険利用料の問題について質問します。  法案は、所得が一定以上の人について利用料を一割負担から二割負担に引き上げる。どのラインで二割にするかというと、所得百六十万円、年金収入なら二百八十万円ということなんですが、これは全高齢者上位二...全文を見る
○小池晃君 医療の方は現役世代との公平、介護の方は世代内での公平と、別の理屈を持ち出してこれやっているわけですが、介護保険では高所得者になっている人が医療保険では高所得者にならない。これは本当に現場は混乱するし、私は矛盾だらけだというふうに思っております。  さらに、矛盾という...全文を見る
○小池晃君 一定の収入を得ていても、配偶者に収入がある場合とない場合、扶養家族がいる場合といない場合というのは生活実態は大きく違うわけですね。  私たちは、高齢者の一部を現役並み所得というふうに扱って医療の窓口負担を三割にすることにも、これは反対です。応能負担というのは窓口でや...全文を見る
○小池晃君 私、これおかしいと思うんですよ。  この程度の年金、平均的な、こういう方が標準的な消費支出をしても、なお年金が毎年六十万円余るというわけですよ。毎月五万円ずつ貯金していくというんですよ。私が知っている年金生活者というのは、みんな貯金取り崩して暮らしていますよ。  ...全文を見る
○小池晃君 夫婦で月三十万円の年金収入で、貯金がどんどんどんどん資産が増えていく、そんなことないですよ、今の実態からいえば。  何でこんなことになるかというと、この消費支出がおかしいんです。  この資料の二枚目見てください。これは厚労省の引用した家計調査見ますと、無職夫婦高齢...全文を見る
○小池晃君 これおかしいですよ。だって、平均見てください。平均は二百八十八万円なんですよ、消費支出。要するに、平均より低い消費支出で、上位所得、大臣、見てください、グラフ四つあるでしょう、一番左、平均があるじゃないですか。二百八十八万円なんです、平均は。だから、平均より低い消費支...全文を見る
○小池晃君 そういうでたらめ言っちゃいかぬ。  総務省の家計調査は、ちゃんとそれぞれの平均実収入出ているんです。この三百五十万円以上の平均実収入は三百十万円なんです。それに企業年金なんかが加わって大体三百四、五十万になっているという、そういう数字で、大体、無職の高齢者でそんな何...全文を見る
○小池晃君 いや、百九十七万だと思うんだけど。  いずれにしても、可処分所得が二百万にも満たない世帯の消費支出を可処分所得が三百万を超える年金額と比較をしていれば、毎月大量のお金が余るのは当然じゃないですか。これ、極めて恣意的なでたらめな数字ですよ。  大臣、私が言っているこ...全文を見る
○小池晃君 お認めになった。要は、こっちの数字は、可処分所得百九十七万円の、そういう世帯の消費支出なんですよ。年金の方は可処分所得三百七万円の年金収入なんですよ。差額が六十万、これでたらめじゃないですか。大臣、間違っていると思いませんか。認めていただきたい。
○小池晃君 駄目ですよ、それじゃ。これ、ずっと衆議院でも、そして私も厚労省から説明聞いたときに、何で二割負担して大丈夫なんですかという根拠は、これを言っていたわけですよ。二割負担の対象の人は、年金の収入と消費支出比べると六十万円差額があるから、十分上限額まで払えますということを二...全文を見る
○小池晃君 これは、二割負担にするための根拠として一貫してこれで説明してきたわけです。それが間違っているとすれば全部崩れるわけです。やはり、二割負担にしようとしている世帯の消費支出が一体どうなっているのかを示す正確な資料を出していただきたいというふうに思います。  それは、じゃ...全文を見る
○小池晃君 七万円近い負担増だということなんですが、この場合、夫は課税といっても、二人合わせた月収は二十六万円なわけですよ。そのうち半分が妻の施設利用料に消えてしまう。これは、夫が病気になったりとか、いろんな問題が起こったときはもう共倒れになりかねないわけですね。  実際、実例...全文を見る
○小池晃君 さっきの議論と照らしてみると、私は本当に御都合主義だなと思うんですよ。  負担の公平、公平と言うけれども、先ほど利用料の二割負担について質問をしたときには、これは個人単位、個人加入の介護保険の制度だから、たとえ配偶者が低収入でも本人の収入が一定額を超えていれば負担を...全文を見る
○小池晃君 いろいろ言うけれども、結局、在宅でも施設でも、あれこれ理由を付けて取れるところから取ると、利用者の自己負担を引き上げようという発想しかないように私には聞こえます。  今日もちょっとこの二割負担の問題も、結局こういう、全く実態に合わない、これおかしいですよ、どう考えた...全文を見る
○小池晃君 よろしくお願いします。  終わります。
06月05日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。質疑時間への御配慮、ありがとうございます。  前回、私は、介護利用料の二割負担は可能だと言ってきた厚労省の今までの説明に問題があるんではないかということを指摘をいたしまして、御検討いただいたようなので簡潔に説明してください。
○小池晃君 私は、元の資料も配っているんですが、今までの説明というのは、この二つの棒グラフは同じ世帯での年金収入と消費支出を比較したものだったという説明だったんですが、実はそうではなくて別の集団の収入と支出を並べたものだとおっしゃるわけですね。
○小池晃君 そういうでたらめ言っちゃいけないよ。だって、これを比べて六十万余裕があるからと言っていたわけですから、この右のグラフと左のグラフは同じ集団の収入と支出だという前提で議論をしていたじゃないですか。そこのところだけ認めてください。これは、今までは同じ集団だというふうに言っ...全文を見る
○小池晃君 そういうことをよく平気で言うね。今まで、だって、これが同じだと、二日前だって、近いからこれ使ったって言ったんですよ。言っていたじゃないですか。だから、これ違うわけですよ。  しかも、今までの説明というのは、二割負担する余裕があると言っていたわけですけど、そうじゃない...全文を見る
○小池晃君 大臣は、四月二十五日の衆議院の厚生労働委員会でこう言っています。この二百八十万というのは個人単位ですが、その方の個人の収入に対してその方がどれくらい平均として支出を使っておられるか、そういうものを見たときに、二割負担にしても、一定程度、生活においては何とかできる、こう...全文を見る
○小池晃君 いや、ちょっと、私も十三年目にそろそろなりますけれども、これだけ無理のある答弁は、私初めて聞きますね。これどう考えたって、だって今まで言ってきたことは、この年金収入、可処分所得三百七万円、それは一致するものはないというふうに言っていたかもしれないけれども、それに相当す...全文を見る
○小池晃君 六十万円の余裕があるということは、撤回するんですね。
○小池晃君 駄目ですよ。だってこれ、ずっと答弁だってしていたんだから。  六十万円余裕があるという答弁は撤回、答弁というか、それは、考え方は撤回するんですねと。イエスかノーかで、認めてください。
○小池晃君 撤回すると素直に言ってください。
○小池晃君 この六十万が、二割負担が可能な根拠だったんですよ。それを撤回するということは、審議会での議論、そして衆議院の議論、全部これは振出しに戻りますよ。  二割負担が可能だという根拠は、六十万円の余裕があるというのが根拠だった、それを撤回するとおっしゃった。私、これ重大だと...全文を見る
○小池晃君 一旦うそをつき始めると、こういうふうにうそにうそを重ねなきゃいけなくなるんですよ。  おかしいじゃないですか。だって、百歩譲って、年金の平均額の消費支出までやりくりしていただければ何とか六十万円生まれますと、そういう議論なんだけれども、その年金の平均支出じゃないんで...全文を見る
○小池晃君 そんなこと言っていないです。平均を使いなさいと言っているんですよ。  平均値があるんです。これ、全体と書いてあるのは全部の平均なんです。高齢者無職世帯全体の平均なんです。高齢者無職世帯の平均の公的年金の受給額が二百四十三万円ですから、だから、皆さんが言っている厚年と...全文を見る
○小池晃君 私には全く理解できませんので、これももう一回整理してください。
○小池晃君 ちょっと何かよく理解していただけないようなので、私が言っていることが。私は極めて事実に基づく冷静な議論をしているつもりなんですが、ちょっと整理していただいて、ちょっと今日のところは何かもう回答不能みたいなので、改めて答えを出していただくということで、進めたいと思います...全文を見る
○小池晃君 六十万円の余裕が出たということを撤回した以上、私は、この法案の根本的な誤りを認めたことになるので、法案も撤回すべきだということを申し上げたいと思います。  引き続きこれは議論したいと思います。  今日ちょっと本来やる予定だった要支援の問題について聞きます。  先...全文を見る
○小池晃君 そういう面ももちろんあるでしょうけれども、要支援でいうと三倍近い格差があるわけですよ。私は、これは、そういうものだけじゃなくて、やっぱり認定そのものに地域によるばらつきがあることは間違いないと思うし、それによってある地域では保険給付なのに、ある地域では、今までもそれは...全文を見る
○小池晃君 それが適正にやれるんですかと言っているんですよ。今の仕組みのことは私だってよく分かっているんです。しかし、そこが非常に微妙な線引きになっているじゃありませんかと、そのことは厚労省だって認めてきたことでしょうと言っているわけですよ。  大体、私、認知症というのは、これ...全文を見る
○小池晃君 だから、これはいかにこの境が微妙かということを示しているわけですよ。本人と直接会った認定調査員は日常生活自立度二以上と判断したけれども、認定審査会でやったらば意見が違ったから要介護一にならなかったというわけじゃないですか。このぐらい要支援二と要介護一というのは行ったり...全文を見る
○小池晃君 行ったり来たりはあるということはお認めになったし、これは微妙なんですよ、極めてこの線は。でも、地域支援事業になってもこれは必要なサービスは提供されるんだ、地域の実情に応じてできるんだ、適切なケアマネジメントを行って既存の介護事業所からサービスを提供する余地も残すんだ、...全文を見る
○小池晃君 もう二〇一二年度の二千四百九十五億円を出発点にして、今の数字をいただいたので計算してみました、単純にこの伸び率を掛けたわけですが。要するに、五・六%の増加で今までどおり増え続けた場合と、三・七%に抑制した場合です。  五・六%増であれば、訪問・通所介護の給付費は、二...全文を見る
○小池晃君 こうなると、二〇二五年度で八百億円の給付費の抑制です。二〇三〇年度では千五百億円です。二〇三五年度は二千六百億円の給付費の削減になるわけですね。  大臣、大丈夫なんだと、今までどおりなんだというふうに盛んにおっしゃるけれども、これだけの給付費削減をサービス後退させず...全文を見る
○小池晃君 しかし、いろいろおっしゃるけれども、法案ではちゃんと予算の枠決めているわけですよ。今後、自治体が地域支援事業に使える予算の総額について、七十五歳以上の被保険者の数を勘案して政令で定める範囲というふうにしております。今の制度は、これは地域支援事業の総事業費を政令で給付費...全文を見る
