小池晃

こいけあきら

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

小池晃の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第189回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  過激武装組織イスラム国が、湯川遥菜さんに続き、ジャーナリストの後藤健二さんを殺害したことを明らかにいたしました。  日本共産党は、残虐で卑劣なテロ行為を、怒りを込めて断固としてまず糾弾をいたします。そして、御家族、関係者の皆さんに心から...全文を見る
○小池晃君 総理、この間、湯川さんの事案から五か月間、政府はどのような対応をしてきたのか、具体的に御説明をお願いしたい。総理に。
○小池晃君 ヨルダンの現地対策本部はどのような体制で行ったのか。本国からの応援はあったんでしょうか。
○小池晃君 私が聞いたのは、一月二十日以降ではなくて、事案が発生して以来の体制強化です。
○小池晃君 昨日、文書で質問出しておきましたが。
○小池晃君 私は、昨日、現地対策本部ができたときから対策や体制はどうなっているのかということを文書で送りました。
○小池晃君 私は、こういう対応でよかったんだろうかと。二人の日本人が拘束された段階で、どれだけ危機感を持って政府が対応していたのか。人的補強はなかったというわけですね。これは詳細に更に情報を求めていきたいと思います。  それから、後藤さんの御夫人にはイスラム国側からメールが送ら...全文を見る
○小池晃君 直接対応に当たっていたのは政府です。  この間、一体どういうことをやってきたのか。やはり、私は、ありとあらゆる努力を尽くしていれば、この一月二十日以降だってもっと対応が変わっていた可能性があるんではないか。そういう指摘もあるわけです、現実には。  委員長に申し上げ...全文を見る
○小池晃君 さらに、二人の拘束の事実を知りながら首相が中東訪問で取った言動、特に一月十七日のエジプトでの演説内容について聞きます。(資料提示)  総理は一月十七日のエジプトでのスピーチで、イラク、シリア、そしてトルコ、レバノンへの支援はイスラム国がもたらす脅威を少しでも食い止め...全文を見る
○小池晃君 私が聞いたのは、危険になるという認識があってスピーチをしたのかという一点を聞いているんですね。  テロに屈するということと慎重に言葉を選ぶということは私は違うと思います。是非そのことを、総理はこのスピーチをどういう認識で、これは危険を与える可能性があったんではないか...全文を見る
○小池晃君 私は過度な気配りをしろなどと言っていません。テロは許さないということは明確に言っております。ただ、言葉は慎重に、総理の言葉は重いわけですよ。そのことを踏まえて行動されたのかということを検証しているわけです。  実際に、総理は、殺害予告が出された後の二十日のイスラエル...全文を見る
○小池晃君 後藤健二さんは、生前こう述べておられました。テロとの闘い、対テロ戦争、この言葉の裏でどれだけ人の命が奪われてきたのかと。  私は、テロと断固闘う、テロに屈しないと、その一言で、様々な懸念や批判に耳を貸さないという態度でいいんですかと総理に問うているわけですよ。批判す...全文を見る
○小池晃君 だから、私の質問に答えていない。そんなことを私は言っているんじゃないんですね。総理のエジプトでの演説について、これはやはり、だから実際に何にもない状況であればですよ。しかし拘束されているわけですよ。そういう事態の中でこういう発言をすることがどういうことをもたらすのかと...全文を見る
○小池晃君 正面からお答えいただけないんですが、しかし、やはり今の発言を聞いても、やっぱり危険性があるというふうなことを認識していたということは否定はされないわけですね。私は、やはり本当にこれは、果たしてこの発言というのは妥当なものだったのかということは本当に冷静に検証が必要だと...全文を見る
○小池晃君 今のイスラエル政府が世界からどう見られているのかということをもっと大局的に見るべきだというふうに思いますね。かつての日本の外交というのは、もっとバランスの取れた、この地域においては独自の役割を私は果たしていたんではないかと、そこをもう一度踏まえた対応が必要だというふう...全文を見る
○小池晃君 処遇改善加算そのものは大事なことだと思いますよ、これは。しかし、せっかくやるんだったら、介護報酬全体を引き上げて更に加算で上乗せする、これなら効果出ると思うんですよ。ところが、介護報酬全体ではマイナスです。マイナス幅は二・二七%といいますが、これは処遇改善加算を含んで...全文を見る
○小池晃君 運用でやると言うけど、話は聞くということを言いましたけど、できないという仕組みじゃないじゃないですか。これは最終的に経営判断だとなったら、そうなる可能性だってこれは排除していないんですよ。  しかも、何か保険料が上がるから心配だからと言うけども、介護も医療も年金も負...全文を見る
○小池晃君 今の説明は多分よく分かってないんだと思うんですけれども、最初の基金と今度の基金、全然性格違いますよ。最初はちゃんと、あのとき、麻生内閣、財務大臣、覚えているでしょう、これ、国費入れて、保険料上げないようにするんだと言って国費入れたじゃないですか。いいことやったんですよ...全文を見る
○小池晃君 緊急に必要といったって、今だって緊急に必要なんでしょう。だから、超党派で介護職員の処遇改善の法案まで通したんじゃないですか。だったらば、そういう対応を何で今度もしなかったのかと。  持続可能、持続可能と言うけれども、一方で来年度と再来年度の二年間で法人実効税率は三・...全文を見る
○小池晃君 今いろいろおっしゃったけど、末松さんのブログで全部反論されているんですよ。それをもう一回繰り返して言っただけじゃないですか。  私は、やっぱりこれ乱暴なんですよ、この議論は、余りにも。もし不当にもうけているところ、不当に蓄えがあるところがあったら、それは個別に監査な...全文を見る
○小池晃君 あくまで参考ですって、何ですか。それを基に報酬下げているんでしょう。そんな無責任なことが許されるんですかと。あくまで参考ですって言ったじゃないですか、収支差率は。そういうことで日本中の介護事業者が今本当に不安になっているようなこういう報酬引下げやる、余りにも無責任じゃ...全文を見る
○小池晃君 あのね、私、全部止まっているなんて一言でも言いましたか。  こういう例が生まれ始めているじゃないかと。報酬引下げやってもいないのに、もうそのことを心配して引き下げたというところが出ているわけですよ。笑っているけどね。そんなことでいいんですか。この報酬引下げがどういう...全文を見る
○小池晃君 持続可能、持続可能と言うけれども、こんなことをやっていたら国民の暮らしは持続可能になりませんよ。介護施設の経営も介護労働者の暮らしも持続可能になりませんよ。こういうことをやっていていいのかと。  今、安倍政権のやり方は小泉政権とは違うんだというふうなことをおっしゃっ...全文を見る
03月26日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  不当なリストラ解雇の問題を取り上げます。  私、昨年十月二十一日の当委員会で、ルネサスエレクトロニクスの女性労働者二人が東京から高崎市へ遠距離の配置転換をさせられて、育児・介護休業法二十六条で定められている、転勤の際の育児、介護が困難に...全文を見る
○小池晃君 今年の二月にルネサスは、この是正を求めている二人を含めて、高崎に出向させている労働者を会社分割する子会社への移籍の対象として四月一日から移籍させるという通知を送っています。ルネサスエレクトロニクスから現在出向中の一〇〇%子会社のルネサスエンジニアリングサービスへの移籍...全文を見る
○小池晃君 私、行政がなめられているんですよ、これ、はっきり言って、こういう対応は。もっと怒らないと駄目ですよ、これ。何のための労働行政かということに私はなると思う。ワーク・ライフ・バランスなんていうのは絵に描いた餅になりますよ、こんなのを許していたら。  その上、今回の会社分...全文を見る
○小池晃君 いや、私は、申出、記載がなければどうなったのかと、それは法律違反なんですねと聞いているんです。
○小池晃君 これは、やはりこの法律に照らせば違反なんですよ、こういうやり方は。  ルネサスは、今年一月二十八日の臨時取締役会で会社分割、子会社間の合併を決議して、二月二日に通知した。しかし、労働者の間で行うべき個別の協議しておりません。  もう一度確認しますが、改正された商法...全文を見る
○小池晃君 労働組合と協議したことをもって個々の労働者との協議を行ったとみなすことはできないんですね。これも確認したい。
○小池晃君 ルネサスは、これは労働者側が瑕疵があると指摘をして是正を求めても、個別に労働者とは協議した、手続は終わっているんだと拒否しているんですが、その協議なるものの中身はどうかというと、お配りしているメールがあるんですが、これ、昨年十月十七日に対象労働者にメールを送っているん...全文を見る
○小池晃君 これは、やっぱり労働者の生活とか人生設計にとって移籍というのは大変重要な影響を与えることから、やっぱり一人一人きちっと意見を尊重するということ、そのために修正案を提出して義務化したという経過だったわけですね。  労働者が五条協議について手続上の瑕疵が明らかだというこ...全文を見る
○小池晃君 この手続について、ルネサスのように手続は終わったというふうに言って拒否すると、そういう手続に明白な瑕疵が認められた場合の判例はどんなふうになっていますか。
○小池晃君 労働者に通知する事項は九項目例示されていて、債務の履行の見込みに関する事項があって、これは労働者にとっても重大な関心事であるためだと説明しています。要は、移籍する会社が泥舟だったら、これ大変なことになるからです。  今回、労働者が情報開示を求めて出てきた資料を見ると...全文を見る
○小池晃君 以上、いろんな手続について確認してまいりましたが、大臣に私、問いたいのは、これ育児・介護休業法、さらに今回、商法、労働承継法から見ても大変問題のある大リストラを進めているルネサス、普通の企業ではないわけです。これは官民ファンドが千三百九十三億円も支援している。国からお...全文を見る
○小池晃君 この間、東京労働局も助言、指導をやっているということは私も承知しているし、やっぱりこれはもっとしっかりやるべきだと、引き続き。これは重大問題なので、引き続き取り上げていきたいというふうに思います。  次に、日本IBM社で起こっている事態について取り上げます。  世...全文を見る
○小池晃君 この日本IBM社のロックアウト解雇というのは一体どういうものか、もう本当に常識では考えられないようなやり方であります。  ある日突然労働者に解雇を通告をして、その日以降は会社から締め出すと。いわゆるロックアウト解雇を既に三月十一日に一人、十二日に二人、十七日に二人、...全文を見る
○小池晃君 大臣、この日本IBM社のロックアウト解雇は、私がここで初めて取り上げたのではなくて、二〇一二年に我が党の志位委員長も予算委員会で取り上げています。その際に、当時の野田総理は、もしそのようなことがあるとすれば、あってはならないことだと答弁をされました。しかし、三年たって...全文を見る
○小池晃君 私が紹介したような、こういう事態があってはならないことだと思いませんか。
○小池晃君 ちょっとそういうことでは、やっぱりこういう理不尽な解雇に歯止め掛けられないと思いますよ、私。  野田総理だって、それは事実とすれば許されないとそこは言ったんですから、そのくらいのことは言ってくださいよ、厚生労働大臣として。
○小池晃君 これでは異常な解雇を止めることはできません、そんな対応では。  やっぱりここで大臣が、こういったことは事実であれば許されないと言うことが大事なんですよ。言ってください。
○小池晃君 これでいいのかなと私、思いますよ。こういったことについては、やっぱりそれは事実、まあ事実かどうかということは別にして、それは事実であるとすれば許されないぐらいのことを言わなければ、それはやっぱり政治家として厚生労働大臣やる意味ないですよ。役人だけで済みますよ。  何...全文を見る
○小池晃君 駄目ですね、これじゃ。こんなことではやっぱり労働者守れませんよ。労働行政の役割果たせませんよ。  そういう中で、規制改革会議は金銭解決の導入まで打ち出した。そんなことをしたら、ますますこういう不当解雇がまかり通るということになるんじゃないですか。やっぱりそんなことは...全文を見る
○小池晃君 終わりますが、もう全然駄目です。とにかくやっぱり、労働行政の原点として今の労働の実態にどう向かうのかということをちゃんと政治家としてしっかり物を言わなければ、もうこれ、ろくな法案出てきませんよ、こんな下でやったって。  私は、基本姿勢が問われているということを申し上...全文を見る
03月31日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  戦没者の遺族に対する特別弔慰金は一九六五年に制定されて、日本共産党は制度創設以来賛成をしております。戦後七十年、遺族が高齢化しております。戦後の皆さんの労苦考えたときに、引き続き戦没者遺族等に対する援護施策全体、充実が必要だと考えますが、...全文を見る
○小池晃君 平和遺族会という団体がございまして、そこが特別弔慰金の問題で厚生労働省要請やったときに、たまたま同席した人が、その場でのやり取り聞いて、初めて自分が対象だったということを聞いたということがあったんですね。この方は木村康子さんといって、毎年一万人以上の人が集まる日本母親...全文を見る
○小池晃君 私はこれ、時効の問題は、やっぱり議員立法も含めて解決すべき問題ではないかなというふうに思っております。  実際の実務のことをちょっと聞きたいんですが、窓口は身近な市町村です。これ事務費については、厚生労働省から特別給付金等支給事務委託費、来年度予算では三・九億円と聞...全文を見る
○小池晃君 岩手県奥州市の我が党の議員団が予算要望をやっていまして、奥州市というのは、これ水沢市とか江刺市とか五つ合併してできた五十七キロ、三十七キロという広大なところです。  十年前には五つの市町村合計で二千二百件、今回も二千件下らないと。合併で職員が減らされていてぎりぎりな...全文を見る
○小池晃君 これは充実すべきだと思います。  最後に、東京大空襲、大阪空襲などの被害者らが国に謝罪と賠償を求めて提訴していた訴訟で、原告側は要するに、法の下の平等に反すると、憲法に反すると、軍人軍属に対しては補償があるのに空襲被害者には援助がないのは不当だというふうに主張してい...全文を見る
○小池晃君 空襲被害者援護法は、やはりこれは国会の責務として各党各会派で実現すべきだと私は思いますので、そのことを主張して、質問を終わります。
04月01日第189回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  昨年四月一日に消費税が八%に増税をされ、今日でちょうど一年であります。社会保障のための消費税増税ということでした。総理、この一年で社会保障、どこがどう良くなったのか、ポイントに絞って説明してください。
○小池晃君 今の説明で、八%になって社会保障が良くなったと実感できる人はほとんどいないと思うんですね。  結局、全額使った、全額使ったと言うけど、これまやかしなわけで、実際には、八%引上げによる増収八・二兆円のうち、社会保障の充実に充てられたのは、これ一六%ですよ。そのほかは今...全文を見る
○小池晃君 質問に端的に答えてください。  七年間で七十五歳以上の高齢者の生活実態は改善したんですか。良くなっていないですよ。社会保障の負担増、消費税増税、アベノミクスで物価上昇、みんな大変なわけです。  これ、簡単に言うけど、どれほどの値上がりかというと、今九割減額適用受け...全文を見る
○小池晃君 丁寧にと言うけど、最終的にこういう数字になることは否定できないでしょう。結局、幾ら段階を設けてもこうするわけですよ。  この特例軽減を継続してほしいというのは、例えば宮城県、愛知県などの後期高齢者医療広域連合議会も意見書を採択していますよ。これは党派を超えた声ですよ...全文を見る
○小池晃君 さっきから平成二十九年、三十年といって、要するに参議院選挙終わってから全部これやろうというような計画になっているわけですね。  今、説明あったけれども、結局今の説明でいうと、高齢者は既に一食四百六十円払っているから、だから公平のために今度は現役世代、四百六十円にする...全文を見る
○小池晃君 要するに、物価が下がったから、かつて下がったときに下げなかったから、それを元に戻すんだと。  よく政府の方が、もらい過ぎていると、年金を、物価水準から見てというふうに言うんだけれども、ちょっと確認しますが、二〇〇〇年度に物価スライドを凍結する前年の物価と二〇一四年度...全文を見る
○小池晃君 要するに、物価よりも年金の方が下がっちゃったわけですよ。  結局これ、グラフ見ていただくと分かるように、この間の年金の引下げによって、要するに物価に追い付こうということで下げてまいりました。しかし、この最後の、昨年の四月の時点ですね、二〇一四年と書いてあるところです...全文を見る
○小池晃君 こういうことになるわけですね。  具体的に、これを年金額に合わせるとどういうことになるかというと、総理、ちょっと聞いてくださいね。基礎年金満額受給の方であれば、今月分から六万六千四百円に二千円増額となるべきところが、こういったことをやるわけで、六万五千八円、六百円ち...全文を見る
○小池晃君 もう何かいろいろいろいろおっしゃったけど、一つ一つちょっと言いますが、低年金者給付というけど、上乗せは年金保険料を十年納めて月千二百円ですよ、二十年納めて月二千五百円ですよ。スズメの涙ですよ、これは。それから、現役世代の五〇%を保障したというのはもうやめた方がいいです...全文を見る
○小池晃君 大臣の愛媛県もそうなんですよ。地域の民間消費の二割は年金占めているわけですよ。それ削ることは私、地方経済にとって大きな打撃になるんだと思うんです。  しかも、マクロ経済スライドによる年金給付の抑制がいよいよ今年から行われる。これ今年で終わりでないわけで、基礎年金でい...全文を見る
○小池晃君 ちょっと、中身ないのに答弁ばかり長いのやめてくださいよ、もう。私が言ったことに全く反論できていないですよ。だって、五〇%を維持するって、そうなっていないと言ったのに全く反論できていないんだから。もうそういったことはやめてください、そういうことを言うのは。  それで、...全文を見る
○小池晃君 質問に全く答えてない。私が示した来年度の社会保障予算の削減、これが納得できるかというのに全く答えられないんですよ。  やっぱり、消費税を増税しておいて、これだけの社会保障の削減をどおんと盛り込む、こんなことが国民の納得が得られるわけがないわけですよ。やっぱり、財源、...全文を見る
04月07日第189回国会 参議院 国土交通委員会 第5号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  当委員会で初めてですので、よろしくお願いします。  東京都が延焼遮断帯を名目に進めている特定整備路線という道路事業についてお聞きをします。この事業は、二十八区間二十六キロが対象で、都は二〇二〇年度までに一〇〇%整備するとしておりますが、...全文を見る
○小池晃君 多額の国費が使われる事業であります。  この対象路線の多くは一九四六年に都市計画決定されたもので、終戦直後、七十年近く前の計画なんですね。これらの路線について、都市計画決定された当時の原図は残っていますか。
○小池晃君 都市計画法では、事業認可する際の基準として都市計画への適合を挙げているわけですね。原図がないのに事業内容が都市計画に合致しているかどうかというのはどうやって判断したんですか。
○小池晃君 だから、継承された図が元の原図と合致しているってどこで判断したんですか。
○小池晃君 これは駄目ですよ。こんなんだったら都合のいいように書き換えることができることになるわけですよね。  実際に東京都の道路計画に携わった東京都の元建設局長山田正男さんはこう言っているんです。  驚いたことに、東京の都市計画の原図はぼろぼろの継ぎはぎだらけの青写真集一冊...全文を見る
○小池晃君 私の言っていることに全く答えてないと思いますよ。  そういったことを言い出したら、もうとにかく行政の都合のいいように書き換えることだって可能だということになるわけで、都市計画決定したときの証拠と、じゃ、何でこれが適合性があるのかって、何の根拠もないってことになるじゃ...全文を見る
○小池晃君 そんなことないですよ、実際現場行ったらね。もうここの、その地域もいっぱい皆さん反対というふうにポスター貼られているけれども、全く、すぐそばに広い道路があるのに何でここに必要なんですかとみんなおっしゃっていますよ、これ。それから、公園だってあるわけですよ、この近くにはね...全文を見る
○小池晃君 補助二十九号線の路線上にあるのかどうかと聞いたんです。それだけ答えてください。イエスかノーか。
○小池晃君 対策が必要だと言われている踏切なんですよ。  もしここで補助二十九号線が整備されると、これは一日の遮断時間は八時間で、二十九号線交通量は一万台想定されていますからね、これは自動車ボトルネック踏切に格上げされてしまうんですよ。踏切対策必要だと言っているときにわざわざ道...全文を見る
○小池晃君 もう全く答えになっていないですよ、私が指摘した問題について。  だから、これは本当に道理がない計画だと。二〇二〇年まであと僅かなわけで、しかもやっぱり七十年前の東京が焼け野原だったときに作った計画を持ち出してやるから、こういう矛盾が生まれてくるんですよ。  大臣、...全文を見る
○小池晃君 そういう手続がまともにやられていたら、こんな声は出てこないし、こういう矛盾だらけの計画にならないんですよ。大臣、もっと国としてイニシアチブを発揮しないと駄目ですよ。  今から三十四年前、建設大臣、当時、斉藤滋与史さんはこの問題を、戦後直後のこういう計画でやったことに...全文を見る
04月14日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  東日本大震災の被災地で、復興事業、高台移転のために土地、家屋などを売った人が一時的な収入増のために介護施設利用料が大幅に上がるという問題が起こっています。私が行ってきた岩手県の陸前高田市ですが、奥さんが介護施設に入所している高齢男性のケー...全文を見る
○小池晃君 実は、これちょっと一月前ぐらいから、私、厚労省に何とかならないのかと言ってきたんです。最初はこれどうにもならぬという話だったんです。ところが、その後で、住民税免除扱いにすれば、これは軽減されますというふうに言われたんです。昨日の質問通告の段階でもそういうことで答弁する...全文を見る
