上杉光弘

うえすぎみつひろ



当選回数回

上杉光弘の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月22日第112回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○上杉光弘君 私は、大臣の所信表明に関する基本的な問題について若干の質問をいたしたいと思います。  まず、農産物の自由化問題についてでございますが、これは当面の問題として当然政府としてお取り組みになっておるわけでありますが、政府は去る二月のガット理事会の勧告を受けて、いわゆる八...全文を見る
○上杉光弘君 ありがとうございました。当面する問題でありますから、成案を得られるよう精力的にお願いをいたしたいと思います。  次に、牛肉、かんきつの問題でありますが、最近の新聞、テレビ報道によれば、近々大臣も訪米される、このようなことでありますが、この三月末で日米の協定が期限切...全文を見る
○上杉光弘君 できるだけ早くということでございますが、とにかく日本の農業の実情に精通された大臣でありますから、私どもは大いなる期待を持っておりますが、よろしく頑張っていただきたいと思います。  さらに、牛肉問題に関連してでありますが、さきに申し上げました自由化、いわゆる八品目の...全文を見る
○上杉光弘君 検討に余り手間取って大変だということにならないように、さらにまた、先ほども言いましたが、牛肉を守ってみてもしり抜けになるような実態にならないようにお願いをいたしたいと思います。  それから最後に、米問題でありますが、米は自由化しないと大臣もはっきり言っておられます...全文を見る
○上杉光弘君 米の自由化問題につきましては、総理府の調査にもございましたように、国民の基本食糧については七〇%以上の国民が自由化反対の意向を表明しておるわけでございまして、大臣のその基本的な姿勢と考え方で頑張っていただきたいと思うのでございます。  それから、この際に関連の問題...全文を見る
○上杉光弘君 最近の農業バッシングの実態を見てみますと、国際間の農産物の生産者価格が高いがために、その要因は国民の感情としてもそこへ行っておる、認識としてもそこへ行っておる。しかし、我々が考えると決してそうではなくて、生産者価格の倍か三倍で消費者に渡る流通機構の複雑さ、問題点、こ...全文を見る
○上杉光弘君 さらにお尋ねをいたしますが、そのような前提、認識に立った上でお答えをいただきたいと思います。  さすれば、農村や農業が持つ多面的な機能、役割、これについての国民経済等を預かられる経済企画庁とされましては、定性的な国民の評価から定量的に評価する方向づけは農水省がすべ...全文を見る
○上杉光弘君 私は、ただいま答弁をお聞きして、極めて重大なる御答弁をいただき、今後の方向に対する期待感を深くいたしたところでありますが、経済企画庁としても農林業の振興ということは、私なりに考えまするに、これは国土保全ということにつながるわけでありますから、これ以上農林業の振興とい...全文を見る
○上杉光弘君 私はそんな答弁があるんじゃないかと思ったんですよ。全然産業と結びつかない。  農業を取り巻く環境というのは、自然環境、それから経済的な環境、外交があるかもしれない。もっと大切なベースになるものは国民の理解や認識や評価なのであります。文部省が進めているようなもので農...全文を見る
○上杉光弘君 もう時間がなくなりましたから、最後に農水省に戻りたいと思います。  農業バッシングで農業予算、特に価格政策を削る、あるいは構造政策が思うように進まないという、我が国の農政というものは財政当局の首を縦に振った状態でなければ政策を打ち出そうにも打ち出せない。政策選択の...全文を見る
○上杉光弘君 時間が来ましたからこれで終わりたいと思いますが、農林業の政策を強力に推進していくためには、何としても国民の理解と合意というものが得られなければならない。そのような考え方に立てば、国民に理解させる手だてとしては、農村が持つ、農業が持つ多面的な機能、役割というものを定量...全文を見る
12月06日第113回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○上杉光弘君 私は、自由民主党を代表いたしまして、参考人の方にお尋ねをいたします。  本日は、お忙しいところ、貴重な御意見をお聞かせいただきましてまことにありがとうございます。  牛肉の輸入枠の撤廃が我が国の肉用牛生産に及ぼす影響については、これは重大なものであるとの認識をい...全文を見る
○上杉光弘君 ありがとうございました。それぞれ貴重な御意見をさらにお聞かせいただいたわけですが、佐々木参考人にいま一度お伺いいたします。  肉用牛生産農家のみならず、畜産農家は大変な負債を抱えておるわけでございまして、特に肉用牛の場合には、これが大型化して固定化しておるという傾...全文を見る
○上杉光弘君 もう一点お伺いをいたしますが、岩手県では山間地域において地域特性に適した牛として日本短角種が飼養され、山村振興という観点からも大きな役割を果たしておると聞いております。この牛は生産コストも安く、また近年では産直等の努力によりまして消費者の評価も大変上がっておると、こ...全文を見る
○上杉光弘君 時間があと十分足らずしかありませんので、できるだけ短く御答弁いただきたいと思いますが、高橋参考人にお伺いいたします。  北海道の肉用牛生産、乳用種が中心であるわけでございますが、現行制度の加入率が低いのは実情に合わない保証価格のためだという、先ほど説明がございまし...全文を見る
○上杉光弘君 最後に、それぞれ皆さんが御説明いただきました中で、保証基準価格は現行以上でという御意見がございました。ただ、島津参考人が、我が国が国際化の競争に勝つためには今の子牛の価格は高過ぎるというお話がございました。供給と需要の問題は裏腹の問題がございまして、素牛が確保できな...全文を見る
○上杉光弘君 ありがとうございました。  最後に、島津参考人にもう一点お伺いして終わりたいと思いますが、牛肉の輸入量の増加は、先ほど五〇%以上はないようにというお話がありましたが、我が国の肉用牛生産のみならず、流通、消費にも大きな影響を与えるのではないか、こう思うわけでございま...全文を見る
○上杉光弘君 時間が来ましたからこれで終わりますが、先ほど土岩参考人からございましたように、過疎地、山間部の国土保全のために畜産振興は必要である、特に谷合いの田畑を守るために、日本の農業のみならず山間部の土地が荒れておることは事実でございまして、そのことが勢い治山治水事業に大きな...全文を見る