小池晃

こいけあきら

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

小池晃の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月18日第190回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  総理は、アベノミクスで経済の好循環が生まれたと、第二ステージは一億総活躍社会を実現すると、この補正はそのスタートだということだと思うんです。  しかし、第一ステージでの暮らしや景気の実態というのは、これは好循環とは程遠いのではないか。国...全文を見る
○小池晃君 ですから、企業は史上最高の収益を上げているわけで、そういう点でいえば、今の一番やっぱり大事な課題は分配という認識なんですねと聞いているんです。
○小池晃君 認識一致しているのはいいことだと思いますが、ならば何で消費税の増税なのかということなんですよ。所得税や住民税免除される方でも生活保護世帯でもワーキングプアでも消費税というのは掛かってくるわけで、まさに所得再配分に最も逆行する税制なわけですね。  ところが、一年三か月...全文を見る
○小池晃君 しかし、景気指標は次々悪化していますよ、今。こんな中で増税したら本当に深刻な事態になると思います。  しかも、今、社会保障に充てる充てると言うけれども、八%に増税して社会保障良くなったという国民の実感あるでしょうか。私はほとんどないと思いますよ。これ、増税分充てると...全文を見る
○小池晃君 でも、結果として抑制したことは認めた。  しかも、目安目安と言うけれども、財政審の建議で何と書いてあるかというと、目安から逸脱することは断じてあってはならない、三年間の目安であるからといって、歳出の伸びの抑制を先送りすることがあってはならない、最大級の表現で、これは...全文を見る
○小池晃君 いや、ごまかしちゃいけない。今より上がらない、今よりも軽減されるわけじゃないですよねと私聞いているんです。
○小池晃君 だから、これ軽減じゃないんですよ、今より軽くなるわけじゃないんだから。据置税率なんですよ、あえて言えば据置税率だと。  自公両党は、食料品、新聞の税率を八%に据え置く、これで一致したわけですが、この税率、据え置いたとしても大増税ですよ。  財務大臣に聞きます。 ...全文を見る
○小池晃君 お聞きになったように、二人以上世帯は平均で四万円超える、単身世帯は一人だけで二万一千円超える、大変な負担増なわけです。改めて家計への大打撃になるということですね。これ、軽減なるものをやってもこうなるわけですよ。  今、グラフをお示ししておりますが、(資料提示)消費税...全文を見る
○小池晃君 当然と平然と認めてもらっては困るんですよ。そういうことをやるんですかということですよ、これ。所得の分配が必要だというときに逆進性更に高める、そんな増税をやっていいのかということなんですよ。  財務大臣にちょっと聞きたいんですが、食料品、新聞の税率を八%に据え置くため...全文を見る
○小池晃君 一兆円だと。  一方、総理は衆議院の予算委員会で、食料品を軽減税率の対象とした場合の二人以上世帯の一人当たりの負担軽減額が年間四千三百円程度というふうにお答えになっています。総理の答弁なので総理にお答えいただきたいんですけど、これに新聞加えて単身世帯も含めた場合の全...全文を見る
○小池晃君 四千八百円程度だと。  今の日本の人口というのは一億二千六百八十八万人なんですよ。これ、四千八百円ということにすると、単純計算でこれ掛けると六千億円ちょっとになるんですね、六千百億円ぐらいかな。一方で、一兆円というわけですよ。これ、どうしてなんですか。この一兆円と六...全文を見る
○小池晃君 そんな説明通用しないでしょう。だって、九千億円と一兆円とか、九千八百億円と一兆円というのなら分かりますよ。六千億円と一兆円ですよ。全然違うじゃないですか。  大体、家計調査、確かに家計調査で把握できないものはありますよ。ただ、食料品というのは一番把握しやすいんですよ...全文を見る
○小池晃君 いや、駄目ですよ。
○小池晃君 今の説明だったら、家計調査って全く信用できない調査だということになりますよ。だって、六千億円と一兆円の違いですよ。僅かな誤差じゃないじゃないですか。これは駄目ですよ。  だったら、さっきの、例えば大臣は一世帯当たりの負担増の数字も出したけれども、あれも全部でたらめだ...全文を見る
○小池晃君 あのね、拍手するところじゃないですよ。政府の統計がでたらめだという答弁なんですよ。そういうことじゃないですか。家計調査が全く反映していないということじゃないですか。  大体、それだとすれば、これだけの誤差が起こるということは納得できないですよ。だって、家計調査は確か...全文を見る
○小池晃君 いや、後刻じゃ、後刻じゃ駄目。後刻、いつまでですか。あしたの委員会が始まる前までに出してください。
○小池晃君 これ、いずれにしても、今までの衆参両院での説明、全部間違っていたことになるんですよ。(発言する者あり)そうですよ。だって、家計調査に基づいて答弁しているんだから。だから、全部それ違っていたわけですよ。家計調査、把握できていなかったというんだから。これは重大ですよ。本当...全文を見る
○小池晃君 いろいろごちゃごちゃ言ったけれども、これ回っていないということは認めるわけですよ、事実としてね。それから、これまでの減税分にも達していないじゃないですか、賃金、これから上がるかもしれないとおっしゃったけど。その今までの賃金増加分、これまでの減税分の半分以下しかないじゃ...全文を見る
○小池晃君 六人に一人が貧困ラインを下回る社会に日本はなっているんですね。特別な人の問題でないわけです。多くの国民にとって貧困がすぐ身近にある、人ごとでない、そういう状況が生まれてきているわけですよ。  新聞や雑誌で貧困特集なされて、下流老人、貧困女子、漂流青年、困窮中年、あら...全文を見る
○小池晃君 いや、厚労省の数字というのがOECDの平均以下なんて、違うでしょう、今の。
○小池晃君 何か混乱しているようですけれども、役所によって数字が違うというのはおかしな話だと思いますが、OECD、厚労省がこの問題は基本なんだから、それはOECD平均より悪いのは明らかなんですよ。  総理、私の質問に答えていないんです。日本は世界有数の貧困大国だという認識がある...全文を見る
○小池晃君 日本が貧困かどうかなんというそんなばくっとした話じゃない。貧困率、相対的貧困率というのは世界の標準の数字なんですから、それで見れば日本は世界有数の貧困大国になっているでしょうと、そういう認識から出発しなくちゃいけないじゃないですか。総理、その認識聞いているんです。
○小池晃君 総理も同じ認識でよろしいですか。
○小池晃君 どの政権がというような小さい話じゃないんですよ。やっぱり大きな流れとして貧困大国になっている、そこから出発して政策立てないといけないんじゃないか。  文部科学大臣に聞きます。  子供の貧困が次の世代に連鎖していくという問題があります。進学率への影響あるいは学力への...全文を見る
○小池晃君 深刻な実態だと思うんですよ。  それから、先ほど前半で述べたことで、これ、社会経済的背景の高い子供が全く学習しなかったときの正答率と社会経済的背景の低い子供が三時間以上学習した場合の正答率を比べると、低い子供の三時間以上勉強した子の方が正答率が低いという、そういう数...全文を見る
○小池晃君 これは本当に重大な問題だと私は思うんです、これは。  それから、健康に対する影響も紹介したいんですが、これ全日本民医連に加盟している十一医療機関で、二〇一四年度に入院した小児のうち協力が得られた七百二十七件、相対的貧困家庭とそうでない家庭比べて仏教大学の武内一教授が...全文を見る
○小池晃君 これは非常に大事だと思うんですね。これは、貧困世帯を一人親とか生活保護世帯だけに限定しているという問題点、この調査はあるんですけれども、これは大事な調査だと私は思う。現在十五歳の子供だけですから、これは一定の年代でやればもっと大きな効果が出てくるわけですよ。  改め...全文を見る
○小池晃君 いろいろやっておられることは承知をしているわけですよ。しかし、じゃ、何で消費税をこういうとき増税するんですかという話にまたなってくるわけですね。  八%に増税したときに、政府は、その影響緩和のためだといって、これ、一回限りではありますけど、低所得世帯には臨時福祉給付...全文を見る
○小池晃君 社会保障の充実とまた言うんですけれども、じゃ、具体的に聞きますよ。  児童扶養手当を拡充すると先ほど前段で御説明がありました。確かに、第二子の加算額を現在の五千円から一万円に、第三子以降を三千円から六千円に引き上げると。これ、第三子は二十二年ぶり、第二子は実に三十六...全文を見る
○小池晃君 ちょっと直近の数字は違うんですけれども、まあ五割、六割、六割近いという数字を言っていたわけですね。これは引上げ対象にならないわけです。  先ほど指摘した給付金はその後どうなったのか。臨時福祉給付金は、昨年度は一人一万円、今年度は六千円が支給されました。また、子育て世...全文を見る
○小池晃君 私が聞いたことに答えていないでしょう。  これ、一人親家庭の場合は、今回の措置で何のいいこともないじゃないですかと、一人親家庭、子供一人であれば。これ、給付金はどんどん減っちゃう、加算もない、消費税だけのしかかる。こういうことで子育て支援、子供の貧困解決になるんです...全文を見る
○小池晃君 私、説明になっていないと思うし、幼児教育無償化というけれども、二子、三子でしょう。二子、三子は市町村がほとんど無償化を今やっているんですよ。しかも、問題になっているのは、今、税制の見直しによって保育料がどんどん上がっているんですよ。それに対して何の手も打っていないじゃ...全文を見る
○小池晃君 自立支援、自立支援って言うんですよ。しかし、日本の母子世帯の就業率は世界有数の高さなんですよ。そして、相対的貧困率を比べると、働いている一人親家庭の貧困率と働いていない一人親家庭の貧困率を比べると、働いている家庭の方が高いんですよ、貧困率が。こんな国は世界で日本だけな...全文を見る
01月19日第190回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  昨日の続きです。  麻生大臣、冒頭で御説明ありましたが、総務省の家計調査は消費実態の六割程度しか把握していないということになるわけですね。これちょっとにわかに信じ難いんですけど、ということは、逆に、今まで家計調査を基にした統計、様々あり...全文を見る
○小池晃君 全く数字違いますよね、今までの説明とは。  今、それと、要するに食料品、新聞を軽減税率の対象とした場合の負担増はどうなりますか。
○小池晃君 だから、今まで、一世帯当たり、答弁としては三万五千円と言っていたんですよ、一世帯当たり三万五千円と。これ、全然違う数字じゃないですか。  ちょっと、三万五千円に対応する数字は幾らですか、じゃ。言ってください。三万五千円に対応する数字は新しくなるとどうなるんですか。
○小池晃君 いや、だから、結局全然違うということになるわけですね、これ、衆議院でも答弁してきたことと。要するに二倍近いじゃないですか。  総理、今までこの数字出てこなかったんですよ。こういう形で実際の負担を小さく見せかけてやってきたことの責任、重大じゃないですか。
○小池晃君 これは、今のは開き直りひどいですよ、はっきり言って。だって、機械的な試算だと言ったかもしれないけれども、実態とはこんなに違いますよなんということは一切メンションしていないですよ。これが負担増だってやってきたじゃないですか。責任認めてくださいよ。
○小池晃君 私は、こういうことを言われたら、政府の答弁とか統計とかって信用しないでくれということになると思いますよ、国会でのね。  それから、ちょっと混乱しちゃったけど、一人当たりの負担増は一万四千円程度と答弁していたのは、じゃ、幾らになるんですか。ちょっと整理して答えてくださ...全文を見る
○小池晃君 結局、もう全部二倍あるいは二倍近いということなんですね。本当にこれひどい話だと思いますよ。こんな形で国会に説明してきて、それでもう採決だなどということをやっていいのだろうかというふうに思いますよ。  それから、一兆円は間違いないんだと言うけれども、逆に、ちょっとまた...全文を見る
○小池晃君 どうなっているんですか。だって、これGDPの基礎でしょう。じゃ、国民経済計算も実態に合っていないんですか。
○小池晃君 こんなの駄目ですよ。だって、同じ政府ですよ。同じ政府の内閣府の数字と財務省の数字がこう来たら一緒にならないという、こんな、政府であり得ますか。これは説明になっていない。
○小池晃君 GDPの基礎になる数字が、じゃ、正しくないとおっしゃっていることになりますよ。それでいいんですか。
○小池晃君 軽減税率、本当に一兆円なのか、一兆円が家計に届くのか、私、本当に疑問になってきますよ、これ。これはやっぱり重大問題だというふうに思う。  それから、総理は昨日、来年四月の一〇%引上げは、引き上げられる環境をつくっていくと言いました。じゃ、今はその環境にないということ...全文を見る
○小池晃君 来年どれだけ賃金が上がったら環境できるんですか。
○小池晃君 今年の四月も来年の四月も実質賃金が上がらなければ環境はできないということですね。
○小池晃君 リーマン・ショックのような事態と言うけれども、これ、分かったようで分からないんですよ。どういう事態なんですか。
○小池晃君 それじゃ分からない。具体的にはどういう事態なんですか。今だって株価はどんどん下がっていますよ。これは違うんですか、じゃ。
○小池晃君 今言われたことをちょっとよくこれから見守っていきたいと思いますが、私は、今のような情勢、これから今のこの経済情勢でいけば消費税増税するような環境には絶対ならないというふうに思いますよ。しかも、増税の問題、これだけでたらめな数字が出てくる。これではもう議論にならないと。...全文を見る
02月18日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第1号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  厚生労働委員会というのは、ともすれば対決、激論、強行採決というようなことが起こるんですが、少なくともこの自殺対策については、本当に党派を超えて、この間、十年前から私もこの法案作りにも関わったし、昨年ここでも議論をして、こういった形で、そし...全文を見る
○小池晃君 そこで、昨年ここでも質問した自殺未遂者あるいは未遂者家族支援問題について聞きたいんですが、自殺未遂というのは自殺の最大のリスクファクターとも言われています。つまり、未遂を経験している人は再びそういう行動に至るリスクが非常に高い。裏を返せば、自殺対策においてそうした自殺...全文を見る
○小池晃君 一年前ここで質問したときは、厚労省としては未遂者の数は把握していませんと、総務省に聞いたら数字が出てきたというような議論があったんです。今あったように、まだまだその連携が不十分ではないかという指摘、大臣、どう受け止めますか。やっぱり、厚労省と総務省との間で情報を共有す...全文を見る