○小池晃君 あのね、横並びじゃないんです。国保とそれから後期高齢者医療制度では、総所得金額を使っているんですね、総所得金額。そうなると、譲渡所得は除外される、特別控除されるんです。だから、国保とか後期高齢者医療ではこういう問題は起こらないんです。介護保険は合計所得金額というのを設...全文を見る
○小池晃君 全体の見直しでって、もうせっぱ詰まっているわけですよ。今までは三年間で買換えでこれは何とかクリアできたんです。今年からこれ問題になるわけです。だから、私は、本当に何らかの緊急的な手だて取るべきだと思いますよ。そういったことも考えた方がいいんじゃないですか、検討すると。...全文を見る
○小池晃君 私は、やっぱりこういうのは政治のイニシアチブで解決すべきだというふうに思います。本当に理不尽ですから、やはりこれはやっていただきたいと思います。  それから、引き続き震災の問題で、現地へ伺うと、やはり高齢化、それから特に仮設住宅から復興住宅に移転という中で、大変見守...全文を見る
○小池晃君 これも被災地でお話聞くと、大船渡で聞いたんですけど、仮設に入っている方にお話聞いたらば、要は、今まで、震災前まで家に鍵掛けたことないと言うわけですよ。そういう暮らししていたと。そういう人たちが鉄筋四階、五階建ての復興住宅に入ると、これはやっぱり本当に精神的にも支え、必...全文を見る
○小池晃君 陸前高田市では、仮設五十三か所に加えて災害公営住宅ができ始めて、訪問する範囲も増えて、限られた相談員で訪問するのは本当に大変だということも聞いています。阪神・淡路大震災では千人超える孤独死出ています。このやっぱり教訓をしっかり踏まえて、今後、東日本大震災で災害公営住宅...全文を見る
○小池晃君 これ以上の波及増はないということなんですよ。同じ厚労省の試算でも、小学卒業まで、中学卒業まで、高校卒業までの無料化については波及増を織り込んでいる。すなわち、局長、就学前までについてはそういう波及増を織り込めないということですね、無料化しても。
○小池晃君 要するに、今までは窓口無料化やっているところとやっていないところがあって、財政調整しないと不公平が生じるからと言ってきたんだけれども、要するに就学前について言えば、既にほとんどの自治体で無料化されているから新たな波及増はないという、そういう想定で厚労省も計算している。...全文を見る
○小池晃君 だから、新たに無料化しても、もう波及増は起こらないということであれば、自治体間の不公平という議論はもうこれは成り立たないでしょうと、私、そう言っているわけですよ。  大臣、私たちは住民の医療費負担を軽減するから不公平が生じるという、そういう議論にはくみしません。そし...全文を見る
○小池晃君 いや、それでは、ちょっともう少しきちっと前が見える、ちょっと明るみが見えるぐらいのこと言ってほしいんですよ。やっぱり、これは本当に党派を超えた声ですから、山本副大臣には聞きませんけど、お立場もあるでしょうからあえて聞きませんが、しかしやっぱりこれは党派を超えた声ですか...全文を見る
○小池晃君 これは、やっぱりやめるべきです。これ本当に地方分権に反します。少子化対策に反します。やっぱり、本来は国が無料にすべきものを、地方が一生懸命やっているものを、足引っ張るようなことをやるということ自体が破廉恥です。これは、やっぱり本当に直ちにやめていただきたいと思うし、や...全文を見る
04月16日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  今回の法案は、学卒求人時の情報提供や労働関係法令違反企業の求人不受理など、いわゆるブラック企業への規制項目があります。社会問題にまでなったブラック企業に対する労働者の闘い、国民の批判の声を反映したものだと考えています。  日本共産党は、...全文を見る
○小池晃君 希望すればやはり正社員が基本だと、希望すればね。希望していない人まで正社員にと私、言っていませんから。そういうことですね。
○小池晃君 慶応義塾長の清家篤さんが、週刊社会保障の三月三十日号で、正社員への転換を進めよと、格差の是正は非正規からの正社員化で実現されるべきだというふうに述べていて、私は、やっぱりこういう方向で厚労省の政策は進めるべきだということを申し上げておきたいと思います。  具体的に聞...全文を見る
○小池晃君 私は、一定の企業規模に限ってでもやっぱりきちっと項目は義務化するということが必要だったんじゃないか、今後の課題としてこれは後でも述べます。  それからもう一つは、やはり応募する人が自らの氏名を明らかにして求めなきゃいけないという話で、これはハローワークを通じて募集す...全文を見る
○小池晃君 今の説明だと、これが本当に実効性あるんだろうかということを大変やっぱり疑問に思うわけです。  ちょっとこれ具体的に聞きます。  本人が不利益取扱いを受けたと判断した場合に、どこに相談して、その場合、行政はどう対応されるのか、御説明ください。
○小池晃君 応募しようとする人が個人名を明かして情報を求めるというのはこれは困難なわけで、やっぱり求めなくても情報提供を義務付けてこそ実効あるものになると思います。  後ほど提案しますが、私たちは、全ての学卒求人企業に情報提供の努力義務を課しつつ、三百人以上の求人企業には、既に...全文を見る
○小池晃君 それを具体的に、先ほどもちょっと指摘ありましたけれども、本社と事業所の関係、あるいはフランチャイズの関係をちょっとお聞きしたいんですよね。  本社で新卒者一括採用するような企業の事業所で不受理とするような違反が繰り返されていた場合に、これ企業全体の求人を受理するのか...全文を見る
○小池晃君 フランチャイズの場合も、同じような労務管理方式でやっていればそれはすべからくという扱いにならないんですか。
○小池晃君 これはちょっと実際動かし始めてからの課題になるかもしれないんですけれども、やっぱりチェーン店でフランチャイズというのは結構多いんですよね。だから、そういう扱いについてもやはりきちっと実態に合ったものにすべきだというふうに思います。  それから、法違反を繰り返す企業の...全文を見る
○小池晃君 若者雇用というふうに言うんだから、やっぱり学卒ということに限定しないでこれは広げるべきだと私は思います。  それから、民間職業紹介事業者についてもこれは不受理とするように法定すべきだったと思うんですが、なぜそこはしなかったのかもお答えください。
○小池晃君 今後の課題がいっぱいあるということが分かりますけれども、これは後でここの点も修正を求めたいと思っています。  キャリアコンサルティングについて聞きます。  キャリアコンサルタントの登録制の導入が盛り込まれているわけです。厚生労働省は、人材派遣会社に委託して、卒業か...全文を見る
○小池晃君 そういうふうにならないことを心から望んでおりますけれども、やっぱりきちっと目を光らせておかないと、本当にパソナとか、先ほどもありましたけれども、そういう企業も絡んでいるわけですから、これはやっぱりよくしっかり見ておかないといけないと私は思うんです。  キャリアコンサ...全文を見る
○小池晃君 キャリアコンサルティングは必要性は理解しますが、やはり今回の登録制度の導入というのは、本来、ハローワークなどの公的機関で行う就職相談などを軸にやはり生かされるべきものだというふうに思います。人材派遣会社の利益ありきでやはり進めることのないように求めたいと。  最後に...全文を見る
○小池晃君 いつになくいいことを言っていただいたかなという感じもしないでもありませんが。  是非これ前に進めなくちゃいけない課題だと思っていますし、我が党が国会に出しているブラック企業規制法案、これも是非実現をさせたいと思っていますので、各党各会派の皆さんに是非御検討いただきた...全文を見る
○小池晃君 私は、ただいま議題となっております勤労青少年福祉法等の一部を改正する法律案に対し、日本共産党及び社会民主党・護憲連合を代表して、修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりであります。  これより、その趣旨について御説明申し上...全文を見る
04月21日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  牛丼チェーンすき家が、昨年、過酷な長時間労働、一店舗一人勤務のいわゆるワンオペで社会的批判を受けました。そのすき家で働く首都圏青年ユニオンに加入する若者から話を聞きました。  すき家は、昨年秋、第三者委員会が調査して改善を表明して、四月...全文を見る
○小池晃君 法律どおりのことを全くやられていない、当然のことさえやられていないわけで、これは厳正な対応を求めます。  朝九時から八時間の労働に加えて、その後二十三時までぶっ通しの残業で休憩が取れない。これはアルバイトも含めてどこの店舗でもざらにあるというわけです。シフト表に休憩...全文を見る
○小池晃君 ゼンショー側は労働者は休めないことはないと言うんですけれども、二十四時間営業を掲げている店舗で一人勤務をすれば、これは店閉められませんから休憩取れないのは当たり前なわけですね。  すき家は、この朝九時から二十三時まで休憩なし、ぶっ通しの勤務というのがアルバイトでも珍...全文を見る
○小池晃君 二十四時間店開いているのに、一人勤務の時間帯があれば休憩取れないわけですよ、これ。どう考えたって取れないわけですよ。だから、休憩取れないシフトになっているわけだから、今そういったことがあればという話あったけれども、これきちっと具体的な改善指導をすべきだというふうに思う...全文を見る
○小池晃君 まさに多数の店舗で健康被害が生じるようなことが起こっている、社会問題にまでなっている。ワンオペ解消したと言っているけれども、実態は解消していない。これ、是非きちっと厳正な対応を求めたいというふうに思います。  こういう労働実態がはびこっている中で、労働基準法改悪で労...全文を見る
○小池晃君 ということは、労使委員会による議決で確認された業務に就く労働者で、本人が同意して月額約九十万円程度の賃金の支払が約束された労働契約が成立していれば、契約期間にかかわらずその労働者に高度プロフェッショナル制度の適用をすることは適法ということでよろしいでしょうか。
○小池晃君 ある程度とか余りにも長いとかありますけど、それ、別に基準はないわけでしょう。
○小池晃君 例えば、ある企業が三か月間のプロジェクト事業に取り組むというふうにすると。先ほど述べたような条件を満たした場合には、課長以外の職員全員を三か月間高度プロ制度の適用だとして、一定の賃金払えば残業代なしに、例えば土日休めば労働時間制約なしに働くことができるということですね...全文を見る
○小池晃君 条件、満たした場合。
○小池晃君 私は、今度の制度はこういった形で使われる可能性も高いんではないかなというふうに思うんですね。  結局、有期契約でも一定の賃金を払えば残業代なしに時間制限なく働くことができるということで、大臣、やはりこれは、この間もここで話題になりましたけど、これは携帯電話並みの定額...全文を見る
○小池晃君 いや、だって、働かせ放題じゃないですか。百四日といったら、土日だけですよ。盆だって正月だって働けという話なんですよ。健康確保に何にもなっていないわけですよ、これでは。  やっぱり、私は今の話を聞くと、交渉力はあるというけど、有期契約労働者で何で交渉力があるんですか。...全文を見る
04月23日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  法案に入る前に聞きたいことがあります。  労働者派遣法が改正されずに平成二十七年十月一日を迎えた場合の問題、いわゆる十・一問題という文書があります。大臣、これは厚労省が作ったものでしょうか。
○小池晃君 これ、重大だと思うんですね。  この文書には、違法派遣があった場合のみなし雇用規定が十月に施行される前に法律を変えようという意図がもうあからさまに書かれています。  経済界等の懸念ということがまず冒頭にあって、現行のまま労働契約申込みみなし制度が施行されることを避...全文を見る
○小池晃君 いや、この文書の中には、違法派遣どうなくすのか、労働行政の役割って全く書かれていないんですよ。こうなってしまうから法律をそれまでに変えるというだけのことしか書いていない。  しかも、これ、私はもらっていませんよ。一部の議員にしか配られていないと聞いていますけど、与党...全文を見る
○小池晃君 いや、必要に応じてといったって、私たち、これ全くもらっていませんよ。何度も説明求めて、レクも何度もやっていますけど、与党にしか配っていないんでしょう。
○小池晃君 これはおかしいですね、やっぱり。事務方に聞いたら、問題意識を持った議員には説明のときに出したと。問題意識持っていますよ、私だって。でも、一切そういう説明受けていないわけですよ。  だから、そういう点でいえば、こういうやり方して派遣法議論してくださいといったって、議論...全文を見る
○小池晃君 維新の川田議員は見たことないとおっしゃっていますよ。だから、結局与党にしか配っていないじゃないですか。こういうやり方じゃ駄目だと。やっぱり、こんなやり方で議論進めることできませんから、もう派遣法は改めて撤回するしかないということを申し上げておきたいと思います。  ち...全文を見る
○小池晃君 いや、だって、方針を決めることと監視することは相反するでしょう。それを一つの委員会でやったら、これはもうお手盛りということになるんじゃないかと。甚だ疑問です、この仕組み。  それから、今回の改正によってリスク管理体制強化するというわけですが、それを機に預託金運用は一...全文を見る
○小池晃君 大臣に聞きます。  今回の法整備における運用委員会に対するチェック機能、これ極めて不十分ではないだろうかと。先ほども議論ありましたけれども、納付する事業主あるいは受給する労働者の代表が、委員会の人選あるいは運用に対して異議を申し立てるような仕組みが私は必要だったんで...全文を見る
○小池晃君 先ほどからそうおっしゃるんだけれども、これ結局、勤退共の運用とか委員の人選について異議申立てをできるような仕組みもないわけですよね。金融、経済の専門家という話はあったけれども、労働者代表、使用者代表が意見を反映させる保証はないわけです。  中小企業の退職金は大企業に...全文を見る
○小池晃君 いや、だから危険だと言っているわけですよ。  それで、先ほどあったように、中退共はリスク運用しないと言ったでしょう。何でですか。おかしいじゃないですか。中退共の退職金はやっぱりリスクさらしちゃいけないからと。いや、年金は株式比率引き上げる。どう説明するんですか。
○小池晃君 いや、だから、私が聞いているのは、だって、年金だって大切だけど中小企業の退職金だって大切なわけでしょう。中小企業の退職金は、私いろいろ説明聞いたら、リスクにやっぱりさらしちゃいけないから、だから株式運用はしませんと説明しましたよ。一%だというのと運用利回り目標というの...全文を見る
○小池晃君 だって、振れ幅が大きいと言ったじゃない。
○小池晃君 振れ幅が大きいというのはリスクが大きいということなんですよ。  それで、何だか本当に年金、運用成績良くなった良くなったと胸張るんだけれども、これ、二枚目の資料を見ていただきたいんですけど、これは二〇〇八年度、GPIFは国内株式で十兆四千億円損失出したわけですね。良く...全文を見る
○小池晃君 GPIF後でいい。
○小池晃君 GPIF発足後と言ったじゃないですか。ちゃんと言ってください。
○小池晃君 一昨年度末でいうとマイナス一兆五千九百五十七億円です。ようやくこの間の損失を取り戻したというのが今の水準だと。  ちなみに、運用に当たって運用受託機関に払った手数料、総額幾らですか。
○小池晃君 年金資金の株式運用の問題、先ほどリスクのことを大臣とも議論しましたけれども、そもそもやっぱり経済から見てどうなのかと。結局やっぱりバブルをあおる禁じ手なんじゃないかと私は思います、これは。  この間、株価は日本経済の実態とはどんどん懸け離れております。GDP、二期連...全文を見る
○小池晃君 いや、官製相場だってみんな言っていますよ。常識じゃないですか。だから、それはいいか悪いかは別ですよ。それを目的としてやったんじゃないとおっしゃるかもしれないけど、結果としてGPIFやあるいは日銀、公的な資金が入って今の株高支えている、これは現象としてそのぐらい認めてく...全文を見る
○小池晃君 これだけ巨額の公的資金を投入している当事者、責任者がそういう認識持たないでいいんですか。私は、むしろその発言は本当に危険だと思いますよ。そういうやっぱり危険なことをやっているんだという認識なしにこんなことをやっていいんですか。結局、官製相場でバブルというふうにみんな見...全文を見る
○小池晃君 今のお話は、巨額の資金を入れているということはよく理解しているということですよね。だから、やっぱりそういうことをやって、結局これで自らの政権維持、アベノミクス神話の維持のために、私は、年金資金を使う、国民の財産、これを使う、そして日本経済を危険にさらすというのは本当に...全文を見る
○小池晃君 二〇一二年に全国労災病院労働組合が、労働者健康福祉機構と厚労省を不当労働行為で神奈川県の地方労働委員会に訴えました。理由は、健康福祉機構が独立行政法人における役職員の給与の見直しについてという厚生労働省の要請を理由にして、既に給与規程に定められた労災病院職員の一時金を...全文を見る
○小池晃君 厚労省の労働基準局が所管の独法である労働者健康福祉機構に一時金を引き下げるように要請をした。それで、機構は一方的に一時金の引下げを強行した。機構は、地労委で、そうしなければ機構廃止を厚労省から命じられると主張して正当性を主張した。地労委では、これ認められずに不誠実団交...全文を見る
○小池晃君 終わります。
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人に係る改革を推進するための厚生労働省関係法律の整備等に関する法律案に反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、本法案が、昨年成立した独立行政法人通則法に基づく厚労省所管の法人の整備法だからです。  我が党は、独立行政法...全文を見る
05月12日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。    〔委員長退席、理事福岡資麿君着席〕  石橋議員の質問の続きのようなものになるかと思いますが、やらせていただきたい。  前回も取り上げたいわゆる十・一問題の文書ですが、端的に厚労省に聞きますが、これ訂正版を配付されたんですけど、前の...全文を見る
○小池晃君 いや、分からないのは、大臣、先ほどの質疑で、二月二十三日の衆議院の予算委員会で大臣は見たとおっしゃったんです。そこから二か月間、何で直さなかったんですか。もうこれだけいろいろと問題があるというふうに今も説明あったものを、何でほっておいたんですか。
○小池晃君 若干といったって、これ、結局、私がこの委員会で質問した四月二十三日、それを受けて直しましたという文書を配っているから、結局それまでやらなかったわけでしょう。これだけ問題がある、しかも大臣は見たことのない文書が国会に出てきた、あるいは局長、部長が見たことない文書が国会に...全文を見る
○小池晃君 要は、与党にしか配っていないから問題にならないと思ったから黙っていたという話じゃないですか、今のは。全員に配っていないからいいと思ったという話ですよ。これ、とんでもないですよ。こんなことでいいんですか。
○小池晃君 私が言ったことに答えていない、最初の。要するに、この内容について問題だと思えばすぐに訂正したはずですよ。二か月間、何で放置したんですか。  結局、だから、業界の要求でこれをやったということ、そして、これだけの派遣労働者が失業するとか、派遣事業者に大打撃になる、こうい...全文を見る
○小池晃君 配っていなければどんなでたらめな中身でもいいという話ですよ、今のは。要は、みんなに配らなければ、与党にだけ配っているんだったら問題ある文書でもいいという話じゃないですか。とんでもないですよ、こんなやり方は。  結局、先ほどもあったけれども、この文書というのは、違法派...全文を見る
○小池晃君 派遣労働者のことを考えていたらば、この文書を見たらこれ激怒しますよ、何なんだという話になりますよ。二か月間、何にも言わずにほっておいた。これは、今回の派遣法が言わずもがなで、もう問わず語りで、結局派遣業界の要求に応えるものなんだということを大臣認めていることになる。 ...全文を見る
○小池晃君 小さく産んで大きく育てるというのは、労基法に則して言えば、一千七十五万円でまずは通してもらって、その後で下げましょうと、そういう考え方ですね。
○小池晃君 そういうことだと、小さく産んでと、それを変えてほしいと言いつつ、大臣はその後で、それをちょっとぐっと我慢していただいて、取りあえず通すんだと。先ほどの質疑では、黙って通すことを応援してほしいと、一千七十五万円、下げると言われるのは迷惑だとおっしゃったわけですよ。  ...全文を見る
○小池晃君 それが小さく産んで大きく育てるということじゃないですか。結局、通しておいて後で言ってくれと。今は千七十五万円で取りあえず黙って通してくださいよと、それで後でそれはやってくれと、それは露骨には言わなかったけど、そういう真意だと今認めた。結局、これが小さく産んで大きく育て...全文を見る
○小池晃君 いやいや、私、素直に取れば、結局、とにかく国会を通してくれと、千七十五万、下げるという御発言は慎んでいただいて。で、国会を通してもらって、後で下げるということを言ってくれと、そういうことじゃないですか、結局。我慢しろって、じゃ、何を我慢するんですか。一千七十五万円を下...全文を見る
○小池晃君 現在、受入れ機関は全体で約三万三千、実習生は十七万。しかし、法務省の昨年の不正行為認定は二百四十一機関、〇・七%にすぎません。一方で、労働基準局の報告では、実習生受入れ機関の労基法違反は七九・六%、それを当てはめれば二万六千団体が法令違反をしている可能性があると。とこ...全文を見る
○小池晃君 監督強化というのは何度も何度も聞いているんだけれども、全然解決していません。  実例を紹介しますが、徳島でこんな例がありました。縫製業の中国人実習生です。今年二月に徳島労働基準監督署に賃金未払で申告した実習生、総勢二十名、女性です。日産常盤という会社を中心に働いてい...全文を見る
○小池晃君 本当に、この話を聞いて、違反だらけのひどい働かせ方だと私は思うんですね。労基署が早くから調査に入って労働者から聞き取りもやっていればこんなことにならなかったんじゃないかと。ちょっとせっぱ詰まったような状態に現地はなっているんですね。  厚労省に聞きますが、この日産常...全文を見る
○小池晃君 訴えてきたのは外国人実習生、使用者は労働局が選任した審議会委員、労働局の対応が甘くなったということはないんだろうかと。これ、調査と厳正な対応を私、求めたいというふうに思います。  大臣、こうした実態というのは徳島に限りません。もう全国各地にあるし、縫製業だけじゃなく...全文を見る