○小池晃君 いろんな、これから基準、政令で出すんだというけれども、確認しますけど、個別事情を勘案するとか、何かバッファーもつくるとかというふうに今まで答弁されていますけど、国がいろいろ決めた基準、すなわち基本は後期高齢者の増加率だと、しかし地域の事情も勘案すると、バッファーも置く...全文を見る
○小池晃君 これ、やっぱり保険給付と決定的に違うわけですよ。保険給付というのは対抗給付が保証されるわけですからね。これは予想以上に給付が伸びた場合は、きちっと国庫補助出るわけですよ。  しかし、やっぱり地域支援事業になったらば、いろいろおっしゃるけれども、結局、上限設定されて、...全文を見る
○小池晃君 私は、給付費が伸びているのは、何か後期高齢者の伸び率以上に伸びているのは、やっぱり現状のサービスがまだまだ足りないからだと、介護サービスがやっぱり十分されていないから、必要に応じて、やっぱり皆さん、そんな不必要なものを使うなんて実態はないですよ。  それがやっぱり根...全文を見る
○小池晃君 私は、これでは介護の質は保つことは当然できない、要支援者に対するサービスの質が低下する。そうなれば、結局、介護度が悪化して介護保険財政にだって私はマイナスに働いていくという、本当に悪循環になると思います。  そもそも、やっぱり根本的な考え方がおかしいと思うんです。保...全文を見る
○小池晃君 要するに、保険給付ですから、義務ですから、要介護認定という担保があれば、そういった方への給付を予算がないですからといって打ち切ることはできないわけですよ。要介護認定されて適正なサービスであれば、たとえ当初予算を上回っても保険者が追加負担をして給付を保障しなければいけな...全文を見る
○小池晃君 それは、だから恣意的な解釈が行政によって可能になるわけですよ、これはやむを得なかったのかどうかって。  今まではもう自動的に給付されるわけですよ。だから、もしそれで上限超えれば、それでそのやむを得ない事情なるものが厚労省が認めなければ、そこでそれは打切りになりますよ...全文を見る
○小池晃君 やっぱり、サービスの縮小は絶対しませんとは言えないわけですよ、これは保険じゃないから、保険給付じゃないから。そこは、大臣笑っているけれども、保険給付かどうかというのはやっぱり権利擁護という点では全く違うわけですよ。そこは結局、行政のさじ加減になるわけですよ、最終的には...全文を見る
○小池晃君 実態は変わらないというけど、現行の義務的給付ならば、法定された給付が実行されないという場合は、当然これは不服申立ての対象になりますよね。当然そうだと思うんです。  しかし、訪問・通所サービスが地域支援事業で予算の範囲内の事業というふうになって、予算不足などを理由にし...全文を見る
○小池晃君 ちょっと時間が来ちゃったんで。  ですけど、やっぱり、保険給付かどうかということの違い、やっぱりきちっとこれは、だって介護保険つくるときには利用者が選択できる制度にするんだと言いましたよね。パターナリズムではなくて、措置制度ではなくて、それぞれの利用者がやっぱりニー...全文を見る
06月10日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。引き続き、介護利用料二割負担の問題を聞きます。  これまで厚労省の説明で一番はっきり言っているのは、去年九月二十五日の社会保障審議会介護保険部会での、夫婦の世帯が三百五十九万円というモデルの場合は二百五十万円から三百四十九万円という辺りの消費...全文を見る
○小池晃君 介護保険部会では、そうではなくて二百五十万から三百四十九万円が近いと言ってきたので、じゃ、この説明は撤回するんですね。
○小池晃君 六十万円残るどころじゃないんですよ。この右の三百五十万円以上が近いとすれば、これは可処分所得三百七万円ですから、消費支出三百四十二万円ですから、六十万円余るどころか三十五万円足りなくなるわけですよ。しかも、大体これ見ていただければ、どの年金世帯だって年金でお金が余るな...全文を見る
○小池晃君 いや、僕が言った実態じゃなくて、皆さんが実態はこうだと言ってきたんだから、そういうことを言っちゃいけないですよ。  大体、要は、結局、何か今度の二割負担の人は、黙っていても二割負担やるような余裕があるんじゃないんですよ。やっぱりそういった人たちも、その水準の消費支出...全文を見る
○小池晃君 二十二万円という数字も今まで言っていなかったんですよ。なぜか急に介護だけの話になっているわけですよ。介護だけで上限まで使うなんというのは実態としてはないわけで、上限まで介護を使うような人は医療だって上限まで使っているんですよ。だから最初の説明は二十二万なんて言わないで...全文を見る
○小池晃君 反省と口だけ言ったって駄目なんですよ。だって、態度で示さなきゃ、やっぱり政策で示してもらわなきゃ、こんなの前代未聞なんだから。ずっと説明してきたことと全然違うことを参議院で言い出したわけだから、これは重いですよ。趣旨説明の文章にコピペがあったとかそういうレベルの間違い...全文を見る
○小池晃君 その再発防止の問題なんですけれども、これは報告書の中に個別ケースの再発防止策が書かれていると、これは結果回避義務違反に問われる可能性もあると言われています。  局長に聞きますが、再発防止策については、一定の事例が集まった段階でまとめて、個々のケースが特定できないよう...全文を見る
○小池晃君 条文の中には第三者機関に対する公費負担の規定はないんですけれども、やはり国が十分な責任を果たす必要はあると思うんです。  遺族の費用負担が事故調査をちゅうちょさせるようなものであってはならないと思うんですが、この点はどうお考えですか。
○小池晃君 最後に、大臣に医師法二十一条について聞きたいと思います。  二〇〇一年四月三日の当委員会で、私の質問に対して当時の医政局長は、医師法二十一条の規定は医療事故そのものを想定した規定ではないというふうに答弁しました。しかし、その後の動きの中で拡大解釈が広がりました。改め...全文を見る
○小池晃君 これで医師法二十一条が何でも医療事故を届けるようなものでないということがきちっと確認されたと思います。私はきちんとこれは法改正もすべきだというふうに思います。  あわせて、やっぱり今回の法案全体でいうと、これはむしろ逆に医療を崩壊させるようなことになって医療事故を起...全文を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  私たちは、この法案全体としては医療、介護の大改悪だということで反対をしているんですが、この事故調査制度についてはスタンスはちょっと違って、やはりこれは必要だということで以前から主張してきた問題なんですね。だから、本当は切り離してほしいとい...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  本当に懸念とか課題とかいっぱい私もあるなと思っていて、今日お話聞いて、ちょっとこれは山本参考人の御意見をお聞きしたいと思うんですが、この仕組み自体は医療機関側、しかも管理者が提起するということでスタートするという仕組みになっているわけで、...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  私も、本当にこれはそういう意味ではガイドラインがすごく大事だと思っていて、ある意味では法律並みにというか、法律以上にかなりこれはきちっと作らないといけないものだと思うんですけど、それはちょっとなかなか議論ができないまま、やっぱり法律が先行...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  終わります。
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  参考人の皆さん、ありがとうございます。  勝田参考人にお伺いしますが、参考人は介護保険部会の部会に出席をされて、繰り返し二割負担の所得のラインがこれはおかしいということを提起されて、当時厚生労働省は、これは負担可能なんだと、六十万円手元...全文を見る
○小池晃君 重ねてお聞きしますが、厚生労働省は、これは説明不足だったんだと、言葉が足りなかったんだというふうに言うんですが、私は全く違うことを説明していたんだと思うんですが、会議に参加されていた参考人の受け止めはいかがでしょうか。
○小池晃君 私もその可能性は大いにあるというふうに思っていますので、ちょっと今日のお話も含めて、大臣にも総理にもしっかり伝えていきたいというふうに思いますし、これは撤回しかないというふうに思います。  それから、石橋参考人にお伺いしたいんですが、参考人は極めて紳士的にお話をされ...全文を見る
○小池晃君 私は、介護福祉士の資質の向上、専門性を向上するということでやったわけであって、介護の仕事はやっぱり本当に高度な知的労働だと思うんですよ。それをやっぱりきちっとした基準で国家試験でやるというのは当然のことだと思っていますし、ハードルという話があったけど、六百時間と最初言...全文を見る
○小池晃君 私は、こういうことも盛り込まれているんですよね、今回の法案ね。これはやっぱり、余りにももうごちゃごちゃにこういういろんな問題あることが盛り込まれているということだとこれも思います。  それから、勝田参考人、もう一度、要支援を保険給付から外す問題について聞きたいんです...全文を見る
○小池晃君 今おっしゃったとおりで、やっぱりそういうふうになっているということ自体が要介護一と要支援二というのはいかに微妙なラインなのかということを示すことでもあると思っておりますので、やっぱり線の引き方としてもおかしい。そもそも保険給付から外すということ自体が、保険料払っている...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  鉄道事故のあの本当にひどい判決が出て、やっぱりああいう判決が出ちゃうと本当にもう座敷牢に入れるしかないじゃないかという、本当に怒りの声が上がっています。やっぱり、認知症の人たちに対してこの国は本当に余りに冷た過ぎるし、施策がなさ過ぎるし、...全文を見る
06月12日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  昨日、また新しい資料が厚労省から提出をされました。今お配りをしていただいているものですが、これは先日の質疑で津田理事が求めたものなんですが、僣越ながら、ちょっと私取り上げさせていただきたいと。    〔委員長退席、理事西田昌司君着席〕 ...全文を見る
○小池晃君 しかし、多様なサービスが半分になり、さらにその後はどんどん減っていくという想定を明らかにされたわけですね。  これを見ますと、専門的サービスのサービス量については、多くとも現状維持というふうに書いてありますね。ということは、厚労省、今後新たに要支援者としてサービスを...全文を見る
○小池晃君 仮にと書いていないですよ。丸の三つ目見てください、「専門的サービスのサービス量については、多くとも現状維持」となっているじゃないですか、仮にというのはその後の試算で言っているだけで。だから、専門的サービスが現状維持なのは仮にじゃないでしょう。  これだけ、イエスかノ...全文を見る
○小池晃君 希望なんという、そんなことで文書を出していいんですか。おかしいですよ。希望ですか、これ。「多くとも現状維持」とはっきり書いているじゃないですか、仮になんて一言も書いていないんだから。こんな文書、駄目ですよ。おかしい。おかしいですよ、これ。