○小池晃君 かつて自殺の統計は警察が持っていたんだけど、それが出されなかったと。これはここでも問題になって、やはりそれが生かされるようになった。それで全面的に提供されるようになった。これは地域の自殺対策を推進させる大きな力になったと私は思うんですね。やっぱりマクロのデータだけじゃ...全文を見る
○小池晃君 厚労省に移管されて後退したなどということはまかり間違ってもないようにしていただかないといけないというふうに思うんですね。  それから、現場の声で、この交付金なんですけれども、もっと使い勝手を良くしてほしいという声なんですよ。負担率、これをもっと自治体の声が反映される...全文を見る
○小池晃君 いや、だから、地域に応じた課題やっていただきたいといいながら、最初には十分の十付けて、だんだん下げていくというやり方したら自治体は安心してできないでしょうと。やっぱりその辺はもっと思い切って、自治体が裁量を発揮できるような仕組み考えたらどうですかということなんです。
○小池晃君 いや、全部十分の十にしろと言っているわけじゃないんだけど、要は、自治体が自分たちの裁量で判断して、後になってはしご外されるみたいな仕組みはやっぱり見直すべきだと言っているので、是非検討していただきたい。  私は、現場でそれぞれ知恵絞ってやっているんだから、それをやっ...全文を見る
02月18日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  ちょっと私、当委員会初めてなんですけれども、大門さん戻ってくるまで時々立たせていただきたいと。  マイナス金利問題に絞ってお聞きしますが、週刊東洋経済の表紙にも「マイナス金利発動! リーマンショック以来の黄信号点灯 世界経済危機」、これ...全文を見る
○小池晃君 今、はしなくも国民はそういう声が上がっている、そう受け止めていると。私はやっぱり国民の受け止めはそうだと思うんですよ、これは。結局、デフレから脱却しつつあるというけど違ったんじゃないかと、やっぱりアベノミクス危ないというふうに日銀が、黒田さんがそう判断したからこれやっ...全文を見る
○小池晃君 いや、私の言ったことにはお答えになっていないんではないかなというふうに思うんですが、私は、やっぱりこの間の異次元緩和、バブル依存の経済政策、私言っていることお分かりになると思うんですが、やっぱり需要がなければ幾ら資金が回ったって、今の状況というのは内部留保が積み上がる...全文を見る
○小池晃君 そういう認識ではやっぱり困ると思うんですね。GDPの数字を見たって、個人消費は落ち込んだままなんですよ。で、実質賃金は低下を続けているわけですよ。雇用は良くなったと言うけれども、結局アベノミクス、三年間で正社員減ったということが明らかになったじゃありませんか。だから、...全文を見る
○小池晃君 法制度上禁じているのかと言っているんです。
○小池晃君 いや、スイスではそれをやっている銀行あるわけですから、まあ独自性の強い銀行だとは聞いているけれどもね。  それと、先ほど、手数料の問題、手数料を含めたら、これは家計負担が増える可能性ありますよね。だって、財務大臣は手数料の問題について調査させているというふうに答弁し...全文を見る
○小池晃君 もう、ちょっとこの答弁ひどいですよ、この時間稼ぎ。ちょっと、次からこれ、十分注意してくださいよ。  私は、マイナス金利政策が国民生活にやっぱり重大な影響を与えるんだということは率直に認めなければいけないと、それでなければまともな議論はできないということを申し上げて、...全文を見る
03月03日第190回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  二〇一四年の四月に消費税を五%から八%に引き上げて以来、我が国の個人消費は、ここにお示ししていますように、もう冷え込み続けております。(資料提示)  これは、消費税増税前後の家計消費支出の推移を、前回の増税時と今回の五から八に増税した場...全文を見る
○小池晃君 総理は、この間の議論の中でいろいろと数字を持ち出して、雇用は良くなった、あるいは賃金も上がった、中小企業の倒産も減ったというふうに繰り返すわけですが、もしそれが事実だったら、何でこんな事態が続いているということになるんでしょうか。
○小池晃君 天気のせいだけにするのはやめた方がいいと思うんですね。私はもっと深刻に考えるべきだと思うんです。やっぱり消費税増税による大打撃とともにアベノミクスの悪循環が起こっているということじゃないですか。  企業が世界一活躍しやすい国にするというふうにおっしゃったけれども、結...全文を見る
○小池晃君 世帯収入減ったって私言ったじゃないですか。都合のいい数字だけで言うのはやっぱりやめた方がいい。先ほど、自民党の議員だって実感がないという声が町にあふれていると言ったじゃないですか。それが現実なんですよ。そこをしっかり見据えるべきだ。  九七年の増税のときも家計消費は...全文を見る
○小池晃君 すさまじい額なんですよ、これは。家計から見ればこれだけの大増税になるわけですよ。これ、世界でもこんなに十三兆円も消費税を連続的に増税した例なんてないですよ。  私は、この連続する増税というのは、これは家計消費に対して、これまでの例えば九七年の増税に比べてもはるかに深...全文を見る
○小池晃君 答えていないんだけど。九七年のときに比べても過酷になるでしょうと、消費税、どうですか。
○小池晃君 三年間で五%上げるんだから、明らかに過酷じゃないですか。一世帯当たり十八万円の負担増になる、明らかに過酷じゃないですか。  今、総理は、リーマン・ショックや大震災のような事態がなければやるんだと。今のように家計消費の水準が増税前を下回ったままであっても増税をすると言...全文を見る
○小池晃君 家計消費が今のような水準のままだったら当然増税すべきじゃないじゃないですか。そういったことを一切考慮しないんですか。考慮しないんですか。
○小池晃君 このまま増税に突き進めば、国民の暮らしも日本経済も大変なことになりますよ。これ、来年四月の消費税一〇%増税は断じて行うべきでない、中止すべきだということを申し上げたい。それが国民に対して私は今必要なメッセージだというふうに思います。  それから、社会保障のためなんだ...全文を見る
○小池晃君 ちょっと今の説明では、ほとんど見ている人が分からないと思うんですが。  具体的に当てはめてみると例えばこういうことになるんじゃないですかということなんですが、パネルにしていますが、仮にマクロ経済スライドによる調整率が〇・九%だとします。今年の物価上昇が例えば〇・三%...全文を見る
○小池晃君 最後の一言だけでいいんですよ。  そこに私が示した数字は仮定の数字ですよ。しかし、これありそうな数字なんですよ、結局このくらいになりそうなんですよ。そうすると、結局、年金額下がることはないとおっしゃるけれども、消費税増税しても、一〇%に増税しても年金は据置きというこ...全文を見る
○小池晃君 午前中に引き続いて質問します。  年金の問題、午前中やりましたが、次の世代に引き継ぐためだと政府は繰り返すわけです。しかし、年金資金の株式運用で将来世代の年金資金が失われるのではないかという不安も広がっているわけです。  そこで、厚労省にお聞きしますが、公的年金積...全文を見る
○小池晃君 今、時価総額で百四十六兆円という数字がありました。これは、国民一人当たりにすると百十四万円、四人家族で四百五十六万円分の年金資金があります。これが市場で、このかなりの部分が運用されているということになる。  世界でこれだけ巨額な公的年金積立金を株式などで市場運用して...全文を見る
○小池晃君 カナダ二十五兆円、韓国五十一兆円、日本とは桁が違うわけですね。アメリカは、一般国民を対象とする連邦政府の年金制度、社会保障信託基金、これは全て非市場性の国債で運用されているわけです。アメリカの連邦政府の社会保障年金積立金が市場での株式運用をしていない理由は、アメリカは...全文を見る
○小池晃君 一時的とはいえ、三百三十四兆円もの資金を運用しているわけですよ。それを非市場性の国債でやっている。その理由は、政府が特定の目的で介入することを回避する、マーケットインパクトを回避する。逆に言えば、日本がやっていることは、これは政府の介入の余地を認めている、リスクにさら...全文を見る
○小池晃君 その積立金をどんどんどんどん取り崩すような事態が足下で起こっているわけじゃないですか、日本だって。  確認です。これは大半は、日本の場合はこれは信託銀行で運用されているということなわけですが、ちょっと調べてみました。これは、年金積立金の株式運用比率を倍増させたポート...全文を見る
○小池晃君 金融のプロが、例えばロイターなんかは、もうこの動きは公的年金の動きだとはっきり書いているわけですよ。みんなそう思っているわけですね。  しかも、ポートフォリオの変更前には、ポートフォリオの変更前にはこんな売り買いは起こっていませんでしたよ。調べてみたんですよ。それ以...全文を見る
○小池晃君 私は冷静な議論をしているんです。単に下がった、損したという、そういう話をしているんじゃないんですよ。こんなリスクにさらして、例えば今、足下でいいというふうにおっしゃる、安倍政権になってからいいとおっしゃる。短期的な結果で見ちゃいけないと言っていたのに、安倍政権になった...全文を見る
○小池晃君 いや、拍手するところじゃないですよ、ここは。  やっぱり年金について国民は不安を持っているんですよ。年金の積立金というのは、かつては、これ年金制度が発足したときは戦費調達のためにつくったわけですよ。そのことははっきり言っているわけです。戦後は公共事業のために、あるい...全文を見る
○小池晃君 いや、だから、検討中だから、決まってからでは遅いから聞いているわけであります。  今資料をお配りしてありますけれども、例えば朝日新聞、読売新聞などでもこれは大きく報道されているわけですね。安倍政権の下で既に介護保険の制度改悪続いています。既に、要支援一、二の方は介護...全文を見る
○小池晃君 介護保険制度で軽度者といったらば、特養ホームの入所基準は軽度者は外したというときに、要介護一、二を外したんですよ。だから、軽度者といったら要介護一、二ということになるじゃないですか。  だから、私が聞いていることに全く答えていないんだけれども、結局、こんなことをやれ...全文を見る
○小池晃君 その部会で反対意見が、日本医師会、老施協、もう続出しているわけですよ。  じゃ、ちょっと大臣に聞きますけど、財務省はそう言っている、要介護一、二は外すんだということを言っていると、厚労省はやらないんですね。
○小池晃君 結局、介護保険の原点とか言いながら、財務省と同じことを言っているじゃないですか。持続性だということで言っているじゃないですか。結局切り捨てるということになるじゃないですか。  私、保険制度の大原則の一つは、所得に応じた保険料と同時に、やはり保険料を払えば給付について...全文を見る
○小池晃君 現実に、要支援を外したところで、和光市なども含めて、必要なサービスを受けられない事態が起こっていますよ。そういう話が来ているんです、我々にも。しかも、この大半の部分、要介護一、二という大半の部分を外すようなことを検討し始めているわけですよ。こんなことをやったら、制度は...全文を見る
○小池晃君 この項目を検討していることを認めるわけですよ。医療費も介護保険も、七十五歳を過ぎても二割負担にすると。自己負担の限度額も引き上げると。入院したらば、一般病床でも居住費、水光熱費などを徴収するようにすると。要介護一、二は生活援助も福祉用具も住宅改修も自己負担にしていくと...全文を見る
○小池晃君 完全に開き直りですね。  麻生大臣は、麻生総理だったときに、二千二百億の社会保障の削減はこれは間違っていました、やめますということを言った人ですよ。それが今や、消費税は増税する、社会保障は大改悪だと。  結局、こんなことをやったら、私は、日本の経済も国民の暮らしも...全文を見る
03月09日第190回国会 参議院 本会議 第11号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  私は、会派を代表して、所得税法等の一部を改正する法律案について、安倍総理に質問します。  一昨年の消費税増税は、家計と消費を直撃しました。先週の予算委員会でも指摘しましたが、家計消費支出は、増税直後にとどまらず、二年近くがたった今も低迷...全文を見る
03月10日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  マイナス金利政策についてお聞きをします。  前回の委員会で、マイナス金利政策が、尋常ならざる手段でなければ日本経済は立ち直らないと、そういうメッセージを送ったことにならないか、国民はそう受け止めているんではないかという質問に対して、総裁...全文を見る
○小池晃君 何か人ごとみたいなんだけど、やっぱりマイナス金利政策がその不安定さに影響を与えたことは間違いないと私は思うんですね。  私、先ほど大塚委員も指摘をされた低金利政策の影響について聞きたいんですけれども、黒田総裁は新聞のインタビューで、預金金利は元々低い、住宅ローンなど...全文を見る
○小池晃君 最後のところだけでいいんですよ、今の答弁は。長々やらないでいただきたい。  私は、金利の問題について絞って聞いているわけです。先ほど大塚委員も指摘をされたように、家計に影響は出ている、これは間違いないわけです。  資料の一枚目に、低金利の家計への影響、それから企業...全文を見る
○小池晃君 私は、要するに、低金利のプラス面だけを強調するような議論はおかしいではないかと言っているんですよ。やはり、長期の低金利政策が国民に負担を強いているということをきちんと認めるべきだと。  これまでの総裁と黒田総裁はスタンス違うと思うんです。白川前総裁は、金融緩和が家計...全文を見る
○小池晃君 いや、だから、私が言っているように、そこを全体で議論していいんですよ、その移転という側面で、利子所得の移転という側面ではやっぱり家計に負荷を掛けているという事実は事実としてきちっと認めてくださいと。まあ事実上ちょっと認めるようなニュアンスの発言もあったので、これ以上や...全文を見る
○小池晃君 FRBは、これは少なくとも大規模金融緩和を進めた当初から出口コストについて試算を発表しているわけです。国庫納付金が減少する懸念についても明らかにしているわけですね。FOMCにおいてもそういった試算を踏まえた議論をやって、金融政策に反映させているわけですよ。私、だから、...全文を見る
○小池晃君 いや、始めた当初だったらそういう議論もあるかもしれないけれども、もう延々と続いて、一向に出口が見えない、一向に効果が見えないという状況になっている中で、やはり私は、説明を避け続けるという態度で本当に責任果たしたことになるのかということを聞いているわけです。  麻生大...全文を見る
○小池晃君 だから、出口の問題が財政にとっては大変な問題になるじゃないですかと言っているんです、私はね。これは日銀だけの問題じゃないんですよ。国庫納付金がゼロになるかもしれないと言われている。そのことについて、財政当局としては見て見ぬふりするんですかと聞いているんです。日銀の問題...全文を見る