○小池晃君 適正化は待ったなしですよ。それをやりながら同時に拡大するというのはおかしいじゃないですか、どう考えたって。これだけ問題が出てきているものを適正化をして、ちゃんとその成果が出て、ああ大丈夫だとなったら拡大する、これなら分かりますよ。適正化と併せて一緒にやっちゃう、こんな...全文を見る
○小池晃君 そういうことをちゃんとやって、それで成果が出たというんだったら拡大する、それですよ。こんなことをやったら国際社会の批判が高まるだけ。やめるべきだ。  終わります。
05月13日第189回国会 参議院 本会議 第16号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  私は、会派を代表して、ただいま議題となりました国民健康保険法等の一部を改正する法律案について質問します。  本法案には、国民健康保険制度の財政運営を市町村から都道府県に移管するという、一九六一年の制度創設以来、最大の改革が含まれています...全文を見る
05月19日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  本法案には、一九六一年の国民皆保険制度以来の大改革が含まれておりますので、大臣にまず基本的な認識を伺いたいと思います。  国民健康保険制度になぜ国庫負担が導入されているのか。これ、一九三八年の戦前の国保法の第一条では相扶共済の精神と書い...全文を見る
○小池晃君 今、国保をめぐっては、負担能力をはるかに超える保険料の問題が指摘をされております。滞納が三百六十万世帯、保険証を取り上げられた世帯が百四十万世帯という実態があるわけです。  どれだけの保険料負担になっているか主要都市で調べてみると、所得二百五十万円、自営業、四人家族...全文を見る
○小池晃君 果たして今回の三千四百億円でそういう解決になるのかということを今日は議論したいんですよ。  続けて実態をお聞きしたいんですが、生活保護基準をぎりぎり上回っている低所得世帯が、国保料を払うことによって生活保護基準以下に落ち込むという実態があります。  我が党の高知市...全文を見る
○小池晃君 いや、私の質問は、国の責任を聞いているんですよ。介護保険制度にはあるのに何で国保にはないんですかと聞いているんですよ。  これは、かつて高齢者からの介護保険料の天引きが問題になって裁判がありまして、大阪高裁の判決では、介護保険の場合は、賦課によって生活保護基準以下に...全文を見る
○小池晃君 今の考え方でいったら、医療保険だってやっぱりそれはやるべきでしょう。  大臣、どうですか。これはやっぱり考えるべきだと私は思いますよ。どうですか。
○小池晃君 介護保険から何年たったと思っているんですか。もう二〇〇〇年から十年以上たっているわけですよ。見直すべきですよ、やっぱりこれは。いいものはちゃんと入れたらいいじゃないですか。介護でやっているんだから医療でやる、何の矛盾もないでしょう。もっと前向きに答えてください。
○小池晃君 こういうのはちゃんとやるべきなんです、直ちに。是非検討して、すぐにこれ解決してほしいと私は思う。これ、裁判になったら負けますよ、介護保険ではそういう判決なんだから。大臣、これはちゃんとやるべきだと思います。  結局、国保は国保料を取られることで保護基準以下に陥る世帯...全文を見る
○小池晃君 ごまかしていたけど、これ、できないわけでしょう。だって、法定されているわけだから。応能割と応益割の負担割合、法定されているから変えられないんでしょう。どうですか。
○小池晃君 大臣、応益割、特に均等割が子供の数が増えていくほど増えていくという、これは私、問題だと思いますよ。例えば、東京二十三区の国保料でいうと、子供が一人だと均等割は四万三千二百円、二人だと八万六千四百円、三人になると十二万九千六百円、子供が増えるほど保険料上がっていくわけで...全文を見る
○小池晃君 検討、検討、検討、検討って、さっきからもう検討ばっかりなんですよ。大改革と言うんだったら、こういう現場で本当に問題になっていることに答えを出すと。私、むちゃなことを言っているつもりないですよ、これは。  それで、子供の数、低所得だから軽減すると言うけど、所得と関係な...全文を見る
○小池晃君 今回の国費投入で現行の一般会計繰入れ分補填しても、このままでは将来保険料の値上げはもう必ず迫られてくるという実態があるわけですね。  大臣、先ほど、相対的にとおっしゃいながら、高いことは認めました。しかも、今まで私、指摘したように、生活保護基準以下あるいは基準ぎりぎ...全文を見る
○小池晃君 いや、単に定率負担を引き上げるだけって、引き上げた上で重点化しているんだったらこんなこと言いませんよ。引き上げていないじゃないですか、定率負担は。  定率負担の問題で、これを言うと二言目には保険給付費の五〇%をやっていますと言うんだけど、これは一九八〇年代の前半まで...全文を見る
○小池晃君 かつて定率六割負担していたと言ったじゃないですか。だからそれに戻したらどうなんですかというふうに言っているんですよ。それが保険制度に合わないなんて言うけど、かつてそうやっていた。  しかも、じゃ、何で消費税増税したんですか。それで一兆円入れるって、何でできないんです...全文を見る
○小池晃君 いや、私は、保険料は平準化とは聞いていたけれども、一本化とは聞いていなかったので、さっき聞いていたら一本化に聞こえました。まあちょっと、これやってもしようがないので、議事録精査して、もう一回これはやります。  その上で、標準保険料率を参照するということで、これは平準...全文を見る
○小池晃君 これ例外だと言ったけど、大阪は私はそうじゃないと思いますよ。やっぱりこういう事態が全国に広がっていくということになると、ますます矛盾が広がるんじゃないかと大変懸念するわけです。  今度の法案の仕組みというのは、これ、医療費適正化計画を強化するということがあるわけです...全文を見る
○小池晃君 キャップ制でないというふうにおっしゃるのであれば、大臣の基本的な考え方を聞きたいんですけれども、私はそんなものを日本の医療制度に導入することは許されないと思いますが、今後の方向性として医療費の総額管理、いわゆるキャップ制、大臣は容認されるんですか。
○小池晃君 考えていないと言うけれども、ここまで来たら次はキャップ制ですよ、もう。そういう仕組みがほとんどでき上がっているのが今度の法案ですよ。私は、これは非常に重大な中身だというふうに申し上げたいと思います。  それから、協会けんぽのことも聞きます。  協会けんぽの国庫補助...全文を見る
○小池晃君 一六・四%を今後やるというんだったら、一三%という附則を撤廃して、本則だけに戻せばいいだけなんですよ。何で一三%にする余地を残すんですかと私は聞いているんですね。  協会けんぽは、先ほどの資料を見ても、大変やっぱり所得少ないわけです。組合健保よりも六十万、共済組合よ...全文を見る
○小池晃君 考えていないんだったら何で法律に入れるんだと私は言っているんですよ。こういうものを本則にすれば、これは将来やるんだろうなと思うのは当然じゃないですか。これはおかしいでしょうと言っているんです。  その上で、法案は、一般保険料率の上限を引き上げるということもある。実質...全文を見る
○小池晃君 何か、協会けんぽの財政が良くなったと自分たちの手柄みたいに言わないでくださいよ。これは、この準備金がなぜ増えたのかといえば、リーマン・ショックの後で本当に苦しい中で保険料率引き上げて、中小企業の従業員、経営者が負担の努力をしてきた、健康づくりもやってきた、その結果、準...全文を見る
○小池晃君 私は国庫補助の削減のことを言ったんです、さっき前段で聞いた。こういうことをやっていいんですかと。今度もそういう削減の仕組み、入っているわけじゃないですか。こんなことをやったら、一生懸命財政を良くしていこうと努力した思いを国がかっさらっていくということでしょう、これ。そ...全文を見る
○小池晃君 この答弁はしっかり覚えておきたいというふうに思います。  日本商工会議所、日本商工会連合会、全国中小企業団体中央会、日本労働組合総連合会、全国健康保険協会、連名の要望書で、協会けんぽの財政構造は医療費等の支出の伸び率が賃金の伸び率を上回る赤字構造となっていて、構造的...全文を見る
05月21日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  最初に中川参考人にお伺いしたいんですけれども、当初、規制改革会議が言っていた選択療養制度、あれに比べれば一定の歯止め掛かったということは私も理解するんですね。ただ、先ほど言われたような点でいうと、いろんな懸念、私持っているんですが、一点お...全文を見る
○小池晃君 はい、そうです。
○小池晃君 いや、余り別物というところまで行っていないんじゃないかなという気がするんですが、分かりました。私、余りちょっと製薬企業の矜持って信じていないものですから、しっかりやっぱり監視していかなきゃいけないんじゃないかなとは思いますが。  石黒参考人にお伺いしたいんですけれど...全文を見る
○小池晃君 私は、やっぱりこの点は、ちょっと今までの保険外併用療養と違う点ではないかなと、根本的に、仕組みとして。やっぱりそれは大変懸念があるんじゃないかなというふうに思っております。  それから、伊藤参考人に、ちょっとこれ患者申出から離れるんですが、この間、入院食費問題で、私...全文を見る
○小池晃君 先ほどのお話の中で、やっぱり実態調査もしないでこういう負担増をやるのはおかしいというのは私も全くそのとおりだと思いますので、その点もちょっと政府には引き続きただしたいと思います。  石黒参考人にもう一回お伺いしたいのは、今回、最初のケースで六週間、二回目以降は二週間...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  患者申出療養についてのちょっと懸念が様々浮かび上がった議論になったのではないかなというふうに思います。  終わります。
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  一日六百円、一か月になると一万八千円の入院食費の負担増の問題です。  大臣は、本会議で、低所得者の負担を据え置くなどの配慮を行っている、あるいは受診抑制や医療費の膨張は起こらないという答弁されました。しかし、衆議院では、受診抑制をすると...全文を見る
○小池晃君 私は衆議院の議事録も見ましたけれども、決して一般論ではなかったと思います。今回のやはり制度がという質問に対してこう答えている。しかし、大臣は、受診抑制すれば結果として医療費が増えるということはお認めになる。じゃ、受診抑制に本当にならないのか。  この案が通りますと、...全文を見る
○小池晃君 いや、その公平論というのはちょっと後で議論したいと思うんですが。  入院すると仕事もできなくなるわけで、今でも医療の現場では、入院勧めても、やっぱりこれは仕事が大変だから何とか通院でお願いしますという実態があるわけですよ。そこでやっぱりこの食事代が、高額療養費の対象...全文を見る
○小池晃君 聞いていないことまで答えているんですけど、私そのことを言っているんじゃなくて、そういう人でもこれだけ負担増になる、これが果たして弱者に配慮したと言えるんですかと。しかも、指定難病についても、難病据え置いた、据え置いたというふうにこの間ずっと胸張っているんだけど、これ一...全文を見る
○小池晃君 私は、これは配慮したという中身になっていないですよ、この実態を見ると。  それから、先ほどから何度も何度も繰り返している公平論。これ、そもそも振り返ると、二〇〇五年に介護施設の食費、居住費を自己負担にしたときに、これは介護施設、特に特養ホームはついの住みかだ、生活の...全文を見る
○小池晃君 今までの論理とは違うということをお認めになった。とにかく公平とさえ付ければ、どんどんどんどん負担水準高くするところに持っていったら、みんな高くなっちゃうんですよ、こんな議論やっていたら。私、本当にこれは無責任な議論だと思う。  在宅との公平というふうにおっしゃるけれ...全文を見る
○小池晃君 説明になっていないでしょう。何で調理費分は取っていいんですか。今の論理だと全く説明になっていないですよ。六百六十円分四百六十円まで取ったら、もう一〇〇%まではあと一歩ですよ。結局、食事代は全部保険から外すと、このまま行ったらなっちゃいますよ。  こういう公平の拡大の...全文を見る
○小池晃君 そもそも、参議院での審議の最中に、その成立前提にして次の課題を財務省が言う。こういうのを言ったら厚労省は怒らないといけないんじゃないですか。聞いていませんで済む話じゃない。しかも、大体聞いていないというけど、本当なんですか。  この間、僕は財務省と闘ってくれとか言っ...全文を見る
○小池晃君 いや、私は、大体何年かたったら、ああ、あのとき財務省が言っていたことが出てきたなということがこの間続いていると思いますよ。本当にこんなことを許していたら日本の医療は壊れるし、今の議論だって、急性期病棟とやっぱり在宅は違うんだと、居住費の問題では。だったら、食事だって同...全文を見る
○小池晃君 根拠を示してと言ったんですよ、何で外来機能を分化するんですかと。
○小池晃君 全く根拠を示せないということだと思うんですが。  私、資料をお配りしたのは、中医協で皆さんに配った資料ですけど、これを見ますと、逆紹介率を上げるための課題の第一は、医学的に逆紹介できる患者が少ないこと。第二は、地域に連携できる医療機関が少ないこと。第三は、患者数を確...全文を見る
○小池晃君 苦し紛れにいろんなことを言わないでくださいよ。結局、外来機能分化のために選定療養を義務化すると言うけど、それが根拠じゃないじゃないですか、これだったら。そんなことをやったって、外来機能分化なんてできないということじゃないですか。  大体、病院の外来患者の九割は再診患...全文を見る
○小池晃君 だから、それは、その効果がないと認めたでしょう、いろんな手の中の一つだと、大事なのは広報活動だったりというふうに認めたじゃないですか。  それで、今お答えとしては、要するに保険給付外だから大丈夫なんだ、クリアしているんだと言うけれども、患者から出てくるお金は、財布か...全文を見る
○小池晃君 今回の附則の二条は、だから何でもありだということですよ、これ。  保険給付の範囲について、こういった形で、もう本当に言い逃れのような形で保険外の負担だからいいんだというふうに言い出したらば、保険外の負担がどんどんどんどん拡大していく、実質的な三割負担というのが拡大し...全文を見る
○小池晃君 そうすると、受診時定額負担との違いは、病院の規模とか対象の患者の違いだけですね。
○小池晃君 しかし、そんなことを言い出したら、例えば主治医がいないという人は、もう受診時定額負担を取るとか、そういったことだって可能になるじゃないですか。病院の機能分化、かかりつけ機能の強化、そういう、頭に付ければ何でもできますよ。だから、どこが違うのかと言っているんですよ。
○小池晃君 結局、これは本当に受診時定額負担の突破口になるんですよ、こんなことをやったらば。今の議論を通じてもこの違いというのをきちっと示せないですよ。これどんどん拡大しますよ、こんなことをやったらば。  財務省、これは財政審何と言っているか。受診時定額負担、保険免責制度の導入...全文を見る
○小池晃君 これじゃ駄目ですよ。こんなことをやっていたら、どんどんどんどんやっぱり財政審で言われているようなことが実現することになる。そして、その突破口になるのが今度の法案ですから、これやっぱり廃案にするしかないということを改めて申し上げたいと思います。  終わります。   ...全文を見る
05月22日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  参考人の皆さん、本当にありがとうございました。  長友参考人に最初にお伺いしたいんですが、先ほどお話の中で、今度の都道府県化が、影響が国保加入者にとどまらないということで、やっぱり全体として、医療費適正化計画、それから地域医療構想、そし...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  福田参考人にお伺いしたいんですけれども、福田参考人は記者会見でも、今回三千四百億円で止まってしまうんじゃないかと、これから医療費が増えていく場合にどんどん持ち出しが増えるんではないかという懸念も表明されております。  そもそも、被用者健...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  長友参考人にもう一問。  総報酬制の問題、先ほどから議論になっていて、被用者保険の間で負担をし合って、国だけが、何というか、肩代わりという話もありましたけど、率直に、横取りというかピンはねというか、そんなことになってきているわけで、やっ...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  白川参考人にお伺いしたいんですが、今までの話とちょっと外れるんですが、ヘルスケアポイントとか保険料への支援の問題について参考人は医療保険部会で懸念を表明されておりまして、これは慎重に考えるべきだと、過去一年間保険診療を受けなかった場合にキ...全文を見る
○小池晃君 もう全く同感で、やっぱりそうなってくると、本当、民間保険と何が違うのかという話にもなってくる議論だと思いますので、この点も今の進め方に対する懸念であります。  最後、一点、子供の医療費などの問題で、無料化のペナルティー、これ渡邊参考人、先ほど、今回の仕組み、今回はこ...全文を見る
○小池晃君 地単カットはもう本当にやめるべきだということで、そのことを申し上げて、終わりたいと思います。  ありがとうございました。
05月26日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  この法案の背景にある社会保障に対する基本認識、総理に伺いたいというふうに思います。  今後の社会保障費の自然増について、財務省は、今後は高齢化による伸び相当の範囲内にするということで毎年五千億円に抑制するとしております。  総理は、昨...全文を見る
○小池晃君 私が聞いているのは、財務省が今言っている主張なんですよ。五千億円、この範囲内に抑えるというふうに言うわけじゃないですか。高齢化の伸びの範囲は五千億円だから、そこに抑えると言っているわけではありませんか。改革積み上げて達成するというんじゃなくて、毎年五千億円というこの枠...全文を見る
○小池晃君 私には今の説明では違いが全く分かりません。  先ほど、制度改革の効果が相まってこの三年間五千億になっているという話があったのでちょっと聞きたいんですが、厚労省に聞きますが、大臣、過去三年間、社会保障費の伸びは年間五千億円と言っているんですが、過去三年間の概算要求段階...全文を見る
○小池晃君 これがやっぱり妥当な線なんですよ。内閣府の甘利大臣も記者会見で、社会保障の自然増は八千億から一兆円が相場だと。実際にこの三年間の概算要求、そのとおりになっているわけですね。しかし、これまで三年間も、結果として、制度改革の効果が相まってというけど、五千億円に抑制してきた...全文を見る
○小池晃君 介護報酬の削減は、削減じゃないですか。自然増の抑制ではありませんか。今言ったのは一年分だけですよ。その前、二年間はどうだったんですか、景気良かったんですか。結局、この間やっていることは、もう八千億円あるいは一兆円近い自然増を五千億円に抑えるということをやってきたから、...全文を見る
○小池晃君 私の質問に全く答えていないですよ。  社会保障のために消費税を増税した、国民は、消費税増税された分は社会保障が良くなるんだろうなと普通は理解しますよ。ところが、今いろいろとおっしゃったけど、これやった、あれやったと言うけれども、昨年度でいうと五兆円の増税分のうち社会...全文を見る
○小池晃君 いや、それは私、分かって聞いているんですよ。今、前段で言ったじゃないですか。いろいろと言うけれども、その分は別の財源でやっていたんだから、そこに消費税入れたと言ったって、その財源は今度は別に使われるということになれば消費税増税が社会保障の充実になっていないでしょうと。...全文を見る
○小池晃君 保険会社、製薬企業、医療機器メーカーばっかりじゃないですか。  総理、このメンバーでバランスの取れた議論ができると思いますか。総理、総理ですよ、これは。
○小池晃君 私は、製薬企業の人が一人も入っちゃいけないとは言いませんよ。しかし、十二名のうち、ほとんど全てじゃないですか、そういうメーカーが。医師団体からも病院団体からも一人も入っていない。見識のある人というのは製薬企業とか医療機器メーカーにしかいないんですか。私は、もっと医療・...全文を見る
○小池晃君 一言。  こういうやり方では私は許されないということを申し上げます。  終わります。
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  患者申出療養が評価療養の一形態なのかそうでないのか、政府の答弁も混乱しておりますが、しかし、その評価療養との違いは三点。患者の申出が起点、迅速性、地方の身近な医療機関で受けられる、そういう説明です。  この三点について聞きたいんですけど...全文を見る
○小池晃君 いや、じゃ、聞き方を変えますけど、先ほどから局長は答弁で、患者申出でなくても、結局最終的に患者が同意すればこれは患者申出療養になるんだと言いましたよね。そういうことですね。
○小池晃君 だから、これ患者申出療養じゃないんですよ。結局、どこが出発点になったって、患者が同意すれば患者申出療養だというわけでしょう。しかも、同意なんというのは当たり前じゃないですか。保険診療だって同意がなけりゃ医療行為はできないんですよ。だから、この患者申出が起点だというのは...全文を見る
○小池晃君 三名増員だと、今年の予算でいうと。これでは本当に心もとない。  結局、体制強化なしに迅速性を追求すれば絵に描いた餅になるし、逆に、体制強化もせずに迅速性を追求すれば、私は、安全性が後回しになって、犠牲になるのは患者さんだということになりかねないんではないかというふう...全文を見る
○小池晃君 いや、ごまかさないでください。身近な医療機関の基準は、これは臨床中核病院が認めればどこでもなれるんでしょう。国として施設基準があるんですか。国が承認する手続がこの中にあるんですか。身近な医療機関ですよ。
○小池晃君 私が聞いていることに答えていないんですよ。  一例目はそうかもしれないけれども、これどんどん拡大するわけでしょう、協力医療機関は。それについての基準はあるんですか。国がそれを一つ一つ認定する仕組みになっていますか。なっていないじゃないですか。臨床中核病院が認めればそ...全文を見る
○小池晃君 それはその目安を示すだけで、この仕組みの中では認定という作業はないわけですよ。  国の施設基準もない、国が承認もしていない医療機関で実施して有害事象が発生したら、これ国が責任取れるんでしょうか、こういうことで。実験的医療すら行われる可能性があるのに、そんな無責任な体...全文を見る