○小池晃君 おかしい。仮にと書いていないんです、これ。仮定は、その後の変動の幅でしょう。「変動の幅については、様々な仮定が考えられる。」と言っているけれども、「専門的サービスのサービス量については、多くとも現状維持」だと言っている、これは仮定じゃないですよ。これはこういうふうにな...全文を見る
○小池晃君 おかしい、おかしいですよ。これ、どう読んだって、日本語で読んだって、「仮定」は「変動の幅」に係るんですよ、これ。だって、「専門的サービスのサービス量については、多くとも現状維持であり、基本的には一定程度減っていくことが考えられ、」、ここまでは仮定じゃないですよ。「変動...全文を見る
○小池晃君 一応制度はそうなっているというけれども、実際にモデル事業で先行している自治体でそういう声が上がってきている、こういう実態があるわけですね。  個別、個別と言うけれども、これモデル事業ですからね。単なる個別自治体じゃないですよ。厚労省がやはりモデルとしてやっている実施...全文を見る
○小池晃君 私が言ったことに答えてくださいよ。  この比較で改善したというこれがエビデンスと言えるんですかと聞いているんですよ。改善したとはっきり言えるのは、非該当になりゃ、それは改善したと言えますよ。でも、それはほとんど変わらないじゃないですか。これで改善したとなぜ言えるのか...全文を見る
○小池晃君 だから、これは結局、今回のやり方が状態像を改善するなどということの証拠にはならないわけですよ、これは。前提が違うわけだから、この二つの群は、だとすれば、全くね。  しかも、同意同意とおっしゃるけれども、実態としては、じゃ、どうなっているかというと、長寿社会開発センタ...全文を見る
○小池晃君 何のためにケアマネジャーがいるんですか。その人に必要なサービスをきちっと相談しながら進めていくケアマネジャーの役割があるわけじゃないですか。それで十分できるんですよ、今のような形は、それをこういった形で保険から外してしまう。結局、だって木村委員が、何かお休み中だけど、...全文を見る
○小池晃君 これ、やり方、私ひどいと思うんですよ。ちゃんと保険料を払って保険に加入しているにもかかわらず、医療保険でもしこういうことをやるとすると、例えば、病院に行ったときに、受付で問診票を渡されてこうやって書き込んだら、この程度の症状だったら病院診察する必要ありませんと、売店へ...全文を見る
○小池晃君 必要な方には確保されるというけれども、本当にそうなんですか。  香川県の高松市では、地域包括支援センターの職員が体の状態が悪くなってきた高齢者に地域支援事業を勧めながら、このサービス早く受けたいんだったら要介護認定を受けない方がいいというアドバイスをしていると、こう...全文を見る
○小池晃君 もう既にモデル事業で不適切事例がいっぱい出ているんですよ。それを法律にしてしまったらどうなるのかということを言っているわけですよね。  いろいろおっしゃるけれども、去年の十二月に、厚労省の老健局の振興課長が都内で開かれた集会でこの制度改定について語っている。これはち...全文を見る
○小池晃君 いや、駄目ですね。やっぱり、これやったらば、本当に大臣がおっしゃるように悪化しますよ。良くなったというエビデンスないんですよ。これは、この数字をもって良くなったと言えませんよ、これは。  結局、そういう点でいうと、全くエビデンスのないことを根拠にして、こんな形で介護...全文を見る
○小池晃君 終わりますが、減っていくじゃないですよ、減らしていくんですよ、今度の制度改定で。結局切捨てだということをはっきりこの文書で認めたと私は思います。これはもう廃案しかないと、改めて申し上げます。  終わります。
06月13日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  昨日から今日にかけて、臨床研究中核病院のことが話題になっておりますけれども、私も、既に予算事業でやっているものがそのまま法律化されるんだとばっかり思っていたんで、これが違うんだと聞いて、ちょっと非常にびっくりしているんですね。  今回の...全文を見る
○小池晃君 そういう一般論じゃなくて、今回一、二が外れることに対する対応、具体的な対応はあるんですかと聞いているんです。
○小池晃君 無責任ですよね。国の制度で外しておいて、市町村にやってもらうんだと。  私たちは、特養入所の重点化だといって線引き持ち込んで、大量の要介護者を外すこと自体に反対だけれども、百歩譲ってどうしても特養入所を制限するんだったらば、これはその人たちに対する受皿を緊急にまた別...全文を見る
○小池晃君 そんなに胸張って三、四、五も足りないんだという話じゃないでしょう。おかしいですよ。三、四、五足りないって、私、当然だと思いますよ。前提ですよ。でも、その中で、結局、一、二の人は受給権すら剥奪されるわけですよ。こんなやり方が許されるのかということじゃないですか。私、そう...全文を見る
○小池晃君 今も大臣もやっぱり低所得ということは認めざるを得ないわけですね。やっぱりそれは背景にある大きなこれは要因だと思いますよ。それに応えるのはやっぱり特養なんですよ、施設全体じゃなくて、一番応えるのは。  介護難民の解消を目指すというのであれば、やはりそういう現実をしっか...全文を見る
○小池晃君 特養、老健は二倍に届いていないんですね。介護療養病床は六割に減少しているわけです。  その一方で、政府が力を入れてきたのが有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅、いわゆるサ高住などの整備であります。有料老人ホームの定員数、二〇〇〇年と二〇一三年の比較で何倍になってい...全文を見る
○小池晃君 介護三施設に比べると激増しているわけですね。特にサ高住は、僅かな期間で本当に急速に増えているわけですよ。  平成二十五年度有料老人ホーム・サービス付き高齢者住宅に関する実態調査研究事業によりますと、有料老人ホームとサ高住の平均利用料は、介護サービス分抜きでそれぞれ月...全文を見る
○小池晃君 造ることが難しいって、何か自然現象みたいに言わないでほしいんですよ。造ることが難しくしたのはこの間の政策ですよ。結局、特養ホーム整備に対する国の補助を定率補助から交付金にして、その後、大規模特養については一般財源化して、小規模ユニット型については基金による支援と、大き...全文を見る
○小池晃君 何かちまちまちまちました話ばっかりで、それで本当に都市部で増えるんですかって、全然展望見えませんね。  財務省、ちょっと今日来ていただいているんですが、移転庁舎とか公務員官舎の跡地など国有地を活用した特養ホームあるいは保育所などの施設の建設、これ、二〇一〇年の当委員...全文を見る
○小池晃君 法律上はできるわけですが、実際にはやられていない。何で無償あるいは大幅な賃料の引下げができないんですか。
○小池晃君 私は、法律でできるとなっているのに審議会の方針でできないっておかしいと思うんですよ、これ。やっぱりこれだけ深刻な事態になっているときに、何で法律では無償で貸し付けることができるとなっているのにそれをやらないのか。  私は、国の財政事情が大変だというのはみんな国民も理...全文を見る
○小池晃君 駄目ですね。それじゃ増えないよ、思い切ったことをやらなきゃね。  やっぱりこういうことで、一、二を外すというこそくなやり方で待機者を減らすんじゃなくて、本当に待機者減らしましょうよ。それがやっぱり国民が望んでいることなんですよ。そうすれば、みんな働きに出るようになれ...全文を見る
○小池晃君 そういうことだけじゃない、もっと臨機応変に、今も激変が続いているわけだから、何らかのやっぱり救済策を考える必要あるんじゃないかということなんですけど、いかがですか。
○小池晃君 是非こういった面にも手当てをする必要があるということを申し上げておきたいと思います。  それから、法案には、介護施設の住所地特例がサービス付き高齢者住宅に適用する制度改変も盛り込まれているわけですね。今までは、住所地特例は特養ホームなどの介護施設が存在している市町村...全文を見る
○小池晃君 地域密着型サービスがあるからというけれども、実際にこのサービスがないような、そういう地域に造られていく例も多々あるわけですからね。私は、これは実際に地域包括ケアということでやってきた政策理念と違う方向だというふうに思いますよ。  杉並区が静岡の南伊豆町に特養ホーム整...全文を見る
○小池晃君 うば捨て山にしてはいけないということを申し上げて、質問を終わります。
06月16日第186回国会 参議院 厚生労働委員会公聴会 第1号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  両公述人、ありがとうございました。  古賀公述人にお伺いしたいと思うんですが、先ほどの介護保険制度改定についての御意見、大変共感しながら聞いておりました。やはり、保険料と給付という関係でいうと、保険料を納付する、それに対して個人の給付が...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございます。私も全く同感であります。  それから、財源保障の問題なんですが、制度移行当初はその水準は確保するというふうに厚労省は今言っているんですが、その後は今までの伸びを後期高齢者の数の伸びに抑制をするというふうに言っておるわけですね。そうすると、結局、...全文を見る
○小池晃君 山田公述人にお伺いしたいと思うんですが、先ほど公述人はこの今回の政府提案全体を是認されるという立場でした。同時に、財政再建的な手法には危惧を持っていると。その例として、自立支援法やあるいは後期高齢者医療制度を挙げられました。そういう点でいいますと、今私が古賀公述人とお...全文を見る
○小池晃君 私は、二度あることは三度あるということを思いますが、そうならないように本当に願いますが。  最後に、古賀公述人にもう一問お伺いしたいのは、最近のちょっと厚生労働省の様々な、あるいは安倍政権と言ってもいいのかもしれませんが、政治手法といいますか、特に労働者派遣法あるい...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  古賀会長が、働く者の犠牲の上に立つ成長戦略は許されないと、人は商品ではないというふうに主張されております。まさにそのとおりだというふうに思いますし、この厚生労働委員会ではそういう立場でやはり社会保障制度も労働政策もしっかり議論していきたい...全文を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  公述人の皆さん、本当にありがとうございました。  山田公述人にまず伺いますが、最初のお話の中で、特養ホームの要介護三以上に限定するという問題についてお話がされなかったので、この資料の後ろから六枚目以降でおっしゃりたかったことを端的にお話...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  やはり、要介護三に限定するということで待機者そのものの数を減らすというこそくなやり方ではなくて、特養そのものを増やすということが何よりも大事ではないかなと思います。  因公述人にお伺いしたいと思うんですが、先ほど利用料の二割負担について...全文を見る