○小池晃君 国庫納付金が減るという問題がありますけれどもで済ませられる問題じゃないと思うんですよ、私、これは。だって、五千億円入り続けることが前提となった財政計画なわけですから、やっぱりそのことを放置していいのかと。もうちょっと時間がないので。  私は、この出口コストの問題とい...全文を見る
03月10日第190回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  林公述人、加藤公述人、今日はありがとうございます。  加藤公述人にお伺いをしたいと思います。  日銀は異次元緩和、強力な金融緩和をやっているわけですが、出口についてなかなか説明をしないんですね。この点は他国の中央銀行はどうなのか。FR...全文を見る
○小池晃君 国会でもかなり問いただしているんですけど、答えないんですね。おっしゃるように、やっぱり政府も含めたこれは責任だと私も思うので、ちょっと引き続きこの問題を取り上げていきたいというふうに思います。  それから、二%物価目標が個人消費に与えた影響についてちょっとお伺いをし...全文を見る
○小池晃君 今お話あった消費者態度指数、これはもう二月、がたっと落ちているわけですね。これはやっぱり、あのマイナス金利という政策そのもののイメージ、まあ国民からすると、もう何というか打つ手なしというようなイメージを与えてしまう。それがこの消費マインドにかなり大きな影響を与えたので...全文を見る
○小池晃君 最後に、投機マネーとの関係をちょっとお伺いしたいんですが、原油価格の急落は、これは需給関係だけでは説明できないわけで、やっぱり、世界もう全体で株、土地、金利、為替も変動幅が大きくなっていっていると。これはやっぱり、この間、世界の中央銀行で金融緩和をやっている、これがや...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。終わります。
03月15日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  この社会福祉法は、障害者、関係者の皆さん、本当に強い危惧、あるいは問題点指摘されておりまして、今日も傍聴たくさん見えておりますし、私の部屋にもたくさん反対意見のファクスが来ているんですね。私、やっぱりこれは徹底的な審議で十分な時間取って議...全文を見る
○小池晃君 おかしいと思うんですよ。やって、後で被害が出たら報酬で面倒見ますと、逆じゃないですか。そんな被害が出るというふうに現場から出ていることを何でやるんですかというんですよ。  今働いている人についてそれはやらないというのは、それは説明聞いているけれども、でも、これは本当...全文を見る
○小池晃君 いや、だって公費助成を増やす検討をするわけじゃないでしょう。ほか廃止したから廃止に向けた検討をするわけでしょうが。今これだけ保育の問題が大問題になっているときに、検討するってメッセージを送るだけだって不安をかき立てることになりませんか。  少なくとも、政策方向として...全文を見る
○小池晃君 いや、言っていることとやろうとしていることが全く矛盾していますよ、これ。どう考えたって矛盾してるよ。やっぱり、私これ、少なくともここのところを見直さないと、国会の責任問われるんじゃないかということをこれは申し上げておきたいというふうに思います。  社会福祉事業におけ...全文を見る
○小池晃君 ちょっと、今の、全く質問と関係ない話をしているんですよ。私、通告していませんから、副大臣に。ちょっとこういうのはやめてくださいよ。
○小池晃君 今回の制度改革について聞いているんじゃないんですよ、これ。いいです。
○小池晃君 私、ちゃんとこれは制度改革じゃないと言っていますよ、基本的な考え方だって言っているんだから。ちょっと時間がないから、もういいです。  要するに、根本的な考え方として、国が果たすべき役割は社会福祉法人に肩代わりさせちゃいけないという当然のことを聞いた、確認ですよ、そう...全文を見る
○小池晃君 いや、裏からの規定と表からの規定というのはよく分からないんだけど、要は、だから、その地域における公益的な取組を責務化したことの根拠にならないんじゃないですかと。二十四条の解釈というのは、これはコメンタールでも出ているように、やっぱり自主的、自律的な取組が社会福祉法人の...全文を見る
○小池晃君 私は、これは矛盾していると思いますよ、政策方向として。  今いろいろと、要するに実際やっていることを法文化したんだというんだけれども、じゃ実際に、地域における公益的な取組というのは実態を厚労省として把握しているんですか。
○小池晃君 実際には、社会福祉法人はやっているわけですよ。しかし、それを厚労省としては調査もしていないで、それを責務化するというのは私はちょっとおかしいんじゃないかなというふうに思うんですね。  それから、お金の問題、社会福祉充実残額なるもの、じゃ、これが、ちょっと飛ばしますけ...全文を見る
○小池晃君 私は、これもやっぱり逆だと思うんですよ。やっぱり、実態として、じゃ地域に対して公益的な役割を果たす活動なるものがどれだけ行われているのかちゃんと把握をする、それからいわゆる残額なるものがどれだけあるのかという実態を、それがなければ立法事実がないじゃないですか。そこから...全文を見る
○小池晃君 ちょっと一点だけ確認させてください。  今、要するに、社会福祉事業、既存の社会福祉事業、そこに優先的にやっぱり充てるということですよね。ということは、結局、この計画によって、もちろん評議員会が承認した場合ですけど、その残額なるものが全て社会福祉事業のみに充当する計画...全文を見る
03月16日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  参考人の皆さん、ありがとうございました。  家平参考人にまずお伺いしたいと思うんですが、今の社会福祉事業の現状からすれば、お金が余るなどということはないような実態だし、そういうのがあるのであれば、本来の事業あるいは労働者のため、利用者の...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  その問題点は、ちょっと国会、これからの審議でも問題にしていきたいなというふうに思います。  内田参考人にお伺いしたいんですが、介護福祉士の国家資格の一元化、この間、三年延ばして一年延ばしてと、もう本当に先送り先送りで来たわけですね。今回...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  もう絶対これ以上の先送りというのは私は許されないというふうに思います。ちょっと五年というのは長過ぎるんじゃないかなと、いかにもというふうに思います。  もう一度、家平参考人にお伺いしたいんですが、担い手の問題で、先ほどのお話の中で退職手...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  イコールフッティングというんだったら、全体をイコールフッティングにして、何か社会福祉法人のところだけ外す、廃止するというのは、やっぱりこれは全体の政策方向と逆行するんじゃないかと私も思います。  武居参考人にちょっとお伺いしたいんですが...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。終わります。
03月17日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  冒頭、ちょっと今日、今朝一部報道で、子供の医療費の窓口負担無料化で、いわゆる地単カット、補助金のペナルティーの問題、これを一部廃止するということで、厚生労働省、方針固めたという報道されているんですけど、通告していないので詳しい御答弁は結構...全文を見る
○小池晃君 どこまで廃止するかはともかく、とにかく廃止という方向だということで腹を固めたというふうに理解しますが、これは就学前にとどまらずやっぱり広げるべきだというふうに私どもは思っておりますし、障害者などにも拡大すべきだというふうに思いますが、ちょっとこれは、これ以上今日はやり...全文を見る
○小池晃君 これ、公費助成を廃止してから、今日資料をお配りしていますけれども、廃止した直前は約三十万人です。それが二十五万人、五万人減っているわけですね。同じ時期に、障害者総合支援法の関連施設では十三万人から十九万人に加入者は増えているわけです。  大臣にお伺いしますが、この介...全文を見る
○小池晃君 説明になっていないと思いますよ。減っているじゃないですか、明らかに。やっぱりこれ影響出るわけですよ、公費助成を廃止すれば。こういう事態はやっぱり障害者でも起こるでしょうと言っているんです。全く答えられないわけですね。  ちょっとこれに関して言うと、もう一つは保育であ...全文を見る
○小池晃君 ということは、安倍政権の最優先課題は待機児童ゼロだ、解消だというのであれば、平成二十九年度で待機児童ゼロが実現していなければ、これは公費負担を維持するということだってあるということですね。
○小池晃君 バランス、バランスというけど、やっぱり劣悪な職員の処遇の、イコールフッティング、イコールフッティングといって下に下に合わせるということをやったら、私は、やっぱり職員の確保は一層困難になるし、非正規化も進むし、人材確保を本当に閉ざすことになるんだということを改めて指摘を...全文を見る
○小池晃君 ちょっと確認しますが、そもそも、やっぱり所轄庁が認可審査するに当たって、実施事業の内容にまで変更を求めるような権限は与えられていないという理解でよろしいですか。
○小池晃君 この辺はちょっと微妙なところではないかと思いますが、とにかく地域公益事業をやっていないからという理由で、何かそこに介入していくなんということはやっぱりあってはならないということだと、私、この法律全体の、この法令の関係でいえば、それ最優先でやるということをおっしゃってい...全文を見る
○小池晃君 今御答弁があった社会福祉事業に支障が出るというのは、じゃ具体的にはどういう状況なのか。例えば、高度障害、強度障害などで手厚い支援を要する障害者を多く受け入れるために通常よりも多い職員を配置して、寄附金などを募ることで何とか経営を維持していると、こういうケースはやっぱり...全文を見る
○小池晃君 それから、その社会福祉充実残額のことなんですが、この残額について、これは法文上は計算方法あるいは基準というのは示されていないわけですね。そのことについて、昨日、参考人質疑でも懸念が表明されています。  純資産から現に行っている事業の継続のために必要な財産の額を控除し...全文を見る
○小池晃君 いやいや、限定的といってもこれだけの規定しかないわけで、これ以上はこれは厚生省令でやろうと、そういうことなんですね。
○小池晃君 私は、技術的といっても、これは非常に大事な問題だと思うんですよ。やっぱりここのところで本当に今まで答弁にあったようなことが担保されるのかどうか。やっぱり省令ということであると、その時々のさじ加減になってしまうんじゃないかという懸念が出ているわけですね。やっぱり少なくと...全文を見る
○小池晃君 この問題、ちょっと今日いろいろと細かいことも含めて聞きましたけれども、やっぱり既に、国に言われるまでもなく、地域公益活動、地域における公益活動をみんなやっているんだと。  あり方検討会のアンケートでも、義務化については、九三%は強制すべきでない、あるいは既に実施して...全文を見る
○小池晃君 だから、おかしいんだって。やっぱり、夏休みの宿題を八月三十一日になってできていなかったから、子供が九月終わりまで夏休み延ばすってできないのに、あなたたちはそれをやっているわけですよ。本来は、ちゃんとこれだけの、そもそも最初に決めたときに五年の猶予があった。しかし、それ...全文を見る
○小池晃君 今の言葉はしっかり覚えておきたいというふうに思います。  終わります。
○小池晃君 私は、日本共産党を代表し、社会福祉法等改正案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、全ての社会福祉法人に対して、本来の社会福祉事業とは別に、地域における公益的な取組の責務を課するとともに、余裕財産なるものをそれらのために充当することを義務付けるからです。  ...全文を見る
03月22日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。よろしくお願いします。  来年四月の消費税一〇%増税についてですが、与党の中からも、これは実施延期、中止、そういう声が出ております。自民党の稲田朋美政調会長は十七日の記者会見で、増税延期の判断も含めて注視していかなければならないとおっしゃいま...全文を見る
○小池晃君 ただ、そうはいっても、ただの幹部でないわけで、政策責任者あるいは参議院の最高幹部が言っているわけですね。  私は、予算委員会で、八%への増税のときに家計消費どうなりましたかという質問をした際に、安倍首相は、家計消費が予想以上に落ち込んで、予想以上に長引いたというふう...全文を見る
○小池晃君 私は、今の経済情勢あるいは国民の生活実態から見れば、やっぱり増税は中止すべきだというふうに改めて申し上げたいと思うんですが。  今日は軽減税率について聞きたいと思うんです。  この軽減税率は、税制抜本改革法を根拠に導入する低所得者対策だという御説明なんですね。消費...全文を見る
○小池晃君 いや、その社会保障の問題はこれは予算委員会で何度ももうやっていて、小泉政権のとき以上にやっぱり自然増抑制やっているわけだから、これ社会保障のためだという言い訳はもうやめた方がいいと思うんですが。  今、簡素な給付措置についてもお話がありました。確かに、この税制改革法...全文を見る
○小池晃君 ということだと。  二〇一二年のこの税制改革法の三党合意の後の国会の審議、議事録を私も見てみましたけれども、公明党の皆さんは八%への増税時から簡素な給付措置かあるいは複数税率を導入すべきだというふうに主張されていました。食料品の税率の世界標準は四%から五%だからとい...全文を見る
○小池晃君 いや、私が聞いているのは、八から一〇への増税については、これは軽減税率ということが低所得者対策だというのがそちらの言い分なんでしょう。じゃ、その五から八への低所得者対策でやった簡素な給付措置は、これはどうなんですか。まだ決定していないのかもしれないけど、やめちゃう可能...全文を見る
○小池晃君 結局、低所得者対策というのは、何か理念とか哲学があってやるんじゃなくて、やっぱり増税したときの一時的な負担を緩和するだけだということじゃないですか、そうすると。結局、そういうことにしかならないということだと私は今の答弁を受け止める。  結局、低所得者対策になっている...全文を見る
○小池晃君 いや、しかし、斉藤さんは毎日新聞のインタビューでもこう言っているんです。「少子高齢化の中で社会保障を支えるため、今後さらに消費税率が高くなることも考えられる。消費税率が二ケタになっても、生きていく上で必要な食べ物の税率は一ケタに抑えられれば、国民も安心し、社会保障の持...全文を見る
○小池晃君 いや、今の答弁は、ここの部分は、じゃ言ったということですよ。それ以外にいろいろ言ったけれども、そこは切り取られたけれどもこの部分は言ったという答弁ですよね。  私は、初めて意味が出てくるなんてことは先ほど言っていないです。初めて意味が出てくるとおっしゃったのは斉藤鉄...全文を見る