○小池晃君 それも全然まだ決まっていないわけですよね。少なくとも患者申出療養を実施する協力医療機関については、せめて大学病院本院あるいは同程度の機能を持つ病院に限定すべきだという意見がありますけれども、私はこれは妥当性があるんじゃないかと思いますが、どうですか。
○小池晃君 私は、こういうのは厳格な基準を設けなければ非常に大変なことになると。特に有害事象なんかが起きたときに、じゃ、誰がその責任を取るのかということがこれは大問題になってくると思いますよ、こんなのスタートさせたら。  それから、先進医療患者申出療養の実施計画の適格基準外の患...全文を見る
○小池晃君 そうすると、適格基準外の患者さんに対応しようとする、実態としてはこれ目の前の患者さんの状態に合わせた実施計画にならざるを得ないと思うんです、私。これはあらかじめ計画を作るということとは言い難いのではないか。  かつて選択療養が議論になったときに、厚労省は規制改革会議...全文を見る
○小池晃君 保険収載が前提だと言ったじゃないですか。結局、こんなことをやり始めたら、保険収載を度外視にした治療がどんどんどんどん広がっていくということになりますよ。そういったことはやっちゃいけないということを言っていたのが厚労省だったんじゃないんですか。こんな後ろ向きの研究では、...全文を見る
○小池晃君 あなたの決意表明では患者の命は守れないんですよ。問題は制度なんですよ、これは。  中医協の資料を見ると、先進医療として実施されていない療養もこれは患者申出療養の対象となる医療のイメージとして挙げられているわけで、そうなると、迅速審査、共同研究を行う協力医療機関は広げ...全文を見る
○小池晃君 私の質問に全然答えていないと思いますよ。  先進Bは薬よりも医療技術の方が多いですからね、実態としては。これ、実態としてはそっちに広がっていく可能性があるんじゃないか。  大前提は保険適用だ、その問題。先進的な医療技術を保険適用する、これが前提だと。ロードマップ作...全文を見る
○小池晃君 ちょっと、ちゃんと答えていただきたい。全く今の反論していないじゃないですか。結局、反論できないと思いますよ。これ、こうなりますよ、こんな制度をつくったら。患者申出だというその冠を付ければ何でも許されるみたいなことは、これおかしい。  もう一回聞きますけど、今の先進よ...全文を見る
○小池晃君 めろめろですよ、はっきり言って。  これ結局、保険収載に行く行くというけれども、私は、これが起こったらどうなるかといったらば、保険収載というゴールに至らない医療技術がどんどんどんどん増えて、言ってみれば引込線みたいのがどんどんどんどんできていって、そこに医療技術がど...全文を見る
○小池晃君 つながってはならないというけれども、そういうつながるようなものを提案しているじゃありませんか。キャッシュバックと傾斜保険料、どう違うんですか。  おっしゃるように、リスクに見合ったものでなくて負担能力に見合ったものにするのは社会保険の保険料の大原則ですよ。それを壊す...全文を見る
○小池晃君 ここはやっぱりこの厚労省の提案は、財務省につながっていく。  経済財政諮問会議でも、民間議員が保険料の傾斜設定を主張して、大臣は、考え方は民間議員とそう変わらないと言ったそうじゃないですか。今日これからあるんでしょう、経済財政諮問会議で。結局、ずるずるこういう方向に...全文を見る
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、国民健康保険法等の一部を改正する法律案について反対討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が高過ぎる国保料の更なる負担増を招き、医療費削減の新たな仕組みを導入するものだからです。  本法案による国保制度の改革が実行されても、協会けん...全文を見る
05月27日第189回国会 参議院 本会議 第21号
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○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、国民健康保険法等の一部を改正する法律案について、反対討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が、高過ぎる国民健康保険料の更なる負担増を招き、医療費削減の新たな仕組みを導入するものだからです。  本法案による国保制度の改革が実行されて...全文を見る
06月02日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  津田理事が先ほども言われていましたけれども、十年前、この場で参考人質疑、決議を上げて、そのことも思い出すんですが、やはり自殺というのは、これは個人の問題ではなくて、多くが防ぐことのできる社会的な問題だと。誰も自殺に追い込まれることのない社...全文を見る
○小池晃君 厚労省にお聞きしますが、今全国で自殺未遂、どのくらい起きているのでしょうか。
○小池晃君 総務省にお聞きをしたいと思いますが、少なくとも救急出動の搬送件数などで未遂というのは把握できるんじゃないでしょうか、その数は。いかがでしょうか。
○小池晃君 自殺未遂者というのは、生きたい、死にたいというはざまを揺れ動いていると言われていて、やはりそういった方にしっかり対策をするというのは、本当にこれは最も緊急の支援の分野ではないかなと私は思うんですね。  大臣、いろいろと先ほどお話しされましたけれども、未遂者の数も現状...全文を見る
○小池晃君 これは、総務省も含めて、政府を挙げて是非取り組んでいただきたいというふうに思います。  自殺総合対策大綱では、自殺未遂者対策として、一つは精神科救急も含む救急医療体制、それからもう一つはネットワーク、相談体制、地域において総合的なケアができる体制ということを掲げてお...全文を見る
○小池晃君 四十六ということで、鳥取が入っていないようですけど、鳥取も、基金は使わないけれども未遂者対策はやっているというふうにはお聞きをしているわけであります。  全体としてこれを取り組まれているというんですが、その中身がやっぱり問われていると思いまして、自治体で、私、東京の...全文を見る
○小池晃君 恒久財源というふうに言っていただきたかったんですけれども、それは引き続き私ども求めていきたいと思います。  清水参考人にお伺いしますが、自殺未遂者の対策強化、大綱でも言っている、この現状について参考人はどのように見ていらっしゃいますでしょうか。
○小池晃君 おっしゃるような実態があると思うんですね。  大臣、今のお話も踏まえて、この自殺未遂者対策、これは徹底的なやっぱり体制強化が必要ではないか。二次医療圏ごとにきちっと支援ができる拠点病院を定めるとか、あるいはその拠点病院が各医療機関と連携するような体制をつくるとか。そ...全文を見る
○小池晃君 清水参考人にちょっと今後の未遂者対策聞こうかと思ったんですけど、ちょっと時間が来てしまったということなんで、これで終わりにしますが。  十年目の節目に決議を行うことは非常に大きいと思いますが、これにとどまらずに、自殺対策基本法、そして大綱の更なる見直しという方向に向...全文を見る
06月09日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  日本年金機構から百二十五万件に上る年金個人情報が流出した問題、大量の相談電話が機構に殺到するなど、深刻な社会問題にもなっております。マクロ経済スライドの発動などで年金額が削減された上に、個人情報まで流出している。年金受給者を始めとして国民...全文を見る
○小池晃君 分かっておりませんというふうにずっと説明しているんですが、職員のアドレスって、これ極めてシンプルなんですね。例えば水島理事長、あなたのアドレスは、ミズシマ・ハイフン・トウイチロウ・アットマーク・ネンキン・ドット・ジーオー・ドット・ジェーピー、違いますか。
○小池晃君 だから、非公開でも何でもないんですよ、これ。職員の名前が分かったら、メールアドレス全部分かるんですよ。こういう中で不審メールが送られているという、これが実態なわけです。  五月八日には年金機構に最初の不審メールが来て、翌日には新種ウイルスを検出したとされておりますが...全文を見る
○小池晃君 どういうウイルスが来たのかというのはこれ重大なわけですよ。初期対応の妥当性が問われるわけですよ。  この最初のウイルスというのは、外部に接続してファイルをダウンロードするウイルス、それからバックドアをつくる、これはまさに典型的なサイバー攻撃の手口じゃないですか。そう...全文を見る
○小池晃君 年金機構内部では、職員に対してちゃんとそういう情報提供をしていますよ。私はそれ入手した。  委員長、この資料を委員会として日本年金機構に求めるということでお願いしたいというふうに思います。
○小池晃君 こうしたウイルスが検出されながら、これ深刻な事態だと受け止めていないというところが私は重大だと思うんです。  私は、年金機構は、このウイルスメールを受信した八日の時点ですぐにネット接続を遮断して、情報が流出したかどうか、サーバーなどの過去のログ、これ調査しなければな...全文を見る
○小池晃君 検証委員会の中身は非公開なんですよ。我々は全く分からないんですよ。資料を出せと言っても出さないんですよ。こんなところでやっているからといって答えない。駄目ですよ。  今から見て、これは明らかに、八日の時点でLANケーブル一本引き抜いただけ、この対応は間違っていた、こ...全文を見る
○小池晃君 駄目ですよ。どう考えたってこのときの対応は間違っていると、今にして思えば間違っていると、そのぐらい認めなければ、私、これ以上質問できない。認めていただきたい。
○小池晃君 あなたね、当事者としての責任感ないんですか。まるで他人事じゃないですか、今の答弁だったら、後で歴史家が判断しますみたいな。そんな話じゃないですよ、これ。あなたがやったことなんですから。ちょっとこれ以上やってももうしようがない。  大臣、涼しい顔していられないと思いま...全文を見る
○小池晃君 これ、以前から、例えば年金機構の第一期中期計画に対する大臣の評価は、毎年度、個人情報の漏えい等が発生しており、情報管理が徹底されているとは言い難いため、より厳格な管理を徹底する必要があると、大臣はそういう評価をしているわけですよ、前の大臣かもしれないけど。こういったこ...全文を見る
○小池晃君 基本動作ができていないと認めたのは、言ったのは初めてじゃないかと思いますが。  私は、係長にとどまっていたなんて、そんなことはないと思いますよ、これ、実際は。だって、すぐそば、隣に座っているんだもの。こんな重要情報をやり取りしていて、相談しないわけがないですよ。だっ...全文を見る
○小池晃君 その厳格な管理の中でこういう事態が起きているわけですよ。認めたように、移せるんですよ。  新聞報道では、先ほどこの中身はこれは認められなかったけれども、例えばこの新聞報道、今資料で配ったものでいうと、三号不適合問題の対応に係る対象者リストというのがありますよね。例え...全文を見る
○小池晃君 確認されているかどうかを聞いているんじゃないです。そういう情報が共有サーバーに残っていて、それが流出する可能性が一〇〇%ないと言えますかと、イエスかノーかで、私、明確に聞いていますから、答えてください。
○小池晃君 だから、今確認されているかどうかはさっきから何度も聞いているんですよ。結局、私が言っていること、作業の中ではそういった情報を入れることが可能なわけですよ。だから、それが漏れる可能性は今後だってあるじゃないかと、流出する可能性あるじゃないかというふうに聞いているんです。...全文を見る
○小池晃君 事実上、これは否定できないということだと思いますよ。だって、これはそこに入ることは否定しなかったんだから、そういう情報が。  これが一体どういう環境の中で仕事がやられているかというと、この新聞報道にある記録突合センター、これは東京のお台場ですけど、これ外部委託ですよ...全文を見る
○小池晃君 もう言語不明瞭、意味不明ですよ。ちょっとこれじゃ駄目ですよ。駄目。
○小池晃君 何か回りくどい言い方で、ちょっと議事録よく後で見たいと思うんですけど……(発言する者あり)まあ認めたということなので、津田先生がそう言うのでそうなんだと思いますが。  この百二十五万件って数字も合っているわけですよ、新聞報道で出ているものは。で、この中身すら示さない...全文を見る
○小池晃君 先ほど、この資料の中には外部委託の対象となり得るものがあるということを認められました。  私、配付資料の二番目に、先ほども若干議論ありましたけれども、この間の日本年金機構の職員体制の推移を出しておりますが、社会保険庁が解体されて日本年金機構が発足したときに正規職員が...全文を見る
○小池晃君 この辺の問題はちょっとまた改めてやりたいというふうに思うんですが、私は、全体として非常にやっぱり、職場の中で何が起こっているのか。外部委託、非正規化、労働強化、職員削減。ちょっと今日詳しく触れられませんけれども、職員の中ではもうやりがいが感じられないという声がどんどん...全文を見る
○小池晃君 終わります。  大臣が、正しかったと。これ、とんでもないと思います。こういう日本年金機構の実態をつくり出した、そのやはり発端をつくった方ですよ。今これだけの事態を起こした責任が問われているわけです。二重にやっぱり塩崎大臣の責任は問われているということ、このことは徹底...全文を見る
06月16日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  前回の委員会で、五月二十九日にインターネットを遮断していたというふうに我々聞いていたので、もう全部遮断していたと思っていたらば、六月四日までメールやっていたということでびっくりしたわけですが、そこからまず聞きたいんですけど、厚労省、年金機...全文を見る
○小池晃君 先ほど水島参考人は、一定のリスクがあるので、排除するために遮断したというふうにおっしゃったし、西本参考人からも、NISCの方からも、技術的にはそれは流出する可能性がメール回線もあったということがありました。  遮断されていなかったメール送受信専用回線を通じて機構LA...全文を見る
○小池晃君 いや、技術的には可能だと、先ほどそういう話もあったし、参考人自ら、一定のリスクがあるので遮断したと。考えられないんだったら何で遮断したんですかという話になりますよ。これ、可能性はあるから遮断したんでしょう。どうなんですか。
○小池晃君 おかしいです。先ほどとちょっと説明違う。こんなんじゃ駄目だと思いますよ。可能性はあるわけでしょう。だって、そういうふうに言ったじゃないですか、リスクがあるから遮断したと。そういうことですね。
○小池晃君 これ、ちょっと違うんじゃない、答弁違うんじゃない、これ。
○小池晃君 そんなのは分かっています。
○小池晃君 内閣官房サイバーセキュリティセンターを所管する内閣官房に聞きますが、NISCから不正な通信が止まったという連絡があったので、五月八日、初期対応ですね、それで不正な通信がないということでどうも安心した面があるように思うんですが、これは技術的なことをお聞きしますけれども、...全文を見る
○小池晃君 西本参考人にお伺いしたいと思うんですけど、もう一つ、その五月八日の対応の後の問題で、これは年金機構が依頼したウイルス対策ソフト開発会社、ここが五月十五日に、新種ウイルスは外部に情報を漏えいするタイプではないという解析結果を出しているわけです。どうも先ほどからの議論を聞...全文を見る
○小池晃君 年金機構の説明では、受信したPC一台を送って解析してもらっているようですから、そういう可能性はあると思うんですね。だから、この判断がやっぱり問われるだろうというふうに思うんです。  年金機構に聞きますが、外部に情報を漏えいするタイプではないと解析したウイルス除去会社...全文を見る
○小池晃君 NTTデータからの再委託ということですか。
○小池晃君 これ、社会保険庁の議論があった国会、二〇〇七年五月の衆議院厚生労働委員会で、柳澤大臣はこう言っているんです。委託のまた再委託というようなことを許容しておったのでは、大事な個人情報の保護ということをとても全うできるわけはない、これから先、社会保険庁の外部委託に当たっては...全文を見る
○小池晃君 これ大臣答弁ですよ。それで、再委託知っていた。これ問題じゃないですか。これ絶対やらない、重大な決意を持ってこの面に臨んでいかなければならない、答弁と全く違背しているじゃないですか。これ重大ですよ。これ責任問われると思いませんか。こんなこと許されるんですか。  止めて...全文を見る
○小池晃君 私は、柳澤大臣のこの答弁、委託のまた委託というようなことでは大事な個人情報の保護はとてもできないというのは、本当に真っ当な御議論だと思いますし、やっぱりこういう重大なウイルス解析を再委託という形でいいのかということは、これはこの後の経過はどうあれ、今回の事案でこういう...全文を見る
○小池晃君 いや、でも、これはそんなに細かいことを聞いているんじゃなくて、八日のメールは外部に情報を漏えいするタイプではないと解析したんだと、これはこう開示しているわけですよ。だったら、何で十八日、二十日のメールはそれ開示できないんですか。おかしいじゃないですか。
○小池晃君 八日だって決着付いたわけじゃないと思うし、これを言えないというんだったら、本当にこの場で議論したってこれ真相解明なんかできないということになるんですよ。  もう一つ聞くけれども、五月十九日に高井戸署に相談していますが、これは五月八日の不審メールの件ですか、五月十八日...全文を見る
○小池晃君 両方ということですね。
○小池晃君 私は、ちょっと先ほどからの議論も聞いていても、やはり検証に必要な議論、捜査を隠れみのにして出さないというようなことじゃなくて、やっぱりきちっとそのための責任を年金機構にも厚労省にも求めたいというふうに思います。  続いて、厚労省が立ち上げた検証委員会について聞きたい...全文を見る
○小池晃君 いや、そういうことを知っていて任命したのかと私は聞いたんですよ。知っていたんですね。
○小池晃君 いや、だから、逆にそれだから、何で年金といったらいつもこの人しか出てこないんだろうというふうに思うんですよ。それで、第三者的に公平にというけど、大臣と親密な関係にあるそうじゃないですか。こういう人で本当に公平公正な検証ができるんですかという疑問を私は持つんですけど、こ...全文を見る
○小池晃君 私もおっしゃるとおりではないかなと思いますし、野村修也さんというのは、社会保険庁改革、今の年金機構をつくるときの議論からずっと関わってきた方なんですよ。やっぱり、そういう意味では、こういう方が本当にふさわしいんだろうかと、私は大変疑問に思います。  この検証委員会で...全文を見る
○小池晃君 毎年千人超える、二千人近い年もある、そういった形で雇い止めをして新しい職員を次々入れていく。こういう中で、本当に熟練度合い、士気、情報管理の厳格化できるんだろうかと。私は、大変これ重大な問題ではないかなというふうに思うんですね。  それから、機構の基幹業務まで大量の...全文を見る
○小池晃君 厳正にやっているんだというけれども、再委託は絶対に認めないと言っていたものをやっていたりするわけでしょう。だから、私は、こういう実態も含めて検討しなければ、やっぱり根本的な問題は解決しないのではないかと思うんです。  郷原参考人に伺いますが、総務省の監視委員会でもこ...全文を見る
○小池晃君 そういう中で、機構の中の職員の意識調査、今日お配りしていますけれども、今の業務に満足していますかという問いに、五年前の満足二五・二%が今年一六%に減っている。不満、やや不満が一八・五%から二四・九%と逆転しています。自分の業務がお客様のためになっているという人も四八・...全文を見る
○小池晃君 終わります。
07月02日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  午前中の質疑を聞いて非常に疑問を持ちましたので、そこから聞きたいと思います。日本年金機構の共有サーバーに一体どういう情報が存在していたのかということであります。  先ほどから、理事長もそれから薄井さんも、基本的には四情報以外は入っていな...全文を見る
○小池晃君 ちょっと、違うじゃないですか。さっき四情報だけなんだと、原則として、そういうふうに言ったじゃないですか。間違いなんですね、やっぱり。  大体、巨大な共有サーバーの中に、住所、基礎年金番号、氏名、生年月日、これしか入っていないなんて、そんなばかなことはないと思うんです...全文を見る
○小池晃君 いや、さっきの答弁と違ってきていますよ。  実際に何のために共有サーバー使うのか。これ結局、社会保険オンラインシステムからデータを落とすわけですよ。何のために共有サーバーで仕事するかというと、例えば、国民年金の未納者リストを作る、未納事業所のリストを作る、うなずいて...全文を見る
○小池晃君 そういう作業をしていたら、四情報だけで、住所と基礎年金番号だけで今の作業、できるわけないですよ。だから、いっぱいデータは入るんですよ、この共有サーバーには。  先ほどの答弁、間違いですね、じゃ。通常は四情報に限られる、先ほど薄井さんは所得情報などはこれは入らないとお...全文を見る
○小池晃君 保険料は入るでしょう、保険料は。
○小池晃君 さっきの答弁と全然違いますよ、これ結局。四情報だけで作業ができるわけがないわけですよ、はっきり言って。  例えば、ねんきん定期便、私のところについ最近来ましたよ。あれだって、そういう作業の中で出てくるわけでしょう。あれは将来年金どれだけもらえますということが書いてあ...全文を見る
○小池晃君 私は事実を確認しているんじゃありません。流出の可能性を聞いているんです。だって、先ほどはっきり言ったんですよ、どのようなファイルが流出したか今も分かっていないとおっしゃった。ということは、その中に非常に機微に触れる、保険料の納入状況であるとか様々な情報が入っている可能...全文を見る
○小池晃君 私はそんなこと聞いたんじゃない。それはさっきから何度も説明しているから分かっていますよ。その調査、今そういうことをやっているけれども、分かっていないわけでしょう。だから、その中に四情報以外が入っている可能性があるということを、イエスかノーかで答えてください。四情報以外...全文を見る
○小池晃君 ということは、要するに四情報以外が出ていた可能性は、これは、私はむしろその方が、だって、何のために四情報なんですかと。ハッカーが狙うとしたら、口座番号だとか所得情報、保険料情報だとか、そういう情報でなきゃそんなに大変な苦労をしてやるということにならないわけです。そうい...全文を見る
○小池晃君 昨日の説明と違いますよ。昨日、私、確認したんですよ。個人情報によっては再委託はできるとかできないとか、そういうことじゃないですねと、再委託は個人情報に関しては絶対に行わないというのが原則ですねと言ったら、そうですと言いましたよ。ちょっと、質問取りに来た人、確認してくだ...全文を見る