○小池晃君 もう私もおっしゃるとおりだと思います。  厚生労働省は、これまでそういう世帯は六十万円毎年年金が余ると説明していたんですけれども、そんなはずないわけで、そう追及したら、それは間違いだと認めていますから、やっぱりこの点でも大変問題があるというふうに思います。  有賀...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  前原公述人に、特定行為の問題なんですが、公述人おっしゃったような、ちょっと、かなり現場が混乱する可能性のある今回の提案ではないかなと私自身も思っていまして、その一般の、研修を受けていなくても、個別の行為であれば、指示があればというようなこ...全文を見る
○小池晃君 お答えにくい質問をして申し訳ありませんでした。  終わります。
06月17日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  私、先ほど武見委員の質疑を聞いていて、薬価差、薬価引下げ分の使途についての総理の答弁聞いてちょっとあれっと思ったので、ちょっと通告した質問に入る前にお聞かせいただきたいんですが、以前は違う主張をされていたと思うんですよ。  九七年四月九...全文を見る
○小池晃君 当時、自民党は政権与党だったんですよ。その政権与党の立場と国の立場が違うって、おかしいじゃないですか。かくも立場が人を変えるのかと、私、本当にあきれてしまう。これはおかしいですよね。こういう形で国の運営やっていていいのかということを、まず私、言いたい。  こういう正...全文を見る
○小池晃君 しかし、今また同じことをやろうとしているんじゃないですか。  経済財政諮問会議で議論をされている骨太の方針二〇一四の素案には、医療、介護を中心に社会保障給付について、いわゆる自然増も含め聖域なく見直し、徹底的に効率化、適正化していく必要があると。小泉政権時代の社会保...全文を見る
○小池晃君 私は、機械的かどうかということではなくて、自然増を抑制するということが、まさに一人一人の社会保障の水準を低下させてきた。障害者自立支援法しかり、後期高齢者医療制度、そして生活保護の母子加算の廃止、こういったことが日本の社会保障を破壊してきたんだと思うんですよ。それがま...全文を見る
○小池晃君 法人税減税、国際競争力のためだと言うけど、国際競争力の源泉というのは国民の生活が安定していることなんですよ。社会保障の将来不安が取り除かれることなんですよ。今回のような法案で介護の抑制などをやっていったら、これは、国民の生活は不安定になり、国際競争力の基盤が壊されるこ...全文を見る
○小池晃君 これ記者会見で、ホームページで出ているんですから。  じゃ、総理は、日本経団連のこの主張は支持しないんですね。
○小池晃君 取らないと言ったって、同時に議論しているんだから、それは、法人税減税をやるのと社会保障の削減を同時に方針化すれば、結局、社会保障を削減した分が法人税の減税に回ることになるじゃないですか。国民から見ればそういうことになりますよ。  社会保障の拡充だと言って消費税を増税...全文を見る
○小池晃君 つゆほどもと言ったって、そういう構図になっているんだから。国民から見ればそうなっているんですよ、これ。  結局、これでは日本の社会保障はどんどんどんどん削られていく。そして、今回出されているこの法案というのは、まさに社会保障の大削減路線にかじを切るという法案だという...全文を見る
○小池晃君 いや、公明党の答弁だったら分かりますよ。だってこれ自民党が提案しているものなんですから、私は聞いているんですよ。それで総理は、機雷掃海も視野に入れて議論したいとおっしゃって、地理的限定のない議論をされているんだから。  総理、だから、私が聞いていることは単純なことで...全文を見る
○小池晃君 経済の活性化と全然関係ないことを今やろうとしているわけじゃないですか。まさに周辺アジア諸国との関係を悪化させる、これは経済を悪化させ、社会保障の財源だって壊しますよ。  総理、総理が考えておられる中身は、地理的限定のあるようなことを総理は考えておられるんですか。それ...全文を見る
○小池晃君 自民党というのは副総裁が総裁の意図に関係なく勝手に提案するところなんですか。あれは高村さんの意見で、総理は関係ないと言うんですか。
○小池晃君 お任せしているというのはもうびっくりしましたけれども……
○小池晃君 はい。  これは憲法の破壊であり、戦後政治の大転換であり、許されないということを申し上げて、質問を終わります。
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  看護師による特定行為の実施について聞きます。  私、もちろんチーム医療の推進は非常に大切だと思っておりますし、看護師さんというのは大変勉強熱心だというふうに思っていますし、自分の経験からも。専門的知識を身に付けて地位の向上を図っていくこ...全文を見る
○小池晃君 私は、この問題はやっぱり議論が不足をしているんではないかなと。今のままでこれが実行されていく、実際にこれが決まっていけば、業務命令という形でこうなっていくという中で、やはりいろんな問題が起こってくるんじゃないかと。  私は、今看護の現場で何よりも必要なのは、安全、安...全文を見る
○小池晃君 私は、やっぱりそういう中身が今回の法案に入っているとは思えないんです。第八次需給見通し策定に向けて対策が求められるわけで、やっぱり具体的に、実際に夜勤回数の制限、夜勤後の時間外労働の禁止、こういったことをきちっと法律に盛り込むような、そういったことをやっていく必要があ...全文を見る
○小池晃君 やはり具体的な労働時間規制それから看護師の抜本的増員、これはどうしても必要だと。七対一、七対一って、何か七対一が悪いかのように言われるけれども、僕は決して悪くないと思うんですよ。本当は七対一じゃなくて三対一とか四対一とかあるべきなんですよ。やっぱり今の看護現場の現状が...全文を見る
○小池晃君 そんなことやっていて制度がもつんですかということなんですよ。二割負担を導入する、あるいは要介護三以上を特養を制限する、保険料を幾ら払ったって給付が受けられないんではないかというような制度になっていったらば、制度そのものがもたないでしょうと。  しかも、これ質問しませ...全文を見る
○小池晃君 でも、消費税増税して、結局四十億円しか介護保険に回していないというじゃないですか。今回の制度では四十億円ですよ、消費税増税分が入るのは。しかも、財源だ財源だと言うけれども、先ほど総理ともやったけど、何で、じゃ、法人税の減税は先行するんですか。おかしいじゃないですか。 ...全文を見る
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、医療・介護の総合的確保を推進する法案についての反対の立場から討論を行います。  反対の理由の第一は、介護保険利用料二割負担の根拠が完全に崩壊したにもかかわらず、政府がこれを撤回しようとしないことです。  政府は、年金収入二百八十万円の世...全文を見る
06月18日第186回国会 参議院 本会議 第32号
議事録を見る
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、医療・介護の総合的確保を推進する法案について、反対討論を行います。  反対の理由の第一は、介護保険利用料二割負担の根拠が完全に崩壊したにもかかわらず、政府がこれを撤回しようとしないことであります。  政府は、年金収入二百八十万円の世帯で...全文を見る
06月19日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  過労死等防止対策推進法案について、発議者に伺います。  この法案には、過労死、過労自死の根絶をという家族あるいはお友達を亡くされた本当に多くの思いが詰まっているんではないかなと、それは先ほど寺西笑子参考人からもこの場で訴えがございました...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  この法案が間もなく全会派の一致でこの委員会で可決されるということの意味は極めて大きいというふうに思っておりまして、以下厚労省に、法案を本当に生かすための、過労死をなくしていくための施策について私は聞いていきたいというふうに思うんです。 ...全文を見る
○小池晃君 現在の求人票に固定残業と明記されているものだけでも不適切な事例が一五%近くあったということですから、これは極めて重大だと私は思うんです。  しかも、前回指摘した例は、これは固定残業というふうに明記していなかったわけですから、今回のようなこの調査ではこれは出てこないは...全文を見る
○小池晃君 十億、一万人というのはすさまじいことだと私は思うんですね。やっぱりこういったことが過労死を生み出しているわけですよね。  局長にお伺いしますが、固定残業制というのは、これは臨時的であるべき残業を固定化するわけで、労働時間延長そのものなわけで、こんなルールでやっている...全文を見る
○小池晃君 私は、こういう制度が過労死の温床になっていると思うんです。  これは、以前から厚労省もしっかりこの問題は認識していたと思うんです。二〇〇一年の四・六通達では、「時間外労働手当の定額払等労働時間に係る事業場の措置が、労働者の労働時間の適正な申告を阻害する要因となってい...全文を見る
○小池晃君 やっぱりもうちょっと危機感を持ってほしいんですよ。その上乗せの残業代を払っていればいいんだという問題じゃなくて、やっぱり固定残業というようなやり方自体が、長時間労働、本当にもう労働時間の延長を是認する制度なわけですからね。これ法律違反じゃないというけど、限りなくやっぱ...全文を見る
○小池晃君 極めて簡潔にお答えいただきました。  大臣は、労働時間と切り離した働き方、つまり残業代ゼロ、この制度について合意をして、その要件として年収一千万円以上と高度な専門職に限るというわけですが、今お話があったような労働時間管理というのは、これは全ての労働者の健康を守るため...全文を見る
○小池晃君 だから、それが分からないんですよ。何で年収が多かったらワーク・ライフ・バランス問題ないんですか、労働時間が幾ら長くても。年収が幾ら高くたってワーク・ライフ・バランスのためには労働時間規制は必要じゃないですか。その関係は一体何なんだと私聞いているんですよ。
○小池晃君 今だって成果があればちゃんとそれに見合うお金は出ているんですよ。やっぱり労働時間管理なんですよ、必要なのは、全てに。それが何で年収高ければ労働時間管理が必要ないのか、今の説明では全く説明に私なっていないというふうに思います。年収高くたって自己管理はできるわけじゃないで...全文を見る
○小池晃君 いや、私、NHKのテレビ討論に出たら、高市政調会長は残業代込みですと言いましたよ。あれ間違いですか。政調会長の込みというのは間違いなんですか、あれ。
○小池晃君 いや、私はこの五月三十日の高橋議員への答弁を見ると、元々入った中において報酬が決まっていると言っているわけだから、込みだと言っているじゃないですか、はっきり。これ、含まれるということだ。  込みじゃないんだと。じゃ、込みという言葉は使わないわけですね、厚労省としては...全文を見る
○小池晃君 年収でやっているような国はないわけです。  過労死が増え続けています。特別条項付きの協定を結べば年間三百六十時間を超えても働かせることができるからであります。  新しく経団連会長になった榊原定征東レ会長、彼は、具体的な要件は労使自治に委ねると明言していますが、その...全文を見る