○小池晃君 社会保障のことはさっき言ったとおりです。  今、税制全体で見てくれというお話だったので、ちょっと資料の最後に飛びますけれども、ちょっと見ていただきたいんですけど、じゃ、税制全体でどうかと。消費税など間接税による逆進性が、直接税、所得税や住民税によって、じゃ逆進性解消...全文を見る
○小池晃君 これは家計調査を基に、まあ個別間接税のところはこれ仮定の数字で入れていますけれども、これは消費税のところは財務省からいただいた数字ですよ。それを基にこれを計算した。  やっぱりこういう実態になってきているわけですよ。やっぱりそのことを、ちょっとこれは、もう数字の話こ...全文を見る
03月23日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  昨年十一月の政府税調の経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理を見ますと、個人所得課税について大幅な累進緩和がなされたため、所得再分配機能が低下したことは否めないとした上で、「個人所得課税については、所得再分配機能の回復を...全文を見る
○小池晃君 個人所得課税の分野で、じゃ、どのような再分配機能の回復のための見直しを考えていらっしゃるんですか。
○小池晃君 その最後に言われた金融課税の問題なんですが、参議院本会議での私の質問に対して、総理は、二〇一四年から上場株式等の配当、譲渡益の一〇%の軽減税率を廃止して、地方税含めて二〇%の本則税率としたと、これにより所得税の負担率は高所得者ほど上昇する傾向が見られ、所得再配分機能の...全文を見る
○小池晃君 今日、資料お配りしております。これ、やっぱり効果あったというふうにこれ見ると思うんですね。二〇一四年分の申告納税者の所得税負担率と、二枚目が二〇一三年分で、これ、二〇一四年に証券優遇税制が廃止された結果、百億円以上の方の所得税の負担率は一一・一%から一七%に上昇して、...全文を見る
○小池晃君 日本がやっぱり株式譲渡益課税の税率は最も低くなっているわけですね。  総理は、本会議での私の質問に対して、この譲渡益課税の今後の税率水準について、社会の情勢の変化や税制全体の在り方の中での位置付けを踏まえて検討するというふうに答弁されているんですが、大臣、高額の株式...全文を見る
○小池晃君 いや、でも、やったこといいって珍しく私も言っているんですから、更にやったらどうかと。国際水準から見たってこのくらいは妥当な線じゃないかということなんですけれども、どうですか。
○小池晃君 別に四〇にしろなんて言っていませんから。でも、そういう方向でやっぱり検討するという思いは感じたような気もしますので。うなずくぐらいしてくださいよ。  やっぱり、株式譲渡益とか配当に対する税率の低さが日本の個人所得課税の再分配機能を低下させてきた最大の原因の一つなわけ...全文を見る
03月24日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  東芝の大リストラ問題、聞きます。  昨年の十一月に東芝首脳による不正経理の発覚後、東京青梅事業所の閉鎖、本社管理部門一千人の削減、大分工場の譲渡、全国各地でリストラが示され、今日は資料でお配りしておりますけれども、十八日には一万四千人、...全文を見る
○小池晃君 こういうことをちゃんと言わないと僕駄目だと思うんですね。だって、明らかに三十人という話じゃないんだから、これは。やっぱりこういったことははっきり、東芝自身が発表しているんだから、言うべきですよ。  厚労省は、二〇一三年に、大量離職者が発生する際の指導、援助業務等につ...全文を見る
○小池晃君 見込まれる場合って、見込まれるに決まっているんですよ、これ。  沖縄では、百三十七人規模のコールセンターの閉鎖で、公表した翌日に沖縄労働局は雇用対策本部を立ち上げているんですよ。  大臣、これ一万四千人という規模ですよ。これ、通知には、労働行政の迅速で的確な対応が...全文を見る
○小池晃君 通知に迅速で的確な対応と書いたのは厚労省なんですよ。  厚労省本省に設置すべしという質問はこの次の質問なので、まだ私、質問していないんですけれども、それをできないって。もう腰引けまくっているじゃないですか。  これ、こういう大量に失業者が出ることがもう誰だって分か...全文を見る
○小池晃君 私、これじゃ駄目だと思う。だって、これだけ本当、大問題になっているのに。今まで、だって、百三十七人規模で沖縄は即日立ち上げていると。東芝だから腰が引けているんですか。そういう対応じゃ駄目ですよ。私はそういうふうに思います。  これ、直ちにやっぱり地方労働局で対策本部...全文を見る
○小池晃君 富士電機の子会社の裁判の弁護士さん、こう言っています。拒否できない出向を強いられて、意に反する扱いを受けて、熱心でないとされると不利益扱いをされ、真面目にやれば自分を退職に追い込む、もう自発的意思を装って退職に追い込む巧妙な手口だと。本当にそうだと思うんです、これ。 ...全文を見る
○小池晃君 これは徹底的に調べるべきですよ、こういうやり方。  今大臣は、パンフレット出しましたというお話があった。私は、昨日、ちゃんとしたのを出してくださいと質問通告したら、そのときはまだ出していなかった。何か昨日の夜出したというんです。ちゃんと教えてくれればいいのに、さっき...全文を見る
○小池晃君 何だかすっきりしないんだけど。  やっぱり、もっと明確なメッセージを、こういうやり方は駄目ですよと。本人ちゃんと同意していないことを、文書で残しているケースでも裁判で負けているケースあるんですよ。これ本当にひどいと思います、私。  だから、私、これ本人が同意しない...全文を見る
○小池晃君 そういうパンフレットを作ってください、これだけ問題になっているんだから。やっぱりちゃんと分かるものを作っていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  雇用保険制度本体について聞きますが、資料の二枚目にありますが、これは受給期間と受給の状況でありますけれ...全文を見る
○小池晃君 非常に大量の人が受給期間を過ぎても再就職できていないわけですね。受給期間、一か月から一年でようやく再就職できた人が二九・七%、一年を超えても再就職できない人は三四・三%なんです。  これ、局長に聞きますけれども、受給期間が終わっても再就職できていないという実態につい...全文を見る
○小池晃君 受給期間中に再就職できた人と受給終了後に再就職できた人の賃金比較すると、どういう傾向になっているでしょうか。
○小池晃君 大臣は衆議院で、早期再就職の促進については、就職時期が早いほど再就職時の賃金が高くなるという傾向が見られ、低所得、不安定な仕事への就職というような傾向は確認できませんと言っているんですが、これを見ると、受給中と受給後を比べると受給後の方が低くなっているわけですよ。 ...全文を見る
○小池晃君 実態把握の上、やっぱり抜本的な引上げに踏み切るべきだというふうに思います。  ちょっと飛ばして、マルチジョブホルダーの問題を聞きますが、これ午前中にも質問があったようでありますが、本業も副業も雇用者といういわゆるマルチジョブホルダーがどれだけいて、複数の事業所の労働...全文を見る
○小池晃君 二十九万人の方というのは、大臣、これは雇用保険加入の要件をクリアしていながら、ある意味では国の怠慢でこれは不当に排除されていることになるわけですよ。  大臣、今回もこれ引き続き検討、これでいいんですか。やっぱり一歩踏み込んだ対応をしなければいけないのではないか。二十...全文を見る
○小池晃君 海外と言うけど、こんな不安定雇用が広がっている、マルチジョブホルダーがこれだけいるなんという国はないわけですよ。これは日本のやっぱり本当に深刻な実態ですよ。それつくってきたのは、雇用の規制緩和で、労働法制の規制緩和でこういう実態をつくってきたんだから。やっぱり……(発...全文を見る
03月25日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。今日は、参考人の皆さん、ありがとうございました。  井上参考人にまずお伺いしたいと思うんですけど、介護休業制度の問題ですが、介護というのは言わばエンドレス、育児に比べてもそういう意味では先が見えない。そういう中で、九十三日というのはいかにも短...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございます。  引き続き、井上参考人に育児休業の問題でお伺いしたいんですけど、やはりこの育児休業制度、これを取れる職場環境づくりのためには、代替保障、所得保障、原職復帰と、やっぱりそういった制度が必要だと思うんですが、背景にやっぱり長時間労働の問題が、先ほ...全文を見る
○小池晃君 小酒部参考人にお伺いしたいんですけれども、もう本当にリアルな実態、大変よく分かりました。ハラスメントの一元的対応ということを主張されていると思うんですが、これはやっぱりどういう効果を期待されているのか、理念も含めてお考えをお聞かせいただけますか。
○小池晃君 ありがとうございました。  猪熊参考人に。保育園入れないの私だというすごい声が今広がっているわけですね。政府の方からはやっぱり規制緩和的な対応策が出されています。小規模保育を増やすってちょっと論理矛盾じゃないかなと思うんですけど、そんな中身とか、企業内保育所って出て...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  それから、保育士さんの待遇の問題ですが、公定価格なわけですよね。そこのところをやっぱり引き上げるということで私はやっていくべきだと思うんですが、その点、端的にお答えいただけますか。
○小池晃君 ありがとうございました。
03月29日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  シルバー人材センターの問題について聞きます。  今回、シルバー人材センターが受注する業務で、労働者派遣については週二十時間から四十時間に上限引き上げられるわけですが、二十時間を超える場合は雇用保険に加入が必要になる、このことの確認と、そ...全文を見る
○小池晃君 三十時間を超えた場合は。
○小池晃君 いや、雇用保険以外の、社会保険も適用になるか。
○小池晃君 なお、さらに、緩和の要件ですが、知事が関係者から意見を聴くとあります。その場合は、該当する市町村の労働者団体には地区労あるいは地域労連などが含まれるのか。そして、地域の労働条件に影響があると労働団体が反対だと言った場合は取りやめるんでしょうか。
○小池晃君 意見を聴くというルールなわけで、こうなると、仮に反対意見があっても、今あったように、それを尊重はするとは言うけれども、やはり要件緩和が可能な仕組みになっているというふうに言わざるを得ないと思うんです。  東京シルバー人材センター連合に聞きました。現在、高齢者派遣実施...全文を見る
○小池晃君 以上を踏まえて、大臣、ちょっとお聞きしたいんですけど、高齢者の非正規雇用者の割合というのを見ますと、労働力統計では、全体の非正規率三七・五%に対して五十五歳から六十四歳は四七・四%、六十五歳以上では七四・一%と、非正規は非常に多いわけです。派遣労働者の割合を見ますと、...全文を見る
○小池晃君 私、危惧するのは、今回の緩和をきっかけにして、今後、派遣にとどまらず、いわゆる生きがい就労と言われている請負でも緩和しようという動きにつながっていく危険はないのか。週四十時間となれば、これは一般労働者と同じ労働時間になるわけで、通常の労働者と同じであれば、これは派遣や...全文を見る
○小池晃君 現時点ではというのはちょっと気になりますけど、ちょっと次行きます。  埼玉県の草加市で起こっている事例です。ここは、厚労省から、シルバー人材センターの生きがい就労の条件緩和の構造改革特区申請で、現行おおむね週二十時間、月十日程度というのを、週三十時間、月十五日と、そ...全文を見る
○小池晃君 こういうの困るんですよね。やっぱりきちっとやってもらわないとこれはまずいですよ、大変。  それから、安倍総理もちょっと誤った理解をしているところがあるんじゃないかと思うんです。  昨年の国家戦略特区の諮問会議で、兵庫の養父市、秋田の仙北市のシルバー人材センターの高...全文を見る
○小池晃君 これ、ちゃんと認識、総理の認識変えてもらってください。どうですか。
○小池晃君 しっかり伝えてください。総理の発言だからね。こういう誤った理解が広がるから現場でいろんなことが起こっちゃうわけですよ。  公務の問題を聞きますが、お配りしているのは、自治労連埼玉が公務の職場におけるシルバーの実態を調査したものなんですけれども、これ、どういう業務がシ...全文を見る
○小池晃君 ちょっと、そういうことじゃなくて、公務は三一%だというふうに聞いていますけど。
○小池晃君 ちょっと、通告しているよ、これ。
○小池晃君 ちょっとレクで言ったのと違う数字を突然こういうふうに言わないでください。三割公務だと言っているんです。  調査した労働組合は、こうした公務職場の委託では、請負ということで労働者の権利も保障されていない、市民サービスとしても、事故が起こってもこれは市が直接責任を負えな...全文を見る
○小池晃君 今のでは、全然御懸念に応えることにはなりませんよ。駄目ですよ、それでは。  公務のこういう実態、大臣、私お示ししましたよね。これは本来正規職員でやるべきような仕事までどんどん置き換えられている実態、そのままでいいと私は思いません。これはやっぱり何らかの歯止めを設けな...全文を見る
○小池晃君 もう質問はしませんが、やっぱりこういう規制緩和をやると、そうなってくると、賃金相場は全体、地域、下がっていく危険性もあるし、労災事故の増加も懸念されるし、その場合の責任関係も問題になってくるわけで、私は、やっぱり規制緩和するんだったら、まず実態をしっかり把握するという...全文を見る
03月29日第190回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  一月の当委員会で総理は私の質問に対して、来年四月に消費税を引き上げられる環境をつくっていくと答えた。私がどういう環境ですかというふうに質問したらば、今年四月に賃上げをして、来年またしっかりと賃金が上がる環境をつくる、今年の四月は高い水準で...全文を見る
○小池晃君 いや、私は今春闘、高い水準の賃上げですかと聞いたんですよ。イエスかノーかで答えてください。高い水準ですか、これが。
○小池晃君 一体どこの国の話ししているんですか。新聞見たってみんな低水準だって書いてあるでしょう。今年の春闘が何で、だって、総理は総務委員会では、企業は空前の利益を上げているのにもう少し期待していたというふうに答弁しているんですよ。正直に認めなさい。事実を事実として認めなければ議...全文を見る
○小池晃君 あのね、事実を事実として認めなければ議論にならないんですよ。事実を認めないのでは議論にならないんですよ。やっぱり、私、総理がこういう姿勢では本当に国会でまともに議論しようという態度が見えてこないです。  一月には、高い水準で賃上げが実現するのが消費税増税の条件だと言...全文を見る