○小池晃君 はっきり言ったんですよ。私、聞いたんですよ、閣議決定には個人情報の内容によってはという言い方あるけど、じゃ、物によっては扱えるんですかと言ったら、個人情報を扱う仕事は絶対にできませんと、こう言ったんですよ。例外として、例えば段ボール箱の中に封筒が入っていて、それを詰め...全文を見る
○小池晃君 それで、この解析作業なんですが、データ管理の委託先であるNTTデータからウイルス除去社に対して、これ再委託したわけですよね。そう答弁されましたよ、前回。私が理事長に、NTTデータからの再委託ということですかと聞いたらば、理事長は、さようでございますと答弁されましたよ。...全文を見る
○小池晃君 再委託ですかと私、聞いたら、そうだと言ったのは、じゃ、違うんですか。
○小池晃君 本当にこの審議、何なんですかという感じしますよ、やっぱり。で、これは違ったというわけですよ。後で私のところに説明に来たけれども、事実と異なる答弁だったんですよ、前回。しかも、今の説明、私、納得できないのは、要は、言ってみれば、そのウイルスソフトを作る会社の付随的なサー...全文を見る
○小池晃君 いや、私が聞いたのはそういうことじゃないんですよね。だって、これは個人情報が入っているわけですよ。パソコン提供したわけだから、感染した。そこには何が入っているのか分からない。それを提供して仕事をやってもらうのに、何の契約もなくやったんですかということになるわけですよ。...全文を見る
○小池晃君 また始まった。私に年金機構が文書で回答しましたよ。ウイルス除去社に感染したPCのデータを提供とされているが、ここで言うデータとはどのようなメディアか、PCそのものを提供したのか、私のこの質問に、PCそのものを提供したと答えているじゃないですか。(発言する者あり)
○小池晃君 私、ちょっと納得できないんですね、やっぱり。ウイルス解析、感染しているPCそのものをやっぱり解析しなければ、それはウイルスがどこにあるか分からないわけですよ。ごみ箱に入っていることだってあるわけだし、コンピューターの中の。  結局、何かつじつま合わせになっているんじ...全文を見る
○小池晃君 そのほかの問題もちょっと聞きたいんですけれども、先ほど四情報以外も漏れているかどうかというお話もありましたが、年金機構は、国民年金保険料に関していろんな自治体と所得等情報提供に関する覚書というのを交わしているというふうに思うんです。例えば大阪の枚方市と機構の覚書という...全文を見る
○小池晃君 五十三市町村あると。昨日は何か把握していないということだったんですけど、一生懸命把握されたんだと思うんですが。  しかし、そうすると、先ほどの議論で四情報以外が漏えいされている可能性はお認めになった。とすると、この提供所得情報に漏えい又は盗難が生じたとき、そのおそれ...全文を見る
○小池晃君 もう質問はしません。  所得等情報となっているわけですよ。ということは、保険料の額であるとか、そういったことだって所得等情報になるじゃないですか。それを自治体と、こういう事故報告義務というのを五十三自治体で結びながら、そのおそれがある場合も含めて報告しなきゃいけない...全文を見る
07月09日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  年金問題ですが、今回の説明誤りの経過について何で公表しなかったのかという午前中の質疑がございまして、理事長は、次回の定例報告は七月末なのでそのときにと、ルールどおりにやっておりますという答弁をされました。    〔委員長退席、理事羽生田...全文を見る
○小池晃君 違う。
○小池晃君 駄目ですよ、これじゃ。さっきの答弁間違っているんだから。
07月14日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  昨日、日本年金機構は、今回の説明誤りの原因を公表いたしました。配付した資料、これをプレス発表したわけですが、これによりますと、誤りの主たる原因は基礎年金番号の入力ミスで、その結果、流出したことを窓口の端末でアラート表示する、これが付加され...全文を見る
○小池晃君 先ほど理事長は、年金機構のルールに照らせば、今回の説明誤りについては月末を待たずに迅速に発表すべき案件だったと、認識も誤っていたというふうにお答えになりました。  ということは、このルールに従えば、六月十三日に誤りを把握した時点で速やかに公表すべきだったということで...全文を見る
○小池晃君 六月二十二日というお話ですが、私はやっぱり、即座に修正作業にも入ったというのであれば、その時点で公表すべきだったのではないかなと思うんですが、しかし、いずれにしても、昨日ようやく理事長が記者会見するまで公表しようとすらされなかったわけですね。国会で問われて、月末で公表...全文を見る
○小池晃君 重い責任はどう取られるんですか。
○小池晃君 私は、これは単なるルール違反ということで済まないと思うんですね。  お客様に著しい影響を与える案件については個別に迅速に公表するというルールが、知らなかったはずがないと思います。ところが、公表しなかった。にわかには信じ難いが、厚労省にも報告しなかった。そして、言わば...全文を見る
○小池晃君 対応を優先するからといったって、何も公表しないで個別訪問だけ先にやると、それはおかしいじゃないですか。やっぱりきちっと公表して対応すべきだったのにやらなかったということは、一気に処理してしまって表沙汰にしないようにしようと、テレビニュースで報道されるまでは明らかになら...全文を見る
○小池晃君 これ、大臣、ちょっと午後にもう一回やりますが、やっぱり百二十五万件の年金情報流出に加えて、そのうち十万人を超える方への説明の資料まで誤っていたわけですよ。しかも、その重大な誤りを、大臣が認可した機構の年次計画に明記されているルールさえ守らずに、公表せずに対応した。私は...全文を見る
○小池晃君 一定の事例がそろってから公表するということを認められたということは、これ、内規、ルール違反を大臣も認めていたということになりかねませんよ。これはちょっと午後の集中審議でもう一回引き続き取り上げたいというふうに思います。これは、やはり責任は重大だということを改めて申し上...全文を見る
○小池晃君 答弁は簡潔にお願いします。最後のところだけでいいんです。  そういう負担を負わせていいんですかと言ったのに、それはもうお願いするしかないというだけの話ですね、今の。やっぱり私は、これは問題だと思うし、生活保護と比べても、生活保護も資力調査はありますけれども、口頭の意...全文を見る
○小池晃君 私は、今の説明で生活保護より厳しい要件を課す説明には全くなっていないと思いますよ。異常な厳しさですよ。  結局、これで何が起こっているかというと、例えば福岡市の施設では、対象者二十九人に申請書類が送られたけれども、利用者や家族から不安、不満が出されて三通しか返されな...全文を見る
○小池晃君 丁寧にきめ細かくと言うけれども、例えば現実に何が起こっているかというと、複数の自治体でこの書類提出の期限は六月三十日などに設定されていて、もう受付期間は終わったというふうに誤解されてこれを諦めるという事態も起こっているんですよ。  これは確認しますけれども、補足給付...全文を見る
○小池晃君 今、八月が近づいて現場は大混乱していますから、このことは本当にくれぐれもきちんと徹底してほしいんですよ。このままでは八月に本来受けられる人も受けられなくなる可能性があるわけです。  大臣、やはりこれは丁寧にやるべきだと、資格があるのに補足給付が受けられないような人が...全文を見る
○小池晃君 補足給付に資産要件を導入しただけでこれだけ混乱が起こっているわけで、ところが、骨太方針二〇一五では、医療保険、介護保険、いろんな分野に資産要件を入れようとしています。やっぱりこれは本当に考えるべきだと、重大な人権侵害にもなりますので、そのことを指摘しておきたいと思いま...全文を見る
○小池晃君 骨太二〇〇六でも、機械的に歳出を一律に削減するという手法ではないと書いてあるんですよ。機械的じゃないと言っていたんですよ、あのときだって。ところが、安倍首相はこの間、機械的にやったと認めましたよ。結局そういうことになったではないかと。  これ、今配っていただいた二〇...全文を見る
○小池晃君 いや、理解は全くできません。全く同じ発想ですよ、これ結局。同じことをより規模を大きくやろうとしている。  それから、今、高齢化云々と、もう質問しませんが、言うだけにしますが、高齢化の伸びの部分だけ認めたと言うけど、資料のその次のページに、配りましたけど、経済財政諮問...全文を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  先ほど津田理事の質疑を聞いていて、あれっと思ったことがありますので、そこからちょっとお聞きしたいと思うんですが、大臣は、年金機構の公表ルールについては、先週半ば、この委員会で知ったというふうに先ほど言われました。先週半ばのこの委員会という...全文を見る
○小池晃君 あそこで知ったとなると、これは大変問題だと思うんですよ。というのは、要は、前回の委員会の私の質問の前に、何度も何度もこの委員会で、これは早く公表すべきではないかという質問があったわけですよ。それに対して、大臣は今日になって、何か、実は自分は早く公表した方がいいと思って...全文を見る
○小池晃君 結果責任じゃないと思う、私。これはやっぱり監督責任が、少なくとも七月九日のこの委員会でこのルールのことを私が指摘するまで監督責任を果たしていないんですよ。だからああいう答弁を許したわけですよ。大臣だって、早く公表しろと、委員会では言っていないけど年金機構に言っていたな...全文を見る
○小池晃君 早く公表するように準備をしろという話で、それは、ちゃんと個別に説明をする、謝罪するということをやりなさいと言っていたわけだから、そういったことは言ったかもしれない。ただ、ルールはそうだから、公表ルールはこうなっているからというふうには言われていないはずですよ。だって、...全文を見る
○小池晃君 この責任問題はちょっと議事録もよく精査して引き続きやりたいと思いますが、私はこれは同罪だと思いますよ。水島さんと大臣は、この問題については同じ責任を問われなきゃいけないというふうに思います。そのことを指摘しておきたいと思います。  それから、六月十四日にアラート表示...全文を見る
○小池晃君 全国の年金機構の職場では、六月中旬頃から、何かおかしなことが起こっているのではないかという声が上がっていたというふうに聞いています。  例えば、年金の請求に来た受給者に、年金事務所で手続するわけですよ、手続するときにはアラートが鳴るかどうかチェックするわけです。鳴ら...全文を見る
○小池晃君 そういう声が職員から上がっていた。職員にはアラートの登録の漏れがあったということは伝えたんですか。
○小池晃君 七月三日、しかも管理職だけですよね、この指示は。職員には伝えていないわけですよ。  現場の職員からは、何かおかしなことが起こっているんじゃないかという疑問の声が上がっていた。それなのに、こういう情報を隠して対応させていた。説明の誤りが発覚した当初には、コールセンター...全文を見る
○小池晃君 私が言ったことにちょっと正面からお答えいただいていないんですけれども、今日、資料でお配りをしておりますが、今お認めになったように、管理職だけで対応するということをやられているんですね。  七月三日に、不正アクセス事案関係ということで対応の指示文書が機構本部から出てお...全文を見る
○小池晃君 年金機構は、結局、記者会見もせずに、一般職員にも知らせずに、私は、丁寧に対応するから、急いでやるから管理職というのは分かるけど、管理職にやってもらったとしても、こういう事態が起こっていることをちゃんと現場に伝えるということをやらなければ、組織として機能しないんじゃない...全文を見る
○小池晃君 だって、宛先違うじゃない。
○小池晃君 またこれが後で問題にならないといいなと思うんですけど、現場ではこれはもう管理職止まりになっていたというふうに説明を受けているんですよ、私。  実際、何が起こっているかというと、管理職だけで個別訪問したがゆえに、訪問を受けて不審に思ったお宅から年金事務所に電話掛けて、...全文を見る
○小池晃君 でも、七月六日に報道されるまではほぼ隠蔽されていたわけですよ、実態としては、あのニュースが出るまでは。やっぱり、こういうことで本当にこの組織が私はやっていけるのか。  今、年金機構の職員からメールなんかが私どもの党の議員の元に次々来るんです。  紹介すると、責任を...全文を見る
○小池晃君 今、ミスを犯したのは外注じゃなくて機構だという、それもまた、そっちも大問題だと思いますけれども、でも、データを作って渡して、別々に仕事をやるみたいなことをやっているからやっぱりこういう事態が起こるという面もあると思うんですよ、私。本当に切り張り、切り張りで、流出したデ...全文を見る
○小池晃君 これは、やっぱり徹底的な検証を引き続きする必要があるとこの問題は思います。  あわせて、最初の問題でいうと、ルールを知らなかったと、この委員会で私が指摘するまでというふうに言われたことはやっぱり重大だと私は思います、はっきり言って。だって、あれは機構の年次計画の中に...全文を見る
07月29日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第4号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  本法案への反対の声は日を追うごとに広がっております。数万人の市民が連日国会を取り囲んでおります。安保法制に反対する学者の会のアピールへの賛同者は一万二千四百六十一人。私も、周辺事態法、テロ特措法、イラク特措法などで国会論戦取り組んでまいり...全文を見る
○小池晃君 国民はそう受け止めていないから、本当に立場の違いを超えて反対の声が広がっているんじゃないですか。これだけの世論調査の結果、憲法学者の反対、こういうことが起こっているわけであります。  しかも、丁寧に説明すると総理は言いながら、先日のテレビでの説明、あれは何ですか。ま...全文を見る
○小池晃君 部隊の編成と全く関係ない部分ですよ、これは。答えになっていないですよ。  何で隠したんですか。
○小池晃君 先ほど見たということは、墨塗りにしたのは、じゃ、大臣は関与しないんですね。官僚が隠すわけですね。そんなことで議論ができるんですか。大問題ですよ。  防衛省は今でもこうやって墨塗りにする。しかも、今いろいろ言われたけど、墨塗りにしているのは、もうほとんど全ページ墨塗り...全文を見る
○小池晃君 特定秘密の漏えいに関わらない形で出すって、特定秘密になっている部分が肝腎な部分でしょうが。それを出さないでどうやって国民は判断できるんですかということだと思うんですよ。  私は、この記録読んでみるとほかにも発見ありました。政府は今回の法案でも国会答弁でも後方支援とい...全文を見る
○小池晃君 国民向けには後方支援という言葉でごまかしておいて、今認めたように部内では兵たんという言葉を使っているわけですよ。だから、私もこれから全て兵たんという言葉で議論をさせていただきます。  政府提出法案には、武力行使をしている米軍への兵たんを定めた二つの法案があります。一...全文を見る
○小池晃君 他国の例には武器使用という言葉はありません。ユース・オブ・フォース、すなわち今言われたように武力の行使であります。  総理にお聞きしますが、あなた方が武器の使用というふうに呼んでいるものが、外国から見ればこれは武力の行使となる、これは当然だと思いますが、お認めになり...全文を見る
○小池晃君 全く答えていないですよね。禁止されている武力行使じゃないと言ったけど、これ、武力行使という概念に当たるということじゃないですか。これ、自衛隊自身が認めているじゃないですか。  大体、防衛大臣、これは海上自衛隊で使われている内部資料ですよ。しかも、法案の審議中にもかか...全文を見る
○小池晃君 ユース・オブ・フォースが武器の使用だって、そんなことを世界で言ったら笑われますよ。もうめちゃくちゃな話ですよ、今のはね。しかも、公表されていないと、実際の資料だと。こういうことを公表していないことが大問題じゃないですか。国会に一度も出さない資料で内部で検討している、大...全文を見る
○小池晃君 自衛隊が、じゃ、どういう内容の兵たんを行うのか。その内容も今回の法案で大きく変わってまいります。  これまでの周辺事態法、テロ特措法、イラク特措法では、補給に関して、弾薬、武器の提供を含まない、戦闘作戦行動に発進準備中の航空機への給油、整備は行わないとしておりました...全文を見る
○小池晃君 イラク特措法では、法律上の規定ではありませんが、実施要領において、物品の輸送に関しては、武器弾薬の輸送を行わないとされていました。間違いないですね。
○小池晃君 しかし、実際には運んでいたわけであります。  しかし、法律上は、したがって、これらの特措法と比べれば、陸上であれどこであれ、米軍など他国軍隊の武器を輸送できるようになる点も変わるわけであります。  今回の重要影響事態法案と国際平和支援法案で、法律上、こういう武器は...全文を見る
○小池晃君 いや、だから、運んじゃいけない武器はありますかと聞いているんですよ。イエスかノーか。
○小池晃君 米軍のミサイル、米軍の戦車、運べますね。運べるでしょう。運べるでしょう、法律上だから、提供じゃないから。
○小池晃君 今回の法案が通ればどんな武器でも運べるわけですよ。  弾薬は新たに提供することもできるようになります。ロケット弾も戦車砲弾もりゅう弾砲弾も無反動砲も、運ぶだけではなく外国軍に提供できるんですね、大臣。
○小池晃君 もう本当に何でもできるようになるわけですよ。  そして、爆撃に向かおうとしている戦闘機や戦闘ヘリにも給油できる。その場合、空中給油も、海の上での艦上の、洋上の給油もできるようになる。間違いないですね。
○小池晃君 資料をお示しをしております。先ほどの海上自衛隊資料の別のページであります。これは重要影響事態と国際平和共同対処事態の際の実際の運用を踏まえたイメージ図であります。  これを見ますと、米軍のヘリが敵潜水艦を探知する。で、追加部隊が投入をされる。で、敵潜水艦を攻撃した後...全文を見る
○小池晃君 戦闘現場でやらないということは、魚雷の射程の外であればやっていいということですね。
○小池晃君 これ、重大じゃないですか。こんなことも今まで一切示されていないですよ、魚雷の射程外だったらこんなことまでやっていいんだと。  大臣、追加で聞きますが、それでは、この図に更に付け加えて、海上自衛隊が、これで着艦してDDHで燃料補給しますよね。この米軍ヘリがまた飛び立っ...全文を見る
○小池晃君 いや、魚雷の射程の外だったら何でもできるんだと、米軍のヘリが、攻撃したヘリが給油で自衛隊のヘリ空母に戻ってくる、そこで給油をする、整備をする、それがまた飛び立って攻撃をする、また戻ってくる、これができるんですか。これはできるということですね。  もう一回確認します。...全文を見る
○小池晃君 今度の法律ではそれができるんですねということをイエスかノーかで答えていただきたい。今の前提で、できるということですよねということで確認します。
○小池晃君 できるということですよ。安全を確保する地域というのは、魚雷の射程の外だったらいいということですよ。こんな状況でもう一切やると。自衛隊のヘリ空母で給油、整備された戦闘ヘリがヘリ空母から飛び立って攻撃を行って、また戻ってきて給油すると。  総理、今のやり取り聞いていただ...全文を見る
○小池晃君 いや、これね、自衛隊がこういうことをやると、イメージだと出してきているもの。それで、しかも、今総理はそういう活動を否定されませんでした。結局、魚雷の射程の外であればやれるということですよ。  で、私が聞いていることに全く答えていない。こういうことをやれば、これは米軍...全文を見る
○小池晃君 我々がどう考えているかというあなた方の理屈を聞いているんじゃない。あなた方が、これは一体化していないと言うんでしょう。世界の誰が見たって、これ一体じゃないですか。そういうふうに見られるでしょうと私は率直にそう聞いているんですよ。世界はそう見るでしょう、どう考えたってこ...全文を見る
○小池晃君 これ全く駄目ですね。これ駄目ですよ。こんな、米軍のヘリが敵潜水艦を攻撃して、それが海上自衛隊のヘリ空母に戻って着艦して給油して、そしてそれが戻ってまた攻撃をする、これを繰り返す。これ、世界がどう見るか。もう誰が見たって、これは一体としての行動ですよ。敵国からすれば、こ...全文を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  午前中に引き続いて質疑をさせていただきます。  午前中の質疑では、戦闘地域で行われる自衛隊の兵たんが米軍などの武力行使と一体不可分の活動である、あるいは武力の行使そのものに当たる、憲法違反であるということを指摘をいたしました。  午後...全文を見る
○小池晃君 いや、安全確保するのは当然でしょうが。それ書いてあるからといって大丈夫だという議論というのは成り立たないですよ。私が言っていることに全く答えていないじゃないですか。一般的な攻撃じゃなくて、今の対テロ戦争というのは、いつ何どき本当に攻撃が起こるか分からないような実態の中...全文を見る
○小池晃君 中谷大臣、陸自教範に今議論している法案に基づくものが書いてあったら大問題じゃないですか。書いてあるわけがないんですよ。何を言っているんですか。ばかな答弁しないでいただきたい。  それから、総理の答弁は、やっぱり実態を全く私は分かっていないというか、対テロ戦争の現場の...全文を見る
○小池晃君 イラクとアフガンの兵たんの実態を把握していない、そんな中でそれを実際に可能にする法案を出す、こんな無責任な話ないですよ。  しかも、今、兵たんについて、自衛隊が現実に活動を行う期間について戦闘行為がないと見込まれる場所を実施区域に指定すると、そうおっしゃいました。条...全文を見る
○小池晃君 法律の何条に書いてあるんですか。今言ったことは何条に書いてあるんですか。
○小池晃君 私が聞いたのは、自衛隊が現実に活動を行う期間について戦闘がないと見込まれる場所という言葉がどこに書いてあるのかと聞いたんです。法律にはそんなことは一言も書いていないじゃないですか。書いていないということを認めてください。イエスかノーか。
○小池晃君 書いていないんですよ。さっきから、内容はそうなんだとか与党席からあるけど、国会というのは法案の条文に即して議論しなきゃいけないんですよ。条文にないことを、それがあるかのように発言する、こういう態度が国民の私は不信を招くんだということを申し上げておきたいと思います。 ...全文を見る
○小池晃君 聞いていないことを答えないでくださいよ。  外務省にアフガニスタン戦争に派遣された米軍以外の犠牲者の死因を質問したらば、独立系ウエブサイト、アイカジュアリティーズによる報告を持ってきました。それを分析したのがこのパネルであります。  アフガン戦争では、カナダ軍の犠...全文を見る
○小池晃君 だから、法律にじゃ何で書かなかったんですか。法律に書いていないことをここで幾ら言われても、これは国会の議論に堪え得るものではありません。  しかも、今あったように、これは実態としては、だからイラクではそれはなかったと、自衛隊員の犠牲者は出なかったとおっしゃる。それを...全文を見る