○小池晃君 終わります。  残業代ゼロ制度など断じて許されないということを申し上げて、過労死をなくすために力を合わせようじゃないかということを申し上げて、質問を終わります。
06月26日第186回国会 参議院 厚生労働委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  今日、日比谷の野外音楽堂で大規模な集会が行われました、先ほど。精神科病棟を居住施設に転換することに当事者が中心となって反対の声を上げたわけです。  我が国の精神病床の平均在院日数は二百八十三・七日と異常に長い。入院患者も三十万人を超えて...全文を見る
○小池晃君 一時的なものだと大臣おっしゃるんですが、日弁連の会長声明では、多数の精神病床を減少させることがいかに難航しているかという日本の歴史的経緯に鑑みれば、これが一度整備されれば恒久化してしまう危険性は否定できないと言っている。私、そのとおりだと思うんですね。  厚労省の意...全文を見る
○小池晃君 自由に出入りができるとおっしゃるけれども、それが今の精神科病院でできていないということが問題なんですよ。異常なんですよ、日本の精神科医療の実態は。やっぱりそこをちゃんと権利保障していくというのが世界の流れなわけですよ。  大臣は検討中だ検討中だとおっしゃいますのでお...全文を見る
○小池晃君 検討会そのものに加えるべきだという、そういうふうに申し上げているんですが、そうすべきじゃないですか。
○小池晃君 私は、やはり日本の精神医療の問題、かつて呉秀三という方は、明治期から大正期にかけての日本の精神医療の実態について、病を受けた不幸に加えて、この国に生まれた不幸を併せ持っているというふうに言われたんですね。  今度の病棟転換政策というのは、これはやっぱり遅れた日本の精...全文を見る
○小池晃君 これ、厳正な対応が必要だというふうに私、思います。  やはりこの事例を通じて明らかになってきたのは、奨学寄附金が不正の温床になっているということなんですよ。これは去年の委員会でも、私、ノバルティスの問題で、やはりひも付きのお金でどうしても利益相反が生じて公正公平な臨...全文を見る
○小池晃君 そういう腰が引けた対応では駄目ですよ。やっぱりきちんとやらなきゃ駄目だと。  ブロプレスの発売以来の販売額、総額で幾らになりますか。数字だけ。
○小池晃君 一兆五千六百億円ですよ。  これ、比較研究に明らかに不正があったわけですよ。比較研究の対象になったアムロジン、商品名でノルバスクでいうと、ブロプレスの八ミリとノルバスクの五ミリでいうと、薬価差、最初から百円ぐらい違うわけですね、一錠。もちろん全部カルシウム拮抗剤に代...全文を見る
○小池晃君 私も最後は足立委員と珍しくというか、珍しくじゃないけど、一緒のことを、長谷川閑史さんですよ、産業競争力会議で、個人と企業の持続的成長のための働き方改革なんというのを提案しているんですよ。何が持続的成長だと。こんな研究不正に最初から関わってきた人物ですよ。持続的成長とい...全文を見る
○小池晃君 いや、監督官庁として、やっぱりこういう人は駄目だと言わなきゃ駄目だというふうに思います。  終わります。
07月15日第186回国会 参議院 予算委員会 閉会後第1号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  憲法九条は集団的自衛権の行使を認めておりません。日本は海外での武力行使は行いません。この従来の政府見解を大転換する閣議決定が行われたわけであります。(資料提示)  今お示しをしておりますのが武力行使の新三要件なるものですが、我が国に対す...全文を見る
○小池晃君 他国に対する武力攻撃を排除するまで武力行使するというふうになれば、これは必要最小限度にとどまることはあり得ないと。他国に対する武力攻撃の排除そのものを目的とするものではないというふうにおっしゃいますけれども、一旦武力行使に踏み切れば、これは相手からの反撃を招きます。際...全文を見る
○小池晃君 もういいです。法制局長官には私、通告してないんです。  今それぞれの定義言ったんで、それが違いだということだと思うんですね。要するに、今までは戦闘地域には行かないと言っていた。しかし、これからは、今まで戦闘地域と呼んでいた地域であっても、つまり活動期間中に戦闘行為が...全文を見る
○小池晃君 簡潔に。じゃ、簡潔に。
○小池晃君 無責任だと思うんですよ。物々しい話とかとおっしゃるけど、物々しいことを提起しているのは皆さんじゃないですか。今まで行かないと言っていた戦闘地域まで行こうということを言っているわけですよ。戦闘地域と言われていた部分ですよ。戦闘地域と言われていた部分であっても、そこが現に...全文を見る
○小池晃君 今総理は、戦闘現場に、自衛隊が行っている場所が戦闘現場になれば武器使用することを認めたわけですよ。そうなれば、結局、自衛隊がこれは戦闘に参加していくことになってしまうわけですね。  具体的に聞きたいと思います。  二〇〇四年のイラクへの自衛隊派兵は、戦争状態が続い...全文を見る
○小池晃君 名古屋高裁のイラク派兵違憲判決に対する政府答弁書は、このように自衛隊の活動について述べています。現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる地域に限って実施することとするなど、我が国の活動が他国の武力行...全文を見る
○小池晃君 信濃毎日新聞の社説は、首相の説明に欠けているのは、集団的自衛権の行使によって自衛隊員や国民が被るリスクだ、最悪の場合、戦後初の戦死者を出すことになるかもしれない、集団的自衛権を命の重さの観点から深く掘り下げなければならない。  命というのはかけがえのないものなんです...全文を見る
○小池晃君 総理、答えてないですよ。やっぱり国民は、これで一体どうなるんだと。今、自衛隊員の家族から私どもの方にも、このままだと本当に危険なことになるんじゃないかと……(発言する者あり)うそじゃないですよ、そういう声が今来ているんですよ。そういう中で、総理、私は、率直にやっぱり国...全文を見る
○小池晃君 今まで、自国が攻撃されないときに武力行使することなかったわけですよ。それを自国が攻撃されてなくても、広げたわけじゃないですか。命を懸けると、そういうことを国民に、自衛隊員に求めている。それを、そんな重大な、人の命に関わる、国の進路に関わる重大な決定を、憲法を変える手続...全文を見る
○小池晃君 アメリカからの要請があっても断ることはできるんだというふうにおっしゃいますが、一九九七年十月七日の衆議院予算委員会で、我が党の志位和夫書記局長、当時、質問に対して、当時の橋本龍太郎首相はこういうふうに答えております。「第二次世界大戦後、我が国が国連に加盟いたしまして以...全文を見る
○小池晃君 私は、一九九七年の橋本首相の答弁を引いて、違法な武力行使だとして反対の意を表明したことはないという答弁があったわけですよ。グレナダ侵攻八三年、パナマ侵攻八九年じゃないですか。その後の九七年に橋本首相はアメリカの武力行使に反対したことは一度もなかったと言っているんですよ...全文を見る
○小池晃君 あのね、あなたは、侵略の定義は学界的にも国際的にも定まっていないと、国と国との関係でどちらから見るかで違うと言ったじゃないですか。そんなあなたが侵略戦争に参加しない、そんなこと言って誰が信用するんですか。何が侵略戦争かも分からない人が日本は侵略戦争に加担をしませんと言...全文を見る
10月16日第187回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  通常国会のちょっと続きのような議論から始めさせていただきたいんですが、医療・介護総合法案です。  これは要支援外し、大問題になって、田村前大臣は、要支援者サービスの地域支援事業への移行については、これはサービスの抑制ありきではないと、要...全文を見る
○小池晃君 今の話でいうと、例えば新規利用者であっても必要な人には現行相当サービスを提供するということですね。
○小池晃君 それをきちっと本当にやれればいいと思うんですが、実際にはガイドライン案を見ると、現行相当サービスの対象は認知症の人とか退院直後の人というふうに限定する記述になっているし、その後ろには、断り書きとして、一定期間後のモニタリングに基づき、可能な限り住民主体の支援に移行して...全文を見る
○小池晃君 しかし、入口のところで市町村の職員の判断で振り分けてしまうということは否定しないわけで、やっぱりこれは大変私は危険だと。結局、その窓口の職員の判断で要介護認定から遠ざけられてしまって安上がりサービスを割り振られるという危険だってこれは起こりかねない、こういう書きぶりで...全文を見る
○小池晃君 答えてないですよ、やっぱり。ちゃんとここで窓口の職員に委ねてしまって、明らかに要介護一以上を判断できるんですかと。そこで何か問題が起こったときに誰が一体責任を持つんですか。実際、責任持てるんですかと言っているんです。
○小池晃君 これ、やっぱり法案審議でも問題になったけど、保険制度の根本に関わる問題で、保険料を払って受給権があるのに、職員の判断でこっちこっちというふうに割り振られると。受給権は一体どこで担保されるのかという根本問題ですよ、これ。やっぱりこれは法案の審議が本当に不十分だったなと改...全文を見る
○小池晃君 これは抜本的見直しをしてほしいし、やはり医療・介護総合法を本当に実施を中止すべきだと。やっぱり余りに審議不十分だったし、これは問題がこれからいろいろ出てくると思いますよ、また医療事故の問題もありますけれども。そのことを指摘しておきたいというふうに思います。  そんな...全文を見る
○小池晃君 こんなのたたき台にしちゃ駄目ですよ。無視しないと、こんなのは。御意見といったって、こんなのでたらめですよ、こんなのは。  介護事業所の収支差が一般中小企業より良好だから削減していいと。しかし、実態を聞くと、格差はいっぱいあるわけです。人件費も土地代も高い都市部の施設...全文を見る
○小池晃君 他省と言うけれども、厚生労働省の責任、所管なんですから、そこではっきり物を言わなきゃ。責任あるんですから。  財政審がもう一つ言っているのは内部留保の問題です。内部留保といったって、営利企業とは全然違うわけですよ、これ実態は。撤退が許されないわけですから、社会福祉法...全文を見る
○小池晃君 自己改革とか内部努力は私も必要だと思いますよ。でも、それをまず言うんじゃなくて、これ、そもそも議論がおかしいんですとやっぱり言わないと、厚生労働省として。この議論はやっぱり私は本当に理不尽だというふうに思っていますので、しっかり大臣、これ物を言っていただきたい。  ...全文を見る
○小池晃君 先ほどから高裁差戻しとおっしゃるけれども、別に裁判の結果、根本からひっくり返るような差戻しじゃないんですよ。これは確認をして賠償額を算定するための作業なわけですよ。  その点でいえば、私は、早くというのであれば、対策を早く立てる必要があるというのであれば、まず会って...全文を見る
○小池晃君 先ほど内閣委員会で我が党議員が質問して、官房長官はこれは厚労省に任せてあるんだというふうに言っていますよ。他省庁と言うのなら、厚労省が責任なんですよ。だから私は、まず担当の大臣である塩崎さんが原告と真摯に向かい合って、何度も何度も謝罪するんだったら、じゃ、何で直接原告...全文を見る