○小池晃君 よしじゃないですよ、もう。全くそんな状況じゃないんですよ。  実質賃金は四年連続でマイナスになっているわけですよ。安倍政権三年で、非正規雇用は百七十二万人増えたけれども、正社員は二十三万人減ったんですよ。勤労者世帯の実質世帯収入は三年間で六百二十四万から五百九十万円...全文を見る
○小池晃君 私は、二〇一二年の十―十二月期と二〇一五年の十―十二月期を比べれば正社員は減ったんです。非正規が増えたんです。これは冷厳たるアベノミクスの三年間なんです。    〔委員長退席、理事岡田広君着席〕  こういう中で、アベノミクスの三年間、安倍政権の三年間で我が国の富は...全文を見る
○小池晃君 安倍政権の下で、金融資産を持たない世帯が二人以上世帯では三割を超えました。単身世帯では半分になっています。これ、世帯数でいうと三年間で四百七十万世帯増えている。千八百九十二万世帯、過去最高だと。総理、何でこんなふうになっていると思いますか。総理。
○小池晃君 ちゃんと事実認めてよ。そんなことは分かって聞いているんです。金融資産と言っているんです、口座とは言っていませんから。  それで、家計調査というのは単身者調べていないんだから、これは全く反論になっていないですよ。  日銀にもう一回聞きますが、金融資産残高が減少した理...全文を見る
○小池晃君 総理が言うように賃上げの動きが起こっているんだったら、こんなふうになるわけないじゃないですか。どう説明するんですか。
○小池晃君 人の言うことを全然聞いていないんですか。家計調査は単身者調べていませんでしょうと、単身者が一番金融資産持っていないの多いんだからと私言ったじゃないですか。全く反論になっていない。  一方で、一握りの超富裕層には巨額の富が集中しております。アメリカの雑誌フォーブスが集...全文を見る
○小池晃君 いや、一%どころか、〇・〇〇〇〇〇〇〇〇ぐらいの四十人に過半数の人の金融資産分が集中しているというのは、これは富の集中でなくて何なんですか。それがアベノミクスの三年間でますます増大している、これをあなたは認めないんですか。  やっぱり私はこういう社会ではいけないと思...全文を見る
03月31日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  医療機関の負担する消費税の問題について今日は伺います。  まず、ちょっと言わずもがなというところがあるんですが、大臣に基本的な仕組み確認したいんですが、保険診療は非課税、医療機関は患者から消費税は徴収しません。しかし、医薬品、医療機器の...全文を見る
○小池晃君 診療報酬の手当てというんですが、実態はどうか。これ、消費税増税したとき、あるいは五%増税時、消費税対応として点数上げていますが、その後、大幅に下がっている点数もあるわけです。  厚労省にお聞きしますが、例えば血液化学検査、五項目以上七項目以下、この点数は消費税導入前...全文を見る
○小池晃君 さらに、設備投資の問題があります。CTやMRIなど高額医療機器を購入した場合等々、これは高額の消費税負担するけれども、その回収は長期にわたってしまうわけですね。  お配りしているのは日本医師会の作成した資料ですけれども、この試算では、八%への増税で医療機関が支払って...全文を見る
○小池晃君 いや、でも、私言ったことに答えていない。そういうふうに言うけれども、やっぱり補填されない部分というのはあるでしょうと、現実には。そのぐらい認めてください。
○小池晃君 文科省に聞きますが、国立大学病院及び私立医大病院での消費税の負担どうなっているか、診療報酬で補填されていない部分も含めてお答えください。
○小池晃君 決して部分で済ませられる額ではないわけですね。  国立大学については、これは大学法人移行後初めて赤字になっちゃったわけですよ、消費税八%になってから。来年度の設備投資も、この資料にあるように、配付した資料にあるように、これは抑制になっていて、これ深刻な事態ですよね。...全文を見る
○小池晃君 もっと危機感を持ってほしいんですよ、これ。やっぱりこんなことをやっていたら地域医療、崩壊しますよ。日本の医学教育がなくなっちゃいますよ。そういう危機感を持ってこの問題に臨むべきだと私は思う。  ちょっと、そもそも医療機関が行う保険診療が非課税となっている理由は何です...全文を見る
○小池晃君 中医協に出された資料を見ると、自民党の社会部会の消費税導入時の見解が引かれていて、そこには結構いいこと書いてあるんですよ。医療は所得の大小にかかわらず生命を守るために選択の余地なく支出をせざるを得ないものだと、低所得者でも生きていくために医療は支出をせざるを得ないので...全文を見る
○小池晃君 いろんな御意見やいろんな御議論って、もうそんな段階じゃないですよ、これ。だって、中医協の森田会長だって、率直に言って、個別の医療機関が負担した消費税を患者個人が支払う診療報酬で還元するのは不可能だ、中医協の外で決着付けてほしいと、こういうふうに言っているんですよ。だか...全文を見る
○小池晃君 何だかよく分からない答弁なんですけど、もっと踏み込んで物を言ってほしいんですけど、私はやっぱり財務省に対してばしっと物を言わなきゃ駄目だと思いますよ。今みたいに何かもう、何か玉虫色みたいな話ばっかりずっとしている。もう来年でしょう。迫っているんですよ。これはこうすべき...全文を見る
03月31日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  政府・与党は、特例公債の発行額は毎年減少している、アベノミクスの成果だというふうにおっしゃっているんですが、ちょっと確認しますけど、二〇一三年の新規国債発行額と二〇一六年度の発行額及び二〇一三年度と二〇一六年度の消費税収を述べてください。
○小池晃君 国債発行額が六・五兆円減り、消費税収が六・四兆円増えているわけで、消費税増税で赤字国債発行を抑制しているだけで、アベノミクスによる効果でも何でもないんじゃないかなというふうにこの数字を見て思うわけですが、膨大な財政赤字を抱えながら、低金利で赤字国債発行できるのが異次元...全文を見る
○小池晃君 金融機関がマイナス利回り、つまり最後まで持っていれば損するような価格で国債を落札するのは、やはり日本銀行がそれより高く必ず買ってくれるというふうに確信しているからだと思うんですね。  日銀は、一方で、毎年、年間八十兆円分の国債保有残高を増やすと、年間百十兆円購入する...全文を見る
○小池晃君 報道では、外国人も値上がり目的で国債を買っているというようなこともあって、やっぱりちょっと通常のトレードと違うようなことが起こってきていることは間違いないんじゃないかなと。  一方で、日銀がマイナス金利政策実施されてから新規発行の国債のうちどれくらい保有しているかと...全文を見る
○小池晃君 いや、財政ファイナンスかどうかを判断するのは、当事者である日銀じゃないんです、マーケットじゃないですか。  マーケットがみなしたらどうなるかということを、総裁は二〇一三年四月の講演でこういうふうに言っています。内外の投資家から、一たび財政ファイナンスと受け取られれば...全文を見る
○小池晃君 いや、もう大臣、私が言ったように、これは当事者の判断じゃないわけですよ、やっぱり市場の判断なわけですよ。今まで大丈夫だったからとか今そうなっていませんという、そういうことじゃなくて、やっぱり日銀の審議委員ですらこういう疑問を呈するような状況の中で、市場関係者がそういう...全文を見る
○小池晃君 いや、前から言われていたことは私も知っていますけど、審議委員の中からもこういう声が出てきているという状況の中で、いまだに危機意識を持っていないのはどういうことかというふうに言っているわけですよ。既に発行済長期国債の三割を日銀が持ち、現在いわゆる物価目標達成時期の二〇一...全文を見る
○小池晃君 じゃ、日本医師会のこの二千五百六十億補填不足であるということは事実でないと言うんですか。そんなことないでしょう。  これは、日医だけじゃないわけです。いろんなところがこういう問題点指摘しているわけです。例えば国立大学附属病院ですが、これは国立大学の学部長病院長会議が...全文を見る
○小池晃君 いや、だから、ばらつきがあるということは補填がかなりできていない、特に、飯塚麻生病院はどうか知りませんけれども、高度機能の病院中心にやっぱりばらつきと言うんだったら、そういったところは補填できていないという事実はあるわけでしょう。
○小池晃君 いや、でも来年ですよ。実態調べると言うけど、実態は出ているんですよ、これいろんなところが出してきているわけですよ。中医協だってかなりこの間突っ込んで検討して、これ数字出ているんですよ。だから、もう決断するときでしょう。  やっぱり私は、実態を見るとこれは放置できない...全文を見る
○小池晃君 消費税を導入したときの自民党社会部会の見解、これはこう書いてあるんですね。医療は所得の大小にかかわらず生命を守るために選択の余地なく支出をせざるを得ないもの、医療は低所得者でも生きていくために支出をせざるを得ないものであり、医療に課税する影響は低所得者ほど大きく、逆進...全文を見る
○小池晃君 その分税金だから結局国民負担だと、そういう議論を始めたらもう何の議論もできないですよ。  やっぱり私は、こういうやり方は限界があると。それは実際、中医協の会長も、率直に言って、個別の医療機関が負担した消費税を患者個人が支払う診療報酬で還元するのは不可能だ、中医協の外...全文を見る
○小池晃君 その与党税制改正大綱の平成二十九年度税制改正に対し、総合的に検討し、結論を得る。その検討内容、どうなっているんですか。
○小池晃君 もう、だって、二年も三年も前ならともかく、来年の話じゃないですか。影も形も見えないじゃないですか。こんなのは駄目なんじゃないですか。もっと踏み込んで何らかのものを出す時期なんじゃないですか。  EU諸国の付加価値税でも、公的医療非課税だと先ほどありました。しかし、医...全文を見る
○小池晃君 重ねてお聞きしますが、消費税の還付額、八%増税実施された二〇一四年度に、国と地方を合わせてどれだけ還付されていますか。
○小池晃君 消費税の還付金、今数字ありました四兆六千億円ということなんですが、その大半は、これはいわゆる輸出大企業の戻し税という理解でよろしいですね。何割とは言わないけど、かなりの部分はそういうことですね。
○小池晃君 いや、含まれているというか、実態としてはほとんどかなりの部分がそうですよ。  輸出大企業には四兆円を超える還付があるわけですね。それはもう、そちらはそういう、世界がそうなっているからとかいろんな理屈はあるんだと思うんですが、一方で、国民の命、健康を守る医療は還付がな...全文を見る
○小池晃君 軽減税率をやるときは、いろんな実務的な問題を一気に乗り越えるようなことをやるわけじゃないですか。  やっぱり、私はいろんな問題があることはもちろん承知していますよ、いろんな乗り越えなきゃいけない課題いっぱいあることは。だけど、本筋はやっぱりこれだというふうに私は思っ...全文を見る
○小池晃君 駄目だ、駄目だ、これは駄目だ、これは駄目だ、これは駄目だ、これは駄目だって、どうやって解決するんですか。
○小池晃君 私は、これは今に始まった話じゃなくて、消費税導入したときからずっと課題になっているわけで、それ先送りしてきたのはやっぱり政府・与党の責任ですよ、これ。一方で消費税の増税だけどんどん進めながら、この問題に対して答えを出さずに今日まで来た。本当に、もう夏休みの宿題が八月三...全文を見る
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の復興財源確保法及び特例公債法の一部を改正する法律案について反対の立場から討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が憲法と財政法が求める財政民主主義と財政規律を幾重にも踏みにじるものだからです。  憲法八十六条は予算の単年度...全文を見る
04月14日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  確定拠出年金、DCは、これは拠出金を加入者が自己責任で運用するということになりますから、これは年金給付が不安定になりますし、企業の運用責任、拠出負担が軽減される。今回のこの法改正も、日本再興戦略改訂二〇一四、金融資本市場の活性化ということ...全文を見る
○小池晃君 私は、この過剰規制という表現は決して適切ではないというふうに思いますが、十年たったから慣れたというけど、そんな金融商品、みんな慣れているわけじゃないですよ。私は、やっぱりそういう認識はちょっと実態と合っていないというふうに言わざるを得ないと思う。  結局、加入者は、...全文を見る
○小池晃君 最後のところだけ言ってくれればいいんですよ、延々と言うけど。  しかし、やっぱり中小企業を口実にしながら、結局、労使合意、労使合意とどんどん広がっていくような仕組みなんじゃないですか。この点もやっぱり私は懸念を持つわけであります。    〔理事羽生田俊君退席、委員...全文を見る
○小池晃君 今答弁あったとおり、DCは資格喪失日が退職日の翌日、すなわち三月三十一日に退職したら四月一日が資格喪失日になるわけです。それに対してDBは、基本的には各年金の規約に任されているとは思うんですが、多くは今の説明でいうと退職日がそのまま資格喪失日になるわけですね、この違い...全文を見る
○小池晃君 いや、そんなことないですよ。不利にならないというけれども、確定給付年金の場合、多くは雇主が掛金払っているわけで、月末退職であれば、これ、雇用主は掛金の負担を免れることになるわけですね。労働者は企業に雇われて働いていた一か月分、年金資産の積み上がりが一か月分減るわけです...全文を見る
○小池晃君 私は、その労使合意、それは規約変えればできるわけですよ、労使合意で、そんなの分かっていますよ。法律上これは不備じゃないですかと聞いているんです。大臣、答えてください。
○小池晃君 いや、法の不備を労使合意で補うという話じゃないですか。おかしいですよ、これは。やっぱり法律上、そんなに重大な何というか決定的な党派間の共産党と自民党で考え方が違うような問題を私提起しているんじゃなくて、これはちょっと普通に考えたら何かおかしいなと思ったから素朴に質問し...全文を見る
○小池晃君 素直じゃないですね、何かね、本当にね。まあいいけど、まあしようがない。  年金の受給資格期間についてちょっと聞きたいんですが、公的年金の受給資格期間が、フランス、ベルギー、オランダ、スウェーデンはそもそも資格期間が存在しません。ドイツ、イタリアは五年です。イギリス、...全文を見る
○小池晃君 長過ぎると。十年への短縮、これ遅きに失したとはいえ、当然だと思います。  しかし、これは消費税率一〇%の実施日ということになっている。今、一〇%延期というような話も出てきている。そういう中で、これどうなるんだと、今日の新聞でも報道がされておりました。  私、これ事...全文を見る
○小池晃君 三百億円なわけですね。  大臣、財政への影響は、大きいお金ではあるけど、それほど莫大なものではないわけです。私は、これは消費税率一〇%の時期とは切り離して考えるべき課題なんじゃないかと。まあ一〇%延期するかどうかということでいうと、やりますとかって言うんでしょうから...全文を見る