○小池晃君 安全確保がされていますか。だって、この活動が行われると見込まれる期間において戦闘が発生しない、そういうことを置いたことがやはり自衛隊員の安全性を守る一定の担保になったと、これ当然じゃないですか。それをやめてしまうということになるわけですよ。だから私どもはこれは危険だと...全文を見る
○小池晃君 テロによる死者数はアフガン報復戦争以来十倍になっているわけですよ。発生件数も見てみますと、千八百十四件から一万六千八百十八件、激増しているわけです。その多くがアフガン、パキスタン、イラク、ナイジェリア、そしてシリア。  総理、テロに対して報復戦争、対テロ戦争、これ世...全文を見る
○小池晃君 アフガニスタンをテロリストがばっこする国から変えようとした、その結果どうですか。まさにテロがアフガンでも更に増えているじゃないですか。私はその認識を聞いているんですよ。対テロ戦争がテロを更に拡大したと。これ、客観的に見ればそういう実態があるじゃないですか。そういう認識...全文を見る
○小池晃君 あのね、ひどいですよ。これが関与していないんですか。  だって、ISだって、結局アフガンでの報復戦争が怒りを呼んで、もちろん私はISを擁護する気持ちは全くありませんよ。断固として許されない集団ですよ。しかし、やはりアメリカの軍事攻撃があの地域にテロを拡散したというの...全文を見る
○小池晃君 そういうことを否定していないですよ。医療・人道支援、そういったことはやっぱり徹底的にやっていくべきなんですよ。しかし、報復戦争が一体何を生み出したのか。  平和な国にするというふうにおっしゃった、総理は、平和な国にすると。実態どうですか。アフガン戦争、戦渦は今なお広...全文を見る
○小池晃君 私は、九・一一のときにカナダにおりまして、九・一一の日にカナダから日本に帰国する途中だったんです。飛行機がダイバートしたんです。本当に恐ろしい思いをしましたよ。  テロは許さない、それは当然ですよ。しかし、この報復戦争、今いろいろとおっしゃったけれども、国連安保理決...全文を見る
07月30日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  法案に入る前に、最低賃金について一問、大臣に聞きます。  昨日、中央最低賃金審議会が、今年の目安を十八円としました。審議会では、二十二日までの協議で、労働側は今年の賃上げ分と物価上昇分とで五十円を求め、使用者側は十円程度を主張し、公益委...全文を見る
○小池晃君 生産性向上とか支払能力とか言っているから進まないんですよ。これで胸張ってもらったら困る。  例えば、アメリカ・ニューヨーク州のファストフード最低賃金、これは段階的だけど、時給十五ドル、千八百六十円まで引き上げるというわけです。こういうインパクトが、アベノミクスだと胸...全文を見る
○小池晃君 四十一か所もあるというのは、私は問題だと思うんですよ。やっぱり法律事項にすべきだと思いますが、これは当然、労政審に諮らなきゃいかぬ。  今日、資料の二枚目に、雇用関係の重要広範議案とされてきたもの、最近の例、出してもらいましたけれども、これは法案成立から施行までの期...全文を見る
○小池晃君 厳しいなんというものじゃないと思いますけどね、もう事実上不可能だと思うけど。  でも、今おっしゃった十月一日、直接雇用申込みみなし制度が始まる前に円滑にそれを施行するためだと。この問題を議論したい。  私は、四月の当委員会で、いわゆる一〇・一ペーパー、取り上げまし...全文を見る
○小池晃君 いや、だって自民党の政治家なんだから、それは答えてもらわなきゃ。政治家が大臣やっているのは何のためですか。ちゃんと答えてくださいよ。
○小池晃君 事実経過だけで、何で賛成したのか。何で賛成したのかと聞いているんです。理由を聞いているんです。ちゃんと答えてください。
○小池晃君 働く人を守るための制度が、施行前に何でやめちゃうんですか、骨抜きにするんですか。おかしいですよ。矛盾しているじゃないですか。私、今の発言聞いて本当にびっくりしますね。  じゃ、何でそれが、だって大臣は、九月一日に施行する理由は、それが始まる前に、円滑にやるためにだと...全文を見る
○小池晃君 二十六業務という考え方廃止したら、結局、期間制限違反、これでみなし雇用にならなくなっちゃうじゃないですか。そんなことが許されるのかと言っているんですよ。
○小池晃君 いや、今の説明は当たらないと思いますよ。  この附帯決議、私どもはこれは加わっていませんけれども、ちょっと確認するけど、部長、附帯決議の中に二十六業務廃止と書いてありますか。
○小池晃君 だから、廃止なんて書いていないんですよ。分かりやすくするということになっているんですよ。分かりやすくするということは廃止と違いますよ。  大臣、これは、分かりやすくということは、廃止じゃなくて、誰が見ても専門職だと、もう分かりやすいものに限定するということが私は一番...全文を見る
○小池晃君 労政審の中で、労側はもちろん使用者だって二十六業務廃止求めないと言っているんですよ。結局、公益委員の意見でこれは廃止ということになっていった。大体、公益委員の意見というのは、起案しているのは需給調整課じゃないですか。厚労省の自作自演なんですよ、これ。これが真相なんです...全文を見る
○小池晃君 だから、言っているとおりなんですよ。それを厳格にすればよかったんですよ。それを廃止しちゃった。これ、入口の問題だけで絶対容認できないと私は思っています、この法案、今のやり取りで。  しかも、何でこういうことが起こるかというと、やっぱり人材派遣業界と厚生労働省の癒着が...全文を見る
○小池晃君 企画書あるなんて当たり前ですよ、口約束でやっていたら大変な問題じゃないですか。これ、どう見たって異様ですよ、この随意契約の増え方。私、これで癒着がないなんて言えるはずがない。大臣もそういう疑問を抱かれないように、やっぱりどう見たって抱かれますよ、これ。  極め付けが...全文を見る
○小池晃君 オブザーバー入れたのは過去一回しかないんですよ、これ以外は。それもやっぱり派遣法ですよ。そのほかの労政審でオブザーバーなんか入れたことないんですよ。そういうでたらめなこと言っちゃ駄目だと。  私、どう考えたってこの経過全体を見れば、この法案は本当に労働者のための法案...全文を見る
08月11日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第9号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  七月二十九日の当委員会で示した海上自衛隊の内部文書、「平和安全法制案について」、これ、昨日、防衛省から理事会に提出をされました。これは、海上幕僚監部防衛課と幹部学校作戦法規研究室の両者で作成したというふうにされております。こうした文書があ...全文を見る
○小池晃君 本日は、新たな資料をお示しをいたします。これは統合幕僚監部の、私どもが入手した内部文書であります。これは、「ガイドライン及び平和安全法制関連法案について」ということで、五月の末に作成されたようです。  四月二十七日に日米両政府は、日米防衛協力のための指針、以下、新ガ...全文を見る
○小池晃君 この文書、存在確認してください、じゃ。すぐにそれ確認してください。
○小池晃君 こういうガイドラインと法案の関係を示す重大な文書ですよ、これ。根幹問題ですよ。それを大臣が知らないということ自体が私、これ大問題だと思うんですよ。  結局、この内部文書が私、大問題だと思っているのは、内容でいうとその次のページですが、この統幕内部文書、「ガイドライン...全文を見る
○小池晃君 これは法案の説明じゃないんですよ、今後の方向性ですよ。こういったことを議論しているかどうかは、これは私は答えられるはずだと思う。答えていただきたい。
○小池晃君 今、大臣は、法案が成立してから検討すべきものだとおっしゃった。だとすれば、統幕でこういう検討をしていたら大問題じゃないですか。これはどう対処されるんですか。
○小池晃君 そうじゃないんですよ。これは、ガイドライン及び関連法案を受けた今後の方向性ですよ。  そのことを実際に検討していたということを知らなかったんですね、じゃ大臣は。
○小池晃君 大臣は先ほど、法案成立後に検討するんだったらいいけれども、中身を前もって検討することはそれはおかしいというふうに認められたんですが、この中身、ちょっと見てくださいよ。  例えばその次のページ、これは新ガイドラインで新たに設けられることになった同盟調整メカニズム、AC...全文を見る
○小池晃君 これ、全く今の説明になっていないんですよ。例えばPKOだって、延長を決めた閣議決定、先週の金曜日じゃないですか。先週の金曜日に閣議決定したんですよ。だから、八月の末に終わる予定だったわけじゃないですか。それがもう九次隊ということで書かれているわけですよ。それが新法制の...全文を見る
08月11日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第24号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  公述人の皆さん、ありがとうございました。  田中公述人にまずお伺いしたいんですけれども、もう当事者でなければ語れないお話だったと思いますし、やっぱり私たちはそういう声をしっかり受け止めて法案の審議をしなければいけないというふうに本当に痛...全文を見る
○小池晃君 田中公述人は、お子さんを抱えて、もう大変な思いで裁判を最高裁まで闘ってこられました。今後、派遣という働き方はどういうふうにあるべきだというふうに御自身の経験からお考えか、お聞かせください。
○小池晃君 ありがとうございました。  樽井公述人にお伺いしたいんですが、厚生省、政府は、専門二十六業務の問題で、分かりにくいから業務区分を廃止するというわけですね。私たちは、これは分かりやすくすればいいのであって、もう誰が見ても専門業務だというものに限定すればいいのであって、...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  伊藤公述人にちょっとお伺いしたいんですが、今度の法律で均等待遇、均衡処遇ということなんですね。先ほど、福利厚生はもう派遣も一緒だとおっしゃった。ということは、今回の法改正で、トヨタでこの均等・均衡処遇問題で新たに対応措置は求められないとい...全文を見る
○小池晃君 もう一点、製造業派遣、製造部門は実施していないと、派遣を。これ、理由は端的にどういうことでしょうか。
○小池晃君 樽井公述人にお伺いしたいんですが、今回、政府は、常用代替防止、臨時的、一時的という原則は変わりませんということを繰り返しているんですけれども、先ほども、今回の法案はその原則を投げ捨てる、改正案は労働者派遣の際限のない拡大を招くというふうにおっしゃった。私もそのとおりだ...全文を見る
○小池晃君 樽井公述人にお聞きしますが、無期雇用派遣を対象から除外した。これ、塩崎厚生労働大臣はおとといの審議でも、無期雇用の派遣は有期雇用の派遣に比べて雇用安定、キャリア形成の観点から問題が少ないと言うんですが、決してそんなことはないと思うんですね。  公述人は、反貧困ネット...全文を見る
○小池晃君 結局、やっぱり一生派遣という、そういう事態をつくり出す法案ではないかと私も思うんですが、そういう中で、派遣業界の中での受け止めを山本公述人にちょっとお聞きしたいんですが、派遣業界の中で、端的に山本公述人はこの法案に反対している派遣業界の方にお会いになったことはあります...全文を見る
○小池晃君 業界。
○小池晃君 ありがとうございました。  樽井公述人にお伺いしたいと思いますけれども、公述人のお話の中でもみなし雇用制度のお話が出てまいりました。これ、やっぱり役割を期待されていたと思うんですが、このみなし雇用制度が予定どおり実行されていたらば、例えば実際に裁判の現場などでこんな...全文を見る
○小池晃君 先ほどのお話の中でも、実際にこれが十月一日から動くと経済界の懸念があるということを厚生労働省が文書にして配っているんですね。とにかくこの十・一に間に合わせるというようなことで、いろんな議論が今この法案をめぐってはあるんですが、いろんなことがあったとしても十・一には間に...全文を見る
○小池晃君 この法案の歯止めの問題として、過半数組合からの意見聴取というのがあるわけですね。先ほどからもちょっと若干議論ありましたが、意見聴取して反対意見があればそれなりに企業側は受け止めてくれるからみたいな、そういう話があるんですけど、私はこれは何の歯止めにもならないと思うんで...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  今日、実際の現場で派遣切りに遭われた方のお話も聞き、企業側からの意見も聞いて、ますますちょっと法案の問題点が浮き彫りになったのではないかなというふうに思います。田中公述人が言われたように、やっぱり派遣労働者を苦しめるような法案作らないでほ...全文を見る
08月18日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第25号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  最初に、労働者の職務に応じた待遇の確保の法律案提案者にお聞きをします。  本法案は、修正前の当初案では、労働者の職務に応じた待遇の均等の実現を図るとされていました。提案者は、六月十日の衆議院の厚生労働委員会で、均等待遇は現実的ではないの...全文を見る
○小池晃君 私はやはり、当初案のときには均衡というのはあえて入れていないんだと思うんですよ、これは。やはり均衡では駄目だという判断があったから入れていないと思うので、今の説明はちょっとやっぱり後付けにしか私には聞こえないわけです。  当初案では、法施行後一年以内に法制上の措置を...全文を見る
○小池晃君 これではやっぱり法制上の措置というのは本当に先送り、後回しということになってしまう、大幅な後退になっていると思います。  この修正によって、やっぱり大事な骨は抜かれただけではなく、第七条第一項にあるように、多様な正社員、限定正社員などの言わば毒も盛り込まれてしまった...全文を見る
○小池晃君 約五回というのは五回ですよね。  これはILOから繰り返し繰り返し不十分であるというふうに指摘を受けているわけであります。  さらに、パート労働法、さっきちょっと議論もありましたが、第百七十五号条約は批准すらしていない。その理由をちょっと、先ほども答弁あったので、...全文を見る
○小池晃君 先ほどから、日本の雇用慣行、日本社会にそぐわないと言うんですが、そんなことを言い出したら、これ、全会一致の附帯決議で、百七十五号条約の批准に向けて精力的に努力するということを確認しているわけですよ。  田村前大臣の答弁、これは昨年四月ですかね、そぐわないとは言ってい...全文を見る
○小池晃君 いや、労使間の話合いだというんだったらいいんです、そぐわないと言われちゃうと、何だかこれはもうやりませんというふうに聞こえるんですよ。これはやっぱりまずいんじゃないかなと、これは全体としてやると決めたことですから。  この問題でいうと格差の実態はどうなっているかとい...全文を見る
○小池晃君 職務内容、人材活用の運用が同じパート労働者でも六割が同一賃金ではなかったという、これが直近の実態なわけですね。  多くのパート労働者を生活協同組合が抱えています。その生活協同組合の労働組合が実態調査をしています。二〇一三年に労働組合と研究者が協力をして各地のコープの...全文を見る
○小池晃君 そのとおりだというんだったら、やってください、やっぱり。できない、できない、職務給だからというんじゃなくて、やっぱり実態調査をしっかりやってほしいと思うんです。  派遣労働に関する同一賃金に話を進めたいんですが、大臣は、衆議院の審議で、派遣労働者の賃金は職務給に近い...全文を見る
○小池晃君 派遣先の責任といっても、派遣先の賃金を知らせるという配慮義務、努力義務と、そういう話ですから、これは強化したことにならないと思うんですが、実態はどうかというと、今日お配りした派遣労働者の時給の推移です。  これは、NPO法人派遣ネットワークが行った派遣スタッフアンケ...全文を見る
○小池晃君 やられていないんですね。  結局、派遣労働者の賃金、現状のルールの下では派遣料金で決まってしまうから、景気変動、一番影響を受ける。歯止めなく、限りなく下がっていくという危険があるわけです。  しかし、大臣は、衆議院の審議で、派遣料金は基本的に派遣会社と派遣先の間で...全文を見る
○小池晃君 いろいろ長々言ったけど、結局民間に任せるという話じゃないですか。やっぱりそれじゃ駄目なんですよ。ヨーロッパだってやっているんですよ。アジアだってやっている国はあるわけですよ。本当に真剣に検討すべきだと。  実際、私は、国がやっている態度が問われていると思います。 ...全文を見る
○小池晃君 法務省であると逃げないで、厚生労働省なんだから、こういった実態にやっぱりちゃんと物を言うべきだと。自分たちの国の仕事でこういうことをやっている、それで企業にちゃんとやりなさいと言ったって、そんなの聞くわけないじゃないですか。こういうところからやっぱり正していかなきゃい...全文を見る
08月19日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第10号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  今初めて、私が示した内部文書が正式に統合幕僚監部が作成したものであるということを認められました。  今の大臣の発言、ちょっと今聞いたばかりなので確認をしたいと思うんですが、大臣の指示の下に作られた文書である、そして、作られた文書は指示の...全文を見る
○小池晃君 この文書はプレゼンテーション用だと思いますが、実際にはいつどのような場所で使われましたか。
○小池晃君 ということは、五月二十五日に大臣はこの文書を見たんですか。
○小池晃君 このビデオ会議、誰の責任で開かれた会議なのか、それから出席者の数はどの程度か、それから、今高級というお話がありましたが、どういう方が出席の招集の対象だったのか、お答えください。
○小池晃君 五月二十六日というのはどういう日だったか、衆議院の本会議で法案の審議が始まった日ですよ。その日に、国会と国民に対して安倍首相が初めてこの法案について説明した日に、今お聞きになったように、自衛隊の制服組の幹部が勢ぞろいしているという会議で、現在に至るまで国会に示されてい...全文を見る
○小池晃君 当然というのはひどいんじゃないですか。  だって、大臣は何と言ったかと。安保法案については国会の審議が第一なので、法案が成立した後、これは検討を始めるべきものだと言っている。検討するのは当然だ。全く違うじゃないですか。こんな答弁と違うようなことを言われて、これ納得で...全文を見る
○小池晃君 この内部文書の三十八ページ以降、三十九ページ、これは全委員に配られていると思いますが、研究、検討事項なんて書いていませんよ。「ガイドライン及び平和安全法制に基づく主要検討事項」、「平和安全法制に基づく主要検討事項」じゃないですか。分析や研究ではありません。そういう言い...全文を見る
○小池晃君 めちゃくちゃですね。今の説明、全く私、納得できない。  これ、はっきり言って検討しているわけですよ。先取りですよ。だって、法案の中身にもガイドラインにないものも出ているわけだから、これは大臣の答弁にも明らかに矛盾する。駄目です。
○小池晃君 国論がこれだけ二分している問題ですよ。それを、自衛隊という実力組織を具体的にどう動かすのかということを事前に検討するって、これ一般的な法律の検討とは訳が違いますよ。こんなことがやられている。しかも、憲法違反の内容なわけですよ。  それで、今いろいろおっしゃったけれど...全文を見る
○小池晃君 検討課題を洗い出して検討しているんでしょうが。それ、全く詭弁ですよ。  大臣は前回言ったんですよ、はっきりこの場で。法案におきましては審議中ですから、この検討は当然、法案が通った後の作業になるわけでございますと。全く違うじゃないですか。  結局、この中身は、実際に...全文を見る
○小池晃君 全然説明になっていない。だって、中身見てなかったから言ったんだ、これじゃ駄目ですよ。これじゃ国会審議成り立たない。(発言する者あり)
○小池晃君 いや、もう詭弁です、これは。もう言い逃れです。  法案が成立した後、検討を始めるべきものだというのは、これは一般論だから、どういう資料かによって左右される問題じゃないですよ。その大原則を言っておきながら、後で中身が出てきたら違うことを言うと。こんなことではこの法案の...全文を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  午前中の質疑では、法案成立後に検討を始めるべきものという大臣答弁と統幕内部文書作成の指示の矛盾を私、指摘をいたしましたが、大臣は、統幕が行ったのは分析、研究、実際の運用要領の策定、訓練の実施、関連規則の制定は含まれていないと答弁しました。...全文を見る
○小池晃君 これは本当にインチキですよ。  運用要領の策定、訓練の実施、関連規則の制定、これは法案の具体化ですよ。検討を通り越していますよ。幾ら暴走する統幕だって、そんなことを法案成立前にやるはずがないと私は思いますよ。結局、これは苦し紛れのごまかしに過ぎないということだと思い...全文を見る
○小池晃君 指示の範囲内だと、内容に問題はないということなんですね。内容に問題はないんですね。指示の範囲内で、内容に問題はないんですね、お答えください。ちょっと、後ろから紙出さないでいいから。簡単なことを聞いているんだから。
○小池晃君 内容に問題がないのかと聞いているんですよ。答えていない。答えてください。
○小池晃君 その内容に問題はないのかと聞いているんです。
○小池晃君 内容に問題はないというのは、私、深刻だと思います。  四十一ページに、新ガイドラインで新たに設けられることになった同盟調整メカニズムが常設のものとなることが明記され、「ACM内には、運用面の調整を実施する軍軍間の調整所が設置される」とあります。  軍軍間の調整所っ...全文を見る
○小池晃君 軍軍間というのは、じゃ、自衛隊と米軍のことですね。
○小池晃君 ということは、ここで言う軍は自衛隊ですねと私は聞いているんですよ。イエスかノーかで答えてください。はぐらかさないでください。
○小池晃君 だから、自衛隊を軍とする文書ですねと。この文書では自衛隊を軍としているわけですよね。それは大臣の指示の範囲内だとおっしゃっているわけだから、この軍軍間の調整所の軍は自衛隊ですねと。一つは米軍、一つは自衛隊。もうこんな単純な質問、イエスかノーかで答えてください。
○小池晃君 この軍軍間が自衛隊、一つは自衛隊だということを認められた。  自衛隊を軍とする文書が、これは大臣が内容は問題ないと言うのは、私、大問題だと思いますよ。  しかも、軍軍間の調整所が中核になるわけですから、これはまさに米軍と自衛隊の総合司令部になるわけです、平時からの...全文を見る