○小池晃君 私、一刻も早く会っていただきたい。  塩崎大臣は、かつてこういう種類の問題を解決した経験を持っているわけですよ。大臣は、第一次安倍内閣の官房長官のときに、筑豊じん肺訴訟の最高裁判決で原告勝訴、そのときに同趣旨の北海道石炭じん肺訴訟で和解協議で解決をしているわけですね...全文を見る
○小池晃君 政府、四年前に、前政権のときですが、泉南アスベスト訴訟を解決するという方向を決めた経過があると。そのときにはどれだけの方々が対象になるか試算したというふうに聞いています。その数字を明らかにされたい。
○小池晃君 弁護団は、泉南地域の石綿被害者を六百名程度として、現実的な補償対象は原告とは別に六十名程度と、そういう数なんですよ、試算をされているんです。  大臣、重く受け止めるとおっしゃるのであれば、やっぱり今回の原告だけではなくて、判決で示された期間に泉南で働いて発症した全て...全文を見る
○小池晃君 今回の最高裁判決は、これはっきり確定したわけであります。アスベストの粉じんがもうもうと舞い上がる工場、建設現場で多くの労働者が暴露して今も被害が続いているわけですから、やはり今回のこの最高裁判決を受けて、私は、国に対してあらゆるアスベスト被害者に対して補償と救済の仕組...全文を見る
10月21日第187回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  今回の法案は、有期労働契約が通算して五年を経過した場合に労働者の申込みによって期間の定めのない雇用に転換する、いわゆる無期転換権を十年に延長する特例をつくると。しかし、そもそもこの無期転換権というのは、有期労働契約の反復更新の下で生じる雇...全文を見る
○小池晃君 実施されるのを待たずに例外つくる、規制緩和を進めるというのは、私は本当に拙速過ぎると思うし、はしなくも派遣法ということをおっしゃった。派遣法はそうなっているわけですね。  結局、最近の厚生労働省の法案の作り方というのは、こんなことを平気でどんどんどんどんやるというふ...全文を見る
○小池晃君 いや、だから、私さっき言ったみたいに、労基法十四条をそのままこれに当てはめるのはおかしいんじゃないですかと。こういう労働者の権利を奪うようなもの、しかも労政審、労政審とおっしゃる。それはもう当然やらなきゃいけないけれども、それは当然ですよ。  しかし、これだけやっぱ...全文を見る
○小池晃君 いや、当たりますよ、当たります。  これ、僕は、僕が怒るんじゃなくて厚生労働省が怒らないといけないと思いますよ。こんなやり方というのは、厚生労働省は一体何のためにあるのかと。内閣府、内閣府といったって、結局何か財界代表が内閣府の皮かぶっているような、まあ、そこまで言...全文を見る
○小池晃君 これ、急速に拡大しているんですよね。平成二十五年度は一・九億円ですよ。補正では三・八億円だったのが九十倍以上になってきている。私は、これが本当に違法なリストラに使われない保証はないのではないかというふうに大変懸念をしております。  実態についてちょっとお話をしたいん...全文を見る
○小池晃君 いや、だから、事情を聞いただけで、それで配慮したということになりませんねと。
○小池晃君 もうちょっと、雇児局長だったらやっぱり女性労働者を守る立場で答弁してくれなきゃ困りますよ。今のは本当に形式的だと思います。  今、実態何が起こっているかというと、工場閉鎖、ロックアウト解雇、追い出し部屋、退職強要。大手電機のリストラは既に二十四万人と言われています。...全文を見る
○小池晃君 だから、会社側から事情を聞いた事実上翌日に解雇予告通知出すことを認めるなんて、これでいいんですかと言っているんですよ。こんなことあり得ないでしょう。
○小池晃君 ちょっと駄目ですよ、局長がこんなこと言っているようじゃ、何が女性が輝く社会ですか、女性が活躍できる社会ですか。現場の労働行政でこんなことやっていたら、女性労働者の人権なんて守れないですよ。  大臣、電車通勤では始業時間に間に合わないからといって、結局、東京青梅市から...全文を見る
○小池晃君 東京労働局側は助言、指導しないと通告しているんですよ。じゃ、これ撤回させてください。
○小池晃君 ちょっと、こんなのでいいんですか。私、これは労働行政について全体の問題で、こういうでたらめなやり方を許しちゃいけないというふうに思いますよ。こんなことがまかり通ったら法律も何もないじゃないですか。これちょっと……(発言する者あり)
○小池晃君 じゃ、調査していただきたいというふうに申し上げます。  終わります。
10月23日第187回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  参考人の皆さん、ありがとうございました。  新谷参考人にお伺いしたいと思うんですが、この無期転換権のルールというのは実際には発動していないわけですよね、一年半しかたっていないわけですから。私、政府に質問して、こういう実際に効果が現れる前...全文を見る
○小池晃君 岩村参考人にお伺いしたいんですけれども、二〇一二年十二月のジュリストの座談会で、五年経て更新されてからということになりますのでまだかなり時間がありますと、それまで労使が向き合って新しい有期労働契約労働者の処遇の在り方について再検討していく必要があるというふうに参考人は...全文を見る
○小池晃君 立法事実という点でもう一つ、立法事実というか、その閣議決定の土台になったような議論の中で、これは新谷参考人にお伺いしたいんですが、日本経済再生本部は、有期雇用の特例をつくる理由として、オリンピックなどのプロジェクトの場合は七年限定で更新する代わりに無期転換権を発生させ...全文を見る
○小池晃君 もう立法事実もない、事実誤認に基づく、そういう方向で出されてきて、それで閣議決定で、ちょっとこういうやり方は本当にいかがなものかというふうに思うんです。  今朝の朝日新聞には、有期雇用契約の労働者の同僚が退職したという四十五歳の女性の投書が出ていて、こういう五年の申...全文を見る
○小池晃君 岩村参考人には、是非、今日は学者、研究者としての御発言ということでお願いしてはいるんですが、公益委員ということでも参加されています。是非、労使双方の、特にやっぱり労働契約法というのは労働者は弱い立場なんですから、やっぱり労働者の声をしっかり酌み取って、労働政策立法に力...全文を見る
○小池晃君 とりわけやっぱり労働者の声にしっかり耳を傾けていただくことが大事ではないかなというふうに思いますので、そういう役割を果たしていただきたいというふうに思います。  終わります。
10月28日第187回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  泉南アスベストの原告団と会っていただいたことはよかったというふうに思います。これ出発点ですから、あくまで。これは補償のために全力を挙げていただきたいというふうに思います。  今の大臣の発言を受けてお聞きしたいと思うんですが、先ほど議論も...全文を見る
○小池晃君 これはしっかりそういう趣旨なんだということをくれぐれも、労働行政の上でもやはりしっかり据えるべきだということを重ねて申し上げたいと思います。  定年後引き続き雇用される労働者の問題について聞きますが、そもそもこの項目は労政審で使用者側から突然出てきたもので、前回の委...全文を見る
○小池晃君 無期転換を認めちゃったら雇用がしにくくなるという使用者側の言い分を認めちゃったら、これは労働行政敗北だと私は思うんですよね。しかも大臣は、都合がいい人もいると先ほど言ったけれども、これは権利なわけですから、あくまでも。義務じゃないわけですから。だから、無期転換申込権を...全文を見る
○小池晃君 企業名公表をやっていただきたいと思いますよ、これ本当に。しかし、やっぱりこういったことを解決することこそ私は先決課題だというふうに言いたいわけであります。  定年後働く理由については、前回の委員会でも、やっぱり生活の糧を得るためだと答えている方が本当に多いわけですね...全文を見る
○小池晃君 年金と接続していないわけだから、実態は、だからそこをつなげるためにいろんな知恵を出すべきだし、私は、やっぱり定年制を拡張していくということを真剣に考えるべきだと。  今回のやはり特例は、六十五歳までの安定した雇用の確保も、それ以降にきちっと安定した仕事に就くことの希...全文を見る
○小池晃君 厚労省としての責任はどう考えていますか。
○小池晃君 厚労省の責任があるからやっぱりそういう対応をしたということでしょう。これは明らかにやっぱりそういう問題だと思うんです。  今いろいろ対応しているとおっしゃるけれども、例えば宮城登米の株式会社東北創造ステーション、ここが八月にほぼ全員が解雇されて、九月に閉鎖しました。...全文を見る
○小池晃君 この事態に、DIOジャパンの本門のり子社長というのは、公式には姿を見せないで、代理人が倒産手続を取る作業をしているとか、社長はスポンサー探ししているとか、支離滅裂な対応をしています。  塩崎大臣、愛媛一区選出です。DIOジャパンの本社は、これは松山に本店がある。愛媛...全文を見る
○小池晃君 そんな、だって、愛媛で有名な人ですよ。自民党の、名前は言いませんけれども、別の参議院議員はブログにちゃんと、何か祝賀会に出たとブログに書いておられる方いますよ。これは私は、御存じないって、かえって問題じゃないですか、これ。ちょっと疑問です。疑問ですが、しかし、私、これ...全文を見る
○小池晃君 株のことはちゃんと調べておくようにというふうに質問通告はしているんですが。  先日の資産公開を見ますと、武田薬品工業株を三千六百三十株保有されています。先ほど調べましたら、株価は四千六百三十円です。時価総額では千六百八十万円です。武田薬品というのは、この委員会で何度...全文を見る
○小池晃君 利益相反なんですよ、やっぱりこれは。やっぱりどういう株を持っているかというのは重大な問題で、買ったから、自分が買ったからどうこうという問題じゃない。そんな身の上話をされても、それは何の言い訳にもならぬ。やっぱり厚生労働大臣の任を受けるべきでなかったんではないかと私は思...全文を見る
○小池晃君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、本法案が労働契約法改定による非正規雇用から正規雇用への僅かな流れを壊すものだからです。  有期雇用五年後の無期...全文を見る
10月30日第187回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  障害を持つ高齢者の問題について聞きます。  障害者総合支援法第七条のいわゆる介護保険優先原則を根拠にして、障害者が六十五歳になった途端、それまで使っていた障害福祉の給付が打ち切られる、訪問支援の支給量が減ってしまうなどなど、問題が起きて...全文を見る
○小池晃君 そもそも優先するものでないし、そもそも目的も違うわけですね。  千葉で今年六十五歳になられた障害者にお話聞きました。その方は、障害福祉給付というのは、行為の内容が同じだからといって介護保険サービスと相当だということにはならないんだというふうに強調されていました。例え...全文を見る
○小池晃君 要するに、厚労省も優先原則を一律に適用しないと。障害福祉の個別性を認識しているわけですね。  しかし、実際には、自治体の現場ではかなり機械的な優先原則の適用が行われて、必要なサービスが受けられないという事態が起こっているんですね。そうした実例は自立支援法違憲訴訟団と...全文を見る