○小池晃君 私は、これまで更に先送りするということはすべきでないと思いますよ、やっぱり。財源はもちろん三百億円手当て必要だけれども、三百億円ですよ。これはやっぱり消費税増税しなければ実現できないというような中身ではないというふうに思いますので、改めてそのことを求めます。  残っ...全文を見る
○小池晃君 これは私が言っているだけじゃないんですよ。例えば、東京新聞では、GPIFの問題について、信託銀行が買い越しを続けている、これはGPIFの委託と見られるというふうに報道している。日本経済新聞も、GPIFの動きを映す信託銀行が大規模な買い越しを続けていると。  結局、や...全文を見る
○小池晃君 その発表日ですよ。資料の二枚目見てください。何で七月二十九日なんですか、今年。おかしいじゃないですか。  これ、七月三十日に発表した平成十三年度、これは自主運用を開始したから遅れたと聞きました。それから、平成十八年度、七月三十一日になっているのは、GPIFが発足した...全文を見る
○小池晃君 全く納得できないと言って、終わります。     ─────────────
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  私は、会派を代表して、確定拠出年金法等の一部を改正する法律案について反対討論を行います。  我が党は、二〇〇〇年にDCが創設された際、拠出金を加入者が自己責任で運用するため、年金給付は運用成績次第となり、老後の所得を不安定にすること、企...全文を見る
04月26日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  日本の子供たちが六人に一人が貧困状態で、特に一人親家庭の貧困率が五割を超えているということ、待ったなしの課題だと。今回、第二子以降の加算額増額で、これはもう関係団体も強く求めてきたことなので、私たちも賛成です。  そういう立場で今日は質...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございます。  さらに、野党案では、これ赤石参考人にお伺いしたいんですけれども、年三回の支給を毎月支給という提案をさせていただいた。これ、自治体の判断でということも含めてあり得るというふうに私ども思っているんですけれども、こういう方向性について、先ほどそれ...全文を見る
○小池晃君 これはもう本当に党派を超えてやるべき課題ではないかなというふうに思うんですけど、海野参考人は、この毎月支給という方向についてはどういうふうにお考えでしょうか。
○小池晃君 ありがとうございます。  児童扶養手当そのものが抱えている問題、ちょっと赤石参考人に御意見をお聞きしたいんですけれども、二〇〇二年の見直しで収入に応じて逓減する、養育費の八割を所得とみなすと政令改正があって、所得制限の引下げもあって、かなり減額になっております。先ほ...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございます。  それと、五年の打切り、半減問題なんですけれども、赤石参考人にお聞きしたいんですが、五年たったら子供が進学する頃で、これは負担一層増えるのに削減と。先ほどあったように、支給停止適用除外届と何かややこしい仕組みで、しかもこれ、やむを得ず手続でき...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  最後、一言、不正受給問題、先ほど赤石参考人言われました。これはやっぱり、窓口が支援の窓口から審査の窓口になってしまうような危険もあるんじゃないかなと思うんです。  そもそも赤石参考人が書かれたものでは、これは憲法で両性の合意のみに基づい...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。終わります。
05月10日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  先日の予算委員会で私、総理に質問したんですけれども、総理は今年の春闘も高い水準の賃上げを維持しているというふうに答弁されて、ちょっと私、耳を疑ったんですね。賃上げの流れが確たるものとなっているというふうに総理はおっしゃるわけです。賃上げに...全文を見る
○小池晃君 いや、昨年に比べれば低いと認めているんだから、そういう、あれこれあれこれ何か訳の分からない比較を持ち出して、全体としてはやっぱり去年に比べれば、これは賃上げは落ちているというのは事実じゃないですか。それをやっぱり厚生労働大臣はちゃんと認めた上で政策つくらないと、私は誤...全文を見る
○小池晃君 労働契約法は、労使合意さえあればどんな不利益変更も認められるとなっているわけじゃないですから、そのことをちょっと後でもう一回議論したいんですが。  ちょっと、これが個別企業だけの問題じゃないんですよ。この表にある左側、ルネサス、これ半導体メーカーですが、ルネサスエレ...全文を見る
○小池晃君 もう一点、ルネサスの現在の業績どうですか。昨年二月発表の第三・四半期、二〇一五年の累積決算、営業利益及び利益率を言ってください。
○小池晃君 政府全体としては企業に賃上げを求めるということをやっているわけですから、国が六割、七割、六九%、七割近くの株式を持っている企業であれば、しかも巨額の利益、今上がっているわけですから、やっぱり経産省が賃金の引上げを求めるということだってあっていいんじゃないかと私は思うん...全文を見る
○小池晃君 そんな業界団体を通じてじゃなくて、これだけ国が関与している企業だったら直接言ったらどうかと思うのに、言っていないわけですよね。  ソニーも、今年三月決算で純利益千四百七十七億円、ソニーグループの連結内部留保は二兆四千億円、国内十五位です。ルネサスも営業利益率で一七%...全文を見る
○小池晃君 いや、大臣、だって経産大臣じゃないんですよ。厚生労働大臣なんですよ。今の発言、経産大臣だったら、私、分からないでもないけれども、やっぱり厚生労働大臣がそういった視点だけで、そういった視点ももちろんなきゃいけないと思いますよ、でも、そういった視点だけで物を言ったら、厚生...全文を見る
○小池晃君 でも、それ、出資当時はそうだったかもしれないけれども、その後、収益がこれだけ改善しているわけですよ。それに対して、先ほどの質問でも、やはり企業に対して賃金改善ということを言っていないわけですよね。私、これでいいのかなというふうに思うんです。  大臣は繰り返し、それは...全文を見る
○小池晃君 もう質問しませんけど、分配を通じた成長でしょう、厚生労働省がまずやるべきことは。私はそう思いますし、こういうやっぱり悪辣なやり方にきちんと物を言わなけりゃいけないということを申し上げて、質問を終わります。
05月12日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  ちょっと冒頭、法案入る前に、熊本、大分の地震のことで確認をしておきたいことがあるんですが、生活保護の問題で、被災者が義援金を受け取ると収入とみなされて生活保護が停止されたり減額されたりという報道がございます。これはあってはならないんではな...全文を見る
○小池晃君 被災者に寄り添った対応を引き続き徹底していただきたいということを申し上げておきたいと思います。  法案ですが、この法案については、国の責任を認めて給付金を支給する、給付金の請求期限を五年延長するということで賛成なんですが、延長だけでは解決しない必要な手だてがあると思...全文を見る
○小池晃君 先ほどからもいろんな御指摘があって、職域検査も大事だと思うんですが、自治体の取組としては、ちょっと紹介したいのは、東京の板橋区では、国保の特定健診の受診者に肝炎ウイルス検査未受診の方には全部受診券を付けて送ると、もちろん同意書は取るんですが、そういった形でやって、特別...全文を見る
○小池晃君 陽性になった方がきちっと治療に進む、あるいは給付金に進むという手だても併せて進めていただきたいと思います。  あわせて、医療費助成のことですが、先ほどからもあるんですけど、要するに、肝硬変、肝がんの医療費助成問題、これは先ほど、ちょっといなくなっちゃったけど、長沢さ...全文を見る
○小池晃君 今年度は調査をする、来年度はやるということですね。どうですか。
○小池晃君 気持ちはよく分かりましたけれども、実際にやっていただきたいと。  それから、身障認定基準ですけれども、これは、チャイルド・ピュー分類でこれまではチャイルドCだけだったんですね。これをやはり六か月の持続が必要だということで、私も何回か手帳の申請をやったことがあるんです...全文を見る
○小池晃君 これは更に拡充をしていただきたいと思います。さらに、B型肝炎に対する治療薬の開発に対してもやっぱり国として援助を強めるということも要望しておきたいと思います。  続いて、除斥期間の問題についてちょっといろいろと聞きたいんですが、今回の特措法の制定時に宿題となっていた...全文を見る
○小池晃君 慢性肝炎で除斥対象となる、一万九千人という話で、一方、特措法制定からほぼ五年経過した現時点で除斥期間に掛かっている慢性肝炎として既に和解した原告は何人なのか、あわせて、現時点ではまだ和解していないけれども、政府としては除斥期間に掛かっていると、除斥期間になっちゃってい...全文を見る
○小池晃君 配付した資料は厚生労働省からいただいたものでありますが、今の答弁も含まれておりますけれども、慢性肝炎の推計対象者数一万八千人に対して、来年一月までの見込み提訴者数は一万二千人、ですから見込み提訴率は六七%というふうになっております。  一方で、除斥は全く違うんですね...全文を見る
○小池晃君 ここは私は評価したいと思うんですよ。そういった形でやっぱり除斥の対象から外れるという人をできるだけつくっていくということは大事なことだと思うんですが、医学的にも先ほど言ったように合理的な私はやり方だというふうに思うんですが。  慢性肝炎の場合、先ほどの答弁で、まだ和...全文を見る
○小池晃君 いや、だから、総合的でしょう、総合的でしょう。だから、やっぱり柔軟に、そこはやっぱり被害者に寄り添って、私は、これ法的解釈すれば、加害者なんですから、国は、この問題について言えば、やっぱり最大限被害者側の利益を尊重するという立場で臨むことは、これは当然必要だと思うんで...全文を見る
○小池晃君 これ以上やってもあれなんで。ただ、やっぱり被害者の立場に寄り添ってきちっと運営していくことが法の精神にも私は基づくものだという立場で臨んでいただきたいというふうに思っています。  終わります。
05月19日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  今日は、職業がんの問題を取り上げたいと思います。  がんは、日本人の死因の約三割、トップを占めているわけです。その中で職業がん、これは二〇一二年発表のイギリスにおける職業がんの発生頻度に関する論文によりますと、全てのがん死亡者のうちの五...全文を見る
○小池晃君 日本で労災認定されている職業がん、そもそも少ない上に、圧倒的にアスベスト関連、それ以外ほとんどないのが実態です。推計される規模とは大きな乖離があります。  これ、がんというのは誰しも発症する可能性あるわけですが、アスベストなど職業上特定の物質を扱うことで暴露して発症...全文を見る
○小池晃君 これは、労災申請、現職五名、退職者二名から出されて審査中だというふうに聞いております。迅速な対応をお願いしたいと思うんですが。  職場で化学物質を取り扱う際に、その危険有害性や適切な取扱方法を文書交付するSDS、安全データシート制度というのがあります。今回問題となっ...全文を見る
○小池晃君 今御答弁ありましたけど、罰則ないんですね、これ、労働安全衛生法五十七条二違反になっても。こういう重大な問題で私は罰則がないというのは大問題だと思いますし、今御答弁あったように、全て交付されている事業所は半分しかないというのが実態なわけです。これ、非常に重大な到達ではな...全文を見る
○小池晃君 だから、罰則がないんじゃ効力は弱いでしょうと言っているわけですね。  個別のこと答えられないと言うけど、労働者の証言では、この事業所では、少なくとも五年前まではSDS制度で義務付けられていた掲示はされていなかった、その物質について労働者は注意すべき情報が知らされてい...全文を見る
○小池晃君 しかも、このオルトトルイジンは、動物実験だけじゃなくて人に対する発がん性の証拠があるということで、IARC、国際がん研究機関、WHOの下部機関ですが、これは二〇一〇年にグループ1、一番危険度の高い、一番発がん性が明確なグループに格上げしています。このIARCのグループ...全文を見る
○小池晃君 私は、この対応も重大だと思うんですね。このIARCがグループ1に格上げした二〇一〇年以降も掲示は変わらなかったというのが福井の事業所の労働者の証言なんです。やはり、こうしたことをきちんと伝えないまま膀胱がん、職業がんが発生しているという実態がある。  厚生労働省は、...全文を見る
○小池晃君 今回の調査はオルトトルイジンに限っていますが、今あったように、芳香族アミン全体に、この芳香族アミンに属する物質が一定の危険有害物質と言われる中に幾つもあるわけですよ。今年の一月は、化学一般労働組合が厚労省に対して、早期の労災認定と併せて芳香族アミン類を特定化学物質に指...全文を見る
○小池晃君 もう一つちょっと問題にしたいのは、作業環境の管理がどうなっているかなんですが、労働安全衛生調査で、作業環境管理が適切でない、いわゆる管理区分三、これ二〇〇六年と二〇一四年でどうなっていますか、事業所数でお答えください。
○小池晃君 作業環境管理に問題がある事業所の比率が倍増しているわけです。  これ、福井の場合は、労働者が会社に対して血尿が出ましたという事実を伝えて、作業方法が危険なんじゃないかと労働者訴えても、問題がないという対応をして強引に作業が続けられたというんですね。やはり、作業環境管...全文を見る
○小池晃君 やっています、やっていますというけど、実際にこれ出ているわけですね、事例が。やっぱり、きちっとできていないからこういうことになっているわけじゃないですか。背景にあるのは、やっぱり有毒物質に対する教育が十分できていない、極めて不十分だと。こうした化学物質を中間体として扱...全文を見る
○小池晃君 しっかりやっていただきたいと思います。  終わります。
05月23日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  参考人の皆さん、本当にありがとうございます。とりわけ岡部参考人、衆議院でああいう経過があり、こういう形で来ていただいて、お話聞けて大変良かったなと、参議院としての役割を果たせたのかなというような思いで聞いておりました。  そこで、お聞き...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  ちなみに、今回この参議院では今言われたとおり実現しているということになりますでしょうか。