○小池晃君 余計なことを言わないでほしい。私はそんなこと聞いていない。  ブレークダウンする。ブレークダウンで軍軍間の調整所ですか。こんなこと一切書いていないわけですよ。新ガイドラインには、「自衛隊と米軍との間の協力を強化するため、運用面の調整機能が併置される」、「平時から、連...全文を見る
○小池晃君 国会で答弁したことはありますかというのが私の質問なのに、一切答えていないですよ。イエスかノーかで答えてください。国会で今まで軍軍間の調整所なることを答弁したことがありますか。
○小池晃君 国会の議事録の中で軍軍間の調整所なるものは出ていないですよ。軍軍間の調整所と言ったら、それだけで国会は止まりますよ。そんなことが、まさに軍を自認するに至った自衛隊の下で、その中で国会にも明らかにしないでどんどんどんどん進んでいるというのは、本当に私、極めて重大な事態だ...全文を見る
○小池晃君 あるということですよ、これ。だって、ここを見てくださいよ。これまで検討と位置付けされていたことから共同計画の存在は対外的には明示されていませんでしたがと書いてある。あるということじゃないですか、これ、日本語、どう見たって、あるということじゃないですか。どうですか。
○小池晃君 要は、もうあるんですよ。今の答弁を聞く限り、精緻化されたものができているということじゃないですか。今までないと言っていたことをあると認めた、これ重大だと私は思う。こういうことが、この文書が出てこなかったら私は表に出なかったのではないかと思う。これは本当に重大ではないか...全文を見る
○小池晃君 特定の地域を指定しないと言いながら、南シナ海における関与の在り方について検討すると。特定の地域が書かれています。今の答弁は全く間違っている、全くおかしな答弁だと。これは納得できないです。
○小池晃君 これは審議の前に出された文書で、全く説明されていないことが、南シナ海という地域名も特定されているわけで、それに対して全く答えていないわけですから、こんなことを繰り返しても時間が無駄ですから止めてください。(発言する者あり)駄目です。止めてください。ちょっと協議してくだ...全文を見る
○小池晃君 国会の審議が大分進んだ後で答弁したことを今みたいに、こんな何か最初から言っていたかのように言われたって、これは全く国会を欺くもので、委員長、これではもう同じことですから、ちょっときちっと協議してください。
○小池晃君 新ガイドラインには特定の地域は書いていないわけですよ。それが新ガイドラインに基づく検討事項の中にちゃんと書いてあるわけですよ。だから、新ガイドラインで書いていないことがここに書かれている。このことについての、政府、どういうその説明をするのか、ここに特定の地域名を書いた...全文を見る
○小池晃君 それから、四十七ページですね、下の方に何が書いてあるかというと、これはPKOについて書いてあるんですが、下に参考資料というのがあります。そこに何と書かれているか。自己保存型の武器使用については、「自己の生命又は身体を守るためのものであり、どのような場面でも憲法第九条と...全文を見る
○小池晃君 どのような場面でもですか。自己保存だったら、いかなる場合でも、どのような場面でも憲法第九条には違反しないと。こんなことを言っているから、あのイラク復興支援活動行動史でも黒塗りになった部分で、危ないと思ったら撃てという指示をしていたというのがあるわけですよ。私、こんなこ...全文を見る
08月20日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第27号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  四人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  安永参考人にまずお伺いしたいんですが、先ほどの津田理事からもあった過半数労働組合の意見聴取問題なんですけれども、経営側の方は、組合が反対しているのに押し切るということはほとんどないからこれ...全文を見る
○小池晃君 実態としてはこれは成り立たない、歯止めとしては成り立たないんではないかというふうに私は思います。おっしゃるとおりではないかなと思うんです。  関口参考人にお伺いしたいんですが、今日お配りいただいた時給がダウンしているというグラフ、これ私も委員会の質疑で使わせていただ...全文を見る
○小池晃君 鎌田参考人にお伺いしたいと思います。  専門二十六業務の廃止問題なんですが、これは労政審では労使双方とも廃止を主張していない。しかし、結論としては廃止が今回提案されております。専門業務、分かりにくいということであれば、これは廃止ということではなくて、真に専門的業務に...全文を見る
○小池晃君 私は、ちょっと労政審の記録見てもそういう印象は受けないんですが。経団連の方も、これは二十六業務については廃止に懸念を表明した経過も今後の労働者派遣制度のあり方についてという文書の中ではあったし、そういう経過ではなかったんではないかなというふうに思うんですが。  安永...全文を見る
○小池晃君 私も全く同感で、そういう点でいうと、もうこの国会でこれを通すなどということはやっぱりやってはいけないのではないかなと、やはり一旦これは廃案にして、もう一度考え直すということが必要なのではないかというふうに思っています。  最後、みなし雇用の問題、一言、関口参考人に。...全文を見る
○小池晃君 終わりますけれども、その点でも、やはり十月一日のみなしの前に施行しなければいけないなどということはやるべきではないということを申し上げたいと思います。  終わります。
08月21日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第11号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  統合幕僚監部の内部文書について聞きます。  この文書は、五月十五日に大臣が指示して統合幕僚監部が作成をし、五月二十六日、衆議院本会議で総理が趣旨説明を行ったその日に三百五十人の自衛隊幹部を集めた会議で説明したことを防衛省は認めました。 ...全文を見る
○小池晃君 これに問題がないという発言は驚くべきですよ。(資料提示)  一省庁の問題じゃないんですよ。自衛隊という実力組織ですよ。軍隊を独走させてはいけないというのは、戦前の教訓ですよ。しかも、単なる一法律ではない、従来の憲法解釈を大転換して出してきている重大法案。しかも、丁寧...全文を見る
○小池晃君 大臣、八月十一日まで三か月間知らなかったって言ったじゃないですか。それでシビリアンコントロールができているって、もう笑わせるんじゃないよという話ですよ。非常におかしい、無責任な答弁だと私は思う。  しかも、これ、ROEの策定、私、ROEの中身のことを言っているんじゃ...全文を見る
○小池晃君 憲法で軍を持たないと言っている憲法を持っている国の首相が、軍と書くことを便宜的な問題だから構わない、こんなことが許されるんですか。  しかも、ミリタリー・ツー・ミリタリーは、アメリカに向かって物を言っているから軍だと、国民に向かっては軍じゃないと、アメリカに向かって...全文を見る
○小池晃君 ミリタリー・ツー・ミリタリー、軍と軍ということが日常的に語られているということを認めているわけですよ。  私、これは本当に重大だというふうに思うし、実際に中身、これはそれぞれの法律に従う、当たり前のことじゃないですか。しかし、その憲法解釈を変更して憲法違反の法案を強...全文を見る
○小池晃君 でたらめ言っちゃいけません。  この内部文書には、これは、「新法制に基づく運用」というふうにはっきり書いてあるじゃないですか。新法制に基づく運用ということは、今までと違うんですよ、これは。駆け付け警護もやる、そういうことになるわけですから、今の説明は全く事実に反する...全文を見る
○小池晃君 今、総理が示された文書、その中身、国会で一度も説明していないんですよ。それが自衛隊の中では議論されているわけですよ。しかも、シビリアンコントロールだ、大臣の指示の下にと言うけれども、大臣は指示した結果を三か月間知らなかったと言っているじゃないですか。丸投げじゃないです...全文を見る
○小池晃君 改めて、この内部文書で今度の法案が憲法違反の戦争法案であるということが極めてはっきりしたというふうに思います。  廃案しかないということを申し上げて、質問を終わります。
08月25日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第28号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  今回の検証委員会報告で一番驚いたのは、これ、四月二十二日に、年金局及び地方厚生局に対して標的型攻撃が行われていた、それが一切説明もされていなかったし、大臣も知らなかったと。  検証委員会、甲斐中委員長にお尋ねしますが、この四月二十二日の...全文を見る
○小池晃君 客観的資料で分かったわけですか。要するに、厚労省の中にこういうものが来たという記録があったということなんですね、標的型攻撃があったという。
○小池晃君 そういうことで分かることが、三か月間明らかになってこなかったと。  ちょっと関連して甲斐中委員長に聞きますが、攻撃者は次なる攻撃を検討し、機構が狙われるに至ったという記載があるように、五月八日以降の攻撃というのは、これは同一の攻撃者によるものだというふうにお考えなん...全文を見る
○小池晃君 とすると、これは前兆というより、これが第一撃だったというふうに考えるべきだと私は思うんですね。  ところが、これは検証委員会報告でも、これが分かっていれば、ドメイン単位でURLをブロックしておれば五月八日の不正な通信は妨げたとしているわけで、これはやっぱり非常に重大...全文を見る
○小池晃君 何で、じゃ、この類似性が分かっていながら、そのことを明らかにしなかったんですか。こういう重要な問題が担当者にとどまっていたというふうにおっしゃるんですか。
○小池晃君 ちょっとお粗末過ぎると思うんですよね。情参室がそうですから、これでいいんだろうかと。  私は、しかも、この間、これ国会で大問題になってきたわけで、あなたもここに答弁で立っているわけですから、この重要性よく分かると思うんですよ。情参室がこのお粗末ぶりだと。  統計情...全文を見る
○小池晃君 遮断したのは誰の権限でやったんですか。
○小池晃君 担当者の判断で遮断ができるんですか、統計情報部というのは。あなたには全く相談すらなしに、担当者が遮断するんですか。
○小池晃君 いや、だから、こういうことが担当者のレベルで判断して遮断するということが行われているということ自体が、もし事実だとすれば大問題だし、これ私、知らなかったはずがないのではないかというふうに思うんですね。  官房長に聞きます。  ここに並んでいる中では、あなただけが四...全文を見る
○小池晃君 そんなことあり得るんですか。ちょっとやっぱりこれはおかしいですよ、どう考えたって、この一連の経過は。  私は、だから、四月二十二日の時点でそれを見過ごしてしまったということは百歩譲ったとしても、その後でこういう事態になったのであれば、あっ、あれはそういえばあのときに...全文を見る
○小池晃君 いやいや、これは全く理解できないですよ、こういう経過は。  誰かが、だってこれだけ大問題になっているんですよ、そういえば四月二十二日にそういうことがあったじゃないかということを言い出さない、そんな組織ってありますか。私は、ちょっとこれ異常だと言わざるを得ないと思うし...全文を見る
○小池晃君 機構の方に話を移します。  先ほど、共有ファイルサーバーの調査についておおむね七割という御答弁がありました。七割調査したのであれば、その中に四情報以外の情報はありましたよね。イエスかノーかでお答えください。
○小池晃君 いや、さっき違うでしょう、答弁は。だって、要するに、パスワードが掛かっているのが三割だから、それは開けられないけど、七割調査したと言いました。今の答弁、違います。
○小池晃君 さっき可能性だと言っていたんですよね。これだけで変わるわけですよ。これで議論が成り立ちますかと。私、本当にこれ重大だと思います。  四情報以外の情報が共有ファイルサーバーにあったということを初めて認めました。今までは可能性だというふうにおっしゃっていたが、あったと。...全文を見る
○小池晃君 付加的な情報、三か月たって新聞には堂々と出ているんですよ。それをいまだに認めないんですか。私、こういったことはちゃんと認めなければ、議論が前に進まないと思う。  じゃ、少なくとも、流出した情報が沖縄と和歌山の両事務センター、東京の記録突合センターの三か所で使われたも...全文を見る
○小池晃君 そこはちょっと警察に確認しなきゃいけないことじゃないかなと思うんですが。  委員長に、これ、これじゃ駄目です。日本年金機構から流出した情報は何だったのか、そのファイル内容について、第二に、その流出した情報ファイルはどこで使われていたものか、資料提出を求めます。
○小池晃君 年金機構が依頼したウイルス対策ソフト開発会社が、新種ウイルスは外部に情報を漏えいするタイプではないと解析したことが非常に重大だったと思います。  この点について検証委員会の報告では、運用委託会社と機構との間の契約では、情報セキュリティーの確保について抽象的な仕様が規...全文を見る
○小池晃君 不明確だったと。  私、この問題をこの委員会で取り上げたときに、水島理事長は、私はこれ再委託なんじゃないかというふうに質問したらば、理事長は、NTTデータとの契約に基づいて、運用委託契約に基づいて行っているというふうに答弁しているんですよ。しかし、明確なものはないと...全文を見る
○小池晃君 だから、契約内容には、機構とNTTデータの契約内容の中にはウイルス解析なんという言葉は出てこないじゃないですか。私、契約書見ましたよ。ウイルス解析という言葉は出てこないのに、あなたは、契約に基づいてウイルス解析を、再委託じゃなくて、この運用委託契約に基づいてウイルス解...全文を見る
○小池晃君 契約書には書かれていません。じゃ、手順書を後で示してください。それを見て改めて検討します。  これ全体を見て、私は、検証委員会の報告にあるんですが、機構本部から全国の拠点に対する指示は、年間数千件に及ぶ上、過去のものと重畳的なものも見られたなど、現場に相当な負荷が掛...全文を見る
○小池晃君 こういう全体像を含めて解明されなければいけないのではないかと思います。  それから、ちょっと報告書から離れた問題でお聞きしたいんですが、マイナンバーとの連結の問題です。  基礎年金番号とマイナンバーとの連結は凍結をするということが報道されていて、これは今回の情報漏...全文を見る
○小池晃君 二百二十一万件、これ出しているわけですよね。マイナンバーは法律が成立も全くしていない段階で、「マイナンバーによるサービスの実施のため、ご協力ください。」と書いてありますよ、これ。そういったことをやっているわけですよ。通知では六月十日までの返事を求めておりまして、文書の...全文を見る
○小池晃君 だから、全く全然違う法律でこれをやっているわけでしょう、マイナンバー制度のためにと。これ、やり方、脱法的というふうに言えるんじゃないですか。これ、どうなんですか。こんなことがやっぱり許されるというふうにおっしゃるんですか。
○小池晃君 いや、だって、普通これを受け取った人は、やっぱりマイナンバー制度に基づく法律でやるというふうに思いますよ。これは非常にやっぱり私は、やり方がえぐい、まあえぐいというのはちょっとあれかもしれませんが、これは非常に問題のあるやり方だというふうに言わざるを得ないと思うんです...全文を見る
○小池晃君 やっぱりこれを受け取った人は、何かもうマイナンバーで年金も一体化するんだというふうに受け取りますよ。やっぱり行政のやり方として、私はこれは非常に問題があるというふうに思います。  このマイナンバーについて言うと、私は、年金情報の連結、半年、一年遅れるというのはあるけ...全文を見る
08月26日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第29号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  参考人の皆さん、ありがとうございました。  宇山参考人にまずお伺いしたいと思うんですが、昨日も夜も国会の中で集会をやって、派遣労働者の皆さんの声を聞かせていただいて、本当に今日もリアルなお話を聞かせていただきました。  先ほどからの議...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  棗参考人にお伺いしたいんですが、労働者と向き合ってこられて、無期雇用と有期雇用ということで派遣労働者の地位に違いがあるというふうにお考えか。それと、今回の改正によって、無期雇用であれば、臨時的、一時的どころか、ずっともう派遣と。こういうこ...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  中山参考人にお伺いしたいんですが、雇用安定措置のことなんですけれども、先ほど参考人は、これは派遣元にとって厳しい大きな負担になる措置だというふうにおっしゃられました。これは、結局やっぱり派遣先での直接雇用を実現するというのはなかなか現実に...全文を見る
○小池晃君 私は、今のお話を聞くと、やっぱり、塩崎さんが言っているような正社員になれるんだというのは、実際はこの法律はそうなっていないんだなということがよく分かったような気もするんですが。  棗参考人にお伺いしたいんですが、この三十条の二項で正社員への道、これ実効性、私はほとん...全文を見る
○小池晃君 最後に、棗参考人と宇山参考人に、派遣労働というのは本来どうあるべきなのか、労働者派遣法はどういう法律にするべきなのか、お考えがありましたら、それぞれお聞かせいただければというふうに思います。
○小池晃君 ありがとうございました。是非そういう方向での、本当に求められる派遣法を作るために頑張りたいというふうに思います。  ありがとうございました。
08月27日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第30号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  私も、附則九条一項後段の「なお従前の例による。」、これは先ほど石橋議員も取り上げられましたけれども、このことを聞きたいと思います。  この労働者派遣法は、派遣法の大原則を壊してしまう大改悪だと思っておりますが、しかし、今までの労働法制で...全文を見る
○小池晃君 だから、私が聞いているのは、何でそれが入らないと言えるんですか。そんなことは書いてないでしょう。従前の例というのは施行日が来ていないものは入らないなんて一言も書いてないですよ。施行日が来ていないものを除くと書いてあるんだったら別ですよ。そんなことは書いてないじゃないで...全文を見る
○小池晃君 だから、先例はないわけですよ。勝手な解釈なんですよ、これは。こんなことが許されるのかと。  附則第九条には、繰り返すけれども、「従前の例による。」とあるだけで未施行の条項を含むなんて書いてないわけですから、これは、大臣、勝手にそんな解釈していいんですか。これだと法的...全文を見る
○小池晃君 法律が効力を発揮していないというのは、私、おかしいと思いますよ。だって、この法律が、今回の、今議論しているものが成立しなければ、これはみなし雇用、発生するわけだし。  だから、既に結ばれた雇用契約を結んだ人は、これは当然、そのことを期待して結んだはずですよ。そういう...全文を見る
○小池晃君 私が言ったことに答えていないじゃないですか。  要するに、既に結ばれた労働契約を結んだときには、みなし雇用制度が発動すると想定して、それを期待して結んでいるでしょうと。そのことは認めませんか。そうでしょう。だって、それを想定しないで結んでいたら、その労働契約は無効に...全文を見る
○小池晃君 駄目。違う。そんなこと言っていない。
○小池晃君 全然駄目です。全く違う条文じゃないですか。  私が言っているのは、労働契約を結んだときにこの四十条の六の一項の三号のこの条文があったわけで、これを含めた労働契約を結んでいるでしょう、そのことについて、そのことを想定した労働契約ですねと。イエスかノーかで答えてください...全文を見る
○小池晃君 期待権が発生していることを認めましたよ、期待して結んだことを認めましたよ。  ということは、この四十条の六の一項三号は、施行はされていないけど法律としての効力を発揮しているということじゃないですか。それを含めないというのはおかしいじゃないですか。矛盾している。
○小池晃君 三号です。
09月01日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第31号
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○小池晃君 おはようございます。日本共産党の小池晃です。  前回散会となった質疑の続きをやりたいと思いますが、まず、厚労省に確認をします。  改正案の施行日前に労働者派遣契約を締結する派遣先と派遣元、及び派遣労働契約を結ぶ派遣元と派遣労働者、これは、今年十月一日には四十条の六...全文を見る
○小池晃君 ちょっと、信じられないですよ、これ。だって、今の法律あるわけだから、それを前提にして雇用契約を結んでいなかったらこの雇用契約は無効ですよ。これ、駄目ですよ、この答弁。こんなのじゃ話にならないですよ。  だって、それはだって現行法にあるわけだから、だから、十月一日に施...全文を見る
○小池晃君 いや、当然ですよ。それを含んで雇用契約結んでいなきゃ、それはおかしいわけですよ。  つまり、派遣労働者は、労働契約の上では期間制限違反のみなし雇用制度の権利を取得しているわけですよ。そのことは大臣も答弁されました、前回。当事者の期待を裏切ってはいけないという考えは理...全文を見る
○小池晃君 おかしいですよ。だって、それを含めて契約しているというふうに認めたじゃないですか。だったら、それは効力発していることになるでしょう。だって、それを含めて、期間制限違反のみなし雇用も含めて契約結んでいるということは、既にこの法律が未施行ではあるけれども労働契約上は効力を...全文を見る
○小池晃君 それを含めて契約結んだんだから、それ前提にして契約しているんじゃないですか。矛盾していますよ、今の。答弁矛盾しています。
○小池晃君 これ、政策判断だと言い出したのは重大ですよ。その政策判断、今までこの場では一切議論されていないんです。だったら、いかなる政策判断なのか、その政策判断がいかなる理由で出てきたのか、これはきちっと文書で提出してもらいたいと思います。委員長。