○小池晃君 通知出されてもう七年たつんですが、今部長も認められたように、やっぱりこういう事態があるわけですね、自治体の現場では。  しかも、これ特別な例ではなくて、九月十七日に発表されたきょうされんの調査では、訪問支援の分野では二一・五%の方が障害福祉の支給を打ち切られていると...全文を見る
○小池晃君 やはりこれは速やかに全てのデータを公開してほしいと思うんですね。やっぱり実態がどうなっているのか、しっかり把握する必要があるし、あわせて、やっぱり通知どおりの仕事をしてほしいというふうに自治体に対してきちっとその手だてを取っていただきたい。  何で介護保険サービスを...全文を見る
○小池晃君 通知では自治体に対しては柔軟にというか一律にやるなと言っておきながら、金出す段になると一律に切っちゃうというやり方は、これはやっぱりおかしいと思いますよ、私、はっきり言って。きちっと通知の精神を本当に自治体に守らせるのであれば、やっぱりその必要な分はちゃんと国庫負担し...全文を見る
○小池晃君 公平性、公平性と言うけど、一般的な生活をしてきて加齢に伴って介護保険必要になった人と、若いうちから障害を抱えていて、所得保障もない中で、実際に財産の形成なんかできない中で高齢期迎えているというのは、全く違うわけですよ。だからこそ、やっぱり障害というのは自己責任じゃない...全文を見る
○小池晃君 是非これはやっぱり見直す、本当に踏み切るべきだと。やっぱり、この底流にあるのは、介護保険制度に障害者福祉を統合するという議論ですが、それはやはり日本政府も批准した国連の障害者権利条約の諸原則に反するわけですから、もうそういったことはきっぱりやめて、やっぱり障害者権利条...全文を見る
○小池晃君 端的にちょっと議論したいんですが、いろいろ言うけど、だって、ダボス会議で打ち上げたんですよ、これ。日本の資産運用大きく変わります、一兆二千億ドルの運用資金、フォワードルッキングな改革を行います、成長の投資に貢献することになるでしょう。そもそも、やっぱり始まったのは年金...全文を見る
○小池晃君 そういうごまかし言っちゃ駄目なんだって。日本再興戦略、去年の六月に出たやつにはもう成長戦略しか書いていないんですよ。今年の六月に改訂版に何かちょこっと米印かなんか付けて、年金の資金のためだと書き加えたけど、後付けじゃないですか。大体誰が見たって、株価を引き上げるために...全文を見る
○小池晃君 株というのは上がり続けるものじゃないんですよ。下がるんですよ、必ず。専ら被保険者の利益のためというけど、今日の予算委員会の議論も聞いていたけど、全く下がったときの話、リスクについて語らないじゃないですか。やっぱり国民にこれリスクなんだということをちゃんと語らなければ、...全文を見る
○小池晃君 いろいろ言うけど、麻生大臣、何と言いましたか。GPIFの動きが出ると外国人投資家が動く可能性が高くなると、こういうことを言っているわけですよ。もう明らかな介入じゃないですか。こういう国会の場で、これ国会の答弁ですよ、株価つり上げを示唆するようなことを言うわけです。 ...全文を見る
11月04日第187回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  三人の参考人の皆さん、本当にありがとうございました。  まず岡部参考人にお伺いしたいと思うんですが、先ほどからも議論あるんですけれども、感染症法案というのは、九八年に制定の議論をしたときも、やっぱり人権とそれから公衆衛生とのバランス、医...全文を見る
○小池晃君 今回の法制度というのは、やっぱり同意をいただくために必要な法的な整備をするという理解かなというふうに思うんですが、よく分かりました。  加藤参考人にお伺いしたいんですけれども、今アメリカで、エボラ出血熱の治療に当たって帰国した医療従事者が、その症状がないのに患者と接...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございます。  それから、先ほど日本が支援すべき中身ということで加藤参考人に質問あったんですけど、ちょっと振り返ってみると、このエボラというのは何も最近出てきた病気でも何でもなくて、「ホット・ゾーン」なんという小説ももう二十年ぐらい前にあって、元々分かって...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  それと一点、ちょっと確認したいんです。  先ほど、最初のお話の中でエアロゾルによる感染の可能性ということがあったんですけど、先ほどもちょっと議論ありましたけど、これはもう体液を広範にまき散らすような状況の中で濃厚に接触した場合の話という...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。終わります。
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  新たな感染症から国民の健康を守る措置は私どもも必要だというふうに思っております。そういう立場で質問をしたいと思います。若干、ちょっと質問の順序変わるかもしれません。  今回の法改正で、都道府県知事が検体の採取を勧告することができるという...全文を見る
○小池晃君 今、若干答弁の中にありましたけれども、エボラ出血熱の場合でいいますと、症状がなくても、蔓延国に滞在するだけ、あるいは患者と接触したという事実のみをもって、例えば医療活動で参加したということをもって感染を疑うに足る正当な理由になるんでしょうか。これはならないと思うんです...全文を見る
○小池晃君 午前中の参考人でも議論にしたんですけれども、アメリカでは、治療に当たったというだけで隔離病棟に入れるとか自宅に帰っても外出禁止ということが問題になっていて、やっぱりこれは人権侵害であるだけではなくて、医療活動にも非常に支障を来すと思うんですね。やはり人権を制約するよう...全文を見る
○小池晃君 感染症指定医療機関について聞きます。  先ほども御指摘ありましたけれども、NHKのアンケート調査では、八二%の指定医療機関が対応、準備が不十分だというふうに言っているわけで、大臣にこれはお伺いしたいと思うんですが、現状の医療体制は極めて深刻な状態だという御認識はあり...全文を見る
○小池晃君 現時点で指定医療機関のない県については、先ほどから議論になっていますが、九県。九県の空港には全て国際線が就航しております。やはりこれは、大臣は先ほど全県設置を目指すというふうにおっしゃったんですが、やはり全県設置がこれは基準ですからやるべきことだというふうに思うんです...全文を見る
○小池晃君 国立感染研の村山庁舎はバイオセーフティーレベル4の機能を有する施設であるわけですが、一種病原体等取扱施設としての指定を受けておりません。  これは大臣にお伺いしたいんですが、BSL4の大臣による指定に当たっては、やっぱり地元住民、地元自治体に対して十分な説明を行い、...全文を見る
○小池晃君 私は、大臣が直接説明するぐらいのことをやるべき課題ではないかなというふうにも思いますが。  今後の課題ですけれども、これ、フェンス隣は小学校なんですね。特別支援学校も隣接していて、大規模な都営住宅もあるわけですよ。もう三十年たっているんですね、できてから。今後の課題...全文を見る
○小池晃君 具体的にお聞きをしたいと思います。  指導当日に資料を持参をするというのは、これは被指導者側の任意の協力によるものであって、やっぱり最小限度にすべきだと思うんですね。指導大綱の実施要領では、指導は原則として指導月以前の連続した二か月のレセプトに基づき行うとされている...全文を見る
○小池晃君 一年という御答弁があったので、それ以上のこともやられている実態もあるようですから、まあ一年、私はもっと短くていいんではないかと思いますが、負担軽減するべきだと思います。  それから、指導対象カルテですが、これは以前は実施日のおおむね一週間から十日前だったのが、これ今...全文を見る
○小池晃君 大変だと言っているじゃないですか。大変なことをやっぱり求めるのはやめた方がいいんですよ。指導というのは、先ほどもあったけど、監査と違うわけで、何か不正が前提にあるような、改ざんするんじゃないかみたいな、そういう考え方でやっているとしたらとんでもない話なんですね。これは...全文を見る
○小池晃君 再開のめどをきちっと示すと、早期に。そこはどうですか。
○小池晃君 最後に、資料をお配りしましたけれども、歯科技工の問題を質問したいと思います。  歯科医療にとって欠かせないのが義歯を作る歯科技工士なんですが、非常に厳しい労働環境の下で、技工士学校卒後五年以内の離職率が七五%に上ると。二十代、三十代の技工士の離職率は約八割と言われて...全文を見る
○小池晃君 実態をお聞きになっているんであれば問題意識は同じではないかなと思っていますので、是非、この問題、前向きに取り組んでいただきたいと思います。  終わります。
11月06日第187回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  感染症、特に今回のエボラ出血熱への対応で検疫体制が注目されております。もちろん、この疾患の特性からいって水際作戦だけで防げるものではないことも承知していますが、参考人質疑でも、抑止効果も含めてその意義が強調されておりました。同時に、検疫体...全文を見る
○小池晃君 十一か所の中には、ちなみに松山空港もございます。  配付資料で、私も厚労省からこの配置をいただいて、これはなかなか大変だなというふうに率直に言って思います。例えば、検疫飛行場、青森でいえば青森空港は常駐はなくて、飛行機到着するたびに、今御説明あったように青森出張所か...全文を見る
○小池晃君 私は、こういうのが本当の安全保障だというふうに思っておりますし、やっぱりこういったものを財務省に対してもきちっと予算要求していただきたいし、来年は、今御説明ありましたけど、こういう事態を踏まえて、この配置を見るとちょっとやっぱり心細いですよね、率直に。これはやっぱり抜...全文を見る
○小池晃君 ですから、例えば口座があって、もうそれは専用の、例えば障害者の特別児童扶養手当だけが入るような口座、それ以外のものは入っていない、そういったものを入った途端に差し押さえる、もうこれは狙い撃ちですよね。こういったことはやっぱりやってはならないという、そういうことでよろし...全文を見る
○小池晃君 だから、その公的年金だけが入っているようなものを狙い撃ちにするようなことというのは、これは例外的なものということになるわけですよね、今の御説明でいえば。
○小池晃君 ですから、今の答弁でいえば、そういったものを差し押さえるということはやっぱり許されないということであるというふうに思うんですね。  それからもう一つの問題は、滞納していても、生活実態をよく調査して、生活困窮している世帯については処分を中止するというのが、これが滞納処...全文を見る
○小池晃君 同じ滞納制裁である資格証明書については、これは厚労省も特別な事情の把握に努めるようにという通達を自治体に何度も出しています。やはり差押えについても、今これだけ大問題になってきている中で、同趣旨の通知を出すべきではありませんか。
○小池晃君 今、大臣ちょっと手を挙げかけたので大臣にも。  これはやっぱり何か通知のような、これ、資格証明書はちゃんと出しているんです、厚労省は。やっぱり滞納というのが今現場では大変問題になってきているので、やっぱりそういうきちっとした周知徹底のための、文書として出すべきじゃな...全文を見る