○小池晃君 ありがとうございます。  それから、入院時のコミュニケーションの難しさが命の危険につながるという指摘、あるいは喀たん吸引や胃瘻などの問題、この医療行為が慣れたヘルパーの付添いが必要だという御指摘をされています。  そこで、岡部さんが入院された際に実際に困ったこと、...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  先ほど、石井委員の方からは実際病院に見に行こうじゃないかという御提案もあって、これ私も賛成ですから、石井先生と私が賛成すれば大体できるんじゃないかなと思いますので、是非これも実現の方向に向けていければなと思います。  藤岡参考人に伺いま...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございます。  さらに参考人は、この資料の二十六ページで、権利規定が非常にされていないと、設けられていないという問題点を指摘をされています。  やはりサービスメニュー羅列法から権利保障法へと、障害者の基本的人権を保障し、その行使を支援する法律に転換するこ...全文を見る
○小池晃君 大事な指摘ありがとうございます。  それから、先ほどちょっと時間の関係で余り触れていただかなかった部分で、自立支援医療の低所得者無償化がほごにされているという、これも私、今度の法案の非常に重要な問題点ではないかなと思っているんですが、この点について、先ほどお話しいた...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございます。  さらに、介護保険優先原則の問題なんですが、先ほど原理原則として、社会保険原理と社会保障制度というか、これは異なるんだという、そういうお話がありました。保険原理と相入れないんだと。それに加えて、判例やあるいは学説という点から見て、介護保険優先...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。終わります。
05月24日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  昨日の参考人質疑ですけれども、藤岡参考人はこう言っているんですね。基本合意は、政権や政治の変動に左右されず、国政において履行されるべき法的文書、新たな障害者福祉法制の制定は、障害者の基本的人権を保障し、その行使を支援する法律に転換すること...全文を見る
○小池晃君 いや、だから、当時合意したなら約束でしょう。国が、だって、それで取り下げたんですよ、訴訟を。だから国が約束したことでしょう。それはイエスかノーかで、がたがた言わないでもうはっきり認めてくださいよ、これ。だって実際合意だって認めているんだから、約束なんですとはっきり言っ...全文を見る
○小池晃君 要するに、一方の側の思いだけではないでしょう、これは当事者と国の間で合意した中身でしょうと、それを私は約束という言葉で言っているんです。もう、ちょっとさっき合意と言ったからいいと思うんだけど、そういう意味では合意ですよね。お互いの思いで、これは一方の思いだけではないと...全文を見る
○小池晃君 そういうのを約束というんですよ、普通は。素直に認めてほしいんです。  それで、この基本合意文書、骨格提言というのは、ここに含まれた中身は、これは実現すべき課題であるという認識でいいですね。
○小池晃君 いや、内容を踏まえてとかそういう言い方じゃなくて、段階的であったとしても、これは実現をすべき中身であると、この基本合意と骨格提言に盛られた中身は実現すべき課題であると。それは、段階だとか計画だとかあったとしても、実現すべき課題なんだと、そういうことでいいですね。
○小池晃君 だから、その踏まえてやるという言い方がこれはちょっとはっきりしないわけですよ。ここに盛られた中身は実現すべき課題なんですね。だって合意したんだから、そうでしょう。私、むちゃなこと言っていませんよ。普通の日本語の素直な解釈をすればそういうことになるじゃないですか。だから...全文を見る
○小池晃君 認識して制度改正するとか、踏まえて改正するとか、何でそういう回りくどい言い方するんですか。だって、それを認識して目指してそれで改正するんだったら、それを実現を目指すわけでしょう。だから実現目指すんだ、目指しているんだと、目指すべき、これは実現をすべき課題なんだというふ...全文を見る
○小池晃君 正面から認めていただけないんですね。これがやっぱり根本にあるんですよ、擦れ違いの。やはりこの法案の問題点の根本に私はあると思う。ここのところをはっきりさせておかないと、私、どんどんどんどんこのずれが広がっていったら、いずれまた大変なことになると思いますよ。またやっぱり...全文を見る
○小池晃君 私は、基本的人権を守るための制度というのであれば、そして他制度との公平性ということであれば、やはり他制度を障害福祉制度のレベルに近づける努力こそすべきなんですよ。それが日本の社会保障制度を全体として改善し改革していく道だと思うんですよ。それを、他制度をどんどんどんどん...全文を見る
○小池晃君 ちょっと今のでは全く納得できないですね。これ、明確な方向性、全く示されていないと思うんですね。重大な問題です、これ。この重大な問題を私はやはり一片の政令ということでやることは許されないんじゃないかというふうに思う。  大臣、やっぱりこの利用料、自立支援医療等の経過的...全文を見る
○小池晃君 私、国会でと言ったんですけど。
○小池晃君 これは、きちっと議論しなきゃ駄目ですよ、これは。重大な問題だと思います。  その上で、今日も大分話題になっていますが、入院時のヘルパー利用の問題です。  これは、昨日の参考人でこの問題、大問題になっているわけですね。岡部さんもおっしゃっているんですが、こうおっしゃ...全文を見る
○小池晃君 ここ、大事な問題だと思います。  それから、支援区分六に限定している問題、これ大臣もいろんなケースがあり得るんだと、苦痛を受けるようなことがあってはならないというような趣旨のことを先ほど答えられたと思うんですが、やっぱりこれも障害者の立場に立って支援できる仕組みをこ...全文を見る
○小池晃君 聞いたことを答えていないじゃないですか。  だから、それ、やっぱりそういった障害者の立場に立って、大臣、もう大きな政治的な話はいいですよ。岡部さんは、賛成です、法案成立を期待しますとおっしゃりながら、やっぱりいろんな思いを昨日もおっしゃっているんですよ。やっぱり負担...全文を見る
○小池晃君 寄り添う形の運用を見守りたいと思います。  介護保険優先原則について聞きます。  これは、具体的には、これまで厚労省は、個々人の心身状況を考慮して介護サービスを一律に優先しない等々言ってきたわけですね。  ちょっと部長に聞きますが、その個々人の心身状況を考慮して...全文を見る
○小池晃君 では、その責任は市町村に及ぶという理解ですね。
○小池晃君 千葉市の天海正克さんは、これ、介護保険を申請せずに、六十五歳を過ぎて引き続き障害福祉サービスを利用したいと市に相談したと。そうしたら、市は、介護保険と障害福祉サービスの具体的な違いを文書で提出せよと。一割負担が違うんだと言ったら、市は具体性がないといって、機械的に六十...全文を見る
○小池晃君 いや、だから、これ、だって明らかに、九割無料の制度と一割負担の介護保険比べれば介護保険の方が不利益じゃないですか。そっちを優先するような仕組みというのはあるのかと、私、これ事前に厚労省に聞きましたけど、具体的にはお示しいただけませんでした。  大臣、やっぱり利用者に...全文を見る
○小池晃君 だから最初の話に戻っちゃうんですよ。  だって、基本合意は介護保険優先原則を廃止するとなっているんですよ。廃止するという基本合意を踏まえて検討して、何で合理性があるとなるんですか。おかしいじゃないですか。廃止するという基本合意を踏まえて検討した結果が、存続すると。廃...全文を見る
○小池晃君 私は、日本共産党を代表して、障害者総合支援法等の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  法案に反対する第一の理由は、本法案が本来求められている基本合意、骨格提言に基づく改正ではないからです。  本改正案は、附則三条に定められた見直し規定に基づくものとし...全文を見る
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  LD、ADHD、アスペルガー症候群、ディスレクシア等で、発達障害を持つ方が抱えている困難、問題は見逃されやすいと。やはり周囲の理解、適切なサポートが不足しているという現状があると思います。  そういう中でも最初に聞きたいのは、発達障害者...全文を見る
○小池晃君 是非、この法改正をきっかけに更にこれ進めていただきたいと思うんですが、関連して、発達障害者支援法の改正で、発達障害者を支援する地域協議会の設置を新設するというふうにしているわけですね。これも都道府県、指定都市が想定されているわけですが、やはり身近で必要な支援ということ...全文を見る
○小池晃君 就労支援についてもお聞きします。  発達障害児者が地域でより良く生活、暮らしていくためには就労支援は非常に重要です。厚労省としても、特別支援学校などの就職について施策をもって支援を行っているというふうに聞いております。  昨年、我が党の田村智子議員が文教科学委員会...全文を見る
○小池晃君 是非進めていただきたいというふうに思います。  岡山県倉敷市内の障害児者の保護者でつくるNPO法人ペアレント・サポートすてっぷというところがございます。これは発達障害だけではないんですが、保護者が気軽にくつろげる場所をつくって、自らの育児経験を基に悩み事などの相談に...全文を見る
○小池晃君 大臣、聞いていただいたので、保護者支援も国の事業で、場所の提供とかいろいろ具体的な提案もありましたので、是非進めていただきたいというふうに思います。要望にとどめます。  終わります。
05月26日第190回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  まず、磯谷参考人にお伺いしたいと思うんですが、本改正案の一条に子どもの権利条約の精神ということが明記されたことの意義なんですが、これはやはり保護の対象から権利の主体という点では非常に画期的...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございます。  辰田参考人にお伺いしたいと思うんですが、家族統合というのは本当に今大変になってきているんじゃないかなと。特に、阻害しているものは一体何なのかという辺りで、虐待の要因の一つにやっぱり子供の貧困ということが指摘をされていると思うんですね。現場で...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございます。  重ねて、一時保護所の実態なんですけれども、非常に、非行、虐待、混合処遇となっているということで、そこに過密という問題が加わって非常に困難が生じているというふうに聞いているんですが、その点どのようにお考えでしょうか。
○小池晃君 ありがとうございました。  木ノ内参考人にお伺いしたいと思います。  先ほどのお話聞いて、やはり里親などの家族的養護の非常に重要性、意義ということは大変大きいというふうに思いました。これ進めるべきだと思うんですが、当面すぐに施設、置き換えることが現実にはなかなか難...全文を見る
○小池晃君 ありがとうございました。  最後に、もう一回磯谷参考人にお伺いしたいんですが、磯谷参考人の資料の最後のページに陳述では触れない問題点というのがあるんですが、もしよろしければ、簡潔にでも感じておられる問題点をお話し願えますか。
○小池晃君 大変ありがとうございました。終わります。
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  児童虐待の相談件数は依然として増加傾向にあります。子供の命が奪われる重大な事件も後を絶ちません。社会全体で解決しなければならない課題です。そのための体制整備、財政支援が必要であります。本法案は、深刻化する虐待問題に対応するために必要なもの...全文を見る
○小池晃君 閣法では初めてというか、内閣提案ではこれが初め、しかも、あれ内閣府で、厚労省の所管の法案としてはこれが唯一ということで、これは大きな意義があると私は思うんですね。  現行法は、全ての児童はひとしくその生活を保障され、愛護されなければならない、保護すべき対象だった。そ...全文を見る
○小池晃君 何だか久しぶりに大臣の言うことをいいなと思いながら聞くような答弁でありましたけれども。時々そういうことありますけどね。  ちょっと具体的な問題、一時保護所について聞きたいと思うんですが、児童相談所が保護した子供を短期滞在させる、これは厚労省の運営指針でも一時保護の期...全文を見る
○小池晃君 そういう取組は非常に大事だと思うんですね。  それで、一方で、収容力が限界に近づいているんじゃないかという指摘もあります。共同通信の調べでは、東京都と千葉県の約六施設で一三年に定員オーバー、ピーク時には定員の一五〇%まで達したところもあると。定員を超えた場合は、今で...全文を見る
○小池晃君 是非進めていただきたいと思います。  それから、追加でちょっと一問聞きたいんですが、先ほどやり取りあった歯科医療の問題なんですけど、児童福祉法第二十一条十の五では明示されていませんが、歯科医師も含まれるんだという御答弁がされました。  確認しますけれども、この第二...全文を見る
○小池晃君 こういう心配もあるからちゃんと歯科医師と書いておけばいいということだと思いますけど、まあ、それはもうこれ以上言いませんけど。  それから、前回聞けなかった自立支援医療のことを聞きたいんですが、ちょっと時間がないので質問をちょっと飛ばしていきますが、これは二〇一八年三...全文を見る
○小池晃君 しかし、十年たったからといったって、負担は変わらないわけですよ、苦しみは変わらないわけですよ。他制度との公平性と言うけれども、やっぱり特別困難抱えている方たちの軽減措置ですよ。  大体これ幾ら掛かるのか。経過的特例措置の財政負担ってどれだけですか。それから、低所得者...全文を見る
○小池晃君 五十億円あればこの軽減措置は続けられるわけです。それから、おとといも議論になった基本合意でも約束されている住民税非課税世帯の負担無料化も百二十億円あればできるわけですよ。大臣、莫大な財政負担じゃありません、これ。やはり私はこういうことをしっかりやるのが政治の責任だとい...全文を見る
○小池晃君 やっぱり低所得者だけじゃないですよ、これ。やはり中所得者だってこういう心臓病のお子さんを持ったら本当に大変な負担になるわけです。お仕事にも大きな影響が出るし。  だから、私は、単なる低所得者、もちろん低所得者対策は必要だけれども、それだけではなくて、やはり本当に子育...全文を見る
○小池晃君 九名、九名なんですね、これだけ仕事が増えているのに。九つハローワークがあり、一つの出張所があり、労働局は十か所あるわけです。職員は臨時職員含めても三百五十人。大臣、先日現地を視察されて、実際その職員の皆さんは自ら被災をされ、その中で懸命に奮闘している姿を直接御覧になっ...全文を見る
○小池晃君 九人が二十人じゃスズメの涙じゃないですか。もう、一桁増やせというさっき声があったけど、そうですよ、やっぱりね。これ、やっぱり抜本的にやらないと本当に現地大変ですよ。短期間の支援でしょう、これは限定された期間でしょう。やっぱりもっと思い切ってやらなきゃ駄目ですよ、やれる...全文を見る