○小池晃君 その政策判断なるものによって、要するに四十条の六ではないけど、四十条の四があるからいいんだというふうにおっしゃっているようです。しかし、四十条の四と四十条の六は全く違うわけですよ。  四十条の四は、行政上の効力しかありませんから、だから、労働局が是正を指導監督はでき...全文を見る
○小池晃君 ちょっと、もうちょっと答弁簡潔にさせてくださいよ。これ、やり方ひどいですよ。最初の一言だけでいいんですよ。民事上の効力ないんですよ。全然違うんですよ。  厚労省、聞きますが、四十条の四による是正指導を行った例は過去何件ありますか。それだけ答えてください。余計なこと言...全文を見る
○小池晃君 過去三回しかないんですよ。  今日お配りしていますけれども、労働契約みなし制度がもしできた場合に、その対象となり得る派遣先、発注者に対する行政指導件数、これ厚労省出していますけど、これ見ると、二〇一〇年度は四百六十八件、一一年度四百五十七件、一二年度三百四十六件、一...全文を見る
○小池晃君 お考えを頂戴したって、そういう問題じゃないでしょう。だって、明らかに弱いと認めているじゃないですか。これは明らかに四十条の四と四十条の六というのは全く違うわけですよ。これによって期待が生じることも認めているわけですよ。  それを、これで期待に応えることになるんですか...全文を見る
○小池晃君 全く意味不明、支離滅裂だと思いますね、私ね。結局、これ何のための法案なのかというのがはっきりしてきますよ、この議論をやると。  経営側は何と言っているか。今日お配りしていますけれども、週刊経団連タイムス、これ見ますと、三枚目、二ページ目ですけれども、三枚目のところに...全文を見る
○小池晃君 全然駄目です。こんなことでこの法案通すわけにいかないです、絶対に。  今日、日本経済新聞に、日経新聞社とNTTコムオンライン・マーケティング・ソリューションの共同調査、結果が出ています。派遣法改正案の賛否。派遣労働者の中では六八%が反対だと。そして、二十六業務の人の...全文を見る
09月03日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第32号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  総理は、本会議でも今日も、この法案は正社員への道を開く、派遣労働者の待遇の改善を図ると何度もおっしゃるんですけど、しかし、だったら派遣労働者はみんな歓迎しているはずなんです。ところが、先ほど配られた日経新聞の調査、私も配りましたけれども、...全文を見る
○小池晃君 でたらめですよ。そんな時間稼ぎやめてくださいよ。  この法案は、昨年の通常国会、臨時国会、そして今度の通常国会、会期末までやって、施行日の九月一日過ぎて議論しているんですよ。ずっと議論していても、今おっしゃったことが全く理解されていないわけじゃないですか。これは、国...全文を見る
○小池晃君 全く私の言ったことに答えていないじゃないですか。期間制限の考え方変えるわけだから。  総理、今はっきり、やはりみなしが発動されたら困るんだと、直雇用されたらまずいんだということをおっしゃったのと同じですよ、今のは。これ、とんでもない話ですよ。自民党も賛成してつくった...全文を見る
○小池晃君 今の答弁は、違法行為を合法化する法案だということを認めたということですよ。  結局、キャリアアップすれば正社員になる、キャリアアップの問題じゃないんですよ。幾ら能力が高くても正社員になれないんですよ。それが今の派遣社員の実態じゃないですか。それを、法律的に民事上の措...全文を見る
○小池晃君 細かいことをくどくどくどくど言って、大きな話全然しない。私が言ったことに答えていないじゃないですか。政治の意思として、非正規から正規へ転換すると、そういう意思があるのかということを全く答えていないじゃないですか。日本経済も日本社会も壊す、これがアベノミクスですよ。 ...全文を見る
○小池晃君 大企業の理解だって得られていない、国民全体反対している。アベノミクスも派遣法も戦争法案も、全て廃案にするべきだということを申し上げて、質問を終わります。
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  私も、今日理事会に示されました、年金機構、厚労省からの資料要求に対する回答、石橋委員と同様に、全く納得、あれはできません。  特に、今日、今お配りしているものでいうと、これは朝日新聞の記事ですが、マスメディアで報道されているにもかかわら...全文を見る
○小池晃君 重大ですよ、これ。  水島さん、前回のこの委員会であなたは何と答えたか。この三拠点の名前については、捜査上の問題もあるというふうに承っております、だから公表できませんと言ったんですよ。虚偽答弁じゃないですか。虚偽答弁ですよ、これは。
○小池晃君 誤解の余地ないですよ、これ。だって、捜査上の問題があるというふうに承っておりまして、公表いたしましておりませんと言っていたんです。  こういうことで情報を隠蔽してきたんですよ。セキュリティー上の問題、捜査上の問題、もうそういうこと通用しないですよ。大体、セキュリティ...全文を見る
○小池晃君 引き続き、先ほどから問題になっている四月二十二日に行われた攻撃のことをちょっと私も今までの議論を踏まえて聞きたいんですが、前回の甲斐中委員長は私の質問に対して、これはそれ以後の年金機構に対する攻撃と同一の攻撃者であると考えると言っています。  大臣、先ほどちょっと曖...全文を見る
○小池晃君 そういうことです。最初に来たと、第一撃だというんですよ。だから、第一撃だと素直に認めればいいんですよ。だから、これ重大なんですよ。  その重大な第一撃に対する対応について、さっき聞き捨てならない話があったんですね。中途半端に大臣に報告をした。何ですか、これは。これ、...全文を見る
○小池晃君 これは、でたらめですよ。だって、それで何で中途半端な報告。もう中途半端じゃない報告が出た後で、何で中途半端に報告するんですか。  おかしい、おかしい。納得できません。これは、きちんと説明してもらわなければこれ進めない。
○小池晃君 何だかよく分からないんですけどね。  中途半端に報告したということは、報告書が出てから中途半端に報告するっておかしいと思うんですね。やっぱりこの問題が出た途中のどこかの段階で、これは報告なり何らかの話をしたんじゃないですか。だから中途半端にと、そういう話になったんじ...全文を見る
○小池晃君 訳分からないこと言わないでください。  今朝、年金機構の人来て、何か誤解していたから、それは違うと、白を黒じゃなくて、二千四百四十九人のことだとちゃんと説明してありますよ。ちょっと、そんなとぼけたことを言わないでくださいよ。だから、実際、二千四百四十九人個別訪問しろ...全文を見る
○小池晃君 いや、今、意味不明。そのような形で指示しておりますってどういうこと。
○小池晃君 七月三日というのは個別訪問終わった日なんですよ。だから、説明になっていないんですよ。  六月中旬に明らかになって、六月の二十七日から個別訪問したんでしょう。そのときに、何の指示文書もなしに二千四百四十九件個別訪問ができるんですかと聞いているんです。
○小池晃君 もう全然これ駄目ですよ。だって、七月三日というのは個別訪問終わった日なんですから。  二千四百四十九件を個別訪問する、しかも事情もちゃんと説明しなきゃいけないんだから、何か電話でやってくださいといって行けるような話じゃないですよ。どういう経過で流出していない人が流出...全文を見る
○小池晃君 委員長、二千四百四十九件の個別訪問を指示した文書、あるはずです。七月三日付けの指示文書以外のものを必ず提出させるようにお取り計らいをお願いします。
09月08日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第33号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  施行日を九月三十日に延期するというわけですが、あと二十日余りしかないわけです。  前回の労働者派遣法改正時のことをお聞きしますが、法案成立から労政審の答申が出るまでは何日掛かったか、それから、労政審の答申が出てから法の施行まで何日掛かっ...全文を見る
○小池晃君 前回の政省令の修正、二十二項目だと聞いております。今回、四十一項目以上なわけで、こんな僅かな期間でまともな準備、議論ができるわけがないと。  もう一回聞きますが、前回法案成立してから施行までに各労働局が全国で行った説明会は何回やっていますか。
○小池晃君 前回は、労政審の答申が出てから二種類、三十八万部のパンフレットも作って周知徹底を図ったというわけですね。  大臣、九月三十日施行、労政審で十分な議論できるわけがないじゃありませんか。丁寧に周知すると先ほど大臣は答弁されましたけれども、こんな期間で事業者や労働者に周知...全文を見る
○小池晃君 それを九月三十日までにできるのかと私、聞いたんですよ。できるわけないじゃないですか。連休もあるんですよ。もう諦めなさいよ、こんな法案は。今言ったこと、できると思いますか。
○小池晃君 私、本当に無責任だと思いますよ。  これ、本当に現場は大混乱しますよ。こんなやり方で、しかも、要するに十月一日のみなし雇用を施行させたくないがために、そのただ一点で、九月三十日に、もう事業主に対しても労働者に対してもまともに周知もできないようなときに強行する。こんな...全文を見る
○小池晃君 私が言ったことに全然答えていないじゃないですか。意図せずにだったら、適用されないわけですから。みなし雇用を適用されて、みなし雇用が適用されることによって労働者にとってマイナスはありますかと私、聞いているんです。  だって、前々回、大臣は、みなし雇用というのは労働者を...全文を見る
○小池晃君 みなし雇用で不利益にならないと認めました。これは利益なんですよ、明らかに。それを取り上げるわけですよ。  円満に正社員になれれば、そんなこと、法律要らないですよ。なれないから法律作ったんじゃないですか。そういう法律を自民党も公明党も賛成して作ったわけじゃないですか。...全文を見る
○小池晃君 大臣、それはそれで結び付くんだというふうに認めているわけですよ。だったら、私、提案したい。  十月一日からやりませんか、これ。やってみたらいいじゃないですか。やって、直接雇用にすると。それで救われる人がいるということを大臣認めたんだから。  この法案は、私は直接雇...全文を見る
○小池晃君 何も変わらないわけないでしょう。  私、資料を配っていますけれども、みなし雇用がなくならないのは分かっていますよ。しかし、期間制限は適用されなくなるわけですよ。みなし雇用になり得る労働者の中で圧倒的に多いのは期間制限なんですよ。だから、これをやろうじゃないかと言って...全文を見る
○小池晃君 全く矛盾した話をしていると思いますよ。何のためにこの法案を出したのかという話ですよ、これ、今の説明でいったら。  それから、盛んに、この改正が行われずに現行のまま十月に至る場合には、これを回避するために派遣の受入れを事前に停止し、雇い止めが生じる可能性がある、今日も...全文を見る
○小池晃君 何言っているんですか。もう十月一日目前になっているわけでしょう。だから、説明、全然破綻しているんですよ。あなた方が言うとおりだったら、もう全国で雇い止めがぶわっと起こっていなきゃいけないじゃないですか。起こっていないじゃないですか。  結局、正社員にする、これもうそ...全文を見る
○小池晃君 私は、労働者派遣法の一部を改正する法律案について、本日、こうして乱暴に採決されようとしていることに強く抗議し、断固として反対する立場から討論を行います。  本法案は、昨年二度も廃案になった上、衆議院では、自公両党が採決を強行して参議院に送り付けてきたものであります。...全文を見る
09月09日第189回国会 参議院 本会議 第39号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  私は、会派を代表して、労働者派遣法の一部を改正する法律案について、反対討論を行います。  本法案は、昨年二度も廃案となった上に、衆議院では自公両党が採決を強行して参議院に送付してきたものです。本院の審議でも次々に法案の矛盾と問題点が指摘...全文を見る
09月10日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第34号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  先日の名古屋の地方公聴会で、三菱電機製作所の派遣切り裁判で最高裁まで闘って勝訴した元派遣労働者からお話を聞きました。  二〇〇八年に派遣切りに遭って一家心中まで考えたけれども、娘さんのことを考えて、使い捨てを許さないと裁判に訴えた。最高...全文を見る
○小池晃君 愛知労働局では、監督対象事業場の事前報告についてという愛知労働局労働基準部長の通達が出されています。  私、厚労省にこれ調査してくれと求めたんですが、そのような通達は存在しましたか。
○小池晃君 非常に聞き取りにくいんですけど、これ、私は文書を出してくれと言ったんですけれども、いまだに文書を持ってこないんですね、厚労省は。  私ども独自にこの文書を入手いたしました。これ平成二十五年六月二十五日、発出は愛知労働局労働基準部長、発出先は各労働基準署長です。今ちょ...全文を見る
○小池晃君 こうした通達出している労働局は、愛知以外にありますか。
○小池晃君 この文書には、十年間秘密扱いと書いてある。何でこんな文書をマル秘扱いする必要あるんですか。これ、おかしいじゃないですか。この文書手に入れているはずですから、これは十年間秘密扱いだということを御存じのはずです。こんなことが許されるんですか。
○小池晃君 おかしいでしょう。だって、何で大企業だけ事前報告求めるんですか。しかも、それ、何でマル秘扱いするんですか。  結局、これどうなっているかというと、愛知労働局の定期監督の実施件数は、平成二十三年、二十四年、七千件台あったのが、通達の出た二十五年度は六千八百八十五件、二...全文を見る
○小池晃君 そんなのおかしいでしょう。そんな、基準監督署の指導が違っちゃいけないのは中小企業だって同じですよ。大企業だけ何でこんなことやるんだ。これ、どう考えたって、やっぱり大臣、これやめさせるべきですよ。だって、あり得ないって言ったじゃないですか。あり得ないんだったらやめさせて...全文を見る
○小池晃君 こんなの撤回させなきゃ駄目ですよ。大臣、すぐやめさせる、どうですか。すぐやめさせなきゃ駄目ですよ。
○小池晃君 この通達出されたときの平成二十五年の愛知労働局長は誰ですか。
○小池晃君 新宅友穂さん、今何をやっていますか。調べるように言ってあるじゃない。
○小池晃君 日本生産技能労務協会の今専務理事ですよ。労働者派遣法を審議した労政審にオブザーバー参加して、さんざん派遣業界の意見を言った団体ですよ。今、そこの専務ですよ。労働官僚として在職中は、こんな疑念を持たれるような、大企業に便宜図っているんじゃないかと思われるような通達出して...全文を見る
○小池晃君 これおかしいですよ。どう見たっておかしいですよ、この経過。こういう人を、こんな団体、ここで、労政審にも呼んでいるんですよ。きちっとこれ、大臣、この日本生産技能労務協会に対して指導すべきじゃないですか。この人、専務辞めさせるべきです、どうですか。
○小池晃君 これ言うべきだと思いますね、私。こんなことをのさばらせておいて、労働行政は公平にやっています、労働者の立場でやっています、ちゃんちゃらおかしいという話になりますよ、誰が見たってこれは。これ、やっぱりきちっとけじめ付けるべきです。  改めて、何か派遣法は衆議院でまだ採...全文を見る
○小池晃君 居宅介護支援費の特定事業所集中減算の対象を拡大している問題、もう一つ指摘をしたいと思います。  これは、元々囲い込みをなくすということで、ケアマネジメントによる特定事業所への集中が九割超える場合、マイナス二百単位の減算するという仕組みでした。これを今年の報酬改定で八...全文を見る
○小池晃君 しかし、その正当な理由というのは曖昧なんですよ。  厚労省が出しているのでいうと、サービスの質が高いことによる利用者の希望を勘案した場合は正当な理由と認めるというんですけど、質が高いかどうかって、これ極めて曖昧じゃないですか。これで正当な理由かどうかを判断する。それ...全文を見る
○小池晃君 主治医がこの訪問看護ステーションでという指示を出せば、それで正当な理由になるということですね。端的に答えてください。
○小池晃君 要は、だから自治体が判断すればいいわけでしょう、そういうふうに判断すれば。そういう自治体の判断は妥当と認めるということですよね。  しかも、理由書で、私はここを選びましたからと書けばいいと、こんなのわざわざやるべきことですか。だって、事業者からそういうふうに書いてく...全文を見る
○小池晃君 いや、だから、連携しなきゃいけないと大臣だって言ったわけでしょう。連携しましょうよという方針出して、連携するための診療報酬もつくったわけじゃないですか。それなのに、介護報酬では連携しちゃったらペナルティー掛かるんですよ。  だから、私は、囲い込み全体はやっぱりそれは...全文を見る
○小池晃君 いや、僕はこれは矛盾しているとしか思えない。  この集中減算の訪問看護への適用については、五月二十日の社会保障審議会介護給付費部会で、日本医師会の常任理事も、頑張っている事業所が影響を被ってしまうというふうに懸念を表明しています。それから、何か都会は別だみたいにおっ...全文を見る
○小池晃君 いや、円滑にやろうと思ったらやめなきゃ駄目ですよ。もう混乱起こっているんだから、現場では。わざわざ別の訪看ステーションに紹介するとか、そんなことを一生懸命やっているようなことが生まれているわけで、私はこれは本当に見直した方がいいと思いますよ。御忠告します。こんなことを...全文を見る
09月15日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第35号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  私の方からも、栃木、茨城、宮城での豪雨災害、心からのお見舞いを申し上げます。あわせて、政府は万全の対策を取っていただきますように、特に医療、介護、衛生面での万全の配慮を求めたいと思います。  本法案で創設される地域医療連携推進法人、当初...全文を見る
○小池晃君 私もそういう理解で見ております。  それで確認ですが、この地域医療連携推進法人は、あくまで二次医療圏を原則に地域の医療体制の再構築を図っていく、つまり、二次医療圏や都道府県を越えて広域的な地域で展開するような法人グループを想定したものではないという理解でよろしいです...全文を見る
○小池晃君 そうであるなら幾つか疑念があるわけで、この理事長要件なんですけど、これ、医療法人の理事長と同様に、やっぱり原則医師、歯科医師とすべきではないですか。
○小池晃君 そうおっしゃるんですが、やっぱり都道府県知事の認可があるから大丈夫とはちょっと言えないんじゃないかなと。  医療の産業化を強力に推進しているような知事もいるわけで、いろんな人いるわけですよ、あの人とかあの人とか、いろいろと思い浮かぶわけですけど、大臣、やっぱり知事認...全文を見る
○小池晃君 そういう堅苦しいことじゃなくて、やっぱり医師、歯科医師が望ましいぐらい言ってくださいよ。そのくらい言えないんですか。これ、だって、仕事の性格からいって、複数の医療法人を統括するんだから、医療法人は医師要件なんだから、やっぱりそれを統括するのは医師が望ましいぐらいのこと...全文を見る
○小池晃君 そういうつまらない答弁しないでほしいんですけれどもね。望ましいぐらいのことはやっぱり言ってほしい。政治家なんだから、そのくらい言ってほしいと私は思うんですけど、まあ附帯決議のこともあるのでちょっとあれですが。  もう一つ、関連事業を行う株式会社への出資なんですけど、...全文を見る
○小池晃君 じゃ、局長、省令にはちゃんと一〇〇%と書くんですね。そこのところ、ちょっと確認したい。
○小池晃君 こういったことはちゃんと明確にしておかなきゃいけないと思うんですが、だったら一〇〇%と。何か一定割合以上とか、そんなこと、余計なこと書かないようにしてほしいんですよね。  それから、一社員一票ではなくて、先ほども議論がありましたが、出資額に応じて議決権を付与すること...全文を見る
○小池晃君 私は、金銭だけではなくて、やっぱり規模、病床数とか、そういったものに応じた形で議決権を与えるというふうにはするべきでないと思います。この点は、これからの運営をこれはしっかり監視をしていかなきゃいけないんじゃないかなという点であります。  さらに、地域医療連携推進法人...全文を見る
○小池晃君 というふうにおっしゃるんだけど、実際に、この数字が出た三日後に、医政局の地域医療計画課から各県に事務連絡が出ているわけですよ。これによると、その事務連絡を見ると、今回の推計値はガイドラインの計算方法を機械的に代入した参考値であって、都道府県に稼働している病床を削減させ...全文を見る
○小池晃君 だから、私、局長が言ったことは否定しませんよ。そのとおりだと思うけど、だったらガイドラインを見直さなきゃ駄目なんじゃないですかと言っているんですよ。だって、ガイドラインのとおりにやったらこうなったわけだから。そう思いませんか。
○小池晃君 僕は、やっぱりこういう誤解を生み出すような数字を出すんだったら、ガイドラインを見直すべきだというふうに重ねて申し上げたい。  病床数を減らして在宅に戻しても大丈夫だというふうに言うんですが、厚生労働省の補助事業で、今日お配りしている一枚目の資料、二〇一三年に地域包括...全文を見る
○小池晃君 時間ですので終わりますけど、そうじゃないですよ、この報告書は。それを心構えにしろと言っているんですよ。  やっぱりこれは私は間違っていると思うし、こんなことは厚労省としては絶対認めるべきではない。  終わります。
○小池晃君 私は、医療法の一部改正案に反対の立場で討論を行います。  以下、反対理由を申し述べます。  本法案は、昨年成立した医療・介護総合確保推進法を受け、地域医療構想の実現や地域包括ケアシステムの構築に向けたその一環としての法整備であります。  本法案によって新設される...全文を見る
09月19日第189回国会 参議院 本会議 第44号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  私は、会派を代表し、そして今この瞬間も、国会を取り巻いている人々と、全国各地で怒りの声を上げている国民とともに、満身の怒りを込め、安倍政権が平和安全法制と称する戦争法案に反対する討論を行います。  一昨日の委員会で、与党は、むき出しの暴...全文を見る
○小池晃君(続) 憲法を踏みにじる政治は、日本の社会と国民を確実に変えつつあります。戦後の歴史に例を見ないような規模での国民的な運動、新しい政治を求める怒濤のような動きは誰にも押しとどめることはできません。そして、この流れは、必ずや自民党、公明党の政治を打ち倒すまで続くであろうと...全文を見る