○小池晃君 分かりました。  しっかりぬくもりを持って、温情と言われると、社会保障ってやっぱり受給権があるわけですから、そこをしっかり保障するという立場で是非お願いします。  終わります。
11月11日第187回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  社会保険労務士法ができて四十六年、中小企業などのコンサルティングでは不可欠の業務になっており、また二〇〇七年にはADR法に関連して特定社会保険労務士という紛争解決手続代理業務などの拡大が図られて、資格試験はいつも高倍率だというふうに聞いて...全文を見る
○小池晃君 今数字をお示しいただきましたように、労働紛争解決センターは取扱いも解決も、その件数はこれだけ丸めてこの数字ですから非常に少ないわけですね。  提案者にお聞きしたいんですが、ちょっと先ほどから質問続いているので、一問目はちょっと、何で特定社労士が単独で代理できることの...全文を見る
○小池晃君 いや、そこを聞いているわけじゃないんですよ。通告していますよね。そのことを聞いたわけじゃないんですけど、今までどうなっていたのかということと、百二十万にすると具体的にはどう変わるんですかということを聞いているんです。
○小池晃君 提案者、それでよろしいですか、事前に通告した中身との関係で。
○小池晃君 今回の法案について、今言ったような業務拡大の面もあるわけですが、労働団体からは、これは法改正を性急に行う必要があるのかという疑問が出されております。これはもう、連合、全労連、そして労働弁護団からも出されているわけです。  例えば全労連などは、ワーク・ライフ・バランス...全文を見る
○小池晃君 先ほども津田理事の方から紹介されたような事例もあるわけで、やはりこれは大事な課題だというふうに思うんですね。  あわせて、厚労省、懲戒処分、先ほど五年で二十六件という御答弁ございましたけれども、今年十月までだと三十三件だというふうに聞いております。主な懲戒の理由とい...全文を見る
○小池晃君 今、聞いておりますという答弁あったんだけど、これ、事前に聞いたらば把握しておられなくて、質問通告したら改めて確認したと聞いているんですけど、そういうことですね。
○小池晃君 やっぱり制度的にこういうのをしっかり把握しないと私はいけないと思うんですよ。先ほどからもいろんな事例も出ているわけで、二百十八件もあったということだったら、これはやっぱりきちっとこの中身も含めて分析を厚労省としてもすべきだというふうに思います。  社会保険労務士会連...全文を見る
○小池晃君 厚労省として、やはりこの問題、しっかりイニシアチブを発揮していただきたいということを申し上げて、質問を終わります。
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  外国人技能実習制度について聞きます。  六月に閣議決定された日本再興戦略で、対象職種の拡大、期間の延長の検討が盛り込まれました。具体的には、実習期間三年を五年に延長し、受入れ業種を介護など六業種に拡大する、社会・援護局長の私的検討会が十...全文を見る
○小池晃君 違反率の過去五年間の推移を見ますと、二〇一〇年から七四%、八二%、七九・一%、そして昨年七九・六%、ほぼ横ばいです。新制度になっても違反の状況は変わっていません。一方で、JITCOが行う文書指導は四百五十五件にすぎません。とても役割を果たしているとは言えない。  法...全文を見る
○小池晃君 ちょっと、まともな検討をしているのかなと思いますよ。  だって、この拡大、延長という話というのは、これは今のような実態をちゃんと検証してからのはずであって、それを一体に進めているわけですよね、今。やっぱり私は、現行制度を徹底的に検証して、人権侵害などを根絶して初めて...全文を見る
○小池晃君 まずは適正化と言うけど、だって、それと同時に出しちゃうわけでしょう、拡大の方針をね。それは私は間違いだと言っているんです。大臣、実態に対する認識が私は甘過ぎると、本当にすさまじい事態ですよ。  例えば、紹介すると、徳島県の二十六歳の中国から来た女性の話ですが、中国の...全文を見る
○小池晃君 じゃ、適正化やってくださいよ。徹底的に見直すんですよ。その結果、なくなったというふうに言える状況になって、じゃ、初めてこの次の議論になるわけで、これおかしいですよ、このやり方は、議論が。余りにも拙速だと私、思う。しかも、介護にこれを拡大する、これちょっと信じられない。...全文を見る
○小池晃君 今の説明聞いたって、何のために介護に拡大するのか一言も言わないわけですよ。会議で長谷川何がしっていうのが言ったからやっているってだけの話です、今のは。全く根拠ない話ですよ、これは。  介護に求められているのは、身体介護のみではありません。認知症へのケア、予防からター...全文を見る
○小池晃君 だから、できるんですかと言っているんですよ。対人サービスって認めたわけじゃないですか。それが外国人、今これだけ批判されている、この実態が、入ってきて守れるんですかと。  介護労働者の労働条件の改善というのは喫緊の課題だというふうに厚生労働省だって言ってきましたよね。...全文を見る
○小池晃君 検討、検討、検討って、検討って三回も言って、どういう検討かも言わないで、検討していますとだけしか言わない。根拠ないわけですよ。これ危ないんですよ、こんなことをやったらば。  結局、介護は外国人の仕事であるというような意識広がってしまえば、これは、日本の若い人が介護で...全文を見る
○小池晃君 連立方程式にしちゃいけないんですよ、別の問題です、これは。連立方程式だからといって一緒に解決するなんということをやったら、私は、介護壊れる。  それから、今おっしゃったけれども、公的なお金が入るからこそ、これ大問題なんですよ。今までの技能実習制度はそういうのはなかっ...全文を見る
○小池晃君 それをやっぱり許していいのかという根本問題が問われているということも指摘をして、質問を終わります。
11月18日第187回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
議事録を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  危険ドラッグの規制強化は待ったなしであります。法案が与野党の関係者の努力で実ろうとしている、その努力に感謝をしたいというふうに思います。同時に、法治国家ですから、法的なプロセスをきちっと踏まえることが大事で、やはり前提となる検査体制の問題...全文を見る
○小池晃君 八月の終わりに報道がありまして、そこでは、各県警に配布された標準品は八種類だけというふうに言われていました。今の答弁でようやく八十四種類、まだ入手できるものに比べると百種類近くが残っているんですね。小分けするのに、各県警に配る小分けに時間が掛かるって、ちょっと私、これ...全文を見る
○小池晃君 厚労省は二百五十種類持っているというんですよ。一方で、警察は八十四種類しか配布できていないという、そういう状況で、小分けするのに結構技術的に大変だから、今度は小分けしたものを直接何か輸入するとかやられるというふうに聞きましたけれども。  ちょっと、もっともっと省庁を...全文を見る
○小池晃君 重ねて申し上げますが、正当なやはり検出の過程を経てこそ法的にきちんと規制できるということだと思いますので、国、自治体、研究機関の連携で抜本的な強化を求めたいというふうに思います。  在宅医療の問題について伺います。  これはこの委員会でも何度も問題になってきたこと...全文を見る
○小池晃君 北海道の保険医会は、北海道の施設介護事業所二千二百九十五か所を対象にアンケートをやっています。  これによると、介護施設に対して医療機関から訪問診療体制の変更、あるいは変更の打診があった施設が二四・二%。訪問診療の回数減少が八・一%、中止が七・五%。不都合があったと...全文を見る
○小池晃君 僕は、これで在宅医療が後退しちゃいけないでしょうという認識を聞いたんですよ。一切答えていないじゃないですか。イエスかノーかで答えてください。後退していいんですか、大臣。
○小池晃君 だとすれば、田村前大臣は三月の委員会での私の質問に、医療を受けることができなくなるようであれば、年度途中で診療報酬改定したことはないことはないので、そういう状態になれば中医協に諮問すると、諮ると答弁されました。今やられている調査結果で訪問診療に重大な影響が出ている、介...全文を見る
○小池晃君 検討するためにはやっぱり諮らないといけないんだから、そのイニシアチブを発揮していただきたいということですよ。やっぱりこれは調査結果を踏まえてきちっと中医協に諮っていただきたいというふうに思います。  十一月十四日に社会保障審議会医療保険部会が急遽中止されました。この...全文を見る
○小池晃君 後期高齢者の約半分が特例軽減の対象になっているということになるわけですね、半分以上ですね。これはやはり、七十五歳以上の高齢者、六十五歳以上の障害者という年齢階層がいかに低所得、低年金であるかと、その実態を私は示している数字だというふうに思うんです。  ところが、十月...全文を見る
○小池晃君 そういう曖昧なこと言っちゃ駄目だって。これは見直すと、世代間の負担の公平のために見直すと言っているじゃないですか、はっきり。激変緩和だということでやったんだと。喉元過ぎたら熱さは忘れているからもういいんじゃないかと、そういう議論でいいんですかということなんですよ。 ...全文を見る
○小池晃君 そういうことになるわけですよ、これやってしまえば。  さらに、健保の被扶養者から後期高齢者医療制度に移られた方は、移らされた方は現在九割減額の適用を受けていますが、特例措置なくなると資格取得二年以内の方で保険料は五倍になる、それから資格取得後三年を超える人はケースに...全文を見る
○小池晃君 非常に大幅な負担増にこれはなるわけですよ。  現在、九割減額の適用を受けているのは基礎年金の満額以下、年金額月四万円台、五万円台と、こういう方の保険料三倍になるわけです。八・五割減額の場合は基礎年金の上に僅かな二階部分が乗っているだけの方、こういう人たちの保険料二倍...全文を見る
○小池晃君 検討している、検討していると言うけれども、だったらちゃんと示すべきですよ。  先ほどからも議論されているけれども、これ本当に私はでたらめなやり方だと思っていて、世代間の負担の公平だといって高齢者の負担を増やすと言いながら、一方で、例えば入院食費の負担増について言うと...全文を見る
○小池晃君 今の答弁で、もう道筋は付いているんだということであれば、やっぱりこれをやるんだということだと私しっかり受け止めましたので。  だから、そのことは、恐らく解散ということにこれからなるんでしょう。選挙ということになるんでしょう。高齢者に対する大負担増計画が実はあるんだと...全文を見る
○小池晃君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました財団法人日本遺族会に対する国有財産の無償貸付に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対する立場で討論を行います。  戦争遺族の援護を行う遺族会の事務所を国の責任で存続させることは必要であり、理解できます。しかし、...全文を見る