10月06日第192回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  年金積立金の運用について聞きます。  二年前に安倍政権は、年金の運用比率、いわゆるポートフォリオを変更いたしました。国内債券の比率を六〇%から三五%に下げ、株式の比率を二四%から五〇%に引き上げました。百四十兆円を超える積立金の半分を株...全文を見る
○小池晃君 参議院選挙前にはこの数字を明らかにしなかったんですね。選挙が終わってから十兆円を超える巨額の損失が明らかになったわけであります。  この株式比率の引上げ決定したのは二〇一四年の十月末ですが、実際は半年程度掛けて変えていきましたので、二〇一五年の四月からがほぼ新たな運...全文を見る
○小池晃君 自分たちが政策変更したことで十兆円の欠損をつくりながら何の反省もない、そういうことでいいんですか、これは。  私、今説明あったけれども、これからデフレから脱却する、物価が上昇する局面になる、そうすれば、債券中心の運用だったらマイナスになるから株式中心にするというふう...全文を見る
○小池晃君 不安をあおるじゃなくて……(発言する者あり)
○小池晃君 不安をあおるじゃなくて、この実態を見て国民は不安に思っているから、そしてその不安をつくったのは安倍政権の政策変更だから、だから言っているんじゃないですか。十年前に変えていたらもっともうかっていた、そういう捕らぬタヌキの皮算用みたいなそんな話するんじゃなくて、現実にしっ...全文を見る
○小池晃君 全く答えがないんですね。  私は冷静な議論をしていますよ。安倍政権になってからずっとマイナスだなんて一言も言っていないじゃないですか。安倍政権が政策変更をしてからマイナスの幅が広がったでしょうと、この事実を認めてくださいと言っているのに、この明らかな事実すら認めよう...全文を見る
○小池晃君 あのね、特定の企業に介入しているなんて私一言も言っていないんですよ。要するに、マーケットの今六%と、年金資金だけで六%と言ったわけですよ。それで、日銀も入れたら一割近くが公的マネーになっている、このこと自体が経済の在り方として異常じゃないですかと。  これ、例えば、...全文を見る
○小池晃君 全く答えがないですね。  これが正常だと、これでいいんだと。私、本当にこれどうかしていると思いますよ。社会保障のことを議論すると持続可能性だというようなことを繰り返すくせに、株式運用でこれだけ大穴空けても何ら恥じることがない。これ、積立金運用が想定どおりの結果になら...全文を見る
○小池晃君 財務省の提案どおりですと言ってくれればよかったんですけど。そういうことですよね。  総理は、参議院選挙では社会保障の充実に力を尽くすと繰り返していたのに、今提案されていることは真逆だと私は思うんですね。もちろん、総理は充実策もあると。でも、ごく一部の充実策を殊更強調...全文を見る
○小池晃君 だから、必要な人に本当に必要なものが行っているかなんですよ。  京都ヘルパー連絡会がこの七月、要介護一、二の生活援助自己負担化によってどんな影響を受けるのかのアンケートをやっています。これ事例を紹介しますが、骨・関節疾患、心疾患、糖尿病の八十歳代前半の女性、腰痛がひ...全文を見る
○小池晃君 週一回の生活援助をぎりぎりだと言っているような人に全額自己負担にして必要なサービスが提供できるんですかと聞いているんですよ。どうですか。
○小池晃君 じゃ、その財務省の提案は拒否するんですね。
○小池晃君 もう無責任ですよ。決まってからじゃ遅いから聞いているんじゃないですか。  福祉用具の負担増だって大変な問題ですよ。介護保険で福祉用具のレンタルを受けている人どんどん増えています。車椅子や歩行器など福祉用具のサポートがあるおかげでトイレや入浴ができる。まさに自立を保障...全文を見る
○小池晃君 いやいや、これやられたらば家族や親族に介助を依頼するという、圧倒的に答えているのは、介護離職ゼロと両立するわけないじゃないですか。そのことを聞いているんですよ。
○小池晃君 じゃ、介護用具の自己負担化はやらないんですね、総理は。そういう立場で臨むんですね。
○小池晃君 あのね、福祉用具は無駄なんですか。必死になって自立して暮らそうとしている、それが何で無駄なんですか。とんでもない発言ですよ。こういう考え方でやったらどんどん切り捨てることになるじゃないですか。無駄って言ったじゃないですか。(発言する者あり)無駄を削るって言ったじゃない...全文を見る
○小池晃君 結局、こういう検討をしていると認めているんですよ。  要支援一、二に要介護一、二加えると、これは認定されている人の六五%なんですね。そこのところからサービスをどんどんどんどん制限をする、負担を増やしていく。要介護度が軽い段階で経済的な不安もなく介護を受けられるように...全文を見る
○小池晃君 財務省が大体、これ財務省の資料ですけど、パネルにしたのは、こんな具体的なところまで提案すること自体が私はおかしいと思いますよ。で、結局財務省の言いなりになって、厚労省も最後それで決めるわけじゃないですか、この間の経過を見れば。  この財務省の提案でいくと、ついに三割...全文を見る
○小池晃君 将来にわたり七割維持すると。つまり、三割負担以上には上げないというのは国民への約束ですよね。どうですか。
○小池晃君 答えていない。  三割負担、つまり七割給付、これを守る、将来にわたり守る、これは国民への約束ですよね。
○小池晃君 じゃ、このやり方は法律違反ですね。
○小池晃君 具体的な提案が出ているんじゃないですか。そして、単なる規定じゃないですよ、「将来にわたり」と法律にちゃんと書いてあるんですよ。  私、この二〇〇二年のときに坂口当時大臣と議論もしましたよ。坂口大臣は、三割負担壊したら国民皆保険は崩壊すると言ったんですよ。これは国民に...全文を見る
○小池晃君 じゃ、この提案はできないということですね。撤回してください。財務大臣、撤回してください。
○小池晃君 法律でできないと言ったんだから、こんな提案は撤回してください、財務大臣と言っているんです。
○小池晃君 財政守るためには法律破っていいと言うんですか。おかしいじゃないですか。法治国家でしょうが。将来にわたり約束したことを壊していいんですか。こんな無責任な提案は許されない。  しかも、高額療養費制度の見直しも出ているわけですよ。これ、七十歳以上の方が外来受診したときの上...全文を見る
○小池晃君 こういう引上げは私は許されないと思いますよ。撤回すべきです、こんな提案。  しかも、今話あったけれども、私、メス入れるべきところはこういう高過ぎる薬の問題だと思うんですよ、患者さんに負担を押し付けるということではなくて。  最近話題になっている抗がん剤オプジーボ、...全文を見る
○小池晃君 人の命は地球よりも重いわけで、私は、命を助けるためにはどんな高額であっても必要な治療はあると思います。しかし、医療保険制度で使用する薬の価格が妥当であるかどうかというのはやっぱりきちんと検証されるべきだと。  これ、昨日の中医協で最大二五%引き下げるという方向が示さ...全文を見る
○小池晃君 昨日は分からないと言ったんですけど、慌てて調べたんですかね。  これ、全国保険医団体連合会が事前に調査したものですが、英国を一〇〇とすると米国は一九八、日本は四八六。日本の価格はイギリスの五倍、アメリカの二・五倍。しかも、アメリカはこれ希望小売価格なので実際はもっと...全文を見る
○小池晃君 製造原価だって研究開発費だってブラックボックスなんですよ。メーカーの言い値なんですよ。しかも、その上六〇%の営業利益率の加算までやっているわけですね。大盤振る舞いなんですね。しかも、前提となる市場規模を過小に見積もれば、これ高い薬価が設定できる。  薬価算定のときの...全文を見る
○小池晃君 四百七十人に使用するということで一瓶七十二万円の薬価を設定したんだけれども、その後、一万五千人対象に拡大した。薬価引き下げたんでしょうね。
○小池晃君 薬価改定の前に市場規模が拡大することが分かっていたのに何も手を着けなかったんですよ。メーカーの思うつぼなんですね、これ。  この算定を行っている薬価算定会議、どんな議論をしたんですか。
○小池晃君 いろいろ言ったけど、薬価算定組織の議事録ありますか。
○小池晃君 議事概要はありますが、一枚だけですよ、これ、五時間半会議やって。薬価の結果書いてあるだけですよ。これで十分な公開だと言えるんですか。
○小池晃君 かつて、一九九七年の国会でこんなやり取りがありました。衆議院の予算委員会で我が党の志位和夫議員が余りにも高い新薬の価格問題を取り上げました。志位議員はこう指摘しています。新薬の承認審査と薬価決定のプロセスに関する情報を、個人のプライバシーあるいは特許に関するものを除い...全文を見る
○小池晃君 総理、総理。これ、もう駄目です。
○小池晃君 聞いたことと関係ないことを延々としゃべっているだけじゃないですか。  あのね、このときの、九七年の小泉純一郎さんの透明化を図る、橋本龍太郎総理は積極的な答えを答弁したと。そのとおりの方向、今の議事録のないやり方が適当だという塩崎大臣の答弁と全然違うじゃないですか。総...全文を見る
○小池晃君 議事録も取らない、後で検証もできない、こういうやり方でいいとおっしゃるんですね。
○小池晃君 ゼロ回答だよね。  だって、言ったじゃない、個人のプライバシーあるいは特許に関するものを除いてと言っているんですよ。だから、そういったことは除いて、議事録すら残さないということは、後世何の検証もできない。だから、このオプジーボが何でこういう価格になったのか、全くない...全文を見る
○小池晃君 五時間半も会議やっていて議事録一枚もなくて紙一枚結論だけで、これで情報公開。笑わせるんじゃないよという話じゃないですか。こんなの、世界から見たって異常ですよ。国民に対しては、患者の負担に対してはあれだけ厳しく切り込むくせに、製薬メーカーのことを遠慮ばっかりして、そこの...全文を見る
○小池晃君 労働者の立場に立った、働く人の立場に立った検討をするんでしょう。労使と言いながら労働組合一人ってバランス悪過ぎませんかと言っているんです。
○小池晃君 どう見たって、あれ、バランス悪いですよ。見方の問題じゃないですよ。誰が見たって悪いですよ。  しかも、経営者が何を期待しているか。これ、日経産業新聞の全国主要産業社長百人アンケート、働き方改革に期待する一位は裁量労働制の拡大、二番はテレワーク、三番は脱時間給制度、い...全文を見る
○小池晃君 済みません。  残業時間の上限設定、同一労働同一賃金、それをやりたいんだったらば何で、だから経営者はそれを求めていないじゃないですか、これ一目瞭然で。だったらば、残業時間の上限設定、同一労働同一賃金やりたいというふうに議論するんだったらば、もっと労働側の代表を入れて...全文を見る
○小池晃君 さっきも誰かがおっしゃったけど、だったら日本経団連の会長と連合の会長の一人一人でやればいいんで、これ多勢に無勢じゃないですか、幾ら発信力があったって。これではまともな議論にならないと、どう考えても説得力ない話だったと思います。  裁量労働制度の拡大は、これ見ても分か...全文を見る
○小池晃君 実態を全く分かっていないと思います。  労働時間、仕事の進め方は裁量に任されると、そんなふうになっていないんですよ。厚労省の調査だって、裁量労働制で働く労働者の半分近くが労働時間管理や目標の設定について裁量が与えられていないと、これが実態ですよ。幾ら指針だ指針だとい...全文を見る
○小池晃君 議論を一方でやっているわけでしょう。だから、これは、今の労基法に賛成でも反対であっても、やっぱり働き方について議論を一方でしようとしているときに国会で法案通してしまうというのは、これは矛盾しているじゃないですか。だから私は、いい、厚労大臣にはもう答弁求めないけど、総理...全文を見る
○小池晃君 残業代ゼロ法案はきっぱり撤回すべきだということを申し上げておきます。  最後に、政治資金の問題を聞きます。  総務省に、二〇〇七年十二月に政治資金規正法が改定されました。改定の中心点を説明してください。
○小池晃君 改正の趣旨を説明してください。
○小池晃君 政治資金規正法第十一条で領収書の要件はどうなっていますか。
○小池晃君 領収書には金額が記載されていなければいけないというのは余りにも当然のことですね。だから、法律にもちゃんとそう規定しているわけです。  しかし、自民党の中では、政治資金パーティーなどで金額が白紙の領収書が横行しているようであります。  これは、稲田防衛大臣の政治資金...全文を見る
○小池晃君 あのね、架空の支払でないことを証明するために領収書ってあるんですよ。それ、金額を勝手に書いていたら、これは領収書にならないじゃないですか。みんながやっているからいいんでしょうって、そんな子供の言い訳みたいなことをしないでくださいよ。  これは領収書の要件満たしていな...全文を見る
○小池晃君 だって、今、稲田さん、さっき説明したときに、一々封筒を開けている時間がないからこうしているんだと。じゃ、二万円かどうか分からないじゃないですか。そんなの稲田さんが書いているだけということになります。全く、だから、これは領収書の要件を呈していないじゃないですか。
○小池晃君 だって、政治資金規正法の第十一条には金額が書いてなきゃいけないと書いてあるんだから、これはどう考えたって政治資金規正法の要件を満たしてないじゃないですか。委託があったら金額は後で書いていいなんて言ったら、もう今聞いている中小企業の社長さんたち、みんなびっくりですよ。そ...全文を見る
○小池晃君 これからはやらないということは、まずいということを認めていることになるじゃないですか。やっぱり語るに落ちたという感じがしますよ。  しかも、これ、稲田大臣だけじゃないわけですね。菅官房長官、菅さんの政治資金団体の収支報告書に添付されていた領収書のうち、安倍内閣の閣僚...全文を見る
○小池晃君 驚くべき答弁だと私は思いますよ。宛名は政治資金規正法では義務ではないんです。だから、そこは確かに大変なのかもしれませんよ。金額の白紙のものというのは領収書とは言わないんです、世間では。しかも、数百人が来るから大変だと言うけれども、大臣じゃないですか。翌日、閣議で配れば...全文を見る
○小池晃君 面識あったらお金後で書いてもいいというのが成り立つんだったら、中小企業の社長さん、みんな面識ありますよ、取引先と。こんなでたらめな話あるかって。国税庁だってこんなの認められないですよ、こんな領収書は。  こういう、だから結局、これだったら本当にその金額を払ったのかと...全文を見る
○小池晃君 だから、全く証明できないって今の話で分かるじゃないですか。私が言っている、信頼している、相手を知っている、だから信じてください、こういうのは信頼できないですよ、証明になってないですよ。領収書じゃないですよ、こんなものは。  総務大臣、どうするんですか、これ。閣僚の事...全文を見る
○小池晃君 総務省の政治資金課が発行している国会議員関係政治団体の収支報告の手引の中には後から追記しちゃいけないって書いてあるじゃないですか。それを所管大臣が公然とそんなことやらなくていいんですと。とんでもない話だと。こんなんだったら政治資金規正法なんて抜け穴だらけということにな...全文を見る
○小池晃君 パーティー券も含めて企業・団体献金は禁止しなければいけない、このことを改めて申し上げて、質問を終わります。